暮らしのパソコンいろは

9

Ⅳ．文書の作成

1. 作成する文章の確認

次の文書を作成しましょう。

2. 文章を作成する

【新規作成】

新しい文書を作成しましょう。

① （新規作成）をクリックします。

新しい文書が開かれます。

※表示モードが印刷レイアウトになって

いることを確認します。

オートフォーマット

頭語と結語

あいさつ文

ウィザード

クリックアンド

タイプ

中央揃え

フォントサイズ

フォント

太字・斜体・下線

右揃え

インデント

移動

挿入

右揃え

オートフォーマット

「記」と「以上」

暮らしのパソコンいろは

10

【ページ設定】

用紙サイズや印刷の向き、余白、1 行の文字数、1 ページの行数など、文書の書式を設定するには「ペー

ジ設定」を使います。ページ設定は文字の入力後や編集後などいつでも行えます。

文書の行数を「30 行」、用紙サイズを「A4」に設定し、余白も確認しましょう。

【編集記号の表示】

「編集記号」とは、段落記号や空白など、印刷されない記号のことです。文書を入力、編集するときに表

示しておくと、改行された位置やスペースなどを入力した位置がひと目で確認できます。

編集記号を表示しましょう。

《ページ設定》ダイアログボックスが表示さ

れます。

③《文字数と行数》タブを選択します。

④《行数だけを指定する》をクリックします。

⑤《行数》を「30」に設定します。

⑥《余白》タブを選択します。

⑦《余白》を確認します。

⑧《印刷の向き》が《縦》になっていること

を確認します。

⑨《用紙》タブを選択します。

⑩《用紙サイズ》が A4 になっていることを

確認します。

⑪《OK》をクリックします。

行数が 30 行に設定されます。

タブ

①《ファイル》をクリックします。

②《ページ設定》をクリックします

暮らしのパソコンいろは

11

【文章の入力】

発信日付からタイトルまでを入力しましょう。

日付の入力

発信日時を入力しましょう。（1 行目）

文章の入力

タイトルまでの文章を入力しましょう。（2～7 行目）

① （編集記号の表示／非表示）をクリッ

クします。

①《挿入》をクリックします。

②《日時と時刻》をクリックします。

①2～7 行目に、次の文章を入力しましょう。

２ ご利用者各位

３ 市民交流センター

４ 所長 水島 雅史

５

６ Word2007 講習会のご案内

７

※□は空白を表します。

《日付と時刻》ダイアログボックスが表示

されます。

③《カレンダーの種類》の をクリック

し、一覧から《和暦》を選択します。

④《表示形式》の一覧から《平成 21 年 6

月 22 日》の形式を選択します。

※本日の日付が表示されます。

⑤《OK》をクリックします。

日付が入力されます。

⑥Enter を押します。

改行されます。

暮らしのパソコンいろは

12

【オートフォーマット】

「拝啓」や「謹啓」などの頭語を入力して改行すると、対応する結語が自動的に右揃えで入力されます。

このような機能を「オートフォーマット」といいます。

頭語と結語の入力

あいさつ文の入力

《あいさつ文》ツールバーを使って、あいさつ文を入力できます。

「拝啓」の続きに季節に適したあいさつ文を入力しましょう。

①8 行目に「拝啓」と入力します。

②Enter を押して改行します。

10 行目に「敬具」が右揃えで自動的に入力

され、《あいさつ文》ツールバーが表示さ

れます。

①「拝啓」の後ろにカーソルを移動します。

②スペースを押して、空白を入力します。

③《あいさつ文》ツールバーの

あいさつ文の挿入をクリックします。

《あいさつ文》ダイアログボックスが表示さ

れます。

④《月のあいさつ》の をクリックし、一

覧から 6 を選択します。

⑤一覧から《梅雨の候》を選択します。

⑥《安否のあいさつ》の一覧から《ますます

御健勝のこととお慶び申し上げます。》を

選択します。

⑦《感謝のあいさつ》の一覧から《平素は格

別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上

げます。》を選択します。

⑧《OK》をクリックします。

暮らしのパソコンいろは

13

クリックアンドタイプ

文書内の空いている場所をダブルクリックするだけで、その位置から文字を入力できます。これを「クリック

アンドタイプ」といいます。

1 文字分の字下げを設定して、あいさつ文に続く文章を入力しましょう。

「記」と「以上」の入力

「記」と入力すると、自動的に「記」が中央揃えされ、「以上」が右揃えで入力されます。

記書き文と担当者名を入力しましょう。

【範囲の選択】

範囲の選択には、「文字」「行」「段落」など様々な単位があります。

Point 「段落」とは、段落記号の次の行から次の段落記号までの範囲のことです。

６行目のタイトル「Word2007 講習会」を選択してみましょう。

①15 行目にカーソルを移動します。

②「記」と入力します。

③Enter を押します。

「記」が自動的に中央揃えされ、17 行目に

「以上」が右揃えで入力されます。

④16～19 行目に次の文章を入力します。

⑤21 行目に「担当：企画係□永田」と入力

します。

16 日時□□□平成 21 年 7 月 11 日（土）□午後 1 時～午後 3 時

17 会場□□□研修室

18 講師□□□パソコン学習ボランティア

19 申し込み□7 月 4 日（土）まで

⑥12～13 行目に次の文章を入力しましょう。

つきましては、下記のとおり開催いたしますの

で、ご参加いただきたくご案内申し上げます。

①10 行目にカーソルを移動します。

②改行記号の右側をポイントします。

マウスポインタの形が に変わります。

③ダブルクリックします。

1 文字分の字下げが設定されます。

④10～11 行目に次の文章を入力します。

さて、「Word2007 講習会」をこのたび開催す

ることになりました。Word2007 の基本的な操作

を、簡単な文書作成をしながら学習していただく

Word の講座です。

⑤Enter を押します。

新しい段落に字下げが自動的に設定されます。

暮らしのパソコンいろは

14

文字単位の範囲選択

先頭の文字をポイントし、マウスポインタの形が I に変わったら、最後の文字までドラッグします。

文字が反転表示されます。

※任意の場所をクリックして、選択を解除しておきましょう。

行単位の範囲選択

行の左端にある選択領域をポイントし、マウスポインタの形が に変わったらクリックします。

文字が反転表示されます。

※任意の場所をクリックして、選択を解除しておきましょう。

3. 文章を編集する

【削除】

文字を削除するには、Delete を押します。

【挿入】

挿入する位置にカーソルを移動し、文字を入力します。

【コピー】

すでに入力されている文字や文章を別の場所に利用できます。

①11 行目の「Word の」を選択します。

②Delete を押します。

文字が削除され、後ろの字が字詰めされ

ます。

Point 操作の取り消し

間違って文字を削除した場合など、直前

の操作を取り消すことができます。

◆ボタン： （元に戻す）

「元に戻す」ボタン

ン

①12 行 24 桁目（「ご参加いただきたく」

の前）にカーソルを移動します。

②「皆様に」と入力します。

文字が挿入され、後ろに字送りされます。

Point 字詰め・字送りの範囲

段落記号までの範囲で字詰め、字送りされ

ます。

暮らしのパソコンいろは

15

【移動】

文字を移動します。

4. 文字の配置を揃える 【右揃え】

文字を右端に配置します。段落単位で設定されます。

「平成 21 年 6 月 22 日」(1 行目)と「市民交流センター」「所長 水島 雅史」（3～4 行目）, 「担当：企画係

□永田」（21 行目）を右揃えにしましょう。

①10 行目の「このたび」を選択します。

② （切り取り）をクリックします。

③10 行目 4 桁目（「さて、」の後ろ）にカ

ーソルを移動します。

④ （貼り付け）をクリックします。

文字が移動し、後ろの文字が字送りされま

す。

①3 行目の「市民文化センター」を選択しま

す。

※段落記号は選択しないように注意しまし

ょう。

② （コピー）をクリックします。

③17 行 6 桁目「研修室」の前にカーソルを

移動します。

④ （貼り付け）をクリックします。

コピーした文字が挿入され、後ろに字送り

されます。

暮らしのパソコンいろは

16

【中央揃え】

文字を中央に配置します。段落単位で設定されます。

タイトルを中央揃えにしましょう。

【インデント】

文章の行頭や行末の位置を変更します。水平ルーラーの「左インデント」をドラッグすると行頭の位置を、「右

インデント」をドラッグすると行末の位置を設定できます。段落単位で設定できます。

インデントマーカーを使って、記書き文の左のインデント幅を約「6 字」に設定しましょう。

①6 行目にカーソルを移動します。

※6 行目であればどこでもかまいません。

② （中央揃え）をクリックします。

文字が中央揃えされます。

Point 段落単位で設定

右揃えや中央揃えは段落単位で設定される

ので、段落内にカーソルを移動するだけで実

行できます。

①1 行目にカーソルを移動します。

※1 行目であればどこでもかまいません。

② （右揃え）をクリックします。

文字が右揃えされます。

③3 行目の左端（選択領域）をポイントし

ます。

マウスポインタの形が に変わります。

④4 行目までドラッグします。

3～4 行目が選択されます。

⑤ （右揃え）をクリックします。

文字が右揃えされます。

⑥同様に、21 行目を右揃えにします。

暮らしのパソコンいろは

17

5. 文字を修飾する

【フォントサイズ】

文字の大きさのことを「フォントサイズ」といい、「ポイント（pt）」という単位で表します。

タイトルのフォントサイズを「16」に変更しましょう。

【フォント】

文字の書体のことをいいます。

タイトルのフォントを「MS ゴシック」に変更しましょう。

①16～19 行目を行単位で選択します。

②水平ルーラーの （左インデント）をポ

イントします。

③《左インデント》と表示されることを確

認します。

④約 6 字の位置まで （左インデント）を

ドラッグします。

ドラッグ中、インデント幅が点線で表示さ

れます。

左インデント幅が変更されます。

①6 行目のタイトルを選択します。

② （フォントサイズ）の をクリ

ックし、一覧から《16》を選択します。

文字が 16 ポイントになります。

※水平ルーラーの表示

メニューの「表示」→「ルーラー」

暮らしのパソコンいろは

18

【太字・斜体・下線】

タイトルを太字・斜体にし、二重線を付けて強調しましょう。

6. 文書を印刷する

「印刷プレビュー」を使うと、文書の印刷イメージを画面上で確認できます。

①6 行目のタイトルを選択します。

②MS 明朝 （フォント）の を

クリックし、一覧から《MS ゴシック》

を選択します。

文字が MS ゴシックになります。

① （印刷プレビュー）をクリック

します。

①6 行目のタイトルを選択します。

② （太字）をクリックします。

文字が太字になります。

③ （斜体）をクリックします。

文字が斜体になります。

④ （下線）の をクリックし、

一覧から二重線を選択します。

暮らしのパソコンいろは

19

印刷プレビューが表示されます。

マウスポインタの形が虫眼鏡に変わりま

す。

拡大したいところをクリックすると、拡大

されます。もう 1 度クリックすると、元の

表示に戻ります。

② （印刷）をクリックします。

印刷が開始されます。

③閉じる（プレビューを閉じる）をクリッ

クして、文書ウィンドウに戻します。

※次の操作のために、文書に「資料Ⅳ文書

の作成完成」と名前をつけて保存しておき

ましょう。