Systemwalker Service Quality...

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J2X1-6870-02Z0(01) 20108Windows/Solaris/Linux Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書

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J2X1-6870-02Z0(01)2010年8月

Windows/Solaris/Linux

Systemwalker Service Quality Coordinator

導入手引書

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まえがき

■本書の目的

本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

示までの手順を説明しています。

■本書の読者

本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorを導入される方、およびSystemwalker Operation Managerの運用設

計をされる方を対象としています。

また、本書を読む場合、OSやGUIの一般的な操作、およびTCP/IPやSMTPなどの一般的な知識をご理解の上でお読み

ください。

■本製品のマニュアル体系

Systemwalker Service Quality Coordinator のマニュアル構成は以下です。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 解説書

機能の概要について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書

インストール、セットアップについて説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書

機能の使用方法について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(コンソール編)

機能の使用方法のうち、画面の使用に関する説明をしています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(ダッシュボード編)

ダッシュボード機能の使用方法を説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator リファレンスマニュアル

コマンド、データフォーマット、メッセージ等について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator トラブルシューティングガイド

トラブルの対処方法について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Web利用状況管理編

本製品の提供する機能のうち、Web 利用状況分析機能、Web コンテンツの改ざん監視機能について説明していま

す。

■本書の構成

本書は、以下の構成になっています。

・ 第1章 導入設計

Systemwalker Service Quality Coordinatorを導入し、運用するための設計時の注意等について説明します。

- i -

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・ 第2章 インストール条件と資源見積もり

Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストールに必要なハードウェア環境と、性能データベース容量の見

積もりについて説明しています。

・ 第3章 インストールとセットアップ

Systemwalker Service Quality Coordinatorの各種導入手順を説明しています。

・ 第4章 Pull型通信設定

Systemwalker Service Quality CoordinatorのPull運用での各種導入手順を説明しています。

・ 第5章 通信環境のセットアップ

通信環境のセットアップ手順を説明しています。

・ 第6章 導入環境の変更

現在導入している環境から、他の環境へ移行する場合の手順を説明しています。

・ 第7章 アップグレードインストール

Systemwalker Service Quality Coordinatorの旧バージョンから新バージョンに、アップグレードを行う場合の手順を説

明しています。

・ 第8章 混在運用設定

Systemwalker Service Quality Coordinatorの各バージョンとの混在運用について説明しています。

・ 第9章 アンインストール

アンインストール手順を説明しています。

・ 付録A セットアップコマンド、常駐プロセス一覧

セットアップ時に使用するポリシーコマンドと、起動するプロセスの説明を記載しています。

■本書の位置づけ

本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの共通マニュアルです。本書は、以下の製品に対応しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Windows版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Windows版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Windows for Itanium版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Windows for Itanium版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Linux版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Linux版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Linux for Itanium版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Linux for Itanium版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Solaris(TM) オペレーティングシステム版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Solaris(TM) オペレーティングシステム版

■略語表記について

・ Microsoft(R) Windows NT(R) Server network operating system Version 4.0およびMicrosoft(R) Windows NT(R)Workstation operating system Version 4.0を"Windows NT(R)"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operatingsystemおよびMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating systemを"Windows(R) 2000"と表記します。

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・ Microsoft(R) Windows(R) 98 operating systemを"Windows(R) 98"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) XP Professionalを"Windows(R) XP"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Standard Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Web Editionを、 "Windows(R) 2003" と表記します。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise、Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standardを、 "Windows(R)2008" と表記します。

・ Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate、Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium、Microsoft(R) WindowsVista(R) Home Basic、Microsoft(R) Windows Vista(R) Business、Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterpriseを"Windows Vista(R)"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate、Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional、Microsoft(R) Windows(R) 7 HomePremium、Microsoft(R) Windows(R) 7 Home Basicを"Windows(R) 7"と表記します。

・ Microsoft(R) SQL Server(TM) を、"SQL Server"と表記します。

・ Microsoft(R) Cluster Serverを"MSCS"と表記します。

・ Solaris(TM) オペレーティングシステムを"Solaris"と表記します。

・ Systemwalker Centric Managerを"Centric Manager"と表記します。

・ Symfoware Serverを"Symfoware"と表記します。

・ Interstage Application Serverを"Interstage"と表記します。

・ Oracle Databaseを"Oracle"と表記します。

・ Systemwalker Resource Coordinatorを"Resource Coordinator"と表記します。

・ Windows上、およびItaniumに対応したWindows上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorを"Windows版"と表記します。

・ Itaniumに対応したWindows上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorの固有記事を"Windows forItanium版"と表記します。

・ Solarisで動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorを"Solaris版"と表記します。

・ Linux上、Itaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorを"Linux版"と表記しま

す。

・ Itaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorの固有記事を"Linux for Itanium版"と表記します。

・ Solaris版、Linux版およびLinux for Itanium版のSystemwalker Service Quality Coordinatorを包括して、“UNIX版”と

表記します。

・ Agent for Server/Agent for Businessの共通記事を"Agent"と表記します。

■本書の表記について

・ エディションによる固有記事について

本書では、標準仕様である「Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition」の記事と区別するため、エ

ディションによる固有記事に対して以下の記号をタイトル、または本文につけています。

Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition固有の記事です。

Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition固有の記事です。

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・ Windows版とUNIX版の固有記事について

本書は、Windows版、UNIX版共通に記事を掲載しています。Windows版のみの記事、UNIX版のみの記事は、以

下のように記号をつけて共通の記事と区別しています。

【Windows版】

Windows版固有の記事です。

【UNIX版】

UNIX版固有の記事です。

本文中でSolaris/Linux/AIX/HP-UXの記載が分かれる場合は、「【Solaris版】」、「【Linux版】」、「【AIX版】」、「【HP-UX版】」のように場合分けして説明しています。

■記号について

コマンドで使用している記号について以下に説明します。

【記述例】

[PARA={a |b |c |… }]

【記号の意味】

記号 意味

[] この記号で囲まれた項目を省略できることを示します。

{} この記号で囲まれた項目の中から、どれか1つを選択することを示します。

__ 省略可能記号“[ ]”内の項目をすべて省略したときの省略値が、下線で示された項目

であることを示します。

| この記号を区切りとして並べられた項目の中から、どれか1つを選択することを示しま

す。

… この記号の直前の項目を繰り返して指定できることを示します。

■商標について

・ MS-DOS、Microsoft、Windows、Windowsロゴ、Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の

国における商標または登録商標です。

・ Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、Java(TM) およびすべてのJava(TM)に関連する商標およびロゴは、米国およびそ

の他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用してい

ます。

・ UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

・ Solaris(TM) オペレーティングシステムおよびすべてのSolaris(TM) オペレーティングシステムに関連する商標およ

びロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセ

ンスを受けて使用しています。

・ Oracleは、米国Oracle Corporationの登録商標です。

・ Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

・ Red Hat、RPM、および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、米国およびその他の国における Red Hat, Inc.の商標または登録商標です。

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・ Intel、Pentium、およびItaniumは、Intel Corporationの登録商標です。

・ Systemwalkerは、富士通株式会社の登録商標です。

・ Interstageは、富士通株式会社の登録商標です。

・ Symfowareは、富士通株式会社の登録商標です。

・ その他、本書に記載の会社名および製品名などは、該当する各社の商標または登録商標です。

■謝辞

This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit. (http://www.openssl.org/)

2010年2月

■お願い

・ 本書を無断で他に転載しないようお願いします。

・ 本書は予告なしに変更されることがあります。

■変更履歴

追加・変更内容 変更箇所 マニュアルコード

SELinux機能が有効に設定されている場合の注意事項を修正しまし

た。

1.3 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

SELinux機能が有効に設定されている場合の注意事項を修正しまし

た。

2.1.2.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

SELinux機能が有効に設定されている場合の注意事項を修正しまし

た。

2.2.2.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

動作OSの注意事項を追加しました。 2.3.2.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

SELinux機能が有効に設定されている場合の注意事項を修正しまし

た。

2.4.2.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

実行に必要な権限から、UNIX版の記事を削除しました。 3.1.4 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

インストールディレクトリの選択に注意事項を追加しました。 3.1.4 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

インストールレス型Agent機能を使用した場合の注意事項を修正しま

した。

3.5 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

ポイントの、Push通信かPull通信の選択についての記事を修正しまし

た。

第4章 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

記述形式のポイントの記事を追加しました。 4.4.2 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

注意事項を追加しました。 5.3 J2X1-6870-02Z0(01)

- v -

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追加・変更内容 変更箇所 マニュアルコード

J2X1-6870-02Z2(01)

ポイントに複数のManagerを運用している場合の記事を追加しました。 6.4.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

手順に、サーバ内リソース情報収集ポリシー作成の記事を追加しまし

た。

6.4.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

手順の記事を修正しました。 7.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

手順の記事を修正しました。 7.2 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

製品一覧のポイントの記事を修正しました。 8.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

実行に必要な権限の注意事項を修正しました。 9.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

アンインストール(Windows版)の手順5、手順6を追加しました。 9.1 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

thttpdサービス/デーモンの自動起動設定の説明を修正しました。 A.9 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

Server Core環境の場合であることの説明を追加しました。 A.10 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

Server Core環境の場合であることの説明を追加しました。 A.11 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

コマンド格納場所を修正しました。 A.11 J2X1-6870-02Z0(01)

J2X1-6870-02Z2(01)

Copyright FUJITSU LIMITED 2003-2010

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目 次

第1章 導入設計.........................................................................................................................................................................11.1 インストール種別の決定......................................................................................................................................................................11.2 導入作業に必要な情報の収集..........................................................................................................................................................2

1.2.1 Managerをインストールする場合..................................................................................................................................................21.2.2 Agent/Proxy Managerをインストールする場合............................................................................................................................31.2.3 運用管理クライアントをインストールする場合.............................................................................................................................41.2.4 Enterprise Managerをインストールする場合................................................................................................................................4

1.3 OSごとの運用の注意事項..................................................................................................................................................................51.4 留意事項.............................................................................................................................................................................................6

第2章 インストール条件と資源見積もり.......................................................................................................................................82.1 Manager...............................................................................................................................................................................................8

2.1.1 ハードウェア..................................................................................................................................................................................82.1.1.1 動作ハードウェア...................................................................................................................................................................82.1.1.2 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について..............................................................................112.1.1.3 ログデータ(Troubleshoot)容量の見積もり方法について...................................................................................................17

2.1.2 ソフトウェア..................................................................................................................................................................................182.1.2.1 動作OS................................................................................................................................................................................182.1.2.2 排他製品.............................................................................................................................................................................20

2.2 Agent/Proxy Manager........................................................................................................................................................................202.2.1 ハードウェア................................................................................................................................................................................20

2.2.1.1 動作ハードウェア.................................................................................................................................................................202.2.1.2 ログデータ(Troubleshoot)容量の見積もり方法について...................................................................................................22

2.2.2 ソフトウェア..................................................................................................................................................................................242.2.2.1 動作OS................................................................................................................................................................................242.2.2.2 排他製品.............................................................................................................................................................................27

2.3 運用管理クライアント.........................................................................................................................................................................272.3.1 ハードウェア................................................................................................................................................................................27

2.3.1.1 動作ハードウェア.................................................................................................................................................................272.3.1.2 レポート容量の見積もり方法について...............................................................................................................................28

2.3.2 ソフトウェア..................................................................................................................................................................................282.3.2.1 動作OS................................................................................................................................................................................282.3.2.2 排他製品.............................................................................................................................................................................30

2.4 Enterprise Manager............................................................................................................................................................................302.4.1 ハードウェア................................................................................................................................................................................30

2.4.1.1 動作ハードウェア.................................................................................................................................................................302.4.1.2 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について..............................................................................322.4.1.3 ログデータ(Troubleshoot)容量の見積もり方法について...................................................................................................34

2.4.2 ソフトウェア..................................................................................................................................................................................362.4.2.1 動作OS................................................................................................................................................................................362.4.2.2 排他製品.............................................................................................................................................................................37

2.5 インストールレス型Agent...................................................................................................................................................................372.5.1 ソフトウェア..................................................................................................................................................................................38

2.5.1.1 動作OS................................................................................................................................................................................38

第3章 インストールとセットアップ...............................................................................................................................................413.1 インストール.......................................................................................................................................................................................43

3.1.1 Managerのインストール..............................................................................................................................................................443.1.2 Proxy Managerのインストール....................................................................................................................................................513.1.3 Agentのインストール...................................................................................................................................................................593.1.4 運用管理クライアントのインストール..........................................................................................................................................683.1.5 Enterprise Managerのインストール.............................................................................................................................................74

3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル..........................................................................................................................................813.2.1 Managerでの作業.......................................................................................................................................................................823.2.2 Agentでの作業...........................................................................................................................................................................82

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3.2.3 運用管理クライアントでの作業..................................................................................................................................................833.3 Proxy Managerによる中継モデル.....................................................................................................................................................83

3.3.1 Managerでの作業.......................................................................................................................................................................843.3.2 Proxy Managerでの作業............................................................................................................................................................843.3.3 Agentでの作業...........................................................................................................................................................................853.3.4 運用管理クライアントでの作業..................................................................................................................................................85

3.4 Managerの二階層運用モデル..........................................................................................................................................................853.4.1 Enterprise Managerでの作業.....................................................................................................................................................863.4.2 Managerでの作業.......................................................................................................................................................................873.4.3 Proxy Managerでの作業............................................................................................................................................................873.4.4 Agentでの作業...........................................................................................................................................................................883.4.5 運用管理クライアントでの作業..................................................................................................................................................88

3.5 Managerの二重化運用モデル..........................................................................................................................................................893.5.1 1台目のManagerでの作業.........................................................................................................................................................903.5.2 2台目のManagerでの作業.........................................................................................................................................................913.5.3 Proxy Managerでの作業............................................................................................................................................................913.5.4 Agentでの作業...........................................................................................................................................................................923.5.5 1台目の運用管理クライアントでの作業.....................................................................................................................................923.5.6 2台目の運用管理クライアントでの作業.....................................................................................................................................93

3.6 MSCS/フェールオーバークラスタリングクラスタシステム運用モデル.............................................................................................933.6.1 Enterprise Managerでの作業.....................................................................................................................................................95

3.6.1.1 環境構築前の準備..............................................................................................................................................................953.6.1.2 現用系サーバでの導入......................................................................................................................................................963.6.1.3 待機系サーバでの導入......................................................................................................................................................973.6.1.4 リソース登録.........................................................................................................................................................................973.6.1.5 サービスの起動...................................................................................................................................................................98

3.6.2 Managerでの作業.......................................................................................................................................................................983.6.2.1 環境構築前の準備..............................................................................................................................................................993.6.2.2 現用系サーバでの導入....................................................................................................................................................1003.6.2.3 待機系サーバでの導入....................................................................................................................................................1013.6.2.4 リソース登録.......................................................................................................................................................................1013.6.2.5 サービスの起動.................................................................................................................................................................103

3.7 PRIMECLUSTERクラスタシステム運用モデル.............................................................................................................................1033.7.1 Enterprise Managerでの作業...................................................................................................................................................104

3.7.1.1 環境構築前の準備............................................................................................................................................................1053.7.1.2 現用系サーバでの導入....................................................................................................................................................1063.7.1.3 待機系サーバでの導入....................................................................................................................................................1063.7.1.4 リソース登録.......................................................................................................................................................................1073.7.1.5 デーモンの起動................................................................................................................................................................110

3.7.2 Managerでの作業.....................................................................................................................................................................1103.7.2.1 環境構築前の準備............................................................................................................................................................1113.7.2.2 現用系サーバでの導入....................................................................................................................................................1113.7.2.3 待機系サーバでの導入....................................................................................................................................................1123.7.2.4 リソース登録.......................................................................................................................................................................1133.7.2.5 デーモンの起動................................................................................................................................................................115

第4章 Pull型通信設定...........................................................................................................................................................1174.1 Pull運用でのManagerとAgentで構成する基本モデル..................................................................................................................117

4.1.1 Managerでの作業.....................................................................................................................................................................1184.1.2 Agentでの作業.........................................................................................................................................................................1184.1.3 運用管理クライアントでの作業................................................................................................................................................119

4.2 Pull運用でのProxy Managerによる中継モデル.............................................................................................................................1194.2.1 Managerでの作業.....................................................................................................................................................................1204.2.2 Proxy Managerでの作業..........................................................................................................................................................1204.2.3 Agentでの作業.........................................................................................................................................................................1214.2.4 運用管理クライアントでの作業................................................................................................................................................121

4.3 Pull運用でのManagerの二重化運用モデル..................................................................................................................................122

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4.3.1 1台目のManagerでの作業.......................................................................................................................................................1234.3.2 2台目のManagerでの作業.......................................................................................................................................................1234.3.3 Proxy Managerでの作業..........................................................................................................................................................1244.3.4 Agentでの作業.........................................................................................................................................................................1254.3.5 1台目の運用管理クライアントでの作業...................................................................................................................................1254.3.6 2台目の運用管理クライアントでの作業...................................................................................................................................126

4.4 Pull運用設定...................................................................................................................................................................................1274.4.1 Pull通信定義............................................................................................................................................................................1274.4.2 Pull通信セットアップ.................................................................................................................................................................1284.4.3 PushからPullへの切り替え.......................................................................................................................................................129

4.4.3.1 Manager上での作業..........................................................................................................................................................1304.4.3.2 Agent/Proxy Manager上での作業....................................................................................................................................130

4.4.4 PullからPushへの切り替え.......................................................................................................................................................1324.4.4.1 Manager上での作業..........................................................................................................................................................1334.4.4.2 Agent/Proxy Manager上での作業....................................................................................................................................133

第5章 通信環境のセットアップ................................................................................................................................................1365.1 仮想ディレクトリ................................................................................................................................................................................1365.2 仮想ディレクトリの設定方法............................................................................................................................................................137

5.2.1 Microsoft(R) Internet Information Services.............................................................................................................................1375.2.1.1 仮想ディレクトリの作成......................................................................................................................................................1385.2.1.2 IISの設定...........................................................................................................................................................................1405.2.1.3 ハンドラマッピングの設定.................................................................................................................................................1425.2.1.4 ディレクトリ・セキュリティの設定.........................................................................................................................................143

5.2.2 Apache HTTP Server 1.3..........................................................................................................................................................1435.2.3 Netscape(R) Enterprise Server 3.0............................................................................................................................................1455.2.4 Interstage HTTP Server(Interstage Application Server同梱)..................................................................................................1465.2.5 InfoProvider Pro(Interstage Application Server同梱)..............................................................................................................149

5.3 運用管理クライアント基本認証の設定方法...................................................................................................................................151

第6章 導入環境の変更..........................................................................................................................................................1546.1 Proxy Managerによる中継モデルへの変更...................................................................................................................................154

6.1.1 Proxy Managerでの作業..........................................................................................................................................................1556.1.2 Agentでの作業.........................................................................................................................................................................155

6.2 Managerの二階層運用モデルへの変更........................................................................................................................................1556.2.1 Enterprise Managerでの作業...................................................................................................................................................1566.2.2 Managerでの作業.....................................................................................................................................................................1566.2.3 Proxy Managerでの作業..........................................................................................................................................................1566.2.4 運用管理クライアントでの作業................................................................................................................................................157

6.3 Managerの二重化運用モデルへの変更........................................................................................................................................1576.3.1 2台目のManagerでの作業.......................................................................................................................................................1586.3.2 Proxy Managerでの作業..........................................................................................................................................................1596.3.3 Agentでの作業.........................................................................................................................................................................1606.3.4 2台目の運用管理クライアントでの作業...................................................................................................................................160

6.4 ManagerのIPアドレス/ホスト名の変更.............................................................................................................................................1606.4.1 Agent/Proxy Managerが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更...............................................................................1616.4.2 運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更................................................................................162

6.5 Managerの移行...............................................................................................................................................................................1626.5.1 移行元のManagerの構成情報のみ引き継ぐ場合..................................................................................................................1636.5.2 移行元のManagerのPDBをそのまま引き継ぐ場合.................................................................................................................164

6.6 性能データベース(PDB).................................................................................................................................................................1656.6.1 PDB格納先の変更...................................................................................................................................................................1656.6.2 PDB保持期間の変更...............................................................................................................................................................167

6.6.2.1 サマリデータの保持期間の変更.......................................................................................................................................1676.6.2.2 リソースデータの保持期間の変更....................................................................................................................................169

6.7 ログデータ(Troubleshoot)................................................................................................................................................................1706.7.1 ログデータ(Troubleshoot)出力先の変更.................................................................................................................................1706.7.2 ログデータ(Troubleshoot)保持期間の変更.............................................................................................................................172

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6.7.3 ログデータ(Troubleshoot)切り替え時刻の変更.......................................................................................................................1736.8 Agent/Proxy Managerの未送信データの削除...............................................................................................................................1756.9 ディスクスペースの空き領域の監視...............................................................................................................................................1766.10 セキュア通信.................................................................................................................................................................................177

6.10.1 通信相手を制限する..............................................................................................................................................................1776.11 syslogの設定について..................................................................................................................................................................1786.12 レポート格納先の分割..................................................................................................................................................................1796.13 アーカイブファイル........................................................................................................................................................................181

6.13.1 アーカイブファイル切り替え時刻の変更...............................................................................................................................181

第7章 アップグレードインストール...........................................................................................................................................1837.1 Manager/Enterprise Managerでの作業...........................................................................................................................................1837.2 Agent/Proxy Managerでの作業......................................................................................................................................................1897.3 運用管理クライアントでの作業.......................................................................................................................................................191

第8章 混在運用設定..............................................................................................................................................................1948.1 V11/V12/とV13の混在運用について.............................................................................................................................................1948.2 V13からV11にデータを送る場合の対処........................................................................................................................................1958.3 V13からV12にデータを送る場合の対処........................................................................................................................................200

第9章 アンインストール..........................................................................................................................................................2079.1 アンインストール(Windows版)........................................................................................................................................................2079.2 アンインストール(UNIX版)..............................................................................................................................................................2109.3 MSCS/フェールオーバークラスタリングクラスタシステム運用でのアンインストール....................................................................211

9.3.1 Enterprise Managerでの作業...................................................................................................................................................2119.3.1.1 アンインストールの準備.....................................................................................................................................................2119.3.1.2 Enterprise Managerのアンインストール.............................................................................................................................2129.3.1.3 リソースの削除...................................................................................................................................................................212

9.3.2 Managerでの作業.....................................................................................................................................................................2139.3.2.1 アンインストールの準備.....................................................................................................................................................2149.3.2.2 Managerのアンインストール..............................................................................................................................................2149.3.2.3 リソースの削除...................................................................................................................................................................215

9.4 PRIMECLUSTERクラスタシステム運用でのアンインストール......................................................................................................2159.4.1 Enterprise Managerでの作業...................................................................................................................................................216

9.4.1.1 アンインストールの準備.....................................................................................................................................................2169.4.1.2 Enterprise Managerのアンインストール.............................................................................................................................2169.4.1.3 リソースの削除...................................................................................................................................................................217

9.4.2 Managerでの作業.....................................................................................................................................................................2179.4.2.1 アンインストールの準備.....................................................................................................................................................2189.4.2.2 Managerのアンインストール..............................................................................................................................................2189.4.2.3 リソースの削除...................................................................................................................................................................219

付録A セットアップコマンド、常駐プロセス一覧........................................................................................................................220A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド..............................................................................................................220A.2 レスポンス・稼働情報収集ポリシーセットアップコマンド...............................................................................................................222A.3 Managerの二階層運用セットアップコマンド..................................................................................................................................223A.4 Managerの二重化運用Managerセットアップコマンド....................................................................................................................224A.5 Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットアップコマンド.............................................................................................226A.6 クラスタセットアップコマンド............................................................................................................................................................227A.7 クラスタアンセットアップコマンド.....................................................................................................................................................229A.8 常駐プロセス、起動と停止.............................................................................................................................................................230A.9 thttpdサービス/デーモンの自動起動設定.....................................................................................................................................234A.10 Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストールコマンド(Server Core環境の場合).................................................234A.11 Systemwalker Service Quality Coordinatorのアンインストールコマンド(Server Core環境の場合)..........................................235

用語集...................................................................................................................................................................................237

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第1章 導入設計

Systemwalker Service Quality Coordinator を導入する為に必要な、インストール種別およびシステム構成の説明をしま

す。

他の製品との連携を行う場合は、解説書「1.2.3 管理対象と対応インストール種別」、使用手引書「第1章 他製品との連

携」も合せて参照してください。

・ 1.1 インストール種別の決定

・ 1.2 導入作業に必要な情報の収集

・ 1.3 OSごとの運用の注意事項

・ 1.4 留意事項

1.1 インストール種別の決定

Systemwalker Service Quality Coordinatorを導入することにより、小規模システムから大規模システムにいたるまで、あら

ゆる規模、あらゆる形態のシステムの運用管理を実現することができます。

Systemwalker Service Quality Coordinator は、導入作業を効率的に実施するため、目的や役割に応じて次のようなイン

ストール種別を用意しています。

インストール種別 機能

Enterprise Manager 各部門単位に配置されたManagerを一元管理します。Managerを二階層で構築し、

負荷分散することにより、大規模なシステムも管理することが可能になります。

(Enterprise Editionのみ)

Manager Agent、およびProxy Managerが収集した情報を一括管理します。また、サービス

(HTTP/S, DNS, SMTP, 任意ポート)稼働の監視や、Browser Agentが採取した情報

の収集サーバの役割も果たします。

Proxy Manager ManagerとAgentの間で中継機能を提供します。ManagerとAgentが、ファイアーウォー

ルで区切られる形態で、Proxy ManagerをAgent側に配置して中継することにより、サ

イトのセキュリティを高めることができます。また、Managerが行う、サービス(HTTP/S,DNS, SMTP, 任意ポート)稼働の監視やBrowser Agentが採取した情報の収集サー

バの役割を代替することができます。

運用管理クライアント Manager/Enterprise Managerに接続して、管理・操作するためのコンソール機能を提

供します。運用管理者は、運用管理クライアントをインストールしたマシンの他、別マ

シン上からも、Webブラウザを運用管理クライアントに接続することにより、管理操作

を行うこともできます。

動作プラットフォームは、Windowsのみです。Manager/Enterprise Managerのプラット

フォームがWindowsの場合は、Manager/Enterprise Managerと運用管理クライアント

を同一サーバに導入することができます。

Agent for Server サーバ内のリソース情報を管理することができます。

Agent for Business Agent for Serverの機能に加え、以下に示す業務システムに関する資源を管理する

ことができます。

ウェブサーバ

アプリケーションサーバ

データベースサーバ

Browser Agent エンドユーザがWebサーバにアクセスした情報から、エンドユーザが実感するレスポ

ンスを測定します。動作プラットフォームは、Windowsのみです。

インストールレス型Agent OS/カーネルや仮想資源の情報をリモートから管理することができます。

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Systemwalker Service Quality Coordinatorの各製品の組み合わせについては、解説書「第2章 運用モデル」を参照して

ください。

Browser Agentを導入する場合は使用手引書「第4章 エンドユーザレスポンス管理」を参照してください。

インストールレス型Agentで、リモートから情報を収集するための設定方法は、使用手引書「第3章 インストールレス型Agent管理」を参照してください。

1.2 導入作業に必要な情報の収集

Systemwalker Service Quality Coordinatorを導入するにあたっては、事前に管理対象とするシステムやネットワークに関

する情報を収集しておく必要があります。導入時に 低限必要となる情報を以下に示します。

・ 1.2.1 Managerをインストールする場合

・ 1.2.2 Agent/Proxy Managerをインストールする場合

・ 1.2.3 運用管理クライアントをインストールする場合

・ 1.2.4 Enterprise Managerをインストールする場合

1.2.1 Managerをインストールする場合

Managerをインストールする場合は、インストールするサーバの情報が必要になります。

「2.1 Manager」を参照してインストール条件を確認してください。

これらの情報は、インストールを実行する前に収集します。

以下の項目は、インストーラを起動すると問合せがあります。インストール開始前に決定または確認をしてください。

【Windows版】

問合せ項目 説明

インストールディレクトリ 実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

可変ファイル格納ディレクトリ 動作中に変更、または参照するファイルを格納するためのディレクトリのパスで

す。

ログデータ(Troubleshoot)の保

持期間

ログデータ(Troubleshoot)の保持期間を1~30日の間で指定します。デフォルトは

7日です。

【UNIX版】

問合せ項目 説明

インストールディレクトリ 実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

定義ファイル格納ディレクトリ 動作中に参照する定義ファイルを格納するディレクトリです。

可変ファイル格納ディレクトリ 動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

ログデータ(Troubleshoot)の保

持期間

ログデータ(Troubleshoot)の保持期間を1~30日の間で指定します。デフォルトは

7日です。

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1.2.2 Agent/Proxy Managerをインストールする場合

Agent/Proxy Managerをインストールする場合は、インストールするサーバの情報が必要になります。

「2.2 Agent/Proxy Manager」を参照してインストール条件を確認してください。

これらの情報は、インストールを実行する前に収集します。

以下の項目は、インストーラを起動すると問合せがあります。インストール開始前に決定または確認をしてください。

【Windows版】

問合せ項目 説明

インストールディレクトリ 実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

可変ファイル格納ディレ

クトリ

動作中に変更、または参照するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

しきい値超えの通知方

しきい値超えが発生した場合、その通知方法として、「イベントログ」または「CentricManagerメッセージ連携」のいずれかを選択します。

同じマシン上にSystemwalker Centric Managerがインストールされている場合に、

「Centric Managerメッセージ連携」を選択することで、しきい値超えがCentric Managerに通知されるようになります。なお、本項目はAgentのインストール時のみ選択します。

しきい超えの通知方法は、イベントログとCentric Managerメッセージ連携の他に、メー

ル、トラップ、ユーザー任意のコマンド実行があります。

Managerのアドレス 接続するManagerのホスト名かIPアドレスです。

注意

Managerがクラスタ運用の場合は、論理ホスト名または論理IPアドレスを指定してくださ

い。

Proxy Managerによる中継モデル運用の場合は、Proxy Managerのアドレスを指定して

ください。

Managerとの通信方式 AgentからManagerに「Push」するか、Managerから「Pull」するかを選択してください。通

常は、Pushを選択してください。通信方式は、解説書「2.9 通信方式」を参照してくださ

い。

ログデータ

(Troubleshoot)の保持

期間

ログデータ(Troubleshoot)の保持期間を1~30日の間で指定します。デフォルトは7日です。

【UNIX版】

問合せ項目 説明

インストールディレクトリ 実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

定義ファイル格納ディレ

クトリ

動作中に参照する定義ファイルを格納するディレクトリです。

可変ファイル格納ディレ

クトリ

動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

しきい値超えの通知方

しきい値超えが発生した場合、その通知方法として、「syslog」または「Centric Managerメッセージ連携」のいずれかを選択します。

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問合せ項目 説明

同じマシン上にSystemwalker Centric Managerがインストールされている場合に、

「Centric Managerメッセージ連携」を選択することで、しきい値超えがCentric Managerに通知されるようになります。なお、本項目はAgentのインストール時のみ選択します。

しきい超えの通知方法は、イベントログとCentric Managerメッセージ連携の他に、メー

ル、トラップ、ユーザー任意のコマンド実行があります。

Managerのアドレス 接続するManagerのホスト名かIPアドレスです。

注意

Managerがクラスタ運用の場合は、論理ホスト名または論理IPアドレスを指定してくださ

い。

Proxy Managerによる中継モデル運用の場合は、Proxy Managerのアドレスを指定して

ください。

Managerとの通信方式 AgentからManagerに「Push」するか、Managerから「Pull」するかを選択してください。通

常は、Pushを選択してください。通信方式は、解説書「2.9 通信方式」を参照してくださ

い。

ログデータ

(Troubleshoot)の保持

期間

ログデータ(Troubleshoot)の保持期間を1~30日の間で指定します。デフォルトは7日です。

1.2.3 運用管理クライアントをインストールする場合

運用管理クライアントをインストールする場合は、インストールするサーバの情報が必要になります。

「2.3 運用管理クライアント」を参照してインストール条件を確認してください。

これらの情報は、インストールを実行する前に収集します。

以下の項目は、インストーラを起動すると問合せがあります。インストール開始前に決定または確認をしてください。

【Windows版/UNIX版】

問合せ項目 説明

インストールディレクトリ 実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

Managerのアドレス 接続するManagerのホスト名かIPアドレスです。

仮想ディレクトリ 運用管理クライアントが使用するIISについて選択します。IISを使用する場合は、「は

い」を選択してください。本項目は、IISがインストールされている場合のみ表示されま

す。

1.2.4 Enterprise Managerをインストールする場合

Enterprise Managerをインストールする場合は、インストールするサーバの情報が必要になります。

「2.4 Enterprise Manager」を参照してインストール条件を確認してください。

これらの情報は、インストールを実行する前に収集します。

以下の項目は、インストーラを起動すると問合せがあります。インストール開始前に決定または確認をしてください。

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【Windows版】

問合せ項目 説明

インストールディレクトリ 実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

可変ファイル格納ディレク

トリ

動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

ログデータ(Troubleshoot)の保持期間

ログデータ(Troubleshoot)の保持期間を1~30日の間で指定します。デフォルトは7日です。

【UNIX版】

問合せ項目 説明

インストールディレクトリ 実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

定義ファイル格納ディレク

トリ

動作中に参照する定義ファイルを格納するディレクトリです。

可変ファイル格納ディレク

トリ

動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

ログデータ(Troubleshoot)の保持期間

ログデータ(Troubleshoot)の保持期間を1~30日の間で指定します。デフォルトは7日です。

1.3 OSごとの運用の注意事項

Systemwalker Service Quality Coordinator のOSごとの運用の注意事項について説明します。

■Solaris 10での運用の注意事項

Managerをインストールする場合

Solaris 10のNon-global Zoneが存在する環境にはインストールできません。

Global Zoneだけが存在する環境にインストールしてください。

Agent/Proxy Managerをインストールする場合

Solaris 10の、Global Zoneおよび以下の点を満たしていない場合は、Non-global Zoneにインストールできません。

- 論理ネットワークインターフェースがGlobal Zoneから1つ以上割り当てられていること

- 以下に示すディレクトリの継承が行われていないこと

- /opt

- /etc

- /var

- /usr

デフォルトのままでNon-global Zoneを作成すると、/usrディレクトリが継承の対象となりますので、継承の対象から外してく

ださい。

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■Windows Vista(R)/Windows(R) 7/Windows(R) 2008での運用の注意事項

JIS X 0213:2004(7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合)環境を利用する場合の注意について

説明します。

Windows Vista(R)/Windows(R) 7/Windows(R) 2008上では以下の操作が制限となります。

JIS X 0213:2004で新規に追加された文字を以下に指定しないでください。

・ コンピュータ名

・ GUI画面

・ コマンドのオプション

■Linuxでの運用の注意事項

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効に設定されている場合

SELinux機能が有効に設定されているLinux環境では、本製品は動作しません。本製品を使用する場合は、SELinux機能を無効に設定してから、本製品をインストールしてください。SELinux機能を無効に設定する方法は、Linuxのオ

ンラインマニュアル等を参照してください。

1.4 留意事項

Systemwalker Service Quality Coordinatorを使用する場合の留意事項について説明します。

■システム時刻について

システム内の各コンピュータのシステム時刻は、同じ時刻になるように設定してください。

■ホスト名を設定する場合

システム構築の際に各コンピュータに設定する"ホスト名"は、全角文字、半角ひらがな文字、および半角カナ文字は使

用しないでください。

■PRIMEQUEST仮想マシン機能のCPU情報について

Red Hat Enterprise Linux v5.0で使用可能なPRIMEQUEST仮想マシン機能において、複数ドメインで物理CPUを共有

する形態の場合、各ドメインで収集されるCPU情報は、実際よりも大きな値で収集されることがあります。

該当する項目は、以下のとおりです。

・ CPUの使用時間と使用率(SUM_PROC、UX_CPUBUSY)

・ プロセスのCPU時間(UX_PROCESS)

ポイント

ドメインが物理CPUを占有している場合は、正しい情報が収集されます。

該当情報の詳細は、リファレンスマニュアル「第4章 データフォーマット」を参照してください。

■Linux仮想マシン機能のCPU情報について

Red Hat Enterprise Linux v5.0で使用可能なLinux仮想マシン機能において、複数ドメインで物理CPUを共有する形態の

場合、各ドメインで収集されるCPU使用率は、物理CPUに対する使用率となります。

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仮想CPU(ドメインに割り当てられた使用可能量)に対する使用率ではありませんので、注意してください。

該当する項目は、以下のとおりです。

・ CPUの使用率(SUM_PROC、UX_CPUBUSY)

ポイント

該当情報の詳細は、リファレンスマニュアル「第4章 データフォーマット」を参照してください。

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第2章 インストール条件と資源見積もり

本章では、インストール条件と資源見積もりについて説明します。

・ 2.1 Manager

・ 2.2 Agent/Proxy Manager

・ 2.3 運用管理クライアント

・ 2.4 Enterprise Manager

・ 2.5 インストールレス型Agent

2.1 ManagerManagerのインストール条件を以下に説明します。

・ 2.1.1 ハードウェア

・ 2.1.2 ソフトウェア

2.1.1 ハードウェア

2.1.1.1 動作ハードウェア

【Windows版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) PentiumIII 1GHz以上

ディスク空

き容量

インストールディレ

クトリ

100MB

可変ファイル格納

ディレクトリ

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

(+ ログ所要量)

※ManagerでAgentの機能を利用する場

データベース容量の見積もり式に

ついては、下記を参照してくださ

い。

注意

ファイルシステムはNTFSのみをサ

ポートします。

メモリ空き容量 ・ (x86)の場合

150MB以上

(+ 900MB)※インストールレス型Agent管理機能

を使用する場合

・ (x64)の場合

200MB以上

(+ 900MB)

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項目 内容 備考

※インストールレス型Agent管理機能

を使用する場合

【Windows for Itanium版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) Itanium2 1.5GHz以上

ディスク空

き容量

インストールディレ

クトリ

100MB

可変ファイル格納

ディレクトリ

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

(+ ログ所要量)

※ManagerでAgentの機能を利用する場

データベース容量の見積もり式に

ついては、下記を参照してくださ

い。

注意

ファイルシステムはNTFSのみをサ

ポートします。

メモリ空き容量 300MB以上

(+ 1200MB)※インストールレス型Agent管理機能を使

用する場合

【Solaris版】

項目 内容 備考

CPU SPARC64 600MHz以上

ディスク空

き容量

インストールディレ

クトリ

80MB

定義ファイル格納

ディレクトリ

50MB

可変ファイル格納

ディレクトリ

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

(+ ログ所要量)

※ManagerでAgentの機能を利用する場

データベース容量の見積もり式に

ついては、下記を参照してくださ

い。

メモリ空き容量 250MB以上

(+ 600MB)※インストールレス型Agent管理機能を使

用する場合

【Linux版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) PentiumIII 1GHz以上

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項目 内容 備考

ディスク空

き容量

インストールディレ

クトリ

80MB

定義ファイル格納

ディレクトリ

50MB

可変ファイル格納

ディレクトリ

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

(+ ログ所要量)

※ManagerでAgentの機能を利用する場

データベース容量の見積もり式に

ついては、下記を参照してくださ

い。

メモリ空き容量 ・ (x86)の場合

150MB以上

(+ 600MB)※インストールレス型Agent管理機能

を使用する場合

・ (x64)の場合

200MB以上

(+ 600MB)※インストールレス型Agent管理機能

を使用する場合

【Linux for Itanium版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) Itanium2 1.5GHz以上

ディスク空

き容量

インストールディレ

クトリ

80MB

定義ファイル格納

ディレクトリ

50MB

可変ファイル格納

ディレクトリ

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

(+ ログ所要量)

※ManagerでAgentの機能を利用する場

データベース容量の見積もり式に

ついては、下記を参照してくださ

い。

メモリ空き容量 250MB以上

(+ 900MB)※インストールレス型Agent管理機能を使

用する場合

ポイント

Managerのディスク性能は、サマリ、詳細、レポートなどの各種表示機能の表示性能に影響を及ぼします。

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同一マシンにSystemwalker Centric Managerと本製品のManagerが同居する場合などは、個別のディスクパーティション

を用意するなど、ディスク性能に配慮した環境を用意することをお勧めします。

2.1.1.2 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について

Manager上では、性能データベース/アーカイブファイルのための容量が必要になります。

性能データベース/アーカイブファイルの容量は、管理対象となるリソースのインスタンス数や保持期間、Agent/ProxyManager 数に応じた容量が必要になります。

下記の見積もり手順で見積もってください。

■ 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり手順

1. 管理対象となる各Agent/Proxy Managerに必要な容量を見積もります。

a. 1回あたりの収集で取得するレコード数の見積もり

サマリデータ

下記のサマリデータ見積もりの表から、管理対象となるリソースのインスタンス数とサマリデータ係数を乗

じたものを合計し、1回あたりの収集に取得するサマリデータのレコード数「MR」を算出します。

リソースデータ

下記のリソースデータ見積もりの表から、管理対象となるリソースのインスタンス数とリソースデータ係数を

乗じたものを合計し、1回あたりの収集に取得するリソースデータのレコード数「RR」を算出します。

ポイント

たとえば、Windows上にSymfoware Server が導入されているサーバについて見積もる場合は、管理対象となる

OS(Windows)とSymfoware Server の欄に記載されているリソースのインスタンスについて計算したものを合

計してください。

b. 1回あたりの収集レコード数から、下記の計算式を使用して使用容量を計算します。

【性能データベース(PDB)容量の場合】

サマリデータ[KB]= (MR × 50[KB]) × サマリデータ保持期間[日]

リソースデータ[KB] = RR × (144 × A + 24 × B + 1 × C) × 0.35[KB]

A : リソースデータ(10分間隔) の保持期間[日]

B : リソースデータ(1時間間隔) の保持期間[日]

C : リソースデータ(1日間隔) の保持期間(日)

性能データベース(PDB)容量[KB] = サマリデータ[KB] + リソースデータ[KB]

ポイント

デフォルトの保持期間は以下の通りです。

- サマリデータ : 3[日]

- リソースデータ(10分間隔) : 7[日]

- リソースデータ(1時間間隔) : 42[日] (6週間)

- リソースデータ(1日間隔) : 397[日] (13ヶ月)

- 11 -

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【アーカイブファイルの場合】

サマリデータ[KB] = (MR × 45[KB]) × 4[日]

リソースデータ[KB] = (RR × 50[KB]) × 4[日]

アーカイブファイル容量[MB] = サマリデータ[MB] + リソースデータ[MB]

2. 全てのAgent/Proxy Manager について算出した結果を合算します。その結果がManager 上で必要な性能データ

ベース/アーカイブファイル容量になります。

■ サマリデータ見積もり

管理対象 インスタンス サマリデータ

係数

エンドユーザレスポンス管理 Browser Agent数×監視URL数 1

サービス稼働管理 稼働監視対象数 10

Webトランザクション量管理 サービス数 2

OS <インストール型の場合> 1(固定値) 30

OS <インストールレス型の場合> 1(固定値) 6

Interstage Application Server

(EJBアプリケーション)

アプリケーション数×メソッド数×プロセス数×

スレッド数

2

Interstage Application Server

(CORBAアプリケーション)

アプリケーション数×オペレーション数×プロ

セス数×スレッド数

2

Interstage Application Server

(トランザクションアプリケーション)

アプリケーション数×オペレーション数×プロ

セス数

2

Interstage Application Server

(IJServer)

ワークユニット数 2

Interstage Business Application Server/Application Framework Suite

対象サーバ数 2

Interstage Service Integrator シーケンス数 10

キュー数 10

Microsoft .NET Server インスタンス数 10

Symfoware Server RDBシステム数 2

RDBシステム数×接続プロセス数 2

Oracle Database Server インスタンス(SID)数 4

Microsoft SQL Server インスタンス数 10

Systemwalker Operation Manager 1(固定値) 4

Systemwalker Resource Coordinator

(Network)

ネットワークインタフェース数 4

Systemwalker Resource Coordinator

(Storage)/

ETERNUS SF Storage Cruiser

RAIDGroup数 4

- 12 -

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管理対象 インスタンス サマリデータ

係数

SAP SAPインスタンス数 8

VMware 1(固定値) 6

ゲスト数 6

Hyper-V 1(固定値) 8

ゲスト数 2

Red Hat仮想化機能 1(固定値) 6

ゲスト数 6

ユーザデータ 10分間にPDBに格納したデータ数 1

■ リソースデータ見積もり

ポイント

Windowsのプロセス数、UNIXのプロセス数と物理ディスク(パーティション)数については、動きがないリソースについて

は、収集対象になりませんので、見積もり上は除外して計算してください。除外する条件についての詳細は、リファレンス

マニュアル「4.2 詳細/レポート情報」を参照してください。

ポイント

Hyper-Vを監視対象にする場合、OS(Windows)も監視対象になります。Hyper-VとOS(Windows)<インストールレス型の

場合>を計算して追加してください。

Red Hat仮想化機能を監視対象にする場合、OS(Linux) も監視対象になります。Red Hat仮想化機能とOS(Linux)<イン

ストールレス型の場合>を計算して追加してください。

管理対象 インスタンス リソースデータ

係数

エンドユーザレスポンス管理 Browser Agent数×監視URL数 4

サービス稼働管理 稼働監視対象数 1

Webトランザクション量管理 分析対象URL数

注意

トランザクションログ定義ファイルで指定される(各Service文で指定された)Inclusion文総数

1

OS(Windows)

<インストール型の場合>

1(固定値) 2

CPU数 2

論理ドライブ数 2

物理ドライブ数 1

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

ページファイル数 2

OS(Solaris) 1(固定値) 16

- 13 -

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管理対象 インスタンス リソースデータ

係数

<インストール型の場合> CPU数 2

コア数 1

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク(パーティション) 1

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

メッセージキュー数 1

共有メモリ数 1

セマフォ数 1

ゾーン数 1

OS(Linux)

<インストール型の場合>

1(固定値) 14

CPU数 3

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク(パーティション) 2

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

メッセージキュー数 1

共有メモリ数 1

セマフォ数 1

OS(Windows)

<インストールレス型の場合>

1(固定値) 1

CPU数 2

論理ドライブ数 2

物理ドライブ数 1

ページファイル数 2

OS(Solaris)

<インストールレス型の場合>

1(固定値) 11

CPU数 2

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク(パーティション) 1

OS(Linux)

<インストールレス型の場合>

固定値 11

CPU数 2

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク(パーティション) 2

OS(AIX)

<インストールレス型の場合>

1(固定値) 11

CPU数 2

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク(パーティション) 2

OS(HP-UX)

<インストールレス型の場合>

1(固定値) 11

CPU数 2

- 14 -

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管理対象 インスタンス リソースデータ

係数

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク(パーティション) 1

Interstage ApplicationServer(EJBアプリケーション)

アプリケーション数×メソッド数×プロセス数×スレッド数 1

Interstage ApplicationServer(CORBAアプリケーショ

ン)

アプリケーション数×オペレーション数×プロセス数×

スレッド数

1

Interstage Application Server(トランザクションアプリケーション)

アプリケーション数×オペレーション数×プロセス数 1

Interstage ApplicationServer(IJServer)

ワークユニット数×JVM数 1

ワークユニット数×JTARESOURCE数×プロセス数 1

ワークユニット数×DATASOURCE数 1

Interstage Application Server(トランザクション内訳分析)

ワークユニット数×Servletコンテナ数×(トランザクション

実行回数/100)1

ワークユニット数×Webアプリケーション数×(トランザク

ション実行回数/100)1

ワークユニット数×EJBコンテナ実行回数×(トランザク

ション実行回数/100)1

ワークユニット数×EJBアプリケーション実行回数×(トラ

ンザクション実行回数/100)1

Interstage Business ApplicationServer/Application FrameworkSuite

対象サーバ数×(トランザクション数/サンプリングレー

ト)

1

Interstage Service Integrator シーケンス数 1

キュー数 1

Microsoft .NET Server インスタンス数 3

Symfoware Server RDBシステム数 1

RDBシステム数×バッファプール数 1

RDBシステム数×DBスペース数 1

RDBシステム数×接続プロセス数 2

Oracle Database Server インスタンス(SID)数 7

インスタンス(SID数)×テープルスペース数 1

インスタンス(SID数)×ロールバックセグメント数 1

インスタンス(SID数)×ディクショナリキャシュ数 1

Microsoft SQL Server インスタンス数 5

インスタンス数×オブジェクト数 3

Systemwalker CentricManager(Traffic)

ネットワークインターフェース数

注意

1時間単位のデータを毎時間継続的にPDBに格納した

場合の値です。

7

- 15 -

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管理対象 インスタンス リソースデータ

係数

Systemwalker OperationManager

サブシステム数 + 全サブシステムのプロジェクト数 + 全サブシステムのキュー数

注意

定義ファイル jla.ini より解析対象のサブシステム、プロ

ジェクト、キューを制限した場合は、制限された分となり

ます。

7

Systemwalker NetworkManager

ノード数 + インターフェースホスト数

注意

1時間単位のデータを毎時間継続的にPDBに格納した

場合の値です。

10

Systemwalker ResourceCoordinator(Network)

ネットワークインターフェース数 1

Systemwalker ResourceCoordinator(Storage)

RAIDGroup数 2

CM数 1

CM(ROE)数 1

LUN数 1

Disk数 1

SwitchのPORT数 1

SAP SAPインスタンス数 13

VMware ゲスト数 2

ゲスト数×物理デバイス数 1

ゲスト数×仮想プロセッサ数 2

ゲスト数×仮想デバイス数 1

ゲスト数×仮想ネットワークインターフェース数 1

Hyper-V 1(固定値) 1

CPU数 2

論理ドライブ数 2

物理ドライブ数 1

ページファイル数 2

ゲスト数×仮想プロセッサ数 3

ゲスト数×仮想デバイス数 2

ゲスト数×仮想ネットワークインターフェース数 4

Red Hat仮想化機能 1(固定値) 11

CPU数 2

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク数(パーティション) 2

ドメイン数 3

- 16 -

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管理対象 インスタンス リソースデータ

係数

ドメイン数×仮想ネットワークインターフェース数 1

ECO 監視対象機器数 2

2.1.1.3 ログデータ(Troubleshoot)容量の見積もり方法について

Manager上でAgent機能を利用する場合は、収集データを一時保管しておくログのための容量が必要になります。

ログデータ容量は、管理対象となるリソースのインスタンス数と保持期間に応じた容量が必要になります。

下記の見積もり手順で見積もってください。

ポイント

ログデータ(TroubleShoot)は、Manager のデータベースに格納されている10分間隔の情報より、さらに詳細な1分間隔のOS情報が記録されています。詳細な情報を確認したい場合は、この情報を使用してください。

そのため、保持期間については、使用可能なディスクサイズと用途を考慮のうえ、決定してください。

■ ログデータ容量の見積もり手順

1. 1回あたりの収集で取得するレコード数を見積もります。

ログデータ

下記のログデータ見積もりの表から、管理対象となるリソースのインスタンス数とログデータ係数を乗じたものを

合計し、1回あたりの収集に取得するログデータのレコード数「TR」を算出します。

2. 1回あたりの収集レコード数から、下記の計算式を使用して使用容量を計算します。

ログデータ[MB] = (TR × 0.5[MB]) × (保持期間+ 1)[日]

■ ログデータ見積もり

ポイント

ログデータ(Troubleshoot)は、当日格納中のデータ分の容量が必要となるため、保持期間+1[日] 分の容量が必要とな

ります。なお、ログデータの保持期間の初期値は7日です。

管理対象 インスタンス ログデータ

係数

Windows 1(固定値) 2

CPU数 2

論理ドライブ数 2

物理ドライブ数 1

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

ページファイル数 2

- 17 -

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管理対象 インスタンス ログデータ

係数

Solaris 1(固定値) 13

CPU数 2

コア数 1

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク数(パーティション数) 1

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

ゾーン数 1

Linux 1(固定値) 11

CPU数 3

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク数(パーティション数) 2

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

2.1.2 ソフトウェア

2.1.2.1 動作OS

【Windows版】

項目 内容 備考

動作OS Windows(R) 2000 Server Service Pack 3/4

Windows(R) 2000 Advanced Server Service Pack 3/4

Windows(R) 2000 Datacenter Server Service Pack 3/4

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x64) Service Pack なし/2

- 18 -

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項目 内容 備考

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Foundation(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation(x64) Service Pack なし

【Windows for Itanium版】

項目 内容 備考

動作OS Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-basedSystems

Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-based Systems Service Pack なし/1/2

【Solaris版】

項目 内容 備考

動作OS Solaris 9

Solaris 10 Solaris 10のNon-global Zoneが存在する環境にはインストールできませ

ん。

Global Zoneだけが存在する環境にインストールしてください。

【Linux版】

項目 内容 備考

動作OS Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

パッケー

sysstat ※ManagerでAgentの機能を利用する場合

Agent では、sar コマンドが使用可能である必要

があります。これはOS 添付のコマンドですの

で、インストールされていない場合は、OSの製

品媒体からインストールを行う必要があります。

なお、パッケージsysstat がインストールされて

いない環境での動作は保証いたしかねます。

注意

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効になっているLinux環境では、本製品は動作しません。

【Linux for Itanium版】

項目 内容 備考

動作OS Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)

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項目 内容 備考

パッケー

sysstat ※ManagerでAgentの機能を利用する場合

Agent では、sar コマンドが使用可能である必要

があります。これはOS 添付のコマンドですの

で、インストールされていない場合は、OSの製

品媒体からインストールを行う必要があります。

なお、パッケージsysstat がインストールされて

いない環境での動作は保証いたしかねます。

注意

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効になっているLinux環境では、本製品は動作しません。

2.1.2.2 排他製品

製品名 備考

SystemWalker TrendView

Systemwalker WebMGR

Systemwalker PerfMGR

本製品の前身となる製品

ETERNUS SF Disk Space Monitor

2.2 Agent/Proxy ManagerAgent/Proxy Managerのインストール条件を以下に説明します。

・ 2.2.1 ハードウェア

・ 2.2.2 ソフトウェア

2.2.1 ハードウェア

2.2.1.1 動作ハードウェア

【Windows版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) PentiumIII 1GHz以上

ディスク

空き容量

インストール

ディレクトリ

100MB

可変ファイル

格納ディレクト

100MB +ログ所要量

ログ容量の見積もり式につ

いては、下記を参照してくだ

さい。

- 20 -

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項目 内容 備考

注意

ファイルシステムはNTFSのみをサポートします。

メモリ空き容量 ・ (x86)の場合

150MB以上

(+ 900MB)※インストールレス型Agent管理機能を使

用する場合

・ (x64)の場合

200MB以上

(+ 900MB)※インストールレス型Agent管理機能を使

用する場合

【Windows for Itanium版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) Itanium2 1.5GHz以上

ディスク

空き容量

インストール

ディレクトリ

100MB

可変ファイル

格納ディレクト

100MB +ログ所要量

ログ容量の見積もり式につ

いては、下記を参照してくだ

さい。

注意

ファイルシステムはNTFSのみをサポートします。

メモリ空き容量 200MB以上

(+ 1200MB)※インストールレス型Agent管理機能を使用す

る場合

【Solaris版】

項目 内容 備考

CPU SPARC64 600MHz以上

ディスク空

き容量

インストールディ

レクトリ

80MB

定義ファイル格

納ディレクトリ

50MB

可変ファイル格

納ディレクトリ

100MB +ログ所要量

ログ容量の見積もり式につ

いては、下記を参照してくだ

さい。

- 21 -

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項目 内容 備考

メモリ空き容量 200MB以上

(+ 600MB)※インストールレス型Agent管理機能を使用

する場合

【Linux版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) PentiumIII 1GHz以上

ディスク空

き容量

インストールディ

レクトリ80MB

定義ファイル格

納ディレクトリ50MB

可変ファイル格

納ディレクトリ100MB +ログ所要量

ログ容量の見積もり式につ

いては、下記を参照してくだ

さい。

メモリ空き容量 ・ (x86)の場合

100MB以上

(+ 600MB)※インストールレス型Agent管理機能を

使用する場合

・ (x64)の場合

150MB以上

(+ 600MB)※インストールレス型Agent管理機能を

使用する場合

【Linux for Itanium版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) Itanium2 1.5GHz以上

ディスク空

き容量

インストールディ

レクトリ80MB

定義ファイル格

納ディレクトリ50MB

可変ファイル格

納ディレクトリ100MB +ログ所要量

ログ容量の見積もり式につ

いては、下記を参照してくだ

さい。

メモリ空き容量 200MB以上

(+ 900MB)※インストールレス型Agent管理機能を使用

する場合

2.2.1.2 ログデータ(Troubleshoot)容量の見積もり方法について

Agent 上では、収集データを一時保管しておくログのための容量が必要になります。

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ログデータ容量は、管理対象となるリソースのインスタンス数と保持期間に応じた容量が必要になります。

下記の見積もり手順で見積もってください。

ポイント

ログデータ(TroubleShoot)は、Manager のデータベースに格納されている10分間隔の情報より、さらに詳細な1分間隔のOS情報が記録されています。詳細な情報を確認したい場合は、この情報を使用してください。

そのため、保持期間については、使用可能なディスクサイズと用途を考慮のうえ、決定してください。

■ログデータ容量の見積もり手順

1. 1回あたりの収集で取得するレコード数を見積もります。

ログデータ

下記のログデータ見積もりの表から、管理対象となるリソースのインスタンス数とログデータ係数を乗じたものを

合計し、1回あたりの収集に取得するログデータのレコード数「TR」を算出します。

2. 1回あたりの収集レコード数から、下記の計算式を使用して使用容量を計算します。

ログデータ[MB] = (TR × 0.5[MB]) × (保持期間+ 1)[日]

■ ログデータ見積もり

ポイント

ログデータ(Troubleshoot)は、当日格納中のデータ分の容量が必要となるため、保持期間+1[日] 分の容量が必要とな

ります。なお、ログデータの保持期間の初期値は7日です。

管理対象 インスタンス ログデータ

係数

Windows 1(固定値) 2

CPU数 2

論理ドライブ数 2

物理ドライブ数 1

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

ページファイル数 2

Solaris 1(固定値) 13

CPU数 2

コア数 1

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク数(パーティション数) 1

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

ゾーン数 1

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管理対象 インスタンス ログデータ

係数

Linux 1(固定値) 11

CPU数 3

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク数(パーティション数) 2

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

2.2.2 ソフトウェア

2.2.2.1 動作OS

【Windows版】

項目 内容 備考

動作OS Windows(R) 2000 Server Service Pack 3/4

Windows(R) 2000 Advanced Server Service Pack 3/4

Windows(R) 2000 Datacenter Server Service Pack 3/4

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition Service Pack なし/1/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter Edition Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition Service Pack なし/1/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x64) Service Pack なし/2

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項目 内容 備考

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter(x86) Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter(x64) Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard Server Core(x86) Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) ServerCore(x86)

Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise Server Core(x86) Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) ServerCore(x86)

Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter Server Core(x86) Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V(TM)Server Core(x86)

Service Pack なし/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Foundation(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation(x64) Service Pack なし

- 25 -

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【Windows for Itanium版】

項目 内容 備考

動作OS Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-basedSystems

Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-basedSystems

Service Pack なし/1/2

Enterprise EditionのAgentのみ動作可能

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-based Systems Service Pack なし/1/2

【Solaris版】

項目 内容 備考

動作OS Solaris 9

Solaris 10 Solaris 10の、Global Zoneおよび、以下の点を満たしたNon-global Zoneに、インス

トール可能です。

・ 論理ネットワークインターフェースがGlobal Zoneから1つ以上割り当てられて

いること

・ 以下に示すディレクトリの継承が行われていないこと

/opt

/etc

/var

/usr

注意

デフォルトのままでNon-global Zoneを作成すると、/usrディレクトリが継承の対象と

なりますので、継承の対象から外してください。

【Linux版】

項目 内容 備考

動作OS Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

パッケー

sysstat Agentでは、sarコマンドが使用可能である必要があ

ります。これはOS添付のコマンドですので、インス

トールされていない場合は、OSの製品媒体からイ

ンストールを行う必要があります。

なお、パッケージsysstatがインストールされていな

い環境での動作は保証いたしかねます。

注意

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効になっているLinux環境では、本製品は動作しません。

【Linux for Itanium版】

- 26 -

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項目 内容 備考

動作OS Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)

パッケー

sysstat Agentでは、sarコマンドが使用可能である必要があ

ります。これはOS添付のコマンドですので、インス

トールされていない場合は、OSの製品媒体からイ

ンストールを行う必要があります。

なお、パッケージsysstatがインストールされていな

い環境での動作は保証いたしかねます。

注意

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効になっているLinux環境では、本製品は動作しません。

2.2.2.2 排他製品

製品名 備考

SystemWalker TrendView

Systemwalker WebMGR

Systemwalker PerfMGR

本製品の前身となる製品

ETERNUS SF Disk Space Monitor

2.3 運用管理クライアント

運用管理クライアントのインストール条件を以下に説明します。動作プラットフォームは、Windowsのみです。ManagerのプラットフォームがWindowsの場合は、Managerと運用管理クライアントを同一サーバに導入することができます。

注意

Managerをクラスタシステム上で運用している場合は、Managerと運用管理クライアントを同一サーバに導入することはで

きません。

・ 2.3.1 ハードウェア

・ 2.3.2 ソフトウェア

2.3.1 ハードウェア

2.3.1.1 動作ハードウェア

【Windows版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) PentiumIII 1GHz以上

- 27 -

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項目 内容 備考

ディスク空

き容量

インストール

ディレクトリ

600MB +レポート所要量

レポート容量の見積もり式につい

ては、下記を参照してください。

メモリ空き容量 100MB以上

2.3.1.2 レポート容量の見積もり方法について

運用管理クライアント上では、レポートのための容量が必要になります。

コンソール定義毎にレポート保存先を変更する場合は、保存先毎に使用量見積もりが必要になります。

以下に、見積もり方法を説明します。

レポートの管理フォルダで使用するディスク使用量=

サマリ・詳細のディスク使用量

+分析のディスク使用量

+定期レポートのディスク使用量

レポート機能分類 見積もり方法

サマリ・詳細 500Kbyte×N個

※N個:1時間以内に作成されたレポートの個数

分析 大50個まで保存されますので、25Mbyteの容量が必要になります。

500Kbyte×50(個)=25Mbyte

定期レポート 日報/週報/月報をそれぞれ1つ登録し、1年間保存すると仮定すると、合計

215Mbyteの容量が必要になります。

日報:500Kbyte×1(個)×365(日)=182.5Mbyte

週報:500Kbyte×1(個)×53(週)=26.5Mbyte

月報:500Kbyte×1(個)×12(月)=6.0Mbyte

注意

定期レポートは、標準では自動削除されません。必要に応じて、定期レポー

ト削除コマンドをスケジュール運用し、削除を行ってください。

レポートの容量は、標準で1レポート500Kbyte程度になります。

2.3.2 ソフトウェア

2.3.2.1 動作OS

【Windows版】

項目 内容 備考

動作

OSWindows(R) 2000 Server Service Pack 3/4

Windows(R) 2000 Advanced Server Service Pack 3/4

Windows(R) 2000 Datacenter Server Service Pack 3/4

- 28 -

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項目 内容 備考

Windows(R) 2000 Professional Service Pack 3/4

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Foundation(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Service Pack 2/3

Microsoft(R) Windows Vista(R) Business(x86) Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise(x86) Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate(x86) Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional(x86) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows(R) 7 Enterprise(x86) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate(x86) Service Pack なし

HTTPサーバ

Microsoft(R) Internet Information Services 5.0以降

Interstage Application Server (FJapache) 7.0以降

WWWブラウ

Microsoft(R) Internet Explorer 6.0以降 他のマシンから運用管

理クライアントが提供す

るWeb画面を参照する

場合もこれに準じます。

その他 Microsoft(R) Excel 2003 以降 分析・レポートコンテン

ツの内容をExcel®形式

のファイルとして出力す

る場合は、利用するOS上で動作する

Microsoft(R) Excelのバージョンを利用してく

ださい。

- 29 -

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注意

以下のOSに含まれているInternet Information Servicesは、接続数が10までに制限されています。10を超えるアクセスが

考えられる場合は、他のバージョンの使用を検討してください。

・ Windows(R) 2000 Professional

・ Microsoft(R) Windows(R) XP Professional

・ Microsoft(R) Windows Vista(R) Business(x86)

・ Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise(x86)

・ Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate(x86)

・ Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional(x86)

・ Microsoft(R) Windows(R) 7 Enterprise(x86)

・ Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate(x86)

2.3.2.2 排他製品

製品名 備考

ETERNUS SF Disk Space Monitor

2.4 Enterprise ManagerEnterprise Managerのインストール条件を以下に示します。

・ 2.4.1 ハードウェア

・ 2.4.2 ソフトウェア

2.4.1 ハードウェア

2.4.1.1 動作ハードウェア

【Windows版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) PentiumIII1GHz以上

ディスク

空き容量

インストール

ディレクトリ100MB

可変ファイル

格納ディレクト

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

データベース容量の見積もり式に

ついては、下記を参照してください。

- 30 -

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項目 内容 備考

(+ ログ所要量)

※Enterprise ManagerでAgentの機能を利用する場合

注意

ファイルシステムはNTFSのみをサ

ポートします。

メモリ空き容量 ・ (x86)の場合

150MB以上

・ (x64)の場合

200MB以上

【Windows for Itanium版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) Itanium21.5GHz以上

ディスク

空き容量

インストール

ディレクトリ100MB

可変ファイル

格納ディレクト

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

(+ ログ所要量)

※Enterprise ManagerでAgentの機能を利用する場合

データベース容量の見積もり式に

ついては、下記を参照してくださ

い。

注意

ファイルシステムはNTFSのみをサ

ポートします。

メモリ空き容量 250MB以上

【Solaris版】

項目 内容 備考

CPU SPARC64 600MHz以上

ディスク空

き容量

インストールディ

レクトリ80MB

定義ファイル格

納ディレクトリ50MB

可変ファイル格

納ディレクトリ

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

(+ ログ所要量)

※Enterprise ManagerでAgentの機能を利用する場合

データベース容量の見積もり

式については、下記を参照し

てください。

メモリ空き容量 250MB以上

【Linux版】

- 31 -

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項目 内容 備考

CPU インテル(R) PentiumIII 1GHz以上

ディスク空

き容量

インストールディ

レクトリ80MB

定義ファイル格

納ディレクトリ50MB

可変ファイル格

納ディレクトリ

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

(+ ログ所要量)

※Enterprise ManagerでAgentの機能を利用する場合

データベース容量の見積も

り式については、下記を参

照してください。

メモリ空き容量

・ (x86)の場合

100MB以上

・ (x64)の場合

150MB以上

【Linux for Itanium版】

項目 内容 備考

CPU インテル(R) Itanium2 1.5GHz以上

ディスク空

き容量

インストールディ

レクトリ80MB

定義ファイル格

納ディレクトリ50MB

可変ファイル格

納ディレクトリ

100MB

+ データベース所要量

+ アーカイブファイル所要量

(+ ログ所要量)

※Enterprise ManagerでAgentの機能を利用する場合

データベース容量の見積もり

式については、下記を参照し

てください。

メモリ空き容量 250MB以上

2.4.1.2 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について

Enterprise Manager上にサマリデータを集約する場合、性能データベース/アーカイブファイルのための容量が必要にな

ります。

性能データベース/アーカイブファイルの容量は、管理対象となるリソースのインスタンス数や保持期間、Agent/ProxyManager 数に応じた容量が必要になります。

サマリ画面で表示される情報のみが蓄積されるため、1つのAgent/Proxy Managerのために必要な容量は、Managerと比較すると少ない容量になります。しかしながら、全てのManager配下の、全てのAgent/Proxy Managerが対象になります。

下記の見積もり手順で見積もってください。

- 32 -

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■ 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり手順

1. 管理対象となる各Agent/Proxy Managerに必要な容量を見積もります。

a. 1回あたりの収集で取得するレコード数の見積もり

サマリデータ

下記のサマリデータ見積もりの表から、管理対象となるリソースのインスタンス数とサマリデータ係数を乗

じたものを合計し、1回あたりの収集に取得するサマリデータのレコード数「MR」を算出します。

ポイント

たとえば、Windows上にSymfoware Server が導入されているサーバについて見積もる場合は、管理対象となる

OS(Windows)とSymfoware Server の欄に記載されているリソースのインスタンスについて計算したものを合

計してください。

b. 1回あたりの収集レコード数から、下記の計算式を使用して使用容量を計算します。

【性能データベース(PDB)容量の場合】

サマリデータ[KB]= (MR × 50[KB]) × サマリデータ保持期間[日]

ポイント

デフォルトの保持期間は以下の通りです。

- サマリデータ : 3[日]

【アーカイブファイルの場合】

アーカイブファイル容量[MB] = (MR × 45[KB]) × 4[日]

2. 全てのAgent/Proxy Manager について算出した結果を合算します。その結果がManager 上で必要な性能データ

ベース/アーカイブファイル容量になります。

■ サマリデータ見積もり

管理対象 インスタンス サマリデータ

係数

エンドユーザレスポンス管理 Browser Agent数×監視URL数 1

サービス稼働管理 稼働監視対象数 10

Webトランザクション量管理 サービス数 2

OS <インストール型の場合> 1(固定値) 30

OS <インストールレス型の場合> 1(固定値) 6

Interstage Application Server

(EJBアプリケーション)

アプリケーション数×メソッド数×プロセス数×

スレッド数

2

Interstage Application Server

(CORBAアプリケーション)

アプリケーション数×オペレーション数×プロ

セス数×スレッド数

2

Interstage Application Server

(トランザクションアプリケーション)

アプリケーション数×オペレーション数×プロ

セス数

2

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管理対象 インスタンス サマリデータ

係数

Interstage Application Server

(IJServer)

ワークユニット数 2

Interstage Business Application Server/Application Framework Suite

対象サーバ数 2

Interstage Service Integrator シーケンス数 10

キュー数 10

Microsoft .NET Server インスタンス数 10

Symfoware Server RDBシステム数 2

RDBシステム数×接続プロセス数 2

Oracle Database Server インスタンス(SID)数 4

Microsoft SQL Server インスタンス数 10

Systemwalker Operation Manager 1(固定値) 4

Systemwalker Resource Coordinator

(Network)

ネットワークインタフェース数 4

Systemwalker Resource Coordinator

(Storage)/

ETERNUS SF Storage Cruiser

RAIDGroup数 4

SAP SAPインスタンス数 8

VMware 1(固定値) 6

ゲスト数 6

Hyper-V 1(固定値) 8

ゲスト数 2

Red Hat仮想化機能 1(固定値) 6

ゲスト数 6

ユーザデータ 10分間にPDBに格納したデータ数 1

2.4.1.3 ログデータ(Troubleshoot)容量の見積もり方法について

Enterprise Manager上でAgent機能を利用する場合は、収集データを一時保管しておくログのための容量が必要になり

ます。

ログデータ容量は、管理対象となるリソースのインスタンス数と保持期間に応じた容量が必要になります。

下記の見積もり手順で見積もってください。

ポイント

ログデータ(TroubleShoot)は、Manager のデータベースに格納されている10分間隔の情報より、さらに詳細な1分間隔のOS情報が記録されています。詳細な情報を確認したい場合は、この情報を使用してください。

そのため、保持期間については、使用可能なディスクサイズと用途を考慮のうえ、決定してください。

- 34 -

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■ ログデータ容量の見積もり手順

1. 1回あたりの収集で取得するレコード数を見積もります。

ログデータ

下記のログデータ見積もりの表から、管理対象となるリソースのインスタンス数とログデータ係数を乗じたものを

合計し、1回あたりの収集に取得するログデータのレコード数「TR」を算出します。

2. 1回あたりの収集レコード数から、下記の計算式を使用して使用容量を計算します。

ログデータ[MB] = (TR × 0.5[MB]) × (保持期間+ 1)[日]

■ ログデータ見積もり

ポイント

ログデータ(Troubleshoot)は、当日格納中のデータ分の容量が必要となるため、保持期間+1[日] 分の容量が必要とな

ります。なお、ログデータの保持期間の初期値は7日です。

管理対象 インスタンス ログデータ

係数

Windows 1(固定値) 2

CPU数 2

論理ドライブ数 2

物理ドライブ数 1

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

ページファイル数 2

Solaris 1(固定値) 13

CPU数 2

コア数 1

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク数(パーティション数) 1

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

ゾーン数 1

Linux 1(固定値) 11

CPU数 3

論理ディスク数(マウント数) 1

物理ディスク数(パーティション数) 2

プロセス数 1

ネットワークインターフェース数 1

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2.4.2 ソフトウェア

2.4.2.1 動作OS

【Windows版】

項目 内容 備考

動作OS Windows(R) 2000 Server Service Pack 3/4

Windows(R) 2000 Advanced Server Service Pack 3/4

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Foundation(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation(x64) Service Pack なし

【Windows for Itanium版】

項目 内容 備考

動作OS Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-basedSystems

Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-based Systems Service Pack なし/1/2

【Solaris版】

項目 内容 備考

動作OS Solaris 9

Solaris 10 Solaris 10のNon-global Zoneが存在する環境にはインストールできませ

ん。

Global Zoneだけが存在する環境にインストールしてください。

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【Linux版】

項目 内容 備考

動作OS Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

パッケー

sysstat ※ManagerでAgentの機能を利用する場合

Agent では、sar コマンドが使用可能である必要

があります。これはOS 添付のコマンドですの

で、インストールされていない場合は、OSの製

品媒体からインストールを行う必要があります。

なお、パッケージsysstat がインストールされて

いない環境での動作は保証いたしかねます。

注意

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効になっているLinux環境では、本製品は動作しません。

【Linux for Itanium版】

項目 内容 備考

動作OS Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)

パッケー

sysstat ※ManagerでAgentの機能を利用する場合

Agent では、sar コマンドが使用可能である必要

があります。これはOS 添付のコマンドですの

で、インストールされていない場合は、OSの製

品媒体からインストールを行う必要があります。

なお、パッケージsysstat がインストールされて

いない環境での動作は保証いたしかねます。

注意

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効になっているLinux環境では、本製品は動作しません。

2.4.2.2 排他製品

製品名 備考

SystemWalker TrendView

Systemwalker WebMGR

Systemwalker PerfMGR

本製品の前身となる製品

ETERNUS SF Disk Space Monitor

2.5 インストールレス型Agentインストールレス型Agent機能によって監視される被監視サーバのソフトウェア条件を以下に示します。

- 37 -

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・ 2.5.1 ソフトウェア

2.5.1 ソフトウェア

2.5.1.1 動作OS

【Windows版】

項目 内容 備考

動作OS Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition Service Pack なし/1/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter x64 Edition Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter(x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Foundation(x64) Service Pack なし/2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation(x64) Service Pack なし

【Windows for Itanium版】

項目 内容 備考

動作OS Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-basedSystems

Service Pack なし/1/2

- 38 -

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項目 内容 備考

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-based Systems Service Pack なし/1/2

【Solaris版】

項目 内容 備考

動作OS Solaris 9

Solaris 10

【Linux版】

項目 内容 備考

動作OS Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

パッケー

sysstat Agentでは、sarコマンドが使用可能

である必要があります。これはOS添付のコマンドですので、インストール

されていない場合は、OSの製品媒

体からインストールを行う必要があり

ます。

なお、パッケージsysstatがインストー

ルされていない環境での動作は保

証いたしかねます。

注意

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効になっているLinux環境は、インストールレス型Agent機能によって監視

できません。

【Linux for Itanium版】

項目 内容 備考

動作OS Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)

パッケー

sysstat Agentでは、sarコマンドが使用可能

である必要があります。これはOS添付のコマンドですので、インストール

されていない場合は、OSの製品媒

体からインストールを行う必要があり

ます。

なお、パッケージsysstatがインストー

ルされていない環境での動作は保

証いたしかねます。

注意

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効になっているLinux環境は、インストールレス型Agent機能によって監視

できません。

- 39 -

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【AIX版】

項目 内容 備考

動作OS AIX 5L V5.2

AIX 5L V5.3

AIX 6.1

【HP-UX版】

項目 内容 備考

動作OS HP-UX 11i V2(11.23)

HP-UX 11i V3

- 40 -

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第3章 インストールとセットアップ

本章では、インストーラの説明と、解説書「第2章 運用モデル」に基づいて導入する手順を説明します。

管理する情報は「サーバ内リソース情報」、通信形態は「Push型」を前提として説明しています。

■画面構成

インストーラ画面の説明をします。

【Windows版】

セットアップ

※画像はEnterprise Editionのものです

インストールするコンポーネントを選択します。

- 41 -

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ドキュメント

・ オンラインマニュアル

オンラインマニュアルを表示します。

・ ソフトウェア説明書

ソフトウェア説明書を表示します。

【UNIX版】

================================================================================

Systemwalker Service Quality Coordinator Setup

V13.4.0

All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED && FUJITSU AUSTRALIA LIMITED

2003-2010

================================================================================

Welcome to Systemwalker Setup!!

This program installs Systemwalker Service Quality Coordinator on your system.

Press Enter.

[Enter]を押します。

セットアップ

================================================================================

Systemwalker Service Quality Coordinator Setup

V13.4.0

All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED && FUJITSU AUSTRALIA LIMITED

2003-2010

================================================================================

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<< Select Installation type >>

1.Enterprise Manager

2.Manager

3.Proxy Manager

4.Agent for Server

5.Agent for Business

--------------------------------------------------------------------------------

Please specify installation type. [?,q] ==>

※画像はEnterprise Editionのものです。

インストールする種別を選択します。

・ [?]を入力した場合

以下を表示します。

Use the number next to the installation type to select installation type

to install

・ [q]を入力した場合

以下を表示し、インストールを中断します。

Nothing done..

次節で、インストーラ種別ごとのインストール手順を説明します。

・ 3.1 インストール

運用モデルに基づいて導入する手順については、以下を参照してください。

・ 3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル

・ 3.3 Proxy Managerによる中継モデル

・ 3.4 Managerの二階層運用モデル (Enterprise Editionのみ)

・ 3.5 Managerの二重化運用モデル (Enterprise Editionのみ)

・ 3.6 MSCS/フェールオーバークラスタリングクラスタシステム運用モデル (Enterprise Editionのみ)

・ 3.7 PRIMECLUSTERクラスタシステム運用モデル (Enterprise Editionのみ)

3.1 インストール

以下、インストール種別ごとのインストール手順を説明します。

・ 3.1.1 Managerのインストール

・ 3.1.2 Proxy Managerのインストール

・ 3.1.3 Agentのインストール

・ 3.1.4 運用管理クライアントのインストール

- 43 -

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・ 3.1.5 Enterprise Managerのインストール

3.1.1 Managerのインストール

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■インストール開始前の準備

インストーラを実行する前に「1.2.1 Managerをインストールする場合」を参照してインストール条件と、必要となる情報を収

集してください。

■インストーラの起動

【Windows版】

1. Windowsマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. インストーラが起動します。

ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作

を行い、手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

【UNIX版】

1. UNIXマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. CD-ROMをマウントします。

ポイント

ボリュームマネジメントデーモンにより自動的にマウントされる場合がありますので、CD-ROMのマウント状態を確認

します。マウントされていない場合は、以下の作業を行います。

【Solaris版】

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0 (*2)

#

(*1) /cdrom/cdrom0がない場合のみ必要です。

- 44 -

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(*2) nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

【Linux版】

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*)

(*1) CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください

3. インストール用のシェルスクリプトを起動します。実行例は、以下のとおりです。この例では、ドライブのマウントポイ

ントを /cdrom/cdrom0 としています。

/mnt/cdrom/swsetup

注意

自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: <マウントポイント>/swsetup: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、2の手順で再度マウントしてください。

■インストール手順

Managerのインストール手順を説明します。

【Windows版】

[Managerのインストール]を選択します。

- 45 -

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インストール画面

[次へ(N)>]を選択します。

残りディスク容量表示

残りディスク容量を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 46 -

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インストールディレクトリの選択

インストール先ディレクトリを確認し、[次へ(N)>]を選択します。

可変ファイル格納ディレクトリの選択

可変ファイル格納ディレクトリ先を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 47 -

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Troubleshoot保存期間の入力

Troubleshoot保存期間を入力し、[次へ(N)>]を選択します。

ファイルコピー開始の確認

設定内容を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 48 -

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セットアップステータス

インストールを開始します。

InstallShield Wizardの完了

[完了]を選択し、インストールを終了します。

【UNIX版】

================================================================================

Systemwalker Service Quality Coordinator Setup

V13.4.0

All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED && FUJITSU AUSTRALIA LIMITED

2003-2010

- 49 -

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================================================================================

<< Select Installation type >>

1.Enterprise Manager

2.Manager

3.Proxy Manager

4.Agent for Server

5.Agent for Business

--------------------------------------------------------------------------------

Please specify installation type. [?,q] ==> 2

[2.]を入力し、[Enter]を押します。

インストールディレクトリの確認

Default installation information is following:

Program install directory : /opt

Fixed configuration directory : /etc/opt

Variable configuration directory : /var/opt

Do you want to change the above information? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

インストールディレクトリを確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、インストールディレクトリの変更を行います。

Please specify program install directory. (default: /opt)[?, q]

> /opt2

Please specify fixed configuration directory. (default: /etc/opt)[?, q]

> /etc/opt2

Please specify variable configuration directory. (default: /var/opt)[?, q]

> /var/opt2

Troubleshoot保持期間の確認

Default troubleshoot cycle is following:

Troubleshoot Cycle: 7

Do you want to change the above environment? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

Troubleshoot保存期間を確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、Troubleshoot保存期間を変更します

Please specify Troubleshoot cycle.

(default: 7)[1-30, ?, q]

> 10

インストール開始の確認

Do you want to continue with the installation of Systemwalker SQC Manager [y,n] y

[y]を入力し[Enter]を押すと、インストールが開始されます。

- 50 -

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3.1.2 Proxy Managerのインストール

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■インストール開始前の準備

インストーラを実行する前に「1.2.2 Agent/Proxy Managerをインストールする場合」を参照してインストール条件と、必要と

なる情報を収集してください。

■インストーラの起動

【Windows版】

1. Windowsマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. インストーラが起動します。

ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作

を行い、手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

【UNIX版】

1. UNIXマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. CD-ROMをマウントします。

ポイント

ボリュームマネジメントデーモンにより自動的にマウントされる場合がありますので、CD-ROMのマウント状態を確認

します。マウントされていない場合は、以下の作業を行います。

【Solaris版】

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0 (*2)

#

(*1) /cdrom/cdrom0がない場合のみ必要です。

(*2) nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

- 51 -

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【Linux版】

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

#

(*1) CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

3. インストール用のシェルスクリプトを起動します。実行例は、以下のとおりです。この例では、ドライブのマウントポイ

ントを /cdrom/cdrom0 としています。

/mnt/cdrom/swsetup

注意

自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: <マウントポイント>/swsetup: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、2の手順で再度マウントしてください。

■インストール手順

Proxy Managerのインストール手順を説明します。

【Windows版】

[Proxy Managerのインストール]を選択します。

- 52 -

Page 64: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

インストール画面

[次へ(N)>]を選択します。

残りディスク容量表示

残りディスク容量を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 53 -

Page 65: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

インストールディレクトリの選択

インストール先ディレクトリを確認し、[次へ(N)>]を選択します。

可変ファイル格納ディレクトリの選択

可変ファイル格納ディレクトリ先を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 54 -

Page 66: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスの入力

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスを入力し、[次へ(N)>]を選択します。

Managerとの通信方式の選択

Managerとの通信方式を選択し、[次へ(N)>]を選択します。

- 55 -

Page 67: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

Troubleshoot保存期間の入力

Troubleshoot保存期間を入力し、[次へ(N)>]を選択します。

ファイルコピー開始の確認

設定内容を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 56 -

Page 68: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

セットアップステータス

インストールを開始します。

InstallShield Wizardの完了

[完了]を選択し、インストールを終了します。

【UNIX版】

================================================================================

Systemwalker Service Quality Coordinator Setup

V13.4.0

All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED && FUJITSU AUSTRALIA LIMITED

2003-2010

- 57 -

Page 69: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

================================================================================

<< Select Installation type >>

1.Enterprise Manager

2.Manager

3.Proxy Manager

4.Agent for Server

5.Agent for Business

--------------------------------------------------------------------------------

Please specify installation type. [?,q] ==> 3

[3.]を入力し、[Enter]を押します。

インストールディレクトリの確認

Default installation information is following:

Program install directory : /opt

Fixed configuration directory : /etc/opt

Variable configuration directory : /var/opt

Do you want to change the above information? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

インストールディレクトリを確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、インストールディレクトリの変更を行います。

Please specify program install directory. (default: /opt)[?, q]

> /opt2

Please specify fixed configuration directory. (default: /etc/opt)[?, q]

> /etc/opt2

Please specify variable configuration directory. (default: /var/opt)[?, q]

> /var/opt2

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスの入力

Please specify manager host name or IP address. [?, q]

> 127.0.0.1

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスを入力し、[Enter]を押します。

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスの確認

Current Manager Host is following:

Manager Host: 127.0.0.1

Do you want to change the above environment? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスを確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

Managerとの通信方式の確認

Default data transfer method to Manager is following:

Data transfer method to Manager: push

Do you want to change the above environment? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

Managerとの通信方式の確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

- 58 -

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[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、Managerとの通信方式を指定します。

Please specify data transfer method to Manager. (default: push)[push, pull, ?, q]

> pull

Troubleshoot保持期間の確認

Default troubleshoot cycle is following:

Troubleshoot Cycle: 7

Do you want to change the above environment? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

Troubleshoot保存期間を確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、Troubleshoot保存期間を変更します

Please specify Troubleshoot cycle.

(default: 7)[1-30, ?, q]

> 10

インストール開始の確認

Do you want to continue with the installation of Systemwalker SQC Proxy Manager [y,n]

[y]を入力し[Enter]を押すと、インストールが開始されます。

3.1.3 Agentのインストール

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■インストール開始前の準備

インストーラを実行する前に「1.2.2 Agent/Proxy Managerをインストールする場合」を参照してインストール条件と、必要と

なる情報を収集してください。

■インストーラの起動

【Windows版】

1. Windowsマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. インストールコマンドを起動します。

【Server Core環境の場合】

コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してください。

[Agent for Businessの場合]

<CD-ROM ドライブ>¥agentforbiz\setup.exe

- 59 -

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[Agent for Serverの場合]

<CD-ROM ドライブ>¥agentforsrv\setup.exe

コマンド実行後、Agent for Business またはAgent for Serverのインストール画面が表示されます。

【Server Core環境以外の場合】

自動的にインストーラ画面が起動します。

ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以

下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

【UNIX版】

1. UNIXマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. CD-ROMをマウントします。

ポイント

ボリュームマネジメントデーモンにより自動的にマウントされる場合がありますので、CD-ROMのマウント状態を確認

します。マウントされていない場合は、以下の作業を行います。

【Solaris版】

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0 (*2)

#

(*1) /cdrom/cdrom0がない場合のみ必要です。

(*2) nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

【Linux版】

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

#

(*1) CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

3. インストール用のシェルスクリプトを起動します。実行例は、以下のとおりです。この例では、ドライブのマウントポイ

ントを /cdrom/cdrom0 としています。

/mnt/cdrom/swsetup

注意

自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: <マウントポイント>/swsetup: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、2の手順で再度マウントしてください。

- 60 -

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■インストール手順

Agentのインストール手順を説明します。

【Windows版】

[Agent for Serverのインストール]または[Agent for Business]を選択します。

※画像はAgent for Serverのものです。

インストール画面

- 61 -

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[次へ(N)>]を選択します。

残りディスク容量表示

残りディスク容量を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

インストールディレクトリの選択

インストール先ディレクトリを確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 62 -

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可変ファイル格納ディレクトリの選択

可変ファイル格納ディレクトリ先を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

しきい値超え通知方法の選択

しきい値超えの通知方法を選択し、[次へ(N)>]を選択します。

- 63 -

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接続するManagerのホスト名またはIPアドレスの入力

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスを入力し、[次へ(N)>]を選択します。

Managerとの通信方式の選択

Managerとの通信方式を選択し、[次へ(N)>]を選択します。

- 64 -

Page 76: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

Troubleshoot保存期間の入力

Troubleshoot保存期間を入力し、[次へ(N)>]を選択します。

ファイルコピー開始の確認

設定内容を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 65 -

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セットアップステータス

インストールを開始します。

InstallShield Wizardの完了

[完了]を選択し、インストールを終了します。

【UNIX版】

================================================================================

Systemwalker Service Quality Coordinator Setup

V13.4.0

All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED && FUJITSU AUSTRALIA LIMITED

2003-2010

- 66 -

Page 78: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

================================================================================

<< Select Installation type >>

1.Enterprise Manager

2.Manager

3.Proxy Manager

4.Agent for Server

5.Agent for Business

--------------------------------------------------------------------------------

Please specify installation type. [?,q] ==> 4

[4.]または[5.]を入力し、[Enter]を押します。

インストールディレクトリの確認

Default installation information is following:

Program install directory : /opt

Fixed configuration directory : /etc/opt

Variable configuration directory : /var/opt

Do you want to change the above information? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

インストールディレクトリを確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、インストールディレクトリの変更を行います。

Please specify program install directory. (default: /opt)[?, q]

> /opt2

Please specify fixed configuration directory. (default: /etc/opt)[?, q]

> /etc/opt2

Please specify variable configuration directory. (default: /var/opt)[?, q]

> /var/opt2

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスの入力

Please specify manager host name or IP address. [?, q]

> 127.0.0.1

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスを入力し、[Enter]を押します。

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスの確認

Current Manager Host is following:

Manager Host: 127.0.0.1

Do you want to change the above environment? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスを確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

Managerとの通信方式の確認

Default data transfer method to Manager is following:

Data transfer method to Manager: push

Do you want to change the above environment? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

Managerとの通信方式の確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

- 67 -

Page 79: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、Managerとの通信方式を指定します。

Please specify data transfer method to Manager. (default: push)[push, pull, ?, q]

> pull

Alert actionの確認

Default alert action is following:

Alert action: syslog

Do you want to change the above environment? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

しきい値超えの通知方法を確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、しきい値超えの通知方法を指定します。

Please specify alert action.

centric:Message link operation with Centric Manager (default: syslog)[syslog, centric, ?, q]

> centric

Troubleshoot保持期間の確認

Default troubleshoot cycle is following:

Troubleshoot Cycle: 7

Do you want to change the above environment? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

Troubleshoot保存期間を確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、Troubleshoot保存期間を変更します

Please specify Troubleshoot cycle.

(default: 7)[1-30, ?, q]

> 10

インストール開始の確認

Do you want to continue with the installation of Systemwalker SQC Agent for Server [y,n]

[y]を入力し[Enter]を押すと、インストールが開始されます。

3.1.4 運用管理クライアントのインストール

■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

■インストール開始前の準備

インストーラを実行する前に「1.2.3 運用管理クライアントをインストールする場合」を参照してインストール条件と、必要と

なる情報を収集してください。

- 68 -

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■インストーラの起動

【Windows版】

1. Windowsマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. インストーラが起動します。

ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作

を行い、手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

【UNIX版】

1. Windowsマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. 以下のファイルを実行し、インストーラを起動します。

CD-ROMドライブ:¥FJSVssqc¥tools¥SQCSETUP.exe

■インストール手順

運用管理クライアントのインストール手順を説明します。

- 69 -

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[運用管理クライアントのインストール]を選択します。

インストール画面

[次へ(N)>]を選択します。

残りディスク容量表示

残りディスク容量を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 70 -

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インストールディレクトリの選択

インストール先ディレクトリを確認し、[次へ(N)>]を選択します。

注意

Windows x64 環 境 で は 、 デ フ ォ ル ト の イ ン ス ト ー ル デ ィ レ ク ト リ が 、 < シ ス テ ム ド ラ イ ブ > \ ProgramFiles(x86)\SystemwalkerSQC-Cとなります。

Windows x64環境にインストールする場合、インストールディレクトリに、「<システムドライブ>\Program Files」やそのディ

レクトリ配下を指定しないでください。

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスの入力

- 71 -

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接続するManagerのホスト名またはIPアドレスを入力し、[次へ(N)>]を選択します。

ファイルコピー開始の確認

設定内容を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

セットアップステータス

インストールを開始します。

- 72 -

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環境設定

[はい(Y)>]を選択します。

環境設定

[はい(Y)>]を選択します。

InstallShield Wizardの完了

[完了]を選択し、インストールを終了します。

- 73 -

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注意

インストール後に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

・ 「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

3.1.5 Enterprise Managerのインストール

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■インストール開始前の準備

インストーラを実行する前に「1.2.4 Enterprise Managerをインストールする場合」を参照してインストール条件と、必要とな

る情報を収集してください。

■インストーラの起動

【Windows版】

1. Windowsマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. インストーラが起動します。

ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作

を行い、手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

【UNIX版】

1. UNIXマシンに「Systemwalker Service Quality Coordinator」のCD-ROMをドライブにセットします。

2. CD-ROMをマウントします。

ポイント

ボリュームマネジメントデーモンにより自動的にマウントされる場合がありますので、CD-ROMのマウント状態を確認

します。マウントされていない場合は、以下の作業を行います。

- 74 -

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【Solaris版】

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0 (*2)

#

(*1) /cdrom/cdrom0がない場合のみ必要です。

(*2) nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

【Linux版】

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

#

(*1) CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

3. インストール用のシェルスクリプトを起動します。実行例は、以下のとおりです。この例では、ドライブのマウントポイ

ントを /cdrom/cdrom0 としています。

/mnt/cdrom/swsetup

注意

自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: <マウントポイント>/swsetup: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、2の手順で再度マウントしてください。

■インストール手順

Enterprise Managerのインストール手順を説明します。

- 75 -

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【Windows版】

[Enterprise Managerのインストール]を選択します。

[次へ(N)>]を選択します。

- 76 -

Page 88: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

残りディスク容量表示

残りディスク容量を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

インストールディレクトリの選択

インストール先ディレクトリを確認し、[次へ(N)>]を選択します。

- 77 -

Page 89: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

可変ファイル格納ディレクトリの選択

可変ファイル格納ディレクトリ先を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

Troubleshoot保存期間の入力

Troubleshoot保存期間を入力し、[次へ(N)>]を選択します。

- 78 -

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ファイルコピー開始の確認

設定内容を確認し、[次へ(N)>]を選択します。

セットアップステータス

インストールを開始します。

- 79 -

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InstallShield Wizardの完了

[完了]を選択し、インストールを終了します。

【UNIX版】

================================================================================

Systemwalker Service Quality Coordinator Setup

V13.4.0

All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED && FUJITSU AUSTRALIA LIMITED

2003-2010

================================================================================

<< Select Installation type >>

1.Enterprise Manager

2.Manager

3.Proxy Manager

4.Agent for Server

5.Agent for Business

--------------------------------------------------------------------------------

Please specify installation type. [?,q] ==> 1

[1.]を入力し、[Enter]を押します。

インストールディレクトリの確認

Default installation information is following:

Program install directory : /opt

Fixed configuration directory : /etc/opt

Variable configuration directory : /var/opt

Do you want to change the above information? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

インストールディレクトリを確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、インストールディレクトリの変更を行います。

- 80 -

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Please specify program install directory. (default: /opt)[?, q]

> /opt2

Please specify fixed configuration directory. (default: /etc/opt)[?, q]

> /etc/opt2

Please specify variable configuration directory. (default: /var/opt)[?, q]

> /var/opt2

Troubleshoot保持期間の確認

Default troubleshoot cycle is following:

Troubleshoot Cycle: 7

Do you want to change the above environment? (default: n)[y, n, ?, q]

> n

Troubleshoot保存期間を確認後[n]を入力し、[Enter]を押します。

[y]を入力した場合

以下の画面が表示され、Troubleshoot保存期間を変更します

Please specify Troubleshoot cycle.

(default: 7)[1-30, ?, q]

> 10

インストール開始の確認

Do you want to continue with the installation of Systemwalker SQC Enterprise Manager [y,n]

[y]を入力し[Enter]を押すと、インストールが開始されます。

3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル

ManagerとAgentで構成する基本モデルの、環境を構築する手順を以下に示します。

管理する情報は「サーバ内リソース情報」、通信形態は「Push型」を前提として説明しています。

以下の順にそって導入・設定してください。

■手順

・ 3.2.1 Managerでの作業

1. Managerのインストール

2. Managerのセットアップ

- 81 -

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3. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.2.2 Agentでの作業

1. Agentのインストール

2. Agentのセットアップ

3. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.2.3 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

2. 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

3. 運用管理クライアントの起動と確認

3.2.1 Managerでの作業

1. Managerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照して、Managerのインストールを実施してください。

2. Managerのセットアップ

ポイント

ManagerでAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、Managerのセットアップを実施

してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

3. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.2.2 Agentでの作業

1. Agentのインストール

「3.1.3 Agentのインストール」を参照してAgentのインストールを実施してください。

2. Agentのセットアップ

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

3. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

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3.2.3 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して運用管理クライアントのインストールを実施してください。

2. 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」参照してください。

注意

コンソールを起動する前に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

・ 「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

3.3 Proxy Managerによる中継モデル

エクストラネット内に配置したProxy Managerに中継機能を持たせ、配下のAgent情報を中継することによって、イントラネッ

ト内のManagerと通信できる環境を構築する手段を以下に示します。

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 3.3.1 Managerでの作業

1. Managerのインストール

2. Managerのセットアップ

3. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.3.2 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

2. Proxy Managerのセットアップ

3. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.3.3 Agentでの作業

1. Agentのインストール

2. Agentのセットアップ

3. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

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・ 3.3.4 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

2. 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

3. 運用管理クライアントの起動と確認

3.3.1 Managerでの作業

1. Managerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照して、Managerのインストールを実施してください。

2. Managerのセットアップ

ポイント

ManagerでAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、Managerのセットアップを実施

してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

3. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.3.2 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

「3.1.2 Proxy Managerのインストール」を参照して、Proxy Managerのインストールを実施してください。

2. Proxy Managerのセットアップ

ポイント

Proxy ManagerでAgentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Proxy Managerのセットアップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

3. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

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3.3.3 Agentでの作業

1. Agentのインストール

「3.1.3 Agentのインストール」を参照して、Agentのインストールを実施してください。

2. Agentのセットアップ

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

3. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.3.4 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して運用管理クライアントのインストールを実施してください。

2. 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」を参照してください。

注意

コンソールを起動する前に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

・ 「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

3.4 Managerの二階層運用モデル

本製品の構成モデルは、通常はManagerとAgent/Proxy Managerの二階層構成です。ただし、大規模なシステムにおい

て、各部門単位に設置されたManagerの上位サーバとしてEnterprise Managerを設置して、システム全体を一元管理す

ることができます。

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■実行環境

本機能は、Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Editionで提供される機能です。Enterprise Managerを用

意すると共に、ManagerがEnterprise Editionである必要があります。Agentは、Standard EditionまたはEnterprise Editionのどちらでも構いません。

Enterprise Managerを導入する手順を、新規にSystemwalker Service Quality Coordinatorの環境を構築する場合を例に

説明します。

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 3.4.1 Enterprise Managerでの作業

1. Enterprise Managerのインストール

2. 通信環境の設定

3. Enterprise Managerのセットアップ

4. Enterprise Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.4.2 Managerでの作業

1. Managerのインストール

2. Managerの二階層運用セットアップ

3. Managerのセットアップ

4. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.4.3 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

2. Proxy Managerのセットアップ

3. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.4.4 Agentでの作業

1. Agentのインストール

2. Agentのセットアップ

3. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.4.5 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

2. 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

3. 運用管理クライアントの起動と確認

3.4.1 Enterprise Managerでの作業

1. Enterprise Managerのインストール

「3.1.5 Enterprise Managerのインストール」を参照してEnterprise Managerのインストールを実施してください。

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2. Enterprise Managerの通信環境の設定

ホスト名を使ってManagerと通信できない場合(Managerが別サブネットに存在する場合など)、管理対象となるManagerのホスト名とIPアドレスをhostsファイルに設定してください。

3. Enterprise Managerのセットアップ

ポイント

Enterprise ManagerでAgentの機能を使用してEnterprise Manager自身の性能情報を収集したい場合は、EnterpriseManagerのセットアップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

4. Enterprise Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.4.2 Managerでの作業

1. Managerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照して、Managerのインストールを実施してください。

2. Managerの二階層運用セットアップ

「A.3 Managerの二階層運用セットアップコマンド」を参照して、sqcEmSetupを実行してください。

3. Managerのセットアップ

ポイント

ManagerでAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、Managerのセットアップを実施

してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

4. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.4.3 Proxy Managerでの作業

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ポイント

Proxy Manager上で、エンドユーザレスポンス管理またはサービス稼働管理を行う場合は、Proxy Managerでの作業を実

施してください。

エンドユーザレスポンス管理については、使用手引書「第4章 エンドユーザレスポンス管理」、サービス稼働管理につい

ては、使用手引書「第5章 サービス稼働管理」を参照してください。

1. Proxy Managerのインストール

「3.1.2 Proxy Managerのインストール」を参照してProxy Managerのインストールを実施してください。

2. Proxy Managerのセットアップ

ポイント

Proxy ManagerでAgentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Proxy Managerのセットアップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

3. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.4.4 Agentでの作業

1. Agentのインストール

「3.1.3 Agentのインストール」を参照してAgentのインストールを実施してください。

2. Agentのセットアップ

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

3. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.4.5 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して運用管理クライアントのインストールを実施してください。

- 88 -

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2. 運用管理クライアントの通信環境のセットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」を参照してください。

注意

コンソールを起動する前に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

・ 「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

3.5 Managerの二重化運用モデル

・ Managerの二重化運用とは、2台のManagerで、同一のシステムを監視することで、システム全体の高可用性を提供

する機能です。

・ 同じ機能を持つManagerを設置するので、それぞれで管理情報を保有し、一方のサーバでトラブルが発生した場合

でも、切り替え作業を行うことなく、もう一方のサーバで監視業務を続けることができます。このため、業務の停止時間

を 小にし、高可用なシステムを実現できます。

注意

二重化したManagerでインストールレス型Agent機能を使用して、性能情報を管理することはできません。

■実行環境

本機能は、Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Editionで提供される機能です。ManagerがEnterpriseEditionである必要があります。Agentは、Standard EditionまたはEnterprise Editionのどちらでも構いません。

Managerの二重化運用を導入する手順を、新規にSystemwalker Service Quality Coordinatorの環境を構築する場合を

例に説明します。

■手順

以下の順にそって実施してください。

ポイント

Managerの二重化運用を行う場合、それぞれのManagerに運用管理クライアントを接続する必要があります。

- 89 -

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・ 3.5.1 1台目のManagerでの作業

1. 1台目のManagerのインストール

2. 1台目のManagerのセットアップ

3. 1台目のManagerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.5.2 2台目のManagerでの作業

1. 2台目のManagerのインストール

2. 2台目のManagerのセットアップ

3. 2台目のManagerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.5.3 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

2. Managerの二重化運用Proxy Managerセットアップ

3. Proxy Managerのセットアップ

4. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.5.4 Agentでの作業

1. Agentのインストール

2. Managerの二重化運用Agentセットアップ

3. Agentのセットアップ

4. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

・ 3.5.5 1台目の運用管理クライアントでの作業

1. 1台目の運用管理クライアントのインストール

2. 1台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

3. 1台目の運用管理クライアントの起動と確認

・ 3.5.6 2台目の運用管理クライアントでの作業

1. 2台目の運用管理クライアントのインストール

2. 2台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

3. 2台目の運用管理クライアントの起動と確認

3.5.1 1台目のManagerでの作業

1. 1台目のManagerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照してManagerのインストールを実施してください。

2. 1台目のManagerのセットアップ

ポイント

ManagerでAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、1台目のManagerのセットアッ

プを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

- 90 -

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3. 1台目のManagerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.5.2 2台目のManagerでの作業

1. 2台目のManagerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照してManagerのインストールを実施してください。

2. 2台目Managerのセットアップ

ポイント

ManagerでAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、2台目のManagerのセットアッ

プを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

3. 2台目Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.5.3 Proxy Managerでの作業

ポイント

Proxy Manager上で、エンドユーザレスポンス管理またはサービス稼働管理を行う場合は、Proxy Managerでの作業を実

施してください。

エンドユーザレスポンス管理については、使用手引書「第4章 エンドユーザレスポンス管理」、サービス稼働管理につい

ては、使用手引書「第5章 サービス稼働管理」を参照してください。

1. Proxy Managerのインストール

「3.1.2 Proxy Managerのインストール」を参照してProxy Managerのインストールを実施してください。

2. Managerの二重化運用Proxy Managerセットアップ

「A.5 Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットアップコマンド」を参照して、sqcHaSetupを実行してくださ

い。

3. Proxy Managerのセットアップ

- 91 -

Page 103: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

ポイント

Proxy ManagerでAgentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Managerのセット

アップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

4. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.5.4 Agentでの作業

1. Agentのインストール

「3.1.3 Agentのインストール」を参照してAgentのインストールを実施してください。

2. Managerの二重化運用Agentセットアップ

「A.5 Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットアップコマンド」を参照して、sqcHaSetupを実行してくださ

い。

3. Agentのセットアップ

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施して

ください。

4. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

3.5.5 1台目の運用管理クライアントでの作業

1. 1台目の運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して、運用管理クライアントのインストールを実施してください。

2. 1台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 1台目の運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」を参照してください。

- 92 -

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注意

コンソールを起動する前に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

・ 「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

3.5.6 2台目の運用管理クライアントでの作業

1. 2台目の運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して、運用管理クライアントのインストールを実施してください。

ポイント

2台目の運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレスは、2台目のManagerのアドレスを指定してください。

2. 2台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 2台目の運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」を参照してください。

注意

コンソールを起動する前に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

・ 「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

3.6 MSCS/フェールオーバークラスタリングクラスタシステム運用モデル

本節では、MSCS/フェールオーバークラスタリングのクラスタシステムにSystemwalker Service Quality Coordinatorを導入

する手順について説明します。

Manager/Enterprise Managerをクラスタシステム運用することにより、片方のノードに障害が発生した場合でも、正常な別

ノードに管理業務を引き継ぎますので、管理業務の高可用性を実現することができます。

- 93 -

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■実行環境

本機能は、Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Editionで提供される機能です。

また、本機能を導入できるのはEnterprise ManagerとManagerです。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

■本手順を行う前に

本節で説明する手順を行う前に、MSCS/フェールオーバークラスタリングのインストールおよび環境設定を行っておく必

要があります。

MSCS/フェールオーバークラスタリングをインストールし、新しくクラスタ環境を構築する場合の手順については、必要に応じて

「MSCS/フェールオーバークラスタリングのマニュアル」を参照してください。

注意

本節では、MSCS/フェールオーバークラスタリングのクラスタ環境にManager/Enterprise Managerの環境を構築する手順

について説明しており、MSCS/フェールオーバークラスタリングの設定を含んでいます。本節を読むにあたり、MSCS/フェールオーバークラスタリングの基本的な理解と、実務知識が必要です。

また以下の場合は、クラスタシステムにManagerを導入することはできません。

・ Managerと運用管理クライアントを同じマシンにインストールする必要がある場合

・ 二重化運用されたManager

サポートするクラスタシステムと形態は以下のとおりです。

[クラスタシステム]

以下に含まれるMicrosoft(R) Cluster Server(以降MSCSと記述)または、フェールオーバークラスタリング

・ Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Datacenter Edition

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter

[クラスタ形態]

・ 1:1運用待機形態(1つのノードを別の1つのノードで待機する形態)

本節では、管理業務を運用するノードを「現用系」、業務を引き継ぐために待機するノードを「待機系」と呼び、異常

が発生したときに現用系から待機系へ業務を引き継ぐことを「フェールオーバ」と呼びます。また、現用系と待機系と

で共用して使用するディスクを「共用ディスク」と呼びます。

- 94 -

Page 106: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

ポイント

クラスタ運用を行っているManagerのホスト名やIPアドレスを設定する場合(Agent/Proxy Manager/運用管理クライアントの

インストール時に指定する接続先Managerの設定など)には、論理ホスト名や論理IPアドレスを指定します。これによって、

現用系か待機系かを意識することなく運用することができます。

以項で、二階層運用を行うシステムでEnterprise Managerのクラスタ化を行なう場合と、Managerのクラスタ化を行なう場合

の手順を説明します。

・ 3.6.1 Enterprise Managerでの作業

・ 3.6.2 Managerでの作業

3.6.1 Enterprise Managerでの作業

本手順は、二階層運用を行うシステムでEnterprise Managerのクラスタ化を行いたい場合に実施します。

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 3.6.1.1 環境構築前の準備

1. リソースグループの用意

2. 共用ディスク、ネットワークおよびIPアドレスの設定

・ 3.6.1.2 現用系サーバでの導入

1. 現用系サーバでのEnterprise Managerのインストール

2. 現用系サーバでのクラスタセットアップ

・ 3.6.1.3 待機系サーバでの導入

1. 待機系サーバでのEnterprise Managerのインストール

2. 待機系サーバでのクラスタセットアップ

・ 3.6.1.4 リソース登録

・ 3.6.1.5 サービスの起動

3.6.1.1 環境構築前の準備

本項ではクラスタ環境を構築するため、以下のグループ、および基本リソースを用意します。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator登録用リソースグループ

Systemwalker Service Quality Coordinatorをクラスタ運用するためのリソースグループです。

・ 共用ディスク

現用系サーバと待機系サーバのEnterprise Managerが共有するファイルを格納するディスクです。

- 95 -

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・ 論理IPアドレス

クラスタシステムで運用する時に、使用するネットワーク上でユニークなIPアドレスを新規に割り当てます。

・ 論理ホスト名

論理IPアドレスに対するネットワークのホスト名です。

1. リソースグループの用意

Enterprise Manager が使用するグループを用意します。クラスタシステムの運用形態によって以下の2つの方法の

どちらかを実施します。

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用する場合

フェールオーバー クラスタ管理を使用して、本製品用のリソースグループを以下の名前で登録します。

「Systemwalker SQC Group」

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加する場

Systemwalker Centric Managerのリソースグループに追加する場合は、Systemwalker Centric Managerのクラス

タ環境を作成し、「CentricMGR Group」グループを用意しておきます。

2. 共用ディスク、ネットワークおよびIPアドレスの設定

基本となるリソースをグループに登録します。

本製品の共有ファイルを格納する物理ディスク、ネットワーク、およびIPアドレスを、「1.リソースグループの用意」で

用意したリソースグループに登録します。

3.6.1.2 現用系サーバでの導入

1. 現用系サーバでEnterprise Managerをインストール

「3.1.5 Enterprise Managerのインストール」を参照してインストールを実施してください。

注意

共用ディスクにはインストールしないでください。

2. 現用系サーバでのクラスタセットアップ

1. 現用系サーバでディスクの所有権を獲得する

フェールオーバー クラスタ管理を使用して以下のディスクの所有権を獲得します。

- Quorumディスク

- 本製品で使用する共用ディスク

2. 共用ディスクをオンラインにする

フェールオーバー クラスタ管理を使用して共用ディスクをオンラインにします。

- 96 -

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3. フェールオーバー クラスタ管理とレジストリエディタを終了する

フェールオーバー クラスタ管理とレジストリエディタが起動されている場合は、終了させてください。

4. 現用系サーバでクラスタセットアップコマンド実行する

「A.6 クラスタセットアップコマンド」を参照して、現用系サーバでクラスタセットアップコマンドsqcsetupclpを実

行してください。

コマンドの実行形式は以下です。

<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupclp -m <共用ディスク> -h <論理ホスト名>

5. Enterprise Managerのセットアップ

Enterprise Managerに含まれるAgentの機能を使用してEnterprise Manager自身の性能情報を収集したい場

合は、「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適

用を実施してください。

3.6.1.3 待機系サーバでの導入

1. 待機系サーバでのEnterprise Managerのインストール

「3.1.5 Enterprise Managerのインストール」を参照してインストールを実施してください。

ポイント

Enterprise Manager環境は、現用系サーバ、待機系サーバとも同一環境(同じデバイス名、共用ディスク、かつ同じ

インストールパス)で作成してください。

なお、共用ディスクにはインストールしないでください。

2. 待機系サーバでのクラスタセットアップ

1. フェールオーバー クラスタ管理とレジストリエディタを終了する。

フェールオーバー クラスタ管理とレジストリエディタが起動されている場合は、終了させてください。

2. 待機系サーバでクラスタセットアップコマンドを実行する。

「A.6 クラスタセットアップコマンド」を参照して、待機系サーバでクラスタセットアップコマンドsqcsetupclsを実

行してください。

コマンドの実行形式は以下です。

<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupcls -m <共用ディスク>

3.6.1.4 リソース登録

現用系サーバにてEnterprise ManagerのサービスをMSCSのリソースとして登録します。

- 97 -

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・ 「リソースグループの用意」で作成したリソースグループに、以下のサービスをMSCS/フェールオーバークラスタリング

のアプリケーションのリソースとして登録してください。

- 「Systemwalker SQC DCM」サービス

注意

以下の環境にSystemwalker Service Quality Coordinatorを導入している場合、[新しいリソース ウィザード]でリソースを追

加した際は、その後に下記の表に記載の「リソースの依存関係」を設定してください。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter

「Systemwalker SQC DCM」サービス

項目 設定内容

名前 Systemwalker SQC DCM

リソースの種類 汎用サービス

グループ Systemwalker SQC GroupまたはCentricMGR Group

実行可能な所有者 現用系サーバと待機系サーバ

リソースの依存関係 共用ディスクとして設定したディスク、IPアドレス

サービス名 SQC_DCM

3.6.1.5 サービスの起動

フェールオーバー クラスタ管理から、以下のSystemwalker Service Quality Coordinatorのサービスをオンラインにします。

・ 「Systemwalker SQC DCM」サービス

MSCS/フェールオーバークラスタリングのクラスタシステムにおけるEnterprise Managerの環境設定は以上になります。

以降は、導入する運用モデルを参照して導入・設定を行ってください。

・ 3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル

・ 3.3 Proxy Managerによる中継モデル

・ 3.4 Managerの二階層運用モデル

注意

Managerの二階層運用モデルの環境を構築する場合、Enterprise Managerは本手順で導入済みなので、「EnterpriseManagerの作業」は省略してください。

3.6.2 Managerでの作業

本手順は、Managerのクラスタ化を行いたい場合に実施します。

- 98 -

Page 110: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 3.6.2.1 環境構築前の準備

1. リソースグループの用意

2. 共用ディスク、ネットワークおよびIPアドレスの設定

・ 3.6.2.2 現用系サーバでの導入

1. 現用系サーバでのManagerのインストール

2. 現用系サーバでのクラスタセットアップ

・ 3.6.2.3 待機系サーバでの導入

1. 待機系サーバでのManagerのインストール

2. 待機系サーバでのクラスタセットアップ

・ 3.6.2.4 リソース登録

・ 3.6.2.5 サービスの起動

3.6.2.1 環境構築前の準備

本項ではクラスタ環境を構築するため、以下のグループ、および基本リソースを用意します。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator登録用リソースグループ

Systemwalker Service Quality Coordinatorをクラスタ運用するためのリソースグループです。

・ 本製品で使用する共用ディスク

現用系サーバと待機系サーバのManagerが共有するファイルを格納するディスクです。

・ 本製品で使用する論理IPアドレス

クラスタシステムで運用する時に、使用するネットワーク上でユニークなIPアドレスを新規に割り当てます。

・ 本製品で使用するネットワーク

クラスタシステムで運用する時に、使用するネットワークです。

1. リソースグループの用意

Manager が使用するグループを用意します。クラスタシステムの運用形態によって以下の2つの方法のどちらかを

実施します。

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用する場合

フェールオーバー クラスタ管理を使用して、本製品用のリソースグループを以下の名前で登録します。

「Systemwalker SQC Group」

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加する場

- 99 -

Page 111: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

Systemwalker Centric Managerのリソースグループに追加する場合は、Systemwalker Centric Managerのクラス

タ環境を作成し、「CentricMGR Group」グループを用意しておきます。

2. 共用ディスク、ネットワークおよびIPアドレスの設定

基本となるリソースをグループに登録します。

本製品の共有ファイルを格納する物理ディスク、ネットワーク、およびIPアドレスを、「1.リソースグループの用意」で

用意したリソースグループに登録します。

3.6.2.2 現用系サーバでの導入

1. 現用系サーバでManagerをインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照してインストールを実施してください。

注意

共用ディスクにはインストールしないでください。

2. 現用系サーバでのクラスタセットアップ

1. 現用系サーバでディスクの所有権獲得する

フェールオーバー クラスタ管理を使用して以下のディスクの所有権を獲得します。

- Quorumディスク

- 本製品で使用する共用ディスク

2. 共用ディスクをオンラインにする

フェールオーバー クラスタ管理を使用して共用ディスクをオンラインにします。

3. フェールオーバー クラスタ管理とレジストリエディタを終了する

フェールオーバー クラスタ管理とレジストリエディタが起動されている場合は、終了させてください。

4. 現用系サーバでクラスタセットアップコマンド実行する

「A.6 クラスタセットアップコマンド」を参照して、現用系サーバでクラスタセットアップコマンドsqcsetupclpを実

行してください。

コマンドの実行形式は以下です。

<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupclp -m <共用ディスク> -h <論理ホスト名

>

5. Managerのセットアップ

Managerに含まれるAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、「A.1 サーバ内

リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。

- 100 -

Page 112: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

3.6.2.3 待機系サーバでの導入

1. 待機系サーバでのManagerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照してインストールを実施してください。

ポイント

Manager環境は、現用系サーバ、待機系サーバとも同一環境(同じデバイス名、共用ディスク、かつ同じインストー

ルパス)で作成してください。

なお、共用ディスクにはインストールしないでください。

2. 待機系サーバでのクラスタセットアップ

1. フェールオーバー クラスタ管理とレジストリエディタを終了する。

フェールオーバー クラスタ管理とレジストリエディタが起動されている場合は、終了させてください。

2. 待機系サーバでクラスタセットアップコマンドを実行する。

「A.6 クラスタセットアップコマンド」を参照して、待機系サーバでクラスタセットアップコマンドsqcsetupclsを実

行してください。

コマンドの実行形式は以下です。

<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupcls -m <共用ディスク>

3.6.2.4 リソース登録

現用系サーバにてManagerのサービスをMSCS/フェールオーバークラスタリングのリソースとして登録します。

・ 「リソースグループの用意」で作成したリソースグループに、以下のサービスをMSCS/フェールオーバークラスタリング

のアプリケーションリソースとして登録してください。

- 「Systemwalker SQC DCM」サービス

- 「Systemwalker SQC sqcschdle」サービス

・ Webアクセスログ分析機能を使用する場合は、以下のサービスも登録してください。

- 「Systemwalker SQC dbrefsv」サービス

- 「Systemwalker SQC dbregsv」サービス

注意

以下の環境にSystemwalker Service Quality Coordinatorを導入している場合、[新しいリソース ウィザード]でリソースを追

加した際は、その後に下記の表に記載の「リソースの依存関係」を設定してください。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter

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Page 113: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

「Systemwalker SQC DCM」サービス

項目 設定内容

名前 Systemwalker SQC DCM

リソースの種類 汎用サービス

グループ Systemwalker SQC GroupまたはCentricMGR Group

実行可能な所有者 現用系サーバと待機系サーバ

リソースの依存関係 共用ディスクとして設定したディスク、IPアドレス

サービス名 SQC_DCM

「Systemwalker SQC sqcschdle」サービス

項目 設定内容

名前 Systemwalker SQC sqcschdle

リソースの種類 汎用サービス

グループ Systemwalker SQC GroupまたはCentricMGR Group

実行可能な所有者 現用系サーバと待機系サーバ

リソースの依存関係 共用ディスクとして設定したディスク、IPアドレス

サービス名 sqcschdle

「Systemwalker SQC dbrefsv」サービス

項目 設定内容

名前 Systemwalker SQC dbrefsv

リソースの種類 汎用サービス

グループ Systemwalker SQC GroupまたはCentricMGR Group

実行可能な所有者 現用系サーバと待機系サーバ

リソースの依存関係 共用ディスクとして設定したディスク、IPアドレス

サービス名 Systemwalker SQC-A dbrefsv

「Systemwalker SQC dbregsv」サービス

項目 設定内容

名前 Systemwalker SQC dbregsv

リソースの種類 汎用サービス

グループ Systemwalker SQC GroupまたはCentricMGR Group

実行可能な所有者 現用系サーバと待機系サーバ

リソースの依存関係 共用ディスクとして設定したディスク、IPアドレス

サービス名 Systemwalker SQC-A dbregsv

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3.6.2.5 サービスの起動

フェールオーバー クラスタ管理から、以下のSystemwalker Service Quality Coordinatorのサービスをオンラインにします。

・ 「Systemwalker SQC DCM」サービス

MSCS/フェールオーバークラスタリングのクラスタシステムにおけるManagerの環境設定は以上になります。

以降は、導入する運用モデルを参照して導入・設定を行ってください。

・ 3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル

・ 3.3 Proxy Managerによる中継モデル

・ 3.4 Managerの二階層運用モデル

注意

Managerは本手順で導入済みなので、「Managerの作業」は省略してください。

3.7 PRIMECLUSTERクラスタシステム運用モデル

本節では、PRIMECLUSTERのクラスタシステムにManager/Enterprise Managerを導入する手順について説明します。

Manager/Enterprise Managerをクラスタシステム運用することにより、片方のノードに障害が発生した場合でも、正常な別

ノードに管理業務を引き継ぎますので、管理業務の高可用性を実現することができます。

■実行環境

本機能は、Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Editionで提供される機能です。

また、本機能を導入できるのはEnterprise ManagerとManagerです。

■実行に必要な権限

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■本手順を行う前に

本節で説明する作業を行う前に、PRIMECLUSTERのインストールおよび環境設定を行っておく必要があります。

PRIMECLUSTERをインストールし、新しくクラスタ環境を構築する場合の手順については、必要に応じて

「PRIMECLUSTER導入運用手引書」を参照してください。

注意

本節では、PRIMECLUSTERのクラスタ環境にManager/Enterprise Managerの環境を構築する手順について説明してお

り、PRIMECLUSTER の設定を含んでいます。本節を読むにあたり、PRIMECLUSTERの基本的な理解と、実務知識が

必要です。

また以下の場合は、クラスタシステムにManagerを導入することはできません。

・ 二重化運用されたManager

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サポートするクラスタシステムと形態は以下のとおりです。

[クラスタシステム]

【Solaris版】

- Fujitsu PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.1/4.1A10/4.1A20/4.1A30/4.1A40/4.2A00/4.2A30

- Fujitsu PRIMECLUSTER HA Server 4.1/4.1A10/4.1A20/4.1A30/4.1A40/4.2A00/4.2A30

- Fujitsu PRIMECLUSTER Clustering Base 4.1/4.1A10/4.1A20/4.1A30/4.1A40/4.2A00/4.2A30

【Linux版】

- Fujitsu PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.2A00/4.2A30/4.3A00

- Fujitsu PRIMECLUSTER HA Server 4.2A00/4.2A30/4.3A00

- Fujitsu PRIMECLUSTER Clustering Base 4.2A00/4.2A30/4.3A00

【Linux for Itanium版】

- Fujitsu PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.1A40/4.2A00/4.3A00

- Fujitsu PRIMECLUSTER HA Server 4.1A40/4.2A00/4.3A00

[クラスタ形態]

・ 1:1運用待機形態(1つのノードを別の1つのノードで待機する形態)

本節では、管理業務を運用するノードを「現用系」、業務を引き継ぐために待機するノードを「待機系」と呼び、異常

が発生したときに現用系から待機系へ業務を引き継ぐことを「フェールオーバ」と呼びます。また、現用系と待機系と

で共用して使用するディスクを「共用ディスク」と呼びます。

ポイント

クラスタ運用を行っているManagerのホスト名やIPアドレスを設定する場合(Agent/Proxy Manager/運用管理クライアントの

インストールなど)には、論理ホスト名や論理IPアドレスを指定します。これによって、現用系か待機系かを意識することな

く運用することができます。

以項で、二階層運用を行うシステムでEnterprise Managerのクラスタ化を行なう場合と、Managerのクラスタ化を行なう場合

の手順を説明します。

・ 3.7.1 Enterprise Managerでの作業

・ 3.7.2 Managerでの作業

3.7.1 Enterprise Managerでの作業

本手順は、二階層運用を行うシステムでEnterprise Managerのクラスタ化を行いたい場合に実施します。

■手順

以下の順にそって実施してください。

- 104 -

Page 116: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

・ 3.7.1.1 環境構築前の準備

1. 共用ディスクの設定

2. IPアドレスとホスト名の割り当て

・ 3.7.1.2 現用系サーバでの導入

1. 現用系サーバでのEnterprise Managerのインストール

2. 現用系サーバでのクラスタセットアップ

・ 3.7.1.3 待機系サーバでの導入

1. 待機系サーバでのEnterprise Managerのインストール

2. 待機系サーバでのクラスタセットアップ

・ 3.7.1.4 リソース登録

- userApplication Configuration Wizardでの登録(Solaris版の場合)

- RMS Wizardでの登録(Linux版の場合)

・ 3.7.1.5 デーモンの起動

3.7.1.1 環境構築前の準備

本項ではクラスタ環境を構築するため、以下のリソースを用意します。

・ 本製品で使用する共用ディスク

現用系サーバと待機系サーバのEnterprise Managerが共有するファイルを格納するディスクです。

・ 本製品で使用する論理IPアドレス

クラスタシステムで運用する時に、使用するネットワーク上でユニークなIPアドレスを新規に割り当てます。

・ 本製品で使用する論理ホスト名

論理IPアドレスが解決できる名前です。

DNSなどのネームサービスに登録することで、有効になります。

1. 共用ディスクの設定

現用系サーバと待機系サーバのEnterprise Managerが共有するファイルを格納する共用ディスクを設定します。な

お、共用ディスクはSystemwalker Service Quality Coordinatorで占有する様に作成してください。

共用ディスクの設定の詳細については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

2. IPアドレスとホスト名の割り当て

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用する場合

PRIMECLUSTERのマニュアルを参照して、IPアドレスとホスト名を登録します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加する場

論理IPアドレスおよび論理ホスト名はSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムで設定済みのリソース

- 105 -

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を使用します。

新しく作成する必要はありません。

3.7.1.2 現用系サーバでの導入

1. 現用系サーバでのEnterprise Managerのインストール

「3.1.5 Enterprise Managerのインストール」を参照してインストールを実施してください。

注意

共用ディスクにはインストールしないでください。

2. 現用系サーバでのクラスタセットアップ

1. 現用系サーバでクラスタアプリケーションを停止する

PRIMECLUSTERのCluster Admin GUIを使用して、クラスタアプリケーションを停止します。

ポイント

Systemwalker Centric Managerとの連携を行っている場合は、Systemwalker Centric Managerのサービスも

停止してください。

2. 現用系サーバから共用ディスクにアクセスできるようにする

現用系サーバ側で共有ディスクをマウントしてください。

3. 現用系サーバでクラスタセットアップコマンドを実行する

「A.6 クラスタセットアップコマンド」を参照して、現用系サーバでクラスタセットアップコマンドsqcsetupclpを実

行してください。

コマンドの実行形式は以下です。

/opt/FJSVssqc/bin/sqcsetupclp -m <マウントポイント> -h <論理ホスト名>

4. Enterprise Managerのセットアップ

Enterprise Managerに含まれるAgentの機能を使用してEnterprise Manager自身の性能情報を収集したい場

合は、「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適

用を実施してください。

3.7.1.3 待機系サーバでの導入

1. 待機系サーバでのEnterprise Managerのインストール

「3.1.5 Enterprise Managerのインストール」を参照してインストールを実施してください。

注意

Enterprise Manager環境は、現用系サーバ、待機系サーバとも同一環境(同じデバイス名、共用ディスク、かつ同じ

インストールパス)で作成してください。

- 106 -

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なお、共用ディスクにはインストールしないでください。

2. 待機系サーバでのクラスタセットアップ

1. 待機系サーバでクラスタアプリケーションを停止する

PRIMECLUSTERのCluster Admin GUIを使用して、クラスタアプリケーションを停止します。

2. 待機系サーバから共用ディスクにアクセスできるようにする

待機系サーバ側で共用ディスクをマウントしてください。

3. 待機系サーバでクラスタセットアップコマンドを実行

「A.6 クラスタセットアップコマンド」を参照して、待機系サーバでクラスタセットアップコマンドsqcsetupclsを実

行してください。

コマンドの実行形式は以下です。

/opt/FJSVssqc/bin/sqcsetupcls -m <マウントポイント>

3.7.1.4 リソース登録

Enterprise ManagerのデーモンをPRIMECLUSTERのリソースとして登録します。

ここでは、現用系サーバでのリソースの登録方法について、以下に説明します。

Enterprise Managerのクラスタセットアップコマンドで作成されたリソースを、Enterprise Managerのデーモンとして登録しま

す。

ポイント

Systemwalker Centric Managerとの同期を行っている場合、Enterprise Managerのデーモンをアプリケーションリソースとして

「CentricMGR Group」に登録してください。

リソースの登録方法は、プラットフォームにより異なります。

ご使用のプラットフォームに合った登録方法を参照してください。

・ ■userApplication Configuration Wizardでの登録(Solaris版)

1. リソース作成

2. クラスタアプリケーションの作成

・ ■RMS Wizardでの登録(Linux版)

1. リソース作成

2. クラスタアプリケーションの作成

■userApplication Configuration Wizardでの登録(Solaris版)

- 107 -

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1. リソース作成

PRIMECLUSTERのuserApplication Configuration Wizardから、[Resourceの作成]を選択し、以下のResourceタイ

プを設定します。詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

Fsystem

共有資源用パーティションを選択します。

Ipaddress

ネットワーク種別にIP Address Takeoverを選択し、IPアドレス/ホスト名には、クラスタセットアップコマンドのオプ

ションで指定したものを設定します。

Procedure

プロシジャクラスにApplicationを選択し、プロシジャリソースをSystemwalkerSQCとしてリソースを作成します。

2. クラスタアプリケーションの作成

PRIMECLUSTERのuserApplication Configuration Wizardのトップメニューから、[userApplicationの作成]を選択

し、アプリケーションを作成します。詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

- [userApplication名と運用形態の設定]画面では、運用形態にStandbyを選択してください。

- [属性の設定]画面では、userApplicationの属性を設定してください。設定するオプションの例(推奨値)を以下

に示します。

属性(Attribute) 値(Value) 概要

AutoStartUp Yes RMSが開始されるときに、userApplicationも自動的に開始されます。

AutoSwitchOver HostFailure

ResourceFailure

ホストおよびリソースで障害が発生した場合

に自動的に切り替えられるようにします。

PersistentFault 1 userApplicationのFaultedの状態は、RMSの再起動後も維持されます。

ShutdownPriority NONE(省略値) userApplicationに重み係数(優先度)を割り当

てません。

StandbyTransitions StartUp

SwitchRequest

RMSが起動するときおよび別のノードへ状態

遷移したときにStandby状態遷移が実行され

ます。

OnlinePriority 0(省略値) RMSの再起動後は、優先度の も高いノー

ドでuserApplicationがOnlineになります。優

先度は、userApplicationの作成時の

「SysNodeの設定」で設定したノードの設定順

序により決定されます。

HaltFlag No(省略値) Fault処理中にさらに故障が発生(二重故障)

したような場合に、ノードの強制的な停止が

行われません。そのため、userApplicationは、フェールオーバしません。

- Resourceの選択には、「1.リソース作成」で作成した各リソースをすべて選択し、アプリケーションの作成を行っ

てください。

- 108 -

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■RMS Wizardでの登録(Linux版)

PRIMECLUSTERのRMS Wizardを使用して、アプリケーションを作成する場合の説明をします。

1. リソース作成

a. 論理IPアドレスをリソースとして設定します。

RMS Wizardで“Gls:Global-Link-Services”を選択し、PRIMECLUSTER GLSの論理IPアドレスをリソースと

して設定してください。

b. 共有論理IPアドレスをリソースとして設定します。

2. クラスタアプリケーションの作成

RMS Wizardを使用してアプリケーションを作成します。

詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

- プライマリ/セカンダリノードの登録

“Machines+Basics”からプライマリ・およびセカンダリノードを登録してください。

- 引き継ぎIPアドレスの登録

“Gls:Global-Link-Services”を選択し、PRIMECLUSTER GLSで設定した引き継ぎIPアドレスとして使用するア

ドレスを登録してください。

- 共有ディスクの登録

“LocalFileSystem”から共有資源用パーティションのマウントポイントを登録してください。

- Procedureリソースを設定

Procedureリソース(SystemwalkerSQC)を設定してください。

- 各種オプションの設定

“Machines+Basics”からクラスタアプリケーションの各種オプションを設定してください。設定するオプションの例

(推奨値)を以下に示します。

属性(Attribute) 値(Value) 概要

AutoStartUp Yes RMSが開始されるときに、userApplicationも自動的に開始されます。

AutoSwitchOver HostFailure

ResourceFailure

ホストおよびリソースで障害が発生した場合

に自動的に切り替えられるようにします。

PersistentFault 1 userApplicationのFaultedの状態は、RMSの再起動後も維持されます。

ShutdownPriority NONE(省略値) userApplicationに重み係数(優先度)を割り当

てません。

StandbyTransitions StartUp

SwitchRequest

RMSが起動するときおよび別のノードへ状態

遷移したときにStandby状態遷移が実行され

ます。

OnlinePriority 0(省略値) RMSの再起動後は、優先度の も高いノー

ドでuserApplicationがOnlineになります。優

先度は、userApplicationの作成時の

「SysNodeの設定」で設定したノードの設定順

序により決定されます。

HaltFlag No(省略値) Fault処理中にさらに故障が発生(二重故障)

したような場合に、ノードの強制的な停止が

- 109 -

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属性(Attribute) 値(Value) 概要

行われません。そのため、userApplicationは、フェールオーバしません。

3.7.1.5 デーモンの起動

PRIMECLUSTERのCluster Admin GUIを使用し、Systemwalker Service Quality Coordinatorデーモンを起動します。

PRIMECLUSTERクラスタシステムの環境設定は以上になります。

以降は、導入する運用モデルを参照して導入・設定を行ってください。

・ 3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル

・ 3.3 Proxy Managerによる中継モデル

・ 3.4 Managerの二階層運用モデル

注意

Managerの二階層運用モデルの環境を構築する場合、Enterprise Managerは本手順で導入済みなので、「EnterpriseManagerの作業」は省略してください。

3.7.2 Managerでの作業

本手順は、Managerのクラスタ化を行いたい場合に実施します。

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 3.7.2.1 環境構築前の準備

1. 共用ディスクの設定

2. IPアドレスとホスト名の割り当て

・ 3.7.2.2 現用系サーバでの導入

1. 現用系サーバでのManagerのインストール

2. 現用系サーバでのクラスタセットアップ

・ 3.7.2.3 待機系サーバでの導入

1. 待機系サーバでのManagerのインストール

2. 待機系サーバでのクラスタセットアップ

・ 3.7.2.4 リソース登録

- userApplication Configuration Wizardでの登録

- RMS Wizardでの登録

- 110 -

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・ 3.7.1.5 デーモンの起動

3.7.2.1 環境構築前の準備

本項ではクラスタ環境を構築するため、以下のリソースを用意します。

・ 本製品で使用する共用ディスク

現用系サーバと待機系サーバのManagerが共有するファイルを格納するディスクです。

・ 本製品で使用する論理IPアドレス

クラスタシステムで運用する時に、使用するネットワーク上でユニークなIPアドレスを新規に割り当てます。

・ 本製品で使用する論理ホスト名

論理IPアドレスが解決できる名前です。

DNSなどのネームサービスに登録することで、有効になります。

1. 共用ディスクの設定

現用系サーバと待機系サーバのManagerが共有するファイルを格納する共用ディスクを設定します。

共用ディスクの設定の詳細については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

2. IPアドレスとホスト名の割り当て

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用する場合

RIMECLUSTERのマニュアルを参照して、IPアドレスとホスト名を登録します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加する場

論理IPアドレスおよび論理ホスト名はSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムで設定済みのリソース

を使用します。

新しく作成する必要はありません。

3.7.2.2 現用系サーバでの導入

1. 現用系サーバでのManagerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照してインストールを実施してください。

注意

共用ディスクにはインストールしないでください。

2. 現用系サーバでのクラスタセットアップ

a. 現用系サーバでクラスタアプリケーションを停止する

PRIMECLUSTERのCluster Admin GUIを使用し、クラスタアプリケーションを停止します。

- 111 -

Page 123: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

ポイント

Systemwalker Centric Managerとの連携を行っている場合は、Systemwalker Centric Managerのサービスも

停止してください。

b. 現用系サーバから共用ディスクにアクセスできるようにする

現用系サーバ側で共用ディスクをマウントしてください。

c. 現用系サーバでクラスタセットアップコマンドを実行する

「A.6 クラスタセットアップコマンド」を参照して、現用系サーバでクラスタセットアップコマンドsqcsetupclpを実

行してください。

コマンドの実行形式は以下です。

/opt/FJSVssqc/bin/sqcsetupclp -m <マウントポイント> -h <論理ホスト名>

d. Managerのセットアップ

Managerに含まれるAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、「A.1 サーバ内

リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。

3.7.2.3 待機系サーバでの導入

1. 待機系サーバでのManagerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照してインストールを実施してください。

注意

Manager環境は、現用系サーバ、待機系サーバとも同一環境(同じデバイス名、共用ディスク、かつ同じインストー

ルパス)で作成してください。

なお、共用ディスクにはインストールしないでください。

2. 待機系サーバでのクラスタセットアップ

1. 待機系サーバでクラスタアプリケーションを停止する

PRIMECLUSTERのCluster Admin GUIを使用し、クラスタアプリケーションを停止します。

2. 待機系サーバから共用ディスクにアクセスできるようにする

待機系サーバ側で共用ディスクをマウントしてください。

3. 待機系サーバでクラスタセットアップコマンドを実行

「A.6 クラスタセットアップコマンド」を参照して、待機系サーバでクラスタセットアップコマンドsqcsetupclsを実

行してください。

コマンドの実行形式は以下です。

/opt/FJSVssqc/bin/sqcsetupcls -m <マウントポイント>

- 112 -

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3.7.2.4 リソース登録

ManagerのデーモンをPRIMECLUSTERのリソースとして登録します。

ここでは、現用系サーバでのリソースの登録方法について、以下に順に説明します。

Managerのクラスタセットアップコマンドで作成されたリソースを、Managerのデーモンとして登録します。

ポイント

Systemwalker Centric Managerとの同期を行っている場合、Managerのデーモンをアプリケーションリソースとして

「CentricMGR Group」に登録してください。

リソースの登録方法は、プラットフォームにより異なります。

ご使用のプラットフォームに合った登録方法を参照してください。

・ ■userApplication Configuration Wizardでの登録(Solaris版)

1. リソース作成

2. クラスタアプリケーションの作成

・ ■RMS Wizardでの登録(Linux版)

1. リソース作成

2. クラスタアプリケーションの作成

■userApplication Configuration Wizardでの登録(Solaris版)

1. リソース作成

PRIMECLUSTERのuserApplication Configuration Wizardから、[Resourceの作成]を選択し、以下のResourceタイ

プを設定します。詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

Fsystem

共有資源用パーティションを選択します。

Ipaddress

ネットワーク種別にIP Address Takeoverを選択し、IPアドレス/ホスト名には、クラスタセットアップコマンドのオプ

ションで指定したものを設定します。

Procedure

プロシジャクラスにApplicationを選択し、プロシジャリソースをSystemwalkerSQCとしてリソースを作成します。

2. クラスタアプリケーションの作成

PRIMECLUSTERのuserApplication Configuration Wizardのトップメニューから、[userApplicationの作成]を選択

し、アプリケーションを作成します。詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

- [userApplication名と運用形態の設定]画面では、運用形態にStandbyを選択してください。

- 113 -

Page 125: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

- [属性の設定]画面では、userApplicationの属性を設定してください。設定するオプションの例(推奨値)を以下

に示します。

属性(Attribute) 値(Value) 概要

AutoStartUp Yes RMSが開始されるときに、userApplicationも自動的に開始されます。

AutoSwitchOver HostFailure

ResourceFailure

ホストおよびリソースで障害が発生した場合

に自動的に切り替えられるようにします。

PersistentFault 1 userApplicationのFaultedの状態は、RMSの再起動後も維持されます。

ShutdownPriority NONE(省略値) userApplicationに重み係数(優先度)を割り当

てません。

StandbyTransitions StartUp

SwitchRequest

RMSが起動するときおよび別のノードへ状態

遷移したときにStandby状態遷移が実行され

ます。

OnlinePriority 0(省略値) RMSの再起動後は、優先度の も高いノー

ドでuserApplicationがOnlineになります。優

先度は、userApplicationの作成時の

「SysNodeの設定」で設定したノードの設定順

序により決定されます。

HaltFlag No(省略値) Fault処理中にさらに故障が発生(二重故障)

したような場合に、ノードの強制的な停止が

行われません。そのため、userApplicationは、フェールオーバしません。

- Resourceの選択には、「1.リソース作成」で作成した各リソースをすべて選択し、アプリケーションの作成を行っ

てください。

■RMS Wizardでの登録(Linux版)

PRIMECLUSTERのRMS Wizardを使用して、アプリケーションを作成する場合の説明をします。

1. リソース作成

a. 論理IPアドレスをリソースとして設定します。

RMS Wizardで“Gls:Global-Link-Services”を選択し、PRIMECLUSTER GLSの論理IPアドレスをリソースと

して設定してください。

b. 共有論理IPアドレスをリソースとして設定します。

2. クラスタアプリケーションの作成

RMS Wizardを使用してアプリケーションを作成します。

詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

- プライマリ/セカンダリノードの登録

“Machines+Basics”からプライマリ・およびセカンダリノードを登録してください。

- 引き継ぎIPアドレスの登録

“Gls:Global-Link-Services”を選択し、PRIMECLUSTER GLSで設定した引き継ぎIPアドレスとして使用するア

ドレスを登録してください。

- 114 -

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- 共有ディスクの登録

“LocalFileSystem”から共有資源用パーティションのマウントポイントを登録してください。

- Procedureリソースを設定

Procedureリソース(SystemwalkerSQC)を設定してください。

- 各種オプションの設定

“Machines+Basics”からクラスタアプリケーションの各種オプションを設定してください。設定するオプションの例

(推奨値)を以下に示します。

属性(Attribute) 値(Value) 概要

AutoStartUp Yes RMSが開始されるときに、userApplicationも自動的に開始されます。

AutoSwitchOver HostFailure

ResourceFailure

ホストおよびリソースで障害が発生した場合

に自動的に切り替えられるようにします。

PersistentFault 1 userApplicationのFaultedの状態は、RMSの再起動後も維持されます。

ShutdownPriority NONE(省略値) userApplicationに重み係数(優先度)を割り当

てません。

StandbyTransitions StartUp

SwitchRequest

RMSが起動するときおよび別のノードへ状態

遷移したときにStandby状態遷移が実行され

ます。

OnlinePriority 0(省略値) RMSの再起動後は、優先度の も高いノー

ドでuserApplicationがOnlineになります。優

先度は、userApplicationの作成時の

「SysNodeの設定」で設定したノードの設定順

序により決定されます。

HaltFlag No(省略値) Fault処理中にさらに故障が発生(二重故障)

したような場合に、ノードの強制的な停止が

行われません。そのため、userApplicationは、フェールオーバしません。

3.7.2.5 デーモンの起動

PRIMECLUSTERのCluster Admin GUIを使用し、Systemwalker Service Quality Coordinatorデーモンを起動します。

PRIMECLUSTERクラスタシステムの環境設定は以上になります。

以降は、導入する運用モデルを参照して導入・設定を行ってください。

・ 3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル

・ 3.3 Proxy Managerによる中継モデル

・ 3.4 Managerの二階層運用モデル

・ 3.3 Proxy Managerによる中継モデル

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注意

Managerは、PRIMECLUSTERクラスタシステムの環境設定で導入済みなので、「Managerの作業」は省略してください。

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第4章 Pull型通信設定

本製品の通信形態は、通常は、AgentまたはProxy ManagerからManagerに対してPushする形の通信です。ただし、イン

ターネット環境で、DMZ内のサーバを管理対象にしたいなど、通信方法が制限される場合には、Push型の通信では都

合が悪い場合があります。そのような場合に、Pull型の通信形態で構成します。

Pull型の通信では、ManagerがAgentまたはProxy Managerに対して問い合わせを行い、その結果を引っ張りあげる形に

なります。この時、通信プロトコルには、HTTPが用いられます。したがって、この場合、AgentまたはProxy ManagerにはHTTP通信環境が必要になります。

通信方法は、インストール時の問い合わせ結果に応じて、設定されています。Push型通信の場合、特に定義は必要あり

ませんが、Pull型を選択した場合、本章で説明するセットアップが必要です。

ポイント

・ Push通信かPull通信の選択は、AgentおよびProxy Managerのインストール時に行います。

運用途中にPush/Pullを切り替えることもできます。

・ Push通信の場合は、AgentまたはProxy Manager側が自律的にデータを送信しますので、特に定義作業は不要で

す。Pull通信の場合は、Manager上で、Pull通信の対象となる、Agent、Proxy Managerを定義する必要があります。

・ なお、同一のAgentまたはProxy Managerにおいて、通常のPush通信と、本章で説明するPull通信の併用はできませ

ん。

Pull型通信での構成モデルに基づいて導入する方法については、以下を参照してください。

・ 4.1 Pull運用でのManagerとAgentで構成する基本モデル

・ 4.2 Pull運用でのProxy Managerによる中継モデル

・ 4.3 Pull運用でのManagerの二重化運用モデル (Enterprise Editionのみ)

・ 4.4 Pull運用設定

4.1 Pull運用でのManagerとAgentで構成する基本モデル

Pull運用での、ManagerとAgentで構成する基本モデルの環境を構築する手順を説明します。

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 4.1.1 Managerでの作業

1. Managerのインストール

2. ManagerのPull通信定義

3. Managerのセットアップ

4. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 4.1.2 Agentでの作業

1. Agentのインストール

2. AgentのPull通信セットアップ

3. Agentのセットアップ

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4. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

・ 4.1.3 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

2. 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

3. 運用管理クライアントの起動と確認

4.1.1 Managerでの作業

1. Managerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照して、Managerのインストールを実施してください。

2. ManagerのPull通信定義

「4.4.1 Pull通信定義」を参照して、Pull通信定義を実施してください。

3. Managerのセットアップ

ポイント

ManagerでAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、Managerのセットアップを実施

してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

4.1.2 Agentでの作業

1. Agentのインストール

「3.1.3 Agentのインストール」を参照して、Agentのインストールを実施してください。

2. AgentのPull通信セットアップ

「4.4.2 Pull通信セットアップ」を参照して、Pull通信セットアップlコマンドを実行してください。

3. Agentのセットアップ

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

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4.1.3 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して、運用管理クライアントのインストールを実施してください。

2. 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」をご覧ください。

注意

コンソールを起動する前に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

4.2 Pull運用でのProxy Managerによる中継モデル

エクストラネット内に配置したProxy Managerに中継機能を持たせ、配下のAgent情報を中継することによって、イントラネッ

ト内のManagerと通信できる環境を構築する手段を以下に示します。

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 4.2.1 Managerでの作業

1. Managerのインストール

2. ManagerのPull通信定義

3. Managerのセットアップ

4. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 4.2.2 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

2. Proxy ManagerのPull通信セットアップ

3. Proxy Managerのセットアップ

4. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

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・ 4.2.3 Agentでの作業

1. Agentのインストール

2. AgentでのPull通信セットアップ

3. Agentのセットアップ

4. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

・ 4.2.4 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

2. 運用管理クライアント通信環境セットアップ

3. 運用管理クライアントの起動と確認

4.2.1 Managerでの作業

1. Managerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照して、Managerのインストールを実施してください。

2. ManagerのPull通信定義

「4.4.1 Pull通信定義」を参照して、Pull通信定義を実行してください。

3. Managerのセットアップ

ポイント

ManagerでAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、Managerのセットアップを実施

してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

4.2.2 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

「3.1.2 Proxy Managerのインストール」を参照して、Proxy Managerのインストールを実施してください。

2. Proxy ManagerのPull通信セットアップ

「4.4.2 Pull通信セットアップ」を参照して、sqcSetFileSecを実行してください。

3. Proxy Managerのセットアップ

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ポイント

Proxy ManagerでAgentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Proxy Managerのセットアップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

4.2.3 Agentでの作業

1. Agentのインストール

「3.1.3 Agentのインストール」を参照して、Agentのインストールを実施してください。

2. AgentのPull通信セットアップ

「4.4.2 Pull通信セットアップ」を参照して、sqcSetFileSecを実行してください。

3. Agentのセットアップ

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

4.2.4 運用管理クライアントでの作業

1. 運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して、運用管理クライアントのインストールを実施してください。

2. 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」をご覧ください。

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注意

コンソールを起動する前に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

4.3 Pull運用でのManagerの二重化運用モデル

ここではPull運用でのManagerの二重化運用モデルの導入方法について説明します。

■実行環境

本機能は、Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Editionで提供される機能です。ManagerがEnterpriseEditionである必要があります。Agentは、Standard EditionまたはEnterprise Editionのどちらでもかまいません。

■手順

以下の順にそって実施してください。

ポイント

Managerの二重化運用を行う場合、それぞれのManagerに運用管理クライアントを接続する必要があります。

・ 4.3.1 1台目のManagerでの作業

1. 1台目のManagerのインストール

2. 1台目のManagerのPull通信定義

3. 1台目のManagerのセットアップ

4. 1台目のManagerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 4.3.2 2台目のManagerでの作業

1. 2台目のManagerのインストール

2. 2台目のManagerのPull通信定義

3. Managerの二重化運用Managerセットアップ

4. 2台目のManagerのセットアップ

5. 2台目のManagerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 4.3.3 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

2. Proxy ManagerのPull通信定義

3. Managerの二重化運用Proxy Managerセットアップ

4. Proxy Managerのセットアップ

5. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

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・ 4.3.4 Agentでの作業

1. Agentのインストール

2. AgentのPull通信定義

3. Managerの二重化運用Agentセットアップ

4. Agentのセットアップ

5. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

・ 4.3.5 1台目の運用管理クライアントでの作業

1. 1台目の運用管理クライアントのインストール

2. 1台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

3. 1台目の運用管理クライアントの起動と確認

・ 4.3.6 2台目の運用管理クライアントでの作業

1. 2台目の運用管理クライアントのインストール

2. 2台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

3. 2台目の運用管理クライアントの起動と確認

4.3.1 1台目のManagerでの作業

1. 1台目のManagerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照してManagerのインストールを実施してください。

2. 1台目のManagerのPull通信定義

「4.4.1 Pull通信定義」を参照してPull通信定義を実行してください。

3. 1台目のManagerのセットアップ

ポイント

ManagerでAgent for Businessの機能を使用したい場合は、Managerのセットアップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. 1台目のManagerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

4.3.2 2台目のManagerでの作業

1. 2台目のManagerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照してManagerのインストールを実施してください。

- 123 -

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2. 2台目のManagerのPull通信定義

「4.4.1 Pull通信定義」を参照してPull通信定義を実行してください。

3. Managerの二重化運用Managerセットアップ

「A.4 Managerの二重化運用Managerセットアップコマンド」を参照して、HmSetupを実行してください。

4. 2台目Managerのセットアップ

ポイント

ManagerでAgentの機能を使用してManager自身の性能情報を収集したい場合は、2台目のManagerのセットアッ

プを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

5. 2台目Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

4.3.3 Proxy Managerでの作業

ポイント

Proxy Manager上で、エンドユーザレスポンス管理またはサービス稼働管理を行う場合は、Proxy Managerでの作業を実

施してください。

エンドユーザレスポンス管理については、使用手引書「第4章 エンドユーザレスポンス管理」、サービス稼働管理につい

ては、使用手引書「第5章 サービス稼働管理」を参照してください。

1. Proxy Managerのインストール

「3.1.2 Proxy Managerのインストール」を参照してProxy Managerのインストールを実施してください。

2. Proxy ManagerのPull通信セットアップ

「4.4.2 Pull通信セットアップ」を参照して、sqcSetFileSecを実行してください。

3. Managerの二重化運用Proxy Managerセットアップ

「A.5 Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットアップコマンド」を参照してProxy Managerの二重化運用

セットアップを実施してください。

4. Proxy Managerのセットアップ

- 124 -

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ポイント

Proxy ManagerでAgentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Managerのセット

アップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

5. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

4.3.4 Agentでの作業

1. Agentのインストール

「3.1.3 Agentのインストール」を参照して、Agentのインストールを実施してください。

2. AgentのPull通信セットアップ

「4.4.2 Pull通信セットアップ」を参照して、sqcSetFileSecを実行してください。

3. Managerの二重化運用Agentセットアップ

「A.5 Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットアップコマンド」を参照して、sqcHaSetupを実行してくださ

い。

4. Agentのセットアップ

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

5. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

4.3.5 1台目の運用管理クライアントでの作業

1. 1台目の運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して、運用管理クライアントのインストールを実施してください。

ポイント

1台目の運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレスは、1台目のManagerのアドレスを指定してください。

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2. 1台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 1台目の運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」をご覧ください。

注意

コンソールを起動する前に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

4.3.6 2台目の運用管理クライアントでの作業

1. 2台目の運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して、運用管理クライアントのインストールを実施してください。

ポイント

2台目の運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレスは、2台目のManagerのアドレスを指定してください。

2. 2台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 2台目の運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」をご覧ください。

注意

コンソールを起動する前に、下記の手順を参照し、Windowsのデスクトップヒープを拡張してください。

「使用手引書(コンソール編)」の「5.1.1 Desktop heap(デスクトップヒープ)の拡張方法」

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4.4 Pull運用設定

ここでは、Pull運用を行うための定義方法と、運用途中にPull、Pushの通信方式を切り替える場合の方法について説明し

ます。

・ 4.4.1 Pull通信定義

・ 4.4.2 Pull通信セットアップ

・ 4.4.3 PushからPullへの切り替え

・ 4.4.4 PullからPushへの切り替え

4.4.1 Pull通信定義

以下の方法にしたがって、定義してください。

■Managerでの作業

本ファイルの格納場所は以下のとおりです。

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\agentlist.cfg

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/agentlist.cfg

上記ファイルを以下の定義方法に従って編集してください。

■定義方法

Pull通信の単位で、以下のエントリーを追加してください。

ホスト名[/SQC],ポート番号

proxyサーバを使用したい場合は、次の様に指定してください。

ホスト名[/SQC],ポート番号,proxyホスト名,proxyポート番号

■定義例

以下にagentlist.cfgの定義例を示します。

[AgentList]

host.company.co.jp,23440

100.100.100.100,23440

host2.company.co.jp/SQC,80

host3.company.co.jp/SQC,80,proxy.company.co.jp,8080

#100.100.100.100,23440

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ポイント

・ ホスト名は、通信可能な名前を記述してください。IPアドレスでの設定も可能です。

・ 複数のエージェントサーバが存在する場合は、次の行に続けて記述してください。

・ ホスト名の後の/SQCは、AgentまたはProxy Manager側のHTTP通信環境が、Apacheなどの一般的なhttpサービスを

利用している場合に必要なエイリアス名です。本製品の提供機能を利用する場合は不要です。

■Agentでの作業

AgentまたはProxy Manager側のHTTP通信環境として、本製品の提供機能を利用する場合、ポート番号はデフォルトで

23440に設定されています。ポート番号を変更したい場合は、以下の定義ファイルを編集し(port=23440の箇所を変更)、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、thttpdサービスを再起動してください。

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\thttpd.conf

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/thttpd.conf

■定義方法

cgipat=/cgi-bin/*

chroot

dir=C:\Program Files\SystemwalkerSQC\www

port=23440

注意

対象のAgentがクラスタ運用の場合は、論理ホスト名または論理IPアドレスではなく、物理ホスト名または物理IPアドレス

をそれぞれ定義してください。

4.4.2 Pull通信セットアップ

■実行環境

Agent/Proxy Managerで実行可能です。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

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■本手順を行う前に

Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

■記述形式

【Windows版】

以下の方法でPull通信環境をセットアップします。(セキュリティ上のリスクは大きくなります)

以下の二つのコマンドを実行します。

C:\> <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetFileSec.exe -u <可変ファイル格納ディレクトリ>\temp

C:\> <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetFileSec.exe -u <可変ファイル格納ディレクトリ>\spool\Delayxfer

【UNIX版】

以下のPull通信セットアップコマンドを実行します。(セキュリティ上のリスクは大きくなります)

以下のコマンドを実行します。

/opt/FJSVssqc/bin/pullsetup.sh

dcmの再起動および、thttpdサービスを使用する場合はthttpdを起動します。

dcmおよびthttpdの起動方法については、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

ポイント

Pull通信を行うには、Managerでsqcschdleサービスを起動する必要があります。

起動方法は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

4.4.3 PushからPullへの切り替え

ここでは、運用途中にPushからPullへ通信方式を切り替える手順について説明します。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

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注意

Manager二重化運用を行っている場合は、いったん二重化運用の解除を行ってからPull/Pushの切り替えを実施して、再

度二重化の設定を行ってください。

二重化の解除を行う場合は、リファレンスマニュアル「1.4 sqcHaSetup(Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセッ

トアップコマンド)」を参照してください。

4.4.3.1 Manager上での作業

「4.4.1 Pull通信定義」を参照して、agentlist.cfgファイルを定義します。

4.4.3.2 Agent/Proxy Manager上での作業

■本手順を行う前に

Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモン、thttpdサービスを使用している場合は停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認して

ください。

■手順

1. 定義ファイルの変更

定義ファイルの格納場所は以下のとおりです。

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

変更方法を説明します。

変更前に、DSAconfiguration.txtファイルのバックアップを取ってください。

以下のセクション全体を削除します。

注意

- 下記はWindows版の定義例です。UNIX版の場合は、pathに「/opt/FJSVssqc/bin/dsa_file」を、out_dirに「/var/opt/FJSVssqc/DelayXfer」を指定してください。

- out_dirには、実際にインストールしたパス配下のDelayxferディレクトリを、絶対パスで指定します。

[DsaForwarder]

execute_style=on

path=dsa_forwarder.exe

input=SQC3ALERTS

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input=SQC3PDBDSREG

input=SQC3PDBCONSOL

input=SQC3PDBRYG

input=SQC3PDBXML

input=SQC3PDBEVENT

server=

port=2344

connect_timeout=30

send_timeout=30

retry_count=30

retry_sleep=30

retry_no_sleep=30

[DsaForwarder_sum]

execute_style=on

path=dsa_forwarder.exe

input=SQC3PDBDSREG

input=SQC3PDBSUMMARY

input_expire=1

server=

port=2344

connect_timeout=30

send_timeout=30

retry_count=30

retry_sleep=30

retry_no_sleep=30

以下のセクションを追加します。

[DelayXfer]

execute_style=on

path=dsa_file.exe

input=SQC3PDBDSREG

input=SQC3PDBESREG

input=SQC3PDBCONSOL

input=SQC3PDBSUMMARY

input=SQC3PDBRYG

input=SQC3PDBXML

input=SQC3PDBMANAGE

input=SQC3PDBEVENT

out_dir=%WORKING_DIRECTORY\DelayXfer

- 131 -

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out_file=%c_delayxfer.txt

check_interval=3

operation=SWAP

2. コマンドの実行

【Windows版】

以下の方法でPull通信環境をセットアップします。(セキュリティ上のリスクは大きくなります)

以下の二つのコマンドを実行します。

C:\> <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetFileSec.exe -u <可変ファイル格納ディレクトリ>\temp

C:\> <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetFileSec.exe -u <可変ファイル格納ディレクトリ>\spool\Delayxfer

【UNIX版】

以下のPull通信セットアップコマンドを実行します。(セキュリティ上のリスクは大きくなります)

以下のコマンドを実行します。

/opt/FJSVssqc/bin/pullsetup.sh

注意

- Pull運用を行う場合には、Webサーバの設定が必要です。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照してセット

アップを実施してください。

- 二重化運用を行っている場合は、いったん二重化運用の解除を行ってからPull/Pushの切り替えを実施して、

再度二重化の設定を行ってください。

3. Agent/Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモン、thttpdサービスを使用する場合は起動してくだ

さい。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。

4.4.4 PullからPushへの切り替え

ここでは、運用途中にPullからPushへ通信方式を切り替える手順について説明します。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

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注意

Manager二重化運用を行っている場合は、いったん二重化運用の解除を行ってからPull/Pushの切り替えを実施して、再

度二重化の設定を行ってください。

二重化の解除を行う場合は、リファレンスマニュアル「1.4 sqcHaSetup(Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセッ

トアップコマンド)」を参照してください。

4.4.4.1 Manager上での作業

「4.4.1 Pull通信定義」を参照して、agentlist.cfgファイルを解除します。

4.4.4.2 Agent/Proxy Manager上での作業

■本手順を行う前に

Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモン、thttpdサービスを使用している場合は停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認して

ください。

■手順

1. 定義ファイルの変更

定義ファイルの格納場所は以下のとおりです。

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

変更方法を説明します。

変更前に、DSAconfiguration.txtファイルのバックアップを取ってください。

ManagerのIPアドレスを2箇所設定します。

注意

下記はWindows版の定義例です。UNIX版の場合は、pathに「/opt/FJSVssqc/bin/dsa_forwarder」を指定してくださ

い。

以下のセクションを追加します。

[DsaForwarder]

execute_style=on

path=%BASE_DIRECTORY/bin/dsa_forwarder

input=SQC3PDBDSREG

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input=SQC3PDBCONSOL

input=SQC3PDBRYG

input=SQC3PDBXML

input=SQC3PDBEVENT

server=★ここにManagerのアドレスを設定します★

port=2344

connect_timeout=30

send_timeout=30

retry_count=30

retry_sleep=30

retry_no_sleep=30

[DsaForwarder_sum]

execute_style=on

path=%BASE_DIRECTORY/bin/dsa_forwarder

input=SQC3PDBDSREG

input=SQC3PDBSUMMARY

input_expire=1

server=★ここにManagerのアドレスを設定します★

port=2344

connect_timeout=30

send_timeout=30

retry_count=30

retry_sleep=30

retry_no_sleep=30

以下のセクション全体を削除します。

[DelayXfer]

execute_style=on

path=dsa_file.exe

input=SQC3PDBDSREG

input=SQC3PDBESREG

input=SQC3PDBCONSOL

input=SQC3PDBSUMMARY

input=SQC3PDBRYG

input=SQC3PDBXML

input=SQC3PDBMANAGE

input=SQC3PDBEVENT

out_dir=%WORKING_DIRECTORY\DelayXfer

out_file=%c_delayxfer.txt

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check_interval=3

operation=SWAP

2. コマンドの実行

【Windows版】

以下の方法でPull通信環境からPush通信環境に切り替えます。

以下の二つのコマンドを実行します。

C:\> <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetFileSec.exe <可変ファイル格納ディレクトリ>\temp

C:\> <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetFileSec.exe <可変ファイル格納ディレクトリ> \spool\Delayxfer

【UNIX版】

以下の方法でPull通信環境からPush通信環境に切り替えます。

以下のコマンドを実行します。

/opt/FJSVssqc/bin/pullsetup.sh -u

3. Agent/Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

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第5章 通信環境のセットアップ

本製品では、管理用の通信にHTTPを用いています。本章では、HTTP通信環境のセットアップ方法について説明しま

す。

HTTP通信環境のセットアップが必要になるのは、以下の場合です。

サーバ種別 説明

運用管理クライアント コンソールを表示するために、必ず必要です。

注意

仮想ディレクトリを設定するWebサーバが IISの場合、設定手順は、「5.2.1Microsoft(R) Internet Information Services」のフローチャートを参照してください。

特に以下の点に注意してください。

・ 「5.2.1.4 ディレクトリ・セキュリティの設定」の、匿名アクセスの設定、または、「5.3運用管理クライアント基本認証の設定方法」の基本認証の設定を必ず行う必要

があります。

・ 指定するユーザーはAdministratorsグループに所属している必要があります。

Manager Browser Agentが収集した情報を受信するサーバに指定する場合に必要です。

注意

Managerがクラスタシステム運用の場合は、現用系サーバ・待機系サーバ両方で本

設定を行ってください。(クラスタシステム運用はEnterprise Editionで提供される機

能です。)

Proxy Manager Browser Agentが収集した情報を受信するサーバに指定する場合に必要です。

Pull方式でManagerと通信する場合で、かつ、本製品提供機能(thttpd)を使用せ

ず、一般的なhttpサービスを利用する場合に必要です。

Agent Pull方式でManagerと通信する場合で、かつ、本製品提供機能(thttpd)を使用せ

ず、一般的なhttpサービスを利用する場合に必要です。

注意

レポート画面を表示した際に「サーバが見つからないか、DNS エラーです。」というエラーが表示される場合があります。

その場合、Webサーバの接続のタイムアウト時間、および、CGIスクリプトのタイムアウトを3600秒に設定してください。

・ 5.1 仮想ディレクトリ

・ 5.2 仮想ディレクトリの設定方法

・ 5.3 運用管理クライアント基本認証の設定方法

5.1 仮想ディレクトリ

各サーバの仮想ディレクトリ(エイリアス)とパス名は以下のとおりです。

サーバ種別 エイリアス 物理パス

運用管理クライアント SSQC 【Windows版】

- 136 -

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サーバ種別 エイリアス 物理パス

<インストールディレクトリ>\www

Manager SQC 【Windows版】

<インストールディレクトリ>\www

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/www

Proxy Manager SQC 【Windows版】

<インストールディレクトリ>\www

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/www

Agent SQC 【Windows版】

<インストールディレクトリ>\www

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/www

5.2 仮想ディレクトリの設定方法

管理サーバと通信するために、Webサーバに対して、仮想ディレクトリを登録する必要があります。

ここでは、以下の4つのWebサーバを例に、登録手順を説明します。

・ 5.2.1 Microsoft(R) Internet Information Services

・ 5.2.2 Apache HTTP Server 1.3

・ 5.2.3 Netscape(R) Enterprise Server 3.0

・ 5.2.4 Interstage HTTP Server(Interstage Application Server同梱)

・ 5.2.5 InfoProvider Pro(Interstage Application Server同梱)

5.2.1 Microsoft(R) Internet Information Servicesここでは、Systemwalker Service Quality Coordinatorの利用にあたり必要となる、 Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定方法について説明します。

設定手順は、Internet Information Servicesのバージョンによって異なります。

設定手順のフローチャートは以下の通りです。

- 137 -

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ポイント

OSのバージョンと標準搭載されているInternet Information Services(IIS)のバージョンの対応は以下の通りです。

Internet Information Services(IIS)5.0/5.1の場合

IIS5.0 は Windows(R) 2000 Server, IIS5.1 は Windows(R) XPに標準搭載されています。

Internet Information Services(IIS)6.0の場合

IIS6.0 は Windows Server(R) 2003に標準搭載されています。

Internet Information Services(IIS)7.0/7.5の場合

IIS7.0 は Windows Server(R) 2008, Windows(R) Vista, IIS7.5は Windows Server(R) 2008 R2, Windows(R) 7に標準

搭載されています。

5.2.1.1 仮想ディレクトリの作成

運用管理クライアントのコンソールやPull方式でManagerと通信する場合などに使用する仮想ディレクトリの作成する方法

について説明します。

以下の条件の場合、インストール時に仮想ディレクトリの設定ダイアログが表示されます。[はい(Y)] を選択した場合は、

仮想ディレクトリは自動的に作成されるので、作成不要です。

・ Internet Information Services(IIS)がインストールされている

・ WWWサービス(World Wide Web Publishing Service)が起動している

・ 「既定のWebサイト」として設定されているサイトが存在している

注意

Internet Information Services(IIS)6.0以降の場合、IISの設定が必要です。

5.2.1.2 IISの設定を参照し、コマンド/設定を実施してください。

仮想ディレクトリが作成されていない場合は、sqcSetIISregコマンドを実行して、仮想ディレクトリを作成してください。

ポイント

インストール時に仮想ディレクトリが自動的に設定される条件

- 138 -

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以下の条件の場合、インストール時に仮想ディレクトリの設定ダイアログが表示されます。

・ Internet Information Services(IIS)がインストールされている

・ WWWサービス(World Wide Web Publishing Service)が起動している

・ 「既定のWebサイト」として設定されているサイトが存在している

運用管理クライアントをインストールした場合

インストール時に、以下のダイアログが表示されます。

[はい(Y)] を選択すると、IISに仮想ディレクトリ(エイリアス"SSQC")が設定されます。

Agent for Server(Pull運用を選択した場合)/Agent for Business/Proxy Managerをインストールした場合

インストール時に、以下のダイアログが表示されます。

[はい(Y)] を選択すると、IISに仮想ディレクトリ(エイリアス"SQC")が設定されます。

■本手順を行う前に

仮想ディレクトリを作成するコマンドを実行する場合、以下のことを確認してください。

・ Internet Information Services(IIS)がインストールされていること

・ WWWサービス(World Wide Web Publishing Service)が起動していること

・ 「既定のWebサイト」として設定されているサイトが存在していること

■実行コマンド

コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行して、仮想ディレクトリの作成を行ってください。

注意

カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。

cd <インストールディレクトリ>\bin

なお、Windows(R) Vista、およびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008、Windows(R) 7で実行する場合は、管理者権限

で実行する必要があります。[スタート]メニューから、[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]メニューを右

- 139 -

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クリックし、[管理者として実行]を選択してコマンドプロンプトを起動してください。そこで以下に説明するコマンドを実行し

てください。

・ 運用管理クライアントの場合

sqcSetIISreg.exe -c

・ Managerの場合

sqcSetIISreg.exe -m

・ Proxy Managerの場合

sqcSetIISreg.exe -pm

・ Agentの場合

sqcSetIISreg.exe -a

注意

以下の条件の場合、コマンドがエラーとなることがあります。

・ IISがインストールされていない場合。

・ Windows Scripting Hostが割り当てられていない場合(Microsoft(R) Internet Information Servicesのバージョンが5.0、5.1 もしくは6.0の場合)。

・ コマンドライン管理ツール(appCmd.exe)がインストールされていない場合(Microsoft(R) Internet Information Servicesのバージョンが7.0/7.5 の場合)。

・ 既に設定済みである場合。

5.2.1.2 IISの設定

Internet Information Services(IIS)6.0以降の場合、IISの設定が必要です。

Microsoft(R) Internet Information Services(IIS)6.0の場合

Microsoft(R) Internet Information Servicesのバージョンが6.0の場合は、コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンド

を実行してください。

注意

カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。

C:\> cd <インストールディレクトリ>\bin

- 運用管理クライアントの場合

sqccsetc.bat

- 140 -

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- Managerの場合

sqcmsetc.bat

- Proxy Managerの場合

sqcpsetc.bat

- Agent for Serverの場合

sqcasetc.bat

- Agent for Businessの場合

sqcwsetc.bat

Microsoft(R) Internet Information Services(IIS)7.0/7.5の場合

Microsoft(R) Internet Information Servicesのバージョンが7.0/7.5の場合は、コマンドプロンプトを起動し、以下のコマ

ンド実行してください。

注意

カレントディレクトリを、インストールディレクトリ\bin へ移動後、コマンドを実行してください。

C:\> cd <インストールディレクトリ>\bin

なお、Windows(R) Vista、およびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008、Windows(R) 7で実行する場合は、管理者

権限で実行する必要があります。[スタート]メニューから、[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]メニューを右クリックし、[管理者として実行]を選択してコマンドプロンプトを起動してください。そこで以下に説明するコ

マンドを実行してください。

- 運用管理クライアントの場合

sqccsetc_iis7.bat

- Managerの場合

sqcmsetc_iis7.bat

- Proxy Managerの場合

sqcpsetc_iis7.bat

- Agent for Serverの場合

sqcasetc_iis7.bat

- Agent for Businessの場合

sqcwsetc_iis7.bat

- 141 -

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注意

コマンドを実行すると、CGIがMicrosoft(R) Internet Infomation ServiceにCGI拡張として登録されます。一度コマンド

が実行されている場合、以下のようなエラーメッセージが複数出力される場合がありますが、CGIは既に登録済みの

ため、問題ありません。

"* appcmd.exe C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\Rep_mk_history.cgi Failed."

ERROR ( message:新しい add オブジェクトに必要な属性が不足しています。一意のキー属性 'path' が 'C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\rmmperform.cgi'に設定されている種類 'add' の重複コレクション エントリを追加

できません。 )

5.2.1.3 ハンドラマッピングの設定

ハンドラマッピングの設定は、Microsoft(R) Internet Information Servicesのバージョンが7.0/7.5の場合に必要な設定で

す。

■本手順を行う前に

ハンドラマッピングの設定を行う場合、Internet Information Servicesの「World Wide Webサービス」-「アプリケーション開

発機能」で、「CGI」の機能が有効になっている必要があります。

注意

デフォルトのインストールでは、「CGI」の機能は無効になっています。手順を実行する前に、「CGI」の機能が有効になっ

ているか確認し、無効の場合は有効化してください。

■手順

【Server Core環境の場合】

コマンドプロントから以下のコマンドを実行して、モジュールにマッピングを追加します。

- 要求パス : *.cgi

- モジュール : CgiModule

- 名前 : CGI-.cgi

%windir%\system32\inetsrv\appcmd set config /section:handlers /+

[name='CGI-.cgi',path='*.cgi',verb='*',modules='CgiModule']

【Server Core環境以外の場合】

1. Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定画面から、以下の仮想ディレクトリ名を選択します。

- 運用管理クライアントの場合

仮想ディレクトリ名:SSQC

- Manager/Proxy Manager/Agentの場合

仮想ディレクトリ名:SQC

2. 右側の機能ビューで、「ハンドラマッピング」をダブルクリックします。

3. 右側の操作メニューから「モジュールマップの追加…」を選択します。

4. 「モジュールマップの追加」ダイアログに以下の情報を設定し、OKボタンを押してください。

- 要求パス : *.cgi

- 142 -

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- モジュール : CgiModule

- 名前 : CGI-.cgi

5.2.1.4 ディレクトリ・セキュリティの設定

■手順

Microsoft(R) Internet Information Services(IIS) 5.0/5.1/6.0の場合

Microsoft(R) Internet Information Servicesのバージョンが5.0、5.1 または6.0の場合は、以下のとおり設定してくださ

い。

1. Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定画面から、以下の仮想ディレクトリ名を選択します。

- 運用管理クライアントの場合

仮想ディレクトリ名:SSQC

- Manager/Proxy Manager/Agentの場合

仮想ディレクトリ名:SQC

2. 上記仮想ディレクトリのプロパティ画面にて、ディレクトリセキュリティのタブを選択します。

3. 匿名アクセスで使用するアカウントとして、Administratorの権限(運用管理クライアントインストール時のアカウ

ント)を持つアカウントを設定します。

4. 認証済アクセスでは、「基本認証」のチェックを外してください。

Microsoft(R) Internet Information Services(IIS)7.0/7.5の場合

Microsoft(R) Internet Information Servicesのバージョンが7.0/7.5の場合は、以下のとおり設定してください。

1. Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定画面から、以下の仮想ディレクトリ名を選択します。

- 運用管理クライアントの場合

仮想ディレクトリ名:SSQC

- Manager/Proxy Manager/Agentの場合

仮想ディレクトリ名:SQC

2. 機能ビューで「認証」をダブルクリックします。

3. 「匿名認証」の状態が「有効」となっていることを確認し、「匿名認証」を選択して、右側の操作メニューから「編

集...」を選択します。

4. 「匿名認証資格情報の編集」ダイアログボックスで、「特定のユーザー」を選択し、「設定...」ボタンをクリックしま

す。

5. 「資格情報の設定」ダイアログボックスの、ユーザー名およびパスワードにAdministrator権限を持つユーザーを

設定します。

ポイント

管理コンソールにアクセス制限を行う必要がある場合には、「5.3 運用管理クライアント基本認証の設定方法」を参照

してください。

5.2.2 Apache HTTP Server 1.3

■手順

- 143 -

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【Windows版】

1. コンフィギュレーションファイルの編集

[スタート]メニューから以下のように選択し、コンフィギュレーションファイルを開きます。

[スタート]

→ [プログラム]

→ [Apache HTTP Server]

→ [Configure Apache Server]

→ [Edit the Apache httpd.conf Configuration File]

環境が上記と異なる場合は、コンフィギュレーションファイルhttpd.confを直接エディタで開いてください。

2. 仮想ディレクトリの設定

ファイルの 後に以下の行を追加します。

ScriptAlias /<エイリアス>/cgi-bin/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin">

Options ExecCGI

AddHandler cgi-script .cgi

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

Alias /<エイリアス>/ "<インストールディレクトリ>/www/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www">

Options None

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

注意

- アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

- 仮想ディレクトリの設定は、Apacheのバージョンによって異なります。詳細については、Apacheのマニュアルを

参照してください。

3. 設定の保存

上書き保存してエディタを終了します。Apache HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

- 144 -

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【UNIX版】

1. コンフィギュレーションファイルの編集

エディタでコンフィギュレーションファイルを開きます。

2. 仮想ディレクトリの設定

仮想ディレクトリを設定します。

ファイルの 後に以下の行を追加します。

ScriptAlias /<エイリアス>/cgi-bin/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin">

Options ExecCGI

AddHandler cgi-script .cgi

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

Alias /<エイリアス>/ "<インストールディレクトリ>/www/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www">

Options None

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

注意

- アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

- 仮想ディレクトリの設定は、Apacheのバージョンによって異なります。詳細については、Apacheのマニュアルを

参照してください。

- Apache2.0の初期状態では文字化けを起こす可能性がありますので、必要に応じて、下記の状態に設定して

下さい。

AddDefaultCharset Off

3. 設定の保存

上書き保存してエディタを終了します。Apache HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

5.2.3 Netscape(R) Enterprise Server 3.0

■手順

【Windows版】

1. サーバ・アドミニストレーション・ページの表示

[スタート]メニューから以下のように選択し、サーバ・アドミニストレーション・ページを表示します。

- 145 -

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[スタート]

→ [プログラム]

→ [Netscape SuiteSpot]

→ [Administration]

環境が上記と異なる場合は、環境にあわせて操作してください。

2. 仮想ディレクトリの追加

仮想ディレクトリを追加するサーバを選択し、サーバ・マネージャー・ページを表示します。

仮想ディレクトリを作成します。

ページ上段の[Content Management]ボタンを選択し、次にページ左欄のリストで[Additional Document Directories]へのリンクを選択し、[Additional Document Directories]のページを表示します。

以下のとおり設定して[OK]ボタンを選択し、[Save and Apply Changes]のページが表示されたら[Save and Apply]ボタンを選択します。

URL Prefix: <エイリアス>

Map To Directory:<インストールディレクトリ>\www

3. CGIプログラムの実行の設定

作成した仮想ディレクトリ配下のディレクトリcgi-binにCGIプログラムの実行権を設定します。

ページ上段の[Programs]ボタンを選択し、次にページ左欄のリストで[CGI Directory]を押下し、[CGI Directory]のページを表示します。

以下のとおり設定して[OK]ボタンを選択し、[Save and Apply Changes]のページが表示されたら[Save and Apply]ボタンをします。

URL Prefix : <エイリアス>/cgi-bin

CGI Directory: <インストールディレクトリ>\www\cgi-bin

5.2.4 Interstage HTTP Server(Interstage Application Server同梱)

■手順

【Windows版】

1. Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルの編集

エディタでInterstage HTTP Serverの環境定義ファイルを開きます。

以下に格納されている環境定義ファイルを編集します。

- Interstage Application Server V8.x 以前

C:\Interstage\F3FMihs\conf\httpd.conf

注)インストールパスがデフォルトの場合です。

- Interstage Application Server V9.x 以降

C:\Interstage\F3FMihs\servers\FJapache\conf\httpd.conf

注)インストールパスがデフォルトの場合です。

- 146 -

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2. 仮想ディレクトリの設定

【運用管理クライアント以外の場合】

ファイルの 後に以下の行を追加します。

ScriptAlias /SQC/cgi-bin/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin">

Options ExecCGI

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

Alias /SQC/ "<インストールディレクトリ>/www/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www">

Options None

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

【運用管理クライアントの場合】

a. 以下の行の先頭の「#」を削除して、CGIを有効にします。

LoadModule cgi_module "C:/Interstage/F3FMihs/modules/mod_cgi.so"

b. ファイルの 後に以下の行を追加します。

Alias /SSQC/cgi-bin/js/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/js/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/js">

Options None

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

Alias /SSQC/cgi-bin/image/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/image/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/image">

Options None

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

Alias /SSQC/cgi-bin/style/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/style/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/style">

- 147 -

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Options None

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

ScriptAlias /SSQC/cgi-bin/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin">

Options ExecCGI

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

Alias /SSQC/ "<インストールディレクトリ>/www/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www">

Options None

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

注意

アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

3. 設定の保存

上書き保存してエディタを終了します。Interstage HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

【UNIX版】

1. Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルの編集

エディタでInterstage HTTP Serverの環境定義ファイルを開きます。

以下に格納されている環境定義ファイルを編集します。

/etc/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf

注)インストールパスがデフォルトの場合です。

2. 仮想ディレクトリ設定

ファイルの 後に以下の行を追加します。

ScriptAlias /<エイリアス>/cgi-bin/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin">

- 148 -

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Options ExecCGI

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

Alias /<エイリアス>/ "<インストールディレクトリ>/www/"

<Directory "<インストールディレクトリ>/www">

Options None

AllowOverride None

Order allow,deny

Allow from all

</Directory>

注意

アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

3. 設定の保存

上書き保存してエディタを終了します。Interstage HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

5.2.5 InfoProvider Pro(Interstage Application Server同梱)

■手順

【Windows版】

1. InfoProvider Proの環境定義ファイルの編集

エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開きます。

2. 仮想ディレクトリの設定

ファイルの 後に以下の行を追加します。

cgi-path-idnt: <インストールディレクトリ>\www\cgi-bin <エイリアス>/cgi-bin

link: <エイリアス> <インストールディレクトリ>\www

3. 設定保存

上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

Interstage Standard Edition V2.0L20同梱より前のInfoProvider Proの場合

Interstage Standard Edition V2.0L20同梱よりも前のInfoProvider Proの場合、機能上の制約から上記のように設定できな

いので、以下のとおり設定してください。

- 149 -

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1. 仮想ディレクトリ相当を作成

Webサーバが公開する 上位ディレクトリ下に新しいディレクトリ「<エイリアス>」を作成し、そこへ本製品のインス

トールディレクトリ下のディレクトリwww配下からcgi-binを除くすべてをコピーします。

エディタでコピー先のviewer.htmlを開き、<APPLET>タグの間に以下のように<PARAM>タグを追加します。

<APPLET codebase="./classes/" archive="viewer.jar" code="Viewer.class" width=950height=512>

<PARAM name=”CGI” value=http://xxx.yyy.com/<エイリアス>-cgi-bin/dbref.cgi>

</APPLET>

注意

上記の xxx.yyy.com は、Webサーバのホストアドレスです。環境にあわせて変更してください。

2. 設定の追加

エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開き、ファイルの 後に以下の行を追加します。

cgi-path-idnt: <インストールディレクトリ>\www\cgi-bin <エイリアス>-cgi-bin

3. 設定の保存

上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

【UNIX版】

1. InfoProvider Proの環境定義ファイルの編集

エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開きます。

2. 仮想ディレクトリの設定

ファイルの 後に以下の行を追加します。

cgi-path-idnt: <インストールディレクトリ>/www/cgi-bin <エイリアス>/cgi-bin

link: <エイリアス> <インストールディレクトリ>/www/cgi-bin

3. 設定の保存

上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

Interstage Standard Edition 3.0同梱よりも前のInfoProvider Proの場合

Interstage Standard Edition 3.0同梱よりも前のInfoProvider Proの場合、機能上の制約から上記のように設定できないの

で、以下のとおり設定してください。

- 150 -

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1. 仮想ディレクトリ相当を作成

Webサーバが公開する 上位ディレクトリ下に新しいディレクトリ「<エイリアス>」を作成し、そこへ本製品のインス

トールディレクトリ下のディレクトリwww配下からcgi-binを除くすべてをコピーします。

エディタでコピー先のviewer.htmlを開き、<APPLET>タグの間に以下のように<PARAM>タグを追加します。

<APPLET codebase="./classes/" archive="viewer.jar" code="Viewer.class" width=950height=512>

<PARAM name=”CGI” value=http://xxx.yyy.com/<エイリアス>-cgi-bin/dbref.cgi>

</APPLET>

注意

上記の xxx.yyy.com は、Webサーバのホストアドレスです。環境にあわせて変更してください。

2. 設定の追加

エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開き、ファイルの 後に以下の行を追加します。

cgi-path-idnt: <インストールディレクトリ>/www/cgi-bin <エイリアス>-cgi-bin

3. 設定の保存

上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

5.3 運用管理クライアント基本認証の設定方法

運用管理クライアント上の以下のファイルに対し、基本認証を設定する場合の設定方法を説明します。

・ 管理コンソールの起動HTML

・ ユーザーの起動HTML(管理コンソールのユーザー定義で作成)

ポイント

ここでの基本認証の設定の前に、「5.2.1 Microsoft(R) Internet Information Services」の「5.2.1.4 ディレクトリ・セキュリティ

の設定」で示す、匿名アクセスの設定を行っておいてください。

注意

基本認証を設定した場合、ポリシー配付機能を使用できません。

基本認証の設定は、Windowsへのユーザーアカウントの登録、ファイルへのアクセス制御設定、および、IISでのファイ

ル・セキュリティ設定の3段階で行います。

- 151 -

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■手順

1. Windowsへのユーザーアカウントの登録

管理コンソール起動HTML、またはユーザーの起動HTMLにアクセスするためのユーザーアカウントを登録しま

す。

- 管理コンソールにアクセスするためのユーザーは、通常使用しているAdministrator権限のアカウントを使用す

ることも、新しくアカウントを作成して使用することもできます。

- 管理コンソールにアクセスするアカウントを新規に作成する場合、およびユーザーの起動HTMLにアクセスす

るアカウントを作成する場合のアカウントの種類(アクセス権)は、以降のステップの「2. ファイルへのアクセス制

御設定」で設定するファイルの読み取り権を許可できるアカウントであれば、特に指定はありません。

「コントロールパネル」から「ユーザーとパスワード」(Windows(R)2000 Professionalの場合)、または「ユーザー アカ

ウント」(Windows(R)XP Professionalの場合)を開いて、ユーザーを登録してください。

登録方法はWindowsのヘルプなどを参照してください。

2. ファイルへのアクセス制御設定

Windows(R)XP Professionalの場合、「エクスプローラ」の「ツール」メニューから「フォルダオプション」を開き、「表

示」タブの「詳細設定:」で、「簡易ファイルの共有を使用する」チェックボックスをオフに設定しておきます。

注意

Windows(R)XPの既定の設定である、簡易ファイルの共有が行えなくなるので、Windows(R)XPのヘルプを参照

し、システムの運用に影響がないか、充分に確認を行ってください。

【参考:フォルダオプションヘルプ 抜粋】

簡易共有を使用すると、自分の属しているワークグループまたはネットワークのメンバーすべてとフォルダを共有し

たり、ユーザープロファイルのフォルダを個人用にしたりできます。

1. 「エクスプローラ」で以下のフォルダを開きます。

<運用管理クライアントインストールフォルダ>\www

2. 「AdminConsole.html」または、「ユーザー名.html」をポイントして右クリックメニューから「プロパティ」を選択

し、プロパティウインドウを開きます。

3. 「セキュリティ」タブを選択し、「グループ名またはユーザー名」に、アクセスを許可するユーザーを登録してく

ださい。その際、アクセスを許可したくないユーザーが既に含まれている場合には、削除してください。

4. アクセスを許可するユーザーへの「アクセスの許可」(アクセス権)は、 低限「読み取り」権限を許可してくだ

さい。

5. 「OK」ボタンにより定義を適用します。

3. IISでのファイル・セキュリティ設定

以下にIISでのファイル・セキュリティ設定の方法を示します。

1. Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。

2. 右側のウインドウ領域から「AdminConsole.html」または「ユーザー名.html」をポイントして右クリックメニューから

「プロパティ」を選択し、プロパティウインドウを開きます。

3. 「ファイル セキュリティ」タブを選択し、「匿名アクセスおよび認証コントロール」の「編集」ボタンを選択します。

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4. 「匿名アクセス」チェックボックスをオフにし、「認証済みアクセス」の「基本認証」チェックボックスをオンにしま

す。その際、その他の認証方法のチェックボックスがオンになっていた場合は、オフにします。

5. 「OK」ボタンにより定義を適用します。

IIS 7.0/7.5の場合は、以下の設定を行ってください。

1. Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。

2. 機能ビューから「認証」をクリックします。

3. 「基本認証」の状態が「無効」となっている場合、「基本認証」をポイントして右クリックメニューから「有効にす

る」を選択します。

※ここで、「基本認証」が存在しない場合は、「基本認証」がインストールされていません。

「サーバマネージャ」の「Web サーバ」-「役割サービスの追加」より[セキュリティ]-[基本認証]をチェックし、あ

らかじめインストールを実施しておいてください。

4. その他の認証方式が「有効」となっている場合は「無効」にします。

5. コンソール画面を開くと、ユーザー名・パスワードの入力画面が表示されますので、ここで、Administrator権限を持つユーザーを入力してください。

以上で基本認証の設定は完了です。

- 153 -

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第6章 導入環境の変更

本章では、運用モデルの変更手順や、ManagerのIPアドレスの変更について説明します。

・ 6.1 Proxy Managerによる中継モデルへの変更

・ 6.2 Managerの二階層運用モデルへの変更(Enterprise Editionのみ)

・ 6.3 Managerの二重化運用モデルへの変更(Enterprise Editionのみ)

・ 6.4 ManagerのIPアドレス/ホスト名の変更

・ 6.5 Managerの移行

・ 6.6 性能データベース(PDB)

・ 6.7 ログデータ(Troubleshoot)

・ 6.8 Agent/Proxy Managerの未送信データの削除

・ 6.9 ディスクスペースの空き領域の監視

・ 6.10 セキュア通信

・ 6.11 syslogの設定について

・ 6.12 レポート格納先の分割

・ 6.13 アーカイブファイル

6.1 Proxy Managerによる中継モデルへの変更

本手順は、すでに「3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル」を導入している環境からProxy Managerによる中継モデ

ルに移行する場合に行う手順です。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 6.1.1 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

2. Proxy Managerのセットアップ

3. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 6.1.2 Agentでの作業

- 154 -

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6.1.1 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

「3.1.2 Proxy Managerのインストール」を参照して、Proxy Managerのインストールを実施してください。

2. Proxy Managerのセットアップ

ポイント

Proxy ManagerでAgentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Managerのセット

アップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

3. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.1.2 Agentでの作業

「6.4.1 Agent/Proxy Managerが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更」を参照して、Agentが認識するManagerのIPアドレスをProxy ManagerのIPアドレスに変更してください。

6.2 Managerの二階層運用モデルへの変更

本手順は、すでに「3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル」を導入している環境からManagerの二階層運用モデル

の導入に移行する場合に行う手順です。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 6.2.1 Enterprise Managerでの作業

1. Enterprise Managerのインストール

2. 通信環境の設定

3. Enterprise Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 6.2.2 Managerでの作業

1. Managerの二階層運用セットアップ

- 155 -

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2. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 6.2.3 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

2. Proxy Managerのセットアップ

3. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 6.2.4 運用管理クライアントでの作業

6.2.1 Enterprise Managerでの作業

1. Enterprise Managerのインストール

「3.1.5 Enterprise Managerのインストール」を参照してEnterprise Managerのインストールを実施してください。

2. Enterprise Managerの通信環境の設定

ホスト名を使ってManagerと通信できない場合(Managerが別サブネットに存在する場合など)、管理対象となるManagerのホスト名とIPアドレスをhostsファイルに設定してください。

3. Enterprise Managerのセットアップ

ポイント

Enterprise ManagerでAgentの機能を使用してEnterprise Manager自身の性能情報を収集したい場合は、EnterpriseManagerのセットアップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. Enterprise Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.2.2 Managerでの作業

1. Managerの二階層運用セットアップ

「A.3 Managerの二階層運用セットアップコマンド」を参照して、sqcEmSetupを実行してください。

2. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.2.3 Proxy Managerでの作業

- 156 -

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ポイント

Proxy Manager上で、エンドユーザレスポンス管理またはサービス稼働管理を行う場合は、Proxy Managerでの作業を実

施してください。

エンドユーザレスポンス管理については、使用手引書「第4章 エンドユーザレスポンス管理」、サービス稼働管理につい

ては、使用手引書「第5章 サービス稼働管理」を参照してください。

1. Proxy Managerのインストール

「3.1.2 Proxy Managerのインストール」を参照してProxy Managerのインストールを実施してください。

2. Proxy Managerのセットアップ

ポイント

Proxy ManagerでAgentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Proxy Managerのセットアップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

3. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.2.4 運用管理クライアントでの作業

「6.4.2 運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更」を参照して、運用管理クライアントが認識する

ManagerのIPアドレスの変更をしてください。

ポイント

環境設定のManagerの登録の際、Enterprise ManagerをManagerとして登録します。

6.3 Managerの二重化運用モデルへの変更

本手順は、すでに「3.2 ManagerとAgentで構成する基本モデル」を導入している環境からManagerの二重化運用モデル

の導入に移行する場合に行う手順です。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

- 157 -

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■手順

以下の順にそって実施してください。

ポイント

Managerの二重化運用を行う場合、それぞれのManagerに運用管理クライアントを接続する必要があります。

・ 6.3.1 2台目のManagerでの作業

1. 2台目のManagerのインストール

2. Managerの二重化運用Managerセットアップ

3. 2台目のManagerのセットアップ

4. 2台目のManagerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 6.3.2 Proxy Managerでの作業

1. Proxy Managerのインストール

2. Proxy Managerの二重化運用Proxy Managerセットアップ

3. Proxy Managerのセットアップ

4. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

・ 6.3.3 Agentでの作業

1. Managerの二重化運用Agentのセットアップ

2. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

・ 6.3.4 2台目の運用管理クライアントでの作業

1. 2台目の運用管理クライアントのインストール

2. 2台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

3. 2台目の運用管理クライアントの起動と確認

6.3.1 2台目のManagerでの作業

1. 2台目のManagerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照してManagerのインストールを実施してください。

2. Managerの二重化運用Managerセットアップ

注意

Pull運用時にのみ、Managerの二重化運用Managerセットアップを実施してください。

「A.4 Managerの二重化運用Managerセットアップコマンド」を参照して、sqcHmSetupを実行してください。

3. 2台目Managerのセットアップ

- 158 -

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ポイント

1台目のManagerで、Managerのセットアップを実施している場合は、2台目Managerのセットアップを実施してくださ

い。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. 2台目Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.3.2 Proxy Managerでの作業

ポイント

Proxy Manager上で、エンドユーザレスポンス管理またはサービス稼働管理を行う場合は、Proxy Managerでの作業を実

施してください。

エンドユーザレスポンス管理については、使用手引書「第4章 エンドユーザレスポンス管理」、サービス稼働管理につい

ては、使用手引書「第5章 サービス稼働管理」を参照してください。

1. Proxy Managerのインストール

「3.1.2 Proxy Managerのインストール」を参照してProxy Managerのインストールを実施してください。

2. Managerの二重化運用Proxy Managerセットアップ

「A.5 Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットアップコマンド」を参照して、sqcHaSetupを実行してくださ

い。

3. Proxy Managerのセットアップ

ポイント

Proxy ManagerでAgentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Managerのセット

アップを実施してください。

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

- 159 -

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6.3.3 Agentでの作業

1. Managerの二重化運用Agentセットアップ

1. 「A.5 Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットアップコマンド」を参照して、sqcHaSetupを実行して

ください。

2. sqcSetPolicyコマンドを適用します。

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

sqcSetPolicyの詳細については、リファレンスマニュアル「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照

ください。

2. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.3.4 2台目の運用管理クライアントでの作業

1. 2台目の運用管理クライアントのインストール

「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」を参照して、運用管理クライアントのインストールを実施してください。

ポイント

2台目の運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレスは、2台目のManagerのアドレスを指定してください。

2. 2台目の運用管理クライアントの通信環境セットアップ

運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要が

あります。「第5章 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

3. 2台目の運用管理クライアントの起動と確認

Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html

環境設定については、「使用手引書(コンソール編)」を参照してください。

6.4 ManagerのIPアドレス/ホスト名の変更

ManagerのIPアドレス/ホスト名を変更する場合は、以下の作業を行う必要があります。

以下、ManagerのIPアドレス/ホスト名の変更手順を説明します。

- 160 -

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・ 6.4.1 Agent/Proxy Managerが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更

・ 6.4.2 運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更

6.4.1 Agent/Proxy Managerが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更

AgentおよびProxy Managerの、以下の定義ファイル内の、ManagerのIPアドレス/ホスト名を変更します。

ポイント

・ 本手順はPush運用のときのみ、必要です。Pull運用の場合は下記定義ファイルの編集を行う必要はありません。Pull運用については、「第4章 Pull型通信設定」を参照してください。

・ 複数のManagerを運用していて、Agentの接続先を別のManagerに変更する場合は、本手順を実施してください。

Managerをリプレース等で別のマシンに移行する場合は、「6.5 Managerの移行」を参照してください。

■本手順を行う前に

AgentまたはProxy Manager のDCMサービスまたはdcmdプロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停

止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、DCMサービスまたはdcmdプロセスが正しく停止している

か確認してください。

■手順

1. DSAconfiguration.txtの編集

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

上記定義ファイル内の、以下に示すManagerのIPアドレス/ホスト名(2箇所)を変更してください。

(以下の例では、IPアドレスを変更しています。)

[DsaForwarder]

server=127.0.0.1 ←アドレスを変更

[DsaForwarder_sum]

server=127.0.0.1 ←アドレスを変更

- 161 -

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2. サーバ内リソース情報収集ポリシー作成

複数のManagerを運用していて、Agentの接続先を別のManagerに変更する場合は、「A.1 サーバ内リソース情報

収集ポリシーセットアップコマンド」を参照し、接続先を変更するAgentでsqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行し

てください。

3. サービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.4.2 運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更

運用管理クライアントで、以下のコマンドを実行することにより、ManagerのIPアドレス/ホスト名を変更します。

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetMgrInfo.exe -p IPアドレス|ホスト名

注意

本コマンドをWindows(R) Vista、Windows Server(R) 2008、Windows(R) 7で実行する場合は、管理者権限で実行してく

ださい。Windowsの [スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] 、[コマンド プロンプト] をポイントして右クリック

メニュー[管理者として実行] を選択して起動し、そこで sqcSetMgrInfo.exe コマンドを実行します。

6.5 Managerの移行

既存の運用環境のManagerを別のManagerに移行する場合、以下の二つの形態があります。

・ 移行元のManagerの構成情報のみ引き継ぐ

PDBは新規作成するが、旧環境のAgentの構成情報を引き継ぐ場合

・ 移行元のManagerのPDBをそのまま引き継ぐ

PDBを移行元のManagerから移行先のManagerに移入し、現在までにAgentから取得した性能情報および、Agentの構成情報を引き継ぐ場合

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■本手順を行う前に

移行元のManagerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デー

モンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

- 162 -

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以下に、それぞれの形態でのManagerの移行方法を説明します。

・ 6.5.1 移行元のManagerの構成情報のみ引き継ぐ場合

・ 6.5.2 移行元のManagerのPDBをそのまま引き継ぐ場合

6.5.1 移行元のManagerの構成情報のみ引き継ぐ場合

以下の手順を実施してください。

■手順

1. 移行元のManagerのPDBから、構成情報を取得

以下のコマンドを実行して、移行元のManagerから構成情報をファイル出力します。その際、-n オプションで、移行先の

Managerのホスト名を指定します。

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcPDBexport.bat -o folder_path [-n host_name]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcPDBexport.sh -o folder_path [-n host_name]

■オプション

-o folder_path

構成情報のデータファイル(agententry.tmp)を出力するフォルダのパスを指定します。

-n host_name

構成情報の移行先のManagerのホスト名を指定します。省略した場合は、そのままのホスト名の構成情報にな

ります。

sqcPDBexportの詳細についてはリファレンスマニュアル「1.7.4 sqcPDBexport (構成情報移行コマンド)」を参照して

ください。

2. 移行先のManagerのインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照し、移行先のManagerを新規にインストールします。

3. 構成情報を移行先のManagerに移入

「1.移行元のManagerのPDBから、構成情報を取得」で出力した構成情報ファイルを、移行先のManagerの、以下

のフォルダに置きます。

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter

【UNIX版】

- 163 -

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/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter

60秒ほどで、PDBに格納されます。その際、「agententry.tmp」ファイルは削除されます。

4. ManagerのIPアドレス変更

「6.4 ManagerのIPアドレス/ホスト名の変更」を参照し、ManagerのIPアドレス変更を行ってください。

5. サービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.5.2 移行元のManagerのPDBをそのまま引き継ぐ場合

以下の手順を実施してください。

■手順

1. 移行元のManagerから、PDBをバックアップ

使用手引書「11.2.1 PDBファイル」を参照し、移行元のManagerからPDBファイルをバックアップします。

2. 移行元のManagerのPDBから、構成情報を取得

以下のコマンドを実行して、移行元のManagerから構成情報をファイル出力します。その際、-n オプションで、移行先の

Managerのホスト名を指定します。

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcPDBexport.bat -o folder_path [-n host_name]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcPDBexport.sh -o folder_path [-n host_name]

■オプション

-o folder_path

構成情報のデータファイル(agententry.tmp)を出力するフォルダのパスを指定します。

-n host_name

構成情報の移行先のManagerのホスト名を指定します。省略した場合は、そのままのホスト名の構成情報にな

ります。

sqcPDBexportの詳細についてはリファレンスマニュアル「1.7.4 sqcPDBexport (構成情報移行コマンド)」を参照して

ください。

3. 移行先のManagerをインストール

「3.1.1 Managerのインストール」を参照し、移行先のManagerを新規にインストールします。

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4. 移行元のManagerのPDBを、移行先のManagerにコピー

「1. 移行元のManagerから、PDBをバックアップ」でバックアップしておいた移行元のPDBを、移行先のManagerの、

同様のパスにコピーします。

5. 移行元のManagerの構成情報を移行先のManagerにコピー

「2. 移行元のManagerのPDBから、構成情報を取得」で出力した移行元の構成情報ファイルを、移行先のManagerの、以下のフォルダに置きます。

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter

【UNIX版】

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter

6. 移行先のManagerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

7. ManagerのIPアドレス変更

ManagerのIPアドレスが変る場合は、ManagerのIPアドレス変更を実施する必要があります。「6.4 ManagerのIPアド

レス/ホスト名の変更」を参照し、実施してください。

6.6 性能データベース(PDB)

6.6.1 PDB格納先の変更

性能データベースを別の場所に移動する場合は、以下の手順を行ってください。

1. サービス/デーモンの停止と確認

性能データベースを移動する際は、Enterprise Manager/Managerのサービス/デーモンが起動している場合は、「A.8常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止

しているか確認してください。

2. 性能データベースファイルの移動

以下のディレクトリ配下に格納されている性能データベースファイルを、任意のディレクトリに移動します。

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\data\

【UNIX版】

/var/opt/FJSVssqc/PDB/

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3. DSAconfiguration.txtファイルの変更

以下の定義ファイル内の、データベースパスを変更します。

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

上記定義ファイル内の、以下に示すデータベースパスを、新しいパスに変更してください。

■定義例

【Windows版】

[DsaPDBWriter]

database=C:\Program Files\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat

[DsaPDBWriter_sum]

database=C:\Program Files\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat

[DsaPDBReader]

database=C:\Program Files\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat

[PDBMANAGE]command=pdb_manage.exe-d“C:\Program Files\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat”

4. pdbmgr.txtファイルの変更

以下の定義ファイル内の、データベースパスを変更します。

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\setup\pdbmgr.txt

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/setup/pdbmgr.txt

上記定義ファイル内の、以下に示すデータベースパスを、新しいパスに変更してください。

■定義例

【Windows版】

[PDBMANAGE]

command=pdb_manage.exe-d“C:\Program Files\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat”

5. サービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

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6.6.2 PDB保持期間の変更

PDBに格納する、サマリ/リソースデータの保持期間を変更する手順を説明します。

・ 6.6.2.1 サマリデータの保持期間の変更

・ 6.6.2.2 リソースデータの保持期間の変更

6.6.2.1 サマリデータの保持期間の変更

サマリデータの保持期間を変更するための手順を説明します。サマリデータの保持期間を変更するには、Agent/Manager環境、双方において作業を実施する必要があります。

ポイント

サマリデータの保持期間を延ばすと、保持期間に比例してサマリ画面の表示に時間が掛かりますので、注意してくださ

い。

「2.1.1.2 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について」を参考にして、設定する保持期間を検討

してください。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■手順

Agentでの作業

1. Agentのサービス/デーモンの停止と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく

停止しているか確認してください。

2. 定義ファイルの編集

■格納場所

定義ファイルはini形式になっています。

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/template.dat

[TIS]セクションの以下の定義を修正します。

■編集前

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#################################

[TIS]

RETENTION=3 ★ここを編集します。

:

#################################

※設定されている数値が保持期間(日数)を表します。(デフォルト=3)

サマリデータの保持期間を、1~31の値で設定します。

3. sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)の実行

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

詳細はリファレンスマニュアル「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照してください。

4. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

Managerでの作業

1. sqcSetPDBManageの実行

sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)を実行します。

詳細については、リファレンスマニュアル「1.8 sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)」を参照してくだ

さい。

■記述形式

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPDBManage.bat -M <保持期間> |-s

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -M <保持期間> | -s

■オプション

-M <保持期間>

サマリデータの保持期間を、1~31の整数で設定します。(単位:日)

-s

現在の保持期間設定値を表示します。

- 168 -

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注意

サマリデータの保持期間は、全てのAgentに対して、同じ保持期間を設定してください。複数のAgentに対して、違う保持

期間を設定した場合は、正常に動作しない場合があります。

6.6.2.2 リソースデータの保持期間の変更

リソースデータ(10分/1時間/1日データ)の保持期間を変更するための手順を説明します。

PDBに格納する、各性能データの保持期間のデフォルト設定は以下になります。

・ リソースデータ(10分) :7日

・ リソースデータ(1時間) :6週間

・ リソースデータ(1日) :13ヶ月

各保持期間を変更する必要がある場合は、本手順を実施してください。

注意

保持期間を延ばすと、保持期間に比例してディスクの使用領域が増加しますので、注意してください。保持期間変更時

のデータ容量の見積りは、「2.1.1.2 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について」を参照してくだ

さい。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■実施環境

本手順は、Manager上で実施します。

■手順

sqcSetPDBManageの実行

sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)を実行します。

詳細については、リファレンスマニュアル「1.8 sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)」を参照してください。

■記述形式

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPDBManage.bat -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s

【UNIX版】

- 169 -

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/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s

■オプション

指定する値に上限はありません。

-m <保持期間>

詳細データの保持期間を、1以上の整数で設定します。(単位:日)

-h <保持期間>

レポートデータ(1時間)の保持期間を、1以上の整数で設定します。(単位:週)

-d <保持期間>

レポートデータ(1日)の保持期間を、1以上の値で設定します。(単位:月)

-s

現在の保持期間設定値を表示します。

6.7 ログデータ(Troubleshoot)ログデータ(Troubleshoot)に関する変更手順について説明します。

・ 6.7.1 ログデータ(Troubleshoot)出力先の変更

・ 6.7.2 ログデータ(Troubleshoot)保持期間の変更

・ 6.7.3 ログデータ(Troubleshoot)切り替え時刻の変更

6.7.1 ログデータ(Troubleshoot)出力先の変更

ログデータ(Troubleshoot)の出力先を別の場所に変更する場合は、以下の定義ファイル(template.dat)内のログデータ出

力パスの変更が必要です。

■手順

1. サービス/デーモンの停止と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく

停止しているか確認してください。

2. template.datの編集

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/template.dat

上記定義ファイル内の、ログデータ出力パス[OUTDIR1]の値を、任意のディレクトリのフルパスに変更してくださ

い。

- 170 -

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■定義例

【Windows版】

[TRS]

DCAID="TRS"

EXECUTESTYLE1=ON

INTERVAL1=5

CYCLENUM1=7

OUTDIR1=%WORKING_DIRECTORY\Troubleshoot1

SWITCHTIME=00:00

"%WORKING_DIRECTORY" は、インストール時に指定した"可変ファイル格納ディレクトリ\spool"を示すマク

ロです。

【UNIX版】

[TRS]

DCAID="TRS"

EXECUTESTYLE1=ON

INTERVAL1=5

CYCLENUM1=7

OUTDIR1=%VARIABLE_DIRECTORY/Troubleshoot1

SWITCHTIME=00:00

"%VARIABLE_DIRECTORY" は、インストール時に指定した"可変ファイル格納ディレクトリ"を示すマクロで

す。

ポイント

本手順では、以前のディレクトリのログファイルはそのままに、新しいディレクトリに新規のログファイルが作成されま

す。以前のログファイルが必要無い場合は削除してください。

3. ポリシーの適用

変更を適用するため、sqcSetPolicyを実行します。

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

sqcSetPolicyの詳細については、リファレンスマニュアル「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照くださ

い。

- 171 -

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4. サービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.7.2 ログデータ(Troubleshoot)保持期間の変更

インストール時に設定したログデータ(Troubleshoot)の保持期間を変更する場合は、以下の定義ファイル内の保持期間

の変更が必要です。

注意

ログデータ(Troubleshoot)の保持期間を変更する前に、「2.2.1.2 ログデータ(Troubleshoot)容量の見積もり方法について」

を参照し、ディスクの容量不足が発生しないことをご確認ください。

■手順

1. サービス/デーモンの停止と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく

停止しているか確認してください。

2. Troubleshootディレクトリ内のファイルの退避

Troubleshootディレクトリ内のファイルを別のディレクトリに退避、または、必要無い場合は削除してください。

3. template.datの編集

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/template.dat

上記定義ファイル内の、保持期間[CYCLENUM1]の値に、保持期間の日数(1~30の整数)を指定します。初期

値は、“7”日です。

■定義例

【Windows版】

[TRS]

DCAID="TRS"

EXECUTESTYLE1=ON

INTERVAL1=5

CYCLENUM1=7

OUTDIR1=%WORKING_DIRECTORY\Troubleshoot1

SWITCHTIME=00:00

- 172 -

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【UNIX版】

[TRS]

DCAID="TRS"

EXECUTESTYLE1=ON

INTERVAL1=5

CYCLENUM1=7

OUTDIR1=%VARIABLE_DIRECTORY/Troubleshoot1

SWITCHTIME=00:00

4. ポリシーの適用

変更を適用するため、sqcSetPolicyを実行します。

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

sqcSetPolicyの詳細については、リファレンスマニュアル「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照くださ

い。

5. サービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.7.3 ログデータ(Troubleshoot)切り替え時刻の変更

ログデータ(Troubleshoot)の切り替え時刻を変更する場合は、以下の定義ファイル内の切り替え時刻の変更が必要で

す。

■手順

1. サービス/デーモンの停止と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく

停止しているか確認してください。

2. template.datの編集

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/template.dat

- 173 -

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上記定義ファイル内の、切り替え時刻[SWITCHTIME]の値を“hh:mm”の形式で指定します。初期値は、“00:00”です。

■定義例

【Windows版】

[TRS]

DCAID="TRS"

EXECUTESTYLE1=ON

INTERVAL1=5

CYCLENUM1=7

OUTDIR1=%WORKING_DIRECTORY\Troubleshoot1

SWITCHTIME=00:00

【UNIX版】

[TRS]

DCAID="TRS"

EXECUTESTYLE1=ON

INTERVAL1=5

CYCLENUM1=7

OUTDIR1= %VARIABLE_DIRECTORY/Troubleshoot1

SWITCHTIME=00:00

3. ポリシーの適用

変更を適用するため、sqcSetPolicyを実行します。

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

sqcSetPolicyの詳細については、リファレンスマニュアル「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照くださ

い。

4. サービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

- 174 -

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6.8 Agent/Proxy Managerの未送信データの削除

Agent/Proxy ManagerからManagerへ送信するデータを、一時的に保持しておくためのディレクトリが、DsaForwarder/DsaForwarder_sumです。

DsaForwarderディレクトリにはリソースデータが、DsaForwarder_sumディレクトリにはサマリデータがそれぞれ保持されま

す。なお、Managerが二重化運用されている場合には、DsaForwarder2、DsaForwarder2_sumのディレクトリも使用されま

す。

Managerとの通信が途絶えた場合、通信が再開されるまでは、このディレクトリ配下にデータが蓄積されることになります。

注意

データ送信の不通が長く続くと、未送信データでディスクが圧迫されます。ディスクの空き容量が少なくなると、警告メッ

セージや、エラーメッセージを出力し、 後にAgentは動作を停止します。

ただし、未送信データのファイル数が一定量(約30000ファイル)を超えた場合、ディスクの使用量を抑えるために、60分間隔で日付の古いファイルから自動的に削除します。ファイルが削除された場合、削除した期間の性能データに抜けが

発生します。

警告メッセージや、エラーメッセージが頻発して業務に影響する場合は、「6.9 ディスクスペースの空き領域の監視」を参

照して、監視値の変更を実施してください。

蓄積されたファイルが不要となり、手動で削除したい場合は、以下の手順で削除してください。

■本手順を行う前に

Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

■格納場所

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder_sum

【UNIX版】

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder_sum

■手順

1. Agent/Proxy Mangerが認識するManagerのIPアドレスの確認

確認方法については、「6.4.1 Agent/Proxy Managerが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更」を参照して

ください。

2. Agent/Proxy Managerのサービス/デーモンの確認

Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが停止しているかを確認します。

停止の確認については、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

- 175 -

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3. DsaFowarder/DsaForwarder_sumディレクトリ内のファイルの削除

DsaFowarder/DsaForwarder_sumディレクトリ内のファイルを削除してください。

注意

DsaFowarder/DsaForwarder_sumディレクトリは削除しないでください。

4. Agent/Proxy Mangerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.9 ディスクスペースの空き領域の監視

Systemwalker Service Quality Coordinatorは通常、可変ファイル格納ディレクトリとして設定したディスクスペースの空き

領域を以下の条件で監視しています。

・ 空き領域が50MBを割り込んだとき、警告メッセージを出力する。

・ 空き領域が10MBを割り込んだとき、異常メッセージを出力し、動作を停止する。

警告メッセージやエラーイベントが頻発して業務に影響する場合や、システムの状況によってしきい値を変更したい場合

は本手順を実施してください。

■本手順を行う前に

DCMサービスまたはdcmdプロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デー

モンを停止してください。また、DCMサービスまたはdcmdプロセスが正しく停止しているか確認してください。

■手順

1. DSAconfiguration.txtを修正します。

■格納場所

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

spacemonセクションのmonitor_freeを修正します。

■修正前

########################################################

[spacemon]

execute_style=on

- 176 -

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path=%BASE_DIRECTORY/bin/dsa_spacemon

# dsa_spacemon specific parameters

check_interval=10

warn_interval=5

record_type=SQC3CONTROL

monitor_free=50,10,%VARIABLE_DIRECTORY ★デフォルト監視設定

########################################################

デフォルトでは、警告値が50MB、異常値が10MB に設定されています。

状況に応じて、任意の値(単位MB)に変更してください。

2. サービス/デーモンの起動と確認を行います。

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.10 セキュア通信

Push型通信では、通信相手を制限して通信セキュリティを確保することができます。

以降、手順を説明します。

注意

本節で説明する内容は、Push型通信時のみ有効です。Pull型通信とは併用できませんので注意してください。

6.10.1 通信相手を制限する

Manager/Proxy Manager/Enterprise Managerでは、以下の手順により、通信相手となるManager/Proxy Manager/Agentを制限することができます。

■手順

1. Managerのサービス/デーモンの停止と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく

停止しているか確認してください。

2. DSAconfiguration.txtファイルの編集

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

- 177 -

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本ファイルの、[DsaListener] セクション内のgrant_accessキーに、通信を許す通信相手のIPアドレスを設定します。

以下に、設定例を示します。

[DsaListener]

grant_access=100.100.100.100

grant_access=100.100.100.101,100.100.100.102

ポイント

- grant_accessキーは、複数指定することができます。

- IPアドレスにはワイルドカードが使えます。例: grant_access=100.100.100.*, *.100.100.100

- IPアドレスのレンジを指定することができます。例: grant_access=100.100.100.100-100.100.100.200

- ワイルドカードとレンジを併用することができます。例: grant_access=100.100.100.*-100.100.200.*

- 全てを許可する場合、grant_access=*と定義します。grant_accessキーそのものを省略した場合も、全ての相手

が許可されます。

- 全てを制限する場合、grant_access=と定義します。

注意

本定義による通信制限は、運用管理クライアントからの定義操作のための通信も対象になります。したがって、本

サーバに運用管理クライアントを接続する場合、grant_accessキーに、運用管理クライアントのIPアドレスを忘れな

いように設定してください。

3. サービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

6.11 syslogの設定について

【UNIX版】

SSQCのエラーメッセージはsyslogの2つのfacilityでログ出力を行います。

メッセージのロギングを行うためには daemon.log および user.log を/etc/syslog.conf にてロギングする設定にする必要が

あります。

syslog.confの記述方法およびsyslogdについては syslog.conf(4) および syslogd(1M)のマニュアルを参照ください。

facility.level プロセス

daemon.err dcmd

user.err dsa_*

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以下にsyslog.confの設定例を示します。

daemon.err /var/adm/messages

user.err /var/adm/messages

6.12 レポート格納先の分割

レポートの管理フォルダをコンソール定義単位に分割する手順について説明します。

レポート格納先を分割させることで、以下のような運用に効果があります。

・ データセンターなどの大規模システムで、データセンターの顧客単位、または部署単位でレポートを管理したい。

■手順

以下の手順で実施してください。

なお、レポート格納先はコンソール定義単位となるため、事前にコンソール定義を作成しておく必要があります。作成方

法については、「使用手引書(コンソール編)」の「1.1 コンソール定義」を参照してください。

1. レポート管理フォルダの準備

エクスプローラより、レポート管理フォルダに設定するディレクトリの作成を行ってください。

※レポート管理フォルダのフルパスには、全角文字は使用できません。

2. レポート管理フォルダ変更定義ファイルの作成

以下の定義形式、記述例を参考にして、サンプルファイル(sqcSetcondir.sample)のエイリアスおよびレポート管理

フォルダのパスを修正し、sqcSetcondir.iniファイルを作成してください。

■作成ファイル名および格納先

<運用管理クライアントインストールディレクトリ>\www\control\sqcSetcondir.ini

■サンプルファイル

<運用管理クライアントインストールディレクトリ>\www\control\sqcSetcondir.sample

■定義形式

[コンソール定義名] Alias = alias_name LocalPath = local_path

- [コンソール定義名]

セクション名には、レポート管理フォルダを変更するコンソール定義名を指定してください。

- alias_name

コンソール定義名を指定してください

- local_path

レポート管理フォルダのフルパスを指定してください

※レポート管理フォルダのフルパスには、全角文字は使用できません。

■記述例(DefaultConsoleのレポート管理フォルダを、"D:\SQC_REPORT"に変更する場合。)

[DefaultConsole] Alias = DefaultConsole LocalPath = "D:\SQC_REPORT"

- 179 -

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3. 仮想ディレクトリの設定

仮想ディレクトリの設定を行います。以下の2つのWebサーバの設定方法を説明します。

<IISの場合>

下記の設定コマンドを実行する場合、事前にWWWサービス(World Wide Web Publishing Service)が起動してい

る必要があります。以下のコマンドを実行して設定を行ってください。

<運用管理クライアントインストールディレクトリ>\bin\sqcSetIISreg.exe -e "alias_name" -d "local_path"

※alias_nameおよび、local_pathは、上記手順2.で指定した文字列を設定します。

■実行例

"C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcSetIISreg.exe" -e DefaultConsole -d D:\SQC_REPORT

<Interstage HTTP Server(Interstage Application Server同梱)の場合>

a. Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルの編集

エディタでInterstage HTTP Serverの環境定義ファイルを開きます。

以下に格納されている環境定義ファイルを編集します。

- Interstage Application Server V8.x 以前

C:\Interstage\F3FMihs\conf\httpd.conf

注)インストールパスがデフォルトの場合です。

- Interstage Application Server V9.x 以降

C:\Interstage\F3FMihs\servers\FJapache\conf\httpd.conf

注)インストールパスがデフォルトの場合です。

b. 仮想ディレクトリの設定

ファイルの 後に以下の行を追加します。

Alias /<エイリアス>/"<レポート格納先フォルダのフルパス>"<Directory "<レポート格納先フォルダのフルパス>"> Options None AllowOverride None Order allow,deny Allow from all</Directory>

c. 設定の保存

上書き保存してエディタを終了します。Interstage HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

注意

アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

4. 履歴と定義ファイルのコピー

以下のディレクトリをレポート管理フォルダ配下にコピーまたは、移動してください。

- 180 -

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<運用管理クライアントインストールディレクトリ>\www\html\ConsoleEnvironments\コンソール定義名

6.13 アーカイブファイル

バックアップ用に出力されるアーカイブファイルに関する変更手順について説明します。

・ 6.13.1 アーカイブファイル切り替え時刻の変更

6.13.1 アーカイブファイル切り替え時刻の変更

アーカイブファイルの切り替え時刻を変更する場合は、以下の定義ファイル内の切り替え時刻の変更が必要です。

■手順

1. サービス/デーモンの停止と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく

停止しているか確認してください。

2. template.datの編集

【Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat

【UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/template.dat

上記定義ファイル内の、切り替え時刻[SWITCHTIME]の値を“hh:mm”の形式で指定します。初期値は、“00:00”です。

■定義例

【Windows版】

[BCKPDBINS]

SWITCHTIME=00:00

【UNIX版】

[BCKPDBINS]

SWITCHTIME=00:00

3. ポリシーの適用

変更を適用するため、sqcSetPolicyを実行します。

【Windows版】

- 181 -

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<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

sqcSetPolicyの詳細については、リファレンスマニュアル「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照くださ

い。

4. サービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

- 182 -

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第7章 アップグレードインストール

本ソフトウェアを、旧バージョンから新バージョンに、アップグレードを行う場合のインストール手順を説明します。

注意

・ アップグレードインストールを行うと、Managerの二階層運用、Managerの二重化運用、および、インストール後の運用

途中に行ったPull/Pushの通信方式の切り替え設定は解除されます。アップグレードインストール後、再度設定を実

施してください。

・ クラスタシステム運用されているManagerをアップグレードする場合は、一度クラスタ運用を解除し、アップグレード

後、再度クラスタ運用設定を実施してください。

以下、アップグレードの手順を説明します。

・ 7.1 Manager/Enterprise Managerでの作業

・ 7.2 Agent/Proxy Managerでの作業

・ 7.3 運用管理クライアントでの作業

7.1 Manager/Enterprise Managerでの作業

Manager/Enterprise Managerのアップグレードインストールの手順を、以下に示します。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■本手順を行う前に

Manager/Enterprise Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サー

ビス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

■手順

以下の順にそって実施してください。

【Windows版】

1. Manager/Enterprise Managerのアップグレードインストール

初回インストールと同様に「3.1.1 Managerのインストール/3.1.5 Enterprise Managerのインストール」に従ってManager/Enterprise Managerのインストールを開始します。

「このシステムには、既に本製品の旧バージョンがインストールされています。アップグレードしますか?」の問い合

わせがありますので、「はい」を選択してください。その後、ログデータ(Troubleshoot)の保持期間の問い合わせが

あった場合は、保持期間の指定を行ってください。

なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。

- 183 -

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- サービスの停止

- 前回のインストール時の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだ上書きインストール

- 上書き対象外の定義ファイルのバックアップ

- V11, V12からアップグレードする場合、PDBファイルのファイル名が変更される(V11.0L10はpdbV11L10.dat、V12.0L10はpdbV12L10.dat、V12.0L11はpdbV12L11.dat)。

2. Manager/Enterprise Managerのサービスの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」 を参照して、一旦、「Systemwalker SQC DCM」サービスを起動してください。ま

た、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。

3. PDBファイル(pdb.dat)の確認

以下のディレクトリに本バージョンのPDBファイル(pdb.dat)が存在することを確認します。

<可変ファイル格納ディレクトリ>\data

4. Manager/Enterprise Managerのサービスの停止と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、「Systemwalker SQC DCM」サービスを停止してください。また、常駐

プロセスが正しく停止しているか確認してください。

5. pdb_convert.exeコマンドの実行

注意

V11, V12からアップグレードする場合のみ、pdb_convert.exeコマンドを実行してください。

<インストールディレクトリ>\bin\pdb_convert.exe -f<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\ConvertV13.opt

ポイント

- ConvertV13.optファイルに以下のパラメタを指定します。

- -o 古いPDB(V11,V12)ファイルのPATHを指定

- -n V13のPDBファイルのPATHを指定。

- -s SYSTEM SQLのCREATEファイルのPATHを指定

このオプションのConvertV13.optへの設定例を以下に示します。

下記のオプションにパラメタを指定する際は、オプションとパラメタの間に空白を空けないで下さい。

ファイルには既にデフォルトの値が設定されています。記述されている内容で問題ない場合は変更の必要は

ありません。

-oC:\SystemwalkerSQC\data\pdbV12L10.dat

-nC:\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat

-sC:\SystemwalkerSQC\control\createpdb_data.sql

- 184 -

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■実行例

pdb_convert.exeの実行例を以下に示します(V12.0L10からアップグレートした場合の例)。

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>pdb_convert.exe -fC:\SystemwalkerSQC\control\ConvertV13.optProcessing: Old PDB: "C:\SystemwalkerSQC\data\pdbV12L10.dat" New PDB: "C:\SystemwalkerSQC\data\pdb" Extension: ".dat" create sql file: "C:\SystemwalkerSQC\control\createpdb_data.sql"Converting system tables Converting table "system" Converting table "system_route"Converting other tables Converting table "compound_data" Converting table "ryg_data"Converting consolidated tables Converting table "consumer_data" Converting table "conres_data" Converting table "resource_data" Converting table "resource_data_wide" Converting table "resource_data_vwide" Converting table "resource_data_uwide" Converting table "resource_data_uuwide" Converting table "resource_data_twide" Converting table "resource_data_ttwide"OK

注意

- V11、V12からアップグレードする場合はPDBがコンバートされます。PDBのコンバートに要する時間は、ディスクの

I/O性能に依存します。内蔵ディスク上の5GbyteのPDBをコンバートする場合、約1時間が目安になります。

- PDBがコンバートされた場合、サマリデータとリソースデータ(10分間隔)は、コンバートの対象にはなりませんの

で、アップグレード後はサマリ画面、詳細画面、10分単位のレポートで、アップグレード以前のデータが参照

できなくなります。

- サマリデータとリソースデータ(10分間隔)もコンバートの対象にしたい場合は、ConvertV13.optに以下のオプ

ションを指定してください。ただし、コンパート時間は2~3倍長くなります。

サマリデータを追加する場合 : -isummary

リソースデータ(10分間隔)を追加する場合 : -i600

※ -isummary,-i600はスペースで区切ることで同時に指定できます。

6. sqcPDBupgrade.batコマンドの実行

<インストールディレクトリ>\bin\sqcPDBupgrade.bat -pdb <可変ファイル格納ディレクトリ>\data\pdb.dat

sqcPDBupgrade.batの実行例を以下に示します。

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>sqcPDBupgrade.bat -pdb "C:\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat"

"sqcPDBupgrade succeeded."

- 185 -

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7. 上書き対象外の定義ファイルに行われていたユーザー定義の反映

上書きが行えないファイルが、<可変ファイル格納ディレクトリ>\SystemwalkerSQC\control配下および<インストー

ルディレクトリ>\SystemwalkerSQC\bin配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” または ”ファイル名Vnnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn、Vnnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。

アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、

再度、編集作業を行ってください。

上記でバックアップされるファイルは以下のものです。

- DSAconfiguration.txt

- template.dat

- threshold.bat

- tsconfig.txt

注意

バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。

8. Manager/Enterprise Managerのサービスの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービスを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動して

いるか確認してください。

【UNIX版】

1. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルバックアップ

/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップしておきます。

注意

- ファイルにはPDBが含まれます。データサイズが大きくなるので、バックアップ先の領域サイズに注意してくだ

さい。

- V11、V12からアップグレードする場合は、PDBファイル( /var/opt/FJSVssqc/PDB/pdb.dat)のファイル名

を、“pdbold.dat” という名前に変更してください。

2. Manager/Enterprise Managerのアップグレードインストール

初回インストールと同様に「3.1.1 Managerのインストール/3.1.5 Enterprise Managerのインストール」に従ってManager/Enterprise Managerのインストールを開始します。

アップグレードを行うかの問い合わせがありますので、YES を選択してください。その後、ログデータ(Troubleshoot)の保持期間の問い合わせがあった場合は、保持期間の指定を行ってください。なお、アップグレードインストール

では自動で以下のことが行われます。

- デーモンの停止

- その他定義ファイル(/etc/opt/FJSVssqc/配下)の退避

- 旧バージョンパッケージのアンインストール

- 前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだインストール。

- 186 -

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- 退避してあったその他定義ファイルの書き戻し

3. Manager/Enterprise Managerのデーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動して

いるか確認してください。

4. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルの書き戻し

「1. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルバックアップ」でバックアップしておいた、/var/opt/FJSVssqc/配下のファイル

を、元のパスに書き戻します。

5. pdb.datファイルの確認

以下のディレクトリにpdb.datファイルが存在することを確認します。

/var/opt/FJSVssqc/PDB/

6. Manager/Enterprise Managerのデーモンの停止と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照してデーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止してい

るか確認してください。

7. ConvPDBV13コマンドの実行

注意

V11, V12からアップグレードする場合のみ、ConvPDBV13コマンドを実行してください。

/opt/FJSVssqc/bin/ConvPDBV13 -f/etc/opt/FJSVssqc/ConvertV13.opt

ポイント

- ConvertV13.optファイルに以下のパラメタを指定します。

- -o 古いPDB(V11,V12)ファイルのPATHを指定

- -n V13のPDBファイルのPATHを指定。

- -s SYSTEM SQLのCREATEファイルのPATHを指定

【実行例】

下記のオプションにパラメタを指定する際は、オプションとパラメタの間に空白を空けないで下さい。

#cd /opt/FJSVssqc/bin

./ConvPDBV13 -f/etc/opt/FJSVssqc/ConvertV13.optProcessing: Old PDB: "/var/opt/FJSVssqc/PDB/pdbold.dat" New PDB: "/var/opt/FJSVssqc/PDB/pdb" Extension: ".dat" create sql file: "/etc/opt/FJSVssqc/createpdb_data.sql"Converting system tables Converting table "system"

- 187 -

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Converting table "system_route"Converting other tables Converting table "compound_data" Converting table "ryg_data"Converting consolidated tables Converting table "consumer_data" Converting table "conres_data" Converting table "resource_data" Converting table "resource_data_wide" Converting table "resource_data_vwide" Converting table "resource_data_uwide" Converting table "resource_data_uuwide" Converting table "resource_data_twide" Converting table "resource_data_ttwide"OK

注意

- V11、V12からアップグレードする場合は、PDBがコンバートされます。PDBのコンバートに要する時間は、ディ

スクのI/O性能に依存します。内蔵ディスク上の5GbyteのPDBをコンバートする場合、約1時間が目安になりま

す。

- PDBのコンバートが実施された場合、サマリデータとリソースデータ(10分間隔)は、コンバートの対象にはなり

ませんので、アップグレード後は参照できなくなります。

- サマリデータとリソースデータ(10分間隔)もコンバートの対象にしたい場合は、ConvertV13.optに以下のオプ

ションを指定してください。ただし、コンパート時間は2~3倍長くなります。

サマリデータを追加する場合 : -isummary

リソースデータ(10分間隔)を追加する場合 : -i600

※ -isummary,-i600はスペースで区切ることで同時に指定できます。

8. sqcPDBupgrade.shコマンドの実行

/opt/FJSVssqc/bin/sqcPDBupgrade.sh -pdb /var/opt/FJSVssqc/PDB/pdb.dat

sqcPDBupgrade.shの実行例を以下に示します。

#cd /opt/FJSVssqc/bin./sqcPDBupgrade.sh -pdb /var/opt/FJSVssqc/PDB/pdb.datsqcPDBupgrade succeeded.

9. 書き戻し対象外の定義ファイルに行われていたユーザー定義の反映

自動で書き戻しが行えないファイルが、/etc/opt/FJSVssqc配下および/opt/FJSVssqc/bin配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” または ”ファイル名Vnnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn、Vnnn部分は、

アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされて

いた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。

上記でバックアップされるファイルは以下のものです。

- DSAconfiguration.txt

- 188 -

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- template.dat

- threshold.sh

- tsconfig.txt

- pdbmanage.txt

注意

バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。

10. Manager/Enterprise Managerのデーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動して

いるか確認してください。

7.2 Agent/Proxy Managerでの作業

Agent/Proxy Managerのアップグレードの手順を、以下に示します。

注意

V11.0、V12.0のAgent for Web ServerとAgent for DB Serverをアップグレードする際は、Agent for Businessを使用してく

ださい。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■本手順を行う前に

Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

■手順

以下の順にそって実施してください。

【Windows版】

1. Agent/Proxy Managerのアップグレードインストール

初回インストールと同様に「3.1.3 Agentのインストール/3.1.2 Proxy Managerのインストール」に従ってAgent/ProxyManagerのインストールを開始します。

「このシステムには、既に本製品の旧バージョンがインストールされています。アップグレードしますか?」の問い合

わせがありますので、「はい」を選択してください。その後、ログデータ(Troubleshoot)の保持期間の問い合わせが

あった場合は、保持期間の指定を行ってください。

- 189 -

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「IISがインストールされています。IISにエイリアス”SQC”を設定しますか。」の問い合わせがありますので、「いい

え」を選択してください。それにより、前回の仮想ディレクトリの設定が引継がれます。

なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。

- サービスの停止

- 前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだ上書きインストール

- 上書き対象外の定義ファイルのバックアップ

2. 上書き対象外の定義ファイルに行われていたユーザー定義の反映

上書きが行えないファイルが、<可変ファイル格納ディレクトリ>\SystemwalkerSQC\control配下および<インストー

ルディレクトリ>\SystemwalkerSQC\bin配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” または ”ファイル名Vnnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn、Vnnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。

アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、

再度、編集作業を行ってください。

注意

バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。

3. Agent/Proxy Managerのセットアップ

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

4. Agent/Proxy Managerのサービスの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

【UNIX版】

1. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップ

/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップしておきます。

2. Agent/Proxy Managerのアップグレードインストール

初回インストールと同様に「3.1.3 Agentのインストール/3.1.2 Proxy Managerのインストール」に従ってAgent/ProxyManagerのインストールを開始します。

アップグレードを行うかの問い合わせがありますので、YES を選択してください。その後、ログデータ(Troubleshoot)の保持期間の問い合わせがあった場合は、保持期間の指定を行ってください。

なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。

- デーモンの停止

- その他定義ファイル(/etc/opt/FJSVssqc/配下)の退避

- 旧バージョンパッケージのアンインストール

- 前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだインストール。

- 退避してあったその他定義ファイルの書き戻し

- 190 -

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3. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルの書き戻し

「1. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップ」でバックアップしておいた/var/opt/FJSVssqc/配下のファイル

を、元のパスに書き戻します。

4. 書き戻し対象外の定義ファイルに行われていたユーザー定義の反映

自動で書き戻しが行えないファイルが、/etc/opt/FJSVssqc配下および/opt/FJSVssqc/bin配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” または ”ファイル名Vnnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn、Vnnn部分は、

アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされて

いた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。

注意

バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。

5. Agent/Proxy Managerのセットアップ

「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行

してください。

6. Agent/Proxy Managerのデーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

7.3 運用管理クライアントでの作業

運用管理クライアントのアップグレードの手順を、以下に示します。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

■手順

以下の順にそって実施してください。

【Windows版】

運用管理クライアントのアップグレードインストール

1. 初回インストールと同様に「3.1.4 運用管理クライアントのインストール」に従って運用管理クライアントのインス

トールを開始します。

2. アップグレードを行うかの問い合わせがありますので、YES を選択してください。前回の問い合わせ項目での

入力情報を引き継いだ上書きインストールが行われます。

3. 「IISがインストールされています。IISにエイリアス”SSQC”を設定しますか。」の問い合わせがありますので、「い

いえ」を選択してください。それにより、前回の仮想ディレクトリの設定が引き継がれます。

通信環境のセットアップ

運用管理クライアントの通信環境として、Microsoft(R) Internet Information Services 6もしくはMicrosoft(R) InternetInformation Services 7を使用していた場合は次のコマンドを実行してください。

- 191 -

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- Microsoft(R) Internet Information Services 6の場合

注意

カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。

<インストールディレクトリ>\bin\sqccsetc.bat

- Microsoft(R) Internet Information Services 7の場合

注意

カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。

なお、Windows(R) Vista、およびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008、Microsoft(R) Windows 7で実行する場合

は、管理者権限で実行する必要があります。[スタート]メニューから、[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロ

ンプト]メニューを右クリックし、[管理者として実行]を選択してコマンドプロンプトを起動してください。そこで以下に説

明するコマンドを実行してください。

既に運用管理クライアントのCGIがMicrosoft(R) Internet Infomation ServiceにCGI拡張として登録されている場合、

以下のようなエラーメッセージが出力される場合があります。

"* appcmd.exe C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\Rep_mk_history.cgi Failed."

ERROR ( message:新しい add オブジェクトに必要な属性が不足しています。一意のキー属性 'path' が 'C:

\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\rmmperform.cgi'に設定されている種類 'add' の重複コレクショ

ン エントリを追加できません。 )

<インストールディレクトリ>\bin\sqccsetc_iis7.bat

ポイント

V11、V12からアップグレードする場合

1. 運用管理クライアントのアップグレードコマンドの実行

本コマンドは、Managerのインストールおよび起動が完了している状態で実行してください。

C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcv13shift.exe

【実行例】

C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin>sqcv13shift.exe

Sqcv13shift succeeded.

2. AgentおよびProxy Managerの構成情報の再取得

AgentおよびProxy Managerの構成情報を再取得します。

使用手引書(コンソール編)「1.2.2 管理構成定義(ConfigurationSettings)」を参照してください。

- 192 -

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注意

V11、V12で、定期レポート運用を行なっていた場合は、スケジューラへの登録内容を変更する必要があります。

本バージョンでは、定期レポート作成コマンドおよび定期レポート削除コマンドに、省略できない新規オプション(-cconsole_define) が追加されていますので、V11、V12からのアップグレードの場合は本オプションを追加してください。

詳細は、リファレンスマニュアル「1.6定期レポート運用コマンド」を参照してください。

- 193 -

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第8章 混在運用設定

本章では、当製品のV11/V12とV13のバージョン混在運用について説明します。

・ 8.1 V11/V12/とV13の混在運用について

・ 8.2 V13からV11にデータを送る場合の対処

・ 8.3 V13からV12にデータを送る場合の対処

8.1 V11/V12/とV13の混在運用について

以下に旧バージョンレベルのV11/V12およびV13の製品を一覧で示します。

■製品一覧(旧バージョンレベル)

V11

V11.0L10 Windows版

V11.0L10 Linux版

11.0 Solaris版

V12

V12.0L10 Windows版

V12.0L10 Linux版

12.0 Solaris版

V12.0L10 Linux for Itanium版

12.1 Solaris版

V12.0L11 Windows版

V12.0L11 Windows for Itanium版

V13

13.0.0 Windows版

13.0.0 Linux版

13.0.0 Solaris版

13.0.0 Linux for Itanium版

13.0.0 Windows for Itanium版

13.2.0 Windows版

13.2.0 Linux版

13.2.0 Solaris版

13.2.0 Linux for Itanium版

13.2.0 Windows for Itanium版

13.3.0 Windows版

13.3.0 Linux版

- 194 -

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V13

13.3.0 Solaris版

13.3.0 Linux for Itanium版

13.3.0 Windows for Itanium版

ポイント

・ V11/V12製品からV13製品にPush通信を使用してデータを送る際、問題なく接続可能です。

・ V13製品からV11/V12製品にPush通信を使用してデータを送る場合は、対処を行うことにより接続可能となります。

・ 運用管理クライアントとEnterprise ManagerまたはManagerは、バージョンレベルを合わせてください。ただし、本バー

ジョンレベルのAgent/Proxy ManagerまたはManagerで取得する新規サポートの情報は前のバージョンレベルの運用

管理クライアントでは表示できません。本バージョンレベルで新規サポートする情報の表示を行いたい場合は、

Enterprise ManagerまたはManager、Agent、運用管理クライアントを本バージョンレベルで揃えてください。

注意

・ V13 Manager - V11/V12 Enterprise ManagerおよびV11/V12 Manager - V13 Enterprise Managerでのバージョン

混在運用はできません。

・ V13 Agent - V11/V12 Manager間でPull通信を使用しての接続はできません。

次項から、V13からV11/V12にデータを送る場合に必要な対処を説明します。

・ 8.2 V13からV11にデータを送る場合の対処

・ 8.3 V13からV12にデータを送る場合の対処

8.2 V13からV11にデータを送る場合の対処

以下の対処は、V13のデータを受け取るV11 Managerで必要です。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■本手順を行う前に

Managerのサービス/デーモンが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、停止してください。

また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

■手順

以下の順にそって実施してください。

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1. V13対応コンポーネントの適用

V13の情報を受け取るための、V13対応コンポーネントを適用します。

コンポーネントは、Windows,およびUNIXのプラットフォームごとに、アーカイブファイルとしてCD-ROMに格納され

ています。

以下に格納場所およびアーカイブファイル名を示します。

■格納場所

【Windows版CD-ROM】

【UNIX版CD-ROM】

■アーカイブファイル名

【Windows版】

Windows版Manager向けアーカイブファイル名

V11M_Win.exe

※自己解凍形式ファイルです。

- 196 -

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【Solaris版】

Solaris版Manager向けアーカイブファイル名

V11M_Sol.tar.Z

【Linux版】

Linux版Manager向けアーカイブファイル名

V11M_Lin.tar.Z

対応するプラットフォームのアーカイブファイルを、任意のディレクトリにコピーし、解凍します。

以下に解凍してできるディレクトリツリーおよびコンポーネントの一覧を示します。

【Windows版】

- ディレクトリツリー

- コンポーネント一覧

コンポーネント 適用場所

ConvertV13toV11.cmd <インストールディレクトリ>\bin

convertV13toV11.trd <可変ファイル格納ディレクトリ>\control

convertV13toV11.ttd

【UNIX版】

- 197 -

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- ディレクトリツリー

- コンポーネント一覧

コンポーネント 適用場所

ConvertV13toV11 /opt/FJSVssqc/bin

convertV13toV11.trd /etc/opt/FJSVssqc

convertV13toV11.ttd

解凍してできたディレクトリツリー内のコンポーネントを、上記コンポーネント一覧の適用場所で示すディレクトリに

上書きします。

この際、パッチを当てていることにより、現状の環境に存在するファイルが、解凍したファイルより作成日付が新し

かった場合、上書きする必要はありません。

注意

UNIX版のCD-ROMをWindowsマシンから直接参照する場合は、以下の手順を行います。

1. WindowsマシンのCD-ROM装置に本製品のUNIX版CD-ROMをセットします。

2. 以下のファイルを任意のディレクトリにコピーします。

3. コピーしたファイルは自己解凍形式です。ダブルクリックして解凍します。

解凍すると、CD-ROMと同じディレクトリ構成が作成されます。

2. DSAconfiguration.txtファイルの編集

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注意

下記例の <インストールディレクトリ> および <可変ファイル格納ディレクトリ> は、インストールされている環境に合

わせて指定してください。

【Windows版】

本ファイルの格納場所を以下に示します。

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

本ファイルに、以下のセクションを追加します。

[convertv13]

path=<インストールディレクトリ>\bin\dsa_file.exe

out_dir=<可変ファイル格納ディレクトリ>\log

out_file=ConvertV13toV11.txt

check_interval=60

operation=swap

new_file_interval=86400

# DS PDB registration

input=SQC3PDBDSREG

# PDB consolidation

input=SQC3PDBCONSOL

# Summary

input=SQC3PDBSUMMARY

# ES PDB registration

input=SQC3PDBESREG

# XML Configuration

input=SQC3PDBXML

【UNIX版】

本ファイルの格納場所を以下に示します。

/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

本ファイルに、以下のセクションを追加します。

[convertv13]

path=/opt/FJSVssqc/bin/dsa_file

out_dir=/var/opt/FJSVssqc/log

out_file=ConvertV13toV11.txt

check_interval=60

- 199 -

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operation=swap

new_file_interval=86400

# DS PDB registration

input=SQC3PDBDSREG

# PDB consolidation

input=SQC3PDBCONSOL

# Summary

input=SQC3PDBSUMMARY

# ES PDB registration

input=SQC3PDBESREG

# XML Configuration

input=SQC3PDBXML

3. collect.txtファイルの編集

【Windows版】

本ファイルの格納場所を以下に示します。

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\collect.txt

本ファイルに、以下の行を追加します。

CONVERTV13TOV11|0|0|0|0|127|1|NULL|DCA_CMD.DLL|-c"ConvertV13toV11.cmd" -rconvertV13toV11.trd -tconvertV13toV11.ttd

【UNIX版】

本ファイルの格納場所を以下に示します。

/opt/FJSVssqc/control/collect.txt

本ファイルに、以下の行を追加します。

CONVERTV13TOV11|0|0|0|0|127|1|NULL|dca_cmd|-c"ConvertV13toV11" -rconvertV13toV11 -tconvertV13toV11

4. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」 を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

8.3 V13からV12にデータを送る場合の対処

以下の対処は、V13のデータを受け取るV12のManagerで必要です。

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■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■本手順を行う前に

Managerのサービス/デーモンが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、停止してください。

また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

■手順

以下の順にそって実施してください。

1. V13対応コンポーネントの適用

V13の情報を受け取るための、V13対応コンポーネントを適用します。

コンポーネントは、Windows, Solaris,およびLinuxのプラットフォームごとに、アーカイブファイルとしてCD-ROMに

格納されています。

以下に格納場所およびアーカイブファイル名を示します。

■格納場所

【Windows版CD-ROM】

- 201 -

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【UNIX版CD-ROM】

■アーカイブファイル名

【Windows版】

Windows版Manager向けアーカイブファイル名

V12M_Win.exe

※自己解凍形式ファイルです。

【Solaris版】

Solaris版Manager向けアーカイブファイル名

V12M_Sol.tar.Z

【Linux版】

Linux版Manager向けアーカイブファイル名

V12M_Lin.tar.Z

対応するプラットフォームのアーカイブファイルを、任意のディレクトリにコピーし、解凍します。

以下に解凍してできるディレクトリツリーおよびコンポーネントの一覧を示します。

【Windows版】

- 202 -

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- ディレクトリツリー

- コンポーネント一覧

コンポーネント 適用場所

convertV13toV12.trd <可変ファイル格納ディレクトリ>\control

convertV13toV12.ttd

【UNIX版】

- ディレクトリツリー

- コンポーネント一覧

コンポーネント 適用場所

convertV13toV12.trd /etc/opt/FJSVssqc

convertV13toV12.ttd

解凍してできたディレクトリツリー内のコンポーネントを、上記コンポーネント一覧の適用場所で示すディレクトリに

上書きします。

注意

修正パッチが既に適用された環境の場合は、現状のファイルと解凍したファイルの作成日付を確認してください。

新日付のファイルが既に格納されている場合、ファイルの上書きは必要ありません。

注意

UNIX版のCD-ROMをWindowsマシンから直接参照する場合は、以下の手順を行います。

1. WindowsマシンのCD-ROM装置に本製品のSolaris/Linux版CD-ROMをセットします。

- 203 -

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2. 以下のファイルを任意のディレクトリにコピーします。

3. 2.でコピーしたファイルは自己解凍形式です。ダブルクリックして解凍します。

解凍すると、CD-ROMと同じディレクトリ構成が作成されます。

2. DSAconfiguration.txtファイルの編集

注意

下記例の <インストールディレクトリ> および <可変ファイル格納ディレクトリ> は、インストールされている環境に合

わせて指定してください。

【Windows版】

本ファイルの格納場所を以下に示します。

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

本ファイルに、以下のセクションを追加します。

[convertv13]

execute_style=on

path=dsa_tis.exe

bad_file_dir=%TRACE_DIRECTORY

bad_file_name=%c_convertv13.bad

execute_retry_max=0

# DS PDB registration

input=SQC3PDBDSREG

# PDB consolidation

input=SQC3PDBCONSOL

# Summary

input=SQC3PDBSUMMARY

# ES PDB registration

input=SQC3PDBESREG

# XML Configuration

input=SQC3PDBXML

# tis specific parameters

tis_output_stream=0

tis_record_definition=%CONTROL_DIRECTORY\convertV13toV12.trd

- 204 -

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tis_script=%CONTROL_DIRECTORY\convertV13toV12.ttd

tis_arg=PDBDS=19200

tis_arg=PDBCONSOL10=19201

tis_arg=PDBCONSOL60=19202

tis_arg=PDBCONSOL1440=19203

tis_arg=PDBSUMMARY=19204

tis_arg=PDBRYG=19205

tis_arg=PDBXML=19206

tis_arg=PDBES=19207

【UNIX版】

本ファイルの格納場所を以下に示します。

/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

本ファイルに、以下のセクションを追加します。

[convertv13]

execute_style=on

path=%BASE_DIRECTORY/bin/dsa_tis

bad_file_dir=%TRACE_DIRECTORY

bad_file_name=%c_convertv13.bad

execute_retry_max=0

# DS PDB registration

input=SQC3PDBDSREG

# PDB consolidation

input=SQC3PDBCONSOL

# Summary

input=SQC3PDBSUMMARY

# ES PDB registration

input=SQC3PDBESREG

# XML Configuration

input=SQC3PDBXML

# tis specific parameters

tis_output_stream=0

tis_record_definition=%CONTROL_DIRECTORY/convertV13toV12.trd

tis_script=%CONTROL_DIRECTORY/convertV13toV12.ttd

tis_arg=PDBDS=19200

tis_arg=PDBCONSOL10=19201

tis_arg=PDBCONSOL60=19202

tis_arg=PDBCONSOL1440=19203

- 205 -

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tis_arg=PDBSUMMARY=19204

tis_arg=PDBRYG=19205

tis_arg=PDBXML=19206

tis_arg=PDBES=19207

3. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

「A.8 常駐プロセス、起動と停止」 を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく

起動しているか確認してください。

- 206 -

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第9章 アンインストール

本ソフトウェアのアンインストールの手順を説明します。

・ 9.1 アンインストール(Windows版)

・ 9.2 アンインストール(UNIX版)

・ 9.3 MSCS/フェールオーバークラスタリングクラスタシステム運用でのアンインストール

・ 9.4 PRIMECLUSTERクラスタシステム運用でのアンインストール

9.1 アンインストール(Windows版)この節では、Windows版でのアンインストールの手順を説明します。

■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

注意

ユーザー資産のバックアップについて

アンインストール前には、必要に応じてユーザー資産をバックアップしておいてください。バックアップについては、使用

手引書「第11章 バックアップ/リストア」を参照してください。

■手順

手順は、以下のインストーラ共通の内容です。ただし、Agent for ServerまたはAgent for Businessの場合で、かつServer Core環境でアンインストールを行う場合は、下記の「Server Core環境でのアンインストール」を参照してください。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Manager

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Proxy Manager

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Agent for Server

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Agent for Business

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Manager

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアント

1. コントロールパネルで [アプリケーションの追加と削除] または [プログラムの追加と削除] を選択します。

2. アプリケーションの一覧から削除する製品を選択し、[削除]ボタンを選択します。

3. 「選択したアプリケーションおよびすべてのコンポーネントを完全に削除しますか?」の質問に対して、[はい(Y)]を選択します。

4. アンインストールが実行されます。

- 207 -

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5. 運用管理クライアントの場合は、アプリケーションの一覧から以下を選択し、[削除]ボタンを選択します。

- OCMM 7.0

6. アンインストール後に以下のディレクトリが削除されずに残る場合があります。その場合は削除してください。

- インストールディレクトリ

- 可変ファイル格納ディレクトリ(運用管理クライアント以外の場合)

- レポート管理フォルダ(運用管理クライアントで、レポート管理フォルダを分割している場合)

注意

レポート管理フォルダを分割している場合、レポート管理フォルダに割り当てた仮想ディレクトリについても手

動で削除を行ってください。

ポイント

再頒布可能パッケージのアンインストールについて

各インストーラは、インストール時に以下の再頒布可能パッケージがインストールされていないシステムに対し、自動イン

ストールを行います。

【Windows版】

・ Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable

・ Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable (x64) ※Windows x64マシンにインストールした場合

【Windows for Itanium版】

・ Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable (IA64)

各環境の削除時には、自動アンインストールは行われません。

注意

Systemwalker Centric Managerのレポート機能が混在した環境におけるSystemwalker Service Quality Coordinatorのアンインストールについて

Systemwalker Centric Manager のレポート機能と、Systemwalker Service Quality Coordinator の運用管理クライアントが

混在しているコンピュータでは、運用管理クライアントとSystemwalker Centric Manager レポート機能でグラフ表示に必要

なライブラリの設定を共有して使用します。そのため、運用管理クライアントをアンインストールした場合、SystemwalkerCentric Manager レポート機能が使用しているライブラリがシステムから登録解除され、レポートの作成に失敗します。

この場合、レポートを表示するためには、Systemwalker Centric Manager レポート機能に付属したコマン

ド"regfxdll.bat"を実行し、ライブラリをシステムに登録しください。

上記の現象はSystemwalker Centric Manager 13.0以降のレポート機能で発生する可能性があります。

コマンド"regfxdll.bat"については、以下の手順で実行してください。

1. コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下のディレクトリに変更します。

<Systemwalker Centric Manager インストールディレクトリ>\mpwalker\mpreport

標準の設定でインストールを実施した場合、インストールディレクトリは以下になります。

- 208 -

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<C:\Win32APP>

■例

C:\> cd Win32APP\mpwalker\mpreport

2. "regfxdll.bat"を実行します。

■例

C:\Win32APP\mpwalker\mpreport> regfxdll.bat

アンインストール時に表示される警告メッセージについて

アンインストール時に、「InstallShield Wizardの完了」画面で「はい、今すぐコンピュータを再起動します。」を選択して完

了ボタンを押した場合、再起動処理中に以下の警告メッセージが表示されることがありますが、アンインストールの処理

には影響はありません。

Server Core環境でのアンインストール

Server Core環境でSystemwalker Service Quality Coordinatorをアンインストールする場合は、コマンドプロントから以下の

コマンドを実行してください。

[Agent for Businessの場合]

<システムドライブ>\Program Files\InstallShield Installation Information \{88C978F2-6D0A-4B7F-

BC5B-17D8DD1FF102}\setup.exe FromControlPanel

[Agent for Serverの場合]

<システムドライブ>\Program Files\InstallShield Installation Information \{72329B17-F397-492B-B235-

E2CB41DAC3A6}\setup.exe FromControlPanel

コマンドを実行すると、以下の画面が表示されます。

- 209 -

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setup.exe FromControlPanelコマンドの詳細は、"A.11 Systemwalker Service Quality Coordinatorのアンインストールコマンド

(Server Core環境の場合)"を参照してください。

9.2 アンインストール(UNIX版)この節では、UNIX版でのアンインストールの手順を説明します。

■実行に必要な権限

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

注意

ユーザー資産のバックアップについて

アンインストール時には、インストール後に追加されたファイルも削除されるため、必要に応じてユーザー資産をバックアッ

プしておいてください。バックアップについては、使用手引書「第11章 バックアップ/リストア」を参照してください。

■手順

以下のスクリプトを実行してください。

/opt/FJSVssqc/bin/uninstall.sh

スクリプトを実行すると、以下の画面が表示されます。

================================================================================

Systemwalker Service Quality Coordinator Setup

V13.4.0

All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED && FUJITSU AUSTRALIA LIMITED

2003-2010

================================================================================

<< Select Uninstallation type >>

1.Agent for Server

--------------------------------------------------------------------------------

Please specify uninstallation type. [?,q] ==>

※画像はAgent for Serverをアンインストールする場合です。

アンインストールする種別の番号を入力し[Enter]を押すと、アンインストールが開始されます。

- 210 -

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・ [?]を入力した場合

以下を表示します。

Use the number next to the uninstallation type to select uninstallation type to uninstall.

Press Enter.

・ [q]を入力した場合

以下を表示し、アンインストールを中断します。

Nothing done.

9.3 MSCS/フェールオーバークラスタリングクラスタシステム運用でのアンインストール

クラスタシステムからManager/Enterprise Managerをアンインストールする手順を説明します。

・ 9.3.1 Enterprise Managerでの作業

・ 9.3.2 Managerでの作業

9.3.1 Enterprise Managerでの作業

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 9.3.1.1 アンインストールの準備

1. 運用ノードの確認

2. クラスタシステムで管理されているサービスの停止

3. リソ-スの削除

・ 9.3.1.2 Enterprise Managerのアンインストール

1. 待機系サーバでのクラスタアンセットアップコマンド実行

2. 待機系サーバでのEnterprise Managerのアンインストール

3. 現用系サーバでのクラスタアンセットアップコマンド実行

4. 現用系サーバでのEnterprise Managerのアンインストール

・ 9.3.1.3 リソースの削除

1. 共有ディレクトリ内の不要なディレクトリの削除

2. Enterprise Manager用の共有ディスクの削除

3. リソースグループの削除

4. サービスの起動

9.3.1.1 アンインストールの準備

- 211 -

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1. 運用ノードの確認

待機系サーバが運用ノードとなっている場合は、現用系サーバを運用ノードとします。

2. クラスタシステムで管理されているサービスの停止

フェールオーバー クラスタ管理から、以下のEnterprise Managerのサービスをオフラインにします。

- 「Systemwalker SQC DCM」サービス

注意

Systemwalker Centric Managerとの連携を行っている場合は、Systemwalker Centric Managerのサービスも停止し

てください。

3. リソースの削除

フェールオーバー クラスタ管理から、リソースを削除します。

「3.6.1.4 リソース登録」で登録したEnterprise Managerのクラスタサービス、アプリケーションリソースを削除してくだ

さい。

9.3.1.2 Enterprise Managerのアンインストール

1. 待機系サーバでクラスタアンセットアップコマンド実行

待機系サーバでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行形式は以下です。

<インストールディレクトリ>\bin\sqcunsetcl

2. 待機系サーバでのEnterprise Managerのアンインストール

待機系サーバからEnterprise Managerをアンインストールします。

アンインストールの詳細については、「9.1 アンインストール(Windows版)」を参照してください。

3. 現用系サーバでクラスタアンセットアップコマンド実行

現用系サーバでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行形式は以下です。

<インストールディレクトリ>\bin\sqcunsetcl

4. 現用系サーバでのEnterprise Managerのアンインストール

現用系サーバからEnterprise Managerをアンインストールします。

アンインストールの詳細については、「9.1 アンインストール(Windows版)」を参照してください。

9.3.1.3 リソースの削除

- 212 -

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1. 共用ディスク内の不要なディレクトリの削除

Systemwalker Service Quality Coordinatorのクラスタセットアップコマンドで作成された、共用ディスク内の、以下の

ディレクトリを削除します。

<共用ディスクのドライブ>¥SystemwalkerSQC

2. Enterprise Manager用の共用ディスクの削除

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用していた場合

フェールオーバー クラスタ管理で、クラスタのリソースとしてリソースグループ「Systemwalker SQC Group」に登

録した、共用ディスクを削除します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

Systemwalker Centric Managerのリソースグループ「CentricMGR Group」に登録した共有ディスクを削除しま

す。

3. リソースグループの削除

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用していた場合

フェールオーバー クラスタ管理で、リソースグループ「Systemwalker SQC Group」を削除します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

リソースグループの削除は行いません。

4. サービスの起動

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

「9.3.1.1 アンインストールの準備」の「2.クラスタシステムで管理されているサービスの停止」で停止した

Systemwalker Centric Managerのサービスを起動してください。

9.3.2 Managerでの作業

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 9.3.2.1 アンインストールの準備

1. 運用ノードの確認

2. クラスタシステムで管理されているサービスの停止

3. リソ-スの削除

・ 9.3.2.2 Managerのアンインストール

1. 待機系サーバでのクラスタアンセットアップコマンド実行

2. 待機系サーバでのManagerのアンインストール

3. 現用系サーバでのクラスタアンセットアップコマンド実行

4. 現用系サーバでのManagerのアンインストール

- 213 -

Page 225: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

・ 9.3.2.3 リソースの削除

1. 共有ディレクトリ内の不要なディレクトリの削除

2. Manager用の共有ディスクの削除

3. リソースグループの削除

4. サービスの起動

9.3.2.1 アンインストールの準備

1. 運用ノードの確認

待機系サーバが運用ノードとなっている場合は、現用系サーバを運用ノードとします。

2. クラスタシステムで管理されているサービスの停止

フェールオーバー クラスタ管理から、以下のManager/Enterprise Managerのサービスをオフラインにします。

- 「Systemwalker SQC DCM」サービス

- 「Systemwalker SQC sqcschdle」サービス

Webアクセスログ分析機能を使用する場合は、下記のサービスもオフラインにしてください。

- 「Systemwalker SQC dbrefsv」サービス

- 「Systemwalker SQC dbregsv」サービス

注意

Systemwalker Centric Managerとの連携を行っている場合は、Systemwalker Centric Managerのサービスも停止し

てください。

3. リソースの削除

フェールオーバー クラスタ管理から、リソースを削除します。

「3.6.2.4 リソース登録」で登録したManagerのクラスタサービス、アプリケーションリソースを削除してください。

9.3.2.2 Managerのアンインストール

1. 待機系サーバでクラスタアンセットアップコマンド実行

待機系サーバでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行形式は以下です。

<インストールディレクトリ>\bin\sqcunsetcl

2. 待機系サーバでのManagerのアンインストール

待機系サーバからManagerをアンインストールします。

アンインストールの詳細については、「9.1 アンインストール(Windows版)」を参照してください。

3. 現用系サーバでクラスタアンセットアップコマンド実行

現用系サーバでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行形式は以下です。

- 214 -

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<インストールディレクトリ>\bin\sqcunsetcl

4. 現用系サーバでのManagerのアンインストール

現用系サーバからManagerをアンインストールします。

アンインストールの詳細については、「9.1 アンインストール(Windows版)」を参照してください。

9.3.2.3 リソースの削除

1. 共用ディスク内の不要なディレクトリの削除

Systemwalker Service Quality Coordinatorのクラスタセットアップコマンドで作成された、共用ディスク内の、以下の

ディレクトリを削除します。

1. <共用ディスクのドライブ>¥SystemwalkerSQC

2. Manager用の共用ディスクの削除

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用していた場合

フェールオーバー クラスタ管理で、クラスタのリソースとしてリソースグループ「Systemwalker SQC Group」に登

録した、共用ディスクを削除します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

Systemwalker Centric Managerのリソースグループ「CentricMGR Group」に登録した共有ディスクを削除しま

す。

3. リソースグループの削除

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用していた場合

フェールオーバー クラスタ管理で、リソースグループ「Systemwalker SQC Group」を削除します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

リソースグループの削除は行いません。

4. サービスの起動

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

「9.3.2.1 アンインストールの準備」の「2.クラスタシステムで管理されているサービスの停止」で停止した

Systemwalker Centric Managerのサービスを起動してください。

9.4 PRIMECLUSTERクラスタシステム運用でのアンインストール

クラスタシステムからManager/Enterprise Managerをアンインストールする手順を説明します。

・ 9.4.1 Enterprise Managerでの作業

・ 9.4.2 Managerでの作業

- 215 -

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9.4.1 Enterprise Managerでの作業

■手順

以下の順にそって実施してください。

・ 9.4.1.1 アンインストールの準備

1. クラスタアプリケーションの停止

2. アプリケーションとリソースの削除

・ 9.4.1.2 Enterprise Managerのアンインストール

1. 待機系サーバでのクラスタアンセットアップコマンド実行

2. 現用系サーバでのクラスタアンセットアップコマンド実行

3. 現用系サーバと待機系サーバでのEnterprise Managerのアンインストール

・ 9.4.1.3 リソースの削除

1. 共有ディスク内の不要なディレクトリの削除

2. クラスタアプリケーションからEnterprise Manager用の共有ディスク装置の削除

3. Enterprise Manager用のクラスタアプリケーションの削除

4. クラスタアプリケーションの起動

9.4.1.1 アンインストールの準備

1. クラスタアプリケーションの停止

PRIMECLUSTERのCluster Admin GUIを使用し、Systemwalker Service Quality Coordinatorサービスを停止しま

す。

停止方法については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

注意

Systemwalker Centric Managerとの連携を行っている場合は、Systemwalker Centric Managerのサービスも停止し

てください。

2. アプリケーションとリソースの削除

「3.7.1.4 リソース登録」でクラスタシステムに登録したEnterprise Managerのアプリケーションとリソースを削除してく

ださい。

9.4.1.2 Enterprise Managerのアンインストール

1. 待機系サーバでクラスタアンセットアップコマンド実行

共用ディスクをオンラインにし、待機系サーバでクラスタアンセットアップコマンドsqcunsetclを実行します。コマンド

の実行形式は以下です。

/opt/FJSVssqc/bin/sqcunsetcl

- 216 -

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2. 現用系サーバでクラスタアンセットアップコマンド実行

現用系サーバでクラスタアンセットアップコマンドsqcunsetclを実行します。コマンドの実行形式は以下です。

/opt/FJSVssqc/bin/sqcunsetcl

3. 現用系サーバと待機系サーバでのアンインストール

現用系サーバと待機系サーバで、それぞれのEnterprise Manager をアンインストールします。

アンインストールの方法については、「9.2 アンインストール(UNIX版)」を参照してください。

9.4.1.3 リソースの削除

1. 共用ディスク装置の不要なディレクトリの削除

Systemwalker Service Quality Coordinatorのクラスタセットアップコマンドで作成された、共用ディスク装置内の、以

下のディレクトリを削除します。

<共用ディスクのマウントポイント>/SystemwalkerSQC

2. クラスタアプリケーションからEnterprise Manager用の共用ディスク装置の削除

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用していた場合

Systemwalker Service Quality Coordinatorのクラスタアプリケーションから、「3.7.1.1 環境構築前の準備」で登

録した共用ディスク装置を削除します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

Systemwalker Centric Managerのクラスタアプリケーションから、「3.7.1.1 環境構築前の準備」で登録した共用

ディスク装置を削除します。

3. Enterprise Manager用のクラスタアプリケーションの削除

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用していた場合

Enterprise Manager用のクラスタアプリケーションを削除します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

クラスタアプリケーションの削除は行いません。

4. クラスタアプリケーションの起動

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

「9.4.1.1 アンインストールの準備」の「1.クラスタアプリケーションの停止」で停止したSystemwalker Centric Managerのクラスタアプリケーションを起動してください。

9.4.2 Managerでの作業

■手順

以下の順にそって実施してください。

- 217 -

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・ 9.4.2.1 アンインストールの準備

1. クラスタアプリケーションの停止

2. アプリケーションとリソースの削除

・ 9.4.2.2 Managerのアンインストール

1. 待機系サーバでのクラスタアンセットアップコマンド実行

2. 現用系サーバでのクラスタアンセットアップコマンド実行

3. 現用系サーバと待機系サーバでのManagerのアンインストール

・ 9.4.2.3 リソースの削除

1. 共有ディスク内の不要なディレクトリの削除

2. クラスタアプリケーションからManager用の共有ディスク装置の削除

3. Manager用のクラスタアプリケーションの削除

4. クラスタアプリケーションの起動

9.4.2.1 アンインストールの準備

1. クラスタアプリケーションの停止

PRIMECLUSTERのCluster Admin GUIを使用し、Systemwalker Service Quality Coordinatorサービスを停止しま

す。

停止方法については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

注意

Systemwalker Centric Managerとの連携を行っている場合は、Systemwalker Centric Managerのサービスも停止し

てください。

2. アプリケーションとリソースの削除

「3.7.2.4 リソース登録」でクラスタシステムに登録したManagerのアプリケーションとリソースを削除してください。

9.4.2.2 Managerのアンインストール

1. 待機系サーバでクラスタアンセットアップコマンド実行

待機系サーバで共用ディスクをマウントし、待機系サーバでクラスタアンセットアップコマンドsqcunsetclを実行しま

す。コマンドの実行形式は以下です。

/opt/FJSVssqc/bin/sqcunsetcl

2. 現用系サーバでクラスタアンセットアップコマンド実行

現用系サーバでクラスタアンセットアップコマンドsqcunsetclを実行します。コマンドの実行形式は以下です。

/opt/FJSVssqc/bin/sqcunsetcl

- 218 -

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3. 現用系サーバと待機系サーバでのアンインストール

現用系サーバと待機系サーバで、それぞれのManagerをアンインストールします。

アンインストールの方法については、「9.2 アンインストール(UNIX版)」を参照してください。

9.4.2.3 リソースの削除

1. 共用ディスク装置の不要なディレクトリの削除

Systemwalker Service Quality Coordinatorのクラスタセットアップコマンドで作成された、共用ディスク装置内の、以

下のディレクトリを削除します。

<マウントポイント>/SystemwalkerSQC

2. クラスタアプリケーションからManager用の共用ディスク装置の削除

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用していた場合

Systemwalker Service Quality Coordinatorのクラスタアプリケーションから、「3.7.2.1 環境構築前の準備」で登

録した共用ディスク装置を削除します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

Systemwalker Centric Managerのクラスタアプリケーションから、「3.7.2.1 環境構築前の準備」で登録した共用

ディスク装置を削除します。

3. Manager用のクラスタアプリケーションの削除

- Systemwalker Service Quality Coordinatorを独立したクラスタシステムで運用していた場合

Enterprise Manager用のクラスタアプリケーションを削除します。

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

クラスタアプリケーションの削除は行いません。

4. クラスタアプリケーションの起動

- Systemwalker Service Quality CoordinatorをSystemwalker Centric Managerのクラスタシステムに追加していた

場合

「9.4.2.1 アンインストールの準備」の「1.クラスタアプリケーションの停止」で停止したSystemwalker Centric Managerのクラスタアプリケーションを起動してください。

- 219 -

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付録A セットアップコマンド、常駐プロセス一覧

ここでは、各セットアップコマンドと、常駐プロセスの起動と停止方法について説明します。

詳細については、リファレンスマニュアル「1.1 ポリシーコマンド」、「第2章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してくださ

い。

・ A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド

・ A.2 レスポンス・稼働情報収集ポリシーセットアップコマンド

・ A.3 Managerの二階層運用セットアップコマンド

・ A.4 Managerの二重化運用Managerセットアップコマンド

・ A.5 Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットアップコマンド

・ A.6 クラスタセットアップコマンド

・ A.7 クラスタアンセットアップコマンド

・ A.8 常駐プロセス、起動と停止

・ A.9 thttpdサービス/デーモンの自動起動設定

・ A.10 Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストールコマンド(Server Core環境の場合)

・ A.11 Systemwalker Service Quality Coordinatorのアンインストールコマンド(Server Core環境の場合)

A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド

サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンドについて説明します。

詳細については、リファレンスマニュアル「1.1.1 sqcRPolicy(サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド)」を参照し

てください。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

【Windows版】

ディスク系の性能情報を収集するには、Windowsのコマンドである diskperfコマンド を実行して、情報収集できる状態に

しておく必要があります。使用例は以下のとおりです。

diskperf -y

diskperfコマンドの詳細については、Windowsのヘルプ等を参照して確認してください。なお、その際、物理ドライブ、論

理ドライブ両方が有効になるように設定してください。

ポイント

・ diskperfコマンドは、設定後、システムの再起動が必要です。

- 220 -

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・ diskperfコマンドは、Systemwalker Service Quality Coordinator DCMサービスを起動する(性能情報の収集開始)前に必要な作業です。

■記述形式

1. サーバ内リソース情報収集ポリシー作成

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcRPolicy.exe

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcRPolicy.sh

2. ポリシーの適用

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

ポイント

Systemwalker Service Quality Coordinator V13.3.0以降は、ポリシー適用コマンド実行時にサービス/デーモンの事前停

止は不要です。

ただし、サービス/デーモンが動作中で各ミドルウェア等の性能データが収集中であった場合、それらはポリシー適用の

実施中は一時的に停止され、終了後に再収集を開始します。

なお、-hオプションを使用する場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」 を参照して、サービス/デーモンを停止した上で

実行してください。

■オプション

-h <host name>

以下のようなクラスタ運用を行っており、管理対象のホスト名を変更したい場合には、本オプションで設定したいホス

ト名を指定します。

- Managerで、かつManagerのサーバ内リソース情報を収集する場合(現用系サーバと待機系サーバのホスト名を

ひとつで管理したい場合)

- Agentで、かつノード名引継ぎを実施しているシステムを別々の名前で管理したい場合

ポイント

サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド(sqcRPolicy)、または「ポリシーリモート操作コマンド」の、sqcCtrlPolicy.exe-e RPコマンドを実行すると、MiddlewareConf.xmlが生成されます。管理対象を削除したい場合は、リファレンスマニュアル

「第3章 リソース構成情報(MiddlewareConf.xml)を参照して、MiddlewareConf.xmlの内容を変更してください。

- 221 -

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A.2 レスポンス・稼働情報収集ポリシーセットアップコマンド

レスポンス・稼働情報収集ポリシーセットアップコマンドについて説明します。

詳細については、リファレンスマニュアル「1.1.2sqcAPolicy(レスポンス・稼働情報収集ポリシー作成コマンド)」を参照して

ください。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

1. レスポンス・稼働情報収集ポリシー作成

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcAPolicy.bat

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcAPolicy.sh

2. ポリシーの適用

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

ポイント

Systemwalker Service Quality Coordinator V13.3.0以降は、ポリシー適用コマンド実行時にサービス/デーモンの事前停

止は不要です。

ただし、サービス/デーモンが動作中で各ミドルウェア等の性能データが収集中であった場合、それらはポリシー適用の

実施中は一時的に停止され、終了後に再収集を開始します。

なお、-hオプションを使用する場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」 を参照して、サービス/デーモンを停止した上で

実行してください。

■オプション

-h <host name>

以下のようなクラスタ運用を行っており、管理対象のホスト名を変更したい場合には、本オプションで設定したいホス

ト名を指定します。

- Managerで、かつManagerのサーバ内リソース情報を収集する場合(現用系サーバと待機系サーバのホスト名を

ひとつで管理したい場合)

- 222 -

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- Agentで、かつノード名引継ぎを実施しているシステムを別々の名前で管理したい場合

A.3 Managerの二階層運用セットアップコマンド

Enterprise Managerでシステム全体の一元管理を行うためには、Managerをインストール後、各ManagerにてManagerの二

階層運用セットアップコマンドを実行する必要があります。

以下、Managerの二階層運用セットアップコマンドsqcEmSetupの仕様について説明します。

二階層運用を解除する場合など詳細については、リファレンスマニュアル「1.2 sqcEmSetup(Managerの二階層運用セッ

トアップコマンド)」を参照してください。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■本手順を行う前に

Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停

止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

■記述形式

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcEmSetup.exe -h <host name> [-s on|off] [-m on|off]

<インストールディレクトリ>\bin\sqcEmSetup.exe -u

<インストールディレクトリ>\bin\sqcEmSetup.exe -d

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcEmSetup.sh -h <host name> [-s on|off] [-m on|off]

/opt/FJSVssqc/bin/sqcEmSetup.sh -u

/opt/FJSVssqc/bin/sqcEmSetup.sh -d

■オプション

-h <host name>

Enterprise Managerのホスト名またはIPアドレスを指定します。本オプションは、-u および -dオプションと同時に指定す

ることはできません。

-s on|off

-hオプションを指定した場合に、Managerに運用管理クライアントを接続して、各部門単位の管理を実施するかどうか

を設定します。本オプションを指定しない場合は、offが設定されたものとみなします。

- on : Managerに運用管理クライアントを接続します。

- off: Managerに運用管理クライアントは接続しません。

- 223 -

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ポイント

本オプションでonを設定した場合は、Enterprise Managerではシステム全体の管理を、Managerでは各部門単位の管

理を行うことができます。

-m on|off

Managerに運用管理クライアントを接続して、Manager単位の管理を実施する場合に、サマリデータをManagerに保存

するかどうかを指定します。

-hオプションおよび-s onオプションを指定した場合に、指定します。

本オプションを指定しない場合は、onが設定されたものとみなします。

- on :サマリデータを、Enterprise Managerに格納します。

- off:サマリデータを、各Managerに格納します。

-m offオプションを指定すると、Enterprise Managerで管理するManagerの台数を増やすことができます。

-m offオプション指定時に、Enterprise Managerに接続した運用管理クライアントでサマリデータを表示する場合

は、各Managerに格納されているサマリデータを取得して表示します。

-u

Managerの二階層運用の解除を行います。本オプションは、-h および -dオプションと同時に指定することはできませ

ん。

-d

現在設定されているEnterprise Managerを表示します。本オプションは、-h および -uオプションと同時に指定すること

はできません。

■使用例

Managerの二階層運用環境をセットアップする場合は、以下のように実行します。

【Windows版】

C:\>cd C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>sqcEmSetup.exe -h hostname

Command Succeeded.

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>

【UNIX版】

# cd /opt/FJSVssqc/bin/

# ./sqcEmSetup.sh -h hostname

Command Succeeded.

#

A.4 Managerの二重化運用Managerセットアップコマンド

Managerを二重化する場合は、ManagerおよびAgent/ Proxy Managerにて二重化セットアップコマンドを実行する必要が

あります。

以下、Managerの二重化運用Managerセットコマンドの仕様について説明します。

- 224 -

Page 236: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

二重化を解除する場合など詳細については、リファレンスマニュアル「1.3 sqcHmSetup(Managerの二重化運用Managerセットアップコマンド)」を参照してください。

ポイント

本コマンドは「4.3.2 2台目のManagerでの作業」で記載されている通り、2台目のManagerでのみ実行してください

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■記述形式

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcHmSetup.exe [-u]

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcHmSetup.exe [-u]

■オプション

--u

Managerの二重化運用の解除を行います。

■使用例

Managerを二重化運用する場合には、以下のように実行します。

【Windows版】

C:\>cd C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>sqcHmSetup.exe

Command Succeeded.

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>

【UNIX版】

# cd /opt/FJSVssqc/bin/

# ./sqcHmSetup.exe

Command Succeeded.

#

- 225 -

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A.5 Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットアップコマンド

Managerを二重化する場合は、ManagerおよびAgent/ Proxy Managerにて二重化セットアップコマンドを実行する必要が

あります。

以下、Managerの二重化運用Agent/ Proxy Managerセットコマンドの仕様について説明します。

Managerの二重化運用を解除する場合など詳細については、リファレンスマニュアル「1.4 sqcHaSetup(Managerの二重化

運用Agent/Proxy Managerセットアップコマンド)」を参照してください。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■記述形式

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcHaSetup.exe -h <host name>

<インストールディレクトリ>\bin\sqcHaSetup.exe -u

<インストールディレクトリ>\bin\sqcHaSetup.exe -d

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcHaSetup.sh -h <host name>

/opt/FJSVssqc/bin/sqcHaSetup.sh -u

/opt/FJSVssqc/bin/sqcHaSetup.sh -d

■オプション

-h <host name>

Agentのインストール時に設定しなかった方のManagerのホスト名またはIPアドレスを指定します。本オプションは、他

のオプションと同時に指定することはできません。

-u

Managerの二重化運用の解除を行います。本オプションは、他のオプションと同時に指定することはできません。

-d

現在接続先として設定されているManagerを表示します。本オプションは、他のオプションと同時に指定することはで

きません。

注意

このオプションはPush運用の場合のみ指定できます。

- 226 -

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■使用例

2台目のManagerを追加する場合には、以下のように実行します。

【Windows版】

C:\>cd C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>sqcHaSetup.exe -h hostname

Command succeeded.

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>

【UNIX版】

# cd /opt/FJSVssqc/bin/

# ./sqcHaSetup.sh -h hostname

Command succeeded.

#

A.6 クラスタセットアップコマンド

クラスタ環境を構築する場合には、クラスタセットアップコマンドを実行する必要があります。

以下、現用系サーバ、待機系サーバクラスタセットアップコマンドについて説明します。

クラスタセットアップコマンドの詳細については、リファレンスマニュアル「1.5.1 sqcsetupclp/sqcsetupcls(クラスタセットアッ

プコマンド)」を参照してください。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■実行環境

本コマンドは、Manager/ Enterprise Managerで実行できます。

■本手順を行う前に

Manager/Enterprise Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サー

ビス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

■記述形式

【Windows版】

(現用系サーバ)

<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupclp.exe -m <共用ディスクのドライブ> -h <論理ホスト名>

(待機系サーバ)

- 227 -

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<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupcls.exe -m <共用ディスクのドライブ>

【UNIX版】

(現用系サーバ)

/opt/FJSVssqc/bin/sqcsetupclp -m <マウントポイント> -h <論理ホスト名>

(待機系サーバ)

/opt/FJSVssqc/bin/sqcsetupcls -m <マウントポイント>

■オプション

【Windows版】

-m <共用ディスクのドライブ>

クラスタ運用で利用する共用ディスク装置のドライブを指定します

-h <論理ホスト名>

クラスタ運用で利用する論理ホスト名または論理IPアドレスを指定します。

【UNIX版】

-m <共有ディスクのマウントポイント>

クラスタ運用で利用する共用ディスク装置のマウントポイントを指定します。

-h <論理ホスト名>

クラスタ運用で利用する論理ホスト名または論理IPアドレスを指定します。

■使用例

【Windows版】

(現用系サーバ sqcsetupclp)

C:\>cd C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>sqcsetupclp.exe -m F:\ -h hostname

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Cluster setup succeeded

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>

(待機系サーバ sqcsetupcls)

C:\>cd C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>sqcsetupcls.exe -m F:\

Cluster setup succeeded

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>

【UNIX版】

(現用系サーバ sqcsetupclp)

# cd /opt/FJSVssqc/bin/

# ./sqcsetupclp -m /share -h hostname

Cluster setup succeeded

#

(待機系サーバ sqcsetupcls)

# cd /opt/FJSVssqc/bin/

# ./sqcsetupcls -m /share

Cluster setup succeeded

#

A.7 クラスタアンセットアップコマンド

クラスタ環境を解除するためにはクラスタ解除コマンドを実行する必要があります。

以下、クラスタ解除コマンドについて説明します。

クラスタ解除コマンドの詳細については、リファレンスマニュアルy「1.5.2 sqcunsetcl (クラスタアンセットアップコマンド)」を参照してください。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■実行環境

本コマンドは、Manager/ Enterprise Managerで実行できます。

- 229 -

Page 241: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

■本手順を行う前に

Manager/Enterprise Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サー

ビス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。

■記述形式

【Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcunsetcl

【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcunsetcl

■オプション

なし。

A.8 常駐プロセス、起動と停止

ここでは、常駐プロセスの起動と停止方法について説明します。

プロセスなど詳細については、リファレンスマニュアル「第2章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

■Manager

【Windows版】

以下のサービスを起動(開始)/停止します。

・ Systemwalker SQC DCM

ポイント

Pull方式での通信をする場合は、以下のサービスも起動(開始)/停止します。

・ Systemwalker SQC sqcschdle

ポリシー配付機能を使用する場合は、以下のサービスも起動/停止します。

・ Systemwalker SQC thttpd

thttpdサービスを自動起動させる方法は、「A.9 thttpdサービス/デーモンの自動起動設定」を参照してください。

注意

[Systemwalker SQC DCM]サービスの再起動を実施する場合、Windowsのサービス画面で「サービスの再起動」を実行

しないでください。

「サービスの停止」を実行してから、しばらくして、「サービスの開始」を実行してください。

- 230 -

Page 242: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

【UNIX版】

以下のスクリプトで現在の状態を確認します。

/etc/rc2.d/S99ssqcdcm

以下のスクリプトで起動/停止します。

起動 :

/etc/rc2.d/S99ssqcdcm start

停止 :

/etc/rc0.d/K00ssqcdcm stop

ポイント

Pull方式での通信をする場合は、以下のスクリプトも起動(開始)/停止します。

起動 :

/etc/rc2.d/S99ssqcsch start

停止 :

/etc/rc0.d/K00ssqcsch stop

ポリシー配付機能を使用する場合は、以下のスクリプトも起動/停止します。

起動 :

/opt/FJSVssqc/bin/ssqchttp start

停止 :

/opt/FJSVssqc/bin/ssqchttp stop

thttpdデーモンを自動起動させる方法は、「A.9 thttpdサービス/デーモンの自動起動設定」を参照してください。

■Agent/Proxy Manager

【Windows版】

以下のサービスを起動(開始)/停止します。

・ Systemwalker SQC DCM

ポイント

Pull方式での通信およびポリシー配付機能を使用する場合は、以下のサービスも起動/停止します。

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・ Systemwalker SQC thttpd

thttpdサービスを自動起動させる方法は、「A.9 thttpdサービス/デーモンの自動起動設定」を参照してください。

注意

[Systemwalker SQC DCM]サービスの再起動を実施する場合、Windowsのサービス画面で「サービスの再起動」を実行

しないでください。

「サービスの停止」を実行してから、しばらくして、「サービスの開始」を実行してください。

【UNIX版】

以下のスクリプトで現在の状態を確認します。

/etc/rc2.d/S99ssqcdcm

以下のスクリプトで起動/停止します。

起動 :

/etc/rc2.d/S99ssqcdcm start

停止 :

/etc/rc0.d/K00ssqcdcm stop

ポイント

Pull方式での通信およびポリシー配付機能を使用する場合は、以下のスクリプトも起動/停止します。

起動 :

/opt/FJSVssqc/bin/ssqchttp start

停止 :

/opt/FJSVssqc/bin/ssqchttp stop

thttpdデーモンを自動起動させる方法は、「A.9 thttpdサービス/デーモンの自動起動設定」を参照してください。

■Enterprise Manager

【Windows版】

以下のサービスを起動(開始)/停止します。

・ Systemwalker SQC DCM

- 232 -

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ポイント

ポリシー配付機能を使用する場合は、以下のサービスも起動/停止します。

Systemwalker SQC thttpd

thttpdサービスを自動起動させる方法は、「A.9 thttpdサービス/デーモンの自動起動設定」を参照してください。

注意

[Systemwalker SQC DCM]サービスの再起動を実施する場合、Windowsのサービス画面で「サービスの再起動」を実行

しないでください。

「サービスの停止」を実行してから、しばらくして、「サービスの開始」を実行してください。

【UNIX版】

以下のスクリプトで現在の状態を確認します。

/etc/rc2.d/S99ssqcdcm

以下のスクリプトで起動/停止します。

起動 :

/etc/rc2.d/S99ssqcdcm start

停止 :

/etc/rc0.d/K00ssqcdcm stop

ポイント

ポリシー配付機能を使用する場合は、以下のスクリプトも起動/停止します。

起動 :

/opt/FJSVssqc/bin/ssqchttp start

停止 :

/opt/FJSVssqc/bin/ssqchttp stop

thttpdデーモンを自動起動させる方法は、「A.9 thttpdサービス/デーモンの自動起動設定」を参照してください。

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A.9 thttpdサービス/デーモンの自動起動設定

thttpdサービス/デーモンは、Pull方式での通信およびポリシー配付機能を使用する場合に起動させるサービス/デーモン

です。

■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザー)権限が必要です。

■手順

【Windows版】

1. コントロールパネルで[管理ツール]→[サービス]と選択します。

2. 「Systemwalker SQC thttpd」を選択し、[プロパティ]を起動します。

3. [全般]タブの、「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。

【UNIX版】

以下のコマンドを実行して起動スクリプトを設定します。

# cd /etc/rc2.d

# ln -s /opt/FJSVssqc/bin/ssqchttp S99ssqchttp

以下のコマンドを実行して停止スクリプトを設定します。

# cd /etc/rc0.d

# ln -s /opt/FJSVssqc/bin/ssqchttp K00ssqchttp

A.10 Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストールコマンド(Server Core環境の場合)

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Server Core環境にAgentをインストールする場合は、本コマンドを使用します。

コマンドを実行すると「ようこそ」画面が表示されますので、画面に従い、各種設定をすることでSystemwalker ServiceQuality Coordinatorのインストールを行うことができます。

■実行に必要な権限/実行環境

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

■記述形式

setup.exe

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■復帰値

コマンドを実行するとGUIが起動し、コマンドはすぐに復帰します。復帰値には任意の値が返りますが、エラー等の判定

には使用しないでください。

■コマンド格納場所

Agent for Businessの場合

<CD-ROM ドライブ>\agentforbiz

Agent for Serverの場合

<CD-ROM ドライブ>\agentforsrv

■使用例

Agent for Businessの場合

<CD-ROM ドライブ>\agentforbiz\setup.exe

Agent for Serverの場合

<CD-ROM ドライブ>\agentforsrv\setup.exe

A.11 Systemwalker Service Quality Coordinatorのアンインストールコマンド(Server Core環境の場合)

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Server Core環境からAgentをアンインストールする場合は、本コマンドを使用しま

す。

■実行に必要な権限/実行環境

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

■記述形式

setup.exe FromControlPanel

■復帰値

コマンドを実行するとGUIが起動し、コマンドはすぐに復帰します。復帰値には任意の値が返りますが、エラー等の判定

には使用しないでください。

■コマンド格納場所

Agent for Businessの場合

<システムドライブ>\Program Files\InstallShield Installation Information\{88C978F2-6D0A-4B7F-BC5B-17D8DD1FF102}

- 235 -

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Agent for Serverの場合

<システムドライブ>\Program Files\InstallShield Installation Information \{72329B17-F397-492B-B235-E2CB41DAC3A6}

■使用例

Agent for Businessの場合

<システムドライブ>\Program Files\InstallShield Installation Information\{88C978F2-6D0A-4B7F-BC5B-17D8DD1FF102}\setup.exe FromControlPanel

Agent for Businessの場合

<システムドライブ>\Program Files\InstallShield Installation Information \{72329B17-F397-492B-B235-E2CB41DAC3A6}\setup.exe FromControlPanel

- 236 -

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用語集 Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition

標準的な環境における管理機能を提供します。

Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition

Standard Editionに加え、二階層(二階層運用)などの大規模システム運用、二重化運用やクラスタシステム運用など

の高信頼システム運用、仮想ドメイン数が20を越える大規模仮想Webサイトシステムに対応します。

二重化

二台のManagerで、同じ対象システムを監視/管理する運用形態です。Managerの信頼性を求める場合や、離れた地

域から同じ資源を監視/管理する場合に有効な分散型の運用形態です。

クラスタシステム

クラスタソフトウェアにより構築した高信頼システム全体を指します。2台のサーバマシンを1台の仮想サーバマシンと

して運用することで、高可用性(High Availability)を実現します。

Enterprise Manager

各部門単位に配置されたManagerを一元管理します。Managerを二階層で構築し、負荷分散することにより、大規模

なシステムも管理することが可能になります。(Enterprise Editionのみ)

Manager

インストール型Agent、インストールレス型Agent、およびProxy Managerが収集した情報を一括管理します。また、サー

ビス(HTTP/S, DNS, SMTP, 任意ポート)稼働の監視や、Browser Agentが採取した情報の収集サーバの役割も果た

します。

Proxy Manager

ManagerとAgentの間で中継機能を提供します。ManagerとAgentが、ファイアウォールで区切られる形態で、ProxyManagerをAgent側に配置して中継することにより、サイトのセキュリティを高めることができます。また、Managerが行

う、サービス(HTTP/S, DNS, SMTP, 任意ポート)稼働の監視やBrowser Agentが採取した情報の収集サーバの役割

を代替することができます。

インストール型Agent

被監視サーバにインストールし、OSまたはミドルウェアが提供しているコマンドやAPIを定期的に発行して、性能情報

を収集します。

インストールレス型Agent

被監視サーバのOSが提供しているコマンドやAPIをManagerからリモートで定期的に発行して、性能情報を収集しま

す。被監視サーバには、Agentはインストールされません。

Agent for Server

インストール型Agentのインストール種別です。サーバ内のリソース情報を管理することができます。

Agent for Business

インストール型Agentのインストール種別です。Agent for Serverの機能に加え、Webサーバ、アプリケーションサーバ、

データベースサーバといった業務システムに関する資源を管理することができます。

Browser Agent

エンドユーザーがWebサーバにアクセスした情報から、エンドユーザーが実感するレスポンスを測定します。動作プ

ラットフォームは、Windowsのみです。

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Page 249: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/J2X...まえがき 本書の目的 本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのインストール及び性能情報の収集、格納からコンソールへの表

運用管理クライアント

Manager/Enterprise Managerに接続して、管理・操作するためのコンソール機能を提供します。運用管理者は、運用

管理クライアントをインストールしたマシンの他、別マシン上からも、Webブラウザを運用管理クライアントに接続するこ

とにより、管理操作を行うこともできます。

動作プラットフォームは、Windowsのみです。Manager/Enterprise ManagerのプラットフォームがWindowsの場合は、

Manager/Enterprise Managerと運用管理クライアントを同一サーバに導入することができます。

エンドユーザレスポンス管理

エンドユーザーがWebにアクセスした時の体感応答時間を管理します。

サービス稼働管理

各種サービス(HTTP/S、DNS、SMTP、任意ポート)の稼働状態を管理します。

Webトランザクション量管理

Webシステムへのリクエスト数や、リクエストに対する応答時間を管理します。

サーバ性能管理

各プラットフォーム(Windows, Solaris, Linux)のOS/カーネルの性能を管理します。

ユーザデータ管理

業務データやシステム稼働データなど、ユーザーの固有データ(CSV形式)を管理します。

Web利用状況管理

本機能については、「Web利用状況管理編」を参照ください。

利用状況分析

Webサイトの利用状況をさまざまな観点から分析することにより、顧客ニーズに見合った商品やサービスを提供するこ

とを支援します。

改ざん監視

Webコンテンツを定期的に検査し、改ざんを検出する機能を提供します。

Pull方式

ManagerがAgentまたはProxy Managerに対して問い合わせを行い、性能データを引っ張りあげる形の通信です。ま

た、Pull方式を使用する場合は、HTTPを使用します。

Push方式

AgentまたはProxy ManagerからManagerに対して性能データをPushする形の通信です。

通常はPush方式の運用になります。

サマリデータ

システムの状況を大まかに把握するためのサマライズされたデータです。

リソースデータ

リソース単位に収集された詳細データです。

リソース

業務を構成するシステムやネットワーク、アプリケーションなどのことをリソースと呼びます。クラスタシステムの場合は、

クラスタ化する資源(サービス、IPアドレス、DISKなど)のことを指します。

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リソースID

リソースID とは、レコードを一意に識別する識別子です。

例えば、プロセス情報なら、プロセス名がリソースID になります。

PDB

収集した性能情報を格納するためのデータベースです。Performance Databaseの略です。

サマリ表示

システム全体の現在状況をすばやく把握するための表示機能です。

詳細表示

問題発生時に詳細情報を表示する機能です。サマリ表示では、システム全体の概要のみを表示するのに対して、詳

細表示では、リソースごとの詳細な情報を表示します。

総点検分析・レポート

システム管理者が、システムの稼働状況を定期的に点検するための分析・レポートです。

カテゴリ別診断分析・レポート

問題があったサーバ内の、ボトルネックの一次切り分けを行うための分析・レポートです。

詳細分析・レポート

特定のデータを観点とした、詳細情報を確認するための分析・レポートです。

分析機能

情報の粒度やレポート目的に応じて、総点検分析、カテゴリ別診断分析、詳細分析の、3つのレベルの分析を提供し

ています。

分析機能は、確認したいときにすぐにレポートを表示することができます。

定期レポート

情報の粒度やレポートの目的に応じて、総点検レポート、カテゴリ別診断レポート、詳細レポートの、3つのレベルの

レポートを提供しています。予めレポートの条件を登録して、スケジューラに登録しておくことにより、日報、週報、月

報などのレポート出力を、自動化する機能です。

ログデータ(Troubleshoot)

Managerのデータベースに格納されている情報より、さらに詳細な情報(OS情報のみ)が記録されています。

インストールディレクトリ

実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

可変ファイル格納ディレクトリ

動作中に変更、または参照するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

PDBコマンド

PDBにアクセスするためのコマンドです。CSV出力コマンド、ユーザデータ入力コマンド、データ削除コマンド、構成

情報移行コマンドの4つがあります。

現用系

クラスタシステムでクラスタサービスが動作している側のノードです。

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待機系

クラスタサービスは通常稼働していないで、異常時に稼働するノードです。

グループ

クラスタシステムにおいて、切り替える対象となるリソースをまとめたもので、トラブルが発生した場合に待機側に切り

替わる単位となります。

共用ディスク

クラスタシステムにおいて、現用系のノードと待機系のノードで共用して使用するディスク領域のことです。

収集テンプレート

本定義には、常時収集する項目が定義されており、ポリシー作成/ポリシー適用の実行時に本定義に従って自動的

に収集ポリシーが作成されます。

しきい値

システムやアプリケーションの性能を監視する値です。

アラームアクション

しきい値監視定義をすると、しきい値超えを管理者に知らせるためのアクションが実行されます。アクションの種類に

は、以下があります。

イベントログ/syslogSystemwalker Centric Managerメッセージ連携

メール

トラップ

ユーザー任意のコマンド実行

ポリシー配付機能

運用管理クライアント上で、情報収集、しきい値監視するサーバへ、収集ポリシー、しきい値監視定義を配付し、配付

先サーバで収集ポリシーの作成と適用、しきい値監視を実施します。

ポリシー定義情報

ポリシー配付機能で配付することが可能な、収集ポリシーおよび、しきい値監視定義のことです。

ポリシー管理フォルダ

ポリシ-配付を使用するために必要なファイルをフォルダごとに管理します。

ポリシー配付グループ

配付するポリシー定義情報の定義内容が異なる場合に作成します。

ポリシー配付定義

ポリシー定義情報の配付先サーバ情報を定義します。

フェールオーバ

クラスタシステムにおいて、グループ内のリソースにトラブルが発生し、運用側のノードが待機側に切り替わることで

す。

ホスト名

ネットワーク上の各ノードにおいて、一意的に割り当てられる名前です。HostsファイルやDNS等を利用してIPアドレス

とホスト名を対応づけます。

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アプリケーション・サーバ

処理時間、待ち時間、ヒープ量、レスポンス内訳分析など、業務システムの性能を管理します。

以下のアプリケーション・サーバ製品をサポートします。

Interstage Application ServerInterstage Business Application ServerInterstage Application Framework SuiteInterstage Service IntegratorMicrosoft .NET ServerSAP NetWeaver

データベース・サーバ

IO、メモリ、キャッシュ、スペース、デッドロック、SQL回数など、データベース性能を管理します。下記のデータベー

ス・サーバ製品をサポートします。

Symfoware ServerOracle Database ServerMicrosoft SQL Server

ジョブ

多重度や実行待ち数など、ジョブ実行性能を管理します。下記のジョブ管理製品をサポートします。

Systemwalker Operation Manager

ネットワーク

トラフィック量、パケット数、エラー数など、ネットワーク性能を管理します。下記のネットワーク管理製品をサポートしま

す。

Systemwalker Network ManagerSystemwalker Centric Manager

ストレージ

IO、スループット、レスポンス、キャッシュなど、ストレージ性能を管理します。下記のストレージ管理製品をサポートし

ます。

Systemwalker Resource CoordinatorETERNUS SF Storage Cruiser

コンソール

本製品のメインの画面です。

サマリ表示、詳細表示、分析機能、定期レポート画面が表示されます。

強制終了

[Systemwalkerコンソール]で、選択しているアプリケーションに対し、プロセスを停止するように指示を出す機能です。

停止時には、強制終了コマンドが使用されます。

DMZ

Demilitarized Zoneの略です。インターネットとイントラネットを分離するネットワークです。

EntryURL

Webサーバへの訪問で 初に参照したページです。

ExitURL

Webサーバへの訪問で 後に参照したページです。

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HTTPサーバ

Hypertext Transfer Protocolサーバの略で、Webサーバともいいます。

SQC拡張ログ

SQC拡張ログ採取がSQC拡張ログファイルに蓄積するデータです。

SQC拡張ログ採取

Webサービスを構成する機能(Webサーバ等)で採取されていないデータを採取して蓄積する機能です。

SQC拡張ログファイル

SQC拡張ログ採取がSQC拡張ログを蓄積するファイルです。

Webサーバ

HTTPサーバのことです。

Webページ表示レスポンス

Webブラウザでコンテンツを表示するのに費やす時間です。

改ざん

ネットワークを通じてコンピュータに侵入し、Webページやアクセスログなどの情報を管理者の許可を得ずに書き換え

る行為です。

改ざん監視エージェント

改ざん監視プログラムから呼び出され、公開コンテンツの格納ファイルにアクセスし、メッセージダイジェストを生成する

CGIです。

改ざん監視設定ファイル

コンテンツ改ざん監視機能の改ざん監視対象に関する設定情報が格納されているファイルです。

改ざん監視環境定義ファイル

コンテンツ改ざん監視機能の環境定義に関する設定情報が格納されているファイルです。

公開Webコンテンツ

Webサイトに公開されているコンテンツです。

コンテンツ公開

正当なコンテンツ管理者がネットワークを通じてWebサーバにコンテンツを転送する行為です。

コンテンツ改ざん監視

公開コンテンツの改ざんを監視する仕組みです。

コンテンツ改ざん監視プログラム

定期的に起動し、公開コンテンツの改ざんを検査するプログラムです。

コンテンツ改ざん監視通知

コンテンツの改ざん監視により改ざんが検出された場合の通知です。

コンテンツ管理者

公開コンテンツを管理している人、およびコンテンツ原本アップデート申告を行う人です。

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コンテンツ原本

公開コンテンツの比較対象となるWebサイトコンテンツのオリジナルデータです。

コンテンツ公開申告

公開コンテンツのアップロードを行う際に、コンテンツ原本のアップデートを行う手続きです。

コンテンツ公開申告コマンド

コンテンツ原本のアップデートを申告する際に使用するコマンドです。

サイトアクセス量分析

サイトにアクセスされた量を観点とした分析です。

サイトナビゲーション分析

サイトにアクセスしたユーザーを観点とした分析です。

スナップショットDB

コンテンツ原本の情報(URL、ハッシュ値等)が格納されているファイルです。

セッション

同一クライアントが行った連続したアクセスのまとまりです。何人の人がアクセスしているかを知る指標となります。同

一クライアントが複数回アクセスしているような場合、そのアクセスの間隔が15分未満の場合は、同一セッションとして

カウントします。

ドリルダウン

現在見ている情報を一歩踏み込んで、より詳細に見ることをドリルダウンといいます。本製品では、現在分析している

レベルからより詳細に分析することをドリルダウン分析といい、例えば、URLの分析を行い、ある特定のURLに対し

て、どのクライアントが見ているかというような分析をドリルダウン分析といいます。

分析画面

利用状況分析機能を構成する機能の一つです。Webブラウザ上で動作し、各種の分析結果ページを表示します。

分析ページ

分析画面がWebブラウザ上で表示するデータの分析結果のページです。

利用状況DB

利用状況分析のための基礎データを格納したデータベースです。

利用状況DB参照エンジン

利用状況分析機能を構成する機能の一つです。インストールマシン上で動作し、分析画面からの要求に応じて利用状況

DBからデータを取り出します。

利用状況DB登録エンジン

利用状況分析機能を構成する機能の一つです。インストールマシン上で動作し、Webサービスを構成する各種機能

(Webサーバ等)のログからデータを抽出し、利用状況DBに格納します。

利用状況分析機能

Webサービスの分析を支援する機能です。

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