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SAP Concur – サービス説明書

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改訂: 2021 年 2 月


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2021 年 2 月



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所有権に関する言明

本ドキュメントには、SAP SE または SAP 関連会社の排他的な財産である機密情報およびデータが含まれて

います。本ドキュメントのいかなる部分も、その目的を問わず、SAP SE または SAP 関連会社による事前の同

意なく、電子的または機械的、または別の方法や手段で用いる、複製、検索システムへの保存、他言語への

翻訳を禁じます。

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Concur® およびそれぞれのロゴは、SAP SE または SAP の関連会社に帰属します。本書で使用されている

すべてのブランド名および製品名は、それぞれの所有者の商標、サービスマーク、商標、または登録商標です。

発行者: SAP SE または SAP 関連会社



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目次

1 サービス概要................................................................................................................ 6

2 TRAVEL & EXPENSE（出張予約 & 経費精算） ................................................................ 7

3 EXPENSE ................................................................................................................. 7

4 TRAVEL ................................................................................................................. 10

5 CONCUR REQUEST（事前申請）– STANDALONE ........................................................ 12

6 INVOICE PROCESSING （請求書処理） ..................................................................... 13

7 拡張サービス.............................................................................................................. 19



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8 本サービスのサポートポリシー ........................................................................................ 118

9 サービスレベルアグリーメント（SLA) .............................................................................. 119

10 セキュリティ .............................................................................................................. 121

11 分析 ..................................................................................................................... 121

12 その他のサービス ....................................................................................................... 122



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13 契約の定義および取引 ............................................................................................... 122

14 追加サービス名称 ...................................................................................................... 125



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1 サービス概要

本サービス説明書は、Concur Technologies, Inc. およびその関連会社（以下、「Concur」または「SAP

Concur」と総称）が SAP Concur ソフトウェアを使用するお客様（以下、「お客様」と表記）に提供する、

特定の SAP® Concur® オンデマンドビジネスサービス（以下それぞれ「サービス」と表記）について説明

しています。当該のサービスは、SAP Concur がホストおよび管理を行い、お客様がインターネット経由でアク

セスするものであり、SAP Concur が合理的な修正を随時実施します。

サービス名

本書で定義されていない用語はすべて契約書の記載に準じます。本サービスの下では、当社とお客様の間の

契約に基づいて以下のサービスを注文することができます。

• Travel & Expense

• Expense

• Travel

• Concur Request – Standalone（Professional 版のみ）

• Invoice Processing

• 拡張サービス

以下、これらのサービスについて詳しくご説明します。

旧称や追加の名称（表記）があるサービスは、本書の「その他のサービス名称」セクションに記載しています。

取引

ほとんどのサービスの料金体系は、取引量が基準になっています。各サービスにおける「取引」の定義は、本書

の「契約の定義および取引」セクションに記載しています。

翻訳

サービス説明書は英語で作成されています。翻訳版において英語版と矛盾が生じる場合、英語版の内容が

優先されます。



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サービス可用度

本書に記載しているサービスは、別途記述のない限り、Standard 版と Professional 版のいずれでも利用

することができます。本書の Professional 版に関する情報は、Professional 版の導入タイプの一種である

Premium にも適用されます。

2 Travel & Expense（出張予約 & 経費精算）

概要

Travel & Expense は、出張予約から経費精算までを 1 つのシステムでシンプルな承認プロセスにするソリュ

ーションです。以下の機能があります。

Smart Expense

Smart Expense （スマート経費）は、信頼性のある 3 つのソース、つまり予約時のデータ、出張中のクレ

ジットカード取引、そして電子領収書を元に「スマート経費」を作成し、これを出張の経費精算レポートの項目

としてそのまま使用できる機能です。この機能によって、SAP Concur の提唱する「パーフェクトエクスペンス」が

実現します。つまり、クリックひとつで出張予約と同時に経費精算を開始することにもなるのです。

Concur は、ホテル、鉄道、レンタカーなど 100,000 社以上の支払先と連携しています。そのうちの多くが電

子領収書を提供しており、スマート経費はこれを利用して作成されます。

3 Expense

概要

Expense (経費精算) の特長は以下の通りです:

• 組織のポリシーとルールに基づいて、経費精算レポートの作成やワークフローの決定、承認、経費処理を

自動化。

• グローバル企業における複雑な要件、例えば多言語や複数の通貨、複数のコーポレートカード、多様な

ユーザーグループや事業ユニットにも対応可能な柔軟性、及び電子領収書のイメージング機能、取引デ

ータの分析およびレポート作成（Concur Analysis または Analytics Essential。お客様の SAP

Concur サービス構成に基づいて異なります）。

• お客様がご利用している会計システムや人事管理システムとの間で、データをインポート/エクスポートできる

安全なデータインターフェース。

• コーポレートカード経費の電子決済のサポート。これには、お客様が支払勘定小切手や給与支払の抽出

ファイルを通じて行う払戻業務のサポートが含まれます。



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• SAP Concur の経費精算レポートソフトウェアへのリモートアクセス。Expense サービスには、必要最低

要件を満たすコンピュータと Web ブラウザを使用して、インターネット経由でアクセスします。

• SAP Concur のホームページからシングルサインオンで Analysis または Analytics Essentials にア

クセス（お客様の SAP Concur サービス構成に基づいて異なります）。このツールで Web ベースの任

意のクエリまたは定型の分析レポートを作成します。

• TripIt から経費精算レポートを作成。（日本未対応）

• SAP Concur Mobile で取り込んだ領収書原本を自動でデジタル化し、領収書のデジタルイメージファ

イルを作成。この機能は、「フランスの Expense サービス構成」用で、管理者が対象のユーザー向けに有

効にすることで使用できるようになります（「フランスの Expense サービス構成」とは、ユーザーの拠点国が

フランスである、および/またはユーザーが Expense サービスの設定で拠点国としてフランスを設定している

ケースを指します）。

• サードパーティーサービスのユーザーアカウントと Concur のユーザーアカウントを連携。Expense のユ

ーザー情報にアクセスできるサードパーティーは指定できます。

• Mobile アプリや Web アプリを通じて SAP Concur から直接エンドユーザーに発信する製品メッセージ。

製品メッセージはエンドユーザーに SAP Concur のサービスや機能、関連サービスの利用を促し、ユーザ

ーエクスペリエンスを高めてサービスをサポートします。また、お客様のデータに基づいてターゲットを決めるこ

とで効果を高めることができます。この機能は製品設計に固定で組み込まれています。お客様の指示によ

って、SAP Concur からユーザーに製品メッセージを補完する電子メールを送信する場合があります。

• SAP Concur の Travel サービスを初めてアクティベーションする際の導入サービス。サービス内容の詳細

は実装の際に提供する「導入説明書（Standard では英語のみ）」（または該当する場合は

Activation Description Guide）に記載されています。

• SAP Concur サポートポリシー。サービス内容の詳細は、本書に記載されています。

• 本書記載の Travel & Expense に対する SAP Concur の責任。

Concur Analysis または Analytics Essentials

SAP Concur サービスの構成によって、次の 2 つの機能のうち 1 つが Expense に含まれます。それぞれに

は、以降で説明する基本的なレポート機能があります。

3.2.1 CONCUR ANALYSIS

Concur Analysis の内容は以下のとおりです。

• Web ベースのアドホッククエリや定型の分析レポートを作成する機能。これには、SAP Concur のホーム

ページからのシングルサインオン機能、適切なアクセス権やデータ権限をユーザーに付与するための資格情

報認証機能、および分析レポートの階層構造を利用した統合セキュリティが含まれます。



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• Concur Analysis へのアクセス。必要最低要件を満たすコンピュータと Web ブラウザを使用して、インタ

ーネット経由でアクセスします。

• Concur データウェアハウス。これはデータ分析のための包括的なデータのソースであり、データを継続的に

追加する管理ルーチンのソースでもあります。

• SAP Concur サポートポリシー。詳しい内容は本書に記載されています。

Concur Analysis へのアクセスは、ユーザーロールによって制御します。つまり、割り当てられたロールによって

実行できるタスクが異なります。ユーザーロールは別料金で追加購入することができます。以下は、標準で提

供するユーザーロールとその数の一例です:

• ビジネスオーサー: 5 名。分析レポートを作成するツール（Query Studio）へのアクセス権、および

SAP Concur が提供する定型分析レポートの編集/実行が可能。

• コンシューマー: コンシューマーのアクセス権を割り当てるユーザーを 10 名まで指定できます。これは、SAP

Concur が提供する定型の標準クエリやレポート、およびビジネスオーサーが保存したレポートを実行する

ためのロールで、お客様の管理権限者がユーザーに割り当てます。コンシューマーは自分のユーザーインタ

ーフェース設定とフォルダ管理が可能です。

• マネージャー: 定型クエリや分析レポート、ビジネスオーサーが作成した分析レポートにアクセス可能。ただ

し、アクセスは自分の直属のユーザー、または間接的に所属するユーザーに関するデータに限定されます。

3.2.2 ANALYTICS ESSENTIALS

Analytics Essentials は、Standard 版でのみ利用可能です。サービスの内容は以下の通りです:

• Web ベースのアドホックダッシュボードや定型の分析レポート機能。これには、SAP Concur のホームペ

ージからのシングルサインオン機能、適切なアクセス権やデータ権限をユーザーに付与するための資格情報

認証機能、および分析レポートの階層構造を利用した統合セキュリティが含まれます。

• Analytics Essentials へのアクセス。必要最低要件を満たすコンピュータと Web ブラウザを使用して、

インターネット経由でアクセスします。


Analytics Essentials へのアクセスは、ユーザーロールによって制御します。つまり、割り当てられたロールによ

って実行できるタスクが異なります。Analytics Essentials には次のロールがあります。

• レポートロール: Analytics Essentials では、レポートロールに割り当て可能なユーザー数の制限はあ

りません。管理権限者はこのロールを使用して、SAP Concur の標準の照会やレポートを実行します。

• マネージャーロール: お客様が指定したすべてのマネージャーは SAP Concur の定型クエリやレポートを

実行できます。ただし、アクセスは自分の直属のユーザー、または間接的に所属するユーザーに関するデー

タに限定されます。



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SAP Concur Mobile アプリ

Expense サービスタイプには、現在追加料金なしで SAP Concur Mobile アプリの機能が含まれていま

す。SAP Concur は将来この機能に対する追加料金を徴収する権利を保持しています。

3.3.1 領収書のデジタル化

フランスの Expense サービス構成を使用しているユーザーに対して、領収書のデジタル化機能を有効にするこ

とができます: Expense サービスには、領収書原本のデジタルイメージファイルを作成する機能があります。

領収書のデジタル化機能は、モバイルクイック経費の作成中（プレースホルダとして。経費精算レポートには追

加されません）、既存の経費精算レポートの経費の編集時、または ExpenseIt 拡張サービスの使用時に適

用されます。

トレーニング

お客様の Concur 管理者を対象とした Expense（経費精算）サービスのトレーニングサービスには、以下

の項目が含まれます。

• 本サービスの社内展開をサポートするテンプレート集とカリキュラムを揃えた [導入から運用までの手引き]

• 経費精算レポートの作成方法など、主なタスクの手順を解説するクイックスタートガイド

• 経費精算レポートの作成方法など、主なタスクの手順をエンドユーザーが自習できるようにするためのオン

ラインデモンストレーションへのアクセス

• Concur Analysis および Intelligence、または Analytics Essentials および Analytics について

講師が指導するオンラインコースへのアクセス（対象サービスは、お客様のサービス構成に応じて異なりま

す）。

上記以外のトレーニングサービスについては、追加料金が必要となります。

4 Travel

概要

Travel （出張予約）サービスの内容は以下の通りです:

• 組織のポリシーとルールに基づいて、出張予約（飛行機、宿泊、鉄道、レンタカーなど）、ワークフロー、承

認、処理を自動化。

• グローバル企業の複雑な要件、例えば言語、通貨、多様なユーザーグループ、事業ユニットに対応可能

な柔軟性。さらに、複数のコーポレートカードにも対応。取引データの分析レポート機能

（「Analysis」）。



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• 複数のグローバルディストリビューションシステム（「GDS」）、直接接続、その他のソースから空き情報を

検索する機能。

• お客様の交渉価格に対応する割引コードを読み込む機能。

• 優先設定やマイレージ会員プログラムなど、ユーザーは自分の出張プロファイル情報を管理することができま

す。

• SAP Concur Travel サービスへのアクセス。Travel（出張予約）サービスの必要最低条件を満たすコ

ンピュータ、モバイルデバイス、Web ブラウザを使用し、インターネットを経由でアクセスします。

• SAP Concur Travel と TripIt アカウントを自動同期できます。旅程に変更や更新があれば、TripIt

にメールを送らなくても自動的に同期されます。

• サードパーティーサービスのユーザーアカウントと Concur のユーザーアカウントを連携。Travel のユー

ザー情報にアクセスできるサードパーティーは指定できます。

• Mobile アプリや Web アプリを通じて SAP Concur から直接エンドユーザーに発信する製品メッセージ。

製品メッセージはエンドユーザーに SAP Concur のサービスや機能、関連サービスの利用を促し、ユーザ

ーエクスペリエンスを高めてサービスをサポートします。また、お客様のデータに基づいてターゲットを決めるこ

とで効果を高めることができます。この機能は製品設計に固定で組み込まれています。お客様の指示によ

って、SAP Concur からユーザーに製品メッセージを補完する電子メールを送信する場合があります。





• 本書記載の SAP Travel & Expense レベルに対する SAP Concur の責任。


Travel サービスには、SAP Concur Mobile アプリが含まれています。現在、追加料金なしで提供されていま

すが、SAP Concur は将来この機能に対する追加料金を徴収する権利を保持しています。

トレーニング

お客様の Concur 管理者を対象とした Travel （出張予約）サービスのトレーニングサービスには、以下の

項目が含まれます:


• 出張予約の方法など、主なタスクの手順を解説するクイックスタートガイド



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• 出張予約の方法など、主なタスクの手順をエンドユーザーが自習できるようにするためのオンラインデモンス

トレーションへのアクセス


5 Concur Request（事前申請）– Standalone

概要

Concur Request – Standalone は、Professional 版でのみご利用いただけます。

Concur Request – Standalone サービスの内容は以下のとおりです。

• 組織のポリシーとルールに基づいて、事前申請の作成、提出の経路、承認および処理を自動化する機

能。

• 言語、通貨、多様なユーザーグループや事業ユニットなどの、グローバル企業の複雑な要件をサポートする

柔軟性。

• Expense サービスおよび Travel & Expense サービスと統合し、事前申請や経費精算レポートを自

動的に作成する機能。

• SAP Concur の事前申請ソフトウェアへのリモートアクセス。Concur Request（事前申請）サービス

の必要最低要件を満たすパーソナルコンピュータと Web ブラウザを使用し、インターネット経由でアクセス

します。

• Concur Analysis へのリモートアクセス。取引データと分析レポートを取得します（先述の Concur

Analysis または Analytics Essentials に記載）。

• Concur Request サービスを初めてアクティベーションする際の導入サービス。サービス内容の詳細は実

装の際に提供する「導入説明書（Standard では英語のみ）」（または該当する場合は Activation

Description Guide）に記載されています。

• SAP Concur サポートポリシー。サービス内容の詳細は、本書に記載されています。

• 本書記載の Travel & Expense サービスに対する SAP Concur の責任。


Expense サービスタイプには、現在追加料金なしで SAP Concur Mobile アプリの機能が含まれていま

す。SAP Concur は将来この機能に対する追加料金を徴収する権利を保持しています。



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トレーニング

お客様の Concur 管理者を対象とした Request（事前申請）サービスのトレーニングサービスには、以下

の項目が含まれます。


• 事前申請のレビュー、作成、承認、および必要に応じて経費精算レポートへ関連付ける方法などの最も

重要なタスクについて、手順を追って解説するクイックスタートガイド。

• 事前申請のレビュー、作成、承認、および必要に応じて経費精算レポートへ関連付ける方法などの、本サ

ービスの主要機能をエンドユーザーが学習できるようにするためのオンラインデモンストレーションへのアクセ

ス。


6 Invoice Processing （請求書処理）

概要

Invoice Processing （請求書処理）サービスの内容は以下の通りです:

• 支払申請の作成、キャプチャ、送信、承認、および支払処理を自動化する機能。

• 発注照合機能は、Professional 版でのみご利用いただけます。

• Invoice Processing へのリモートアクセス。必要最低条件を満たすコンピュータと Web ブラウザを使用

し、インターネット経由でアクセスします。

• Concur Analysis または Analytics Essentials （お客様の SAP Concur サービスの構成による）

へのリモートアクセス。取引データと分析レポートを取得します（先述の Concur Analysis または

Analytics Essentials に記載）。




• SAP Concur サポートポリシー。サービスの内容は本書に記載されています。

• 本書記載の Invoice Processing サービスレベルに対する SAP Concur の責任。

• 本サービスでは、請求書や書類のレビュー、本サービスで使用する情報の抽出、分類などの信頼性と有効

性を継続的に向上させることを目的として、お客様データを含むデータおよび情報に機械学習技術を適用

しています。



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Invoice ACH Payments

Invoice Processing サービスには、拡張サービスである Invoice Payments が含まれます。これはお客様

の支払先に定期的な支払を行うため、お客様の銀行口座から口座引き落としによって SAP Concur の口座

へ資金を引き出す処理で構成されます。Invoice Payments は米国（米国ドルのみ）およびオーストラリア

（オーストラリアドルのみ）での支払処理にのみ利用できます。

6.2.1 SAP CONCUR が実行すること

Invoice Payments が導入されている場合は、以下の説明にある前提条件をお客様がすべて完了し、かつ

実装が完了した後、SAP Concur は以下の項目について責任を負うことに同意します:

• Invoice Processing から請求書の支払申請を受け取ること。

• US ドルの場合、SAP Concur の銀行から SAP Concur が以下の事柄について確認を受けた後、所

定の請求書の支払申請に対応する指定受信銀行口座に対し、お客様の代わりに入金を開始すること:

o 上記の ACH デビットを介して十分な資金を受け取り、そのような請求書支払申請に基づいて全額

支払いを行える充分な資金を受領したこと

o 引き落とした資金を SAP Concur の銀行口座に預け入れ、清算したこと。

SAP Concur は、支払の実行に関してお客様の口座自動振替を含む支払バッチの終了後いつでも独

自の判断で送金を開始できます。ただし、お客様の銀行口座から SAP Concur の口座への送金が完

了し、請求書支払申請に関わるすべての支払先に対して全額を支払える充分な資金があることを SAP

Concur の銀行から確認を受けるまで、SAP Concur は ACH クレジットを開始する義務、またはその反

対に支払先の利益のために送金する義務を負いません。

• オーストラリアドルの場合、SAP Concur の銀行から SAP Concur が以下の事柄について確認を受け

た後、所定の請求書の支払申請に対応する指定受信銀行口座に対し、お客様の代わりに銀行口座振

替を開始すること:

o お客様の指定資金管理口座からの口座引き落としを通じて、かかる請求書の支払申請に対して全

額を支払える充分な資金を受領したこと。

o 引き落とした資金を SAP Concur の銀行口座に預け入れ、清算したこと。

SAP Concur は、支払の実行に関してお客様の口座自動振替を含む支払バッチの終了後いつでも独

自の判断で送金を開始できます。ただし、お客様の銀行口座から SAP Concur の口座への送金が完

了し、支払申請に関わるすべての支払先に対して全額を支払える充分な資金があることを SAP

Concur の銀行から確認を受けるまで、SAP Concur は銀行口座振替を開始する義務、またはその反

対に支払先の利益のために送金する義務を負いません。

• SAP Concur が処理することのできるすべての支払をお客様に確認します。また、SAP Concur が支払

を開始できないすべての支払をお客様に通知します。



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• 次に挙げる誤りがあった場合は、SAP Concur の裁量あるいはお客様の書面による要求によって支払を

無効化または中止します:

o すでに行われた支払との重複

o 意図しない受取人に対して開始された支払

o 受取人が Invoice Pay で受け取る権利がある金額とは異なる金額で開始された支払

NACHA の規則によって無効化の回数は制限されています。SAP Concur はお客様の要請に協力して

支払を無効化または中止しますが、その処理を制御できないため結果は保証いたしかねます。

• SAP Concur が唯一の原因で生じた、 Invoice Payments の請求に一致しないエラーや、お客様に

承認されていないエラーのために Invoice Payments の支払が発生した場合、いかなる Invoice

Payments の支払に対しても SAP Concur は責任を負います。SAP Concur が負うこれらの責任

は、お客様が SAP Concur への適正な請求権の譲渡を行い、誤った支払の回復を支援するために

SAP Concur および法執行機関、銀行当局と充分協力することを条件とし、SAP Concur とお客様の

契約書に定める直接の損害に対する賠償責任の制限対象とはなりません。

• これと異なる規定があっても、次に挙げる条件に当てはまる場合は、支払の発信を保留あるいは遅延させ

るいかなる決定、または予定される請求書支払に影響するいかなる決定から生じる損害に対しても、SAP

Concur および SAP Concur の銀行は責任を負いません:

o 必要なセキュリティ手続きによって、かかる支払を検証するために行った合理的な努力が失敗した後

o お客様の弁済能力に起因する場合

o お客様が請求書支払申請に対して全額を支払う資金を SAP Concur に適時に提供しなかったこと

による損害

6.2.2 お客様が実行すること

Invoice Payments が導入されている場合、お客様は以下の項目について責任を負うことに同意したものと

みなされます:

• 米国ドルの場合、本契約書によってお客様は、SAP Concur および SAP Concur の銀行がお客様の

代わりとなって、Invoice Check Payment の当該請求書支払申請に対して ACH デビットおよび

ACH クレジットを開始することを許可します。

o 当該の請求書支払申請を全額支払うためにお客様の銀行口座からの ACH デビッドを支払スケジュ

ールに従って開始すること

o 所定の請求書支払申請に対応する指定受信銀行口座に対し、ACH クレジットを開始すること

• 以下はお客様の責任です:

o Invoice Payments のための、お客様の銀行口座を提供すること。



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o 支払先への支払スケジュールを決定する支払条件を指定すること。

o SAP Concur と SAP Concur の銀行が請求書支払を行うための適切な情報を、SAP Concur

が承認した書式にて提供すること。

o お客様の銀行口座から ACH 口座引き落とし（米国ドルの場合）を通じてお客様の銀行口座から

SAP Concur の口座へ送金する委任を書面によって入手（かつ SAP Concur に提供）すること

（お客様はこの委任に基づいて、お客様の銀行の行為に責任を負います）。

o 各支払先から必要かつ適切な許諾（「業者の委任」と呼びます）を支払先の銀行口座への最初の

支払の前にすべて入手すること。委任によって支払先の口座への入金開始、および支払先の口座に

誤って入金された資金を回復するための入金の無効化が許可されます。

o お客様の代表者が支払先の銀行口座へ入金する際のアクションと遺漏。同様に、支払に伴って

Invoice Payments に提供される追加のデータ、また、そのような情報の精度の確保。

o お客様の銀行口座に、請求書支払申請に対して全額を支払える充分な資金を支払スケジュールに

合わせて適時に提供すること。万一、借越になった場合には:

SAP Concur は速やかにお客様に通知します。また、SAP Concur が通知する前に確定した

支払（ある場合）に対する貸越をお客様が SAP Concur に全額払い戻し、借越を解決する

まで追加の支払を拒否する権利を有します。

お客様は、一時借り入れの支払ファイルの金額（資金不足または未回収資金、あるいはその他

の理由で返されたデビットを含む）を需要に応じて支払うほか、罰金としてではなく損害賠償とし

て次の金額を SAP Concur に支払うことを無条件で約束します:

– 不足金額の 1％に相当する借越手数料

– 不足金額が全額支払われる（かつ、SAP Concur の銀行口座に全額清算される）まで、

1 か月につき 1.5％または適用法によって許可される最高金利による不足金額の利子

Invoice Payments における支払停止依頼をお客様の銀行口座に通知すること。

支払先に支払うべき延滞料。

誤って支払先に発行された、または誤りにより支払先の銀行口座に入金された支払に含まれる資

金の回復を支援するために SAP Concur や法執行機関、銀行当局と充分協力すること。

• 米国ドルにおいて、NACHA の規則の下では、お客様は Invoice Payments におけるすべての ACH

デビットおよび ACH クレジットの原資産所有者です。そのため、お客様はすべての支払先が自身の銀行

口座への入金を許可し、お客様がすべての ACH クレジットのために支払うことを表明・保証し、これを約

束します。さらに、以前に提出した ACH クレジットを無効化あるいは修正するデビットが、何らかの理由で

支払先の銀行口座から返却された場合、お客様は、同額が全て支払われるまで（SAP Concur の銀

行口座で完全に清算されるまで）、要求に応じて上記で指定した金利での利息に基づいたデビットの金

額を支払うことを無条件に約束します。



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6.2.3 その他の条件

その他の条件は次のとおりです。

• 双方が以下に合意すること。

o Invoice Payments に関するすべての NACHA 適用規則および適用法に従うこと

o Invoice Payments に関するす Invoice Payments の利用に関連して、資金洗浄などの不正

行為や犯罪に関与しないこと

o サービスの利用にあたって、不正行為や犯罪を阻止するために、あらゆる適切かつ合理的な手順を取

ること

• 資金が詐欺的または犯罪状況や意図でその銀行口座に振り込まれたと SAP Concur が考える何らか

の理由がある場合は、それによって発生したいかなる損失のために責任を負うことなく合理的な照会を容

易にするために、かかる資金を凍結する権利を SAP Concur が有することにお客様は同意します。適用

法または規制によって禁止されない限り、SAP Concur はこのような行為とその理由をただちにお客様に

通知します。

• Invoice Payments は、お客様に信用力があると SAP Concur が判断する限り、またお客様が

Invoice Payments のためのすべての前提条件を完了し提供する場合に限り利用可能です。

6.2.4 定義

Invoice Payments では、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「ACH」とは自動決済機関を意味します。参加金融機関のために銀行間の電子項目を清算する全米自

動決済協会（「NACHA」）の規則によって制御される入金システムです。

• 「ACH クレジット」とは、銀行口座に資金を ACH（自動決済機関）送金することを意味します。

• 「ACH デビット」とは、銀行口座から資金を ACH（自動決済機関）送金することを意味します。

• 「お客様の銀行口座」とは、Invoice ACH Payments での引き落とし（返金や戻入の場合は振込）

を SAP Concur に指定する米国内のお客様の銀行の口座を意味します。

• 「お客様の銀行」とは、お客様の銀行口座がある金融機関であり、お客様が SAP Concur に指定する

米国の金融機関を意味します。

• 「請求書支払申請」とは、支払スケジュールに従って当該支払先に支払うために、お客様が指定した銀行

口座からの各資金移動に対する支払額を意味します。

• 「請求書支払スケジュール」とは、Invoice ACH Payments を実行するための支払先グループごとの毎

日のスケジュールを意味します。



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• 「請求書支払」とは、Invoice ACH Payments において、お客様の銀行口座から SAP Concur の銀

行口座へ、または SAP Concur の銀行口座からサプライヤーの銀行口座へ資金移動する際の ACH

処理を意味します。

• 「借越」とは、次のいずれかを意味します:

o お客様の不履行により、指定された日に請求書支払申請を全額支払うためにお客様の銀行口座へ

引き落とす充分な資金を提供することができない場合

o 資金不足またはそれ以外の理由で、請求書支払申請のお客様の銀行口座に対する ACH デビット

の引き落としが棄却または返却された場合

• 「SAP Concur の銀行口座」とは、SAP Concur の銀行における SAP Concur の口座を意味しま

す。この口座から、SAP Concur は Invoice ACH Payments で支払処理を行います。

• 「SAP Concur の銀行」とは、SAP Concur が Invoice および ACH Payments で電子逆送金や

ACH デビット、ACH クレジットを開始するために指定した金融機関を意味します。その時々に SAP

Concur 独自の判断で変更されることがあります。

• 「サプライヤー」とは、Invoice ACH Payments において、請求書処理が特定した金額で支払を受ける

資格があるとお客様が SAP Concur に認定したサプライヤーを意味します。

• 「サプライヤーの銀行口座」とは、Invoice ACH Payments での入金（返金や戻入の場合は引き落

とし）を SAP Concur に指定する米国内のサプライヤーの銀行の口座を意味します。

• 「サプライヤーの銀行」とは、サプライヤーの銀行口座がある金融機関であり、お客様が SAP Concur に

指定する米国の金融機関を意味します。

トレーニング

お客様の Concur 管理者を対象とした Invoice（請求書処理）サービスタイプのトレーニングサービスに

は、以下の項目が含まれます。

• 初期展開をサポートするテンプレート集とカリキュラムを揃えた [導入から運用までの手引き]

• 最も重要なタスクについて、手順を追って解説するベーシックエンドユーザーガイド

• 支払申請の作成と提出などの Invoice Processing サービスの主要機能をエンドユーザーが復習でき

るようにするためのオンラインデモンストレーションへのアクセス




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7 拡張サービス

概要

拡張サービスとは、注文に応じて追加料金で提供する各種付加価値サービスの総称です。当社とお客様の間

の契約に基づき、お客様の SAP Concur サービスの構成に応じて各種のサービスで構成されます。拡張サー

ビスには以下のものがあります:

• Concur Business Intelligence

• Audit Services

• Guaranteed Compliance Service

• Expense Pay

• Budget Insight（Professional 版のみ）

• Risk Messaging – Add-on

• User Support Desk

• Service Administration

• ExpenseIt®

• TripLink®

• Concur Request – Add-on（Professional 版のみ）

• Central Reconciliation（Professional 版のみ）

• Invoice Management（Professional 版のみ）

• Company Bill Statements（Professional 版のみ）

• Connectors and Web Services

• Client Web Services（クライアント Web サービス）

• Japan Public Transport Module （日本の公共交通機関モジュール）

• Drive

• Concur Locate – Add-On

• Active Monitoring – Add-On

• Extract Services（Professional 版のみ）

• Concur Detect

• Analytics（Standard 版のみ）



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• Budget

• Concur FAVR by Motus

• Managed Rate Administration（Professional 版のみ）

• 追加サービスオプション

以下、これらのサービスについて詳しくご説明します。

Concur Business Intelligence

Concur Business Intelligence とは、Travel & Expense、Expense、Concur Request –

Standalone（Professional 版でのみ利用可能）、あるいは Invoice Processing サービスで Concur

Analysis をご利用のお客様に追加料金にて提供される拡張サービスの総称です。Concur Business

Intelligence モジュールには、以下の拡張サービスオプションが含まれます。

7.2.1 INTELLIGENCE

Intelligence サービスは、お客様の SAP Concur サービスの構成に応じてご利用いただけます。

Intelligence サービスは、Concur Analysis の範囲を超える分析レポートの機能（Concur Analysis）

を提供します。サービスの内容は以下の通りです:

• Web ベースのアドホッククエリや定型の分析レポートを作成する機能。これには、SAP Concur のホーム

ページからのシングルサインオン機能、適切なアクセス権やデータ権限をユーザーに付与するための資格情

報認証機能、および分析レポートの階層構造を利用した統合セキュリティが含まれます。

• Travel & Expense（出張予約 & 経費精算）サービス全体の分析レポートを通じて、予約データと請

求金額のデータ、そして使用された経費のデータを比較する機能

• 高度なレポート（より複雑な形式や計算、数式を含む）を作成するツール、Cognos Report にアクセ

スする機能

• 1 つの分析レポートに複数のクエリを組み込んで、ダッシュボード形式の表示を作成する機能

• 分析レポートを受信者ごとに自動的にカスタマイズし、個別に配分することができるバースティング機能

• SAP Concur が提供するその他の標準レポートの利用

• Intelligence へのアクセス。必要最低要件を満たすコンピュータと Web ブラウザを使用し、インターネット

を経由します

• SAP Concur が承認した業者のデータと SAP Concur のデータソースの間に追加の参照関係、一致

や不一致を確立するためのお客様のデータへのコーディング、スクリプトまたはアルゴリズム（機能強化とクレ

ンジング）の適用



改訂: 2021 年 2 月

• Concur データウェアハウス。これはデータ分析のための包括的なデータのソースであり、データを継続的に

追加する管理ルーチンのソースでもあります

• SAP Concur サポートポリシー。詳しい内容は本書に記載されています

ユーザーロールによってアクセスを制御し、ユーザーを Intelligence の様々な機能に割り当てることができま

す。ユーザーロールは別料金で追加購入することができます。以下は、 Intelligence サービス（または

Concur Analysis から Intelligence へサービス拡張した結果）の一環として提供されるユーザーロールお

よび指定ユーザー数の一例です:

• プロフェッショナルオーサー: 非常に高度な分析レポートを作成する Cognos Report へのアクセス権

と、 Query Studio へのアクセス権を持つ指定ユーザー

• ビジネスオーサー: 分析レポートを作成する Query Studio へのアクセス権、および定型分析レポートの

編集および実行権限を持つ指定ユーザー20 名。

• コンシューマー: Intelligence にコンシューマーのアクセス権を割り当てるユーザーを 40 名まで指定できま

す。これは、SAP Concur が提供する定型の標準クエリやレポート、およびビジネスオーサーが保存したレ

ポートを実行するためのロールで、お客様の管理権限者がユーザーに割り当てます。コンシューマーは自分

のユーザーインターフェース設定とフォルダ管理が可能です。

• マネージャー: 定型クエリや分析レポート、ビジネスおよびプロフェッショナルオーサーが作成した分析レポー

トにアクセス可能。ただし、アクセスは自分の直属のユーザー、または間接的に所属するユーザーに関するデ

ータに限定されます。

7.2.2 MANAGED REPORTING

Managed Reporting (分析レポートの管理)は、Intelligence サービスをお申込みのお客様のみが利用

できます。これにはデータモデルを熟知した SAP Concur の担当者とのコンタクトが含まれます。担当者はお

客様の組織に必要なカスタムレポートを検討し、適切なレポートセットを作成します。具体的には、SAP

Concur の担当者はお客様と協同して以下の事柄を実行します:

• お客様の購入したレポート取引数に基づく分析レポート取引の作成。購入した各レポート取引は、SAP

Concur の最大開発時間である 8 時間を超えることはできません。レポート取引には次のいずれかが含ま

れます:

o 標準レポートのカスタマイズ

o 新しいカスタムレポートの開発

o SAP Concur が作成した既存のカスタムレポートの編集や開発の支援。

o 定期的な自動レポートのスケジュール設定、およびレポート受信者向けに内容を調整したバースティン

グ設定の支援



改訂: 2021 年 2 月

• 電話や電子メールを通じてお客様が要求されたサービスに対応するためのアクセス（先述）を提供。対応

時間は担当者の該当する時間帯における月曜から金曜の午前 9 時から午後 5 時まで（SAP Concur

の休日を除く）です。

• 上記のサービスを英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、中国標準

語、韓国語、日本語で電話、E メールまたは SAP Concur サポートポータルを通じて遂行します。

7.2.3 CONSULTATIVE INTELLIGENCE

Consultative Intelligence は、Travel & Expense サービス、Expense、Invoice Processing サー

ビスで追加料金にて提供される拡張サービスです。

主な内容は以下のとおりです:

• ユーザーロールなど、上記の Intelligence に該当するすべてのサービス。

• 1 名以上のコンサルタントとのコンタクト。SAP Concur のレポーティングコンサルタントは、出張や経費の

データを収集するのに必要な SAP Concur Intelligence の機能やお客様の設定に精通しています。

初回のコールの後、継続的にお客様と協働しながらサポートいたします。サポートの例は以下のとおりです。

o お客様の組織に合わせた分析レポート戦略

o 出張と経費のポリシーをレビューし、お客様の目標達成に関連するデータを使用するようアドバイス

o SAP Concur Intelligence 機能（スケジューリングと自動データ配信など）の入門トレーニング


o 新規カスタムレポートの作成

o 必要に応じて、分析レポートについてお客様固有のビジネスケースを解決するためのアドバイス

o 定期的なレポートのスケジュール設定や、レポート受信者向けのバースティング設定を支援

o 一般的な画面遷移や操作、および基本的なレポート機能の説明

o 分析レポートのベストプラクティスに関するご相談

o お客様のビジネスケースを解決するために、分析レポートの要件に関して実績のあるソリューションを提

案

o 分析レポート戦略の進捗を確認するため、必要に応じてミーティングをスケジュール




• 上記のサービスを電話、メールまたは SAP Concur サポートポータルを通じて遂行します（英語、スペイ

ン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、標準中国語、韓国語、および日本

語）。



改訂: 2021 年 2 月

7.2.4 REPORTING SERVICES

Reporting Services は、Travel & Expense サービス、Expense、Invoice Processing サービスで、

追加料金にて提供される拡張サービスです。Intelligence サービスをお申込みのお客様にのみ、ご利用いた

だけます。

サービスの内容は以下の通りです:

• 1 名以上のコンサルタントとのコンタクト。SAP Concur のレポーティングコンサルタントは、出張や経費の

データを収集するのに必要な SAP Concur Intelligence の機能やお客様の設定に精通しています。

初回のコールの後、継続的にお客様と協働しながらサポートいたします。サポートの例は以下のとおりです。

o お客様の組織に合わせた分析レポート戦略

o 出張と経費のポリシーをレビューし、お客様の目標達成に関連するデータを使用するようアドバイス

o SAP Concur Intelligence 機能（スケジューリングと自動データ配信など）の入門トレーニングの

指揮


o 新規カスタムレポートの作成

o 必要に応じて、分析レポートについてお客様固有のビジネスケースを解決するためのアドバイス

o 定期的なレポートのスケジュール設定や、レポート受信者向けのバースティング設定を支援

o 一般的な画面遷移や操作、および基本的なレポート機能の説明

o 分析レポートのベストプラクティスに関するご相談

o お客様のビジネスケースを解決するために、分析レポートの要件に関して実績のあるソリューションを提

案

o 分析レポート戦略の進捗を確認するため、必要に応じてミーティングをスケジュール




• 上記のサービスを英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、中国標準

語、韓国語、日本語で電話、E メールまたは SAP Concur サポートポータルを通じて遂行します。

7.2.5 CONCUR EXPERIENCE OPTIMIZER

Concur Experience Optimizer は、Travel & Expense、Expense、Invoice Processing サービス

下で、Intelligence に関連して注文可能な拡張サービスです。 Concur Experience Optimizer サービ

スは、お客様の SAP Concur サービスの構成に応じてご利用いただけます。 Concur Experience

Optimizer の内容は以下の通りです:



改訂: 2021 年 2 月

• SAP Concur 担当者は、お客様の Travel/Expense/Invoice データ、関連するポリシー、および目

的に基づいて、分析や的を絞った提案、およびベストプラクティスな指針をご提供します。

• Qualtrics （以下に定義）内に実装された Concur に最適化された調査及びダッシュボードテンプレー

トの使用。

• お客様の調査および報告戦略で定義された目標に向けて、その進捗状況を確認するための定期的なミー

ティング。

7.2.5.1 その他の条件

その他の条件は次のとおりです:

• お客様は、 SAP Concur が Concur Experience Optimizer を提供するために Qualtrics

EmployeeXM fIT （Qualtrics）のライセンスを取得および/または維持に対し責任を負います。これ

は、お客様の Qualtrics 環境へのアクセスを SAP Concur に提供することも含まれます。お客様は、

Concur Experience Optimizer の一部として開発されたすべての調査を含む、Qualtrics のすべて

の使用料およびライセンス料を負担するものとします。

• Concur Experience Optimizer の一環として、 SAP Concur はお客様に代わり必要な顧客データ

を Qualistics に提供します。

• テンプレートは、お客様の Qualistics ご利用に関してのみ使用することができ、第三者に共有または使用

させることはできません（お客様の代理である第三者が、お客様の利益のために使用する場合を除く）。

Audit Services

Audit Services（監査サービス）は、Travel & Expense または Expense サービスの下で、お客様の注

文に応じて追加料金にて提供する拡張サービスの総称です。Audit Services には、個別に注文できる以下

の拡張サービスが含まれます:

7.3.1 RECEIPT AUDIT

Receipt Audit は、基本的な領収書の実証および照合監査を行うために専用のリソースを提供します。サ

ービスの内容は以下の通りです:

• 本サービスを通じて提出された経費精算レポートのうち選択されたものに対し、マネージャーの承認前また

は承認後に行う、もしくはユーザーへの払戻またはカード送金の前に行う監査。これには、本サービスが特

定する経費精算レポートの監査が含まれます。具体的には、常に監査対象として本サービスで特定されて

いるレポート提出者の監査などです。ただし、監査免除対象として本サービスで特定されているレポート提

出者の監査は除外します。各監査には、次のアクションが含まれます:

o 経費タイプの妥当性の確認。指定された経費タイプが正しく経費精算レポートに分類されているかどう

か確認します。



改訂: 2021 年 2 月

o 領収書の実証。Expense の中核サービスでサポートされているすべての Tier 1 言語で経費精算レ

ポートに表示される経費と領収書が一致するかどうか検証します: 検証される項目: 日付、支払先

（必須フィールドの場合）、金額、経費タイプ、支払方法。

o 現金（立替払）。現金に対する補足文書が経費精算レポートに含まれているかどうか確認します。

• 当社とお客様の間の契約に基づき、Analytics Essentials または Analysis（お客様の SAP

Concur サービス構成に基づいて異なります）、Intelligence または Analytics を使用する月次レポ

ート。

• 提出者への返却。所定の規定外フラグを含む経費精算レポートの再提出をさせます（配偶者の旅費な

どの課税品目は監査レポートの一部としてお客様に報告されますが、必ずしも経費精算レポートの返却と

はなりません）。

• 提出者に返却されたが、完璧に修正することができない審議中の経費精算レポートをすべてお客様の領

収書監査サービス管理者へエスカレートします。

• 監査人のレビューコメントは経費管理アプリケーションの中核にあり、経費管理の中核サービスでサポートさ

れているすべての Tier 1 言語で利用できます。

• お客様の各エンドユーザーに対して、各エンドユーザーと監査サポートサービスとの間で問題の特定と解

決のためにメール（SAP Concur のメールエイリアス経由）による英語（のみ）での第一レベルサポー

トが利用できます。「問題」とは、監査に関する質問または疑いのあるエラー、トラブルシューティングや解決

策に対する懸念などに関して監査サポートサービスに寄せられる問い合わせのことです。


• 本サービスは、領収書や経費のレビュー、本サービスで使用する情報の抽出・分類・照合、異常の発見な

ど、信頼性と有効性を継続的に向上させることを目的として、お客様データを含むデータや情報に機械学

習技術を適用しています。

7.3.2 AUDIT 48 HOUR SLA FOR RECEIPT AUDIT

Audit 48 Hour SLA for Receipt Audit は、Receipt Audit 拡張サービスと関連して追加料金にて注

文できる拡張サービスです。

このサービスでは、Receipt Audit 拡張サービスの下で監査される経費精算レポートに以下のサービスレベル

アグリーメントが適用されます（英語のみ）。

7.3.2.1 Audit 48 Hour SLA for Receipt Audit のサービスレベルに対する責任

7.3.2.1.1 定義

Audit 48 Hour SLA for Receipt Audit 拡張サービスでは、用語の意味は下記のとおり指定されます:



改訂: 2021 年 2 月

• 「実際の日次取引」とは、特定の日にサービスに実際に送信された Receipt Audit の取引を意味しま

す。

• 「監査完了時間」とは、Receipt Audit の対象として選択されたすべての経費精算レポートにおいて、

SAP Concur が監査トリガーイベントから領収書監査を開始して実行を完了するまでの時間を意味しま

す（許容休止時間を除く）。

• 「監査トリガーイベント」とは、次のいずれかを意味します:

o マネージャーによる経費精算レポートの承認（マネージャーの承認後に監査を実施するように設定して

いる場合）

o 従業員による経費精算レポートの提出（従業員が経費を提出した後に監査を実施するように設定

している場合）

• 「平均日次取引」とは、過去 30 日間に送信された Receipt Audit 取引の平均数を意味します。

• 「請求サイクル」とは、該当の発注書で規定されている請求頻度を意味します。

• 「営業時間」とは、米国太平洋標準時で SAP Concur の休日を除く月曜日の午前 0 時 00 分 01 秒

から金曜日の午後 11 時 59 分 59 秒までの 120 時間を意味します（Audit 48 Hour SLA for

Receipt Audit 拡張サービスにおける休日とは、米国太平洋標準時のクリスマス、新年、イースター休暇

が該当します）。

• 「許容休止時間」とは、SAP クラウドサービスのサービスレベルアグリーメントで定められている「許容休止

時間」の定義と同じです。

• 「ランダム監査ターゲット選択パーセント値」は、特定の請求サイクルにおける Receipt Audit の基本取

引数を同一の請求サイクルの Expense または Travel & Expense サービスタイプの基本取引数で

割った比率を意味します。

7.3.2.1.2 Receipt Audit のサービスパフォーマンス

Receipt Audit の最初の請求サイクル以降、お客様の発注書に記載されている Receipt Audit の条件に

従い、なおかつアグリーメントにおける義務をお客様が順守することによって、SAP Concur は、規定された監

査完了時間を達成します。つまり、各暦月において Receipt Audit の合計トランザクションの 95% を、監査

トリガーイベントの発生後 48 営業時間以内で監査完了します（「Audit SLA」）。SAP Concur は、

Audit SLA の順守状況を監視および追跡するために、商取引上の合理的な努力を行います。

お客様の唯一の法的救済および Audit SLA を実現する SAP Concur の全責任については、以下のとおり

とします。

• お客様の書面による要求に応じて、SAP Concur は以下を実施します。

o 問題の根本的原因を速やかに調査を実施して、その根本的原因を特定する通知をお客様に送信し

ます



改訂: 2021 年 2 月

o 商業的に合理性のある努力により問題を修正して可能な限り速やかに Audit SLA を満たします

o その修正措置の状況をお客様に報告します

• 連続する 12 か月間のいずれか 2 か月間において SAP Concur がこの Audit SLA を満たさない場

合、お客様は Audit SLA への不適合の 30 日以内に、書面による通知をもって Receipt Audit およ

び Audit 48 Hour SLA for Receipt Audit 拡張サービスを停止する権利を有します。このサービスの

停止はアグリーメントを終了させるものではなく、他の SAP Concur サービスの注文にも影響しません。

7.3.2.1.3 Audit サービスレベルアグリーメントの例外

特定の請求サイクルにおいて次のいずれかの状況が存在する場合、SAP Concur が Audit SLA を満たして

いるかどうかにかかわらず、お客様は前述の唯一の法的救済を求めることはできません。

• お客様が特定の請求サイクル中にランダム監査ターゲット選択パーセント値を増加した。

• お客様が、本サービスの構成に対して大幅に「監査ポリシーのカスタマイズ」を実行した。つまり、SAP

Concur の合理的な見解において、Receipt Audit の正味のトランザクション量が大幅に増加したか、ま

たは SAP Concur による Receipt Audit の提供に重大な影響を及ぼした。

• 実際の日次トランザクションが、平均日次トランザクションを 200%以上超過した。

7.3.3 POLICY AUDIT

Policy Audit（ポリシー監査サービス） - Policy Audit は選択した経費精算レポートが本サービスで設定

されたとおりにお客様の監査ポリシーを遵守しているかどうかを判断するサービスです。サービスの内容は以下の

通りです:

• 上記 Receipt Audit (領収書監査) に適用されるすべてのサービス。

• Policy Audit 拡張サービスは、お客様の出張および経費ポリシーと組み合わせて、または SAP Concur

が同意する、合理的に提案される設定と組み合わせて構成されます。経費精算レポートは、SAP

Concur が Policy Audit 拡張サービスの一貫として提供する包括的な監査チェックセットに従って監査

されます。

• お客様が購入する国に応じて、以下が適用されます。

o お客様の SAP Concur サービスの構成に応じてご利用いただけます。

英国およびオーストラリアのお客様（Standard 版）: Policy Audit 拡張サービスの税基準

に基づいて、付加価値税の表示のある有効な領収書であることを検証します。

英国、ドイツ、フランス、ニュージーランド、オーストラリア、またはインド（Professional 版）:

Policy Audit 拡張サービスの税基準またはお客様が提供する合理的な税領収書基準に基づ

いて、領収書が有効な付加価値税領収書であることを検証します。SAP Concur は、サービス



改訂: 2021 年 2 月

内で証明用の領収書の項目や領収書内の付加価値税額の表示位置について、サービスのオン

ボーディングプロセス中にお客様の基準をレビューして承認します。

o 個々の取引金額が領収書上の付加価値税額を正確に特定するものであることを前提として、このサ

ービスは取引に記録された付加価値税額が領収書の実際の表示額であることを検証します。

• 本サービスは、領収書や経費のレビュー、本サービスで使用する情報の抽出・分類・照合、異常の発見な

ど、信頼性と有効性を継続的に向上させることを目的として、お客様データを含むデータや情報に機械学

習技術を適用しています。

7.3.3.1 Policy Audit および Concur Detect by AppZen

お客様が Concur Detect 拡張サービスも購入して、Concur Detect by AppZen 拡張サービスによって

特定される各種のリスクをフォローアップするために Policy Audit ベーストランザクション量のパーセンテージ

（%）を使用する場合（お客様の Expense サービス基準トランザクション数量の 30%以上）、次の条件

が適用されます。

• Policy Audit は、経費精算レポートの従来の Policy Audit（上記参照）を実施する代わりに、

Concur Detect 拡張サービスで「高リスク」としてフラグ付けされている経費精算レポートのエスカレーショ

ンを調査します。

Concur Detect 拡張サービスで「高リスク」に識別された結果として発生した Policy Audit レビューの場

合、お客様の Concur Detect 構成における定義に従って、Policy Audit レビューは、Concur Detect に

よって特定されたリスクを下記のとおり調査、評価、およびフォローアップします。

• 「高リスク」のエスカレーションを個別にレビューします。

• 特定されたリスクの精度を検証するために、フォローアップ調査を実施します。

• 該当する経費精算レポートをお客様のユーザーに返却するか、経費精算レポートを承認します。

7.3.4 AUDIT 48 HOUR SLA FOR POLICY AUDIT

Audit 48 Hour SLA for Policy Audit は、Policy Audit 拡張サービスと関連して追加料金でご注文い

ただける拡張サービスです。

Audit 48 Hour SLA for Policy Audit 拡張サービスは、Policy Audit 拡張サービスで監査された経費

精算レポート（英語版のみ）に以下のサービスレベルアグリーメントを適用します。

7.3.4.1 Audit 48 Hour SLA for Policy Audit のサービスレベルに対する責任

7.3.4.1.1 定義

Audit 48 Hour SLA for Policy Audit 拡張サービスでは、用語の意味は下記のとおり指定されます:



改訂: 2021 年 2 月

• 「実際の日次トランザクション」とは、特定の日にサービスに実際に送信された Policy Audit のトランザク

ションを意味します。

• 「監査完了時間」とは、Policy Audit の対象として選択されたすべての経費精算レポートにおいて、SAP

Concur が監査トリガーイベントからポリシー監査を開始して実行を完了するまでの時間を意味します

（許容休止時間を除く）。

• 「監査トリガーイベント」とは、次のいずれかを意味します:

o マネージャーによる経費精算レポートの承認（マネージャーの承認後に監査を実施するように設定して

いる場合）

o 従業員による経費精算レポートの提出（従業員が経費を提出した後に監査を実施するように設定

している場合）

• 「平均日次トランザクション」とは、過去 30 日間に送信された Policy Audit トランザクションの平均数を

意味します。


• 「営業時間」とは、米国太平洋標準時で SAP Concur の休日を除く月曜日の午前 0 時 00 分 01 秒

から金曜日の午後 11 時 59 分 59 秒までの 120 時間を意味します（Audit 48 Hour SLA for

Policy Audit 拡張サービスにおける休日とは、米国太平洋標準時のクリスマス、新年、イースター休暇が

該当します）。

• 「許容休止時間」とは、SAP クラウドサービスのサービスレベルアグリーメントで定められている「許容休止

時間」の定義と同じです。

• 「ランダム監査ターゲット選択パーセント値」は、特定の請求サイクルにおける Policy Audit の基本取

引数を同一の請求サイクルの Expense または Travel & Expense サービスタイプの基本取引数で

割った比率を意味します。

7.3.4.1.2 Policy Audit のサービスパフォーマンス

Policy Audit の最初の請求サイクル以降、お客様の発注書に記載されている Policy Audit の条件に従

い、なおかつアグリーメントにおける義務をお客様が順守することによって、SAP Concur は、規定された監査

完了時間を達成します。つまり、各暦月において Policy Audit の合計トランザクションの 95% を、監査トリ

ガーイベントの発生後 48 営業時間以内で監査完了します（「Audit SLA」）。SAP Concur は、Audit

SLA の順守状況を監視および追跡するために、商取引上の合理的な努力を行います。お客様の唯一の法

的救済および Audit SLA を実現する SAP Concur の全責任については、以下のとおりとします。

• お客様の書面による要求に応じて、SAP Concur は以下を実施します。

o 問題の根本的原因を速やかに調査を実施して、その根本的原因を特定する通知をお客様に送信し

ます



改訂: 2021 年 2 月

o 商業的に合理性のある努力により問題を修正して可能な限り速やかに Audit SLA を満たします

o その修正措置の状況をお客様に報告します

• 連続する 12 か月間のいずれか 2 か月間において SAP Concur がこの Audit SLA を満たさない場

合、お客様は Audit SLA への不適合の 30 日以内に、書面による通知をもって Policy Audit および

Audit 48 Hour SLA for Policy Audit 拡張サービスを停止する権利を有します。このサービスの停止

はアグリーメントを終了させるものではなく、他の SAP Concur サービスの注文にも影響しません。

7.3.4.1.3 Audit サービスレベルアグリーメントの例外

特定の請求サイクルにおいて次のいずれかの状況が存在する場合、SAP Concur が Audit SLA を満たして

いるかどうかにかかわらず、お客様は前述の唯一の法的救済を求めることはできません。

• お客様が特定の請求サイクル中にランダム監査ターゲット選択パーセント値を増加した。

• お客様が、本サービスで構成されているカスタム監査ポリシーに重大な変更を実行した。その結果、SAP

Concur の合理的な見解において Policy Audit の正味のトランザクション量が大幅に増加したか、また

は SAP Concur による Policy Audit の提供に重大な影響を及ぼした。

• 実際の日次トランザクションが、平均日次トランザクションを 200%以上超過した。

7.3.5 AUDIT – ELITE

Audit – Elite はユーザー数 500 人未満のお客様がポリシー監査の拡張サービスと関連して追加料金にて

注文できる拡張サービスです。


• 監査の設定や監査サービスを熟知した SAP Concur の担当者とのコンタクト。SAP Concur の担当者

はお客様と協同して以下の事柄を実行します:

o 四半期ごとのセッションで以下を履行します:

お客様の Travel & Expense ポリシーの遵守を最適化する、クラス最高の監査ルールや推奨

設定。

傾向や問題領域、再提出を減らす方法を特定する、監査サービスレポートレビューおよび分

析。

SAP Concur 月次リリースノートのレビュー、および新機能によってポリシー遵守がさらに強化さ

れる場合または監査ワークベンチやルール構成に影響がある場合のアドバイス。

o お客様のユーザーに経費精算レポートの提出方法をトレーニングするベストプラクティスの案内や推

奨。

o 必要に応じて、SAP Concur が提供する四半期ごとのセッションの間に浮上した懸念点や傾向に対

処することができるトレーニング資料の使用を提案。



改訂: 2021 年 2 月

o お客様の要求に応じて、必要であれば SAP Concur トレーニングサービスを紹介。

o お客様の出張経費ポリシーの変更をレビュー、およびお客様のポリシー監査プロファイルを変更に合うよ

う更新。

o 既存の SAP Concur 監査サービスレポートの機能強化と新しい監査サービスレポートについてお客

様のフィードバックと提案を収集。

7.3.6 PAPER RECEIPT HANDLING

Paper Receipt Handling は専用のリソースを提供して紙に印刷された領収書を画像イメージの領収書に

変換します。そして領収書イメージを(PDF の添付ファイルとして)本サービスで作成した適切な経費精算レポー

トに追加します。

Paper Receipt Handling は次のアクションで構成されます:

• 提出者（お客様のユーザー）は領収書原本を、SAP Concur が特定のお客様およびそのユーザーや代

理店からの郵便物を受け取るためだけに設置した私書箱に送ります。特定の経費精算レポートに関連す

る領収書原本については、提出者は次のものを同封する必要があります:

o 本サービスが生成する FAX カバー用紙、またはお客様の名前、ユーザーの名前（該当する経費精

算レポート上の名前）および本サービスが提供する経費精算レポートの識別番号を記載した標準サ

イズの用紙

o 経費精算レポートに対してすべて揃った、判読可能な領収書

• SAP Concur は領収書一式の到着日時を記録します。

• 上記の情報を受け取ったら、SAP Concur は領収書原本を一枚ずつ画像として取り込み、その領収書

画像を（PDF の添付ファイルとして）本サービスの適切な経費精算レポートに追加します。

• 領収書を画像ファイル化したら、SAP Concur は領収書画像が本サービスの適切な経費精算レポートに

関連付けられているかを検証します。

• Paper Receipt Handling サービスの実装期間中、SAP Concur はお客様の要望に応じて、イメージ

ング後に領収書原本を約定期間、保存します。約定期間、あるいは契約期間の終了または満了のうち

早い方のいずれか（保存期間）の後、SAP Concur はお客様から受領した領収書原本を次のいずれ

かの方法で処分します:

o 保存期間の終了から 3 営業日以内に細断します。

o 最終処分のため、領収書原本を国ごとにすべて 1 つの封筒または箱に梱包し、Paper Receipt

Handling サービスを実装期間中に指定した 1 か所のお客様の管理者宛に送ります。お客様はすべ

ての発送と発送に関わる費用を負担します。また、運送業者が直接お客様に請求できるよう、関連す

るすべての口座番号を SAP Concur に提供します。



改訂: 2021 年 2 月

o 最終処分のため、領収書原本を国ごとにすべて 1 つの封筒または箱に梱包し、Paper Receipt

Handling サービスを実装期間中に指定した複数のお客様の管理者宛に送ります。お客様はすべて

の発送と発送に関わる費用を負担します。また、運送業者が直接お客様に請求できるよう、関連する

すべての口座番号を SAP Concur に通知します。Paper Receipt Handling サービスの実装期

間中、発送元と返送先はすべて識別されている必要があります。Paper Receipt Handling サービ

スの実装期間中、発送元と返送先はすべて識別されている必要があります。

7.3.6.1 Paper Receipt Handling - Envelopes

Paper Receipt Handling - Envelopes サービスは、紙の領収書を適切な経費精算レポートに関連する

オンラインの領収書画像に変換するための専用のリソースを提供します。領収書は画像化され、経費精算レポ

ートのヘッダーレベルに PDF イメージとして添付されます。請求者や承認者、およびその他の監査機関はこれ

を閲覧することができます。Paper Receipt Handling – Envelopes は、Paper Receipt Handling –

Envelopes 拡張サービスを導入済みのお客様にのみご利用いただける、英国にオフィスがあるお客様向けの

サービスです。

Paper Receipt Handling - Envelopes サービスは、次のことを網羅しています;

• お客様のリクエストに応じて約 6 か月間、SAP Concur は契約の下に注文された Paper Receipt

Handling のトランザクション数に応じた標準の封筒をお客様の指定する連絡先に提供します（つまり、6

か月間に契約の下で注文された Paper Receipt Handling トランザクションにつき 1 封筒）。追加料

金により、追加の封筒を要求することができます。

• Expense サービスの経費精算レポートに含まれる領収書の経費還付要求に従って、提出者（お客様の

ユーザー）は領収書の画像処理レポートを A4 用紙に印刷し、すべての領収書原本と一緒にあらかじめ

宛先が記入されている標準の封筒に同封する必要があります。

• 提出者は標準の封筒の裏面にすべての情報を記入し、SAP Concur ヨーロッパ監査センターに送付しま

す。

• SAP Concur は封筒の領収書を受け取ると、受信メールを記録し、領収書原本をそれぞれ領収書画像

に変換します。次に領収書画像を（添付 PDF ファイルとして）領収書処理レポートとともに提出者の経

費精算レポートのレポートヘッダーレベルに追加します。

• 領収書を画像ファイル化したら、SAP Concur は領収書画像が本サービスの適切な経費精算レポートに

関連付けられているかを検証します。

• SAP Concur はお客様が返却または廃棄を要求する時点まで、受け取った領収書をすべて安全な保存

設備に最長 7 年間保存します。領収書の保存設備は HMRC 保存要件に従った格納施設に設けられ

ます。



改訂: 2021 年 2 月

o この期間、お客様は領収書を 5 箱まで、最大で 2 回、送付の要求をすることができます。お客様の

要望に応じた追加の箱に対して料金を請求する権利は、SAP Concur が保持します。

o 封筒の超過分、またはコンプライアンスに準じていない分（つまり処理することができない領収書）に

対して追加料金を請求する権利は、SAP Concur が保持します。

• SAP Concur は保存期間の終了時にすべての領収書原本を安全に処分します。Paper Receipt

Handling サービスの実装期間中にお客様から要望があった場合、SAP Concur が、最終的処理のた

め、領収書原本を国ごと（最大 3 か所）にすべて 1 つの封筒または箱に梱包し、Paper Receipt

Handling サービスを実装期間中に指定した複数の場所にいるお客様の管理者宛てに送ります。お客様

はすべての発送と発送に関わる費用を負担します。また、運送業者が直接お客様に請求できるよう、関連

するすべての口座番号を SAP Concur に提供します。Paper Receipt Handling サービスの実装期

間中、発送元と返送先はすべて識別されている必要があります。

7.3.6.2 Paper Receipt Handling – Pre-Paid Envelopes

Paper Receipt Handling - Pre-Paid Envelopes は、Paper Receipt Handling – Pre-Paid

Envelopes 拡張サービスを導入済みのお客様にのみご利用いただけます。

Paper Receipt Handling - Pre-Paid Envelopes サービスは次のとおりに構成されています。

• 前述の Paper Receipt Handling - Envelopes に適用されるサービスのすべて。

• あらかじめ宛先が記入されている封筒を提供します。これには、英国の国内郵便として分類される郵便物

に限られた、料金前払いの 2 等郵便の封筒が含まれます。

7.3.6.3 Paper Receipt Handling – International Envelopes

Paper Receipt Handling – International Envelopes は、Paper Receipt Handling –

International Envelopes 拡張サービスを導入済みのお客様にのみご利用いただけます。

Paper Receipt Handling - International Envelopes サービスは次の通りに構成されています：

• 前述の Paper Receipt Handling - Envelopes に適用されるサービスのすべて。

• あらかじめ宛先が記入されている封筒を提供します。これには、2 等郵便で料金前払いの国際航空郵便

用の封筒が含まれます。

Guaranteed Compliance Service（保証コンプライアンスサービス）

Guaranteed Compliance Service は、Travel & Expense サービスまたは Expense サービスの下

で、お客様の注文に応じて、追加料金にて提供される拡張サービスです。Guaranteed Compliance

Service は、Travel & Expense または Expense サービスタイプの初注文と同時に注文する必要があり

ます。また、SAP Concur が定義する税構成が必要です。お客様が構成を変更することはできません。



改訂: 2021 年 2 月

Guaranteed Compliance Service は、単一の法域でサポートされている税に適用されます。追加料金に

より、SAP Concur が追加の法域を有効にすることができます。Guaranteed Compliance Service の内

容は以下のとおりです:

• 経費精算レポートの提出プロセスの一部として、後述の「サポートされる税」に挙げた法域向けに SAP

Concur が設計・構成した事前定義の経費タイプをお客様に提供します。

• この拡張サービスでは、SAP Concur が税率の更新を行ってその法域の税務局が制定する該当の税に

反映させます。

• 請求項ごとに SAP Concur はコンプライアンス監査（下記のとおり）を提供します。

• 該当する適格債権の保証（下記のとおり）を提供します。

7.4.1 COMPLIANCE AUDIT

お客様が提供する請求関連の証明書類が適用法域で税務回収に有効な税領収書または請求書であること

を保証するため、保証コンプライアンスサービスにはすべての請求のコンプライアンス監査が含まれています。請

求者は、正しい還付請求に適切な証明書類が関連付けられていることを確認しなければいけません。

コンプライアンス監査の内容は以下のとおりです。

• 証明書類と請求リストの経費との一致を照合します。

• 証明書類の該当する税法およびガイドラインへの適合を照合します。スキャンしたイメージは、もともと複写

されたものでない限り、請求書の原本として扱われます。

• 証明書類に含まれるデータが請求者の入力した還付請求データと一致していることを確認するため、以下

の項目について証明書類をレビューします:

o 日付

o 経費タイプ

o 購入国

o 還付請求金額

o 税番号

o 領収書ステータス

o 通貨

o サプライヤーの詳細

o お客様詳細、必要に応じて

o 税額



改訂: 2021 年 2 月

o 該当する税務当局が制定した、適用される税制変更についての SAP Concur の判断に応じて、税

金に関する変更に従って必要となるまたは適用されるその他の項目

• 証明書類が還付請求を実証するのに充分でない場合、還付請求を却下して請求者に差し戻し、レビュ

ーと修正を求めます。

コンプライアンス監査中、以下について判断し、対処します。

• 還付請求が証明書類に照らして不正確であると判断した場合、証明書類に従って還付請求を修正しま

す。または、

• SAP Concur は、還付請求のステータスの種類が不正確であると判断した場合、ステータスを修正しま

す。この場合、例えば請求者が「領収書」を選択したものの SAP Concur が「税領収書」であると判断し

た場合には、SAP Concur はそれを修正します。

• SAP Concur は、本サービスにより計算された税額が還付請求およびその証明書類により実証されない

と判断した場合、当該還付請求および証明書類により裏付けられる正しい金額を反映するために税額を

調整します。例えば、12 ポンドの食費の還付請求の場合、本サービスは税金を 2 ポンドと自動計算しま

す（税引後金額が 10 ポンドで、その 20%）。しかしながら、当該領収書の個別の内訳が、課税対象

の 6 ポンドと課税対象でない 6 ポンドを含む場合、SAP Concur は申告課税金額を 2 ポンドから 1 ポ

ンドに変更します（課税対象の純額が 5 ポンドで、その 20%）。

7.4.1.1 保証

SAP Concur は該当する適格還付請求について下記の保証を提供します:

• SAP Concur は、債権について本サービスが作成するレポートに記載の税金が、債権データおよび証明

書類に従って正しく計算されたものであることを保証します。不正確な計算の結果としてお客様が罰金や

過料を科された場合、SAP Concur は、本セクション「Guaranteed Compliance Service (保障コ

ンプライアンスサービス）」の要件に従い、該当する税務当局が科す罰金または過料の金額をお客様に

補償します。お客様は、罰金や過料を SAP Concur に補償させるためには、科されてから 30 日以内に

SAP Concur に通知しなくてはいけません。お客様はいかなる場合でも、税務上の罰金または過料が科

された場合や、税務当局に対して支払うべき過大申告の税額があった場合、それらを支払う責任を負い

ます。

• お客様またはお客様の代理人が以下を行った場合、保証は適用されないものとします:

o 税率に関連して本サービスの設定を修正したおよび/またはコンプライアンス監査において提出した還

付請求について税関連の変更を行った

o SAP Concur が定義した経費タイプを修正した

o SAP Concur が定義した経費タイプ以外を使用して還付請求を提出した



改訂: 2021 年 2 月

• これと異なる規定があっても、法律により許容される最大の範囲において、保証に従って SAP Concur が

お客様に補償する責任を負う罰金または過料についての、取引基本契約書に基づく SAP Concur の

総責任額は、通常の金銭的損害賠償に限定されるとともに、いかなる場合においても、当該罰金または

過料の発生時点の過去 12 か月間に保証コンプライアンスサービスの対価としてお客様が SAP Concur

に対して実際に支払ったまたは支払い義務のあるすべての料金の総額の 3 倍を上回らないものとします

（ただし、当該拡張サービスの注文の発効日から最初の 1 年間に支払い義務が生じている当該拡張サ

ービスの継続的料金を下回らないものとします）。

7.4.1.2 定義

Guaranteed Compliance Service サービスでは、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「還付請求」は、請求者が本サービスを介して提出するそれぞれの経費精算レポートを意味します。

• 「請求者」は、お客様の従業員またはユーザーのうち、還付請求を作成した者を意味します。

• 「保証」は、上述の税額の正確性についての保証を意味します。

• 「法域」は、後述の「サポートされる税」に定められており、保証コンプライアンスサービスの範囲に含まれる、

当該国または地域を意味します。

• 「サポートされる税」とは、各法域に適用される税を意味します。英国の場合は付加価値税（VAT）で

す。

• 「証明書類」は、還付請求の裏付けとして提供される領収書、請求書などの証明書類を意味します。

• 「税」は、上記の「サポートされる税」に定める法域において適用される税であって、保証コンプライアンスサ

ービスの範囲において該当する税務当局からお客様が回復する対象である税を意味します。

Expense Pay

Expense Pay は、Travel & Expense サービスまたは Expense サービスで、追加料金にて提供される

拡張サービスです。立替払いに対するお客様のユーザーへの支払いや、サポートするコーポレートカード会社へ

の支払いをする機能を提供します。Expense Pay サービスには、個別に注文できる以下の拡張サービスが含

まれます。

7.5.1 EXPENSE PAY GLOBAL

Expense Pay Global 拡張サービスは以下に挙げる SAP Concur の処理で構成されます:

• お客様の経費精算レポート提出者への払戻、および/またはお客様のコーポレートカード会社へのコーポ

レートカード請求および料金の定期的な支払（下記のとおり）。

ユーロの支払は次の国で可能です。オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、

オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、および英国です。



改訂: 2021 年 2 月

Professional 版では、フィンランド、ギリシャ、ルクセンブルク、ポルトガルでも可能です。

英国ポンドでの支払は、英国で可能です。

米国ドルでの支払は、アメリカ合衆国で可能です。

カナダドルでの支払いはカナダで可能です。

7.5.1.1 SAP Concur が実行すること

お客様と支払処理のパートナーとの契約に対し、Expense Pay Global 拡張サービスが導入されている場

合、SAP Concur は以下の責任を負うことに同意します。

• 本サービスから支払申請を受けること。

• 支払申請が Expense Pay Global 拡張サービスによってサポートされていて、かつお客様が適切な支

払処理パートナーと有効な関係を持っている場合、各支払申請を支払処理パートナーに送信して実行す

ること。

• 支払処理がお客様の銀行口座の口座引き落としを経由して行われること。口座引き落としによる支払処

理は、支払処理のパートナーがお客様の銀行口座からの口座引き落とし、および支払申請で指定された

支払先の銀行口座への入金開始などの処理を行った後に実行すること。

• 支払処理のパートナーが処理できるすべての支払および何らかの理由で処理できない支払を確認するこ

と。

• SAP Concur が原因の誤りや、支払申請に従っていない支払、あるいは逆にお客様や該当する支払先

に承認されていない支払に対し、その誤りを書面で通知された日から 30 日以内に是正されていないいか

なる支払にも SAP Concur は責任を負います（「SAP Concur の誤り」）。SAP Concur が負うこれ

らの責任は、お客様が以下の 1 項目以上を実行することを条件とします:

o SAP Concur の誤り発生から 30 日以内に、これを書面によって通知すること

o SAP Concur が請求を行えるよう、お客様から SAP Concur への適正な請求権の譲渡を行うこと

o 誤った支払を回復するために SAP Concur や支払処理のパートナー、法執行機関、銀行当局の

要求に充分協力するよう最大限の努力をすること

SAP Concur とお客様の契約書に定める直接の損害に対する賠償責任の制限対象とはなりません。

7.5.1.2 お客様が実行すること

お客様が Expense Pay Global 拡張サービスを注文した場合、次の事柄に同意したものとします。

• お客様は、支払処理のパートナーと直接契約を締結します。

• 契約によってお客様は、支払処理のパートナーがお客様の代わりとなって、口座引き落としで処理される支

払も含めて各支払申請の支払を以下のとおり開始することを許可します。



改訂: 2021 年 2 月

o 支払申請を全額支払うためにお客様の銀行口座からの口座引き落としを支払スケジュールに従って

開始すること。

o 所定の支払申請に対応する指定の支払先銀行口座に対し、入金を開始すること。


o 支払処理のパートナーが要請する手順を進める支払において、支払処理の実行に使用する口座を

設定、検証すること。

o 支払先への支払スケジュールを決定すること。

o 支払先から必要かつ適切な許諾（「支払の委任状」と呼びます）を支払先銀行口座への最初の支

払に先立ってすべて入手すること。委任によって支払先の口座への入金開始が許可されます。

o 支払に関するすべての収支報告書、通知、その他の報告書を調査し、誤りや相違、不正取引、また

は不適切な入力があった場合は書面によって直ちに SAP Concur に通知すること。

o SAP Concur または支払処理のパートナーの要請に応じて、Expense Pay Global 拡張サービス

を通して誤って支払われた資金を、最善の努力を以て施行に必要なすべての措置を講じ、支払先そ

れぞれに対して速やかに返済すること。

o 銀行口座情報を本サービスに入力し、その情報の精度を確保し続けるためのお客様の担当者と支払

先による作為と不作為。

o お客様の銀行口座に、支払申請に対して全額を支払える充分な資金を支払スケジュールに合わせて

適時に提供すること。




o Expense Pay Global 拡張サービスの各パフォーマンスおよびその責任に適用される、Expense

Pay Global 拡張サービスに関連するすべての銀行取引の規則および規制、すべての法律に従うこ

と。

o Expense Pay Global 拡張サービスの利用に関連して、資金洗浄やテロ活動などの不正行為や犯

罪に関与しないこと。


ること。

• Expense Pay Global 拡張サービスは、お客様に信用力があると SAP Concur が判断する限り、また

お客様が Expense Pay Global 拡張サービスのためのすべての前提条件を完了し提供する場合に限

り利用可能です。



改訂: 2021 年 2 月

7.5.1.4 定義

Expense Pay Global 拡張サービスでは、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「コーポレートカード支払先」とは、お客様が SAP Concur に指定するサードパーティーのコーポレートカ

ード会社を意味し、SAP Concur は、当該カード会社が Expense Pay Global 拡張サービスの下でク

レジットカード請求と手数料の支払を受ける資格があると合理的に判断します。

• 「サービス対象国」とは、米国ドルならアメリカ合衆国、カナダドルならカナダ、英国ポンドなら英国、ユーロな

らオーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセン

ブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国を意味します（前述のとおり利用可能

な場合）。

• 「入金」とは、支払処理のパートナーが支払先の銀行口座に資金を送金する仕組み、または、該当する

場合は、この仕組みを使用して送金された資金を意味します。

• 「お客様の銀行口座」とは、支払処理のパートナーが Expense Pay Global 拡張サービスの下で引き

落としを行うためにサービス対象国におけるお客様指定のお客様の銀行口座を意味します。


サービス対象国の金融機関を意味します。お客様の支払先が複数の国に渡る場合は、すべての支払を

実行できるよう、お客様の銀行は各国に所在していなければなりません。ただし、支払先が欧州連合

（EU）に所在する場合はお客様の銀行は EU に所在している必要があります。

• 「口座引き落とし」とは、支払処理のパートナーが支払資金を準備するためにお客様の銀行口座から引き

落としたり請求したりする仕組み、または、該当する場合は、この仕組みを使用して送金された資金を意

味します。

• 「経費の払戻先」とは、Expense Pay Global 拡張サービスの下で、本サービスが特定する経費の払戻

額の受取人としてお客様が SAP Concur に指定するユーザーを意味します。

• 「支払先」とは、経費の払戻先またはコーポレートカードの支払先を意味します。

• 「支払先の銀行口座」とは、Expense Pay Global 拡張サービスの下で、お客様またはかかる支払先が

SAP Concur に指定する支払先の銀行口座であり、サービス対象国における支払処理のパートナーが

入金するための口座を意味します。

• 「支払先の銀行」とは、支払先が銀行口座を持つ金融機関であり、お客様または支払先が SAP

Concur に指定するサービス対象国における金融機関を意味します。

• 「支払処理のパートナー」とは、Expense Pay Global 拡張サービスに関した支払を処理することができ

るとして SAP Concur が特定する、かつお客様と支払先の代わりとなって支払処理を行う目的で、お客

様に直接従事する組織を意味します。



改訂: 2021 年 2 月

• 「支払処理のパートナーの銀行口座」とは、お客様の銀行口座と支払先の銀行口座との間で資金を送

金する手段として、支払処理のパートナーが使用する銀行口座を意味します。

• 「支払申請」とは、支払スケジュールに従って、該当する支払先に支払うために本サービスが指定したお客

様の銀行口座からの各資金移動に対する、支払の金額を意味します。

• 「支払スケジュール」とは、次の通りに支払を行うスケジュールを意味します:

o Expense Pay Global 拡張サービスの実装期間中に、経費の払戻先へ払戻金を支払うスケジュー

ル。お客様が経費の払戻先グループごとに指定します（毎日、毎週、半月ごと、または毎月など）。

o Expense Pay Global 拡張サービス実装期間中に、コーポレートカード支払先への入金またはクレ

ジットカードの請求や会費を支払うスケジュール。お客様がコーポレートカード支払先グループごとに指

定します（毎日、毎週、半月ごと、または毎月など）。

• 「支払」とは、Expense Pay Global 拡張サービスの下で、該当する場合に、お客様の銀行口座から支

払処理のパートナーの銀行口座を介して支払先の銀行口座に資金を送金する過程で行われる口座引

き落としと入金を意味します。

7.5.2 EXPENSE PAY – NORTH AMERICA

Expense Pay – North America 拡張サービスは、以下に挙げる SAP Concur の処理で構成されます:

• お客様の経費精算レポート提出者への払戻、および/または

• お客様のコーポレートカード会社へのコーポレートカード請求および料金の定期的な支払（下記のとお

り）

Expense Pay – North America を導入済みのお客様は、Expense Pay – North America 拡張サ

ービスを米国、カナダおよびメキシコにおける支払にのみ利用可能です。

• 米国での ACH 送金のすべての支払は米国ドルで行われます。

• カナダでの EFT 送金のすべての支払はカナダドルで行われます。

• メキシコでのすべての TEF 支払はメキシコペソで行われます。

SAP Concur は、Expense Pay – North America Customers が実装済みの通貨を超えた、米国ド

ル、カナダドル、メキシコペソでの支払における通貨拡張はサポートしていません。


Expense Pay – North America 拡張サービスが導入されている場合、以下の説明にある前提条件をお

客様がすべて完了し、かつ実装が完了した後、SAP Concur は以下の項目について責任を負うことに同意し

ます。




改訂: 2021 年 2 月

• アメリカ合衆国及びカナダにおいて

o 支払スケジュールに従って所定の支払申請を全額支払うため、SAP Concur の銀行を通してお客様

の銀行口座から SAP Concur の銀行口座への口座引き落としを開始すること。

o SAP Concur の銀行から SAP Concur が以下の事柄について確認を受けた後、所定の支払申

請に対応する指定受信銀行口座に対し、お客様の代わりに入金を開始すること:

口座引き落としを通じて、かかる支払申請に対して全額を支払える充分な資金を受領したこと

引き落とした資金を SAP Concur の銀行口座に預け入れ、清算したこと

SAP Concur は、支払の実行に関してお客様の口座自動振替を含む支払バッチの終了後いつでも

独自の判断で送金を開始できます。ただし、お客様の銀行口座から SAP Concur の口座への送金

が完了し、支払申請に関わるすべての支払先に対して全額支払が達成できる充分な資金があること

を SAP Concur の銀行から確認を受けるまで、SAP Concur は入金を開始する義務、またはその

反対に支払先の利益のために送金する義務を負いません。

o 次に挙げる誤りがあった場合は、SAP Concur の裁量あるいはお客様の書面による要求によって支

払を無効にします:

すでに行われた口座引き落としまたは入金の重複

意図しない受取人に対して開始された口座引き落としまたは入金

受取人が Expense Pay – North America 拡張サービスで受け取る権利がある金額とは異

なる金額で開始された口座引き落としまたは入金

現地の銀行取引に関する規則および規制により、無効化が行える期間は制限されています。SAP

Concur はお客様の要求に協力して支払を無効にしますが、その処理を制御できないため結果は保

証いたしかねます。

• メキシコの場合:

o お客様が支払スケジュールに従って支払申請に対する支払を行うための資金の移動先として、事前

資金口座を開設すること。

o 事前資金口座へのお客様による資金の移動が完了し、支払申請に従って支払先への支払が達成で

きる充分な資金があると SAP Concur の銀行が判断した後、所定の支払申請に対応する指定の

支払先銀行口座に対し、お客様の代わりに TEF クレジットによる支払を開始すること。SAP

Concur は、支払の実行に関してお客様の口座自動振替を含む支払バッチの終了後いつでも独自

の判断で送金を開始できます。ただし、事前資金口座へのお客様による資金の移動が完了し、支払

申請に従って支払先への支払が達成できる充分な資金があると SAP Concur の銀行が判断するま

で、SAP Concur は支払を開始する義務を負いません。

• SAP Concur が処理することのできるすべての支払、および何らかの理由で SAP Concur が処理でき

ないすべての支払をお客様に通知します。



改訂: 2021 年 2 月

• SAP Concur が原因の誤りや、支払申請に従っていない支払、あるいは逆にお客様や該当する支払先

に承認されていない支払に対し、その誤りを書面で通知された日から 30 日以内に是正されていないいか

なる支払にも SAP Concur は責任を負います（「SAP Concur の誤り」）。このような SAP Concur

の法的責任は以下を条件とします。

o SAP Concur の誤り発生から 30 日以内にお客様からこれを書面によって通知すること、

o SAP Concur が請求を行えるよう、お客様から SAP Concur への適正な請求権の譲渡を行うこ

と、および/または

o 誤った支払を回復するために SAP Concur や SAP Concur の銀行、その他関連のある支払サー

ビス機関、法執行機関、銀行当局の請求に充分協力するよう、お客様が最大限の努力をすること。

SAP Concur とお客様の契約書に定める直接の損害に対する賠償責任の制限対象とはなりません。

• SAP Concur の誤り以外の誤りに対して行われる支払を無効にするための手順に関連して SAP

Concur に発生した一切の妥当な費用または経費、あるいは SAP Concur が妥当な支払を行ったサー

ドパーティー関連の費用または経費を、お客様が SAP Concur に払い戻します。

• これと異なる規定があっても、次に挙げる事柄から生じる損害に対して SAP Concur および SAP

Concur の銀行は責任を負いません:

o 支払の発信（口座引き落としまたは入金を含む）または予定される支払の実現を保留あるいは遅

延させる旨の一切の決定:

必要なセキュリティ手続きによって、かかる支払を検証するために行った合理的な努力が失敗した

後

お客様の弁済能力に起因するもの

お客様が支払申請に対して全額を支払う資金を SAP Concur に適時に提供しなかったことに

よる、または

合理的確信によって、かかる支払が銀行や政府機関の法律、ガイドライン、法令、規則または規

制に違反する可能性がある決定、あるいは

o 当事者の重大な過失または故意の違法行為の結果でない限り、命令の伝達または実行における行

為または不作為から生じるいかなる損失、損害、費用または経費


お客様が Expense Pay – North America を注文した場合、次の事柄に同意したものとします。

• 本契約書によってお客様は、SAP Concur および SAP Concur の銀行がお客様の代わりとなって、

Invoice Check Payment の各支払申請に対して支払を開始することを許可します。

o 米国およびカナダの場合:



改訂: 2021 年 2 月

支払申請を全額支払うためにお客様の銀行口座からの口座引き落としを支払スケジュールに従

って開始すること。

所定の支払申請に対応する指定受信銀行口座に対し、入金を開始すること

o メキシコの場合:

事前資金口座に資金を振り込むこと

事前資金口座から所定の支払申請に対応する支払先銀行口座に対し、振替決済を開始する

こと。


o 米国およびカナダでは、Expense Pay – North America 拡張サービスのために、お客様の銀行の

銀行口座を提供し、口座引き落としを通じてお客様の銀行口座から SAP Concur の銀行口座へ

資金移動する許諾を書面によってお客様の銀行から入手する（そして SAP Concur に提供する）

こと（お客様はこの権限に基づくお客様の銀行の行為に責任を負います）。

o メキシコでは、Expense Pay – North America 拡張サービスの実装期間中に事前資金口座を

要求すること。


o Expense Pay – North America 拡張サービスに関連する活動を実施するための許諾を、SAP

Concur および/または SAP Concur の銀行が承認した書式にて提供すること。

o 支払先から必要かつ適切な許諾（「支払の委任状」と呼びます）を支払先の銀行口座への最初の

支払に先立ってすべて入手すること。委任によって支払先の口座への入金開始、および誤って入金さ

れた資金を回復するための入金の無効化が許可されます。また、各支払先について、お客様は支払

先と支払先の銀行から書面による同意を取得する必要があります。書面は、SAP Concur がサポー

トする形式の有効なファイルで、かつ送金指図の形式でなくてはいけません。

o Expense Pay – North America 拡張サービスの開始に先立って SAP Concur がお客様に請

求するその他の指定の委任状または口座開設のための書類を提供すること。

o SAP Concur または SAP Concur の銀行の要請に応じて、Expense Pay – North America

拡張サービスに伴って誤って支払いを受けた資金を速やかに返済する旨の各支払先の同意を、最善

の努力をもって取得し、履行させるために必要なあらゆる措置を講じること。

o 支払の委任が有効である期間中およびその後の２年間、あるいはそれ以上の法律で義務付けられた

期間、それぞれの支払の委任状のコピーを保管すること。また、要求に応じて SAP Concur にそのコ

ピーを提供すること。

o 銀行口座のすべての収支報告書、通知、その他支払に関する報告書を調査し、誤りや相違、許可

されていない取引、不正な入力があった場合は書面によって直ちに SAP Concur に通知すること。



改訂: 2021 年 2 月



o 十分な資金を提供すること。

米国およびカナダの場合: お客様の銀行口座に、支払申請を全額支払うことができる充分な資

金を、お客様の銀行口座に対する口座引き落としまたはその他の電子送金により、支払スケジュ

ールに従って適時に提供すること。万一、借越になった場合には:

– SAP Concur は速やかにお客様に通知します。また、SAP Concur が通知する前に確定

した支払（ある場合）に対する貸越をお客様が SAP Concur に全額払い戻し、借越を解

決するまで追加の支払を拒否する権利を有します。

– お客様は、一時借り入れの支払ファイルの金額（資金不足または未回収資金、あるいはそ

の他の理由で返されたデビットを含む）を需要に応じて支払うほか、罰金としてではなく損害

賠償として次の金額を SAP Concur に支払うことを無条件で約束します:

* 不足金額の 1％に相当する借越手数料

* 不足金額が全額支払われる（かつ、SAP Concur の銀行口座に全額清算される）ま

で、1 か月につき 1.5％または適用法によって許可される最高金利による不足金額の利

子

メキシコの場合、事前資金口座に、支払申請に対して全額を支払える充分な資金を支払スケジ

ュールに従って適時に提供すること

o お客様は銀行口座のすべての収支報告書、通知、その他支払に関する報告書を調査する義務を

負い、誤りや相違、許可されていない取引があった場合は書面によって直ちに SAP Concur に通知

します。

• 米国およびカナダの場合: 各国の適用される銀行取引関連の規則および規制の下では、お客様は、

Expense Pay - North America 拡張サービスにおけるすべての口座引き落としおよび入金の原資産

所有者です。そのため、お客様はすべての支払先が自身の銀行口座への入金を許可し、お客様がすべて

の入金のために支払うことを表明・保証し、これを約束します。さらに、以前に提出した入金を無効化ある

いは修正するための支払先銀行口座への引き落としが何らかの理由で返却された場合、お客様は、同額

が全て支払われるまで（SAP Concur の銀行口座で完全に清算されるまで）、要求に応じて上記で指

定した金利での利息に基づいた引き落としの金額を支払うことを無条件に約束します。




o Expense Pay – North America 拡張サービスの銀行取引に関連するすべての適用規則、規

制、法律に従うこと



改訂: 2021 年 2 月

o Expense Pay – North America 拡張サービスの利用に関連して、資金洗浄やテロ活動などの

不正行為や犯罪に関与しないこと


ること





通知します。

• Expense Pay – North America 拡張サービスは、お客様に信用力があると SAP Concur が判断

する限り、またお客様が Expense Pay – North America 拡張サービスのためのすべての前提条件を

完了する場合に限り利用可能です。

7.5.2.4 定義

Expense Pay – North America では、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「ACH」とは自動決済機関を意味します。参加金融機関のために銀行間の電子項目を清算する全米自

動決済協会（「NACHA」）の規則によって制御される入金システムです。


ード会社を意味し、SAP Concur は、当該カード会社が Expense Pay – North America 拡張サ

ービスの下でクレジットカード請求と手数料の支払を受ける資格があると合理的に判断します。

• 「入金」とは、銀行口座への ACH または EFT による送金、またはこの処理により移動された資金のいず

れかを、場合に応じて意味します。

• 「お客様の銀行口座」とは、Expense Pay – North America 拡張サービスでの SAP Concur から

の引き落とし（返金や戻入の場合は振込）のためにお客様が SAP Concur に指定するサービス対象

国内（米国またはカナダ）のお客様の銀行のお客様の口座を意味します。

• 「お客様の銀行」とは、お客様が銀行口座を持つ金融機関であり、お客様が SAP Concur に指定する

サービス対象国内（米国またはカナダ）の金融機関を意味します。

o 米国で行われる口座引き落としおよび入金については、お客様の銀行口座は米国に存在していなくて

はいけません。

o カナダで行われる口座引き落としおよび入金については、お客様の銀行口座はカナダに存在していなく

てはいけません。

• 「口座引き落とし」とは、お客様の銀行口座から支払のための資金を SAP Concur が引き落とすまたは

要求するための該当する仕組み、あるいは、この仕組みによって移動された資金のいずれかを、場合に応



改訂: 2021 年 2 月

じて意味します。該当する口座引き落としの処理には、ACH または EFT プロセスによる資金の引き出し

が含まれます。

• 「EFT」とは、カナダでの電子的資金移動のための、カナダ決済協会の規則に従う支払決済システムである

電子送金を意味しています。

• 「経費の払戻先」とは、Expense Pay – North America 拡張サービスにおいて、本サービスが指定し

た経費の払戻金額で支払を受ける資格があることをお客様が SAP Concur に認定した、お客様のユー

ザーを意味します。


o お客様の不履行により、指定された日にお客様の銀行口座へ引き落とす支払申請を全額支払うた

めの充分な資金を提供することができない場合。または

o 資金不足またはそれ以外の理由で、支払申請のお客様の銀行口座に対する口座引き落としが棄却

または返却された場合


• 「支払先の銀行口座」とは、Expense Pay – North America 拡張サービスでの SAP Concur から

の振込(返金や戻入の場合は引き落とし)のためにお客様または支払先が SAP Concur に指定するサ

ービス対象国内の支払先銀行の支払先口座を意味します。

• 「支払先の銀行」とは、支払先が銀行口座を持つ金融機関であり、お客様または支払先が SAP

Concur に指定するサービス対象国における金融機関を意味します。

• 「支払申請」とは、お客様の銀行口座または事前資金口座（場合に応じていずれか）からの各資金移

動について、支払スケジュールに従って該当する支払先に支払うために本サービスが指定した支払額を意

味します。


o Expense Pay – North America 拡張サービスの実装期間中に、経費の払戻先へ払戻金を支

払うスケジュール。お客様が経費の払戻先グループごとに指定します（毎日、毎週、半月ごと、または

毎月など）。および、

o Expense Pay – North America 拡張サービス実装期間中に、コーポレートカード支払先への入

金またはクレジットカードの請求や会費を支払うスケジュール。お客様がコーポレートカード支払先グ

ループごとに指定します（毎日、毎週、半月ごと、または毎月など）。

• 「支払」とは、Expense Pay - North America 拡張サービスにおいて、場合に応じて次のいずれかを

指します:

o お客様の銀行口座と SAP Concur の銀行口座間の資金移動処理で行われる口座引き落としおよ

び入金、または



改訂: 2021 年 2 月

o 事前資金口座から支払先の銀行口座への資金移動の処理。

• 「事前資金口座」とは、SAP Concur の銀行においてお客様のために開設された SAP Concur の銀行

口座であり、SAP Concur による支払先への支払処理を目的として、お客様による資金移動により事前

入金がされる銀行口座です。


す。この口座から、SAP Concur は Expense Pay – North America 拡張サービスで支払処理を行

います。

• 「SAP Concur の銀行」とは、Expense Pay - North America 拡張サービスで支払処理を行うこと

を目的として、口座引き落としまたは入金を開始するもしくは事前資金口座を開設する（場合に応じてい

ずれか）ために、SAP Concur が指定した 1 つ以上の金融機関を意味します。その時々に SAP


• 「TEF」とは、メキシコで電子的資金移動のために使用される支払決済システムである「Transferencia

Electrónica de Fondos（電子的資金移動）」を意味します。

7.5.3 EXPENSE PAY – EMEA

Expense Pay – EMEA 拡張サービスは、以下に挙げる SAP Concur の処理で構成されます:



り）

Expense Pay – EMEA を導入済みのお客様:

• ユーロの支払は次の国で可能です。オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシ

ャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、および英国

です。

• デンマーククローネでの支払は、デンマークで可能です。

• スウェーデンクローナでの支払は、スウェーデンで可能です。

• スイスフランでの支払は、スイスで可能です。

• 英国ポンドでの支払は、英国で可能です。

SAP Concur は、Expense Pay – EMEA Customers が実装済みの通貨を超えた、ユーロ、スイスフラ

ン、スウェーデンクローナ、英国ポンドでの支払における通貨拡張はサポートしていません。



改訂: 2021 年 2 月


Expense Pay – EMEA 拡張サービスが導入されている場合、以下の説明にある前提条件をお客様がすべ

て完了し、かつ Expense Pay – EMEA 拡張サービスの実装が完了した後、SAP Concur は以下の項目

について責任を負うことに同意します。


• 支払が逆電信送金または口座引き落としで処理される場合:

o 支払スケジュールに従って所定の支払申請を全額支払うため、SAP Concur の銀行を通してお客様

の銀行口座から SAP Concur の銀行口座への逆電信送金または口座引き落とし（場合に応じて

いずれか）を開始すること。


請に対応する指定の支払先銀行口座に対し、お客様の代わりに入金を開始すること:

逆電信送金または口座引き落としを通じて、かかる支払申請に対して全額を支払える充分な資

金を受領したこと、および

受領した資金を SAP Concur の銀行口座に預け入れ、清算したこと。






o SAP Concur は、支払が Expense Pay – EMEA 拡張サービスでサポートされる場合には、その

支払を逆電信送金または口座引き落としでのみ処理します。

• 支払が事前資金口座を介して処理される場合:




きる充分な資金があると SAP Concur の銀行が判断した後、所定の支払申請に対応する指定支

払先銀行口座に対し、お客様の代わりに支払を開始すること。SAP Concur は、支払の実行に関し

てお客様の口座自動振替を含む支払バッチの終了後いつでも独自の判断で送金を開始できます。た

だし、事前資金口座へのお客様による資金の移動が完了し、支払申請に従って支払先への支払が

達成できる充分な資金があると SAP Concur の銀行が判断するまで、SAP Concur は支払を開

始する義務を負いません。

o SAP Concur は、支払が Expense Pay – EMEA 拡張サービスでサポートされる場合には、その

支払を事前資金口座でのみ処理します。



改訂: 2021 年 2 月

SAP Concur が処理することのできるすべての支払、および何らかの理由で SAP Concur が処

理できないすべての支払をお客様に通知します。

次に挙げる誤りがあった場合は、SAP Concur の裁量あるいはお客様の書面による要求によって

支払を無効にします:

– すでに行われた支払との重複

– 意図しない受取人に対して開始された支払

– 受取人が Expense Pay – EMEA 拡張サービスで受け取る権利がある金額とは異なる金

額で開始された支払

SAP Concur はお客様の要求に協力して支払を無効にしますが、一方的に無効化を要求する

ことができないため、結果は保証いたしかねます。

SAP Concur が原因の誤りや、支払申請に従っていない支払、あるいは逆にお客様や該当する

支払先に承認されていない支払に対し、その誤りを書面で通知された日から 30 日以内に是正

されていないいかなる支払にも SAP Concur は責任を負います（「SAP Concur の誤り」）。

このような SAP Concur の法的責任は以下を条件とします。

– SAP Concur の誤り発生から 30 日以内にお客様からこれを書面によって通知すること

– SAP Concur が請求を行えるよう、お客様から SAP Concur への適正な請求権の譲渡を

行うこと、および/または

– 誤った支払を回復するために SAP Concur や SAP Concur の銀行、その他関連のある

支払サービス機関、法執行機関、銀行当局の請求に充分協力するよう、お客様が最大限

の努力をすること。

SAP Concur とお客様の契約書に定める直接の損害に対する賠償責任の制限対象とはなりま

せん。

これと異なる規定があっても、次に挙げる事柄から生じる損害に対して SAP Concur および

SAP Concur の銀行は責任を負いません:

– 支払の発信を保留あるいは遅延させる決定、または予定される支払に影響する決定であり、

* 必要なセキュリティ手続きによって、かかる支払を検証するために行った合理的な努力が失

敗した後、

* お客様の弁済能力に起因する、

* お客様が支払申請に対して全額を支払う資金を SAP Concur に適時に提供しなかっ

たことによる、または

* 合理的確信によって、かかる支払が銀行や政府機関の法律、ガイドライン、法令、規則ま

たは規制に違反する可能性がある、あるいは



改訂: 2021 年 2 月

– 当事者の重大な過失または故意の違法行為の結果でない限り、命令の伝達または実行に

おける行為または不作為から生じるいかなる損失、損害、費用または経費


お客様が Expense Pay – EMEA を注文した場合、次の事柄に同意したものとします。


Invoice Check Payment の各支払申請に関して支払を開始することを許可します。

o 支払が逆電信送金または口座引き落としで処理される場合:

支払申請を全額支払うためにお客様の銀行口座からの逆電信送金または口座引き落としを支

払スケジュールに従って開始すること

所定の支払申請に対応する指定受信銀行口座に対し、入金を開始すること

o 支払が事前資金口座を介して処理される場合:

事前資金口座に資金を振り込むこと。


こと。


o 支払が逆電信送金または口座引き落としで処理される場合、Expense Pay – EMEA 拡張サービ

スのために、お客様の銀行のお客様の銀行口座を提供し、逆電信送金または口座引き落とし（場

合に応じていずれか）を通じてお客様の銀行口座から SAP Concur の銀行口座へ資金移動する

許諾を書面によって入手する（そして SAP Concur に提供する）こと（お客様はこの権限に基づく

お客様の銀行の行為に責任を負います）。適用される銀行取引に関する規則および規制

（SEPA、LeverandørService、および SIC プロセスを介 The した BDD に従った口座引き落と

しに関するものを含む）により求められる場合、お客様はその書面による許諾の写しをお客様の銀行

に提供しなければなりません。

o 支払が事前資金口座で処理される場合、本サービスを通じて事前資金口座を要求すること。


o SAP Concur および/または SAP Concur の銀行が Expense Pay – EMEA に関連する活動を

実施するための情報を SAP Concur が承認した書式にて提供すること。

o 支払先から必要かつ適切な許諾（「支払の委任状」と呼びます）を支払先銀行口座への最初の支

払に先立ってすべて入手すること。委任によって支払先の口座への入金開始が許可されます。

o 各支払先について、支払先の銀行の有効なファイルと送金指図の形式が SAP Concur でサポート

されている形式であることを確認すること。



改訂: 2021 年 2 月

o Expense Pay – EMEA 拡張サービスの開始に先立って、SAP Concur がお客様に請求するその

他の指定の委任状または口座開設のための書類を提供すること。

o 支払に関するすべての収支報告書、通知、その他の報告書を調査し、誤りや相違、不正取引、また

は不適切な入力があった場合は書面によって直ちに SAP Concur に通知すること。

o SAP Concur の誤り以外の誤りに対して行われる支払を無効にするための手順に関連して SAP

Concur に発生した一切の妥当な費用または経費、あるいは SAP Concur が妥当な支払を行った

サードパーティー関連の費用または経費を SAP Concur に払い戻すこと。

o SAP Concur または SAP Concur の銀行の要請に応じて、Expense Pay – EMEA 拡張サービ

スに伴って誤って支払いを受けた資金を速やかに返済する旨の各支払先の同意を、最善の努力をも

って取得し、履行させるために必要なあらゆる措置を講じること。






o お客様の銀行口座または事前資金口座に、すべての支払申請を全額支払うことができる充分な資

金を、支払スケジュールに従って適時に提供すること。

o 資金調達の債務不履行の場合：


支払（もしあれば）に対する貸越をお客様が SAP Concur に全額払い戻し、債務不履行を

解決するまで追加の支払を拒否する権利を有します。







o 誤って支払先に発行された、または誤りにより支払先の銀行口座に入金された支払に含まれる資金

の回復を支援するために SAP Concur や SAP Concur の銀行、その他関連のある支払サービス

期間、法執行機関、銀行当局と充分協力すること。





改訂: 2021 年 2 月


o Expense Pay – EMEA 拡張サービスに関連するすべての適用規則、規制、法律に従うこと

o Expense Pay – EMEA 拡張サービスの利用に関連して、資金洗浄やテロ活動などの不正行為や

犯罪に関与しないこと


ること





通知します。

• Expense Pay – EMEA 拡張サービスは、お客様に信用力があると SAP Concur が判断する限り、ま

たお客様が Expense Pay – EMEA 拡張サービスのためのすべての前提条件を完了し提供する場合に

限り利用可能です。

7.5.3.4 定義

Expense Pay – EMEA 拡張サービスでは、用語の意味は下記のとおり指定されます:


ード会社を意味し、SAP Concur は、当該カード会社が Expense Pay – EMEA 拡張サービスの下で

クレジットカード請求と手数料の支払を受ける資格があると合理的に判断します。

• 「入金」とは、 SAP Concur の銀行口座から支払先の銀行口座への資金移動、またはこのプロセス

により移動された資金のいずれかを、場合に応じて意味します。

• 「お客様の銀行口座」とは、Expense Pay – EMEA 拡張サービスでの SAP Concur からの引き落と

し(返金や戻入の場合は振込)のためにお客様が SAP Concur に指定するサービス対象国内のお客様

の銀行のお客様の口座を意味します。

o 英国ポンドにて英国で行われる逆電信送金または入金については、お客様の銀行口座は英国に存

在していなくてはいけません。

o デンマーククローネにて行われる口座引き落としおよび入金については、お客様の銀行口座はデンマー

クに存在していなくてはいけません。

o スウェーデンクローナにて英国で行われる逆電信送金または入金については、お客様の銀行口座はス

ウェーデンに存在していなくてはいけません。

o スイスフランにて行われる口座引き落としおよび入金については、お客様の銀行口座はスイスに存在し

ていなくてはいけません。



改訂: 2021 年 2 月

o ユーロにて行われる口座引き落としおよび入金については、お客様の銀行口座はユーロ圏に存在して

いなくてはいけません。

• 「お客様の銀行」とは、次の金融機関を意味します。

o 英国ポンドの支払については、英国にある金融機関

o デンマーククローネの支払については、デンマークにある金融機関

o スウェーデンクローナの支払については、スウェーデンにある金融機関

o スイスフランの支払については、スイスにある金融機関

o ユーロの支払については、ユーロ圏にある金融機関

o Expense Pay – EMEA 拡張サービスの利用に際して SAP Concur が同意し、お客様がお客様

の銀行口座として指定した金融機関

より明確に述べると、お客様が英国、デンマーク、スイス、スウェーデン、およびユーロ圏の 1 つ以上の国にそ

れぞれ支払先を持つ場合、すべての支払先に対する支払を行うためには少なくとも 5 つの銀行口座を持

っている必要があります。すなわち、英国の金融機関に 1 つ、デンマークの金融機関に 1 つ、スイスの金融

機関に 1 つ、スウェーデンの金融機関に 1 つ、そしてその他のユーロ圏の国の金融機関に 1 つです。



じて意味します。該当する口座引き落としの処理には、次に従う資金の引き出しが含まれます。

o デンマークの支払決済システム（LeverandørService）を介した支払に関する一般的な規則およ

び条件

o スイスの決済システム（Bankgiro）について SIC（スイス銀行間決済システム）を介した法人ダイ

レクトデビット

o 単一ユーロ決済圏（SEPA）処理

• 「ユーロ圏」とは、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イ

タリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国の各国を意味します。

• 「経費の払戻先」とは、Expense Pay – EMEA 拡張サービスの下で、本サービスが特定する経費の払

戻額の受取人としてお客様が SAP Concur に指定するユーザーを意味します。

• 「債務不履行」とは、逆電信送金または口座引き落としで処理される支払のことで、次のいずれかを意味

します。

o お客様の不履行により指定された日にお客様の銀行口座へ引き落とす支払申請を全額支払うため

の充分な資金を提供することができない場合。または

o 資金不足またはそれ以外の理由で、支払申請のお客様の銀行口座に対する逆電信送金または口

座引き落としが棄却または返却された場合



改訂: 2021 年 2 月


• 「支払先の銀行口座」とは、お客様またはかかる支払先が SAP Concur に指定する支払先の銀行の支

払先口座を意味します。






o Expense Pay – EMEA 拡張サービスでの SAP Concur からの入金（返金や戻入の場合は引き

落とし）

• 「支払先の銀行」とは、次の金融機関を意味します。






o Expense Pay – EMEA 拡張サービスの利用に際して SAP Concur が同意する金融機関



味します。


o Expense Pay – EMEA 拡張サービスの実装期間中に、経費の払戻先へ払戻金を支払うスケジュ

ール。お客様が経費の払戻先グループごとに指定します（毎日、毎週、半月ごと、または毎月な

ど）。

o Expense Pay – EMEA 拡張サービス実装期間中に、コーポレートカード支払先への入金またはク

レジットカードの請求や会費を支払うスケジュール。お客様がコーポレートカード支払先グループごとに

指定します（毎日、毎週、半月ごと、または毎月など）。

• 「支払」とは、Expense Pay - EMEA 拡張サービスにおいて、場合に応じて次のいずれかを指します:

o お客様の銀行口座から SAP Concur の銀行口座へと資金移動する処理で行われる逆電信送金/

口座引き落としおよび入金、および SAP Concur の銀行口座から支払先の銀行口座へと資金移

動するための入金処理



改訂: 2021 年 2 月

o 事前資金口座から支払先の銀行口座への資金の移動の処理に基づき行われた支払



入金される銀行口座です。

• 「逆電信送金」とは、SAP Concur がお客様の銀行口座から SAP Concur の銀行口座への資金

移動を要求することを可能にする、国際銀行間通信協会が推進する支払の仕組み（「Reverse

Wire MT101」とも呼ばれます）、またはこのプロセスにより移動される資金のいずれかを、場合に応

じて意味します。


す。この口座から、SAP Concur は Expense Pay – EMEA 拡張サービスの要件の下で支払処理を

行います。

• 「SAP Concur の銀行」とは、Expense Pay – EMEA 拡張サービスで支払処理を行うことを目的とし

て、逆電信送金または口座引き落としを開始するもしくは事前資金口座を開設する（場合に応じていず

れか）ために、SAP Concur が指定する 1 つ以上の金融機関を意味します。その時々に SAP


7.5.4 EXPENSE PAY – APA

Expense Pay – APA 拡張サービスは、お客様の銀行口座から SAP Concur の口座に資金を引き出す

SAP Concur の処理で構成されます。



り）。Expense Pay – APA 拡張サービスは、オーストラリア、香港、ニュージーランド、シンガポールにお

ける資金移動を可能にするものです。

• オーストラリアにおけるすべての支払は、オーストラリアドルで行われます。

• 香港におけるすべての支払は、香港ドルで行われます。

• ニュージーランドにおけるすべての支払は、ニュージーランドドルで行われます。

• シンガポールにおけるすべての支払は、シンガポールドルで行われます。

• Professional 版の Expense Pay – APA 拡張サービスはインドでの資金移動が可能で、インドでのす

べての支払はインドルピーで行われます。


Expense Pay – APA 拡張サービスが導入されている場合、以下の説明にある前提条件をお客様がすべて

完了し、かつ実装が完了した後、SAP Concur は以下の項目について責任を負うことに同意します。



改訂: 2021 年 2 月


• 支払が口座引き落としで処理される場合:

o お客様の代わりに、所定の支払申請を全額支払うためにお客様の銀行口座からの口座引き落としを

支払スケジュールに従って開始すること。


請に対応する指定の支払先銀行口座に対し、お客様の代わりに入金を開始すること:

口座引き落としを通じて、かかる支払申請に対して全額を支払える充分な資金を受領したこと、

および

引き落とした資金を SAP Concur の銀行口座に預け入れ、清算したこと。






o 次に挙げる誤りがあった場合は、SAP Concur の裁量あるいはお客様の書面による要求によって支

払を無効にします:

すでに行われた口座引き落としまたは入金の重複

意図しない受取人に対して開始された口座引き落としまたは入金

受取人が Expense Pay – APA 拡張サービスで受け取る権利がある金額とは異なる金額で

開始された口座引き落としまたは入金

現地の銀行取引に関する規則および規制により、無効化が行える期間は制限されています。SAP

Concur はお客様の要求に協力して支払を無効にしますが、その処理を制御できないため結果は保

証いたしかねます。

o SAP Concur は、支払が Expense Pay – APA 拡張サービスでサポートされる場合には、その支

払を口座引き落としでのみ処理します。

• 支払が事前資金口座を介して処理される場合:




きる充分な資金があると SAP Concur の銀行が判断した後、所定の支払申請に対応する指定支

払先銀行口座に対し、お客様の代わりに支払を開始すること。SAP Concur は、支払の実行に関し

てお客様の口座自動振替を含む支払バッチの終了後いつでも独自の判断で送金を開始できます。た

だし、事前資金口座へのお客様による資金の移動が完了し、支払申請に従って支払先への支払が



改訂: 2021 年 2 月

達成できる充分な資金があると SAP Concur の銀行が判断するまで、SAP Concur は支払を開

始する義務を負いません。

o SAP Concur は、支払が Expense Pay – APA 拡張サービスでサポートされる場合には、その支

払を事前資金口座でのみ処理します。



• SAP Concur が原因で生じた支払申請に基づいていない誤り、あるいはお客様および該当する受信者

に承認されていない誤りのために支払が発生した場合、いかなる支払に対しても SAP Concur は責任を

負います。SAP Concur が負うこれらの責任は、お客様が SAP Concur への適正な請求権の譲渡を

行い、誤った請求書支払の回復を支援するために SAP Concur および法執行機関、銀行当局と充分

協力することを条件とし、SAP Concur とお客様の契約書に定める直接の損害に対する賠償責任の制

限対象とはなりません。

• SAP Concur の誤り以外の誤りに対して行われる支払を無効にするための手順に関連して SAP

Concur に発生した一切の妥当な費用または経費、あるいは SAP Concur が妥当な支払を行ったサー

ドパーティー関連の費用または経費を、お客様が SAP Concur に払い戻します。



o 支払の発信（口座引き落としまたは入金を含む）または予定される支払の実現を保留あるいは遅

延させる旨の一切の決定:


後、

お客様の弁済能力に起因する、


よる、または


制に違反する可能性がある、あるいは




お客様が Expense Pay – APA を注文した場合、次の事柄に同意したものとします。


Invoice Check Payment の各支払申請に対して支払を開始することを許可します。



改訂: 2021 年 2 月

o 支払が口座引き落としで処理される場合:


って開始すること

所定の支払申請に対応する指定の支払先銀行口座に対し、入金を開始すること

o 支払が事前資金口座を介して処理される場合:

事前資金口座に資金を振り込むこと


こと


o 支払が口座引き落としで処理される場合、Expense Pay – APA 拡張サービスのために、お客様の

銀行のお客様の銀行口座を提供し、口座引き落とし（場合に応じていずれか）を通じてお客様の銀

行口座から SAP Concur の銀行口座へ資金移動する許諾を書面によって入手する（そして SAP

Concur に提供する）こと（お客様はこの権限に基づくお客様の銀行の行為に責任を負います）。

適用される銀行取引に関する規則および規制により求められる場合、お客様はその書面による許諾

の写しをお客様の銀行に提供しなくてはいけません。

o 支払が事前資金口座で処理される場合、本サービスを通じて事前資金口座を要求すること。


o お客様の代わりに次のことを行うための許諾を、SAP Concur および/または SAP Concur の銀行

が承認した書式にて提供すること:


って開始すること。

所定の支払申請に対応する指定受信銀行口座に対し、ACH クレジットを開始すること。






o Expense Pay – APA 拡張サービスの開始に先立って、SAP Concur がお客様に請求するその他

の指定の委任状または口座開設のための書類を提供すること。

o SAP Concur または SAP Concur の銀行の要請に応じて、Expense Pay – APA 拡張サービス

に伴って誤って支払いを受けた資金を速やかに返済する旨の各支払先の同意を、最善の努力をもっ

て取得し、履行させるために必要なあらゆる措置を講じること。



改訂: 2021 年 2 月








o お客様の銀行口座または事前資金口座に、支払申請を全額支払うことができる充分な資金を、口

座引き落としにより、支払スケジュールに従って適時に提供すること。

o 万一、借越になった場合には:


支払（もしあれば）に対する貸越をお客様が SAP Concur に全額払い戻し、債務不履行を

解決するまで追加の支払を拒否する権利を有します。








の回復を支援するために、SAP Concur 、法執行機関、関連のある支払サービス機関、銀行当局

と協力するための最善の努力を行うこと。

• 口座引き落としにより処理された支払に関しては、各国の適用される銀行取引関連の規則および規制の

下で、お客様は、Expense Pay - APA 拡張サービスにおけるすべての口座引き落としおよび入金の原

資産所有者です。そのため、お客様はすべての支払先が自身の銀行口座への入金を許可し、お客様が

すべての入金のために支払うことを表明・保証し、これを約束します。さらに、以前に提出した入金を無効

化あるいは修正するための支払先銀行口座への引き落としが何らかの理由で返却された場合、お客様

は、同額が全て支払われるまで（SAP Concur の銀行口座で完全に清算されるまで）、要求に応じて

上記で指定した金利での利息に基づいた引き落としの金額を支払うことを無条件に約束します。






改訂: 2021 年 2 月

o Expense Pay – APA 拡張サービスの銀行取引に関連するすべての適用規則、規制、法律に従う

こと

o Expense Pay – APA 拡張サービスの利用に関連して、資金洗浄やテロ活動などの不正行為や犯

罪に関与しないこと


ること





通知します。

• Expense Pay – APA 拡張サービスは、お客様に信用力があると SAP Concur が判断する限り、また

お客様が Expense Pay – APA 拡張サービスのためのすべての前提条件を完了し提供する場合に限り

利用可能です。

7.5.4.4 定義

Expense Pay – APA では、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「ACH」とは自動決済機関を意味します。参加金融機関のために銀行間の電子項目を清算するシンガ

ポール自動決済協会（「SACH」）の規則によって制御される入金システムです。

• 「BECS」とは一括電子決済システムを意味します。参加金融機関のために銀行間の電子項目を清算す

る Australian Payments and Clearing Association（「APCA」）の規則によって制御される資

金移動システムです。


ード会社を意味し、SAP Concur は、当該カード会社が Expense Pay – APA 拡張サービスの下でク

レジットカード請求と手数料の支払を受ける資格があると合理的に判断します。

• 「入金」とは、銀行口座への資金移動、またはこのプロセスにより移動された資金のいずれかを、場合に応

じて意味します。

• 「お客様の銀行口座」とは、Expense Pay – APA 拡張サービスでの SAP Concur からの引き落とし

(返金や戻入の場合は振込)のためにお客様が SAP Concur に指定するサービス対象国内のお客様の

銀行のお客様の口座を意味します。

o オーストラリアで行われる口座引き落としおよび入金については、お客様の銀行口座はオーストラリアに

存在していなくてはいけません。



改訂: 2021 年 2 月

o 香港で行われる口座引き落としおよび入金については、お客様の銀行口座は香港に存在していなくて

はいけません。

o ニュージーランドで行われる口座引き落としおよび入金については、お客様の銀行口座はニュージーラ

ンドに存在していなくてはいけません。

o シンガポールで行われる口座引き落としおよび入金については、お客様の銀行口座はシンガポールに

存在していなくてはいけません。

• 「お客様の銀行」とは、お客様が銀行口座を保持する金融機関として、お客様が SAP Concur に指定

する該当国内の金融機関を意味します。



じて意味します。該当する口座引き落としの処理には、ACH、BECS、ISL および香港の口座引き落とし

プロセスによる資金の引き出しが含まれます。

• 「経費の払戻先」とは、Expense Pay APA 拡張サービスの下で、本サービスが特定する経費の払戻額

の受取人としてお客様が SAP Concur に指定するユーザーを意味します。

• 「ISL」とは、ニュージーランドにおける電子的資金移動のために使用される支払決済システムである、

Interchange and Settlement Limited （ISL）を意味します。


o お客様の不履行により、指定された日にお客様の銀行口座へ引き落とす支払申請を全額支払うた

めの充分な資金を提供することができない場合。または

o 資金不足またはそれ以外の理由で、支払申請のお客様の銀行口座に対する口座引き落としが棄却

または返却された場合


• 「支払先の銀行口座」とは、Expense Pay – APA 拡張サービスでの SAP Concur からの振込（返

金や戻入の場合は引き落とし）のためにお客様または支払先が SAP Concur に指定する該当国内の

支払先の銀行の支払先の口座を意味します。

• 「支払先の銀行」とは、支払先が銀行口座を保持する金融機関として、お客様または支払先が SAP

Concur に指定する該当国内の金融機関を意味します。



味します。




改訂: 2021 年 2 月

o Expense Pay – APA 拡張サービスの実装期間中に、経費の払戻先へ払戻金を支払うスケジュー

ル。お客様が経費の払戻先グループごとに指定します（毎日、毎週、半月ごと、または毎月など）。

o Expense Pay – APA 拡張サービス実装期間中に、コーポレートカード支払先への入金またはクレ

ジットカードの請求や会費を支払うスケジュール。お客様がコーポレートカード支払先グループごとに指

定します（毎日、毎週、半月ごと、または毎月など）。

• 「支払」とは、Expense Pay - APA 拡張サービスにおいて、場合に応じて次のいずれかを指します:

o お客様の銀行口座と SAP Concur の銀行口座間の資金移動処理で行われる口座引き落としおよ

び入金

o 事前資金口座から支払先の銀行口座への資金の移動の処理に基づき行われた支払





す。この口座から、SAP Concur は Expense Pay – APA 拡張サービスで支払処理を行います。

• 「SAP Concur の銀行」とは、Expense Pay - APA 拡張サービスで支払処理を行うことを目的とし

て、口座引き落としや入金を開始するもしくは事前資金口座を開設する（場合に応じていずれか）ため

に、SAP Concur が指定した 1 つ以上の金融機関を意味します。その時々に SAP Concur 独自の判

断で変更されることがあります。

7.5.5 EXPENSE PAY – JAPAN

Expense Pay – Japan 拡張サービスは、以下に挙げる SAP Concur の処理で構成されます:

• お客様の経費請求提出者への払戻、および/または

• お客様のサポートされたコーポレートカード会社へのコーポレートカード請求および料金の定期的な支払

（下記のとおり）

日本でのすべての支払は、日本円で行われます。


Expense Pay – Japan 拡張サービスが導入されている場合、以下の説明にある前提条件をお客様がすべ

て完了し、かつ実装が完了した後、SAP Concur は以下の項目について責任を負うことに同意します。


• お客様が支払スケジュールに従って支払申請に対する支払を行うための資金の移動先として、事前資金

口座を開設すること。



改訂: 2021 年 2 月

• 事前資金口座へのお客様による資金の移動が完了し、支払申請に従って支払先への支払が達成できる

充分な資金があると SAP Concur の銀行が判断した後、所定の支払申請に対応する指定支払先銀

行口座に対し、お客様の代わりに支払を開始すること。



• SAP Concur が原因で生じた支払申請に基づいていない誤り、あるいはお客様および該当する受信者

に承認されていない誤りのために支払が発生した場合、いかなる支払に対しても SAP Concur は責任を

負います。SAP Concur が負うこれらの責任は、お客様が SAP Concur への適正な請求権の譲渡を

行い、誤った請求書支払の回復を支援するために SAP Concur および法執行機関、銀行当局と充分

協力することを条件とし、SAP Concur とお客様の契約書に定める直接の損害に対する賠償責任の制

限対象とはなりません。



o 支払の発信を保留あるいは遅延させる決定、または予定される支払に影響する決定であり、


後、

お客様の弁済能力に起因する、


よる、または


制に違反する可能性がある決定、あるいは




お客様が Expense Pay – Japan を注文した場合、次の事柄に同意したものとします。


Invoice Check Payment の各支払申請に関して支払を開始することを許可します。

o 事前資金口座に資金を振り込むこと

o 事前資金口座から所定の支払申請に対応する支払先銀行口座に対し、振替決済を開始すること


o Expense Pay – Japan 拡張サービスの実装期間中に事前資金口座を要求すること。



改訂: 2021 年 2 月


o Expense Pay – Japan 拡張サービスに関連する活動を実施するための許諾を、SAP Concur お

よび/または SAP Concur の銀行が承認した書式にて提供すること。






o Expense Pay – Japan 拡張サービスの開始に先立って、SAP Concur がお客様に請求するその

他の指定の委任状または口座開設のための書類を提供すること。

o SAP Concur または SAP Concur の銀行の要請に応じて、Expense Pay – Japan 拡張サー

ビスに伴って誤って支払いを受けた資金を速やかに返済する旨の各支払先の同意を、最善の努力を

もって取得し、履行させるために必要なあらゆる措置を講じること。

o 支払の委任が有効である期間中およびその後の 2 年間、あるいはそれ以上の法律で義務付けられ

た期間、それぞれの支払の委任状のコピーを保管すること。また、要求に応じて SAP Concur にその

コピーを提供すること。





o お客様の指定銀行口座に、支払申請を全額支払うことができる充分な資金を、支払スケジュールに

従って適時に提供すること。


の回復を支援するために、SAP Concur 、法執行機関、関連のある支払サービス機関、銀行当局

と協力するための最善の努力を行うこと。

o SAP Concur の誤り以外の誤りに対して行われる支払を無効にするための手順に関連して SAP

Concur に発生した一切の妥当な費用または経費、あるいは SAP Concur が妥当な支払を行った

サードパーティー関連の費用または経費を、お客様が SAP Concur に払い戻します。






改訂: 2021 年 2 月

o Expense Pay – Japan 拡張サービスに関連して適用されるすべての全銀の規則、および適用法

に従うこと

o Expense Pay – Japan 拡張サービスの利用に関連して、資金洗浄やテロ活動などの不正行為や

犯罪に関与しないこと


ること





通知します。

• Expense Pay – Japan 拡張サービスは、お客様に信用力があると SAP Concur が判断する限り、ま

たお客様が Expense Pay – Japan 拡張サービスのためのすべての前提条件を完了し提供する場合に

限り利用可能です。

7.5.5.4 定義

Expense Pay – Japan 拡張サービスでは、用語の意味は下記のとおり指定されます:


ード会社を意味し、SAP Concur は、当該カード会社が Expense Pay – Japan 拡張サービスの下

でクレジットカード請求と手数料の支払を受ける資格があると合理的に判断します。

• 「経費の払戻先」とは、Expense Pay – Japan 拡張サービスの下で、本サービスが特定する経費の払

戻額の受取人としてお客様が SAP Concur に指定するユーザーを意味します。


• 「支払先の銀行口座」とは、Expense Pay – Japan 拡張サービスでの SAP Concur からの振込

（返金や戻入の場合は引き落とし）のためにお客様または支払先が SAP Concur に指定する該当国

内の支払先の銀行の支払先の口座を意味します。

• 「支払先の銀行」とは、支払先が銀行口座を保持する金融機関として、お客様または支払先が SAP

Concur に指定する該当国内の金融機関を意味します。

• 「支払申請」とは、事前資金口座からの各資金移動について、支払スケジュールに従って該当する支払先

に支払うために本サービスが指定した支払額を意味します。




改訂: 2021 年 2 月

o Expense Pay – Japan 拡張サービスの実装期間中に、経費の払戻先へ払戻金を支払うスケジュ

ール。お客様が経費の払戻先グループごとに指定します（毎日、毎週、半月ごと、または毎月な

ど）。および、

o Expense Pay – Japan 拡張サービス実装期間中に、コーポレートカード支払先への入金またはク

レジットカードの請求や会費を支払うスケジュール。お客様がコーポレートカード支払先グループごとに

指定します（毎日、毎週、半月ごと、または毎月など）。

• 「支払」とは、Expense Pay - Japan 拡張サービスにおいて、事前資金口座から支払先の銀行口座へ

の資金移動のための [全銀] 支払プロセスに基づき行われた支払を意味します。





す。この口座から、SAP Concur は Expense Pay – Japan 拡張サービスで支払処理を行います。

• 「SAP Concur の銀行」とは、事前資金口座の開設先として SAP Concur が指定する金融機関を

意味します。

• 「全銀」は、日本の支払決済システムです。

Budget Insight

Budget Insight は、Professional 版でのみご利用いただけます。

Budget Insight は、Travel & Expense、Expense または Concur Request – Stand-Alone サー

ビスで、追加料金にて提供される拡張サービスです。予算管理機能がアクティブ化されると、サービスが利用可

能になります。

Budget Insight の機能は以下の通りです:

• お客様の計画予算データを期間ごとに入力し、実際に使用した予算に対して比較追跡する

• Concur Requests および経費精算レポートのための予算承認ワークフローを作成する（場合に応じ

て）

• 承認ワークフロー、およびレポートやダッシュボードにお客様の予算情報を表示する

Risk Messaging – Add-on

Risk Messaging – Add-on は、Travel、Travel & Expense、または Expense サービスで、追加料金

にて提供される拡張サービスです。Risk Messaging – Add-on 拡張サービスには、個別に注文できる以下

の拡張サービスが含まれます。



改訂: 2021 年 2 月

7.7.1 RISK MESSAGING ESSENTIALS

このサービスによって Risk Messaging Essentials 属性を割り当てた従業員（登録ユーザー）のいる場所

を特定し、安否を確認することができます。また、予定外のイベントや予定されているイベントの最中に従業員と

連絡を取ることができます。このサービスの内容は以下のとおりです:

• データインポート:

o Concur Travel & Expense データベースに存在しているプロファイル、予約、TripLink® および

Concur Request データ（Professional 版）をインポート

o 予約データをインポート。該当の発注書で指定したデータソース（例: TMC、GDS、経営管理部

門、事務管理部門または利用可能なデータソース）ごとに有料

o SAP Concur が選定するコンテンツプロバイダからリスクコンテンツ（アラートや通知）をインポート

o SAP Concur が選定するコンテンツプロバイダからフライト遅延およびフライトキャンセルをインポート

o 以下を経由してユーザーから提供される場所情報

SAP Concur Mobile アプリでのチェックイン

Web 版 Concur Travel でのチェックイン

• Web 版の管理画面へのアクセス権（管理者の人数に制限なし）。それぞれの管理者に対して、アクセ

スできる管理ポータルの領域を個別に制限することができます。

• 自動メッセージ配信ルールを作成、管理することができる [目的地] 機能へのアクセス権。

• 自動メッセージ配信ルールを作成、管理することができる [ポリシー管理] 機能へのアクセス権。

• [マップ] 機能へのアクセス権。Risk Messaging Essentials の管理者は以下のことができます:

o グローバルマップの閲覧と登録ユーザーの所在地検索登録ユーザーが conTgo Mobile アプリで所

在地チェックインを済ませるか、旅程を TripIt または Risk Messaging Essentials からインポート

すると、ユーザーがマップに表示されます。所在地チェックインの内容は以下の通りです:

登録ユーザーの所在地を一度に一か所、サービスに対して送信します

登録ユーザーは Risk Messaging Essentials サービスを通じて、後述の通りキーワードやフリ

ーテキストによるコミュニケーションができます

o 多様なフィルターやオプションを使用して特定の登録ユーザーを選択します。

o 以下のオプションを使用して、マップインターフェースから選択した登録ユーザーと直接コミュニケーション

します。

コミュニケーションイベント

送信内容

コミュニケーションのタイプ（双方向のアラート、発信専用メッセージなど）



改訂: 2021 年 2 月

配信停止のオーバーライド

送信時間（即時または設定した時間）

• メッセージは、E メール、プッシュや SMS テキストなどの利用可能なコミュニケーションチャンネルのいずれか

を選択して送信されます。メッセージがアラートとして送信された場合は、メッセージに返信した登録ユーザ

ーが色で示されます。

o メッセージに含まれるすべてのユーザーのリストへのアクセス。ユーザーが OK と返信する前や、OK 以

外の返信をした場合でもステータスを OK としてマークできるオプションを含みます。

o 国ごとの最新リスク情報サマリーを表示。また、選択した国のリスクイベント最終更新情報。

o 選択した登録ユーザーの詳細な予約データ（セグメント）を表示。

o Excel または CSV ファイルでエクスポートできる登録ユーザーのリストを表示。

• メッセージ共有機能へのアクセス権。管理者は登録ユーザーは送信した共有メッセージを確認することがで

きます。

• Risk Messaging Essentials の管理者が発信専用または双方向アラート機能によって登録ユーザーに

情報を送ることのできる機能。

o このコミュニケーションには以下のような情報が含まれます:

メッセージ（管理者が入力するフリーテキスト。長いメッセージは分割されます）

通信手段（メールまたは SMS テキストメッセージ）

受信者 ID（メールアドレスまたは電話番号）

o 発信専用メッセージは登録ユーザーが返信することはできません。

o 双方向アラートは、管理者のリクエストに基づいて、短いメッセージを同じ通信手段で登録ユーザーが

返信することができます。

o 管理者は、現在・過去・将来の所在地または空港、航空会社、フライト番号、日付に基づいてコミュ

ニケーションに含める登録ユーザーを選択することができます。

• ユーザーへの自動返信に使用するキーワード。キーワードを使用すると、関連する返信が自動的に登録ユ

ーザーに送信されます。ユーザーに関する情報やユーザーの現在地の情報、あるいはキーワードを使用した

任意のメッセージを生成することもできます。

• リスク情報を処理し、以下のように登録ユーザーに知らせる機能:

o リスクアラートとリスク通知と呼ばれるリスク事象を SAP Concur が選択したリスク情報プロバイダから

自動インポート。

o リスク事象が起こるその時もしくはその 48 時間以内に該当の場所にいる登録ユーザーを特定するた

め、すべての旅程データとインポートされたリスク情報を照らし合わせます。



改訂: 2021 年 2 月

o 指定のメールアドレスに、リスクイベントの説明と影響を受ける登録ユーザーのリストを添えたメールが

送信されます。

o このメールを利用して、管理設定で定義された閾値のリスクレベルにある登録ユーザーへ、直接リスク

イベントを自動的に送信することができます。リスクイベントのリスクレベルが設定した閾値を超えると、

影響を受けるすべての登録ユーザーにリスクイベントのコピーが SMS メッセージで送信されます。

• 自動送信される出張前の勧告（PTA）メール、および PTA メールの送信履歴。

o PTA メールには SAP Concur のロゴと会社名で署名されています。

o 出発の何日前に PTA メールを作成して送信するかを設定することができます。

o PTA メールを配信するリスクレベル値（1～5）を定義することができます。

o メールの配信に失敗した場合の通知を送る E メールアドレスを定義することができます。

• グループ機能へのアクセス権。管理者が出張者のグループを作成することができます。グループには、コミュニ

ケーション機能があり、管理者はグループを検索し、グループに含まれるすべての出張者にコミュニケーション

タブから通知を送ることが可能です。

Concur Travel & Expense、Expense または Concur Request - Standalone サービスと組み合わ

せて使用する場合、以下の機能が利用できます。

• 出張中ではない登録ユーザーの現在地を示す「勤務地」などのプロファイルデータは自動で同期されます。

• 登録ユーザーは SAP Concur for Mobile から位置情報チェックインができます。

• マップ機能から、コミュニケーションする登録ユーザーの選択基準として勤務地を使用することができます。登

録ユーザーが以下のいずれかの情報を持っている場合はグローバルマップに表示されます:

o Sap Concur プロファイルに既定の場所が入力されている

o 出張旅程がある

o TripLink® の旅程

o 承認済みの Concur Request 旅程（Professional 版）

• Concur Request - Standalone サービスから提出された承認済みの申請をインポートして表示する

機能（Professional 版）



• Risk Messaging Essentials サービスの一環として、登録ユーザーにメッセージを送信するために SMS

メッセージまたはテキストメッセージ（以降、「SMS メッセージング」と総称）などのショートメッセージ送信

サービスやメールを使用することは、その時々に遅延や不達、あるいは不完全なメッセージが発生する可能

性があること、および、SMS メッセージングやメールの伝送処理は信頼性が低い可能性があり、伝送処理



改訂: 2021 年 2 月

に複数のサードパーティーを含んでいること、また、それぞれのネットワークや伝送が遅延や不達、あるいは

不完全なメッセージが発生する可能性がある特定の登録ユーザーのモバイル通信事業者や中間伝送会

社を含むことにお客様は承認、同意します。さらにお客様は、Risk Messaging Essentials サービスの

一環として、どのような形であれ、子やその他の者の安全のため、SMS メッセージングやメール送信に依存

するべきではないこと、かつ、遅延、不達または不備に固有のリスクを考えると、いかなる状況においても依

存することは不合理であり、そうした遅延、不達または不備に関連するすべてのリスクを引き受けることを理

解し、これに同意します。しかしながら Risk Messaging Essentials サービスは、追加の保証契約をい

ただくことなく複数の通信手段を有効にすることによって通信性を向上するよう努めます。

• お客様は、メッセージが暗号化されていない形式で送信されることを了解します。SAP Concur は法律で

認められている範囲内で、ネットワークの動作を保護するために、または任意の法律、規制、政府に遵守

するため、あるいはネットワークオペレータのお問い合わせや要件に応じて合理的に必要な範囲で SAP

Concur やそのエージェントのネットワーク上で送信されたメッセージを傍受し、開示することがあります。

• お客様は SAP Concur が現地法や地方条例によってその時々に目的の国に SMS メッセージやメール

を送信することができない（たとえばホワイトリストや海外からのメッセージなど）可能性があり、SAP

Concur がかかる不達に責任を負わないことを認めます。

• 以下の個人または登録ユーザーへのメッセージ送信について Risk Messaging Essentials サービスを

使用しないことを、お客様は承認します。

o お客様に、送信したり取り消したりする法的権利がないメッセージの送信。または、（登録ユーザーを

含み、個人の安全およびセキュリティに関する緊急メッセージの受信を除き）お客様が受信に同意し

ていないメッセージ。

o 宣伝や政治的な性質、違法、ハラスメント、強制的、虐待、登録ユーザーに承認されていないメッセー

ジ、緊急メッセージの範囲外、（SAP Concur から登録ユーザーへの通知に開示されていない）旅

行やビジネスに関する情報メッセージ、または（お客様が通知に同意している場合に）その通知の範

囲外のメッセージなどの素材または言語を含むメッセージ。

• お客様の法的および契約上の義務を満たすため、Risk Messaging Essentials サービスの下で行うメ

ッセージ送信または SAP Concur への送信指示に先立って、法律や契約で定められている通知を行

い、同意を得ること、または SAP Concur が行う通知と同意を得る方法をレビューすることはお客様の責

任であることをお客様は認めます。

• お客様は、Risk Messaging Essentials サービスの使用に関して登録ユーザーから受信解除要求など

の訴えを受けた場合、それらの訴えや受信解除要求をレビューするため直ちに SAP Concur へ提供する

ことを認めます。さらに、SAP Concur が登録ユーザーから直接またはお客様を通じて登録ユーザーから本

サービスに関する SMS メッセージ受信の同意を取り消す要求を受けた場合、SAP Concur が登録ユー

ザーを受信対象から取り消す権利を有すること、また、登録ユーザーから取り消しの要求があっても、SAP



改訂: 2021 年 2 月

Concur からお客様への責任または義務を負うことなく、受信必須の緊急メッセージの受信対象取り消し

要求を拒否する権利を有することを認めます。

• お客様は、Risk Messaging Essentials サービスから削除する必要のある登録ユーザーの携帯電話番

号（例: 離職した従業員）など、SMS メッセージの送信先となる現在の携帯電話番号を確認し、SAP

Concur や Risk Messaging Essentials サービスを定期的に更新します。

7.7.1.2 Risk Messaging Essentials のサービスレベルに対する責任

本書「サービス説明書」にこれと異なる定めがあっても、以下に定める [クライアントサポートサービスおよびサー

ビスレベルに対する責任] が Risk MessaginEssentials サービスに適用されます。

7.7.1.3 定義

Risk Messaging Essentials では、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「営業時間」とは、たとえばあるお客様にとって、お客様の処理標準時で SAP Concur の休日を除く月

曜日の午前 8 時 00 分から金曜日の午後 5 時 00 分を意味します。

• 「許容休止時間」とは、以下を意味します。

o SAP Concur の標準処理時間帯にルーチン計画保守を行うための休止時間（標準処理時間帯

は 1 週間に 2 時間以内とし、お客様の処理標準時で月曜日午前 6 時 00 分から金曜日午後 10

時 00 分までの間には、保守を実行しないものとします）

o あらかじめ計画され、書面によりお客様の承認を得た休止時間、または

o SAP Concur の適切な制御を超える事由による休止時間

SAP Concur はかかる休止時間の少なくとも 72 時間前に、計画休止時間をお客様に通知します。

• 「処理標準時」とは、お客様に対する本サービスの夜間処理について、お客様ごとに指定される標準時を

意味し、東部標準時、中部標準時、太平洋標準時、グリニッジ標準時、またはオーストラリア東部標準

時のいずれかとなります。

• 「RM サービス可用性」とは、ある暦月中にお客様が Risk Messaging Essentials サービスを利用で

きる合計時間のパーセンテージを意味します（許容休止時間を除く）。サービス可用性は、以下の算式

により算出します:

a = [(b − c) − d] × 100

b − c where:

「a」= その月における実際の可用度を示すパーセンテージ

「b」= その月の合計時間数

「c」= その月における許容休止時間の合計時間数



改訂: 2021 年 2 月

「d」= その月において本サービスが利用できない状態であった許容休止時間を除く合計時間数(つ

まり、許容しない休止時間)

7.7.1.4 サービス可用性

本サービス開始後、SAP Concur は、お客様と SAP Concur の間の契約期間中いずれの暦月において

も、99%以上の RM サービス可用性を実現します。お客様の唯一の法的救済および前述のサービスレベル

を実現する SAP Concur の全責任については、以下のとおりとします:

• 特定の月の不達成である場合、お客様は、次回の請求期間における Risk Messaging Essentials

サービスの継続的料金に対し、5%の控除を受けることができます。

• 上記に加え、連続する 12 か月の間に不達成の月が 3 か月あった場合、お客様は書面による解除通知

をもって、Risk Messaging Essentials サービスを解除することができ、その場合の解除は通知の日付

に効力を発生するものとします。

7.7.1.5 Risk Messaging Essentials のクライアントサポートサービス

• サポートサービス可用性 - お客様は、SAP Concur のサポートチケット提出の標準プロセスを介してイン

シデントを報告することにより、SAP Concur Support にアクセスできます。「インシデント」とは、Risk

Messaging Essentials サービスへの Web アクセスが妨げられたり、Risk Messaging Essentials

への予約インポートが失敗する、Risk Messaging Essentials からのメッセージ配信が失敗するなどの

繰り返し起こる異常な動作のことです。

• インシデント対応 - SAP Concur は、以下に記載されるとおり、個々のインシデントに対応するため、その

重大性に応じたレベルの合理的努力を尽くします。ただし、Risk Messaging Essentials サービスおよ

び SAP Concur の合理的な支配下に起因しない問題への対応については責任を負いません。

• 優先度の定義:

o 優先度 1（P1）: 運用環境で重大なインシデントが発生した結果、Risk Messaging

Essentials サービスが完全に利用できない状態となる、または Risk Messaging Essentials サー

ビスからのメッセージ配信がすべて失敗し、次善策もない場合。

o 優先度 2（P2）: 運用環境で重大なインシデントが発生し、大規模なユーザーグループに対して

機能の低下を招いた場合、または Risk Messaging Essentials サービスからのかなりの数のメッセ

ージ配信が失敗した場合（かなりの数とは、少なくとも 20 人のユーザー、または Risk Messaging

Essentials サービスからのメッセージ配信の 10％に影響がある場合を意味します）。

o 優先度 3（P3）: 運用環境でインシデントが発生し、小規模なユーザーグループに対して機能の

低下を招いた場合、または少数のメッセージが不達となる場合。

o SAP Concur は、個々のインシデントについて、上記の定義に照らしてその優先度を設定または変更

する権利を留保します。



改訂: 2021 年 2 月

• 例外および制限: SAP Concur は、SAP Concur の合理的な支配を超えて SAP Concur のシステ

ムやネットワークの外で発生した問題に関連するクライアントサポートサービスを提供する必要はありません

（例: SAP Concur のファイアウォール外で発生した問題）。

• クライアントサポートのサービスレベル: 本サービス開始後、SAP Concur は、お客様と SAP Concur

の間の契約期間中において SAP Concur Risk Messaging Essentials サービスに関する以下の事

柄を実現します:

o クライアントサポートのサービス反応度: インシデントの通知を受けた場合、SAP Concur の技術

サポート担当者は該当する管理権限者に対し、優先度 1 のインシデントについては 1 時間以内、優

先度 2 のインシデントについては 2 営業時間以内、優先度 3 のインシデントについては 8 営業時間

以内に、当該インシデントについて対応するために返信を行います。

o クライアントサポートサービスの解決目標: SAP Concur は本サービスのインシデントの特定後、

優先度 1 のインシデントについては 2 営業時間以内、優先度 2 のインシデントについては 2 営業日

以内、優先度 3 のインシデントについては 14 営業日以内に解決することを目標とします。ただし、解

決のために開発、構成のリソースまたはサードパーティー業者が必要である場合は、SAP Concur が

状況に応じて適切であると合理的に判断する解決目標とします。

o エスカレーションおよび解決手順: エスカレーション先は、サポートキックオフミーティングまたはその後の

ミーティングで SAP Concur サービスアカウントチームからお客様に通知されます。また、お客様がイ

ンシデントについて SAP Concur マネジメントによる対応をご希望の場合には、SAP Concur サポ

ートポータルからエスカレーションの理由を明示したインシデントコメントを追加してエスカレーション機

能を選択してください。エスカレーション機能による通知先は、クライアントサポートマネジメント部門お

よび任命されたエスカレーション担当者です。ただし、SAP Concur 担当者との間で解決を試み、イン

シデントが進行中のコミュニケーションタイムラインまたは P1 や P2 の目標時間内を超える時のみ、

対応要請してください。

• 分析レポート: SAP Concur はお客様に、上記で定められた Risk Messaging Essentials サービス

のサービスレベルの遵守を監視するための完全で正確な一連の分析レポート(以下、「レポート」)を、月次

ベースで提供します。SAP Concur は、お客様から SAP Concur ヘルプデスクに要請があった次の月か

ら、月次ベースでかかる分析レポートへのアクセスをお客様に提供します。

• トレーニング: Risk Messaging Essentials のためのトレーニングサービスは、お客様の管理権限者に

提供されるものであり、該当する場合にアラートを作成し発信する方法などの最も重要なタスクについて手

順を追って解説する管理ガイドで構成されます。上記以外のトレーニングサービスについては、追加料金

が必要となります。



改訂: 2021 年 2 月

7.7.2 RISK MESSAGING - PREMIUM

Risk Messaging Premium には、Risk Messaging Essentials 拡張サービスに適用される上記のサー

ビスに加え、以下の追加サービスが含まれます:


o データソースごとに追加料金が発生しない、SAP Concur プラットフォーム以外のサードパーティーの

データソースからの予約データのインポート。

o 単一の TMC からの複数のフォーマットの予約データのインポート。

o お客様がサードパーティーのリスクコンテンツプロバイダを選択し、コンテンツソースを SAP Concur

の仕様に従ってオープンなリスクコンテンツ API に接続するためのオプション。お客様には、新規のリス

クコンテンツプロバイダとの接続に関連して SAP Concur が支払った費用について、SAP Concur

に払戻をしていただく必要があります。ただし、お客様と SAP Concur との間で別段の書面による明

示の合意がある場合を除きます。

• PTA メール:

o お客様が追加の条件に従って PTA メールの特定のブランディングを行うためのオプション。

o 追加の条件に従ってお客様の固有のコンテンツを PTA メールに挿入するためのオプション。

• [目的地] サービスルール。指定されたデータフォーマットに基づいて自動でルール作成を行う機能を備え

た複数の [目的地] サービスルールを年 1 回アップロードするためのオプションを含みます。追加のアップロ

ードは別料金で購入することができます。

User Support Desk

User Support Desk は、Travel & Expense、Expense、Invoice、 Request サービス下で追加料金

にて提供される拡張サービスです。

サービスの内容は以下のとおりです:

• 電話（フリーダイヤル電話番号）、ライブチャット、またはお客様のエンドユーザー向け SAP Concur サ

ポートポータルを介したケース提出による、以下のレベル 1 サポートサービスを実施すること。

o お客様固有の設定における操作や機能についての質問に回答します;

o ユーザーサポートデスクサービスの実装期間中にあらかじめ定義したパラメータに従った本サービスの

お客様固有の設定に関するユーザーの質問に回答し、かつ、かかるあらかじめ定義したパラメータ以外

の質問をお客様の Service Administration 担当者に速やかにエスカレートすること。その後、お客

様の Service Administration 担当者は、該当するエンドユーザーに必要な返信を行います。

o ユーザーから報告されたエラー、またはエラーの可能性、あるいはサービスに関する問題の特定、トラブ

ルシューティング、解決についてしかるべき担当部署にインシデントを引き継ぎます。



改訂: 2021 年 2 月

• 上記のレベル 1 サポートサービスを以下の通りにします:

o Travel & Expense、Expense および Invoice Processing サービスについて、英語にて SAP

Concur の休日を含む 1 日 24 時間、年中無休。

o ヨーロッパにおけるサポート: Travel & Expense または Expense をご利用のお客様のみ、ドイツ

語、フランス語、イタリア語、スペイン語にて SAP Concur の休日を除く月曜日の午前 8 時 00 分か

ら金曜日の午後 5 時 00 分（グリニッジ標準時）まで。

o 北米および南米におけるサポート: Travel & Expense または Expense をご利用のお客様の

み、フランス語、スペイン語にて SAP Concur の休日を除く月曜日の午前 6 時 00 分から金曜日の

午後 2 時 00 分（太平洋時間）まで。

o アジアにおけるサポート: Travel & Expense または Expense をご利用のお客様、中国標準語

にて SAP Concur の休日を除く月曜日の午前 9 時 00 分から金曜日の午後 6 時 00 分（中国

標準時）まで。

o Invoice Processing の User Support Desk の言語サポートは、英語のみにて、月曜日から金

曜日の午前 7 時から午後 4 時（太平洋標準時）まで提供されます。

• 一般的な質問と回答を検索できる SAP Concur Knowledge Base へのアクセス;

• お客様が SAP Concur サポートポータルで生成できるサービスレポートへのアクセス。次の項目が含まれ

ます。

o メールアドレス

o ケース番号

o トピック

o 件名

o ステータス

o 作成日

o 最終コメント日

o 終了日

Service Administration

Service Administration は、Travel & Expense、Expense、Travel、Invoice Processing 、

Request サービスで、追加料金にて提供される拡張サービスです（以下で説明）。

Service Administration サービスには、個別に注文できる以下の拡張サービスが含まれます:



改訂: 2021 年 2 月

7.9.1 SERVICE ADMINISTRATION

Service Administration を構成する機能は以下の通りです：

• 1 名以上のコンサルタントへのアクセス。SAP Concur コンサルタントは、お客様の第一連絡先となってい

る方と協力して以下を遂行します:

o サポートケースと設定リクエストの窓口

o 管理上の依頼に対する支援

o 標準設定と標準レート（利用可能な場合）を使用した既存設定の年次メンテナンス

o 月次リリースノートのレビュー、および目標達成に最適な設定と戦略を提供

• Service Administration 担当者とは、SAP Concur サポートポータル（推奨）、電話、またはメー

ルにより、通常の営業時間内に連絡が可能です。

• サポートは主に英語で行います。一部の地域では、スペイン語、フランス語およびドイツ語のサポートも利用

可能です（ただし、他のチームに引き継がれたサポートタスクは英語で対応される場合があります）。

Professional 版では、日本語、標準中国語でも可能です。

Service Administration 拡張サービスを注文すると、お客様は次の行為を SAP Concur に許可すること

になります。

• お客様の代わりとなって、設定変更プロセスを開始すること

• サービスリクエストに対応するため、お客様指定の旅行会社がある場合は、お客様の代わりに当該会社と

連絡を取ること

7.9.2 SERVICE ADMINISTRATION – ELITE

Service Administration – Elite は、Travel & Expense、Expense または Travel サービスの下で、

Service Administration に付随して注文できる拡張サービスです。Service Administration – Elite

に含まれる上記のサービスは、下記のサービスとともに Service Administration に適用されます。

• お客様の Travel および/または Expense サービスの構成の年次レビュー。コンサルタントとお客様は、お

客様にとって関心がある構成の要素にフォーカスしたレビューについて、合意に基づく計画を策定します。こ

のレビューには、以下の項目が含まれる場合があります:

o 未使用だがお客様に有益である可能性がある機能

o お客様の出張と経費についてのポリシーを SAP Concur のサービスにおいてより効果的に実施するた

めの機会

o 出張経費に関するお客様の目標について、および SAP Concur が目標達成をどのようにサポートで

きるかについての協議



改訂: 2021 年 2 月

• 場合に応じて複数の地域、事業ユニットまたは子会社を代表するお客様の連絡担当者との、4 回までの

月次ステータス確認コールの促進。

• Concur Expense または Travel & Expense を他の拠点に展開する場合、または TMC を変える場

合のサポート。コンサルタントは、背景説明とガイダンスを提供するために実装確認コールに参加するととも

に、SAP Concur の実装チームとお客様との間のパートナーシップにおいて活動します。

• 標準またはカスタムの構成およびレートのための、既存の Travel Allowance の構成の年次メンテナン

ス。

• Custom Travel Allowance サービスが導入されている場合、同サービスのメンテナンスのために必要な

Custom Travel Allowance ワークシートの記入についてのサポートとガイダンスの提供。

7.9.3 高等教育機関向けの SERVICE ADMINISTRATION

高等教育機関向けの Service Administration は、Professional 版でのみご利用いただけます。

高等教育機関向けの Service Administration は、Travel & Expense サービス、Expense、Invoice

Processing サービスの下で、注文に応じて提供する拡張サービスです。

高等教育機関向けの Service Administration の内容は以下の通りです:

• 1 名以上の Service Administration 担当者へのアクセス。Service Administration 担当者は、

高等教育機関のお客様選任で以下を遂行します。

o サポートケースと設定リクエストの窓口。

o 管理上の依頼に対する支援。

• 担当者とは、SAP Concur サポートポータル、電話、またはメールにより、通常の営業時間内に連絡が

可能です。

• 英語のみサポートしています。

• お客様のサービス構成の年次レビュー。Service Administration 担当者とお客様は、お客様の関心が

ある構成要素にフォーカスしたレビューについて、合意に基づく計画を策定します。このレビューには、以下の

項目が含まれる場合があります:

o 未使用だがお客様に有益である可能性がある機能

o お客様の出張と経費についてのポリシーを SAP Concur のサービスにおいてより効果的に実施するた

めの機会

o 出張経費に関するお客様の目標について、および SAP Concur が目標達成をどのようにサポートで

きるかについての協議

• Travel および/または Expense Service 間の整合を保つために必要とされる際の、お客様の旅行会

社との共同。



改訂: 2021 年 2 月

• 導入を開始する前の新しいサービスの構成および継続的な構成に関する、SAFE-Start の部門横断的

レビュー。

• 標準またはカスタムの構成およびレートのための、既存の Travel Allowance の構成の年次メンテナン

ス。

高等教育機関向けの Service Administration 拡張サービスを注文すると、お客様は次の行為を SAP

Concur に許可することになります。




7.9.4 サービスアシスタント

サービスアシスタントは、Travel & Expense サービス、Expense、Invoice Processing サービスで、追

加料金にて提供される拡張サービスです。


• 1 名以上の SAP Concur サービスアシスタントコーチへのアクセス。SAP Concur サービスアシスタント

コーチは、お客様の第一連絡先となっている方と協力して以下を遂行します:


o 標準設定と標準レート（利用可能な場合）を使用した既存設定の年次メンテナンス

o リクエストに応じたコーチングセッション

• サービスアシスタントコーチとは、SAP Concur サポートポータル、専用電話回線、チャットまたはメール

により、通常の営業時間内に連絡が可能です。

• 英語および日本語でサポートしています。

サービスアシスタント拡張サービスを注文すると、お客様は次の行為を SAP Concur に許可することになりま

す。




7.9.5 CONCUR ADVANCED CARE

Concur Advanced Care は、Travel & Expense サービス、Expense、Invoice Processing サービ

スの下で、注文に応じて提供する拡張サービスです。 Concur Advanced Care には、以下が含まれます。

• 1 人以上の SAP Concur 担当者による以下の提供：



改訂: 2021 年 2 月



o 管理者に対するトレーニング

• 英語のみサポートしています。

• SAP Concur サポートポータル、電話、または E メールにより、営業時間内に SAP Concur 担当

者への連絡が可能です。

• お客様が導入されているサービス構成の年次レビュー SAP Concur 担当者は、お客様と一緒に、

未使用だがお客様に有益である可能性がある機能や、より効果的にサービスをご活用いただく機会、

またお客様の目標を達成するためにどのように SAP Concur がお手伝いできるかなどについてレビュー

をします。

• Travel および/または Expense Service 間の整合を保つために必要とされる際の、お客様の旅行

会社との協力。

• 重要業績評価指標 (KPI) を測定するスコアカード

Advanced Care を注文すると、お客様は次の行為を SAP Concur に許可することになります:

• お客様の代わりに、SAP Concur とお客様の間で合意されたサービス構成を変更すること。

• サービスリクエストに対応するため、お客様指定の旅行会社がある場合は、お客様の代わりに当該会

社と連絡を取ること。

7.9.6 CONCUR SELECT CARE

Concur Select Care は、Travel & Expense、Expense、 Travel に対して提供可能な拡張サービスで

す。Concur Select Care には、以下が含まれます。

• 担当の Select Care マネージャーによる以下の提供：


o ビジネスの優先順位と主要なマイルストーンに基づいてカスタマイズされたサポート

o Concur ポートフォリオの機能拡張計画を含む、2 年ごとのロードマッププレゼンテーション

o 特定の技術及び機能専門家へのアクセス。Select Care マネージャーは必要に応じて、適

切な専門家との打合せを設定します。

• サポートは主に英語で行います。一部の地域では、スペイン語、フランス語、日本語、ドイツ語、中国

標準語のサポートも利用可能です（ただし、他のチームに引き継がれたサポートタスクは英語で対応

される場合があります）。



改訂: 2021 年 2 月

• サポートケースの優先的処理

(i) P2 (高) - 2 時間以内の初期応答、3 営業日以内の解決目標 (解決、ワークアラウンド、また

はアクションプラン)

(ii) P3 (中) - 4 時間以内（営業時間内）の初期応答

(iii) P4 (低) - 8 時間以内（営業時間内）の初期応答

• 導入を開始する前の、新規及び継続的な導入に関する部門横断的レビュー。

• 主要なジョブとインターフェースの監視

• お客様が導入されているサービス構成の年次レビュー。 Select Care マネージャーは、お客様と一

緒に、未使用だがお客様に有益である可能性がある機能や、より効果的にサービスをご活用いただく

機会、またお客様の目標を達成するためにどのように SAP Concur がお手伝いできるかなどについて

レビューをします。

• 導入プロジェクトを必要としない、システム構成変更の定期的な調整

• Travel および/または Expense Service 間の整合を保つために必要とされる際の、お客様の旅行

会社との協力。

• 重要業績評価指標 (KPI) を測定するスコアカード

• 重大なインシデント及び大規模なシステム停止状態が起こった際の優先的なコミュニケーション

Concur Select Care をご注文いただくと、お客様は次の行為を SAP Concur に許可することになります:

• お客様の代わりに、SAP Concur とお客様の間で合意されたサービス構成を変更すること。

• サービスリクエストに対応するため、お客様指定の旅行会社がある場合は、お客様の代わりに当該会

社と連絡を取ること。

ExpenseIt®

ExpenseIt は、Travel & Expense および Expense サービスで追加料金にて提供される拡張サービスで

す。ExpenseIt 拡張サービスは、これらのサービスを購入済みのお客様にのみご利用いただけます。

これらの拡張サービスには、次の機能が含まれています。

• サポートされているモバイルデバイスで撮影した領収書の写真を SAP Concur に送信して利用する。

• 経費取引を SAP Concur サービスで自動作成する。SAP Concur は、権限のある ExpenseIt ユー

ザーから受信した領収書イメージから、領収書情報を読み取ります。

• ExpenseIt の自動一致機能により、コーポレートカード取引および出張の取引を生成する。

• 権限のある ExpenseIt ユーザーから受信したホテルフォリオから、明細を自動作成する。



改訂: 2021 年 2 月

• 本サービスは、本サービスで使用する領収書のレビューや値や情報の抽出・分類・予測などの信頼性・有

効性を継続的に向上させることを目的として、お客様データを含むデータや情報に機械学習技術を適用し

ます。

TripLink®

TripLink は、Travel & Expense、Expense、および Travel サービスで、追加料金にて提供される拡張


TripLink には、以下が含まれます:

• 複数のソースから旅程をインポートする機能

• 代理店による予約とインポートされた予約を単一の SAP Concur 旅程にまとめて確認する機能

• Concur Travel Trip Library に統合された旅程を手動で操作する機能

• Expense における旅程ベースの監査ルール

• TripLink 出張データを Cognos で利用する機能

• サードパーティ予約プロバイダから集約した旅程データを統合する機能

• アグリゲーター向けの Concur Request と統合されたワークフロー機能

• ユーザーが自分のアカウントを参加サプライヤーにリンクする機能。参加サプライヤーに、自分のアカウントへ

のアクセス権限を付与できます。

• SAP Concur サービスで、提携サプライヤーまたはアグリゲーター経由で予約した出張の出張予約データ

をキャプチャする機能。

• SAP Concur サービスプロファイルを提携サプライヤーのロイヤルティ口座とリンクする機能。

• 参加サプライヤー経由で予約する際にお客様の企業割引に自動的にアクセスする機能。

• 出張旅程の詳細を SAP Concur サービスおよび SAP Concur Mobile アプリからアクセス可能にする

機能。TripIt アカウントを持ち、SAP Concur に接続しているユーザーの旅程詳細は TripIt で利用す

ることができます。



• Concur Request との統合したワークフロー機能は、予約ツールを提供している限られたサードパーティーか

ら集約された旅程データのみを扱い、Concur Request をご利用のお客様にのみ提供されます。

• 予約ツールを提供している限られたサードパーティーから集約された旅程データの統合機能は、追加の導入サ

ービスが必要となり、追加料金が発生します。お客様は、サードパーティプロバイダへのアクセス権を保持す

る責任を負います。



改訂: 2021 年 2 月

• この機能は、中国または日本のお客様は対象外となります。

7.11.2 TRIPIT PRO

SAP Concur 米国（北米）データセンターまたはを EMEA データセンターを使用し、TripLink 拡張サー

ビスを購入済みの、米国、カナダ、英国、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、デンマーク、フィンランド、アイスラン

ド、ノルウェー、スウェーデン、ドイツ、スイス、オーストリア、フランス、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、日

本、香港に所在するお客様は、TripIt Pro の無料サブスクリプションを利用できます。

• 無料の TripIt Pro サブスクリプションのアクティベーションには、以下が必要です。

o TripIt アカウントがないお客様は、TripIt アカウントを作成して TripIt のユーザー同意書に合意しま

す。

o TripIt ユーザーが、自身の SAP Concur アカウントを TripIt アカウントにリンクします。

• この無料サブスクリプションは、お客様が TripLink を使用していて、かつユーザーがお客様のユーザーであ

る限り、引き続き使用されます。以後、ユーザーは TripIt アカウントを自分の有料サブスクリプションで引き

続き使用するか、基本の無料版に戻ることができます。

TripIt Pro のサポート言語は、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、英語（英国）のみです。

TripIt Pro のサブスクリプションには、以下が含まれます:

• SAP Concur と TripIt 間の旅程の同期。

• メール、プッシュ通知、または（利用可能な場合）SMS 通知のいずれか、ユーザーが指定した方法によ

りユーザーに送信される、以下に関するリアルタイムのフライトアラート。

o フライトの遅延および欠航

o 搭乗ゲートの変更

o 24 時間チェックイン通知

o 出発 4 時間前確認

o 乗り継ぎ時間、ゲートおよび現在のフライト状況を含む乗り継ぎ便情報

o ターミナルおよびゲートの情報

o 手荷物受取情報

o 空港への出発時刻をユーザーに知らせる Go Now 機能

o 選択した米国の空港でセキュリティチェックを通過する為の所用時間

• 代替フライト検索機能。リアルタイムの座席状況など、同じ航空会社や他の航空会社のフライトのオプショ

ンを表示します。航空会社や旅行会社に連絡してフライトを再予約する責任はユーザーにあります。



改訂: 2021 年 2 月

• ポイントトラッカー機能。残高や有効期限などの TripIt 指定のロイヤルティプログラムアカウント情報を

追跡できます。

• 他の TripIt ユーザーを指定して出張プランの共有と通知することができる Inner Circle 機能。ただしユ

ーザーがプライベートとして指定した旅行を除きます。(この機能はアメリカ合衆国でのみご利用できます。)

• ユーザーが好みの座席を設定し、条件に適う座席が利用可能になったときに通知を受け取る座席トラッカ

ー機能。

• TripIt に指定した航空会社の米国路線のエコノミークラスの航空運賃を、航空券の購入後に監視しま

す。割引を取得するため、ユーザーに電子メール、プッシュ、または（利用可能な場合）SMS 通知のい

ずれか、ユーザーが指定した方法によりを送信します。航空会社に払戻または振込を要求する責任はユー

ザーにあります。

• TripIt のサードパーティーの旅行パートナーが提供する出張の便益は、そのパートナーの利用規約に従う

ものとします。

7.11.3 TRIPIT FOR TEAMS

SAP Concur 米国（北米）データセンターを使用している米国、カナダ、英国、オーストラリア、シンガポー

ル、マレーシア、および香港に所在するお客様は、TripIt for Teams を有効にして、TripIt Pro をさらに活

用することができます。TripIt for Teams のサポート言語は英語のみです。

TripIt for Teams には、以下が含まれます:

• 所有者、管理者、および出張者のロールを持つ TripIt ユーザーで構成する出張チームを作成する機

能。

• 管理者がメンバーの出張計画を作成し管理する機能。

• 出張チームメンバーの次の出張計画を表示する管理者用のダッシュボード。

• TripIt for Teams の所有者は会社レベルで複数のチームを作成して、各チームのメンバーシップを管理

することができます。

• チームの出張カレンダー。

Concur Request – Add-On

Concur Request – Add-on は、Professional 版でのみご利用いただけます。

Concur Request – Add-On は、Travel & Expense または Expense サービスの下で、追加料金にて

お客様が購入できる拡張サービスです。



改訂: 2021 年 2 月

Concur Request – Add-On の拡張サービスを構成する機能は以下の通りです:

• 定義済みの企業ポリシーとルールに基づき、Concur Requests の作成、送信、承認および処理を自動

化する機能

• Expense サービスおよび Travel & Expense サービスと統合し、事前申請や経費精算レポートを自

動的に作成する機能

Central Reconciliation

Central Reconciliation は、Professional 版でのみご利用いただけます。

Central Reconciliation は、Travel & Expense、Expense または Concur Request –

Standalone サービスの下で、注文に応じて追加料金で提供する拡張サービスです。

Central Reconciliation サービスは、以下から構成されます:

• 会社のロッジカードにより生成された請求書の一元的突合せを自動化する機能。Concur Request と

合わせて購入された場合、請求書を Concur Request の事前承認経費と突合することができます。

• Concur Request（事前申請）サービスと統合し、Concur Request ヘッダーの従業員 ID と配賦

率に基づいて請求書を配賦することができます。

Invoice Management （請求書管理）

Invoice Management は、Invoice Processing サービスの下で、お客様の注文に応じて追加料金にて

提供される拡張サービスです。Invoice Management サービスが提供する、個別に注文可能な拡張サー

ビスは以下の通りです:

7.14.1 INVOICE CHECK PAYMENTS

Invoice Check Payments は、小切手の印刷処理で構成されています。これは、支払請求管理によって

処理される支払請求に対し、お客様の代わりとなって支払先に支払うための指定の銀行口座情報を使い、小

切手を発行し郵送します。Invoice Check Payment は米国（米国ドルのみ）およびカナダ（カナダドルの

み）で処理される小切手支払にのみ利用できます。


Invoice Check Payment が導入されている場合は、以下の説明にある前提条件をお客様がすべて完了

し、かつ実装が完了した後、SAP Concur は以下の項目について責任を負うことに同意します:

• Invoice Processing から請求書の支払申請を受け取ること。

• お客様に代わって、特定の Invoice Check Payments の支払申請を支払うための小切手の発行と

郵送を支払スケジュールに従って開始すること。



改訂: 2021 年 2 月

• SAP Concur が処理することのできるすべての Invoice Check Payments による支払をお客様に確

認します。また、SAP Concur が処理または郵送できないすべての Invoice Check Payments による

支払をお客様に通知します。

• SAP Concur が唯一の原因で生じた、Invoice Check Payment の請求に一致しないエラーや、お

客様に承認されていないエラーのために Invoice Payments の支払が発生した場合、いかなる支払に

対しても SAP Concur は責任を負います。SAP Concur が負うこれらの責任は、お客様が SAP

Concur への適正な請求権の譲渡を行い、誤った請求書支払の回復を支援するために SAP Concur

および法執行機関、銀行当局と充分協力することを条件とし、SAP Concur とお客様の契約書に定め

る直接の損害に対する賠償責任の制限対象とはなりません。

• これと異なる規定があっても、次に挙げる条件に当てはまる場合は、支払の発信を保留あるいは遅延させ

るいかなる決定、または予定される支払に影響するいかなる決定から生じる損害に対しても、SAP

Concur および SAP Concur の銀行は責任を負いません。

o 必要なセキュリティ手続きによって、かかる支払を検証するために行った合理的な努力が失敗した後、

または

o お客様の弁済能力に起因するもの


Invoice Check Payment が導入されている場合、お客様は以下の項目について責任を負うことに同意し

たものとみなされます。

• 本契約書によってお客様は、SAP Concur および SAP Concur の銀行がお客様の代わりとなって

Invoice Check Payment の特定の請求に対する小切手を発行することを許可します。


o Invoice Check Payments のための、お客様の銀行口座を提供すること

o サプライヤーへ支払うスケジュールを決定する支払条件を指定すること

o 会社ロゴや会社の住所、電子署名など SAP Concur が小切手のひな形を作成するのに必要な情

報や画像を提供すること

o SAP Concur と SAP Concur の銀行が Invoice Check Payments を行うための適切な情報

を、SAP Concur が承認した書式にて提供すること

o お客様の銀行口座に、Invoice Check Payments を全額支払える充分な資金を支払スケジュー

ルに合わせて適時に提供すること

o Invoice Check Payment における支払停止依頼をお客様の銀行口座に通知すること

o 支払先に支払うべき延滞料を支払うこと



改訂: 2021 年 2 月


の回復を支援するために SAP Concur や法執行機関、銀行当局と充分協力すること




o Invoice Check Payment の利用に関連して、資金洗浄などの不正行為や犯罪に関与しないこと


ること

• Invoice Check Payment は、お客様に信用力があると SAP Concur が判断する限り、またお客様

が Invoice Check Payment のためのすべての前提条件を完了し提供する場合に限り利用可能で

す。

7.14.1.4 定義

Invoice Check Payments では、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「小切手」とは、その提示があり次第、お客様の銀行口座から該当の支払先に特定の金額を支払うことを

お客様の銀行に指示する注文書を意味します。

• 「お客様の銀行口座」とは、Invoice Check Payments での引き落とし（返金や戻入の場合は振

込）を SAP Concur に指定する米国内のお客様の銀行の口座を意味します。


米国の金融機関を意味します。

• 「請求書支払申請」とは、支払スケジュールに従って当該支払先に支払うために、お客様が指定した銀行

口座からの各資金移動に対する支払額を意味します。

• 「請求書支払スケジュール」とは、Invoice Check Payments を実施するためのサプライヤーグループ

ごとの毎日のスケジュールを意味します。

• 「請求書支払」とは、Invoice Check Payments における小切手の発行および郵送処理を意味しま

す。


o お客様の不履行により、指定された日に Invoice Check Payment の申請を全額支払うための

充分な資金を提供することができない場合。または

o 資金不足またはそれ以外の理由で、Invoice Check Payments の申請のお客様の銀行口座に

対する小切手の引き落としが棄却または返却された場合。



改訂: 2021 年 2 月

• 「サプライヤー」とは、請求書 ACH 支払において、Concur Invoice で特定された金額で請求書支払

を受ける資格があるとお客様が SAP Concur に認定したサプライヤーを意味します。

• 「サプライヤーの銀行口座」とは、Invoice Check Payments での入金(返金や戻入の場合は引き落

とし)を SAP Concur に指定する米国またはカナダのサプライヤーの銀行の口座を意味します。

• 「サプライヤーの銀行」とは、サプライヤーの銀行口座がある金融機関であり、お客様が SAP Concur に

指定する米国またはカナダの金融機関を意味します。

7.14.2 INVOICE CAPTURE

Invoice Capture は、請求書、小切手請求、貸方票、借方票（以後、まとめて「請求書」と呼びます）の

受領と画像キャプチャ、および Invoice Processing サービスにおいてワークフロー処理を開始するための支

払申請のアップロード、検証および割り当てで構成されます。Invoice Capture は、Invoice Processing

サービスで定義されるすべての通貨をサポートしています。Invoice Capture は、以下の言語をサポートしま

す: 英語、オランダ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、デンマーク語、フィンランド語、ノルウェー

語、スウェーデン語、イタリア語、チェコ語、リトアニア語、ラトビア語、エストニア語、トルコ語、スロベニア語、ルー

マニア語、ハンガリー語、中国語、日本語、ポーランド語。

Invoice Capture は次のアクションで構成されます:

• 請求者（お客様のユーザー、支払先、または代理店）が支払申請を E メールまたは FAX で送るか、も

しくは写しを下記に記載の方法で送ります:

o E メールで請求書を送る場合、請求者がお客様専用のメールアドレス宛に請求書を送信することに

より、請求書画像は自動的に Invoice Capture サービスにアップロードされます。件名には、請求

書番号および/または支払先名を含める必要があります。

o FAX で請求書を送る場合、請求者は SAP Concur が請求書受信用に指定した FAX 番号宛に

請求書を FAX 送信します。FAX には、お客様の会社名、請求者の名前および請求者の電話番号

を記載したカバーページが必要です。その後、SAP Concur がファイルを Invoice Capture サービ

スにアップロードします。

o 領収書の写しの場合は、請求者は指定の私書箱番号に送付します。SAP Concur が写しを受け

取ると、開封して分別します。次に、それぞれの写しをスキャンし、その画像を Invoice Capture サ

ービスにアップロードします。

• 受領された請求書は、光学式文字認識（OCR）ソフトウェアにより処理されます。SAP Concur は、

Invoice Processing サービスに次のデータフィールドを照合または入力します: 支払先、請求書番号、

請求日、発送情報、請求総額、発注番号。

• Professional 版のお客様:



改訂: 2021 年 2 月

o SAP Concur は、Invoice Processing サービスに次のデータフィールドの照合または入力も行い

ます: 通貨、請求総額。

o お客様は、以下の追加フィールドをキャプチャすることを選択できます: 請求税総額、請求税フィール

ド、請求書出荷総額、請求書の所有者、発注番号。

o お客様は、サービスに 1 つの追加のカスタムデータ要素を処理させることを選択できます。

• Invoice Line Item Capture を購入していない場合、請求書 1 件の総額に対し 1 つの行項目が作

成されます。Invoice Processing サービスでその行項目をコード化、またはそれを複数の行項目に分割

することは、お客様の責任となります。

• 照合が完了すると、請求書を Invoice Processing サービスのワークフローの処理開始待ちに割り当て

ます。次にお客様は適切な経費コードを割り当て、支払申請を適切な承認者に割り当てます。お客様は

請求書所有者の自動キャプチャ機能を有効にすることができます。自動キャプチャが有効で、請求書上で

正常に所有者を特定できる場合、その請求書はコード化のため自動的にその個人へ転送されます。

• Invoice Capture サービスで認識されていない支払先に関連する請求書は、「暫定 - 新規支払先」に

割り当てられます。Invoice Processing サービスにおいて承認済みの支払先レコードを作成し、請求書

をその承認支払先に割り当てることは、お客様の責任です。

• SAP Concur が電子的に請求書を受領した場合、Invoice Capture サービス全体に関する平均処

理時間（請求書が SAP Concur に受領された時点からお客様の処理開始待ちに入るまで）は、通

常、SAP Concur の休日を除いた 2 営業日以内です。

• SAP Concur が FAX またはコピーの郵送で請求書を受領した場合、Invoice Capture サービス全体

に関する平均処理時間は、電子的に受領した標準の処理時間である SAP Concur の休日を除いた 2

営業日に 1 営業日追加されます。

• お客様から受領した請求書が何らかの理由（例:FAX のカバーページがない、受領した文書が請求書で

はない）で支払申請に添付できない場合、SAP Concur は問題解決のため当該請求書をお客様に返

送します。お客様は、郵送とメールのどちらで返送されるかを選択することができます。郵送を選択した場

合、お客様は各返送に関連するすべての発送と発送に関わる費用の責任を負い、運送業者が直接お客

様に請求できるよう、関連するすべての口座番号を SAP Concur に提示する必要があります。Invoice

Capture の実装期間中、発送元と返送先はすべて識別されている必要があります。請求書以外の文書

とは、領収書、取引明細書、支払先の明細書、経費払戻フォーム、徴収通知書、調査書、チラシ、広

告、価格表、カタログ、移転通知などが挙げられます。

• SAP Concur はお客様の要望に応じて、Invoice Capture サービスの構成中、お客様から提供された

すべてのハードコピーおよび電子情報を、次のいずれかの方法に従って月次単位で廃棄します。

o 前述のとおり、請求書のアップロード後 30 日以内に、ハードコピーを細断し、電子情報を完全に削除

します。



改訂: 2021 年 2 月

o 最終処分のため、各国のお客様ごとに梱包し、お客様の管理者宛に送ります。すべての発送と発送

に関わる費用はお客様が負担します。また、運送業者が直接お客様に請求できるよう、関連するすべ

ての口座番号を SAP Concur に提示します。Invoice Capture の実装期間中、発送元と返送

先はすべて識別されている必要があります。

7.14.2.1 定義

Invoice Capture では、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「カスタムデータ要素」とは、請求書ヘッダー上のデータ要素のうち、Invoice Capture サービスで処理さ

れる標準的データ要素（例: 支払先名、請求書番号、請求日、通貨、請求総額、請求税総額、税

額、請求書出荷総額、請求書所有者、発注番号）ではなく、システムが認識可能なデータ要素または

人が認識可能なデータ要素であるものを意味しています。

• 「請求書ヘッダー」とは、請求書に記載されており、その請求書全体を定義するデータ要素を意味していま

す。

• 「認識不能なデータ要素」とは、請求書ヘッダー上のデータ要素のうち、システムが認識可能なデータ要素

でも人が認識可能なデータ要素でもないものを意味しています。これらは Invoice Capture サービスの

一環として処理することはできません。

• 「人が認識可能なデータ要素」とは、請求書ヘッダーに一貫して含まれているデータ要素であって、明確に

または一貫して表示されてはいないものの、SAP Concur 宛ての書面にパターンまたは識別子が記載さ

れており、SAP Concur がそれらのユーザーが特定可能であると判断するものを意味しています。

• 「システムが認識可能なデータ要素」とは、請求書ヘッダーに一貫して含まれているデータ要素であって、

明確に表示されており、記述フィールドのような文字列の中に埋め込まれていないデータ要素を意味してい

ます。

7.14.3 INVOICE LINE ITEM CAPTURE

Invoice Line Item Capture は、Invoice Capture 拡張サービスに関連して注文いただけるサービスで、

領収書や請求書、小切手請求、貸方票、借方票（以後、まとめて「請求書」と呼ぶ）のスキャンまたは入力

および検証、および Invoice Processing サービスにおいてワーフクロー処理を開始するためのアップロード、

検証および割り当てで構成されます。Invoice Line Item Capture は、Invoice Processing サービスで

定義されるすべての通貨をサポートします。Invoice Line Item Capture は、 Invoice Capture がサポ

ートする言語と同じ言語をサポートします。



改訂: 2021 年 2 月

Invoice Line Item Capture は次のアクションで構成されます:

• 上記 Invoice Capture サービスの説明の通り、請求書の受領後 OCR でスキャンされ次第、SAP

Concur は Invoice Processing サービスに以下のデータフィールドを照合または入力します:

o ヘッダーレベル: 支払先名、請求書番号、請求日、請求書合計、請求書の所有者、税フィールドお

よび発注番号。

Professional 版のお客様:

SAP Concur は、Invoice Processing サービスに次のデータフィールドの照合または入力を

行います: 通貨

お客様は、以下の追加フィールドをキャプチャすることを選択できます: 請求税総額、請求書出荷

総額、請求書の所有者、税フィールド、発注番号。

o 行項目レベル: 単価、数量、説明、行の合計、税フィールド。

Professional 版では、Invoice Processing サービスに次のデータフィールドを照合または入力し

ます: 品番、説明、数量、税フィールド、単価。

• Invoice Line Item Capture には請求書 1 件につき平均 5 つの行項目が含まれます。それを超える

行項目には追加料金が発生します。追加料金は、以下の超過について計算されます。

o Invoice Line Item Capture の基準請求書数を超過した実際の請求書数、または

o 定められた請求期間における実際の請求書数に対して Invoice Line Item Capture に含まれる

総行項目数を超える実際の行項目数。

たとえば、以下のようになります。

o 請求期間中の基本請求書数が 1,000 件のお客様が 500 件の請求書を使用すると、5,000 まで

の行項目が Line Item Capture の基本料金に含まれ、5,000 を超える数の行項目については

増分で追加料金が発生します。

o 請求期間中の基本請求書数が 1,500 件のお客様が 1,500 件の請求書を使用すると、7,500 ま

での行項目が Line Item Capture の基本料金に含まれ、7,500 を超える数の行項目については

増分で追加料金が発生します。

• 行項目が 40 を超える請求書は 1 つの行項目として処理され、請求総額のみが取り込まれます。すべて

の公共料金（電気、ガス、ケーブルなど）の請求書も、1 つの行項目として処理されます。

• Invoice Capture について説明されているその他のすべてのアクションは、Invoice Line Item

Capture にも適用されます。



改訂: 2021 年 2 月

7.14.4 PURCHASE REQUESTS FOR INVOICE

Purchase Requests for Invoice はユーザーの購入申請に関する情報を記録し、それを承認フローに回

すことができます。そして、その購入申請は発注情報へと移行することができます。請求書を受け取り、SAP

Concur のシステムの中で請求書の支払申請を作成した際、システムはその請求書と適切な発注書を照合

します。

Company Bill Statements

Company Bill Statements は、Professional 版でのみご利用いただけます。

Company Bill Statements は、Travel & Expense サービスまたは Expense サービスの下で、注文

に応じて追加料金で提供する拡張サービスです。アクティブな時は経費精算レポートのその他の種類である取

引明細レポートが利用可能になります。取引明細レポートは、期間をあらかじめ定義することができます。支払

カード取引は、取引明細書日付に基づく突合せのために提供されるタイムスタンプに基づいて自動的に取引

明細レポートに関連付けられます。

Connectors and Web Services

コネクタおよび Web サービスは、個別に注文することができる以下の拡張サービスを含む拡張サービスです。

7.16.1 CONCUR SALESFORCE CONNECTOR

Salesforce Connector は Expense または Travel & Expense サービスタイプの下で注文できる、既

存の SAP Concur および Salesforce インスタンスのための非カスタムのリアルタイムインテグレーションです。

Salesforce Connector は、個人の Salesforce アクセスを使用して、アクティブなオポチュニティと連絡先を

経費入力と連携させ、そのデータを分析レポートで利用可能にすることができます。Chatter を経由して出張

計画を共有する能力も提供します。Salesforce インスタンスにおけるお客様のパフォーマンスはコネクタの処理

速度の決定要因です。

7.16.2 PROCUREMENT NETWORK INTEGRATION

Procurement Network Integration は、Invoice Processing サービスで追加料金にて提供する拡

張サービスです。Procurement Network Integration は、お客様の SAP Concur サービスと Ariba

Network 調達・購買システム間でデータを受け渡すためのコネクタを提供します。非カスタムのリアルタイム統

合をサポートしており、Ariba Network から SAP Concur サービスに請求書データをインポートすることがで

きます。

Procurement Network Integration は、データ交換に Ariba Network を使用します。定期保守、計

画外停止、またはその他の原因により Ariba Network を使用できない場合、データ交換を実行できなくなっ

たり、コネクタの処理速度が低下したりすることがあります。



改訂: 2021 年 2 月

7.16.3 CUSTOM CONNECTOR – HOSTED

Custom Connector – Hosted は、Expense または Travel & Expense において追加料金にて提供

する拡張サービスです。Custom Connector – Hosted 拡張サービスは、お客様に代わって SAP

Concur がカスタムコネクタのホスティングを提供します。

7.16.4 CUSTOM CONNECTOR – HOSTED FOR INVOICE PROCESSING

Custom Connector – Hosted for Invoice Processing は、Invoice Processing サービスで追加

料金にて提供される拡張サービスです。Custom Connector – Hosted for Invoice Processing 拡張

サービスは、お客様に代わって SAP Concur がカスタムコネクタのホスティングを提供します。

7.16.5 CONCUR CONNECTOR FOR QUICKBOOKS® OR QUICKBOOKS® INTEGRATION

Concur Connector for QuickBooks® または r QuickBooks® Integration コネクタは、Standard

版でのみご利用いただけます。

Concur Connector for QuickBooks® または QuickBooks® Integration コネクタは、Expense、

Travel & Expense および Invoice Processing サービスでご注文いただけます。各コネクタは、米国、カナ

ダ、および英国の一部においてお客様のデータと QuickBooks Pro®、Premier、Enterprise のデスクトッ

プ版、および QuickBooks Essentials、Plus オンライン版との統合を提供する、非カスタムのパッケージ会

計コネクタです（カナダのお客様は QuickBooks 米国版が必要です）。データ交換にはコネクタに Intuit

Partnership Platform が必要です。予定のメンテナンス、あるいは予定外の停止などにより Intuit

Partnership Platform が利用できない場合は、お客様のデータ交換能力やコネクタの処理速度に影響し

ます。

7.16.6 SAGE® ACCOUNTING INTEGRATION

Sage® Accounting Integration は、Standard 版でのみご利用いただけます。

Sage® Accounting Integration は、Expense または Travel & Expense サービスで、追加料金に

て提供される拡張サービスです。Sage Accounting Integration コネクタは、SAP Concur サービスと

Sage Business Cloud Accounting Platform の統合を提供する、非カスタムのパッケージ会計コネクタ

です（お客様が構成することはできません）。このコネクタは、SAP Concur サービスと Sage Business

Cloud Accounting Platform 間でカスタムデータを交換するために Sage Business Cloud

Accounting Platform を使用します。定期メンテナンスや計画外停止などにより Sage Business Cloud

Accounting Platform を使用できない場合は、コネクタを介したデータ交換および処理速度が低下すること

があります。



改訂: 2021 年 2 月

7.16.7 SAGE® ACCOUNTING INTEGRATION FOR INVOICE PROCESSING

Sage® Accounting Integration for Invoice Processing は、Standard 版でのみご利用いただけ

ます。

Sage® Accounting Integration for Invoice Processing は、Invoice Processing サービスタイ

プでお客様の注文に応じて追加料金にて提供される拡張サービスです。Sage Accounting Integration

for Invoice Processing コネクタは、SAP Concur サービスと Sage Business Cloud Accounting

Platform の統合を提供する、非カスタムのパッケージ会計コネクタです（お客様が構成することはできませ

ん）。このコネクタは、SAP Concur サービスと Sage Business Cloud Accounting Platform 間でカス

タムデータを交換するために Sage Business Cloud Accounting Platform を使用します。定期メンテ

ナンスや計画外停止などにより Sage Business Cloud Accounting Platform を使用できない場合は、

コネクタを介したデータ交換および処理速度が低下することがあります。

7.16.8 SAGE® INTACCT INTEGRATION

Sage® Intacct Integration は、Expense または Travel & Expense サービスで、追加料金にて提

供される拡張サービスです。Professional Edition ではご利用できません。Sage Accounting

Integration コネクタは、SAP Concur サービスと Sage Intacct Platform の統合を提供する、非カスタ

ムのパッケージ会計コネクタです（お客様が構成することはできません）。このコネクタは、SAP Concur サービ

スと Sage Intacct Platform 間でカスタムデータを交換するために Sage Intacct Platform を使用しま

す。予定のメンテナンス、あるいは予定外の停止など Sage Intacct Platform が利用できない場合は、お

客様のデータ交換能力やコネクタの処理速度に影響します。

7.16.9 SAGE® INTACCT INTEGRATION FOR INVOICE PROCESSING

Sage® Intacct Integration for Invoice Processing は、Invoice Processing サービスタイプでお

客様の注文に応じて追加料金にて提供される拡張サービスです。Sage Intacct Integration for

Invoice Processing コネクタは、SAP Concur サービスと Sage Intacct Platform の統合を提供す

る、非カスタムのパッケージ会計コネクタです（お客様が構成することはできません）。このコネクタは、SAP

Concur サービスと Sage Intacct Platform 間でカスタムデータを交換するために Sage Intacct

Platform を使用します。予定のメンテナンス、あるいは予定外の停止などにより、 Sage Intacct Platform

が利用できない場合は、お客様のデータ交換能力やコネクタの処理速度に影響します。

7.16.10 XERO™ ACCOUNTING INTEGRATION

The Xero™ Accounting Integration は、Standard エディションのお客様のみご利用可能です。

Xero™ Accounting Integration は、Expense または Travel & Expense サービスで追加料金にて

提供される拡張サービスです。Xero Accounting Integration コネクタは、SAP Concur サービスと Xero



改訂: 2021 年 2 月

Accounting Platform の統合を提供する、非カスタムのパッケージ会計コネクタです（お客様が構成するこ

とはできません）。このコネクタは、SAP Concur サービスと Xero Accounting Platform 間でカスタムデ

ータを交換するために Xero Accounting Platform を使用します。予定のメンテナンス、あるいは予定外の

停止などにより Xero Accounting Platform が利用できない場合は、お客様のデータ交換能力やコネクタ

の処理速度に影響します。

7.16.11 XERO™ ACCOUNTING INTEGRATION FOR INVOICE PROCESSING

Xero™ Accounting Integration for Invoice Processing は、Standard 版でのみご利用いただけま

す。

Xero™ Accounting Integration for Invoice Processing は、Invoice Processing サービスで追

加料金にて提供される拡張サービスです。Xero Accounting Integration for Invoice Processing コ

ネクタは、SAP Concur サービスと Xero Accounting Platform の統合を提供する、非カスタムのパッケー

ジ会計コネクタです（お客様が構成することはできません）。このコネクタは、SAP Concur サービスと Xero

Accounting Platform 間でカスタムデータを交換するために Xero Accounting Platform を使用しま

す。予定のメンテナンス、あるいは予定外の停止などにより Xero Accounting Platform が利用できない場

合は、お客様のデータ交換能力やコネクタの処理速度に影響します。

7.16.12 CONCUR INTEGRATION FOR ADP

Concur Integration for ADP は、Expense サービスタイプでお客様の注文に応じて、追加料金にて提

供される拡張サービスです。 Concur Integration for ADP は、カスタマイズ不可のパッケージ化されたファ

イナンシャルコネクタであり、 SAP Concur サービス及び HR ADP Workforce Now、 Vantage システム

の調整をします。コネクタは、SAP Concur サービスとお客様の ADP Workforce Now 及び/または

Vantage システム間でお客様のデータを交換するため、お客様の ADP Workforce Now 及び/または

Vantage システムを使用する必要があります。定期メンテナンスや計画外停止などにより ADP Workforce

Now 及び/または Vantage システムを使用できない場合は、コネクタを介したデータ交換および処理速度が

低下することがあります。

7.16.13 CONCUR FINANCIAL CONNECTOR

Concur Financial Connector は、Expense または Travel & Expense、Invoice Processing サー

ビスタイプの下で注文できる拡張サービスです。コネクタはそれぞれ構成可能で、パッケージ化された会計コネク

タ（「ファイナンシャルコネクタ」）が、お客様の SAP Concur サービスとサポートされている財務会計システム

間のデータ転送を提供します。

• 適用されるお客様の財務会計システムの各インスタンスについて、別個のファイナンシャルコネクタが必要で

す。



改訂: 2021 年 2 月

• 各ファイナンシャルコネクタは、適時のデータ同期を目的として、経費精算レポートを本サービスからお客様

の適用される財務会計システムへと毎日複数回投稿するよう予定することができます。

• SAP Concur は、必要に応じてお客様と協力し、本サービスからお客様の適用される財務会計システム

への経費精算レポートの投稿に関連するエラーを監視し、その解決を支援します。

• SAP Concur は、SAP Concur サービスについて以下の理由によりファイナンシャルコネクタに変更を加

えます。

o SAP Concur が行った、または

o お客様が行った修正を SAP Concur が書面で承認した場合にその修正に対応するため、そして、お

客様の当該財務会計システムに対する構成変更またはシステムアップグレードに対応するため。ただ

し、ファイナンシャルコネクタの変更は、当該コネクタの機能の継続性に関連しており、かつそれに必要

なものであることを条件とします。

• 以下のファイナンシャルコネクタが、Concur Financial Connector 拡張サービスの下で注文できます:

o Concur Connector for NetSuite®: SAP Concur は、お客様の SAP Concur サービスと

お客様の NetSuite 財務会計インスタンスとの間でデータの移動を行うため、ファイナンシャルコネクタ

を提供します。ファイナンシャルコネクタは、承認済みの経費精算レポート（該当する経費および会計

取引を含む）を Expense Report の記録または Vendor Bill の記録として、本サービスから

NetSuite システムへ投稿します。Standard 版では、NetSuite インスタンスごとに個別のコネクタが

必要になります。コネクタは、適時のデータ同期を目的として、経費精算レポートを本サービスからお客

様の NetSuite システムへと毎日複数回投稿するよう予定することができます。

o その他の財務システムとの統合: SAP Concur は、事前に資格認定されたお客様に対して、SAP

Concur が指定するその他のサポートされる財務システムに関連する追加のファイナンシャルコネクタを

提供する場合があります。

Client Web Services（クライアント Web サービス）

Client Web Services は、Travel & Expense サービス、Expense、Invoice Processing サービス

で、追加料金にて提供される拡張サービスです。次の機能を利用することできます:

• SAP Concur が発行する API キーを使用した Concur API へのアクセス

• トレーニングおよびサポートサービス（後述）

お客様のクライアント Web サービスの使用には、本契約に記載または参照されているその他の契約条件にも

従います。

7.17.1 定義

Client Web Services では、用語の意味は下記のとおり指定されます:



改訂: 2021 年 2 月

• 「API キー」とは、SAP Concur サービスへのアクセスおよび SAP Concur API の使用のために SAP

Concur がお客様に発行する Concur API キー、アクセストークン、口座番号およびその他のアクセス

認証情報を意味します。

• Client Web Services のお客様のサポートにおいて、「営業時間」は次のとおり定められます。

o お客様の処理標準時が東部標準時、中部標準時、または太平洋標準時の場合、SAP Concur

の休日を除く月曜日の午前 8 時 00 分から金曜日の午後 5 時 00 分です。

o お客様の処理標準時がグリニッジ標準時の場合は、SAP Concur の休日を除く月曜日の午前 9

時 00 分から金曜日の午後 5 時 00 分です。

o お客様の処理標準時がオーストラリア東部標準時の場合は、SAP Concur の休日を除く月曜日の

午前 9 時 00 分から金曜日の午後 5 時 30 分です。

• 「コードライブラリ」とは、本契約に基づいてお客様のソフトウェアに組み込まれる、各 Concur API に関

連して SAP Concur がお客様に提供する実行コードまたはソースコードを意味します。

• 「Concur API」とは、SAP Concur が本契約に基づいて、クライアント Web サービスに関連してお客

様に提供する SAP Concur のアプリケーションプログラミングインターフェース、および書面による仕様

書、指示書、手順書その他のドキュメントを意味します（サンプルコードを除く）。これらは、サービスに関

連してお客様の機能、データ、ビジネスロジックを SAP Concur サーバーと交換する SAP Concur サー

ビス機能、データ、ビジネスロジックへのプログラムアクセスをお客様に提供します。

• 「お客様のビジネスロジック」とはお客様のソフトウェアによって SAP Concur サーバーに提供されるビジネ

スロジックを意味します。

• 「お客様の機能」とはお客様のソフトウェアによって SAP Concur サーバーに提供される機能を意味しま

す。

• 「お客様のソフトウェア」とは、SAP Concur サーバーにアクセスして Concur API を使用するためにお客

様が所有（またはサードパーティーのライセンスを受けている）、使用およびホストするソフトウェアを意味し

ます。

• 「CWS インシデント」とは、Concur API における再現可能なエラー、問題または不具合を意味します。

• 「修正したコード」とは、お客様によって、または代わりに作成された、SAP Concur ソフトウェア開発キット

のサンプルコード、コードライブラリ、あるいはその他のツールの改良、派生物およびその他の修正を意味し

ます。

• 「サンプルコード」とは、本契約の下で SAP Concur がお客さまに提供する、各 Concur API に関連

するクライアント Web サービスに関してお客様のソフトウェアに組み込まれるサンプルソースコード、スクリ

プト、およびその他のソフトウェアを意味します。

• 「SAP Concur サーバー」とは、Concur API を使用するために SAP Concur がお客様に提供する、

SAP Concur のインターネットサーバーとネットワークを意味します。



改訂: 2021 年 2 月

• 「SAP Concur ソフトウェア開発キット」とは、Client Web Services に関連して、Concur API を

使用するためのお客様によるコード開発やデバッギングを支援するために SAP Concur が契約に基づい

てお客様に提供する、サンプルコード、コードライブラリ、およびその他のツールを意味します。

7.17.2 SAP CONCUR が実行すること

お客様が Client Web Service を注文すると、SAP Concur は以下を実行します:

• Web Service モジュールをアクティブ化し、選択された Concur API の有効化を支援すること。

• SAP Concur,が必要と判断した場合に、以下を前提として一時的な開発およびテスト環境（サンドボッ

クス）を提供すること。

o 運用サイトにお客様のソフトウェアを展開した後、テスト環境を非アクティブ化する権利は、SAP

Concur が保持します。

o テスト環境が SAP Concur の運用サイトの性能を反映したものであるということを、SAP Concur は

表明しません。

o SAP Concur の運用サイト上の特定の特徴や機能がテスト環境に存在しない場合もあることに、お

客様は同意します。

• 選択した Concu API の導入、ユーザー向け資料およびサンプルコードを提供するため、お客様と電話に

よる 1 時間の引き継ぎセッションを行うこと。

• お客様のソフトウェアに変更の必要が生じた場合、6 か月前にお客様指定の連絡先へ通知すること。

• 次の方法の 1 つ以上を使用して、Concur API の改訂版をお客様に提供すること。

o お客様が SAP Concur に登録したアドレスへのメール送信

o SAP Concur が指定したウェブページまたはサーバーへの投稿

o SAP Concur がお客様に随時お知らせするその他の方法

• お客様が指定した連絡先に対し、ケースごとのサポートを提供することサポートチケットは SAP Concur

クライアントサポートによって受信から 48 時間以内に SAP Concur が指定する担当者へ割り当てられ

ます。

• お客様から SAP Concur クライアントサポートに報告された CWS インシデントの原因を特定するための

支援を提供し、CWS インシデントであると SAP Concur が判定した場合は、かかる CWS インシデント

を解決するためにお客様と協働すること。

• お客様のリクエストに応じて、お客様またはお客様が指定した連絡先に、Concur API を使用するための

ベストプラクティスを提案すること。

SAP Concur は、Concur API のライフサイクルや廃止ポリシー（現在

https://developer.concur.com/tools-support/reference/deprecation-policy.html にありま

https://developer.concur.com/tools-support/reference/deprecation-policy.html



改訂: 2021 年 2 月

す）に従って、いつでも Concur API の一部またはすべてを修正、中断またはキャンセルすることができます。

廃止ポリシーは、SAP Concur によってその時々に合理的に更新される場合があります。上記を制限すること

なく、実際の、または合理的疑いのあるセキュリティ違反や脅威が発生した場合、SAP Concur は Concur

API の一部またはすべてを、お客様に通知するかどうかにかかわらず、直ちに停止または取り消すことができま

す。

7.17.3 お客様が実行すること

Client Web Service を注文した場合、次の事柄に同意したものとします。

• Concur API への接続のコーディング、および Concur API の新しいリリースをサポートするために必要な

インターフェースの変更については、お客様が単独で責任を負うものとします。SAP Concur は、お客様が

Concur API の改訂および新リリースをサポートするために適切なインターフェースの更新を行っていないこ

とによって生じる Concur API 機能に関する制限に責任を負いません。

• お客様は、SAP Concur ソフトウェア開発キットに別途記載がない限り、Concur API を使用してすべて

の修正済みのコードを使用し維持するものとします。

• お客様は、直接的にも間接的にも以下の事柄を行わないものとします:

o Concur API に、修正されたコードを介して、あるいは他の方法で、またはお客様のソフトウェア内に、

無効化コード（SAP Concur サービスの通常の動作を妨害するよう設計されたコンピュータコード）

あるいはプログラムルーチン、デバイス、またはその他未公開の機能（時限爆弾、ウイルス、マルウェ

ア、スパイウェア、ソフトウェアロック、ドロップデッドデバイス、悪意のあるロジック、ワーム、トロイの木馬、

トラップドアなどが含まれるが、これらに限定されない）またはその他の破壊的なソフトウェア、またはコン

ピュータシステム上での削除、無効化、無効化、破壊、損害、または不正行為を行うために設計され

たソフトウェアコードを含まないこと。

o Concur API も含めて、SAP Concur サービスの特徴や機能に干渉したり妨害したりしないこと。

• お客様のシステムに適合させるためのカスタムインテグレーションは、お客様の責任で実行すること。

• お客様は外部システムのデータ要件および構造を理解する必要があること。また SAP Concur がお客様

に代わって適用あるインターフェースを作成する場合には、それらのデータ要件および構造について SAP

Concur に充分伝える必要があること。

• お客様は、Concur API を介してお客様のデータ以外のデータにアクセスしたり、アクセスを試みたりしては

なりません。

Japan Public Transport Module （日本の公共交通機関モジュール）

Japan Public Transport Module は、Travel & Expense サービスまたは Expense サービスの下で、

注文に応じて追加料金で提供する拡張サービスです。



改訂: 2021 年 2 月

Japan Public Transport Module の内容は以下の通りです。

• 日本の公共交通機関に関連する経費を簡単にキャプチャする機能。

• 経費の入力機能には、手入力、複数行入力、日本の公共交通機関からのデータ転送が含まれます。ま

た、経路検索を使用して特定の経路の経費を取り込むこともできます。

Drive

Drive は、Expense または Travel & Expense サービスで提供される、SAP Concur Mobile 拡張サー

ビスです。

Drive サービスの内容には、以下が含まれます。

• 業務上の走行距離の追跡。ユーザーが Drive をアクティブ化すると、SAP Concur Mobile アプリを介し

てモバイルデバイス上のさまざまな経路をキャプチャできます。ユーザーの業務上の走行距離は変換され、

経費精算レポートに含めて提出できるようになります。

• 経路の地図情報は一部の地域では制限される場合があります。

Concur Locate – Add-On

Concur Locate は、Travel、Travel & Expense、または Expense で、追加料金にて提供される拡張


これは、Concur Locate 属性を割り当てた従業員（登録ユーザー）のいる場所を特定し、安否を確認する

ことができるサービスです。また、予定の事象や予定外の事象の際に従業員と連絡を取ることも可能です。

Concur Locate の内容は以下のとおりです。


o Concur Travel & Expense データベースに存在しているプロファイル、予約、TripLink® および

Concur Request データをインポート

o 予約データをインポート。該当の発注書で指定したデータソース（例: TMC、GDS、経営管理部

門、事務管理部門または利用可能なデータソース）ごとに有料

o SAP Concur が選定するコンテンツプロバイダからリスクコンテンツ（アラートや通知）をインポート

o SAP Concur が選定するコンテンツプロバイダからフライト遅延およびフライトキャンセルをインポート

o ユーザーが SAP Concur Mobile アプリの [位置情報にチェックイン] を使って送信する位置情報を

インポート

• Concur Locate サービスの管理インターフェース（Web）へのアクセス。Locate 管理者の数は無制限

です。



改訂: 2021 年 2 月

• 自動メッセージ配信ルールを作成、管理するための [ポリシー管理] 機能を構成できること。

• Locate 管理者がグローバルマップを閲覧し、すべての登録ユーザー位置情報を検索することができるマッ

プ機能へのアクセス。登録ユーザーが Mobile アプリで [位置情報にチェックイン] を済ませるか、SAP

Concur から旅程をインポートすると、マップにユーザーが表示されます。[位置情報にチェックイン] は登録

ユーザーの位置情報を単一時点で Concur Locate に送信します。かつ、

o 選択した登録ユーザー宛のメッセージを作成する際には、さまざまなオプションがあります。オプションには

以下のようなものがあります;

コミュニケーションイベント

送信内容

コミュニケーションタイプ

配信停止のオーバーライド

送信時間（即時または設定した時間）

o Locate 管理者は Concur Locate サービスを介して通信が可能です。選択した（かつ使用可能

な）通信チャネルを使用してメッセージを配信します。状況確認メッセージ（双方向メッセージ）とし

て登録ユーザに送信する場合は、登録ユーザーが応答するかどうかによって色分けされます。

• メッセージに含まれるすべてのユーザーのリストへのアクセス。ユーザーが OK と返信する前や、OK 以外の

返信をした場合でもステータスを OK としてマークできるオプションを含みます。

• Concur Locate で受信するコンテンツは英語で提供されますが、Locate 管理者向けには Travel、

Expense、Travel & Expense が提供している他の言語もサポートしています。

• 国ごとの最新リスク情報サマリーと、選択した国のリスク事象の最終更新情報を表示。

• 選択した登録ユーザーの詳細な予約データ（セグメント）を表示。

• サポートされているファイル形式で登録ユーザーをリスト化。

• Locate 管理者が、サポートされている配信方法（メールまたは SMS メッセージなど）を介して登録ユー

ザーに一方向または双方向のメッセージを送信できる機能。

o Locate 管理者が入力するフリーテキスト（長いメッセージは分割されます）。

o 登録ユーザー ID（登録ユーザーのメールアドレスや携帯電話番号、または利用可能な場合はテキ

スト音声変換番号）。

• 一方向メッセージには登録ユーザーが返信できるオプションはありません。双方向メッセージには、Locate

管理者の返信リクエストによって登録ユーザーが同じ配信方法で応答するオプションがあります。自動メッセ

ージではない場合、Locate 管理者が基準から選択してどの登録ユーザーにメッセージを配信するかを決

定できます。場所や出張の詳細、ユーザープロファイルなどが基準になります。



改訂: 2021 年 2 月

• 登録ユーザーへの自動返信に使用するキーワード。キーワードを使用すると、関連する返信が自動的に登

録ユーザーに送信されます。ユーザーに関する情報やユーザーの現在地の情報、あるいはキーワードを使

用した任意のメッセージを生成することもできます。

• リスク情報を処理し、以下のように登録ユーザーに知らせる機能。

o リスクアラートとリスク通知と呼ばれるリスク事象を SAP Concur が選択したリスク情報プロバイダから

自動インポート。

o リスク事象が起こるその時もしくはその 48 時間以内に該当の場所にいる登録ユーザーを特定するた

め、すべての旅程データとインポートされたリスク情報を照らし合わせます。

o 指定のメールアドレスに、リスクイベントの説明と影響を受ける登録ユーザーのリストを添えたメールが

送信されます。

o 設定で定義したリスクレベルのしきい値に基づいて、影響を受ける各登録ユーザーに直接リスク事象を

自動配信します。リスク事象のリスクレベルが設定値を超えると、影響を受けるすべての登録ユーザー

に SMS メッセージでリスク事象のコピーが送信されます。

• 自動送信される出張前の勧告（PTA）メール、および PTA メールの送信履歴。勧告（PTA）メールに

関しては以下が適用されます。

o PTA メールには SAP Concur のロゴと会社名で署名されます。

o 出発の何日前に PTA メールを送信するかを設定することができます。

o PTA メールを配信するリスクレベル値（1～5）を定義することができます。

o 送信済み PTA メッセージの送信失敗レポートを確認できます。

o メールの件名を指定できます。

• Locate 管理者が登録ユーザーのグループを作成し、グループに属するユーザーに向けてメッセージを送信

する機能へのアクセス。

• 登録ユーザーのプロファイルが本サービス（Travel、Expense、または Travel & Expense）に存在す

る場合は、以下の追加機能が使用できます。

o 出張中ではない登録ユーザーの現在地を示す「勤務地」などのプロファイルデータが本サービスを通じ

て自動で同期されます。

o 登録ユーザーは SAP Concur for Mobile から位置情報チェックインができます。

o マップ機能で、コミュニケーションする登録ユーザーの選択基準として勤務地を使用することができます。

登録ユーザーが以下のいずれかの情報を持っている場合はグローバルマップに表示されます:

「勤務地」の位置情報（SAP Concur プロファイルに含まれている場合）

出張旅程



改訂: 2021 年 2 月

TripLink® の旅程

承認済みの Concur Request 旅程（Concur Request をご利用の場合）



• Concur Locate サービスの一環として、登録ユーザーにメッセージを送信するために SMS メッセージまた

はテキストメッセージ（以降、「SMS メッセージング」と総称）などのショートメッセージ送信サービスやメー

ルを使用することは、その時々に遅延や不達、あるいは不完全なメッセージが発生する可能性があること、

および、SMS メッセージングやメールの伝送処理は信頼性が低い可能性があり、伝送処理に複数のサー

ドパーティーを含んでいること、また、それぞれのネットワークや伝送が遅延や不達、あるいは不完全なメッセ

ージが発生する可能性がある特定の登録ユーザーのモバイル通信事業者や中間伝送会社を含むことにお

客様は承認、同意します。さらにお客様は、Concur Locate サービスの一環として、どのような形であれ、

子やその他の者の安全のため、SMS メッセージングやメール送信に依存するべきではないこと、かつ、遅

延、不達または不備に固有のリスクを考えると、いかなる状況においても依存することは不合理であり、そう

した遅延、不達または不備に関連するすべてのリスクを引き受けることを理解し、これに同意します。しかし

ながら Concur Locate サービスは、追加の保証契約をいただくことなく複数の通信手段を有効にするこ

とによって通信制を向上するよう努めます。

• お客様は、メッセージが暗号化されていない形式で送信されることを了解します。SAP Concur は法律で

認められている範囲内で、ネットワークの動作を保護するために、または任意の法律、規制、政府に遵守

するため、あるいはネットワークオペレータのお問い合わせや要件に応じて合理的に必要な範囲で SAP

Concur やそのエージェントのネットワーク上で送信されたメッセージを傍受し、開示することがあります。

• お客様は SAP Concur が現地法や地方条例によってその時々に目的の国に SMS メッセージやメール

を送信することができない（たとえばホワイトリストや海外からのメッセージなど）可能性があり、SAP

Concur がかかる不達に責任を負わないことを認めます。

• 以下の個人または登録ユーザーへのメッセージ送信について Concur Locate サービスを使用しないこと

を、お客様は承認します。

o お客様に、送信したり取り消したりする法的権利がないメッセージの送信。または、（登録ユーザーを

含み、個人の安全およびセキュリティに関する緊急メッセージの受信を除き）お客様が受信に同意し

ていないメッセージ。

o 宣伝や政治的な性質、違法、ハラスメント、強制的、虐待、登録ユーザーに承認されていないメッセー

ジ、緊急メッセージの範囲外、（SAP Concur から登録ユーザーへの通知に開示されていない）旅

行やビジネスに関する情報メッセージ、または（お客様が通知に同意している場合に）その通知の範

囲外のメッセージなどの素材または言語を含むメッセージ。



改訂: 2021 年 2 月

• お客様の法的および契約上の義務を満たすため、Concur Locate サービスの下で行うメッセージ送信ま

たは SAP Concur への送信指示に先立って、法律や契約で定められている通知を行い、同意を得るこ

と、または SAP Concur が行う通知と同意を得る方法をレビューすることはお客様の責任であることをお

客様は認めます。

• お客様は、Concur Locate サービスの使用に関して登録ユーザーから受信解除要求などの訴えを受け

た場合、それらの訴えや受信解除要求をレビューするため直ちに SAP Concur へ提供することを認めま

す。さらに、SAP Concur が登録ユーザーから直接またはお客様を通じて登録ユーザーから本サービスに

関する SMS メッセージ受信の同意を取り消す要求を受けた場合、SAP Concur が登録ユーザーを受

信対象から取り消す権利を有すること、また、登録ユーザーから取り消しの要求があっても、SAP Concur

からお客様への責任または義務を負うことなく、受信必須の緊急メッセージの受信対象取り消し要求を拒

否する権利を有することを認めます。

• お客様は、Concur Locate サービスから削除する必要のある登録ユーザーの携帯電話番号（例: 離

職した従業員）など、SMS メッセージの送信先となる現在の携帯電話番号を確認し、SAP Concur や

Concur Locate サービスを定期的に更新します。

7.20.2 CONCUR LOCATE のサービスレベルに対する責任

本書「サービス説明書」にこれと異なる定めがあっても、以下に定める [クライアントサポートサービスおよびサー

ビスレベルに対する責任] が Concur Locate サービスに適用されます。

7.20.3 定義

Concur Locate では、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「営業時間」とは、たとえばあるお客様にとって、お客様の処理標準時で SAP Concur の休日を除く月

曜日の午前 8 時 00 分から金曜日の午後 5 時 00 分を意味します。

• 「Concur Locate サービス可用性」とは、ある暦月中にお客様が Concur Locate サービスを利用で

きる合計時間のパーセンテージを意味します（許容休止時間を除く）。サービス可用性は、以下の算式

により算出します:

a = [(b − c) − d] × 100

b − c where:

「a」= その月における実際の可用度を示すパーセンテージ

「b」= その月の合計時間数

「c」= その月における許容休止時間の合計時間数

「d」= その月において本サービスが利用できない状態であった許容休止時間を除く合計時間数(つ

まり、許容しない休止時間)

• 「許容休止時間」とは、以下を意味します。



改訂: 2021 年 2 月

o SAP Concur の標準処理時間帯にルーチン計画保守を行うための休止時間（標準処理時間帯

は 1 週間に 2 時間以内とし、お客様の処理標準時で月曜日午前 6 時 00 分から金曜日午後 10

時 00 分までの間には、保守を実行しないものとします）

o あらかじめ計画され、書面によりお客様の承認を得た休止時間、または

o SAP Concur の適切な制御を超える事由による休止時間。

SAP Concur はかかる休止時間の少なくとも 72 時間前に、計画休止時間をお客様に通知します。

• 「処理標準時」とは、お客様に対する本サービスの夜間処理について、お客様ごとに指定される標準時を

意味し、東部標準時、中部標準時、太平洋標準時、グリニッジ標準時、またはオーストラリア東部標準

時のいずれかとなります。

7.20.4 サービス可用性

サービス開始後、お客様が本契約に基づいて Concur Locate サービスを注文する限り、SAP Concur は

少なくとも SAP Concur Locate のサービス可用性 99.5％を達成します。お客様の唯一の法的救済およ

び前述のサービスレベルを実現する SAP Concur の全責任については、以下のとおりとします:

• 特定の月の不達成である場合、お客様は、次回の請求期間における Concur Locate サービスの継続

的料金に対し、5%の控除を受けることができます。


をもって、Concur Locate サービスを解除することができ、その場合の解除は通知の日付に効力を発生

するものとします。

7.20.5 CONCUR LOCATE のクライアントサポートサービス

• サポートサービス可用性 - お客様は、SAP Concur のサポートチケット提出の標準プロセスを介してイン

シデントを報告することにより、SAP Concur Support にアクセスできます。「インシデント」とは、Concur

Locate サービスへの Web アクセスが妨げられたり、Concur Locate への予約インポートが失敗する、

Concur Locate からのメッセージ配信が失敗するなど、再現性のある異常な動作のことです。

• インシデント対応 - SAP Concur は、以下に記載されるとおり、個々のインシデントに対応するため、その

重大性に応じたレベルの合理的努力を尽くします。ただし、Concur Locate および SAP Concur の合

理的な支配の及ばない問題への対応については責任を負いません。

• 優先度の定義:

o 優先度 1（P1）: 運用環境で重大なインシデントが発生した結果、Concur Locate サービスが

完全に利用できない状態となる、または Concur Locate サービスからのメッセージ配信がすべて失

敗し、次善策もない場合。



改訂: 2021 年 2 月

o 優先度 2（P2）: 運用環境で重大なインシデントが発生し、大規模なユーザーグループに対して

機能の低下を招いた場合、または Concur Locate サービスからのかなりの数のメッセージ配信が失

敗した場合（かなりの数とは、少なくとも 20 人のユーザー、または Concur Locate サービスからのメ

ッセージ配信の 10％に影響がある場合を意味します）。

o 優先度 3（P3）: 運用環境でインシデントが発生し、小規模なユーザーグループに対して機能の

低下を招いた場合、または少数のメッセージが不達となる場合。

o SAP Concur は、個々のインシデントについて、上記の定義に照らしてその優先度を設定または変更

する権利を留保します。

• 例外および制限: SAP Concur は、SAP Concur の合理的な支配を超えて SAP Concur のシステ

ムやネットワークの外で発生した問題に関連するクライアントサポートサービスを提供する必要はありません

（例: SAP Concur のファイアウォール外で発生した問題）。

• クライアントサポートのサービスレベル: 本サービス開始後、SAP Concur は、お客様と SAP Concur

の間の契約期間中において SAP Concur Risk Messaging Essentials サービスに関する以下の事

柄を実現します:

o クライアントサポートのサービス反応度: インシデントの通知を受けた場合、SAP Concur の技術

サポート担当者は該当する Locate 管理者に対し、優先度 1 のインシデントについては 1 時間以

内、優先度 2 のインシデントについては 2 営業時間以内、優先度 3 のインシデントについては 8 営

業時間以内に、当該インシデントについて対応するために返信を行います。

o クライアントサポートサービスの解決目標: SAP Concur は Concur Locate サービスのインシデ

ントの特定後、優先度 1 のインシデントについては 2 営業時間以内、優先度 2 のインシデントについ

ては 2 営業日以内、優先度 3 のインシデントについては 14 営業日以内に解決することを目標としま

す。ただし、解決のために開発、構成のリソースまたはサードパーティー業者が必要である場合は、

SAP Concur が状況に応じて適切であると合理的に判断する解決目標とします。

o エスカレーションおよび解決手順: SAP Concur は、P1、P2 または P3 インシデントを、各インシデ

ントに適用される上記の期間内に解決できない場合、インシデントが解決されるまで継続して解決に

取り組みます。お客様がインシデントについて SAP Concur マネジメントによる対応をご希望の場合

には、SAP Concur サポートポータルからエスカレーションの理由を明示したインシデントコメントを追

加してエスカレーション機能を選択してください。エスカレーション機能による通知先は、クライアントサポ

ートマネジメント部門および任命されたエスカレーション担当者です。SAP Concur 担当者との間で

解決を試み、インシデントが上記の目標時間内を超える時のみ、管理部へ対応要請してください。

• トレーニング: - Concur Locate のためのトレーニングサービスは、お客様の Locate 管理者に提供さ

れるものであり、最も重要なタスクについて手順を追って解説する管理ガイドで構成されます。上記以外の

トレーニングサービスについては、追加料金が必要となります。



改訂: 2021 年 2 月

Active Monitoring – Add-On

Active Monitoring – Add-On は、Concur Locate - Add-On のアドオンモジュールとして注文できる

拡張サービスです。Active Monitoring – Add-On サービスには、上記の Concur Locate - Add-on

拡張サービスの内容と以下が含まれます。

• SAP Concur 指定ベンダーによる 24 時間 365 日の管理サポートモニタリング。

o お客様とその登録ユーザーに関連するリスク事象のアラートと位置情報。

o 緊急事態発生時に行う登録ユーザーとリスクに関するコミュニケーション。「緊急事態」とは、登録ユー

ザーの物理的な位置付近で発生し、登録ユーザーの安全に重大な脅威をもたらす異例でかつ緊急

の事態を指します。緊急事態の例:

ハリケーン、津波、地震、火山噴火などの深刻な自然災害

大規模なテロ攻撃

人質/籠城

銃乱射事件

大規模な政治的暴力の結果による軍事動員

クーデター

SAP Concur 指定のベンダーが、緊急事態発生時に以下を行います:

• SAP Concur 指定のベンダーが特定した緊急事態発生の 20 分以内に以下を行います。

o Concur Locate で登録ユーザーの位置を特定する。

o 状況確認メッセージを使って緊急事態による影響を受ける登録ユーザーとコミュニケーションする。

• コミュニケーションの 40 分以内に、登録ユーザーの詳細な状況レポートをお客様の Locate 管理者に送

付する。このレポートには、応答がない登録ユーザーと応答があった登録ユーザーがすべて識別されます。

• お客様の Locate 管理者が緊急事態への対応を引き継ぐまでモニターし、お客様の指定する受信者に

向けて最新状況の報告を続ける。


Active Monitoring - Add-On サービスのご利用には、お客様が次の要件を満たしていることが必要です。

• Active Monitoring - Add-On サービスのご利用は、Concur Locate - アドオン拡張サービスのすべ

ての要件、制限、義務および追加条件に従うものとします。

• Active Monitoring - Add-On サービスを必要とする登録ユーザーの適格性を確認するため、お客様

が Locate 管理者に SAP Concur を利用できるようにするものとします。



改訂: 2021 年 2 月

• お客様は、追加の緊急支援サービスが必要になった場合、お客様がそのサービスを別のサードパーティー

（HX Global など）から直接取得する必要があることを認めます。

• お客様は、Active Monitoring - Add-On サービスが英語のみで利用できることを認めます。

Extract Services

Extract Services は Professional Edition 及び Standard Edition 両方で利用可能であり、お客様

の SAP Concur サービスの設定を条件とします。

Extract Services は、Travel & Expense サービス、Expense、Invoice Processing サービスで、追

加料金にて提供される拡張サービスです。お客様がこの拡張を購入した後、SAP Concur は最大 15 個の

「非歴史的」抽出ファイルレイアウトを作成します。お客様が Extract Services を購入すると、SAP

Concur は以下を行います。

• お客様の対象システム向けのインポート用ファイルを作成および提供するために、お客様の仕様に従って抽

出ファイルを構築します。お客様は、財務会計システム、支払、送金、同席者の支出、およびその他のサ

ービスに、このファイルを使用できます。

• SAP Concur サービスへの修正の理由が以下の場合にのみ、お客様の要求に基づいて抽出ファイルを修

正します。

o SAP Concur が行った、または

o お客様が行った修正を SAP Concur が事前に書面で承認した場合にその修正に対応するため、そ

して、お客様の当該システムに対する構成変更またはシステムアップグレードに対応するためである場

合のみ、お客様の要求に基づいて抽出ファイルを修正します。ただし、抽出ファイルの変更は、SAP

Concur の独自の判において当該抽出ファイルの機能の継続性に関連しており、かつそれに必要なも

のであることを条件とします。

• 次の条件が満たされた場合、お客様の必要な統合に対応するために、新しい抽出ファイルレイアウトを作

成します。

o お客様の書面による要求を SAP Concur が受領した。

o そのような新規統合に関する要求が以下に基づくものであること。

新しい対象システム、

SAP Concur サービスの拡張、または

追加の統合シナリオに対応するための対象システムの拡張





改訂: 2021 年 2 月

• SAP Concur は、お客様の対象システムに抽出ファイルを使用する上での助言や提案を含めて、どのよう

な種類のコンサルティングサービスも提供しません。お客様の対象システムで抽出ファイルを使用するための

サポートについては、お客様の社内またはサードパーティーのリソースを活用してください。対象システムの仕

様の定義およびエラー対応のサポートは、お客様の社内またはサードパーティーのリソースを活用してくださ

い。

• SAP Concur がお客様の対象システムに抽出サービスを提供するために使用するすべての必須ライセンス

を含め、必要な権限または許可の取得については、お客様が単独で責任を負うものとします。

7.22.2 定義

Extract Services では、用語の意味は下記のとおり指定されます:

• 「抽出ファイル」とは、経費精算レポートや請求書について、当該の SAP Concur サービスと、（履歴デ

ータではなく）その時点で最新の取引データを使用して SAP Concur が作成する、インポート用データフ

ァイルを意味します。抽出ファイルの形式は、固定幅、区切り文字付きフラットファイル、または構造化ファイ

ル（XML など）です。抽出ファイルには、画像（.jpeg など）を含めたり、.pdf を使用したりすることはで

きません。

• 「非歴史的」とは抽出ファイルに含まれるデータが、以前に勘定抽出されていないデータであることを意味し

ます。抽出の実行ごとに、以前に同じ抽出ジョブを実行して以来のすべての取引を生成します。

Concur Detect by AppZen

AppZen による Concur Detect は、Expense または Travel & Expense サービスで、追加料金にて提

供される拡張サービスコンポーネントです。Concur Detect には、SAP Concur のサードパーティープロバ

イダ AppZen, Inc. が提供するサービスが含まれます。

Concur Detect:

• お客様のポリシーに基づいて、Expense サービスに提出された経費精算レポートの分析を自動化します。

• 経費精算レポートのリスク評価を割り当て、お客様の管理者が追加のアクションを取れるようにします。

経費精算レポートの分析には、次の項目が含まれます。

• 経費精算レポートに添付して提出された領収書からデータをスキャンし分析するための技術を用いた領収

書の実証

• 領収書データとお客様のポリシーに基づいた、許可されていない購入の検出

• 経費精算レポートデータと外部の公開元（ウェブサイトやソーシャルメディアサイトなど）の情報とを比較

して異常を特定する機能

• 異常を検出するためにユーザーの使用量と違反パターンを追跡する機能



改訂: 2021 年 2 月

• お客様が定義した潜在的違反のフラグ付け

• このサービスは、領収書および経費精算レポートの確認および分析において、信頼性と有効性を改善させ

るため機械学習技術を使用します。

Analytics

Analytics は、Standard 版でのみ利用可能です。

Analytics は、Expense、Travel & Expense、Invoice Processing サービスで Analytics

Essentials を使用している場合、追加料金にて提供される拡張サービスです。Analytics 拡張サービスは、

Analytics Essentials などの各サービスタイプに含まれる標準のレポート機能を超える拡張機能をお客様に

提供します。

Analytics 拡張サービスの内容は以下のとおりです。

• サービス内のデータにアクセスするための Expense および Invoice Processing サービスに組み込みの

分析機能

• パーソナルダッシュボード

• リアルタイムアラート

• 既存のレポートおよびダッシュボードのカスタマイズ機能

• レポートのスケジュール機能

7.24.1 ANALYTICS REPORTING SERVICES

Analytics Reporting Services は、Standard 版でのみ利用可能です。

Analytics Reporting Services は、Analytics 拡張サービスに関連して Travel & Expense サービ

ス、Expense、Invoice Processing サービスの下で、お客様の注文に応じて追加料金にて提供される拡

張サービスです。Analytics Reporting Services は、SAP Concur のベストプラクティスを分析戦略に統

合することにより、お客様がデータの価値を最大化できるように支援します。

Analytics Reporting Services の内容は以下のとおりです。

• コンサルタントとのコンタクト。SAP Concur の分析コンサルタントは、出張、経費、請求書のデータを収集

するのに必要な Analytics 拡張サービスの知識やお客様の設定に精通しています。初回のコールの後、

継続的にお客様と協働しながらサポートいたします。サポート内容には以下が含まれます。

o 以下を考慮したベストプラクティスに基づいた、お客様の組織向けの分析戦略の作成。

出張および支出管理プログラムに対するお客様の使用経験

お客様の業種、所在地、事業規模、ビジネス要件



改訂: 2021 年 2 月

o お客様のデータの価値を最大化し、主要なステークホルダーに対する意思決定をサポートするための、

Analytics 拡張サービスの推奨機能。

o 出張と支出管理のポリシーをレビューし、お客様の目標達成に向けてのデータ分析の提案。

o Analytics 拡張サービスの基本機能、操作、機能に関する、対象を選定したトレーニングの提供。

o 標準のレポートおよびダッシュボードのカスタマイズ。

o 新規カスタムレポートの作成。

o お客様の分析要件に関して、お客様のビジネスケースを解決するために実行可能な SAP Concur

のベストプラクティスの推奨。

o 分析戦略の進捗を確認するため、必要に応じてミーティングをスケジュール。

Budget

Budget は、Expense、Travel & Expense、Invoice Processing サービスで、追加料金にて提供され

る拡張サービスです。


• お客様が Excel スプレッドシートまたは Concur Budget API を使用して予算情報をインポートするた

めの機能。Client Web Services を購入していただく必要があります。

• お客様の計画予算データを期間ごとに入力し、実予算に対して比較追跡する機能。

• Web およびモバイル上のダッシュボードにお客様の予算情報を表示する機能。

Concur FAVR by Motus

Concur FAVR by Motus（以下、「Concur FAVR」）は、Expense または Travel & Expense サー

ビスの下で、お客様の注文に応じて追加料金にて提供される拡張サービスです。Concur FAVR には、

Concur のサードパーティープロバイダ Motus Operations, LLC（以下、「Motus」）が提供するサービ

スが含まれます。

自家用車の出張で年間 5,000 マイルを超えるユーザーは、Concur FAVR を使用すると、Internal

Revenue Service（IRS）ガイドラインおよび関連する米国の税法に従って、走行距離による払戻プログラ

ム FAVR（fixed and variable rate）に参加できます。

Concur FAVR では、以下を管理できます。

• Motus モバイルアプリケーション（以下、「Motus アプリ」）を使用して、FAVR の払戻用走行距離を

追跡する。



改訂: 2021 年 2 月

• FAVR 走行距離払戻レートは、可変のレートが定期的に更新される個別化したローカライズ済みのコスト

データに基づき、各ユーザーに固有です。

• 保険を照合する。

• FAVR 走行経費を月次で Expense サービスに計上する。

Motus のユーザーアカウントをまだ持っていないお客様のユーザーが Concur FAVR を使用するには、

Motus オンラインの利用条件が適用される Motus アプリをダウンロードし、必須の情報（年間の車両登録

情報や保険の証書）を入力して登録する必要があります。お客様のユーザーの Motus アプリアカウントは、

Concur Expense アカウントに関連付けられます。Motus の登録およびセットアップ手順（ユーザーベース

の作成と保守、払戻パラメータおよびポリシーなど）を完了する必要もあります。Motus アプリと共に、Motus

が運用するサービスで適用される払戻レートの計算は、「Motus サービス」と呼ばれます。

Concur および Motus は共同で、初期導入の一部として最終のドライバーレートおよび各ドライバーの影響

分析を提供します（最大 6 時間のプロジェクト管理および最大 4 レートの分析レポート）。追加のプロジェク

ト管理時間は別料金で購入することができます。


Concur FAVR に含まれる Motus サービスの使用の一部として、以下の条件が適用されます。

• お客様が、Motus サービスの特定の払戻パラメータ（以下、「パラメータ」）を選択します。パラメータおよ

びそれらのパラメータに従ったユーザーへの払戻に関するお客様の書面による承認は、お客様によるパラメー

タの承認と見なされます。

• お客様が Motus にパラメータまたはサービスの修正を要求した場合、SAP Concur により請求される

Motus の追加料金が必要になることがあります。

• Motus は、お客様のユーザーごとに、可変の払戻レートを日次で計算して、各ユーザーの地区における平

均の燃料価格、保守、ガソリン、タイヤおよびその他の可変費用を継続的に反映します。

o 固定費用は、お客様のユーザーごとの現在の国および地方の税率、ライセンス、タイトル、登録および

保険費用に基づきます。

o 減価償却費の計算は、関連する保持サイクルの有効期限前に生成され、ユーザーの年間の走行距

離の傾向に基づいて定期的に更新されます。

• お客様が指定した管理者は、Motus サービスの「Report Center」でレポートを実行できます。Report

Center で利用可能なレポートは、パラメータに応じて決定します。お客様の Report Center で指定さ

れていないレポートのリクエストには、Motus による追加の料金が発生する可能性があります。

• プログラムの開始時およびそれ以降は年 1 回、お客様のユーザーが、自動車保険証書および営業車両の

情報を Motus に送信する必要があります。パラメータによっては、Motus がお客様のユーザーの追加情



改訂: 2021 年 2 月

報（ライセンス、登録ドキュメント、車両の年式、購入価格、走行距離など）を収集する必要がありま

す。

• 場合によっては、お客様のユーザーが、IRS のガイドラインを逸脱することもあります。Motus は、ガイドライ

ンを逸脱したユーザーを特定し、お客様に提出する月次レポートに記載します。該当する場合、年税レポ

ートに、ガイドラインを逸脱した各ユーザーの払戻（IRS ガイドラインに従って課税収入扱いになるもの）

が記載されます。

• 各ユーザーの払戻レートは毎年更新され、その時点のパラメータが反映されます。保険料の更新、標準車

両に対する RS 必須のモデル年式の変更など、パラメータのベースになる情報の変更は、Motus からお客

様に通知されます。上記のとおり、Motus は、自動車保険のドキュメントおよび営業車両の情報も年 1

回収集します。

• Motus アプリは、GPS ベースのネイティブアプリケーションです。Apple デバイス用は Apple iStore か

ら、Android デバイス用は Google Play ストアから、それぞれダウンロードします。Motus アプリは、指定

した営業日のユーザーの実際の経路／走行距離を、場所、アカウント名、停止時間によって自動キャプチ

ャする、自己起動式アプリケーションです。お客様のユーザーの走行距離は、日次で走行距離ログに自動

的にアップロードされます。Motus アプリでは、会社の管理要件および承認に基づいて追加の走行距離調

整をキャプチャするために、手動で入力することもできます。

7.26.2 CONCUR FAVR BY MOTUS のクライアントサポートサービス

本ガイドの SAP クラウドサービス向けサポートポリシーに関して、Concur FAVR には以下の例外が適用さ

れます。

• Motus サービスのカスタマーサポートは、以下の通りに Motus から直接提供されます。

o このプログラムおよび Motus サービスに関する質問（お客様のパラメータ、ポリシー、技術的なトラブ

ルシューティングなど）に回答するため、お客様のユーザーに Motus「メンバーサービスチーム」へのア

クセス情報が提供されます。プログラム管理および Motus サービスに関する質問に回答するため、お

客様が指定したプログラム管理者に、Motus Customer Care Team へのアクセス情報が提供さ

れます。お客様の管理者は、パラメータの変更が必要になった場合も、Customer Care Team と

連携して対応します。パラメータへの変更はすべて、お客様が指定したプログラム管理者の承認が必

要です。お客様のユーザーの停止、追加、ユーザー固有の情報の変更はすべて、Motus

Administrator Portal または自動データフィード（追加の統合料金が必要です）経由で、

Motus に電子的に送信する必要があります。

o SAP Cloud サービスのサポートポリシーに基づいて P1（極めて重大）または P2（重大）に分類

されたすべてのサポートケースには、以下のサポート標準が適用されます。

Motus アプリ内のヘルプセンター経由での 24 時間 365 日のオンラインサポート

電話によるサポート（東部標準時で月曜から金曜の午前 9 時から午後 6 時）



改訂: 2021 年 2 月

メールによるサポート（2 営業日以内に応答）

Customer Care Team の指定されたカスタマーケア管理者が応答

– 標準のリクエストの場合は 2 営業日以内

– エスカレートされたリクエストは 1 営業日以内

Managed Rate Administration

Managed Rate Administration は、Professional 版でのみご利用いただけます。

Managed Rate Administration は、Travel & Expense サービスまたは Expense サービスで、追加

料金にて提供される拡張サービスです。

Managed Rate Administration には、1 名以上の SAP Concur 担当者へのアクセスが含まれます。

SAP Concur 担当者は、お客様と協働しながら次の機能の最適化を支援します（これらの機能が Travel

& Expense または Expense の一部として実装済みである場合）:

• 出張手当

• 走行距離単価

• 消費税設定

• 課税および控除

サポートは、このサービス説明書に記載されている SAP Cloud サービスのサポートポリシーに従って提供され

ます。言語のサポートは、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語で利用できます。

SAP Concur の担当者は、以下の事柄をサポートします。

• Expense または Travel & Expense サービスのお客様の運用環境での、上記の機能に関する国のレ

ートの更新。

• Expense または Travel & Expense サービスのお客様の運用環境での、上記の機能に関する国の構

成に対する更新および新しい設定の追加（40 構成以下）。

• Expense サービスのお客様の運用環境（または、該当する場合はテスト環境）で実行された新しいレ

ートや構成の更新。

Managed Rate Administration を注文すると、お客様は次の行為を SAP Concur に許可することにな

ります:

• お客様の代わりとなって、Expense または Travel & Expense サービス内の出張手当、走行距離単

価、消費税設定、課税および控除機能の設定変更を開始すること。

• サービスリクエストに対応するため、お客様指定の旅行会社がある場合は、お客様の代わりに当該会社の

担当者と連絡を取ること。



改訂: 2021 年 2 月

Concur Tax Assurance by VATBox

Concur Tax Assurance は、Travel & Expense または Expense サービスの下で、追加料金にてお客

様が購入できる拡張サービスです。Concur Tax Assurance には、SAP Concur のサードパーティープロ

バイダ VATBox Ltd. が提供するサービスが含まれます。 Concur Tax Assurance は、Expense 内のお

客様の経費領収書を自動的にレビューおよび分析し、グローバル間接税 (VAT, GST, または HST) の準拠

払い戻しの適格性を判断します。また、許容される税金還付、控除、および支払先への支出の詳細レポート

も含まれます。

7.28.1 その他の用語


• お客様固有の税務ルール設定 (カスタム設定) は、お客様の SAP Concur サービスの構成に応じて利

用可能です。

• 導入サービスには、VATBox よりお客様に直接提供されるサービスが含まれます。お客様は、VATBox

への登録および設定の手順を完了する必要があります。

• お客様の SAP Concur サービスの構成に応じ、初期設定後におけるエンティティの追加設定は追加料

金が必要になる場合があります。

• レビューできるのは領収書画像のついた経費のみであり、お客様は領収書が電子化されていることを確認

する責任を負います。

• VATBox の税務専門家が直接関与する必要がある高度なサポートケースについては、お客様の

Concur サービスの構成により一定の制限が適用されます。

• 本サービスでは、本サービスで使用する情報の抽出、検証や金額の適格性の判定における信頼性と有効


しています。

7.28.2 違約金

SAP Concur は、VATBox が Expense を通じてお客様に代わって算出した、不適切な国内間接税返還

の適格性に対する罰金、又は関連する利息請求（違約金）について、お客様に補償するものとします。ただ

し、以下の制限が適用されます。

• お客様が、(a) 提供されたガイダンスに従わなかった、またはカスタム設定を利用した場合、 (b) 自らまた

は第三者との間で行われた以前の還付、 (c) VATBox からの指示に反した、適用される法律または規

制の違反を理由とした違約金に対し、単独で責任を負う必要があります。

• お客様が税務当局から、適格性の拒否および実際または潜在的な違約金に関する通知を受けた場合

は、速やかに SAP Concur にその旨を通知する必要があります。お客様は可能な限り、SAP Concur



改訂: 2021 年 2 月

および VATBox に対し、違約金の適格性の問題や違約金が発生する可能性をレビュー、訂正、争議、

または防御することを許可し、違約金の解決または防御のために必要な支援、情報、および権限を SAP

Concur および VATBox に提供しなければなりません。SAP Concur のお客様の違約金に対する保

証義務にかかわらず、お客様は税務当局に対し、違約金および請求超過の間接税額を支払う責任を負

います。

• 適用法に許可される最大範囲で、 SAP Concur のお客様の違約金に対する債務は、一般的な金銭

賠償にとどまるものとし、違約金が発生した期間の 12 カ月間に、実際に支払われたか、又は VATBox

が SAP Concur for Tax Assurance に支払うべきすべての料金の合計額を超えることはありません

（税金、またはセットアップ、調整、導入等にかかる特別料金を除く）。

7.28.3 規定外サービスレベル

システムの可用性についての SLA で示されるサービスレベルアグリーメント (SLA) の以下の例外が、このサ

ービスに適用されます。

• 「クレジット」とは、「システムの可用性の SLA」を 1% 下回るごと、または「サポートの応答性の SLA」を

5％下回るごとに、暦月の「月額サブスクリプション料金」の 2% を意味し、「月額サブスクリプション料金」

の総額の 10% を超えないものとします。

• 「サポートの応答性の SLA」とは、任意の暦月における少なくとも 90% のケースについて、インシデントの

対応、連絡、及び解決の目標を満たしていることを意味します。

• 「システムの可用性の SLA」とは、本稼働クラウドサービスの暦月におけるシステム可用性割合が 94%

であることを意味します。

Tax Reclaim and Optimization – アドオン

Tax Reclaim and Optimization は、VATBox により提供されるサービスが含まれており、Concur Tax

Assurance をご注文いただいたお客様のみ利用可能です。このサービスは、EU 規制 2008/9/EC - 指令

8 (D8) に基づく EU 加盟国間、および規制 86/560/EEC - 指令 13 (D13) に基づく非 EU 加盟国間

の還付レポート処理および非国内税の提出を提供します。このサービスには、返還申請文書を強化するため

の外部データソースの適用、サプライヤーからの税受領書原本回収に対する支援、間違った請求に対する払

い戻しの処理、強調、要求を行うための取組みも含まれます。



• 導入サービスには、VATBox よりお客様に直接提供されるサービスが含まれます。お客様は、VATBox

への登録および設定の手順を完了する必要があります。



改訂: 2021 年 2 月

• お客様は、VATBox に対し、委任状 (POA)、権限委任 (DOA)、および間接税/付加価値税の証明

を含む、サービスに必要な法的文書を、VATBox が指定するフォームで期限内に提供しなければなりませ

ん。

• レビューできるのは領収書画像のついた経費のみであり、領収書が電子化されていることを確認する責任

を負います。

• お客様は、情報または書類が欠落、不完全、または不正確だったため、またはお客様が情報または書類

の要求に適時に対応しなかったために、VATBox または該当する税務当局に申請を提出できなかった、

または申請が拒否された場合、単独で責任を負うものとします。

• 再発行済みのドキュメントを取得する際の一定の最低還付限度額、および課税年度内に処理された外

国からの還付件数の制限は、「注文書」における Concur Tax Assurance に対するお客様の基本取

引コミットメント額に基づいて適用されます。お客様は、支払先に対して発生する、領収書再発行にかかる

費用について責任を負うものとします。

• VATBox が D8 及び D13 の提出期限を守り、お客様に対する申告を完了するためには、お客様は要

請された文書（POA、DOA、証明書など）を、各当局の提出期限 2 カ月前までに VATBox に提供

しなければなりません。D13 の提出には請求書の原本が含まれる場合があります。お客様は以前に、該

当する返還申請期間内に国外返還申請を提出していない場合があります。D8 返還申請の各年次提

出には、最低額の €1,600 が適用されます。 D13 返還申請の各年次提出には、最低額の €6,400

が適用されます。

• 再発行された文書の取得のしきい値及び課税年度内に処理された国外還付数には、お客様の

Concur サービスの構成によって一定の制限が適用されます。また、領収書の再発行が不可能な場合も

あり、お客様から提供された文書が不足している際など特定の状況時に限られます。お客様は領収書が

電子化されていることを確認する責任を負います。

• 非国内の VAT 返済要求に対する税務当局への VATBox 支援による異議申立には、お客様の

Concur サービスの構成に基づいて一定の制限が適用されます。

• 提出は、サービスの注文発効日以降に発生した費用に対してのみ行うことができます。ただし、お客様が

Historical Tax Reclaim をご利用の場合はこの限りではありません。

• 7.28.3 のサービスレベル例外が適用されます。

• このサービスは、利用される情報の抽出と検証および金額が適正であるかの判定において、信頼性と有効

性を高めるため機械学習技術を使用します。

Historical Tax Reclaim – アドオン

Historical Tax Reclaim は VATBox により提供され、Concur Tax Assurance をご注文のお客様にの

みご利用いただけます。Historical Tax Reclaim は、法令の対象となるお客様の過去の取引に対して適用



改訂: 2021 年 2 月

される Concur Tax Assurance 及び Tax Reclaim and Optimization で提供されるサービス（対応

する期限を含む）で構成されます。



• Historical Tax Reclaim は、上記 7.28.2 において規定された違約金の補償が含まれます。

• カスタム設定、および国外請求に対するサポートは、お客様の SAP Concur サービスの設定によりご利

用いただけます。

• このサービスは、お客様の Expense 内で利用可能な経費データのみに限定されます。

• 7.28.3 のサービスレベル例外が適用されます。

• 本サービスでは、本サービスで使用する情報の抽出、検証や金額の適格性の判定における信頼性と有効


しています。

Concur Detect by Oversight

Concur Detect by Oversight は、Expense または Travel & Expense サービスで、追加料金にて提

供される拡張サービスコンポーネントです。Concur Detect は、Oversight Systems, Inc. により提供さ

れるサービスが含まれています。このサービスは、お客様のポリシーに基づいて提出された経費精算レポートの分

析を自動化し、管理者が追加の対処を行うことができるよう、レポートの規定外フラグを特定します。経費精算

レポートの分析には、領収書データおよびお客様のポリシーに基づいた領収書分析、不正購入の検知、ユーザ

ーの支出や違反パターンからの異常検出、お客様定義のパラメータのフラグ設定などが含まれます。



• 本サービスでは、領収書と経費精算レポートの分析およびレビュー、本サービスで使用する情報の抽出、

分類などの信頼性と有効性を継続的に向上させることを目的として、お客様データを含むデータおよび情

報に機械学習技術を適用しています。

• 本サービスでは、以下の「システム可用性 SLA」の項で言及するサービスレベル契約の例外が適用されま

す。「クレジット」とは、システム利用可能性 SLA を 1%下回るごとに月額サブスクリプション料の 1%を意

味し、月額サブスクリプション料の 100%を超えてはなりません。



改訂: 2021 年 2 月

その他のサービス

追加の付随的な拡張サービスは、SAP Concur とお客様が相互の合意により締結する契約に基づく注文に

応じて提供されます。

8 本サービスのサポートポリシー

技術サポート

本サービスには、以下のリンクにある SAP サポートポリシーが含まれています:

http://www.sap.com/agreements-cloud-support ただし、「SAP Preferred Success」は含まれ

ていません。SAP Cloud サービスのサポートポリシーにおける「SAP」への言及は、すべて「SAP Concur」を

意味します。

サービス設定変更管理プロセス

8.2.1 範囲

以下にご説明するサービス設定変更管理プロセスは、既存の設定を変更するために SAP Concur の支援が

必要な場合に使用されます。相互に合意する下記の「サービスリクエスト」に基づく場合に限り、サービス設定

変更管理プロセスの対象となるすべての変更を SAP Concur が実行します。このプロセスは、新たなオプショ

ンを追加するためのものではありません。オプションを追加するには、SAP Concur とお客様との間の契約書に

基づいて注文する必要があります。また、そのオプションのための実装オプションに従って実装されます。追加オプ

ションが実装され次第、サービス設定変更管理プロセスが適用されます。

8.2.2 プロセス

• 変更の開始: SAP Concur またはお客様が、サービスリクエストを開始します。他者に対する変更の必

要性を特定し、実装に必要なソリューションを具体的に特定します。

• 変更の開始: サービスリクエストは両者の担当者に転送されます。この担当者が第 1 レベルで選別し、サ

ービスリクエストを前に進めて完了するかどうかおよび実行するかどうかを決定するために、リクエストされた

変更が適切かどうか、または変更を組織内でエスカレーションする必要があるかどうかを決定します。必要に

応じて、それぞれの担当者は変更を検討するために組織内の他者を関与させることもあります。SAP

Concur の担当者は、ニーズの内容と潜在的な影響を十分に理解し、お客様がサービスのパラメータを理

解して必要な変更ができるように支援します。必要に応じて、双方は誠意を持って協力しあい、変更のた

めの時間と費用の面での見積もりを決定します。

http://www.sap.com/agreements-cloud-support

http://www.sap.com/agreements-cloud-support



改訂: 2021 年 2 月

サービスリクエスト

双方が変更を進めることを決定した場合は、相互に受け入れ可能なサービスリクエストを交渉します。各サー

ビスリクエストは SAP Concur の標準フォームで行い、次の情報を記入する必要があります:

• SAP Concur がサービスリクエストの下に実行する作業の詳細な説明。すべての必要条件、前提、およ

び双方が想定する成果物を含みます。

• SAP Concur がサービスリクエストの下に実行する作業スケジュールの見積もり。

• SAP Concur がサービスリクエストの下に実行するすべての作業（もしあれば）に支払われるすべての報

酬の説明。支払方法や支払条件を含みます。

作業の実行

所望する変更に関して SAP Concur が作業を開始する前に、SAP Concur とお客様の双方がサービスリ

クエストを実行する必要があります。双方がサービスリクエストを完了すると、SAP Concur はサービスリクエス

トの条件に従って作業を開始します。SAP Concur はお客様の代表者が署名するサービスリクエストに依存

する場合があります。

9 サービスレベルアグリーメント（SLA)

契約書または本書の中で別途明示的に定められている場合を除き、本サービスには本書に記載された SAP

Concur のサービスレベルアグリーメントが含まれます。SAP サービスレベルアグリーメントにおける「SAP」への

言及は、すべて「SAP Concur」を意味します。テストおよび非課金の場合、または運用環境ではない環境を

除き、本サービスは以下のサービスレベル約定に従って提供されます。

システムの可用性についての SLA

SAP Concur は、SAP Concur サービスの運用システムに関して、SAP Cloud サービスのサービスレベル

アグリーメントに定められているとおりに月次平均のシステム可用性を維持することを保証します。

http:// www.sap.com/agreements-cloud-service-level-agreement.

SAP Concur がシステム可用性 SLA を違反した場合、お客様の唯一かつ排他的な救済手段として、SAP

クラウドサービス向けのサービスレベルアグリーメントに記載されている金額の控除があります。お客様は、公示

されている SAP Concur の控除請求手続きに従い請求し、SAP Concur がその控除の正当性を確認後、

書面（電子メール可）にて通知します。この場合、お客様は将来的な SAP Concur サービスの請求書に

控除を適用するか、または将来的な請求書がない場合には控除の金額を払い戻すことができます。

システムの可用性について、SAP Concur が SLA を:

• 4 月連続で満たさない場合、または

http://www.sap.com/agreements-cloud-service-level-agreement



改訂: 2021 年 2 月

• 12 か月のうち 5 か月以上満たさない場合、または

• 暦月で 1 か月に対し最低 95％のシステム可用性レベルを満たさない場合

お客様は、SAP Concur に障害発生後 30 日以内に書面による通知を提供することにより、影響を受けた

SAP Concur サービスのサブスクリプションを終了することができます。

サービス応答度

本サービス開始後、SAP Concur は、お客様と SAP Concur の間の契約書の期間中いずれの暦月におい

ても、送信信号 1 件につき平均 3 秒以下のサービス反応度を実現します。お客様の唯一の法的救済および

前述のサービスレベルを実現する SAP Concur の全責任については、以下のとおりとします:

• 特定の月の不達成である場合、お客様は、SAP Concur が実現すべき送信信号 1 件あたりの平均サ

ービス応答度とその月の実際の平均サービス応答度との差異に基づき、次回の請求期間における本サー

ビスの継続的料金に対し、不達成の度合いに応じた控除を受けることができます。


をもって、SAP Concur が本サービスの提供において準拠する SAP Concur との契約を解除することが

でき、その場合の解除は通知の日付に効力を発生するものとします。

用語について:

• 「許容休止時間」とは、SAP クラウドサービスのサービスレベルアグリーメントで定められている定義と同じ

です。System Availability SLA

• 「サービス応答度」とは、ある暦月における本サービスの往復通信 1 回（お客様からの通信が SAP

Concur のファイアウォールに入った時点から、ファイアウォールを出てお客様のもとへ向かう時点まで）に要

した平均時間を意味します（除外休止時間を除く）。

夜間業務処理

お客様が SAP Concur の標準ファイル形式を使用して標準ファイル移転方法に従い、いずれか 1 つの処理

標準時を選択している場合は、営業日の午後 6 時 00 分（当該処理標準時による。）までに SAP

Concur がお客様から送付を受けたお客様データについて、(1) SAP Concur は、翌営業日の午前 5 時

00 分（当該処理標準時による。）までに会計情報抽出ファイルをお客様が検索できる状態にし、(2) その

会計情報抽出ファイルに SAP Concur の不手際による重大な誤りがあることが判明した場合は 1 営業日

以内に是正し、この期限を超えてなお誤りが残存することがないようにします。

お客様の唯一の法的救済および前述のサービスレベルを実現する SAP Concur の全責任については、以

下のとおりとします:



改訂: 2021 年 2 月

• 上記（1）のサービスレベルを、連続する 3 か月の間に 1 か月あたり少なくとも 1 回達成できなかった場

合、お客様は、次回の請求期間におけるその時点で最新の月間の継続的料金に対し、次に請求書に反

映される 5%の控除を受けることができます。

• 上記（2）のサービスレベルを、連続する 3 か月の間に 1 か月あたり少なくとも 1 回達成できなかった場

合、お客様は、次回の請求期間におけるその時点で最新の月間の継続的料金に対し、次に請求書に反

映される 5%の控除を受けることができます。

10 セキュリティ

セキュリティ基準

SAP Concur は、適用されるデータ保護法に準拠し、注文書に記載されている SAP Cloud

サービスのデータ処理契約書 (DPA) に基づき、SAP Concur が Cloud サービスの一部とし

て処理する個人データを保護するため、適切な技術的および組織的な対策を実施、維持しま

す。

11 分析

SAP Concur またはその関係団体は、お客様のデータおよびサービスの使用により発生したお客様の情報を

下記のとおり部分的に使用して、分析を作成できます。分析では、情報を匿名化および集約します。作成され

た分析は、契約書で定義される「お客様のデータ」とはみなされません。

別途合意のない限り、お客様のデータに含まれる個人データは、本サービスを提供する目的にのみ使用されま

す。分析は、以下の用途に使用できます。

• 製品の改良（特に、製品の機能、ワークフローおよびインターフェース）および新しい SAP Concur 製品

／サービスの開発

• リソースの割り当てとサポートの改善

• 内部の需要計画作成

• 機械学習アルゴリズムのトレーニングおよび開発

• 製品性能の改善

• セキュリティおよびデータ完全性の検証

• 業界の傾向の特定、インデックスおよび匿名ベンチマーキングの開発と作成



改訂: 2021 年 2 月

12 その他のサービス

追加の付随的なサービスは、SAP Concur とお客様が相互の合意により締結する契約に基づく注文に応じ

て提供されます。

経費の支払

SAP Concur とお客様との契約に関連するサービスを現場で遂行するために SAP Concur が負担した合

理的な交通費その他の経費は、お客様が SAP Concur に支払う責任を負います。

13 契約の定義および取引

定義

契約上使用される用語の意味は下記のとおり定義されます。

• 「年度」とは、発注書に記載されている注文の発効日から始まる 12 か月ごとの期間を意味します。

• 「基本取引」とは、特定の請求サイクルの発注書に記載されている基本取引料金に関して支払が規定さ

れている取引数を意味します。


• 「追加取引」とは、特定の請求サイクルの発注書に記載されている追加取引料金に関して支払が規定さ

れている、基本取引数を超えた取引数を意味します。

• 「運用開始日」とは、発注書で注文されたサービスタイプが運用可能になる日付です。

• 「継続的料金」とは、ユニットベースの拡張サービスについて請求サイクルごとに支払が発生する料金を意味

します。料金は、対象のサービスタイプについて発注書に記載されているとおり、取引の総数または基本取

引数に基づきます。継続的料金は、各請求サイクルに先立って請求されます。また、継続的料金の取引

に追加取引料金が発生した場合、前の請求サイクルで未払いの額が請求されます。

• 「サービスタイプ」とは、発注書の「ご注文のサービス」欄に記載されている初期サービスを意味します。

• 「取引料金」とは、請求サイクルごとに発生する料金を意味し、次の項目が含まれます。

o 発注書に規定されている基本取引料金

o 対象となる請求サイクルの追加取引数に対する追加取引料金（発注書に記載されている追加取引

1 件あたりのレートを掛けて算出）。

基本取引料金は、各請求サイクルに先立って請求されます。また、追加トランザクション料金が発生した場

合、前の請求サイクルで未払いの額が請求されます。



改訂: 2021 年 2 月

取引

後掲の取引テーブルに示した取引タイプに固有でない限り、または発注書に明記されていない限り、「取引」

は次のとおり規定されます。

• Expense サービスの場合、お客様のユーザーまたは代理ユーザーが特定の請求サイクル中にサービスを使

用して提出した経費精算レポート１件（ただし、経費精算レポート 1 件の提出と再提出は単一の取引

としてカウントされます）。

• Travel サービスの場合、フライト、レンタカー、宿泊、鉄道に関して Travel サービスを使用した予約、確

認、あるいは予約または乗客名簿（PNR）の保留、各 1 件。Travel サービスのすべての拡張サービス

は、Travel サービスの取引の定義を共有します。

• Invoice Processing サービスの場合、支払申請 1 件（ただし、支払申請 1 件の提出と再提出は単

一の取引としてカウントされます）。

• Concur Request サービスタイプ、Concur Request の場合

o Concur Request - スタンドアロン: 事前申請 1 件。ただし、事前申請 1 件の提出と再提出は単

一のトランザクションとしてカウントするものとします。お客様が Concur Request の契約条件を超え

た場合、追加料金が発生します。

o Concur Request - アドオン: 経費精算レポート 1 件; ただし、経費精算レポート 1 件の提出と再

提出は単一のトランザクションとしてカウントするものとします。お客様が Expense または Travel &

Expense の契約条件を超えた場合、追加料金が発生します。

また、Travel & Expense サービスの場合、取引の定義には、出張予約取引発生後 120 日以内に、

Travel & Expense サービスから提出された経費精算レポートに紐づけられない場合、Travel & Expense

サービスを使用して提出された出張予約取引が含まれます（タイムリーにキャンセルされない限り）。

次のテーブルに示した、その他のすべての取引タイプ（および定義）。

13.2.1 取引テーブル

サービスの説明取引タイプ

Audit（Policy、Receipt および

Elite）

経費精算レポート 1 件。サービスに反映されているとおり、SAP Concur が

監査を行います。

Audit 48 Hour SLA for Policy

Audit



Audit 48 Hour SLA for Receipt

Audit





改訂: 2021 年 2 月


Central Reconciliation 事前申請 1 件または経費精算レポート 1 件（契約の下に注文されたサービ

スに適用）。ただし、事前申請や経費精算レポート 1 件の提出と再提出は

単一の取引としてカウントするものとします。

Company Bill Statements 取引明細レポート 1 件; ただし、取引明細書レポート 1 件の提出と再提出

は単一のトランザクションとしてカウントするものとします。

Concur FAVR by Motus –

Expense

Concur FAVR のお客様のユーザー。ただし、既存のお客様のユーザーの代

わりであるお客様のユーザーは、取引としてカウントされません。

Concur FAVR by Motus –

Travel & Expense

Concur FAVR のお客様のユーザー。ただし、既存のお客様のユーザーの代

わりであるお客様のユーザーは、取引としてカウントされません。

VATBox による Concur Tax

Assurance

1 つ以上の経費が含まれる経費精算レポートは、間接税の対象となります。

Expense Pay 各経費精算レポートの支払先 1 件に対し、Expense Pay – North

America、Expense Pay – EMEA、Expense Pay – APA、Expense

Pay – Japan、Expense Pay – Global を使用した支払 1 件。

Guaranteed Compliance

Service（保証コンプライアンスサービ

ス）



Intelligence Reports Managed Reporting のレポート取引 1 件（レポート 1 件につき最大 8

時間）。

Invoice Capture 支払申請（SAP Concur が本サービスとして Invoice Capture を実

行）。

Invoice Line Item Capture 支払申請（SAP Concur が本サービスとして Invoice Capture を実

行）。

Invoice Pay Invoice Pay を使用した支払 1 件

Japanese Public Transport 日本の公共交通機関を含む経費精算レポート 1 件。ただし、同一の経費

精算レポートの提出と再提出は、単一のトランザクションとして数えられるものと

します。

Concur Locate 登録ユーザー1 名

Meeting Management レジストレーション 1 件。レジストレーションとは、会議やイベントに招待された

出席者が登録時に参加を選択できるもので、Meeting Management を

使用して送信されます。

Paper Receipt Handling 経費精算レポート 1 件。サービスに反映されているとおり、SAP Concur が

Paper Receipt Handling を行います。



改訂: 2021 年 2 月


Policy Audit（お客様が Concur

Detect で Policy Audit を構成した

場合のみ）

Concur Detect 拡張サービスで「高リスク」と識別された経費精算レポートの

エスカレーション 1 件。SAP Concur が本ガイドの「Policy Audit および

Concur Detect」の内容に従って監査を行います。

14 追加サービス名称

本書の一部のサービスには、旧称や追加の名称があります。これらのサービスを以下に示します。

本書に記載している現在のサービス名旧称または追加の名称

Custom Connector - Hosted （旧称）Concur Expense, custom-hosted integration

Custom Connector - Hosted for

Invoice Processing

（旧称）Concur Invoice, custom-hosted integration

ExpenseIt （旧称）ExpenseIt and ExpenseIt Pro

Invoice Processing （別名）Invoice

Concur Select Care （旧称）Concur Preferred Care

Drive （旧称）Concur Drive

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