茨城大学ニュースダイジェスト 2016/10 · Notes 立場違う50人に聞き取り」...

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海外で開催される国際会議や学 会で研究発表を行う大学院生に 対し、旅費の一部や学会の参加 登録費の支援を行う「茨城大学 大学院生国際会議挑戦プロジェ クト ( 国際会議発表支援 )」が 今年度から始動しました。学内 での公募を行った結果、今年は 約 40 人の学生がこの制度を利 用することになりました。 9 月 14 日(水)、既に海外での 研究発表を終えた 8 人の大学院 生が学長室に集まり、三村学長 から目録を受け取りました。そ の後の懇談会では、「日本では 得られない新鮮な視点の質問も あって勉強になった」「発表の 前の晩は緊張して眠れなかった が、内容は理解してもらえて質 問も多くもらえた」などとそれ ぞれの経験を振り返り報告しま した。 2016/10 No.15 茨城大学ニュースダイジェスト 発行:茨城大学広報室 029-228-8008 [email protected] 今号の一枚 太田寛行副学長にインドネシア のウダヤナ大から表彰 教育・研究交流の功績を称え 国際 岡倉天心シンポジウム 2016 天心の「五浦の 10 年」を再評価 地域・社会 大学院生の海外での研究発表 を支援する新制度がスタート おもなメディア掲載 9/1 日本経済新聞「自動運転 日立 系、茨城大と開発など協力」 9/2 茨城新聞ほか 常総市の水害訓 練で学生たちが防災ゲーム監修 9/4 茨城新聞 「岡倉天心シンポ 『東 西融和に尽力』強調」 9/5 茨城新聞「岡倉天心シンポ 北 茨城 オペラ『白狐』上演」 9/7 読売新聞「古文書修復 水害の 記録も」史料レスキューの活動 9/7 読売新聞「中国向け小美玉 PR動画 茨城大生 観光誘致で撮 影」人文学部の取り組みを紹介 9/10 朝日新聞「茨大聞き書き隊 Notes 立場違う 50 人に聞き取り」 関東・東北豪雨の被災者の体験を 記録し後世に残す活動を紹介 9/14 朝日新聞 ( デジタル )「生ま れたての惑星?を観測 地球から 175 光年先」理・塚越崇 助教 9/21 NHK( 水戸 )『月に 1 度はい ばらナイト」道の駅常陸大宮から 人文・小原ゼミが生放送に出演 9/21 日本経済新聞 ( 全国 )「キャ ンパス発この一品 五浦コヒー」 9/25 東京新聞「茨城大による常 総水害の調査団長」人文・伊藤哲 司教授のインタビュー記事 9/28 読売新聞「県立図書館内に 星空 手作りプラネタリウム」星 見同好会による地域貢献活動 ●内容についてのお問い合わせや情報提供は、茨城大学広報室([email protected] / 029-228-8008)まで 9 月 3 日 ( 土 )、「茨城大学 国際 岡倉天心シンポジウム 2016」がホ テルレイクビュー水戸で開催され、全国各地から約 360 人が参加 しました。国内外の研究者等が登壇し、天心の思想や現代的意義に ついて議論。文化の力を信じ行動した天心の姿が浮かび上がるとと もに、不遇の時代とも評されてきた五浦での晩年の10 年間を文化・ 芸術活動の集大成として再評価する視座が示されました。 また翌 4 日 ( 日 ) には六角堂などの史跡を巡るツアーイベント「北 茨城市 五浦探訪」が行われました。約 100 人の参加者たちは、五 浦美術文化研究所や茨城県天心記念五浦美術館などのスポットを回 9 月 28 日 ( 水 )、第 1 回高大接 続協議会が行われました。高等 学校と大学の教育及び入学者選 抜の一体的な改革に向け、高校 関係者との双方向の議論をとお して高大接続改革の推進を図る ことが目的です。初回の議論で は高校教育現場における学力の 3 要素への取り組み、アクティ ブラーニング、英語の 4 技能化 への対応等について意見交換。 今後継続的に協議会を開き、来 春にはシンポジウムも開催する 予定です。 第 1 回高大接続協議会を実施 高等学校教育関係者らと議論 高大接続 水戸キャンパスの茨苑会館 ( 学 生会館 ) の食堂がこのたびリ ニューアルされ、10 月 3 日 ( 月 ) のオープンを前に記念セレモ ニーが行われました。 改修にあたっては、食堂を運営 する株式会社坂東太郎からの提 案により、企画段階から学生た ちが参加。「茨城学」を受講し た現 1・2 年生の学生たちが、 「日 本一つながる学食プロジェク ト」として、「メニュー班」「内 外装班」「企画班」といったグ ループに分かれてリニューアル 計画を進めてきました。 プレゼンテーションを行ったプ ロジェクト代表の藤田 真帆さ ん ( 理2) は、「『感じる・飛び 出す・好きになる』というコン セプトで活動を行い、多くの 学びを得ることができた。リ ニューアルを迎えたが、これか らがむしろスタート。がんばっ ていきたい」と語りました。 プロジェクトでは今後、学生の 交流イベントの企画や農業関連 のプロジェクトと協働した畑作 りなどを行うということです。 茨苑会館の食堂がリニューアル 企画段階から学生が参画 教育・学生 このたび、地域社会や企業、同 窓会の方々などから広く支援を 呼びかける仕組みとして、「茨 城大学基金 Next Step」が創設 されました。教育、研究、地域 連携、国際化の取り組みなど目 的を指定して寄附できます。特 設ホームページもぜひご覧くだ さい。 http://www.ibaraki.ac.jp/fund/ 「茨城大学基金」創設 ホームページもオープン 基金 国際 りました。天心邸では、茨城大学とサザコーヒー が開発した五浦コヒーを振舞う「珈琲茶席」や、 教育学部の片口直樹准教授・横田将士非常勤講 師による「時の回廊展」の鑑賞を楽しみまし た。また五浦観光ホテルでは、ハイライト公演 として天心が最晩年に書いたオペラ「白狐(The White Fox)」を上演。五浦の地で天心の世界観 を充分に味わえる一日となりました。

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Page 1: 茨城大学ニュースダイジェスト 2016/10 · Notes 立場違う50人に聞き取り」 関東・東北豪雨の被災者の体験を 記録し後世に残す活動を紹介

海外で開催される国際会議や学会で研究発表を行う大学院生に対し、旅費の一部や学会の参加登録費の支援を行う「茨城大学大学院生国際会議挑戦プロジェクト ( 国際会議発表支援 )」が

今年度から始動しました。学内での公募を行った結果、今年は約 40 人の学生がこの制度を利用することになりました。9 月 14 日(水)、既に海外での研究発表を終えた 8 人の大学院生が学長室に集まり、三村学長から目録を受け取りました。その後の懇談会では、「日本では得られない新鮮な視点の質問もあって勉強になった」「発表の前の晩は緊張して眠れなかったが、内容は理解してもらえて質問も多くもらえた」などとそれぞれの経験を振り返り報告しました。

2016/10No.15

茨城大学ニュースダイジェスト発行:茨城大学広報室

029-228-8008 [email protected]

今号の一枚

太田寛行副学長にインドネシアのウダヤナ大から表彰教育・研究交流の功績を称え

国際 岡倉天心シンポジウム 2016 天心の「五浦の 10 年」を再評価

地域・社会

大学院生の海外での研究発表を支援する新制度がスタート

おもなメディア掲載9/1 日本経済新聞「自動運転 日立系、茨城大と開発など協力」9/2 茨城新聞ほか 常総市の水害訓練で学生たちが防災ゲーム監修9/4 茨城新聞「岡倉天心シンポ 『東西融和に尽力』強調」9/5 茨城新聞「岡倉天心シンポ 北茨城 オペラ『白狐』上演」9/7 読売新聞「古文書修復 水害の記録も」史料レスキューの活動 9/7 読売新聞「中国向け小美玉PR 動画 茨城大生 観光誘致で撮影」人文学部の取り組みを紹介9/10 朝日新聞「茨大聞き書き隊Notes 立場違う 50 人に聞き取り」関東・東北豪雨の被災者の体験を記録し後世に残す活動を紹介9/14 朝日新聞 ( デジタル )「生まれたての惑星?を観測 地球から175 光年先」理・塚越崇 助教9/21 NHK( 水戸 )『月に 1 度はいばらナイト」道の駅常陸大宮から人文・小原ゼミが生放送に出演9/21 日本経済新聞 ( 全国 )「キャンパス発この一品 五浦コヒー」9/25 東京新聞「茨城大による常総水害の調査団長」人文・伊藤哲司教授のインタビュー記事9/28 読売新聞「県立図書館内に星空 手作りプラネタリウム」星見同好会による地域貢献活動

●内容についてのお問い合わせや情報提供は、茨城大学広報室([email protected] / 029-228-8008)まで

9 月 3 日 ( 土 )、「茨城大学 国際 岡倉天心シンポジウム 2016」がホテルレイクビュー水戸で開催され、全国各地から約 360 人が参加しました。国内外の研究者等が登壇し、天心の思想や現代的意義について議論。文化の力を信じ行動した天心の姿が浮かび上がるとともに、不遇の時代とも評されてきた五浦での晩年の 10 年間を文化・芸術活動の集大成として再評価する視座が示されました。また翌 4 日 ( 日 ) には六角堂などの史跡を巡るツアーイベント「北茨城市 五浦探訪」が行われました。約 100 人の参加者たちは、五浦美術文化研究所や茨城県天心記念五浦美術館などのスポットを回

9 月 28 日 ( 水 )、第 1 回高大接続協議会が行われました。高等学校と大学の教育及び入学者選抜の一体的な改革に向け、高校関係者との双方向の議論をとおして高大接続改革の推進を図ることが目的です。初回の議論では高校教育現場における学力の3 要素への取り組み、アクティブラーニング、英語の 4 技能化への対応等について意見交換。今後継続的に協議会を開き、来春にはシンポジウムも開催する予定です。

第 1 回高大接続協議会を実施高等学校教育関係者らと議論

高大接続

水戸キャンパスの茨苑会館 ( 学生会館 ) の食堂がこのたびリニューアルされ、10 月 3 日 ( 月 )のオープンを前に記念セレモニーが行われました。改修にあたっては、食堂を運営する株式会社坂東太郎からの提案により、企画段階から学生たちが参加。「茨城学」を受講した現 1・2 年生の学生たちが、「日本一つながる学食プロジェクト」として、「メニュー班」「内

外装班」「企画班」といったグループに分かれてリニューアル計画を進めてきました。プレゼンテーションを行ったプロジェクト代表の藤田 真帆さん ( 理2) は、「『感じる・飛び出す・好きになる』というコンセプトで活動を行い、多くの学びを得ることができた。リニューアルを迎えたが、これからがむしろスタート。がんばっていきたい」と語りました。プロジェクトでは今後、学生の交流イベントの企画や農業関連のプロジェクトと協働した畑作りなどを行うということです。

茨苑会館の食堂がリニューアル企画段階から学生が参画

教育・学生

このたび、地域社会や企業、同窓会の方々などから広く支援を呼びかける仕組みとして、「茨城大学基金 Next Step」が創設されました。教育、研究、地域連携、国際化の取り組みなど目的を指定して寄附できます。特設ホームページもぜひご覧ください。http://www.ibaraki.ac.jp/fund/

「茨城大学基金」創設ホームページもオープン

基金

国際

りました。天心邸では、茨城大学とサザコーヒーが開発した五浦コヒーを振舞う「珈琲茶席」や、教育学部の片口直樹准教授・横田将士非常勤講師による「時の回廊展」の鑑賞を楽しみました。また五浦観光ホテルでは、ハイライト公演として天心が最晩年に書いたオペラ「白狐(The White Fox)」を上演。五浦の地で天心の世界観を充分に味わえる一日となりました。