業務革新 with docomo · 2 part① クラウドグループウェアで...

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1 Contents PART ①クラウドグループウェアで「働き方を変える」 お客さま:ケイ・テイ・エイさま/日環さま・・・・・・・・・・・・・ 02 PART ②ビジネスチャットで「ビジネススピードを上げる」 お客さま:マルヰ産業さま/塚田理研工業さま・・・・・・・・・・・ ・ 05 PART ③業務特化のクラウドで「管理業務負荷を大幅に減らす」 お客さま:甲府ビルサービスさま/大喜さま・・・・・・・・・・・・・ 08 ドコモのお客さまの事例には、スマートフォン/タブレットを業務に活かすための ヒントが数多く含まれています。本コンテンツでは、お客さまがスマートフォン/タブレットの利活用 で手にした“効果”にもとづきながら、それを実現したソリューションをご紹介します。 業務革新 with docomo Vol .2 ダウンロードコンテンツ 「業務革新」事例集 Vol.2

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ContentsPART①クラウドグループウェアで「働き方を変える」

    ─ お客さま:ケイ・テイ・エイさま/日環さま・・・・・・・・・・・・・ 02

PART②ビジネスチャットで「ビジネススピードを上げる」

    ─お客さま:マルヰ産業さま/塚田理研工業さま・・・・・・・・・・・ ・ 05

PART③業務特化のクラウドで「管理業務負荷を大幅に減らす」

    ─ お客さま:甲府ビルサービスさま/大喜さま・・・・・・・・・・・ ・・ 08

ドコモのお客さまの事例には、スマートフォン/タブレットを業務に活かすためのヒントが数多く含まれています。本コンテンツでは、お客さまがスマートフォン/タブレットの利活用

で手にした“効果”にもとづきながら、それを実現したソリューションをご紹介します。

業務革新with docomo

Vol.2

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PART①

クラウドグループウェアで「働き方を変える」

部門や部署など、ともに働くグループで仕事に必要な情報やスケジュールを共有して、いつでも、どこ

からでも活用できるようにするクラウド型のグループウェア(以下、クラウドグループウェア)。そのグルー

プウェアとスマートフォン、あるいはタブレットとの併用で、現場の業務や働き方の効率性を上げてい

るドコモのお客さまは多くいます。そのなかから、2つの事例を厳選し、エッセンスをご紹介します。

製造図面の電子化と共有で現場主導の働き方改革を推進株式会社ケイ・テイ・エイさま

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事例研究

│ PART ①クラウドグループウェアで「働き方を変える」

お客さまの横顔

ケイ・テイ・エイ(以下、KTA)さまは三重県伊賀市に本社・

工場を構える製造企業です。創業は1993年。ステンレス鋼

材の溶接技術や製缶加工技術を土台にしながら、顧客の

要望に沿った各種機器・装置をオーダーメイドで作り上げて

います。

抱えていた業務課題

KTAさまでは、製品作りの案件を受注するたびに平均40

枚ほどの紙図面・仕様書を顧客から受け取ります。

現場では、加工・組立・出荷の担当者が、それらの紙図

面・仕様書のコピーを使いながら、各人の作業と担当者間と

の連携に活用していました。ただし、紙資料は扱いが面倒な

上に、作業中に汚したり、破いたりしてしまう可能性がありま

す。また、顧客が工場を訪れた際には、別のお客さまの図面

を絶対に見せてはなりませんが、現場で紙図面を使っている

と、その“ルール”を守り抜くために相応の労力もかかってい

たといいます。

選択したソリューション

課題解決のためにKTAさまが選択したのは、顧客から受

け取った紙資料をすべて電子化し、クラウドグループウェア

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Office 365とは

「Office 365」は、ワードやエクセルなどの「Office」製品や最

新のグループウェアをクラウド上で提供する統合型グループウェ

アサービスです。パソコンやタブレットなど、さまざまなデバイ

スでご利用になれます。

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https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/office365/

KTAで、「Office 365」とタブレットの導入を推進した武田 勝さん

運搬業務の完全ペーパーレス化で働き方を変革株式会社日環さま

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事例研究

│ PART ①クラウドグループウェアで「働き方を変える」

「Office 365」を通じて、各担当者に共有させるという方法

です。 

現場の担当者が、Office 365から作業に必要な紙図面

や仕様書を取出し、参照するための端末としてタブレットが

活用されています。

手にした効果

●年間紙使用量30%削減。

● 加工・組立・出荷の各工程をペーパーレスで進められるよ

うになり、現場の作業効率が向上した。

● 電子化された図面/仕様書の管理と共有により、情報セ

キュリティが強化された。

● 製造各工程の担当者間での申し送りも電子化され、申し

送りの効率性がアップした。

● タブレットカメラの撮像を申し送りの合理化に使うなど、

担当者各人の創意工夫による“現場主導の働き方改革”

が進行中。

お客さまの横顔

日環さまは、栃木県を地盤に産業廃棄物の収集・運搬事

業を展開する企業です。同社が母体となり、産業廃棄物の

収集・運搬から、中間処理(リサイクル)、最終処分までを一

貫して手がける日環グループを形成しています。取引先はお

よそ1,200社で、産業廃棄物の収集場所は約3,000か所に

もおよび、運搬用に保有するトラック台数(登録台数)は50

台強、ドライバーの数も40余名に上ります。

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G Suiteとは

Google社が提供している、いつでも、どこでも、誰とでもつな

がり、仕事ができるクラウド型のオフィス生産性ツールです。「G

Suite Basic」では、大容量メールとファイルストレージ、カレ

ンダーやビデオ会議などの機能をクラウドでご提供。上位版の「G

Suite Business」では、無制限のメールボックス・ファイルスト

レージ、高度な監査レポートがお使いになれます。

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https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/gsuite/

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事例研究

│ PART ①クラウドグループウェアで「働き方を変える」

(写真左から)株式会社日環 取締役の駒場 洋助さん、営業部部長の佐藤 昌男さん、

総務部 事務課係長の黒川 秀明さん

抱えていた業務課題

日環さまでは従来、産業廃棄物収集・運搬のオペレー

ションを紙中心で実施していました。たとえば、トラック手配

の予定表(配車予定表)も紙で出力し、本社事務所の中央

に置いて全員が参照できるようにしていたといいます。また、

ドライバーの方が顧客からの依頼内容や収集場所を確認

するのにも、紙の資料や紙の地図が使われていました。

そのため、事務所の一角にある書棚は地図帳や地図ファ

イルであふれかえり、ドライバーの方が目的の地図を探すの

に相応の手間がかかっていました。また、最新の配車予定や

顧客からの依頼内容、収集場所を社外から確認するすべが

なかったために、ドライバーや営業担当の方と事務所のオペ

レーターとの間で、確認の電話が何度もやりとりされること

も珍しくなかったといいます。

選択したソリューション

課題解決のために日環さまが選択したのは、収集・運搬

にかかわる情報をすべて電子化して、全社的に共有するこ

とです。それを実現するソリューションを探すなかで、ドコモか

らクラウドグループウェア「G Suite」の提案を受け、採用を

決定。G Suiteの導入と併せて、45台のスマートフォンを新

たに導入し、全ドライバーに貸与しました。

日環さまでは、G Suiteを活用した社内ポータルサイト(以

下、ポータル)を構築し、そのポータルに、配車予定や顧客側

担当者の連絡先、依頼内容、約3,000か所におよぶ収集

場所の地図など、収集・運搬業務に必要とされるほぼすべ

ての情報を集約しています。

手にした効果

● 最新の依頼内容や約3,000か所におよぶ収集場所の確

認がスマートフォンだけで行えるようになり、ドライバーの

働き方がより効率的になった。

● ドライバーがスマートフォンのカメラを使い情報伝達の正

確性とスピードをアップ。たとえば、収集対象の廃棄物が

依頼内容と異なると感じた場合に、その撮像をオペレー

ターに送り、確認がとれるようになった。

● 現場の前線で働くドライバーが、スマートフォンを使いこな

していることで、日環の先進性と新技術に対する積極姿

勢をアピールできるようになった。

● 全ドライバーへのスマートフォンの貸与を契機に、クラウド

サービス「KING OF TIME」による全従業員の勤怠管理

も始動。勤怠管理負荷が従来の約1/3に低減された。

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現在、ビジネスチャットで社内の情報共有/コミュニケーションのスピードを上げたいと考えるお客さま

が急速に増えています。ビジネスチャットを有効に活用する目的で、スマートフォンの全社導入に踏み切

るお客さまもいるほどです。ここでは、ビジネスチャットをビジネススピードの向上に役立てているドコモ

のお客さまの事例をご紹介します。

PART②

ビジネスチャットで「ビジネススピードを上げる」

社外と社内のリアルタイムな情報共有で問題解決のスピードをアップマルヰ産業株式会社さま

ダウンロードコンテンツ「業務革新」事例集 Vol.2 │ PART ②

ビジネスチャットで「ビジネススピードを上げる」

お客さまの横顔

マルヰ産業さまは、1964年に沖縄県ではじめてLPガスの

販売を開始した企業です。LPガスの輸入から専用タンカー

による日本への輸送、輸入基地による備蓄、各家庭への配

送までの一貫した供給体制を確立し、沖縄県下に安定的に

LPガスを供給しています。

抱えていた業務課題

マルヰ産業さまには、ガスの供給先を訪問する方や得意

先を回る営業担当の方など、社外で働く従業員の方が多く

いらっしゃいます。

ところが従来は、社外にいる従業員の方が社内と連絡を

とる手段が主として電話に限定されていたために、社用の

メールを確認したり、送受したりするには出先から社内に戻

る必要がありました。また、現場で働く従業員の方が、社内

の誰かに確認をとりたい事柄に突き当たった際にも、電話

で現場の状況を説明するしかなく、口頭での説明では状況

が伝えにくいために、確認に手間取ることがあったといいま

す。さらに社内の担当者が不在の場合には、何度も連絡を

とる必要がありました。このほか、社内の誰かにメールを送っ

ても、なかなかレスポンスが返ってこないという状況が続い

ていたようです。

選択したソリューション

マルヰ産業さまが、課題解決の方法として採用したソ

リューションは、スマートフォンとクラウド型ビジネスチャット

ツール「WowTalk for ビジネスプラス」を併せて導入し、外

勤メインの従業員の方々に貸与するというものです。

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WowTalk for ビジネスプラスとはスマートフォンやタブレット、パソコンから、場所を選ばずにメッ

セージやスタンプ、ドキュメントファイルを送りあうことのできる

「チャット」をはじめ、掲示板機能「タイムライン」「無料通話/

ビデオ通話」などの機能を提供するサービスです。ビジネスとプ

ライベートをわけることで、快適で安全なコミュニケーションを実

現します。

▼ドコモ サイトのご紹介ページURL▼

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/wowtalk/

営業・技術のビジネスチャットで顧客要求への対応スピードを上げる塚田理研工業株式会社さま

ダウンロードコンテンツ「業務革新」事例集 Vol.2 │ PART ②

ビジネスチャットで「ビジネススピードを上げる」

手にした効果

● メールの確認、送受のために外出先から社内に戻る必要

がなくなり、外勤メインの従業員の業務効率が大幅に向

上した。

● 社外での作業中に社内の担当者に確認したいことに突き

当たった際には、現場の写真をスマートフォンで撮影して

チャットで送信。これにより、社外の担当者と社内の担当

者とのリアルタイムで正確な情報共有が実現され、問題

解決のスピードが増した。

● チャットでの気軽なコミュニケーションにより、社員どうし

の距離が縮まった。

● WowTalkではメッセージを送った相手の未読/既読がひ

と目で確認できるため、大切な情報がしっかりと伝わって

いるかどうかの確認が迅速になった。

お客さまの横顔

長野県駒ヶ根市に本拠を構える塚田理研工業株式会社

さまは、樹脂めっきのパイオニアとして、半世紀以上の長きに

わたり技術革新を牽引してきた企業です。創立は1946年。

大手自動車部品サプライヤーを主要顧客として、受注生産

でのメッキ加工品の製造・販売を手がけています。

抱えていた業務課題

塚田理研工業さまでは、自動車メーカーのデザイナーに

対して商品提案を行うことが多く、デザイナーがイメージした

とおりの仕上げを実現するまでには試作や打ち合わせを何

度も行う必要があります。それだけに、顧客先で打ち合わせ

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Linkitとはチャット、掲示板、ファイル共有などの機能を備えた使い勝手に

優れたコミュニケーションツールです。情報セキュリティも強固

で、金融機関でも採用されている暗号化の技術で通信を保護し

ます。また、管理者によるユーザー管理で、あんしん、安全に導

入が可能です。

▼ドコモ サイトのご紹介ページURL▼

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/linkit/

ダウンロードコンテンツ「業務革新」事例集 Vol.2 │ PART ②

ビジネスチャットで「ビジネススピードを上げる」

社内コミュニケーションと情報共有のスピードアップをめざし、スマートフォンとビジネスチャット

の活用を推進した塚田理研工業株式会社 専務取締役の下島 聡さん

を行う営業担当者と社内の技術者・品質管理担当者などと

の情報共有をいかに正確に、かつスピーディーに行うかが

大切でした。

ただし、従来の社内コミュニケーション/情報共有ツール

はメールが中心で、顧客の要求を伝えるための画像データ

を関係者に展開するにしても、カメラで撮影してから、画像

をパソコンに取込み、メールに添付して展開するといったス

テップを踏んでいました。そのため、顧客要求への対応ス

ピードがなかなか上げられずにいたといいます。試作段階で、

顧客要求への対応に時間がかかればかかるほど、商品の量

産化までに要する時間は長くなります。その意味でも、コミュ

ニケーション/情報共有のスピードアップは、重要な経営課

題ともいえました。

選択したソリューション

課題解決に向けて、塚田理研工業さまが採用したのが、

スマートフォンを内線通話で使えるようにするドコモのサー

ビス「オフィスリンク」と、クラウド型ビジネスチャットツール

「Linkit」です。

塚田理研工業さまでは、内線電話で使用していたPHSの

製造中止を契機に、内線電話をオフィスリンクへと切り替

え、営業担当者や主任以上の社員全員への貸与を目的にス

マートフォンを導入しました。そのスマートフォンを活用し、社

内のコミュニケーション/情報共有のスピードを一層高める

べく、Linkitを導入したのです。

手にした効果

● 連絡をとりたい相手が日本全国のどこにいても内線番号で

呼び出せるようになり、社内外の連絡がスムーズになった。

● 営業・開発・品質管理の責任者など、関係者間でのメッ

セージのやりとりや情報共有・伝達が従来に比べて格段

に速くなった。

● 取引先との打ち合わせの最中にも、担当者が品物のカメ

ラ撮像など、顧客の要望を伝える情報を即座に社内で共

有。それを見た開発担当者・品質管理担当者が対応策を

考えてすぐに返信するといったリアルタイムに近いやりと

りも実現された。

● セキュアなビジネスチャットにより、情報共有/コミュニ

ケーションのスピードを増しながら、機密情報がしっかり

と守れている。

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スマートフォン/タブレットの活用を前提にした業務特化型のクラウドサービスを導入することで、管理

業務の負担を劇的に低減できる可能性が大きくあります。その可能性を現実にしたドコモのお客さまの

事例を2つご紹介します。

PART③

業務特化のクラウドで「管理業務負荷を大幅に減らす」

紙からクラウドへ。500名の勤怠管理負荷を劇的に下げる甲府ビルサービスさま

ダウンロードコンテンツ「業務革新」事例集 Vol.2 │ PART ③

業務特化のクラウドで「管理業務負荷を大幅に減らす」

お客さまの横顔

甲府ビルサービス株式会社さまは、1965年に設立された

ビル総合管理のサービス会社です。山梨県甲府市に本拠を

構え、ビルの清掃事業、設備管理事業、保安警備事業、省

エネ・環境関連事業の4つを柱にビジネスを展開していま

す。

抱えていた業務課題

甲府ビルサービスさまでは、2012年から5年間にビル総

合管理の事業が拡大し、現場で働く従業員の数が急増し、

約550名いる従業員のうち約500名が150か所の現場で

働いています(2018年6月現在)。従来、そうした従業員の

勤怠管理を紙の勤務表で行っていました。そのため給与の

締日になると、本社管理部門の担当の方8名が手分けをして

150か所の現場を巡り、500名分の勤務表を回収。回収し

た勤務表と出勤計画・勤務体系を照らし合わせながら、記

載内容にチェックをかけて、表計算ソフトで集計し、給与計

算システムに入力していました。

8名の方が手分けをしていたとはいえ、150か所もの現場

を巡り、500名分の勤務表を回収するのはたいへんな作業

です。また、各現場で働く方の勤務体系は560パターンもあ

り、勤務表と出勤計画・勤務体系を照らし合わせてチェック

をかける作業負担も相当大きく、処理が集中する月末には、

管理部門の方が本来業務に注力する時間がほとんど取れ

ない状況にあったといいます。

選択したソリューション

甲府ビルサービスさまが課題解決のために採用したのは、

スマートフォンやタブレット、パソコンを出退勤打刻用の端末

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KING OF TIMEとはスマートフォン、タブレット、パソコンを出退勤打刻に使える勤怠管

理のクラウドサービスです。どこにいても出勤、退勤報告ができ、

打刻時の位置情報も、現在の位置情報をGPSなどから取得して自

動で送信されます。打刻記録は即座にクラウド上のKING OF

TIMEのシステムに送信され、集計・管理されます。そのため、管理

者の方は、従業員の方の勤務状況をリアルタイムに把握できます。

▼ドコモ サイトのご紹介ページURL▼

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/kingoftime/

クラウドへの情報の一元化で施工管理を大幅に効率化株式会社大喜さま

ダウンロードコンテンツ「業務革新」事例集 Vol.2 │ PART ③

業務特化のクラウドで「管理業務負荷を大幅に減らす」

として利用可能にする勤怠管理クラウドサービス「KING OF

TIME」です。打刻記録はクラウド上にあるKING OF TIME

のシステムに即座に送信され、集計・管理されます。

甲府ビルサービスさまでは、KING OF TIMEの活用に向

けて、スマートフォン172台とタブレット31台を導入し、本部と

各現場に配置しました。以降、同社のすべての従業員の方

は、働くそれぞれの場所でスマートフォン、あるいはタブレット

を使い出勤退勤打刻を行っています。

手にした効果

● 管理部門の担当者が、勤務表回収のために各現場に赴く

必要がなくなったほか、勤務体系と勤怠記録との照合/

チェック/データ集計の手間が大きく減らせた。

● トータルの削減効果として、管理担当者3名分に相当する

労力が削減された。

● 管理者のパソコンから全従業員の出退勤記録がリアル

タイムに把握できるようになり、従業員の働き過ぎの抑制

に向けた注意喚起、人員配置や勤務シフトの見直しなど

のアクションがすぐに取れるようになった。

● 導入したスマートフォン/タブレットを、本社と各現場との

つながりを強化するコミュニケーション/情報共有のツー

ルとして活用できる道が拡がった。

甲府ビルサービス株式会社 代表取締役社長の坂本 哲司さん(写真右)と常務取締役の坂本 哲啓さん

お客さまの横顔

広島市のベッドタウン、安佐南区で木造の注文住宅を建

築している株式会社大喜さまは、1970年に創設された地域

密着型の工務店です。地元の特徴や気候を知り尽くした職

人が木のよさを活かした注文住宅を建築しています。2018

年4月には、「暮らしLabo」を開設し、DIY型リフォームなど

も提案しています。

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ARCHITREND Do!Photo for docomoとは

建築業向けクラウド型業務支援サービスです。スマートフォンや

タブレットから送信された現場写真を自動で工程管理システムに

反映させます。これにより、宅事業者(工務店)さまと現場の

協力会社さまは、ともに建築施工の進捗状況をリアルタイムに

把握することが可能になります。また、施主さまに施工状況を

共有(現場の見える化)することで、施工に対する施主さまの

あんしん感と信頼感を増すことができます。

▼ドコモ サイトのご紹介ページURL▼

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/dophoto/

ダウンロードコンテンツ「業務革新」事例集 Vol.2 │ PART ③

業務特化のクラウドで「管理業務負荷を大幅に減らす」

「ARCHITREND Do!Photo for docomo」による工程管理の合理化で、建築施工の原価管理の徹底を

めざす株式会社大喜 代表取締役社長の柿田 勝司さん

抱えていた業務課題

大喜さまでは従来、パソコンの表計算ソフトで工程表を

作成し、スケジュールが変更になった場合には、その都度、

工程表を作りなおすという作業を行っていました。それが、複

数棟の施工を担当している現場管理担当の方の大きな負

担になっていたといいます。

また、現場管理担当の方は、工事の進捗を記録する写真

帳票の作成という業務も担っており、現場での一日の作業

を終えたのちには、事務所に戻り、撮影した写真データをパ

ソコンに移し、工程ごとに分類していました。複数の現場を

担当していると必然的に撮影する写真の点数が多くなり、こ

の作業には相応の手間と時間がかかっていました。

選択したソリューション

課題解決のために大喜さまが選択したのは、建設業向け

のクラウド型業務支援サービス「ARCHITREND Do!Photo

for docomo」(以下、Do!Photo for docomo)です。

Do!Photo for docomoは、クラウド上に構築した工程管

理システムを使って、工務店・施工現場の協力会社・施主の

三者が、施工状況をリアルタイムに共有するためのサービス

です。スマートフォンやタブレットで撮影した現場写真を、

Do!Photo for docomoのクラウドに送信するだけで、写真

データが自動でクラウド上の工程管理システムに反映され、

工務店や協力会社の方は、いつでも、どこからでも施工状況

をリアルタイムに把握することが可能になります。

手にした効果

● スマートフォン/タブレットで工程表修正がかんたんに行え

るようになり、工程表修正のために現場から会社に戻る

必要がなくなり、移動時間の節約が可能になった。

● 工程管理表を表計算ソフトで修正する必要がなくなり、

施工管理業務が大幅に効率化され、原価管理のための

道筋が明確になった。

● 写真帳票の作成が自動化され、現場の撮像を会社のパ

ソコンに読み込ませ、整理・保管・印刷・ファイリングする

という施工管理の業務負担が大幅に減った。

● 見積りや図面などの工事情報もDo!Photo for docomoの

クラウドで一元的に管理できるため、協力会社からの各種

の問い合わせに迅速に回答することが可能になった。