採用情報6 7 IBM QIBM Watson...

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採用情報 募集職種: コンサルタント、 ITスペシャリスト、データ・サイエンティスト、 営業、製品開発エンジニア、東京基礎研究所研究員 選考方法: 最新の情報は採用ホームページをご覧ください。 採用 HP https://www.ibm.com/employment/jp お問い合わせ先 日本アイ・ビー・エム株式会社 人事 新卒採用センター 103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19-21 e-mail [email protected]

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Page 1: 採用情報6 7 IBM QIBM Watson は、お客様のビジネスに活用いただくためのAIです。情報と知見に基づく意思決定を支援 したり、ビジネスのさまざまな業務や場面でお客様をサポートします。人間には読みきれないような大量のデータの中からすばやく

採用情報募集職種: コンサルタント、ITスペシャリスト、データ・サイエンティスト、 営業、製品開発エンジニア、東京基礎研究所研究員 他

選考方法: 最新の情報は採用ホームページをご覧ください。

採用 H P: https://www.ibm.com/employment/jp

お問い合わせ先日本アイ・ビー・エム株式会社 人事 新卒採用センター〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19-21e-mail: [email protected]

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people成長と心地よさが共に成り立つことはない。

- Ginni Rometty

technologyIBMの継続的な改善においては、

社員一人ひとりによる建設的な提案や批判以上に重要なものはありません。- Thomas Jr. Watson

culture与えられた仕事を全うするために必要な能力、

才能やバックグラウンドを有する人々を、人種、肌の色や信条に関わらず雇用することがこの組織のポリシーです。- Thomas Jr. Watson

innovation[野鴨たれ!]

「ビジネスには野鴨が必要なのです。そしてIBMでは、その野鴨を飼いならそうとは決してしません。- Thomas Jr. Watson

THINK IBM哲学 IBMリーダーの名言

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1973UPCバーコード開発

1911IBMの前身であるコンピュー ティング・タビューレーティング・レコーディング社(CTR)設立 (1924年にIBMに改称)

1931日本に初めてIBMの会計機を出荷 1937

日本ワットソン統計会計機械株式会社設立。1950年に社名を日本インターナショナル・ビジネス・マシーンズ株式会社として正式に業務を再開。日本IBM創業 (2018年現在 81周年)

1979IBM漢字情報システムを開発

1999コンビニATMシステム開発

2008Smarter Planet

1971新聞作成の自動化

2001世界初の1GHz マルチコア・プロセッサーを開発

2015人工知能を活用したコグニティブ・ビジネスを提唱

2017量子コンピューター「IBM Q」を発表

2011IBM Watsonがアメリカの人気クイズ番組「Jeopardy!」でクイズ王者に輝くIBM創業100周年

1997スーパー・コンピューター「Deep Blue」が世界チャンピオンに勝利。e-business提唱(インターネットを前提としたビジネス・モデル)

2009ストリーム・コンピューティング・ソフトウェアを発表

1964世界初の汎用コンピューター「システム/360」を発表。同年、東京で開催されたオリンピックで日本IBM社員、IBM1410、1440、1050が競争結果速報作成に活躍。初めてコンピューターが本格的にオリンピックで活用された年となる

1969アポロ11号が果たした月面着陸ミッションの他、マーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ・サターンなどのミッションに使用されたシステムを開発

1952世界初の磁気テープ記録媒体「IBM726」を発表

1970IBM DB2製品の基盤となったリレーショナル・データベースが完成

1981IBMパーソナル・コンピューター「IBM 5150」を発表。IBM日本語文書処理システムを開発、出荷

1946最初の商用小型計算機「603マルチプライヤー」を発表

1983IBMマルチステーション5550を開発

1992ThinkPad発売

2005セルの共同開発

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IBMの前身であるコンピューティング・タビューレーティング・レコーディング社(CTR)は、1911年にニューヨーク州でビジネスをスタート。1924年にインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)と改称しました。IBMの初期の製品品目は商業用秤、会計機、タイムレコーダーでした。初期の社業では会計機にほとんど重きがおかれていませんでしたが、1928年にパンチカードのデータ容量が倍増したことをきっかけに1930年代に加減算だけではなく、あらゆる演算をこなせるマシンのための将来への展望が開かれました。1933年米国ニューヨーク州エンディコットに、IBM初めての研修施設と研究所が設立され、1930年代の世界恐慌の不況下にあってもIBMは新型マシンの開発努力を継続し、部品生産も持続させました。このような努力が実り、1936年には当時“史上最大の計算業務”と呼ばれた米国の社会保障制度計画に対し、機械とサービスの双方の供給者となります。

世界初の電子計算機はハーバード大学との6年間にわたる共同開発作業を経て1944年に完成しました。その後、エレクトロニクスの急激な発展によって、データ処理機器やデータ処理技法に大きな変革をもたらし、IBMとIBM社員およびIBMのコンピューター技術は、産業の変革だけではなく、宇宙開発や、教育や医療、エンターテイメントの変革、通貨やメディアのあり方を変え、社会問題の解決にも深く関わってきました。しかし、単に技術の発展がコンピューター技術とIBMを発展させたのではなく、その発展に 欠かせないのは、前例のないことに挑戦し、そして今も挑戦しているIBMの技術者、開発者、研究者たちの 存在です。IBMの最大の資源は世界170カ国で働くIBM社員であり、世界中から集まる多様なアイデア、イノベーティブな視点を同一化させないで生かしていく企業文化、風土が、さまざまな製品、ソリューションへと結実しています。

IBMの軌跡technology

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IBM Q

IBM Watsonは、お客様のビジネスに活用いただくためのAIです。情報と知見に基づく意思決定を支援したり、ビジネスのさまざまな業務や場面でお客様をサポートします。

人間には読みきれないような大量のデータの中からすばやく知見や洞察を見出すことができます。例えば、医療や科学の分野では、世界中の研究者が発表している膨大な数の論文などの非構造化データをWatsonが読み込み、理解し、推論し、臨床の現場で診断をサポートしたり、科学の分野で、これまで 1年かかっていたデータ解析をWatsonが30分で終わらせたり、Watsonが提示した解決策を通して研究者同士が専門分野を超えて研究成果を共用するなど、これまで考えられなかった成果を上げています。

また、顧客に対してさまざまな場面で一貫した質の高い応対をすることを可能にします。顧客との接点は、店舗、電話、メール、Webサイト、SNSなど日々増えています。AIがこれらの大量のデータから必要なデータを検索して、顧客対応にあたるスタッフの業務を支援します。

日々の業務から生まれるデータをナレッジに変え、業務プロセスに組み込んで活用することで、プロセスの効率化や高付加価値化を実現できます。例えば製造業では、Watson IoTにより、工場の生産ラインから部品データ、製造工程、製造時間、仕上がり状況などあらゆる情報を収集できます。AIにデータを学習させることで、人手を介さずに膨大なデータからリアルタイムに異常を検出し、警告を発したり、不良品を排除したりすることも可能になります。

このように、日々生み出される膨大なデータを知見に変え、ビジネスで活用し、変革をサポートするのが、IBM Watsonです。

Watson社会に価値あるイノベーションを

ブロックチェーンとは、取引情報をネットワークで「分散」して保持し、それを「共有」することでビジネス・プロセスの効率を向上させる「次世代型のネットワーク技術」 です。あらゆる業界におけるビジネス・ モデル、経済の在り方を刷新する可能性を秘めており、「取引の革命」 と言えます。

Blockchain信頼のある取引を生むテクノロジー

食品サプライチェーンより安全性の高い、持続可能な食品サプライチェーンの構築

物流サプライチェーン透明な信頼性の高い

グローバル・サプライチェーンの構築

量子コンピューターとは、量子力学の原理を使ったまったく新しいタイプのコンピューターです。従来のコンピューターよりも高い並列計算能力によって、これまで見つけられなかった解を発見する可能性を秘めています。

IBMは2017年に「IBM Q」 を発表。ビジネス活用として初めて、IBM Q Experienceがクラウドで量子コンピューターの利用を可能にしました。また、2019年発表した IBM Q System Oneにより、どこでも安定した環境で量子コンピューターの利用が可能になっています。

Quantum Computing量子コンピューティングの可能性

IBMの最新技術technology

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大切なのは学び続けること

今日、ビジネス環境はめまぐるしく変わり、お客様の状況も日々変化しています。また、テクノロジーの進化にともない、IBMの製品・サービスも絶え間ない進化を続けており、私たちが現在持っているスキルは5年後には通用しないかもしれません。こうした状況において、IBMコーポレーションの 社長・会長兼CEO(最高経営責任者)、ジニー・ロメッティは、 「コンティニュアス・ラーニング・カルチャー(学び続ける文化)」という考えを強く打ち出しています。「学ぶ」ことはもちろん 大切ですが、自身のキャリアを通じて「学び続ける」ことを最も重視しています。人事教育制度においても、IBM創始者 トーマス・ワトソン・ シニアの言葉である「教育に飽和点はない」の精神を継承し、学びと成長には決して終わりはないという考えで各種研修 プログラムを整備しています。

新入社員研修での学び

新入社員研修は大きく三つの目的があります。一つ目はIBMerとして、IBMの理念を身に付けることです。「お客様の成功に全力を尽くす」「私たち、そして世界に価値あるイノベーション」「あらゆる関係における信頼と一人ひとりの責任」という三つの価値観「IBMersバリュー」を正しく理解して、 常に体現できるようにします。二つ目は、ひとりの社会人としてお客様の前にしっかりと立てるようになることです。IBMの仕事の多くは、チームワークにより実施されます。チームを組むことでより大きな仕事が 達成でき、喜びも倍増します。デジタル・ラーニングなどによって

知識を積み上げることは個人でも可能ですが、それぞれの 知識をチームでディスカッションすることで見識へと高め、 お客様に貢献するためのバリュー(価値)を創り上げることがIBMでは求められます。そのため、新入社員研修では、 お客様役のファシリテーターとのロールプレイを徹底して 行い、お客様視点で考えることの大切さと、チームの力を結集したIBMのバリューを正しくアウトプットすることを学びます。そして三つ目は、最新のITスキルを身に付けることです。現在IBMは、クラウドとコグニティブ・ソリューションに力を入れ、私たちの生活のあり方、社会そして世界を変える価値ある イノベーションを生み出すことをミッションにしています。 研修を通じて、ITがもたらす新たな可能性や面白さを十分に知ってほしいと思います。全社共通の新入社員研修の後、 職種別の研修へと進みます。新入社員研修の根底に流れているのは「学び続ける」ことの大切さです。今後、キャリアのどの段階においても自主的に 学ぶ姿勢を大切にし、そして学び続けることを習慣として身に付けてほしいです。

学び続け、成長できる環境を整備

IBMには、1年間に40時間以上、自分の成長のために学ぶ機会を設ける「THINK 40」という制度があります。しかし、 これは40時間以上の研修受講を義務付ける制度ではありません。IBMが提供する学びの場は研修だけではなく、書籍や全世界にある最新のビジネス事例、社内コミュニティー、上司や同僚あるいはIBMのAIであるWatsonによるキャリア・アドバイスなど、そのリソースは無限大にあります。特に若手社員は、デザイン・シンキングやハッカソン、自主的な勉強会などを通じて、実践的に学ぶことが可能です。このような幅広い人材育成のしくみが、スキルを身に付け、成長し、お客様に 貢献していくために「何をどのように学ぶか」を真剣に考える機会になればと思っています。特にIBMの特徴として、 Your LearningというWatsonを活用した学習プラットフォームを社員全員に提供しています。社員は自分のロールや経験に合わせてカスタマイズされたコンテンツにいつでも簡単にアクセスすることができます。そして何より世界中に37万人の社員が有している知見がIBMにはあります。こうした財産を積極的に活用し、これからも社員が 自主的に学び続け、成長し続けることができる環境を整えていきたいと考えています。

新入社員研修

IBM人事教育制度について

藤本 亜子 Ako Fujimoto

お客様企業向けIT研修、IBM社内人材開発研修の担当を経て、2009年、研修サービス事業部リーダー。2013年から人事ラーニング部長(現職)。

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【現在の業務内容】お客様の経営課題を解決するデジタル戦略の立案や事業改革、新たな事業やサービスの立ち上げ支援を行っています。直近は、国内大手自動車メーカー様向けに、公道を走るすべての自動車が、まるでスマホのように無線経由で継続的に進化する世界を実現する支援をしています。論理的思考力はもちろん、既成概念にとらわれない創造力を発揮することで、自身の足跡を残せる可能性があることに大きなやりがいを感じています。

【IBMの戦略コンサルタントだからこそ提供できる価値】IBMでは、今やビジネスのドライバーとして必要不可欠なAI、ブロックチェーン、量子コンピューターなど、世界最高峰レベルの情報にアクセスが可能であり、戦略立案においても社内の研究員、エンジニア、データ・サイエンティスト、デザイナーなどと協業し戦略の効果や実現性を検証します。「なぜ今、この課題を、この方法で解決するのか。先々の障壁をいかに乗り越えるべきか。」こうした一連の問いすべてに答えを持ち合わせ、お客様と伴走できるのがIBMの戦略コンサルタントです。

戦略コンサルタント|Strategy Consultant

Keisuke M.【現在の業務内容】

ITスペシャリストとして、システム開発の設計や構築、テストなどに従事し、現在は大手クレジットカード会社様におけるプロジェクトを統括する プロジェクト・マネージャーを担っています。日本と中国で構成されているチームのメンバーに対して、プロジェクト目標を達成するためのプロセスを作成し、進捗・品質・リスクなどを管理して、最高の成果物を仕上げていくという役割を担っています。 【多様なキャリアの実現】入社当初はITスペシャリストとして経験を積み、2年目に中国に赴任しました。現地ではオフショア開発の品質管理を学び、帰国後はその 経験を活かしアプリケーション開発のリーダーを努め、そして現在、 プロジェクト・マネージャーを担っています。IBMは、キャリアパスに応 じた教育体制が充実しており、新たなチャレンジを奨励してくれる環境があります。コミュニティーを通じたナレッジ共有会など、学びの機会が多く存在し、次へのステップを踏み出す環境が整っています。

ITスペシャリスト|IT Specialist

Mai M.

【現在の業務内容】デジタル・ビジネス・コンサルタントは、お客様の課題をIT技術を用いて解決する仕事です。私が所属するチームは、主にお客様の基幹業務に携わっており、お客様の業務を理解して課題を整理し、その課題に対する解決策のご提案からIT技術を用いた解決策の実現、さらにそれらが業務で使用され始めた後のサポートも行っています。

【強い信頼関係をもとにお客様を支える】現在は業種の異なる3つのプロジェクトを担当しています。それぞれ特有のカルチャーをお持ちですが、私が常に心がけているのは、お客様のビジネスに敬意を払うことです。お客様自身が誇りを持って行っているビジネスを理解し、それをさらに良くしていくことに携われることを日々光栄に感じていますし、その気持ちにより信頼を勝ち取ることができると信じています。また、そうした信頼に基づいて構築されたシステムがお客様の業務を支えていることにやりがいを感じています。

デジタル・ビジネス・コンサルタント|Digital Business Consultant

Maya O.

インタビューpeople

【現在の業務内容】データサイエンティストは、お客様のビジネス課題をデータ分析によって解決します。ヒアリングを通じてお客様の課題を明確にした上で、仮説の検証を重ねながら課題解決の施策を提案し、実現をサポートしています。また、必要なデータを集め、分析可能な形に整形するなど、分析環境の整備も行います。さらに、お客様に正しく理解いただくために、 わかりやすく説明し、伝えることも大切な役割です。

【データ活用が人の生活を変える】現在担当しているエンターテインメント業界の案件では、過去の売上データに加え、曜日や天候、利用者の性年代など様々なデータを変数として取り入れ、利用者の消費行動をモデル化しています。需要を正確に予測し、得られた知見をお客様の意思決定に活用いただくための仕組みづくりにも取り組んでいます。分析の結果やそれに基づいて提案した施策が、お客様の業務や、その先にある人の生活をより良く変えられることが、この仕事の最大の魅力だと思います。

データ・サイエンティスト|Data Scientist

Momoko O.

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【現在の業務内容】研究員は、IBMが提供する製品・サービスの新しい機能の開発や性能向上、新しいソリューションに必要な難易度の高い技術的課題について研究を行っています。研究対象により、いくつかのセクションに分かれていますが、私はクラウド・システムのアプリケーションの性能分析やその最適化について、他社とどのように差別化するかを意識して研究しています。また研究成果を特許や論文という形で公開することもアウトプットとして求められられることも特徴です。 【グローバルとの連携による最先端の研究】アメリカ、イスラエル、中国やインドなどのグローバルIBMの研究員や エンジニアと協力しながら研究を進め、その成果をビジネスにおける 製品やサービスとして世に出すことにやりがいを感じています。また アカデミックな面でも、論文や特許という形で成果を公開したり、国際会議で成果を発表して社外の研究者から意見をいただいたりすることも大変刺激的だと感じています。

研究員|Researcher

Rina N.【現在の業務内容】

IBMがグローバルで展開しているソフトウェアWatson Explorerの開発を担当しています。これは、人手では読みきれないような大量の文書の中から自然言語処理の技術を使って有益な情報を引き出すための製品です。お客様先で問題なく稼働し続けられる安定性や、将来の開発のための拡張性などを意識したコードを書くことや、普段プログラミングをしないユーザーが自然言語処理の最先端の技術を活用できる製品をつくることを意識しています。 【世界へのインパクト】

IBMの最大の魅力は、最先端テクノロジーを駆使した製品によって世界にインパクトを与えることができることです。例えば、アメリカの自動車業界のお客様では、Watson Explorerを活用し、日々上がってくる膨大な量の事故や故障のレポートを迅速に分析することで、故障や事故 リスクを早期に発見できるようになりました。世界中のIBMの社員と 協力し開発した製品が世界中で動いて、世の中に役立っているのを 実感するたびに大きなやりがいを感じます。

製品開発エンジニア|Developer

Takashi F.

【現在の業務内容】デザイナーとして、使いやすさのデザイン、顧客体験のデザインを行っています。お客様の業種はプロジェクトにより多岐に渡りますが、現在はエンドユーザー向けの申込システムをモバイル化する際のUI・UX デザインに取り組んでいます。どんな機能が必要か、何をどう作るのかではなく、「誰のためにどんな体験を提供するのか」という視点でアプローチし、常にユーザー視点で徹底的に検証・検討を重ね、ユーザーにとってより良い体験を提供することが求められます。 【徹底したユーザー視点が生み出す喜び】ユーザー視点で追求し、体験化することで今まで気が付かなかった 新たな視点や課題を発見すること、そしてお客様の感動や驚きを生み出した時に非常にやりがいを感じます。自分がデザイナーとして携わった システムが世に出て役に立つことや、デザインした顧客体験が現実になったことを実感できるのはデザイナーという仕事の醍醐味だと思います。

デザイナー|Designer

Midori S.

インタビューpeople

【現在の業務内容】現在はメディア業界のお客様を担当しています。メディア業界では、 海外の企業が先進的な取り組みを行なっているケースがあります。 そのため、グローバル・メンバーとディスカッションを重ね、先進テクノロジーを用いた提案をお客様に行うことができる点や、AIを活用した 番組制作支援など先進的な技術を提案に組み込むことで、これまで解決できなかった課題を解決できることなど、IBMだからこそご提供できる価値でお客様をご支援しています。

【お客様との長期的な関係構築に向けて】最も大切なことは、常に長期的な目線でお客様にどのように貢献できるかを考え抜き、強い信頼関係を構築していくことです。常にお客様が 何を求められていて、IBMに何を期待されているのかを意識し、準備をしておく必要があります。チームの協力を得ながら、お客様に価値の ある提案で貢献できた際の達成感は、やはり営業の醍醐味だと思います。

営業|Sales

Ryosuke Y.

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職種説明people

デザイナーお客様が目指すイノベーションのため、デザイン思考で新たな「顧客体験」創出をサポート

ユーザー・エクスペリエンス(UX)に関する深い知識や経験をベースに、 新製品やサービスを生み 出すプロセスにおいて顧客体験をデザインすることで優れたUXを実現し、エンジニアと共に、エンドユーザーの体験価値を高めるアプリケーションやさまざまな製品・サービス開発をご支援。

コンサルタント(戦略、デジタル・ビジネス)お客様の戦略的パートナーとして、ビジネス上の課題解決や変革を支援

戦略策定、経営改革からデータ分析によるビジネス最適化、成長戦略立案と戦略実現に必要なIT システム構築まで、各領域の専門家がお客様の変革をご支援。「戦略コンサルタント」は、戦略立案や経営課題解決のためにIBMのテクノロジーやR&D機能を活用してビジネス価値の最大化を目指し、「デジタル・ビジネス・コンサルタント」は、SCM、IoT、組織・人財、購買、財務経理、経営管理などの業務を軸にお客様の未来を形にし、また企業の基幹システム構築からクラウド、AI、モバイルなどのテクノロジーを活用したシステム開発により企業の成長をご支援。

ITスペシャリストITの専門家として、お客様が目指す変革をITソリューションにより具現化

お客様ビジネスにおける課題解決や変革をシステムで実現。要件定義から、システム設計、構築、運用・保守まで、プロジェクトの幅広いフェーズに参画し、お客様の業務や最新の技術やソリューションに ついての深い知識を持ち、お客様やチームとコミュニケーションを取りながら、プロジェクトをリード。

データ・サイエンティストデータ分析技術の知見を駆使し、お客様や社会の未来を共に創出

ビッグデータを分析し得られた知見をビジネスにどのように活かせるかを考え、お客様が向かう べき未来の実現のため、さまざまな意思決定の局面でデータに基づいた合理的な判断ができるようお客様をご支援。

製品開発エンジニアお客様の変革を支えるIBM製品の設計と開発

世界中の開発拠点と密接に連携しながら、Webアプリケーション基盤、システム管理などの「ソフトウェア/ミドルウェア製品」やITシステムの基盤を支える「ハードウェア製品」などの設計・開発に より、お客様へ新たな価値を提供。

営業お客様に寄り添い、戦略やニーズを理解し、ビジネスに貢献できる提案を

お客様のビジネス、真の課題やニーズをもとに、IBMが世界で蓄積したコンサルティング、システム開発、最先端のテクノロジーを集結させ、お客様の成功に貢献する提案を実施。特定の業種や お客様を担当する「お客様担当営業」と、IBM製品・サービスを熟知しお客様に提案する「製品・サービス担当営業」の2種。

研究員世界中の人々が直面する課題解決やイノベーションを生み出すための研究

世界中の人々が直面する課題の解決や社会に新しいイノベーションを生み出すための研究を実施。テキスト分析技術や機械学習、業界に特化した先進的ソリューション、障がい者や高齢者を含む 多様なニーズを持つ人々の社会参加をサポートする「アクセシビリティー技術」など、多岐にわたる研究に、世界10カ国12カ所にあるIBMの研究拠点と連携。

コーポレート・スタッフファイナンス、人事など各分野の専門家として、IBMの成長戦略をサポート

世界各国のメンバーと連携しながら、ファイナンスは「数字」という側面からIBMの事業戦略を 支え、人と組織の成長を支援する人事のプロフェッショナルはIBMの「成長」を支えるための人事 施策や採用など幅広い領域で、ビジネスをサポート。

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IBMのDiversity市場におけるIBMの競争力の源泉は多様性のある社員です。年齢や人種、思想、文化、性的指向、障がいの有無などに関わらず、お互いの違いを尊重し、全ての社員が最大限に能力を発揮することによって、価値あるイノベーションを生み出しています。

あらゆる職種、あらゆる職位に女性がいる会社IBMでは専門職制度を取っており、日本IBMでは女性社員も営業職やITエンジニア、研究職として、 専門的な研修を受け、プロフェッショナルとして活躍しています。また、給与の男女格差もありません。1998年以降に女性社員活躍支援をさらに強化。特定の部門や職位に女性社員を配置するのではなく、さまざまな職種、職位に配置し、「女性社員だけでも会社が成立する」状態を目指してきました。新卒採用における女性比率は2010年以降は平均45%。また、部下を持つ女性管理職は14%(うちワーキングマザー率は37%)、理事を含む役員級の女性比率は15%(うちワーキングマザー率は34%)です。

Diversity を支える制度と柔軟な働き方IBMではお客様サービスの向上、生産性の向上を目指し、一人ひとりの社員がプロフェッショナルとして活躍しやすくするために、働く場所と働く時間の柔軟性を広げています。また、社員の仕事と個人生活の両立を支援するため、多様なワークスタイルを提案し、フレキシブルな働き方を推進しています。1997年にモバイルワーク、1999年に始まった e-ワーク制度(在宅勤務)は社内にしっかりと定着。 そして、コアタイムなしのフレックス短時間勤務など、個々の社員の事情や、結婚や出産、介護などの ライフ・ステージの変化をサポートしています。このように多様な人材がそれぞれの能力を最大限に 発揮しながら働ける環境があります。

ダイバーシティがイノベーションを創出する (講演抄録)

私が専門とするアクセシビリティー技術(障がい者や高齢者を支援する技術の総称)は、これまで多くの イノベーションを生み出してきました。例えば18世紀に、聴覚障がいを持った家族とのコミュニケーションを 円滑にするための研究の過程で電話が、手を動かすことが困難な方が文字を書く手段としてキーボードが 発明されたと言われています。最近では、視覚障がい者が文字を読むために光学文字認識、そして聴覚障がい者が会話を聞くというニーズから研究が始まった音声認識もあります。IBMは、創業間もない1914年に他社に先駆けて障がい者を採用。1960年代に点字を印刷するプリンター、1970年代に入力した文字を読み上げるタイプライターを開発。1985年には、世界初の音声出力機能を備えたホスト端末を製品化しました。

14歳の時にプールでの怪我が元で徐々に視力を失い失明した私は、1985年にIBMの東京基礎研究所に 入社。最先端の技術に触れ、こうした技術は障がい者にも利用できるものになるに違いないと確信し、アクセシビリティー技術の研究開発に取り組みました。紙の点字が主流だった80年代に点字のデジタル化を研究。デジタル化のため、点字編集システムや辞書システム、点字情報共有システムなどを開発しました。現在、 視覚障がいの学生はパソコンやモバイル端末を使って、点字でも音声でも簡単に書籍にアクセスできます。これはスマートフォンもインターネットも存在しない時代に「本を自由に読みたい」という視覚障がい者の 強い願いによって、点字のデジタル化が実現したからです。そして点字書籍の技術は現在普及している電子書籍にも影響を与えました。障がい者ニーズがイノベーションに繋がった一例ではないかと思います。現在、私たちはリアルワールド・アクセシビリティーの実現を目標にしています。AI技術の進展により、失われた機能を補うテクノロジー、コグニティブ・アシスタントの研究開発をしています。これは障がい者の失われた機能を補うとともに、高齢により徐々に衰えていく視覚、聴覚を補い、AIにより人をアシストすることもできます。コグニティブ・アシスタント技術は、人に寄り添っているものであることが前提なので、リアルワールド・ アクセシビリティーの実現になくてはならない技術です。私自身、目が見えないユーザーとしての視点と、技術を開発する研究者としての両方の視点を融合させて、 これまで新しいテーマを見つけて研究を続けてきました。これからも他の人にはない視点で新しいテーマを見つけて研究をしていきたいと思います。

cultureDiversity Innovation

浅川 智恵子 Chieko Asakawa東京基礎研究所 IBMフェロー

1987年育児休職(出産から子が満2歳まで)※男性も可・ 実績あり

1989年フレックスタイム

1991年教育休職、介護休職 1997年

モバイル・ワーク

1999年e-ワーク(在宅勤務)

2004年裁量勤務/短時間勤務(60%/80%)

2009年コアタイムなしのフレックス短時間勤務

2011年施設内保育所(東京)開設

2015年施設内保育所(千葉)開設

2016年本社ビル内フィットネスジムオープン

2016年同性パートナー登録制度(福利厚生や人事制度を配偶者と同等に)

1997年サテライト・オフィス

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IBM Group

CSOL 広島・福岡を中心に、銀行基幹システムの共同アウトソーシングサービス(開発・運用・保守)を提供しています。

日本アイ・ビー・エム 共同ソリューション・サービス株式会社

IGSCH 主に広島の大手自動車メーカー様向けに、ITシステム企画・設計から開発・保守・運用を提供しています。

日本アイビーエム中国ソリューション株式会社広島

ISOL金融に関するITサービスのオールラウンド・プレーヤーとして、北海道から沖縄まで、日本全国の金融機関のお客様に高品質のITサービスを提供しています。

日本アイビーエム・ソリューション・サービス株式会社全国

ISC-J 総合ITサービス企業として、アプリケーションからITインフラストラクチャまで、あらゆるITサービスを国内外のお客様にお届けしています。

日本アイ・ビー・エム・サービス株式会社

IBIT 金融機関を中心としたお客様のシステム設計・開発・運用・保守を高い技術力で実践しています。

日本アイ・ビー・エム・ビズインテック株式会社

TSOL 日本IBM製品をはじめ、ITシステムに関わるさまざまな製品の保守サービスを提供しています。

日本アイ・ビー・エム テクニカル・ソリューション株式会社

ISE 最先端技術でリ-ドするプロフェッショナル集団として、難易度の高い複雑なシステム構築に、卓越したITスキルを駆使し取り組んでいます。

日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社

ISOL内に設立され、札幌に拠点を置くIBMグループ唯一のリモート開発センターであり、センターとして高品質・高生産性で価格競争力のあるITサービスを提供しています。

札幌開発センター

グループ企業紹介 勤務地

全国

首都圏

技術支援 設計 開発

システム設計・開発・運用保守

システム設計・開発・運用保守

システム設計・開発・運用保守

技術支援・システム設計・開発

設計・開発・運用保守 SW

運用保守セキュリティー

HW/SWネットワーク

運用保守 製品保守

専門領域

福岡

専門業界 業種

製造

ITスペシャリスト

アプリケーション・

プログラマー

全業種

ITスペシャリスト

ITスペシャリスト

サービス・エンジニア

金融

札幌