Post on 04-Dec-2020
石炭火力 LNG火力 一般水力 原子力 女川2号
原発の方が電気代が高い
「原発の方が電気が安い」は、政府の補助金や
「核のゴミ」の処理費用を度外視した大うそ。
そのデタラメな政府のやり方で計算しても、女
川原発2号機の発電コストは18.6円/kwh に
(大島堅一・龍谷大学教授)。テロ対策施設に約
千億円もかかるので、もっとハネ上がります。
出典:「長期エネルギー需給見通し小委員会に対する発電コスト等
の検証に関する報告」(2015年5月10日)。
「女川原発2号機を再稼働させれば火力発電を
減らせるので、火力の燃料代が年約300億円減
る」という説明は、一面的で誤りです。
経費は、全体を比較すれば、廃炉にした方が年
約300億円も少ないのです(左の図)。
廃炉にすれば、原発維持費(年約500億円)、
核燃料費(年28億円)、バックエンド費用(年
47億円)も、すべて不要になるからです。
使用済み核燃料などに大量に含まれる 249Pu
(プルトニウム 249)は、毒性が強く、放射能
が半分に減るまで約2万4千年もかかります。
処理する方法がなく、保管に要する費用は天文
学的金額です。子々孫々にツケを残す「核のゴ
ミ」を増やす再稼働は、倫理上も許されません。
原発ゼロでも電気は十分です。東北電力管内では20
11年3月11日から9年以上も「原発ゼロ」です。
太陽光・風力の発電が急速に普及し、東北電力管内で
今年5月の連休に、再生可能エネルギーの比率が最高時
に77。5%に(右の図)。もう原発はいりません。
全国の原発での雇用は2万人前後、再生可能エネルギ
ーによる雇用はすでに数十万人に。
雇用を増やし、地域経済を元気にする力は再生可能エ
ネルギーの方がはるかに大です。
11.6円 12.3円
13.7円
18.6円
10.1円
「合格しても安全と
は申し上げない」(田
中俊一・前原子力規制
委員会委員長)
◎請願署名は宮城県議会議長あてです。提出は9月議会を予定。
◎署名用紙は ➡http://blog.canpan.info/miyagigenpatsu/
「原発問題住民運動宮城県連絡センター」ブログからダウンロードできます。
◎送付先:仙台市青葉区大町2丁目5-10御譜代町ビル302号 署名係
原発は安全を度外視した軍事技術が始まり。今でも、①核分裂が暴走する(実
例:チェルノブイリ原発事故)、②冷却に失敗すればすぐに燃料棒が溶融する(実
例:スリーマイル島原発事故、福島第一原発事故)、③使用済み核燃料と高レベル
放射性廃棄物を処理する方法がない-という危険性を抱えたままです。
原子力規制委員会も、「事故はゼロではない」と認めています。
女川原発の重大事故で、30km 圏内住民を「屋内
退避」させる「2段階避難」は、被ばくを防ぐ保障が
ないのに「避難させない」ひどい計画です。
病院・介護施設などに入院・入所している人は「屋
内退避」が優先。要援護者の避難は、困難だらけです。
5km 圏内の人を先に避難させる計画はもともと非
現実的。悪天候などで簡単に実行不可能になります。
放射能汚染を発見し被ばく医療につなげる避難途
中の検査も、調べるのは家族の一人だけ。全員を検査
する新潟県とは大違いのズサンな計画です。
原発問題住民運動宮城県連絡センター 署名推進ニュース
2020年6月発行 【連絡先】電話 022-265-2601(宮城民医連)
●署名用紙、チラシ作成のため募金をお願いします。
郵便貯金【店名】八一八 【店番】818
普通貯金 【口座番号】3169569
名義:原発問題住民運動宮城県連絡センター
日本中で再稼働の差し
止めを求める裁判が起き
ています。重大事故の心
配があり、避難計画の実
効性もないからです。