YKK AP東北製造所 ガラス棟 - Toto Ltd. · 2019-03-08 · ykk ap東北製造所 ガラス棟...

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外観 トイレ入口 女性トイレ 大便器ブース 女性トイレ 洗面コーナー YKK AP東北製造所 ガラス棟 敷地総面積736,750㎡の広大な敷地を持つ主要拠点である工場。平成17年に は「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞している。 工場の入口近くに設けられたトイレ空間。スリッパに履き替えてトイレを使用し ている。 女性社員より要望の高かった擬音装置を設置。棚付き紙巻器を用い小物が置 きやすい配慮も追加している。 男性トイレともに洗面コーナーは未改修。以前よりお湯の出るアクアオート(自 動水栓)が使用されている。 男性トイレ 全体 男性トイレ 小便器コーナー 改修前 トイレ図面 壁、床を白い部材に張替えしたことと、照明をLEDに変更して照度を上げたこ とで、空間全体が明るい雰囲気になっている。 改修前はタイル張りだったおだれ石を、においや汚れを軽減するハイドロテク ト・フロアにし、小便器前の壁は汚れを拭き取りやすいキッチンパネルで仕上 げている。 改修前は、印象が暗いトイレ空間。洋式便器が男性トイレ女性トイレそれぞれ 1つのみであったため、不便を感じていた。 男性トイレ 大便器ブース 女性トイレ 大便器コーナー 建築概要 <改修の経緯> 水まわりの特長 和洋リモデル工法を用い和式便器から洋式便器に変更し、すべての大便器に トを完備 寸法は と空間を広め 男性トイレ同様の明るい空間。これまで同色だったブース材を、扉のみ色を変 える 空間 動きを出し YKK AP東北製造所 ガラス棟 宮城県大崎市三本木字吉田1 YKK AP株式会社 東北製造所 株式会社東北リファイメント 株式会社東北リファイメント (改修)20185竣工年月 改修前は男女とも空間が暗く、洋式便器は男女各1ヶ所のみ設置。女性トイ レには擬音装置もなく不便を感じていたが、今回和洋リモデル工法を用い てすべて洋式便器へ改修を実施、擬音装置も設置した。また、この改修を 機に清掃方法を湿式清掃から乾式清掃に変更し、臭いの軽減がはかれた。 これまで「行くのが辛かったトイレ」が「行くのが楽しいトイレになった」と女性 社員から喜びの声が挙がっている。 <トイレの特長> 1974 (昭和49)年、宮城県大崎市三本木にYKK AP東北製造所を創設。敷 地総面積736,750㎡の広い敷地には、住宅用建材をはじめ、エクステリア 商品、エントランス商品、木質インテリア建材、複層ガラス、ビル建材、樹脂 窓を生産する工場が建っている。今年で44年目を迎え、建物全体的に老朽 化が進んでいた。YKK AP東北製造所では、福利厚生の向上のために毎 年テーマを設けて社員にアンケートを実施している。18年度のテーマはトイ レだったため、擬音装置の設置や和式便器から洋式便器への入れ替え、 全体的にキレイにしてほしいなどの要望が出ていた。 <改修の経緯> ュレットを完備ース寸法はW1000×D1300mmと空間を広め保している。 える空間動きを出してい2018.09 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2018 All Rights Reserved 31035

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外観 トイレ入口 女性トイレ 大便器ブース 女性トイレ 洗面コーナー

YKK AP東北製造所 ガラス棟

敷地総面積736,750㎡の広大な敷地を持つ主要拠点である工場。平成17年には「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞している。

工場の入口近くに設けられたトイレ空間。スリッパに履き替えてトイレを使用している。

女性社員より要望の高かった擬音装置を設置。棚付き紙巻器を用い小物が置きやすい配慮も追加している。

男性トイレともに洗面コーナーは未改修。以前よりお湯の出るアクアオート(自動水栓)が使用されている。

男性トイレ 全体 男性トイレ 小便器コーナー 改修前 トイレ図面

壁、床を白い部材に張替えしたことと、照明をLEDに変更して照度を上げたことで、空間全体が明るい雰囲気になっている。

改修前はタイル張りだったおだれ石を、においや汚れを軽減するハイドロテクト・フロアにし、小便器前の壁は汚れを拭き取りやすいキッチンパネルで仕上げている。

改修前は、印象が暗いトイレ空間。洋式便器が男性トイレ女性トイレそれぞれ1つのみであったため、不便を感じていた。

男性トイレ 大便器ブース 女性トイレ 大便器コーナー 建築概要

<改修の経緯>

水まわりの特長

和洋リモデル工法を用い和式便器から洋式便器に変更し、すべての大便器にウ シ トを完備 ブ 内 寸法は と空間を広め 確

男性トイレ同様の明るい空間。これまで同色だったブース材を、扉のみ色を変える と 空間 動きを出し る

YKK AP東北製造所 ガラス棟

宮城県大崎市三本木字吉田1

YKK AP株式会社 東北製造所

株式会社東北リファイメント

株式会社東北リファイメント

(改修)2018年5月

名 称

所 在 地

施 主

設 計

施 工

竣 工 年 月

改修前は男女とも空間が暗く、洋式便器は男女各1ヶ所のみ設置。女性トイ

レには擬音装置もなく不便を感じていたが、今回和洋リモデル工法を用いてすべて洋式便器へ改修を実施、擬音装置も設置した。また、この改修を機に清掃方法を湿式清掃から乾式清掃に変更し、臭いの軽減がはかれた。これまで「行くのが辛かったトイレ」が「行くのが楽しいトイレになった」と女性社員から喜びの声が挙がっている。

<トイレの特長>

1974 (昭和49)年、宮城県大崎市三本木にYKK AP東北製造所を創設。敷地総面積736,750㎡の広い敷地には、住宅用建材をはじめ、エクステリア商品、エントランス商品、木質インテリア建材、複層ガラス、ビル建材、樹脂窓を生産する工場が建っている。今年で44年目を迎え、建物全体的に老朽化が進んでいた。YKK AP東北製造所では、福利厚生の向上のために毎年テーマを設けて社員にアンケートを実施している。18年度のテーマはトイ

レだったため、擬音装置の設置や和式便器から洋式便器への入れ替え、全体的にキレイにしてほしいなどの要望が出ていた。

<改修の経緯>

ウォシュレットを完備。ブース内の寸法はW1000×D1300mmと空間を広めに確保している。

えることで空間に動きを出している。

2018.09 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2018 All Rights Reserved 31035