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みんなの声

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萩原俊史

福岡歯科大学学生後援会理事)

学生からのメッセージ

保護者からのメッセージ

一歩踏み出せるならもう一歩も踏み出せる

 大学を卒業し

あっという間に30年

近くたってしまい、

気づけば長女は歯

科大四年生。

 今の学生を取り

巻く環境は昔とは

比べられないくらい

厳しくなっています。しかしそれに立ち向か

う大学の対応力にも驚かされています。毎年

のように改変されるカリキュラムや試験制度。

これらをしっかりと一歩ずつ地道にやっていけ

ば問題なく卒業でき、国試も余裕でパスでき

そうな充実の内容です。とは言えどんなに大

学が頑張ってくれても学生自身が踏み出さな

いと目指す頂には到達できません。登山に例

えるなら三千メートルの山を目指すにしても

たった一歩の積み重ね。ガラガラ崩れ落ちる岩

肌、傾斜六〇度の雪壁。そんな困難も的確な

一歩を積み重ねれば必ず克服できるもので

す。楽な一歩、きつい一歩であるかもしれませ

んがすべてが歯科医師になるための大切な

一歩なのです。

 私たち保護者はなにがあってもあなた方学

生の味方です。困ったことがあればなんでも

相談して欲しい。先生方にも遠慮なくぶつかっ

ていって欲しい。あなた方が頑張った汗と涙の

先には輝かしい未来が約束されています。

高橋

晴子

(福岡歯科大学第5学年)

「マレーシアで得たもの」

 先日マレーシアで開催されたアジ

ア太平洋歯科学生会議に参加して

きました。アジア太平洋歯科学生

会議は、学生同士の交流が主でし

たが、歯科診療の日本との違いを知

るいい機会となりました。そこで強

く感じたことは、日本はとてもいい

国だということです。綺麗で、便利で、医学もとても進んでいま

す。私達はとても恵まれた環境で学んでいるのだという事をひ

しひしと感じました。それと同時に他国での歯科診療について

興味が湧きました。私は元々旅行も好きでしたが、他国での歯

科診療にはあまり興味はなく、日本でのことしか頭にありませ

んでした。私は1、2年生の間は成績もあまりいい方でもなく、

授業についていくことで精一杯だったのですが、余裕ができてく

るにつれ、興味の湧くものが増えてきました。そして、アジア太

平洋歯科学生会議がきっかけとなり、他国での歯科診療をもっ

と見てみたい、もっと知りたい、さらには実際に関わりたいと強

く思うようになりました。もちろん言語の壁は高くあると思い

ます。しかし、それ以上に今は他国で歯科医師として活躍する

というのが私の目標でもあり夢でもあります。目標ができた事

で、国家試験の勉強も登院実習も多方面から考えるようにな

りました。6年生で

は主に国家試験の

勉強になりますが、

目標に向かって必要

不可欠な語学の勉

強と国家試験の勉

強にしっかり励みた

いと思います。 福

岡看護大学

地域・在宅看護部門

講師

宮坂

啓子

「資格は宝物」

松尾

忠行

福岡医療短期大学

歯科衛生学科

准教授

 私は、日本の看護師資格を得たのち、約15年前ニュージーランド(NZ)に渡り、カ

レッジで英語を1年半学んでから、ワークビザで医療通訳者として3年間働きまし

た。異文化に興味を持ち、ワーキングホリデーでNZに住んだことがきっかけでした。

 海外で医療を受ける時、現地語が話せない人にとっては、医師や看護師が話す医学

用語までわかって説明してくれる通訳が必要になります。保険会社や当事者からの依

頼を受け病院へ出向いていましたが、信頼関係ができてきてからは、病院から直接連絡

を受けるようにもなりました。ある時、発熱・悪寒があるのに、扇風機で身体を冷やす

治療を受けてふるえが止まらない患者さんから、治療への不安を訴えられたことがあ

りましたが、翌日伺うとすっかり元気になられていました。このように日本との医療の

違いに戸惑ったことも沢山ありましたが、

多くの学びと経験を得ることができまし

た。看護師資格は、様々な形で思いも寄ら

ないチャンスを将来もたらしてくれるかも

知れません。皆さんも是非、資格を取得し、

自分の未来を切り開いてください。

Learning is a treasure that will follow

its owner everyw

here.

(学問は、学んだ者にいつも一緒について来

る宝物)

新しい学び・人・キャンパス福岡看護大学の魅力をご紹介します!

 福岡医療短期大学歯科衛生学科の松尾です。本

学研究ブランディング事業における、私の研究内

容について簡単にお話します。「口臭抑制グループ

(松尾・石井・首藤・川尻)に属し、研究テーマは「在

宅自立高齢者の口臭発現要因に関する検討―若

年者との比較―」です。

 超高齢社会が進展する中で、高齢者が生涯にわ

たって生き生きと活躍し、安心して生活するため

には、健康を維持し、人とのコミュニケーションを通

じて、様々な活躍の場があることが重要です。

 「口臭」は人とのコミュニケーションを妨げる、ひ

いては、社会参加を減少させる社会的フレイルの原

因となる可能性があります。

 本研究により、65歳以上の在宅自立高齢者の病

的口臭を取り巻く、各要因(歯周病、舌苔、口呼吸、

口腔乾燥)の関連性が解明されることが期待でき、

その結果、要因別の効率的な口臭予防プログラム

立案につながり、在宅自立高齢者のQOL向上に

貢献できるのではないかと考えています。

夢を叶える場所「福岡医療短期大学」多くの出会い・絆を育んでいる短大の情報をお届け!

#7

#7 

NewSophiaコラム

編集後記  私たちは驚異の時代を生きています。人工知能

(AI)の世界的権威であるカーツワイルが

2005年にシンギュラリティ、技術的特異点とい

う概念を提唱しました。科学技術が指数関数的に

進化した結果、自身より優れた技術をつくり出すこ

とであり、AIが人類の知能を超える時とも言わ

れています。AIの研究は1950年頃からブーム

と冬の時代を繰り返し2005年からは第三次ブ

ームに突入しました。そのきっかけとなったのは、脳

科学との融合によるディープラーニングという手法

により、自身で学習し判断する強いAIの登場で

す。AIがやがて感情と自我を持つ日が来るだろう

との予測もされています。しかしその一方で、AIが

欲を持つことができるかは疑問です。

 AIには定まった寿命がありません。私たちにと

っては、砂のように掌からこぼれゆく時間への慈しみ

と永遠への憧れこそが、科学と芸術における駆動力

なのかもしれません。

 AIが仮であれ、避けようのない自己の有限性を

認識したその時、それを乗り越えたいという欲が生

じるでしょうか。儚さがもたらす美を理解し、晩秋

の空に白く浮き上がる月影を私たちがいつかAI

と語り合う時が来るのでしょうか。  (岡すがこ)

シンギュラリティ

New Sophiaは、今回で100号となりました。年4回の発行が25年続いた計算です。この間、疾病構造の変化を見通した教育の再編・拡充をはじめとして、さまざまな状況変化を乗り越える学園の姿が記録されてきました。最近は、阿蘇噴火による新入生研修旅行先の変更や地震、豪雨の被災者支援活動もありました。崇きものを求める未知なる道は、これからもつづいていくことでしょう。(HK)