WebSAM iStorageManager インストールガイド

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ISRXM01123-1 WebSAM iStorageManager インストールガイド

Transcript of WebSAM iStorageManager インストールガイド

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ISRXM01123-1

WebSAM iStorageManager インストールガイド

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はじめに

この度は弊社製品をお買い求めいただきましてありがとうございました

このインストールガイドではWebSAM iStorageManager のサーバ部(iSM サーバ)とクライアント部(iSM クライ

アント)および ControlCommand のインストールと環境設定に関して説明しています

機能の説明や操作方法に関してはDVD 媒体に電子マニュアルを格納していますのでそちらをご参照ください

注意

本製品はHP-UXSolarisLinuxWindows に対応しています

なお本バージョンの iSM サーバは Solaris に対応していません

それぞれインストール方法が異なりますのでお使いになる機種に合わせて本紙をお読みください

未サポートの iStorage が接続された環境で利用した場合正常に動作しませんご利用の環境をご確認の上適切

なバージョンを使用してください

備考

1 本書では以下のプログラムプロダクトによって実現される機能について説明しています

WebSAM iStorageManager および iStorage 基本制御

2 本書は以下のプログラムプロダクトバージョンに対応しています

WebSAM iStorageManager Ver123 以降

iStorage 基本制御 Ver123 以降

iStorage ControlCommand Ver123 以降

3 本文中の以下の記述は特に明示しない限り対応する製品名を意味します

本文中の記述 対応する製品名

iStorageManager WebSAM iStorageManager

PerforMate WebSAM Storage PerforMate

ControlCommand (2) iStorage ControlCommand (1)

ReplicationControl iStorage ControlCommand (1)

SnapControl iStorage ControlCommand (1)

NEC Storage Manager Agent Utility iStorage ControlCommand (1)

PerforSure iStorage PerforSure

PerforOptimizer iStorage PerforOptimizer

SigmaSystemCenter WebSAM SigmaSystemCenter

Analyzer for VMware vCenter

Operations

WebSAM Storage Analyzer for VMware vCenter

Operations

Analyzer for VMware vRealize

Operations

WebSAM Storage Analyzer for VMware vRealize

Operations

M シリーズ iStorage M シリーズ

M10 シリーズ iStorage M10 シリーズ

M100 シリーズ iStorage M100 シリーズ

M300 シリーズ iStorage M300 シリーズ

M500 シリーズ iStorage M500 シリーズ

M700 シリーズ iStorage M700 シリーズ

M5000 シリーズ iStorage M5000 シリーズ

A5000 iStorage A5000

A5200 iStorage A5200

A3000 iStorage A3000

A3200 iStorage A3200

A2700 iStorage A2700

A4900 iStorage A4900

(1) iStorage ControlCommand は次の 6 機能を統合した製品です

ReplicationControl

SnapControl

ReplicationControlDisasterRecovery

ProtectControl

PowerControl

NEC Storage Manager Agent Utility

(2)「ControlCommand」はNEC Storage Manager Agent Utility を含みます

4 本文中の以下の記述は以下の名称に対応しています

本文中の記述 対応する名称

JRE Java Runtime Environment

NET Framework Microsoft NET Framework

IIS Microsoft Internet Information Services

5 商標および登録商標

Microsoft Windows Windows Server Microsoft Edgeおよび Internet Explorer は米国 Microsoft

Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です

NET Framework は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または

商標です

HP-UX は米国における米国 Hewlett-Packard 社の登録商標です

UNIX はThe Open Group の米国ならびにその他の国における登録商標です

OracleSolarisおよび Java はOracle Corporation およびその子会社関連会社の米国およびそ

の他の国における登録商標です

Linux はLinus Torvalds 氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です

Red Hat は米国 Red Hat Inc の米国およびその他の国における商標または登録商標です

Veritas および Veritas Storage Foundation はSymantec Corporation の米国およびその他の国に

おける商標または登録商標です

その他記載されている製品名会社名等は各社の商標または登録商標です

6 本製品は以下の OSS を含んでいますライセンスの詳細については媒体に含まれるマニュアルの付録を参照

ください

Apache log4j (httploggingapacheorg)

flex (httpflexsourceforgenet)

OpenSSL (httpwwwopensslorg)

Cyrus SASL (httpcyrusimaporg)

Expect (httpexpectsourceforgenet)

Tcl (httpwwwtcltk)

PHP (httpwwwphpnet)

CodeIgniter (httpwwwcodeignitercom)

Flot (httpwwwflotchartsorg)

PuTTY (httpwwwchiarkgreenendorguk~sgtathamputtyindexhtml)

7 「JIS X 02081990」(以下JIS90)の文字セットに加えて「JIS X 02132004」(以下JIS2004)の文

字セットが採用され人名用漢字など表現できる文字が増加しますただし各画面の入力パス名コマン

ドパラメータは JIS90 の文字セットの範囲で指定してくださいまた構成設定の一括設定ファイル等の指

示ファイルの文字コードは ANSI で作成してください

8 本書でクライアント部は以下の2種類の GUI を提供します

Java で動作する GUI

Windows ベースの GUI

文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』後者

のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用します

9 「iSM クライアント(Web GUI)」とは「WebSAM iStorageManager」および「iStorageManager Express」

を利用するためにクライアント PC にインストールする Java アプリケーションです利用者に GUI による

監視と操作の手段を提供します

10 本書では特にご注意いただく内容を以下で示しております内容については必ずお守りください

この表示を無視して誤った取り扱いをすると設定済みの構成に影響がある場合があります

表示の種類

種 類 内 容

操作において特に注意が必要な内容を説明しています

操作における制限事項等の情報を説明しています

2001 年 1 月 初 版

2021 年 4 月 第 63 版

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目 次

序章 導入手順 1

第 1 章 サーバの導入(HP-UX 版) 5

11 動作環境 5

12 iSM サーバのインストール 6

121 インストール 6

122 アンインストール 7

123 アップデート 8

13 iSM サーバの環境設定 8

131 ディスクアレイの監視方法の設定 8

132 環境定義ファイル 10

14 システムパラメータの設定 46

第 2 章 サーバの導入(Linux 版) 51

21 動作環境 51

22 iSM サーバのインストール 53

221 インストール 53

222 アンインストール 56

223 アップデート 57

23 iSM サーバの環境設定 58

231 ディスクアレイの監視方法の設定 58

232 環境定義ファイル 60

24 システムパラメータの設定 94

第 3 章 iStorageManager セットアップ(Windows 版) 97

31 簡易インストール(M シリーズ) 98

311 iStorageManager のセットアップ 99

312 サーバのセットアップ 118

32 カスタムインストール(M シリーズ) 125

33 カスタムインストール(A2700) 128

第 4 章 サーバの導入(Windows 版) 133

41 動作環境 133

42 iSM サーバのインストール 135

421 インストール 135

4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する場合 136

4212 A2700 を利用する場合 145

422 アンインストール 155

423 アップデート 155

424 サイレントインストール 156

425 サイレントアンインストール 157

43 iSM サーバの環境設定ウィザード 157

431 ディスクアレイの設定 158

432 利用者の設定 162

433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定 165

434 運用ログの設定 166

435 設定内容の確認 168

436 設定完了 168

44 iSM サーバの環境設定 169

441 ディスクアレイ 170

442 利用者 175

443 状態監視 178

444 サーバクライアント 183

445 事象連携 185

446 性能監視 195

447 性能最適化 199

448 レプリケーションスナップショット 200

449 データ改ざん防止 202

4410 監査ログ 203

第 5 章 クライアントの導入 205

51 クライアント提供形態 205

52 動作環境 205

53 インストールとセットアップ 209

531 iSM クライアントのインストール(Windows) 209

5311 事前の OS および Java の設定 209

5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順 210

5313 サイレントインストール 218

5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順 219

5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール 220

532 iSM クライアントのアンインストール(Windows) 221

5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 221

5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 222

5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストール 222

533 iSM クライアントのアップデート 223

534 iSM クライアントのインストール(Linux) 224

535 iSM クライアントのアンインストール(Linux) 225

536 iSM クライアントのアップデート(Linux) 226

54 iSM クライアントの起動終了についての補足 227

541 ショートカットの作成について 227

542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動 227

第 6 章 ControlCommand の導入 229

61 インストール 230

611 M シリーズを利用する場合 230

612 A2700 を利用する場合 240

62 アンインストール 248

63 アップデート 248

第 7 章 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールの 導入

(Windows 版) 249

71 動作環境 249

72 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストール 250

721 インストール 251

722 アンインストール 253

723 アップデート 253

第 8 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Linux 版) 255

81 動作環境 255

82 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 257

821 インストール 257

822 アンインストール 260

823 アップデート 260

第 9 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版) 261

91 動作環境 261

92 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 263

921 インストール 264

922 アンインストール 272

923 アップデート 272

第 10 章 iStorage ダッシュボードの導入 273

101 動作環境 273

102 インストール 274

1021 iSM サーバとの同時インストール 277

1022 個別インストール 278

1023 注意事項 278

103 環境設定 279

104 アンインストール 282

105 アップデート 282

付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版) 283

付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版) 289

付録 C パスワード暗号化コマンド 293

付録 D iStorageManager 管理者設定コマンド 295

付録 E 事象連携定義ファイル 299

付録 F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール 305

付録 G バックアップファイル 307

付録 H ファイアウォールが導入されている環境 311

付録 I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化 313

付録 J OpenJDK のインストール場所 327

付録 K OpenJDK のアンインストール 329

付録 L トラブルシューティング 331

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1

序章 導入手順

ディスクアレイの設置が完了した後業務サーバからディスクアレイを利用するためには以下のよう

な導入作業が必要となります

以下に導入の流れを示します

ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定な

どの作業を行います

M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載

ディスクアレイを導入する場合はホスト情報の収集と登

録を行います

ディスクアレイの構成設定を行い論理ディスクを業務

サーバに割り付けます

業務サーバに割り付けた論理ディスクを業務サーバに認

識させます

業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成

します

以降の作業においてすでに保守員に依頼して実施済の作業については不要ですまだ実施

していない作業を追加で行ってください

(5)ボリュームの準備

(3)ディスクアレイの構成設定

(2)ホスト情報の収集と登録

(4)業務サーバからの接続確認

(1)ソフトウェアの導入と設定

2

推奨構成例を以下に示します

ソフトウェアのインストール先を以下に示します

ソフトウェア 業務サーバ 管理サーバ クライアントマシン

iSM サーバ times times

iSM クライアント times

ControlCommand times times

インストール必要

timesインストール不要

(1)ソフトウェアの導入と設定

ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定などの作業を行います

①iSM サーバと iSM クライアントの導入と設定

iSM サーバと iSM クライアントのインストールおよび環境設定を行います

HP-UXまたは Linux の環境に iSM サーバをインストールする場合は必要に応じて OS の

システムパラメータを変更する必要がありますインストール先の OS 環境に応じて本書の第1章

または第2章を参照してください

またiSM サーバの導入および設定の詳細についてはインストール先の OS 環境に応じて本書の

第1章から第4章を参照してくださいiSM クライアント導入および設定の詳細については第5章

を参照してください

iSM サーバ

LAN

SAN

FCEther

iSM クライアント

ControlCommand

管理サーバ

iStorage

業務サーバ

3

「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの iSM サーバと iSM クライア

ントをすでにインストールしている場合インストール作業は不要です

②ControlCommand の導入(すべての業務サーバ)

FC ケーブル(FC ポート搭載ディスクアレイの場合) SAS ケーブル(SAS ポート搭載ディスクアレイ

の場合)や LAN ケーブル(iSCSI ポート搭載ディスクアレイの場合)によってディスクアレイと接続

されるすべての業務サーバにControlCommand をインストールします業務サーバの OS 環境に応

じて本書の第6章を参照してください

なお各業務サーバではHBA(ホストバスアダプタ)や NIC(ネットワークインタフェースカード)

の取り付けおよびドライバやパス管理ソフトウェアのインストールを事前に実施しておく必要があ

ります

「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの ControlCommand をすでに

インストールしている業務サーバについてはインストール作業は不要です

(2)ホスト情報の収集と登録

本作業は必須ではありませんがM シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載

ディスクアレイを利用する場合はホスト情報を収集して登録することにより以下の操作が可能と

なります

ディスクアレイの構成設定においてアクセスコントロールの LD セットの設定を行う際に登

録したホスト情報を利用して設定を容易に行うことができます

iSM クライアント(Web GUI)の接続ホスト関連情報一覧画面に表示して接続ホストとして確

認管理することができます

M シリーズの FC 搭載ディスクアレイを導入する場合はControlCommand を導入したすべての業務

サーバでホスト情報の収集と登録を行います業務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照

してください

A2700 の iSCSI 専用ディスクアレイを導入する場合はこの作業は不要です以降の作業を実施してく

ださい

4

M シリーズのディスクアレイを導入する場合ディスクアレイの初期設定の際にすでにホ

スト情報の収集と登録の作業を行っている業務サーバについては本作業は不要です

(3)ディスクアレイの構成設定

ディスクアレイの構成設定を行い構築した論理ディスクを業務サーバに割り付けます

構築するプールやホットスペア論理ディスクの構成は運用に応じてあらかじめ設計しておく必要が

ありますまた以降の作業はiSM クライアントから構成設定を行います具体的な操作手順につい

ては電子マニュアル「iStorage シリーズ 構成設定の手引(GUI 編)」(IS007)または「構成設定の手引

(GUI 編)- M シリーズ」(IS051)を参照してください

A3000 シリーズA5000 シリーズの場合GUI 機能は未サポートですCLI のみサポートします

CLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「構

成設定」を参照してください

(4)業務サーバからの接続確認

ディスクアレイと業務サーバ間の FC ケーブル(FC 搭載ディスクアレイの場合)または LAN ケーブル

(iSCSI 搭載ディスクアレイの場合)が接続されていることを確認した後業務サーバを再起動し業務

サーバに割り付けた論理ディスクが業務サーバで認識できていることを確認します

(5)ボリュームの準備

業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成します

以下の作業は各業務サーバで行いますボリューム対応表の作成および更新の手順については業

務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照してください

①ボリューム対応表の作成

ボリューム対応表を作成して業務サーバのデバイス情報(ディスク番号やスペシャルファイル名)

と論理ディスクの対応関係を確認します

②ボリュームの作成

業務サーバに認識されている論理ディスクに対してファイルシステムの作成などを行います

③ボリューム対応表の更新

業務サーバが Windows の場合は作成したパーティションの情報やボリュームに割り当てたドライ

ブ文字などの情報をボリューム対応表に反映させるためにボリューム対応表を作成し直して更新し

ます

業務サーバが HP-UXSolarisLinux の場合はボリュームを作成した後にボリューム対応表を更

新する必要はありません

5

第1章 サーバの導入(HP-UX 版)

11 動作環境

表 1-1 動作環境(HP-UX 版)

対象ハードウェア NX7700i シリーズ

動作 OS HP-UX (IPF) 11i v3

メモリ OS 必要メモリ+49MB 以上 (NX7700i シリーズ)

ディスク容量 プログラム容量193MB (NX7700i シリーズ)

動作必要容量 14GB 以上 (NX7700i シリーズ)

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

図 1-1 システム構成イメージ(HP-UX 版)

iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます

ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の

ディレクトリを作成しldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってください

6

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ

スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM

サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を

きたす可能性があります

12 iSM サーバのインストール

121 インストール

以下の手順にしたがってHP-UX swinstall コマンドを使用して iSM サーバをインストールします

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrdep を別サーバよりファイル転送して使用して

ください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成(例cdrom)

mount コマンドによりマウント

usrsbinmount -o rr devdskctd cdrom

(4)次のコマンドを使用してswinstall コマンドを実行します

usrsbinswinstall

Software Selection ウィンドウおよび Specify Source ウィンドウが表示されます

(5)Specify Source ウィンドウの以下の項目を変更します

Source Host Name ドライブが接続されているサーバのホスト名

Source Depot Path cdromSERVERHPUXiSMsvrdep

上記はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合の例です

「OK」ボタンを選択しSoftware Selection ウィンドウに戻ります詳細については「Help」

ボタンを選択してください

Software Selection ウィンドウにはインストール可能なソフトウェアの一覧が表示されます

(6)NEC_iSM ソフトウェアを強調表示にします

(7)Actions メニューで Mark for Install を選択しインストールする製品として選択します

(8) Actions メニューで Install を選択し製品のインストールを監視して Install Analysis ウィンド

ウを開きます

(9)Status フィールドに Ready というメッセージが表示されたらInstall Analysis ウィンドウの

「OK」ボタンを選択しますこれによりソフトウェアのインストールを開始します

7

(10)ソフトウェアのインストール中はInstall Window ウィンドウに処理中のデータが表示されます

インストールが終わると Status フィールドに Completed と表示されます

(11)DVD 媒体をアンマウントします

usrsbinumount cdrom

またswinstall コマンドにオプションを指定することにより非対話形式でインストールすることも可

能です以下はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合です

usrsbinswinstall -s cdromSERVERHPUXiSMsvrdep -x source_type=tape NEC_iSM

続けて「13 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここではディスクアレイの

監視方法と環境定義ファイルへの登録内容を紹介しています

その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかHP-UX を再起動することによりiSM サーバが

起動します

なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル

「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ

122 アンインストール

以下の手順にしたがってHP-UX swremove コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールしま

(1)root 権限でログインします

(2)iSM サーバが起動されているか確認します

起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください

iSM クライアントが接続中の場合は切断されます

iSMsvr stop -e

(3)iStorageManager 管理者の登録がされているか次のコマンドにより確認します

usrbinlistusers | grep iSMadm

iSMadm iStorageManager

上記が出力された場合はiStorageManager 管理者設定コマンドで iStorageManager 管理者の削

除をおこなってください出力されない場合は続けて(4)の作業を実施します

iStorageManager 管理者設定コマンドについては「付録 D iStorageManager 管理者設定コマン

ド」を参照してください

(4)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

usrsbinswremove NEC_iSM

ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ

ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除

しませんまたソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し

8

ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク

ファイルは削除されません

1 iStorageManager 管理者設定を行って運用されている場合はアンインストール前に

iStorageManager 管理者の削除を必ず行ってください再インストールを行う場合は再インス

トール後iStorageManager 管理者を登録し直してください

上記作業を実施しなかった場合iStorageManager 起動時に以下のエラーになります

iSM01408 Rejected System function error (execl) errno=13

2 本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サー

バをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アド

レス)を削除してください

123 アップデート

iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからインストール

を行います

手順は「122 アンインストール」「121 インストール」を参照してください

13 iSM サーバの環境設定

131 ディスクアレイの監視方法の設定

ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま

ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します

(1)IP 接続

ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド

レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「132 環

境定義ファイル」を参照してください

(2)FC 接続

ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマンド

(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細について

は「付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版)」を参照してください

9

iSMmknod ①

101 INFO Creating internal device files ②

102 INFO Creating device list file ③

103 INFO iSMmknod ended normally ④

Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it

① iSMmknod 実行

② スペシャルファイル作成中のメッセージ

③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ

④ iSMmknod 正常終了のメッセージ

次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ

ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します

スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧

ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境

定義ファイルの指定方法については「132 環境定義ファイル」を参照してください

次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です

iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 110000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h FC-HW Path 8000 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc0t0d0 devnec_iSMmkdlc0t0d1 ④ devnec_iSMmkdlc0t0d2 devnec_iSMmkdlc0t0d3 +---------------------------------------------+ | HD01h Port No01h FC-HW Path 8100 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc1t0d0 devnec_iSMmkdlc1t0d1 devnec_iSMmkdlc1t0d2 devnec_iSMmkdlc1t0d3

① 作成された日時

② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」

③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「FC Card の HW パス8000」

④ ②の接続のスペシャルファイルリスト

⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号01h」「ホストディレクタの port

番号01h」「FC Card の HW パス8100」

⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています

ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき

る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する

にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指

定することが望ましいです

10

できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ

とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO

エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ

イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ

ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます

スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314

ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま

すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます

HP-UX 11i v3 では従来互換のスペシャルファイル(Legacy DSF)のみ使用可能です新

しくサポートされたスペシャルファイル(Persistent DSF)には対応していません

またマルチパス機構が有効となっている環境では従来のデバイスファイルを使用する場

合においてその名称(ctd)が示す接続経路以外のパスも利用されますこのため

「etciSMsvriSM_diskarraydevlist」中で報告するスペシャルファイルリストは実際の

ディスクアレイの HD+port+HBA の物理的な接続関係と異なる場合がありますただし

ディスクアレイの監視をおこなう場合障害時に OS がパス切り替えをおこなうため問題は

発生しませんスペシャルファイル名指定の監視は経路よりも論理ディスクの選択に留意

してください

132 環境定義ファイル

(1)サンプルファイル

iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ

イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してください

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可

能なサンプルファイル

全ての設定が可能なサンプルファイル

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズは全ての設定が可能なサンプルファイルを使

用します

なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています

11

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvreasy-Asample 英語

iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)

②全ての設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvrsample 英語

iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)

(2)必要最低限の設定

必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログファイルの設定

[1]ディスクアレイの設定

iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推

奨します

iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの

ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります

[2]利用者の設定

iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)

となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション

を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ

さい

[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください

12

[4]運用ログファイルの設定

iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog

ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を

確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してください

詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最

低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください

上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください

詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が

可能なサンプルファイルを参照してください

またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM

サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま

す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の

詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し

てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という

ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連

携定義ファイルとして設定してください

(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則

ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します

①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ

クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を

指示します

同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません

②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します

パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します

パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ

の値から構成されます

キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です

同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません

値は数値文字列またはキーワードを指定できます

数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます

文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます

<文字列の指定>

文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以

外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記

述意図と反して認識される場合がありますので注意してください

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)

(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます

13

文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙した

もの以外を記述できます

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)

rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)

rdquordquo(シャープ)

<パスの指定>

パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切

りにのみ使用します

英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)

(スラッシュ)

<パラメータの指定形式>

キーワードのみ

キーワードのみで構成されます

(例)auto_find_spf(値は指定しません)

キーワードとひとつの値

キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます

(例)file_size = 1(数値を指定します)

file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)

キーワードと複数の値(その1)

複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー

ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン

マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です

(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)

キーワードと複数の値(その2)

記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです

この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします

(例)login1=(JohnJohnpassL2)

複合型の値を持つキーワード

rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開

始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです

(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )

上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)

値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で

(例)ip = ( 19216801

19216802 )

14

③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー

タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)

をコメント行とすることができます

これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません

(例) agent section larr コメント行

[agent] larr コメント行ではない

(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報

ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします

iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です

① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の

みとなります

[agent]

[auto_find_spf]

[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]

[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]

[diskarray1 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray2 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray64 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

15

表 1-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[agent] エージェント管理セク

ション

エージェントセクションの開始を示します

auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ

りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監

視を行います

このパラメータを指定する場合「131 ディスク

アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明

するスペシャルファイルを事前に作成しておく必

要があります

本パラメータと diskarray パラメータの指定がど

ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが

ディスクアレイの監視はできません

snmp_port SNMP ポート番号

(数値 162)

SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ

を受信するポート番号として 162 を指定します

SNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ

り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな

ります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ

の監視は行えますネットワークセキュリティ攻

撃等を受け性能が劣化することがありますので受

信しない設定を推奨します

指定がない場合SNMP トラップは受信しません

なおiSMadm 利用者は 162 番のポートを使用す

ることはできませんので指定しないでくださ

い iSMadm 利用者については「付録 D

iStorageManager 管理者設定コマンド」を参照し

てください

remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ

クインターバル

(数値 1~60)

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した

後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

lan_path_check_interv

al

監視パスのチェックイ

ンターバル

(数値 3~60)

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を

チェックするインターバルを指定します

単位 分

既定値60

diskarray1

diskarray2

diskarray64

ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指

定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する

ことで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定

がどちらもない場合はiSM サーバは継続します

がディスクアレイの監視はできません

範囲1~64エントリ

diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は

省略可能です

16

ip IP アドレス

(文字列 255 文字以

内)

TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に

指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ

スト名で指定された IP アドレス(ポート番号

2730)へ接続し監視をおこないます

フローティング IPアドレスでディスクアレイを監

視できますがコントロールパス閉塞を検知でき

ないことがありますのでフローティング IP アド

レスを設定しないでください

SVP が 4 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ

(main sub sub sub)まで指定できます

SVP が 2 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ

(main sub)まで指定できます

SVP が 1 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ

(main)のみ指定できます

type ディスクアレイの種別

(M)

ディスクアレイの種別を指定します

MM シリーズ A3000 シリーズおよび A5000

シリーズのディスクアレイ

Mシリーズ A3000シリーズおよびA5000シリー

ズディスクアレイを監視する場合指定してくだ

さい

file スペシャルファイル名

(文字列 128 文字以

内)

FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定

しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定

しますスペシャルファイルの参照方法は「131

ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接

続」を参照してください

1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8

つまで指定できます

SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採

取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく

ださい

17

② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します

[server]

[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]

表 1-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[server] server セクション server セクションの開始を示します

iSMsvr_name iSM サーバ名

(文字列 20 文字以内)

iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに

表示する iSM サーバ名を指定します

タイトルバーの表示を変更する場合は指定して

ください複数の iSM サーバで運用している場

合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル

バーから iSM サーバの識別が可能となりま

す大文字と小文字は区別されます

iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御

文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します

[client]

[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]

[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

18

表 1-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します

iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー

ト番号

(数値 1~65535)

iSM クライアントが接続する iSM サーバの

ポート番号を指定します

既定値8020

login1

login100

利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM

クライアントから iSM サーバに接続してディ

スクアレイについての情報を参照操作するた

めの認証を得るために用いられます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を

管理する利用者(ストレージグループ管理ユー

ザ)となります特定のストレージを管理する

利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー

ティションを管理する利用者(パーティション

管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してください

login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定

が可能です

設定がない場合はiSM サーバは継続します

がiSM クライアントからの iSM サーバへの接

続はできませんその旨を示した syslog が出力

されます

範囲1~100 entry (注)

利用者名

(文字列 20 文字以内)

利用者名を設定します大文字と小文字は区別

されます同一の利用者名で複数の利用者情報

を設定することはできません

省略はできません

パスワード

(文字列 14 文字以内)

利用者のパスワードを設定します大文字と小

文字は区別されます

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号

化したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

省略はできません

役割

(monitor

operator

administrator)

利用者に許可する操作についての役割を指定し

ますiSM クライアントから iSM サーバに接続

しディスクアレイについての情報を参照操

作する利用者に対し以下の 3 つの役割を用意

しています

上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)

では下位の役割の操作を全て行うことができま

す省略はできません

L1hellipmonitor

ディスクアレイの監視状態表示などの参

照が可能です

L2hellipoperator

レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator

ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントとは関係がないことに注意をしてください

19

④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します

[web]

[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]

[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]

[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]

表 1-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[web] web セクション web セクションの開始を示します

web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)接続先ポート番号

(数値 1~65535)

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ

ウザから iSM サーバに接続する時のポート番号

を指定します

既定値8070

web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)から iSM サーバに接続

する時の IP アドレス

ESMPRO 連携機能を利用し

ESMPROServerManager で iStorage M シリー

ズを監視する場合に設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウ

ザから iSMサーバに接続する時の IPアドレスを

指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス

は使用する可能です

IPv4 の IP アドレスとして127001

0000255255255255 は使用できません

IPv6 の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

0000000000 000000127001 或

いはff008で始まる IP アドレスは使用できま

せん

tls_version_disable default

10

11

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに

接続する時の TLS バージョン TLS10 と TLS11

を無効化するかどうかを指定します

本パラメータを指定しない場合default

を指定する場合と同等になります

defaultTLS10TLS11TLS12TLS13 で

通信可能です

10TLS バージョン 10 を無効化します10

を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で

11TLS バージョン 10 と 11 を無効化します

11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通信可

能です

既定値default

20

⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します

[resource]

[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]

[nickname_check]

[scheduled_report = yes | no ]

[scheduled_report_time = 時分]

表 1-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します

watch_interval 状態監視インターバル

(数値 1~3600)

ディスクアレイの状態を監視するインターバル

を指定します状態監視については電子マニュ

アル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)

の「13 状態監視」を参照してください

単位 秒

既定値15

capacity_watch_inte

rval

容量監視インターバル

(数値 5~1440)

以下の情報を監視するインターバルを指定しま

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールお

よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの

LD 容量クォータは状態監視インターバル

(watch_interval)で監視しますただし容量監

視インターバルが状態監視インターバルよりも

短い場合()は容量監視インターバルでも監視

可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監

視インターバルよりも長くなります

単位 分

既定値5

nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク

アレイに対して構成要素に付与された識別名

称の重複チェックを行う場合に指定します重

複チェックの対象となる識別名称は以下のとお

りです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起

動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行

いません

既定値重複チェックを行います

21

scheduled_report yes

no

監視しているディスクアレイ装置に関する障害

情報の定時通報を行うかを指定します規定値

では定時通報を行いません

yes

障害情報の定時通報を行います

no

障害情報の定時通報を行いません

既定値 no

scheduled_report_ti

me

時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障害

情報の定時通報を行う時刻を指定します

障害情報の定時通報を行う場合

(scheduled_report=yes)は本パラメータを

必ず設定してください

規定値は「指定なし(空白)」です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値指定なし(空白)

⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します

[log]

[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]

[modify_remote_notification_msg_to_warning]

22

表 1-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します

file_directory ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

運用ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「16 ログ出力」を参照してください

既定値optiSMsvretclog

file_size ログファイルのサイズ

(数値 1~10)

運用ログを出力するファイルのサイズの上限を

指定します

単位 MB

既定値1

modify_no_measure

s_msg_to_info

なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING

のメッセージについて種別を INFO に切り替

える場合に指定します種別の変更対象となる

メッセージは iSM04040 と iSM01006 です

指定がない場合は種別の切り替えは行いませ

modify_remote_notif

ication_msg_to_war

ning

なし HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソール

メッセージの監視)と連携する場合にのみ指定

してください種別が WARNING に変更される

メッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159

iSM07168iSM07169iSM07452

iSM07454iSM07459iSM07670iSM07671

指定をしない場合は種別の切り替えは行いま

せん

1 modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更される

ため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携

ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください

2 modify_remote_notification_msg_to_warning パラメータを指定する場合メッセージの種別が

変更するため事象連携機能で以下の対象メッセージの定義を行っている場合に連携ができなく

なる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169iSM07452iSM07454iSM07459

iSM07670iSM07671

3 対象メッセージの詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)

を参照してください

23

⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します

[performance]

[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]

[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]

[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]

[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]

[auto_archive_execution]

[auto_execution_time = 時分 ]

[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]

[auto_deletion_execution = (

[history_file = 保存期間 ][]

[primary_summarized_file = 保存期間 ][]

[secondary_summarized_file = 保存期間 ]

) ]

[performance_cooperation = yes | no ]

[keep_cooperation_term = 保存期間 ]

[performance_dashboard = yes | no ]

表 1-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します

monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ

ル格納場所

(文字列 255 文字以

内)

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま

す存在するディレクトリを絶対パスで指定し

ます詳細については電子マニュアル「性能

監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく

ださい

既定値optiSMsvretcmon

monitor_interval ロギングインターバ

(数値 1~60)

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出

力するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

display_refresh_rate 表示リフレッシュ

レート

(数値 1~6)

性能監視画面の数値表と時系列グラフについ

て一分間あたり何回データ更新を行うかを指

定します詳細については電子マニュアル「性

能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して

ください

単位 回数分

既定値1

threshold_monitor_interval しきい値監視イン

ターバル

(数値 1~60)

しきい値監視インターバルを指定します指定

がない場合は表示リフレッシュレートの間隔

でしきい値監視を行います

単位 分

既定値表示リフレッシュレート値

threshold_monitor_iops_bo

rder

最低入出力回数

(数値 1~120)

最低入出力回数を指定します

単位 回数分

既定値60

threshold_monitor_logging

_mode

なし しきい値監視インターバルをロギングイン

ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積

中のディスクアレイのみしきい値監視を行い

ます指定がない場合はthreshold_monitor_

interval に指定されたインターバルでしきい値

24

監視を行います

既定値threshold_monitor_interval に指定

されたインターバル

auto_adjust_monitor_inter

val

yes

no

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し

たインターバルで統計情報を出力できない場

合自動的に出力可能なインターバルに変更す

るかどうかを指定します指定がない場合は

yes を指定する場合と同じになります

yes指定なし

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ます

no

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ません

既定値yes

auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま

す指定がない場合は統計情報を自動的に集

約しません

既定値統計情報を自動的に集約しない

auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル

の削除を実行する時刻です自動集約と自動削

除を実行する場合のみ有効です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値0000

auto_start_monitor yes

succeed

no

iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な

ディスクアレイすべてについて統計情報の出

力を自動的に開始するか否かを設定しますパ

ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開

始しません

yes

iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始します

前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

succeed指定なし

iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始しませ

ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

no

統計情報の蓄積を自動的には開始しません

既定値yes

25

auto_deletion_execution 自動削除の実行と保

存期間

統計情報の保存期間を設定します保存期間を

過ぎたファイルは自動的に削除されます

統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二

次集約ファイルの保存期間を同時に指定する

場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場

合は統計情報は自動的に削除されません

既定値統計情報を自動的に削除する

history_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し

た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除

しますパラメータを省略した場合統計情報

履歴ファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

d 日

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

primary_summarized_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

一次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合一次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

secondary_summarized_fil

e

保存期間

lt数値gtlt単位gt

二次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合二次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設

26

定します

既定値1y

performance_cooperation yes

no

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的

に出力するかどうかを設定します本パラメー

タが省略されている場合はファイルを出力し

ません

yes

定期的に連携用のファイルを出力します

no

連携用のファイルを出力しません

既定値no

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

keep_cooperation_term 保存期間

(数値 1~7)

他機能(1)と連携するためのファイルを保存す

る期間です保存期間に指定した日数分のファ

イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ

れますパラメータを省略した場合既定値で

動作します

単位 日

既定値1

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

performance_dashboard yes

no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう

かを設定しますパラメータが省略されている

場合はダッシュボードに性能情報を表示しま

せん

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

規定値no

27

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対

しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行

なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の

rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してくださ

いrdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われな

い場合がありますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します

Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について

互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア

性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください

⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します

[config]

[no_clock_correction]

[allow_virtual_capacity_over_max_pd]

[no_auto_save_config]

表 1-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します

no_clock_correction

なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補

正しない場合に指定します

指定がない場合はディスクアレイ中の時刻

を自動補正します時刻の自動補正はサー

バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと

に行われます

allow_virtual_capac

ity_over_max_pd

なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること

を許可する場合に指定します指定がない場

合は仮想容量プールの容量を最大物理容量

までに限定しますシンプロビジョニング機

能を利用する場合にのみ有効となります

no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行

うかどうかを設定します既定値は指定なし

で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す

no_auto_save_config を指定すると自動保存

が行われなくなります

28

⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します

[optimizer]

[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]

[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]

表 1-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します

optlog_directory 性能最適化用ログファイル

の格納場所

(文字列 255 文字以内)

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定

します存在するディレクトリを絶対パスで指

定します

既定値optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval 論理ディスクの移動状況

チェックインターバル

(数値 5~30)

論理ディスクの移動状況をチェックするイン

ターバルを指定します

単位 秒

既定値10

⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します

[replication]

[no_state_monitor]

[no_replication_info_refresh]

[rc_port_no = ポート番号]

表 1-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[replication] レプリケーションセクショ

レプリケーションセクションの開始を示しま

no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ

マンドの操作による状態変化のメッセージを抑

止する場合に指定します

no_replication_info_

refresh

なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面

と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指

示で更新を行う場合に指定します

指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新

されます

ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ

フォート回線経由の場合は指定を行い定期

的な画面の更新を避けてください

詳しくは電子マニュアル「データレプリケー

ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回

線の説明を参照してください

rc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の ReplicationControl

のコマンド発行時に使用するポート番号を指定

します

既定値8030

29

⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します

[snapshot]

[sc_port_no = ポート番号]

表 1-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[snapshot] スナップショットセクショ

スナップショットセクションの開始を示しま

sc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の SnapControl のコマ

ンド発行時に使用するポート番号を指定しま

既定値8060

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション

のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します

⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します

[data_retention]

[protection_check_time = 時分]

[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]

[premonition_period = 期限切れ予告期間]

30

表 1-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[data_retention] データ改ざん防止セク

ション

データ改ざん防止セクションの開始を示しま

protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を

チェックする時刻を指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定

も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁

で指定してください

既定値0010

expiration_period 期限切れメッセージ出力

期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期限が切れ

た場合に出力する期限切れの通知メッセージ

の出力期間を指定します本パラメータに 0 を

指定された場合は期限切れメッセージは出力

されません

単 位日

既定値1

例3 日を指定した場合データ保護状態の

チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま

premonition_period 期限切れ予告期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期日が近づ

いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定

します

期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日

となります

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ

の予告は行いません

単 位日

既定値0

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護

状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー

ジを出力します

環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定

してください

client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)

web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)

replication セクションのポート番号(rc_port_no)

snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)

31

⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します

[fault_analysis]

[auto_start = yes]

表 1-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[fault_analysis] 障害解析機能に関する情

報 障害解析機能に関する情報を設定します

auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載

を削除すると拡張トレースが蓄積されないた

め「auto_start = yes」が記載されている場合

は変更しないで下さい

yes出力します

⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します

[auditlog]

[adtlog_function_enable = yes | no ]

[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]

[adtlog_keep_term = 保存期間]

32

表 1-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します

adtlog_function_ena

ble

監査ログ機能有効フラグ

yes

no

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを

出力するかどうかを指定します指定がない場

合はno を指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイル

を出力します

no指定なし

監査ログ機能を無効化し監査ログファイル

を出力しません

既定値no

adtlog_directory 監査ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

監査ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

監査ログについては電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください

既定値optiSMsvretcauditlog

adtlog_size 監査ログファイルのサイズ

(数値 1~100)

監査ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

adtlog_name 監査ログファイルのファイ

ル名

(文字列 20 文字以内)

監査ログファイルの名称を指定します本パラ

メータで指定した名称以降に監査ログの作成

年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期

(1m~60m1y~5y0)

監査ログファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ

ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ

ルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を

設定します

既定値3m(3 ヶ月)

33

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

(5)環境定義ファイルの設定例

以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrSJISsample)を元に作成した環境定義ファイル

の例を示します

環境定義ファイル

このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM

サーバの全てのパラメータを記述しています

本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての

設定をおこなうことができます

行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ

さい

agent セクション

監視するディスクアレイを設定します

ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します

IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ

の IP アドレスを指定してください

FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください

iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視

のみ可能です

初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は

後から設定をおこなうためここでは設定しないでください

[agent]

diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします

diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない

場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで

きません

範囲1~64 エントリ

ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP

アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます

SVPが 2つあるディスクアレイの場合

34

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)

まで指定できます

SVPが 1つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ

指定できます

M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス

を指定する可能です

M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定

してください

フローティング IP アドレスを設定しないでください

(文字列 255 文字以内)

type ディスクアレイの種別を指定します

IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズの

ディスクアレイを監視する場合必ず指定してください

その以外の場合は指定しないでください

M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの

ディスクアレイを示します

--------------D シリーズA2700A4900-----------------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

)

-----------------------------------------------------

----------MシリーズA3000シリーズA5000 シリーズ----

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

type = M

)

---------------------------------------------------

snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート

番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ

から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する

ディスクアレイの場合にのみ有効となります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま

すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ

とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場

合SNMP トラップは受信しません

(数値 162)

snmp_port = 162

remonitoring_interval

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の

ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1~60)

remonitoring_interval = 5

lan_path_check_interval

IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする

インターバルを指定します

単 位分

既定値60

(数値 3~60)

35

lan_path_check_interval = 60

auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続

のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本

パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は

iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません

auto_find_spf

file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます

スペシャルファイル名を絶対パスで指定します

(文字列 128 文字以内)

------ For HP-UX ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0

devnec_iSMmkdlc1t0d1 )

)

---------------------------------------------

------ For Solaris --------------------------

diskarray2 = (

file = ( devrdskc1t0d0s2

devrdskc1t0d1s2 )

)

---------------------------------------------

------ For Linux ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlsda

devnec_iSMmkdlsdb )

)

---------------------------------------------

server セクション

iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します

[server]

iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する

iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます

タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください

複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント

(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と

なります

(文字列 20 文字以内)

iSMsvr_name = iSMsvr

client セクション

iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する

利用者を設定します

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ

管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)

と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は

iSM クライアント(Web GUI)から設定してください

ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの

36

ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください

[client]

login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから

iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照

操作するための認証を得るために用いられます

範囲1~100 エントリ

username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます

(文字列 20 文字以内)

password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され

ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを

指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある

いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます

(文字列 14 文字以内)

L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します

iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ

いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割

を用意しています

L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの

参照が可能です

L2hellipoperator レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

login1 = (iSM iSM L1)

login2 = (username password L3)

iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま

既定値8020

(数値 1~65535)

iSMsvr_port = 8020

web セクション

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する際に指定するポート番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください

[web]

web_port_no iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時のポート番号を指定し

ます

既定値 8070

(数値 1~65535)

web_port_no = 8070

web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M

シリーズを監視する場合に設定が必要です

iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

IPアドレスを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です

IPv4の IP アドレスとして1270010000

255255255255 は使用できません

IPv6の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

37

0000000000000000127001 或いは

ff008で始まる IPアドレスは使用できません

web_ip_address = 192168010

tls_version_disable

iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS

バージョン無効化を設定します指定がない場合default

を指定する場合と同じになります

default

TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します

10

TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します

11

TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します

既定値default

tls_version_disable = default

resource セクション

iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[resource]

watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します

単 位秒

既定値15

(数値 1~3600)

watch_interval = 15

capacity_watch_interval

以下の情報を監視するインターバルを指定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク

の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視

インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視

インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い

場合()は容量監視インターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル

よりも長くなります

単 位分

既定値5

(数値 5~1440)

capacity_watch_interval = 5

nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成

要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

38

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および

ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複

チェックを行います本パラメータがない場合は重複

チェックを行いません

nickname_check

scheduled_report

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません

yes 定時通報を行います

no 定時通報を行いません

scheduled_report = no

scheduled_report_time

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行う時刻を指定します

定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と

なります

定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は

無効となります

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

scheduled_report_time = 0000

log セクション

iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します

iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨

しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用

ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の

容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する

必要があります

iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます

[log]

file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretclog

(文字列 255 文字以内)

file_directory = optiSMsvretclog

file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します

単 位MB

既定値1

(数値 1~10)

file_size = 1

modify_no_measures_msg_to_info

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ

て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対

象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場

39

合は種別の切り替えは行いません

modify_no_measures_msg_to_info

modify_remote_notification_msg_to_warning

HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)

と連携する場合にのみ指定してください

種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169

iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460

iSM07670iSM07671

指定がない場合は種別の切り替えは行いません

modify_remote_notification_msg_to_warning

performance セクション

iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します

性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は

必要に応じて設定を行ってください

[performance]

monitor_file_directory

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcmon

(文字列 255 文字以内)

monitor_file_directory = optiSMsvretcmon

monitor_interval

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1~60)

monitor_interval = 5

display_refresh_rate

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり

何回データ更新をおこなうかを指定します

単 位回数分

既定値1

(数値 1~6)

display_refresh_rate = 1

threshold_monitor_interval

しきい値監視インターバルを指定します

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

単 位分

既定値表示リフレッシュレート値

(数値 1~60)

threshold_monitor_interval = 1

threshold_monitor_iops_border

40

最低入出力回数を指定します

単 位回数分

既定値60

(数値 1~120)

threshold_monitor_iops_border = 60

auto_adjust_monitor_interval

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル

で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な

インターバルに変更するかどうかを指定します

yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します

「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の

みを指定します

no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません

auto_adjust_monitor_interval = yes

auto_archive_execution

統計情報を自動的に集約する場合に指定します

auto_archive_execution

auto_execution_time

集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する

時刻です

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

auto_execution_time = 0000

auto_start_monitor

統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します

yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用

できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積

を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄

積を停止したディスクアレイについてはその状態を

保持し蓄積を開始しません

succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた

なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ

蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい

たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄

積を開始しません

「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま

no 統計情報の蓄積を開始しません

auto_deletion_execution

統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル

は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約

ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合

はで区切ってください

history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた

統計情報履歴ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

d 日

m 月

y 年

41

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します

primary_summarized_file

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

secondary_summarized_file

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

--------------以下の設定を推奨します-------------

auto_start_monitor = yes

auto_deletion_execution = (

history_file = 1m

primary_summarized_file = 1m

secondary_summarized_file = 1y

)

-------------------------------------------------

threshold_monitor_logging_mode

しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定

にします

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

threshold_monitor_logging_mode

performance_dashboard

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します

本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに

性能情報を表示しません

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

既定値no

performance_dashboard = no

fault_analysis セクション

障害解析機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

42

設定は必要ありません

[fault_analysis]

auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると

拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が

記載されている場合は変更しないで下さい

yes 出力します

auto_start = yes

config セクション

構成設定機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[config]

no_clock_correction

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指

定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動

補正します

no_clock_correction

allow_virtual_capacity_over_max_pd

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に

指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大

物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用

する場合にのみ有効となります

allow_virtual_capacity_over_max_pd

no_auto_save_config

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し

ます既定値は指定なしで自動保存が行われます

no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく

なります

no_auto_save_config

optimizer セクション

iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します

性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合

も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ

りません

[optimizer]

optlog_directory

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

(文字列 255 文字以内)

optlog_directory = optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し

43

ます

単 位秒

既定値10

(数値 5~30)

prog_check_interval = 10

replication セクション

iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します

レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[replication]

no_state_monitor

ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ

る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します

no_state_monitor

no_replication_info_refresh

iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定

期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期

更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場

合は指定してください

低速回線については「データレプリケーション利用の手引

機能編」を参照してください

no_replication_info_refresh

rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す

るポート番号を指定します

既定値8030

(数値 1~65535)

rc_port_no = 8030

snapshot セクション

iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します

スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[snapshot]

sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する

ポート番号を指定します

既定値8060

(数値 1~65535)

sc_port_no = 8060

data_retention セクション

iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します

データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

44

[data_retention]

protection_check_time

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を

指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

既定値 0010

protection_check_time = 0010

expiration_period

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切

れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0

を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

単 位日

既定値1

(数値 0~255)

例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3

日間メッセージを出力します

expiration_period = 1

premonition_period

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ

単 位日前

既定値0

(数値 0~255)

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時

刻に期限切れの予告メッセージを出力します

premonition_period = 0

auditlog セクション

監査ログセクションの開始を示します

[auditlog]

adtlog_function_enable

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指

定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

no

監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

既定値no

adtlog_function_enable = no

adtlog_directory

監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを

絶対パスで指定します

(文字列 255 文字以内)

adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog

45

adtlog_size

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します

単位 MB

既定値1

(数値 1~100)

adtlog_size = 1

adtlog_name

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称

以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

(文字列 20 文字以内)

adtlog_name = auditlog

adtlog_keep_term

監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ

ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合

監査ログファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なります

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します

adtlog_keep_term = 3m

46

14 システムパラメータの設定

以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設

定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください

なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値(バージョンにより異なります)

を調べそれに加算した値で設定をしてください

(1)最大ファイルオープン数

以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください

表 1-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値

OS 名称 パラメータ名 必要量

HP-UX nfile

(既定値

11iv30 (無制限))

iStorageManager 固定値 160以上

クライアント接続ごと 16ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数 2台

必要量=160+16times32+19times2=710以上

HP-UX ninode

(既定値

11iv3

NX7700i シリーズ

は 8192 程度)

インストール先が HFS ファイルシステムの場合にnfile で指

定した値と同数を追加してください

HP-UX maxfiles

(既定値

11iv3

NX7700i シリーズ

は 2048)

iStorageManager 固定値 20以上

ディスクアレイ接続ごと 2ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 32台

必要量=20+2times32=84以上

47

(2)その他の設定要素

以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください

表 1-17 その他のシステムパラメータと設定値

OS 名称 パラメータ名 説明

HP-UX msgmnb

(既定値16384)

メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズ

の最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定

値を増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは

RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す

る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量

にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が

失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて

パラメータを増加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565

HP-UX msgtql

(既定値

11iv31024)

システム当たりの滞留メッセージ(ヘッダ)個数の最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定

値を増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは

RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す

る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量

にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が

失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて

パラメータを増加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times3

HP-UX semmni

(既定値

11iv32048)

システム当たりのセマフォセット(識別子)の最大数

iStorageManager は1つのセマフォセットを使用します

セマフォセットが不足している場合に設定値を増やしてくだ

さい

HP-UX semmns

(既定値

11iv34096)

システム当たりのセマフォの最大数

iStorageManager は1つのセマフォを使用します

セマフォが不足している場合に設定値を増やしてください

HP-UX nproc

(既定値4200)

システム当たりの最大プロセス数

iStorageManager 固定値 33以上

クライアント接続ごと 2ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 1ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数2台

必要量=33+2times32+1times2=99以上を追加

HP-UX maxdsiz

(既定値

11iv31G)

1つのプロセスが確保できるデータセグメントの上限値

構成表示コマンド(iSMview)は次のデータセグメント領域を

使用します

48

約 72Mbyte+((LD セット数divide3)times1Mbyte)

ただし(LD セット数divide3)は小数第 1 位で切り上げ

ディスクアレイに LD セットが多数存在する場合には設定値を

増やしてください

HP-UX max_thread_proc

(既定値

11iv3256)

1つのプロセスで作成できるスレッドの最大数

クライアント接続ごと4ずつ加算

例)クライアント接続台数32台

必要量=4times32=128以上を追加

HP-UX shmseg

(既定値

11iv3300)

1つのプロセスが確保できる共有メモリセグメントの上限値

共通

iStorageManager 固定値 9以上

ディスクアレイ接続ごと 4ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

スナップショットBV数合計200個

ボリュームのペア数合計 2000個

AT グループ数合計 50個

必要量=9+

4times2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

=20以上(既定値120以下なので変更不要)

ディスクアレイ接続台数が10台を超える場合は既定値以上

の値が必要でないか確認してください

HP-UX shmmni

注shmmin と間

違えないこと

(既定値

11iv3400)

システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディス

クアレイ情報の管理を行います

ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

共通

iStorageManager 固定値 12以上

ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算

PerforMate 利用時

PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算

PerforSurePerforOptimizer 利用時

PerforSure PerforOptimizer 使用ディスクアレイご

と 1ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと

(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

49

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)

スナップショット BV 数合計200個

ボリュームのペア数合計 2000個

AT グループ数合計 50個

必要量 = 12+

3times2+

2+2+2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

= 27以上を追加

各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ

リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください

50

(このページは空白です)

51

第2章 サーバの導入(Linux 版)

21 動作環境

表 2-1 動作環境(Linux 版)

対象ハードウェア

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

動作 OS

<M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>

Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~79 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7 以降の環境では64 ビット版 iSM サーバが利用できます

64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりま

すRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用し

てください

仮想化環境

55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運

用を推奨します

メモリ OS 必要メモリ+24(30)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバを動作させるときに必要なメモリ量です

ディスク容量

プログラム容量231(242)MB

括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバのプログラム容量です

動作必要容量 12GB 以上

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

VERITAS Volume Manager (VxVM )VERITAS File System (VxFS) に関しては

Linux ではRet Hat Enterprise Linux に対応しています

52

図 2-1 システム構成イメージ(Linux 版)

iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます

ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の

ディレクトリを作成しiSM サーバの場合はldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってくだ

さい

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ

スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM

サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を

きたす可能性があります

2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバ関連のフォルダファイ

ル作成が制限された場合iSM サーバが正常に動作できなくなりますので制限が行われないよ

うiSM サーバのインストールディレクトリ(optiSMsvr)および iSM サーバの配置ファイル

フォルダ(etciSMsvr)配下全てをウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてく

ださい

53

22 iSM サーバのインストール

221 インストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをインストールします

Red Hat Enterprise Linux Version 6(EM64T)以降の環境で 32 ビット版 iSM サーバをご使

用の場合以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

glibc-XXXXi686rpm

nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

libgcc-XXXXi686rpm

glibc-XXXXi686rpm と nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm は依存関係がありますので以

下のように同時にインストールしてください

binrpm ndashivh glibc-XXXXi686rpm nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXi686rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

iSMクライアントを Red Hat Enterprise Linux67 (EM64T)上で使用する場合はJREおよび Firefox

の導入の際にこれらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください

またiStorage ダッシュボードを Red Hat Enterprise Linux6(EM64T) 以降で使用する場合は以下

のパッケージを事前にインストールする必要があります

libuuid-XXXXi686rpm

zlib-XXXXi686rpm

xz-libs-XXXXi686rpm

libxml2-XXXXi686rpm

libstdc++-XXXXi686rpm

libcom_err-XXXXi686rpm

keyutils-libs-XXXXi686rpm

pcre-XXXXi686rpm

libselinux-XXXXi686rpm

krb5-libs-XXXXi686rpm

libidn-XXXXi686rpm

postgresql-libs-XXXXi686rpm

sqlite-XXXXi686rpm

54

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libxcrypt-XXXXi686rpm

これらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりますRed

Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用してください

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際は

以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際

はyum で perl をインストールする必要がありますOS 媒体を使用して yum リポジトリを設定

してインストールする場合下記の手順に従って実行しますサブスクリプションのアクティべート

がされyum を使ってパッケージをインストール可能な環境の場合手順の 4を直接に実行します

手順は下記の通りです

1OS 媒体をマウントします

例 mount devcdrom mnt

2etcyumreposd配下に repo ファイルを作成します

ファイル内容は以下です

例 vi etcyumreposdrhelrepo

[rhel]

name=rhel

baseurl=filemntBaseOS

enabled=1

gpgcheck=0

55

[rhelapp]

name=rhelapp

baseurl=filemntAppStream

enabled=1

gpgcheck=0

3yum を初期化します

以下のコマンドを実施します

yum clean all

yum makecache

4yum でインストールします

yum install perl -y

1 ESMPRO 連携機能を使用するためにはiStorageManager が動作するサーバに

ESMPROServerAgentService またはESMPROServerAgent(以降ESMPROSA とします)

がインストールされている必要があります詳細については電子マニュアル「iStorageManager

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

2 ESMPRO 連携機能はLinux 版 ESMPROSA が対応する機種にインストールされた

iStorageManager でのみサポートしますLinux 版 ESMPROSA が対応する機種については

ESMPROSA の製品情報で確認してください

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrrpm を別サーバよりファイル転送して使用して

ください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成 (例cdrom)

mount コマンドによりマウント

binmount -r devcdrom cdrom

(4)rpm コマンドを使用してインストールします

32 ビット版の iSM サーバをインストールする場合

binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvrrpm

64 ビット版の iSM サーバをインストールする場合

binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvr64rpm

(5)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です

56

Installation of iSMsvr was successful

(6)DVD 媒体をアンマウントします

binumount cdrom

続けて「23 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここでは環境定義ファイル

への登録内容を紹介しています

その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかLinux を再起動することによりiSM サーバが

起動します

なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル

「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ

222 アンインストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールします

(1)root 権限でログインします

(2)iSM サーバが起動されているか確認します

起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください

iSM クライアントが接続中の場合は切断されます

iSMsvr stop -e

(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

binrpm -e iSMsvr

(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です

Removal of iSMsvr was successful

ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ

ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除

しません

またソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し

ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク

ファイルは削除されません

本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの

iSM サーバをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定

(IP アドレス)を削除してください

57

chkcocnfig コマンドで iSM サーバの自動起動を無効にして運用していた場合は iSM サーバ

をアンインストールした後に下記ファイルが残存する場合があります

etcrc2dK07iSMsvr

etcrc3dK07iSMsvr

etcrc4dK07iSMsvr

etcrc5dK07iSMsvr

この場合iSM サーバを再インストールまたはアップデートした際に自動起動を正しく有効にするた

めアンインストール完了後に上記ファイルを削除してください

iSM サーバの再インストール後も自動起動を無効にして運用したい場合はインストール完了後に再

度 chkconfig コマンドで自動起動を無効化してください

また上記のファイルを残したまま iSM サーバを再インストールした場合には一度 chkconfig コマ

ンドで自動起動を有効化したのち再度無効化してください

223 アップデート

iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからソフトウェア

のインストールを行います

手順は「222 アンインストール」「221 インストール」を参照してください

58

23 iSM サーバの環境設定

231 ディスクアレイの監視方法の設定

ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし

M シリーズ A3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま

ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します

(1)IP 接続

ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド

レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「232 環

境定義ファイル」を参照してください

(2)FC 接続

ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマン

ド(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細については

「付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版)」を参照してください

iSMmknod ①

101 INFO Creating internal device files ②

102 INFO Creating device list file ③

103 INFO iSMmknod ended normally ④

Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it

① iSMmknod 実行

② スペシャルファイル作成中のメッセージ

③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ

④ iSMmknod 正常終了のメッセージ

次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ

ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します

スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧

ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境

定義ファイルの指定方法については「232 環境定義ファイル」を参照してください

次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です

59

iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 000000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 20001 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsda devnec_iSMmkdlsdb ④ devnec_iSMmkdlsdc devnec_iSMmkdlsdd +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 30001 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsde devnec_iSMmkdlsdf devnec_iSMmkdlsdg devnec_iSMmkdlsdh

① 作成された日時

② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」

③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「SCSI デバイスのアドレス20001」

④ ②の接続のスペシャルファイルリスト

⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「SCSI デバイスのアドレス30001」

⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています

ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき

る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する

にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指

定することが望ましいです

できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ

とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO

エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ

イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ

ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます

スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314

ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま

すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます

60

232 環境定義ファイル

(1)サンプルファイル

iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ

イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してくださいまた以下のすべ

てのサンプルファイルはiSM クライアント(Web GUI)のみ利用可能な設定になっています

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可

能なサンプルファイル

全ての設定が可能なサンプルファイル

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズでは全ての設定が可能なサンプルファイルを

使用します

なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvreasy-Asample 英語

iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)

②全ての設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvrsample 英語

iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)

(2)必要最低限の設定

必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログファイルの設定

[1]ディスクアレイの設定

iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推

奨します

iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの

ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります

61

[2]利用者の設定

iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)

となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション

を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ

さい

[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください

[4]運用ログファイルの設定

iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog

ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を

確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してくだ

さい

詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最

低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください

上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください

詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が

可能なサンプルファイルを参照してください

またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM

サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま

す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の

詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し

てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という

ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連

携定義ファイルとして設定してください

(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則

ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します

①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ

クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を

指示します

同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません

62

②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します

パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します

パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ

の値から構成されます

キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です

同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません

値は数値文字列またはキーワードを指定できます

数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます

文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます

<文字列の指定>

文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以

外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記

述意図と反して認識される場合がありますので注意してください

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)

(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます

文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙したもの以

外を記述できます

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)

rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)

rdquordquo(シャープ)

<パスの指定>

パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切

りにのみ使用します

英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)

(スラッシュ)

<パラメータの指定形式>

キーワードのみ

キーワードのみで構成されます

(例)auto_find_spf(値は指定しません)

キーワードとひとつの値

キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます

(例)file_size = 1(数値を指定します)

file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)

63

キーワードと複数の値(その1)

複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー

ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン

マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です

(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)

キーワードと複数の値(その2)

記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです

この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします

(例)login1=(JohnJohnpassL2)

複合型の値を持つキーワード

rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開

始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです

(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )

上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)

値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で

(例)ip = ( 19216801

19216802 )

③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー

タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)

をコメント行とすることができます

これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません

(例) agent section larr コメント行

[agent] larr コメント行ではない

(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報

ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします

iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です

① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の

みとなります

64

[agent]

[auto_find_spf]

[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]

[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]

[diskarray1 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ] ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray2 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] ) [ [ type = M ]

]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray64 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ]

]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

表 2-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[agent] エージェント管理セク

ション

エージェントセクションの開始を示します

auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ

りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監

視を行います

このパラメータを指定する場合「231 ディスク

アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明

するスペシャルファイルを事前に作成しておく必

要があります

本パラメータと diskarray パラメータの指定がど

ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが

ディスクアレイの監視はできません

snmp_port SNMP ポート番号

(数値 162)

SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ

を受信するポート番号として 162 を指定します

SNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ

り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな

ります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ

の監視は行えますネットワークセキュリティ攻

撃等を受け性能が劣化することがありますので受

信しない設定を推奨します指定がない場合

SNMP トラップは受信しません

remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ

クインターバル

(数値 1~60)

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した

後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを指定します

65

単位分 既定値5

lan_path_check_interv

al

監視パスのチェックイ

ンターバル

(数値 3~60)

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を

チェックするインターバルを指定します

単位分 既定値60

diskarray1

diskarray2

diskarray64

ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指

定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する

ことで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定

がどちらもない場合はiSM サーバは継続します

がディスクアレイの監視はできません

範囲1~64 エントリ

diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は

省略可能です

ip IP アドレス

(文字列 255 文字以

内)

TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に

指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ

スト名で指定された IP アドレスへ接続し監視を

おこないます

フローティング IPアドレスでディスクアレイを監

視できますがコントロールパス閉塞を検知でき

ないことがありますのでフローティング IP アド

レスを設定しないでください

SVP が 4 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ(main

sub sub sub)まで指定できます

SVP が 2 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ(main

sub)まで指定できます

SVP が 1 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ(main)

のみ指定できます

type ディスクアレイの種別

(M)

ディスクアレイの種別を指定します

MM シリーズA3000 シリーズおよび A5000

シリーズのディスクアレイ

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリー

ズのディスクアレイを監視する場合必ず M を指

定してくださいそれ以外の場合は指定しない

でください

file スペシャルファイル名

(文字列 128 文字以

内)

FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定

しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定

しますスペシャルファイルの参照方法は「231

ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接

続」を参照してください

1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8

つまで指定できます

(注) ディスクアレイを監視する利用者情報はOS のユーザアカウントclient セクションの利用者

情報とは関係がないことに注意をしてください

SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採

取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく

ださい

66

② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します

[server]

[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]

表 2-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[server] server セクション server セクションの開始を示します

iSMsvr_name iSM サーバ名

(文字列 20 文字以内)

iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに

表示する iSM サーバ名を指定します

タイトルバーの表示を変更する場合は指定して

ください複数の iSM サーバで運用している場

合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル

バーから iSM サーバの識別が可能となりま

す大文字と小文字は区別されます

iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御

文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します

[client]

[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]

[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

表 2-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します

iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー

ト番号

(数値 1~65535)

iSM クライアントが接続する iSM サーバの

ポート番号を指定します

既定値8020

login1

login100

利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM

クライアントから iSM サーバに接続してディ

スクアレイについての情報を参照操作するた

めの認証を得るために用いられます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を

管理する利用者(ストレージグループ管理ユー

ザ)となります特定のストレージを管理する

利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー

ティションを管理する利用者(パーティション

管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してください

login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定

が可能です

設定がない場合はiSM サーバは継続します

がiSM クライアントからの iSM サーバへの接

続はできませんその旨を示した syslog が出力

されます

範囲1~100 entry (注)

67

利用者名

(文字列 20 文字以内)

利用者名を設定します大文字と小文字は区別

されます同一の利用者名で複数の利用者情報

を設定することはできません

省略はできません

パスワード

(文字列 14 文字以内)

利用者のパスワードを設定します大文字と小

文字は区別されます

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号

化したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

省略はできません

役割

(monitor

operator

administrator)

利用者に許可する操作についての役割を設定し

ますiSM サーバではiSM クライアントから

iSM サーバに接続しディスクアレイについて

の情報を参照操作する利用者に対し以下の

3 つの役割を用意しています

上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)

では下位の役割の操作を全て行うことができま

す省略はできません

L1hellipmonitor

ディスクアレイの監視状態表示などの参

照が可能です

L2hellipoperator

レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator

ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションのディスクアレイを監視する利用者

情報(monitoring_user)とは関係がないことに注意をしてください

④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します

[web]

[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]

[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]

[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]

68

表 2-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[web] web セクション web セクションの開始を示します

web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)接続先ポート番号

(数値 1~65535)

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブ

ラウザから iSM サーバに接続する時のポート

番号を指定します

既定値8070

web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)および Web ブラウザ

から iSM サーバに接続する

時の IP アドレス

ESMPRO 連 携 機 能 を 利 用 し

ESMPROServerManager で iStorage M シ

リーズを監視する場合に設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ

ウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレ

スを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス

は使用する可能です

IPv4 の IP アドレスとして 127001

0000255255255255 は使用できませ

IPv6 の IP アドレスとして00000000

00000001

000000255255255255

0000000000000000127001 或

いはff008で始まる IP アドレスは使用でき

ません

tls_version_disable default

10

11

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバ

に接続する時の TLS バージョン TLS10 と

TLS11 を無効化するかどうかを指定します

本パラメータを指定しない場合default

を指定する場合と同等になります

defaultTLS10TLS11TLS12TLS13

で通信可能です

10TLS バージョン 10 を無効化します10

を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で

11TLS バージョン 10 と 11 を無効化しま

す11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通

信可能です

既定値default

⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します

[resource]

[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]

[nickname_check]

[scheduled_report = yes | no ]

[scheduled_report_time = 時分]

表 2-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します

69

watch_interval 状態監視インターバル

(数値 1~3600)

ディスクアレイの状態を監視するインターバ

ルを指定します状態監視については電子マ

ニュアル「 iStorageManager 利用の手引」

(IS050)の「13 状態監視」を参照してくだ

さい

単位 秒

既定値15

capacity_watch_inte

rval

容量監視インターバル

(数値 5~1440)

以下の情報を監視するインターバルを指定し

ます

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールお

よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの

LD 容量クォータは状態監視インターバル

(watch_interval)で監視しますただし容量

監視インターバルが状態監視インターバルよ

りも短い場合()は容量監視インターバルでも

監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監

視インターバルよりも長くなります

単位 分

既定値5

nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク

アレイに対して構成要素に付与された識別名

称の重複チェックを行う場合に指定します重

複チェックの対象となる識別名称は以下のと

おりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起

動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行

いません

既定値重複チェックを行います

scheduled_report yes

no

監視しているディスクアレイ装置に関する障

害情報の定時通報を行うかを指定します規定

値では定時通報を行いません

yes

障害情報の定時通報を行います

no

障害情報の定時通報を行いません

既定値 no

scheduled_report_ti

me

時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障

害情報の定時通報を行う時刻を指定します

障害情報の定時通報を行う場合

(scheduled_report=yes)は本パラメータを

必ず設定してください

規定値は「指定なし(空白)」です

70

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値指定なし(空白)

⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します

[log]

[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]

表 2-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します

file_directory ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

運用ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「16 ログ出力」を参照してください

既定値optiSMsvretclog

file_size ログファイルのサイズ

(数値 1~10)

運用ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

modify_no_measure

s_msg_to_info

なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING

のメッセージについて種別を INFO に切り替

える場合に指定します種別の変更対象となる

メッセージは iSM04040 と iSM01006 です

指定がない場合は種別の切り替えは行いませ

modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更さ

れるため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携

ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください対

象メッセージ(iSM04040iSM01006)の詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハ

ンドブック」(IS010)を参照してください

71

⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します

[performance]

[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]

[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]

[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]

[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]

[auto_archive_execution]

[auto_execution_time = 時分 ]

[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]

[auto_deletion_execution = (

[history_file = 保存期間 ][]

[primary_summarized_file = 保存期間 ][]

[secondary_summarized_file = 保存期間 ]

) ]

[performance_cooperation = yes | no ]

[keep_cooperation_term = 保存期間 ] [performance_dashboard = yes | no ]

表 2-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します

monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ

ル格納場所

(文字列 255 文字以

内)

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま

す存在するディレクトリを絶対パスで指定し

ます詳細については電子マニュアル「性能

監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく

ださい

既定値optiSMsvretcmon

monitor_interval ロギングインターバ

(数値 1~60)

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出

力するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

display_refresh_rate 表示リフレッシュ

レート

(数値 1~6)

性能監視画面の数値表と時系列グラフについ

て一分間あたり何回データ更新を行うかを指

定します詳細については電子マニュアル「性

能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して

ください

単位 回数分

既定値1

threshold_monitor_interval しきい値監視イン

ターバル

(数値 1~60)

しきい値監視インターバルを指定します指定

がない場合は表示リフレッシュレートの間隔

でしきい値監視を行います

単位 分

既定値表示リフレッシュレート値

threshold_monitor_iops_bo

rder

最低入出力回数

(数値 1~120)

最低入出力回数を指定します

単位 回数分

既定値60

threshold_monitor_logging

_mode

なし

しきい値監視インターバルをロギングイン

ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積

中のディスクアレイのみしきい値監視を行い

ます指定がない場合はthreshold_monitor_

interval に指定されたインターバルでしきい値

72

監視を行います

既定値threshold_monitor_interval に指定

されたインターバル

auto_adjust_monitor_inter

val

yes

no

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し

たインターバルで統計情報を出力できない場

合自動的に出力可能なインターバルに変更す

るかどうかを指定します指定がない場合は

yes を指定する場合と同じになります

yes指定なし

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ます

no

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ません

既定値yes

auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま

す指定がない場合は統計情報を自動的に集

約しません

既定値統計情報を自動的に集約しない

auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル

の削除を実行する時刻です自動集約と自動削

除を実行する場合のみ有効です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値0000

auto_start_monitor yes

succeed

no

iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な

ディスクアレイすべてについて統計情報の出

力を自動的に開始するか否かを設定しますパ

ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開

始しません

yes

iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始します

前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

succeed指定なし

iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始しませ

ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

no

統計情報の蓄積を自動的には開始しません

既定値yes

73

auto_deletion_execution 自動削除の実行と保

存期間

統計情報の保存期間を設定します保存期間を

過ぎたファイルは自動的に削除されます

統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二

次集約ファイルの保存期間を同時に指定する

場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場

合は統計情報は自動的に削除されません

既定値統計情報を自動的に削除する

history_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し

た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除

しますパラメータを省略した場合統計情報

履歴ファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

d 日

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

primary_summarized_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

一次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合一次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

secondary_summarized_fil

e

保存期間

lt数値gtlt単位gt

二次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合二次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設

74

定します

既定値1y

performance_cooperation yes

no

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的

に出力するかどうかを設定します本パラメー

タが省略されている場合はファイルを出力し

ません

yes

定期的に連携用のファイルを出力します

no

連携用のファイルを出力しません

既定値no

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

keep_cooperation_term 保存期間

(数値 1~7)

他機能(1)と連携するためのファイルを保存す

る期間です保存期間に指定した日数分のファ

イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ

れますパラメータを省略した場合既定値で

動作します

単位 日

既定値1

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

performance_dashboard yes

no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう

かを設定しますパラメータが省略されている

場合はダッシュボードに性能情報を表示しま

せん

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

規定値no

75

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対

しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行

なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の

rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してください

rdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があ

りますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します

Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について

互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア

性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください

4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴

ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ

スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し

てください

⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します

[config]

[no_clock_correction]

[allow_virtual_capacity_over_max_pd]

[no_auto_save_config]

76

表 2-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します

no_clock_correction

なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補

正しない場合に指定します

指定がない場合はディスクアレイ中の時刻

を自動補正します時刻の自動補正はサー

バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと

に行われます

allow_virtual_capac

ity_over_max_pd

なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること

を許可する場合に指定します指定がない場

合は仮想容量プールの容量を最大物理容量

までに限定しますシンプロビジョニング機

能を利用する場合にのみ有効となります

no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行

うかどうかを設定します既定値は指定なし

で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す

no_auto_save_config を指定すると自動保存

が行われなくなります

⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します

[optimizer]

[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]

[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]

表 2-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します

optlog_directory 性能最適化用ログファイル

の格納場所

(文字列 255 文字以内)

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定

します存在するディレクトリを絶対パスで

指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval 論理ディスクの移動状況

チェックインターバル

(数値 5~30)

論理ディスクの移動状況をチェックするイン

ターバルを指定します

単位 秒

既定値10

⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します

[replication]

[no_state_monitor]

[no_replication_info_refresh]

[rc_port_no = ポート番号]

77

表 2-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[replication] レプリケーションセクショ

レプリケーションセクションの開始を示しま

no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ

マンドの操作による状態変化のメッセージを抑

止する場合に指定します

no_replication_info_

refresh

なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面

と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指

示で更新を行う場合に指定します

指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新

されます

ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ

フォート回線経由の場合は指定を行い定期

的な画面の更新を避けてください

詳しくは電子マニュアル「データレプリケー

ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回

線の説明を参照してください

rc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の ReplicationControl

のコマンド発行時に使用するポート番号を指定

します

既定値8030

⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します

[snapshot]

[sc_port_no = ポート番号]

表 2-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[snapshot] スナップショットセクショ

スナップショットセクションの開始を示しま

sc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の SnapControl のコマ

ンド発行時に使用するポート番号を指定しま

既定値8060

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション

のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します

78

⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します

[data_retention]

[protection_check_time = 時分]

[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]

[premonition_period = 期限切れ予告期間]

表 2-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[data_retention] データ改ざん防止セク

ション

データ改ざん防止セクションの開始を示しま

protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を

チェックする時刻を指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定

も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁

で指定してください

既定値0010

expiration_period 期限切れメッセージ出力

期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期限が切れ

た場合に出力する期限切れの通知メッセージ

の出力期間を指定します本パラメータに 0 を

指定された場合は期限切れメッセージは出力

されません

単 位日

既定値1

例3 日を指定した場合データ保護状態の

チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま

premonition_period 期限切れ予告期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期日が近づ

いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定

します

期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日

となります

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ

の予告は行いません

単 位日

既定値0

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護

状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー

ジを出力します

79

環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定

してください

client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)

web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)

replication セクションのポート番号(rc_port_no)

snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)

⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します

[fault_analysis]

[auto_start = yes]

表 2-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[fault_analysis] 障害解析機能に関する情

報 障害解析機能に関する情報を設定します

auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載

を削除すると拡張トレースが蓄積されないた

め「auto_start = yes」が記載されている場合

は変更しないで下さい

yes出力します

⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します

[auditlog]

[adtlog_function_enable = yes | no ]

[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]

[adtlog_keep_term = 保存期間]

80

表 2-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します

adtlog_function_ena

ble

監査ログ機能有効フラグ

yes

no

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを

出力するかどうかを指定します指定がない場

合はno を指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイル

を出力します

no指定なし

監査ログ機能を無効化し監査ログファイル

を出力しません

既定値no

adtlog_directory 監査ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

監査ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

監査ログについては電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください

既定値optiSMsvretcauditlog

adtlog_size 監査ログファイルのサイズ

(数値 1~100)

監査ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

adtlog_name 監査ログファイルのファイ

ル名

(文字列 20 文字以内)

監査ログファイルの名称を指定します本パラ

メータで指定した名称以降に監査ログの作成

年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期

(1m~60m1y~5y0)

監査ログファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ

ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ

ルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を

設定します

既定値3m(3 ヶ月)

81

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

(5)環境定義ファイルの設定例

以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrutf8sample)を元に作成した環境定義ファイルの

例を示します

環境定義ファイル

このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM

サーバの全てのパラメータを記述しています

本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての

設定をおこなうことができます

行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ

さい

agent セクション

監視するディスクアレイを設定します

ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します

IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ

の IP アドレスを指定してください

FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください

iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視

のみ可能です

初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は

後から設定をおこなうためここでは設定しないでください

[agent]

diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします

diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない

場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで

きません

範囲1〜64 エントリ

ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP

アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます

82

SVPが 2つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)

まで指定できます

SVPが 1つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ

指定できます

M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス

を指定する可能です

M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定

してください

フローティング IP アドレスを設定しないでください

(文字列 255 文字以内)

type ディスクアレイの種別を指定します

IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズ

のディスクアレイを監視する場合必ず指定してください

その以外の場合は指定しないでください

M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの

ディスクアレイを示します

--------------D シリーズA2700A4900----------------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

)

---------------------------------------------------

---------------------------------------------------

-------M シリーズA3000 シリーズA5000シリーズ------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

type = M

)

---------------------------------------------------

snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート

番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ

から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する

ディスクアレイの場合にのみ有効となります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま

すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ

とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場

合SNMP トラップは受信しません

(数値 162)

snmp_port = 162

remonitoring_interval

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の

ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1〜60)

remonitoring_interval = 5

lan_path_check_interval

IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする

インターバルを指定します

単 位分

既定値60

83

(数値 3〜60)

lan_path_check_interval = 60

auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続

のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本

パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は

iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません

auto_find_spf

file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます

スペシャルファイル名を絶対パスで指定します

(文字列 128 文字以内)

------ For HP-UX ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0

devnec_iSMmkdlc1t0d1 )

)

---------------------------------------------

------ For Solaris --------------------------

diskarray2 = (

file = ( devrdskc1t0d0s2

devrdskc1t0d1s2 )

)

---------------------------------------------

------ For Linux ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlsda

devnec_iSMmkdlsdb )

)

---------------------------------------------

server セクション

iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します

[server]

iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する

iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます

タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください

複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント

(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と

なります

(文字列 20 文字以内)

iSMsvr_name = iSMsvr

client セクション

iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する

利用者を設定します

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ

管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)

と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は

84

iSM クライアント(Web GUI)から設定してください

ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの

ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください

[client]

login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから

iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照

操作するための認証を得るために用いられます

範囲1〜100 エントリ

username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます

(文字列 20 文字以内)

password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され

ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを

指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある

いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます

(文字列 14 文字以内)

L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します

iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ

いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割

を用意しています

L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの

参照が可能です

L2hellipoperator レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

login1 = (iSM iSM L1)

login2 = (username password L3)

iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま

既定値8020

(数値 1〜65535)

iSMsvr_port = 8020

web セクション

iSM クライアント(Web GUI) および Webブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番

号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください

[web]

web_port_no iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

ポート番号を指定します

既定値 8070

(数値 1〜65535)

web_port_no = 8070

web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M

シリーズを監視する場合に設定が必要です

iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

IPアドレスを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です

IPv4の IP アドレスとして1270010000

255255255255 は使用できません

85

IPv6の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

0000000000000000127001 或いは

ff008で始まる IPアドレスは使用できません

web_ip_address = 192168010

tls_version_disable

iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS

バージョン無効化を設定します指定がない場合default

を指定する場合と同じになります

default

TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します

10

TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します

11

TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します

既定値default

tls_version_disable = default

resource セクション

iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[resource]

watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します

単 位秒

既定値15

(数値 1〜3600)

watch_interval = 15

capacity_watch_interval

以下の情報を監視するインターバルを指定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク

の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視

インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視

インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い

場合()は容量監視インターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル

よりも長くなります

単 位分

既定値5

(数値 5〜1440)

capacity_watch_interval = 5

nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成

86

要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および

ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複

チェックを行います本パラメータがない場合は重複

チェックを行いません

nickname_check

scheduled_report

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません

yes 定時通報を行います

no 定時通報を行いません

scheduled_report = no

scheduled_report_time

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行う時刻を指定します

定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と

なります

定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は

無効となります

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

scheduled_report_time = 0000

log セクション

iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します

iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨

しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用

ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の

容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する

必要があります

iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます

[log]

file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretclog

(文字列 255 文字以内)

file_directory = optiSMsvretclog

file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します

単 位MB

既定値1

(数値 1〜10)

file_size = 1

modify_no_measures_msg_to_info

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ

87

て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対

象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場

合は種別の切り替えは行いません

modify_no_measures_msg_to_info

modify_remote_notification_msg_to_warning

HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)

と連携する場合にのみ指定してください

種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169

iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460

iSM07670iSM07671

指定がない場合は種別の切り替えは行いません

modify_remote_notification_msg_to_warning

performance セクション

iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します

性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は

必要に応じて設定を行ってください

[performance]

monitor_file_directory

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcmon

(文字列 255 文字以内)

monitor_file_directory = optiSMsvretcmon

monitor_interval

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1〜60)

monitor_interval = 5

display_refresh_rate

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり

何回データ更新をおこなうかを指定します

単 位回数分

既定値1

(数値 1〜6)

display_refresh_rate = 1

threshold_monitor_interval

しきい値監視インターバルを指定します

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

単 位分

既定値表示リフレッシュレート値

(数値 1〜60)

threshold_monitor_interval = 1

88

threshold_monitor_iops_border

最低入出力回数を指定します

単 位回数分

既定値60

(数値 1〜120)

threshold_monitor_iops_border = 60

auto_adjust_monitor_interval

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル

で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な

インターバルに変更するかどうかを指定します

yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します

「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の

みを指定します

no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません

auto_adjust_monitor_interval = yes

auto_archive_execution

統計情報を自動的に集約する場合に指定します

auto_archive_execution

auto_execution_time

集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する

時刻です

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

auto_execution_time = 0000

auto_start_monitor

統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します

yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用

できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積

を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄

積を停止したディスクアレイについてはその状態を

保持し蓄積を開始しません

succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた

なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ

蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい

たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄

積を開始しません

「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま

no 統計情報の蓄積を開始しません

auto_deletion_execution

統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル

は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約

ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合

はで区切ってください

history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた

統計情報履歴ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

d 日

89

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

d 1 〜 366

m 1 〜 24

y 1 〜 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します

primary_summarized_file

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 〜 24

y 1 〜 2

secondary_summarized_file

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 〜 24

y 1 〜 2

--------------以下の設定を推奨します-------------

auto_start_monitor = yes

auto_deletion_execution = (

history_file = 1m

primary_summarized_file = 1m

secondary_summarized_file = 1y

)

-------------------------------------------------

threshold_monitor_logging_mode

しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定

にします

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

threshold_monitor_logging_mode

performance_dashboard

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します

本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに

性能情報を表示しません

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

既定値no

performance_dashboard = no

fault_analysis セクション

90

障害解析機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[fault_analysis]

auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると

拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が

記載されている場合は変更しないで下さい

yes 出力します

auto_start = yes

config セクション

構成設定機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[config]

no_clock_correction

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指

定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動

補正します

no_clock_correction

allow_virtual_capacity_over_max_pd

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に

指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大

物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用

する場合にのみ有効となります

allow_virtual_capacity_over_max_pd

no_auto_save_config

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し

ます既定値は指定なしで自動保存が行われます

no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく

なります

no_auto_save_config

optimizer セクション

iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します

性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合

も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ

りません

[optimizer]

optlog_directory

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

(文字列 255 文字以内)

optlog_directory = optiSMsvretcoptlog

91

prog_check_interval

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し

ます

単 位秒

既定値10

(数値 5〜30)

prog_check_interval = 10

replication セクション

iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します

レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[replication]

no_state_monitor

ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ

る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します

no_state_monitor

no_replication_info_refresh

iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定

期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期

更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場

合は指定してください

低速回線については「データレプリケーション利用の手引

機能編」を参照してください

no_replication_info_refresh

rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す

るポート番号を指定します

既定値8030

(数値 1〜65535)

rc_port_no = 8030

snapshot セクション

iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します

スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[snapshot]

sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する

ポート番号を指定します

既定値8060

(数値 1〜65535)

sc_port_no = 8060

data_retention セクション

iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します

データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

92

必要ありません

[data_retention]

protection_check_time

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を

指定します

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

既定値 0010

protection_check_time = 0010

expiration_period

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切

れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0

を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

単 位日

既定値1

(数値 0〜255)

例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3

日間メッセージを出力します

expiration_period = 1

premonition_period

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ

単 位日前

既定値0

(数値 0〜255)

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時

刻に期限切れの予告メッセージを出力します

premonition_period = 0

auditlog セクション

監査ログセクションの開始を示します

[auditlog]

adtlog_function_enable

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指

定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

no

監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

既定値no

adtlog_function_enable = no

adtlog_directory

監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを

絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcauditlog

(文字列 255 文字以内)

93

adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog

adtlog_size

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します

単位 MB

既定値1

(数値 1~100)

adtlog_size = 1

adtlog_name

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称

以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

(文字列 20 文字以内)

adtlog_name = auditlog

adtlog_keep_term

監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ

ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合

監査ログファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なります

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します

adtlog_keep_term = 3m

94

24 システムパラメータの設定

以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設

定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください

なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値を調べそれに加算した値で設定

をしてください

(1)最大ファイルオープン数

以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください

なおRed Hat Enterprise Linux についてはバージョンによって既定値が異なります以下は

参考として Red Hat Enterprise Linux Version 8 の既定値を記載します

表 2-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値

OS 名称 パラメータ名 必要量

Linux fsfile-max

(RHEL8システムに

より異なりますので

現在値を参照してく

ださい)

iStorageManager 固定値 160以上

クライアント接続ごと 16ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数 2台

必要量=160+16times32+19times2=710以上

95

(2)その他の設定要素

以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください

表 2-20 その他のシステムパラメータと設定値

OS 名称 パラメータ名 説明

Linux kernelmsgmnb

(RHEL8 既定値

16384)

メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズの

最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス間

でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定値を

増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは RANK

の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属する LD 全

てに関してメッセージが出力されるため同時に大量にメッセー

ジが出力されますその場合でもメッセージ出力が失敗しないよ

うにするためには以下を目安に余裕を持たせてパラメータを増

加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565

Linux kernelshmmax

(RHEL8 既定値

1844674407369277

4399)

1つの共有メモリセグメントの最大サイズ

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

(単位バイト)

必要量=1700000+

1000times(監視するディスクアレイの内最も論理ディスク

数が多いディスクアレイの論理ディスク数)以上

例)1700000+1000times8192

=9892000以上

rarr10MBの10485760を指定

Linux kernelshmmni

(RHEL8 既定値

4096)

システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

共通

iStorageManager 固定値 12以上

ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算

PerforMate 利用時

PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算

PerforSurePerforOptimizer 利用時

PerforSure PerforOptimizer 使 用 デ ィ ス ク ア レ イ ご

と 1ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと

(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

96

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume

DynamicDataReplication RemoteDataReplication

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)

スナップショット BV 数合計200 個

ボリュームのペア数合計 2000 個

AT グループ数合計 50 個

必要量 = 12+

3times2+

2+2+2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

= 27以上を追加

Linux kernelshmall

(RHEL8 既定値

1844674407369277

4399)

システム全体で作成できる共有メモリページの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

以下の値を参考に設定値を変更してください

必要量=(iStorageManager で必要な kernelshmmax の値

divide4096)

timesiStorageManager で必要な kernelshmmni の値

上記の kernelshmmaxkernelshmmni の説明にある計算式

を参考にしてください

各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ

リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください

97

第3章 iStorageManager セットアップ(Windows 版)

この章ではWebSAM iStorageManager の DVD 媒体をセットした際に自動的に起動する「iStorageManager セッ

トアップ」について説明します「iStorageManager セットアップ」はWebSAM iStorageManager の DVD 媒体

に格納されている各種ソフトウェアのインストールおよび設定をウィザード形式でおこなう機能ですなお本機

能はWindows 版のソフトウェアのみに対応しています

「iStorageManager セットアップ」は以下の2つの機能を提供します

簡易インストール

カスタムインストール

簡易インストールはM シリーズの初期導入に必要なソフトウェアを簡単に導入できます詳細については「31

簡易インストール(M シリーズ)」を参照してくださいカスタムインストールは各種ソフトウェアの詳細な設定が

おこなえますなおA2700 の導入はカスタムインストールを選択してください詳細については「32 カスタ

ムインストール(M シリーズ)」または「34 カスタムインストール(A2700)」を参照してください

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズの場合M シリーズと同様の手順に従ってソフトウェアを導入します詳

細については「31 簡易インストール(M シリーズ)」または「32 カスタムインストール(M シリーズ)」を参照してく

ださい

1 Administrator 権限でログインしてください

2 ターミナルサービスアプリケーションモードを利用している場合本プログラムを終了後インストール

先サーバのコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からインストールを実施してください

3 ご利用の環境によってはDVD 媒体セット時に自動起動しない場合がありますこの場合はDVD 媒体

の以下のプログラムを直接起動してください

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

4 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に導入する場合はM シリーズの導入を先に実施してくだ

さい残りのディスクアレイに対する設定は後から iSM サーバの環境設定で追加してください

5 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に監視している環境でソフトウェアのバージョンアップの

みを実施する場合カスタムインストール(M シリーズ)を選択してください

98

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場合

Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

31 簡易インストール(M シリーズ)

簡易インストール(M シリーズ)では次の二つのインストール方法を提供しています

iStorageManager のセットアップ

ディスクアレイを管理するサーバの構築をおこなう場合にご利用ください

サーバのセットアップ

サーバ(ホスト)情報を管理するユーティリティをインストールする場合にご利用ください

Oracle Java 実行環境が未インストールの状態で簡易インストールを実施するとOpenJDK が自動的にイン

ストールされ有効になります

Oracle Java を利用する場合以下いずれかの手順でセットアップしてください

A)事前に Oracle Java をインストールしてください

簡易インストールではOpenJDK のインストール確認が表示されます

「しない」を選択いただくことでOracle Java を継続利用できます

B)カスタムインストールで各種ソフトウェアをインストールしてください

別途 Oracle Java をインストールしてください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

99

311 iStorageManager のセットアップ

以下の手順にしたがってiStorageManager のセットアップをおこないます

本手順により以下のソフトウェアがインストールされます

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために

必要なソフトウェア

iSM クライアント(Web GUI)

ControlCommand

ネットワーク設定ツール

M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア

またiSM クライアント(Web GUI)による iSM サーバへの接続が可能です

100

1 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ

ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ

ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその

ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場

合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し

てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし

てください

2 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す

る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運

用中に問題となることがあります

1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です

2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です

3 iStorageManager は複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディ

スクアレイ装置を複数の iStorageManager から同時に監視することはできません複数の

iStorageManager から監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に

支障をきたす可能性があります

4 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力

によりファイルチェックが常時行われる状態となりますこれにより CPU 負荷が高くなり動作に

影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合CyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全てをウ

イルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

5 初期設定をおこなっていないディスクアレイはiSM サーバをインストールするサーバと同一

ネットワークに接続してください

6 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ

グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します

7 Server Core 環境の場合はiSM クライアント(Web GUI)は利用できません

8 iStorage ダッシュボードを合わせて導入する場合はカスタムインストールを選択してください

補足Web ブラウザに関する事前設定

【Internet Explorer の場合以降の手順を実施してください】

Web ブラウザで iSM サーバにアクセスすることでiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウ

ンロードインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動ができるページが表示されますこの

ページでの動作を保証するため事前に次の設定を実施してください

101

1 接続する iSM サーバを「信頼済みサイト」に設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「サイト」ボタンをクリックしてください

図 3-1 インターネット オプションの画面

(3)「次の Web サイトをゾーンに追加する」に接続する iSM サーバの URL(例接続する iSM

サーバの IP アドレス(またはホスト名))を入力し「追加」ボタンをクリックしてください

「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックは外

してください

図 3-2 信頼済みサイトの設定画面

102

(4)「閉じる」ボタンをクリックし画面を閉じてください

2 「信頼済みサイト」のセキュリティレベルを設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックしてください

図 3-3 インターネット オプションの画面

103

(3)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「ActiveX コントロールとプラグインの実行」を「有

効にする」に設定してください

図 3-4 セキュリティの設定画面-1

(4)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「スクリプトを実行しても安全だとマークされてい

ない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」を「有効にする」に設定してくださ

図 3-5 セキュリティの設定画面-2

104

(5)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

Internet Explorer Version7 以降をご使用の場合「信頼済みサイト」の保護モードおよび

拡張保護モードは有効にしないでください

以上で「Web ブラウザに関する事前設定」は完了です

iStorageManager のセットアップをおこなう場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-6 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

105

(4)簡易インストールの「iStorageManager のセットアップ」を選択して「次へ」ボタンを

クリックしてください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-7 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)

(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックして

ください

図 3-8 ソフトウェア確認画面

106

(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契

約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合

は本ソフトウェアは使用できません

図 3-9 使用許諾確認画面

(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場

合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください

図 3-10 インストール先の選択画面

107

Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します

表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック

してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ

さい

図 3-11 インストール先の選択画面(Server Core 環境)

(8)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に格

納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場

合はOpenJDK はインストールしません

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

108

XYZ は実際の値が表示されます

図 3-12 OpenJDK のインストール画面

(9)必要なソフトウェアをインストールします

既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画

面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ

ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません

インストール中は以下の画面を表示します

図 3-13 インストール実行中画面

またControlCommand をインストール中に

iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります

画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください

109

図 3-14 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(10)ネットワーク設定ツールの起動をおこないます

そのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 3-15 ネットワーク設定ツール起動画面

110

(11)ディスクアレイのネットワーク設定をおこないます

ディスクアレイに iSM サーバから監視するためのネットワークアドレスを設定します

インストールしたマシンと物理的に同一なネットワーク (ルータを越えない)にディスクアレイを

接続 (設置)されていることを確認してください

確認後インストールしたマシンと同一セグメントの IP アドレスを設定してください

図 3-16 ネットワーク設定ツール画面

設定するディスクアレイを選択して「設定」をクリックしてください

図 3-17 ネットワーク設定画面

111

設定するネットワークアドレスを入力して「設定」をクリックしてください

図 3-18 ネットワーク設定確認

設定するネットワークアドレスを確認し「設定」をクリックしてください

図 3-19 ネットワーク設定完了

ネットワーク設定が完了したら「OK」をクリックしてください

「図 3-15 ネットワーク設定ツール画面」が表示されるので「閉じる」をクリックしてください

112

(12)利用者の設定をおこないます

この利用者はiSM クライアントから iSM サーバに接続する際の利用者になります

必ず Administrator の利用者を設定してくださいなお既に Administrator が設定され

ている場合は「Administrator の設定」画面は表示しません

図 3-20 利用者の設定画面

図 3-21 設定完了画面

113

(13)ディスクアレイのタイムゾーン設定をおこないます

タイムゾーンの設定を行う場合は「する」を選択して「次へ」をクリックしてください

規定値は AsiaTokyo (GMT+9)です

設定する必要がない場合は「しない」を選択してください

図 3-22 タイムゾーンの設定確認画面

「する」を選択すると以下の画面が表示されます

設定するタイムゾーンを選択して「設定」ボタンをクリックしてください

図 3-23 タイムゾーンの設定画面

設定完了後「次へ」をクリックしてください

114

(14)必要なソフトウェアのインストールが完了しました

図 3-24 インストール完了画面

「iSM サーバを起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックしてくださいiSM サーバが起

動します

iSM サーバが起動中は以下の画面を表示しますiSM サーバの起動完了をお待ち下さい

図 3-25 iSM サーバ起動中

Server Core 環境の場合はここで完了となります

図 3-24 の選択肢の補足

何らかの理由でWindows を再起動したい場合は「今すぐコンピューターを再起動する」を選択

してくださいWindows を再起動後15の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示さ

れます

「後でコンピューターを再起動する」を選択した場合はiSM サーバは起動されませんコンピュー

ターの再起動を行ってください再起動後は前回と同じユーザでログインしてください15

の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示されます

115

(15)セットアップが完了しました

iSM サーバが正常に起動後あるいは Windows の再起動後以下の画面を表示します

ご利用の環境によっては再起動後画面が表示されない場合がありますのでその場合は

DVD 媒体の以下のプログラムを直接起動してください

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

図 3-26 セットアップ完了画面

「完了」ボタンをクリックすると自動的に iSM クライアント(Web GUI)を起動します

ログイン画面に12で設定した利用者名パスワードを入力してログインしてくださいログイ

ン後初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行してください初期設定ウィザードは

iSM クライアント(Web GUI)のメニューの[構築]-[初期設定]-[M シリーズ]から起動します初期設

定ウィザードについてはIS051 構成設定の手引(GUI 編)の「第 5 章 初期設定」を参照し

てください

「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

116

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

iSM サーバまたは ControlCommand を導入した場合iSM サーバコマンドまたは

ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定をジョブスケジュールソフトウェアに

登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起動してください

117

1 Internet Explorer において信頼済みサイトの設定およびセキュリティレベルの設定を行わずに

iSM サーバへ接続した場合以下のメッセージが表示され接続に失敗することがあります

本書「iStorageManager のセットアップ」の手順にしたがって設定内容を変更し再度接続してく

ださい

図 3-27 Web ブラウザの画面(設定未実施時)

2 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「警告 - セキュリティ」の画面が表示される場合があ

りますこのときは発行者が「NEC Corporation」であることを確認した上で「実行」ボタンを

クリックしてください

3 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「Windows セキュリティの重要な警告」の画面にて

「Internet Explorer」の機能がブロックされていると表示される場合がありますこのときは当該画

面でブロックを解除するかまたは事前にファイアウォールの設定で「Internet Explorer」のブロッ

クを解除しておいてください

4 ご使用の Internet Explorer の設定でプロキシサーバを経由する指定を行っていると接続に失

敗することがありますこの場合はWeb ブラウザの設定でプロキシの例外指定を行いiSM サー

バへの接続にはプロキシサーバを経由しない設定としてください

ただしiSM クライアント(Web GUI)を iSM サーバと同一コンピュータで利用する場合変更する

必要はありません

以下の手順で変更してください

1) 「コントロールパネル」から「インターネットオプション」-「接続」タブを選択し「LAN の設

定」でローカルエリアネットワークの設定画面を表示します

2) 「LAN にプロキシサーバーを使用する」にチェックが入ってない場合以降の確認は不要です

入っている場合「詳細設定」でプロキシの設定画面を表示します

3) 「次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない」へ接続するサーバのホスト名および IP ア

ドレスの両方を追加してください

4) 使用中の Web ブラウザを一旦すべて終了させたあと再起動してください

118

312 サーバのセットアップ

以下の手順にしたがってサーバのセットアップを実施します

本手順により以下のソフトウェアがインストールされます

OpenJDK

ControlCommand

なお接続されているすべてのサーバで以下を実施してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セット

アップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-28 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)簡易インストールの「サーバのセットアップ」を選択して「次へ」ボタンをクリックして

ください利用できない環境では選択できません

119

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-29 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)

(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックしてく

ださい

図 3-30 ソフトウェア確認画面

120

(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契

約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合

は本ソフトウェアは使用できません

図 3-31 使用許諾確認画面

(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場

合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください

図 3-32 インストール先の選択画面

121

Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します

表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック

してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ

さい

図 3-33 インストール先の選択画面(Server Core 環境)

122

(8)OpenJDK のインストーラを起動します

racle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に

格納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core

環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしません

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

XYZ は実際の値が表示されます

図 3-34 OpenJDK のインストール画面

(9)必要なソフトウェアをインストールします

既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画

面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ

ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません

インストール中は以下の画面を表示します

図 3-35 インストール実行中画面

123

またControlCommand をインストール中に

iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります

画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください

図 3-36 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(10)必要なソフトウェアのインストールが完了しました

「完了」ボタンをクリックすると Windows を再起動しなくて終了しますWindows を再

起動したい場合は「コンピューターを再起動する」をチェックして「完了」ボタンをクリック

してください

なお同じバージョンが既にインストールされていることから本手順でインストールをおこなっ

ていない場合は「コンピューターを再起動する」をチェックせずに完了してください

図 3-37 インストール完了画面

124

ControlCommand をインストールした後はホスト情報の収集登録およびボリューム対応表の作

成を行ってください詳細はControlCommand のインストールガイドを参照してください

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

ControlCommand を導入した場合ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定を

ジョブスケジュールソフトウェアに登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起

動してください

125

32 カスタムインストール(M シリーズ)

以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択

します

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために

必要なソフトウェア

ControlCommand

iSM クライアント(Web GUI)

ネットワーク設定ツール

M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア

カスタムインストールは以下の画面から選択します

(1)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-38 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

126

(2)カスタムインストールを選択してください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-39 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ

アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」ネットワーク設定ツールの

場合は「ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版)」を参照してくださいOpenJDK の場合は下記

を参照してください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

127

(3)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

図 3-40 セットアップ内容の選択画面

(4)OpenJDK のインストール画面を表示します

画面に従いOpenJDK をインストールしてください

OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください

iSM クライアント(Web GUI)

iSCSI 簡易設定ツール

iSM ネットワーク設定ツール

ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します

128

33 カスタムインストール(A2700)

以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択

します

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)を利用するために必要なソフトウェア

ControlCommand

iSM クライアント(Web GUI)

カスタムインストールは以下の画面から選択します

(1)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-41 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズA2700)

129

(2)カスタムインストールを選択してください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-42 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ

アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」を参照してくださいOpenJDK

の場合下記を参照してください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

130

(3)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

図 3-43 ディスクアレイの選択画面

(4)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

図3-44 セットアップ内容の選択画面

(5)OpenJDK のインストール画面を表示します

画面に従いOpenJDK をインストールしてください

131

OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください

iSM クライアント(Web GUI)

iSCSI 簡易設定ツール

iSM ネットワーク設定ツール

ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します

132

(このページは空白です)

133

第4章 サーバの導入(Windows 版)

41 動作環境

表 4-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

PCAT 互換機

iStorage NS シリーズ

動作OS <M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>

Microsoft Windows 8 Pro(SP 無)(3)

Microsoft Windows 8(SP 無)(3)

Microsoft Windows 81 Pro (3)

Microsoft Windows 81 (3)

Microsoft Windows 10 Home

Microsoft Windows 10 Pro

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition(SP 無)(1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition(SP 無)(1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1) (3)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(2) (3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition (2) (3)

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition(2)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

(2) x64 に対応します

(3) Windows 更新プログラム KB2999226 を適用する必要があります

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2016 Hyper-VWindows Server

2019 Hyper-V

仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運

用を推奨します

メモリ OS 必要メモリ+146(396)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です

ディスク容量 プログラム容量308MB

動作必要容量 837MB 以上

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

134

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

図 4-1 システム構成イメージ(Windows 版)

FC 経由でディスクアレイを管理する場合Express の周辺機器として Fibre Channel コントローラ

(Optical)Fibre Channel ケーブルおよび Fibre Channel コントローラのドライバが必要になります

また必要に応じて Fibre Channel ハブや Fibre Channel スイッチが必要となります

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディスク

アレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM サーバから

監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障をきたす可能性が

あります

2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力

によりファイルチェックが常時行われる状態となりますそれにより CPU 負荷が高くなり動作に

影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合はCyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全て

をウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

135

42 iSM サーバのインストール

421 インストール

以下の手順にしたがってiSM サーバをインストールします

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

1 ESMPROServerManager(以降ESMPROSM とします)がインストールされているサーバに

iStorageManager をインストールする場合ESMPROSM との連携に関する設定を行う画面が表

示されるので必要に応じて設定してください詳細については電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

2 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ

ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ

ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその

ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場

合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し

てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし

てください

3 インストール先フォルダにはハードディスク上のシステムフォルダ(Winini ファイルのある

フォルダ)を選択することはできませんかつインストール先のフォルダ名に空白文字や特

殊文字(例えば()^yenltgt|など)を含めないでください

4 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す

る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運

用中に問題となることがあります

1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です

2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です本バージョ

ンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サーバをアンイン

ストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アドレス)を削除して

ください

5 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ

グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します

6 iSM サーバをインストールした後iStorageManager サービスが自動的に開始されます

136

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場

合Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する

場合 M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズを利用する場合は以下の手順でインストールを

実施します

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 4-2 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

137

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

4-3 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません

図 4-4 セットアップ内容の選択画面

138

(6)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の

内容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます

図 4-5 インストール状況画面

(7)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます

図 4-6 iSM サーバのインストール画面

139

(8)iSM サーバのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-7 インストール開始画面

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 4-8 使用許諾確認画面

140

(10)iSM サーバの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 4-9 情報確認画面

(11)iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 4-10 インストール先の選択画面

141

(12)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し

てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-11 プログラムフォルダの選択画面

(13)ESMPRO 連携の設定を行います

iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連

携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください

なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこと

ができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManager

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます

図 4-12 ESMPRO 連携設定ツールの画面

142

(14)iSM サーバのインストール準備完了を確認します

「インストール」ボタンをクリックしてください

図 4-13 インストール準備完了の画面

画面に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」項目が表示されますiStorage ダッシュボー

ドを合わせて導入する場合はチェックを有効にしてください

その他iStorage ダッシュボードの導入および環境設定についての詳細は第 10 章を参照してください

(15)iSM サーバのモジュールをインストールします

図 4-14 ファイルコピー画面

143

(16)iSM サーバの環境設定をおこないます

①新規インストールの場合は以下の画面を表示します

図 4-15 新規インストール時の環境設定選択画面

②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します

図 4-16 バージョンアップ時の環境設定選択画面

ここで M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの設定を追加または変更する場合は

「ウイザードで必要最低限の設定を行います」または「ダイアログですべての機能の設定をおこ

ないます」を選択してください新規インストールの場合で後から設定を行う場合は「後で設

定します」を選択してくださいiSM サーバをアップデートした場合で設定の追加または変更

が不要な場合は「設定を引き継ぎます」を選択してください

「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをおこ

なうため簡単に環境設定ができます詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザー

ド」を参照してください

144

「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます詳細について

は「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください

「後で設定します」を選択した場合

環境設定はおこないません

「設定を引き継ぎます」を選択した場合

環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます

(17)iSM サーバのインストールを完了します

iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ

さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ

アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参

照してください

「完了」ボタンをクリックしてください

図 4-17 インストール完了画面

145

4212 A2700 を利用する場合

A2700 を利用する場合は以下の手順でインストールを実施します

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 4-18 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズ A2700)

146

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して

ください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 4-19 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-20 ディスクアレイの選択画面

147

(6)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません

図 4-21 セットアップ内容の選択画面

(7)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の

内容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます

図 4-22 インストール状況画面

148

(8)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます

図 4-23 iSM サーバのインストール画面

(9)iSM サーバのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-24 インストール開始画面

149

(10)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 4-25 使用許諾確認画面

(11)iSM サーバの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 4-26 情報確認画面

150

(12)iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 4-27 インストール先の選択画面

(13)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し

てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-28 プログラムフォルダの選択画面

151

(14)ESMPRO 連携の設定を行います

iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連

携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください

なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこ

とができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManegar

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます

図 4-29 ESMPRO 連携設定ツールの画面

(15)iSM サーバのモジュールをインストールします

図 4-30 ファイルコピー画面

152

(16)iSM サーバの環境設定をおこないます

①新規インストールの場合は以下の画面を表示します

図 4-31 新規インストール時の環境設定選択画面

②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します

図 4-32 バージョンアップ時の環境設定選択画面

「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをお

こなうため簡単に環境設定ができます

環境設定ウィザードでは以下の設定をおこないます

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログの設定

詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザード」を参照してください

153

図 4-33 環境設定ウィザード画面

「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます

環境設定では以下の設定をおこないます

ディスクアレイの設定

利用者の設定

状態監視機能の設定

サーバクライアントの設定

事象連携機能の設定

性能監視機能の設定

性能最適化機能の設定

レプリケーションスナップショット機能の設定

データ改ざん防止機能の設定

監査ログ機能の設定

154

詳細については「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください

図 4-34 環境設定画面

「後で設定します」を選択した場合

環境設定はおこないません

「設定を引き継ぎます」を選択した場合

環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます

(17)iSM サーバのインストールを完了します

「完了」ボタンをクリックしてください

図 4-35 インストール完了画面

155

iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ

さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ

アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参

照してください

422 アンインストール

以下の手順にしたがってiSM サーバをアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)サービスとイベントビューアの画面を閉じてください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM サーバ」を削除し

ます

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続

行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラムを実行してください

Server Core 環境の場合はアンインストールするバージョンの DVD 媒体をセットしてコマン

ドプロンプトから以下を実行してください

yenSERVERyenWINDOWSyenSETUPEXE uninstall

サービス iStorageManager が起動中であればサービス iStorageManager は自動停止されます

なおアンインストール後も環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル

性能統計情報集約ファイル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティショ

ン管理ユーザ情報ファイルは削除されません

423 アップデート

iSM サーバを旧バージョンからアップデートする場合は「iStorageManager セットアップ」のインス

トールで旧バージョンのアンインストールをおこない本バージョンのインストールを行います手順は

「421 インストール」を参照してください

iSM サーバを使用しているマシンにおいて OS を Windows 8 以降および Windows Server 2012 以降

にアップグレードする場合のみ必ず以下の手順にしたがってiSM サーバのアップデートを実施してく

ださい()

このアップデートはインストール済みの iSM サーバとアップデート後の iSM サーバのバージョンが

同じ場合でも必要です

(1) iSMサーバがインストールされているマシンのOSをWindows 8以降およびWindows Server

2012 以降にアップグレードします

(2) アップグレード完了後インストール済みの iSM サーバをアンインストールしてください(ア

ンインストール手順は「422 アンインストール」を参照してください)

156

(3) iSM サーバを再インストールしてください(インストール手順は「421 インストール」を参

照してください)

(4) iSM サーバの「インストール先フォルダyensbin」にある以下の5つのファイルのプロパティを表

示し「互換性」タブの「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて「OK」

ボタンを押してください

iSMalsetexe

iSMprfcomexe

iSMsetenvexe

iSMsetenvWzdexe

iSMsvmnuexe

424 サイレントインストール

以下の手順に従ってサイレントインストールための bat ファイルを使用して iSM サーバをインストー

ルします

ldquoyenSERVERyenWINDOWSrdquoディレクトリ下に格納されている bat ファイルを使用してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットします

(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げCD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenSERVERyenWINDOWS

(4)以下のコマンドを実行しインストールが実行されます

iSMsvrSilentSetup install -path installpath

説明

-path iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のパスに空白を含む場合は「ldquo rdquo」でパスを囲んでください

フルパスを指定してください

サイレントインストールの場合インストール先のパスの最後にyeniSMsvr フォルダを含めな

いことを推奨します

使用例

iSMsvrSilentSetup install -path ldquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo

続けて「44 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってください

157

425 サイレントアンインストール

iSM サーバのサイレントインストールはインストール媒体を使用して以下の手順で行います

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットします

(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenSERVERyenWINDOWS

(4)以下のコマンドを実行しアンインストールが実行されます

iSMsvrSilentSetup uninstall

43 iSM サーバの環境設定ウィザード

iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります

ここでは環境設定ウィザードでの設定方法について記述しますなお環境設定ウィザードでは必

要最低限の設定を順番におこなうため簡単に環境設定ができます

環境設定ウィザードはiSM サーバのインストール時「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows

8 以降Windows Server 2012 以降の場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプ

リ」をクリックしすべてのアプリにて「環境設定ウィザード」または「iSM サーバメニュー」の

「環境設定ウィザード」から起動しますServer Core 環境の場合はコマンドプロンプトから

「iSMsetenvWzd」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は環境設定ウィザード終了時

に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager を再起動してくだ

さい

「iSM サーバ」から「環境設定ウィザード」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアロ

グが表示される場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定ウィザード」を起動し

てください

なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません

158

431 ディスクアレイの設定

iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますディスクアレイの設定は省略できませんな

おディスクアレイの設定は IP 接続を推奨しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリー

ズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です設定後

「次へ」ボタンをクリックしてください

iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番

号が不明な場合一旦「FC 接続設定」ボタンの「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し次

の項目(「432 利用者の設定」)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決

まったタイミングで設定変更(再設定)を行ってください

フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない

ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください

図 4-36 ディスクアレイの設定画面

ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示しますディスクアレイを

FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリックし「FC 接続設定」から設定してください

② ③ ④

159

図 4-37 IP 接続設定画面

①ディスクアレイ一覧

現在設定されているディスクアレイを表示します

ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの

「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります

IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア

レイのシリーズ」に表示します

ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です

②「追加」ボタン

ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-38)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追

加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-39)か

ら行ってください

③「編集」ボタン

選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする

かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について

はIP 接続の場合は図 4-37FC 接続の場合は図 4-38 または図 4-39 を参照してください

160

④「削除」ボタン

選択したディスクアレイを削除します

⑤「FC 接続設定」ボタン

FC 接続設定画面(図 4-39)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行いま

図 4-38 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面

⑥ディスクアレイのシリーズ

ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ

ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です

M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します

A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください

A3000 シリーズと A5000 シリーズ M

A2700 と A4900 D

⑦メイン IP アドレス

IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定

が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ

制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

⑧サブ IP アドレス

SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます

⑥ ⑦

161

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

図 4-39 FC 接続設定画面

⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する

チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います

⑩「ディスク番号による指定」ボタン

FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス

クの追加画面(図 4-40)を表示します

ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです

通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ

の設定は不要です

図 4-40 ディスクアレイ追加(ディスク)画面

⑪ディスク

ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに

対して最大 8 個のディスクが登録できます

監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist

-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「 iStorageManager コマンドリ

ファレンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください

162

432 利用者の設定

iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省

略できません設定後「次へ」ボタンをクリックしてください

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな

ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアント(Web GUI)からパー

ティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名

は既に存在するユーザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM ク

ライアント(Web GUI)から確認できます

利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施

できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必

要があります

図 4-41 利用者設定画面

② ③ ④

163

iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator 設定画面を表示します

図 4-42 Administrator の設定画面

①利用者一覧

現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します

この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ

ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます

②「追加」ボタン

利用者追加画面(図 4-43)が表示され利用者の追加を行います

③「編集」ボタン

選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ

ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-43 を参照してください

④「削除」ボタン

選択した利用者を削除します

図 4-43 利用者追加画面

164

⑤利用者名

利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指

定できません

⑥パスワード

利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ

れます

なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で

きません

⑦役割

利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント

でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい

ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ

ます

monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します

operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で

運用に必要な操作を許可します

administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します

165

433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に必要なポート番号の設

定を行います設定後「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-44 クライアントの設定画面

①iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番

号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既定値として

8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

166

434 運用ログの設定

iSM サーバのメッセージを出力する運用ログの設定を行います

OS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する必要があります

図 4-45 運用ログの設定画面(Server Core 環境以外の場合)

図 4-46 運用ログの設定画面(Server Core 環境の場合)

①ログファイル格納フォルダ

iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを指定しますなおServer Core 環境の場

合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダを直接指定してください245

バイト以内での指定が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されてい

167

ます

フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します運

用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「16 ログ出力」を

参照してください

②ディスクの空き容量

ログファイル格納フォルダで指定されているドライブの空き容量を表示します

Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボタ

ンをクリックし空き容量を確認してください

③最大ログファイルサイズ

iSM サーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100 個のファ

イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1 から 10(100MB から 1000MB)の範囲

で設定可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内

で設定してください

168

435 設定内容の確認

設定した内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

「新しい設定を保存してもよろしいですか」のメッセージで「はい」をクリックすると設定完了画面

になります

図 4-47 設定内容の確認画面

436 設定完了

環境設定ウィザードでの設定はこれで終了です

図 4-48 設定完了画面

169

44 iSM サーバの環境設定

iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります

ここでは環境設定の設定方法について記述しますなお環境設定ではすべての設定ができます

環境設定は「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows 8 以降Windows Server 2012 以降の

場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプリ」をクリックしすべてのアプリにて

「環境設定」または「iSM サーバメニュー」の「環境設定」から起動しますServer Core 環境の場合

はコマンドプロンプトから「iSMsetenv」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は

「OK」ボタン実行時に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager

を再起動してください

「iSM サーバ」から「環境設定」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定」を起動してください

なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません

170

441 ディスクアレイ

iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますなおディスクアレイの設定は IP 接続を推奨

しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

のディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です

iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番

号が不明な場合一旦「FC 接続設定」の「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し他の項目

(「442 利用者」など)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決まったタ

イミングで設定変更(再設定)を行ってください

フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない

ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください

図 4-49 ディスクアレイ画面

② ③ ④

171

ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示します設定内容については

図 4-50 を参照してくださいディスクアレイを FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリッ

クし「FC 接続設定」から設定してください

図 4-50 IP 接続設定画面

①ディスクアレイ一覧

現在設定されているディスクアレイを表示します

ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの

「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります

IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア

レイのシリーズ」に表示します

ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です

②「追加」ボタン

ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-51)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追

加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-52)か

ら行ってください

⑥ ⑦

172

③「編集」ボタン

選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする

かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について

はIP 接続の場合は図 4-51FC 接続の場合は図 4-52 または図 4-53 を参照してください

④「削除」ボタン

選択したディスクアレイを削除します

⑤「FC 接続設定」ボタン

FC 接続設定画面(図 4-52)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行います

図 4-51 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面

⑥ディスクアレイのシリーズ

ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ

ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です

M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します

A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください

A3000 シリーズと A5000 シリーズ M

A2700 と A4900 D

173

⑦メイン IP アドレス

IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定

が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ

制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

⑧サブ IP アドレス

SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレスへ接続し

監視をおこないます

図 4-52 FC 接続設定画面

⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する

チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います

174

⑩「ディスク番号による指定」ボタン

FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス

クの追加画面(図 4-53)を表示します

ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです

通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ

の設定は不要です

図 4-53 ディスクアレイ追加(ディスク)画面

⑪ディスク

ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに

対して最大 8 個のディスクが登録できます

監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist

-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファ

レンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください

175

442 利用者

iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省

略できません

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな

ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアントから設定し

てくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアントからパーティションを管理す

る利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名は既に存在するユー

ザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM クライアントから確認で

きます

利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施

できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必

要があります

図 4-54 利用者画面

iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator の設定画面を表示します設定

内容については図 4-56 を参照してください

② ③ ④

176

図 4-55 Administrator の設定画面

①利用者一覧

現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します

この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ

ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます

②「追加」ボタン

利用者追加画面(図 4-56)が表示され利用者の追加を行います

③「編集」ボタン

選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ

ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-56 を参照してください

④「削除」ボタン

選択した利用者を削除します

図 4-56 利用者追加画面

177

⑤利用者名

利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指

定できません

⑥パスワード

利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ

れます

なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で

きません

⑦役割

利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント

でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい

ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ

ます

monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します

operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で

運用に必要な操作を許可します

administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します

178

443 状態監視

状態監視情報運用ログ情報および構成設定情報の設定は以下の設定画面から行いますこれらの

情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません

図 4-57 状態監視画面(Server Core 環境以外の場合)

② ③

⑤ ⑥

179

図 4-58 状態監視画面(Server Core 環境の場合)

①監視インターバル

ディスクアレイの状態を監視するインターバルを設定します既定値として 15(秒)が設定されて

いますが変更する場合は 1 から 3600 の範囲内で指定します

状態監視については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「13 状態監

視」を参照してください

② 監視の再開可能チェックインターバル

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを設定します既定値として5(分)が設定されていますが変

更する場合は 1 から 60 の範囲内で指定します

③ 監視パスのチェックインターバル

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックするインターバルを設定します既定値と

して60(分)が設定されていますが変更する場合は 3 から 60 の範囲内で指定します

② ③

④ ⑤ ⑥

180

④ 容量監視インターバル

以下の情報を監視するインターバルを設定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

既定値として 5(分)が設定されていますが変更する場合は 5 から 1440 の範囲内で指定します

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスクの容量不足論理ディスクの LD

容量クォータは状態を監視するインターバル(状態監視情報の「監視インターバル」)で監視します

ただし容量監視インターバルが状態を監視するインターバルよりも短い場合()は容量監視イン

ターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態を監視するインターバルよりも長くなります

⑤ SNMP トラップ受信

SNMP トラップの受信機能について選択しますSNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを iSM サーバに通知するものです

TCPIP 接続により監視するディスクアレイの場合にのみ有効となります

しない SNMP トラップは受信しません

SNMP トラップサービスを使用する SNMP トラップサービスと連携して受信します

直接受信する iSMサーバ自身が 162番のポート番号を使用して受信します

1 「SNMP トラップサービスを使用する」を選択する場合にはSNMP Trap Service をインストー

ルしておく必要がありますまた「直接受信する」を選択した場合SNMP Trap Service の

ように SNMP トラップを採取するアプリケーションとはポートの競合が発生しますこのよ

うな場合には「直接受信する」を選択しないでください

2 SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えますネットワークセキュリティ

攻撃等を受け性能が劣化することがありますので受信しない設定を推奨します

181

⑥ ニックネームの重複チェック

iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成要素に付与された識別名称の重

複チェックを行うか否かを選択します

「する」を選択した場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全ての識別名

称の重複チェックを行います

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行いません

既定値重複チェックを行います

⑦障害情報の定時通報

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報を行うかを設定します既定値では

定時通報を行いません(「しない」)

しない 定時通報実施時刻での設定値は無効となります

する 定時通報実施時刻での設定値が有効となります

定時通報実施時刻 定時通報を行う時刻を設定します定時通報する場合にのみ本パラメー

タでの設定値が有効となります定時通報しない(既定値)の場合は本パラメータでの設定値が設定

できません0000~2359(時分)の範囲で指定可能です既定値は GUI を起動させたrdquo現在時刻rdquo

を表示させます

⑧ログファイル格納フォルダ

iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを設定します245 バイト以内での指定

が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されています

フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します

なおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダ

を直接指定してください運用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」

(IS050)の「16 ログ出力」を参照してください

182

⑨ディスクの空き容量

OS のディスクの空き容量を表示します

Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボ

タンをクリックし空き容量を確認してください

⑩最大ログファイルサイズ

iSMサーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100個のファ

イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~10(100MB~1000MB)の範囲で設定

可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内で設定し

てください

⑪処置不要なメッセージの種別を INFO に変更

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについて種別を INFO に切り替える

ことが可能です種別の変更対象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です

既定値は「しない」です

しない 従来通り WARNING とします

する 種別を WARNING から INFO に変更します

メッセージの種別を変更すると事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を

行っている場合に連携ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を

確認してください

⑫ ディスクアレイの時刻を自動補正

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正するか否かを選択します既定値は「する」です

する ディスクアレイ中の時刻を自動補正します時刻の自動補正はサーバの起動時

およびサーバ起動後 24 時間ごとに行われます

しない ディスクアレイ中の時刻を自動補正しません

⑬ 仮想容量プールの最大物理容量超えを許可

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可するか否かを選択します既定値は「しない」

です

シンプロビジョニング機能を利用する場合にのみ有効となります

しない 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可しません

する 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可します

183

⑭ 構成設定時の構成情報自動保存

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うか否かを設定します既定値は「する」です

する 構成情報の自動保存が行われます

しない 構成情報の自動保存が行われません

444 サーバクライアント

サーバ情報とクライアント情報の設定は以下の設定画面から行います

図 4-59 サーバクライアント

①iSM サーバ名を設定

iSMサーバ名を iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する場合は「する」を選択し

iSM サーバ名を設定してください複数の iSM サーバを運用しておりひとつのマシンから複数の

iSM クライアント(Web GUI)を起動接続して運用する場合にタイトルバーによりどの iSM サーバ

に接続した iSM クライアントであるか識別が可能となります既定値は「しない」です

しない iSM サーバ名を表示しません

する 表示する iSM サーバ名を 20 文字以内で設定します

大文字と小文字は区別されます

184

iSM サーバ名に日本語半角カナ制御文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

②iSM クライアント接続先ポート番号

iSM クライアントが接続する iSM サーバのポート番号を指定します既定値として 8020 が設定さ

れていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

③iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既

定値として 8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

iSM クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

④iSM サーバに接続する時の IP アドレス

ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManagerで iStorage Mシリーズを監視する場合に

設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定する IP ア

ドレスを設定します既定値は「指定しない」です

指定しない iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時

の IP アドレスを指定しません

指定する iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時

の IP アドレスを指定する場合にIPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのいずれか

を指定して IP アドレスを入力します

IPv4 アドレスとして1270010000255255255255は使用できません

IPv6 アドレスとして0000000000000001FF00----

0000002552552552550000000000000000127001は使用できません

185

⑤TLS バージョンの無効

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS10 と TLS11 を無効化するかど

うかを指定します既定値は「設定しない」です

設定しない TLS10TLS11TLS12TLS13 で通信可能です

設定する

10 TLS バージョン 10 を無効化します10 を設定する場合TLS11~TLS13 で通信

可能です

1011TLS バージョン 10 と 11 を無効化します1011 を設定する場合TLS12~TLS13

で通信可能です

445 事象連携

事象連携機能の設定は以下の設定画面から行います事象連携機能を使用する場合は設定が必要です

図 4-60 事象連携画面

①連携一覧

現在設定されている事象連携定義を表示します

「対象」

定義されている事象連携対象メッセージの条件を表示します

② ③ ④ ⑤

186

ldquo(メッセージ範囲) AND (メッセージレベル)rdquoの形式で表示します

メッセージ範囲メッセージレベルについては図 4-60 を参照してください

「アクション定義」

定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を表示します

複数定義されている場合はldquo rdquoで区切られます

②「追加」ボタン

連携定義追加画面(図 4-61)が表示され事象連携定義の追加を行います

③「複製」ボタン

選択した事象連携定義の複製を定義します「複製」ボタンをクリックして連携の複製画面から既

に定義されている内容を変更して新規に定義します設定内容については図 4-61 を参照してくだ

さい

④「編集」ボタン

選択した事象連携定義の編集を行います事象連携定義を選択して「編集」ボタンをクリックする

か事象連携定義をダブルクリックして連携の編集画面から編集します設定内容については図

4-61 参照してください

⑤「削除」ボタン

選択した事象連携定義を削除します

⑥「メール設定」ボタン

メール送信を行う場合は「メール設定」ボタンをクリックしてメール設定画面(図 4-62)から設定

します

⑦「上限値設定」ボタン

事象連携動作の上限値を設定する場合は「上限値設定」ボタンをクリックして上限値設定画面(図

4-66)から設定します

⑧事象連携動作の適用

「適用」ボタンのクリックで現在の事象連携定義の内容で事象連携動作を変更しますiSM サー

バが動作中の場合は事象連携動作が即時に変更されますiSM サーバが動作していない場合は

事象連携動作に必要な情報のみ変更され次回の iSM サーバ起動時に有効となります

187

図 4-61 連携定義追加画面

①対象

事象連携対象のメッセージを定義します

メッセージ範囲とメッセージレベルで定義しメッセージ範囲とメッセージレベルとの AND 条件の

メッセージが事象連携対象となります

②メッセージ範囲

機能名とメッセージ ID で事象連携対象のメッセージを設定しますメッセージ範囲の設定は省略で

きません設定した機能名とメッセージ ID の全てが事象連携対象となりますメッセージ ID につ

いては電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)を参照してください

③機能名

機能名で事象連携対象のメッセージを設定します機能名を複数指定した場合は指定した機能の

すべてが対象となります

「すべて」

iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM04xxxiSM07xxxiSM08xxxiSM09xxxiSM10xxx

iSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxxiSM17xxxiSM18xxxiSM23xxxiSM24xxx

iSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID のすべてが対象となります

② ③

⑥ ⑦

⑩ ⑪

188

「基本制御」

iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM07xxxiSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxx

iSM17xxxiSM23xxxiSM24xxxiSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID が対象となりま

「レプリケーション」

iSM10xxx のメッセージ ID が対象となります

「スナップショット」

iSM18xxx のメッセージ ID が対象となります

「性能」

iSM08xxxiSM09xxx のメッセージ ID が対象となります

「保守」

ALIVE通報の対象(ディスクアレイ装置の障害通報機構が行うALIVE通報も含みます)のメッ

セージ(メッセージの本文末尾にキーワードrdquo[_ALERT_]rdquoが付加されている)が対象となり

ます

④メッセージ ID

メッセージ ID で事象連携動作の対象となるメッセージを設定しますメッセージ ID はiSMxxxxx

の xxxxx の部分を指定しますメッセージ ID はカンマを区切り文字として複数の記述が可能です

またハイフンを利用することで範囲指定も可能です(例010010100203001-03999)

⑤メッセージレベル

事象連携動作の対象となるメッセージレベルを設定しますメッセージレベルの省略はできません

なおメッセージ範囲で指定した条件はメッセージレベルの条件で絞り込まれます

「すべて」

ERRORWARNINGNOTICEINFO のメッセージすべてが対象となります

「ERROR」

ERROR のメッセージが対象となります

「WARNING」

WARNING のメッセージが対象となります

「NOTICE」

NOTICE のメッセージが対象となります

「INFO」

INFO のメッセージが対象となります

⑥定義

定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を定義します送信先のメールアド

レスを指定すると対象メッセージが出力されると指定したメールアドレスにメールを送信します

バッチファイルまたは実行ファイルを指定すると対象メッセージが出力されると指定したファイ

ルを実行します

189

⑦送信先のメールアドレス

送信先のメールアドレスを設定しますカンマを区切り文字として複数の記述が可能です

1つのメールアドレスは 320 文字以内で設定してください

⑧バッチファイルまたは実行ファイル

バッチファイルまたは実行ファイルを設定しますこの場合画面との対話が不要なファイルを指

定してくださいまたファイルを変更する場合は「参照」ボタンを利用して実際に存在するファ

イルを指定してくださいなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため

実際に存在するファイルを直接指定してくださいファイルは 259 文字以内で設定してください

⑨一覧

現在設定されている定義を表示します

⑩「追加」ボタン

「送信先のメールアドレス」または「バッチファイルまたは実行ファイル」に入力後「追加」

ボタンで指定を確定します確定すると「一覧」のアクション定義に表示します

⑪「編集」ボタン

「一覧」に表示されている定義の編集を行います「一覧」に表示されている定義を1つ選択し

「編集」ボタンで⑦または⑧に定義内容を表示します表示された内容を編集し「追加」ボタン

で編集内容を確定します

⑫「削除」ボタン

「一覧」に表示されている定義の削除を行います「一覧」に表示されている定義を1つまたは複

数選択し「削除」ボタンで「一覧」から削除します

190

図 4-62 メール設定画面

①認証

なし ユーザ認証を行いません

POP before SMTP POP before SMTP によるユーザ認証を行います

SMTP-AUTH SMTP Authentication によるユーザ認証を行います

② SMTP サーバ

メールを送信する SMTP サーバを 255 文字以内で設定します

③SMTP ポート

メールを送信する SMTP サーバのポート番号を設定します

1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 25 です

④POP サーバ

メール送信時の認証でアクセスする POP サーバを 255 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります

⑤POP ポート

メールを送信時の認証でアクセスする POP サーバのポート番号を設定します

1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 110 です

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります

⑥ユーザ名

認証用のユーザ名を 32 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquoSMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑩ ⑪

191

⑦パスワード

認証用のユーザ名のパスワードを 58 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑧パスワードの確認入力

確認のため「パスワード」と同じものを設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑨送信元のメールアドレス

送信者のメールアドレスを設定します

送信先のメールアドレスが間違っているなどの理由によりSMTP サーバでメール送信が失敗する

場合がありますこの場合は送信者のメールアドレスに SMTP サーバのエラーメッセージが送信

されることがあります

⑩メールテンプレートファイル

メール送信時にメールの雛型となるテンプレートファイルのパスを 259 文字以内で指定します

なおファイルサイズは 1KB 以内にしてください

⑪ 「参照」ボタン

ファイルを選択する画面が表示されすでに存在するメールテンプレートファイルを指定できます

Server Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないためメールテンプレートファイルの

パスは直接指定してください

⑫ 「編集」ボタン

新しいメールテンプレートファイルを作成したりすでに作成されているメールテンプレートファ

イルを修正したりできます「メールテンプレートファイル」欄にパスを入力してから「編集」ボ

タンを選択するとメールテンプレートの設定画面(図 4-63)が表示されます内容を編集して

「上書き保存」ボタンまたは「新規保存」ボタンを選択します

192

図 4-63 メールテンプレートの設定画面

メールテンプレートは実際に送信するメールの雛形で「件名」「本文」「メールヘッダとし

て定義可能なその他の内容」の設定を行います

①件名

メールのタイトルを設定します

②本文

メールの本文を設定します

本文に設定した内容はそのまま送信されますなお本文にrdquo$MSGrdquoの記述がある場合にはrdquo$MSGrdquo

を事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージに置換します

定義例

This is the iSMserver at ドメイン名など

Error Reporting

$MSG larr事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージがこの行に展開されます

注意

1 本文には自由な内容が記述できますが送信時にコード変換はしないので漢字を使う場合は

JIS コードで記述してください

2 本文には 1 行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

3 ある行のrdquo$MSGrdquo部分のメッセージ内容への置換は最初に現れたrdquo$MSGrdquoのみで行われます

そのため1 行に複数記述しても最初のもののみ置換されますただし複数行に記述した

ものはそれぞれ同じメッセージ内容に展開されます

④ ⑤

193

③「その他のテンプレートの設定」ボタン

その他のテンプレートの設定画面(図 4-65)が表示されメールヘッダとして定義可能なその他の内

容について設定します

④「上書き保存」ボタン

現在設定されているメールテンプレートファイルが上書きされメール設定画面(図 4-62)に戻りま

⑤「新規保存」ボタン

表示されている内容でメールテンプレートファイルを新規に保存しメール設定画面(図 4-62)に戻

ります「メールテンプレートファイル」欄に新規に作成したファイルのパス名が表示されます

なおServer Core 環境の場合は名前を付けて保存画面(図 4-64)を表示しますメールテンプレー

トファイルを直接入力し「OK」ボタンをクリックしてください

図 4-64 名前を付けて保存画面(Server Core 環境の場合)

図 4-65 その他のテンプレートの設定画面

194

①テンプレート

メールヘッダとして定義可能(RFC822 に沿った記述)な内容を設定します

図 4-66 上限値設定画面

①メール送信

単位時間(1分間)あたりのメール送信処理の上限値を設定します15~1200 の範囲で設定可能で

既定値は300ですメールサーバなど外部のリソースに負荷をかける可能性があることを考慮して

値を設定してください

②バッチファイルまたはファイル実行

単位時間(1分間)あたりのバッチファイルまたはファイルの実行処理の上限値を設定します15

~1200 の範囲で設定可能で既定値は 30 ですiSM サーバが稼動しているサーバなどのリソース

に負荷をかける可能性があることを考慮して値を設定してください

195

446 性能監視

性能監視機能の設定は以下の画面から行います性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はあり

ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください

図 4-67 性能監視画面

①格納フォルダ

統計情報履歴ファイルの格納場所を設定します既定値はrdquo[インストール先フォルダ]yenetcyenmonrdquoで

す「参照」ボタンでフォルダを選択することができますなおServer Core 環境の場合は「参

照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設

定してください210 バイト以内での指定が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-

カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたはネットワークディレクトリを

指定した場合性能監視機能が正しく動作しない可能性があります

②ロギングインターバル

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力するインターバルを設定します1~60(分)の範囲

で設定可能で既定値は 5(分)です

⑤ ⑥

⑦ ⑧

⑨ ⑩

196

③ロギングインターバルの自動調整

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバルで統計情報を出力できない場合自

動的に出力可能なインターバルに変更する時に指定します

する ロギングインターバルの自動調整を行います(既定値)

しない ロギングインターバルの自動調整を行いません

④再起動時の出力継続

iSM サーバ起動時に PerforMate 利用可能なディスクアレイすべてについて統計情報の出力を自動

的に開始するか否かを設定します

する 前回の運転時に統計情報を蓄積していたディスクアレイについては前回の状態を

引き継ぎ蓄積を開始します(既定値)前回の運転時に蓄積を停止していたディ

スクアレイについてはその状態を保持し蓄積を開始しません

「初回起動時はすべてのディスクアレイについて出力を開始する」をチェックした

場合はiSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能監視機能)が利用できるディス

クアレイすべてについて統計情報の蓄積を開始します(既定値)ただしiSM

サーバをアップデートした場合は前回運転時の蓄積状態を保持します

しない 統計情報の出力を自動的には開始しません

⑤集約の自動実行

統計情報を自動的に集約します

しない 統計情報の自動集約を行いません(既定値)

する 統計情報の自動集約を行います

⑥保存期間の設定

統計情報の保存期間を設定します保存期間を過ぎたファイルは自動的に削除されます

⑦統計情報履歴ファイル

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除します

1~366(日間)または1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ

月間)です

⑧一次集約ファイル

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次集約ファイルを削除します

1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ月間)です

⑨二次集約ファイル

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次集約ファイルを削除します

1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(年間)です

197

⑩時刻

集約の自動実行と保存期間の過ぎたファイルの削除を実行する時刻です既定値は 0000 です

「集約の自動実行」が「する」に設定されている場合と「保存期間の設定」で保存期間が設定さ

れている場合に有効です

⑪表示リフレッシュレート

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて1 分間あたり何回データ更新を行うかを指定しま

す既定値には1(回分)が設定されていますが変更する場合は 1 から 6 の範囲内で指定しま

⑫監視インターバル

しきい値監視条件の監視インターバルを指定します既定値は表示リフレッシュレートの値です

表示リフレッシュレートと同じ しきい値監視インターバルを表示リフレッシュレートと同じ設

定にします(既定値)

ロギングインターバルと同じ しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設

定にします統計情報を蓄積中のディスクアレイのみしきい

値監視を行います

インターバル値 しきい値監視インターバルを直接指定します1~60(分)の範囲

で指定可能です

⑬最低入出力回数

しきい値監視条件の最低入出力回数を指定します

1~120(回分)の範囲で指定可能で既定値は 60(回分)です

⑭他機能と連携

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的に出力するかどうかを設定します既定値は「しな

い」です

する 定期的に連携用のファイルを出力します

しない 連携用のファイルを出力しません(既定値)

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware

vRealize Operations

保存期間

他機能(1)と連携するために出力するファイルを保存する期間を指定します1~7(日)の範囲で設

定可能で既定値は 1 (日)です

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware

vRealize Operations

198

⑮ダッシュボードに性能情報を表示

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します既定値は「しない」です

する ダッシュボードに性能情報を表示します

しない ダッシュボードに性能情報を表示しません(既定値)

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対し

ては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合には必要に応じて統計情報ファイルを退避してくだ

さい

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義のロギングインター

バルの自動調整の設定をしないに変更してiSM サーバを再起動してくださいロギングイ

ンターバルに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があります

のでロギングインターバルの自動調整の設定はするを推奨します

4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴

ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ

スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し

てください

199

447 性能最適化

性能最適化機能の設定は以下の画面から行います性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要は

ありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要あり

ません

図 4-68 性能最適化画面

①ログファイル格納フォルダ

性能最適化用ログファイルの格納場所を設定します192 バイト以内で指定します

既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenoptlogが設定されていますフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定しますなおServer Core 環境

の場合は「参照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してくださいiSM サーバが

動作するコンピュータのロ-カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたは

ネットワークディレクトリを指定した場合性能最適化機能が正しく動作しない可能性があります

②論理ディスクの移動状況チェックインターバル

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを設定します既定値として 10(秒)が設定

されています変更する場合は 5~30 の範囲で指定します

200

448 レプリケーションスナップショット

レプリケーション機能およびスナップショット機能の設定は以下の画面から行いますレプリケーショ

ン機能およびスナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合も既

定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません

図 4-69 レプリケーションスナップショット画面

①ポート番号

iStorageManager 経由の ReplicationControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指

定します1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8030 です

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

201

②レプリケーション管理画面と接続画面の定期更新

iSM クライアントのレプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指示で

更新を行う場合に指定します既定値では画面は定期的に更新されますディスクレイ間の RDR

のリンクがベストエフォート回線経由の場合は「しない」を指定し定期的な画面の更新を避け

てください詳しくは電子マニュアル「データレプリケーション利用の手引 機能編」(IS015)

の低速回線の説明を参照してください

する レプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新します(既定値)

しない レプリケーション管理画面と接続画面は定期的に更新されません

③ポート番号

iStorageManager経由の SnapControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指定しま

す1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8060 です

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

④状態変化メッセージの抑止

ReplicationControl および SnapControl コマンドの操作による状態変化のメッセージを抑止します

しない 状態変化メッセージの抑止を行いません

する 状態変化メッセージの抑止を行います

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はレプリケーション情報

のポート番号とスナップショット情報のポート番号を使用します

202

449 データ改ざん防止

データ改ざん防止機能の設定は以下の画面から行いますデータ改ざん防止機能を使用しない場合は設

定する必要はありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクショ

ンでの設定は必要ありません

図4-70 データ改ざん防止画面

①データ保護状態のチェック時刻

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を指定します既定値は 0010 です

②データ保持期日の期限切れメッセージの出力期間

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合に出力する期限切れの通知メッセージの出力

期間を指定します本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

0~255 の範囲で指定可能で既定値は 1 です

③データ保持期限の期限切れの予告日

203

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します本パラメータに 0 を指定された場合

は期限切れの予告は行いません0~255 の範囲で指定可能で既定値は 0 です

4410 監査ログ

監査ログ機能の設定は以下の画面から行います監査ログ機能を使用しない場合は設定する必要はあり

ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください

図4-71 監査ログ画面

①有効化

監査ログ機能の有効化無効化を設定します既定値は「無効」です

有効 監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

無効 監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

②監査ログファイル格納フォルダ

監査ログファイルの格納フォルダを設定します既定値はrdquo「インストール先フォルダ」yenetcyenauditlogrdquo

です「参照」ボタンでフォルダを選択することができます実際に存在するフォルダを設定してください

255 文字以内での指定が可能ですなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため

フォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設定してください255 バイト以内での指定

① ②

③ ④ ⑤

204

が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-カルフォルダを指定してくださいネットワークリ

ソースまたはネットワークディレクトリを指定した場合監査ログ機能が正しく動作しない可能性がありま

③監査ログファイル最大サイズ

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します最大ファイルサイズを超えると新しいファイ

ルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~100(MB)の範囲で指定可能です既定値は 1(MB)

です

④監査ログファイル名

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称以降に監査ログの作成年月日を付与

してファイルを作成します既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

大文字と小文字は区別されますファイル名に2バイト文字半角カナ制御文字ファイル名として使

用できない文字(ltgt|)および空白は使用できません

⑤保存期間

監査ログファイルの保存期間を設定します指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します1~5

(年間)または1~60(ヶ月間)の範囲で設定可能で既定値は 3 (ヶ月間)です[制限なし]を指定した

場合監査ログファイルを削除しません

「制限なし」

監査ログファイルを削除しません

「制限あり」

指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

205

第5章 クライアントの導入

51 クライアント提供形態

iSM クライアントは管理サーバと LAN で接続された PC 上で動作し利用者に GUI による監視と操作の

手段を提供しますiSM クライアントは以下の 2 種類の GUI を提供します

Java で動作する GUI(iSM クライアント(Web GUI))

Windows ベースの GUI

iSM クライアント(Web GUI)からダウンロードされるインストーラで導入される Windows 実行ファ

イルにより起動する GUI のことを指します

本書では上記 2 種類の GUI についてそれぞれ導入方法を記載しています

なお文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』

後者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用しますレプリケーション機能など

一部のオプション機能を利用する環境では『iSM クライアント(Web GUI)』と『iSM クライアント(Win

GUI)』の両方を使用する構成となります

52 動作環境

(1)ネットワークの環境設定

iSM サーバと iSM クライアントとの間は TCPIP ソケット通信を用いるためマシンのネットワーク

環境定義において当該サーバとの TCPIP 接続環境を構築しておく必要があります

(2)動作環境

表 5-1 動作環境(iSM クライアント(Web GUI))

対象ハードウェア 下記 OS が動作するマシン

PCAT 互換機

Express5800 シリーズ

iStorage NS シリーズ

動作OS(Windows) Microsoft Windows 8 Pro (2)

Microsoft Windows 8 (2)

Microsoft Windows 81 Pro (2)

Microsoft Windows 81 (2)

Microsoft Windows 10 Home (2)

Microsoft Windows 10 Pro (2)

Microsoft Windows 10 Enterprise(2)

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)(3)

206

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition(3)

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition (3)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

なおServer CoreMinimal Server Interface インストールオプションは

サポートしていません

(2) IA32 および x64 に対応します

(3) x64 に対応します

動作OS(Linux) Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux62~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~78 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65) 67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2012 R2 Hyper-VWindows

Server 2016 Hyper-VWindows Server 2019 Hyper-V

Web ブラウザ Microsoft Edge(バージョン 85 以降)

Microsoft Edge にて動作サポートする OS は以下のみとなります

Microsoft Windows10

Microsoft Windows Server 2016

Microsoft Windows Server 2019

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

Microsoft Internet Explorer Version10~11

ただしWindows の各 OS でサポートされる最新バージョンの Internet Explorer

との組み合わせのみサポート対象となります

Version10 以降はデスクトップスタイルのみサポート

Internet Explorer 各バージョンの互換性モードエンタープライズモードを使

用した場合でも上記範囲内でのサポートとなります

Firefox 14161720222426283034384552 68 ESR

Red Hat Enterprise Linux 6 はVersion14 以降をサポート

Red Hat Enterprise Linux 7 はVersion34 以降をサポート

Red Hat Enterprise Linux 8 はVersion68 以降をサポート

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

サポートする Java と OS の組み合わせについては表 5-2 を参照してください

なお OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されています

OpenJDK はDVD 媒体を使ってインストールすることができます方法は本

書「iStorageManager のセットアップ」または「iSM セットアップのカスタムイ

ンストールによるインストール手順」を参照ください

メモリ 表 5-4表 5-5 を参照

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

207

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

表 5-2 動作環境(JRE と OS の組み合わせ)

OS

JRE8

(32 ビット版)

update25 以降

[update261]

update141 はサポー

ト対象外

JRE8

(64 ビット版)

update25 以降

[update261]

update141 はサポー

ト対象外

Oracle Java 11 以降

(64 ビット版)

OpenJDK 11 以降

(64 ビット版)

Windows 8 -

Windows 81 -

Windows 10 (update51 以降) -

Windows Server 2012 -

Windows Server 2012 R2 -

Windows Server 2016 (update111 以降) -

Windows Server 2019 (update221 以降) -

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 62~64

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 62~64

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 65~66

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 65~66

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 67

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 67

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 68~69

(update45 以降) - -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 68~69

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 7

(EM64T) 71~72

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 7

(EM64T) 73~78

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 8

(EM64T) 81~82

- (update241 以降)

rdquordquoの組み合わせをサポートしますそれ以外の組み合わせでは使用しないでください

208

1 iSM クライアント(Web GUI)を動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM クライ

アント(Web GUI)他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM クライアント(Web GUI)または他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

表 5-3 iSM クライアントのメモリ使用量とディスク容量

メモリ 表 5-4表 5-5 を参照

ディスク容量 プログラム容量60MB

ログ出力のために最大 440MB を使用します

接続先 IP アドレスごとにiSM クライアントのログが保存されます

表 5-4 iSM クライアント(Web GUI)必要メモリ量

メイン画面(Web GUI) 82(110)MB 以上

表 5-5 iSM クライアント(Win GUI)必要メモリ量

レプリケーション画面 10(11)MB 以上

性能監視画面 15(16)MB 以上

性能最適化画面 13(14)MB 以上

スナップショット画面 8(13)MB 以上

データ改ざん防止管理画面 7(12)MB 以上

本メモリ量は iSM クライアント動作時に最低限必要なメモリ量です

iSM クライアント(Win GUI)の画面動作にはメイン画面(Web GUI)のメモリ量をプラスしてのメモ

リが必要になります

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です

209

53 インストールとセットアップ

531 iSM クライアントのインストール(Windows)

はじめてご利用になる場合は「iStorageManager セットアップ」の最初の画面の「はじめにお読みく

ださい」を参照してください

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合のものとな

ります

iSM クライアントのインストール方法には以下の 3 通りの方法があります

1) iSM セットアップのカスタムインストールから導入する方法

「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順」を参照ください

2) サイレントインストールで導入する方法

「サイレントインストール」を参照ください

3) 運用中の iSM サーバからインストーラをダウンロードする方法

「5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順してインストー

ルする手順」を参照ください

5311 事前の OS および Java の設定

Web ブラウザを利用してiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウンロードおよびインス

トール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動のため事前に設定を行ってください

設定内容は本書「iStorageManager のセットアップ ndash Web ブラウザに関する事前設定」を参照くださ

Windows で Oracle JDK11 以降をご利用の場合

iSM クライアント(Web GUI)をブラウザまたは NEC 他製品から起動するためには設定が必要です

「システム環境変数」-「Path」に Oracle JDK のインストールパスを指定しOS を再起動してくだ

さい

例CyenWINDOWSyensystem32CyenWINDOWSCyenProgram FilesyenJavayenjdk-11yenbin

Oracle JDK のバージョンアップ時には再設定が必要になる可能性があります

210

5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストー

ル手順

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

iSM クライアントを利用する場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますなお「自動再生」のダイアログが

表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許

可」または「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

なおはじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 5-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

211

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

図 5-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「iSM クライアントのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM クライアントがインストールされている場合は選択できません

図 5-3 セットアップ内容の選択画面

212

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

X は実際の値が表示されます

図 5-4 OpenJDK のインストール画面-1

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 5-5 OpenJDK のインストール画面-2

213

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示します

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

OpenJDK のインストールを開始します

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

XYZ は実際の値が表示されます

図 5-6 OpenJDK のインストール画面-3

(7)「次へ」ボタンをクリックしてください

図 5-7 iSM クライアントのインストール画面

214

(8)iSM クライアントのインストーラが起動します

「iStorageManager Clinet V<バージョン番号>の InstallShield Wizard へようこそ」の画面が

表示されたら「次へ」を選択します

図 5-8 iSM クライアントのインストール確認画面

(9)iSM クライアントのインストール先を選択します

「インストール先のフォルダー」を変更する場合は「参照」を選択し「フォルダの選択」ダ

イアログでパスを選択します「次へ」を押して「インストール準備の完了」画面に進みます

図 5-9 iSM クライアントのインストール先選択画面

215

可能であればインストール先のフォルダ指定時にバージョン情報は変更しないようにインストール

してください(下記囲んだ部分がバージョン情報となります)

例) CyenyenNECyeniSMClient_for_iSMServeryenV102yen

既定のインストール先フォルダはバージョンごとに異なるフォルダになります

異なるバージョンの iSM クライアントを同一のフォルダにインストールした場合最後にインス

トールしたバージョンの iSM クライアントしか起動できなくなります

またその場合以下の状況になることがあります

iStorage ダッシュボードからの iSM クライアント起動ができない

Web ブラウザで iSM サーバに接続した画面からの iSM クライアント起動ができない

VMware vSphere Web Client Plug-in からの iSM クライアント起動ができない

同一フォルダにインストールされているかどうかは

下記の【インストール先フォルダの確認方法】で確認してください

同一フォルダにインストールされている場合は以下の 1~3 の手順でインストールしなおして

ください

1 インストール済みの iSM クライアントのバージョンをすべてアンインストールしてください

2 バージョンごとに異なるインストール先フォルダを指定してインストールしてください

(またはインストール先フォルダを既定値のまま変更せずにインストールしてください)

3 デスクトップやスタートメニューに残っている接続先 IP アドレス付きのショートカットは

削除するか下記の【IP アドレス付きショートカットの修復方法】で修復してください

【インストール先フォルダの確認方法】

以下の①~③の手順でインストール先フォルダを確認することができます

① デスクトップ上の iSM クライアントショートカットのプロパティ画面を表示します

② [ショートカット]タブを選択します

③ [作業フォルダー]に設定されているフォルダがインストール先フォルダです

【IP アドレス付きショートカットの修復方法】

以下の①~④の手順でデスクトップやスタートメニューのショートカットを修復することができます

① ショートカットのプロパティ画面を表示します

② [ショートカット]タブを選択します

③ [リンク先]に設定されている「iSMmnjar」へのパスを新しいインストール先フォルダに変更

します

④ [作業フォルダー]に設定されているフォルダを新しいインストール先フォルダに変更します

216

「インストール準備の完了」画面が表示されたら「インストール」を選択して iSM クライアン

トのインストールを開始します

図 5-10 iSM クライアントのインストール準備の完了画面

(10)iSM クライアントのインストールが完了しました

「InstallShield Wizard の完了」画面で「完了」ボタンをクリックするとiStorageManager セッ

トアップ画面に戻ります

図 5-11 iSM クライアントのインストール完了画面

iStorageManager セットアップの「iSM クライアントのインストール完了」画面で「完了」ボタ

ンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)が自動的に起動します

217

「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません

iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合はデスクトップ上にある「iSM V<バージョン番号

>」のショートカットをダブルクリックして起動します

iSM サーバにログイン後M シリーズの初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行し

てください初期設定ウィザードはiSM クライアント(Web GUI)のメニューの「構築」-「初

期設定」-「M シリーズ」 から起動します初期設定ウィザードについてはiSM クライアン

ト(Web GUI)のヘルプを参照してくださいD8 シリーズA シリーズの場合は初期設定ウィ

ザードを利用できません

図 5-12 iSM クライアントのインストール完了画面

218

5313 サイレントインストール (1) Administrator 権限でログインします

(2) CDDVD 媒体をセットしてください

(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して

iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される

場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します

(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します

「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」

または「はい」を選択します

(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenCLIENTyenWINDOWS

(6) 以下のコマンドでインストールを実行します

iSMClientSilentSetup install -path installpath

説明

-path iSM クライアントのインストール先をフルパスで指定します

パスに空白を含む場合は「rdquo rdquo」でパスを囲んでください

ここで指定したパスのサブフォルダldquoiSMClient_for_iSMServeryenVltバージョン番号

gtrdquo下に iSM クライアントがインストールされます

-path パラメータ省略時はProgram Files(64 ビット版では Program Files (x86))下

のサブフォルダldquoNECrdquoを指定したのと同じパスにインストールされます

使用例

iSMClientSilentSetup install -path rdquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo

219

5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストー

ルする手順 (1) Web ブラウザを起動しURL に「http[接続する iSM サーバの IP アドレス(またはホスト

名)][ iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]」を指定します

IPv6 形式で IP アドレスを入力する場合はIP アドレスを[ ]で囲んでください

下記の画面が表示されますので「Windows」ボタンをクリックしてインストーラをダウンロー

ドしてください

図 5-13 iSM クライアントのダウンロード画面

なお「Linux」ボタンをクリックすることでLinux 版のインストーラをダウンロードできま

(2) ダウンロードの保存先指定のダイアログが表示された場合はローカルディスク内のフォルダ

を保存先として指定します

(3) 指定した保存先のフォルダまたは Web ブラウザの既定のダウンロードフォルダに

iSMClientSetupexe が保存されますのでこの実行ファイルを管理者権限の有るユーザ

(Administrators グループに属するユーザ)にて実行します

インストーラの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があり

ますので「続行」「許可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行

してください

(4) iSM クライアントのインストーラが起動します

インストールの手順は本書「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手

順 (9)」以降の手順を参照ください

(5) デスクトップ上のショートカット「iSM_V<バージョン番号>」からiSM クライアントを起

動します

220

5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール

iSMクライアント(Win GUI)を使用する機能を実行した場合お使いのPCに iSMクライアント(Win

GUI)がインストールされていないかバージョンが古いときは iSM クライアント(Win GUI)のインストー

ル画面を表示しますiSM クライアント(Web GUI)の動作には iSM クライアント(Win GUI)のインストー

ルが必要となりますので「実行」ボタンをクリックしてインストーラを直接起動するか「保存」ボタン

をクリックして PC 側にダウンロードし完了後インストーラを実行してください(インストールプログラ

ムを起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許

可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行してください)

図 5-14 ファイルのダウンロード画面

1 管理者権限を持つアカウントでの操作ではない場合「実行」はできません「実行」した場合

図 5-15 の警告メッセージが表示されますファイルの「保存」を行ってから管理者権限を持つアカ

ウントで「実行」してください

図 5-15 ファイルのダウンロード時の警告画面

すぐにインストールしない場合は「キャンセル」ボタンをクリックしてくださいインストーラのダ

ウンロードを行わずに iSM クライアント(Web GUI)のメイン画面に表示が切り替わりますこの場合メ

イン画面上の監視画面および M シリーズ向けの構成設定画面のみ使用可能となります(iSM クライアン

ト(Win GUI)の機能(表 5-5)は使用できません)

221

なおiSM クライアント用アップデートモジュールが存在する場合上記画面にアップデートモジュー

ルのファイル名も表示されます「実行」ボタンをクリックした場合はインストール完了後自動的にアップ

デートモジュールが起動します「保存」ボタンをクリックした場合はインストーラアップデートモジュー

ルともにダウンロードされますので完了後両方とも実行してください(インストーラrarrアップデートモ

ジュールの順で実行してください)

532 iSM クライアントのアンインストール(Windows)

5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)からダウンロードした iSM クライアント(Win GUI)

をアンインストールします

(1) Administrator 権限でログインします

(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM クライアント」

を削除しますなおインストール先フォルダにある設定情報などは削除されませんので再

インストールも容易です

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が

ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ

ムを実行してください

(3) アンインストールの途中で「インストール情報の登録確認」メッセージボックスが表示されま

再インストール時に各種設定情報を引き継ぐ場合は「はい」ボタンをクリックしてください

各種設定情報を引き継ぐ必要がない場合は「いいえ」ボタンをクリックしてください

図 5-16 インストール情報の登録確認画面

222

5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)をアンインストールします

(1) Administrator 権限でログインします

(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iStorageManager Client

V<バージョン番号>」を削除します複数のバージョンの iSM クライアント(Web GUI)がイ

ンストールされている場合削除したいバージョンの番号がソフトウェア名に記載されている

ものを選択して削除します

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が

ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ

ムを実行してください

5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストー

ル iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストールはインストール媒体を使用して以下の手順

で行います

(1) Administrator 権限でログインします

(2) CDDVD 媒体をセットしてください

(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して

iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される

場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します

(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します

「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」

または「はい」を選択します

(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenCLIENTyenWINDOWS

(6) 以下のコマンドでアンインストールを実行します

iSMClientSilentSetup uninstall

223

533 iSM クライアントのアップデート

iSM クライアント(Web GUI)は同じバージョンの iSM サーバにログイン可能です接続する iSM サー

バをバージョンアップした場合iSM クライアント(Web GUI)もバージョンアップしてください

バージョンとはV XXYYZZZZ の YY までを指します

例えばiSM クライアント(Web GUI)V102 はiSM サーバ V103 とは接続できませんこの場合に

V103 の iSM クライアント(Web GUI)へのバージョンがアップが必要となります

バージョンアップの手順は以下の通りとなります本手順では同時に iSM クライアント(Win GUI)の

バージョンアップも行います

設定情報などは全て引継がれます

(1) iSM サーバに接続しiSM クライアント(Web GUI)をインストールします

手順は本書「iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順」のと

おりです

(2) iSM サーバへのログイン後iSM クライアント (Web GUI) 画面の iSM クライアント(Win

GUI)を使用する機能(レプリケーション機能など)をクリックするとiSM クライアント(Win

GUI)のインストール画面が表示されます「保存」ボタンをクリックしてダウンロードし 完

了後インストーラを実行してください

これによりiSM クライアントのバージョンアップが完了します

1 iStorageManager V101 を利用していた場合iSM クライアント(Web GUI)のアップデート後

も接続先の iSM サーバ(または M シリーズ装置内の iStorageManager Express)のJava Web

Start 機能による iSM クライアント(Web GUI)を起動をするショートカットはデスクトップ画

面上に残存します接続先が管理サーバ上にインストールした iSM サーバとなるショートカット

についてiSM サーバ側を V102 以降にアップデート済みの場合は手動でショートカットを削

除してください

2 V102 以降の iSM クライアント(Web GUI)は複数バージョンインストールできますiSM ク

ライアント(Web GUI)のインストール後以前のバージョン(V102 以前)の iSM クライアント

(Web GUI)は残ります

224

534 iSM クライアントのインストール(Linux)

以下にLinuxOS 上で iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合について説明します

JRE の導入

LinuxOS 上に JRE をインストールする必要がありますOpenJDK を利用する場合は以下の手順で導

入してください

1 クライアントマシンに root ユーザでログインします

2 媒体をクライアントマシンの DVD ドライブにセットします

3 以下の手順でインストール媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成します(例cdrom)

mkdir cdrom

mount コマンドを使用してインストール媒体をマウントします

mount ndashr devcdrom cdrom

4 OpenJDK をインストールします

OpenJDK は購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されています

媒体の「JRELINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください

root 権限でログインします

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

cp cdromJRELINUXopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz tmp

パッケージをコピーしたディレクトリ上で tar 書庫ファイルを展開します

cd tmp

tar xvfz tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

optNECiSMOpenJDK に OpenJDK を展開します

mv tmpjdk-ltバージョンgt optNECiSMOpenJDK

rm tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

Java を利用するユーザでログインしbashrc ファイルの最下部に次の行を

追加します(Java を利用するユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用する場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

Java を利用するユーザからログアウトし再ログインします

ログアウトせずに作業する場合環境変数を即時に有効にするために開いて

いる各シェル上で下記コマンドを実行して下さい

source ~bashrc

(etcbashrc を変更した場合は source etcbashrc)

225

5 iSM クライアントをインストールします

iSM クライアントのパッケージは購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されてい

ます

媒体の「CLIENTLINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

コピーしたパッケージを yum または rpm コマンドでインストールします

6 umount を使用してインストール媒体をアンマウントします

umount cdrom

iSM クライアントはGUI 画面のメニューの「アプリケーション」(英語表記の場合は「Applications」)

の中の「iSM_V<バージョン番号>」を選択して起動します

535 iSM クライアントのアンインストール(Linux)

iSM クライアントをアンインストールする場合yum または rpm コマンドを使用して以下のパッケージを

指定してアンインストールします

iSMClient_for_iSMServer_V<バージョン番号>-<バージョン番号>

OpenJDK をアンインストールする場合は以下の手順を実施します

root 権限でログインします

以下のディレクトリを削除します

rm -r optNECiSMOpenJDK

Java を利用していた各ユーザでログインします

bashrc ファイルの最下部に次の行を削除します(ユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用していた場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

環境変数の削除を直ちに反映させる場合

ログアウトし再ログインします

226

536 iSM クライアントのアップデート(Linux)

iSM クライアントのアップデートが必要となる方針は本書「iSM クライアントのアップデート」と同

様です

インストーラは接続する iSM サーバからダウンロードできます手順は本書「iSM サーバからインストー

ラをダウンロードしてインストールする手順」を参照ください

インストールの手順は本書「iSM クライアントのインストール(Linux)」を参照ください

設定情報などは全て引継がれます

227

54 iSM クライアントの起動終了についての補足

541 ショートカットの作成について

ショートカットから iSM クライアント(Web GUI)を起動することができます

ショートカットは2 種類存在します

1ショートカット名称「iSM Vxxx」

IP アドレスポート番号が未入力の状態で起動します

このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のインストール時に作られます

2名称「iSM Vxxx (IP アドレス)」

IP アドレスポート番号が入力された状態で起動します

このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のログインボタン押下時に作られますiSM クライア

ント(Web GUI)インストール時点では存在しません

上記のショートカットは2 箇所に作成されます

1スタートメニュー

2デスクトップ ()

Linux 版では「iSM Vxxx」のショートカットはデスクトップに作成されません

iSM クライアントをアンインストールした場合「iSM Vxxx (IP アドレス)」のショートカットは削除され

ません不要になった場合は手動で削除してください

542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動

Web iSM クライアントの起動は以下の方式から iSM クライアント(Web GUI)起動も可能です

Web ブラウザを起動(Internet Explorer 10 以降の場合はデスクトップ版を使用)しURL を以下の通り

入力してください

【iStorageManager Express 使用時】

ストレージ内 iSM サーバへ接続するためストレージの IP アドレス(フローティング IP アドレス

フローティング IP アドレス未設定時はコントローラに設定した IP アドレス)を入力してください

例http1921681120

【iStorageManager 使用時】

接続先 iSM サーバが動作する管理サーバの IP アドレス(ホスト名)とiSM サーバ環境設定にて設

定した「iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号」を入力してください

例http19216811218070

228

iSM サーバに接続後iSM クライアント(Web GUI)のインストーラダウンロード起動画面が表示され

ます画面の一番下の起動ボタンをクリックすることでインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)

が起動されます

1 Micrsoft Edge からiSM クライアントを起動する際起動確認のダイアログが表示されること

があります本ダイアログで「開く」をクリックすることでプログラムが起動します

本ダイアログ内の常に起動を許可するチェックボックスをオンにすることで次回以降

ダイアログが表示されなくなります

2 Internet Explorer を使用する場合事前に「311 iStorageManager のセットアップ」の「補足

Web ブラウザに関する事前設定」を実施してください一度設定しておけば以降の再度設定は

不要です

229

第6章 ControlCommand の導入

ControlCommand をインストールすることにより以下の機能が利用できます

ReplicationControl

ReplicationControlDisasterRecovery

SnapControl

ProtectControl

PowerControl

NEC Storage Manager Agent Utility

NEC Storage Manager Agent Utility は以下の機能を含みます

bull iSM ボリューム表示コマンド

bull ホストエージェント(ホスト情報収集コマンドiSM ホストエージェントサービス)

bull iSCSI 簡易設定ツール

bull iSM ホスト情報登録エージェント

Ver101 以降NEC Storage Manager Agent Utility の単体でのインストールは提供していませんNEC

Storage Manager Agent Utility をアップデートする場合は同等の機能を含む ControlCommand へアップ

デートしてください

ストレージ制御ソフトの無停止アップデートと無停止の保守交換作業において業務サーバ

にNEC Storage Manager Agent Utility 導入が必須となります

ControlCommand のインストールアップデートおよびアンインストール方法はインストール媒体

に添付されるインストールガイドを参照してください

表 6-1 ControlCommand のインストールガイド一覧

対象 OS インストールガイド

Windows() ISMCCSWINDOWSINSTALL_CCS_WNpdf

Linux ISMCCSLINUXINSTALL_CCS_LXpdf

HP-UX ISMCCSHPUXINSTALL_CCS_HPpdf

Solaris ISMCCSSOLARISINSTALL_CCS_CXpdf

Windows 版の ControlCommand のインストールは「iStorageManager セットアップ」から行うこと

を推奨します「iStorageManager セットアップ」を利用しない場合ControlCommand のインストールガ

イドを参考してください

「61 インストール」の手順にしたがってControlCommand(Windows 版)をインストールします

230

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

Windows Server 2012 R2 Hyper-V以降の仮想マシン上で ControlCommand を利用する場

合は仮想マシン運用前に1度だけホストマシン上で iSMpassthrough_enabler コマンドを実行し

てください仮想マシンを新たに追加した場合も本コマンドを実行する必要があります

iSMpassthrough_enabler コマンドに関しては電子マニュアル「ControlCommand コマンドリファ

レンス」(IS041)を参照してください

またiSMpassthrough_enabler コマンドはNET Framework 45 がインストールされた環境で動

作しますWindows Server 2012 R2 ServerCore インストールの環境では次のコマンドを実施した

後NET Framework 45 をインストールしてください

start w ocsetup NetFx2-ServerCore

start w ocsetup NetFx2-ServerCore-WOW64

61 インストール

Windows 環境に ControlCommand をインストールする場合は以降の手順に従ってください

611 M シリーズを利用する場合

M シリーズをご利用の場合以下の手順でインストールを実施します

はじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

本手順で OpenJDK を導入できますただしOpenJDK と Oracle Java は同時に利用することは

できません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

231

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セッ

トアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」「システム構成例について」ボタンは

グレー表示となっています

図 6-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 6-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

232

(5)「ControlCommand(NEC Storage Manager Agent Utility を含む)」を選択して「次へ」ボタン

をクリックします

既に同じバージョンの ControlCommand がインストールされている場合または利用できない

環境では選択できません

図 6-3 セットアップ内容の選択画面

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOralce JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

X は実際の値が表示されます

図 6-4-1 OpenJDK のインストール画面-1

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

233

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 6-4-2 OpenJDK のインストール画面-2

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

iSCSI 簡易設定ツールを利用する場合はOpenJDKまたは Oracle JREOracle JDK が必要で

すいずれかをインストールしてください

234

XYZ は実際の値が表示されます

図 6-4-3 OpenJDK のインストール画面-3

235

(7)旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility が既にインス

トールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックするとこれらのソフトウェアをアンインストールします画面の内

容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY は実際の値が表示されます

図 6-5 インストール状況画面

(8)「次へ」ボタンをクリックすると ControlCommand のセットアップが起動されます

図 6-6 ControlCommand のインストール画面

236

(9)ControlCommand のインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-7 インストール開始画面

(10)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 6-8 使用許諾確認画面

237

(11)ControlCommand の情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 6-9 情報確認画面

(12)ControlCommand のインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 6-10 インストール先の選択画面

238

(13)ControlCommand のプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「NEC Storage Manager

Agent Utility 」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-11 プログラムフォルダの選択画面

(14)ControlCommand をインストールします

図 6-12 ファイルコピー画面

239

(15)iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードを選択します

ControlCommand をインストール中に iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選

択する画面が表示される場合があります画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタン

をクリックしてください

図 6-13 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(16)ControlCommand のセットアップ完了画面です

画面の内容を従って「コンピュータを再起動しない」または「コンピューターを再起動する」

を選択して「完了」ボタンをクリックしてください

図 6-14 セットアップ完了画面

240

ControlCommand をインストールした後はホスト情報の収集登録およびボリューム対応表の作成

を行ってください詳細はControlCommand のインストールガイドを参照してください

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

ControlCommand を導入した場合ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定をジョブ

スケジュールソフトウェアに登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起動してくださ

612 A2700 を利用する場合

A2700 をご利用の場合以下の手順でインストールを実施します

はじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体を装填してください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セッ

トアップを起動してください

241

(3)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」「システム構成例について」ボタンは

グレー表示となっています

図 6-15 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(4)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-16 ディスクアレイの選択画面

242

(5)「ControlCommand(NEC Storage Manager Agent Utility を含み)のインストール」を選択して

「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの ControlCommand がインストールされている場合または利用できな

い環境では選択できません

図 6-17 セットアップ内容の選択画面

(6)旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility が既にインス

トールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックするとこれらのソフトウェアをアンインストールします画面の内

容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY は実際の値が表示されます

図 6-18 インストール状況画面

243

(7)「次へ」ボタンをクリックすると ControlCommand のセットアップが起動されます

図 6-19 ControlCommand のインストール画面

(8)ControlCommand のインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-20 インストール開始画面

244

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 6-21 使用許諾確認画面

(10)ControlCommand の情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 6-22 情報確認画面

245

(11)ControlCommand のインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 6-23 インストール先の選択画面

(12)ControlCommand のプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「NEC Storage Manager

Agent Utility」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-24 プログラムフォルダの選択画面

246

(13)ControlCommand をインストールします

図 6-25 ファイルコピー画面

(14)iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードを選択します

ControlCommand をインストール中に iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選

択する画面が表示される場合があります画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタン

をクリックしてください

図 6-26 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

247

(15)ControlCommand のセットアップ完了画面です

画面の内容を従って「コンピュータを再起動しない」または「コンピューターを再起動する」

を選択して「完了」ボタンをクリックしてください

図 6-27 セットアップ完了画面

ControlCommand をインストールした後はボリューム対応表の作成を行ってください詳細は

ControlCommand のインストールガイドを参照してください

248

62 アンインストール

Windows 環境においては以下の手順にしたがってControlCommand をアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)ControlCommand やボリューム対応表の一覧表示画面が起動されている場合

はすべて終了させてくださいまたイベントビューアの画面を開いている場合は終了させて

ください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「ControlCommand」を削除し

ます

Windows Server 2012 以降の場合はアンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」

のダイアログが表示される場合がありますので「続行」「許可」または「はい」を選択し

てアンインストールプログラムを実行してください

Server Core 環境の場合はアンインストールするバージョンの DVD 媒体をセットしてコマン

ドプロンプトから以下を実行してください

yenISMCCSyenWINDOWSyenSETUPEXE uninstall

なお以下のいずれかの状態でアンインストールを実施するとシステムの再起動を促すメッセー

ジが表示される場合がありますその場合は指示に従い再起動を行ってください

ControlCommand が起動中である

ボリューム対応表の一覧表示画面が起動中である

別のアプリケーションが ControlCommand のファイルを利用している最中である

63 アップデート

Windows 環境において旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility から

アップデートする場合は「iStorageManager セットアップ」のインストールで旧バージョンのアンイン

ストールをおこない本バージョンのインストールを行います手順は「61 インストール」を参照して

ください

同一バージョンのアップデートはアンインストールをおこなってからインストールを行います手順は

「61 インストール」「62 アンインストール」を参照してください

249

第7章 iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュールの

導入(Windows 版)

71 動作環境

表 7-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア ESMPROSM の推奨構成に準じる

動作OS Microsoft Windows Server 2019

Microsoft Windows Server 2016

Microsoft Windows 10

Microsoft Windows Server 2012

Microsoft Windows Server 2012 R2

Microsoft Windows 8

Microsoft Windows 81

メモリ ESMPROSM が推奨するメモリ容量 +1MB 以上

ディスク容量 ESMPROSM が推奨するディスク容量 +2MB 以上

必須ハードウェア M シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です

M シリーズとの連携に対応する ESMPROSM は Ver 542 以上です

250

72 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モ

ジュールのインストール

iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールはESMPROSA のイベントログ監

視機能により ESMPROSM へ送信された iSM のアラートをESMPROSM でディスクアレイのアラート

として受信表示するためのモジュールです

1 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインストールするために

はiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールより先にESMPROSM

がインストールされている必要があります

またESMPROSM をアンインストールする場合はESMPROSM のアンインストールに先立

ちiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールを先にアンインストール

してくださいなお先に ESMPROSM をアンインストールした場合iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュールが残った状態になりますのでアンインストールして

ください

2 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのアンインストール前に

「ESM Base Service」および「ESM Base Service」に依存するサービスを停止してください

3 インストールおよびアンインストールした後システムの再起動が必要となります

251

721 インストール

以下の手順にしたがってiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインス

トールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

(3)DVD 媒体の以下のプログラムを直接起動してください

yenESMPROyenWINDOWSyenSETUPEXE

起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合がありますので「続行」

「許可」または「はい」を選択して起動してください

(4)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 7-1 インストール開始画面

252

(5)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 7-2 使用許諾確認画面

(6)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインストールします

図 7-3 ファイルコピー画面

253

(7)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのセットアップ完了画面です

「完了」ボタンをクリックしてください

図 7-4 セットアップ完了画面

722 アンインストール

以下の手順にしたがってiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをアンイン

ストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュール」を削除します

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があ

りますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラムを

実行してください

723 アップデート

iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをアップデートをする場合はソフト

ウェアのアンインストールを行ってからソフトウェアのインストールを行います

手順は「722 アンインストール」「721 インストール」を参照してください

254

(このページは空白です)

255

第8章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Linux 版)

81 動作環境

表 8-1 動作環境(Linux 版)

対象ハードウェア

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

動作 OS

<M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ( 1)>

Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~79 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

(1) A3000 シリーズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI は

未サポートですCLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「ネットワーク初期設定ツールネットワー

ク設定コマンド」を参照してください

Red Hat Enterprise Linux Version 7 以降の環境では64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールが利用できます

64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールはRed Hat Enterprise Linux Version7

以降の対応となりますRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット

版 iSM ネットワーク設定ツールを利用してください

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

GUI を利用する場合以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されていますイン

ストール方法の詳細は「821 インストール」を参照してください

ディスク容量 10MB(15MB)以上

括弧内の数値は64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールのディスク容量です

必須ハードウェア iStorage M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

メモリ 66MB(80MB)以上

256

括弧内の数値は64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールを動作させるときに必

要なメモリ量です

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

1 iSM ネットワーク設定ツールを動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM ネット

ワーク設定ツール他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM ネットワーク設定ツールまたは他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

257

82 iSM ネットワーク設定ツールのインストール

iSM ネットワーク設定ツールはディスクアレイと LAN で接続された PC 上で動作しディスクアレイの

IP アドレスを設定するツールですiSM ネットワーク設定ツールはGUICLI を提供します

iSM ネットワーク設定ツールの GUI を利用する場合JRE または JDK のインストールを

行う必要があります

821 インストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM ネットワーク設定ツールをインストー

ルします

EM64T サーバ環境と 32bit 版 JRE または JDK を組み合わせて利用する場合ネットワーク

設定ツールの GUI を起動できるようにするため以下のパッケージを事前にインストールする必要が

あります

libXau-XXXXi686rpm

libxcb-XXXXi686rpm(Red Hat Enterprise Linux Version 6 以降のみ)

libX11-XXXXi686rpm

libXext-XXXXi686rpm

libXrender-XXXXi686rpm

libXi-XXXXi686rpm

libXtst- XXXXi686rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

258

EM64T サーバ環境で Red Hat Enterprise Linux Version 6 以降をご使用の場合以下のパッ

ケージを事前にインストールする必要があります

glibc-XXXXi686rpm

nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

libgcc-XXXXi686rpm

glibc-XXXXi686rpm と nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm は依存関係がありますので以

下のように同時にインストールしてください

binrpm ndashivh glibc-XXXXi686rpm nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXi686rpm

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

ネットワーク設定ツールはiStorage M シリーズの管理ポートと物理的に同じネットワーク

セグメントに接続されたマシン上で使用する必要があります

64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対

応となりますRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM ネットワーク設定ツー

ルを利用してください

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツー

ルをご使用の際は以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

259

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMnetconfigrpm を別サーバよりファイル転送して使

用してください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成 (例cdrom)

mount コマンドによりマウント

binmount -r devcdrom cdrom

(4)JRE をインストールします

すでにインストール済みの場合はインストール不要です

OpenJDKを利用する場合は購入された iStorageManager 製品の CDDVD媒体に格納されて い

る OpenJDK を利用してください媒体の「JRELINUX」フォルダに格納されていますので以

下の手順で実行してください

root 権限でログインします

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

cp cdromJRELINUXopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz tmp

パッケージをコピーしたディレクトリ上で tar 書庫ファイルを展開します

cd tmp

tar xvfz tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

optNECiSMOpenJDK に OpenJDK を展開します

mv tmpjdk-ltバージョンgt optNECiSMOpenJDK

rm tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

Java を利用するユーザでログインしbashrc ファイルの最下部に次の行を

追加します(Java を利用するユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用する場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集

します

Java を利用するユーザからログアウトし再ログインします

ログアウトせずに作業する場合環境変数を即時に有効にするために開いて

いる各シェル上で下記コマンドを実行して下さい

source ~bashrc

(etcbashrc を変更した場合は source etcbashrc)

(5)rpm コマンドを使用してインストールします

32 ビット版の iSM ネットワーク設定ツールをインストールする場合

binrpm -ivh cdromNETCONFIGLINUXiSMnetconfigrpm

64 ビット版の iSM ネットワーク設定ツールをインストールする場合

260

binrpm -ivh cdromNETCONFIGLINUXiSMnetconfig64rpm

(6)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です

Installation of iSMnetconfig was successful

(7)DVD 媒体をアンマウントします

binumount cdrom

822 アンインストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM ネットワーク設定ツールをアンインス

トールします

(1)root 権限でログインします

(2)iSM ネットワーク設定ツールが実行されていないことを確認します

実行されている場合終了を待ち合わせるか強制終了してください

(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

binrpm -e iSMnetconfig

(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です

Removal of iSMnetconfig was successful

OpenJDK をアンインストールする場合は以下の手順を実施します

root 権限でログインします

以下のディレクトリを削除します

rm -r optNECiSMOpenJDK

Java を利用していた各ユーザでログインします

bashrc ファイルの最下部に次の行を削除します(ユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用していた場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

環境変数の削除を直ちに反映させる場合

ログアウトし再ログインします

823 アップデート

iSM ネットワーク設定ツールをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行って

からソフトウェアのインストールを行います

手順は「821 インストール」「822 アンインストール」を参照してください

261

第9章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Windows

版)

91 動作環境

表 9-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア 下記 OS が動作するマシン

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

PCAT 互換機

iStorage NS シリーズ

動作OS <M シリーズA3000A5000 (1)>

Microsoft Windows 8 Pro (SP 無) (2)

Microsoft Windows 8 (SP 無) (2)

Microsoft Windows 81 Pro (SP 無) (2)

Microsoft Windows 81 (SP 無) (2)

Microsoft Windows 10 Home

Microsoft Windows 10 Pro

<M シリーズA3200A5200>

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition (SP 無) (2)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition (SP 無) (2)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(2)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition(2)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) A3000 シリーズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI

は未サポートですCLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「ネットワーク初期設定ツールネットワーク

設定コマンド」を参照してください

(2) Windows 更新プログラム KB2999226 を適用する必要があります

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2016 Hyper-VWindows

Server 2019 Hyper-V

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

262

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されています

OpenJDK はDVD 媒体を使ってインストールすることができます方法は本

書「iStorageManager のセットアップ」または「iSM セットアップのカスタムイ

ンストールによるインストール手順」を参照ください

ディスク容量 10MB 以上

必須ハードウェア iStorage M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

メモリ 66M

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

1 iSM ネットワーク設定ツールを動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM ネット

ワーク設定ツール他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM ネットワーク設定ツールまたは他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

263

92 iSM ネットワーク設定ツールのインストール

iSM ネットワーク設定ツールはディスクアレイと LAN で接続された PC 上で動作しディスクアレイの

IP アドレスを設定するツールですiSM ネットワーク設定ツールはGUICLI を提供します

iSM ネットワーク設定ツールをインストールした後以下のような場合システム管理者の

権限に昇格してから操作を行う必要があります

iSM ネットワーク設定ツールの機能を実行する場合

なおコマンドプロンプトを利用して本ソフトウェアのコマンドを実行する場合はコマンド

プロンプトを起動する際に「管理者として実行」を選択して起動してください

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場

合Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

264

921 インストール

はじめてご利用になる場合は「iStorageManager セットアップ」の最初の画面の「はじめにお読みく

ださい」を参照してください

本手順で OpenJDK を導入できますただしOpenJDK と Oracle Java は同時に利用することは

できません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

iSM ネットワーク設定ツールを利用する場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」または「はい」

を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

なおはじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

265

図 9-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

図 9-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

266

(5)「iSM ネットワーク設定ツールのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

図 9-3 セットアップ内容の選択画面

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

X は実際の値が表示されます

図 9-4 OpenJDK のインストール画面-1

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

267

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 9-5 OpenJDK のインストール画面-2

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示します

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

OpenJDK のインストールを開始します

XYZ は実際の値が表示されます

図 9-6 OpenJDK のインストール画面-3

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

268

(7)以前のバージョンの iSM ネットワーク設定ツールがインストールされている場合は以下の画面が

表示されます

XY は実際の値が表示されます

図 9-7 アンインストール確認画面

(8)iSM ネットワーク設定ツールのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 9-8 インストール開始画面

269

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボ

タンをクリックしてください同意しない場合は本ソフトウェアは使用できません

図 9-9 使用許諾確認画面

(10)iSM ネットワーク設定ツールの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

バージョンおよび年月は実際の値が表示されます

図 9-10 情報確認画面

270

(11)iSM ネットワーク設定ツールのインストール先を指定します

初めてインストールする場合やインストール情報を保存していない場合はインストール先フォル

ダの既定値は以下のようになります

32 ビット OS の場合 【システムドライブ】yenProgram FilesyenNECyeniSMnetconfig

64 ビット OS の場合 【システムドライブ】yenProgram Files (x86)yenNECyeniSMnetconfig

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 9-11 インストール先の選択画面

(12)iSM ネットワーク設定ツールのプログラムフォルダ名を指定します

初めてインストールする場合やインストール情報を保存していない場合はプログラムフォルダの

既定値は以下のようになります

iSM ネットワーク設定ツール

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM ネットワーク設定

ツール」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 9-12 プログラムフォルダの選択画面

271

(13)iSM ネットワーク設定ツールのモジュールをインストールします

図 9-13 ファイルコピー画面

(14)iSM ネットワーク設定ツールのインストールを完了します

「完了」ボタンをクリックしてください

図 9-14 インスト-ル完了画面

iSM ネットワーク設定ツールは Administrator 権限のあるユーザでのみ動作可能です

ネットワーク設定ツールはiStorage M シリーズの管理ポートと物理的に同じネットワーク

セグメントに接続されたマシン上で使用する必要があります

272

922 アンインストール

以下の手順にしたがってiSM ネットワーク設定ツールをアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)iSM ネットワーク設定ツールコマンドや iSM ネットワーク設定ツール GUI が起動されている場

合はすべて終了させてください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM ネットワーク設定

ツール」を削除します

Windows Server 2012 以降の場合はアンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」

のダイアログが表示される場合がありますので「続行」または「はい」を選択してアンイ

ンストールプログラムを実行してください

なお別のアプリケーションが iSM ネットワーク設定ツールのファイルを利用している最中に

iSM ネットワーク設定ツールをアンインストールするとシステムの再起動を促すメッセージが

表示される場合がありますその場合は指示に従い必ず再起動を行ってください

923 アップデート

iSM ネットワーク設定ツールを旧バージョンからアップデートする場合は「iStorageManager セット

アップ」のインストールで旧バージョンのアンインストールをおこない本バージョンのインストールを行

います手順は「921 インストール」を参照してください

273

第10章 iStorage ダッシュボードの導入

101 動作環境

iStorage ダッシュボード機能はiSM サーバ(Windows と Linux 版)にて提供します

動作環境のうち対象ハードウェアおよびディスク容量は iSM サーバと同一ですので「サーバの導入

(Linux 版)」と「サーバの導入(Windows 版)」を参照してくださいまたダッシュボード画面の表示

をサポートする OSWeb ブラウザはiSM クライアントと同一ですので「クライアントの導入」を参照

してください

その他iStorage ダッシュボードをインストールする OSメモリ使用量を以下に記載します

表 10-1 動作環境

動作 OS(Windows) Microsoft Windows 8 Pro(SP 無)

Microsoft Windows 8(SP 無)

Microsoft Windows 81 Pro(SP 無)

Microsoft Windows 81(SP 無)

Microsoft Windows 10(SP 無)

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition(SP 無)(1)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition(SP 無)(1)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(SP 無) (1)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition(SP 無) (1)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

動作 OS (Linux) Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~78 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

メモリ iSM サーバ必要メモリ+Apache 必要メモリ以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

iStorage ダッシュボード機能ではApache 2446 と PHP 7233 を使用します

274

102 インストール

iSM ダッシュボード機能はiStorageManager にダッシュボード画面を追加表示させるためのオプション

となりますダッシュボード画面ではiStorage および iStorage M シリーズ向け NAS オプションと NAS

オプション Ni の概要容量情報を一画面で提供しますまた iStorage 管理画面(iSM クライアント)およ

び NAS オプション管理画面(FileServicesManager)iStorage M シリーズ NAS オプション Ni の GUI

へ簡易に遷移することができます

補足Internet Explorer に関する事前設定

Internet Explorer からダッシュボード画面を使用する場合は事前に次の設定を実施してください

一度設定しておけば以降の起動時には再度設定は不要です

1 接続する iSM サーバを「信頼済みサイト」に設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択して

ください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「サイト」ボタンをクリックしてください

図 10-1 インターネット オプションの画面

(3)「次の Web サイトをゾーンに追加する」に接続する iSM サーバの URL

(例http[接続する iSM サーバ の IP アドレス(またはホスト名)])を入力し「追加」ボタ

ンをクリックしてください

「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックは外

してください

275

図 10-2 信頼済みサイトの設定画面

(4)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

2 「信頼済みサイト」のセキュリティレベルを設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックしてください

図 10-3 インターネット オプションの画面

(3)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「ActiveX コントロールとプラグインの実行」を「有

効にする」に設定してください

276

図 10-4 セキュリティの設定画面-1

(4)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「スクリプトを実行しても安全だとマークされてい

ない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」を「有効にする」に設定してくださ

図 10-5 セキュリティの設定画面-2

277

(5)「プライバシーの詳細設定」でCookie は以下のように設定してください

図 10-6 プライバシーの詳細設定

(6)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

「信頼済みサイト」の保護モードおよび拡張保護モードは有効にしないでください

1021 iSM サーバとの同時インストール

Windows への iSM サーバのインストール時に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」のチェッ

クを有効に設定した場合iSM サーバのインストールと同時に iStorage ダッシュボードもインストールさ

れますので個別の作業は不要です「103 環境設定」へお進みください

なおiStorage ダッシュボードの利用を行う前にiStorageDashboard のサービスの状態が開始になっ

ていることを確認してください開始していない場合は以下のバッチファイルを実行しサービスの起動を

行ってください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenstartbat

Linux への iSM サーバのインストールの場合は同時に iStorage ダッシュボードもインストールを行っ

てください個別の作業は不要です「103 環境設定」へお進みください

なおiStorage ダッシュボードの利用を行う前にiSMds のサービスの状態が開始になっていることを

確認してください開始していない場合は以下のコマンドを実行しサービスの起動を行ってください

service iSMds start

iStorage ダッシュボードへの性能情報の表示は既定値では表示されません性能情報の表示を行う場

合はiSM サーバの環境設定で性能情報を表示するよう設定を行ってください手順は「446 性能監視」

を参照してください

278

1022 個別インストール

以下の場合はiStorage ダッシュボードを個別にインストールする必要があります

Windows に iSM サーバのインストール時に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」のチェッ

クを無効にしており後から追加導入する場合

以下の手順でWindows に iStorage ダッシュボードを個別にインストールしてください

(1) iSM サーバをインストールしてください

(2) 以下のバッチファイルを実行してください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyendeployyeninstallbat (右クリックメニューより[管理

者として実行]を選択)

(3) iStorageDashboard のサービスを起動してください

Linux にてダッシュボードを利用する場合個別のインストール不可となります

iSM サーバのインストール時に同時にインストールを行ってください

1023 注意事項

ファイアウォール環境の場合はiStorageダッシュボードが使用するポートを開けてください

iStorage ダッシュボードが使用するポート番号の既定値は 8025 です

変更する場合はltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenApacheSvryenconfyenhttpdconf をエディ

タ等で編集することで変更ができます「Listen 8025」と記載されている箇所のポート番号を使用した

いポート番号に書き換えてください

Linux を利用している場合はldquooptiSMsvriSMdsApacheSvrconfhttpdconfldquoを修正してください

修正後に Apache のサービスを再起動する必要があります

Windows の場合は以下のバッチファイルを実行し再起動を行ってください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenrestartbat

Linux の場合は以下のコマンドを実行してください

service iSMds restart

279

103 環境設定

ダッシュボード機能のインストール後環境設定を実施する必要があります

環境設定は環境設定ファイルに必要な情報を登録することにより実施します

Windows の場合

環境設定ファイルはiSM サーバインストールフォルダの以下の場所にありますのでエディタ等で編

集してください

<iSM サーバインストールフォルダ>yeniSMdsyeniStorageDashboardyenapplicationyenconfigyends_confconf

上記「ds_confconf」が存在しない場合は同じフォルダに格納している「ds_confconfsample」を

「ds_confconf」にリネームしてください

Linux の場合

環境設定ファイルは以下の場所にありますのでエディタ等で編集してください

etciSMsvrds_confconf

上記「ds_confconf」が存在しない場合は

optiSMsvriSMdsiStorageDashboardapplicationconfigds_confconfsample を「ds_confconf」にリネー

ムしてetciSMsvr のフォルダへ移動してください

上記「ds_confconf」が存在する場合

optiSMsvriSMdsiStorageDashboardapplicationconfigds_confconf が既に利用している場合その

ファイルをetciSMsvr のフォルダへ移動してください

環境設定ファイルの記述形式について以下に示します

①FileServicesManager セクションltfsmgt

FileServicesManager の起動に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面より FileServicesManager を起動す

ることはできません

また複数登録することも可能ですltfsmgt~ltfsmgtのセクションを繰り返します

表 10-2 環境設定ファイルで設定する情報(FileServicesManager セクション)

パラメータ 値 内容

ip_addr IP アドレス FileServicesManager 起動時に URL に指定する

IP アドレスまたはホスト名を指定します

port_num ポート番号 FileServicesManager 起動時に URL に指定する

ポート番号を指定します

280

②NAS オプションセクションltnas_optiongt

NAS オプションの情報取得に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面に NAS オプションに関する情報は表示

されません

また複数登録することも可能ですltnas_optiongt~ltnas_optiongtのセクションを繰り返します

表 10-3 環境設定ファイルで設定する情報(NAS オプションセクション)

パラメータ 値 内容

num 通番 0 からの通番を指定してくださいNAS オプショ

ンを複数台指定することができます

ip_addr IP アドレス NAS オプション装置の各ノードに設定した管理

IP アドレスまたはホスト名を指定します1 台の

NAS オプションにつき 2 つまで指定できます

u

ser ユーザ ID NAS オプション装置に固定で登録されている

ユーザadmin(API の管理者アカウント)を指

定してください

iStorage ダッシュボードではNAS オプション

に関する情報を取得するためユーザーadmin

を使用します

password パスワード ユーザーadminのパスワードを指定します

NAS オプションに関する情報を取得するために

必要な情報となります

adminのパスワードを初期値より変更する場

合あらかじめ両ノードとも同じ文字列に変更し

てください

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化

したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

virtual_server Virtual Server 情報 Virtual Server を作成している場合その情報を

指 定 し ま す 複 数 作 成 し て い る 場 合 は

ltvirtual_servergt~ltvirtual_servergtをコピーし

複数指定してください

ltip_addrgtにはVirtual Server の管理 IP アドレ

スを指定します

ltusergtにはadminを指定してください

ltpasswordgtにはユーザーadminのパスワー

ドを指定します

③NAS オプション Ni セクションltnigt

NAS オプション Ni の情報取得に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面に NAS オプション Ni に関する情報は

表示されませんまたNAS オプション Ni の GUI へ遷移できません

また複数登録することも可能ですltnigt~ltnigtのセクションを繰り返します

281

表 10-4 環境設定ファイルで設定する情報(NAS オプション Ni セクション)

パラメータ 値 内容

ip_addr IP アドレス NAS オプション Ni の GUI 起動時に URL に指

定する IP アドレスを指定します

port_num ポート番号 NAS オプション Ni の GUI 起動時に URL に指

定するポート番号を指定します

user ユーザ ID NAS オプション Ni の GUI 起動時にユーザ名を

指定します(1)

password パスワード NAS オプション Ni の GUI 起動時にパスワード

を指定します(1)

System 管理者以外と設定する場合ダッシュボード画面で NAS オプション Ni に関する情報を

表示できません

環境設定ファイルの記載例を以下に示します

ltxml version=10 encoding=UTF-8gt

ltsystemsgt

ltfsmgt

ltip_addrgt127001ltip_addrgt

ltport_numgt23015ltport_numgt

ltfsmgt

ltnas_optiongt

ltnumgt0ltnumgt

ltip_addrgt19216811ltip_addrgt

ltip_addrgt19216812ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtadminltpasswordgt

ltnas_optiongt

ltnas_optiongt

ltnumgt1ltnumgt

ltip_addrgt192168110ltip_addrgt

ltip_addrgt192168111ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltip_addrgt192168101ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltvirtual_servergt

ltip_addrgt192168102ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltnas_optiongt

ltnigt

ltip_addrgt1921681010ltip_addrgt

ltport_numgt8443ltport_numgt

ltusergtsystemuserltusergt

ltpasswordgtsystempasswordltpasswordgt

ltnigt

ltsystemsgt

環境設定ファイルを更新した場合その後の iStorage ダッシュボードログイン時より適用されます

(Apache の再起動は不要です)

282

104 アンインストール

iSM ダッシュボード関連のファイル設定はiSM サーバのアンインストールにて同時に削除されます

ので個別の作業は不要ですiSM サーバのアンインストールを参照ください

105 アップデート

iSM ダッシュボードを旧バージョンからアップデートする場合は事前に iSM サーバのバージョン

アップを実施してくださいiSM ダッシュボードのバージョンアップの手順は以下の通りとなります

設定情報などは全て引継がれます

(1)iSM ダッシュボードを終了します

(2)iSM サーバのアップデート手順に従いiSM サーバのバージョンアップを実施します

(3)iSM サーバの再起動後iSM ダッシュボードのインストール手順に従いダッシュボードのイン

ストールおよび環境設定を実施します

これによりiSM ダッシュボードのバージョンアップが完了します

283

付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版)

(1)構文

iSMmknod

(2)説明

iSMmknod コマンドはiStorageManager で使用する SCSI パススルーデバイスドライバ形式の

スペシャルファイル(デバイスファイル)を作成しますそのディスクアレイ情報をディスクアレイ一覧ファ

イルに格納しますディスクアレイを FC 接続で管理する場合このコマンドを実行する必要があります

作成した SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイルはdevnec_iSMmkdl 配

下に格納されますFC 接続でディスクアレイを管理する場合は作成したディスクアレイ一覧ファイルを

参照しiStorageManager が管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイル名を iStorageManager

の環境定義ファイルに記述することが可能です

SCSI パススルーデバイスドライバの説明はscsi_ctl(7) を参照してください

セキュリティ保護のため iSMmknodコマンドまたは iSMvollistコマンドが作成するスペシャルファイル

(devnec_iSMmkdl 配下)はオーナーrootアクセス権 644 で作成されます

(3)診断

以下にiSMmknod コマンドが標準出力に通知するメッセージ一覧を示します

(a)処理経過メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す処理経過メッセージを標準出力に報告します

101 INFO Creating internal device files

[説明] 現在スペシャルファイル作成中であることを示します

102 INFO Creating device list file

[説明] 現在ディスクアレイ一覧ファイル作成中であることを示します

103 INFO iSMmknod ended normally

[説明] iSMmknod コマンドが正常終了したことを示します

(b)警告メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す警告メッセージを標準出力に報告します

iSMmknod コマンド実行後作成されたディスクアレイ一覧ファイルを参照し管理対象とするディ

スクアレイのスペシャルファイル名が存在しない場合は処置が必要です

201 WARNING Some devices are no longer responding

[説明] いくつかのデバイスは応答がありません

284

[処置] ディスクアレイの電源状態異常などが考えられます

ioscan -f -n -C disk コマンド( ioscan(1M)を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行った後でiSMmknod コマンドを再実行してください

202 WARNING Node of some devices locked

[説明] いくつかのデバイスはノードがロックされている状態にあります

[処置] しばらくしてからiSMmknod コマンドを再実行してください

203 WARNING Some devices are in invalid mode

[説明] いくつかのデバイスはエラー状態にあります

[処置] ioscan -f -n -C disk コマンド( ioscan(1M) を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行ってください

ディスクアレイとの接続状態が正常な状態になればiSMmknod コマンドを再実行して

ください

204 WARNING Some devices are in invalid(DIFF_HW) mode

[説明] いくつかのデバイスは見つかったソフトウェアが所定のものではない状態にあります

[処置] しばらくしてから iSMmknod コマンドを再実行してください

205 WARNING Cannot create special file for HW path [hard ware path]

[説明] 認識できないドライバ形式のスペシャルファイルを検出しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

206 WARNING Unknown device driver [driver name] (for [special file name])

[説明] 認識できないドライバ形式のスペシャルファイルを検出しました

システムのデバイスドライバが正しくインストールされていません

[処置] 正しくインストールした後iSMmknod コマンドを再実行してください

230 WARNING Cannot make perfect device list file

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイルはインストールさ

れていますがメモリ不足のためディスクアレイ一覧ファイルは不完全なものになっ

ています

[処置] 必要に応じてカーネルパラメータ(maxdsiz)の値を変更しiSMmknod コマンドを再

実行することにより正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成されます

231 WARNING Cannot recognize some special files

[説明] いくつかのスペシャルファイルは正常に認識できませんでした

この場合ディスクアレイ一覧ファイルにエラーになっているスペシャルファイルの行が

出力されます

[処置] iSMmknod コマンドを再実行することで正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成され

ます

285

(c)エラーメッセージ

iSMmknod コマンドは異常終了する場合以下に示すエラーメッセージを標準出力に報告します

301 ERROR You are not super-user

[説明] root 権限の特権がありません

[処置] root 権限で iSMmknod コマンドを再実行してください

302 ERROR iStorageManager is starting

[説明] iStorageManager が起動されています

[処置] iStorageManager 終了後iSMmknod コマンドを再実行してください

304 ERROR OS version is unknown

[説明] HP リリースレベルが 11 ではありません

[処置] HP リリースレベルが 11 の HP-UX OS マシンにより iSMmknod コマンドを再実行し

てください

305 ERROR Cannot move [file name] file

[説明] ファイルの移動でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

306 ERROR Cannot make [directory name] directory

[説明] ディレクトリの作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

307 ERROR No target device in this machine

[説明] iStorageManager 管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイルが見つかりませ

[処置] ioscan -f -n -C disk コマンド(ioscan(1M) を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態が正常な状態になれば

iSMmknod コマンドを再実行してください

310 ERROR Cannot make character device file [special file name]

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイル作成でエラーが発生

しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

311 ERROR Cannot get minor number of [special file name]

[説明] スペシャルファイルのマイナー番号取得に失敗しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

312 ERROR Cannot make internal device file for [special file name] because SCSI

pass-through driver for [WSIO | SIO] [SCSI pass-through driver name] was not

installed

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバがインストールされていません

[処置] SCSI パススルーデバイスドライバインストール後iSMmknod コマンドを再実

行してくださいインストール方法はscsi_pt(7) を参照してください

286

313 ERROR Necessary file doesnt exist in spite of the execution of iSMmknod

[説明] iSMmknod コマンドを実行するのに必要なファイルがありません

iStorageManager が正常にインストールされていません

[処置] iStorageManager インストール状態を確認後正常になれば iSMmknod コマンドを再

実行してください

317 ERROR iSMmknod or iSMvollist is already starting

[説明] iSMmknod または iSMvollist コマンドが既に起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

318 ERROR ControlCommand command is already starting

[説明] ControlCommand コマンドが起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

325 ERROROS name is unknown

[説明] OS 名が不明です

[処置] HP リリースレベルが 11 の HP-UX OS マシンにより iSMmknod を再実行してくださ

330 ERROR Cannot open device list file errno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

332 ERROR Cannot open temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

333 ERROR Cannot read temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

334 ERROR Out of memoryprocess=[nnnnnnnn]

[説明] メモリ不足が発生したため処理を続行できません

nnnnnnnn付加情報

[処置] カーネルパラメータ(maxdsiz)の値を変更しiSMmknod コマンドを再実行してくだ

さい

335 ERROR Cannot read device list fileerrno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルの読み込み処理(fgets)でエラーが発生しました

[処置] エラー番号により原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

287

(4)制約

iSMmknod コマンド実行において以下に示す処理は禁止されています

デバイスディレクトリにインストールされているスペシャルファイルの再命名

iStorageManager 起動中の実行

iSMvollist コマンド起動中の実行

ControlCommand コマンド起動中の実行

iSMmknod コマンドの 2 重起動

(5)ファイル

etciSMsvriSM_diskarraydevlist helliphellip ディスクアレイ一覧ファイル

etciSMsvriSMsvrconf helliphellip iStorageManager 環境定義ファイル

(6)参照

scsi_ctl(7) scsi_pt(7) ioscan(1M) iSMsvr(1M)

288

(このページは空白です)

289

付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版)

(1)構文

iSMmknod

(2)説明

iSMmknod コマンドはiSMServer 専用のスペシャルファイル(デバイスファイル)を作成しそのディ

スクアレイ情報をディスクアレイ一覧ファイルに格納しますディスクアレイを FC 接続で管理する場合

このコマンドを実行する必要があります

作成したスペシャルファイルは devnec_iSMmkdl 配下に格納されますFC 接続でディスクアレイ

を管理する場合は作成したディスクアレイ一覧ファイルを参照しiSMServer が管理対象とするディス

クアレイのスペシャルファイル名を iSMServer の環境定義ファイルに記述することが可能です

セキュリティ保護のため iSMmknod コマンドまたは iSMvollistコマンドが作成するスペシャルファイ

ル( devnec_iSMmkdl 配下)はオーナーrootアクセス権 644 で作成されます

(3)診断

以下にiSMmknod コマンドが標準出力に通知するメッセージ一覧を示します

(a)処理経過メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す処理経過メッセージを標準出力に報告します

101 INFO Creating internal device files

[説明] 現在スペシャルファイル作成中であることを示します

102 INFO Creating device list file

[説明] 現在ディスクアレイ一覧ファイル作成中であることを示します

103 INFO iSMmknod ended normally

[説明] iSMmknod コマンドが正常終了したことを示します

(b)警告メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す警告メッセージを標準出力に報告します

iSMmknod コマンド実行後作成されたディスクアレイ一覧ファイルを参照し管理対象とするディ

スクアレイのスペシャルファイル名が存在しない場合は処置が必要です

230 WARNING Cannot make perfect device list file

[説明] メモリ不足のためディスクアレイ一覧ファイルは不完全なものになっています

[処置] 必要に応じてシステム資源の制限値 (ulimit(1)) を変更し iSMmknod コマンドを再実

行することにより正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成されます

290

231 WARNING Cannot recognize some special files

[説明] いくつかのスペシャルファイルは正常に認識できませんでした

この場合ディスクアレイ一覧ファイルにエラーになっているスペシャルファイルの行が

出力されます

[処置] iSMmknod コマンドを再実行することで正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成され

ます

(c)エラーメッセージ

iSMmknod コマンドは異常終了する場合以下に示すエラーメッセージを標準出力に報告します

301 ERROR You are not super-user

[説明] root 権限の特権がありません

[処置] root 権限で iSMmknod コマンドを再実行してください

302 ERROR iSMServer is starting

[説明] iSMServer が起動されています

[処置] iSMServer 終了後iSMmknod コマンドを再実行してください

306 ERROR Cannot make [directory name] directory

[説明] ディレクトリの作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

307 ERROR No target device in this machine

[説明] iSMServer 管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイルが見つかりません

[処置] ディスクアレイの状態を確認し処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態

が正常な状態になれば iSMmknod コマンドを再実行してください

310 ERROR Cannot make character device file [special file name]

[説明] スペシャルファイル作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

311 ERROR Cannot get minor number of special file

[説明] スペシャルファイルのマイナー番号取得に失敗しました

[処置] ディスクアレイの状態を確認し処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態

が正常な状態になれば iSMmknod コマンドを再実行してください

313 ERROR Necessary file doesnt exist in spite of the execution of iSMmknod

[説明] iSMmknod コマンドを実行するのに必要なファイルがありません

iSMServer が正常にインストールされていません

[処置] iSMServer インストール状態を確認後正常になれば iSMmknod コマンドを再実行し

てください

317 ERROR iSMmknod or iSMvollist is already starting

[説明] iSMmknod または iSMvollist コマンドが既に起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

291

318 ERROR ControlCommand command is already starting

[説明] ControlCommand コマンドが起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

325 ERROROS name is unknown

[説明] OS 名が Linux ではありません

[処置] カーネルリリースが 24 以上の Linux OS マシンにより iSMmknod コマンドを再実行

してください

330 ERROR Cannot open device list file errno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

331 ERROR Cannot open procscsiscsi errno=[error number]

[説明] SCSI ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後 iSMmknod コマンドを再実行してください

332 ERROR Cannot open temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

333 ERROR Cannot read temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

334 ERROR Out of memoryprocess=[nnnnnnnn]

[説明] メモリ不足が発生したため処理を続行できません

nnnnnnnn付加情報

[処置] 必要に応じてシステム資源の制限値(ulimit(1))を変更しiSMmknod コマンドを再実行

してください

335 ERROR Cannot read device list fileerrno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルの読み込み処理(fgets)でエラーが発生しました

[処置] エラー番号により原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

336 ERROR Cannot open device directory errno=[error number]

[説明] デバイスディレクトリのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

337 ERROR Cannot read device directory errno=[error number]

[説明] デバイスディレクトリの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

292

(4)制約

iSMmknod コマンド実行において以下に示す処理は禁止されています

デバイスディレクトリにインストールされているスペシャルファイルの再命名

iSMServer 起動中の実行

iSMvollist コマンド起動中の実行

ControlCommand コマンド起動中の実行

iSMmknod コマンドの 2 重起動

(5)ファイル

etciSMsvriSM_diskarraydevlist helliphellip ディスクアレイ一覧ファイル

etciSMsvriSMsvrconf helliphellip iSMServer 環境定義ファイル

(6)参照

proc(5) scsi_info(8) sd(4) iSMsvr(8)

293

付録 C パスワード暗号化コマンド

環境定義ファイルの client セクションにてiSM クライアントの利用者を定義します定義済みの利用

者のみがiSM クライアントを iSM サーバに接続しディスクアレイについての情報を参照操作するこ

とが可能となりますこのとき利用者のパスワードも設定しますがこのパスワード値に暗号化した値を

記述することができますセキュリティ上暗号化した値を記述することを推奨します

パスワードの暗号値はパスワード暗号化コマンド iSMcipherpw を実行して求めます

(1)名称

iSMcipherpw - パスワードの暗号値を求める

(2)構文

iSMcipherpw パスワード値

(3)説明

iSMcipherpw コマンドはパラメータとして指定されたパスワード値の暗号値を標準出力に返します

返された暗号値はiSMsvrconf ファイルの client セクションの利用者情報のパスワードfile_transfer セ

クションの ftp 利用者名ftp 利用者のパスワードagent セクションのディスクアレイを監視する利用者

情報のパスワードに転記できます

なおパスワード値として設定できる値は58 文字以内の以下の値です

1 バイトの英数字記号(ただしrdquordquo(ダブルクォーテーション)は除く)rdquo rdquo(スペース)

また記号やスペースを用いた場合にはシェルのワイルドカードとして解釈されることもあるため

使用を避けるかrdquorsquordquo(シングルクォーテーション)またはrdquordquo(ダブルクォーテーション)でパスワード

値を囲むなどの処置が必要になります

(4)戻り値

0正常終了した場合

1パスワード値指定に誤りがあった場合標準出力にその旨を報告します

294

(5)使用例

gtiSMcipherpw iSM パスワードはiSM とします

Accepted password is iSM コマンドに受け付けられたパスワードです

Return value is CGGKCMDCEACBGB 報告されたこの値が暗号値です

この値をiSMsvrconf ファイルの利用者情報のパスワードに転記します

login = (iSM CGGKCMDCEACBGB L1)

(6)診断

iSMcipherpw はパスワード値指定に誤りがあった場合標準出力にて以下に示すエラーメッセージを

報告します

101 ERROR There is no password

[説明] パスワード値の指定がありません

[処置] パスワード値を指定してください

102 ERROR There are too many arguments

[説明] 引数の指定が多すぎます

[処置] 引数にはパスワード値を 1 つだけ指定してくださいまたrdquo rdquo(スペース)を用いる場合はrdquorsquordquo

(シングルクォーテーション)rdquordquo(ダブルクォーテーション)でパスワード値を囲むなど

の処置が必要になります

103 ERROR The length of the password is too long

[説明] パスワード値が長すぎます

[処置] 58 文字以内のパスワード値を指定してください

104 ERROR Inappropriate character is used for password

[説明] パスワード値に不適切な文字が用いられています

[処置] パスワード値として適切な文字を用いてください

105 ERROR As password it is inappropriate

[説明] パスワード値としては不適切ですrdquo rdquo(スペース)のみのパスワード値などが該当します

[処置] パスワード値として適切なものを指定してください

106ERROR System call error occurred function=fff errno=eee

[説明] システム関数でエラーが発生しました

fff システム関数名

eee エラー番号

[処置] システム関数名およびエラー番号を確認して対処を行いiSMcipherpw コマンドの再実行

をしてください

(7)参照

etciSMsvriSMsvrconf

295

付録 D iStorageManager 管理者設定コマンド

iSM サーバを root 権限以外で運用するためにはiStorageManager 管理者設定コマンド(iSMmkadm

コマンド)でiStorageManager 管理者(ユーザ名が iSMadm のユーザ)を登録しますこのコマンドに

よりiStorageManager 管理者を登録しディレクトリとファイルのオーナーを変更してiSM サーバの

運用ユーザの環境を整えます

登録した iStorageManager 管理者は次の用途で利用します

iSMsvr コマンドの利用可能な利用者でサーバの起動停止が可能です

iSM サーバの実行利用者です

構成設定コマンドの利用可能な利用者です(「iStorage シリーズ構成設定の手引」を参照してくだ

さい)

1 iSMmkadm コマンドはiSM サーバの起動前に実行してくださいiSM サーバ起動中は使用で

きません

2 iSMmkadm コマンドは常に root 権限で実行してください

3 SNMP トラップを受信する場合はiSM サーバを root 権限で運用しなければいけないためこ

のコマンドで iStorageManager 管理者の設定を行わないでください

4 iStorageManager 管理者名はiSMmkadm コマンドでのみ設定可能です

5 iSMmkadm コマンド以外で iStorageManager 管理者の登録を行わないでください

6 環境設定においてログファイル格納フォルダなどのフォルダ指定に既定値以外のフォルダを指

定している場合がありますその場合はそのディレクトリおよび配下のファイルに

iStorageManager 管理者のアクセス権(書き込みアクセス)をつけてください環境設定につい

ては「132 環境定義ファイル」を参照してください

7 このコマンドで iStorageManager 管理者の登録を行った後 iSMmknod コマンドまたは

iSMvollist コマンドを実行しスペシャルファイルを作成する場合がありますその場合は

devnec_iSMmkdl 配下のスペシャルファイルに iSMadm ユーザがアクセスできるように適切

なアクセス権(書き込み読み込みアクセス権)をつけてください

8 iSMmknod コマンドやiSMvollist コマンドの-r-nr-or オプションはroot 権限で実行する

必要がありますので各コマンドの説明を参照してください

9 構成設定(GUI)よりディスクアレイの IP アドレスを変更する場合はiSM サーバを root 権限

で運用する必要があります本コマンドで設定した iStorageManager 管理者では操作できませ

296

(1)iStorageManager 管理者の登録

画面の表示例(12)

iSMmkadm hellip①

Do you want to create user or delete user iSMadm (Create[1]Delete2) 1 hellip②

iStorageManager employed by new user iSMadm

Create new user iSMadm as following hellip③

(1)USER ID 109 (iSMadm)

(2)GROUP ID 20 (users)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 1 hellip④

Set USER ID 110 hellip⑤

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 20 (users)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 2 hellip⑥

Possible GROUP ID is following hellip⑦

root 0

other 1

bin 2

sys 3

adm 4

daemon 5

mail 6

lp 7

tty 10

297

画面の表示例(22)

nuucp 11

users 20

nogroup -2

Set GROUP ID 3 hellip⑧

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 3 (sys)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 3 hellip⑨

Set directory homeusersiSMadm hellip⑩

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 3 (sys)

(3)HOME DIRECTORY homeusersiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) y hellip⑪

Now setting done

Set password of iSMadm

Changing password for iSMadm

New password hellip⑫

Re-enter new password hellip⑬

Passwd successfully changed

Complete to create new user iSMadm hellip⑭

Complete to update directory or file access mode (iSMadm) hellip⑮

① iSMmkadm コマンド実行します

② 登録する場合はrsquo1rsquoを指定してください

③ iStorageManager 管理者であるiSMadm の登録予定の属性が表示されます

④ ユーザ ID を変更する場合はrsquo1rsquoを指定します

⑤ システムに登録されていないユーザ ID を設定します

指定したユーザ IDが既に使用されていればもう一度別のユーザ IDを入力するように求められます

⑥ グループ ID を変更する場合はrsquo2rsquoを指定してください

⑦ システムに登録されているグループ ID を表示します

⑧ 表示されたグループ ID から選択し指定します

⑨ ホームディレクトリを変更する場合はrsquo3rsquoを指定します

⑩ 変更するホームディレクトリのパスを指定します

既に存在しているディレクトリを入力した場合rsquoyrsquoを指定するとそのディレクトリに変更することが

できます

⑪ 表示内容で良い場合はrsquoyrsquoを指定します

⑫ iStorageManager 管理者の新しいパスワードを指定します

298

⑬ 再度パスワードの確認を求められるので同じパスワードを正確に入力してください

⑭ iStorageManager 管理者のシステム登録が正常に行われたことを示します

⑮ ディレクトリとファイルのオーナーがiStorageManager 管理者に正常に変更されたことを示します

以上のユーザ登録によりiSM サーバは iStorageManager 管理者で起動可能になります

(2)iStorageManager 管理者の削除

iSM サーバの運用利用者を root 権限に戻したい場合はiSMadm のユーザを削除してください

作業はroot 権限で行います

iSMmkadm hellip①

Do you want to create user or delete user iSMadm (Create[1]Delete2) 2 hellip②

Delete iSMadm from system really (y[n]) y hellip③

Complete to delete user iSMadm hellip④

Complete to update directory or file access mode (root) hellip⑤

① iSMmkadm コマンド実行します

② 削除する場合はrsquo2rsquoを指定します

③ 削除する場合はrsquoyrsquoを指定します

④ iStorageManager 管理者の削除が正常に行われたことを示します

⑤ ディレクトリとファイルのオーナー変更が正常に root 権限に戻されたことを示します

なおソフトウェアのインストールアンインストールなどの各種作業にあたっては以下の注意が必

要です

1 iSMmknod コマンド実行後にはiStorageManager 管理者の再登録(削除して登録)を行って

ください

2 iStorageManager のアンインストール前にiStorageManager 管理者の削除を行ってください

再インストールした後は再度 iStorageManager 管理者の登録を行ってください

299

付録 E 事象連携定義ファイル

ここでは連携定義ファイル(etciSMsvrmsgdrvconf)に設定可能な情報の説明をします

(1)連携定義ファイル

[SERVER]

SMTP=mailxxxcom

SMTP_PORT=25

POP=popxxxcom

POP_PORT=110

AUTH=POP_before_SMTP

USER=username

PASSWORD=password

MAIL_TEMPLATE=etciSMsvrmailtpl

[LIMIT]

MAIL=300

SHELL=30

[LINK00]

MSGID=ALL

LEVEL=ERR

MAIL=axxxcom

SHELL=usrbinerr

(2)パラメータ詳細

[SERVER] 各種共通定義

SMTP メールを送信する SMTP サーバを定義する(1つのみ)

SMTP_PORT SMTP のポート番号を 1~65535 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 25 を使用)

POP POP before SMTP 認証時に使用する POP サーバを定義する

(1つのみ)

AUTH=NONE または AUTH=SMTP-AUTH の場合は省略可能

POP_PORT POP のポート番号を 1~65535 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 110 を使用)

AUTH 認証方式(NONEPOP_before_SMTPSMTP-AUTH)を定義する

USER 認証用アカウントを定義する

AUTH=NONE の場合は省略可能

PASSWORD 認証用パスワード(パスワード暗号化)を定義する

AUTH=NONE の場合は省略可能

MAIL_TEMPLATE メールのテンプレートをファイルで指定する(先頭行はldquoFROMrdquo固定)

[LIMIT] 連携処理の上限値定義

MAIL メールの送信の上限値(回分)を 15~1200 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 300 を使用)

300

SHELL シェルの起動の上限値(回分)を 15~1200 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 30 を使用)

[LINKxx] 連携グループの定義(xx は 00~99 で指定する)

MSGID 連携対象メッセージを定義する

LEVEL 連携対象メッセージのレベルを定義する

MAIL 連携アクションの送り先のメールアドレスを定義する

SHELL 連携アクションのシェルファイル名を定義する

1 1 行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

2 行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定するとその行はコメントになります

3 先頭行に[SERVER]セクションを記述してください

4 [LINKxx]セクション(xx は 00~99 の範囲で指定可能)は連携グループを定義します連携

グループでは連携対象メッセージ(MSGID)とレベル(LEVEL)と連携アクション(SHELL

と MAIL)を指定します受け取ったメッセージが連携対象メッセージに指定したメッセージ番

号でありレベルに指定したメッセージレベルであった場合に連携アクションが実行されます

5 [LINKxx]セクションの MSGID には連携対象メッセージを定義しますメッセージ番号(5 桁の

数字(例02040))メッセージ番号範囲(メッセージ番号をrdquo-rdquo(ハイフン)で繋いだ範囲(例

10000-10999))機能単位で指定可能です機能単位では以下の指定が可能です

表 E-1 機能単位と連携対象メッセージ

機能単位 機能名 メッセージ番号BASE 基本制御 iSM01000~iSM04999

iSM07000~iSM07999

iSM11000~iSM11999

iSM14000~iSM17999

iSM23000~iSM23999

iSM24000~iSM24999

iSM28000~iSM28999

iSM29000~iSM29999

PERFORMANCE 性能 iSM08000~iSM09999

REPLICATION レプリケーション iSM10000~iSM10999

SNAPSHOT スナップショット iSM18000~iSM18999

ALL 全機能 全てのメッセージ

ALERT 保守メッセージ ALIVE通報の対象(ディスクアレイ装置の障害

通報機構が行うALIVE通報も含む)のメッセージ(メッセージの本文末尾にキーワードldquo[_ALERT_]rdquoが付加されている)です

6 [LINKxx]セクションの LEVEL にはレベルを定義しますERRWARNINGNOTICE INFO

と ALL(全レベル)を指定できます

301

7 [LINKxx]セクションの MAIL には連携対象のメッセージを受け取った場合のメールの送り

先のメールアドレスを定義しますメールアドレスは複数定義できますメールアドレスは同

一行に複数定義することも複数行に分けて定義することもできますメールアドレスはドメ

イン名を含んだ完全なものを記述してください

8 [LINKxx]セクションの SHELL には連携対象のメッセージを受け取った場合に起動するシェ

ルのファイル名を定義しますファイル名は複数定義できますファイル名は同一行に複数定

義することも複数行に分けて定義することもできますファイル名は絶対パスで記述してく

ださい特殊な記号を含むファイル名を二重引用符で囲って定義することもできますただ

しrdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)を含むファイル名を定義することはできませ

9 同一連携グループで連携アクションのメールアドレスとシェルファイル名はそれぞれ最大 10 ま

で定義できます

10 [LINKxx]セクションでMSGIDLEVELMAILSHELL の右辺の指定を同一行に複数定義

する場合rdquordquo(カンマ)で区切って定義しますまた複数行に分けて定義することも可能です

その場合には連続した行で定義する必要はありませんただし連続した行で定義した場合で

も左辺を省略することはできません

11 同一のメッセージが複数の連携グループで指定された場合指定された連携グループの連携アク

ションが実行されますただし同一のメッセージに対して同一の連携アクションが複数指定さ

れた場合は連携アクションは 1 回だけ実行されます

12 全てのメッセージが連携対象となることを避けるため同一の連携グループで MSGIDとLEVEL

の両方に ALL を定義することはできません

13 MAIL_TEMPLATE にはメールのヘッダ情報やメール本文が保存されているファイル名を定義

しますMAIL_TEMPLATE に記述するファイル名は絶対パスで記述してください特殊な記

号を含むファイル名を二重引用符で囲って定義することもできますただしrdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo

(終了括弧)rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)を含むファイル名を定義すること

はできません

14 連携を行わない場合定義ファイルの作成は不要です

15 連携制御ファイルにはVer34 までの定義である[LEVEL]セクションと HEADER の定義を指定

することが可能です既存のユーザをサポートするための機能であるため通常は[LINKxx]

セクションと MAIL_TEMPLATE の定義を使用してください

使用する場合は以下の点に注意してください

[LEVEL]セクションの定義は[LINKxx]セクションの定義と同時に行うことはでき

ません

HEADER はMAIL_TEMPLATE と同時に指定することはできません

302

(3)メールテンプレートファイル

メールテンプレートファイルは実際に送信するメールの雛型です最初の行に ldquoFROMrdquoを記述しメー

ルの送信者のメールアドレスを記述します送信先のメールアドレスが間違っている場合などにより

SMTP サーバでメールの送信が失敗すると送信者のメールアドレスに SMTP サーバのエラーメッセージ

が送信されることがあります2行目以降はメール本文としてそのまま送信されますが空行までがヘッダ

部空行以降がボディ部となりますまたボディ部にldquo$MSGrdquoの記述がある場合にはldquo$MSGrdquoを事象連

携の契機となった運用ログに出力されるメッセージに置換します

FROM iSMserverxxxcom

SUBJECT iSMserver error report

larr空行

This is the iSMserver at ドメイン名など

Error Reporting

$MSG rarr 事象連携の契機となった運用ログに出力される

メッセージがこの行に展開されます

1 ldquoFROMrdquoに記述するメールアドレスはドメイン名を含んだ完全なものを記述してください

2 ヘッダ部はRFC822 に沿った各種ヘッダ行の記述が可能です

3 ボディ部には自由な内容が記述できますが送信時にコード変換はしないので漢字を使う場合は

JIS コードで記述してください

4 メールテンプレートファイルはファイル全体の大きさを 1KB 以内で記述してくださいまた 1

行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

5 ある行のldquo$MSGrdquo部分のメッセージ内容への置換は最初に現れたldquo$MSGrdquoのみで行われますそ

のため 1 行に複数記述しても最初のもののみ置換されますただし複数行に記述したものは

それぞれ同じメッセージ内容に展開されます

(4)定義例

ERR のメッセージの場合はa さんにメールで通知しシェル(err)を起動します

保守メッセージの場合はa さんと b さんにメールで通知しシェル(alert)を起動します

クライアントの接続切断のメッセージ(iSM02040iSM02041)の場合はa さんにメールで通知す

るという定義の例を以下に紹介します

ヘッダ部

ボディ部

送信者のメールアドレスを記述します

303

連携定義ファイル(etciSMsvrmsgdrvconf)

[SERVER]

SMTP=mailxxxcom larrSMTP サーバの DNS 名または IP アドレス

SMTP_PORT=25 larrSMTP サーバのポート番号

POP=popxxxcom larrPOP サーバの DNS 名または IP アドレス

POP_PORT=110 larrPOP サーバのポート番号

AUTH=POP_before_SMTP larr認証方式(NONEPOP_before_SMTPSMTP-AUTH)

USER=username larr認証用アカウント

PASSWORD=password larr認証用パスワード

MAIL_TEMPLATE=etciSMsvrmailtpl larrメールの雛型を指定する(どこでも良い)

[LIMIT]

MAIL=300 larrメールの送信の上限値(回分)

SHELL=30 larrシェルの起動の上限値(回分)

[LINK00] larrERR の時の定義

MSGID=ALL

LEVEL=ERR

MAIL=axxxcom

SHELL=usrbinerr larr実行権が必要

[LINK01] larr保守メッセージの時の定義

MSGID=ALERT

LEVEL=ALL

MAIL=axxxcombxxxcom larr複数行記述可能複数アドレス記述可能

SHELL=usrbinalert

[LINK02] larrクライアント接続切断のメッセージの時の定義

MSGID=0204002041 larrldquo02040-02041rdquoでも指定可能

LEVEL=ALL

MAIL=axxxcom

304

メールテンプレートファイル(etciSMsvrmailtpl)

FROM iSMmsgdrvxxxcom larr差出人アドレス

SUBJECT iSMserver error report larrタイトル(何でも良いが漢字は不可)

larr空行

This is the iSMserver at iSMsystemxxxcom larrメール本文(何でも良い)

Error Reporting larrメール本文(何行書いても良いが全体で 1KB

以内とすること)

$MSG larr実際のメッセージ内容がこの行に挿入され

メールとして送信されます

このメールを見たら注意してください larrメール本文(漢字を書くときは JIS コードで

記述する)

305

付録 F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール

(1)動作環境

性能分析支援ツール(性能分析支援ツール画面アーカイバCSV 変換ツール編集ツール)の動作環

境はiSM クライアントの動作環境と同じになりますまた性能情報グラフ化ツールはiSM クライア

ントと Microsoftreg Excel20102013 がインストールされている PC で動作します利用方法については

電子マニュアル「性能監視機能利用の手引」(IS025)の「33 性能情報の分析支援」を参照してください

性能分析支援ツール画面の必要メモリは以下になります

表 F-1 必要メモリ量

性能分析支援ツール画面 35(31)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させたときに必要なメモリ量です

(2)導入方法

性能分析支援ツールおよび性能情報グラフ化ツールを利用する場合はDVD 媒体の以下のフォルダに

格納されているすべてのファイルを利用する PC の任意のフォルダへコピーします

DVD ドライブyenPERTOOLyenWINDOWS

コピーするファイルはすべて同一フォルダに格納してください

上記フォルダに格納されているファイルのうち性能分析支援ツールおよび性能情報グラフ化ツール

は以下になります

性能分析支援ツール画面iSMprfcomexe

アーカイバ iSMprfarcexe

CSV変換ツール iSMprfextexe

編集ツール iSMprfeditexe

性能情報グラフ化ツールiSMprfviewxls

Windows 版の iSM サーバをインストールするとiSM サーバのインストール先のフォルダに性能分

析支援ツールも合わせてインストールされます

306

(このページは空白です)

307

付録 G バックアップファイル

iSM サーバiSM クライアントで利用するファイルをバックアップしておくことでサーバの障害など

で再インストールが発生した場合でもバックアップファイルを利用することで iSM サーバiSM クライ

アントの動作環境を直ちに復旧することが可能になりますここではiSM サーバiSM クライアントで

バックアップしておくファイルについて説明します

(1)iSM サーバ

iSM サーバでは以下のファイルをバックアップしますなお性能関連ファイルなどiSM サーバ

起動中に情報を更新するものがありますので定期的なバックアップを推奨します

[1]環境定義ファイル

HP-UX 版Linux 版

etciSMsvr配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenconfyeniSMsvryen配下の全てのファイル

[2]運用ログファイル (必須ではありません)

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretclog配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenlogyen配下の全てのファイル

1 上記ファイルが存在しなくても iSM サーバの動作には影響ありませんが過去のログが参照

できなくなります

2 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[3]ライセンス情報ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcconfig配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenconfigyen配下の全てのファイル

[4]事象連携ファイル (事象連携機能を利用している場合)

HP-UX 版Linux 版

etciSMsvrmsgdrvconf ファイルに記述しているメールテンプレートファイルシェルファ

イル

Windows 版

インストール先のフォルダyenconfyeniSMsvryenmsgdrvconf ファイルに記述しているメールテ

ンプレートファイルバッチファイルまたは実行ファイル

308

[5]性能関連ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcmon配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenmonyen配下の全てのファイル

1 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[6]性能最適化関連ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcoptlog配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenoptlogyen配下の全てのファイル

1 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[7]パーティション管理ユーザ情報ファイル(パーティション管理ユーザを設定している場合)

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcmain配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenmainyen配下の全てのファイル

Windows 版においてインストール先のフォルダの確認方法は以下となります

(a)「スタート」rarr「すべてのプログラム」 rarr「iSM サーバ」にて「Read Me」を右クリックし

「プロパティ」を選択

Windows 8 以降Windows Server 2012 以降の場合「スタート」画面でアプリバーを表示

し「すべてのアプリ」をクリックしすべてのアプリにて「iSM サーバ」にて「Read Me」

を右クリックし画面下に「ファイルの場所を開く」をクリックします「Read Me」を右ク

リックし「プロパティ」を選択

(b)「リンク先」よりインストール先のフォルダを確認

(例) CyenProgram FilesyenNECyeniSMsvryenhelpyenreadmetxt

CyenProgram FilesyenNECyeniSMsvr がインストール先のフォルダになります

またiSM サーバが起動中の場合タイミングによりバックアップできないファイルがありますこ

の場合一旦 iSM サーバを停止することでバックアップは可能となります

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM サーバのインストール

(Windows 版の場合は前回と同じフォルダにインストールしてください)

(2)バックアップしたファイルで復旧

バックアップしたファイルのパスと同じパスにコピーしてください

309

(2)iSM クライアント(Web GUI)

iSM クライアント(Web GUI)では以下のファイルをバックアップしますiSM クライアント(Web

GUI)を起動している場合は終了させてください

[1]iSM クライアント(Web GUI)環境設定情報

環境設定情報は以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenUsersyenltOS ログオンユーザ名gtyenAppDatayenRoamingyenNEC

yen iSMClientyen (隠しフォルダになっています)

このフォルダおよびフォルダに格納されている全てのファイルを退避させてください

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM クライアント(Web GUI)環境設定情報を復旧

環境設定情報をバックアップ時と同じフォルダにコピーしてください

(3)iSM クライアント(Win GUI)

iSM クライアント(Win GUI)では以下のファイルをバックアップしますiSM クライアント(Win

GUI)を起動している場合は終了させてください

[1]iSM クライアント(Win GUI)のデスクトップアイコン

デスクトップアイコンは以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenUsersyenPublicyenDesktop (隠しフォルダになっています)

[2]iSM クライアント(Win GUI)のメニュー項目のアイコン

メニュー項目のアイコンは以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenProgramDatayenMicrosoftyenWindowsyenStart MenuyenPrograms

yen[iSM クライアント] (隠しフォルダになっています)

[iSM クライアント]の部分にはインストール時に指定したプログラム

フォルダ名(既定値iSM クライアント)が入ります

[3]iSM クライアント(Win GUI)環境設定情報

iSM クライアント(Win GUI)がインストールされていたフォルダにある設定ファイル(ini)

接続先を複数作成している場合インストールフォルダに[SGn](n は数値)という名前のフォルダ

が作成されていますこのフォルダおよびフォルダに格納されている全てのファイルも退避させ

てください

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM クライアント(Win GUI)のインストール

(前回と同じフォルダにインストールしてください)

(2)iSM クライアント(Win GUI)環境設定情報を復旧

310

環境設定情報および[SGn]フォルダを iSM クライアント(Win GUI)インストール先フォルダに

コピーしてください上書き確認メッセージが表示された場合はそのまま上書きコピーして

ください

(3)iSM クライアント(Win GUI)のメニュー項目のアイコンを復旧

メニュー項目のアイコンを以下のフォルダにコピーしてください

ltシステムドライブgtyenProgramDatayenMicrosoftyenWindowsyenStart MenuyenPrograms

yen[iSM クライアント] (隠しフォルダになっています)

[iSM クライアント]の部分にはインストール時に指定したプログラム

フォルダ名(既定値iSM クライアント)が入ります

(4)iSM クライアント(Win GUI)のデスクトップアイコンを復旧

デスクトップアイコンを以下のフォルダにコピーしてください

上書き確認メッセージが表示された場合はそのまま上書きコピーしてください

ltシステムドライブgtyenUsersyenPublicyenDesktop (隠しフォルダになっています)

311

付録 H ファイアウォールが導入されている環境 ファイアウォールが導入されている環境では以下のポートをあける必要があります

iSM クライアント(Web GUI)-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM クライアント(Web GUI)

ANY

iSM サーバ

8020TCP

8070TCP

ポート番号 80208070 は iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバへ接続時

に使用するポートですなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可能で

iSM クライアント(Win GUI)-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM クライアント(Win GUI)

ANY

iSM サーバ

8020TCP

ポート番号 8020 は iSM クライアント(Win GUI)から iSM サーバへ接続時に使用

するポートですなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可能です

ダッシュボード画面-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

ダッシュボード画面

ANY

iSM サーバ

8025TCP

ポート番号 8025はダッシュボード画面から iSMサーバへ接続時に使用するポート

ですなおポート番号の変更方法は 1023 章を参照してください

iSM サーバ-ディスクアレイ(iStorage)間

SOURCE DESTINATION

iSM サーバ

ANY

iStorage

2730TCP

80TCP(M シリーズの場合)

8020TCP(M12e 以降M120 以降M320 以

降M320F 以降M520 以降M720 以降

M720F 以降の M シリーズの場合)

iStorage

ANY

iSM サーバ

2730UDP

8020TCP(M シリーズの場合)

TCPIP 経由でディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側のポートまた

は 2730 をあける必要がありますポート番号 2730 は iSM サーバからディスクア

レイへの接続時に使用するポートですポート番号を変更することはできません

TCPIP 経由で M シリーズディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側の

ポート 2730 に加えてポート 80 をあける必要がありますポート番号 80 は障害

情報採取時に iSM サーバがディスクアレイに接続するために使用するポートで

すポート番号を変更することはできません

TCPIP 経由で M12e 以降M120 以降M320 以降M320F 以降M520 以降M720 以

降M720F 以降のMシリーズディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側

のポート 273080 に加えてポート 8020 をあける必要がありますポート番号

8020 は構成設定時に iSM サーバがディスクアレイに接続するために使用するポー

トですポート番号を変更することはできません

312

iStorageManager コマンドを使用して M シリーズディスクアレイのアップデート

を行う場合はiSM サーバ側の 8020(TCP)をあける必要がありますポート番号

を変更することはできません

ネットワーク設定ツール-ディスクアレイ(iStorage)間

SOURCE DESTINATION

ネットワーク設定ツール

2730UDP

iStorage

2730UDP

iStorage

2730UDP

ネットワーク設定ツール

2730UDP

M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズが対象ですただしA3000 シリー

ズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI は未サポートです

ネットワーク設定ツールを利用する場合はポート番号 2730(UDP)をあける必要

がありますポート番号 2730(UDP)はネットワーク設定ツールとディスクアレイ

への通信に使用するポートですポート番号は変更することはできません

iSM サーバ-メールサーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM サーバ

ANY

SMTP サーバ

25TCP

iSM サーバ

ANY

POP サーバ

110TCP

メール連携機能を利用する場合に必要なポートです利用しない場合は25TCP

110TCP は必要ありませんなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可

能です

POP サーバによる認証機能(POP before SMTP)を利用しない場合は110TCP

は必要ありません

313

付録 I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの構成設定においてLD セットに FC のパス情報とし

てWWPN(World Wide Port Name)を設定する作業がありますHost Bus Adapter Card に記載され

ている WWPN 値を参照しながら設定する方法もありますがM シリーズA3000 シリーズA5000 シリー

ズに接続するサーバ上でホスト情報の収集登録を行なうことによりWWPN 値をプログラムにより収

集させることが可能になり構成設定が簡易化できます

ホスト情報の収集登録は以下の手順で行います

業務サーバからホスト情報の収集を行います

詳細は「(1)ホスト情報の収集」を参照してください

ホスト情報の登録確認を行います

詳細は「(2)ホスト情報の登録と確認」を参照してください

(1)ホスト情報の収集

業務サーバ上でホスト情報を収集します

ホスト情報の収集方法には大きく分けて2つの方法がありシステムの構成により異なります

ホスト情報の自動収集

ディスクアレイを新規に導入しFCケーブルで接続するサーバとしてすべてWindowsの新規サー

バ(運用を開始していないサーバ)を導入する場合はiSM ホストエージェントサービスの機能を

利用してディスクアレイと Windows サーバ間の FC 接続パスを用いたホスト情報の自動収集が

可能です

M シリーズのディスクアレイと新規 Windows サーバについての手順は下記の「(1)-① 新規

Windows サーバにおけるホスト情報の自動収集」を参照してください

またディスクアレイを新規に導入しFC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続するサーバとし

てすべて Linux の新規サーバ(運用を開始していないサーバ)を導入する場合はディスクアレイ

を経由したホスト情報の収集を行うことが可能です

M シリーズのディスクアレイと新規 Linux サーバについての手順は下記の「(1)-②新規 Linux

サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集」を参照してください

なお新規サーバが Windows と Linux の混在環境の場合は「(1)-① 新規 Windows サーバ

におけるホスト情報の自動収集」の「2) iSM ホストエージェントサービスの再起動」を Windows

サーバで「(1)-②新規 Linux サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集」

の「2) ホスト認識用ボリュームのOS認識とホスト情報収集コマンドの実行」をLinuxサーバで各々

行なうことでホスト情報の収集を行なうことが可能です

(2)ホスト情報の登録と確認

(1)ホスト情報の収集

314

さらに上記環境に対してサーバを追加する場合ディスクアレイに接続する追加の新規サーバ(運

用を開始していないサーバ)が Windows または Linux のみでディスクアレイはSAN 構成上1

台のみで既存のサーバは全てこのディスクアレイ上の論理ディスクを利用している場合の条件を

満たせば追加サーバが Windows であれば「(1)-① 新規 Windows サーバにおけるホスト

情報の自動収集」が可能でありLinux であれば「(1)-②新規 Linux サーバにおけるホスト

情報のディスクアレイを経由した収集」が可能です

ただし本構成において FC ケーブルまたは SAS ケーブルを接続しない状態でホスト情報の収集

を行う場合は下記の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照して

ください

<FC ケーブルでの接続>

図 I-1 ホスト情報の自動収集またはディスクアレイを経由した収集が可能な構成(FC 接続)

新規 Windowsサーバ

新規 Windowsサーバ

SAN

新規ディスクアレイ 新規 Linux サーバ

新規 Linux サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

新規 Windows サーバ

新規 Linux サーバ

SAN

新規ディスクアレイ 追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

315

<SAS ケーブルでの接続>

図 I-2 ホスト情報の自動収集またはディスクアレイを経由した収集が可能な構成(SAS 接続)

新規 Linux サーバ 新規ディスクアレイ

新規 Linux サーバ

追加サーバ 既存ディスクアレイ

既存サーバ

316

ホスト情報収集コマンドによるファイル出力を利用したホスト情報の収集

以下の場合はホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を利用してファイル出力によ

るホスト情報の収集を行ってください

すでに運用を開始しているシステム(既存ディスクアレイや既存サーバがある環境)への新規ディ

スクアレイの設置

FC ケーブルで接続するサーバに Windows や Linux 以外のサーバが含まれる場合

SAS ケーブルで接続するサーバに Linux 以外のサーバが含まれる場合

複数のディスクアレイ構成やFC 接続されているがディスクアレイを利用していないサーバが

存在する環境への新規サーバ追加

ディスクアレイとサーバを FC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続しない状態でホスト情報の

収集を行う場合

これらの場合下記の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照して

ください

317

<FC ケーブルでの接続>

図 I-3 ファイル出力を利用したホスト情報の収集が必要となる構成(FC 接続)

新規 Windows Linux サーバ

WindowsLinux以外の新規サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

新規サーバ

既存サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

既存サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

新規サーバ

新規サーバ

SAN

新規ディスクアレイ 追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

FC 接続されるが

ディスクアレイ未使用

318

<SAS ケーブルでの接続>

図 I-4 ファイル出力を利用したホスト情報の収集が必要となる構成(SAS 接続)

新規サーバ

既存サーバ

新規ディスクアレイ 既存サーバ 新規ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

新規サーバ

新規サーバ

新規ディスクアレイ

追加サーバ

既存サーバ

既存ディスクアレイ

SAS 接続されるが

ディスクアレイ未使用

新規 Linux サーバ

Linux 以外の新規サーバ

新規ディスクアレイ

319

(1)-① 新規 Windows サーバにおけるホスト情報の自動収集

新規ディスクアレイと新規 Windows サーバの FC ケーブルの接続が正常であることを確認した後

以下の手順を実施してください

なおすでに新規ディスクアレイの論理ディスクが新規 Windows サーバから認識できている場

合では以下の 2)のみを実施してください

1) ホスト認識用ボリュームの有効化

ホスト認識用ボリュームの有効化の手順はマニュアル「iStorageManager Express 利用ガイ

ド」(IS053)の「1325 ホスト情報の取得」を参照してホスト認識用ボリュームの有効しま

2) iSM ホストエージェントサービスの再起動

iSM ホストエージェントサービス(NEC Storage Manager Host Agent)を再起動して 3 分間

以上待ちます

iSM ホストエージェントサービスの再起動はWindows の「コントロールパネル」にある「管

理ツール」の「サービス」から行います

3) ホスト認識用ボリュームの無効化

iSM クライアント(Web GUI)を起動後構成設定のメニューから「ディスクアレイ設定」を選

択し「特殊2」タブを表示します「ホスト認識用ボリュームの設定を有効にする」のチェッ

クボックスの選択を解除し「適用」ボタンを押してください

構成設定については「iStorage シリーズ構成設定の手引(GUI 編)」を参照してください

(1)-② 新規 Linux サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集

新規ディスクアレイと新規 Linux サーバの FC ケーブルまたは SAS ケーブルの接続が正常であ

ることを確認した後以下の手順を実施してください

なおすでに新規ディスクアレイの論理ディスクが新規 Linux サーバから認識できている場合で

は以下の 2)のみを実施してください

1) ホスト認識用ボリュームの有効化

ホスト認識用ボリュームの有効化の手順はマニュアル「iStorageManager Express 利用ガイ

ド」(IS053)の「1325 ホスト情報の取得」を参照してホスト認識用ボリュームの有効しま

2) ホスト認識用ボリュームの OS 認識とホスト情報収集コマンドの実行

a)ホスト認識用ボリュームを OS に認識させる

root 権限を持つユーザで以下のコマンドを実行します

RHEL の場合以下のコマンドを実行してください

echo 1 gt sysclassfc_hosthostissue_lip

なおhostにはHBA number を指定します

HBA number は以下で確認してください

ls sysclassfc_host

host0 host1

上記例では

320

echo 1 gt sysclassfc_hosthost0issue_lip

echo 1 gt sysclassfc_hosthost1issue_lip

となります

SLES の場合以下のコマンドを実行してください(FC 接続時のみサポート)

rescan-scsi-bussh -i

b)ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)の実行

コマンドラインからホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)を実行します-store オプ

ションでディスクアレイを経由するホスト情報の収集を指定します

なおホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)はroot 権限を持つユーザで実行してくだ

さい

iSMcc_hostinfo ndashstore

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)の実行後はメッセージ番号 iSM11770 が出力

されホスト情報の収集が成功したことを確認してください

3) ホスト認識用ボリュームの無効化

iSM クライアント(Web GUI)を起動後構成設定のメニューから「ディスクアレイ設定」を選

択し「特殊2」タブを表示します「ホスト認識用ボリュームの設定を有効にする」のチェッ

クボックスの選択を解除し「適用」ボタンを押してください

構成設定については「iStorage シリーズ構成設定の手引(GUI 編)」を参照してください

(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を利用して以下の手順を実施してください

1) ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)の実行

ホスト情報を収集する対象の業務サーバ上でコマンドプロンプト(Windows の場合)やコマ

ンドライン(HP-UXSolarisLinux の場合)からホスト情報収集コマンドを実行しますこ

のとき-export オプションにはホスト情報の出力先となるファイル(ホスト情報ファイル)

を指定します

なおホスト情報収集コマンドはWindows では Administrator 権限を持つユーザでまた

HP-UXSolarisLinux では root 権限を持つユーザで実行してください

業務サーバが Windows の場合の実行例

Dgt iSMcc_hostinfo -export ServerName

iSMcc_hostinfo Info iSM11700 Please wait a minute

iSMcc_hostinfo Info iSM11770 Host Information was exported successfu

lly (code=aaaa-bbbb-bbbb-bbbb) iSMcc_hostinfo Info iSM11100 Command has completed successfully

321

業務サーバがHP-UXSolarisLinux で動作している場合の実行例

iSMcc_hostinfo -export tmpServerName

iSMcc_hostinfo Info iSM11700 Please wait a minute

iSMcc_hostinfo Info iSM11770 Host Information was exported successfu

lly (code=aaaa-bbbb-bbbb-bbbb) iSMcc_hostinfo Info iSM11100 Command has completed successfully

ホスト情報収集コマンドの実行後メッセージ番号 iSM11770 が出力されてホスト情報の収集

が成功したことを確認してくださいなおメッセージ中の aaaa にはプロセス番号がbbbb

には保守用の内部コードが表示されます

2) ホスト情報ファイルの転送

その後ホスト情報収集コマンドを実行して出力したホスト情報ファイルはファイル転送や

USB メモリ等を利用してiSM サーバが動作している管理サーバ上に転送してください

既にディスクアレイ装置と接続ホスト情報の収集論理ディスク割り当てが行われている

環境でホスト情報を更新する場合(1)-③の手順に従ってホスト情報を再収集してください

(2)ホスト情報の登録と確認

ホスト情報の収集方法に応じて以下の手順を実施してください

Windows サーバでホスト情報の自動収集を行った場合あるいは Linux サーバでディスクを経由し

た収集を行なった場合

以下の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照しホスト情報が正しく登録されているこ

とを確認してください

もし10 分以上経過して情報再取得を押下してもホスト情報が収集されなかった場合は「(1)

-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」および以下の「(2)-① ホスト情報

ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照してホスト情報の登録を行ってくださいその後

「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照しホスト情報が正しく登録されていることを確

認してください

ホスト情報ファイルを利用してホスト情報の収集を行った場合

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)でホスト情報ファイルの出力を行っている場

合は以下の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照しホスト情

報の登録を行ってくださいその後以下の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照し

ホスト情報が正しく登録されていることを確認してください

(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録

ホスト情報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を利用して以下の手順を実施してください

322

1) ホスト情報の登録

iSM サーバが動作している管理サーバ上でコマンドプロンプト(Windows の場合)やコマ

ンドライン(HP-UXLinux の場合)からホスト情報登録コマンドを実行しますこのとき

-import オプションには業務サーバから転送してきたホスト情報ファイルを指定しますま

た-arrayname オプションには登録対象のディスクアレイのニックネーム指定します

なおホスト情報登録コマンドはWindows では Administrator 権限を持つユーザでまた

HP-UXLinux では root 権限を持つユーザで実行してくださいまたホスト情報の登録を

行う際には登録先となる対象ディスクアレイが iSM サーバから正常に監視されている必要が

あります

iSM サーバが Windows で動作している場合の実行例

Dgt iSMhoststore -import DServerName -arrayname StorageName

iSMhoststore 002 Host Information was imported successfully (Disk Array

=StorageName)

iSMhoststore 001 Command completed successfully

iSM サーバが HP-UXLinux で動作している場合の実行例

iSMhoststore -import tmpServerName -arrayname StorageName

iSMhoststore 002 Host Information was imported successfully (Disk Array

=StorageName)

iSMhoststore 001 Command completed successfully

ホスト情報登録コマンドの実行後メッセージ番号 002 が出力されてホスト情報の登録が成功

したことを確認してください

(2)-② 登録したホスト情報の確認

iSM クライアント(Web GUI)から以下の手順を実施してください

1) 接続ホスト関連情報一覧画面の確認

iSM クライアント(Web GUI)のメイン画面で対象ディスクアレイを選択し「接続ホスト」を

選択すると接続ホスト一覧が表示されますその中に当該業務サーバのホスト名を持つホ

スト情報が含まれていることを確認してください

図 I-5 接続ホスト関連情報一覧画面の確認例

323

2) 接続ホスト詳細情報画面(HBA 一覧)の確認

iSM クライアント(Web GUI)の接続ホスト一覧画面で確認したホスト情報を右クリックし

「プロパティ」を選択して接続ホスト詳細情報画面を開きます

接続ホスト詳細情報画面において「HBA 一覧」に当該業務サーバのホストバスアダプタの

FC ポートの情報(WWNNWWPN)が表示されていることを確認してください

3) 接続ホスト詳細情報画面(ディスクアレイ側ポート)の確認

接続ホスト詳細情報画面の「HBA 一覧」においてホストバスアダプタの FC ポートの情報

(WWNNWWPN)を選択した場合「ディスクアレイ側ポート」には選択した FC ポー

トに対応した接続先ディスクアレイのポート情報が表示されることを確認してください

図 I-6 接続ホスト詳細情報画面の確認例

324

接続ホスト詳細情報画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情

報が表示されない場合は以下の原因が考えられます

1 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)でホスト情報ファイルを利用してホスト情

報の収集を行った際に

ディスクアレイと業務サーバが FC ケーブルまたは SAS ケーブルで正しく接続されて

いなかった

業務サーバにおいてディスクアレイの論理ディスクが正しく認識できていなかった

この場合はディスクアレイと業務サーバを FC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続し業務サー

バから論理ディスクが認識できた後に以下の手順を実施してホスト情報を再度登録してください

1 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を実行しホスト情報ファイルを利用し

たホスト情報の収集を再度行います

上述の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照してください

2 ホスト情報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を実行し再出力したホスト情報ファイル

を利用してホスト情報を再登録します

上述の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照してください

3 接続ホスト詳細情報画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情報

が表示されることを確認します

2 Windows Server 2012 以降の Hyper-V 仮想ファイバーチャネルを使用する場合仮想マシンの接

続ホスト詳細画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情報が表示され

ませんが運用に支障はありません

325

クラスタを構成しているサーバなど複数の IP アドレスが業務サーバに設定されている場

合ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)や iSM ホストエージェントサービスで収集

されるサーバの IP アドレスはOS から優先的に返却される IP アドレスになります

ホスト情報として登録された IP アドレスが意図した IP アドレスになっていない場合は以下の手

順により別の IP アドレスで登録し直すことができますなお各コマンドの機能やホスト情報ファ

イルの詳細は電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)を参照してく

ださい

1 iSM ホストエージェントサービスを停止した後スタートアップの種類を「自動」から「手動」

に変更します(Windows の業務サーバの場合のみ実施します)

2 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)の-export オプションを用いてホスト

情報ファイルを出力します

3 出力したホスト情報ファイルをテキストエディタなどを利用して編集しIP アドレス(項目

名rdquoIPAddressrdquo)の値を更新しますこのときホスト情報として登録したい IP アドレスの値

を記載してください

4 更新したホスト情報ファイルを iSM サーバが動作しているサーバ上に転送したのちホスト情

報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を用いて登録します

その後iSM クライアント(Web GUI)の「接続ホスト関連情報一覧画面」で意図した IP アドレスが

登録されていることを確認してください

なおWindows の業務サーバにおいて複数のネットワークアダプタを実装しており複数の「接続」

の設定がある場合は「接続」の優先順序を変更することで意図した IP アドレスが収集できるよう

になりますただし「接続」の優先順序の変更は動作しているアプリケーションに影響を与える

場合があるためあらかじめシステムへの影響がないことを確認のうえ実施してください

「接続」の優先順序の変更方法

1 「コントロールパネル」の「ネットワーク接続」を開きます

2 「詳細設定」メニューから「詳細設定」を選択して起動します

3 「アダプタとバインド」タブの「接続」で優先したい IP アドレスの接続を一覧から選択し

矢印ボタンを使用して一覧の最上位に移動します

4 「OK」を選択して「詳細設定」を終了します

その後iSMホストエージェントサービスを再起動し3分以上が経過した後に iSMクライアント(Web

GUI)の「接続ホスト関連情報一覧画面」で意図した IP アドレスが登録されたことを確認してくだ

さい

326

(このページは空白です)

327

付録 J OpenJDK のインストール場所

OpenJDK を導入時のインストール場所設定は下記のとおりです

1以下のフォルダが作成されています

ProgramFilesNECiSMOpenJDK

2以下のシステム環境変数が設定されています

a システム環境変数(PATH)に以下のパスが追加されています

NECiSMOpenJDKPathbin

b 以下の環境変数を設定されています

KEY NECiSMOpenJDKPath

VALUE ProgramFilesNECiSMOpenJDK

3レジストリエディタで以下が設定されています

HKEY_CLASSES_ROOT

-jar 名前既定 種類REG_SZ データjarfile

-jarfile 名前既定 種類REG_SZ データExecutable Jar File

-shell

-open

-command 名前既定 種類REG_SZ データ

ltOpenJDK のインストールフォルダgtbinjavawexe -jar 1

328

(このページは空白です)

329

付録 K OpenJDK のアンインストール OpenJDK の自動手動アンインストール手順を以下に示します

Oracle Java が有効な環境で OpenJDK アンインストールツールを起動しないでください

OpenJDK アンインストール後にOracle Java も無効になります

動作させた場合「付録 L トラブルシューティング」に従い再度 Oracle Java を有効にします

OpenJDK をアンインストールする前にOpenJDK を使用しているアプリケーションを終了して

ください終了せずにアンインストールした場合正常終了しない可能性があります

K1 OpenJDK 自動アンインストール

OpenJDK アンインストールツール(OpenJDK_uninstallbat)を利用してOpenJDK を自動アンイン

ストールできます

OpenJDK アンインストールツールは装置に添付されている「 iStorageManager Express Setup and

Utility 」 または「 WebSAM iStorageManager Suite」(別売)に添付されている「WebSAM

iStorageManager」のインストール媒体に同梱しています

(1)アンインストール手順

1 Administrator 権限でログインします

2 媒体を OpenJDK をアンインストールするコンピュータの DVD ドライブにセットします

3 管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

JREUNINSTALLWINDOWS

4 以下のコマンドを実行してください

OpenJDK_uninstallbat

5アンインストールする場合「YEnter」を押下してください

6 「Uninstallation completed」が表示されたらアンインストール完了です

コマンドプロンプトを閉じてください

(2)異常発生時の対応

アンインストールが異常終了した場合下記のエラーメッセージが表示されます

[処置]を参照して対処してください

①Warn Failed to delete OpenJDK files and folder

Please try again after stopping the running applications that use OpenJDK

[説明]OpenJDK を使用しているフォルダ及びファイルの削除に失敗しました

[処置]OpenJDK を使用しているプログラムを終了し再度アンインストールしてください

②Warn Failed to ltaaaagt System call error [function=ltbbbbgt errno=ltcccgt]

330

[説明]システムコマンドでエラーが発生しました

aaahellipa delete OpenJDK files and folder

remove environment variables

remove registry

bbbb 関数名

ccc エラー番号

[処置]コマンドラインで出力されたメッセージ内容を採取し保守員に連絡してください

③Illegal option name[aaaa]

[説明]指定されたオプションに誤りがあります

aaaa 指定された未サポートのオプション名

[処置]指定したオプションを確認し再度実行してください

OpenJDK アンインストールツールは以下のコマンドを提供します

OpenJDK_uninstallbat -ver

保守員へ連絡する際本コマンドの実行結果をご提供ください

K2 OpenJDK 手動アンインストール

以下の手順でOpenJDK を手動アンインストールできます

1以下のフォルダを削除してください

ProgramFilesNECiSMOpenJDK

2以下のシステム環境変数を削除してください

a システム環境変数(PATH から以下を削除してください

NECiSMOpenJDKPathbin

b 以下の環境変数を削除してください

KEY NECiSMOpenJDKPath

VALUE ProgramFilesNECiSMOpenJDK

3以下のレジストリを削除してください

HKEY_CLASSES_ROOT

-jar 名前既定 種類REG_SZ データjarfile

-jarfile 名前既定 種類REG_SZ データExecutable Jar File

-shell

-open

-command 名前既定 種類REG_SZ データ

ltOpenJDK のインストールフォルダgtbinjavawexe -jar 1

331

付録 L トラブルシューティング

Q1iSM サーバのバージョンアップをおこなったのですがiSM クライアント(Web GUI)の起動が

できません

A1ファイアウォールを導入している環境においてiSM クライアント(Web GUI)で利用する

ポート番号(既定値8070)が解除されていませんiSM クライアント(Web GUI)では

8020(既定値)8070(既定値)の2つのポート番号を利用しますので両方が解除されて

いるか確認してください

Q2 iSM クライアント(Web GUI)の初期設定ウィザードのネットワーク設定で以下のメッセージが

出力されます

05068 「ネットワーク情報の設定に失敗しました」

A2iSM サーバの起動後に iSM サーバの環境設定で指定 IP アドレスを設定している可能性がありま

すiSM サーバの環境設定に設定されている IP アドレスを確認し必要ないものであれば削除し

て iSM サーバを再起動してください

Q3iSM クライアント(Web GUI)の初期設定ウィザードのネットワーク設定で以下のメッセージが

出力されます

25968 「指定された IP アドレスは既に iSM サーバに登録されているかネットワーク上の他

の機器で使用されています」

A3iSM サーバの環境設定に既に IP アドレスが設定されているかネットワーク上に指定 IP アドレ

スを使用する機器が存在している可能性があります

iSMサーバの環境設定に設定されている IPアドレスを確認し必要ないものであれば削除して iSM

サーバを再起動してくださいまたネットワーク上で使用されていない IP アドレスを指定して

ください

Q4Windows 版の iSM サーバにおいてiSM サーバのプロセスの CPU 負荷が高くなっていますが問

題ありませんか

A4ウィルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力に

よりファイルチェックが常時おこなわれる状態となりますそれにより CPU 負荷が高くなり動作

に影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合はCyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全てを

ウィルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

Q5JRE のインストール後最新版の Java の通知が来ますがアップデートしても問題ないですか

A5JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンがありますので最新のバージョンを

使用されることを推奨します

ただし弊社にて動作検証済の最新バージョンよりも新しい JRE 環境では動作確認を行っており

332

ませんので正常に動作しない場合があることをご認識ください

Q6構成設定の論理ディスク簡易設定(「論理ディスク簡易設定」画面)で「ホストの指定」にホス

トが表示されません

あるいはアクセスコントロールの LD セットとパス情報のリンク設定(「パス情報とのリンク」

画面)でパス情報選択域の「ホスト」にホストが表示されません

あるいは「接続ホスト関連情報一覧」画面にホストが表示されません

対処方法を教えてください

A6ホスト情報が正しく登録されていないことが考えられます

構成設定を一旦終了し以下について確認してください

(1)ディスクアレイおよび業務サーバの確認

対象のディスクアレイはFC 搭載の D シリーズである必要があります

対象のサーバにはNEC Storage Manager Agent Utilityまたは ControlCommand がインス

トールされている必要があります未インストールの場合はインストールしてください

対象のサーバ環境はNEC Storage Manager Agent Utilityまたは ControlCommand の動

作条件を満たしている必要がありますまた動作に際して追加のパッケージやパッチが必要

な場合はあらかじめこれらが適用されている必要があります動作環境および必要なパッ

ケージやパッチの詳細は各ソフトウェアのインストールガイドを参照してください

(2)登録されているホスト情報の確認

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照し

ホスト情報が正しく登録されていることを確認してください

ホスト情報が正しく登録できていない場合は以下の(3)について確認しホスト情報の収

集登録の作業を行ってください

(3)ホスト情報の収集登録

ホスト情報の収集登録を行っていない場合は「付録 I ホスト情報の収集登録」を参照し

てホスト情報の収集と登録の作業を行ってください

Windows サーバでホスト情報の自動収集を行っているまたは Windows サーバに論理ディス

クを割り付けたにもかかわらずホスト情報が正しく登録できていない場合は以下の手順を

実施してください

1) iSM ホストエージェントサービスの再起動

iSM ホストエージェントサービス(NEC Storage Manager Host Agent)を再起動して 3 分

間以上待ちますiSM ホストエージェントサービスの再起動はWindows の「コントロー

ルパネル」にある「管理ツール」の「サービス」から行います

2)ホスト情報の確認

再度上記(2)の手順を実施しホスト情報が正しく登録されていることを確認してくだ

さいこの手順を実施してもホスト情報が正しく登録できない場合は「付録 I ホスト情報

の収集登録」を参照して「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」

および「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」の作業を実施してく

ださい

333

ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集を行っているにもかかわらずホスト情報が

正しく登録できていない場合は以下の作業に漏れがないか確認し再度手順を実施してく

ださい

1) ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト

情報の収集」を参照して作業を実施してください

ホスト情報収集コマンドを実行して出力したホスト情報ファイルはファイル転送や USB

メモリ等を利用してiSM サーバが動作している管理サーバ上に転送した後以下の 2)の作

業を実施する必要があります

2) ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト

情報の登録」を参照して作業を実施してください

Q7OpenJDK導入後にOracle JavaをアンインストールしたところiSMクライアントが起動しな

くなりました

A7Oracle Javaのアンインストール時にOpenJDKの利用設定が消去された可能性があります

OpenJDKを有効にするため再度OpenJDKをインストールしてください

手順は「iStorageManagerセットアップ(Windows版)」の「カスタムインストール(Mシリー

ズ)」または「カスタムインストール(A2700)」を参照してください

Q8Oracle Javaを利用してiSMクライアントなどのJavaを利用するアプリケーションを利用してい

ましたOpenJDKアンインストールツールを実行したところアプリケーションを起動できな

くなりました

A8Oracle Javaが無効になっている可能性があります

Oracle Javaをアンインストールし再度インストールしてください

Q9OpenJDKのインストールアップデートを行ったところインストール失敗のダイアログが表示

されました対処方法を教えてください

A9OpenJDKを利用しているアプリケーションが起動しておりインストールに失敗した可能性が

あります

以下A~Cの手順を実施してください

A

1 OpenJDKを利用しているアプリケーションをすべて終了してください

iStorageManagerのソフトウェアではiSMクライアントネットワーク設定ツールiSCSI

簡易設定ツールでOpenJDKを利用します

2「iStorageManager Express Setup and Utility」または「WebSAM iStorageManager」

のインストール媒体からOpenJDKをカスタムインストールしてください

B

Aの作業でインストール失敗のダイアログが表示された場合以下を実施してください

334

1 タスクマネージャのパフォーマンスタブを開きリソースモニタをクリックしてください

2 リソースモニターのCPUタブ「関連付けられたハンドル」の右側のテキストボックスに

NECiSMOpenJDKを入力してください

3 一覧部の「ハンドル名」にProgramFilesyenNECiSMOpenJDK を含むプロセスの表示を

確認しますこのアプリケーションを終了させるため右クリック して「プロセスの終了」

を選択してください

OpenJDKを利用しているプロセスが複数存在する場合全て終了させてください

4 再度「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」を右クリックして削除してください

5 上記「A2」に従いOpenJDKのカスタムインストールを実施してください

C

上記「B4」の作業で「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」を削除できない場合以下を

実施してください

1 Windowsをセーフモードで起動してください

2 OpenJDKフォルダ(「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」)を手動削除してください

3 セーフモードから抜けてください

4 上記「A2」に従いOpenJDKのカスタムインストールを実施してください

Q10「iStorageManagerのセットアップ」を実施する際にiSMサーバ起動中の画面から進みません

対処方法を教えてください

A10iSMサーバが起動できない状態です

iStorageManagerセットアップを終了します手順は下記の通りです

「図3-25 iSMサーバ起動中」の「times」ボタンをクリックすると以下の画面を表示します

図 L- 1 iSM サーバ起動の中止

「はい」ボタンをクリックすると下記の画面が表示されます

335

図 L- 2 セットアップ完了画面(iSMサーバは起動されていません)

「完了」ボタンをクリックするとiSM のセットアップを終了します

iSM サーバの状態を確認し手動で iSM サーバの起動や iSM クライアント(Web GUI)の起動を実

施してください

iSM サーバの起動については電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」

(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してください

Q11iStorageダッシュボードからiSMクライアントが起動できませんまたPerforNaviメニューが

表示されません

A11Internet Explorerを利用する場合ActiveXの設定が必要です設定内容は本書「iStorageダッ

シュボードの導入 インストール」を参照ください設定後ブラウザを再起動してください

またブラウザ起動状態でJavaをインストールした場合も起動できない場合がありますブラ

ウザを再起動してください

Q12iStorageダッシュボードやiSMクライアントのダウンロード画面からiSMクライアントを起動で

きません

Edgeの場合下記のメッセージが表示されます

iSMクライアントのインストールパスが表示されます

336

Internet Explorerの場合上記メッセージは表示されません

A12Oracle JavaまたはOpenJDKのインストールパスが認識されていない可能性があります

インストールしていない場合Oracle JavaまたはOpenJDKをインストールしてくださいインストールし

た後ブラウザを再起動してください

インストール済みの場合ブラウザを再起動してください

  • WebSAM iStorageManager インストールガイド
    • はじめに
    • 目次
    • 序章 導入手順
    • 第1章 サーバの導入(HP-UX版)
      • 11 動作環境
      • 12 iSMサーバのインストール
        • 121 インストール
        • 122 アンインストール
        • 123 アップデート
          • 13 iSMサーバの環境設定
            • 131 ディスクアレイの監視方法の設定
            • 132 環境定義ファイル
              • 14 システムパラメータの設定
                • 第2章 サーバの導入(Linux版)
                  • 21動作環境
                  • 22 iSMサーバのインストール
                    • 221 インストール
                    • 222 アンインストール
                    • 223 アップデート
                      • 23 iSMサーバの環境設定
                        • 231 ディスクアレイの監視方法の設定
                        • 232 環境定義ファイル
                          • 24 システムパラメータの設定
                            • 第3章 iStorageManagerセットアップ(Windows版)
                              • 31 簡易インストール(Mシリーズ)
                                • 311 iStorageManagerのセットアップ
                                • 312 サーバのセットアップ
                                  • 32 カスタムインストール(Mシリーズ)
                                  • 33 カスタムインストール(A2700)
                                    • 第4章 サーバの導入(Windows版)
                                      • 41 動作環境
                                      • 42 iSMサーバのインストール
                                        • 421 インストール
                                          • 4211 MシリーズA3000シリーズA5000シリーズを利用する場合
                                          • 4212 A2700を利用する場合
                                            • 422 アンインストール
                                            • 423 アップデート
                                            • 424 サイレントインストール
                                            • 425 サイレントアンインストール
                                              • 43 iSMサーバの環境設定ウィザード
                                                • 431 ディスクアレイの設定
                                                • 432 利用者の設定
                                                • 433 iSMクライアント(GUI)接続先ポート番号の設定
                                                • 434 運用ログの設定
                                                • 435 設定内容の確認
                                                • 436 設定完了
                                                  • 44 iSMサーバの環境設定
                                                    • 441 ディスクアレイ
                                                    • 442 利用者
                                                    • 443 状態監視
                                                    • 444 サーバクライアント
                                                    • 445 事象連携
                                                    • 446 性能監視
                                                    • 447 性能最適化
                                                    • 448 レプリケーションスナップショット
                                                    • 449 データ改ざん防止
                                                    • 4410 監査ログ
                                                        • 第5章 クライアントの導入
                                                          • 51 クライアント提供形態
                                                          • 52 動作環境
                                                          • 53 インストールとセットアップ
                                                            • 531 iSMクライアントのインストール(Windows)
                                                              • 5311 事前のOSおよびJavaの設定
                                                              • 5312 iSMセットアップのカスタムインストールによるインストール手順
                                                              • 5313 サイレントインストール
                                                              • 5314 iSMサーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順
                                                              • 5315 iSMクライアント(Win GUI)のインストール
                                                                • 532 iSMクライアントのアンインストール(Windows)
                                                                  • 5321 iSMクライアント(Win GUI)のアンインストール
                                                                  • 5322 iSMクライアント(Web GUI)のアンインストール
                                                                  • 5323 iSMクライアント(Web GUI)のサイレントアンインストール
                                                                    • 533 iSMクライアントのアップデート
                                                                    • 534 iSMクライアントのインストール(Linux)
                                                                    • 535 iSMクライアントのアンインストール(Linux)
                                                                    • 536 iSMクライアントのアップデート(Linux)
                                                                      • 54 iSMクライアントの起動終了についての補足
                                                                        • 541 ショートカットの作成について
                                                                        • 542 Web iSMクライアントのダウンロード画面の起動
                                                                            • 第6章 ControlCommandの導入
                                                                              • 61 インストール
                                                                                • 611 Mシリーズを利用する場合
                                                                                • 612 A2700を利用する場合
                                                                                  • 62 アンインストール
                                                                                  • 63 アップデート
                                                                                    • 第7章 iStorage (Mシリーズ) ESMPROServerManager連携モジュールの導入(Windows版)
                                                                                      • 71 動作環境
                                                                                      • 72 iStorage (Mシリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストール
                                                                                        • 721 インストール
                                                                                        • 722 アンインストール
                                                                                        • 723 アップデート
                                                                                            • 第8章 iSMネットワーク設定ツールの導入(Linux版)
                                                                                              • 81 動作環境
                                                                                              • 82 iSMネットワーク設定ツールのインストール
                                                                                                • 821 インストール
                                                                                                • 822 アンインストール
                                                                                                • 823 アップデート
                                                                                                    • 第9章 iSMネットワーク設定ツールの導入(Windows版)
                                                                                                      • 91 動作環境
                                                                                                      • 92 iSMネットワーク設定ツールのインストール
                                                                                                        • 921 インストール
                                                                                                        • 922 アンインストール
                                                                                                        • 923 アップデート
                                                                                                            • 第10章 iStorageダッシュボードの導入
                                                                                                              • 101 動作環境
                                                                                                              • 102 インストール
                                                                                                                • 1021 iSMサーバとの同時インストール
                                                                                                                • 1022 個別インストール
                                                                                                                • 1023 注意事項
                                                                                                                  • 103 環境設定
                                                                                                                  • 104 アンインストール
                                                                                                                  • 105 アップデート
                                                                                                                    • 付録A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX版)
                                                                                                                    • 付録B スペシャルファイル作成コマンド(Linux版)
                                                                                                                    • 付録C パスワード暗号化コマンド
                                                                                                                    • 付録D iStorageManager管理者設定コマンド
                                                                                                                    • 付録E 事象連携定義ファイル
                                                                                                                    • 付録F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール
                                                                                                                    • 付録G バックアップファイル
                                                                                                                    • 付録H ファイアウォールが導入されている環境
                                                                                                                    • 付録I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化
                                                                                                                    • 付録J OpenJDKのインストール場所
                                                                                                                    • 付録K OpenJDKのアンインストール
                                                                                                                    • 付録L トラブルシューティング
Page 2: WebSAM iStorageManager インストールガイド

(このページは空白です)

はじめに

この度は弊社製品をお買い求めいただきましてありがとうございました

このインストールガイドではWebSAM iStorageManager のサーバ部(iSM サーバ)とクライアント部(iSM クライ

アント)および ControlCommand のインストールと環境設定に関して説明しています

機能の説明や操作方法に関してはDVD 媒体に電子マニュアルを格納していますのでそちらをご参照ください

注意

本製品はHP-UXSolarisLinuxWindows に対応しています

なお本バージョンの iSM サーバは Solaris に対応していません

それぞれインストール方法が異なりますのでお使いになる機種に合わせて本紙をお読みください

未サポートの iStorage が接続された環境で利用した場合正常に動作しませんご利用の環境をご確認の上適切

なバージョンを使用してください

備考

1 本書では以下のプログラムプロダクトによって実現される機能について説明しています

WebSAM iStorageManager および iStorage 基本制御

2 本書は以下のプログラムプロダクトバージョンに対応しています

WebSAM iStorageManager Ver123 以降

iStorage 基本制御 Ver123 以降

iStorage ControlCommand Ver123 以降

3 本文中の以下の記述は特に明示しない限り対応する製品名を意味します

本文中の記述 対応する製品名

iStorageManager WebSAM iStorageManager

PerforMate WebSAM Storage PerforMate

ControlCommand (2) iStorage ControlCommand (1)

ReplicationControl iStorage ControlCommand (1)

SnapControl iStorage ControlCommand (1)

NEC Storage Manager Agent Utility iStorage ControlCommand (1)

PerforSure iStorage PerforSure

PerforOptimizer iStorage PerforOptimizer

SigmaSystemCenter WebSAM SigmaSystemCenter

Analyzer for VMware vCenter

Operations

WebSAM Storage Analyzer for VMware vCenter

Operations

Analyzer for VMware vRealize

Operations

WebSAM Storage Analyzer for VMware vRealize

Operations

M シリーズ iStorage M シリーズ

M10 シリーズ iStorage M10 シリーズ

M100 シリーズ iStorage M100 シリーズ

M300 シリーズ iStorage M300 シリーズ

M500 シリーズ iStorage M500 シリーズ

M700 シリーズ iStorage M700 シリーズ

M5000 シリーズ iStorage M5000 シリーズ

A5000 iStorage A5000

A5200 iStorage A5200

A3000 iStorage A3000

A3200 iStorage A3200

A2700 iStorage A2700

A4900 iStorage A4900

(1) iStorage ControlCommand は次の 6 機能を統合した製品です

ReplicationControl

SnapControl

ReplicationControlDisasterRecovery

ProtectControl

PowerControl

NEC Storage Manager Agent Utility

(2)「ControlCommand」はNEC Storage Manager Agent Utility を含みます

4 本文中の以下の記述は以下の名称に対応しています

本文中の記述 対応する名称

JRE Java Runtime Environment

NET Framework Microsoft NET Framework

IIS Microsoft Internet Information Services

5 商標および登録商標

Microsoft Windows Windows Server Microsoft Edgeおよび Internet Explorer は米国 Microsoft

Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です

NET Framework は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または

商標です

HP-UX は米国における米国 Hewlett-Packard 社の登録商標です

UNIX はThe Open Group の米国ならびにその他の国における登録商標です

OracleSolarisおよび Java はOracle Corporation およびその子会社関連会社の米国およびそ

の他の国における登録商標です

Linux はLinus Torvalds 氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です

Red Hat は米国 Red Hat Inc の米国およびその他の国における商標または登録商標です

Veritas および Veritas Storage Foundation はSymantec Corporation の米国およびその他の国に

おける商標または登録商標です

その他記載されている製品名会社名等は各社の商標または登録商標です

6 本製品は以下の OSS を含んでいますライセンスの詳細については媒体に含まれるマニュアルの付録を参照

ください

Apache log4j (httploggingapacheorg)

flex (httpflexsourceforgenet)

OpenSSL (httpwwwopensslorg)

Cyrus SASL (httpcyrusimaporg)

Expect (httpexpectsourceforgenet)

Tcl (httpwwwtcltk)

PHP (httpwwwphpnet)

CodeIgniter (httpwwwcodeignitercom)

Flot (httpwwwflotchartsorg)

PuTTY (httpwwwchiarkgreenendorguk~sgtathamputtyindexhtml)

7 「JIS X 02081990」(以下JIS90)の文字セットに加えて「JIS X 02132004」(以下JIS2004)の文

字セットが採用され人名用漢字など表現できる文字が増加しますただし各画面の入力パス名コマン

ドパラメータは JIS90 の文字セットの範囲で指定してくださいまた構成設定の一括設定ファイル等の指

示ファイルの文字コードは ANSI で作成してください

8 本書でクライアント部は以下の2種類の GUI を提供します

Java で動作する GUI

Windows ベースの GUI

文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』後者

のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用します

9 「iSM クライアント(Web GUI)」とは「WebSAM iStorageManager」および「iStorageManager Express」

を利用するためにクライアント PC にインストールする Java アプリケーションです利用者に GUI による

監視と操作の手段を提供します

10 本書では特にご注意いただく内容を以下で示しております内容については必ずお守りください

この表示を無視して誤った取り扱いをすると設定済みの構成に影響がある場合があります

表示の種類

種 類 内 容

操作において特に注意が必要な内容を説明しています

操作における制限事項等の情報を説明しています

2001 年 1 月 初 版

2021 年 4 月 第 63 版

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目 次

序章 導入手順 1

第 1 章 サーバの導入(HP-UX 版) 5

11 動作環境 5

12 iSM サーバのインストール 6

121 インストール 6

122 アンインストール 7

123 アップデート 8

13 iSM サーバの環境設定 8

131 ディスクアレイの監視方法の設定 8

132 環境定義ファイル 10

14 システムパラメータの設定 46

第 2 章 サーバの導入(Linux 版) 51

21 動作環境 51

22 iSM サーバのインストール 53

221 インストール 53

222 アンインストール 56

223 アップデート 57

23 iSM サーバの環境設定 58

231 ディスクアレイの監視方法の設定 58

232 環境定義ファイル 60

24 システムパラメータの設定 94

第 3 章 iStorageManager セットアップ(Windows 版) 97

31 簡易インストール(M シリーズ) 98

311 iStorageManager のセットアップ 99

312 サーバのセットアップ 118

32 カスタムインストール(M シリーズ) 125

33 カスタムインストール(A2700) 128

第 4 章 サーバの導入(Windows 版) 133

41 動作環境 133

42 iSM サーバのインストール 135

421 インストール 135

4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する場合 136

4212 A2700 を利用する場合 145

422 アンインストール 155

423 アップデート 155

424 サイレントインストール 156

425 サイレントアンインストール 157

43 iSM サーバの環境設定ウィザード 157

431 ディスクアレイの設定 158

432 利用者の設定 162

433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定 165

434 運用ログの設定 166

435 設定内容の確認 168

436 設定完了 168

44 iSM サーバの環境設定 169

441 ディスクアレイ 170

442 利用者 175

443 状態監視 178

444 サーバクライアント 183

445 事象連携 185

446 性能監視 195

447 性能最適化 199

448 レプリケーションスナップショット 200

449 データ改ざん防止 202

4410 監査ログ 203

第 5 章 クライアントの導入 205

51 クライアント提供形態 205

52 動作環境 205

53 インストールとセットアップ 209

531 iSM クライアントのインストール(Windows) 209

5311 事前の OS および Java の設定 209

5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順 210

5313 サイレントインストール 218

5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順 219

5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール 220

532 iSM クライアントのアンインストール(Windows) 221

5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 221

5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 222

5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストール 222

533 iSM クライアントのアップデート 223

534 iSM クライアントのインストール(Linux) 224

535 iSM クライアントのアンインストール(Linux) 225

536 iSM クライアントのアップデート(Linux) 226

54 iSM クライアントの起動終了についての補足 227

541 ショートカットの作成について 227

542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動 227

第 6 章 ControlCommand の導入 229

61 インストール 230

611 M シリーズを利用する場合 230

612 A2700 を利用する場合 240

62 アンインストール 248

63 アップデート 248

第 7 章 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールの 導入

(Windows 版) 249

71 動作環境 249

72 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストール 250

721 インストール 251

722 アンインストール 253

723 アップデート 253

第 8 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Linux 版) 255

81 動作環境 255

82 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 257

821 インストール 257

822 アンインストール 260

823 アップデート 260

第 9 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版) 261

91 動作環境 261

92 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 263

921 インストール 264

922 アンインストール 272

923 アップデート 272

第 10 章 iStorage ダッシュボードの導入 273

101 動作環境 273

102 インストール 274

1021 iSM サーバとの同時インストール 277

1022 個別インストール 278

1023 注意事項 278

103 環境設定 279

104 アンインストール 282

105 アップデート 282

付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版) 283

付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版) 289

付録 C パスワード暗号化コマンド 293

付録 D iStorageManager 管理者設定コマンド 295

付録 E 事象連携定義ファイル 299

付録 F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール 305

付録 G バックアップファイル 307

付録 H ファイアウォールが導入されている環境 311

付録 I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化 313

付録 J OpenJDK のインストール場所 327

付録 K OpenJDK のアンインストール 329

付録 L トラブルシューティング 331

(このページは空白です)

1

序章 導入手順

ディスクアレイの設置が完了した後業務サーバからディスクアレイを利用するためには以下のよう

な導入作業が必要となります

以下に導入の流れを示します

ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定な

どの作業を行います

M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載

ディスクアレイを導入する場合はホスト情報の収集と登

録を行います

ディスクアレイの構成設定を行い論理ディスクを業務

サーバに割り付けます

業務サーバに割り付けた論理ディスクを業務サーバに認

識させます

業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成

します

以降の作業においてすでに保守員に依頼して実施済の作業については不要ですまだ実施

していない作業を追加で行ってください

(5)ボリュームの準備

(3)ディスクアレイの構成設定

(2)ホスト情報の収集と登録

(4)業務サーバからの接続確認

(1)ソフトウェアの導入と設定

2

推奨構成例を以下に示します

ソフトウェアのインストール先を以下に示します

ソフトウェア 業務サーバ 管理サーバ クライアントマシン

iSM サーバ times times

iSM クライアント times

ControlCommand times times

インストール必要

timesインストール不要

(1)ソフトウェアの導入と設定

ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定などの作業を行います

①iSM サーバと iSM クライアントの導入と設定

iSM サーバと iSM クライアントのインストールおよび環境設定を行います

HP-UXまたは Linux の環境に iSM サーバをインストールする場合は必要に応じて OS の

システムパラメータを変更する必要がありますインストール先の OS 環境に応じて本書の第1章

または第2章を参照してください

またiSM サーバの導入および設定の詳細についてはインストール先の OS 環境に応じて本書の

第1章から第4章を参照してくださいiSM クライアント導入および設定の詳細については第5章

を参照してください

iSM サーバ

LAN

SAN

FCEther

iSM クライアント

ControlCommand

管理サーバ

iStorage

業務サーバ

3

「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの iSM サーバと iSM クライア

ントをすでにインストールしている場合インストール作業は不要です

②ControlCommand の導入(すべての業務サーバ)

FC ケーブル(FC ポート搭載ディスクアレイの場合) SAS ケーブル(SAS ポート搭載ディスクアレイ

の場合)や LAN ケーブル(iSCSI ポート搭載ディスクアレイの場合)によってディスクアレイと接続

されるすべての業務サーバにControlCommand をインストールします業務サーバの OS 環境に応

じて本書の第6章を参照してください

なお各業務サーバではHBA(ホストバスアダプタ)や NIC(ネットワークインタフェースカード)

の取り付けおよびドライバやパス管理ソフトウェアのインストールを事前に実施しておく必要があ

ります

「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの ControlCommand をすでに

インストールしている業務サーバについてはインストール作業は不要です

(2)ホスト情報の収集と登録

本作業は必須ではありませんがM シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載

ディスクアレイを利用する場合はホスト情報を収集して登録することにより以下の操作が可能と

なります

ディスクアレイの構成設定においてアクセスコントロールの LD セットの設定を行う際に登

録したホスト情報を利用して設定を容易に行うことができます

iSM クライアント(Web GUI)の接続ホスト関連情報一覧画面に表示して接続ホストとして確

認管理することができます

M シリーズの FC 搭載ディスクアレイを導入する場合はControlCommand を導入したすべての業務

サーバでホスト情報の収集と登録を行います業務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照

してください

A2700 の iSCSI 専用ディスクアレイを導入する場合はこの作業は不要です以降の作業を実施してく

ださい

4

M シリーズのディスクアレイを導入する場合ディスクアレイの初期設定の際にすでにホ

スト情報の収集と登録の作業を行っている業務サーバについては本作業は不要です

(3)ディスクアレイの構成設定

ディスクアレイの構成設定を行い構築した論理ディスクを業務サーバに割り付けます

構築するプールやホットスペア論理ディスクの構成は運用に応じてあらかじめ設計しておく必要が

ありますまた以降の作業はiSM クライアントから構成設定を行います具体的な操作手順につい

ては電子マニュアル「iStorage シリーズ 構成設定の手引(GUI 編)」(IS007)または「構成設定の手引

(GUI 編)- M シリーズ」(IS051)を参照してください

A3000 シリーズA5000 シリーズの場合GUI 機能は未サポートですCLI のみサポートします

CLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「構

成設定」を参照してください

(4)業務サーバからの接続確認

ディスクアレイと業務サーバ間の FC ケーブル(FC 搭載ディスクアレイの場合)または LAN ケーブル

(iSCSI 搭載ディスクアレイの場合)が接続されていることを確認した後業務サーバを再起動し業務

サーバに割り付けた論理ディスクが業務サーバで認識できていることを確認します

(5)ボリュームの準備

業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成します

以下の作業は各業務サーバで行いますボリューム対応表の作成および更新の手順については業

務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照してください

①ボリューム対応表の作成

ボリューム対応表を作成して業務サーバのデバイス情報(ディスク番号やスペシャルファイル名)

と論理ディスクの対応関係を確認します

②ボリュームの作成

業務サーバに認識されている論理ディスクに対してファイルシステムの作成などを行います

③ボリューム対応表の更新

業務サーバが Windows の場合は作成したパーティションの情報やボリュームに割り当てたドライ

ブ文字などの情報をボリューム対応表に反映させるためにボリューム対応表を作成し直して更新し

ます

業務サーバが HP-UXSolarisLinux の場合はボリュームを作成した後にボリューム対応表を更

新する必要はありません

5

第1章 サーバの導入(HP-UX 版)

11 動作環境

表 1-1 動作環境(HP-UX 版)

対象ハードウェア NX7700i シリーズ

動作 OS HP-UX (IPF) 11i v3

メモリ OS 必要メモリ+49MB 以上 (NX7700i シリーズ)

ディスク容量 プログラム容量193MB (NX7700i シリーズ)

動作必要容量 14GB 以上 (NX7700i シリーズ)

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

図 1-1 システム構成イメージ(HP-UX 版)

iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます

ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の

ディレクトリを作成しldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってください

6

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ

スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM

サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を

きたす可能性があります

12 iSM サーバのインストール

121 インストール

以下の手順にしたがってHP-UX swinstall コマンドを使用して iSM サーバをインストールします

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrdep を別サーバよりファイル転送して使用して

ください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成(例cdrom)

mount コマンドによりマウント

usrsbinmount -o rr devdskctd cdrom

(4)次のコマンドを使用してswinstall コマンドを実行します

usrsbinswinstall

Software Selection ウィンドウおよび Specify Source ウィンドウが表示されます

(5)Specify Source ウィンドウの以下の項目を変更します

Source Host Name ドライブが接続されているサーバのホスト名

Source Depot Path cdromSERVERHPUXiSMsvrdep

上記はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合の例です

「OK」ボタンを選択しSoftware Selection ウィンドウに戻ります詳細については「Help」

ボタンを選択してください

Software Selection ウィンドウにはインストール可能なソフトウェアの一覧が表示されます

(6)NEC_iSM ソフトウェアを強調表示にします

(7)Actions メニューで Mark for Install を選択しインストールする製品として選択します

(8) Actions メニューで Install を選択し製品のインストールを監視して Install Analysis ウィンド

ウを開きます

(9)Status フィールドに Ready というメッセージが表示されたらInstall Analysis ウィンドウの

「OK」ボタンを選択しますこれによりソフトウェアのインストールを開始します

7

(10)ソフトウェアのインストール中はInstall Window ウィンドウに処理中のデータが表示されます

インストールが終わると Status フィールドに Completed と表示されます

(11)DVD 媒体をアンマウントします

usrsbinumount cdrom

またswinstall コマンドにオプションを指定することにより非対話形式でインストールすることも可

能です以下はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合です

usrsbinswinstall -s cdromSERVERHPUXiSMsvrdep -x source_type=tape NEC_iSM

続けて「13 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここではディスクアレイの

監視方法と環境定義ファイルへの登録内容を紹介しています

その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかHP-UX を再起動することによりiSM サーバが

起動します

なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル

「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ

122 アンインストール

以下の手順にしたがってHP-UX swremove コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールしま

(1)root 権限でログインします

(2)iSM サーバが起動されているか確認します

起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください

iSM クライアントが接続中の場合は切断されます

iSMsvr stop -e

(3)iStorageManager 管理者の登録がされているか次のコマンドにより確認します

usrbinlistusers | grep iSMadm

iSMadm iStorageManager

上記が出力された場合はiStorageManager 管理者設定コマンドで iStorageManager 管理者の削

除をおこなってください出力されない場合は続けて(4)の作業を実施します

iStorageManager 管理者設定コマンドについては「付録 D iStorageManager 管理者設定コマン

ド」を参照してください

(4)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

usrsbinswremove NEC_iSM

ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ

ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除

しませんまたソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し

8

ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク

ファイルは削除されません

1 iStorageManager 管理者設定を行って運用されている場合はアンインストール前に

iStorageManager 管理者の削除を必ず行ってください再インストールを行う場合は再インス

トール後iStorageManager 管理者を登録し直してください

上記作業を実施しなかった場合iStorageManager 起動時に以下のエラーになります

iSM01408 Rejected System function error (execl) errno=13

2 本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サー

バをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アド

レス)を削除してください

123 アップデート

iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからインストール

を行います

手順は「122 アンインストール」「121 インストール」を参照してください

13 iSM サーバの環境設定

131 ディスクアレイの監視方法の設定

ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま

ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します

(1)IP 接続

ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド

レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「132 環

境定義ファイル」を参照してください

(2)FC 接続

ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマンド

(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細について

は「付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版)」を参照してください

9

iSMmknod ①

101 INFO Creating internal device files ②

102 INFO Creating device list file ③

103 INFO iSMmknod ended normally ④

Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it

① iSMmknod 実行

② スペシャルファイル作成中のメッセージ

③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ

④ iSMmknod 正常終了のメッセージ

次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ

ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します

スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧

ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境

定義ファイルの指定方法については「132 環境定義ファイル」を参照してください

次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です

iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 110000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h FC-HW Path 8000 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc0t0d0 devnec_iSMmkdlc0t0d1 ④ devnec_iSMmkdlc0t0d2 devnec_iSMmkdlc0t0d3 +---------------------------------------------+ | HD01h Port No01h FC-HW Path 8100 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc1t0d0 devnec_iSMmkdlc1t0d1 devnec_iSMmkdlc1t0d2 devnec_iSMmkdlc1t0d3

① 作成された日時

② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」

③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「FC Card の HW パス8000」

④ ②の接続のスペシャルファイルリスト

⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号01h」「ホストディレクタの port

番号01h」「FC Card の HW パス8100」

⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています

ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき

る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する

にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指

定することが望ましいです

10

できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ

とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO

エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ

イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ

ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます

スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314

ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま

すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます

HP-UX 11i v3 では従来互換のスペシャルファイル(Legacy DSF)のみ使用可能です新

しくサポートされたスペシャルファイル(Persistent DSF)には対応していません

またマルチパス機構が有効となっている環境では従来のデバイスファイルを使用する場

合においてその名称(ctd)が示す接続経路以外のパスも利用されますこのため

「etciSMsvriSM_diskarraydevlist」中で報告するスペシャルファイルリストは実際の

ディスクアレイの HD+port+HBA の物理的な接続関係と異なる場合がありますただし

ディスクアレイの監視をおこなう場合障害時に OS がパス切り替えをおこなうため問題は

発生しませんスペシャルファイル名指定の監視は経路よりも論理ディスクの選択に留意

してください

132 環境定義ファイル

(1)サンプルファイル

iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ

イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してください

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可

能なサンプルファイル

全ての設定が可能なサンプルファイル

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズは全ての設定が可能なサンプルファイルを使

用します

なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています

11

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvreasy-Asample 英語

iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)

②全ての設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvrsample 英語

iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)

(2)必要最低限の設定

必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログファイルの設定

[1]ディスクアレイの設定

iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推

奨します

iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの

ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります

[2]利用者の設定

iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)

となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション

を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ

さい

[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください

12

[4]運用ログファイルの設定

iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog

ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を

確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してください

詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最

低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください

上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください

詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が

可能なサンプルファイルを参照してください

またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM

サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま

す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の

詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し

てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という

ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連

携定義ファイルとして設定してください

(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則

ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します

①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ

クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を

指示します

同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません

②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します

パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します

パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ

の値から構成されます

キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です

同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません

値は数値文字列またはキーワードを指定できます

数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます

文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます

<文字列の指定>

文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以

外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記

述意図と反して認識される場合がありますので注意してください

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)

(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます

13

文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙した

もの以外を記述できます

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)

rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)

rdquordquo(シャープ)

<パスの指定>

パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切

りにのみ使用します

英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)

(スラッシュ)

<パラメータの指定形式>

キーワードのみ

キーワードのみで構成されます

(例)auto_find_spf(値は指定しません)

キーワードとひとつの値

キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます

(例)file_size = 1(数値を指定します)

file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)

キーワードと複数の値(その1)

複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー

ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン

マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です

(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)

キーワードと複数の値(その2)

記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです

この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします

(例)login1=(JohnJohnpassL2)

複合型の値を持つキーワード

rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開

始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです

(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )

上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)

値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で

(例)ip = ( 19216801

19216802 )

14

③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー

タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)

をコメント行とすることができます

これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません

(例) agent section larr コメント行

[agent] larr コメント行ではない

(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報

ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします

iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です

① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の

みとなります

[agent]

[auto_find_spf]

[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]

[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]

[diskarray1 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray2 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray64 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

15

表 1-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[agent] エージェント管理セク

ション

エージェントセクションの開始を示します

auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ

りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監

視を行います

このパラメータを指定する場合「131 ディスク

アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明

するスペシャルファイルを事前に作成しておく必

要があります

本パラメータと diskarray パラメータの指定がど

ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが

ディスクアレイの監視はできません

snmp_port SNMP ポート番号

(数値 162)

SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ

を受信するポート番号として 162 を指定します

SNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ

り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな

ります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ

の監視は行えますネットワークセキュリティ攻

撃等を受け性能が劣化することがありますので受

信しない設定を推奨します

指定がない場合SNMP トラップは受信しません

なおiSMadm 利用者は 162 番のポートを使用す

ることはできませんので指定しないでくださ

い iSMadm 利用者については「付録 D

iStorageManager 管理者設定コマンド」を参照し

てください

remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ

クインターバル

(数値 1~60)

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した

後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

lan_path_check_interv

al

監視パスのチェックイ

ンターバル

(数値 3~60)

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を

チェックするインターバルを指定します

単位 分

既定値60

diskarray1

diskarray2

diskarray64

ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指

定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する

ことで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定

がどちらもない場合はiSM サーバは継続します

がディスクアレイの監視はできません

範囲1~64エントリ

diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は

省略可能です

16

ip IP アドレス

(文字列 255 文字以

内)

TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に

指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ

スト名で指定された IP アドレス(ポート番号

2730)へ接続し監視をおこないます

フローティング IPアドレスでディスクアレイを監

視できますがコントロールパス閉塞を検知でき

ないことがありますのでフローティング IP アド

レスを設定しないでください

SVP が 4 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ

(main sub sub sub)まで指定できます

SVP が 2 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ

(main sub)まで指定できます

SVP が 1 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ

(main)のみ指定できます

type ディスクアレイの種別

(M)

ディスクアレイの種別を指定します

MM シリーズ A3000 シリーズおよび A5000

シリーズのディスクアレイ

Mシリーズ A3000シリーズおよびA5000シリー

ズディスクアレイを監視する場合指定してくだ

さい

file スペシャルファイル名

(文字列 128 文字以

内)

FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定

しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定

しますスペシャルファイルの参照方法は「131

ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接

続」を参照してください

1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8

つまで指定できます

SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採

取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく

ださい

17

② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します

[server]

[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]

表 1-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[server] server セクション server セクションの開始を示します

iSMsvr_name iSM サーバ名

(文字列 20 文字以内)

iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに

表示する iSM サーバ名を指定します

タイトルバーの表示を変更する場合は指定して

ください複数の iSM サーバで運用している場

合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル

バーから iSM サーバの識別が可能となりま

す大文字と小文字は区別されます

iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御

文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します

[client]

[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]

[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

18

表 1-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します

iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー

ト番号

(数値 1~65535)

iSM クライアントが接続する iSM サーバの

ポート番号を指定します

既定値8020

login1

login100

利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM

クライアントから iSM サーバに接続してディ

スクアレイについての情報を参照操作するた

めの認証を得るために用いられます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を

管理する利用者(ストレージグループ管理ユー

ザ)となります特定のストレージを管理する

利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー

ティションを管理する利用者(パーティション

管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してください

login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定

が可能です

設定がない場合はiSM サーバは継続します

がiSM クライアントからの iSM サーバへの接

続はできませんその旨を示した syslog が出力

されます

範囲1~100 entry (注)

利用者名

(文字列 20 文字以内)

利用者名を設定します大文字と小文字は区別

されます同一の利用者名で複数の利用者情報

を設定することはできません

省略はできません

パスワード

(文字列 14 文字以内)

利用者のパスワードを設定します大文字と小

文字は区別されます

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号

化したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

省略はできません

役割

(monitor

operator

administrator)

利用者に許可する操作についての役割を指定し

ますiSM クライアントから iSM サーバに接続

しディスクアレイについての情報を参照操

作する利用者に対し以下の 3 つの役割を用意

しています

上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)

では下位の役割の操作を全て行うことができま

す省略はできません

L1hellipmonitor

ディスクアレイの監視状態表示などの参

照が可能です

L2hellipoperator

レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator

ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントとは関係がないことに注意をしてください

19

④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します

[web]

[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]

[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]

[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]

表 1-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[web] web セクション web セクションの開始を示します

web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)接続先ポート番号

(数値 1~65535)

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ

ウザから iSM サーバに接続する時のポート番号

を指定します

既定値8070

web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)から iSM サーバに接続

する時の IP アドレス

ESMPRO 連携機能を利用し

ESMPROServerManager で iStorage M シリー

ズを監視する場合に設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウ

ザから iSMサーバに接続する時の IPアドレスを

指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス

は使用する可能です

IPv4 の IP アドレスとして127001

0000255255255255 は使用できません

IPv6 の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

0000000000 000000127001 或

いはff008で始まる IP アドレスは使用できま

せん

tls_version_disable default

10

11

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに

接続する時の TLS バージョン TLS10 と TLS11

を無効化するかどうかを指定します

本パラメータを指定しない場合default

を指定する場合と同等になります

defaultTLS10TLS11TLS12TLS13 で

通信可能です

10TLS バージョン 10 を無効化します10

を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で

11TLS バージョン 10 と 11 を無効化します

11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通信可

能です

既定値default

20

⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します

[resource]

[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]

[nickname_check]

[scheduled_report = yes | no ]

[scheduled_report_time = 時分]

表 1-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します

watch_interval 状態監視インターバル

(数値 1~3600)

ディスクアレイの状態を監視するインターバル

を指定します状態監視については電子マニュ

アル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)

の「13 状態監視」を参照してください

単位 秒

既定値15

capacity_watch_inte

rval

容量監視インターバル

(数値 5~1440)

以下の情報を監視するインターバルを指定しま

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールお

よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの

LD 容量クォータは状態監視インターバル

(watch_interval)で監視しますただし容量監

視インターバルが状態監視インターバルよりも

短い場合()は容量監視インターバルでも監視

可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監

視インターバルよりも長くなります

単位 分

既定値5

nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク

アレイに対して構成要素に付与された識別名

称の重複チェックを行う場合に指定します重

複チェックの対象となる識別名称は以下のとお

りです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起

動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行

いません

既定値重複チェックを行います

21

scheduled_report yes

no

監視しているディスクアレイ装置に関する障害

情報の定時通報を行うかを指定します規定値

では定時通報を行いません

yes

障害情報の定時通報を行います

no

障害情報の定時通報を行いません

既定値 no

scheduled_report_ti

me

時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障害

情報の定時通報を行う時刻を指定します

障害情報の定時通報を行う場合

(scheduled_report=yes)は本パラメータを

必ず設定してください

規定値は「指定なし(空白)」です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値指定なし(空白)

⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します

[log]

[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]

[modify_remote_notification_msg_to_warning]

22

表 1-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します

file_directory ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

運用ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「16 ログ出力」を参照してください

既定値optiSMsvretclog

file_size ログファイルのサイズ

(数値 1~10)

運用ログを出力するファイルのサイズの上限を

指定します

単位 MB

既定値1

modify_no_measure

s_msg_to_info

なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING

のメッセージについて種別を INFO に切り替

える場合に指定します種別の変更対象となる

メッセージは iSM04040 と iSM01006 です

指定がない場合は種別の切り替えは行いませ

modify_remote_notif

ication_msg_to_war

ning

なし HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソール

メッセージの監視)と連携する場合にのみ指定

してください種別が WARNING に変更される

メッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159

iSM07168iSM07169iSM07452

iSM07454iSM07459iSM07670iSM07671

指定をしない場合は種別の切り替えは行いま

せん

1 modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更される

ため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携

ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください

2 modify_remote_notification_msg_to_warning パラメータを指定する場合メッセージの種別が

変更するため事象連携機能で以下の対象メッセージの定義を行っている場合に連携ができなく

なる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169iSM07452iSM07454iSM07459

iSM07670iSM07671

3 対象メッセージの詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)

を参照してください

23

⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します

[performance]

[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]

[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]

[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]

[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]

[auto_archive_execution]

[auto_execution_time = 時分 ]

[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]

[auto_deletion_execution = (

[history_file = 保存期間 ][]

[primary_summarized_file = 保存期間 ][]

[secondary_summarized_file = 保存期間 ]

) ]

[performance_cooperation = yes | no ]

[keep_cooperation_term = 保存期間 ]

[performance_dashboard = yes | no ]

表 1-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します

monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ

ル格納場所

(文字列 255 文字以

内)

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま

す存在するディレクトリを絶対パスで指定し

ます詳細については電子マニュアル「性能

監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく

ださい

既定値optiSMsvretcmon

monitor_interval ロギングインターバ

(数値 1~60)

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出

力するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

display_refresh_rate 表示リフレッシュ

レート

(数値 1~6)

性能監視画面の数値表と時系列グラフについ

て一分間あたり何回データ更新を行うかを指

定します詳細については電子マニュアル「性

能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して

ください

単位 回数分

既定値1

threshold_monitor_interval しきい値監視イン

ターバル

(数値 1~60)

しきい値監視インターバルを指定します指定

がない場合は表示リフレッシュレートの間隔

でしきい値監視を行います

単位 分

既定値表示リフレッシュレート値

threshold_monitor_iops_bo

rder

最低入出力回数

(数値 1~120)

最低入出力回数を指定します

単位 回数分

既定値60

threshold_monitor_logging

_mode

なし しきい値監視インターバルをロギングイン

ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積

中のディスクアレイのみしきい値監視を行い

ます指定がない場合はthreshold_monitor_

interval に指定されたインターバルでしきい値

24

監視を行います

既定値threshold_monitor_interval に指定

されたインターバル

auto_adjust_monitor_inter

val

yes

no

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し

たインターバルで統計情報を出力できない場

合自動的に出力可能なインターバルに変更す

るかどうかを指定します指定がない場合は

yes を指定する場合と同じになります

yes指定なし

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ます

no

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ません

既定値yes

auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま

す指定がない場合は統計情報を自動的に集

約しません

既定値統計情報を自動的に集約しない

auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル

の削除を実行する時刻です自動集約と自動削

除を実行する場合のみ有効です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値0000

auto_start_monitor yes

succeed

no

iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な

ディスクアレイすべてについて統計情報の出

力を自動的に開始するか否かを設定しますパ

ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開

始しません

yes

iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始します

前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

succeed指定なし

iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始しませ

ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

no

統計情報の蓄積を自動的には開始しません

既定値yes

25

auto_deletion_execution 自動削除の実行と保

存期間

統計情報の保存期間を設定します保存期間を

過ぎたファイルは自動的に削除されます

統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二

次集約ファイルの保存期間を同時に指定する

場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場

合は統計情報は自動的に削除されません

既定値統計情報を自動的に削除する

history_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し

た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除

しますパラメータを省略した場合統計情報

履歴ファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

d 日

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

primary_summarized_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

一次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合一次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

secondary_summarized_fil

e

保存期間

lt数値gtlt単位gt

二次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合二次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設

26

定します

既定値1y

performance_cooperation yes

no

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的

に出力するかどうかを設定します本パラメー

タが省略されている場合はファイルを出力し

ません

yes

定期的に連携用のファイルを出力します

no

連携用のファイルを出力しません

既定値no

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

keep_cooperation_term 保存期間

(数値 1~7)

他機能(1)と連携するためのファイルを保存す

る期間です保存期間に指定した日数分のファ

イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ

れますパラメータを省略した場合既定値で

動作します

単位 日

既定値1

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

performance_dashboard yes

no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう

かを設定しますパラメータが省略されている

場合はダッシュボードに性能情報を表示しま

せん

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

規定値no

27

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対

しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行

なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の

rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してくださ

いrdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われな

い場合がありますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します

Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について

互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア

性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください

⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します

[config]

[no_clock_correction]

[allow_virtual_capacity_over_max_pd]

[no_auto_save_config]

表 1-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します

no_clock_correction

なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補

正しない場合に指定します

指定がない場合はディスクアレイ中の時刻

を自動補正します時刻の自動補正はサー

バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと

に行われます

allow_virtual_capac

ity_over_max_pd

なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること

を許可する場合に指定します指定がない場

合は仮想容量プールの容量を最大物理容量

までに限定しますシンプロビジョニング機

能を利用する場合にのみ有効となります

no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行

うかどうかを設定します既定値は指定なし

で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す

no_auto_save_config を指定すると自動保存

が行われなくなります

28

⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します

[optimizer]

[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]

[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]

表 1-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します

optlog_directory 性能最適化用ログファイル

の格納場所

(文字列 255 文字以内)

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定

します存在するディレクトリを絶対パスで指

定します

既定値optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval 論理ディスクの移動状況

チェックインターバル

(数値 5~30)

論理ディスクの移動状況をチェックするイン

ターバルを指定します

単位 秒

既定値10

⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します

[replication]

[no_state_monitor]

[no_replication_info_refresh]

[rc_port_no = ポート番号]

表 1-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[replication] レプリケーションセクショ

レプリケーションセクションの開始を示しま

no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ

マンドの操作による状態変化のメッセージを抑

止する場合に指定します

no_replication_info_

refresh

なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面

と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指

示で更新を行う場合に指定します

指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新

されます

ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ

フォート回線経由の場合は指定を行い定期

的な画面の更新を避けてください

詳しくは電子マニュアル「データレプリケー

ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回

線の説明を参照してください

rc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の ReplicationControl

のコマンド発行時に使用するポート番号を指定

します

既定値8030

29

⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します

[snapshot]

[sc_port_no = ポート番号]

表 1-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[snapshot] スナップショットセクショ

スナップショットセクションの開始を示しま

sc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の SnapControl のコマ

ンド発行時に使用するポート番号を指定しま

既定値8060

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション

のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します

⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します

[data_retention]

[protection_check_time = 時分]

[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]

[premonition_period = 期限切れ予告期間]

30

表 1-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[data_retention] データ改ざん防止セク

ション

データ改ざん防止セクションの開始を示しま

protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を

チェックする時刻を指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定

も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁

で指定してください

既定値0010

expiration_period 期限切れメッセージ出力

期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期限が切れ

た場合に出力する期限切れの通知メッセージ

の出力期間を指定します本パラメータに 0 を

指定された場合は期限切れメッセージは出力

されません

単 位日

既定値1

例3 日を指定した場合データ保護状態の

チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま

premonition_period 期限切れ予告期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期日が近づ

いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定

します

期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日

となります

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ

の予告は行いません

単 位日

既定値0

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護

状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー

ジを出力します

環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定

してください

client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)

web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)

replication セクションのポート番号(rc_port_no)

snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)

31

⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します

[fault_analysis]

[auto_start = yes]

表 1-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[fault_analysis] 障害解析機能に関する情

報 障害解析機能に関する情報を設定します

auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載

を削除すると拡張トレースが蓄積されないた

め「auto_start = yes」が記載されている場合

は変更しないで下さい

yes出力します

⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します

[auditlog]

[adtlog_function_enable = yes | no ]

[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]

[adtlog_keep_term = 保存期間]

32

表 1-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します

adtlog_function_ena

ble

監査ログ機能有効フラグ

yes

no

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを

出力するかどうかを指定します指定がない場

合はno を指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイル

を出力します

no指定なし

監査ログ機能を無効化し監査ログファイル

を出力しません

既定値no

adtlog_directory 監査ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

監査ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

監査ログについては電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください

既定値optiSMsvretcauditlog

adtlog_size 監査ログファイルのサイズ

(数値 1~100)

監査ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

adtlog_name 監査ログファイルのファイ

ル名

(文字列 20 文字以内)

監査ログファイルの名称を指定します本パラ

メータで指定した名称以降に監査ログの作成

年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期

(1m~60m1y~5y0)

監査ログファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ

ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ

ルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を

設定します

既定値3m(3 ヶ月)

33

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

(5)環境定義ファイルの設定例

以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrSJISsample)を元に作成した環境定義ファイル

の例を示します

環境定義ファイル

このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM

サーバの全てのパラメータを記述しています

本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての

設定をおこなうことができます

行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ

さい

agent セクション

監視するディスクアレイを設定します

ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します

IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ

の IP アドレスを指定してください

FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください

iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視

のみ可能です

初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は

後から設定をおこなうためここでは設定しないでください

[agent]

diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします

diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない

場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで

きません

範囲1~64 エントリ

ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP

アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます

SVPが 2つあるディスクアレイの場合

34

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)

まで指定できます

SVPが 1つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ

指定できます

M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス

を指定する可能です

M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定

してください

フローティング IP アドレスを設定しないでください

(文字列 255 文字以内)

type ディスクアレイの種別を指定します

IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズの

ディスクアレイを監視する場合必ず指定してください

その以外の場合は指定しないでください

M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの

ディスクアレイを示します

--------------D シリーズA2700A4900-----------------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

)

-----------------------------------------------------

----------MシリーズA3000シリーズA5000 シリーズ----

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

type = M

)

---------------------------------------------------

snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート

番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ

から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する

ディスクアレイの場合にのみ有効となります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま

すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ

とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場

合SNMP トラップは受信しません

(数値 162)

snmp_port = 162

remonitoring_interval

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の

ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1~60)

remonitoring_interval = 5

lan_path_check_interval

IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする

インターバルを指定します

単 位分

既定値60

(数値 3~60)

35

lan_path_check_interval = 60

auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続

のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本

パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は

iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません

auto_find_spf

file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます

スペシャルファイル名を絶対パスで指定します

(文字列 128 文字以内)

------ For HP-UX ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0

devnec_iSMmkdlc1t0d1 )

)

---------------------------------------------

------ For Solaris --------------------------

diskarray2 = (

file = ( devrdskc1t0d0s2

devrdskc1t0d1s2 )

)

---------------------------------------------

------ For Linux ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlsda

devnec_iSMmkdlsdb )

)

---------------------------------------------

server セクション

iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します

[server]

iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する

iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます

タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください

複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント

(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と

なります

(文字列 20 文字以内)

iSMsvr_name = iSMsvr

client セクション

iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する

利用者を設定します

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ

管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)

と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は

iSM クライアント(Web GUI)から設定してください

ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの

36

ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください

[client]

login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから

iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照

操作するための認証を得るために用いられます

範囲1~100 エントリ

username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます

(文字列 20 文字以内)

password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され

ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを

指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある

いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます

(文字列 14 文字以内)

L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します

iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ

いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割

を用意しています

L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの

参照が可能です

L2hellipoperator レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

login1 = (iSM iSM L1)

login2 = (username password L3)

iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま

既定値8020

(数値 1~65535)

iSMsvr_port = 8020

web セクション

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する際に指定するポート番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください

[web]

web_port_no iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時のポート番号を指定し

ます

既定値 8070

(数値 1~65535)

web_port_no = 8070

web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M

シリーズを監視する場合に設定が必要です

iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

IPアドレスを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です

IPv4の IP アドレスとして1270010000

255255255255 は使用できません

IPv6の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

37

0000000000000000127001 或いは

ff008で始まる IPアドレスは使用できません

web_ip_address = 192168010

tls_version_disable

iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS

バージョン無効化を設定します指定がない場合default

を指定する場合と同じになります

default

TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します

10

TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します

11

TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します

既定値default

tls_version_disable = default

resource セクション

iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[resource]

watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します

単 位秒

既定値15

(数値 1~3600)

watch_interval = 15

capacity_watch_interval

以下の情報を監視するインターバルを指定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク

の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視

インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視

インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い

場合()は容量監視インターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル

よりも長くなります

単 位分

既定値5

(数値 5~1440)

capacity_watch_interval = 5

nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成

要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

38

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および

ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複

チェックを行います本パラメータがない場合は重複

チェックを行いません

nickname_check

scheduled_report

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません

yes 定時通報を行います

no 定時通報を行いません

scheduled_report = no

scheduled_report_time

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行う時刻を指定します

定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と

なります

定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は

無効となります

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

scheduled_report_time = 0000

log セクション

iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します

iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨

しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用

ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の

容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する

必要があります

iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます

[log]

file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretclog

(文字列 255 文字以内)

file_directory = optiSMsvretclog

file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します

単 位MB

既定値1

(数値 1~10)

file_size = 1

modify_no_measures_msg_to_info

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ

て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対

象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場

39

合は種別の切り替えは行いません

modify_no_measures_msg_to_info

modify_remote_notification_msg_to_warning

HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)

と連携する場合にのみ指定してください

種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169

iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460

iSM07670iSM07671

指定がない場合は種別の切り替えは行いません

modify_remote_notification_msg_to_warning

performance セクション

iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します

性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は

必要に応じて設定を行ってください

[performance]

monitor_file_directory

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcmon

(文字列 255 文字以内)

monitor_file_directory = optiSMsvretcmon

monitor_interval

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1~60)

monitor_interval = 5

display_refresh_rate

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり

何回データ更新をおこなうかを指定します

単 位回数分

既定値1

(数値 1~6)

display_refresh_rate = 1

threshold_monitor_interval

しきい値監視インターバルを指定します

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

単 位分

既定値表示リフレッシュレート値

(数値 1~60)

threshold_monitor_interval = 1

threshold_monitor_iops_border

40

最低入出力回数を指定します

単 位回数分

既定値60

(数値 1~120)

threshold_monitor_iops_border = 60

auto_adjust_monitor_interval

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル

で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な

インターバルに変更するかどうかを指定します

yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します

「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の

みを指定します

no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません

auto_adjust_monitor_interval = yes

auto_archive_execution

統計情報を自動的に集約する場合に指定します

auto_archive_execution

auto_execution_time

集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する

時刻です

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

auto_execution_time = 0000

auto_start_monitor

統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します

yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用

できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積

を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄

積を停止したディスクアレイについてはその状態を

保持し蓄積を開始しません

succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた

なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ

蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい

たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄

積を開始しません

「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま

no 統計情報の蓄積を開始しません

auto_deletion_execution

統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル

は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約

ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合

はで区切ってください

history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた

統計情報履歴ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

d 日

m 月

y 年

41

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します

primary_summarized_file

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

secondary_summarized_file

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

--------------以下の設定を推奨します-------------

auto_start_monitor = yes

auto_deletion_execution = (

history_file = 1m

primary_summarized_file = 1m

secondary_summarized_file = 1y

)

-------------------------------------------------

threshold_monitor_logging_mode

しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定

にします

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

threshold_monitor_logging_mode

performance_dashboard

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します

本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに

性能情報を表示しません

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

既定値no

performance_dashboard = no

fault_analysis セクション

障害解析機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

42

設定は必要ありません

[fault_analysis]

auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると

拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が

記載されている場合は変更しないで下さい

yes 出力します

auto_start = yes

config セクション

構成設定機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[config]

no_clock_correction

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指

定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動

補正します

no_clock_correction

allow_virtual_capacity_over_max_pd

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に

指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大

物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用

する場合にのみ有効となります

allow_virtual_capacity_over_max_pd

no_auto_save_config

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し

ます既定値は指定なしで自動保存が行われます

no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく

なります

no_auto_save_config

optimizer セクション

iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します

性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合

も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ

りません

[optimizer]

optlog_directory

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

(文字列 255 文字以内)

optlog_directory = optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し

43

ます

単 位秒

既定値10

(数値 5~30)

prog_check_interval = 10

replication セクション

iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します

レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[replication]

no_state_monitor

ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ

る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します

no_state_monitor

no_replication_info_refresh

iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定

期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期

更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場

合は指定してください

低速回線については「データレプリケーション利用の手引

機能編」を参照してください

no_replication_info_refresh

rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す

るポート番号を指定します

既定値8030

(数値 1~65535)

rc_port_no = 8030

snapshot セクション

iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します

スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[snapshot]

sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する

ポート番号を指定します

既定値8060

(数値 1~65535)

sc_port_no = 8060

data_retention セクション

iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します

データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

44

[data_retention]

protection_check_time

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を

指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

既定値 0010

protection_check_time = 0010

expiration_period

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切

れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0

を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

単 位日

既定値1

(数値 0~255)

例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3

日間メッセージを出力します

expiration_period = 1

premonition_period

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ

単 位日前

既定値0

(数値 0~255)

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時

刻に期限切れの予告メッセージを出力します

premonition_period = 0

auditlog セクション

監査ログセクションの開始を示します

[auditlog]

adtlog_function_enable

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指

定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

no

監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

既定値no

adtlog_function_enable = no

adtlog_directory

監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを

絶対パスで指定します

(文字列 255 文字以内)

adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog

45

adtlog_size

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します

単位 MB

既定値1

(数値 1~100)

adtlog_size = 1

adtlog_name

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称

以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

(文字列 20 文字以内)

adtlog_name = auditlog

adtlog_keep_term

監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ

ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合

監査ログファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なります

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します

adtlog_keep_term = 3m

46

14 システムパラメータの設定

以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設

定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください

なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値(バージョンにより異なります)

を調べそれに加算した値で設定をしてください

(1)最大ファイルオープン数

以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください

表 1-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値

OS 名称 パラメータ名 必要量

HP-UX nfile

(既定値

11iv30 (無制限))

iStorageManager 固定値 160以上

クライアント接続ごと 16ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数 2台

必要量=160+16times32+19times2=710以上

HP-UX ninode

(既定値

11iv3

NX7700i シリーズ

は 8192 程度)

インストール先が HFS ファイルシステムの場合にnfile で指

定した値と同数を追加してください

HP-UX maxfiles

(既定値

11iv3

NX7700i シリーズ

は 2048)

iStorageManager 固定値 20以上

ディスクアレイ接続ごと 2ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 32台

必要量=20+2times32=84以上

47

(2)その他の設定要素

以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください

表 1-17 その他のシステムパラメータと設定値

OS 名称 パラメータ名 説明

HP-UX msgmnb

(既定値16384)

メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズ

の最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定

値を増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは

RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す

る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量

にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が

失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて

パラメータを増加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565

HP-UX msgtql

(既定値

11iv31024)

システム当たりの滞留メッセージ(ヘッダ)個数の最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定

値を増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは

RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す

る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量

にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が

失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて

パラメータを増加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times3

HP-UX semmni

(既定値

11iv32048)

システム当たりのセマフォセット(識別子)の最大数

iStorageManager は1つのセマフォセットを使用します

セマフォセットが不足している場合に設定値を増やしてくだ

さい

HP-UX semmns

(既定値

11iv34096)

システム当たりのセマフォの最大数

iStorageManager は1つのセマフォを使用します

セマフォが不足している場合に設定値を増やしてください

HP-UX nproc

(既定値4200)

システム当たりの最大プロセス数

iStorageManager 固定値 33以上

クライアント接続ごと 2ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 1ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数2台

必要量=33+2times32+1times2=99以上を追加

HP-UX maxdsiz

(既定値

11iv31G)

1つのプロセスが確保できるデータセグメントの上限値

構成表示コマンド(iSMview)は次のデータセグメント領域を

使用します

48

約 72Mbyte+((LD セット数divide3)times1Mbyte)

ただし(LD セット数divide3)は小数第 1 位で切り上げ

ディスクアレイに LD セットが多数存在する場合には設定値を

増やしてください

HP-UX max_thread_proc

(既定値

11iv3256)

1つのプロセスで作成できるスレッドの最大数

クライアント接続ごと4ずつ加算

例)クライアント接続台数32台

必要量=4times32=128以上を追加

HP-UX shmseg

(既定値

11iv3300)

1つのプロセスが確保できる共有メモリセグメントの上限値

共通

iStorageManager 固定値 9以上

ディスクアレイ接続ごと 4ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

スナップショットBV数合計200個

ボリュームのペア数合計 2000個

AT グループ数合計 50個

必要量=9+

4times2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

=20以上(既定値120以下なので変更不要)

ディスクアレイ接続台数が10台を超える場合は既定値以上

の値が必要でないか確認してください

HP-UX shmmni

注shmmin と間

違えないこと

(既定値

11iv3400)

システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディス

クアレイ情報の管理を行います

ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

共通

iStorageManager 固定値 12以上

ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算

PerforMate 利用時

PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算

PerforSurePerforOptimizer 利用時

PerforSure PerforOptimizer 使用ディスクアレイご

と 1ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと

(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

49

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)

スナップショット BV 数合計200個

ボリュームのペア数合計 2000個

AT グループ数合計 50個

必要量 = 12+

3times2+

2+2+2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

= 27以上を追加

各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ

リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください

50

(このページは空白です)

51

第2章 サーバの導入(Linux 版)

21 動作環境

表 2-1 動作環境(Linux 版)

対象ハードウェア

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

動作 OS

<M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>

Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~79 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7 以降の環境では64 ビット版 iSM サーバが利用できます

64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりま

すRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用し

てください

仮想化環境

55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運

用を推奨します

メモリ OS 必要メモリ+24(30)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバを動作させるときに必要なメモリ量です

ディスク容量

プログラム容量231(242)MB

括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバのプログラム容量です

動作必要容量 12GB 以上

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

VERITAS Volume Manager (VxVM )VERITAS File System (VxFS) に関しては

Linux ではRet Hat Enterprise Linux に対応しています

52

図 2-1 システム構成イメージ(Linux 版)

iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます

ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の

ディレクトリを作成しiSM サーバの場合はldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってくだ

さい

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ

スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM

サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を

きたす可能性があります

2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバ関連のフォルダファイ

ル作成が制限された場合iSM サーバが正常に動作できなくなりますので制限が行われないよ

うiSM サーバのインストールディレクトリ(optiSMsvr)および iSM サーバの配置ファイル

フォルダ(etciSMsvr)配下全てをウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてく

ださい

53

22 iSM サーバのインストール

221 インストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをインストールします

Red Hat Enterprise Linux Version 6(EM64T)以降の環境で 32 ビット版 iSM サーバをご使

用の場合以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

glibc-XXXXi686rpm

nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

libgcc-XXXXi686rpm

glibc-XXXXi686rpm と nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm は依存関係がありますので以

下のように同時にインストールしてください

binrpm ndashivh glibc-XXXXi686rpm nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXi686rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

iSMクライアントを Red Hat Enterprise Linux67 (EM64T)上で使用する場合はJREおよび Firefox

の導入の際にこれらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください

またiStorage ダッシュボードを Red Hat Enterprise Linux6(EM64T) 以降で使用する場合は以下

のパッケージを事前にインストールする必要があります

libuuid-XXXXi686rpm

zlib-XXXXi686rpm

xz-libs-XXXXi686rpm

libxml2-XXXXi686rpm

libstdc++-XXXXi686rpm

libcom_err-XXXXi686rpm

keyutils-libs-XXXXi686rpm

pcre-XXXXi686rpm

libselinux-XXXXi686rpm

krb5-libs-XXXXi686rpm

libidn-XXXXi686rpm

postgresql-libs-XXXXi686rpm

sqlite-XXXXi686rpm

54

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libxcrypt-XXXXi686rpm

これらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりますRed

Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用してください

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際は

以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際

はyum で perl をインストールする必要がありますOS 媒体を使用して yum リポジトリを設定

してインストールする場合下記の手順に従って実行しますサブスクリプションのアクティべート

がされyum を使ってパッケージをインストール可能な環境の場合手順の 4を直接に実行します

手順は下記の通りです

1OS 媒体をマウントします

例 mount devcdrom mnt

2etcyumreposd配下に repo ファイルを作成します

ファイル内容は以下です

例 vi etcyumreposdrhelrepo

[rhel]

name=rhel

baseurl=filemntBaseOS

enabled=1

gpgcheck=0

55

[rhelapp]

name=rhelapp

baseurl=filemntAppStream

enabled=1

gpgcheck=0

3yum を初期化します

以下のコマンドを実施します

yum clean all

yum makecache

4yum でインストールします

yum install perl -y

1 ESMPRO 連携機能を使用するためにはiStorageManager が動作するサーバに

ESMPROServerAgentService またはESMPROServerAgent(以降ESMPROSA とします)

がインストールされている必要があります詳細については電子マニュアル「iStorageManager

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

2 ESMPRO 連携機能はLinux 版 ESMPROSA が対応する機種にインストールされた

iStorageManager でのみサポートしますLinux 版 ESMPROSA が対応する機種については

ESMPROSA の製品情報で確認してください

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrrpm を別サーバよりファイル転送して使用して

ください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成 (例cdrom)

mount コマンドによりマウント

binmount -r devcdrom cdrom

(4)rpm コマンドを使用してインストールします

32 ビット版の iSM サーバをインストールする場合

binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvrrpm

64 ビット版の iSM サーバをインストールする場合

binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvr64rpm

(5)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です

56

Installation of iSMsvr was successful

(6)DVD 媒体をアンマウントします

binumount cdrom

続けて「23 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここでは環境定義ファイル

への登録内容を紹介しています

その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかLinux を再起動することによりiSM サーバが

起動します

なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル

「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ

222 アンインストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールします

(1)root 権限でログインします

(2)iSM サーバが起動されているか確認します

起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください

iSM クライアントが接続中の場合は切断されます

iSMsvr stop -e

(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

binrpm -e iSMsvr

(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です

Removal of iSMsvr was successful

ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ

ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除

しません

またソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し

ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク

ファイルは削除されません

本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの

iSM サーバをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定

(IP アドレス)を削除してください

57

chkcocnfig コマンドで iSM サーバの自動起動を無効にして運用していた場合は iSM サーバ

をアンインストールした後に下記ファイルが残存する場合があります

etcrc2dK07iSMsvr

etcrc3dK07iSMsvr

etcrc4dK07iSMsvr

etcrc5dK07iSMsvr

この場合iSM サーバを再インストールまたはアップデートした際に自動起動を正しく有効にするた

めアンインストール完了後に上記ファイルを削除してください

iSM サーバの再インストール後も自動起動を無効にして運用したい場合はインストール完了後に再

度 chkconfig コマンドで自動起動を無効化してください

また上記のファイルを残したまま iSM サーバを再インストールした場合には一度 chkconfig コマ

ンドで自動起動を有効化したのち再度無効化してください

223 アップデート

iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからソフトウェア

のインストールを行います

手順は「222 アンインストール」「221 インストール」を参照してください

58

23 iSM サーバの環境設定

231 ディスクアレイの監視方法の設定

ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし

M シリーズ A3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま

ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します

(1)IP 接続

ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド

レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「232 環

境定義ファイル」を参照してください

(2)FC 接続

ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマン

ド(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細については

「付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版)」を参照してください

iSMmknod ①

101 INFO Creating internal device files ②

102 INFO Creating device list file ③

103 INFO iSMmknod ended normally ④

Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it

① iSMmknod 実行

② スペシャルファイル作成中のメッセージ

③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ

④ iSMmknod 正常終了のメッセージ

次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ

ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します

スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧

ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境

定義ファイルの指定方法については「232 環境定義ファイル」を参照してください

次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です

59

iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 000000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 20001 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsda devnec_iSMmkdlsdb ④ devnec_iSMmkdlsdc devnec_iSMmkdlsdd +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 30001 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsde devnec_iSMmkdlsdf devnec_iSMmkdlsdg devnec_iSMmkdlsdh

① 作成された日時

② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」

③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「SCSI デバイスのアドレス20001」

④ ②の接続のスペシャルファイルリスト

⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「SCSI デバイスのアドレス30001」

⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています

ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき

る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する

にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指

定することが望ましいです

できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ

とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO

エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ

イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ

ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます

スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314

ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま

すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます

60

232 環境定義ファイル

(1)サンプルファイル

iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ

イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してくださいまた以下のすべ

てのサンプルファイルはiSM クライアント(Web GUI)のみ利用可能な設定になっています

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可

能なサンプルファイル

全ての設定が可能なサンプルファイル

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズでは全ての設定が可能なサンプルファイルを

使用します

なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvreasy-Asample 英語

iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)

②全ての設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvrsample 英語

iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)

(2)必要最低限の設定

必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログファイルの設定

[1]ディスクアレイの設定

iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推

奨します

iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの

ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります

61

[2]利用者の設定

iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)

となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション

を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ

さい

[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください

[4]運用ログファイルの設定

iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog

ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を

確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してくだ

さい

詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最

低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください

上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください

詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が

可能なサンプルファイルを参照してください

またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM

サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま

す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の

詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し

てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という

ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連

携定義ファイルとして設定してください

(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則

ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します

①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ

クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を

指示します

同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません

62

②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します

パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します

パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ

の値から構成されます

キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です

同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません

値は数値文字列またはキーワードを指定できます

数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます

文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます

<文字列の指定>

文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以

外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記

述意図と反して認識される場合がありますので注意してください

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)

(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます

文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙したもの以

外を記述できます

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)

rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)

rdquordquo(シャープ)

<パスの指定>

パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切

りにのみ使用します

英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)

(スラッシュ)

<パラメータの指定形式>

キーワードのみ

キーワードのみで構成されます

(例)auto_find_spf(値は指定しません)

キーワードとひとつの値

キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます

(例)file_size = 1(数値を指定します)

file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)

63

キーワードと複数の値(その1)

複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー

ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン

マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です

(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)

キーワードと複数の値(その2)

記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです

この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします

(例)login1=(JohnJohnpassL2)

複合型の値を持つキーワード

rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開

始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです

(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )

上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)

値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で

(例)ip = ( 19216801

19216802 )

③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー

タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)

をコメント行とすることができます

これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません

(例) agent section larr コメント行

[agent] larr コメント行ではない

(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報

ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします

iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です

① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の

みとなります

64

[agent]

[auto_find_spf]

[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]

[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]

[diskarray1 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ] ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray2 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] ) [ [ type = M ]

]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray64 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ]

]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

表 2-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[agent] エージェント管理セク

ション

エージェントセクションの開始を示します

auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ

りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監

視を行います

このパラメータを指定する場合「231 ディスク

アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明

するスペシャルファイルを事前に作成しておく必

要があります

本パラメータと diskarray パラメータの指定がど

ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが

ディスクアレイの監視はできません

snmp_port SNMP ポート番号

(数値 162)

SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ

を受信するポート番号として 162 を指定します

SNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ

り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな

ります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ

の監視は行えますネットワークセキュリティ攻

撃等を受け性能が劣化することがありますので受

信しない設定を推奨します指定がない場合

SNMP トラップは受信しません

remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ

クインターバル

(数値 1~60)

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した

後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを指定します

65

単位分 既定値5

lan_path_check_interv

al

監視パスのチェックイ

ンターバル

(数値 3~60)

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を

チェックするインターバルを指定します

単位分 既定値60

diskarray1

diskarray2

diskarray64

ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指

定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する

ことで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定

がどちらもない場合はiSM サーバは継続します

がディスクアレイの監視はできません

範囲1~64 エントリ

diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は

省略可能です

ip IP アドレス

(文字列 255 文字以

内)

TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に

指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ

スト名で指定された IP アドレスへ接続し監視を

おこないます

フローティング IPアドレスでディスクアレイを監

視できますがコントロールパス閉塞を検知でき

ないことがありますのでフローティング IP アド

レスを設定しないでください

SVP が 4 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ(main

sub sub sub)まで指定できます

SVP が 2 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ(main

sub)まで指定できます

SVP が 1 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ(main)

のみ指定できます

type ディスクアレイの種別

(M)

ディスクアレイの種別を指定します

MM シリーズA3000 シリーズおよび A5000

シリーズのディスクアレイ

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリー

ズのディスクアレイを監視する場合必ず M を指

定してくださいそれ以外の場合は指定しない

でください

file スペシャルファイル名

(文字列 128 文字以

内)

FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定

しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定

しますスペシャルファイルの参照方法は「231

ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接

続」を参照してください

1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8

つまで指定できます

(注) ディスクアレイを監視する利用者情報はOS のユーザアカウントclient セクションの利用者

情報とは関係がないことに注意をしてください

SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採

取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく

ださい

66

② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します

[server]

[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]

表 2-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[server] server セクション server セクションの開始を示します

iSMsvr_name iSM サーバ名

(文字列 20 文字以内)

iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに

表示する iSM サーバ名を指定します

タイトルバーの表示を変更する場合は指定して

ください複数の iSM サーバで運用している場

合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル

バーから iSM サーバの識別が可能となりま

す大文字と小文字は区別されます

iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御

文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します

[client]

[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]

[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

表 2-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します

iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー

ト番号

(数値 1~65535)

iSM クライアントが接続する iSM サーバの

ポート番号を指定します

既定値8020

login1

login100

利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM

クライアントから iSM サーバに接続してディ

スクアレイについての情報を参照操作するた

めの認証を得るために用いられます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を

管理する利用者(ストレージグループ管理ユー

ザ)となります特定のストレージを管理する

利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー

ティションを管理する利用者(パーティション

管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してください

login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定

が可能です

設定がない場合はiSM サーバは継続します

がiSM クライアントからの iSM サーバへの接

続はできませんその旨を示した syslog が出力

されます

範囲1~100 entry (注)

67

利用者名

(文字列 20 文字以内)

利用者名を設定します大文字と小文字は区別

されます同一の利用者名で複数の利用者情報

を設定することはできません

省略はできません

パスワード

(文字列 14 文字以内)

利用者のパスワードを設定します大文字と小

文字は区別されます

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号

化したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

省略はできません

役割

(monitor

operator

administrator)

利用者に許可する操作についての役割を設定し

ますiSM サーバではiSM クライアントから

iSM サーバに接続しディスクアレイについて

の情報を参照操作する利用者に対し以下の

3 つの役割を用意しています

上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)

では下位の役割の操作を全て行うことができま

す省略はできません

L1hellipmonitor

ディスクアレイの監視状態表示などの参

照が可能です

L2hellipoperator

レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator

ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションのディスクアレイを監視する利用者

情報(monitoring_user)とは関係がないことに注意をしてください

④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します

[web]

[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]

[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]

[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]

68

表 2-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[web] web セクション web セクションの開始を示します

web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)接続先ポート番号

(数値 1~65535)

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブ

ラウザから iSM サーバに接続する時のポート

番号を指定します

既定値8070

web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)および Web ブラウザ

から iSM サーバに接続する

時の IP アドレス

ESMPRO 連 携 機 能 を 利 用 し

ESMPROServerManager で iStorage M シ

リーズを監視する場合に設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ

ウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレ

スを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス

は使用する可能です

IPv4 の IP アドレスとして 127001

0000255255255255 は使用できませ

IPv6 の IP アドレスとして00000000

00000001

000000255255255255

0000000000000000127001 或

いはff008で始まる IP アドレスは使用でき

ません

tls_version_disable default

10

11

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバ

に接続する時の TLS バージョン TLS10 と

TLS11 を無効化するかどうかを指定します

本パラメータを指定しない場合default

を指定する場合と同等になります

defaultTLS10TLS11TLS12TLS13

で通信可能です

10TLS バージョン 10 を無効化します10

を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で

11TLS バージョン 10 と 11 を無効化しま

す11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通

信可能です

既定値default

⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します

[resource]

[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]

[nickname_check]

[scheduled_report = yes | no ]

[scheduled_report_time = 時分]

表 2-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します

69

watch_interval 状態監視インターバル

(数値 1~3600)

ディスクアレイの状態を監視するインターバ

ルを指定します状態監視については電子マ

ニュアル「 iStorageManager 利用の手引」

(IS050)の「13 状態監視」を参照してくだ

さい

単位 秒

既定値15

capacity_watch_inte

rval

容量監視インターバル

(数値 5~1440)

以下の情報を監視するインターバルを指定し

ます

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールお

よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの

LD 容量クォータは状態監視インターバル

(watch_interval)で監視しますただし容量

監視インターバルが状態監視インターバルよ

りも短い場合()は容量監視インターバルでも

監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監

視インターバルよりも長くなります

単位 分

既定値5

nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク

アレイに対して構成要素に付与された識別名

称の重複チェックを行う場合に指定します重

複チェックの対象となる識別名称は以下のと

おりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起

動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行

いません

既定値重複チェックを行います

scheduled_report yes

no

監視しているディスクアレイ装置に関する障

害情報の定時通報を行うかを指定します規定

値では定時通報を行いません

yes

障害情報の定時通報を行います

no

障害情報の定時通報を行いません

既定値 no

scheduled_report_ti

me

時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障

害情報の定時通報を行う時刻を指定します

障害情報の定時通報を行う場合

(scheduled_report=yes)は本パラメータを

必ず設定してください

規定値は「指定なし(空白)」です

70

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値指定なし(空白)

⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します

[log]

[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]

表 2-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します

file_directory ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

運用ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「16 ログ出力」を参照してください

既定値optiSMsvretclog

file_size ログファイルのサイズ

(数値 1~10)

運用ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

modify_no_measure

s_msg_to_info

なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING

のメッセージについて種別を INFO に切り替

える場合に指定します種別の変更対象となる

メッセージは iSM04040 と iSM01006 です

指定がない場合は種別の切り替えは行いませ

modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更さ

れるため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携

ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください対

象メッセージ(iSM04040iSM01006)の詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハ

ンドブック」(IS010)を参照してください

71

⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します

[performance]

[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]

[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]

[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]

[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]

[auto_archive_execution]

[auto_execution_time = 時分 ]

[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]

[auto_deletion_execution = (

[history_file = 保存期間 ][]

[primary_summarized_file = 保存期間 ][]

[secondary_summarized_file = 保存期間 ]

) ]

[performance_cooperation = yes | no ]

[keep_cooperation_term = 保存期間 ] [performance_dashboard = yes | no ]

表 2-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します

monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ

ル格納場所

(文字列 255 文字以

内)

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま

す存在するディレクトリを絶対パスで指定し

ます詳細については電子マニュアル「性能

監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく

ださい

既定値optiSMsvretcmon

monitor_interval ロギングインターバ

(数値 1~60)

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出

力するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

display_refresh_rate 表示リフレッシュ

レート

(数値 1~6)

性能監視画面の数値表と時系列グラフについ

て一分間あたり何回データ更新を行うかを指

定します詳細については電子マニュアル「性

能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して

ください

単位 回数分

既定値1

threshold_monitor_interval しきい値監視イン

ターバル

(数値 1~60)

しきい値監視インターバルを指定します指定

がない場合は表示リフレッシュレートの間隔

でしきい値監視を行います

単位 分

既定値表示リフレッシュレート値

threshold_monitor_iops_bo

rder

最低入出力回数

(数値 1~120)

最低入出力回数を指定します

単位 回数分

既定値60

threshold_monitor_logging

_mode

なし

しきい値監視インターバルをロギングイン

ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積

中のディスクアレイのみしきい値監視を行い

ます指定がない場合はthreshold_monitor_

interval に指定されたインターバルでしきい値

72

監視を行います

既定値threshold_monitor_interval に指定

されたインターバル

auto_adjust_monitor_inter

val

yes

no

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し

たインターバルで統計情報を出力できない場

合自動的に出力可能なインターバルに変更す

るかどうかを指定します指定がない場合は

yes を指定する場合と同じになります

yes指定なし

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ます

no

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ません

既定値yes

auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま

す指定がない場合は統計情報を自動的に集

約しません

既定値統計情報を自動的に集約しない

auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル

の削除を実行する時刻です自動集約と自動削

除を実行する場合のみ有効です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値0000

auto_start_monitor yes

succeed

no

iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な

ディスクアレイすべてについて統計情報の出

力を自動的に開始するか否かを設定しますパ

ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開

始しません

yes

iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始します

前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

succeed指定なし

iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始しませ

ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

no

統計情報の蓄積を自動的には開始しません

既定値yes

73

auto_deletion_execution 自動削除の実行と保

存期間

統計情報の保存期間を設定します保存期間を

過ぎたファイルは自動的に削除されます

統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二

次集約ファイルの保存期間を同時に指定する

場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場

合は統計情報は自動的に削除されません

既定値統計情報を自動的に削除する

history_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し

た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除

しますパラメータを省略した場合統計情報

履歴ファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

d 日

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

primary_summarized_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

一次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合一次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

secondary_summarized_fil

e

保存期間

lt数値gtlt単位gt

二次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合二次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設

74

定します

既定値1y

performance_cooperation yes

no

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的

に出力するかどうかを設定します本パラメー

タが省略されている場合はファイルを出力し

ません

yes

定期的に連携用のファイルを出力します

no

連携用のファイルを出力しません

既定値no

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

keep_cooperation_term 保存期間

(数値 1~7)

他機能(1)と連携するためのファイルを保存す

る期間です保存期間に指定した日数分のファ

イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ

れますパラメータを省略した場合既定値で

動作します

単位 日

既定値1

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

performance_dashboard yes

no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう

かを設定しますパラメータが省略されている

場合はダッシュボードに性能情報を表示しま

せん

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

規定値no

75

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対

しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行

なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の

rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してください

rdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があ

りますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します

Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について

互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア

性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください

4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴

ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ

スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し

てください

⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します

[config]

[no_clock_correction]

[allow_virtual_capacity_over_max_pd]

[no_auto_save_config]

76

表 2-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します

no_clock_correction

なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補

正しない場合に指定します

指定がない場合はディスクアレイ中の時刻

を自動補正します時刻の自動補正はサー

バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと

に行われます

allow_virtual_capac

ity_over_max_pd

なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること

を許可する場合に指定します指定がない場

合は仮想容量プールの容量を最大物理容量

までに限定しますシンプロビジョニング機

能を利用する場合にのみ有効となります

no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行

うかどうかを設定します既定値は指定なし

で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す

no_auto_save_config を指定すると自動保存

が行われなくなります

⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します

[optimizer]

[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]

[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]

表 2-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します

optlog_directory 性能最適化用ログファイル

の格納場所

(文字列 255 文字以内)

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定

します存在するディレクトリを絶対パスで

指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval 論理ディスクの移動状況

チェックインターバル

(数値 5~30)

論理ディスクの移動状況をチェックするイン

ターバルを指定します

単位 秒

既定値10

⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します

[replication]

[no_state_monitor]

[no_replication_info_refresh]

[rc_port_no = ポート番号]

77

表 2-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[replication] レプリケーションセクショ

レプリケーションセクションの開始を示しま

no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ

マンドの操作による状態変化のメッセージを抑

止する場合に指定します

no_replication_info_

refresh

なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面

と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指

示で更新を行う場合に指定します

指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新

されます

ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ

フォート回線経由の場合は指定を行い定期

的な画面の更新を避けてください

詳しくは電子マニュアル「データレプリケー

ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回

線の説明を参照してください

rc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の ReplicationControl

のコマンド発行時に使用するポート番号を指定

します

既定値8030

⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します

[snapshot]

[sc_port_no = ポート番号]

表 2-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[snapshot] スナップショットセクショ

スナップショットセクションの開始を示しま

sc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の SnapControl のコマ

ンド発行時に使用するポート番号を指定しま

既定値8060

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション

のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します

78

⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します

[data_retention]

[protection_check_time = 時分]

[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]

[premonition_period = 期限切れ予告期間]

表 2-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[data_retention] データ改ざん防止セク

ション

データ改ざん防止セクションの開始を示しま

protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を

チェックする時刻を指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定

も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁

で指定してください

既定値0010

expiration_period 期限切れメッセージ出力

期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期限が切れ

た場合に出力する期限切れの通知メッセージ

の出力期間を指定します本パラメータに 0 を

指定された場合は期限切れメッセージは出力

されません

単 位日

既定値1

例3 日を指定した場合データ保護状態の

チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま

premonition_period 期限切れ予告期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期日が近づ

いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定

します

期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日

となります

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ

の予告は行いません

単 位日

既定値0

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護

状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー

ジを出力します

79

環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定

してください

client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)

web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)

replication セクションのポート番号(rc_port_no)

snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)

⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します

[fault_analysis]

[auto_start = yes]

表 2-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[fault_analysis] 障害解析機能に関する情

報 障害解析機能に関する情報を設定します

auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載

を削除すると拡張トレースが蓄積されないた

め「auto_start = yes」が記載されている場合

は変更しないで下さい

yes出力します

⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します

[auditlog]

[adtlog_function_enable = yes | no ]

[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]

[adtlog_keep_term = 保存期間]

80

表 2-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します

adtlog_function_ena

ble

監査ログ機能有効フラグ

yes

no

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを

出力するかどうかを指定します指定がない場

合はno を指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイル

を出力します

no指定なし

監査ログ機能を無効化し監査ログファイル

を出力しません

既定値no

adtlog_directory 監査ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

監査ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

監査ログについては電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください

既定値optiSMsvretcauditlog

adtlog_size 監査ログファイルのサイズ

(数値 1~100)

監査ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

adtlog_name 監査ログファイルのファイ

ル名

(文字列 20 文字以内)

監査ログファイルの名称を指定します本パラ

メータで指定した名称以降に監査ログの作成

年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期

(1m~60m1y~5y0)

監査ログファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ

ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ

ルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を

設定します

既定値3m(3 ヶ月)

81

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

(5)環境定義ファイルの設定例

以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrutf8sample)を元に作成した環境定義ファイルの

例を示します

環境定義ファイル

このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM

サーバの全てのパラメータを記述しています

本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての

設定をおこなうことができます

行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ

さい

agent セクション

監視するディスクアレイを設定します

ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します

IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ

の IP アドレスを指定してください

FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください

iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視

のみ可能です

初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は

後から設定をおこなうためここでは設定しないでください

[agent]

diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします

diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない

場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで

きません

範囲1〜64 エントリ

ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP

アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます

82

SVPが 2つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)

まで指定できます

SVPが 1つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ

指定できます

M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス

を指定する可能です

M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定

してください

フローティング IP アドレスを設定しないでください

(文字列 255 文字以内)

type ディスクアレイの種別を指定します

IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズ

のディスクアレイを監視する場合必ず指定してください

その以外の場合は指定しないでください

M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの

ディスクアレイを示します

--------------D シリーズA2700A4900----------------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

)

---------------------------------------------------

---------------------------------------------------

-------M シリーズA3000 シリーズA5000シリーズ------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

type = M

)

---------------------------------------------------

snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート

番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ

から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する

ディスクアレイの場合にのみ有効となります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま

すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ

とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場

合SNMP トラップは受信しません

(数値 162)

snmp_port = 162

remonitoring_interval

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の

ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1〜60)

remonitoring_interval = 5

lan_path_check_interval

IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする

インターバルを指定します

単 位分

既定値60

83

(数値 3〜60)

lan_path_check_interval = 60

auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続

のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本

パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は

iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません

auto_find_spf

file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます

スペシャルファイル名を絶対パスで指定します

(文字列 128 文字以内)

------ For HP-UX ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0

devnec_iSMmkdlc1t0d1 )

)

---------------------------------------------

------ For Solaris --------------------------

diskarray2 = (

file = ( devrdskc1t0d0s2

devrdskc1t0d1s2 )

)

---------------------------------------------

------ For Linux ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlsda

devnec_iSMmkdlsdb )

)

---------------------------------------------

server セクション

iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します

[server]

iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する

iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます

タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください

複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント

(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と

なります

(文字列 20 文字以内)

iSMsvr_name = iSMsvr

client セクション

iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する

利用者を設定します

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ

管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)

と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は

84

iSM クライアント(Web GUI)から設定してください

ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの

ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください

[client]

login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから

iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照

操作するための認証を得るために用いられます

範囲1〜100 エントリ

username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます

(文字列 20 文字以内)

password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され

ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを

指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある

いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます

(文字列 14 文字以内)

L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します

iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ

いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割

を用意しています

L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの

参照が可能です

L2hellipoperator レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

login1 = (iSM iSM L1)

login2 = (username password L3)

iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま

既定値8020

(数値 1〜65535)

iSMsvr_port = 8020

web セクション

iSM クライアント(Web GUI) および Webブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番

号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください

[web]

web_port_no iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

ポート番号を指定します

既定値 8070

(数値 1〜65535)

web_port_no = 8070

web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M

シリーズを監視する場合に設定が必要です

iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

IPアドレスを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です

IPv4の IP アドレスとして1270010000

255255255255 は使用できません

85

IPv6の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

0000000000000000127001 或いは

ff008で始まる IPアドレスは使用できません

web_ip_address = 192168010

tls_version_disable

iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS

バージョン無効化を設定します指定がない場合default

を指定する場合と同じになります

default

TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します

10

TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します

11

TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します

既定値default

tls_version_disable = default

resource セクション

iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[resource]

watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します

単 位秒

既定値15

(数値 1〜3600)

watch_interval = 15

capacity_watch_interval

以下の情報を監視するインターバルを指定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク

の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視

インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視

インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い

場合()は容量監視インターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル

よりも長くなります

単 位分

既定値5

(数値 5〜1440)

capacity_watch_interval = 5

nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成

86

要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および

ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複

チェックを行います本パラメータがない場合は重複

チェックを行いません

nickname_check

scheduled_report

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません

yes 定時通報を行います

no 定時通報を行いません

scheduled_report = no

scheduled_report_time

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行う時刻を指定します

定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と

なります

定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は

無効となります

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

scheduled_report_time = 0000

log セクション

iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します

iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨

しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用

ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の

容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する

必要があります

iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます

[log]

file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretclog

(文字列 255 文字以内)

file_directory = optiSMsvretclog

file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します

単 位MB

既定値1

(数値 1〜10)

file_size = 1

modify_no_measures_msg_to_info

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ

87

て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対

象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場

合は種別の切り替えは行いません

modify_no_measures_msg_to_info

modify_remote_notification_msg_to_warning

HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)

と連携する場合にのみ指定してください

種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169

iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460

iSM07670iSM07671

指定がない場合は種別の切り替えは行いません

modify_remote_notification_msg_to_warning

performance セクション

iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します

性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は

必要に応じて設定を行ってください

[performance]

monitor_file_directory

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcmon

(文字列 255 文字以内)

monitor_file_directory = optiSMsvretcmon

monitor_interval

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1〜60)

monitor_interval = 5

display_refresh_rate

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり

何回データ更新をおこなうかを指定します

単 位回数分

既定値1

(数値 1〜6)

display_refresh_rate = 1

threshold_monitor_interval

しきい値監視インターバルを指定します

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

単 位分

既定値表示リフレッシュレート値

(数値 1〜60)

threshold_monitor_interval = 1

88

threshold_monitor_iops_border

最低入出力回数を指定します

単 位回数分

既定値60

(数値 1〜120)

threshold_monitor_iops_border = 60

auto_adjust_monitor_interval

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル

で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な

インターバルに変更するかどうかを指定します

yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します

「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の

みを指定します

no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません

auto_adjust_monitor_interval = yes

auto_archive_execution

統計情報を自動的に集約する場合に指定します

auto_archive_execution

auto_execution_time

集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する

時刻です

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

auto_execution_time = 0000

auto_start_monitor

統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します

yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用

できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積

を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄

積を停止したディスクアレイについてはその状態を

保持し蓄積を開始しません

succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた

なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ

蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい

たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄

積を開始しません

「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま

no 統計情報の蓄積を開始しません

auto_deletion_execution

統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル

は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約

ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合

はで区切ってください

history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた

統計情報履歴ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

d 日

89

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

d 1 〜 366

m 1 〜 24

y 1 〜 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します

primary_summarized_file

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 〜 24

y 1 〜 2

secondary_summarized_file

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 〜 24

y 1 〜 2

--------------以下の設定を推奨します-------------

auto_start_monitor = yes

auto_deletion_execution = (

history_file = 1m

primary_summarized_file = 1m

secondary_summarized_file = 1y

)

-------------------------------------------------

threshold_monitor_logging_mode

しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定

にします

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

threshold_monitor_logging_mode

performance_dashboard

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します

本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに

性能情報を表示しません

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

既定値no

performance_dashboard = no

fault_analysis セクション

90

障害解析機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[fault_analysis]

auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると

拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が

記載されている場合は変更しないで下さい

yes 出力します

auto_start = yes

config セクション

構成設定機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[config]

no_clock_correction

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指

定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動

補正します

no_clock_correction

allow_virtual_capacity_over_max_pd

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に

指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大

物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用

する場合にのみ有効となります

allow_virtual_capacity_over_max_pd

no_auto_save_config

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し

ます既定値は指定なしで自動保存が行われます

no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく

なります

no_auto_save_config

optimizer セクション

iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します

性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合

も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ

りません

[optimizer]

optlog_directory

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

(文字列 255 文字以内)

optlog_directory = optiSMsvretcoptlog

91

prog_check_interval

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し

ます

単 位秒

既定値10

(数値 5〜30)

prog_check_interval = 10

replication セクション

iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します

レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[replication]

no_state_monitor

ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ

る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します

no_state_monitor

no_replication_info_refresh

iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定

期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期

更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場

合は指定してください

低速回線については「データレプリケーション利用の手引

機能編」を参照してください

no_replication_info_refresh

rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す

るポート番号を指定します

既定値8030

(数値 1〜65535)

rc_port_no = 8030

snapshot セクション

iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します

スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[snapshot]

sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する

ポート番号を指定します

既定値8060

(数値 1〜65535)

sc_port_no = 8060

data_retention セクション

iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します

データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

92

必要ありません

[data_retention]

protection_check_time

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を

指定します

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

既定値 0010

protection_check_time = 0010

expiration_period

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切

れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0

を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

単 位日

既定値1

(数値 0〜255)

例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3

日間メッセージを出力します

expiration_period = 1

premonition_period

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ

単 位日前

既定値0

(数値 0〜255)

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時

刻に期限切れの予告メッセージを出力します

premonition_period = 0

auditlog セクション

監査ログセクションの開始を示します

[auditlog]

adtlog_function_enable

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指

定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

no

監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

既定値no

adtlog_function_enable = no

adtlog_directory

監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを

絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcauditlog

(文字列 255 文字以内)

93

adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog

adtlog_size

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します

単位 MB

既定値1

(数値 1~100)

adtlog_size = 1

adtlog_name

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称

以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

(文字列 20 文字以内)

adtlog_name = auditlog

adtlog_keep_term

監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ

ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合

監査ログファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なります

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します

adtlog_keep_term = 3m

94

24 システムパラメータの設定

以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設

定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください

なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値を調べそれに加算した値で設定

をしてください

(1)最大ファイルオープン数

以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください

なおRed Hat Enterprise Linux についてはバージョンによって既定値が異なります以下は

参考として Red Hat Enterprise Linux Version 8 の既定値を記載します

表 2-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値

OS 名称 パラメータ名 必要量

Linux fsfile-max

(RHEL8システムに

より異なりますので

現在値を参照してく

ださい)

iStorageManager 固定値 160以上

クライアント接続ごと 16ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数 2台

必要量=160+16times32+19times2=710以上

95

(2)その他の設定要素

以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください

表 2-20 その他のシステムパラメータと設定値

OS 名称 パラメータ名 説明

Linux kernelmsgmnb

(RHEL8 既定値

16384)

メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズの

最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス間

でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定値を

増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは RANK

の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属する LD 全

てに関してメッセージが出力されるため同時に大量にメッセー

ジが出力されますその場合でもメッセージ出力が失敗しないよ

うにするためには以下を目安に余裕を持たせてパラメータを増

加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565

Linux kernelshmmax

(RHEL8 既定値

1844674407369277

4399)

1つの共有メモリセグメントの最大サイズ

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

(単位バイト)

必要量=1700000+

1000times(監視するディスクアレイの内最も論理ディスク

数が多いディスクアレイの論理ディスク数)以上

例)1700000+1000times8192

=9892000以上

rarr10MBの10485760を指定

Linux kernelshmmni

(RHEL8 既定値

4096)

システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

共通

iStorageManager 固定値 12以上

ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算

PerforMate 利用時

PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算

PerforSurePerforOptimizer 利用時

PerforSure PerforOptimizer 使 用 デ ィ ス ク ア レ イ ご

と 1ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと

(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

96

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume

DynamicDataReplication RemoteDataReplication

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)

スナップショット BV 数合計200 個

ボリュームのペア数合計 2000 個

AT グループ数合計 50 個

必要量 = 12+

3times2+

2+2+2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

= 27以上を追加

Linux kernelshmall

(RHEL8 既定値

1844674407369277

4399)

システム全体で作成できる共有メモリページの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

以下の値を参考に設定値を変更してください

必要量=(iStorageManager で必要な kernelshmmax の値

divide4096)

timesiStorageManager で必要な kernelshmmni の値

上記の kernelshmmaxkernelshmmni の説明にある計算式

を参考にしてください

各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ

リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください

97

第3章 iStorageManager セットアップ(Windows 版)

この章ではWebSAM iStorageManager の DVD 媒体をセットした際に自動的に起動する「iStorageManager セッ

トアップ」について説明します「iStorageManager セットアップ」はWebSAM iStorageManager の DVD 媒体

に格納されている各種ソフトウェアのインストールおよび設定をウィザード形式でおこなう機能ですなお本機

能はWindows 版のソフトウェアのみに対応しています

「iStorageManager セットアップ」は以下の2つの機能を提供します

簡易インストール

カスタムインストール

簡易インストールはM シリーズの初期導入に必要なソフトウェアを簡単に導入できます詳細については「31

簡易インストール(M シリーズ)」を参照してくださいカスタムインストールは各種ソフトウェアの詳細な設定が

おこなえますなおA2700 の導入はカスタムインストールを選択してください詳細については「32 カスタ

ムインストール(M シリーズ)」または「34 カスタムインストール(A2700)」を参照してください

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズの場合M シリーズと同様の手順に従ってソフトウェアを導入します詳

細については「31 簡易インストール(M シリーズ)」または「32 カスタムインストール(M シリーズ)」を参照してく

ださい

1 Administrator 権限でログインしてください

2 ターミナルサービスアプリケーションモードを利用している場合本プログラムを終了後インストール

先サーバのコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からインストールを実施してください

3 ご利用の環境によってはDVD 媒体セット時に自動起動しない場合がありますこの場合はDVD 媒体

の以下のプログラムを直接起動してください

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

4 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に導入する場合はM シリーズの導入を先に実施してくだ

さい残りのディスクアレイに対する設定は後から iSM サーバの環境設定で追加してください

5 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に監視している環境でソフトウェアのバージョンアップの

みを実施する場合カスタムインストール(M シリーズ)を選択してください

98

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場合

Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

31 簡易インストール(M シリーズ)

簡易インストール(M シリーズ)では次の二つのインストール方法を提供しています

iStorageManager のセットアップ

ディスクアレイを管理するサーバの構築をおこなう場合にご利用ください

サーバのセットアップ

サーバ(ホスト)情報を管理するユーティリティをインストールする場合にご利用ください

Oracle Java 実行環境が未インストールの状態で簡易インストールを実施するとOpenJDK が自動的にイン

ストールされ有効になります

Oracle Java を利用する場合以下いずれかの手順でセットアップしてください

A)事前に Oracle Java をインストールしてください

簡易インストールではOpenJDK のインストール確認が表示されます

「しない」を選択いただくことでOracle Java を継続利用できます

B)カスタムインストールで各種ソフトウェアをインストールしてください

別途 Oracle Java をインストールしてください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

99

311 iStorageManager のセットアップ

以下の手順にしたがってiStorageManager のセットアップをおこないます

本手順により以下のソフトウェアがインストールされます

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために

必要なソフトウェア

iSM クライアント(Web GUI)

ControlCommand

ネットワーク設定ツール

M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア

またiSM クライアント(Web GUI)による iSM サーバへの接続が可能です

100

1 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ

ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ

ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその

ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場

合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し

てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし

てください

2 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す

る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運

用中に問題となることがあります

1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です

2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です

3 iStorageManager は複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディ

スクアレイ装置を複数の iStorageManager から同時に監視することはできません複数の

iStorageManager から監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に

支障をきたす可能性があります

4 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力

によりファイルチェックが常時行われる状態となりますこれにより CPU 負荷が高くなり動作に

影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合CyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全てをウ

イルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

5 初期設定をおこなっていないディスクアレイはiSM サーバをインストールするサーバと同一

ネットワークに接続してください

6 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ

グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します

7 Server Core 環境の場合はiSM クライアント(Web GUI)は利用できません

8 iStorage ダッシュボードを合わせて導入する場合はカスタムインストールを選択してください

補足Web ブラウザに関する事前設定

【Internet Explorer の場合以降の手順を実施してください】

Web ブラウザで iSM サーバにアクセスすることでiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウ

ンロードインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動ができるページが表示されますこの

ページでの動作を保証するため事前に次の設定を実施してください

101

1 接続する iSM サーバを「信頼済みサイト」に設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「サイト」ボタンをクリックしてください

図 3-1 インターネット オプションの画面

(3)「次の Web サイトをゾーンに追加する」に接続する iSM サーバの URL(例接続する iSM

サーバの IP アドレス(またはホスト名))を入力し「追加」ボタンをクリックしてください

「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックは外

してください

図 3-2 信頼済みサイトの設定画面

102

(4)「閉じる」ボタンをクリックし画面を閉じてください

2 「信頼済みサイト」のセキュリティレベルを設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックしてください

図 3-3 インターネット オプションの画面

103

(3)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「ActiveX コントロールとプラグインの実行」を「有

効にする」に設定してください

図 3-4 セキュリティの設定画面-1

(4)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「スクリプトを実行しても安全だとマークされてい

ない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」を「有効にする」に設定してくださ

図 3-5 セキュリティの設定画面-2

104

(5)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

Internet Explorer Version7 以降をご使用の場合「信頼済みサイト」の保護モードおよび

拡張保護モードは有効にしないでください

以上で「Web ブラウザに関する事前設定」は完了です

iStorageManager のセットアップをおこなう場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-6 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

105

(4)簡易インストールの「iStorageManager のセットアップ」を選択して「次へ」ボタンを

クリックしてください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-7 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)

(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックして

ください

図 3-8 ソフトウェア確認画面

106

(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契

約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合

は本ソフトウェアは使用できません

図 3-9 使用許諾確認画面

(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場

合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください

図 3-10 インストール先の選択画面

107

Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します

表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック

してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ

さい

図 3-11 インストール先の選択画面(Server Core 環境)

(8)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に格

納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場

合はOpenJDK はインストールしません

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

108

XYZ は実際の値が表示されます

図 3-12 OpenJDK のインストール画面

(9)必要なソフトウェアをインストールします

既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画

面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ

ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません

インストール中は以下の画面を表示します

図 3-13 インストール実行中画面

またControlCommand をインストール中に

iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります

画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください

109

図 3-14 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(10)ネットワーク設定ツールの起動をおこないます

そのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 3-15 ネットワーク設定ツール起動画面

110

(11)ディスクアレイのネットワーク設定をおこないます

ディスクアレイに iSM サーバから監視するためのネットワークアドレスを設定します

インストールしたマシンと物理的に同一なネットワーク (ルータを越えない)にディスクアレイを

接続 (設置)されていることを確認してください

確認後インストールしたマシンと同一セグメントの IP アドレスを設定してください

図 3-16 ネットワーク設定ツール画面

設定するディスクアレイを選択して「設定」をクリックしてください

図 3-17 ネットワーク設定画面

111

設定するネットワークアドレスを入力して「設定」をクリックしてください

図 3-18 ネットワーク設定確認

設定するネットワークアドレスを確認し「設定」をクリックしてください

図 3-19 ネットワーク設定完了

ネットワーク設定が完了したら「OK」をクリックしてください

「図 3-15 ネットワーク設定ツール画面」が表示されるので「閉じる」をクリックしてください

112

(12)利用者の設定をおこないます

この利用者はiSM クライアントから iSM サーバに接続する際の利用者になります

必ず Administrator の利用者を設定してくださいなお既に Administrator が設定され

ている場合は「Administrator の設定」画面は表示しません

図 3-20 利用者の設定画面

図 3-21 設定完了画面

113

(13)ディスクアレイのタイムゾーン設定をおこないます

タイムゾーンの設定を行う場合は「する」を選択して「次へ」をクリックしてください

規定値は AsiaTokyo (GMT+9)です

設定する必要がない場合は「しない」を選択してください

図 3-22 タイムゾーンの設定確認画面

「する」を選択すると以下の画面が表示されます

設定するタイムゾーンを選択して「設定」ボタンをクリックしてください

図 3-23 タイムゾーンの設定画面

設定完了後「次へ」をクリックしてください

114

(14)必要なソフトウェアのインストールが完了しました

図 3-24 インストール完了画面

「iSM サーバを起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックしてくださいiSM サーバが起

動します

iSM サーバが起動中は以下の画面を表示しますiSM サーバの起動完了をお待ち下さい

図 3-25 iSM サーバ起動中

Server Core 環境の場合はここで完了となります

図 3-24 の選択肢の補足

何らかの理由でWindows を再起動したい場合は「今すぐコンピューターを再起動する」を選択

してくださいWindows を再起動後15の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示さ

れます

「後でコンピューターを再起動する」を選択した場合はiSM サーバは起動されませんコンピュー

ターの再起動を行ってください再起動後は前回と同じユーザでログインしてください15

の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示されます

115

(15)セットアップが完了しました

iSM サーバが正常に起動後あるいは Windows の再起動後以下の画面を表示します

ご利用の環境によっては再起動後画面が表示されない場合がありますのでその場合は

DVD 媒体の以下のプログラムを直接起動してください

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

図 3-26 セットアップ完了画面

「完了」ボタンをクリックすると自動的に iSM クライアント(Web GUI)を起動します

ログイン画面に12で設定した利用者名パスワードを入力してログインしてくださいログイ

ン後初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行してください初期設定ウィザードは

iSM クライアント(Web GUI)のメニューの[構築]-[初期設定]-[M シリーズ]から起動します初期設

定ウィザードについてはIS051 構成設定の手引(GUI 編)の「第 5 章 初期設定」を参照し

てください

「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

116

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

iSM サーバまたは ControlCommand を導入した場合iSM サーバコマンドまたは

ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定をジョブスケジュールソフトウェアに

登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起動してください

117

1 Internet Explorer において信頼済みサイトの設定およびセキュリティレベルの設定を行わずに

iSM サーバへ接続した場合以下のメッセージが表示され接続に失敗することがあります

本書「iStorageManager のセットアップ」の手順にしたがって設定内容を変更し再度接続してく

ださい

図 3-27 Web ブラウザの画面(設定未実施時)

2 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「警告 - セキュリティ」の画面が表示される場合があ

りますこのときは発行者が「NEC Corporation」であることを確認した上で「実行」ボタンを

クリックしてください

3 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「Windows セキュリティの重要な警告」の画面にて

「Internet Explorer」の機能がブロックされていると表示される場合がありますこのときは当該画

面でブロックを解除するかまたは事前にファイアウォールの設定で「Internet Explorer」のブロッ

クを解除しておいてください

4 ご使用の Internet Explorer の設定でプロキシサーバを経由する指定を行っていると接続に失

敗することがありますこの場合はWeb ブラウザの設定でプロキシの例外指定を行いiSM サー

バへの接続にはプロキシサーバを経由しない設定としてください

ただしiSM クライアント(Web GUI)を iSM サーバと同一コンピュータで利用する場合変更する

必要はありません

以下の手順で変更してください

1) 「コントロールパネル」から「インターネットオプション」-「接続」タブを選択し「LAN の設

定」でローカルエリアネットワークの設定画面を表示します

2) 「LAN にプロキシサーバーを使用する」にチェックが入ってない場合以降の確認は不要です

入っている場合「詳細設定」でプロキシの設定画面を表示します

3) 「次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない」へ接続するサーバのホスト名および IP ア

ドレスの両方を追加してください

4) 使用中の Web ブラウザを一旦すべて終了させたあと再起動してください

118

312 サーバのセットアップ

以下の手順にしたがってサーバのセットアップを実施します

本手順により以下のソフトウェアがインストールされます

OpenJDK

ControlCommand

なお接続されているすべてのサーバで以下を実施してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セット

アップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-28 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)簡易インストールの「サーバのセットアップ」を選択して「次へ」ボタンをクリックして

ください利用できない環境では選択できません

119

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-29 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)

(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックしてく

ださい

図 3-30 ソフトウェア確認画面

120

(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契

約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合

は本ソフトウェアは使用できません

図 3-31 使用許諾確認画面

(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場

合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください

図 3-32 インストール先の選択画面

121

Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します

表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック

してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ

さい

図 3-33 インストール先の選択画面(Server Core 環境)

122

(8)OpenJDK のインストーラを起動します

racle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に

格納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core

環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしません

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

XYZ は実際の値が表示されます

図 3-34 OpenJDK のインストール画面

(9)必要なソフトウェアをインストールします

既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画

面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ

ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません

インストール中は以下の画面を表示します

図 3-35 インストール実行中画面

123

またControlCommand をインストール中に

iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります

画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください

図 3-36 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(10)必要なソフトウェアのインストールが完了しました

「完了」ボタンをクリックすると Windows を再起動しなくて終了しますWindows を再

起動したい場合は「コンピューターを再起動する」をチェックして「完了」ボタンをクリック

してください

なお同じバージョンが既にインストールされていることから本手順でインストールをおこなっ

ていない場合は「コンピューターを再起動する」をチェックせずに完了してください

図 3-37 インストール完了画面

124

ControlCommand をインストールした後はホスト情報の収集登録およびボリューム対応表の作

成を行ってください詳細はControlCommand のインストールガイドを参照してください

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

ControlCommand を導入した場合ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定を

ジョブスケジュールソフトウェアに登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起

動してください

125

32 カスタムインストール(M シリーズ)

以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択

します

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために

必要なソフトウェア

ControlCommand

iSM クライアント(Web GUI)

ネットワーク設定ツール

M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア

カスタムインストールは以下の画面から選択します

(1)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-38 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

126

(2)カスタムインストールを選択してください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-39 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ

アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」ネットワーク設定ツールの

場合は「ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版)」を参照してくださいOpenJDK の場合は下記

を参照してください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

127

(3)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

図 3-40 セットアップ内容の選択画面

(4)OpenJDK のインストール画面を表示します

画面に従いOpenJDK をインストールしてください

OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください

iSM クライアント(Web GUI)

iSCSI 簡易設定ツール

iSM ネットワーク設定ツール

ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します

128

33 カスタムインストール(A2700)

以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択

します

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)を利用するために必要なソフトウェア

ControlCommand

iSM クライアント(Web GUI)

カスタムインストールは以下の画面から選択します

(1)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-41 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズA2700)

129

(2)カスタムインストールを選択してください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-42 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ

アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」を参照してくださいOpenJDK

の場合下記を参照してください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

130

(3)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

図 3-43 ディスクアレイの選択画面

(4)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

図3-44 セットアップ内容の選択画面

(5)OpenJDK のインストール画面を表示します

画面に従いOpenJDK をインストールしてください

131

OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください

iSM クライアント(Web GUI)

iSCSI 簡易設定ツール

iSM ネットワーク設定ツール

ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します

132

(このページは空白です)

133

第4章 サーバの導入(Windows 版)

41 動作環境

表 4-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

PCAT 互換機

iStorage NS シリーズ

動作OS <M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>

Microsoft Windows 8 Pro(SP 無)(3)

Microsoft Windows 8(SP 無)(3)

Microsoft Windows 81 Pro (3)

Microsoft Windows 81 (3)

Microsoft Windows 10 Home

Microsoft Windows 10 Pro

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition(SP 無)(1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition(SP 無)(1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1) (3)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(2) (3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition (2) (3)

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition(2)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

(2) x64 に対応します

(3) Windows 更新プログラム KB2999226 を適用する必要があります

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2016 Hyper-VWindows Server

2019 Hyper-V

仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運

用を推奨します

メモリ OS 必要メモリ+146(396)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です

ディスク容量 プログラム容量308MB

動作必要容量 837MB 以上

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

134

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

図 4-1 システム構成イメージ(Windows 版)

FC 経由でディスクアレイを管理する場合Express の周辺機器として Fibre Channel コントローラ

(Optical)Fibre Channel ケーブルおよび Fibre Channel コントローラのドライバが必要になります

また必要に応じて Fibre Channel ハブや Fibre Channel スイッチが必要となります

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディスク

アレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM サーバから

監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障をきたす可能性が

あります

2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力

によりファイルチェックが常時行われる状態となりますそれにより CPU 負荷が高くなり動作に

影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合はCyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全て

をウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

135

42 iSM サーバのインストール

421 インストール

以下の手順にしたがってiSM サーバをインストールします

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

1 ESMPROServerManager(以降ESMPROSM とします)がインストールされているサーバに

iStorageManager をインストールする場合ESMPROSM との連携に関する設定を行う画面が表

示されるので必要に応じて設定してください詳細については電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

2 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ

ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ

ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその

ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場

合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し

てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし

てください

3 インストール先フォルダにはハードディスク上のシステムフォルダ(Winini ファイルのある

フォルダ)を選択することはできませんかつインストール先のフォルダ名に空白文字や特

殊文字(例えば()^yenltgt|など)を含めないでください

4 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す

る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運

用中に問題となることがあります

1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です

2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です本バージョ

ンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サーバをアンイン

ストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アドレス)を削除して

ください

5 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ

グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します

6 iSM サーバをインストールした後iStorageManager サービスが自動的に開始されます

136

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場

合Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する

場合 M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズを利用する場合は以下の手順でインストールを

実施します

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 4-2 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

137

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

4-3 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません

図 4-4 セットアップ内容の選択画面

138

(6)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の

内容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます

図 4-5 インストール状況画面

(7)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます

図 4-6 iSM サーバのインストール画面

139

(8)iSM サーバのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-7 インストール開始画面

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 4-8 使用許諾確認画面

140

(10)iSM サーバの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 4-9 情報確認画面

(11)iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 4-10 インストール先の選択画面

141

(12)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し

てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-11 プログラムフォルダの選択画面

(13)ESMPRO 連携の設定を行います

iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連

携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください

なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこと

ができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManager

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます

図 4-12 ESMPRO 連携設定ツールの画面

142

(14)iSM サーバのインストール準備完了を確認します

「インストール」ボタンをクリックしてください

図 4-13 インストール準備完了の画面

画面に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」項目が表示されますiStorage ダッシュボー

ドを合わせて導入する場合はチェックを有効にしてください

その他iStorage ダッシュボードの導入および環境設定についての詳細は第 10 章を参照してください

(15)iSM サーバのモジュールをインストールします

図 4-14 ファイルコピー画面

143

(16)iSM サーバの環境設定をおこないます

①新規インストールの場合は以下の画面を表示します

図 4-15 新規インストール時の環境設定選択画面

②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します

図 4-16 バージョンアップ時の環境設定選択画面

ここで M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの設定を追加または変更する場合は

「ウイザードで必要最低限の設定を行います」または「ダイアログですべての機能の設定をおこ

ないます」を選択してください新規インストールの場合で後から設定を行う場合は「後で設

定します」を選択してくださいiSM サーバをアップデートした場合で設定の追加または変更

が不要な場合は「設定を引き継ぎます」を選択してください

「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをおこ

なうため簡単に環境設定ができます詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザー

ド」を参照してください

144

「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます詳細について

は「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください

「後で設定します」を選択した場合

環境設定はおこないません

「設定を引き継ぎます」を選択した場合

環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます

(17)iSM サーバのインストールを完了します

iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ

さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ

アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参

照してください

「完了」ボタンをクリックしてください

図 4-17 インストール完了画面

145

4212 A2700 を利用する場合

A2700 を利用する場合は以下の手順でインストールを実施します

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 4-18 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズ A2700)

146

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して

ください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 4-19 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-20 ディスクアレイの選択画面

147

(6)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません

図 4-21 セットアップ内容の選択画面

(7)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の

内容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます

図 4-22 インストール状況画面

148

(8)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます

図 4-23 iSM サーバのインストール画面

(9)iSM サーバのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-24 インストール開始画面

149

(10)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 4-25 使用許諾確認画面

(11)iSM サーバの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 4-26 情報確認画面

150

(12)iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 4-27 インストール先の選択画面

(13)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し

てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-28 プログラムフォルダの選択画面

151

(14)ESMPRO 連携の設定を行います

iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連

携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください

なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこ

とができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManegar

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます

図 4-29 ESMPRO 連携設定ツールの画面

(15)iSM サーバのモジュールをインストールします

図 4-30 ファイルコピー画面

152

(16)iSM サーバの環境設定をおこないます

①新規インストールの場合は以下の画面を表示します

図 4-31 新規インストール時の環境設定選択画面

②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します

図 4-32 バージョンアップ時の環境設定選択画面

「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをお

こなうため簡単に環境設定ができます

環境設定ウィザードでは以下の設定をおこないます

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログの設定

詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザード」を参照してください

153

図 4-33 環境設定ウィザード画面

「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます

環境設定では以下の設定をおこないます

ディスクアレイの設定

利用者の設定

状態監視機能の設定

サーバクライアントの設定

事象連携機能の設定

性能監視機能の設定

性能最適化機能の設定

レプリケーションスナップショット機能の設定

データ改ざん防止機能の設定

監査ログ機能の設定

154

詳細については「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください

図 4-34 環境設定画面

「後で設定します」を選択した場合

環境設定はおこないません

「設定を引き継ぎます」を選択した場合

環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます

(17)iSM サーバのインストールを完了します

「完了」ボタンをクリックしてください

図 4-35 インストール完了画面

155

iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ

さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ

アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参

照してください

422 アンインストール

以下の手順にしたがってiSM サーバをアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)サービスとイベントビューアの画面を閉じてください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM サーバ」を削除し

ます

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続

行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラムを実行してください

Server Core 環境の場合はアンインストールするバージョンの DVD 媒体をセットしてコマン

ドプロンプトから以下を実行してください

yenSERVERyenWINDOWSyenSETUPEXE uninstall

サービス iStorageManager が起動中であればサービス iStorageManager は自動停止されます

なおアンインストール後も環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル

性能統計情報集約ファイル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティショ

ン管理ユーザ情報ファイルは削除されません

423 アップデート

iSM サーバを旧バージョンからアップデートする場合は「iStorageManager セットアップ」のインス

トールで旧バージョンのアンインストールをおこない本バージョンのインストールを行います手順は

「421 インストール」を参照してください

iSM サーバを使用しているマシンにおいて OS を Windows 8 以降および Windows Server 2012 以降

にアップグレードする場合のみ必ず以下の手順にしたがってiSM サーバのアップデートを実施してく

ださい()

このアップデートはインストール済みの iSM サーバとアップデート後の iSM サーバのバージョンが

同じ場合でも必要です

(1) iSMサーバがインストールされているマシンのOSをWindows 8以降およびWindows Server

2012 以降にアップグレードします

(2) アップグレード完了後インストール済みの iSM サーバをアンインストールしてください(ア

ンインストール手順は「422 アンインストール」を参照してください)

156

(3) iSM サーバを再インストールしてください(インストール手順は「421 インストール」を参

照してください)

(4) iSM サーバの「インストール先フォルダyensbin」にある以下の5つのファイルのプロパティを表

示し「互換性」タブの「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて「OK」

ボタンを押してください

iSMalsetexe

iSMprfcomexe

iSMsetenvexe

iSMsetenvWzdexe

iSMsvmnuexe

424 サイレントインストール

以下の手順に従ってサイレントインストールための bat ファイルを使用して iSM サーバをインストー

ルします

ldquoyenSERVERyenWINDOWSrdquoディレクトリ下に格納されている bat ファイルを使用してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットします

(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げCD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenSERVERyenWINDOWS

(4)以下のコマンドを実行しインストールが実行されます

iSMsvrSilentSetup install -path installpath

説明

-path iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のパスに空白を含む場合は「ldquo rdquo」でパスを囲んでください

フルパスを指定してください

サイレントインストールの場合インストール先のパスの最後にyeniSMsvr フォルダを含めな

いことを推奨します

使用例

iSMsvrSilentSetup install -path ldquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo

続けて「44 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってください

157

425 サイレントアンインストール

iSM サーバのサイレントインストールはインストール媒体を使用して以下の手順で行います

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットします

(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenSERVERyenWINDOWS

(4)以下のコマンドを実行しアンインストールが実行されます

iSMsvrSilentSetup uninstall

43 iSM サーバの環境設定ウィザード

iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります

ここでは環境設定ウィザードでの設定方法について記述しますなお環境設定ウィザードでは必

要最低限の設定を順番におこなうため簡単に環境設定ができます

環境設定ウィザードはiSM サーバのインストール時「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows

8 以降Windows Server 2012 以降の場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプ

リ」をクリックしすべてのアプリにて「環境設定ウィザード」または「iSM サーバメニュー」の

「環境設定ウィザード」から起動しますServer Core 環境の場合はコマンドプロンプトから

「iSMsetenvWzd」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は環境設定ウィザード終了時

に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager を再起動してくだ

さい

「iSM サーバ」から「環境設定ウィザード」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアロ

グが表示される場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定ウィザード」を起動し

てください

なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません

158

431 ディスクアレイの設定

iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますディスクアレイの設定は省略できませんな

おディスクアレイの設定は IP 接続を推奨しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリー

ズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です設定後

「次へ」ボタンをクリックしてください

iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番

号が不明な場合一旦「FC 接続設定」ボタンの「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し次

の項目(「432 利用者の設定」)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決

まったタイミングで設定変更(再設定)を行ってください

フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない

ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください

図 4-36 ディスクアレイの設定画面

ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示しますディスクアレイを

FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリックし「FC 接続設定」から設定してください

② ③ ④

159

図 4-37 IP 接続設定画面

①ディスクアレイ一覧

現在設定されているディスクアレイを表示します

ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの

「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります

IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア

レイのシリーズ」に表示します

ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です

②「追加」ボタン

ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-38)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追

加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-39)か

ら行ってください

③「編集」ボタン

選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする

かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について

はIP 接続の場合は図 4-37FC 接続の場合は図 4-38 または図 4-39 を参照してください

160

④「削除」ボタン

選択したディスクアレイを削除します

⑤「FC 接続設定」ボタン

FC 接続設定画面(図 4-39)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行いま

図 4-38 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面

⑥ディスクアレイのシリーズ

ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ

ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です

M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します

A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください

A3000 シリーズと A5000 シリーズ M

A2700 と A4900 D

⑦メイン IP アドレス

IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定

が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ

制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

⑧サブ IP アドレス

SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます

⑥ ⑦

161

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

図 4-39 FC 接続設定画面

⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する

チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います

⑩「ディスク番号による指定」ボタン

FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス

クの追加画面(図 4-40)を表示します

ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです

通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ

の設定は不要です

図 4-40 ディスクアレイ追加(ディスク)画面

⑪ディスク

ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに

対して最大 8 個のディスクが登録できます

監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist

-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「 iStorageManager コマンドリ

ファレンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください

162

432 利用者の設定

iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省

略できません設定後「次へ」ボタンをクリックしてください

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな

ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアント(Web GUI)からパー

ティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名

は既に存在するユーザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM ク

ライアント(Web GUI)から確認できます

利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施

できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必

要があります

図 4-41 利用者設定画面

② ③ ④

163

iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator 設定画面を表示します

図 4-42 Administrator の設定画面

①利用者一覧

現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します

この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ

ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます

②「追加」ボタン

利用者追加画面(図 4-43)が表示され利用者の追加を行います

③「編集」ボタン

選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ

ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-43 を参照してください

④「削除」ボタン

選択した利用者を削除します

図 4-43 利用者追加画面

164

⑤利用者名

利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指

定できません

⑥パスワード

利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ

れます

なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で

きません

⑦役割

利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント

でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい

ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ

ます

monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します

operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で

運用に必要な操作を許可します

administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します

165

433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に必要なポート番号の設

定を行います設定後「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-44 クライアントの設定画面

①iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番

号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既定値として

8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

166

434 運用ログの設定

iSM サーバのメッセージを出力する運用ログの設定を行います

OS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する必要があります

図 4-45 運用ログの設定画面(Server Core 環境以外の場合)

図 4-46 運用ログの設定画面(Server Core 環境の場合)

①ログファイル格納フォルダ

iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを指定しますなおServer Core 環境の場

合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダを直接指定してください245

バイト以内での指定が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されてい

167

ます

フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します運

用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「16 ログ出力」を

参照してください

②ディスクの空き容量

ログファイル格納フォルダで指定されているドライブの空き容量を表示します

Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボタ

ンをクリックし空き容量を確認してください

③最大ログファイルサイズ

iSM サーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100 個のファ

イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1 から 10(100MB から 1000MB)の範囲

で設定可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内

で設定してください

168

435 設定内容の確認

設定した内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

「新しい設定を保存してもよろしいですか」のメッセージで「はい」をクリックすると設定完了画面

になります

図 4-47 設定内容の確認画面

436 設定完了

環境設定ウィザードでの設定はこれで終了です

図 4-48 設定完了画面

169

44 iSM サーバの環境設定

iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります

ここでは環境設定の設定方法について記述しますなお環境設定ではすべての設定ができます

環境設定は「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows 8 以降Windows Server 2012 以降の

場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプリ」をクリックしすべてのアプリにて

「環境設定」または「iSM サーバメニュー」の「環境設定」から起動しますServer Core 環境の場合

はコマンドプロンプトから「iSMsetenv」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は

「OK」ボタン実行時に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager

を再起動してください

「iSM サーバ」から「環境設定」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定」を起動してください

なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません

170

441 ディスクアレイ

iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますなおディスクアレイの設定は IP 接続を推奨

しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

のディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です

iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番

号が不明な場合一旦「FC 接続設定」の「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し他の項目

(「442 利用者」など)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決まったタ

イミングで設定変更(再設定)を行ってください

フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない

ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください

図 4-49 ディスクアレイ画面

② ③ ④

171

ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示します設定内容については

図 4-50 を参照してくださいディスクアレイを FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリッ

クし「FC 接続設定」から設定してください

図 4-50 IP 接続設定画面

①ディスクアレイ一覧

現在設定されているディスクアレイを表示します

ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの

「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります

IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア

レイのシリーズ」に表示します

ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です

②「追加」ボタン

ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-51)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追

加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-52)か

ら行ってください

⑥ ⑦

172

③「編集」ボタン

選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする

かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について

はIP 接続の場合は図 4-51FC 接続の場合は図 4-52 または図 4-53 を参照してください

④「削除」ボタン

選択したディスクアレイを削除します

⑤「FC 接続設定」ボタン

FC 接続設定画面(図 4-52)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行います

図 4-51 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面

⑥ディスクアレイのシリーズ

ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ

ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です

M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します

A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください

A3000 シリーズと A5000 シリーズ M

A2700 と A4900 D

173

⑦メイン IP アドレス

IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定

が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ

制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

⑧サブ IP アドレス

SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレスへ接続し

監視をおこないます

図 4-52 FC 接続設定画面

⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する

チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います

174

⑩「ディスク番号による指定」ボタン

FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス

クの追加画面(図 4-53)を表示します

ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです

通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ

の設定は不要です

図 4-53 ディスクアレイ追加(ディスク)画面

⑪ディスク

ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに

対して最大 8 個のディスクが登録できます

監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist

-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファ

レンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください

175

442 利用者

iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省

略できません

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな

ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアントから設定し

てくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアントからパーティションを管理す

る利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名は既に存在するユー

ザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM クライアントから確認で

きます

利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施

できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必

要があります

図 4-54 利用者画面

iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator の設定画面を表示します設定

内容については図 4-56 を参照してください

② ③ ④

176

図 4-55 Administrator の設定画面

①利用者一覧

現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します

この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ

ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます

②「追加」ボタン

利用者追加画面(図 4-56)が表示され利用者の追加を行います

③「編集」ボタン

選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ

ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-56 を参照してください

④「削除」ボタン

選択した利用者を削除します

図 4-56 利用者追加画面

177

⑤利用者名

利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指

定できません

⑥パスワード

利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ

れます

なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で

きません

⑦役割

利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント

でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい

ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ

ます

monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します

operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で

運用に必要な操作を許可します

administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します

178

443 状態監視

状態監視情報運用ログ情報および構成設定情報の設定は以下の設定画面から行いますこれらの

情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません

図 4-57 状態監視画面(Server Core 環境以外の場合)

② ③

⑤ ⑥

179

図 4-58 状態監視画面(Server Core 環境の場合)

①監視インターバル

ディスクアレイの状態を監視するインターバルを設定します既定値として 15(秒)が設定されて

いますが変更する場合は 1 から 3600 の範囲内で指定します

状態監視については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「13 状態監

視」を参照してください

② 監視の再開可能チェックインターバル

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを設定します既定値として5(分)が設定されていますが変

更する場合は 1 から 60 の範囲内で指定します

③ 監視パスのチェックインターバル

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックするインターバルを設定します既定値と

して60(分)が設定されていますが変更する場合は 3 から 60 の範囲内で指定します

② ③

④ ⑤ ⑥

180

④ 容量監視インターバル

以下の情報を監視するインターバルを設定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

既定値として 5(分)が設定されていますが変更する場合は 5 から 1440 の範囲内で指定します

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスクの容量不足論理ディスクの LD

容量クォータは状態を監視するインターバル(状態監視情報の「監視インターバル」)で監視します

ただし容量監視インターバルが状態を監視するインターバルよりも短い場合()は容量監視イン

ターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態を監視するインターバルよりも長くなります

⑤ SNMP トラップ受信

SNMP トラップの受信機能について選択しますSNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを iSM サーバに通知するものです

TCPIP 接続により監視するディスクアレイの場合にのみ有効となります

しない SNMP トラップは受信しません

SNMP トラップサービスを使用する SNMP トラップサービスと連携して受信します

直接受信する iSMサーバ自身が 162番のポート番号を使用して受信します

1 「SNMP トラップサービスを使用する」を選択する場合にはSNMP Trap Service をインストー

ルしておく必要がありますまた「直接受信する」を選択した場合SNMP Trap Service の

ように SNMP トラップを採取するアプリケーションとはポートの競合が発生しますこのよ

うな場合には「直接受信する」を選択しないでください

2 SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えますネットワークセキュリティ

攻撃等を受け性能が劣化することがありますので受信しない設定を推奨します

181

⑥ ニックネームの重複チェック

iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成要素に付与された識別名称の重

複チェックを行うか否かを選択します

「する」を選択した場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全ての識別名

称の重複チェックを行います

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行いません

既定値重複チェックを行います

⑦障害情報の定時通報

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報を行うかを設定します既定値では

定時通報を行いません(「しない」)

しない 定時通報実施時刻での設定値は無効となります

する 定時通報実施時刻での設定値が有効となります

定時通報実施時刻 定時通報を行う時刻を設定します定時通報する場合にのみ本パラメー

タでの設定値が有効となります定時通報しない(既定値)の場合は本パラメータでの設定値が設定

できません0000~2359(時分)の範囲で指定可能です既定値は GUI を起動させたrdquo現在時刻rdquo

を表示させます

⑧ログファイル格納フォルダ

iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを設定します245 バイト以内での指定

が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されています

フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します

なおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダ

を直接指定してください運用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」

(IS050)の「16 ログ出力」を参照してください

182

⑨ディスクの空き容量

OS のディスクの空き容量を表示します

Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボ

タンをクリックし空き容量を確認してください

⑩最大ログファイルサイズ

iSMサーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100個のファ

イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~10(100MB~1000MB)の範囲で設定

可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内で設定し

てください

⑪処置不要なメッセージの種別を INFO に変更

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについて種別を INFO に切り替える

ことが可能です種別の変更対象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です

既定値は「しない」です

しない 従来通り WARNING とします

する 種別を WARNING から INFO に変更します

メッセージの種別を変更すると事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を

行っている場合に連携ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を

確認してください

⑫ ディスクアレイの時刻を自動補正

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正するか否かを選択します既定値は「する」です

する ディスクアレイ中の時刻を自動補正します時刻の自動補正はサーバの起動時

およびサーバ起動後 24 時間ごとに行われます

しない ディスクアレイ中の時刻を自動補正しません

⑬ 仮想容量プールの最大物理容量超えを許可

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可するか否かを選択します既定値は「しない」

です

シンプロビジョニング機能を利用する場合にのみ有効となります

しない 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可しません

する 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可します

183

⑭ 構成設定時の構成情報自動保存

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うか否かを設定します既定値は「する」です

する 構成情報の自動保存が行われます

しない 構成情報の自動保存が行われません

444 サーバクライアント

サーバ情報とクライアント情報の設定は以下の設定画面から行います

図 4-59 サーバクライアント

①iSM サーバ名を設定

iSMサーバ名を iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する場合は「する」を選択し

iSM サーバ名を設定してください複数の iSM サーバを運用しておりひとつのマシンから複数の

iSM クライアント(Web GUI)を起動接続して運用する場合にタイトルバーによりどの iSM サーバ

に接続した iSM クライアントであるか識別が可能となります既定値は「しない」です

しない iSM サーバ名を表示しません

する 表示する iSM サーバ名を 20 文字以内で設定します

大文字と小文字は区別されます

184

iSM サーバ名に日本語半角カナ制御文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

②iSM クライアント接続先ポート番号

iSM クライアントが接続する iSM サーバのポート番号を指定します既定値として 8020 が設定さ

れていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

③iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既

定値として 8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

iSM クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

④iSM サーバに接続する時の IP アドレス

ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManagerで iStorage Mシリーズを監視する場合に

設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定する IP ア

ドレスを設定します既定値は「指定しない」です

指定しない iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時

の IP アドレスを指定しません

指定する iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時

の IP アドレスを指定する場合にIPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのいずれか

を指定して IP アドレスを入力します

IPv4 アドレスとして1270010000255255255255は使用できません

IPv6 アドレスとして0000000000000001FF00----

0000002552552552550000000000000000127001は使用できません

185

⑤TLS バージョンの無効

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS10 と TLS11 を無効化するかど

うかを指定します既定値は「設定しない」です

設定しない TLS10TLS11TLS12TLS13 で通信可能です

設定する

10 TLS バージョン 10 を無効化します10 を設定する場合TLS11~TLS13 で通信

可能です

1011TLS バージョン 10 と 11 を無効化します1011 を設定する場合TLS12~TLS13

で通信可能です

445 事象連携

事象連携機能の設定は以下の設定画面から行います事象連携機能を使用する場合は設定が必要です

図 4-60 事象連携画面

①連携一覧

現在設定されている事象連携定義を表示します

「対象」

定義されている事象連携対象メッセージの条件を表示します

② ③ ④ ⑤

186

ldquo(メッセージ範囲) AND (メッセージレベル)rdquoの形式で表示します

メッセージ範囲メッセージレベルについては図 4-60 を参照してください

「アクション定義」

定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を表示します

複数定義されている場合はldquo rdquoで区切られます

②「追加」ボタン

連携定義追加画面(図 4-61)が表示され事象連携定義の追加を行います

③「複製」ボタン

選択した事象連携定義の複製を定義します「複製」ボタンをクリックして連携の複製画面から既

に定義されている内容を変更して新規に定義します設定内容については図 4-61 を参照してくだ

さい

④「編集」ボタン

選択した事象連携定義の編集を行います事象連携定義を選択して「編集」ボタンをクリックする

か事象連携定義をダブルクリックして連携の編集画面から編集します設定内容については図

4-61 参照してください

⑤「削除」ボタン

選択した事象連携定義を削除します

⑥「メール設定」ボタン

メール送信を行う場合は「メール設定」ボタンをクリックしてメール設定画面(図 4-62)から設定

します

⑦「上限値設定」ボタン

事象連携動作の上限値を設定する場合は「上限値設定」ボタンをクリックして上限値設定画面(図

4-66)から設定します

⑧事象連携動作の適用

「適用」ボタンのクリックで現在の事象連携定義の内容で事象連携動作を変更しますiSM サー

バが動作中の場合は事象連携動作が即時に変更されますiSM サーバが動作していない場合は

事象連携動作に必要な情報のみ変更され次回の iSM サーバ起動時に有効となります

187

図 4-61 連携定義追加画面

①対象

事象連携対象のメッセージを定義します

メッセージ範囲とメッセージレベルで定義しメッセージ範囲とメッセージレベルとの AND 条件の

メッセージが事象連携対象となります

②メッセージ範囲

機能名とメッセージ ID で事象連携対象のメッセージを設定しますメッセージ範囲の設定は省略で

きません設定した機能名とメッセージ ID の全てが事象連携対象となりますメッセージ ID につ

いては電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)を参照してください

③機能名

機能名で事象連携対象のメッセージを設定します機能名を複数指定した場合は指定した機能の

すべてが対象となります

「すべて」

iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM04xxxiSM07xxxiSM08xxxiSM09xxxiSM10xxx

iSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxxiSM17xxxiSM18xxxiSM23xxxiSM24xxx

iSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID のすべてが対象となります

② ③

⑥ ⑦

⑩ ⑪

188

「基本制御」

iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM07xxxiSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxx

iSM17xxxiSM23xxxiSM24xxxiSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID が対象となりま

「レプリケーション」

iSM10xxx のメッセージ ID が対象となります

「スナップショット」

iSM18xxx のメッセージ ID が対象となります

「性能」

iSM08xxxiSM09xxx のメッセージ ID が対象となります

「保守」

ALIVE通報の対象(ディスクアレイ装置の障害通報機構が行うALIVE通報も含みます)のメッ

セージ(メッセージの本文末尾にキーワードrdquo[_ALERT_]rdquoが付加されている)が対象となり

ます

④メッセージ ID

メッセージ ID で事象連携動作の対象となるメッセージを設定しますメッセージ ID はiSMxxxxx

の xxxxx の部分を指定しますメッセージ ID はカンマを区切り文字として複数の記述が可能です

またハイフンを利用することで範囲指定も可能です(例010010100203001-03999)

⑤メッセージレベル

事象連携動作の対象となるメッセージレベルを設定しますメッセージレベルの省略はできません

なおメッセージ範囲で指定した条件はメッセージレベルの条件で絞り込まれます

「すべて」

ERRORWARNINGNOTICEINFO のメッセージすべてが対象となります

「ERROR」

ERROR のメッセージが対象となります

「WARNING」

WARNING のメッセージが対象となります

「NOTICE」

NOTICE のメッセージが対象となります

「INFO」

INFO のメッセージが対象となります

⑥定義

定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を定義します送信先のメールアド

レスを指定すると対象メッセージが出力されると指定したメールアドレスにメールを送信します

バッチファイルまたは実行ファイルを指定すると対象メッセージが出力されると指定したファイ

ルを実行します

189

⑦送信先のメールアドレス

送信先のメールアドレスを設定しますカンマを区切り文字として複数の記述が可能です

1つのメールアドレスは 320 文字以内で設定してください

⑧バッチファイルまたは実行ファイル

バッチファイルまたは実行ファイルを設定しますこの場合画面との対話が不要なファイルを指

定してくださいまたファイルを変更する場合は「参照」ボタンを利用して実際に存在するファ

イルを指定してくださいなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため

実際に存在するファイルを直接指定してくださいファイルは 259 文字以内で設定してください

⑨一覧

現在設定されている定義を表示します

⑩「追加」ボタン

「送信先のメールアドレス」または「バッチファイルまたは実行ファイル」に入力後「追加」

ボタンで指定を確定します確定すると「一覧」のアクション定義に表示します

⑪「編集」ボタン

「一覧」に表示されている定義の編集を行います「一覧」に表示されている定義を1つ選択し

「編集」ボタンで⑦または⑧に定義内容を表示します表示された内容を編集し「追加」ボタン

で編集内容を確定します

⑫「削除」ボタン

「一覧」に表示されている定義の削除を行います「一覧」に表示されている定義を1つまたは複

数選択し「削除」ボタンで「一覧」から削除します

190

図 4-62 メール設定画面

①認証

なし ユーザ認証を行いません

POP before SMTP POP before SMTP によるユーザ認証を行います

SMTP-AUTH SMTP Authentication によるユーザ認証を行います

② SMTP サーバ

メールを送信する SMTP サーバを 255 文字以内で設定します

③SMTP ポート

メールを送信する SMTP サーバのポート番号を設定します

1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 25 です

④POP サーバ

メール送信時の認証でアクセスする POP サーバを 255 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります

⑤POP ポート

メールを送信時の認証でアクセスする POP サーバのポート番号を設定します

1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 110 です

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります

⑥ユーザ名

認証用のユーザ名を 32 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquoSMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑩ ⑪

191

⑦パスワード

認証用のユーザ名のパスワードを 58 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑧パスワードの確認入力

確認のため「パスワード」と同じものを設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑨送信元のメールアドレス

送信者のメールアドレスを設定します

送信先のメールアドレスが間違っているなどの理由によりSMTP サーバでメール送信が失敗する

場合がありますこの場合は送信者のメールアドレスに SMTP サーバのエラーメッセージが送信

されることがあります

⑩メールテンプレートファイル

メール送信時にメールの雛型となるテンプレートファイルのパスを 259 文字以内で指定します

なおファイルサイズは 1KB 以内にしてください

⑪ 「参照」ボタン

ファイルを選択する画面が表示されすでに存在するメールテンプレートファイルを指定できます

Server Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないためメールテンプレートファイルの

パスは直接指定してください

⑫ 「編集」ボタン

新しいメールテンプレートファイルを作成したりすでに作成されているメールテンプレートファ

イルを修正したりできます「メールテンプレートファイル」欄にパスを入力してから「編集」ボ

タンを選択するとメールテンプレートの設定画面(図 4-63)が表示されます内容を編集して

「上書き保存」ボタンまたは「新規保存」ボタンを選択します

192

図 4-63 メールテンプレートの設定画面

メールテンプレートは実際に送信するメールの雛形で「件名」「本文」「メールヘッダとし

て定義可能なその他の内容」の設定を行います

①件名

メールのタイトルを設定します

②本文

メールの本文を設定します

本文に設定した内容はそのまま送信されますなお本文にrdquo$MSGrdquoの記述がある場合にはrdquo$MSGrdquo

を事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージに置換します

定義例

This is the iSMserver at ドメイン名など

Error Reporting

$MSG larr事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージがこの行に展開されます

注意

1 本文には自由な内容が記述できますが送信時にコード変換はしないので漢字を使う場合は

JIS コードで記述してください

2 本文には 1 行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

3 ある行のrdquo$MSGrdquo部分のメッセージ内容への置換は最初に現れたrdquo$MSGrdquoのみで行われます

そのため1 行に複数記述しても最初のもののみ置換されますただし複数行に記述した

ものはそれぞれ同じメッセージ内容に展開されます

④ ⑤

193

③「その他のテンプレートの設定」ボタン

その他のテンプレートの設定画面(図 4-65)が表示されメールヘッダとして定義可能なその他の内

容について設定します

④「上書き保存」ボタン

現在設定されているメールテンプレートファイルが上書きされメール設定画面(図 4-62)に戻りま

⑤「新規保存」ボタン

表示されている内容でメールテンプレートファイルを新規に保存しメール設定画面(図 4-62)に戻

ります「メールテンプレートファイル」欄に新規に作成したファイルのパス名が表示されます

なおServer Core 環境の場合は名前を付けて保存画面(図 4-64)を表示しますメールテンプレー

トファイルを直接入力し「OK」ボタンをクリックしてください

図 4-64 名前を付けて保存画面(Server Core 環境の場合)

図 4-65 その他のテンプレートの設定画面

194

①テンプレート

メールヘッダとして定義可能(RFC822 に沿った記述)な内容を設定します

図 4-66 上限値設定画面

①メール送信

単位時間(1分間)あたりのメール送信処理の上限値を設定します15~1200 の範囲で設定可能で

既定値は300ですメールサーバなど外部のリソースに負荷をかける可能性があることを考慮して

値を設定してください

②バッチファイルまたはファイル実行

単位時間(1分間)あたりのバッチファイルまたはファイルの実行処理の上限値を設定します15

~1200 の範囲で設定可能で既定値は 30 ですiSM サーバが稼動しているサーバなどのリソース

に負荷をかける可能性があることを考慮して値を設定してください

195

446 性能監視

性能監視機能の設定は以下の画面から行います性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はあり

ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください

図 4-67 性能監視画面

①格納フォルダ

統計情報履歴ファイルの格納場所を設定します既定値はrdquo[インストール先フォルダ]yenetcyenmonrdquoで

す「参照」ボタンでフォルダを選択することができますなおServer Core 環境の場合は「参

照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設

定してください210 バイト以内での指定が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-

カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたはネットワークディレクトリを

指定した場合性能監視機能が正しく動作しない可能性があります

②ロギングインターバル

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力するインターバルを設定します1~60(分)の範囲

で設定可能で既定値は 5(分)です

⑤ ⑥

⑦ ⑧

⑨ ⑩

196

③ロギングインターバルの自動調整

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバルで統計情報を出力できない場合自

動的に出力可能なインターバルに変更する時に指定します

する ロギングインターバルの自動調整を行います(既定値)

しない ロギングインターバルの自動調整を行いません

④再起動時の出力継続

iSM サーバ起動時に PerforMate 利用可能なディスクアレイすべてについて統計情報の出力を自動

的に開始するか否かを設定します

する 前回の運転時に統計情報を蓄積していたディスクアレイについては前回の状態を

引き継ぎ蓄積を開始します(既定値)前回の運転時に蓄積を停止していたディ

スクアレイについてはその状態を保持し蓄積を開始しません

「初回起動時はすべてのディスクアレイについて出力を開始する」をチェックした

場合はiSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能監視機能)が利用できるディス

クアレイすべてについて統計情報の蓄積を開始します(既定値)ただしiSM

サーバをアップデートした場合は前回運転時の蓄積状態を保持します

しない 統計情報の出力を自動的には開始しません

⑤集約の自動実行

統計情報を自動的に集約します

しない 統計情報の自動集約を行いません(既定値)

する 統計情報の自動集約を行います

⑥保存期間の設定

統計情報の保存期間を設定します保存期間を過ぎたファイルは自動的に削除されます

⑦統計情報履歴ファイル

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除します

1~366(日間)または1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ

月間)です

⑧一次集約ファイル

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次集約ファイルを削除します

1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ月間)です

⑨二次集約ファイル

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次集約ファイルを削除します

1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(年間)です

197

⑩時刻

集約の自動実行と保存期間の過ぎたファイルの削除を実行する時刻です既定値は 0000 です

「集約の自動実行」が「する」に設定されている場合と「保存期間の設定」で保存期間が設定さ

れている場合に有効です

⑪表示リフレッシュレート

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて1 分間あたり何回データ更新を行うかを指定しま

す既定値には1(回分)が設定されていますが変更する場合は 1 から 6 の範囲内で指定しま

⑫監視インターバル

しきい値監視条件の監視インターバルを指定します既定値は表示リフレッシュレートの値です

表示リフレッシュレートと同じ しきい値監視インターバルを表示リフレッシュレートと同じ設

定にします(既定値)

ロギングインターバルと同じ しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設

定にします統計情報を蓄積中のディスクアレイのみしきい

値監視を行います

インターバル値 しきい値監視インターバルを直接指定します1~60(分)の範囲

で指定可能です

⑬最低入出力回数

しきい値監視条件の最低入出力回数を指定します

1~120(回分)の範囲で指定可能で既定値は 60(回分)です

⑭他機能と連携

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的に出力するかどうかを設定します既定値は「しな

い」です

する 定期的に連携用のファイルを出力します

しない 連携用のファイルを出力しません(既定値)

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware

vRealize Operations

保存期間

他機能(1)と連携するために出力するファイルを保存する期間を指定します1~7(日)の範囲で設

定可能で既定値は 1 (日)です

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware

vRealize Operations

198

⑮ダッシュボードに性能情報を表示

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します既定値は「しない」です

する ダッシュボードに性能情報を表示します

しない ダッシュボードに性能情報を表示しません(既定値)

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対し

ては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合には必要に応じて統計情報ファイルを退避してくだ

さい

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義のロギングインター

バルの自動調整の設定をしないに変更してiSM サーバを再起動してくださいロギングイ

ンターバルに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があります

のでロギングインターバルの自動調整の設定はするを推奨します

4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴

ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ

スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し

てください

199

447 性能最適化

性能最適化機能の設定は以下の画面から行います性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要は

ありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要あり

ません

図 4-68 性能最適化画面

①ログファイル格納フォルダ

性能最適化用ログファイルの格納場所を設定します192 バイト以内で指定します

既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenoptlogが設定されていますフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定しますなおServer Core 環境

の場合は「参照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してくださいiSM サーバが

動作するコンピュータのロ-カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたは

ネットワークディレクトリを指定した場合性能最適化機能が正しく動作しない可能性があります

②論理ディスクの移動状況チェックインターバル

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを設定します既定値として 10(秒)が設定

されています変更する場合は 5~30 の範囲で指定します

200

448 レプリケーションスナップショット

レプリケーション機能およびスナップショット機能の設定は以下の画面から行いますレプリケーショ

ン機能およびスナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合も既

定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません

図 4-69 レプリケーションスナップショット画面

①ポート番号

iStorageManager 経由の ReplicationControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指

定します1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8030 です

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

201

②レプリケーション管理画面と接続画面の定期更新

iSM クライアントのレプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指示で

更新を行う場合に指定します既定値では画面は定期的に更新されますディスクレイ間の RDR

のリンクがベストエフォート回線経由の場合は「しない」を指定し定期的な画面の更新を避け

てください詳しくは電子マニュアル「データレプリケーション利用の手引 機能編」(IS015)

の低速回線の説明を参照してください

する レプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新します(既定値)

しない レプリケーション管理画面と接続画面は定期的に更新されません

③ポート番号

iStorageManager経由の SnapControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指定しま

す1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8060 です

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

④状態変化メッセージの抑止

ReplicationControl および SnapControl コマンドの操作による状態変化のメッセージを抑止します

しない 状態変化メッセージの抑止を行いません

する 状態変化メッセージの抑止を行います

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はレプリケーション情報

のポート番号とスナップショット情報のポート番号を使用します

202

449 データ改ざん防止

データ改ざん防止機能の設定は以下の画面から行いますデータ改ざん防止機能を使用しない場合は設

定する必要はありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクショ

ンでの設定は必要ありません

図4-70 データ改ざん防止画面

①データ保護状態のチェック時刻

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を指定します既定値は 0010 です

②データ保持期日の期限切れメッセージの出力期間

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合に出力する期限切れの通知メッセージの出力

期間を指定します本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

0~255 の範囲で指定可能で既定値は 1 です

③データ保持期限の期限切れの予告日

203

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します本パラメータに 0 を指定された場合

は期限切れの予告は行いません0~255 の範囲で指定可能で既定値は 0 です

4410 監査ログ

監査ログ機能の設定は以下の画面から行います監査ログ機能を使用しない場合は設定する必要はあり

ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください

図4-71 監査ログ画面

①有効化

監査ログ機能の有効化無効化を設定します既定値は「無効」です

有効 監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

無効 監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

②監査ログファイル格納フォルダ

監査ログファイルの格納フォルダを設定します既定値はrdquo「インストール先フォルダ」yenetcyenauditlogrdquo

です「参照」ボタンでフォルダを選択することができます実際に存在するフォルダを設定してください

255 文字以内での指定が可能ですなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため

フォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設定してください255 バイト以内での指定

① ②

③ ④ ⑤

204

が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-カルフォルダを指定してくださいネットワークリ

ソースまたはネットワークディレクトリを指定した場合監査ログ機能が正しく動作しない可能性がありま

③監査ログファイル最大サイズ

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します最大ファイルサイズを超えると新しいファイ

ルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~100(MB)の範囲で指定可能です既定値は 1(MB)

です

④監査ログファイル名

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称以降に監査ログの作成年月日を付与

してファイルを作成します既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

大文字と小文字は区別されますファイル名に2バイト文字半角カナ制御文字ファイル名として使

用できない文字(ltgt|)および空白は使用できません

⑤保存期間

監査ログファイルの保存期間を設定します指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します1~5

(年間)または1~60(ヶ月間)の範囲で設定可能で既定値は 3 (ヶ月間)です[制限なし]を指定した

場合監査ログファイルを削除しません

「制限なし」

監査ログファイルを削除しません

「制限あり」

指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

205

第5章 クライアントの導入

51 クライアント提供形態

iSM クライアントは管理サーバと LAN で接続された PC 上で動作し利用者に GUI による監視と操作の

手段を提供しますiSM クライアントは以下の 2 種類の GUI を提供します

Java で動作する GUI(iSM クライアント(Web GUI))

Windows ベースの GUI

iSM クライアント(Web GUI)からダウンロードされるインストーラで導入される Windows 実行ファ

イルにより起動する GUI のことを指します

本書では上記 2 種類の GUI についてそれぞれ導入方法を記載しています

なお文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』

後者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用しますレプリケーション機能など

一部のオプション機能を利用する環境では『iSM クライアント(Web GUI)』と『iSM クライアント(Win

GUI)』の両方を使用する構成となります

52 動作環境

(1)ネットワークの環境設定

iSM サーバと iSM クライアントとの間は TCPIP ソケット通信を用いるためマシンのネットワーク

環境定義において当該サーバとの TCPIP 接続環境を構築しておく必要があります

(2)動作環境

表 5-1 動作環境(iSM クライアント(Web GUI))

対象ハードウェア 下記 OS が動作するマシン

PCAT 互換機

Express5800 シリーズ

iStorage NS シリーズ

動作OS(Windows) Microsoft Windows 8 Pro (2)

Microsoft Windows 8 (2)

Microsoft Windows 81 Pro (2)

Microsoft Windows 81 (2)

Microsoft Windows 10 Home (2)

Microsoft Windows 10 Pro (2)

Microsoft Windows 10 Enterprise(2)

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)(3)

206

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition(3)

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition (3)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

なおServer CoreMinimal Server Interface インストールオプションは

サポートしていません

(2) IA32 および x64 に対応します

(3) x64 に対応します

動作OS(Linux) Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux62~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~78 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65) 67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2012 R2 Hyper-VWindows

Server 2016 Hyper-VWindows Server 2019 Hyper-V

Web ブラウザ Microsoft Edge(バージョン 85 以降)

Microsoft Edge にて動作サポートする OS は以下のみとなります

Microsoft Windows10

Microsoft Windows Server 2016

Microsoft Windows Server 2019

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

Microsoft Internet Explorer Version10~11

ただしWindows の各 OS でサポートされる最新バージョンの Internet Explorer

との組み合わせのみサポート対象となります

Version10 以降はデスクトップスタイルのみサポート

Internet Explorer 各バージョンの互換性モードエンタープライズモードを使

用した場合でも上記範囲内でのサポートとなります

Firefox 14161720222426283034384552 68 ESR

Red Hat Enterprise Linux 6 はVersion14 以降をサポート

Red Hat Enterprise Linux 7 はVersion34 以降をサポート

Red Hat Enterprise Linux 8 はVersion68 以降をサポート

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

サポートする Java と OS の組み合わせについては表 5-2 を参照してください

なお OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されています

OpenJDK はDVD 媒体を使ってインストールすることができます方法は本

書「iStorageManager のセットアップ」または「iSM セットアップのカスタムイ

ンストールによるインストール手順」を参照ください

メモリ 表 5-4表 5-5 を参照

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

207

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

表 5-2 動作環境(JRE と OS の組み合わせ)

OS

JRE8

(32 ビット版)

update25 以降

[update261]

update141 はサポー

ト対象外

JRE8

(64 ビット版)

update25 以降

[update261]

update141 はサポー

ト対象外

Oracle Java 11 以降

(64 ビット版)

OpenJDK 11 以降

(64 ビット版)

Windows 8 -

Windows 81 -

Windows 10 (update51 以降) -

Windows Server 2012 -

Windows Server 2012 R2 -

Windows Server 2016 (update111 以降) -

Windows Server 2019 (update221 以降) -

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 62~64

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 62~64

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 65~66

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 65~66

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 67

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 67

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 68~69

(update45 以降) - -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 68~69

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 7

(EM64T) 71~72

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 7

(EM64T) 73~78

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 8

(EM64T) 81~82

- (update241 以降)

rdquordquoの組み合わせをサポートしますそれ以外の組み合わせでは使用しないでください

208

1 iSM クライアント(Web GUI)を動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM クライ

アント(Web GUI)他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM クライアント(Web GUI)または他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

表 5-3 iSM クライアントのメモリ使用量とディスク容量

メモリ 表 5-4表 5-5 を参照

ディスク容量 プログラム容量60MB

ログ出力のために最大 440MB を使用します

接続先 IP アドレスごとにiSM クライアントのログが保存されます

表 5-4 iSM クライアント(Web GUI)必要メモリ量

メイン画面(Web GUI) 82(110)MB 以上

表 5-5 iSM クライアント(Win GUI)必要メモリ量

レプリケーション画面 10(11)MB 以上

性能監視画面 15(16)MB 以上

性能最適化画面 13(14)MB 以上

スナップショット画面 8(13)MB 以上

データ改ざん防止管理画面 7(12)MB 以上

本メモリ量は iSM クライアント動作時に最低限必要なメモリ量です

iSM クライアント(Win GUI)の画面動作にはメイン画面(Web GUI)のメモリ量をプラスしてのメモ

リが必要になります

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です

209

53 インストールとセットアップ

531 iSM クライアントのインストール(Windows)

はじめてご利用になる場合は「iStorageManager セットアップ」の最初の画面の「はじめにお読みく

ださい」を参照してください

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合のものとな

ります

iSM クライアントのインストール方法には以下の 3 通りの方法があります

1) iSM セットアップのカスタムインストールから導入する方法

「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順」を参照ください

2) サイレントインストールで導入する方法

「サイレントインストール」を参照ください

3) 運用中の iSM サーバからインストーラをダウンロードする方法

「5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順してインストー

ルする手順」を参照ください

5311 事前の OS および Java の設定

Web ブラウザを利用してiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウンロードおよびインス

トール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動のため事前に設定を行ってください

設定内容は本書「iStorageManager のセットアップ ndash Web ブラウザに関する事前設定」を参照くださ

Windows で Oracle JDK11 以降をご利用の場合

iSM クライアント(Web GUI)をブラウザまたは NEC 他製品から起動するためには設定が必要です

「システム環境変数」-「Path」に Oracle JDK のインストールパスを指定しOS を再起動してくだ

さい

例CyenWINDOWSyensystem32CyenWINDOWSCyenProgram FilesyenJavayenjdk-11yenbin

Oracle JDK のバージョンアップ時には再設定が必要になる可能性があります

210

5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストー

ル手順

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

iSM クライアントを利用する場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますなお「自動再生」のダイアログが

表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許

可」または「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

なおはじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 5-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

211

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

図 5-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「iSM クライアントのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM クライアントがインストールされている場合は選択できません

図 5-3 セットアップ内容の選択画面

212

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

X は実際の値が表示されます

図 5-4 OpenJDK のインストール画面-1

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 5-5 OpenJDK のインストール画面-2

213

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示します

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

OpenJDK のインストールを開始します

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

XYZ は実際の値が表示されます

図 5-6 OpenJDK のインストール画面-3

(7)「次へ」ボタンをクリックしてください

図 5-7 iSM クライアントのインストール画面

214

(8)iSM クライアントのインストーラが起動します

「iStorageManager Clinet V<バージョン番号>の InstallShield Wizard へようこそ」の画面が

表示されたら「次へ」を選択します

図 5-8 iSM クライアントのインストール確認画面

(9)iSM クライアントのインストール先を選択します

「インストール先のフォルダー」を変更する場合は「参照」を選択し「フォルダの選択」ダ

イアログでパスを選択します「次へ」を押して「インストール準備の完了」画面に進みます

図 5-9 iSM クライアントのインストール先選択画面

215

可能であればインストール先のフォルダ指定時にバージョン情報は変更しないようにインストール

してください(下記囲んだ部分がバージョン情報となります)

例) CyenyenNECyeniSMClient_for_iSMServeryenV102yen

既定のインストール先フォルダはバージョンごとに異なるフォルダになります

異なるバージョンの iSM クライアントを同一のフォルダにインストールした場合最後にインス

トールしたバージョンの iSM クライアントしか起動できなくなります

またその場合以下の状況になることがあります

iStorage ダッシュボードからの iSM クライアント起動ができない

Web ブラウザで iSM サーバに接続した画面からの iSM クライアント起動ができない

VMware vSphere Web Client Plug-in からの iSM クライアント起動ができない

同一フォルダにインストールされているかどうかは

下記の【インストール先フォルダの確認方法】で確認してください

同一フォルダにインストールされている場合は以下の 1~3 の手順でインストールしなおして

ください

1 インストール済みの iSM クライアントのバージョンをすべてアンインストールしてください

2 バージョンごとに異なるインストール先フォルダを指定してインストールしてください

(またはインストール先フォルダを既定値のまま変更せずにインストールしてください)

3 デスクトップやスタートメニューに残っている接続先 IP アドレス付きのショートカットは

削除するか下記の【IP アドレス付きショートカットの修復方法】で修復してください

【インストール先フォルダの確認方法】

以下の①~③の手順でインストール先フォルダを確認することができます

① デスクトップ上の iSM クライアントショートカットのプロパティ画面を表示します

② [ショートカット]タブを選択します

③ [作業フォルダー]に設定されているフォルダがインストール先フォルダです

【IP アドレス付きショートカットの修復方法】

以下の①~④の手順でデスクトップやスタートメニューのショートカットを修復することができます

① ショートカットのプロパティ画面を表示します

② [ショートカット]タブを選択します

③ [リンク先]に設定されている「iSMmnjar」へのパスを新しいインストール先フォルダに変更

します

④ [作業フォルダー]に設定されているフォルダを新しいインストール先フォルダに変更します

216

「インストール準備の完了」画面が表示されたら「インストール」を選択して iSM クライアン

トのインストールを開始します

図 5-10 iSM クライアントのインストール準備の完了画面

(10)iSM クライアントのインストールが完了しました

「InstallShield Wizard の完了」画面で「完了」ボタンをクリックするとiStorageManager セッ

トアップ画面に戻ります

図 5-11 iSM クライアントのインストール完了画面

iStorageManager セットアップの「iSM クライアントのインストール完了」画面で「完了」ボタ

ンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)が自動的に起動します

217

「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません

iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合はデスクトップ上にある「iSM V<バージョン番号

>」のショートカットをダブルクリックして起動します

iSM サーバにログイン後M シリーズの初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行し

てください初期設定ウィザードはiSM クライアント(Web GUI)のメニューの「構築」-「初

期設定」-「M シリーズ」 から起動します初期設定ウィザードについてはiSM クライアン

ト(Web GUI)のヘルプを参照してくださいD8 シリーズA シリーズの場合は初期設定ウィ

ザードを利用できません

図 5-12 iSM クライアントのインストール完了画面

218

5313 サイレントインストール (1) Administrator 権限でログインします

(2) CDDVD 媒体をセットしてください

(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して

iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される

場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します

(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します

「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」

または「はい」を選択します

(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenCLIENTyenWINDOWS

(6) 以下のコマンドでインストールを実行します

iSMClientSilentSetup install -path installpath

説明

-path iSM クライアントのインストール先をフルパスで指定します

パスに空白を含む場合は「rdquo rdquo」でパスを囲んでください

ここで指定したパスのサブフォルダldquoiSMClient_for_iSMServeryenVltバージョン番号

gtrdquo下に iSM クライアントがインストールされます

-path パラメータ省略時はProgram Files(64 ビット版では Program Files (x86))下

のサブフォルダldquoNECrdquoを指定したのと同じパスにインストールされます

使用例

iSMClientSilentSetup install -path rdquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo

219

5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストー

ルする手順 (1) Web ブラウザを起動しURL に「http[接続する iSM サーバの IP アドレス(またはホスト

名)][ iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]」を指定します

IPv6 形式で IP アドレスを入力する場合はIP アドレスを[ ]で囲んでください

下記の画面が表示されますので「Windows」ボタンをクリックしてインストーラをダウンロー

ドしてください

図 5-13 iSM クライアントのダウンロード画面

なお「Linux」ボタンをクリックすることでLinux 版のインストーラをダウンロードできま

(2) ダウンロードの保存先指定のダイアログが表示された場合はローカルディスク内のフォルダ

を保存先として指定します

(3) 指定した保存先のフォルダまたは Web ブラウザの既定のダウンロードフォルダに

iSMClientSetupexe が保存されますのでこの実行ファイルを管理者権限の有るユーザ

(Administrators グループに属するユーザ)にて実行します

インストーラの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があり

ますので「続行」「許可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行

してください

(4) iSM クライアントのインストーラが起動します

インストールの手順は本書「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手

順 (9)」以降の手順を参照ください

(5) デスクトップ上のショートカット「iSM_V<バージョン番号>」からiSM クライアントを起

動します

220

5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール

iSMクライアント(Win GUI)を使用する機能を実行した場合お使いのPCに iSMクライアント(Win

GUI)がインストールされていないかバージョンが古いときは iSM クライアント(Win GUI)のインストー

ル画面を表示しますiSM クライアント(Web GUI)の動作には iSM クライアント(Win GUI)のインストー

ルが必要となりますので「実行」ボタンをクリックしてインストーラを直接起動するか「保存」ボタン

をクリックして PC 側にダウンロードし完了後インストーラを実行してください(インストールプログラ

ムを起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許

可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行してください)

図 5-14 ファイルのダウンロード画面

1 管理者権限を持つアカウントでの操作ではない場合「実行」はできません「実行」した場合

図 5-15 の警告メッセージが表示されますファイルの「保存」を行ってから管理者権限を持つアカ

ウントで「実行」してください

図 5-15 ファイルのダウンロード時の警告画面

すぐにインストールしない場合は「キャンセル」ボタンをクリックしてくださいインストーラのダ

ウンロードを行わずに iSM クライアント(Web GUI)のメイン画面に表示が切り替わりますこの場合メ

イン画面上の監視画面および M シリーズ向けの構成設定画面のみ使用可能となります(iSM クライアン

ト(Win GUI)の機能(表 5-5)は使用できません)

221

なおiSM クライアント用アップデートモジュールが存在する場合上記画面にアップデートモジュー

ルのファイル名も表示されます「実行」ボタンをクリックした場合はインストール完了後自動的にアップ

デートモジュールが起動します「保存」ボタンをクリックした場合はインストーラアップデートモジュー

ルともにダウンロードされますので完了後両方とも実行してください(インストーラrarrアップデートモ

ジュールの順で実行してください)

532 iSM クライアントのアンインストール(Windows)

5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)からダウンロードした iSM クライアント(Win GUI)

をアンインストールします

(1) Administrator 権限でログインします

(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM クライアント」

を削除しますなおインストール先フォルダにある設定情報などは削除されませんので再

インストールも容易です

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が

ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ

ムを実行してください

(3) アンインストールの途中で「インストール情報の登録確認」メッセージボックスが表示されま

再インストール時に各種設定情報を引き継ぐ場合は「はい」ボタンをクリックしてください

各種設定情報を引き継ぐ必要がない場合は「いいえ」ボタンをクリックしてください

図 5-16 インストール情報の登録確認画面

222

5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)をアンインストールします

(1) Administrator 権限でログインします

(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iStorageManager Client

V<バージョン番号>」を削除します複数のバージョンの iSM クライアント(Web GUI)がイ

ンストールされている場合削除したいバージョンの番号がソフトウェア名に記載されている

ものを選択して削除します

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が

ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ

ムを実行してください

5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストー

ル iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストールはインストール媒体を使用して以下の手順

で行います

(1) Administrator 権限でログインします

(2) CDDVD 媒体をセットしてください

(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して

iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される

場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します

(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します

「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」

または「はい」を選択します

(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenCLIENTyenWINDOWS

(6) 以下のコマンドでアンインストールを実行します

iSMClientSilentSetup uninstall

223

533 iSM クライアントのアップデート

iSM クライアント(Web GUI)は同じバージョンの iSM サーバにログイン可能です接続する iSM サー

バをバージョンアップした場合iSM クライアント(Web GUI)もバージョンアップしてください

バージョンとはV XXYYZZZZ の YY までを指します

例えばiSM クライアント(Web GUI)V102 はiSM サーバ V103 とは接続できませんこの場合に

V103 の iSM クライアント(Web GUI)へのバージョンがアップが必要となります

バージョンアップの手順は以下の通りとなります本手順では同時に iSM クライアント(Win GUI)の

バージョンアップも行います

設定情報などは全て引継がれます

(1) iSM サーバに接続しiSM クライアント(Web GUI)をインストールします

手順は本書「iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順」のと

おりです

(2) iSM サーバへのログイン後iSM クライアント (Web GUI) 画面の iSM クライアント(Win

GUI)を使用する機能(レプリケーション機能など)をクリックするとiSM クライアント(Win

GUI)のインストール画面が表示されます「保存」ボタンをクリックしてダウンロードし 完

了後インストーラを実行してください

これによりiSM クライアントのバージョンアップが完了します

1 iStorageManager V101 を利用していた場合iSM クライアント(Web GUI)のアップデート後

も接続先の iSM サーバ(または M シリーズ装置内の iStorageManager Express)のJava Web

Start 機能による iSM クライアント(Web GUI)を起動をするショートカットはデスクトップ画

面上に残存します接続先が管理サーバ上にインストールした iSM サーバとなるショートカット

についてiSM サーバ側を V102 以降にアップデート済みの場合は手動でショートカットを削

除してください

2 V102 以降の iSM クライアント(Web GUI)は複数バージョンインストールできますiSM ク

ライアント(Web GUI)のインストール後以前のバージョン(V102 以前)の iSM クライアント

(Web GUI)は残ります

224

534 iSM クライアントのインストール(Linux)

以下にLinuxOS 上で iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合について説明します

JRE の導入

LinuxOS 上に JRE をインストールする必要がありますOpenJDK を利用する場合は以下の手順で導

入してください

1 クライアントマシンに root ユーザでログインします

2 媒体をクライアントマシンの DVD ドライブにセットします

3 以下の手順でインストール媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成します(例cdrom)

mkdir cdrom

mount コマンドを使用してインストール媒体をマウントします

mount ndashr devcdrom cdrom

4 OpenJDK をインストールします

OpenJDK は購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されています

媒体の「JRELINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください

root 権限でログインします

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

cp cdromJRELINUXopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz tmp

パッケージをコピーしたディレクトリ上で tar 書庫ファイルを展開します

cd tmp

tar xvfz tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

optNECiSMOpenJDK に OpenJDK を展開します

mv tmpjdk-ltバージョンgt optNECiSMOpenJDK

rm tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

Java を利用するユーザでログインしbashrc ファイルの最下部に次の行を

追加します(Java を利用するユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用する場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

Java を利用するユーザからログアウトし再ログインします

ログアウトせずに作業する場合環境変数を即時に有効にするために開いて

いる各シェル上で下記コマンドを実行して下さい

source ~bashrc

(etcbashrc を変更した場合は source etcbashrc)

225

5 iSM クライアントをインストールします

iSM クライアントのパッケージは購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されてい

ます

媒体の「CLIENTLINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

コピーしたパッケージを yum または rpm コマンドでインストールします

6 umount を使用してインストール媒体をアンマウントします

umount cdrom

iSM クライアントはGUI 画面のメニューの「アプリケーション」(英語表記の場合は「Applications」)

の中の「iSM_V<バージョン番号>」を選択して起動します

535 iSM クライアントのアンインストール(Linux)

iSM クライアントをアンインストールする場合yum または rpm コマンドを使用して以下のパッケージを

指定してアンインストールします

iSMClient_for_iSMServer_V<バージョン番号>-<バージョン番号>

OpenJDK をアンインストールする場合は以下の手順を実施します

root 権限でログインします

以下のディレクトリを削除します

rm -r optNECiSMOpenJDK

Java を利用していた各ユーザでログインします

bashrc ファイルの最下部に次の行を削除します(ユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用していた場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

環境変数の削除を直ちに反映させる場合

ログアウトし再ログインします

226

536 iSM クライアントのアップデート(Linux)

iSM クライアントのアップデートが必要となる方針は本書「iSM クライアントのアップデート」と同

様です

インストーラは接続する iSM サーバからダウンロードできます手順は本書「iSM サーバからインストー

ラをダウンロードしてインストールする手順」を参照ください

インストールの手順は本書「iSM クライアントのインストール(Linux)」を参照ください

設定情報などは全て引継がれます

227

54 iSM クライアントの起動終了についての補足

541 ショートカットの作成について

ショートカットから iSM クライアント(Web GUI)を起動することができます

ショートカットは2 種類存在します

1ショートカット名称「iSM Vxxx」

IP アドレスポート番号が未入力の状態で起動します

このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のインストール時に作られます

2名称「iSM Vxxx (IP アドレス)」

IP アドレスポート番号が入力された状態で起動します

このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のログインボタン押下時に作られますiSM クライア

ント(Web GUI)インストール時点では存在しません

上記のショートカットは2 箇所に作成されます

1スタートメニュー

2デスクトップ ()

Linux 版では「iSM Vxxx」のショートカットはデスクトップに作成されません

iSM クライアントをアンインストールした場合「iSM Vxxx (IP アドレス)」のショートカットは削除され

ません不要になった場合は手動で削除してください

542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動

Web iSM クライアントの起動は以下の方式から iSM クライアント(Web GUI)起動も可能です

Web ブラウザを起動(Internet Explorer 10 以降の場合はデスクトップ版を使用)しURL を以下の通り

入力してください

【iStorageManager Express 使用時】

ストレージ内 iSM サーバへ接続するためストレージの IP アドレス(フローティング IP アドレス

フローティング IP アドレス未設定時はコントローラに設定した IP アドレス)を入力してください

例http1921681120

【iStorageManager 使用時】

接続先 iSM サーバが動作する管理サーバの IP アドレス(ホスト名)とiSM サーバ環境設定にて設

定した「iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号」を入力してください

例http19216811218070

228

iSM サーバに接続後iSM クライアント(Web GUI)のインストーラダウンロード起動画面が表示され

ます画面の一番下の起動ボタンをクリックすることでインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)

が起動されます

1 Micrsoft Edge からiSM クライアントを起動する際起動確認のダイアログが表示されること

があります本ダイアログで「開く」をクリックすることでプログラムが起動します

本ダイアログ内の常に起動を許可するチェックボックスをオンにすることで次回以降

ダイアログが表示されなくなります

2 Internet Explorer を使用する場合事前に「311 iStorageManager のセットアップ」の「補足

Web ブラウザに関する事前設定」を実施してください一度設定しておけば以降の再度設定は

不要です

229

第6章 ControlCommand の導入

ControlCommand をインストールすることにより以下の機能が利用できます

ReplicationControl

ReplicationControlDisasterRecovery

SnapControl

ProtectControl

PowerControl

NEC Storage Manager Agent Utility

NEC Storage Manager Agent Utility は以下の機能を含みます

bull iSM ボリューム表示コマンド

bull ホストエージェント(ホスト情報収集コマンドiSM ホストエージェントサービス)

bull iSCSI 簡易設定ツール

bull iSM ホスト情報登録エージェント

Ver101 以降NEC Storage Manager Agent Utility の単体でのインストールは提供していませんNEC

Storage Manager Agent Utility をアップデートする場合は同等の機能を含む ControlCommand へアップ

デートしてください

ストレージ制御ソフトの無停止アップデートと無停止の保守交換作業において業務サーバ

にNEC Storage Manager Agent Utility 導入が必須となります

ControlCommand のインストールアップデートおよびアンインストール方法はインストール媒体

に添付されるインストールガイドを参照してください

表 6-1 ControlCommand のインストールガイド一覧

対象 OS インストールガイド

Windows() ISMCCSWINDOWSINSTALL_CCS_WNpdf

Linux ISMCCSLINUXINSTALL_CCS_LXpdf

HP-UX ISMCCSHPUXINSTALL_CCS_HPpdf

Solaris ISMCCSSOLARISINSTALL_CCS_CXpdf

Windows 版の ControlCommand のインストールは「iStorageManager セットアップ」から行うこと

を推奨します「iStorageManager セットアップ」を利用しない場合ControlCommand のインストールガ

イドを参考してください

「61 インストール」の手順にしたがってControlCommand(Windows 版)をインストールします

230

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

Windows Server 2012 R2 Hyper-V以降の仮想マシン上で ControlCommand を利用する場

合は仮想マシン運用前に1度だけホストマシン上で iSMpassthrough_enabler コマンドを実行し

てください仮想マシンを新たに追加した場合も本コマンドを実行する必要があります

iSMpassthrough_enabler コマンドに関しては電子マニュアル「ControlCommand コマンドリファ

レンス」(IS041)を参照してください

またiSMpassthrough_enabler コマンドはNET Framework 45 がインストールされた環境で動

作しますWindows Server 2012 R2 ServerCore インストールの環境では次のコマンドを実施した

後NET Framework 45 をインストールしてください

start w ocsetup NetFx2-ServerCore

start w ocsetup NetFx2-ServerCore-WOW64

61 インストール

Windows 環境に ControlCommand をインストールする場合は以降の手順に従ってください

611 M シリーズを利用する場合

M シリーズをご利用の場合以下の手順でインストールを実施します

はじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

本手順で OpenJDK を導入できますただしOpenJDK と Oracle Java は同時に利用することは

できません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

231

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セッ

トアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」「システム構成例について」ボタンは

グレー表示となっています

図 6-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 6-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

232

(5)「ControlCommand(NEC Storage Manager Agent Utility を含む)」を選択して「次へ」ボタン

をクリックします

既に同じバージョンの ControlCommand がインストールされている場合または利用できない

環境では選択できません

図 6-3 セットアップ内容の選択画面

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOralce JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

X は実際の値が表示されます

図 6-4-1 OpenJDK のインストール画面-1

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

233

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 6-4-2 OpenJDK のインストール画面-2

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

iSCSI 簡易設定ツールを利用する場合はOpenJDKまたは Oracle JREOracle JDK が必要で

すいずれかをインストールしてください

234

XYZ は実際の値が表示されます

図 6-4-3 OpenJDK のインストール画面-3

235

(7)旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility が既にインス

トールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックするとこれらのソフトウェアをアンインストールします画面の内

容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY は実際の値が表示されます

図 6-5 インストール状況画面

(8)「次へ」ボタンをクリックすると ControlCommand のセットアップが起動されます

図 6-6 ControlCommand のインストール画面

236

(9)ControlCommand のインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-7 インストール開始画面

(10)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 6-8 使用許諾確認画面

237

(11)ControlCommand の情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 6-9 情報確認画面

(12)ControlCommand のインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 6-10 インストール先の選択画面

238

(13)ControlCommand のプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「NEC Storage Manager

Agent Utility 」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-11 プログラムフォルダの選択画面

(14)ControlCommand をインストールします

図 6-12 ファイルコピー画面

239

(15)iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードを選択します

ControlCommand をインストール中に iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選

択する画面が表示される場合があります画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタン

をクリックしてください

図 6-13 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(16)ControlCommand のセットアップ完了画面です

画面の内容を従って「コンピュータを再起動しない」または「コンピューターを再起動する」

を選択して「完了」ボタンをクリックしてください

図 6-14 セットアップ完了画面

240

ControlCommand をインストールした後はホスト情報の収集登録およびボリューム対応表の作成

を行ってください詳細はControlCommand のインストールガイドを参照してください

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

ControlCommand を導入した場合ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定をジョブ

スケジュールソフトウェアに登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起動してくださ

612 A2700 を利用する場合

A2700 をご利用の場合以下の手順でインストールを実施します

はじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体を装填してください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セッ

トアップを起動してください

241

(3)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」「システム構成例について」ボタンは

グレー表示となっています

図 6-15 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(4)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-16 ディスクアレイの選択画面

242

(5)「ControlCommand(NEC Storage Manager Agent Utility を含み)のインストール」を選択して

「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの ControlCommand がインストールされている場合または利用できな

い環境では選択できません

図 6-17 セットアップ内容の選択画面

(6)旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility が既にインス

トールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックするとこれらのソフトウェアをアンインストールします画面の内

容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY は実際の値が表示されます

図 6-18 インストール状況画面

243

(7)「次へ」ボタンをクリックすると ControlCommand のセットアップが起動されます

図 6-19 ControlCommand のインストール画面

(8)ControlCommand のインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-20 インストール開始画面

244

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 6-21 使用許諾確認画面

(10)ControlCommand の情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 6-22 情報確認画面

245

(11)ControlCommand のインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 6-23 インストール先の選択画面

(12)ControlCommand のプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「NEC Storage Manager

Agent Utility」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-24 プログラムフォルダの選択画面

246

(13)ControlCommand をインストールします

図 6-25 ファイルコピー画面

(14)iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードを選択します

ControlCommand をインストール中に iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選

択する画面が表示される場合があります画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタン

をクリックしてください

図 6-26 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

247

(15)ControlCommand のセットアップ完了画面です

画面の内容を従って「コンピュータを再起動しない」または「コンピューターを再起動する」

を選択して「完了」ボタンをクリックしてください

図 6-27 セットアップ完了画面

ControlCommand をインストールした後はボリューム対応表の作成を行ってください詳細は

ControlCommand のインストールガイドを参照してください

248

62 アンインストール

Windows 環境においては以下の手順にしたがってControlCommand をアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)ControlCommand やボリューム対応表の一覧表示画面が起動されている場合

はすべて終了させてくださいまたイベントビューアの画面を開いている場合は終了させて

ください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「ControlCommand」を削除し

ます

Windows Server 2012 以降の場合はアンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」

のダイアログが表示される場合がありますので「続行」「許可」または「はい」を選択し

てアンインストールプログラムを実行してください

Server Core 環境の場合はアンインストールするバージョンの DVD 媒体をセットしてコマン

ドプロンプトから以下を実行してください

yenISMCCSyenWINDOWSyenSETUPEXE uninstall

なお以下のいずれかの状態でアンインストールを実施するとシステムの再起動を促すメッセー

ジが表示される場合がありますその場合は指示に従い再起動を行ってください

ControlCommand が起動中である

ボリューム対応表の一覧表示画面が起動中である

別のアプリケーションが ControlCommand のファイルを利用している最中である

63 アップデート

Windows 環境において旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility から

アップデートする場合は「iStorageManager セットアップ」のインストールで旧バージョンのアンイン

ストールをおこない本バージョンのインストールを行います手順は「61 インストール」を参照して

ください

同一バージョンのアップデートはアンインストールをおこなってからインストールを行います手順は

「61 インストール」「62 アンインストール」を参照してください

249

第7章 iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュールの

導入(Windows 版)

71 動作環境

表 7-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア ESMPROSM の推奨構成に準じる

動作OS Microsoft Windows Server 2019

Microsoft Windows Server 2016

Microsoft Windows 10

Microsoft Windows Server 2012

Microsoft Windows Server 2012 R2

Microsoft Windows 8

Microsoft Windows 81

メモリ ESMPROSM が推奨するメモリ容量 +1MB 以上

ディスク容量 ESMPROSM が推奨するディスク容量 +2MB 以上

必須ハードウェア M シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です

M シリーズとの連携に対応する ESMPROSM は Ver 542 以上です

250

72 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モ

ジュールのインストール

iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールはESMPROSA のイベントログ監

視機能により ESMPROSM へ送信された iSM のアラートをESMPROSM でディスクアレイのアラート

として受信表示するためのモジュールです

1 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインストールするために

はiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールより先にESMPROSM

がインストールされている必要があります

またESMPROSM をアンインストールする場合はESMPROSM のアンインストールに先立

ちiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールを先にアンインストール

してくださいなお先に ESMPROSM をアンインストールした場合iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュールが残った状態になりますのでアンインストールして

ください

2 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのアンインストール前に

「ESM Base Service」および「ESM Base Service」に依存するサービスを停止してください

3 インストールおよびアンインストールした後システムの再起動が必要となります

251

721 インストール

以下の手順にしたがってiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインス

トールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

(3)DVD 媒体の以下のプログラムを直接起動してください

yenESMPROyenWINDOWSyenSETUPEXE

起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合がありますので「続行」

「許可」または「はい」を選択して起動してください

(4)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 7-1 インストール開始画面

252

(5)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 7-2 使用許諾確認画面

(6)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインストールします

図 7-3 ファイルコピー画面

253

(7)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのセットアップ完了画面です

「完了」ボタンをクリックしてください

図 7-4 セットアップ完了画面

722 アンインストール

以下の手順にしたがってiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをアンイン

ストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュール」を削除します

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があ

りますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラムを

実行してください

723 アップデート

iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをアップデートをする場合はソフト

ウェアのアンインストールを行ってからソフトウェアのインストールを行います

手順は「722 アンインストール」「721 インストール」を参照してください

254

(このページは空白です)

255

第8章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Linux 版)

81 動作環境

表 8-1 動作環境(Linux 版)

対象ハードウェア

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

動作 OS

<M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ( 1)>

Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~79 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

(1) A3000 シリーズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI は

未サポートですCLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「ネットワーク初期設定ツールネットワー

ク設定コマンド」を参照してください

Red Hat Enterprise Linux Version 7 以降の環境では64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールが利用できます

64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールはRed Hat Enterprise Linux Version7

以降の対応となりますRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット

版 iSM ネットワーク設定ツールを利用してください

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

GUI を利用する場合以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されていますイン

ストール方法の詳細は「821 インストール」を参照してください

ディスク容量 10MB(15MB)以上

括弧内の数値は64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールのディスク容量です

必須ハードウェア iStorage M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

メモリ 66MB(80MB)以上

256

括弧内の数値は64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールを動作させるときに必

要なメモリ量です

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

1 iSM ネットワーク設定ツールを動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM ネット

ワーク設定ツール他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM ネットワーク設定ツールまたは他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

257

82 iSM ネットワーク設定ツールのインストール

iSM ネットワーク設定ツールはディスクアレイと LAN で接続された PC 上で動作しディスクアレイの

IP アドレスを設定するツールですiSM ネットワーク設定ツールはGUICLI を提供します

iSM ネットワーク設定ツールの GUI を利用する場合JRE または JDK のインストールを

行う必要があります

821 インストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM ネットワーク設定ツールをインストー

ルします

EM64T サーバ環境と 32bit 版 JRE または JDK を組み合わせて利用する場合ネットワーク

設定ツールの GUI を起動できるようにするため以下のパッケージを事前にインストールする必要が

あります

libXau-XXXXi686rpm

libxcb-XXXXi686rpm(Red Hat Enterprise Linux Version 6 以降のみ)

libX11-XXXXi686rpm

libXext-XXXXi686rpm

libXrender-XXXXi686rpm

libXi-XXXXi686rpm

libXtst- XXXXi686rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

258

EM64T サーバ環境で Red Hat Enterprise Linux Version 6 以降をご使用の場合以下のパッ

ケージを事前にインストールする必要があります

glibc-XXXXi686rpm

nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

libgcc-XXXXi686rpm

glibc-XXXXi686rpm と nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm は依存関係がありますので以

下のように同時にインストールしてください

binrpm ndashivh glibc-XXXXi686rpm nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXi686rpm

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

ネットワーク設定ツールはiStorage M シリーズの管理ポートと物理的に同じネットワーク

セグメントに接続されたマシン上で使用する必要があります

64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対

応となりますRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM ネットワーク設定ツー

ルを利用してください

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツー

ルをご使用の際は以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

259

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMnetconfigrpm を別サーバよりファイル転送して使

用してください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成 (例cdrom)

mount コマンドによりマウント

binmount -r devcdrom cdrom

(4)JRE をインストールします

すでにインストール済みの場合はインストール不要です

OpenJDKを利用する場合は購入された iStorageManager 製品の CDDVD媒体に格納されて い

る OpenJDK を利用してください媒体の「JRELINUX」フォルダに格納されていますので以

下の手順で実行してください

root 権限でログインします

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

cp cdromJRELINUXopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz tmp

パッケージをコピーしたディレクトリ上で tar 書庫ファイルを展開します

cd tmp

tar xvfz tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

optNECiSMOpenJDK に OpenJDK を展開します

mv tmpjdk-ltバージョンgt optNECiSMOpenJDK

rm tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

Java を利用するユーザでログインしbashrc ファイルの最下部に次の行を

追加します(Java を利用するユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用する場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集

します

Java を利用するユーザからログアウトし再ログインします

ログアウトせずに作業する場合環境変数を即時に有効にするために開いて

いる各シェル上で下記コマンドを実行して下さい

source ~bashrc

(etcbashrc を変更した場合は source etcbashrc)

(5)rpm コマンドを使用してインストールします

32 ビット版の iSM ネットワーク設定ツールをインストールする場合

binrpm -ivh cdromNETCONFIGLINUXiSMnetconfigrpm

64 ビット版の iSM ネットワーク設定ツールをインストールする場合

260

binrpm -ivh cdromNETCONFIGLINUXiSMnetconfig64rpm

(6)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です

Installation of iSMnetconfig was successful

(7)DVD 媒体をアンマウントします

binumount cdrom

822 アンインストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM ネットワーク設定ツールをアンインス

トールします

(1)root 権限でログインします

(2)iSM ネットワーク設定ツールが実行されていないことを確認します

実行されている場合終了を待ち合わせるか強制終了してください

(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

binrpm -e iSMnetconfig

(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です

Removal of iSMnetconfig was successful

OpenJDK をアンインストールする場合は以下の手順を実施します

root 権限でログインします

以下のディレクトリを削除します

rm -r optNECiSMOpenJDK

Java を利用していた各ユーザでログインします

bashrc ファイルの最下部に次の行を削除します(ユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用していた場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

環境変数の削除を直ちに反映させる場合

ログアウトし再ログインします

823 アップデート

iSM ネットワーク設定ツールをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行って

からソフトウェアのインストールを行います

手順は「821 インストール」「822 アンインストール」を参照してください

261

第9章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Windows

版)

91 動作環境

表 9-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア 下記 OS が動作するマシン

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

PCAT 互換機

iStorage NS シリーズ

動作OS <M シリーズA3000A5000 (1)>

Microsoft Windows 8 Pro (SP 無) (2)

Microsoft Windows 8 (SP 無) (2)

Microsoft Windows 81 Pro (SP 無) (2)

Microsoft Windows 81 (SP 無) (2)

Microsoft Windows 10 Home

Microsoft Windows 10 Pro

<M シリーズA3200A5200>

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition (SP 無) (2)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition (SP 無) (2)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(2)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition(2)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) A3000 シリーズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI

は未サポートですCLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「ネットワーク初期設定ツールネットワーク

設定コマンド」を参照してください

(2) Windows 更新プログラム KB2999226 を適用する必要があります

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2016 Hyper-VWindows

Server 2019 Hyper-V

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

262

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されています

OpenJDK はDVD 媒体を使ってインストールすることができます方法は本

書「iStorageManager のセットアップ」または「iSM セットアップのカスタムイ

ンストールによるインストール手順」を参照ください

ディスク容量 10MB 以上

必須ハードウェア iStorage M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

メモリ 66M

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

1 iSM ネットワーク設定ツールを動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM ネット

ワーク設定ツール他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM ネットワーク設定ツールまたは他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

263

92 iSM ネットワーク設定ツールのインストール

iSM ネットワーク設定ツールはディスクアレイと LAN で接続された PC 上で動作しディスクアレイの

IP アドレスを設定するツールですiSM ネットワーク設定ツールはGUICLI を提供します

iSM ネットワーク設定ツールをインストールした後以下のような場合システム管理者の

権限に昇格してから操作を行う必要があります

iSM ネットワーク設定ツールの機能を実行する場合

なおコマンドプロンプトを利用して本ソフトウェアのコマンドを実行する場合はコマンド

プロンプトを起動する際に「管理者として実行」を選択して起動してください

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場

合Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

264

921 インストール

はじめてご利用になる場合は「iStorageManager セットアップ」の最初の画面の「はじめにお読みく

ださい」を参照してください

本手順で OpenJDK を導入できますただしOpenJDK と Oracle Java は同時に利用することは

できません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

iSM ネットワーク設定ツールを利用する場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」または「はい」

を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

なおはじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

265

図 9-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

図 9-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

266

(5)「iSM ネットワーク設定ツールのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

図 9-3 セットアップ内容の選択画面

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

X は実際の値が表示されます

図 9-4 OpenJDK のインストール画面-1

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

267

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 9-5 OpenJDK のインストール画面-2

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示します

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

OpenJDK のインストールを開始します

XYZ は実際の値が表示されます

図 9-6 OpenJDK のインストール画面-3

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

268

(7)以前のバージョンの iSM ネットワーク設定ツールがインストールされている場合は以下の画面が

表示されます

XY は実際の値が表示されます

図 9-7 アンインストール確認画面

(8)iSM ネットワーク設定ツールのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 9-8 インストール開始画面

269

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボ

タンをクリックしてください同意しない場合は本ソフトウェアは使用できません

図 9-9 使用許諾確認画面

(10)iSM ネットワーク設定ツールの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

バージョンおよび年月は実際の値が表示されます

図 9-10 情報確認画面

270

(11)iSM ネットワーク設定ツールのインストール先を指定します

初めてインストールする場合やインストール情報を保存していない場合はインストール先フォル

ダの既定値は以下のようになります

32 ビット OS の場合 【システムドライブ】yenProgram FilesyenNECyeniSMnetconfig

64 ビット OS の場合 【システムドライブ】yenProgram Files (x86)yenNECyeniSMnetconfig

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 9-11 インストール先の選択画面

(12)iSM ネットワーク設定ツールのプログラムフォルダ名を指定します

初めてインストールする場合やインストール情報を保存していない場合はプログラムフォルダの

既定値は以下のようになります

iSM ネットワーク設定ツール

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM ネットワーク設定

ツール」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 9-12 プログラムフォルダの選択画面

271

(13)iSM ネットワーク設定ツールのモジュールをインストールします

図 9-13 ファイルコピー画面

(14)iSM ネットワーク設定ツールのインストールを完了します

「完了」ボタンをクリックしてください

図 9-14 インスト-ル完了画面

iSM ネットワーク設定ツールは Administrator 権限のあるユーザでのみ動作可能です

ネットワーク設定ツールはiStorage M シリーズの管理ポートと物理的に同じネットワーク

セグメントに接続されたマシン上で使用する必要があります

272

922 アンインストール

以下の手順にしたがってiSM ネットワーク設定ツールをアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)iSM ネットワーク設定ツールコマンドや iSM ネットワーク設定ツール GUI が起動されている場

合はすべて終了させてください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM ネットワーク設定

ツール」を削除します

Windows Server 2012 以降の場合はアンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」

のダイアログが表示される場合がありますので「続行」または「はい」を選択してアンイ

ンストールプログラムを実行してください

なお別のアプリケーションが iSM ネットワーク設定ツールのファイルを利用している最中に

iSM ネットワーク設定ツールをアンインストールするとシステムの再起動を促すメッセージが

表示される場合がありますその場合は指示に従い必ず再起動を行ってください

923 アップデート

iSM ネットワーク設定ツールを旧バージョンからアップデートする場合は「iStorageManager セット

アップ」のインストールで旧バージョンのアンインストールをおこない本バージョンのインストールを行

います手順は「921 インストール」を参照してください

273

第10章 iStorage ダッシュボードの導入

101 動作環境

iStorage ダッシュボード機能はiSM サーバ(Windows と Linux 版)にて提供します

動作環境のうち対象ハードウェアおよびディスク容量は iSM サーバと同一ですので「サーバの導入

(Linux 版)」と「サーバの導入(Windows 版)」を参照してくださいまたダッシュボード画面の表示

をサポートする OSWeb ブラウザはiSM クライアントと同一ですので「クライアントの導入」を参照

してください

その他iStorage ダッシュボードをインストールする OSメモリ使用量を以下に記載します

表 10-1 動作環境

動作 OS(Windows) Microsoft Windows 8 Pro(SP 無)

Microsoft Windows 8(SP 無)

Microsoft Windows 81 Pro(SP 無)

Microsoft Windows 81(SP 無)

Microsoft Windows 10(SP 無)

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition(SP 無)(1)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition(SP 無)(1)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(SP 無) (1)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition(SP 無) (1)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

動作 OS (Linux) Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~78 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

メモリ iSM サーバ必要メモリ+Apache 必要メモリ以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

iStorage ダッシュボード機能ではApache 2446 と PHP 7233 を使用します

274

102 インストール

iSM ダッシュボード機能はiStorageManager にダッシュボード画面を追加表示させるためのオプション

となりますダッシュボード画面ではiStorage および iStorage M シリーズ向け NAS オプションと NAS

オプション Ni の概要容量情報を一画面で提供しますまた iStorage 管理画面(iSM クライアント)およ

び NAS オプション管理画面(FileServicesManager)iStorage M シリーズ NAS オプション Ni の GUI

へ簡易に遷移することができます

補足Internet Explorer に関する事前設定

Internet Explorer からダッシュボード画面を使用する場合は事前に次の設定を実施してください

一度設定しておけば以降の起動時には再度設定は不要です

1 接続する iSM サーバを「信頼済みサイト」に設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択して

ください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「サイト」ボタンをクリックしてください

図 10-1 インターネット オプションの画面

(3)「次の Web サイトをゾーンに追加する」に接続する iSM サーバの URL

(例http[接続する iSM サーバ の IP アドレス(またはホスト名)])を入力し「追加」ボタ

ンをクリックしてください

「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックは外

してください

275

図 10-2 信頼済みサイトの設定画面

(4)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

2 「信頼済みサイト」のセキュリティレベルを設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックしてください

図 10-3 インターネット オプションの画面

(3)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「ActiveX コントロールとプラグインの実行」を「有

効にする」に設定してください

276

図 10-4 セキュリティの設定画面-1

(4)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「スクリプトを実行しても安全だとマークされてい

ない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」を「有効にする」に設定してくださ

図 10-5 セキュリティの設定画面-2

277

(5)「プライバシーの詳細設定」でCookie は以下のように設定してください

図 10-6 プライバシーの詳細設定

(6)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

「信頼済みサイト」の保護モードおよび拡張保護モードは有効にしないでください

1021 iSM サーバとの同時インストール

Windows への iSM サーバのインストール時に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」のチェッ

クを有効に設定した場合iSM サーバのインストールと同時に iStorage ダッシュボードもインストールさ

れますので個別の作業は不要です「103 環境設定」へお進みください

なおiStorage ダッシュボードの利用を行う前にiStorageDashboard のサービスの状態が開始になっ

ていることを確認してください開始していない場合は以下のバッチファイルを実行しサービスの起動を

行ってください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenstartbat

Linux への iSM サーバのインストールの場合は同時に iStorage ダッシュボードもインストールを行っ

てください個別の作業は不要です「103 環境設定」へお進みください

なおiStorage ダッシュボードの利用を行う前にiSMds のサービスの状態が開始になっていることを

確認してください開始していない場合は以下のコマンドを実行しサービスの起動を行ってください

service iSMds start

iStorage ダッシュボードへの性能情報の表示は既定値では表示されません性能情報の表示を行う場

合はiSM サーバの環境設定で性能情報を表示するよう設定を行ってください手順は「446 性能監視」

を参照してください

278

1022 個別インストール

以下の場合はiStorage ダッシュボードを個別にインストールする必要があります

Windows に iSM サーバのインストール時に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」のチェッ

クを無効にしており後から追加導入する場合

以下の手順でWindows に iStorage ダッシュボードを個別にインストールしてください

(1) iSM サーバをインストールしてください

(2) 以下のバッチファイルを実行してください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyendeployyeninstallbat (右クリックメニューより[管理

者として実行]を選択)

(3) iStorageDashboard のサービスを起動してください

Linux にてダッシュボードを利用する場合個別のインストール不可となります

iSM サーバのインストール時に同時にインストールを行ってください

1023 注意事項

ファイアウォール環境の場合はiStorageダッシュボードが使用するポートを開けてください

iStorage ダッシュボードが使用するポート番号の既定値は 8025 です

変更する場合はltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenApacheSvryenconfyenhttpdconf をエディ

タ等で編集することで変更ができます「Listen 8025」と記載されている箇所のポート番号を使用した

いポート番号に書き換えてください

Linux を利用している場合はldquooptiSMsvriSMdsApacheSvrconfhttpdconfldquoを修正してください

修正後に Apache のサービスを再起動する必要があります

Windows の場合は以下のバッチファイルを実行し再起動を行ってください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenrestartbat

Linux の場合は以下のコマンドを実行してください

service iSMds restart

279

103 環境設定

ダッシュボード機能のインストール後環境設定を実施する必要があります

環境設定は環境設定ファイルに必要な情報を登録することにより実施します

Windows の場合

環境設定ファイルはiSM サーバインストールフォルダの以下の場所にありますのでエディタ等で編

集してください

<iSM サーバインストールフォルダ>yeniSMdsyeniStorageDashboardyenapplicationyenconfigyends_confconf

上記「ds_confconf」が存在しない場合は同じフォルダに格納している「ds_confconfsample」を

「ds_confconf」にリネームしてください

Linux の場合

環境設定ファイルは以下の場所にありますのでエディタ等で編集してください

etciSMsvrds_confconf

上記「ds_confconf」が存在しない場合は

optiSMsvriSMdsiStorageDashboardapplicationconfigds_confconfsample を「ds_confconf」にリネー

ムしてetciSMsvr のフォルダへ移動してください

上記「ds_confconf」が存在する場合

optiSMsvriSMdsiStorageDashboardapplicationconfigds_confconf が既に利用している場合その

ファイルをetciSMsvr のフォルダへ移動してください

環境設定ファイルの記述形式について以下に示します

①FileServicesManager セクションltfsmgt

FileServicesManager の起動に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面より FileServicesManager を起動す

ることはできません

また複数登録することも可能ですltfsmgt~ltfsmgtのセクションを繰り返します

表 10-2 環境設定ファイルで設定する情報(FileServicesManager セクション)

パラメータ 値 内容

ip_addr IP アドレス FileServicesManager 起動時に URL に指定する

IP アドレスまたはホスト名を指定します

port_num ポート番号 FileServicesManager 起動時に URL に指定する

ポート番号を指定します

280

②NAS オプションセクションltnas_optiongt

NAS オプションの情報取得に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面に NAS オプションに関する情報は表示

されません

また複数登録することも可能ですltnas_optiongt~ltnas_optiongtのセクションを繰り返します

表 10-3 環境設定ファイルで設定する情報(NAS オプションセクション)

パラメータ 値 内容

num 通番 0 からの通番を指定してくださいNAS オプショ

ンを複数台指定することができます

ip_addr IP アドレス NAS オプション装置の各ノードに設定した管理

IP アドレスまたはホスト名を指定します1 台の

NAS オプションにつき 2 つまで指定できます

u

ser ユーザ ID NAS オプション装置に固定で登録されている

ユーザadmin(API の管理者アカウント)を指

定してください

iStorage ダッシュボードではNAS オプション

に関する情報を取得するためユーザーadmin

を使用します

password パスワード ユーザーadminのパスワードを指定します

NAS オプションに関する情報を取得するために

必要な情報となります

adminのパスワードを初期値より変更する場

合あらかじめ両ノードとも同じ文字列に変更し

てください

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化

したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

virtual_server Virtual Server 情報 Virtual Server を作成している場合その情報を

指 定 し ま す 複 数 作 成 し て い る 場 合 は

ltvirtual_servergt~ltvirtual_servergtをコピーし

複数指定してください

ltip_addrgtにはVirtual Server の管理 IP アドレ

スを指定します

ltusergtにはadminを指定してください

ltpasswordgtにはユーザーadminのパスワー

ドを指定します

③NAS オプション Ni セクションltnigt

NAS オプション Ni の情報取得に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面に NAS オプション Ni に関する情報は

表示されませんまたNAS オプション Ni の GUI へ遷移できません

また複数登録することも可能ですltnigt~ltnigtのセクションを繰り返します

281

表 10-4 環境設定ファイルで設定する情報(NAS オプション Ni セクション)

パラメータ 値 内容

ip_addr IP アドレス NAS オプション Ni の GUI 起動時に URL に指

定する IP アドレスを指定します

port_num ポート番号 NAS オプション Ni の GUI 起動時に URL に指

定するポート番号を指定します

user ユーザ ID NAS オプション Ni の GUI 起動時にユーザ名を

指定します(1)

password パスワード NAS オプション Ni の GUI 起動時にパスワード

を指定します(1)

System 管理者以外と設定する場合ダッシュボード画面で NAS オプション Ni に関する情報を

表示できません

環境設定ファイルの記載例を以下に示します

ltxml version=10 encoding=UTF-8gt

ltsystemsgt

ltfsmgt

ltip_addrgt127001ltip_addrgt

ltport_numgt23015ltport_numgt

ltfsmgt

ltnas_optiongt

ltnumgt0ltnumgt

ltip_addrgt19216811ltip_addrgt

ltip_addrgt19216812ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtadminltpasswordgt

ltnas_optiongt

ltnas_optiongt

ltnumgt1ltnumgt

ltip_addrgt192168110ltip_addrgt

ltip_addrgt192168111ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltip_addrgt192168101ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltvirtual_servergt

ltip_addrgt192168102ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltnas_optiongt

ltnigt

ltip_addrgt1921681010ltip_addrgt

ltport_numgt8443ltport_numgt

ltusergtsystemuserltusergt

ltpasswordgtsystempasswordltpasswordgt

ltnigt

ltsystemsgt

環境設定ファイルを更新した場合その後の iStorage ダッシュボードログイン時より適用されます

(Apache の再起動は不要です)

282

104 アンインストール

iSM ダッシュボード関連のファイル設定はiSM サーバのアンインストールにて同時に削除されます

ので個別の作業は不要ですiSM サーバのアンインストールを参照ください

105 アップデート

iSM ダッシュボードを旧バージョンからアップデートする場合は事前に iSM サーバのバージョン

アップを実施してくださいiSM ダッシュボードのバージョンアップの手順は以下の通りとなります

設定情報などは全て引継がれます

(1)iSM ダッシュボードを終了します

(2)iSM サーバのアップデート手順に従いiSM サーバのバージョンアップを実施します

(3)iSM サーバの再起動後iSM ダッシュボードのインストール手順に従いダッシュボードのイン

ストールおよび環境設定を実施します

これによりiSM ダッシュボードのバージョンアップが完了します

283

付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版)

(1)構文

iSMmknod

(2)説明

iSMmknod コマンドはiStorageManager で使用する SCSI パススルーデバイスドライバ形式の

スペシャルファイル(デバイスファイル)を作成しますそのディスクアレイ情報をディスクアレイ一覧ファ

イルに格納しますディスクアレイを FC 接続で管理する場合このコマンドを実行する必要があります

作成した SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイルはdevnec_iSMmkdl 配

下に格納されますFC 接続でディスクアレイを管理する場合は作成したディスクアレイ一覧ファイルを

参照しiStorageManager が管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイル名を iStorageManager

の環境定義ファイルに記述することが可能です

SCSI パススルーデバイスドライバの説明はscsi_ctl(7) を参照してください

セキュリティ保護のため iSMmknodコマンドまたは iSMvollistコマンドが作成するスペシャルファイル

(devnec_iSMmkdl 配下)はオーナーrootアクセス権 644 で作成されます

(3)診断

以下にiSMmknod コマンドが標準出力に通知するメッセージ一覧を示します

(a)処理経過メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す処理経過メッセージを標準出力に報告します

101 INFO Creating internal device files

[説明] 現在スペシャルファイル作成中であることを示します

102 INFO Creating device list file

[説明] 現在ディスクアレイ一覧ファイル作成中であることを示します

103 INFO iSMmknod ended normally

[説明] iSMmknod コマンドが正常終了したことを示します

(b)警告メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す警告メッセージを標準出力に報告します

iSMmknod コマンド実行後作成されたディスクアレイ一覧ファイルを参照し管理対象とするディ

スクアレイのスペシャルファイル名が存在しない場合は処置が必要です

201 WARNING Some devices are no longer responding

[説明] いくつかのデバイスは応答がありません

284

[処置] ディスクアレイの電源状態異常などが考えられます

ioscan -f -n -C disk コマンド( ioscan(1M)を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行った後でiSMmknod コマンドを再実行してください

202 WARNING Node of some devices locked

[説明] いくつかのデバイスはノードがロックされている状態にあります

[処置] しばらくしてからiSMmknod コマンドを再実行してください

203 WARNING Some devices are in invalid mode

[説明] いくつかのデバイスはエラー状態にあります

[処置] ioscan -f -n -C disk コマンド( ioscan(1M) を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行ってください

ディスクアレイとの接続状態が正常な状態になればiSMmknod コマンドを再実行して

ください

204 WARNING Some devices are in invalid(DIFF_HW) mode

[説明] いくつかのデバイスは見つかったソフトウェアが所定のものではない状態にあります

[処置] しばらくしてから iSMmknod コマンドを再実行してください

205 WARNING Cannot create special file for HW path [hard ware path]

[説明] 認識できないドライバ形式のスペシャルファイルを検出しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

206 WARNING Unknown device driver [driver name] (for [special file name])

[説明] 認識できないドライバ形式のスペシャルファイルを検出しました

システムのデバイスドライバが正しくインストールされていません

[処置] 正しくインストールした後iSMmknod コマンドを再実行してください

230 WARNING Cannot make perfect device list file

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイルはインストールさ

れていますがメモリ不足のためディスクアレイ一覧ファイルは不完全なものになっ

ています

[処置] 必要に応じてカーネルパラメータ(maxdsiz)の値を変更しiSMmknod コマンドを再

実行することにより正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成されます

231 WARNING Cannot recognize some special files

[説明] いくつかのスペシャルファイルは正常に認識できませんでした

この場合ディスクアレイ一覧ファイルにエラーになっているスペシャルファイルの行が

出力されます

[処置] iSMmknod コマンドを再実行することで正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成され

ます

285

(c)エラーメッセージ

iSMmknod コマンドは異常終了する場合以下に示すエラーメッセージを標準出力に報告します

301 ERROR You are not super-user

[説明] root 権限の特権がありません

[処置] root 権限で iSMmknod コマンドを再実行してください

302 ERROR iStorageManager is starting

[説明] iStorageManager が起動されています

[処置] iStorageManager 終了後iSMmknod コマンドを再実行してください

304 ERROR OS version is unknown

[説明] HP リリースレベルが 11 ではありません

[処置] HP リリースレベルが 11 の HP-UX OS マシンにより iSMmknod コマンドを再実行し

てください

305 ERROR Cannot move [file name] file

[説明] ファイルの移動でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

306 ERROR Cannot make [directory name] directory

[説明] ディレクトリの作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

307 ERROR No target device in this machine

[説明] iStorageManager 管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイルが見つかりませ

[処置] ioscan -f -n -C disk コマンド(ioscan(1M) を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態が正常な状態になれば

iSMmknod コマンドを再実行してください

310 ERROR Cannot make character device file [special file name]

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイル作成でエラーが発生

しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

311 ERROR Cannot get minor number of [special file name]

[説明] スペシャルファイルのマイナー番号取得に失敗しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

312 ERROR Cannot make internal device file for [special file name] because SCSI

pass-through driver for [WSIO | SIO] [SCSI pass-through driver name] was not

installed

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバがインストールされていません

[処置] SCSI パススルーデバイスドライバインストール後iSMmknod コマンドを再実

行してくださいインストール方法はscsi_pt(7) を参照してください

286

313 ERROR Necessary file doesnt exist in spite of the execution of iSMmknod

[説明] iSMmknod コマンドを実行するのに必要なファイルがありません

iStorageManager が正常にインストールされていません

[処置] iStorageManager インストール状態を確認後正常になれば iSMmknod コマンドを再

実行してください

317 ERROR iSMmknod or iSMvollist is already starting

[説明] iSMmknod または iSMvollist コマンドが既に起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

318 ERROR ControlCommand command is already starting

[説明] ControlCommand コマンドが起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

325 ERROROS name is unknown

[説明] OS 名が不明です

[処置] HP リリースレベルが 11 の HP-UX OS マシンにより iSMmknod を再実行してくださ

330 ERROR Cannot open device list file errno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

332 ERROR Cannot open temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

333 ERROR Cannot read temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

334 ERROR Out of memoryprocess=[nnnnnnnn]

[説明] メモリ不足が発生したため処理を続行できません

nnnnnnnn付加情報

[処置] カーネルパラメータ(maxdsiz)の値を変更しiSMmknod コマンドを再実行してくだ

さい

335 ERROR Cannot read device list fileerrno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルの読み込み処理(fgets)でエラーが発生しました

[処置] エラー番号により原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

287

(4)制約

iSMmknod コマンド実行において以下に示す処理は禁止されています

デバイスディレクトリにインストールされているスペシャルファイルの再命名

iStorageManager 起動中の実行

iSMvollist コマンド起動中の実行

ControlCommand コマンド起動中の実行

iSMmknod コマンドの 2 重起動

(5)ファイル

etciSMsvriSM_diskarraydevlist helliphellip ディスクアレイ一覧ファイル

etciSMsvriSMsvrconf helliphellip iStorageManager 環境定義ファイル

(6)参照

scsi_ctl(7) scsi_pt(7) ioscan(1M) iSMsvr(1M)

288

(このページは空白です)

289

付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版)

(1)構文

iSMmknod

(2)説明

iSMmknod コマンドはiSMServer 専用のスペシャルファイル(デバイスファイル)を作成しそのディ

スクアレイ情報をディスクアレイ一覧ファイルに格納しますディスクアレイを FC 接続で管理する場合

このコマンドを実行する必要があります

作成したスペシャルファイルは devnec_iSMmkdl 配下に格納されますFC 接続でディスクアレイ

を管理する場合は作成したディスクアレイ一覧ファイルを参照しiSMServer が管理対象とするディス

クアレイのスペシャルファイル名を iSMServer の環境定義ファイルに記述することが可能です

セキュリティ保護のため iSMmknod コマンドまたは iSMvollistコマンドが作成するスペシャルファイ

ル( devnec_iSMmkdl 配下)はオーナーrootアクセス権 644 で作成されます

(3)診断

以下にiSMmknod コマンドが標準出力に通知するメッセージ一覧を示します

(a)処理経過メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す処理経過メッセージを標準出力に報告します

101 INFO Creating internal device files

[説明] 現在スペシャルファイル作成中であることを示します

102 INFO Creating device list file

[説明] 現在ディスクアレイ一覧ファイル作成中であることを示します

103 INFO iSMmknod ended normally

[説明] iSMmknod コマンドが正常終了したことを示します

(b)警告メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す警告メッセージを標準出力に報告します

iSMmknod コマンド実行後作成されたディスクアレイ一覧ファイルを参照し管理対象とするディ

スクアレイのスペシャルファイル名が存在しない場合は処置が必要です

230 WARNING Cannot make perfect device list file

[説明] メモリ不足のためディスクアレイ一覧ファイルは不完全なものになっています

[処置] 必要に応じてシステム資源の制限値 (ulimit(1)) を変更し iSMmknod コマンドを再実

行することにより正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成されます

290

231 WARNING Cannot recognize some special files

[説明] いくつかのスペシャルファイルは正常に認識できませんでした

この場合ディスクアレイ一覧ファイルにエラーになっているスペシャルファイルの行が

出力されます

[処置] iSMmknod コマンドを再実行することで正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成され

ます

(c)エラーメッセージ

iSMmknod コマンドは異常終了する場合以下に示すエラーメッセージを標準出力に報告します

301 ERROR You are not super-user

[説明] root 権限の特権がありません

[処置] root 権限で iSMmknod コマンドを再実行してください

302 ERROR iSMServer is starting

[説明] iSMServer が起動されています

[処置] iSMServer 終了後iSMmknod コマンドを再実行してください

306 ERROR Cannot make [directory name] directory

[説明] ディレクトリの作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

307 ERROR No target device in this machine

[説明] iSMServer 管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイルが見つかりません

[処置] ディスクアレイの状態を確認し処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態

が正常な状態になれば iSMmknod コマンドを再実行してください

310 ERROR Cannot make character device file [special file name]

[説明] スペシャルファイル作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

311 ERROR Cannot get minor number of special file

[説明] スペシャルファイルのマイナー番号取得に失敗しました

[処置] ディスクアレイの状態を確認し処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態

が正常な状態になれば iSMmknod コマンドを再実行してください

313 ERROR Necessary file doesnt exist in spite of the execution of iSMmknod

[説明] iSMmknod コマンドを実行するのに必要なファイルがありません

iSMServer が正常にインストールされていません

[処置] iSMServer インストール状態を確認後正常になれば iSMmknod コマンドを再実行し

てください

317 ERROR iSMmknod or iSMvollist is already starting

[説明] iSMmknod または iSMvollist コマンドが既に起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

291

318 ERROR ControlCommand command is already starting

[説明] ControlCommand コマンドが起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

325 ERROROS name is unknown

[説明] OS 名が Linux ではありません

[処置] カーネルリリースが 24 以上の Linux OS マシンにより iSMmknod コマンドを再実行

してください

330 ERROR Cannot open device list file errno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

331 ERROR Cannot open procscsiscsi errno=[error number]

[説明] SCSI ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後 iSMmknod コマンドを再実行してください

332 ERROR Cannot open temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

333 ERROR Cannot read temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

334 ERROR Out of memoryprocess=[nnnnnnnn]

[説明] メモリ不足が発生したため処理を続行できません

nnnnnnnn付加情報

[処置] 必要に応じてシステム資源の制限値(ulimit(1))を変更しiSMmknod コマンドを再実行

してください

335 ERROR Cannot read device list fileerrno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルの読み込み処理(fgets)でエラーが発生しました

[処置] エラー番号により原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

336 ERROR Cannot open device directory errno=[error number]

[説明] デバイスディレクトリのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

337 ERROR Cannot read device directory errno=[error number]

[説明] デバイスディレクトリの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

292

(4)制約

iSMmknod コマンド実行において以下に示す処理は禁止されています

デバイスディレクトリにインストールされているスペシャルファイルの再命名

iSMServer 起動中の実行

iSMvollist コマンド起動中の実行

ControlCommand コマンド起動中の実行

iSMmknod コマンドの 2 重起動

(5)ファイル

etciSMsvriSM_diskarraydevlist helliphellip ディスクアレイ一覧ファイル

etciSMsvriSMsvrconf helliphellip iSMServer 環境定義ファイル

(6)参照

proc(5) scsi_info(8) sd(4) iSMsvr(8)

293

付録 C パスワード暗号化コマンド

環境定義ファイルの client セクションにてiSM クライアントの利用者を定義します定義済みの利用

者のみがiSM クライアントを iSM サーバに接続しディスクアレイについての情報を参照操作するこ

とが可能となりますこのとき利用者のパスワードも設定しますがこのパスワード値に暗号化した値を

記述することができますセキュリティ上暗号化した値を記述することを推奨します

パスワードの暗号値はパスワード暗号化コマンド iSMcipherpw を実行して求めます

(1)名称

iSMcipherpw - パスワードの暗号値を求める

(2)構文

iSMcipherpw パスワード値

(3)説明

iSMcipherpw コマンドはパラメータとして指定されたパスワード値の暗号値を標準出力に返します

返された暗号値はiSMsvrconf ファイルの client セクションの利用者情報のパスワードfile_transfer セ

クションの ftp 利用者名ftp 利用者のパスワードagent セクションのディスクアレイを監視する利用者

情報のパスワードに転記できます

なおパスワード値として設定できる値は58 文字以内の以下の値です

1 バイトの英数字記号(ただしrdquordquo(ダブルクォーテーション)は除く)rdquo rdquo(スペース)

また記号やスペースを用いた場合にはシェルのワイルドカードとして解釈されることもあるため

使用を避けるかrdquorsquordquo(シングルクォーテーション)またはrdquordquo(ダブルクォーテーション)でパスワード

値を囲むなどの処置が必要になります

(4)戻り値

0正常終了した場合

1パスワード値指定に誤りがあった場合標準出力にその旨を報告します

294

(5)使用例

gtiSMcipherpw iSM パスワードはiSM とします

Accepted password is iSM コマンドに受け付けられたパスワードです

Return value is CGGKCMDCEACBGB 報告されたこの値が暗号値です

この値をiSMsvrconf ファイルの利用者情報のパスワードに転記します

login = (iSM CGGKCMDCEACBGB L1)

(6)診断

iSMcipherpw はパスワード値指定に誤りがあった場合標準出力にて以下に示すエラーメッセージを

報告します

101 ERROR There is no password

[説明] パスワード値の指定がありません

[処置] パスワード値を指定してください

102 ERROR There are too many arguments

[説明] 引数の指定が多すぎます

[処置] 引数にはパスワード値を 1 つだけ指定してくださいまたrdquo rdquo(スペース)を用いる場合はrdquorsquordquo

(シングルクォーテーション)rdquordquo(ダブルクォーテーション)でパスワード値を囲むなど

の処置が必要になります

103 ERROR The length of the password is too long

[説明] パスワード値が長すぎます

[処置] 58 文字以内のパスワード値を指定してください

104 ERROR Inappropriate character is used for password

[説明] パスワード値に不適切な文字が用いられています

[処置] パスワード値として適切な文字を用いてください

105 ERROR As password it is inappropriate

[説明] パスワード値としては不適切ですrdquo rdquo(スペース)のみのパスワード値などが該当します

[処置] パスワード値として適切なものを指定してください

106ERROR System call error occurred function=fff errno=eee

[説明] システム関数でエラーが発生しました

fff システム関数名

eee エラー番号

[処置] システム関数名およびエラー番号を確認して対処を行いiSMcipherpw コマンドの再実行

をしてください

(7)参照

etciSMsvriSMsvrconf

295

付録 D iStorageManager 管理者設定コマンド

iSM サーバを root 権限以外で運用するためにはiStorageManager 管理者設定コマンド(iSMmkadm

コマンド)でiStorageManager 管理者(ユーザ名が iSMadm のユーザ)を登録しますこのコマンドに

よりiStorageManager 管理者を登録しディレクトリとファイルのオーナーを変更してiSM サーバの

運用ユーザの環境を整えます

登録した iStorageManager 管理者は次の用途で利用します

iSMsvr コマンドの利用可能な利用者でサーバの起動停止が可能です

iSM サーバの実行利用者です

構成設定コマンドの利用可能な利用者です(「iStorage シリーズ構成設定の手引」を参照してくだ

さい)

1 iSMmkadm コマンドはiSM サーバの起動前に実行してくださいiSM サーバ起動中は使用で

きません

2 iSMmkadm コマンドは常に root 権限で実行してください

3 SNMP トラップを受信する場合はiSM サーバを root 権限で運用しなければいけないためこ

のコマンドで iStorageManager 管理者の設定を行わないでください

4 iStorageManager 管理者名はiSMmkadm コマンドでのみ設定可能です

5 iSMmkadm コマンド以外で iStorageManager 管理者の登録を行わないでください

6 環境設定においてログファイル格納フォルダなどのフォルダ指定に既定値以外のフォルダを指

定している場合がありますその場合はそのディレクトリおよび配下のファイルに

iStorageManager 管理者のアクセス権(書き込みアクセス)をつけてください環境設定につい

ては「132 環境定義ファイル」を参照してください

7 このコマンドで iStorageManager 管理者の登録を行った後 iSMmknod コマンドまたは

iSMvollist コマンドを実行しスペシャルファイルを作成する場合がありますその場合は

devnec_iSMmkdl 配下のスペシャルファイルに iSMadm ユーザがアクセスできるように適切

なアクセス権(書き込み読み込みアクセス権)をつけてください

8 iSMmknod コマンドやiSMvollist コマンドの-r-nr-or オプションはroot 権限で実行する

必要がありますので各コマンドの説明を参照してください

9 構成設定(GUI)よりディスクアレイの IP アドレスを変更する場合はiSM サーバを root 権限

で運用する必要があります本コマンドで設定した iStorageManager 管理者では操作できませ

296

(1)iStorageManager 管理者の登録

画面の表示例(12)

iSMmkadm hellip①

Do you want to create user or delete user iSMadm (Create[1]Delete2) 1 hellip②

iStorageManager employed by new user iSMadm

Create new user iSMadm as following hellip③

(1)USER ID 109 (iSMadm)

(2)GROUP ID 20 (users)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 1 hellip④

Set USER ID 110 hellip⑤

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 20 (users)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 2 hellip⑥

Possible GROUP ID is following hellip⑦

root 0

other 1

bin 2

sys 3

adm 4

daemon 5

mail 6

lp 7

tty 10

297

画面の表示例(22)

nuucp 11

users 20

nogroup -2

Set GROUP ID 3 hellip⑧

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 3 (sys)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 3 hellip⑨

Set directory homeusersiSMadm hellip⑩

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 3 (sys)

(3)HOME DIRECTORY homeusersiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) y hellip⑪

Now setting done

Set password of iSMadm

Changing password for iSMadm

New password hellip⑫

Re-enter new password hellip⑬

Passwd successfully changed

Complete to create new user iSMadm hellip⑭

Complete to update directory or file access mode (iSMadm) hellip⑮

① iSMmkadm コマンド実行します

② 登録する場合はrsquo1rsquoを指定してください

③ iStorageManager 管理者であるiSMadm の登録予定の属性が表示されます

④ ユーザ ID を変更する場合はrsquo1rsquoを指定します

⑤ システムに登録されていないユーザ ID を設定します

指定したユーザ IDが既に使用されていればもう一度別のユーザ IDを入力するように求められます

⑥ グループ ID を変更する場合はrsquo2rsquoを指定してください

⑦ システムに登録されているグループ ID を表示します

⑧ 表示されたグループ ID から選択し指定します

⑨ ホームディレクトリを変更する場合はrsquo3rsquoを指定します

⑩ 変更するホームディレクトリのパスを指定します

既に存在しているディレクトリを入力した場合rsquoyrsquoを指定するとそのディレクトリに変更することが

できます

⑪ 表示内容で良い場合はrsquoyrsquoを指定します

⑫ iStorageManager 管理者の新しいパスワードを指定します

298

⑬ 再度パスワードの確認を求められるので同じパスワードを正確に入力してください

⑭ iStorageManager 管理者のシステム登録が正常に行われたことを示します

⑮ ディレクトリとファイルのオーナーがiStorageManager 管理者に正常に変更されたことを示します

以上のユーザ登録によりiSM サーバは iStorageManager 管理者で起動可能になります

(2)iStorageManager 管理者の削除

iSM サーバの運用利用者を root 権限に戻したい場合はiSMadm のユーザを削除してください

作業はroot 権限で行います

iSMmkadm hellip①

Do you want to create user or delete user iSMadm (Create[1]Delete2) 2 hellip②

Delete iSMadm from system really (y[n]) y hellip③

Complete to delete user iSMadm hellip④

Complete to update directory or file access mode (root) hellip⑤

① iSMmkadm コマンド実行します

② 削除する場合はrsquo2rsquoを指定します

③ 削除する場合はrsquoyrsquoを指定します

④ iStorageManager 管理者の削除が正常に行われたことを示します

⑤ ディレクトリとファイルのオーナー変更が正常に root 権限に戻されたことを示します

なおソフトウェアのインストールアンインストールなどの各種作業にあたっては以下の注意が必

要です

1 iSMmknod コマンド実行後にはiStorageManager 管理者の再登録(削除して登録)を行って

ください

2 iStorageManager のアンインストール前にiStorageManager 管理者の削除を行ってください

再インストールした後は再度 iStorageManager 管理者の登録を行ってください

299

付録 E 事象連携定義ファイル

ここでは連携定義ファイル(etciSMsvrmsgdrvconf)に設定可能な情報の説明をします

(1)連携定義ファイル

[SERVER]

SMTP=mailxxxcom

SMTP_PORT=25

POP=popxxxcom

POP_PORT=110

AUTH=POP_before_SMTP

USER=username

PASSWORD=password

MAIL_TEMPLATE=etciSMsvrmailtpl

[LIMIT]

MAIL=300

SHELL=30

[LINK00]

MSGID=ALL

LEVEL=ERR

MAIL=axxxcom

SHELL=usrbinerr

(2)パラメータ詳細

[SERVER] 各種共通定義

SMTP メールを送信する SMTP サーバを定義する(1つのみ)

SMTP_PORT SMTP のポート番号を 1~65535 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 25 を使用)

POP POP before SMTP 認証時に使用する POP サーバを定義する

(1つのみ)

AUTH=NONE または AUTH=SMTP-AUTH の場合は省略可能

POP_PORT POP のポート番号を 1~65535 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 110 を使用)

AUTH 認証方式(NONEPOP_before_SMTPSMTP-AUTH)を定義する

USER 認証用アカウントを定義する

AUTH=NONE の場合は省略可能

PASSWORD 認証用パスワード(パスワード暗号化)を定義する

AUTH=NONE の場合は省略可能

MAIL_TEMPLATE メールのテンプレートをファイルで指定する(先頭行はldquoFROMrdquo固定)

[LIMIT] 連携処理の上限値定義

MAIL メールの送信の上限値(回分)を 15~1200 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 300 を使用)

300

SHELL シェルの起動の上限値(回分)を 15~1200 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 30 を使用)

[LINKxx] 連携グループの定義(xx は 00~99 で指定する)

MSGID 連携対象メッセージを定義する

LEVEL 連携対象メッセージのレベルを定義する

MAIL 連携アクションの送り先のメールアドレスを定義する

SHELL 連携アクションのシェルファイル名を定義する

1 1 行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

2 行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定するとその行はコメントになります

3 先頭行に[SERVER]セクションを記述してください

4 [LINKxx]セクション(xx は 00~99 の範囲で指定可能)は連携グループを定義します連携

グループでは連携対象メッセージ(MSGID)とレベル(LEVEL)と連携アクション(SHELL

と MAIL)を指定します受け取ったメッセージが連携対象メッセージに指定したメッセージ番

号でありレベルに指定したメッセージレベルであった場合に連携アクションが実行されます

5 [LINKxx]セクションの MSGID には連携対象メッセージを定義しますメッセージ番号(5 桁の

数字(例02040))メッセージ番号範囲(メッセージ番号をrdquo-rdquo(ハイフン)で繋いだ範囲(例

10000-10999))機能単位で指定可能です機能単位では以下の指定が可能です

表 E-1 機能単位と連携対象メッセージ

機能単位 機能名 メッセージ番号BASE 基本制御 iSM01000~iSM04999

iSM07000~iSM07999

iSM11000~iSM11999

iSM14000~iSM17999

iSM23000~iSM23999

iSM24000~iSM24999

iSM28000~iSM28999

iSM29000~iSM29999

PERFORMANCE 性能 iSM08000~iSM09999

REPLICATION レプリケーション iSM10000~iSM10999

SNAPSHOT スナップショット iSM18000~iSM18999

ALL 全機能 全てのメッセージ

ALERT 保守メッセージ ALIVE通報の対象(ディスクアレイ装置の障害

通報機構が行うALIVE通報も含む)のメッセージ(メッセージの本文末尾にキーワードldquo[_ALERT_]rdquoが付加されている)です

6 [LINKxx]セクションの LEVEL にはレベルを定義しますERRWARNINGNOTICE INFO

と ALL(全レベル)を指定できます

301

7 [LINKxx]セクションの MAIL には連携対象のメッセージを受け取った場合のメールの送り

先のメールアドレスを定義しますメールアドレスは複数定義できますメールアドレスは同

一行に複数定義することも複数行に分けて定義することもできますメールアドレスはドメ

イン名を含んだ完全なものを記述してください

8 [LINKxx]セクションの SHELL には連携対象のメッセージを受け取った場合に起動するシェ

ルのファイル名を定義しますファイル名は複数定義できますファイル名は同一行に複数定

義することも複数行に分けて定義することもできますファイル名は絶対パスで記述してく

ださい特殊な記号を含むファイル名を二重引用符で囲って定義することもできますただ

しrdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)を含むファイル名を定義することはできませ

9 同一連携グループで連携アクションのメールアドレスとシェルファイル名はそれぞれ最大 10 ま

で定義できます

10 [LINKxx]セクションでMSGIDLEVELMAILSHELL の右辺の指定を同一行に複数定義

する場合rdquordquo(カンマ)で区切って定義しますまた複数行に分けて定義することも可能です

その場合には連続した行で定義する必要はありませんただし連続した行で定義した場合で

も左辺を省略することはできません

11 同一のメッセージが複数の連携グループで指定された場合指定された連携グループの連携アク

ションが実行されますただし同一のメッセージに対して同一の連携アクションが複数指定さ

れた場合は連携アクションは 1 回だけ実行されます

12 全てのメッセージが連携対象となることを避けるため同一の連携グループで MSGIDとLEVEL

の両方に ALL を定義することはできません

13 MAIL_TEMPLATE にはメールのヘッダ情報やメール本文が保存されているファイル名を定義

しますMAIL_TEMPLATE に記述するファイル名は絶対パスで記述してください特殊な記

号を含むファイル名を二重引用符で囲って定義することもできますただしrdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo

(終了括弧)rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)を含むファイル名を定義すること

はできません

14 連携を行わない場合定義ファイルの作成は不要です

15 連携制御ファイルにはVer34 までの定義である[LEVEL]セクションと HEADER の定義を指定

することが可能です既存のユーザをサポートするための機能であるため通常は[LINKxx]

セクションと MAIL_TEMPLATE の定義を使用してください

使用する場合は以下の点に注意してください

[LEVEL]セクションの定義は[LINKxx]セクションの定義と同時に行うことはでき

ません

HEADER はMAIL_TEMPLATE と同時に指定することはできません

302

(3)メールテンプレートファイル

メールテンプレートファイルは実際に送信するメールの雛型です最初の行に ldquoFROMrdquoを記述しメー

ルの送信者のメールアドレスを記述します送信先のメールアドレスが間違っている場合などにより

SMTP サーバでメールの送信が失敗すると送信者のメールアドレスに SMTP サーバのエラーメッセージ

が送信されることがあります2行目以降はメール本文としてそのまま送信されますが空行までがヘッダ

部空行以降がボディ部となりますまたボディ部にldquo$MSGrdquoの記述がある場合にはldquo$MSGrdquoを事象連

携の契機となった運用ログに出力されるメッセージに置換します

FROM iSMserverxxxcom

SUBJECT iSMserver error report

larr空行

This is the iSMserver at ドメイン名など

Error Reporting

$MSG rarr 事象連携の契機となった運用ログに出力される

メッセージがこの行に展開されます

1 ldquoFROMrdquoに記述するメールアドレスはドメイン名を含んだ完全なものを記述してください

2 ヘッダ部はRFC822 に沿った各種ヘッダ行の記述が可能です

3 ボディ部には自由な内容が記述できますが送信時にコード変換はしないので漢字を使う場合は

JIS コードで記述してください

4 メールテンプレートファイルはファイル全体の大きさを 1KB 以内で記述してくださいまた 1

行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

5 ある行のldquo$MSGrdquo部分のメッセージ内容への置換は最初に現れたldquo$MSGrdquoのみで行われますそ

のため 1 行に複数記述しても最初のもののみ置換されますただし複数行に記述したものは

それぞれ同じメッセージ内容に展開されます

(4)定義例

ERR のメッセージの場合はa さんにメールで通知しシェル(err)を起動します

保守メッセージの場合はa さんと b さんにメールで通知しシェル(alert)を起動します

クライアントの接続切断のメッセージ(iSM02040iSM02041)の場合はa さんにメールで通知す

るという定義の例を以下に紹介します

ヘッダ部

ボディ部

送信者のメールアドレスを記述します

303

連携定義ファイル(etciSMsvrmsgdrvconf)

[SERVER]

SMTP=mailxxxcom larrSMTP サーバの DNS 名または IP アドレス

SMTP_PORT=25 larrSMTP サーバのポート番号

POP=popxxxcom larrPOP サーバの DNS 名または IP アドレス

POP_PORT=110 larrPOP サーバのポート番号

AUTH=POP_before_SMTP larr認証方式(NONEPOP_before_SMTPSMTP-AUTH)

USER=username larr認証用アカウント

PASSWORD=password larr認証用パスワード

MAIL_TEMPLATE=etciSMsvrmailtpl larrメールの雛型を指定する(どこでも良い)

[LIMIT]

MAIL=300 larrメールの送信の上限値(回分)

SHELL=30 larrシェルの起動の上限値(回分)

[LINK00] larrERR の時の定義

MSGID=ALL

LEVEL=ERR

MAIL=axxxcom

SHELL=usrbinerr larr実行権が必要

[LINK01] larr保守メッセージの時の定義

MSGID=ALERT

LEVEL=ALL

MAIL=axxxcombxxxcom larr複数行記述可能複数アドレス記述可能

SHELL=usrbinalert

[LINK02] larrクライアント接続切断のメッセージの時の定義

MSGID=0204002041 larrldquo02040-02041rdquoでも指定可能

LEVEL=ALL

MAIL=axxxcom

304

メールテンプレートファイル(etciSMsvrmailtpl)

FROM iSMmsgdrvxxxcom larr差出人アドレス

SUBJECT iSMserver error report larrタイトル(何でも良いが漢字は不可)

larr空行

This is the iSMserver at iSMsystemxxxcom larrメール本文(何でも良い)

Error Reporting larrメール本文(何行書いても良いが全体で 1KB

以内とすること)

$MSG larr実際のメッセージ内容がこの行に挿入され

メールとして送信されます

このメールを見たら注意してください larrメール本文(漢字を書くときは JIS コードで

記述する)

305

付録 F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール

(1)動作環境

性能分析支援ツール(性能分析支援ツール画面アーカイバCSV 変換ツール編集ツール)の動作環

境はiSM クライアントの動作環境と同じになりますまた性能情報グラフ化ツールはiSM クライア

ントと Microsoftreg Excel20102013 がインストールされている PC で動作します利用方法については

電子マニュアル「性能監視機能利用の手引」(IS025)の「33 性能情報の分析支援」を参照してください

性能分析支援ツール画面の必要メモリは以下になります

表 F-1 必要メモリ量

性能分析支援ツール画面 35(31)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させたときに必要なメモリ量です

(2)導入方法

性能分析支援ツールおよび性能情報グラフ化ツールを利用する場合はDVD 媒体の以下のフォルダに

格納されているすべてのファイルを利用する PC の任意のフォルダへコピーします

DVD ドライブyenPERTOOLyenWINDOWS

コピーするファイルはすべて同一フォルダに格納してください

上記フォルダに格納されているファイルのうち性能分析支援ツールおよび性能情報グラフ化ツール

は以下になります

性能分析支援ツール画面iSMprfcomexe

アーカイバ iSMprfarcexe

CSV変換ツール iSMprfextexe

編集ツール iSMprfeditexe

性能情報グラフ化ツールiSMprfviewxls

Windows 版の iSM サーバをインストールするとiSM サーバのインストール先のフォルダに性能分

析支援ツールも合わせてインストールされます

306

(このページは空白です)

307

付録 G バックアップファイル

iSM サーバiSM クライアントで利用するファイルをバックアップしておくことでサーバの障害など

で再インストールが発生した場合でもバックアップファイルを利用することで iSM サーバiSM クライ

アントの動作環境を直ちに復旧することが可能になりますここではiSM サーバiSM クライアントで

バックアップしておくファイルについて説明します

(1)iSM サーバ

iSM サーバでは以下のファイルをバックアップしますなお性能関連ファイルなどiSM サーバ

起動中に情報を更新するものがありますので定期的なバックアップを推奨します

[1]環境定義ファイル

HP-UX 版Linux 版

etciSMsvr配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenconfyeniSMsvryen配下の全てのファイル

[2]運用ログファイル (必須ではありません)

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretclog配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenlogyen配下の全てのファイル

1 上記ファイルが存在しなくても iSM サーバの動作には影響ありませんが過去のログが参照

できなくなります

2 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[3]ライセンス情報ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcconfig配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenconfigyen配下の全てのファイル

[4]事象連携ファイル (事象連携機能を利用している場合)

HP-UX 版Linux 版

etciSMsvrmsgdrvconf ファイルに記述しているメールテンプレートファイルシェルファ

イル

Windows 版

インストール先のフォルダyenconfyeniSMsvryenmsgdrvconf ファイルに記述しているメールテ

ンプレートファイルバッチファイルまたは実行ファイル

308

[5]性能関連ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcmon配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenmonyen配下の全てのファイル

1 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[6]性能最適化関連ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcoptlog配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenoptlogyen配下の全てのファイル

1 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[7]パーティション管理ユーザ情報ファイル(パーティション管理ユーザを設定している場合)

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcmain配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenmainyen配下の全てのファイル

Windows 版においてインストール先のフォルダの確認方法は以下となります

(a)「スタート」rarr「すべてのプログラム」 rarr「iSM サーバ」にて「Read Me」を右クリックし

「プロパティ」を選択

Windows 8 以降Windows Server 2012 以降の場合「スタート」画面でアプリバーを表示

し「すべてのアプリ」をクリックしすべてのアプリにて「iSM サーバ」にて「Read Me」

を右クリックし画面下に「ファイルの場所を開く」をクリックします「Read Me」を右ク

リックし「プロパティ」を選択

(b)「リンク先」よりインストール先のフォルダを確認

(例) CyenProgram FilesyenNECyeniSMsvryenhelpyenreadmetxt

CyenProgram FilesyenNECyeniSMsvr がインストール先のフォルダになります

またiSM サーバが起動中の場合タイミングによりバックアップできないファイルがありますこ

の場合一旦 iSM サーバを停止することでバックアップは可能となります

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM サーバのインストール

(Windows 版の場合は前回と同じフォルダにインストールしてください)

(2)バックアップしたファイルで復旧

バックアップしたファイルのパスと同じパスにコピーしてください

309

(2)iSM クライアント(Web GUI)

iSM クライアント(Web GUI)では以下のファイルをバックアップしますiSM クライアント(Web

GUI)を起動している場合は終了させてください

[1]iSM クライアント(Web GUI)環境設定情報

環境設定情報は以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenUsersyenltOS ログオンユーザ名gtyenAppDatayenRoamingyenNEC

yen iSMClientyen (隠しフォルダになっています)

このフォルダおよびフォルダに格納されている全てのファイルを退避させてください

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM クライアント(Web GUI)環境設定情報を復旧

環境設定情報をバックアップ時と同じフォルダにコピーしてください

(3)iSM クライアント(Win GUI)

iSM クライアント(Win GUI)では以下のファイルをバックアップしますiSM クライアント(Win

GUI)を起動している場合は終了させてください

[1]iSM クライアント(Win GUI)のデスクトップアイコン

デスクトップアイコンは以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenUsersyenPublicyenDesktop (隠しフォルダになっています)

[2]iSM クライアント(Win GUI)のメニュー項目のアイコン

メニュー項目のアイコンは以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenProgramDatayenMicrosoftyenWindowsyenStart MenuyenPrograms

yen[iSM クライアント] (隠しフォルダになっています)

[iSM クライアント]の部分にはインストール時に指定したプログラム

フォルダ名(既定値iSM クライアント)が入ります

[3]iSM クライアント(Win GUI)環境設定情報

iSM クライアント(Win GUI)がインストールされていたフォルダにある設定ファイル(ini)

接続先を複数作成している場合インストールフォルダに[SGn](n は数値)という名前のフォルダ

が作成されていますこのフォルダおよびフォルダに格納されている全てのファイルも退避させ

てください

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM クライアント(Win GUI)のインストール

(前回と同じフォルダにインストールしてください)

(2)iSM クライアント(Win GUI)環境設定情報を復旧

310

環境設定情報および[SGn]フォルダを iSM クライアント(Win GUI)インストール先フォルダに

コピーしてください上書き確認メッセージが表示された場合はそのまま上書きコピーして

ください

(3)iSM クライアント(Win GUI)のメニュー項目のアイコンを復旧

メニュー項目のアイコンを以下のフォルダにコピーしてください

ltシステムドライブgtyenProgramDatayenMicrosoftyenWindowsyenStart MenuyenPrograms

yen[iSM クライアント] (隠しフォルダになっています)

[iSM クライアント]の部分にはインストール時に指定したプログラム

フォルダ名(既定値iSM クライアント)が入ります

(4)iSM クライアント(Win GUI)のデスクトップアイコンを復旧

デスクトップアイコンを以下のフォルダにコピーしてください

上書き確認メッセージが表示された場合はそのまま上書きコピーしてください

ltシステムドライブgtyenUsersyenPublicyenDesktop (隠しフォルダになっています)

311

付録 H ファイアウォールが導入されている環境 ファイアウォールが導入されている環境では以下のポートをあける必要があります

iSM クライアント(Web GUI)-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM クライアント(Web GUI)

ANY

iSM サーバ

8020TCP

8070TCP

ポート番号 80208070 は iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバへ接続時

に使用するポートですなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可能で

iSM クライアント(Win GUI)-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM クライアント(Win GUI)

ANY

iSM サーバ

8020TCP

ポート番号 8020 は iSM クライアント(Win GUI)から iSM サーバへ接続時に使用

するポートですなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可能です

ダッシュボード画面-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

ダッシュボード画面

ANY

iSM サーバ

8025TCP

ポート番号 8025はダッシュボード画面から iSMサーバへ接続時に使用するポート

ですなおポート番号の変更方法は 1023 章を参照してください

iSM サーバ-ディスクアレイ(iStorage)間

SOURCE DESTINATION

iSM サーバ

ANY

iStorage

2730TCP

80TCP(M シリーズの場合)

8020TCP(M12e 以降M120 以降M320 以

降M320F 以降M520 以降M720 以降

M720F 以降の M シリーズの場合)

iStorage

ANY

iSM サーバ

2730UDP

8020TCP(M シリーズの場合)

TCPIP 経由でディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側のポートまた

は 2730 をあける必要がありますポート番号 2730 は iSM サーバからディスクア

レイへの接続時に使用するポートですポート番号を変更することはできません

TCPIP 経由で M シリーズディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側の

ポート 2730 に加えてポート 80 をあける必要がありますポート番号 80 は障害

情報採取時に iSM サーバがディスクアレイに接続するために使用するポートで

すポート番号を変更することはできません

TCPIP 経由で M12e 以降M120 以降M320 以降M320F 以降M520 以降M720 以

降M720F 以降のMシリーズディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側

のポート 273080 に加えてポート 8020 をあける必要がありますポート番号

8020 は構成設定時に iSM サーバがディスクアレイに接続するために使用するポー

トですポート番号を変更することはできません

312

iStorageManager コマンドを使用して M シリーズディスクアレイのアップデート

を行う場合はiSM サーバ側の 8020(TCP)をあける必要がありますポート番号

を変更することはできません

ネットワーク設定ツール-ディスクアレイ(iStorage)間

SOURCE DESTINATION

ネットワーク設定ツール

2730UDP

iStorage

2730UDP

iStorage

2730UDP

ネットワーク設定ツール

2730UDP

M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズが対象ですただしA3000 シリー

ズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI は未サポートです

ネットワーク設定ツールを利用する場合はポート番号 2730(UDP)をあける必要

がありますポート番号 2730(UDP)はネットワーク設定ツールとディスクアレイ

への通信に使用するポートですポート番号は変更することはできません

iSM サーバ-メールサーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM サーバ

ANY

SMTP サーバ

25TCP

iSM サーバ

ANY

POP サーバ

110TCP

メール連携機能を利用する場合に必要なポートです利用しない場合は25TCP

110TCP は必要ありませんなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可

能です

POP サーバによる認証機能(POP before SMTP)を利用しない場合は110TCP

は必要ありません

313

付録 I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの構成設定においてLD セットに FC のパス情報とし

てWWPN(World Wide Port Name)を設定する作業がありますHost Bus Adapter Card に記載され

ている WWPN 値を参照しながら設定する方法もありますがM シリーズA3000 シリーズA5000 シリー

ズに接続するサーバ上でホスト情報の収集登録を行なうことによりWWPN 値をプログラムにより収

集させることが可能になり構成設定が簡易化できます

ホスト情報の収集登録は以下の手順で行います

業務サーバからホスト情報の収集を行います

詳細は「(1)ホスト情報の収集」を参照してください

ホスト情報の登録確認を行います

詳細は「(2)ホスト情報の登録と確認」を参照してください

(1)ホスト情報の収集

業務サーバ上でホスト情報を収集します

ホスト情報の収集方法には大きく分けて2つの方法がありシステムの構成により異なります

ホスト情報の自動収集

ディスクアレイを新規に導入しFCケーブルで接続するサーバとしてすべてWindowsの新規サー

バ(運用を開始していないサーバ)を導入する場合はiSM ホストエージェントサービスの機能を

利用してディスクアレイと Windows サーバ間の FC 接続パスを用いたホスト情報の自動収集が

可能です

M シリーズのディスクアレイと新規 Windows サーバについての手順は下記の「(1)-① 新規

Windows サーバにおけるホスト情報の自動収集」を参照してください

またディスクアレイを新規に導入しFC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続するサーバとし

てすべて Linux の新規サーバ(運用を開始していないサーバ)を導入する場合はディスクアレイ

を経由したホスト情報の収集を行うことが可能です

M シリーズのディスクアレイと新規 Linux サーバについての手順は下記の「(1)-②新規 Linux

サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集」を参照してください

なお新規サーバが Windows と Linux の混在環境の場合は「(1)-① 新規 Windows サーバ

におけるホスト情報の自動収集」の「2) iSM ホストエージェントサービスの再起動」を Windows

サーバで「(1)-②新規 Linux サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集」

の「2) ホスト認識用ボリュームのOS認識とホスト情報収集コマンドの実行」をLinuxサーバで各々

行なうことでホスト情報の収集を行なうことが可能です

(2)ホスト情報の登録と確認

(1)ホスト情報の収集

314

さらに上記環境に対してサーバを追加する場合ディスクアレイに接続する追加の新規サーバ(運

用を開始していないサーバ)が Windows または Linux のみでディスクアレイはSAN 構成上1

台のみで既存のサーバは全てこのディスクアレイ上の論理ディスクを利用している場合の条件を

満たせば追加サーバが Windows であれば「(1)-① 新規 Windows サーバにおけるホスト

情報の自動収集」が可能でありLinux であれば「(1)-②新規 Linux サーバにおけるホスト

情報のディスクアレイを経由した収集」が可能です

ただし本構成において FC ケーブルまたは SAS ケーブルを接続しない状態でホスト情報の収集

を行う場合は下記の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照して

ください

<FC ケーブルでの接続>

図 I-1 ホスト情報の自動収集またはディスクアレイを経由した収集が可能な構成(FC 接続)

新規 Windowsサーバ

新規 Windowsサーバ

SAN

新規ディスクアレイ 新規 Linux サーバ

新規 Linux サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

新規 Windows サーバ

新規 Linux サーバ

SAN

新規ディスクアレイ 追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

315

<SAS ケーブルでの接続>

図 I-2 ホスト情報の自動収集またはディスクアレイを経由した収集が可能な構成(SAS 接続)

新規 Linux サーバ 新規ディスクアレイ

新規 Linux サーバ

追加サーバ 既存ディスクアレイ

既存サーバ

316

ホスト情報収集コマンドによるファイル出力を利用したホスト情報の収集

以下の場合はホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を利用してファイル出力によ

るホスト情報の収集を行ってください

すでに運用を開始しているシステム(既存ディスクアレイや既存サーバがある環境)への新規ディ

スクアレイの設置

FC ケーブルで接続するサーバに Windows や Linux 以外のサーバが含まれる場合

SAS ケーブルで接続するサーバに Linux 以外のサーバが含まれる場合

複数のディスクアレイ構成やFC 接続されているがディスクアレイを利用していないサーバが

存在する環境への新規サーバ追加

ディスクアレイとサーバを FC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続しない状態でホスト情報の

収集を行う場合

これらの場合下記の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照して

ください

317

<FC ケーブルでの接続>

図 I-3 ファイル出力を利用したホスト情報の収集が必要となる構成(FC 接続)

新規 Windows Linux サーバ

WindowsLinux以外の新規サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

新規サーバ

既存サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

既存サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

新規サーバ

新規サーバ

SAN

新規ディスクアレイ 追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

FC 接続されるが

ディスクアレイ未使用

318

<SAS ケーブルでの接続>

図 I-4 ファイル出力を利用したホスト情報の収集が必要となる構成(SAS 接続)

新規サーバ

既存サーバ

新規ディスクアレイ 既存サーバ 新規ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

新規サーバ

新規サーバ

新規ディスクアレイ

追加サーバ

既存サーバ

既存ディスクアレイ

SAS 接続されるが

ディスクアレイ未使用

新規 Linux サーバ

Linux 以外の新規サーバ

新規ディスクアレイ

319

(1)-① 新規 Windows サーバにおけるホスト情報の自動収集

新規ディスクアレイと新規 Windows サーバの FC ケーブルの接続が正常であることを確認した後

以下の手順を実施してください

なおすでに新規ディスクアレイの論理ディスクが新規 Windows サーバから認識できている場

合では以下の 2)のみを実施してください

1) ホスト認識用ボリュームの有効化

ホスト認識用ボリュームの有効化の手順はマニュアル「iStorageManager Express 利用ガイ

ド」(IS053)の「1325 ホスト情報の取得」を参照してホスト認識用ボリュームの有効しま

2) iSM ホストエージェントサービスの再起動

iSM ホストエージェントサービス(NEC Storage Manager Host Agent)を再起動して 3 分間

以上待ちます

iSM ホストエージェントサービスの再起動はWindows の「コントロールパネル」にある「管

理ツール」の「サービス」から行います

3) ホスト認識用ボリュームの無効化

iSM クライアント(Web GUI)を起動後構成設定のメニューから「ディスクアレイ設定」を選

択し「特殊2」タブを表示します「ホスト認識用ボリュームの設定を有効にする」のチェッ

クボックスの選択を解除し「適用」ボタンを押してください

構成設定については「iStorage シリーズ構成設定の手引(GUI 編)」を参照してください

(1)-② 新規 Linux サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集

新規ディスクアレイと新規 Linux サーバの FC ケーブルまたは SAS ケーブルの接続が正常であ

ることを確認した後以下の手順を実施してください

なおすでに新規ディスクアレイの論理ディスクが新規 Linux サーバから認識できている場合で

は以下の 2)のみを実施してください

1) ホスト認識用ボリュームの有効化

ホスト認識用ボリュームの有効化の手順はマニュアル「iStorageManager Express 利用ガイ

ド」(IS053)の「1325 ホスト情報の取得」を参照してホスト認識用ボリュームの有効しま

2) ホスト認識用ボリュームの OS 認識とホスト情報収集コマンドの実行

a)ホスト認識用ボリュームを OS に認識させる

root 権限を持つユーザで以下のコマンドを実行します

RHEL の場合以下のコマンドを実行してください

echo 1 gt sysclassfc_hosthostissue_lip

なおhostにはHBA number を指定します

HBA number は以下で確認してください

ls sysclassfc_host

host0 host1

上記例では

320

echo 1 gt sysclassfc_hosthost0issue_lip

echo 1 gt sysclassfc_hosthost1issue_lip

となります

SLES の場合以下のコマンドを実行してください(FC 接続時のみサポート)

rescan-scsi-bussh -i

b)ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)の実行

コマンドラインからホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)を実行します-store オプ

ションでディスクアレイを経由するホスト情報の収集を指定します

なおホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)はroot 権限を持つユーザで実行してくだ

さい

iSMcc_hostinfo ndashstore

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)の実行後はメッセージ番号 iSM11770 が出力

されホスト情報の収集が成功したことを確認してください

3) ホスト認識用ボリュームの無効化

iSM クライアント(Web GUI)を起動後構成設定のメニューから「ディスクアレイ設定」を選

択し「特殊2」タブを表示します「ホスト認識用ボリュームの設定を有効にする」のチェッ

クボックスの選択を解除し「適用」ボタンを押してください

構成設定については「iStorage シリーズ構成設定の手引(GUI 編)」を参照してください

(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を利用して以下の手順を実施してください

1) ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)の実行

ホスト情報を収集する対象の業務サーバ上でコマンドプロンプト(Windows の場合)やコマ

ンドライン(HP-UXSolarisLinux の場合)からホスト情報収集コマンドを実行しますこ

のとき-export オプションにはホスト情報の出力先となるファイル(ホスト情報ファイル)

を指定します

なおホスト情報収集コマンドはWindows では Administrator 権限を持つユーザでまた

HP-UXSolarisLinux では root 権限を持つユーザで実行してください

業務サーバが Windows の場合の実行例

Dgt iSMcc_hostinfo -export ServerName

iSMcc_hostinfo Info iSM11700 Please wait a minute

iSMcc_hostinfo Info iSM11770 Host Information was exported successfu

lly (code=aaaa-bbbb-bbbb-bbbb) iSMcc_hostinfo Info iSM11100 Command has completed successfully

321

業務サーバがHP-UXSolarisLinux で動作している場合の実行例

iSMcc_hostinfo -export tmpServerName

iSMcc_hostinfo Info iSM11700 Please wait a minute

iSMcc_hostinfo Info iSM11770 Host Information was exported successfu

lly (code=aaaa-bbbb-bbbb-bbbb) iSMcc_hostinfo Info iSM11100 Command has completed successfully

ホスト情報収集コマンドの実行後メッセージ番号 iSM11770 が出力されてホスト情報の収集

が成功したことを確認してくださいなおメッセージ中の aaaa にはプロセス番号がbbbb

には保守用の内部コードが表示されます

2) ホスト情報ファイルの転送

その後ホスト情報収集コマンドを実行して出力したホスト情報ファイルはファイル転送や

USB メモリ等を利用してiSM サーバが動作している管理サーバ上に転送してください

既にディスクアレイ装置と接続ホスト情報の収集論理ディスク割り当てが行われている

環境でホスト情報を更新する場合(1)-③の手順に従ってホスト情報を再収集してください

(2)ホスト情報の登録と確認

ホスト情報の収集方法に応じて以下の手順を実施してください

Windows サーバでホスト情報の自動収集を行った場合あるいは Linux サーバでディスクを経由し

た収集を行なった場合

以下の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照しホスト情報が正しく登録されているこ

とを確認してください

もし10 分以上経過して情報再取得を押下してもホスト情報が収集されなかった場合は「(1)

-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」および以下の「(2)-① ホスト情報

ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照してホスト情報の登録を行ってくださいその後

「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照しホスト情報が正しく登録されていることを確

認してください

ホスト情報ファイルを利用してホスト情報の収集を行った場合

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)でホスト情報ファイルの出力を行っている場

合は以下の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照しホスト情

報の登録を行ってくださいその後以下の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照し

ホスト情報が正しく登録されていることを確認してください

(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録

ホスト情報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を利用して以下の手順を実施してください

322

1) ホスト情報の登録

iSM サーバが動作している管理サーバ上でコマンドプロンプト(Windows の場合)やコマ

ンドライン(HP-UXLinux の場合)からホスト情報登録コマンドを実行しますこのとき

-import オプションには業務サーバから転送してきたホスト情報ファイルを指定しますま

た-arrayname オプションには登録対象のディスクアレイのニックネーム指定します

なおホスト情報登録コマンドはWindows では Administrator 権限を持つユーザでまた

HP-UXLinux では root 権限を持つユーザで実行してくださいまたホスト情報の登録を

行う際には登録先となる対象ディスクアレイが iSM サーバから正常に監視されている必要が

あります

iSM サーバが Windows で動作している場合の実行例

Dgt iSMhoststore -import DServerName -arrayname StorageName

iSMhoststore 002 Host Information was imported successfully (Disk Array

=StorageName)

iSMhoststore 001 Command completed successfully

iSM サーバが HP-UXLinux で動作している場合の実行例

iSMhoststore -import tmpServerName -arrayname StorageName

iSMhoststore 002 Host Information was imported successfully (Disk Array

=StorageName)

iSMhoststore 001 Command completed successfully

ホスト情報登録コマンドの実行後メッセージ番号 002 が出力されてホスト情報の登録が成功

したことを確認してください

(2)-② 登録したホスト情報の確認

iSM クライアント(Web GUI)から以下の手順を実施してください

1) 接続ホスト関連情報一覧画面の確認

iSM クライアント(Web GUI)のメイン画面で対象ディスクアレイを選択し「接続ホスト」を

選択すると接続ホスト一覧が表示されますその中に当該業務サーバのホスト名を持つホ

スト情報が含まれていることを確認してください

図 I-5 接続ホスト関連情報一覧画面の確認例

323

2) 接続ホスト詳細情報画面(HBA 一覧)の確認

iSM クライアント(Web GUI)の接続ホスト一覧画面で確認したホスト情報を右クリックし

「プロパティ」を選択して接続ホスト詳細情報画面を開きます

接続ホスト詳細情報画面において「HBA 一覧」に当該業務サーバのホストバスアダプタの

FC ポートの情報(WWNNWWPN)が表示されていることを確認してください

3) 接続ホスト詳細情報画面(ディスクアレイ側ポート)の確認

接続ホスト詳細情報画面の「HBA 一覧」においてホストバスアダプタの FC ポートの情報

(WWNNWWPN)を選択した場合「ディスクアレイ側ポート」には選択した FC ポー

トに対応した接続先ディスクアレイのポート情報が表示されることを確認してください

図 I-6 接続ホスト詳細情報画面の確認例

324

接続ホスト詳細情報画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情

報が表示されない場合は以下の原因が考えられます

1 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)でホスト情報ファイルを利用してホスト情

報の収集を行った際に

ディスクアレイと業務サーバが FC ケーブルまたは SAS ケーブルで正しく接続されて

いなかった

業務サーバにおいてディスクアレイの論理ディスクが正しく認識できていなかった

この場合はディスクアレイと業務サーバを FC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続し業務サー

バから論理ディスクが認識できた後に以下の手順を実施してホスト情報を再度登録してください

1 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を実行しホスト情報ファイルを利用し

たホスト情報の収集を再度行います

上述の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照してください

2 ホスト情報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を実行し再出力したホスト情報ファイル

を利用してホスト情報を再登録します

上述の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照してください

3 接続ホスト詳細情報画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情報

が表示されることを確認します

2 Windows Server 2012 以降の Hyper-V 仮想ファイバーチャネルを使用する場合仮想マシンの接

続ホスト詳細画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情報が表示され

ませんが運用に支障はありません

325

クラスタを構成しているサーバなど複数の IP アドレスが業務サーバに設定されている場

合ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)や iSM ホストエージェントサービスで収集

されるサーバの IP アドレスはOS から優先的に返却される IP アドレスになります

ホスト情報として登録された IP アドレスが意図した IP アドレスになっていない場合は以下の手

順により別の IP アドレスで登録し直すことができますなお各コマンドの機能やホスト情報ファ

イルの詳細は電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)を参照してく

ださい

1 iSM ホストエージェントサービスを停止した後スタートアップの種類を「自動」から「手動」

に変更します(Windows の業務サーバの場合のみ実施します)

2 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)の-export オプションを用いてホスト

情報ファイルを出力します

3 出力したホスト情報ファイルをテキストエディタなどを利用して編集しIP アドレス(項目

名rdquoIPAddressrdquo)の値を更新しますこのときホスト情報として登録したい IP アドレスの値

を記載してください

4 更新したホスト情報ファイルを iSM サーバが動作しているサーバ上に転送したのちホスト情

報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を用いて登録します

その後iSM クライアント(Web GUI)の「接続ホスト関連情報一覧画面」で意図した IP アドレスが

登録されていることを確認してください

なおWindows の業務サーバにおいて複数のネットワークアダプタを実装しており複数の「接続」

の設定がある場合は「接続」の優先順序を変更することで意図した IP アドレスが収集できるよう

になりますただし「接続」の優先順序の変更は動作しているアプリケーションに影響を与える

場合があるためあらかじめシステムへの影響がないことを確認のうえ実施してください

「接続」の優先順序の変更方法

1 「コントロールパネル」の「ネットワーク接続」を開きます

2 「詳細設定」メニューから「詳細設定」を選択して起動します

3 「アダプタとバインド」タブの「接続」で優先したい IP アドレスの接続を一覧から選択し

矢印ボタンを使用して一覧の最上位に移動します

4 「OK」を選択して「詳細設定」を終了します

その後iSMホストエージェントサービスを再起動し3分以上が経過した後に iSMクライアント(Web

GUI)の「接続ホスト関連情報一覧画面」で意図した IP アドレスが登録されたことを確認してくだ

さい

326

(このページは空白です)

327

付録 J OpenJDK のインストール場所

OpenJDK を導入時のインストール場所設定は下記のとおりです

1以下のフォルダが作成されています

ProgramFilesNECiSMOpenJDK

2以下のシステム環境変数が設定されています

a システム環境変数(PATH)に以下のパスが追加されています

NECiSMOpenJDKPathbin

b 以下の環境変数を設定されています

KEY NECiSMOpenJDKPath

VALUE ProgramFilesNECiSMOpenJDK

3レジストリエディタで以下が設定されています

HKEY_CLASSES_ROOT

-jar 名前既定 種類REG_SZ データjarfile

-jarfile 名前既定 種類REG_SZ データExecutable Jar File

-shell

-open

-command 名前既定 種類REG_SZ データ

ltOpenJDK のインストールフォルダgtbinjavawexe -jar 1

328

(このページは空白です)

329

付録 K OpenJDK のアンインストール OpenJDK の自動手動アンインストール手順を以下に示します

Oracle Java が有効な環境で OpenJDK アンインストールツールを起動しないでください

OpenJDK アンインストール後にOracle Java も無効になります

動作させた場合「付録 L トラブルシューティング」に従い再度 Oracle Java を有効にします

OpenJDK をアンインストールする前にOpenJDK を使用しているアプリケーションを終了して

ください終了せずにアンインストールした場合正常終了しない可能性があります

K1 OpenJDK 自動アンインストール

OpenJDK アンインストールツール(OpenJDK_uninstallbat)を利用してOpenJDK を自動アンイン

ストールできます

OpenJDK アンインストールツールは装置に添付されている「 iStorageManager Express Setup and

Utility 」 または「 WebSAM iStorageManager Suite」(別売)に添付されている「WebSAM

iStorageManager」のインストール媒体に同梱しています

(1)アンインストール手順

1 Administrator 権限でログインします

2 媒体を OpenJDK をアンインストールするコンピュータの DVD ドライブにセットします

3 管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

JREUNINSTALLWINDOWS

4 以下のコマンドを実行してください

OpenJDK_uninstallbat

5アンインストールする場合「YEnter」を押下してください

6 「Uninstallation completed」が表示されたらアンインストール完了です

コマンドプロンプトを閉じてください

(2)異常発生時の対応

アンインストールが異常終了した場合下記のエラーメッセージが表示されます

[処置]を参照して対処してください

①Warn Failed to delete OpenJDK files and folder

Please try again after stopping the running applications that use OpenJDK

[説明]OpenJDK を使用しているフォルダ及びファイルの削除に失敗しました

[処置]OpenJDK を使用しているプログラムを終了し再度アンインストールしてください

②Warn Failed to ltaaaagt System call error [function=ltbbbbgt errno=ltcccgt]

330

[説明]システムコマンドでエラーが発生しました

aaahellipa delete OpenJDK files and folder

remove environment variables

remove registry

bbbb 関数名

ccc エラー番号

[処置]コマンドラインで出力されたメッセージ内容を採取し保守員に連絡してください

③Illegal option name[aaaa]

[説明]指定されたオプションに誤りがあります

aaaa 指定された未サポートのオプション名

[処置]指定したオプションを確認し再度実行してください

OpenJDK アンインストールツールは以下のコマンドを提供します

OpenJDK_uninstallbat -ver

保守員へ連絡する際本コマンドの実行結果をご提供ください

K2 OpenJDK 手動アンインストール

以下の手順でOpenJDK を手動アンインストールできます

1以下のフォルダを削除してください

ProgramFilesNECiSMOpenJDK

2以下のシステム環境変数を削除してください

a システム環境変数(PATH から以下を削除してください

NECiSMOpenJDKPathbin

b 以下の環境変数を削除してください

KEY NECiSMOpenJDKPath

VALUE ProgramFilesNECiSMOpenJDK

3以下のレジストリを削除してください

HKEY_CLASSES_ROOT

-jar 名前既定 種類REG_SZ データjarfile

-jarfile 名前既定 種類REG_SZ データExecutable Jar File

-shell

-open

-command 名前既定 種類REG_SZ データ

ltOpenJDK のインストールフォルダgtbinjavawexe -jar 1

331

付録 L トラブルシューティング

Q1iSM サーバのバージョンアップをおこなったのですがiSM クライアント(Web GUI)の起動が

できません

A1ファイアウォールを導入している環境においてiSM クライアント(Web GUI)で利用する

ポート番号(既定値8070)が解除されていませんiSM クライアント(Web GUI)では

8020(既定値)8070(既定値)の2つのポート番号を利用しますので両方が解除されて

いるか確認してください

Q2 iSM クライアント(Web GUI)の初期設定ウィザードのネットワーク設定で以下のメッセージが

出力されます

05068 「ネットワーク情報の設定に失敗しました」

A2iSM サーバの起動後に iSM サーバの環境設定で指定 IP アドレスを設定している可能性がありま

すiSM サーバの環境設定に設定されている IP アドレスを確認し必要ないものであれば削除し

て iSM サーバを再起動してください

Q3iSM クライアント(Web GUI)の初期設定ウィザードのネットワーク設定で以下のメッセージが

出力されます

25968 「指定された IP アドレスは既に iSM サーバに登録されているかネットワーク上の他

の機器で使用されています」

A3iSM サーバの環境設定に既に IP アドレスが設定されているかネットワーク上に指定 IP アドレ

スを使用する機器が存在している可能性があります

iSMサーバの環境設定に設定されている IPアドレスを確認し必要ないものであれば削除して iSM

サーバを再起動してくださいまたネットワーク上で使用されていない IP アドレスを指定して

ください

Q4Windows 版の iSM サーバにおいてiSM サーバのプロセスの CPU 負荷が高くなっていますが問

題ありませんか

A4ウィルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力に

よりファイルチェックが常時おこなわれる状態となりますそれにより CPU 負荷が高くなり動作

に影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合はCyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全てを

ウィルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

Q5JRE のインストール後最新版の Java の通知が来ますがアップデートしても問題ないですか

A5JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンがありますので最新のバージョンを

使用されることを推奨します

ただし弊社にて動作検証済の最新バージョンよりも新しい JRE 環境では動作確認を行っており

332

ませんので正常に動作しない場合があることをご認識ください

Q6構成設定の論理ディスク簡易設定(「論理ディスク簡易設定」画面)で「ホストの指定」にホス

トが表示されません

あるいはアクセスコントロールの LD セットとパス情報のリンク設定(「パス情報とのリンク」

画面)でパス情報選択域の「ホスト」にホストが表示されません

あるいは「接続ホスト関連情報一覧」画面にホストが表示されません

対処方法を教えてください

A6ホスト情報が正しく登録されていないことが考えられます

構成設定を一旦終了し以下について確認してください

(1)ディスクアレイおよび業務サーバの確認

対象のディスクアレイはFC 搭載の D シリーズである必要があります

対象のサーバにはNEC Storage Manager Agent Utilityまたは ControlCommand がインス

トールされている必要があります未インストールの場合はインストールしてください

対象のサーバ環境はNEC Storage Manager Agent Utilityまたは ControlCommand の動

作条件を満たしている必要がありますまた動作に際して追加のパッケージやパッチが必要

な場合はあらかじめこれらが適用されている必要があります動作環境および必要なパッ

ケージやパッチの詳細は各ソフトウェアのインストールガイドを参照してください

(2)登録されているホスト情報の確認

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照し

ホスト情報が正しく登録されていることを確認してください

ホスト情報が正しく登録できていない場合は以下の(3)について確認しホスト情報の収

集登録の作業を行ってください

(3)ホスト情報の収集登録

ホスト情報の収集登録を行っていない場合は「付録 I ホスト情報の収集登録」を参照し

てホスト情報の収集と登録の作業を行ってください

Windows サーバでホスト情報の自動収集を行っているまたは Windows サーバに論理ディス

クを割り付けたにもかかわらずホスト情報が正しく登録できていない場合は以下の手順を

実施してください

1) iSM ホストエージェントサービスの再起動

iSM ホストエージェントサービス(NEC Storage Manager Host Agent)を再起動して 3 分

間以上待ちますiSM ホストエージェントサービスの再起動はWindows の「コントロー

ルパネル」にある「管理ツール」の「サービス」から行います

2)ホスト情報の確認

再度上記(2)の手順を実施しホスト情報が正しく登録されていることを確認してくだ

さいこの手順を実施してもホスト情報が正しく登録できない場合は「付録 I ホスト情報

の収集登録」を参照して「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」

および「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」の作業を実施してく

ださい

333

ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集を行っているにもかかわらずホスト情報が

正しく登録できていない場合は以下の作業に漏れがないか確認し再度手順を実施してく

ださい

1) ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト

情報の収集」を参照して作業を実施してください

ホスト情報収集コマンドを実行して出力したホスト情報ファイルはファイル転送や USB

メモリ等を利用してiSM サーバが動作している管理サーバ上に転送した後以下の 2)の作

業を実施する必要があります

2) ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト

情報の登録」を参照して作業を実施してください

Q7OpenJDK導入後にOracle JavaをアンインストールしたところiSMクライアントが起動しな

くなりました

A7Oracle Javaのアンインストール時にOpenJDKの利用設定が消去された可能性があります

OpenJDKを有効にするため再度OpenJDKをインストールしてください

手順は「iStorageManagerセットアップ(Windows版)」の「カスタムインストール(Mシリー

ズ)」または「カスタムインストール(A2700)」を参照してください

Q8Oracle Javaを利用してiSMクライアントなどのJavaを利用するアプリケーションを利用してい

ましたOpenJDKアンインストールツールを実行したところアプリケーションを起動できな

くなりました

A8Oracle Javaが無効になっている可能性があります

Oracle Javaをアンインストールし再度インストールしてください

Q9OpenJDKのインストールアップデートを行ったところインストール失敗のダイアログが表示

されました対処方法を教えてください

A9OpenJDKを利用しているアプリケーションが起動しておりインストールに失敗した可能性が

あります

以下A~Cの手順を実施してください

A

1 OpenJDKを利用しているアプリケーションをすべて終了してください

iStorageManagerのソフトウェアではiSMクライアントネットワーク設定ツールiSCSI

簡易設定ツールでOpenJDKを利用します

2「iStorageManager Express Setup and Utility」または「WebSAM iStorageManager」

のインストール媒体からOpenJDKをカスタムインストールしてください

B

Aの作業でインストール失敗のダイアログが表示された場合以下を実施してください

334

1 タスクマネージャのパフォーマンスタブを開きリソースモニタをクリックしてください

2 リソースモニターのCPUタブ「関連付けられたハンドル」の右側のテキストボックスに

NECiSMOpenJDKを入力してください

3 一覧部の「ハンドル名」にProgramFilesyenNECiSMOpenJDK を含むプロセスの表示を

確認しますこのアプリケーションを終了させるため右クリック して「プロセスの終了」

を選択してください

OpenJDKを利用しているプロセスが複数存在する場合全て終了させてください

4 再度「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」を右クリックして削除してください

5 上記「A2」に従いOpenJDKのカスタムインストールを実施してください

C

上記「B4」の作業で「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」を削除できない場合以下を

実施してください

1 Windowsをセーフモードで起動してください

2 OpenJDKフォルダ(「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」)を手動削除してください

3 セーフモードから抜けてください

4 上記「A2」に従いOpenJDKのカスタムインストールを実施してください

Q10「iStorageManagerのセットアップ」を実施する際にiSMサーバ起動中の画面から進みません

対処方法を教えてください

A10iSMサーバが起動できない状態です

iStorageManagerセットアップを終了します手順は下記の通りです

「図3-25 iSMサーバ起動中」の「times」ボタンをクリックすると以下の画面を表示します

図 L- 1 iSM サーバ起動の中止

「はい」ボタンをクリックすると下記の画面が表示されます

335

図 L- 2 セットアップ完了画面(iSMサーバは起動されていません)

「完了」ボタンをクリックするとiSM のセットアップを終了します

iSM サーバの状態を確認し手動で iSM サーバの起動や iSM クライアント(Web GUI)の起動を実

施してください

iSM サーバの起動については電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」

(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してください

Q11iStorageダッシュボードからiSMクライアントが起動できませんまたPerforNaviメニューが

表示されません

A11Internet Explorerを利用する場合ActiveXの設定が必要です設定内容は本書「iStorageダッ

シュボードの導入 インストール」を参照ください設定後ブラウザを再起動してください

またブラウザ起動状態でJavaをインストールした場合も起動できない場合がありますブラ

ウザを再起動してください

Q12iStorageダッシュボードやiSMクライアントのダウンロード画面からiSMクライアントを起動で

きません

Edgeの場合下記のメッセージが表示されます

iSMクライアントのインストールパスが表示されます

336

Internet Explorerの場合上記メッセージは表示されません

A12Oracle JavaまたはOpenJDKのインストールパスが認識されていない可能性があります

インストールしていない場合Oracle JavaまたはOpenJDKをインストールしてくださいインストールし

た後ブラウザを再起動してください

インストール済みの場合ブラウザを再起動してください

  • WebSAM iStorageManager インストールガイド
    • はじめに
    • 目次
    • 序章 導入手順
    • 第1章 サーバの導入(HP-UX版)
      • 11 動作環境
      • 12 iSMサーバのインストール
        • 121 インストール
        • 122 アンインストール
        • 123 アップデート
          • 13 iSMサーバの環境設定
            • 131 ディスクアレイの監視方法の設定
            • 132 環境定義ファイル
              • 14 システムパラメータの設定
                • 第2章 サーバの導入(Linux版)
                  • 21動作環境
                  • 22 iSMサーバのインストール
                    • 221 インストール
                    • 222 アンインストール
                    • 223 アップデート
                      • 23 iSMサーバの環境設定
                        • 231 ディスクアレイの監視方法の設定
                        • 232 環境定義ファイル
                          • 24 システムパラメータの設定
                            • 第3章 iStorageManagerセットアップ(Windows版)
                              • 31 簡易インストール(Mシリーズ)
                                • 311 iStorageManagerのセットアップ
                                • 312 サーバのセットアップ
                                  • 32 カスタムインストール(Mシリーズ)
                                  • 33 カスタムインストール(A2700)
                                    • 第4章 サーバの導入(Windows版)
                                      • 41 動作環境
                                      • 42 iSMサーバのインストール
                                        • 421 インストール
                                          • 4211 MシリーズA3000シリーズA5000シリーズを利用する場合
                                          • 4212 A2700を利用する場合
                                            • 422 アンインストール
                                            • 423 アップデート
                                            • 424 サイレントインストール
                                            • 425 サイレントアンインストール
                                              • 43 iSMサーバの環境設定ウィザード
                                                • 431 ディスクアレイの設定
                                                • 432 利用者の設定
                                                • 433 iSMクライアント(GUI)接続先ポート番号の設定
                                                • 434 運用ログの設定
                                                • 435 設定内容の確認
                                                • 436 設定完了
                                                  • 44 iSMサーバの環境設定
                                                    • 441 ディスクアレイ
                                                    • 442 利用者
                                                    • 443 状態監視
                                                    • 444 サーバクライアント
                                                    • 445 事象連携
                                                    • 446 性能監視
                                                    • 447 性能最適化
                                                    • 448 レプリケーションスナップショット
                                                    • 449 データ改ざん防止
                                                    • 4410 監査ログ
                                                        • 第5章 クライアントの導入
                                                          • 51 クライアント提供形態
                                                          • 52 動作環境
                                                          • 53 インストールとセットアップ
                                                            • 531 iSMクライアントのインストール(Windows)
                                                              • 5311 事前のOSおよびJavaの設定
                                                              • 5312 iSMセットアップのカスタムインストールによるインストール手順
                                                              • 5313 サイレントインストール
                                                              • 5314 iSMサーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順
                                                              • 5315 iSMクライアント(Win GUI)のインストール
                                                                • 532 iSMクライアントのアンインストール(Windows)
                                                                  • 5321 iSMクライアント(Win GUI)のアンインストール
                                                                  • 5322 iSMクライアント(Web GUI)のアンインストール
                                                                  • 5323 iSMクライアント(Web GUI)のサイレントアンインストール
                                                                    • 533 iSMクライアントのアップデート
                                                                    • 534 iSMクライアントのインストール(Linux)
                                                                    • 535 iSMクライアントのアンインストール(Linux)
                                                                    • 536 iSMクライアントのアップデート(Linux)
                                                                      • 54 iSMクライアントの起動終了についての補足
                                                                        • 541 ショートカットの作成について
                                                                        • 542 Web iSMクライアントのダウンロード画面の起動
                                                                            • 第6章 ControlCommandの導入
                                                                              • 61 インストール
                                                                                • 611 Mシリーズを利用する場合
                                                                                • 612 A2700を利用する場合
                                                                                  • 62 アンインストール
                                                                                  • 63 アップデート
                                                                                    • 第7章 iStorage (Mシリーズ) ESMPROServerManager連携モジュールの導入(Windows版)
                                                                                      • 71 動作環境
                                                                                      • 72 iStorage (Mシリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストール
                                                                                        • 721 インストール
                                                                                        • 722 アンインストール
                                                                                        • 723 アップデート
                                                                                            • 第8章 iSMネットワーク設定ツールの導入(Linux版)
                                                                                              • 81 動作環境
                                                                                              • 82 iSMネットワーク設定ツールのインストール
                                                                                                • 821 インストール
                                                                                                • 822 アンインストール
                                                                                                • 823 アップデート
                                                                                                    • 第9章 iSMネットワーク設定ツールの導入(Windows版)
                                                                                                      • 91 動作環境
                                                                                                      • 92 iSMネットワーク設定ツールのインストール
                                                                                                        • 921 インストール
                                                                                                        • 922 アンインストール
                                                                                                        • 923 アップデート
                                                                                                            • 第10章 iStorageダッシュボードの導入
                                                                                                              • 101 動作環境
                                                                                                              • 102 インストール
                                                                                                                • 1021 iSMサーバとの同時インストール
                                                                                                                • 1022 個別インストール
                                                                                                                • 1023 注意事項
                                                                                                                  • 103 環境設定
                                                                                                                  • 104 アンインストール
                                                                                                                  • 105 アップデート
                                                                                                                    • 付録A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX版)
                                                                                                                    • 付録B スペシャルファイル作成コマンド(Linux版)
                                                                                                                    • 付録C パスワード暗号化コマンド
                                                                                                                    • 付録D iStorageManager管理者設定コマンド
                                                                                                                    • 付録E 事象連携定義ファイル
                                                                                                                    • 付録F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール
                                                                                                                    • 付録G バックアップファイル
                                                                                                                    • 付録H ファイアウォールが導入されている環境
                                                                                                                    • 付録I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化
                                                                                                                    • 付録J OpenJDKのインストール場所
                                                                                                                    • 付録K OpenJDKのアンインストール
                                                                                                                    • 付録L トラブルシューティング
Page 3: WebSAM iStorageManager インストールガイド

はじめに

この度は弊社製品をお買い求めいただきましてありがとうございました

このインストールガイドではWebSAM iStorageManager のサーバ部(iSM サーバ)とクライアント部(iSM クライ

アント)および ControlCommand のインストールと環境設定に関して説明しています

機能の説明や操作方法に関してはDVD 媒体に電子マニュアルを格納していますのでそちらをご参照ください

注意

本製品はHP-UXSolarisLinuxWindows に対応しています

なお本バージョンの iSM サーバは Solaris に対応していません

それぞれインストール方法が異なりますのでお使いになる機種に合わせて本紙をお読みください

未サポートの iStorage が接続された環境で利用した場合正常に動作しませんご利用の環境をご確認の上適切

なバージョンを使用してください

備考

1 本書では以下のプログラムプロダクトによって実現される機能について説明しています

WebSAM iStorageManager および iStorage 基本制御

2 本書は以下のプログラムプロダクトバージョンに対応しています

WebSAM iStorageManager Ver123 以降

iStorage 基本制御 Ver123 以降

iStorage ControlCommand Ver123 以降

3 本文中の以下の記述は特に明示しない限り対応する製品名を意味します

本文中の記述 対応する製品名

iStorageManager WebSAM iStorageManager

PerforMate WebSAM Storage PerforMate

ControlCommand (2) iStorage ControlCommand (1)

ReplicationControl iStorage ControlCommand (1)

SnapControl iStorage ControlCommand (1)

NEC Storage Manager Agent Utility iStorage ControlCommand (1)

PerforSure iStorage PerforSure

PerforOptimizer iStorage PerforOptimizer

SigmaSystemCenter WebSAM SigmaSystemCenter

Analyzer for VMware vCenter

Operations

WebSAM Storage Analyzer for VMware vCenter

Operations

Analyzer for VMware vRealize

Operations

WebSAM Storage Analyzer for VMware vRealize

Operations

M シリーズ iStorage M シリーズ

M10 シリーズ iStorage M10 シリーズ

M100 シリーズ iStorage M100 シリーズ

M300 シリーズ iStorage M300 シリーズ

M500 シリーズ iStorage M500 シリーズ

M700 シリーズ iStorage M700 シリーズ

M5000 シリーズ iStorage M5000 シリーズ

A5000 iStorage A5000

A5200 iStorage A5200

A3000 iStorage A3000

A3200 iStorage A3200

A2700 iStorage A2700

A4900 iStorage A4900

(1) iStorage ControlCommand は次の 6 機能を統合した製品です

ReplicationControl

SnapControl

ReplicationControlDisasterRecovery

ProtectControl

PowerControl

NEC Storage Manager Agent Utility

(2)「ControlCommand」はNEC Storage Manager Agent Utility を含みます

4 本文中の以下の記述は以下の名称に対応しています

本文中の記述 対応する名称

JRE Java Runtime Environment

NET Framework Microsoft NET Framework

IIS Microsoft Internet Information Services

5 商標および登録商標

Microsoft Windows Windows Server Microsoft Edgeおよび Internet Explorer は米国 Microsoft

Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です

NET Framework は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または

商標です

HP-UX は米国における米国 Hewlett-Packard 社の登録商標です

UNIX はThe Open Group の米国ならびにその他の国における登録商標です

OracleSolarisおよび Java はOracle Corporation およびその子会社関連会社の米国およびそ

の他の国における登録商標です

Linux はLinus Torvalds 氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です

Red Hat は米国 Red Hat Inc の米国およびその他の国における商標または登録商標です

Veritas および Veritas Storage Foundation はSymantec Corporation の米国およびその他の国に

おける商標または登録商標です

その他記載されている製品名会社名等は各社の商標または登録商標です

6 本製品は以下の OSS を含んでいますライセンスの詳細については媒体に含まれるマニュアルの付録を参照

ください

Apache log4j (httploggingapacheorg)

flex (httpflexsourceforgenet)

OpenSSL (httpwwwopensslorg)

Cyrus SASL (httpcyrusimaporg)

Expect (httpexpectsourceforgenet)

Tcl (httpwwwtcltk)

PHP (httpwwwphpnet)

CodeIgniter (httpwwwcodeignitercom)

Flot (httpwwwflotchartsorg)

PuTTY (httpwwwchiarkgreenendorguk~sgtathamputtyindexhtml)

7 「JIS X 02081990」(以下JIS90)の文字セットに加えて「JIS X 02132004」(以下JIS2004)の文

字セットが採用され人名用漢字など表現できる文字が増加しますただし各画面の入力パス名コマン

ドパラメータは JIS90 の文字セットの範囲で指定してくださいまた構成設定の一括設定ファイル等の指

示ファイルの文字コードは ANSI で作成してください

8 本書でクライアント部は以下の2種類の GUI を提供します

Java で動作する GUI

Windows ベースの GUI

文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』後者

のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用します

9 「iSM クライアント(Web GUI)」とは「WebSAM iStorageManager」および「iStorageManager Express」

を利用するためにクライアント PC にインストールする Java アプリケーションです利用者に GUI による

監視と操作の手段を提供します

10 本書では特にご注意いただく内容を以下で示しております内容については必ずお守りください

この表示を無視して誤った取り扱いをすると設定済みの構成に影響がある場合があります

表示の種類

種 類 内 容

操作において特に注意が必要な内容を説明しています

操作における制限事項等の情報を説明しています

2001 年 1 月 初 版

2021 年 4 月 第 63 版

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目 次

序章 導入手順 1

第 1 章 サーバの導入(HP-UX 版) 5

11 動作環境 5

12 iSM サーバのインストール 6

121 インストール 6

122 アンインストール 7

123 アップデート 8

13 iSM サーバの環境設定 8

131 ディスクアレイの監視方法の設定 8

132 環境定義ファイル 10

14 システムパラメータの設定 46

第 2 章 サーバの導入(Linux 版) 51

21 動作環境 51

22 iSM サーバのインストール 53

221 インストール 53

222 アンインストール 56

223 アップデート 57

23 iSM サーバの環境設定 58

231 ディスクアレイの監視方法の設定 58

232 環境定義ファイル 60

24 システムパラメータの設定 94

第 3 章 iStorageManager セットアップ(Windows 版) 97

31 簡易インストール(M シリーズ) 98

311 iStorageManager のセットアップ 99

312 サーバのセットアップ 118

32 カスタムインストール(M シリーズ) 125

33 カスタムインストール(A2700) 128

第 4 章 サーバの導入(Windows 版) 133

41 動作環境 133

42 iSM サーバのインストール 135

421 インストール 135

4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する場合 136

4212 A2700 を利用する場合 145

422 アンインストール 155

423 アップデート 155

424 サイレントインストール 156

425 サイレントアンインストール 157

43 iSM サーバの環境設定ウィザード 157

431 ディスクアレイの設定 158

432 利用者の設定 162

433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定 165

434 運用ログの設定 166

435 設定内容の確認 168

436 設定完了 168

44 iSM サーバの環境設定 169

441 ディスクアレイ 170

442 利用者 175

443 状態監視 178

444 サーバクライアント 183

445 事象連携 185

446 性能監視 195

447 性能最適化 199

448 レプリケーションスナップショット 200

449 データ改ざん防止 202

4410 監査ログ 203

第 5 章 クライアントの導入 205

51 クライアント提供形態 205

52 動作環境 205

53 インストールとセットアップ 209

531 iSM クライアントのインストール(Windows) 209

5311 事前の OS および Java の設定 209

5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順 210

5313 サイレントインストール 218

5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順 219

5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール 220

532 iSM クライアントのアンインストール(Windows) 221

5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 221

5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 222

5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストール 222

533 iSM クライアントのアップデート 223

534 iSM クライアントのインストール(Linux) 224

535 iSM クライアントのアンインストール(Linux) 225

536 iSM クライアントのアップデート(Linux) 226

54 iSM クライアントの起動終了についての補足 227

541 ショートカットの作成について 227

542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動 227

第 6 章 ControlCommand の導入 229

61 インストール 230

611 M シリーズを利用する場合 230

612 A2700 を利用する場合 240

62 アンインストール 248

63 アップデート 248

第 7 章 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールの 導入

(Windows 版) 249

71 動作環境 249

72 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストール 250

721 インストール 251

722 アンインストール 253

723 アップデート 253

第 8 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Linux 版) 255

81 動作環境 255

82 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 257

821 インストール 257

822 アンインストール 260

823 アップデート 260

第 9 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版) 261

91 動作環境 261

92 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 263

921 インストール 264

922 アンインストール 272

923 アップデート 272

第 10 章 iStorage ダッシュボードの導入 273

101 動作環境 273

102 インストール 274

1021 iSM サーバとの同時インストール 277

1022 個別インストール 278

1023 注意事項 278

103 環境設定 279

104 アンインストール 282

105 アップデート 282

付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版) 283

付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版) 289

付録 C パスワード暗号化コマンド 293

付録 D iStorageManager 管理者設定コマンド 295

付録 E 事象連携定義ファイル 299

付録 F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール 305

付録 G バックアップファイル 307

付録 H ファイアウォールが導入されている環境 311

付録 I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化 313

付録 J OpenJDK のインストール場所 327

付録 K OpenJDK のアンインストール 329

付録 L トラブルシューティング 331

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1

序章 導入手順

ディスクアレイの設置が完了した後業務サーバからディスクアレイを利用するためには以下のよう

な導入作業が必要となります

以下に導入の流れを示します

ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定な

どの作業を行います

M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載

ディスクアレイを導入する場合はホスト情報の収集と登

録を行います

ディスクアレイの構成設定を行い論理ディスクを業務

サーバに割り付けます

業務サーバに割り付けた論理ディスクを業務サーバに認

識させます

業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成

します

以降の作業においてすでに保守員に依頼して実施済の作業については不要ですまだ実施

していない作業を追加で行ってください

(5)ボリュームの準備

(3)ディスクアレイの構成設定

(2)ホスト情報の収集と登録

(4)業務サーバからの接続確認

(1)ソフトウェアの導入と設定

2

推奨構成例を以下に示します

ソフトウェアのインストール先を以下に示します

ソフトウェア 業務サーバ 管理サーバ クライアントマシン

iSM サーバ times times

iSM クライアント times

ControlCommand times times

インストール必要

timesインストール不要

(1)ソフトウェアの導入と設定

ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定などの作業を行います

①iSM サーバと iSM クライアントの導入と設定

iSM サーバと iSM クライアントのインストールおよび環境設定を行います

HP-UXまたは Linux の環境に iSM サーバをインストールする場合は必要に応じて OS の

システムパラメータを変更する必要がありますインストール先の OS 環境に応じて本書の第1章

または第2章を参照してください

またiSM サーバの導入および設定の詳細についてはインストール先の OS 環境に応じて本書の

第1章から第4章を参照してくださいiSM クライアント導入および設定の詳細については第5章

を参照してください

iSM サーバ

LAN

SAN

FCEther

iSM クライアント

ControlCommand

管理サーバ

iStorage

業務サーバ

3

「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの iSM サーバと iSM クライア

ントをすでにインストールしている場合インストール作業は不要です

②ControlCommand の導入(すべての業務サーバ)

FC ケーブル(FC ポート搭載ディスクアレイの場合) SAS ケーブル(SAS ポート搭載ディスクアレイ

の場合)や LAN ケーブル(iSCSI ポート搭載ディスクアレイの場合)によってディスクアレイと接続

されるすべての業務サーバにControlCommand をインストールします業務サーバの OS 環境に応

じて本書の第6章を参照してください

なお各業務サーバではHBA(ホストバスアダプタ)や NIC(ネットワークインタフェースカード)

の取り付けおよびドライバやパス管理ソフトウェアのインストールを事前に実施しておく必要があ

ります

「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの ControlCommand をすでに

インストールしている業務サーバについてはインストール作業は不要です

(2)ホスト情報の収集と登録

本作業は必須ではありませんがM シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載

ディスクアレイを利用する場合はホスト情報を収集して登録することにより以下の操作が可能と

なります

ディスクアレイの構成設定においてアクセスコントロールの LD セットの設定を行う際に登

録したホスト情報を利用して設定を容易に行うことができます

iSM クライアント(Web GUI)の接続ホスト関連情報一覧画面に表示して接続ホストとして確

認管理することができます

M シリーズの FC 搭載ディスクアレイを導入する場合はControlCommand を導入したすべての業務

サーバでホスト情報の収集と登録を行います業務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照

してください

A2700 の iSCSI 専用ディスクアレイを導入する場合はこの作業は不要です以降の作業を実施してく

ださい

4

M シリーズのディスクアレイを導入する場合ディスクアレイの初期設定の際にすでにホ

スト情報の収集と登録の作業を行っている業務サーバについては本作業は不要です

(3)ディスクアレイの構成設定

ディスクアレイの構成設定を行い構築した論理ディスクを業務サーバに割り付けます

構築するプールやホットスペア論理ディスクの構成は運用に応じてあらかじめ設計しておく必要が

ありますまた以降の作業はiSM クライアントから構成設定を行います具体的な操作手順につい

ては電子マニュアル「iStorage シリーズ 構成設定の手引(GUI 編)」(IS007)または「構成設定の手引

(GUI 編)- M シリーズ」(IS051)を参照してください

A3000 シリーズA5000 シリーズの場合GUI 機能は未サポートですCLI のみサポートします

CLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「構

成設定」を参照してください

(4)業務サーバからの接続確認

ディスクアレイと業務サーバ間の FC ケーブル(FC 搭載ディスクアレイの場合)または LAN ケーブル

(iSCSI 搭載ディスクアレイの場合)が接続されていることを確認した後業務サーバを再起動し業務

サーバに割り付けた論理ディスクが業務サーバで認識できていることを確認します

(5)ボリュームの準備

業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成します

以下の作業は各業務サーバで行いますボリューム対応表の作成および更新の手順については業

務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照してください

①ボリューム対応表の作成

ボリューム対応表を作成して業務サーバのデバイス情報(ディスク番号やスペシャルファイル名)

と論理ディスクの対応関係を確認します

②ボリュームの作成

業務サーバに認識されている論理ディスクに対してファイルシステムの作成などを行います

③ボリューム対応表の更新

業務サーバが Windows の場合は作成したパーティションの情報やボリュームに割り当てたドライ

ブ文字などの情報をボリューム対応表に反映させるためにボリューム対応表を作成し直して更新し

ます

業務サーバが HP-UXSolarisLinux の場合はボリュームを作成した後にボリューム対応表を更

新する必要はありません

5

第1章 サーバの導入(HP-UX 版)

11 動作環境

表 1-1 動作環境(HP-UX 版)

対象ハードウェア NX7700i シリーズ

動作 OS HP-UX (IPF) 11i v3

メモリ OS 必要メモリ+49MB 以上 (NX7700i シリーズ)

ディスク容量 プログラム容量193MB (NX7700i シリーズ)

動作必要容量 14GB 以上 (NX7700i シリーズ)

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

図 1-1 システム構成イメージ(HP-UX 版)

iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます

ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の

ディレクトリを作成しldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってください

6

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ

スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM

サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を

きたす可能性があります

12 iSM サーバのインストール

121 インストール

以下の手順にしたがってHP-UX swinstall コマンドを使用して iSM サーバをインストールします

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrdep を別サーバよりファイル転送して使用して

ください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成(例cdrom)

mount コマンドによりマウント

usrsbinmount -o rr devdskctd cdrom

(4)次のコマンドを使用してswinstall コマンドを実行します

usrsbinswinstall

Software Selection ウィンドウおよび Specify Source ウィンドウが表示されます

(5)Specify Source ウィンドウの以下の項目を変更します

Source Host Name ドライブが接続されているサーバのホスト名

Source Depot Path cdromSERVERHPUXiSMsvrdep

上記はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合の例です

「OK」ボタンを選択しSoftware Selection ウィンドウに戻ります詳細については「Help」

ボタンを選択してください

Software Selection ウィンドウにはインストール可能なソフトウェアの一覧が表示されます

(6)NEC_iSM ソフトウェアを強調表示にします

(7)Actions メニューで Mark for Install を選択しインストールする製品として選択します

(8) Actions メニューで Install を選択し製品のインストールを監視して Install Analysis ウィンド

ウを開きます

(9)Status フィールドに Ready というメッセージが表示されたらInstall Analysis ウィンドウの

「OK」ボタンを選択しますこれによりソフトウェアのインストールを開始します

7

(10)ソフトウェアのインストール中はInstall Window ウィンドウに処理中のデータが表示されます

インストールが終わると Status フィールドに Completed と表示されます

(11)DVD 媒体をアンマウントします

usrsbinumount cdrom

またswinstall コマンドにオプションを指定することにより非対話形式でインストールすることも可

能です以下はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合です

usrsbinswinstall -s cdromSERVERHPUXiSMsvrdep -x source_type=tape NEC_iSM

続けて「13 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここではディスクアレイの

監視方法と環境定義ファイルへの登録内容を紹介しています

その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかHP-UX を再起動することによりiSM サーバが

起動します

なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル

「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ

122 アンインストール

以下の手順にしたがってHP-UX swremove コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールしま

(1)root 権限でログインします

(2)iSM サーバが起動されているか確認します

起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください

iSM クライアントが接続中の場合は切断されます

iSMsvr stop -e

(3)iStorageManager 管理者の登録がされているか次のコマンドにより確認します

usrbinlistusers | grep iSMadm

iSMadm iStorageManager

上記が出力された場合はiStorageManager 管理者設定コマンドで iStorageManager 管理者の削

除をおこなってください出力されない場合は続けて(4)の作業を実施します

iStorageManager 管理者設定コマンドについては「付録 D iStorageManager 管理者設定コマン

ド」を参照してください

(4)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

usrsbinswremove NEC_iSM

ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ

ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除

しませんまたソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し

8

ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク

ファイルは削除されません

1 iStorageManager 管理者設定を行って運用されている場合はアンインストール前に

iStorageManager 管理者の削除を必ず行ってください再インストールを行う場合は再インス

トール後iStorageManager 管理者を登録し直してください

上記作業を実施しなかった場合iStorageManager 起動時に以下のエラーになります

iSM01408 Rejected System function error (execl) errno=13

2 本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サー

バをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アド

レス)を削除してください

123 アップデート

iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからインストール

を行います

手順は「122 アンインストール」「121 インストール」を参照してください

13 iSM サーバの環境設定

131 ディスクアレイの監視方法の設定

ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま

ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します

(1)IP 接続

ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド

レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「132 環

境定義ファイル」を参照してください

(2)FC 接続

ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマンド

(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細について

は「付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版)」を参照してください

9

iSMmknod ①

101 INFO Creating internal device files ②

102 INFO Creating device list file ③

103 INFO iSMmknod ended normally ④

Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it

① iSMmknod 実行

② スペシャルファイル作成中のメッセージ

③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ

④ iSMmknod 正常終了のメッセージ

次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ

ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します

スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧

ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境

定義ファイルの指定方法については「132 環境定義ファイル」を参照してください

次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です

iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 110000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h FC-HW Path 8000 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc0t0d0 devnec_iSMmkdlc0t0d1 ④ devnec_iSMmkdlc0t0d2 devnec_iSMmkdlc0t0d3 +---------------------------------------------+ | HD01h Port No01h FC-HW Path 8100 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc1t0d0 devnec_iSMmkdlc1t0d1 devnec_iSMmkdlc1t0d2 devnec_iSMmkdlc1t0d3

① 作成された日時

② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」

③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「FC Card の HW パス8000」

④ ②の接続のスペシャルファイルリスト

⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号01h」「ホストディレクタの port

番号01h」「FC Card の HW パス8100」

⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています

ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき

る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する

にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指

定することが望ましいです

10

できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ

とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO

エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ

イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ

ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます

スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314

ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま

すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます

HP-UX 11i v3 では従来互換のスペシャルファイル(Legacy DSF)のみ使用可能です新

しくサポートされたスペシャルファイル(Persistent DSF)には対応していません

またマルチパス機構が有効となっている環境では従来のデバイスファイルを使用する場

合においてその名称(ctd)が示す接続経路以外のパスも利用されますこのため

「etciSMsvriSM_diskarraydevlist」中で報告するスペシャルファイルリストは実際の

ディスクアレイの HD+port+HBA の物理的な接続関係と異なる場合がありますただし

ディスクアレイの監視をおこなう場合障害時に OS がパス切り替えをおこなうため問題は

発生しませんスペシャルファイル名指定の監視は経路よりも論理ディスクの選択に留意

してください

132 環境定義ファイル

(1)サンプルファイル

iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ

イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してください

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可

能なサンプルファイル

全ての設定が可能なサンプルファイル

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズは全ての設定が可能なサンプルファイルを使

用します

なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています

11

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvreasy-Asample 英語

iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)

②全ての設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvrsample 英語

iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)

(2)必要最低限の設定

必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログファイルの設定

[1]ディスクアレイの設定

iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推

奨します

iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの

ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります

[2]利用者の設定

iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)

となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション

を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ

さい

[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください

12

[4]運用ログファイルの設定

iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog

ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を

確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してください

詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最

低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください

上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください

詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が

可能なサンプルファイルを参照してください

またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM

サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま

す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の

詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し

てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という

ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連

携定義ファイルとして設定してください

(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則

ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します

①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ

クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を

指示します

同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません

②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します

パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します

パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ

の値から構成されます

キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です

同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません

値は数値文字列またはキーワードを指定できます

数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます

文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます

<文字列の指定>

文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以

外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記

述意図と反して認識される場合がありますので注意してください

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)

(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます

13

文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙した

もの以外を記述できます

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)

rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)

rdquordquo(シャープ)

<パスの指定>

パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切

りにのみ使用します

英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)

(スラッシュ)

<パラメータの指定形式>

キーワードのみ

キーワードのみで構成されます

(例)auto_find_spf(値は指定しません)

キーワードとひとつの値

キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます

(例)file_size = 1(数値を指定します)

file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)

キーワードと複数の値(その1)

複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー

ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン

マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です

(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)

キーワードと複数の値(その2)

記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです

この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします

(例)login1=(JohnJohnpassL2)

複合型の値を持つキーワード

rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開

始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです

(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )

上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)

値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で

(例)ip = ( 19216801

19216802 )

14

③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー

タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)

をコメント行とすることができます

これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません

(例) agent section larr コメント行

[agent] larr コメント行ではない

(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報

ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします

iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です

① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の

みとなります

[agent]

[auto_find_spf]

[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]

[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]

[diskarray1 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray2 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray64 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

15

表 1-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[agent] エージェント管理セク

ション

エージェントセクションの開始を示します

auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ

りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監

視を行います

このパラメータを指定する場合「131 ディスク

アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明

するスペシャルファイルを事前に作成しておく必

要があります

本パラメータと diskarray パラメータの指定がど

ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが

ディスクアレイの監視はできません

snmp_port SNMP ポート番号

(数値 162)

SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ

を受信するポート番号として 162 を指定します

SNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ

り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな

ります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ

の監視は行えますネットワークセキュリティ攻

撃等を受け性能が劣化することがありますので受

信しない設定を推奨します

指定がない場合SNMP トラップは受信しません

なおiSMadm 利用者は 162 番のポートを使用す

ることはできませんので指定しないでくださ

い iSMadm 利用者については「付録 D

iStorageManager 管理者設定コマンド」を参照し

てください

remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ

クインターバル

(数値 1~60)

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した

後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

lan_path_check_interv

al

監視パスのチェックイ

ンターバル

(数値 3~60)

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を

チェックするインターバルを指定します

単位 分

既定値60

diskarray1

diskarray2

diskarray64

ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指

定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する

ことで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定

がどちらもない場合はiSM サーバは継続します

がディスクアレイの監視はできません

範囲1~64エントリ

diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は

省略可能です

16

ip IP アドレス

(文字列 255 文字以

内)

TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に

指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ

スト名で指定された IP アドレス(ポート番号

2730)へ接続し監視をおこないます

フローティング IPアドレスでディスクアレイを監

視できますがコントロールパス閉塞を検知でき

ないことがありますのでフローティング IP アド

レスを設定しないでください

SVP が 4 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ

(main sub sub sub)まで指定できます

SVP が 2 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ

(main sub)まで指定できます

SVP が 1 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ

(main)のみ指定できます

type ディスクアレイの種別

(M)

ディスクアレイの種別を指定します

MM シリーズ A3000 シリーズおよび A5000

シリーズのディスクアレイ

Mシリーズ A3000シリーズおよびA5000シリー

ズディスクアレイを監視する場合指定してくだ

さい

file スペシャルファイル名

(文字列 128 文字以

内)

FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定

しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定

しますスペシャルファイルの参照方法は「131

ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接

続」を参照してください

1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8

つまで指定できます

SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採

取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく

ださい

17

② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します

[server]

[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]

表 1-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[server] server セクション server セクションの開始を示します

iSMsvr_name iSM サーバ名

(文字列 20 文字以内)

iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに

表示する iSM サーバ名を指定します

タイトルバーの表示を変更する場合は指定して

ください複数の iSM サーバで運用している場

合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル

バーから iSM サーバの識別が可能となりま

す大文字と小文字は区別されます

iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御

文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します

[client]

[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]

[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

18

表 1-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します

iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー

ト番号

(数値 1~65535)

iSM クライアントが接続する iSM サーバの

ポート番号を指定します

既定値8020

login1

login100

利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM

クライアントから iSM サーバに接続してディ

スクアレイについての情報を参照操作するた

めの認証を得るために用いられます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を

管理する利用者(ストレージグループ管理ユー

ザ)となります特定のストレージを管理する

利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー

ティションを管理する利用者(パーティション

管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してください

login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定

が可能です

設定がない場合はiSM サーバは継続します

がiSM クライアントからの iSM サーバへの接

続はできませんその旨を示した syslog が出力

されます

範囲1~100 entry (注)

利用者名

(文字列 20 文字以内)

利用者名を設定します大文字と小文字は区別

されます同一の利用者名で複数の利用者情報

を設定することはできません

省略はできません

パスワード

(文字列 14 文字以内)

利用者のパスワードを設定します大文字と小

文字は区別されます

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号

化したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

省略はできません

役割

(monitor

operator

administrator)

利用者に許可する操作についての役割を指定し

ますiSM クライアントから iSM サーバに接続

しディスクアレイについての情報を参照操

作する利用者に対し以下の 3 つの役割を用意

しています

上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)

では下位の役割の操作を全て行うことができま

す省略はできません

L1hellipmonitor

ディスクアレイの監視状態表示などの参

照が可能です

L2hellipoperator

レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator

ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントとは関係がないことに注意をしてください

19

④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します

[web]

[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]

[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]

[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]

表 1-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[web] web セクション web セクションの開始を示します

web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)接続先ポート番号

(数値 1~65535)

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ

ウザから iSM サーバに接続する時のポート番号

を指定します

既定値8070

web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)から iSM サーバに接続

する時の IP アドレス

ESMPRO 連携機能を利用し

ESMPROServerManager で iStorage M シリー

ズを監視する場合に設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウ

ザから iSMサーバに接続する時の IPアドレスを

指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス

は使用する可能です

IPv4 の IP アドレスとして127001

0000255255255255 は使用できません

IPv6 の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

0000000000 000000127001 或

いはff008で始まる IP アドレスは使用できま

せん

tls_version_disable default

10

11

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに

接続する時の TLS バージョン TLS10 と TLS11

を無効化するかどうかを指定します

本パラメータを指定しない場合default

を指定する場合と同等になります

defaultTLS10TLS11TLS12TLS13 で

通信可能です

10TLS バージョン 10 を無効化します10

を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で

11TLS バージョン 10 と 11 を無効化します

11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通信可

能です

既定値default

20

⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します

[resource]

[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]

[nickname_check]

[scheduled_report = yes | no ]

[scheduled_report_time = 時分]

表 1-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します

watch_interval 状態監視インターバル

(数値 1~3600)

ディスクアレイの状態を監視するインターバル

を指定します状態監視については電子マニュ

アル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)

の「13 状態監視」を参照してください

単位 秒

既定値15

capacity_watch_inte

rval

容量監視インターバル

(数値 5~1440)

以下の情報を監視するインターバルを指定しま

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールお

よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの

LD 容量クォータは状態監視インターバル

(watch_interval)で監視しますただし容量監

視インターバルが状態監視インターバルよりも

短い場合()は容量監視インターバルでも監視

可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監

視インターバルよりも長くなります

単位 分

既定値5

nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク

アレイに対して構成要素に付与された識別名

称の重複チェックを行う場合に指定します重

複チェックの対象となる識別名称は以下のとお

りです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起

動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行

いません

既定値重複チェックを行います

21

scheduled_report yes

no

監視しているディスクアレイ装置に関する障害

情報の定時通報を行うかを指定します規定値

では定時通報を行いません

yes

障害情報の定時通報を行います

no

障害情報の定時通報を行いません

既定値 no

scheduled_report_ti

me

時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障害

情報の定時通報を行う時刻を指定します

障害情報の定時通報を行う場合

(scheduled_report=yes)は本パラメータを

必ず設定してください

規定値は「指定なし(空白)」です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値指定なし(空白)

⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します

[log]

[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]

[modify_remote_notification_msg_to_warning]

22

表 1-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します

file_directory ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

運用ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「16 ログ出力」を参照してください

既定値optiSMsvretclog

file_size ログファイルのサイズ

(数値 1~10)

運用ログを出力するファイルのサイズの上限を

指定します

単位 MB

既定値1

modify_no_measure

s_msg_to_info

なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING

のメッセージについて種別を INFO に切り替

える場合に指定します種別の変更対象となる

メッセージは iSM04040 と iSM01006 です

指定がない場合は種別の切り替えは行いませ

modify_remote_notif

ication_msg_to_war

ning

なし HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソール

メッセージの監視)と連携する場合にのみ指定

してください種別が WARNING に変更される

メッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159

iSM07168iSM07169iSM07452

iSM07454iSM07459iSM07670iSM07671

指定をしない場合は種別の切り替えは行いま

せん

1 modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更される

ため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携

ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください

2 modify_remote_notification_msg_to_warning パラメータを指定する場合メッセージの種別が

変更するため事象連携機能で以下の対象メッセージの定義を行っている場合に連携ができなく

なる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169iSM07452iSM07454iSM07459

iSM07670iSM07671

3 対象メッセージの詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)

を参照してください

23

⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します

[performance]

[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]

[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]

[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]

[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]

[auto_archive_execution]

[auto_execution_time = 時分 ]

[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]

[auto_deletion_execution = (

[history_file = 保存期間 ][]

[primary_summarized_file = 保存期間 ][]

[secondary_summarized_file = 保存期間 ]

) ]

[performance_cooperation = yes | no ]

[keep_cooperation_term = 保存期間 ]

[performance_dashboard = yes | no ]

表 1-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します

monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ

ル格納場所

(文字列 255 文字以

内)

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま

す存在するディレクトリを絶対パスで指定し

ます詳細については電子マニュアル「性能

監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく

ださい

既定値optiSMsvretcmon

monitor_interval ロギングインターバ

(数値 1~60)

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出

力するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

display_refresh_rate 表示リフレッシュ

レート

(数値 1~6)

性能監視画面の数値表と時系列グラフについ

て一分間あたり何回データ更新を行うかを指

定します詳細については電子マニュアル「性

能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して

ください

単位 回数分

既定値1

threshold_monitor_interval しきい値監視イン

ターバル

(数値 1~60)

しきい値監視インターバルを指定します指定

がない場合は表示リフレッシュレートの間隔

でしきい値監視を行います

単位 分

既定値表示リフレッシュレート値

threshold_monitor_iops_bo

rder

最低入出力回数

(数値 1~120)

最低入出力回数を指定します

単位 回数分

既定値60

threshold_monitor_logging

_mode

なし しきい値監視インターバルをロギングイン

ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積

中のディスクアレイのみしきい値監視を行い

ます指定がない場合はthreshold_monitor_

interval に指定されたインターバルでしきい値

24

監視を行います

既定値threshold_monitor_interval に指定

されたインターバル

auto_adjust_monitor_inter

val

yes

no

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し

たインターバルで統計情報を出力できない場

合自動的に出力可能なインターバルに変更す

るかどうかを指定します指定がない場合は

yes を指定する場合と同じになります

yes指定なし

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ます

no

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ません

既定値yes

auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま

す指定がない場合は統計情報を自動的に集

約しません

既定値統計情報を自動的に集約しない

auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル

の削除を実行する時刻です自動集約と自動削

除を実行する場合のみ有効です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値0000

auto_start_monitor yes

succeed

no

iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な

ディスクアレイすべてについて統計情報の出

力を自動的に開始するか否かを設定しますパ

ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開

始しません

yes

iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始します

前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

succeed指定なし

iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始しませ

ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

no

統計情報の蓄積を自動的には開始しません

既定値yes

25

auto_deletion_execution 自動削除の実行と保

存期間

統計情報の保存期間を設定します保存期間を

過ぎたファイルは自動的に削除されます

統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二

次集約ファイルの保存期間を同時に指定する

場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場

合は統計情報は自動的に削除されません

既定値統計情報を自動的に削除する

history_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し

た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除

しますパラメータを省略した場合統計情報

履歴ファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

d 日

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

primary_summarized_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

一次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合一次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

secondary_summarized_fil

e

保存期間

lt数値gtlt単位gt

二次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合二次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設

26

定します

既定値1y

performance_cooperation yes

no

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的

に出力するかどうかを設定します本パラメー

タが省略されている場合はファイルを出力し

ません

yes

定期的に連携用のファイルを出力します

no

連携用のファイルを出力しません

既定値no

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

keep_cooperation_term 保存期間

(数値 1~7)

他機能(1)と連携するためのファイルを保存す

る期間です保存期間に指定した日数分のファ

イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ

れますパラメータを省略した場合既定値で

動作します

単位 日

既定値1

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

performance_dashboard yes

no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう

かを設定しますパラメータが省略されている

場合はダッシュボードに性能情報を表示しま

せん

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

規定値no

27

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対

しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行

なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の

rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してくださ

いrdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われな

い場合がありますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します

Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について

互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア

性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください

⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します

[config]

[no_clock_correction]

[allow_virtual_capacity_over_max_pd]

[no_auto_save_config]

表 1-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します

no_clock_correction

なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補

正しない場合に指定します

指定がない場合はディスクアレイ中の時刻

を自動補正します時刻の自動補正はサー

バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと

に行われます

allow_virtual_capac

ity_over_max_pd

なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること

を許可する場合に指定します指定がない場

合は仮想容量プールの容量を最大物理容量

までに限定しますシンプロビジョニング機

能を利用する場合にのみ有効となります

no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行

うかどうかを設定します既定値は指定なし

で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す

no_auto_save_config を指定すると自動保存

が行われなくなります

28

⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します

[optimizer]

[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]

[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]

表 1-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します

optlog_directory 性能最適化用ログファイル

の格納場所

(文字列 255 文字以内)

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定

します存在するディレクトリを絶対パスで指

定します

既定値optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval 論理ディスクの移動状況

チェックインターバル

(数値 5~30)

論理ディスクの移動状況をチェックするイン

ターバルを指定します

単位 秒

既定値10

⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します

[replication]

[no_state_monitor]

[no_replication_info_refresh]

[rc_port_no = ポート番号]

表 1-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[replication] レプリケーションセクショ

レプリケーションセクションの開始を示しま

no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ

マンドの操作による状態変化のメッセージを抑

止する場合に指定します

no_replication_info_

refresh

なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面

と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指

示で更新を行う場合に指定します

指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新

されます

ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ

フォート回線経由の場合は指定を行い定期

的な画面の更新を避けてください

詳しくは電子マニュアル「データレプリケー

ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回

線の説明を参照してください

rc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の ReplicationControl

のコマンド発行時に使用するポート番号を指定

します

既定値8030

29

⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します

[snapshot]

[sc_port_no = ポート番号]

表 1-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[snapshot] スナップショットセクショ

スナップショットセクションの開始を示しま

sc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の SnapControl のコマ

ンド発行時に使用するポート番号を指定しま

既定値8060

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション

のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します

⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します

[data_retention]

[protection_check_time = 時分]

[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]

[premonition_period = 期限切れ予告期間]

30

表 1-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[data_retention] データ改ざん防止セク

ション

データ改ざん防止セクションの開始を示しま

protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を

チェックする時刻を指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定

も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁

で指定してください

既定値0010

expiration_period 期限切れメッセージ出力

期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期限が切れ

た場合に出力する期限切れの通知メッセージ

の出力期間を指定します本パラメータに 0 を

指定された場合は期限切れメッセージは出力

されません

単 位日

既定値1

例3 日を指定した場合データ保護状態の

チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま

premonition_period 期限切れ予告期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期日が近づ

いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定

します

期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日

となります

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ

の予告は行いません

単 位日

既定値0

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護

状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー

ジを出力します

環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定

してください

client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)

web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)

replication セクションのポート番号(rc_port_no)

snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)

31

⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します

[fault_analysis]

[auto_start = yes]

表 1-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[fault_analysis] 障害解析機能に関する情

報 障害解析機能に関する情報を設定します

auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載

を削除すると拡張トレースが蓄積されないた

め「auto_start = yes」が記載されている場合

は変更しないで下さい

yes出力します

⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します

[auditlog]

[adtlog_function_enable = yes | no ]

[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]

[adtlog_keep_term = 保存期間]

32

表 1-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します

adtlog_function_ena

ble

監査ログ機能有効フラグ

yes

no

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを

出力するかどうかを指定します指定がない場

合はno を指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイル

を出力します

no指定なし

監査ログ機能を無効化し監査ログファイル

を出力しません

既定値no

adtlog_directory 監査ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

監査ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

監査ログについては電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください

既定値optiSMsvretcauditlog

adtlog_size 監査ログファイルのサイズ

(数値 1~100)

監査ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

adtlog_name 監査ログファイルのファイ

ル名

(文字列 20 文字以内)

監査ログファイルの名称を指定します本パラ

メータで指定した名称以降に監査ログの作成

年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期

(1m~60m1y~5y0)

監査ログファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ

ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ

ルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を

設定します

既定値3m(3 ヶ月)

33

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

(5)環境定義ファイルの設定例

以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrSJISsample)を元に作成した環境定義ファイル

の例を示します

環境定義ファイル

このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM

サーバの全てのパラメータを記述しています

本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての

設定をおこなうことができます

行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ

さい

agent セクション

監視するディスクアレイを設定します

ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します

IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ

の IP アドレスを指定してください

FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください

iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視

のみ可能です

初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は

後から設定をおこなうためここでは設定しないでください

[agent]

diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします

diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない

場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで

きません

範囲1~64 エントリ

ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP

アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます

SVPが 2つあるディスクアレイの場合

34

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)

まで指定できます

SVPが 1つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ

指定できます

M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス

を指定する可能です

M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定

してください

フローティング IP アドレスを設定しないでください

(文字列 255 文字以内)

type ディスクアレイの種別を指定します

IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズの

ディスクアレイを監視する場合必ず指定してください

その以外の場合は指定しないでください

M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの

ディスクアレイを示します

--------------D シリーズA2700A4900-----------------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

)

-----------------------------------------------------

----------MシリーズA3000シリーズA5000 シリーズ----

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

type = M

)

---------------------------------------------------

snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート

番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ

から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する

ディスクアレイの場合にのみ有効となります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま

すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ

とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場

合SNMP トラップは受信しません

(数値 162)

snmp_port = 162

remonitoring_interval

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の

ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1~60)

remonitoring_interval = 5

lan_path_check_interval

IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする

インターバルを指定します

単 位分

既定値60

(数値 3~60)

35

lan_path_check_interval = 60

auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続

のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本

パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は

iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません

auto_find_spf

file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます

スペシャルファイル名を絶対パスで指定します

(文字列 128 文字以内)

------ For HP-UX ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0

devnec_iSMmkdlc1t0d1 )

)

---------------------------------------------

------ For Solaris --------------------------

diskarray2 = (

file = ( devrdskc1t0d0s2

devrdskc1t0d1s2 )

)

---------------------------------------------

------ For Linux ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlsda

devnec_iSMmkdlsdb )

)

---------------------------------------------

server セクション

iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します

[server]

iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する

iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます

タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください

複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント

(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と

なります

(文字列 20 文字以内)

iSMsvr_name = iSMsvr

client セクション

iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する

利用者を設定します

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ

管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)

と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は

iSM クライアント(Web GUI)から設定してください

ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの

36

ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください

[client]

login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから

iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照

操作するための認証を得るために用いられます

範囲1~100 エントリ

username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます

(文字列 20 文字以内)

password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され

ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを

指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある

いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます

(文字列 14 文字以内)

L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します

iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ

いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割

を用意しています

L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの

参照が可能です

L2hellipoperator レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

login1 = (iSM iSM L1)

login2 = (username password L3)

iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま

既定値8020

(数値 1~65535)

iSMsvr_port = 8020

web セクション

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する際に指定するポート番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください

[web]

web_port_no iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時のポート番号を指定し

ます

既定値 8070

(数値 1~65535)

web_port_no = 8070

web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M

シリーズを監視する場合に設定が必要です

iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

IPアドレスを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です

IPv4の IP アドレスとして1270010000

255255255255 は使用できません

IPv6の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

37

0000000000000000127001 或いは

ff008で始まる IPアドレスは使用できません

web_ip_address = 192168010

tls_version_disable

iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS

バージョン無効化を設定します指定がない場合default

を指定する場合と同じになります

default

TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します

10

TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します

11

TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します

既定値default

tls_version_disable = default

resource セクション

iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[resource]

watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します

単 位秒

既定値15

(数値 1~3600)

watch_interval = 15

capacity_watch_interval

以下の情報を監視するインターバルを指定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク

の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視

インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視

インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い

場合()は容量監視インターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル

よりも長くなります

単 位分

既定値5

(数値 5~1440)

capacity_watch_interval = 5

nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成

要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

38

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および

ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複

チェックを行います本パラメータがない場合は重複

チェックを行いません

nickname_check

scheduled_report

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません

yes 定時通報を行います

no 定時通報を行いません

scheduled_report = no

scheduled_report_time

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行う時刻を指定します

定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と

なります

定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は

無効となります

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

scheduled_report_time = 0000

log セクション

iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します

iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨

しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用

ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の

容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する

必要があります

iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます

[log]

file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretclog

(文字列 255 文字以内)

file_directory = optiSMsvretclog

file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します

単 位MB

既定値1

(数値 1~10)

file_size = 1

modify_no_measures_msg_to_info

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ

て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対

象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場

39

合は種別の切り替えは行いません

modify_no_measures_msg_to_info

modify_remote_notification_msg_to_warning

HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)

と連携する場合にのみ指定してください

種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169

iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460

iSM07670iSM07671

指定がない場合は種別の切り替えは行いません

modify_remote_notification_msg_to_warning

performance セクション

iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します

性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は

必要に応じて設定を行ってください

[performance]

monitor_file_directory

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcmon

(文字列 255 文字以内)

monitor_file_directory = optiSMsvretcmon

monitor_interval

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1~60)

monitor_interval = 5

display_refresh_rate

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり

何回データ更新をおこなうかを指定します

単 位回数分

既定値1

(数値 1~6)

display_refresh_rate = 1

threshold_monitor_interval

しきい値監視インターバルを指定します

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

単 位分

既定値表示リフレッシュレート値

(数値 1~60)

threshold_monitor_interval = 1

threshold_monitor_iops_border

40

最低入出力回数を指定します

単 位回数分

既定値60

(数値 1~120)

threshold_monitor_iops_border = 60

auto_adjust_monitor_interval

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル

で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な

インターバルに変更するかどうかを指定します

yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します

「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の

みを指定します

no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません

auto_adjust_monitor_interval = yes

auto_archive_execution

統計情報を自動的に集約する場合に指定します

auto_archive_execution

auto_execution_time

集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する

時刻です

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

auto_execution_time = 0000

auto_start_monitor

統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します

yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用

できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積

を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄

積を停止したディスクアレイについてはその状態を

保持し蓄積を開始しません

succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた

なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ

蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい

たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄

積を開始しません

「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま

no 統計情報の蓄積を開始しません

auto_deletion_execution

統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル

は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約

ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合

はで区切ってください

history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた

統計情報履歴ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

d 日

m 月

y 年

41

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します

primary_summarized_file

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

secondary_summarized_file

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

--------------以下の設定を推奨します-------------

auto_start_monitor = yes

auto_deletion_execution = (

history_file = 1m

primary_summarized_file = 1m

secondary_summarized_file = 1y

)

-------------------------------------------------

threshold_monitor_logging_mode

しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定

にします

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

threshold_monitor_logging_mode

performance_dashboard

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します

本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに

性能情報を表示しません

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

既定値no

performance_dashboard = no

fault_analysis セクション

障害解析機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

42

設定は必要ありません

[fault_analysis]

auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると

拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が

記載されている場合は変更しないで下さい

yes 出力します

auto_start = yes

config セクション

構成設定機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[config]

no_clock_correction

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指

定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動

補正します

no_clock_correction

allow_virtual_capacity_over_max_pd

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に

指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大

物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用

する場合にのみ有効となります

allow_virtual_capacity_over_max_pd

no_auto_save_config

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し

ます既定値は指定なしで自動保存が行われます

no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく

なります

no_auto_save_config

optimizer セクション

iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します

性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合

も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ

りません

[optimizer]

optlog_directory

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

(文字列 255 文字以内)

optlog_directory = optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し

43

ます

単 位秒

既定値10

(数値 5~30)

prog_check_interval = 10

replication セクション

iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します

レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[replication]

no_state_monitor

ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ

る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します

no_state_monitor

no_replication_info_refresh

iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定

期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期

更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場

合は指定してください

低速回線については「データレプリケーション利用の手引

機能編」を参照してください

no_replication_info_refresh

rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す

るポート番号を指定します

既定値8030

(数値 1~65535)

rc_port_no = 8030

snapshot セクション

iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します

スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[snapshot]

sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する

ポート番号を指定します

既定値8060

(数値 1~65535)

sc_port_no = 8060

data_retention セクション

iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します

データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

44

[data_retention]

protection_check_time

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を

指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

既定値 0010

protection_check_time = 0010

expiration_period

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切

れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0

を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

単 位日

既定値1

(数値 0~255)

例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3

日間メッセージを出力します

expiration_period = 1

premonition_period

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ

単 位日前

既定値0

(数値 0~255)

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時

刻に期限切れの予告メッセージを出力します

premonition_period = 0

auditlog セクション

監査ログセクションの開始を示します

[auditlog]

adtlog_function_enable

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指

定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

no

監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

既定値no

adtlog_function_enable = no

adtlog_directory

監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを

絶対パスで指定します

(文字列 255 文字以内)

adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog

45

adtlog_size

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します

単位 MB

既定値1

(数値 1~100)

adtlog_size = 1

adtlog_name

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称

以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

(文字列 20 文字以内)

adtlog_name = auditlog

adtlog_keep_term

監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ

ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合

監査ログファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なります

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します

adtlog_keep_term = 3m

46

14 システムパラメータの設定

以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設

定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください

なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値(バージョンにより異なります)

を調べそれに加算した値で設定をしてください

(1)最大ファイルオープン数

以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください

表 1-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値

OS 名称 パラメータ名 必要量

HP-UX nfile

(既定値

11iv30 (無制限))

iStorageManager 固定値 160以上

クライアント接続ごと 16ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数 2台

必要量=160+16times32+19times2=710以上

HP-UX ninode

(既定値

11iv3

NX7700i シリーズ

は 8192 程度)

インストール先が HFS ファイルシステムの場合にnfile で指

定した値と同数を追加してください

HP-UX maxfiles

(既定値

11iv3

NX7700i シリーズ

は 2048)

iStorageManager 固定値 20以上

ディスクアレイ接続ごと 2ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 32台

必要量=20+2times32=84以上

47

(2)その他の設定要素

以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください

表 1-17 その他のシステムパラメータと設定値

OS 名称 パラメータ名 説明

HP-UX msgmnb

(既定値16384)

メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズ

の最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定

値を増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは

RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す

る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量

にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が

失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて

パラメータを増加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565

HP-UX msgtql

(既定値

11iv31024)

システム当たりの滞留メッセージ(ヘッダ)個数の最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定

値を増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは

RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す

る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量

にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が

失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて

パラメータを増加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times3

HP-UX semmni

(既定値

11iv32048)

システム当たりのセマフォセット(識別子)の最大数

iStorageManager は1つのセマフォセットを使用します

セマフォセットが不足している場合に設定値を増やしてくだ

さい

HP-UX semmns

(既定値

11iv34096)

システム当たりのセマフォの最大数

iStorageManager は1つのセマフォを使用します

セマフォが不足している場合に設定値を増やしてください

HP-UX nproc

(既定値4200)

システム当たりの最大プロセス数

iStorageManager 固定値 33以上

クライアント接続ごと 2ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 1ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数2台

必要量=33+2times32+1times2=99以上を追加

HP-UX maxdsiz

(既定値

11iv31G)

1つのプロセスが確保できるデータセグメントの上限値

構成表示コマンド(iSMview)は次のデータセグメント領域を

使用します

48

約 72Mbyte+((LD セット数divide3)times1Mbyte)

ただし(LD セット数divide3)は小数第 1 位で切り上げ

ディスクアレイに LD セットが多数存在する場合には設定値を

増やしてください

HP-UX max_thread_proc

(既定値

11iv3256)

1つのプロセスで作成できるスレッドの最大数

クライアント接続ごと4ずつ加算

例)クライアント接続台数32台

必要量=4times32=128以上を追加

HP-UX shmseg

(既定値

11iv3300)

1つのプロセスが確保できる共有メモリセグメントの上限値

共通

iStorageManager 固定値 9以上

ディスクアレイ接続ごと 4ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

スナップショットBV数合計200個

ボリュームのペア数合計 2000個

AT グループ数合計 50個

必要量=9+

4times2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

=20以上(既定値120以下なので変更不要)

ディスクアレイ接続台数が10台を超える場合は既定値以上

の値が必要でないか確認してください

HP-UX shmmni

注shmmin と間

違えないこと

(既定値

11iv3400)

システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディス

クアレイ情報の管理を行います

ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

共通

iStorageManager 固定値 12以上

ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算

PerforMate 利用時

PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算

PerforSurePerforOptimizer 利用時

PerforSure PerforOptimizer 使用ディスクアレイご

と 1ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと

(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

49

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)

スナップショット BV 数合計200個

ボリュームのペア数合計 2000個

AT グループ数合計 50個

必要量 = 12+

3times2+

2+2+2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

= 27以上を追加

各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ

リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください

50

(このページは空白です)

51

第2章 サーバの導入(Linux 版)

21 動作環境

表 2-1 動作環境(Linux 版)

対象ハードウェア

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

動作 OS

<M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>

Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~79 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7 以降の環境では64 ビット版 iSM サーバが利用できます

64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりま

すRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用し

てください

仮想化環境

55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運

用を推奨します

メモリ OS 必要メモリ+24(30)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバを動作させるときに必要なメモリ量です

ディスク容量

プログラム容量231(242)MB

括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバのプログラム容量です

動作必要容量 12GB 以上

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

VERITAS Volume Manager (VxVM )VERITAS File System (VxFS) に関しては

Linux ではRet Hat Enterprise Linux に対応しています

52

図 2-1 システム構成イメージ(Linux 版)

iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます

ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の

ディレクトリを作成しiSM サーバの場合はldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってくだ

さい

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ

スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM

サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を

きたす可能性があります

2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバ関連のフォルダファイ

ル作成が制限された場合iSM サーバが正常に動作できなくなりますので制限が行われないよ

うiSM サーバのインストールディレクトリ(optiSMsvr)および iSM サーバの配置ファイル

フォルダ(etciSMsvr)配下全てをウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてく

ださい

53

22 iSM サーバのインストール

221 インストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをインストールします

Red Hat Enterprise Linux Version 6(EM64T)以降の環境で 32 ビット版 iSM サーバをご使

用の場合以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

glibc-XXXXi686rpm

nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

libgcc-XXXXi686rpm

glibc-XXXXi686rpm と nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm は依存関係がありますので以

下のように同時にインストールしてください

binrpm ndashivh glibc-XXXXi686rpm nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXi686rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

iSMクライアントを Red Hat Enterprise Linux67 (EM64T)上で使用する場合はJREおよび Firefox

の導入の際にこれらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください

またiStorage ダッシュボードを Red Hat Enterprise Linux6(EM64T) 以降で使用する場合は以下

のパッケージを事前にインストールする必要があります

libuuid-XXXXi686rpm

zlib-XXXXi686rpm

xz-libs-XXXXi686rpm

libxml2-XXXXi686rpm

libstdc++-XXXXi686rpm

libcom_err-XXXXi686rpm

keyutils-libs-XXXXi686rpm

pcre-XXXXi686rpm

libselinux-XXXXi686rpm

krb5-libs-XXXXi686rpm

libidn-XXXXi686rpm

postgresql-libs-XXXXi686rpm

sqlite-XXXXi686rpm

54

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libxcrypt-XXXXi686rpm

これらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりますRed

Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用してください

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際は

以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際

はyum で perl をインストールする必要がありますOS 媒体を使用して yum リポジトリを設定

してインストールする場合下記の手順に従って実行しますサブスクリプションのアクティべート

がされyum を使ってパッケージをインストール可能な環境の場合手順の 4を直接に実行します

手順は下記の通りです

1OS 媒体をマウントします

例 mount devcdrom mnt

2etcyumreposd配下に repo ファイルを作成します

ファイル内容は以下です

例 vi etcyumreposdrhelrepo

[rhel]

name=rhel

baseurl=filemntBaseOS

enabled=1

gpgcheck=0

55

[rhelapp]

name=rhelapp

baseurl=filemntAppStream

enabled=1

gpgcheck=0

3yum を初期化します

以下のコマンドを実施します

yum clean all

yum makecache

4yum でインストールします

yum install perl -y

1 ESMPRO 連携機能を使用するためにはiStorageManager が動作するサーバに

ESMPROServerAgentService またはESMPROServerAgent(以降ESMPROSA とします)

がインストールされている必要があります詳細については電子マニュアル「iStorageManager

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

2 ESMPRO 連携機能はLinux 版 ESMPROSA が対応する機種にインストールされた

iStorageManager でのみサポートしますLinux 版 ESMPROSA が対応する機種については

ESMPROSA の製品情報で確認してください

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrrpm を別サーバよりファイル転送して使用して

ください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成 (例cdrom)

mount コマンドによりマウント

binmount -r devcdrom cdrom

(4)rpm コマンドを使用してインストールします

32 ビット版の iSM サーバをインストールする場合

binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvrrpm

64 ビット版の iSM サーバをインストールする場合

binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvr64rpm

(5)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です

56

Installation of iSMsvr was successful

(6)DVD 媒体をアンマウントします

binumount cdrom

続けて「23 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここでは環境定義ファイル

への登録内容を紹介しています

その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかLinux を再起動することによりiSM サーバが

起動します

なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル

「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ

222 アンインストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールします

(1)root 権限でログインします

(2)iSM サーバが起動されているか確認します

起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください

iSM クライアントが接続中の場合は切断されます

iSMsvr stop -e

(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

binrpm -e iSMsvr

(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です

Removal of iSMsvr was successful

ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ

ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除

しません

またソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し

ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク

ファイルは削除されません

本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの

iSM サーバをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定

(IP アドレス)を削除してください

57

chkcocnfig コマンドで iSM サーバの自動起動を無効にして運用していた場合は iSM サーバ

をアンインストールした後に下記ファイルが残存する場合があります

etcrc2dK07iSMsvr

etcrc3dK07iSMsvr

etcrc4dK07iSMsvr

etcrc5dK07iSMsvr

この場合iSM サーバを再インストールまたはアップデートした際に自動起動を正しく有効にするた

めアンインストール完了後に上記ファイルを削除してください

iSM サーバの再インストール後も自動起動を無効にして運用したい場合はインストール完了後に再

度 chkconfig コマンドで自動起動を無効化してください

また上記のファイルを残したまま iSM サーバを再インストールした場合には一度 chkconfig コマ

ンドで自動起動を有効化したのち再度無効化してください

223 アップデート

iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからソフトウェア

のインストールを行います

手順は「222 アンインストール」「221 インストール」を参照してください

58

23 iSM サーバの環境設定

231 ディスクアレイの監視方法の設定

ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし

M シリーズ A3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま

ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します

(1)IP 接続

ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド

レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「232 環

境定義ファイル」を参照してください

(2)FC 接続

ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマン

ド(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細については

「付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版)」を参照してください

iSMmknod ①

101 INFO Creating internal device files ②

102 INFO Creating device list file ③

103 INFO iSMmknod ended normally ④

Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it

① iSMmknod 実行

② スペシャルファイル作成中のメッセージ

③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ

④ iSMmknod 正常終了のメッセージ

次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ

ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します

スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧

ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境

定義ファイルの指定方法については「232 環境定義ファイル」を参照してください

次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です

59

iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 000000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 20001 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsda devnec_iSMmkdlsdb ④ devnec_iSMmkdlsdc devnec_iSMmkdlsdd +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 30001 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsde devnec_iSMmkdlsdf devnec_iSMmkdlsdg devnec_iSMmkdlsdh

① 作成された日時

② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」

③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「SCSI デバイスのアドレス20001」

④ ②の接続のスペシャルファイルリスト

⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「SCSI デバイスのアドレス30001」

⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています

ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき

る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する

にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指

定することが望ましいです

できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ

とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO

エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ

イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ

ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます

スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314

ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま

すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます

60

232 環境定義ファイル

(1)サンプルファイル

iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ

イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してくださいまた以下のすべ

てのサンプルファイルはiSM クライアント(Web GUI)のみ利用可能な設定になっています

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可

能なサンプルファイル

全ての設定が可能なサンプルファイル

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズでは全ての設定が可能なサンプルファイルを

使用します

なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvreasy-Asample 英語

iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)

②全ての設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvrsample 英語

iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)

(2)必要最低限の設定

必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログファイルの設定

[1]ディスクアレイの設定

iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推

奨します

iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの

ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります

61

[2]利用者の設定

iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)

となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション

を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ

さい

[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください

[4]運用ログファイルの設定

iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog

ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を

確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してくだ

さい

詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最

低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください

上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください

詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が

可能なサンプルファイルを参照してください

またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM

サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま

す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の

詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し

てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という

ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連

携定義ファイルとして設定してください

(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則

ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します

①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ

クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を

指示します

同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません

62

②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します

パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します

パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ

の値から構成されます

キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です

同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません

値は数値文字列またはキーワードを指定できます

数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます

文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます

<文字列の指定>

文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以

外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記

述意図と反して認識される場合がありますので注意してください

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)

(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます

文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙したもの以

外を記述できます

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)

rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)

rdquordquo(シャープ)

<パスの指定>

パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切

りにのみ使用します

英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)

(スラッシュ)

<パラメータの指定形式>

キーワードのみ

キーワードのみで構成されます

(例)auto_find_spf(値は指定しません)

キーワードとひとつの値

キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます

(例)file_size = 1(数値を指定します)

file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)

63

キーワードと複数の値(その1)

複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー

ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン

マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です

(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)

キーワードと複数の値(その2)

記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです

この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします

(例)login1=(JohnJohnpassL2)

複合型の値を持つキーワード

rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開

始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです

(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )

上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)

値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で

(例)ip = ( 19216801

19216802 )

③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー

タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)

をコメント行とすることができます

これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません

(例) agent section larr コメント行

[agent] larr コメント行ではない

(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報

ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします

iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です

① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の

みとなります

64

[agent]

[auto_find_spf]

[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]

[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]

[diskarray1 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ] ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray2 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] ) [ [ type = M ]

]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray64 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ]

]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

表 2-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[agent] エージェント管理セク

ション

エージェントセクションの開始を示します

auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ

りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監

視を行います

このパラメータを指定する場合「231 ディスク

アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明

するスペシャルファイルを事前に作成しておく必

要があります

本パラメータと diskarray パラメータの指定がど

ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが

ディスクアレイの監視はできません

snmp_port SNMP ポート番号

(数値 162)

SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ

を受信するポート番号として 162 を指定します

SNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ

り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな

ります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ

の監視は行えますネットワークセキュリティ攻

撃等を受け性能が劣化することがありますので受

信しない設定を推奨します指定がない場合

SNMP トラップは受信しません

remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ

クインターバル

(数値 1~60)

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した

後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを指定します

65

単位分 既定値5

lan_path_check_interv

al

監視パスのチェックイ

ンターバル

(数値 3~60)

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を

チェックするインターバルを指定します

単位分 既定値60

diskarray1

diskarray2

diskarray64

ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指

定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する

ことで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定

がどちらもない場合はiSM サーバは継続します

がディスクアレイの監視はできません

範囲1~64 エントリ

diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は

省略可能です

ip IP アドレス

(文字列 255 文字以

内)

TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に

指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ

スト名で指定された IP アドレスへ接続し監視を

おこないます

フローティング IPアドレスでディスクアレイを監

視できますがコントロールパス閉塞を検知でき

ないことがありますのでフローティング IP アド

レスを設定しないでください

SVP が 4 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ(main

sub sub sub)まで指定できます

SVP が 2 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ(main

sub)まで指定できます

SVP が 1 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ(main)

のみ指定できます

type ディスクアレイの種別

(M)

ディスクアレイの種別を指定します

MM シリーズA3000 シリーズおよび A5000

シリーズのディスクアレイ

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリー

ズのディスクアレイを監視する場合必ず M を指

定してくださいそれ以外の場合は指定しない

でください

file スペシャルファイル名

(文字列 128 文字以

内)

FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定

しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定

しますスペシャルファイルの参照方法は「231

ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接

続」を参照してください

1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8

つまで指定できます

(注) ディスクアレイを監視する利用者情報はOS のユーザアカウントclient セクションの利用者

情報とは関係がないことに注意をしてください

SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採

取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく

ださい

66

② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します

[server]

[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]

表 2-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[server] server セクション server セクションの開始を示します

iSMsvr_name iSM サーバ名

(文字列 20 文字以内)

iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに

表示する iSM サーバ名を指定します

タイトルバーの表示を変更する場合は指定して

ください複数の iSM サーバで運用している場

合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル

バーから iSM サーバの識別が可能となりま

す大文字と小文字は区別されます

iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御

文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します

[client]

[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]

[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

表 2-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します

iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー

ト番号

(数値 1~65535)

iSM クライアントが接続する iSM サーバの

ポート番号を指定します

既定値8020

login1

login100

利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM

クライアントから iSM サーバに接続してディ

スクアレイについての情報を参照操作するた

めの認証を得るために用いられます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を

管理する利用者(ストレージグループ管理ユー

ザ)となります特定のストレージを管理する

利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー

ティションを管理する利用者(パーティション

管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してください

login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定

が可能です

設定がない場合はiSM サーバは継続します

がiSM クライアントからの iSM サーバへの接

続はできませんその旨を示した syslog が出力

されます

範囲1~100 entry (注)

67

利用者名

(文字列 20 文字以内)

利用者名を設定します大文字と小文字は区別

されます同一の利用者名で複数の利用者情報

を設定することはできません

省略はできません

パスワード

(文字列 14 文字以内)

利用者のパスワードを設定します大文字と小

文字は区別されます

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号

化したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

省略はできません

役割

(monitor

operator

administrator)

利用者に許可する操作についての役割を設定し

ますiSM サーバではiSM クライアントから

iSM サーバに接続しディスクアレイについて

の情報を参照操作する利用者に対し以下の

3 つの役割を用意しています

上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)

では下位の役割の操作を全て行うことができま

す省略はできません

L1hellipmonitor

ディスクアレイの監視状態表示などの参

照が可能です

L2hellipoperator

レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator

ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションのディスクアレイを監視する利用者

情報(monitoring_user)とは関係がないことに注意をしてください

④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します

[web]

[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]

[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]

[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]

68

表 2-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[web] web セクション web セクションの開始を示します

web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)接続先ポート番号

(数値 1~65535)

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブ

ラウザから iSM サーバに接続する時のポート

番号を指定します

既定値8070

web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)および Web ブラウザ

から iSM サーバに接続する

時の IP アドレス

ESMPRO 連 携 機 能 を 利 用 し

ESMPROServerManager で iStorage M シ

リーズを監視する場合に設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ

ウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレ

スを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス

は使用する可能です

IPv4 の IP アドレスとして 127001

0000255255255255 は使用できませ

IPv6 の IP アドレスとして00000000

00000001

000000255255255255

0000000000000000127001 或

いはff008で始まる IP アドレスは使用でき

ません

tls_version_disable default

10

11

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバ

に接続する時の TLS バージョン TLS10 と

TLS11 を無効化するかどうかを指定します

本パラメータを指定しない場合default

を指定する場合と同等になります

defaultTLS10TLS11TLS12TLS13

で通信可能です

10TLS バージョン 10 を無効化します10

を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で

11TLS バージョン 10 と 11 を無効化しま

す11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通

信可能です

既定値default

⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します

[resource]

[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]

[nickname_check]

[scheduled_report = yes | no ]

[scheduled_report_time = 時分]

表 2-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します

69

watch_interval 状態監視インターバル

(数値 1~3600)

ディスクアレイの状態を監視するインターバ

ルを指定します状態監視については電子マ

ニュアル「 iStorageManager 利用の手引」

(IS050)の「13 状態監視」を参照してくだ

さい

単位 秒

既定値15

capacity_watch_inte

rval

容量監視インターバル

(数値 5~1440)

以下の情報を監視するインターバルを指定し

ます

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールお

よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの

LD 容量クォータは状態監視インターバル

(watch_interval)で監視しますただし容量

監視インターバルが状態監視インターバルよ

りも短い場合()は容量監視インターバルでも

監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監

視インターバルよりも長くなります

単位 分

既定値5

nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク

アレイに対して構成要素に付与された識別名

称の重複チェックを行う場合に指定します重

複チェックの対象となる識別名称は以下のと

おりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起

動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行

いません

既定値重複チェックを行います

scheduled_report yes

no

監視しているディスクアレイ装置に関する障

害情報の定時通報を行うかを指定します規定

値では定時通報を行いません

yes

障害情報の定時通報を行います

no

障害情報の定時通報を行いません

既定値 no

scheduled_report_ti

me

時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障

害情報の定時通報を行う時刻を指定します

障害情報の定時通報を行う場合

(scheduled_report=yes)は本パラメータを

必ず設定してください

規定値は「指定なし(空白)」です

70

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値指定なし(空白)

⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します

[log]

[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]

表 2-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します

file_directory ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

運用ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「16 ログ出力」を参照してください

既定値optiSMsvretclog

file_size ログファイルのサイズ

(数値 1~10)

運用ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

modify_no_measure

s_msg_to_info

なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING

のメッセージについて種別を INFO に切り替

える場合に指定します種別の変更対象となる

メッセージは iSM04040 と iSM01006 です

指定がない場合は種別の切り替えは行いませ

modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更さ

れるため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携

ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください対

象メッセージ(iSM04040iSM01006)の詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハ

ンドブック」(IS010)を参照してください

71

⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します

[performance]

[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]

[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]

[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]

[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]

[auto_archive_execution]

[auto_execution_time = 時分 ]

[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]

[auto_deletion_execution = (

[history_file = 保存期間 ][]

[primary_summarized_file = 保存期間 ][]

[secondary_summarized_file = 保存期間 ]

) ]

[performance_cooperation = yes | no ]

[keep_cooperation_term = 保存期間 ] [performance_dashboard = yes | no ]

表 2-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します

monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ

ル格納場所

(文字列 255 文字以

内)

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま

す存在するディレクトリを絶対パスで指定し

ます詳細については電子マニュアル「性能

監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく

ださい

既定値optiSMsvretcmon

monitor_interval ロギングインターバ

(数値 1~60)

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出

力するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

display_refresh_rate 表示リフレッシュ

レート

(数値 1~6)

性能監視画面の数値表と時系列グラフについ

て一分間あたり何回データ更新を行うかを指

定します詳細については電子マニュアル「性

能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して

ください

単位 回数分

既定値1

threshold_monitor_interval しきい値監視イン

ターバル

(数値 1~60)

しきい値監視インターバルを指定します指定

がない場合は表示リフレッシュレートの間隔

でしきい値監視を行います

単位 分

既定値表示リフレッシュレート値

threshold_monitor_iops_bo

rder

最低入出力回数

(数値 1~120)

最低入出力回数を指定します

単位 回数分

既定値60

threshold_monitor_logging

_mode

なし

しきい値監視インターバルをロギングイン

ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積

中のディスクアレイのみしきい値監視を行い

ます指定がない場合はthreshold_monitor_

interval に指定されたインターバルでしきい値

72

監視を行います

既定値threshold_monitor_interval に指定

されたインターバル

auto_adjust_monitor_inter

val

yes

no

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し

たインターバルで統計情報を出力できない場

合自動的に出力可能なインターバルに変更す

るかどうかを指定します指定がない場合は

yes を指定する場合と同じになります

yes指定なし

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ます

no

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ません

既定値yes

auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま

す指定がない場合は統計情報を自動的に集

約しません

既定値統計情報を自動的に集約しない

auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル

の削除を実行する時刻です自動集約と自動削

除を実行する場合のみ有効です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値0000

auto_start_monitor yes

succeed

no

iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な

ディスクアレイすべてについて統計情報の出

力を自動的に開始するか否かを設定しますパ

ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開

始しません

yes

iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始します

前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

succeed指定なし

iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始しませ

ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

no

統計情報の蓄積を自動的には開始しません

既定値yes

73

auto_deletion_execution 自動削除の実行と保

存期間

統計情報の保存期間を設定します保存期間を

過ぎたファイルは自動的に削除されます

統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二

次集約ファイルの保存期間を同時に指定する

場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場

合は統計情報は自動的に削除されません

既定値統計情報を自動的に削除する

history_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し

た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除

しますパラメータを省略した場合統計情報

履歴ファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

d 日

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

primary_summarized_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

一次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合一次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

secondary_summarized_fil

e

保存期間

lt数値gtlt単位gt

二次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合二次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設

74

定します

既定値1y

performance_cooperation yes

no

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的

に出力するかどうかを設定します本パラメー

タが省略されている場合はファイルを出力し

ません

yes

定期的に連携用のファイルを出力します

no

連携用のファイルを出力しません

既定値no

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

keep_cooperation_term 保存期間

(数値 1~7)

他機能(1)と連携するためのファイルを保存す

る期間です保存期間に指定した日数分のファ

イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ

れますパラメータを省略した場合既定値で

動作します

単位 日

既定値1

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

performance_dashboard yes

no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう

かを設定しますパラメータが省略されている

場合はダッシュボードに性能情報を表示しま

せん

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

規定値no

75

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対

しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行

なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の

rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してください

rdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があ

りますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します

Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について

互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア

性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください

4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴

ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ

スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し

てください

⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します

[config]

[no_clock_correction]

[allow_virtual_capacity_over_max_pd]

[no_auto_save_config]

76

表 2-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します

no_clock_correction

なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補

正しない場合に指定します

指定がない場合はディスクアレイ中の時刻

を自動補正します時刻の自動補正はサー

バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと

に行われます

allow_virtual_capac

ity_over_max_pd

なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること

を許可する場合に指定します指定がない場

合は仮想容量プールの容量を最大物理容量

までに限定しますシンプロビジョニング機

能を利用する場合にのみ有効となります

no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行

うかどうかを設定します既定値は指定なし

で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す

no_auto_save_config を指定すると自動保存

が行われなくなります

⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します

[optimizer]

[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]

[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]

表 2-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します

optlog_directory 性能最適化用ログファイル

の格納場所

(文字列 255 文字以内)

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定

します存在するディレクトリを絶対パスで

指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval 論理ディスクの移動状況

チェックインターバル

(数値 5~30)

論理ディスクの移動状況をチェックするイン

ターバルを指定します

単位 秒

既定値10

⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します

[replication]

[no_state_monitor]

[no_replication_info_refresh]

[rc_port_no = ポート番号]

77

表 2-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[replication] レプリケーションセクショ

レプリケーションセクションの開始を示しま

no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ

マンドの操作による状態変化のメッセージを抑

止する場合に指定します

no_replication_info_

refresh

なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面

と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指

示で更新を行う場合に指定します

指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新

されます

ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ

フォート回線経由の場合は指定を行い定期

的な画面の更新を避けてください

詳しくは電子マニュアル「データレプリケー

ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回

線の説明を参照してください

rc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の ReplicationControl

のコマンド発行時に使用するポート番号を指定

します

既定値8030

⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します

[snapshot]

[sc_port_no = ポート番号]

表 2-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[snapshot] スナップショットセクショ

スナップショットセクションの開始を示しま

sc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の SnapControl のコマ

ンド発行時に使用するポート番号を指定しま

既定値8060

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション

のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します

78

⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します

[data_retention]

[protection_check_time = 時分]

[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]

[premonition_period = 期限切れ予告期間]

表 2-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[data_retention] データ改ざん防止セク

ション

データ改ざん防止セクションの開始を示しま

protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を

チェックする時刻を指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定

も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁

で指定してください

既定値0010

expiration_period 期限切れメッセージ出力

期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期限が切れ

た場合に出力する期限切れの通知メッセージ

の出力期間を指定します本パラメータに 0 を

指定された場合は期限切れメッセージは出力

されません

単 位日

既定値1

例3 日を指定した場合データ保護状態の

チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま

premonition_period 期限切れ予告期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期日が近づ

いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定

します

期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日

となります

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ

の予告は行いません

単 位日

既定値0

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護

状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー

ジを出力します

79

環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定

してください

client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)

web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)

replication セクションのポート番号(rc_port_no)

snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)

⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します

[fault_analysis]

[auto_start = yes]

表 2-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[fault_analysis] 障害解析機能に関する情

報 障害解析機能に関する情報を設定します

auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載

を削除すると拡張トレースが蓄積されないた

め「auto_start = yes」が記載されている場合

は変更しないで下さい

yes出力します

⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します

[auditlog]

[adtlog_function_enable = yes | no ]

[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]

[adtlog_keep_term = 保存期間]

80

表 2-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します

adtlog_function_ena

ble

監査ログ機能有効フラグ

yes

no

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを

出力するかどうかを指定します指定がない場

合はno を指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイル

を出力します

no指定なし

監査ログ機能を無効化し監査ログファイル

を出力しません

既定値no

adtlog_directory 監査ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

監査ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

監査ログについては電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください

既定値optiSMsvretcauditlog

adtlog_size 監査ログファイルのサイズ

(数値 1~100)

監査ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

adtlog_name 監査ログファイルのファイ

ル名

(文字列 20 文字以内)

監査ログファイルの名称を指定します本パラ

メータで指定した名称以降に監査ログの作成

年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期

(1m~60m1y~5y0)

監査ログファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ

ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ

ルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を

設定します

既定値3m(3 ヶ月)

81

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

(5)環境定義ファイルの設定例

以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrutf8sample)を元に作成した環境定義ファイルの

例を示します

環境定義ファイル

このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM

サーバの全てのパラメータを記述しています

本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての

設定をおこなうことができます

行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ

さい

agent セクション

監視するディスクアレイを設定します

ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します

IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ

の IP アドレスを指定してください

FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください

iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視

のみ可能です

初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は

後から設定をおこなうためここでは設定しないでください

[agent]

diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします

diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない

場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで

きません

範囲1〜64 エントリ

ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP

アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます

82

SVPが 2つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)

まで指定できます

SVPが 1つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ

指定できます

M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス

を指定する可能です

M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定

してください

フローティング IP アドレスを設定しないでください

(文字列 255 文字以内)

type ディスクアレイの種別を指定します

IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズ

のディスクアレイを監視する場合必ず指定してください

その以外の場合は指定しないでください

M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの

ディスクアレイを示します

--------------D シリーズA2700A4900----------------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

)

---------------------------------------------------

---------------------------------------------------

-------M シリーズA3000 シリーズA5000シリーズ------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

type = M

)

---------------------------------------------------

snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート

番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ

から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する

ディスクアレイの場合にのみ有効となります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま

すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ

とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場

合SNMP トラップは受信しません

(数値 162)

snmp_port = 162

remonitoring_interval

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の

ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1〜60)

remonitoring_interval = 5

lan_path_check_interval

IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする

インターバルを指定します

単 位分

既定値60

83

(数値 3〜60)

lan_path_check_interval = 60

auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続

のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本

パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は

iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません

auto_find_spf

file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます

スペシャルファイル名を絶対パスで指定します

(文字列 128 文字以内)

------ For HP-UX ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0

devnec_iSMmkdlc1t0d1 )

)

---------------------------------------------

------ For Solaris --------------------------

diskarray2 = (

file = ( devrdskc1t0d0s2

devrdskc1t0d1s2 )

)

---------------------------------------------

------ For Linux ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlsda

devnec_iSMmkdlsdb )

)

---------------------------------------------

server セクション

iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します

[server]

iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する

iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます

タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください

複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント

(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と

なります

(文字列 20 文字以内)

iSMsvr_name = iSMsvr

client セクション

iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する

利用者を設定します

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ

管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)

と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は

84

iSM クライアント(Web GUI)から設定してください

ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの

ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください

[client]

login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから

iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照

操作するための認証を得るために用いられます

範囲1〜100 エントリ

username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます

(文字列 20 文字以内)

password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され

ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを

指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある

いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます

(文字列 14 文字以内)

L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します

iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ

いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割

を用意しています

L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの

参照が可能です

L2hellipoperator レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

login1 = (iSM iSM L1)

login2 = (username password L3)

iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま

既定値8020

(数値 1〜65535)

iSMsvr_port = 8020

web セクション

iSM クライアント(Web GUI) および Webブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番

号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください

[web]

web_port_no iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

ポート番号を指定します

既定値 8070

(数値 1〜65535)

web_port_no = 8070

web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M

シリーズを監視する場合に設定が必要です

iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

IPアドレスを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です

IPv4の IP アドレスとして1270010000

255255255255 は使用できません

85

IPv6の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

0000000000000000127001 或いは

ff008で始まる IPアドレスは使用できません

web_ip_address = 192168010

tls_version_disable

iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS

バージョン無効化を設定します指定がない場合default

を指定する場合と同じになります

default

TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します

10

TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します

11

TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します

既定値default

tls_version_disable = default

resource セクション

iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[resource]

watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します

単 位秒

既定値15

(数値 1〜3600)

watch_interval = 15

capacity_watch_interval

以下の情報を監視するインターバルを指定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク

の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視

インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視

インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い

場合()は容量監視インターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル

よりも長くなります

単 位分

既定値5

(数値 5〜1440)

capacity_watch_interval = 5

nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成

86

要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および

ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複

チェックを行います本パラメータがない場合は重複

チェックを行いません

nickname_check

scheduled_report

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません

yes 定時通報を行います

no 定時通報を行いません

scheduled_report = no

scheduled_report_time

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行う時刻を指定します

定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と

なります

定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は

無効となります

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

scheduled_report_time = 0000

log セクション

iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します

iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨

しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用

ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の

容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する

必要があります

iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます

[log]

file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretclog

(文字列 255 文字以内)

file_directory = optiSMsvretclog

file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します

単 位MB

既定値1

(数値 1〜10)

file_size = 1

modify_no_measures_msg_to_info

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ

87

て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対

象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場

合は種別の切り替えは行いません

modify_no_measures_msg_to_info

modify_remote_notification_msg_to_warning

HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)

と連携する場合にのみ指定してください

種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169

iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460

iSM07670iSM07671

指定がない場合は種別の切り替えは行いません

modify_remote_notification_msg_to_warning

performance セクション

iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します

性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は

必要に応じて設定を行ってください

[performance]

monitor_file_directory

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcmon

(文字列 255 文字以内)

monitor_file_directory = optiSMsvretcmon

monitor_interval

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1〜60)

monitor_interval = 5

display_refresh_rate

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり

何回データ更新をおこなうかを指定します

単 位回数分

既定値1

(数値 1〜6)

display_refresh_rate = 1

threshold_monitor_interval

しきい値監視インターバルを指定します

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

単 位分

既定値表示リフレッシュレート値

(数値 1〜60)

threshold_monitor_interval = 1

88

threshold_monitor_iops_border

最低入出力回数を指定します

単 位回数分

既定値60

(数値 1〜120)

threshold_monitor_iops_border = 60

auto_adjust_monitor_interval

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル

で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な

インターバルに変更するかどうかを指定します

yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します

「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の

みを指定します

no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません

auto_adjust_monitor_interval = yes

auto_archive_execution

統計情報を自動的に集約する場合に指定します

auto_archive_execution

auto_execution_time

集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する

時刻です

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

auto_execution_time = 0000

auto_start_monitor

統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します

yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用

できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積

を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄

積を停止したディスクアレイについてはその状態を

保持し蓄積を開始しません

succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた

なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ

蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい

たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄

積を開始しません

「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま

no 統計情報の蓄積を開始しません

auto_deletion_execution

統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル

は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約

ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合

はで区切ってください

history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた

統計情報履歴ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

d 日

89

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

d 1 〜 366

m 1 〜 24

y 1 〜 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します

primary_summarized_file

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 〜 24

y 1 〜 2

secondary_summarized_file

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 〜 24

y 1 〜 2

--------------以下の設定を推奨します-------------

auto_start_monitor = yes

auto_deletion_execution = (

history_file = 1m

primary_summarized_file = 1m

secondary_summarized_file = 1y

)

-------------------------------------------------

threshold_monitor_logging_mode

しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定

にします

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

threshold_monitor_logging_mode

performance_dashboard

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します

本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに

性能情報を表示しません

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

既定値no

performance_dashboard = no

fault_analysis セクション

90

障害解析機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[fault_analysis]

auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると

拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が

記載されている場合は変更しないで下さい

yes 出力します

auto_start = yes

config セクション

構成設定機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[config]

no_clock_correction

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指

定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動

補正します

no_clock_correction

allow_virtual_capacity_over_max_pd

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に

指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大

物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用

する場合にのみ有効となります

allow_virtual_capacity_over_max_pd

no_auto_save_config

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し

ます既定値は指定なしで自動保存が行われます

no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく

なります

no_auto_save_config

optimizer セクション

iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します

性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合

も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ

りません

[optimizer]

optlog_directory

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

(文字列 255 文字以内)

optlog_directory = optiSMsvretcoptlog

91

prog_check_interval

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し

ます

単 位秒

既定値10

(数値 5〜30)

prog_check_interval = 10

replication セクション

iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します

レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[replication]

no_state_monitor

ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ

る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します

no_state_monitor

no_replication_info_refresh

iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定

期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期

更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場

合は指定してください

低速回線については「データレプリケーション利用の手引

機能編」を参照してください

no_replication_info_refresh

rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す

るポート番号を指定します

既定値8030

(数値 1〜65535)

rc_port_no = 8030

snapshot セクション

iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します

スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[snapshot]

sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する

ポート番号を指定します

既定値8060

(数値 1〜65535)

sc_port_no = 8060

data_retention セクション

iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します

データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

92

必要ありません

[data_retention]

protection_check_time

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を

指定します

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

既定値 0010

protection_check_time = 0010

expiration_period

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切

れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0

を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

単 位日

既定値1

(数値 0〜255)

例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3

日間メッセージを出力します

expiration_period = 1

premonition_period

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ

単 位日前

既定値0

(数値 0〜255)

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時

刻に期限切れの予告メッセージを出力します

premonition_period = 0

auditlog セクション

監査ログセクションの開始を示します

[auditlog]

adtlog_function_enable

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指

定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

no

監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

既定値no

adtlog_function_enable = no

adtlog_directory

監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを

絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcauditlog

(文字列 255 文字以内)

93

adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog

adtlog_size

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します

単位 MB

既定値1

(数値 1~100)

adtlog_size = 1

adtlog_name

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称

以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

(文字列 20 文字以内)

adtlog_name = auditlog

adtlog_keep_term

監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ

ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合

監査ログファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なります

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します

adtlog_keep_term = 3m

94

24 システムパラメータの設定

以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設

定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください

なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値を調べそれに加算した値で設定

をしてください

(1)最大ファイルオープン数

以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください

なおRed Hat Enterprise Linux についてはバージョンによって既定値が異なります以下は

参考として Red Hat Enterprise Linux Version 8 の既定値を記載します

表 2-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値

OS 名称 パラメータ名 必要量

Linux fsfile-max

(RHEL8システムに

より異なりますので

現在値を参照してく

ださい)

iStorageManager 固定値 160以上

クライアント接続ごと 16ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数 2台

必要量=160+16times32+19times2=710以上

95

(2)その他の設定要素

以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください

表 2-20 その他のシステムパラメータと設定値

OS 名称 パラメータ名 説明

Linux kernelmsgmnb

(RHEL8 既定値

16384)

メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズの

最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス間

でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定値を

増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは RANK

の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属する LD 全

てに関してメッセージが出力されるため同時に大量にメッセー

ジが出力されますその場合でもメッセージ出力が失敗しないよ

うにするためには以下を目安に余裕を持たせてパラメータを増

加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565

Linux kernelshmmax

(RHEL8 既定値

1844674407369277

4399)

1つの共有メモリセグメントの最大サイズ

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

(単位バイト)

必要量=1700000+

1000times(監視するディスクアレイの内最も論理ディスク

数が多いディスクアレイの論理ディスク数)以上

例)1700000+1000times8192

=9892000以上

rarr10MBの10485760を指定

Linux kernelshmmni

(RHEL8 既定値

4096)

システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

共通

iStorageManager 固定値 12以上

ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算

PerforMate 利用時

PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算

PerforSurePerforOptimizer 利用時

PerforSure PerforOptimizer 使 用 デ ィ ス ク ア レ イ ご

と 1ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと

(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

96

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume

DynamicDataReplication RemoteDataReplication

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)

スナップショット BV 数合計200 個

ボリュームのペア数合計 2000 個

AT グループ数合計 50 個

必要量 = 12+

3times2+

2+2+2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

= 27以上を追加

Linux kernelshmall

(RHEL8 既定値

1844674407369277

4399)

システム全体で作成できる共有メモリページの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

以下の値を参考に設定値を変更してください

必要量=(iStorageManager で必要な kernelshmmax の値

divide4096)

timesiStorageManager で必要な kernelshmmni の値

上記の kernelshmmaxkernelshmmni の説明にある計算式

を参考にしてください

各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ

リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください

97

第3章 iStorageManager セットアップ(Windows 版)

この章ではWebSAM iStorageManager の DVD 媒体をセットした際に自動的に起動する「iStorageManager セッ

トアップ」について説明します「iStorageManager セットアップ」はWebSAM iStorageManager の DVD 媒体

に格納されている各種ソフトウェアのインストールおよび設定をウィザード形式でおこなう機能ですなお本機

能はWindows 版のソフトウェアのみに対応しています

「iStorageManager セットアップ」は以下の2つの機能を提供します

簡易インストール

カスタムインストール

簡易インストールはM シリーズの初期導入に必要なソフトウェアを簡単に導入できます詳細については「31

簡易インストール(M シリーズ)」を参照してくださいカスタムインストールは各種ソフトウェアの詳細な設定が

おこなえますなおA2700 の導入はカスタムインストールを選択してください詳細については「32 カスタ

ムインストール(M シリーズ)」または「34 カスタムインストール(A2700)」を参照してください

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズの場合M シリーズと同様の手順に従ってソフトウェアを導入します詳

細については「31 簡易インストール(M シリーズ)」または「32 カスタムインストール(M シリーズ)」を参照してく

ださい

1 Administrator 権限でログインしてください

2 ターミナルサービスアプリケーションモードを利用している場合本プログラムを終了後インストール

先サーバのコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からインストールを実施してください

3 ご利用の環境によってはDVD 媒体セット時に自動起動しない場合がありますこの場合はDVD 媒体

の以下のプログラムを直接起動してください

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

4 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に導入する場合はM シリーズの導入を先に実施してくだ

さい残りのディスクアレイに対する設定は後から iSM サーバの環境設定で追加してください

5 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に監視している環境でソフトウェアのバージョンアップの

みを実施する場合カスタムインストール(M シリーズ)を選択してください

98

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場合

Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

31 簡易インストール(M シリーズ)

簡易インストール(M シリーズ)では次の二つのインストール方法を提供しています

iStorageManager のセットアップ

ディスクアレイを管理するサーバの構築をおこなう場合にご利用ください

サーバのセットアップ

サーバ(ホスト)情報を管理するユーティリティをインストールする場合にご利用ください

Oracle Java 実行環境が未インストールの状態で簡易インストールを実施するとOpenJDK が自動的にイン

ストールされ有効になります

Oracle Java を利用する場合以下いずれかの手順でセットアップしてください

A)事前に Oracle Java をインストールしてください

簡易インストールではOpenJDK のインストール確認が表示されます

「しない」を選択いただくことでOracle Java を継続利用できます

B)カスタムインストールで各種ソフトウェアをインストールしてください

別途 Oracle Java をインストールしてください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

99

311 iStorageManager のセットアップ

以下の手順にしたがってiStorageManager のセットアップをおこないます

本手順により以下のソフトウェアがインストールされます

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために

必要なソフトウェア

iSM クライアント(Web GUI)

ControlCommand

ネットワーク設定ツール

M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア

またiSM クライアント(Web GUI)による iSM サーバへの接続が可能です

100

1 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ

ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ

ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその

ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場

合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し

てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし

てください

2 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す

る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運

用中に問題となることがあります

1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です

2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です

3 iStorageManager は複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディ

スクアレイ装置を複数の iStorageManager から同時に監視することはできません複数の

iStorageManager から監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に

支障をきたす可能性があります

4 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力

によりファイルチェックが常時行われる状態となりますこれにより CPU 負荷が高くなり動作に

影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合CyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全てをウ

イルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

5 初期設定をおこなっていないディスクアレイはiSM サーバをインストールするサーバと同一

ネットワークに接続してください

6 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ

グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します

7 Server Core 環境の場合はiSM クライアント(Web GUI)は利用できません

8 iStorage ダッシュボードを合わせて導入する場合はカスタムインストールを選択してください

補足Web ブラウザに関する事前設定

【Internet Explorer の場合以降の手順を実施してください】

Web ブラウザで iSM サーバにアクセスすることでiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウ

ンロードインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動ができるページが表示されますこの

ページでの動作を保証するため事前に次の設定を実施してください

101

1 接続する iSM サーバを「信頼済みサイト」に設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「サイト」ボタンをクリックしてください

図 3-1 インターネット オプションの画面

(3)「次の Web サイトをゾーンに追加する」に接続する iSM サーバの URL(例接続する iSM

サーバの IP アドレス(またはホスト名))を入力し「追加」ボタンをクリックしてください

「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックは外

してください

図 3-2 信頼済みサイトの設定画面

102

(4)「閉じる」ボタンをクリックし画面を閉じてください

2 「信頼済みサイト」のセキュリティレベルを設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックしてください

図 3-3 インターネット オプションの画面

103

(3)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「ActiveX コントロールとプラグインの実行」を「有

効にする」に設定してください

図 3-4 セキュリティの設定画面-1

(4)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「スクリプトを実行しても安全だとマークされてい

ない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」を「有効にする」に設定してくださ

図 3-5 セキュリティの設定画面-2

104

(5)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

Internet Explorer Version7 以降をご使用の場合「信頼済みサイト」の保護モードおよび

拡張保護モードは有効にしないでください

以上で「Web ブラウザに関する事前設定」は完了です

iStorageManager のセットアップをおこなう場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-6 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

105

(4)簡易インストールの「iStorageManager のセットアップ」を選択して「次へ」ボタンを

クリックしてください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-7 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)

(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックして

ください

図 3-8 ソフトウェア確認画面

106

(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契

約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合

は本ソフトウェアは使用できません

図 3-9 使用許諾確認画面

(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場

合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください

図 3-10 インストール先の選択画面

107

Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します

表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック

してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ

さい

図 3-11 インストール先の選択画面(Server Core 環境)

(8)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に格

納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場

合はOpenJDK はインストールしません

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

108

XYZ は実際の値が表示されます

図 3-12 OpenJDK のインストール画面

(9)必要なソフトウェアをインストールします

既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画

面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ

ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません

インストール中は以下の画面を表示します

図 3-13 インストール実行中画面

またControlCommand をインストール中に

iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります

画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください

109

図 3-14 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(10)ネットワーク設定ツールの起動をおこないます

そのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 3-15 ネットワーク設定ツール起動画面

110

(11)ディスクアレイのネットワーク設定をおこないます

ディスクアレイに iSM サーバから監視するためのネットワークアドレスを設定します

インストールしたマシンと物理的に同一なネットワーク (ルータを越えない)にディスクアレイを

接続 (設置)されていることを確認してください

確認後インストールしたマシンと同一セグメントの IP アドレスを設定してください

図 3-16 ネットワーク設定ツール画面

設定するディスクアレイを選択して「設定」をクリックしてください

図 3-17 ネットワーク設定画面

111

設定するネットワークアドレスを入力して「設定」をクリックしてください

図 3-18 ネットワーク設定確認

設定するネットワークアドレスを確認し「設定」をクリックしてください

図 3-19 ネットワーク設定完了

ネットワーク設定が完了したら「OK」をクリックしてください

「図 3-15 ネットワーク設定ツール画面」が表示されるので「閉じる」をクリックしてください

112

(12)利用者の設定をおこないます

この利用者はiSM クライアントから iSM サーバに接続する際の利用者になります

必ず Administrator の利用者を設定してくださいなお既に Administrator が設定され

ている場合は「Administrator の設定」画面は表示しません

図 3-20 利用者の設定画面

図 3-21 設定完了画面

113

(13)ディスクアレイのタイムゾーン設定をおこないます

タイムゾーンの設定を行う場合は「する」を選択して「次へ」をクリックしてください

規定値は AsiaTokyo (GMT+9)です

設定する必要がない場合は「しない」を選択してください

図 3-22 タイムゾーンの設定確認画面

「する」を選択すると以下の画面が表示されます

設定するタイムゾーンを選択して「設定」ボタンをクリックしてください

図 3-23 タイムゾーンの設定画面

設定完了後「次へ」をクリックしてください

114

(14)必要なソフトウェアのインストールが完了しました

図 3-24 インストール完了画面

「iSM サーバを起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックしてくださいiSM サーバが起

動します

iSM サーバが起動中は以下の画面を表示しますiSM サーバの起動完了をお待ち下さい

図 3-25 iSM サーバ起動中

Server Core 環境の場合はここで完了となります

図 3-24 の選択肢の補足

何らかの理由でWindows を再起動したい場合は「今すぐコンピューターを再起動する」を選択

してくださいWindows を再起動後15の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示さ

れます

「後でコンピューターを再起動する」を選択した場合はiSM サーバは起動されませんコンピュー

ターの再起動を行ってください再起動後は前回と同じユーザでログインしてください15

の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示されます

115

(15)セットアップが完了しました

iSM サーバが正常に起動後あるいは Windows の再起動後以下の画面を表示します

ご利用の環境によっては再起動後画面が表示されない場合がありますのでその場合は

DVD 媒体の以下のプログラムを直接起動してください

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

図 3-26 セットアップ完了画面

「完了」ボタンをクリックすると自動的に iSM クライアント(Web GUI)を起動します

ログイン画面に12で設定した利用者名パスワードを入力してログインしてくださいログイ

ン後初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行してください初期設定ウィザードは

iSM クライアント(Web GUI)のメニューの[構築]-[初期設定]-[M シリーズ]から起動します初期設

定ウィザードについてはIS051 構成設定の手引(GUI 編)の「第 5 章 初期設定」を参照し

てください

「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

116

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

iSM サーバまたは ControlCommand を導入した場合iSM サーバコマンドまたは

ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定をジョブスケジュールソフトウェアに

登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起動してください

117

1 Internet Explorer において信頼済みサイトの設定およびセキュリティレベルの設定を行わずに

iSM サーバへ接続した場合以下のメッセージが表示され接続に失敗することがあります

本書「iStorageManager のセットアップ」の手順にしたがって設定内容を変更し再度接続してく

ださい

図 3-27 Web ブラウザの画面(設定未実施時)

2 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「警告 - セキュリティ」の画面が表示される場合があ

りますこのときは発行者が「NEC Corporation」であることを確認した上で「実行」ボタンを

クリックしてください

3 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「Windows セキュリティの重要な警告」の画面にて

「Internet Explorer」の機能がブロックされていると表示される場合がありますこのときは当該画

面でブロックを解除するかまたは事前にファイアウォールの設定で「Internet Explorer」のブロッ

クを解除しておいてください

4 ご使用の Internet Explorer の設定でプロキシサーバを経由する指定を行っていると接続に失

敗することがありますこの場合はWeb ブラウザの設定でプロキシの例外指定を行いiSM サー

バへの接続にはプロキシサーバを経由しない設定としてください

ただしiSM クライアント(Web GUI)を iSM サーバと同一コンピュータで利用する場合変更する

必要はありません

以下の手順で変更してください

1) 「コントロールパネル」から「インターネットオプション」-「接続」タブを選択し「LAN の設

定」でローカルエリアネットワークの設定画面を表示します

2) 「LAN にプロキシサーバーを使用する」にチェックが入ってない場合以降の確認は不要です

入っている場合「詳細設定」でプロキシの設定画面を表示します

3) 「次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない」へ接続するサーバのホスト名および IP ア

ドレスの両方を追加してください

4) 使用中の Web ブラウザを一旦すべて終了させたあと再起動してください

118

312 サーバのセットアップ

以下の手順にしたがってサーバのセットアップを実施します

本手順により以下のソフトウェアがインストールされます

OpenJDK

ControlCommand

なお接続されているすべてのサーバで以下を実施してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セット

アップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-28 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)簡易インストールの「サーバのセットアップ」を選択して「次へ」ボタンをクリックして

ください利用できない環境では選択できません

119

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-29 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)

(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックしてく

ださい

図 3-30 ソフトウェア確認画面

120

(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契

約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合

は本ソフトウェアは使用できません

図 3-31 使用許諾確認画面

(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場

合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください

図 3-32 インストール先の選択画面

121

Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します

表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック

してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ

さい

図 3-33 インストール先の選択画面(Server Core 環境)

122

(8)OpenJDK のインストーラを起動します

racle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に

格納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core

環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしません

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

XYZ は実際の値が表示されます

図 3-34 OpenJDK のインストール画面

(9)必要なソフトウェアをインストールします

既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画

面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ

ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません

インストール中は以下の画面を表示します

図 3-35 インストール実行中画面

123

またControlCommand をインストール中に

iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります

画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください

図 3-36 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(10)必要なソフトウェアのインストールが完了しました

「完了」ボタンをクリックすると Windows を再起動しなくて終了しますWindows を再

起動したい場合は「コンピューターを再起動する」をチェックして「完了」ボタンをクリック

してください

なお同じバージョンが既にインストールされていることから本手順でインストールをおこなっ

ていない場合は「コンピューターを再起動する」をチェックせずに完了してください

図 3-37 インストール完了画面

124

ControlCommand をインストールした後はホスト情報の収集登録およびボリューム対応表の作

成を行ってください詳細はControlCommand のインストールガイドを参照してください

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

ControlCommand を導入した場合ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定を

ジョブスケジュールソフトウェアに登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起

動してください

125

32 カスタムインストール(M シリーズ)

以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択

します

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために

必要なソフトウェア

ControlCommand

iSM クライアント(Web GUI)

ネットワーク設定ツール

M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア

カスタムインストールは以下の画面から選択します

(1)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-38 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

126

(2)カスタムインストールを選択してください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-39 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ

アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」ネットワーク設定ツールの

場合は「ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版)」を参照してくださいOpenJDK の場合は下記

を参照してください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

127

(3)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

図 3-40 セットアップ内容の選択画面

(4)OpenJDK のインストール画面を表示します

画面に従いOpenJDK をインストールしてください

OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください

iSM クライアント(Web GUI)

iSCSI 簡易設定ツール

iSM ネットワーク設定ツール

ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します

128

33 カスタムインストール(A2700)

以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択

します

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)を利用するために必要なソフトウェア

ControlCommand

iSM クライアント(Web GUI)

カスタムインストールは以下の画面から選択します

(1)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-41 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズA2700)

129

(2)カスタムインストールを選択してください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-42 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ

アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」を参照してくださいOpenJDK

の場合下記を参照してください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

130

(3)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

図 3-43 ディスクアレイの選択画面

(4)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

図3-44 セットアップ内容の選択画面

(5)OpenJDK のインストール画面を表示します

画面に従いOpenJDK をインストールしてください

131

OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください

iSM クライアント(Web GUI)

iSCSI 簡易設定ツール

iSM ネットワーク設定ツール

ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します

132

(このページは空白です)

133

第4章 サーバの導入(Windows 版)

41 動作環境

表 4-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

PCAT 互換機

iStorage NS シリーズ

動作OS <M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>

Microsoft Windows 8 Pro(SP 無)(3)

Microsoft Windows 8(SP 無)(3)

Microsoft Windows 81 Pro (3)

Microsoft Windows 81 (3)

Microsoft Windows 10 Home

Microsoft Windows 10 Pro

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition(SP 無)(1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition(SP 無)(1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1) (3)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(2) (3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition (2) (3)

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition(2)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

(2) x64 に対応します

(3) Windows 更新プログラム KB2999226 を適用する必要があります

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2016 Hyper-VWindows Server

2019 Hyper-V

仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運

用を推奨します

メモリ OS 必要メモリ+146(396)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です

ディスク容量 プログラム容量308MB

動作必要容量 837MB 以上

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

134

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

図 4-1 システム構成イメージ(Windows 版)

FC 経由でディスクアレイを管理する場合Express の周辺機器として Fibre Channel コントローラ

(Optical)Fibre Channel ケーブルおよび Fibre Channel コントローラのドライバが必要になります

また必要に応じて Fibre Channel ハブや Fibre Channel スイッチが必要となります

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディスク

アレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM サーバから

監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障をきたす可能性が

あります

2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力

によりファイルチェックが常時行われる状態となりますそれにより CPU 負荷が高くなり動作に

影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合はCyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全て

をウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

135

42 iSM サーバのインストール

421 インストール

以下の手順にしたがってiSM サーバをインストールします

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

1 ESMPROServerManager(以降ESMPROSM とします)がインストールされているサーバに

iStorageManager をインストールする場合ESMPROSM との連携に関する設定を行う画面が表

示されるので必要に応じて設定してください詳細については電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

2 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ

ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ

ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその

ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場

合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し

てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし

てください

3 インストール先フォルダにはハードディスク上のシステムフォルダ(Winini ファイルのある

フォルダ)を選択することはできませんかつインストール先のフォルダ名に空白文字や特

殊文字(例えば()^yenltgt|など)を含めないでください

4 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す

る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運

用中に問題となることがあります

1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です

2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です本バージョ

ンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サーバをアンイン

ストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アドレス)を削除して

ください

5 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ

グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します

6 iSM サーバをインストールした後iStorageManager サービスが自動的に開始されます

136

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場

合Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する

場合 M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズを利用する場合は以下の手順でインストールを

実施します

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 4-2 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

137

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

4-3 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません

図 4-4 セットアップ内容の選択画面

138

(6)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の

内容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます

図 4-5 インストール状況画面

(7)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます

図 4-6 iSM サーバのインストール画面

139

(8)iSM サーバのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-7 インストール開始画面

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 4-8 使用許諾確認画面

140

(10)iSM サーバの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 4-9 情報確認画面

(11)iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 4-10 インストール先の選択画面

141

(12)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し

てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-11 プログラムフォルダの選択画面

(13)ESMPRO 連携の設定を行います

iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連

携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください

なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこと

ができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManager

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます

図 4-12 ESMPRO 連携設定ツールの画面

142

(14)iSM サーバのインストール準備完了を確認します

「インストール」ボタンをクリックしてください

図 4-13 インストール準備完了の画面

画面に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」項目が表示されますiStorage ダッシュボー

ドを合わせて導入する場合はチェックを有効にしてください

その他iStorage ダッシュボードの導入および環境設定についての詳細は第 10 章を参照してください

(15)iSM サーバのモジュールをインストールします

図 4-14 ファイルコピー画面

143

(16)iSM サーバの環境設定をおこないます

①新規インストールの場合は以下の画面を表示します

図 4-15 新規インストール時の環境設定選択画面

②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します

図 4-16 バージョンアップ時の環境設定選択画面

ここで M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの設定を追加または変更する場合は

「ウイザードで必要最低限の設定を行います」または「ダイアログですべての機能の設定をおこ

ないます」を選択してください新規インストールの場合で後から設定を行う場合は「後で設

定します」を選択してくださいiSM サーバをアップデートした場合で設定の追加または変更

が不要な場合は「設定を引き継ぎます」を選択してください

「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをおこ

なうため簡単に環境設定ができます詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザー

ド」を参照してください

144

「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます詳細について

は「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください

「後で設定します」を選択した場合

環境設定はおこないません

「設定を引き継ぎます」を選択した場合

環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます

(17)iSM サーバのインストールを完了します

iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ

さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ

アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参

照してください

「完了」ボタンをクリックしてください

図 4-17 インストール完了画面

145

4212 A2700 を利用する場合

A2700 を利用する場合は以下の手順でインストールを実施します

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 4-18 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズ A2700)

146

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して

ください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 4-19 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-20 ディスクアレイの選択画面

147

(6)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません

図 4-21 セットアップ内容の選択画面

(7)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の

内容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます

図 4-22 インストール状況画面

148

(8)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます

図 4-23 iSM サーバのインストール画面

(9)iSM サーバのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-24 インストール開始画面

149

(10)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 4-25 使用許諾確認画面

(11)iSM サーバの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 4-26 情報確認画面

150

(12)iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 4-27 インストール先の選択画面

(13)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し

てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-28 プログラムフォルダの選択画面

151

(14)ESMPRO 連携の設定を行います

iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連

携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください

なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこ

とができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManegar

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます

図 4-29 ESMPRO 連携設定ツールの画面

(15)iSM サーバのモジュールをインストールします

図 4-30 ファイルコピー画面

152

(16)iSM サーバの環境設定をおこないます

①新規インストールの場合は以下の画面を表示します

図 4-31 新規インストール時の環境設定選択画面

②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します

図 4-32 バージョンアップ時の環境設定選択画面

「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをお

こなうため簡単に環境設定ができます

環境設定ウィザードでは以下の設定をおこないます

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログの設定

詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザード」を参照してください

153

図 4-33 環境設定ウィザード画面

「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます

環境設定では以下の設定をおこないます

ディスクアレイの設定

利用者の設定

状態監視機能の設定

サーバクライアントの設定

事象連携機能の設定

性能監視機能の設定

性能最適化機能の設定

レプリケーションスナップショット機能の設定

データ改ざん防止機能の設定

監査ログ機能の設定

154

詳細については「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください

図 4-34 環境設定画面

「後で設定します」を選択した場合

環境設定はおこないません

「設定を引き継ぎます」を選択した場合

環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます

(17)iSM サーバのインストールを完了します

「完了」ボタンをクリックしてください

図 4-35 インストール完了画面

155

iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ

さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ

アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参

照してください

422 アンインストール

以下の手順にしたがってiSM サーバをアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)サービスとイベントビューアの画面を閉じてください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM サーバ」を削除し

ます

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続

行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラムを実行してください

Server Core 環境の場合はアンインストールするバージョンの DVD 媒体をセットしてコマン

ドプロンプトから以下を実行してください

yenSERVERyenWINDOWSyenSETUPEXE uninstall

サービス iStorageManager が起動中であればサービス iStorageManager は自動停止されます

なおアンインストール後も環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル

性能統計情報集約ファイル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティショ

ン管理ユーザ情報ファイルは削除されません

423 アップデート

iSM サーバを旧バージョンからアップデートする場合は「iStorageManager セットアップ」のインス

トールで旧バージョンのアンインストールをおこない本バージョンのインストールを行います手順は

「421 インストール」を参照してください

iSM サーバを使用しているマシンにおいて OS を Windows 8 以降および Windows Server 2012 以降

にアップグレードする場合のみ必ず以下の手順にしたがってiSM サーバのアップデートを実施してく

ださい()

このアップデートはインストール済みの iSM サーバとアップデート後の iSM サーバのバージョンが

同じ場合でも必要です

(1) iSMサーバがインストールされているマシンのOSをWindows 8以降およびWindows Server

2012 以降にアップグレードします

(2) アップグレード完了後インストール済みの iSM サーバをアンインストールしてください(ア

ンインストール手順は「422 アンインストール」を参照してください)

156

(3) iSM サーバを再インストールしてください(インストール手順は「421 インストール」を参

照してください)

(4) iSM サーバの「インストール先フォルダyensbin」にある以下の5つのファイルのプロパティを表

示し「互換性」タブの「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて「OK」

ボタンを押してください

iSMalsetexe

iSMprfcomexe

iSMsetenvexe

iSMsetenvWzdexe

iSMsvmnuexe

424 サイレントインストール

以下の手順に従ってサイレントインストールための bat ファイルを使用して iSM サーバをインストー

ルします

ldquoyenSERVERyenWINDOWSrdquoディレクトリ下に格納されている bat ファイルを使用してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットします

(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げCD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenSERVERyenWINDOWS

(4)以下のコマンドを実行しインストールが実行されます

iSMsvrSilentSetup install -path installpath

説明

-path iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のパスに空白を含む場合は「ldquo rdquo」でパスを囲んでください

フルパスを指定してください

サイレントインストールの場合インストール先のパスの最後にyeniSMsvr フォルダを含めな

いことを推奨します

使用例

iSMsvrSilentSetup install -path ldquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo

続けて「44 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってください

157

425 サイレントアンインストール

iSM サーバのサイレントインストールはインストール媒体を使用して以下の手順で行います

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットします

(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenSERVERyenWINDOWS

(4)以下のコマンドを実行しアンインストールが実行されます

iSMsvrSilentSetup uninstall

43 iSM サーバの環境設定ウィザード

iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります

ここでは環境設定ウィザードでの設定方法について記述しますなお環境設定ウィザードでは必

要最低限の設定を順番におこなうため簡単に環境設定ができます

環境設定ウィザードはiSM サーバのインストール時「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows

8 以降Windows Server 2012 以降の場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプ

リ」をクリックしすべてのアプリにて「環境設定ウィザード」または「iSM サーバメニュー」の

「環境設定ウィザード」から起動しますServer Core 環境の場合はコマンドプロンプトから

「iSMsetenvWzd」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は環境設定ウィザード終了時

に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager を再起動してくだ

さい

「iSM サーバ」から「環境設定ウィザード」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアロ

グが表示される場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定ウィザード」を起動し

てください

なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません

158

431 ディスクアレイの設定

iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますディスクアレイの設定は省略できませんな

おディスクアレイの設定は IP 接続を推奨しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリー

ズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です設定後

「次へ」ボタンをクリックしてください

iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番

号が不明な場合一旦「FC 接続設定」ボタンの「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し次

の項目(「432 利用者の設定」)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決

まったタイミングで設定変更(再設定)を行ってください

フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない

ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください

図 4-36 ディスクアレイの設定画面

ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示しますディスクアレイを

FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリックし「FC 接続設定」から設定してください

② ③ ④

159

図 4-37 IP 接続設定画面

①ディスクアレイ一覧

現在設定されているディスクアレイを表示します

ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの

「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります

IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア

レイのシリーズ」に表示します

ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です

②「追加」ボタン

ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-38)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追

加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-39)か

ら行ってください

③「編集」ボタン

選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする

かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について

はIP 接続の場合は図 4-37FC 接続の場合は図 4-38 または図 4-39 を参照してください

160

④「削除」ボタン

選択したディスクアレイを削除します

⑤「FC 接続設定」ボタン

FC 接続設定画面(図 4-39)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行いま

図 4-38 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面

⑥ディスクアレイのシリーズ

ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ

ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です

M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します

A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください

A3000 シリーズと A5000 シリーズ M

A2700 と A4900 D

⑦メイン IP アドレス

IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定

が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ

制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

⑧サブ IP アドレス

SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます

⑥ ⑦

161

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

図 4-39 FC 接続設定画面

⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する

チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います

⑩「ディスク番号による指定」ボタン

FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス

クの追加画面(図 4-40)を表示します

ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです

通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ

の設定は不要です

図 4-40 ディスクアレイ追加(ディスク)画面

⑪ディスク

ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに

対して最大 8 個のディスクが登録できます

監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist

-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「 iStorageManager コマンドリ

ファレンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください

162

432 利用者の設定

iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省

略できません設定後「次へ」ボタンをクリックしてください

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな

ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアント(Web GUI)からパー

ティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名

は既に存在するユーザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM ク

ライアント(Web GUI)から確認できます

利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施

できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必

要があります

図 4-41 利用者設定画面

② ③ ④

163

iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator 設定画面を表示します

図 4-42 Administrator の設定画面

①利用者一覧

現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します

この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ

ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます

②「追加」ボタン

利用者追加画面(図 4-43)が表示され利用者の追加を行います

③「編集」ボタン

選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ

ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-43 を参照してください

④「削除」ボタン

選択した利用者を削除します

図 4-43 利用者追加画面

164

⑤利用者名

利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指

定できません

⑥パスワード

利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ

れます

なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で

きません

⑦役割

利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント

でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい

ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ

ます

monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します

operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で

運用に必要な操作を許可します

administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します

165

433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に必要なポート番号の設

定を行います設定後「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-44 クライアントの設定画面

①iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番

号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既定値として

8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

166

434 運用ログの設定

iSM サーバのメッセージを出力する運用ログの設定を行います

OS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する必要があります

図 4-45 運用ログの設定画面(Server Core 環境以外の場合)

図 4-46 運用ログの設定画面(Server Core 環境の場合)

①ログファイル格納フォルダ

iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを指定しますなおServer Core 環境の場

合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダを直接指定してください245

バイト以内での指定が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されてい

167

ます

フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します運

用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「16 ログ出力」を

参照してください

②ディスクの空き容量

ログファイル格納フォルダで指定されているドライブの空き容量を表示します

Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボタ

ンをクリックし空き容量を確認してください

③最大ログファイルサイズ

iSM サーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100 個のファ

イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1 から 10(100MB から 1000MB)の範囲

で設定可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内

で設定してください

168

435 設定内容の確認

設定した内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

「新しい設定を保存してもよろしいですか」のメッセージで「はい」をクリックすると設定完了画面

になります

図 4-47 設定内容の確認画面

436 設定完了

環境設定ウィザードでの設定はこれで終了です

図 4-48 設定完了画面

169

44 iSM サーバの環境設定

iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります

ここでは環境設定の設定方法について記述しますなお環境設定ではすべての設定ができます

環境設定は「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows 8 以降Windows Server 2012 以降の

場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプリ」をクリックしすべてのアプリにて

「環境設定」または「iSM サーバメニュー」の「環境設定」から起動しますServer Core 環境の場合

はコマンドプロンプトから「iSMsetenv」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は

「OK」ボタン実行時に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager

を再起動してください

「iSM サーバ」から「環境設定」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定」を起動してください

なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません

170

441 ディスクアレイ

iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますなおディスクアレイの設定は IP 接続を推奨

しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

のディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です

iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番

号が不明な場合一旦「FC 接続設定」の「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し他の項目

(「442 利用者」など)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決まったタ

イミングで設定変更(再設定)を行ってください

フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない

ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください

図 4-49 ディスクアレイ画面

② ③ ④

171

ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示します設定内容については

図 4-50 を参照してくださいディスクアレイを FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリッ

クし「FC 接続設定」から設定してください

図 4-50 IP 接続設定画面

①ディスクアレイ一覧

現在設定されているディスクアレイを表示します

ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの

「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります

IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア

レイのシリーズ」に表示します

ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です

②「追加」ボタン

ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-51)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追

加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-52)か

ら行ってください

⑥ ⑦

172

③「編集」ボタン

選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする

かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について

はIP 接続の場合は図 4-51FC 接続の場合は図 4-52 または図 4-53 を参照してください

④「削除」ボタン

選択したディスクアレイを削除します

⑤「FC 接続設定」ボタン

FC 接続設定画面(図 4-52)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行います

図 4-51 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面

⑥ディスクアレイのシリーズ

ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ

ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です

M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します

A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください

A3000 シリーズと A5000 シリーズ M

A2700 と A4900 D

173

⑦メイン IP アドレス

IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定

が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ

制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

⑧サブ IP アドレス

SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレスへ接続し

監視をおこないます

図 4-52 FC 接続設定画面

⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する

チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います

174

⑩「ディスク番号による指定」ボタン

FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス

クの追加画面(図 4-53)を表示します

ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです

通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ

の設定は不要です

図 4-53 ディスクアレイ追加(ディスク)画面

⑪ディスク

ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに

対して最大 8 個のディスクが登録できます

監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist

-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファ

レンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください

175

442 利用者

iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省

略できません

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな

ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアントから設定し

てくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアントからパーティションを管理す

る利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名は既に存在するユー

ザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM クライアントから確認で

きます

利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施

できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必

要があります

図 4-54 利用者画面

iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator の設定画面を表示します設定

内容については図 4-56 を参照してください

② ③ ④

176

図 4-55 Administrator の設定画面

①利用者一覧

現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します

この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ

ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます

②「追加」ボタン

利用者追加画面(図 4-56)が表示され利用者の追加を行います

③「編集」ボタン

選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ

ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-56 を参照してください

④「削除」ボタン

選択した利用者を削除します

図 4-56 利用者追加画面

177

⑤利用者名

利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指

定できません

⑥パスワード

利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ

れます

なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で

きません

⑦役割

利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント

でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい

ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ

ます

monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します

operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で

運用に必要な操作を許可します

administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します

178

443 状態監視

状態監視情報運用ログ情報および構成設定情報の設定は以下の設定画面から行いますこれらの

情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません

図 4-57 状態監視画面(Server Core 環境以外の場合)

② ③

⑤ ⑥

179

図 4-58 状態監視画面(Server Core 環境の場合)

①監視インターバル

ディスクアレイの状態を監視するインターバルを設定します既定値として 15(秒)が設定されて

いますが変更する場合は 1 から 3600 の範囲内で指定します

状態監視については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「13 状態監

視」を参照してください

② 監視の再開可能チェックインターバル

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを設定します既定値として5(分)が設定されていますが変

更する場合は 1 から 60 の範囲内で指定します

③ 監視パスのチェックインターバル

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックするインターバルを設定します既定値と

して60(分)が設定されていますが変更する場合は 3 から 60 の範囲内で指定します

② ③

④ ⑤ ⑥

180

④ 容量監視インターバル

以下の情報を監視するインターバルを設定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

既定値として 5(分)が設定されていますが変更する場合は 5 から 1440 の範囲内で指定します

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスクの容量不足論理ディスクの LD

容量クォータは状態を監視するインターバル(状態監視情報の「監視インターバル」)で監視します

ただし容量監視インターバルが状態を監視するインターバルよりも短い場合()は容量監視イン

ターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態を監視するインターバルよりも長くなります

⑤ SNMP トラップ受信

SNMP トラップの受信機能について選択しますSNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを iSM サーバに通知するものです

TCPIP 接続により監視するディスクアレイの場合にのみ有効となります

しない SNMP トラップは受信しません

SNMP トラップサービスを使用する SNMP トラップサービスと連携して受信します

直接受信する iSMサーバ自身が 162番のポート番号を使用して受信します

1 「SNMP トラップサービスを使用する」を選択する場合にはSNMP Trap Service をインストー

ルしておく必要がありますまた「直接受信する」を選択した場合SNMP Trap Service の

ように SNMP トラップを採取するアプリケーションとはポートの競合が発生しますこのよ

うな場合には「直接受信する」を選択しないでください

2 SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えますネットワークセキュリティ

攻撃等を受け性能が劣化することがありますので受信しない設定を推奨します

181

⑥ ニックネームの重複チェック

iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成要素に付与された識別名称の重

複チェックを行うか否かを選択します

「する」を選択した場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全ての識別名

称の重複チェックを行います

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行いません

既定値重複チェックを行います

⑦障害情報の定時通報

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報を行うかを設定します既定値では

定時通報を行いません(「しない」)

しない 定時通報実施時刻での設定値は無効となります

する 定時通報実施時刻での設定値が有効となります

定時通報実施時刻 定時通報を行う時刻を設定します定時通報する場合にのみ本パラメー

タでの設定値が有効となります定時通報しない(既定値)の場合は本パラメータでの設定値が設定

できません0000~2359(時分)の範囲で指定可能です既定値は GUI を起動させたrdquo現在時刻rdquo

を表示させます

⑧ログファイル格納フォルダ

iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを設定します245 バイト以内での指定

が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されています

フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します

なおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダ

を直接指定してください運用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」

(IS050)の「16 ログ出力」を参照してください

182

⑨ディスクの空き容量

OS のディスクの空き容量を表示します

Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボ

タンをクリックし空き容量を確認してください

⑩最大ログファイルサイズ

iSMサーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100個のファ

イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~10(100MB~1000MB)の範囲で設定

可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内で設定し

てください

⑪処置不要なメッセージの種別を INFO に変更

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについて種別を INFO に切り替える

ことが可能です種別の変更対象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です

既定値は「しない」です

しない 従来通り WARNING とします

する 種別を WARNING から INFO に変更します

メッセージの種別を変更すると事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を

行っている場合に連携ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を

確認してください

⑫ ディスクアレイの時刻を自動補正

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正するか否かを選択します既定値は「する」です

する ディスクアレイ中の時刻を自動補正します時刻の自動補正はサーバの起動時

およびサーバ起動後 24 時間ごとに行われます

しない ディスクアレイ中の時刻を自動補正しません

⑬ 仮想容量プールの最大物理容量超えを許可

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可するか否かを選択します既定値は「しない」

です

シンプロビジョニング機能を利用する場合にのみ有効となります

しない 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可しません

する 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可します

183

⑭ 構成設定時の構成情報自動保存

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うか否かを設定します既定値は「する」です

する 構成情報の自動保存が行われます

しない 構成情報の自動保存が行われません

444 サーバクライアント

サーバ情報とクライアント情報の設定は以下の設定画面から行います

図 4-59 サーバクライアント

①iSM サーバ名を設定

iSMサーバ名を iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する場合は「する」を選択し

iSM サーバ名を設定してください複数の iSM サーバを運用しておりひとつのマシンから複数の

iSM クライアント(Web GUI)を起動接続して運用する場合にタイトルバーによりどの iSM サーバ

に接続した iSM クライアントであるか識別が可能となります既定値は「しない」です

しない iSM サーバ名を表示しません

する 表示する iSM サーバ名を 20 文字以内で設定します

大文字と小文字は区別されます

184

iSM サーバ名に日本語半角カナ制御文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

②iSM クライアント接続先ポート番号

iSM クライアントが接続する iSM サーバのポート番号を指定します既定値として 8020 が設定さ

れていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

③iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既

定値として 8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

iSM クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

④iSM サーバに接続する時の IP アドレス

ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManagerで iStorage Mシリーズを監視する場合に

設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定する IP ア

ドレスを設定します既定値は「指定しない」です

指定しない iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時

の IP アドレスを指定しません

指定する iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時

の IP アドレスを指定する場合にIPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのいずれか

を指定して IP アドレスを入力します

IPv4 アドレスとして1270010000255255255255は使用できません

IPv6 アドレスとして0000000000000001FF00----

0000002552552552550000000000000000127001は使用できません

185

⑤TLS バージョンの無効

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS10 と TLS11 を無効化するかど

うかを指定します既定値は「設定しない」です

設定しない TLS10TLS11TLS12TLS13 で通信可能です

設定する

10 TLS バージョン 10 を無効化します10 を設定する場合TLS11~TLS13 で通信

可能です

1011TLS バージョン 10 と 11 を無効化します1011 を設定する場合TLS12~TLS13

で通信可能です

445 事象連携

事象連携機能の設定は以下の設定画面から行います事象連携機能を使用する場合は設定が必要です

図 4-60 事象連携画面

①連携一覧

現在設定されている事象連携定義を表示します

「対象」

定義されている事象連携対象メッセージの条件を表示します

② ③ ④ ⑤

186

ldquo(メッセージ範囲) AND (メッセージレベル)rdquoの形式で表示します

メッセージ範囲メッセージレベルについては図 4-60 を参照してください

「アクション定義」

定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を表示します

複数定義されている場合はldquo rdquoで区切られます

②「追加」ボタン

連携定義追加画面(図 4-61)が表示され事象連携定義の追加を行います

③「複製」ボタン

選択した事象連携定義の複製を定義します「複製」ボタンをクリックして連携の複製画面から既

に定義されている内容を変更して新規に定義します設定内容については図 4-61 を参照してくだ

さい

④「編集」ボタン

選択した事象連携定義の編集を行います事象連携定義を選択して「編集」ボタンをクリックする

か事象連携定義をダブルクリックして連携の編集画面から編集します設定内容については図

4-61 参照してください

⑤「削除」ボタン

選択した事象連携定義を削除します

⑥「メール設定」ボタン

メール送信を行う場合は「メール設定」ボタンをクリックしてメール設定画面(図 4-62)から設定

します

⑦「上限値設定」ボタン

事象連携動作の上限値を設定する場合は「上限値設定」ボタンをクリックして上限値設定画面(図

4-66)から設定します

⑧事象連携動作の適用

「適用」ボタンのクリックで現在の事象連携定義の内容で事象連携動作を変更しますiSM サー

バが動作中の場合は事象連携動作が即時に変更されますiSM サーバが動作していない場合は

事象連携動作に必要な情報のみ変更され次回の iSM サーバ起動時に有効となります

187

図 4-61 連携定義追加画面

①対象

事象連携対象のメッセージを定義します

メッセージ範囲とメッセージレベルで定義しメッセージ範囲とメッセージレベルとの AND 条件の

メッセージが事象連携対象となります

②メッセージ範囲

機能名とメッセージ ID で事象連携対象のメッセージを設定しますメッセージ範囲の設定は省略で

きません設定した機能名とメッセージ ID の全てが事象連携対象となりますメッセージ ID につ

いては電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)を参照してください

③機能名

機能名で事象連携対象のメッセージを設定します機能名を複数指定した場合は指定した機能の

すべてが対象となります

「すべて」

iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM04xxxiSM07xxxiSM08xxxiSM09xxxiSM10xxx

iSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxxiSM17xxxiSM18xxxiSM23xxxiSM24xxx

iSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID のすべてが対象となります

② ③

⑥ ⑦

⑩ ⑪

188

「基本制御」

iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM07xxxiSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxx

iSM17xxxiSM23xxxiSM24xxxiSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID が対象となりま

「レプリケーション」

iSM10xxx のメッセージ ID が対象となります

「スナップショット」

iSM18xxx のメッセージ ID が対象となります

「性能」

iSM08xxxiSM09xxx のメッセージ ID が対象となります

「保守」

ALIVE通報の対象(ディスクアレイ装置の障害通報機構が行うALIVE通報も含みます)のメッ

セージ(メッセージの本文末尾にキーワードrdquo[_ALERT_]rdquoが付加されている)が対象となり

ます

④メッセージ ID

メッセージ ID で事象連携動作の対象となるメッセージを設定しますメッセージ ID はiSMxxxxx

の xxxxx の部分を指定しますメッセージ ID はカンマを区切り文字として複数の記述が可能です

またハイフンを利用することで範囲指定も可能です(例010010100203001-03999)

⑤メッセージレベル

事象連携動作の対象となるメッセージレベルを設定しますメッセージレベルの省略はできません

なおメッセージ範囲で指定した条件はメッセージレベルの条件で絞り込まれます

「すべて」

ERRORWARNINGNOTICEINFO のメッセージすべてが対象となります

「ERROR」

ERROR のメッセージが対象となります

「WARNING」

WARNING のメッセージが対象となります

「NOTICE」

NOTICE のメッセージが対象となります

「INFO」

INFO のメッセージが対象となります

⑥定義

定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を定義します送信先のメールアド

レスを指定すると対象メッセージが出力されると指定したメールアドレスにメールを送信します

バッチファイルまたは実行ファイルを指定すると対象メッセージが出力されると指定したファイ

ルを実行します

189

⑦送信先のメールアドレス

送信先のメールアドレスを設定しますカンマを区切り文字として複数の記述が可能です

1つのメールアドレスは 320 文字以内で設定してください

⑧バッチファイルまたは実行ファイル

バッチファイルまたは実行ファイルを設定しますこの場合画面との対話が不要なファイルを指

定してくださいまたファイルを変更する場合は「参照」ボタンを利用して実際に存在するファ

イルを指定してくださいなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため

実際に存在するファイルを直接指定してくださいファイルは 259 文字以内で設定してください

⑨一覧

現在設定されている定義を表示します

⑩「追加」ボタン

「送信先のメールアドレス」または「バッチファイルまたは実行ファイル」に入力後「追加」

ボタンで指定を確定します確定すると「一覧」のアクション定義に表示します

⑪「編集」ボタン

「一覧」に表示されている定義の編集を行います「一覧」に表示されている定義を1つ選択し

「編集」ボタンで⑦または⑧に定義内容を表示します表示された内容を編集し「追加」ボタン

で編集内容を確定します

⑫「削除」ボタン

「一覧」に表示されている定義の削除を行います「一覧」に表示されている定義を1つまたは複

数選択し「削除」ボタンで「一覧」から削除します

190

図 4-62 メール設定画面

①認証

なし ユーザ認証を行いません

POP before SMTP POP before SMTP によるユーザ認証を行います

SMTP-AUTH SMTP Authentication によるユーザ認証を行います

② SMTP サーバ

メールを送信する SMTP サーバを 255 文字以内で設定します

③SMTP ポート

メールを送信する SMTP サーバのポート番号を設定します

1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 25 です

④POP サーバ

メール送信時の認証でアクセスする POP サーバを 255 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります

⑤POP ポート

メールを送信時の認証でアクセスする POP サーバのポート番号を設定します

1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 110 です

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります

⑥ユーザ名

認証用のユーザ名を 32 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquoSMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑩ ⑪

191

⑦パスワード

認証用のユーザ名のパスワードを 58 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑧パスワードの確認入力

確認のため「パスワード」と同じものを設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑨送信元のメールアドレス

送信者のメールアドレスを設定します

送信先のメールアドレスが間違っているなどの理由によりSMTP サーバでメール送信が失敗する

場合がありますこの場合は送信者のメールアドレスに SMTP サーバのエラーメッセージが送信

されることがあります

⑩メールテンプレートファイル

メール送信時にメールの雛型となるテンプレートファイルのパスを 259 文字以内で指定します

なおファイルサイズは 1KB 以内にしてください

⑪ 「参照」ボタン

ファイルを選択する画面が表示されすでに存在するメールテンプレートファイルを指定できます

Server Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないためメールテンプレートファイルの

パスは直接指定してください

⑫ 「編集」ボタン

新しいメールテンプレートファイルを作成したりすでに作成されているメールテンプレートファ

イルを修正したりできます「メールテンプレートファイル」欄にパスを入力してから「編集」ボ

タンを選択するとメールテンプレートの設定画面(図 4-63)が表示されます内容を編集して

「上書き保存」ボタンまたは「新規保存」ボタンを選択します

192

図 4-63 メールテンプレートの設定画面

メールテンプレートは実際に送信するメールの雛形で「件名」「本文」「メールヘッダとし

て定義可能なその他の内容」の設定を行います

①件名

メールのタイトルを設定します

②本文

メールの本文を設定します

本文に設定した内容はそのまま送信されますなお本文にrdquo$MSGrdquoの記述がある場合にはrdquo$MSGrdquo

を事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージに置換します

定義例

This is the iSMserver at ドメイン名など

Error Reporting

$MSG larr事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージがこの行に展開されます

注意

1 本文には自由な内容が記述できますが送信時にコード変換はしないので漢字を使う場合は

JIS コードで記述してください

2 本文には 1 行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

3 ある行のrdquo$MSGrdquo部分のメッセージ内容への置換は最初に現れたrdquo$MSGrdquoのみで行われます

そのため1 行に複数記述しても最初のもののみ置換されますただし複数行に記述した

ものはそれぞれ同じメッセージ内容に展開されます

④ ⑤

193

③「その他のテンプレートの設定」ボタン

その他のテンプレートの設定画面(図 4-65)が表示されメールヘッダとして定義可能なその他の内

容について設定します

④「上書き保存」ボタン

現在設定されているメールテンプレートファイルが上書きされメール設定画面(図 4-62)に戻りま

⑤「新規保存」ボタン

表示されている内容でメールテンプレートファイルを新規に保存しメール設定画面(図 4-62)に戻

ります「メールテンプレートファイル」欄に新規に作成したファイルのパス名が表示されます

なおServer Core 環境の場合は名前を付けて保存画面(図 4-64)を表示しますメールテンプレー

トファイルを直接入力し「OK」ボタンをクリックしてください

図 4-64 名前を付けて保存画面(Server Core 環境の場合)

図 4-65 その他のテンプレートの設定画面

194

①テンプレート

メールヘッダとして定義可能(RFC822 に沿った記述)な内容を設定します

図 4-66 上限値設定画面

①メール送信

単位時間(1分間)あたりのメール送信処理の上限値を設定します15~1200 の範囲で設定可能で

既定値は300ですメールサーバなど外部のリソースに負荷をかける可能性があることを考慮して

値を設定してください

②バッチファイルまたはファイル実行

単位時間(1分間)あたりのバッチファイルまたはファイルの実行処理の上限値を設定します15

~1200 の範囲で設定可能で既定値は 30 ですiSM サーバが稼動しているサーバなどのリソース

に負荷をかける可能性があることを考慮して値を設定してください

195

446 性能監視

性能監視機能の設定は以下の画面から行います性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はあり

ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください

図 4-67 性能監視画面

①格納フォルダ

統計情報履歴ファイルの格納場所を設定します既定値はrdquo[インストール先フォルダ]yenetcyenmonrdquoで

す「参照」ボタンでフォルダを選択することができますなおServer Core 環境の場合は「参

照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設

定してください210 バイト以内での指定が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-

カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたはネットワークディレクトリを

指定した場合性能監視機能が正しく動作しない可能性があります

②ロギングインターバル

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力するインターバルを設定します1~60(分)の範囲

で設定可能で既定値は 5(分)です

⑤ ⑥

⑦ ⑧

⑨ ⑩

196

③ロギングインターバルの自動調整

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバルで統計情報を出力できない場合自

動的に出力可能なインターバルに変更する時に指定します

する ロギングインターバルの自動調整を行います(既定値)

しない ロギングインターバルの自動調整を行いません

④再起動時の出力継続

iSM サーバ起動時に PerforMate 利用可能なディスクアレイすべてについて統計情報の出力を自動

的に開始するか否かを設定します

する 前回の運転時に統計情報を蓄積していたディスクアレイについては前回の状態を

引き継ぎ蓄積を開始します(既定値)前回の運転時に蓄積を停止していたディ

スクアレイについてはその状態を保持し蓄積を開始しません

「初回起動時はすべてのディスクアレイについて出力を開始する」をチェックした

場合はiSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能監視機能)が利用できるディス

クアレイすべてについて統計情報の蓄積を開始します(既定値)ただしiSM

サーバをアップデートした場合は前回運転時の蓄積状態を保持します

しない 統計情報の出力を自動的には開始しません

⑤集約の自動実行

統計情報を自動的に集約します

しない 統計情報の自動集約を行いません(既定値)

する 統計情報の自動集約を行います

⑥保存期間の設定

統計情報の保存期間を設定します保存期間を過ぎたファイルは自動的に削除されます

⑦統計情報履歴ファイル

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除します

1~366(日間)または1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ

月間)です

⑧一次集約ファイル

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次集約ファイルを削除します

1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ月間)です

⑨二次集約ファイル

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次集約ファイルを削除します

1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(年間)です

197

⑩時刻

集約の自動実行と保存期間の過ぎたファイルの削除を実行する時刻です既定値は 0000 です

「集約の自動実行」が「する」に設定されている場合と「保存期間の設定」で保存期間が設定さ

れている場合に有効です

⑪表示リフレッシュレート

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて1 分間あたり何回データ更新を行うかを指定しま

す既定値には1(回分)が設定されていますが変更する場合は 1 から 6 の範囲内で指定しま

⑫監視インターバル

しきい値監視条件の監視インターバルを指定します既定値は表示リフレッシュレートの値です

表示リフレッシュレートと同じ しきい値監視インターバルを表示リフレッシュレートと同じ設

定にします(既定値)

ロギングインターバルと同じ しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設

定にします統計情報を蓄積中のディスクアレイのみしきい

値監視を行います

インターバル値 しきい値監視インターバルを直接指定します1~60(分)の範囲

で指定可能です

⑬最低入出力回数

しきい値監視条件の最低入出力回数を指定します

1~120(回分)の範囲で指定可能で既定値は 60(回分)です

⑭他機能と連携

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的に出力するかどうかを設定します既定値は「しな

い」です

する 定期的に連携用のファイルを出力します

しない 連携用のファイルを出力しません(既定値)

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware

vRealize Operations

保存期間

他機能(1)と連携するために出力するファイルを保存する期間を指定します1~7(日)の範囲で設

定可能で既定値は 1 (日)です

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware

vRealize Operations

198

⑮ダッシュボードに性能情報を表示

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します既定値は「しない」です

する ダッシュボードに性能情報を表示します

しない ダッシュボードに性能情報を表示しません(既定値)

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対し

ては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合には必要に応じて統計情報ファイルを退避してくだ

さい

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義のロギングインター

バルの自動調整の設定をしないに変更してiSM サーバを再起動してくださいロギングイ

ンターバルに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があります

のでロギングインターバルの自動調整の設定はするを推奨します

4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴

ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ

スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し

てください

199

447 性能最適化

性能最適化機能の設定は以下の画面から行います性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要は

ありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要あり

ません

図 4-68 性能最適化画面

①ログファイル格納フォルダ

性能最適化用ログファイルの格納場所を設定します192 バイト以内で指定します

既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenoptlogが設定されていますフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定しますなおServer Core 環境

の場合は「参照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してくださいiSM サーバが

動作するコンピュータのロ-カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたは

ネットワークディレクトリを指定した場合性能最適化機能が正しく動作しない可能性があります

②論理ディスクの移動状況チェックインターバル

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを設定します既定値として 10(秒)が設定

されています変更する場合は 5~30 の範囲で指定します

200

448 レプリケーションスナップショット

レプリケーション機能およびスナップショット機能の設定は以下の画面から行いますレプリケーショ

ン機能およびスナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合も既

定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません

図 4-69 レプリケーションスナップショット画面

①ポート番号

iStorageManager 経由の ReplicationControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指

定します1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8030 です

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

201

②レプリケーション管理画面と接続画面の定期更新

iSM クライアントのレプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指示で

更新を行う場合に指定します既定値では画面は定期的に更新されますディスクレイ間の RDR

のリンクがベストエフォート回線経由の場合は「しない」を指定し定期的な画面の更新を避け

てください詳しくは電子マニュアル「データレプリケーション利用の手引 機能編」(IS015)

の低速回線の説明を参照してください

する レプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新します(既定値)

しない レプリケーション管理画面と接続画面は定期的に更新されません

③ポート番号

iStorageManager経由の SnapControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指定しま

す1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8060 です

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

④状態変化メッセージの抑止

ReplicationControl および SnapControl コマンドの操作による状態変化のメッセージを抑止します

しない 状態変化メッセージの抑止を行いません

する 状態変化メッセージの抑止を行います

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はレプリケーション情報

のポート番号とスナップショット情報のポート番号を使用します

202

449 データ改ざん防止

データ改ざん防止機能の設定は以下の画面から行いますデータ改ざん防止機能を使用しない場合は設

定する必要はありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクショ

ンでの設定は必要ありません

図4-70 データ改ざん防止画面

①データ保護状態のチェック時刻

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を指定します既定値は 0010 です

②データ保持期日の期限切れメッセージの出力期間

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合に出力する期限切れの通知メッセージの出力

期間を指定します本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

0~255 の範囲で指定可能で既定値は 1 です

③データ保持期限の期限切れの予告日

203

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します本パラメータに 0 を指定された場合

は期限切れの予告は行いません0~255 の範囲で指定可能で既定値は 0 です

4410 監査ログ

監査ログ機能の設定は以下の画面から行います監査ログ機能を使用しない場合は設定する必要はあり

ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください

図4-71 監査ログ画面

①有効化

監査ログ機能の有効化無効化を設定します既定値は「無効」です

有効 監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

無効 監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

②監査ログファイル格納フォルダ

監査ログファイルの格納フォルダを設定します既定値はrdquo「インストール先フォルダ」yenetcyenauditlogrdquo

です「参照」ボタンでフォルダを選択することができます実際に存在するフォルダを設定してください

255 文字以内での指定が可能ですなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため

フォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設定してください255 バイト以内での指定

① ②

③ ④ ⑤

204

が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-カルフォルダを指定してくださいネットワークリ

ソースまたはネットワークディレクトリを指定した場合監査ログ機能が正しく動作しない可能性がありま

③監査ログファイル最大サイズ

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します最大ファイルサイズを超えると新しいファイ

ルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~100(MB)の範囲で指定可能です既定値は 1(MB)

です

④監査ログファイル名

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称以降に監査ログの作成年月日を付与

してファイルを作成します既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

大文字と小文字は区別されますファイル名に2バイト文字半角カナ制御文字ファイル名として使

用できない文字(ltgt|)および空白は使用できません

⑤保存期間

監査ログファイルの保存期間を設定します指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します1~5

(年間)または1~60(ヶ月間)の範囲で設定可能で既定値は 3 (ヶ月間)です[制限なし]を指定した

場合監査ログファイルを削除しません

「制限なし」

監査ログファイルを削除しません

「制限あり」

指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

205

第5章 クライアントの導入

51 クライアント提供形態

iSM クライアントは管理サーバと LAN で接続された PC 上で動作し利用者に GUI による監視と操作の

手段を提供しますiSM クライアントは以下の 2 種類の GUI を提供します

Java で動作する GUI(iSM クライアント(Web GUI))

Windows ベースの GUI

iSM クライアント(Web GUI)からダウンロードされるインストーラで導入される Windows 実行ファ

イルにより起動する GUI のことを指します

本書では上記 2 種類の GUI についてそれぞれ導入方法を記載しています

なお文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』

後者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用しますレプリケーション機能など

一部のオプション機能を利用する環境では『iSM クライアント(Web GUI)』と『iSM クライアント(Win

GUI)』の両方を使用する構成となります

52 動作環境

(1)ネットワークの環境設定

iSM サーバと iSM クライアントとの間は TCPIP ソケット通信を用いるためマシンのネットワーク

環境定義において当該サーバとの TCPIP 接続環境を構築しておく必要があります

(2)動作環境

表 5-1 動作環境(iSM クライアント(Web GUI))

対象ハードウェア 下記 OS が動作するマシン

PCAT 互換機

Express5800 シリーズ

iStorage NS シリーズ

動作OS(Windows) Microsoft Windows 8 Pro (2)

Microsoft Windows 8 (2)

Microsoft Windows 81 Pro (2)

Microsoft Windows 81 (2)

Microsoft Windows 10 Home (2)

Microsoft Windows 10 Pro (2)

Microsoft Windows 10 Enterprise(2)

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)(3)

206

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition(3)

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition (3)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

なおServer CoreMinimal Server Interface インストールオプションは

サポートしていません

(2) IA32 および x64 に対応します

(3) x64 に対応します

動作OS(Linux) Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux62~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~78 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65) 67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2012 R2 Hyper-VWindows

Server 2016 Hyper-VWindows Server 2019 Hyper-V

Web ブラウザ Microsoft Edge(バージョン 85 以降)

Microsoft Edge にて動作サポートする OS は以下のみとなります

Microsoft Windows10

Microsoft Windows Server 2016

Microsoft Windows Server 2019

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

Microsoft Internet Explorer Version10~11

ただしWindows の各 OS でサポートされる最新バージョンの Internet Explorer

との組み合わせのみサポート対象となります

Version10 以降はデスクトップスタイルのみサポート

Internet Explorer 各バージョンの互換性モードエンタープライズモードを使

用した場合でも上記範囲内でのサポートとなります

Firefox 14161720222426283034384552 68 ESR

Red Hat Enterprise Linux 6 はVersion14 以降をサポート

Red Hat Enterprise Linux 7 はVersion34 以降をサポート

Red Hat Enterprise Linux 8 はVersion68 以降をサポート

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

サポートする Java と OS の組み合わせについては表 5-2 を参照してください

なお OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されています

OpenJDK はDVD 媒体を使ってインストールすることができます方法は本

書「iStorageManager のセットアップ」または「iSM セットアップのカスタムイ

ンストールによるインストール手順」を参照ください

メモリ 表 5-4表 5-5 を参照

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

207

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

表 5-2 動作環境(JRE と OS の組み合わせ)

OS

JRE8

(32 ビット版)

update25 以降

[update261]

update141 はサポー

ト対象外

JRE8

(64 ビット版)

update25 以降

[update261]

update141 はサポー

ト対象外

Oracle Java 11 以降

(64 ビット版)

OpenJDK 11 以降

(64 ビット版)

Windows 8 -

Windows 81 -

Windows 10 (update51 以降) -

Windows Server 2012 -

Windows Server 2012 R2 -

Windows Server 2016 (update111 以降) -

Windows Server 2019 (update221 以降) -

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 62~64

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 62~64

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 65~66

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 65~66

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 67

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 67

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 68~69

(update45 以降) - -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 68~69

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 7

(EM64T) 71~72

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 7

(EM64T) 73~78

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 8

(EM64T) 81~82

- (update241 以降)

rdquordquoの組み合わせをサポートしますそれ以外の組み合わせでは使用しないでください

208

1 iSM クライアント(Web GUI)を動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM クライ

アント(Web GUI)他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM クライアント(Web GUI)または他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

表 5-3 iSM クライアントのメモリ使用量とディスク容量

メモリ 表 5-4表 5-5 を参照

ディスク容量 プログラム容量60MB

ログ出力のために最大 440MB を使用します

接続先 IP アドレスごとにiSM クライアントのログが保存されます

表 5-4 iSM クライアント(Web GUI)必要メモリ量

メイン画面(Web GUI) 82(110)MB 以上

表 5-5 iSM クライアント(Win GUI)必要メモリ量

レプリケーション画面 10(11)MB 以上

性能監視画面 15(16)MB 以上

性能最適化画面 13(14)MB 以上

スナップショット画面 8(13)MB 以上

データ改ざん防止管理画面 7(12)MB 以上

本メモリ量は iSM クライアント動作時に最低限必要なメモリ量です

iSM クライアント(Win GUI)の画面動作にはメイン画面(Web GUI)のメモリ量をプラスしてのメモ

リが必要になります

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です

209

53 インストールとセットアップ

531 iSM クライアントのインストール(Windows)

はじめてご利用になる場合は「iStorageManager セットアップ」の最初の画面の「はじめにお読みく

ださい」を参照してください

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合のものとな

ります

iSM クライアントのインストール方法には以下の 3 通りの方法があります

1) iSM セットアップのカスタムインストールから導入する方法

「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順」を参照ください

2) サイレントインストールで導入する方法

「サイレントインストール」を参照ください

3) 運用中の iSM サーバからインストーラをダウンロードする方法

「5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順してインストー

ルする手順」を参照ください

5311 事前の OS および Java の設定

Web ブラウザを利用してiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウンロードおよびインス

トール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動のため事前に設定を行ってください

設定内容は本書「iStorageManager のセットアップ ndash Web ブラウザに関する事前設定」を参照くださ

Windows で Oracle JDK11 以降をご利用の場合

iSM クライアント(Web GUI)をブラウザまたは NEC 他製品から起動するためには設定が必要です

「システム環境変数」-「Path」に Oracle JDK のインストールパスを指定しOS を再起動してくだ

さい

例CyenWINDOWSyensystem32CyenWINDOWSCyenProgram FilesyenJavayenjdk-11yenbin

Oracle JDK のバージョンアップ時には再設定が必要になる可能性があります

210

5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストー

ル手順

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

iSM クライアントを利用する場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますなお「自動再生」のダイアログが

表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許

可」または「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

なおはじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 5-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

211

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

図 5-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「iSM クライアントのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM クライアントがインストールされている場合は選択できません

図 5-3 セットアップ内容の選択画面

212

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

X は実際の値が表示されます

図 5-4 OpenJDK のインストール画面-1

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 5-5 OpenJDK のインストール画面-2

213

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示します

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

OpenJDK のインストールを開始します

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

XYZ は実際の値が表示されます

図 5-6 OpenJDK のインストール画面-3

(7)「次へ」ボタンをクリックしてください

図 5-7 iSM クライアントのインストール画面

214

(8)iSM クライアントのインストーラが起動します

「iStorageManager Clinet V<バージョン番号>の InstallShield Wizard へようこそ」の画面が

表示されたら「次へ」を選択します

図 5-8 iSM クライアントのインストール確認画面

(9)iSM クライアントのインストール先を選択します

「インストール先のフォルダー」を変更する場合は「参照」を選択し「フォルダの選択」ダ

イアログでパスを選択します「次へ」を押して「インストール準備の完了」画面に進みます

図 5-9 iSM クライアントのインストール先選択画面

215

可能であればインストール先のフォルダ指定時にバージョン情報は変更しないようにインストール

してください(下記囲んだ部分がバージョン情報となります)

例) CyenyenNECyeniSMClient_for_iSMServeryenV102yen

既定のインストール先フォルダはバージョンごとに異なるフォルダになります

異なるバージョンの iSM クライアントを同一のフォルダにインストールした場合最後にインス

トールしたバージョンの iSM クライアントしか起動できなくなります

またその場合以下の状況になることがあります

iStorage ダッシュボードからの iSM クライアント起動ができない

Web ブラウザで iSM サーバに接続した画面からの iSM クライアント起動ができない

VMware vSphere Web Client Plug-in からの iSM クライアント起動ができない

同一フォルダにインストールされているかどうかは

下記の【インストール先フォルダの確認方法】で確認してください

同一フォルダにインストールされている場合は以下の 1~3 の手順でインストールしなおして

ください

1 インストール済みの iSM クライアントのバージョンをすべてアンインストールしてください

2 バージョンごとに異なるインストール先フォルダを指定してインストールしてください

(またはインストール先フォルダを既定値のまま変更せずにインストールしてください)

3 デスクトップやスタートメニューに残っている接続先 IP アドレス付きのショートカットは

削除するか下記の【IP アドレス付きショートカットの修復方法】で修復してください

【インストール先フォルダの確認方法】

以下の①~③の手順でインストール先フォルダを確認することができます

① デスクトップ上の iSM クライアントショートカットのプロパティ画面を表示します

② [ショートカット]タブを選択します

③ [作業フォルダー]に設定されているフォルダがインストール先フォルダです

【IP アドレス付きショートカットの修復方法】

以下の①~④の手順でデスクトップやスタートメニューのショートカットを修復することができます

① ショートカットのプロパティ画面を表示します

② [ショートカット]タブを選択します

③ [リンク先]に設定されている「iSMmnjar」へのパスを新しいインストール先フォルダに変更

します

④ [作業フォルダー]に設定されているフォルダを新しいインストール先フォルダに変更します

216

「インストール準備の完了」画面が表示されたら「インストール」を選択して iSM クライアン

トのインストールを開始します

図 5-10 iSM クライアントのインストール準備の完了画面

(10)iSM クライアントのインストールが完了しました

「InstallShield Wizard の完了」画面で「完了」ボタンをクリックするとiStorageManager セッ

トアップ画面に戻ります

図 5-11 iSM クライアントのインストール完了画面

iStorageManager セットアップの「iSM クライアントのインストール完了」画面で「完了」ボタ

ンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)が自動的に起動します

217

「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません

iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合はデスクトップ上にある「iSM V<バージョン番号

>」のショートカットをダブルクリックして起動します

iSM サーバにログイン後M シリーズの初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行し

てください初期設定ウィザードはiSM クライアント(Web GUI)のメニューの「構築」-「初

期設定」-「M シリーズ」 から起動します初期設定ウィザードについてはiSM クライアン

ト(Web GUI)のヘルプを参照してくださいD8 シリーズA シリーズの場合は初期設定ウィ

ザードを利用できません

図 5-12 iSM クライアントのインストール完了画面

218

5313 サイレントインストール (1) Administrator 権限でログインします

(2) CDDVD 媒体をセットしてください

(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して

iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される

場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します

(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します

「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」

または「はい」を選択します

(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenCLIENTyenWINDOWS

(6) 以下のコマンドでインストールを実行します

iSMClientSilentSetup install -path installpath

説明

-path iSM クライアントのインストール先をフルパスで指定します

パスに空白を含む場合は「rdquo rdquo」でパスを囲んでください

ここで指定したパスのサブフォルダldquoiSMClient_for_iSMServeryenVltバージョン番号

gtrdquo下に iSM クライアントがインストールされます

-path パラメータ省略時はProgram Files(64 ビット版では Program Files (x86))下

のサブフォルダldquoNECrdquoを指定したのと同じパスにインストールされます

使用例

iSMClientSilentSetup install -path rdquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo

219

5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストー

ルする手順 (1) Web ブラウザを起動しURL に「http[接続する iSM サーバの IP アドレス(またはホスト

名)][ iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]」を指定します

IPv6 形式で IP アドレスを入力する場合はIP アドレスを[ ]で囲んでください

下記の画面が表示されますので「Windows」ボタンをクリックしてインストーラをダウンロー

ドしてください

図 5-13 iSM クライアントのダウンロード画面

なお「Linux」ボタンをクリックすることでLinux 版のインストーラをダウンロードできま

(2) ダウンロードの保存先指定のダイアログが表示された場合はローカルディスク内のフォルダ

を保存先として指定します

(3) 指定した保存先のフォルダまたは Web ブラウザの既定のダウンロードフォルダに

iSMClientSetupexe が保存されますのでこの実行ファイルを管理者権限の有るユーザ

(Administrators グループに属するユーザ)にて実行します

インストーラの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があり

ますので「続行」「許可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行

してください

(4) iSM クライアントのインストーラが起動します

インストールの手順は本書「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手

順 (9)」以降の手順を参照ください

(5) デスクトップ上のショートカット「iSM_V<バージョン番号>」からiSM クライアントを起

動します

220

5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール

iSMクライアント(Win GUI)を使用する機能を実行した場合お使いのPCに iSMクライアント(Win

GUI)がインストールされていないかバージョンが古いときは iSM クライアント(Win GUI)のインストー

ル画面を表示しますiSM クライアント(Web GUI)の動作には iSM クライアント(Win GUI)のインストー

ルが必要となりますので「実行」ボタンをクリックしてインストーラを直接起動するか「保存」ボタン

をクリックして PC 側にダウンロードし完了後インストーラを実行してください(インストールプログラ

ムを起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許

可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行してください)

図 5-14 ファイルのダウンロード画面

1 管理者権限を持つアカウントでの操作ではない場合「実行」はできません「実行」した場合

図 5-15 の警告メッセージが表示されますファイルの「保存」を行ってから管理者権限を持つアカ

ウントで「実行」してください

図 5-15 ファイルのダウンロード時の警告画面

すぐにインストールしない場合は「キャンセル」ボタンをクリックしてくださいインストーラのダ

ウンロードを行わずに iSM クライアント(Web GUI)のメイン画面に表示が切り替わりますこの場合メ

イン画面上の監視画面および M シリーズ向けの構成設定画面のみ使用可能となります(iSM クライアン

ト(Win GUI)の機能(表 5-5)は使用できません)

221

なおiSM クライアント用アップデートモジュールが存在する場合上記画面にアップデートモジュー

ルのファイル名も表示されます「実行」ボタンをクリックした場合はインストール完了後自動的にアップ

デートモジュールが起動します「保存」ボタンをクリックした場合はインストーラアップデートモジュー

ルともにダウンロードされますので完了後両方とも実行してください(インストーラrarrアップデートモ

ジュールの順で実行してください)

532 iSM クライアントのアンインストール(Windows)

5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)からダウンロードした iSM クライアント(Win GUI)

をアンインストールします

(1) Administrator 権限でログインします

(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM クライアント」

を削除しますなおインストール先フォルダにある設定情報などは削除されませんので再

インストールも容易です

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が

ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ

ムを実行してください

(3) アンインストールの途中で「インストール情報の登録確認」メッセージボックスが表示されま

再インストール時に各種設定情報を引き継ぐ場合は「はい」ボタンをクリックしてください

各種設定情報を引き継ぐ必要がない場合は「いいえ」ボタンをクリックしてください

図 5-16 インストール情報の登録確認画面

222

5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)をアンインストールします

(1) Administrator 権限でログインします

(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iStorageManager Client

V<バージョン番号>」を削除します複数のバージョンの iSM クライアント(Web GUI)がイ

ンストールされている場合削除したいバージョンの番号がソフトウェア名に記載されている

ものを選択して削除します

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が

ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ

ムを実行してください

5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストー

ル iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストールはインストール媒体を使用して以下の手順

で行います

(1) Administrator 権限でログインします

(2) CDDVD 媒体をセットしてください

(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して

iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される

場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します

(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します

「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」

または「はい」を選択します

(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenCLIENTyenWINDOWS

(6) 以下のコマンドでアンインストールを実行します

iSMClientSilentSetup uninstall

223

533 iSM クライアントのアップデート

iSM クライアント(Web GUI)は同じバージョンの iSM サーバにログイン可能です接続する iSM サー

バをバージョンアップした場合iSM クライアント(Web GUI)もバージョンアップしてください

バージョンとはV XXYYZZZZ の YY までを指します

例えばiSM クライアント(Web GUI)V102 はiSM サーバ V103 とは接続できませんこの場合に

V103 の iSM クライアント(Web GUI)へのバージョンがアップが必要となります

バージョンアップの手順は以下の通りとなります本手順では同時に iSM クライアント(Win GUI)の

バージョンアップも行います

設定情報などは全て引継がれます

(1) iSM サーバに接続しiSM クライアント(Web GUI)をインストールします

手順は本書「iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順」のと

おりです

(2) iSM サーバへのログイン後iSM クライアント (Web GUI) 画面の iSM クライアント(Win

GUI)を使用する機能(レプリケーション機能など)をクリックするとiSM クライアント(Win

GUI)のインストール画面が表示されます「保存」ボタンをクリックしてダウンロードし 完

了後インストーラを実行してください

これによりiSM クライアントのバージョンアップが完了します

1 iStorageManager V101 を利用していた場合iSM クライアント(Web GUI)のアップデート後

も接続先の iSM サーバ(または M シリーズ装置内の iStorageManager Express)のJava Web

Start 機能による iSM クライアント(Web GUI)を起動をするショートカットはデスクトップ画

面上に残存します接続先が管理サーバ上にインストールした iSM サーバとなるショートカット

についてiSM サーバ側を V102 以降にアップデート済みの場合は手動でショートカットを削

除してください

2 V102 以降の iSM クライアント(Web GUI)は複数バージョンインストールできますiSM ク

ライアント(Web GUI)のインストール後以前のバージョン(V102 以前)の iSM クライアント

(Web GUI)は残ります

224

534 iSM クライアントのインストール(Linux)

以下にLinuxOS 上で iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合について説明します

JRE の導入

LinuxOS 上に JRE をインストールする必要がありますOpenJDK を利用する場合は以下の手順で導

入してください

1 クライアントマシンに root ユーザでログインします

2 媒体をクライアントマシンの DVD ドライブにセットします

3 以下の手順でインストール媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成します(例cdrom)

mkdir cdrom

mount コマンドを使用してインストール媒体をマウントします

mount ndashr devcdrom cdrom

4 OpenJDK をインストールします

OpenJDK は購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されています

媒体の「JRELINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください

root 権限でログインします

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

cp cdromJRELINUXopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz tmp

パッケージをコピーしたディレクトリ上で tar 書庫ファイルを展開します

cd tmp

tar xvfz tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

optNECiSMOpenJDK に OpenJDK を展開します

mv tmpjdk-ltバージョンgt optNECiSMOpenJDK

rm tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

Java を利用するユーザでログインしbashrc ファイルの最下部に次の行を

追加します(Java を利用するユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用する場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

Java を利用するユーザからログアウトし再ログインします

ログアウトせずに作業する場合環境変数を即時に有効にするために開いて

いる各シェル上で下記コマンドを実行して下さい

source ~bashrc

(etcbashrc を変更した場合は source etcbashrc)

225

5 iSM クライアントをインストールします

iSM クライアントのパッケージは購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されてい

ます

媒体の「CLIENTLINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

コピーしたパッケージを yum または rpm コマンドでインストールします

6 umount を使用してインストール媒体をアンマウントします

umount cdrom

iSM クライアントはGUI 画面のメニューの「アプリケーション」(英語表記の場合は「Applications」)

の中の「iSM_V<バージョン番号>」を選択して起動します

535 iSM クライアントのアンインストール(Linux)

iSM クライアントをアンインストールする場合yum または rpm コマンドを使用して以下のパッケージを

指定してアンインストールします

iSMClient_for_iSMServer_V<バージョン番号>-<バージョン番号>

OpenJDK をアンインストールする場合は以下の手順を実施します

root 権限でログインします

以下のディレクトリを削除します

rm -r optNECiSMOpenJDK

Java を利用していた各ユーザでログインします

bashrc ファイルの最下部に次の行を削除します(ユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用していた場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

環境変数の削除を直ちに反映させる場合

ログアウトし再ログインします

226

536 iSM クライアントのアップデート(Linux)

iSM クライアントのアップデートが必要となる方針は本書「iSM クライアントのアップデート」と同

様です

インストーラは接続する iSM サーバからダウンロードできます手順は本書「iSM サーバからインストー

ラをダウンロードしてインストールする手順」を参照ください

インストールの手順は本書「iSM クライアントのインストール(Linux)」を参照ください

設定情報などは全て引継がれます

227

54 iSM クライアントの起動終了についての補足

541 ショートカットの作成について

ショートカットから iSM クライアント(Web GUI)を起動することができます

ショートカットは2 種類存在します

1ショートカット名称「iSM Vxxx」

IP アドレスポート番号が未入力の状態で起動します

このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のインストール時に作られます

2名称「iSM Vxxx (IP アドレス)」

IP アドレスポート番号が入力された状態で起動します

このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のログインボタン押下時に作られますiSM クライア

ント(Web GUI)インストール時点では存在しません

上記のショートカットは2 箇所に作成されます

1スタートメニュー

2デスクトップ ()

Linux 版では「iSM Vxxx」のショートカットはデスクトップに作成されません

iSM クライアントをアンインストールした場合「iSM Vxxx (IP アドレス)」のショートカットは削除され

ません不要になった場合は手動で削除してください

542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動

Web iSM クライアントの起動は以下の方式から iSM クライアント(Web GUI)起動も可能です

Web ブラウザを起動(Internet Explorer 10 以降の場合はデスクトップ版を使用)しURL を以下の通り

入力してください

【iStorageManager Express 使用時】

ストレージ内 iSM サーバへ接続するためストレージの IP アドレス(フローティング IP アドレス

フローティング IP アドレス未設定時はコントローラに設定した IP アドレス)を入力してください

例http1921681120

【iStorageManager 使用時】

接続先 iSM サーバが動作する管理サーバの IP アドレス(ホスト名)とiSM サーバ環境設定にて設

定した「iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号」を入力してください

例http19216811218070

228

iSM サーバに接続後iSM クライアント(Web GUI)のインストーラダウンロード起動画面が表示され

ます画面の一番下の起動ボタンをクリックすることでインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)

が起動されます

1 Micrsoft Edge からiSM クライアントを起動する際起動確認のダイアログが表示されること

があります本ダイアログで「開く」をクリックすることでプログラムが起動します

本ダイアログ内の常に起動を許可するチェックボックスをオンにすることで次回以降

ダイアログが表示されなくなります

2 Internet Explorer を使用する場合事前に「311 iStorageManager のセットアップ」の「補足

Web ブラウザに関する事前設定」を実施してください一度設定しておけば以降の再度設定は

不要です

229

第6章 ControlCommand の導入

ControlCommand をインストールすることにより以下の機能が利用できます

ReplicationControl

ReplicationControlDisasterRecovery

SnapControl

ProtectControl

PowerControl

NEC Storage Manager Agent Utility

NEC Storage Manager Agent Utility は以下の機能を含みます

bull iSM ボリューム表示コマンド

bull ホストエージェント(ホスト情報収集コマンドiSM ホストエージェントサービス)

bull iSCSI 簡易設定ツール

bull iSM ホスト情報登録エージェント

Ver101 以降NEC Storage Manager Agent Utility の単体でのインストールは提供していませんNEC

Storage Manager Agent Utility をアップデートする場合は同等の機能を含む ControlCommand へアップ

デートしてください

ストレージ制御ソフトの無停止アップデートと無停止の保守交換作業において業務サーバ

にNEC Storage Manager Agent Utility 導入が必須となります

ControlCommand のインストールアップデートおよびアンインストール方法はインストール媒体

に添付されるインストールガイドを参照してください

表 6-1 ControlCommand のインストールガイド一覧

対象 OS インストールガイド

Windows() ISMCCSWINDOWSINSTALL_CCS_WNpdf

Linux ISMCCSLINUXINSTALL_CCS_LXpdf

HP-UX ISMCCSHPUXINSTALL_CCS_HPpdf

Solaris ISMCCSSOLARISINSTALL_CCS_CXpdf

Windows 版の ControlCommand のインストールは「iStorageManager セットアップ」から行うこと

を推奨します「iStorageManager セットアップ」を利用しない場合ControlCommand のインストールガ

イドを参考してください

「61 インストール」の手順にしたがってControlCommand(Windows 版)をインストールします

230

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

Windows Server 2012 R2 Hyper-V以降の仮想マシン上で ControlCommand を利用する場

合は仮想マシン運用前に1度だけホストマシン上で iSMpassthrough_enabler コマンドを実行し

てください仮想マシンを新たに追加した場合も本コマンドを実行する必要があります

iSMpassthrough_enabler コマンドに関しては電子マニュアル「ControlCommand コマンドリファ

レンス」(IS041)を参照してください

またiSMpassthrough_enabler コマンドはNET Framework 45 がインストールされた環境で動

作しますWindows Server 2012 R2 ServerCore インストールの環境では次のコマンドを実施した

後NET Framework 45 をインストールしてください

start w ocsetup NetFx2-ServerCore

start w ocsetup NetFx2-ServerCore-WOW64

61 インストール

Windows 環境に ControlCommand をインストールする場合は以降の手順に従ってください

611 M シリーズを利用する場合

M シリーズをご利用の場合以下の手順でインストールを実施します

はじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

本手順で OpenJDK を導入できますただしOpenJDK と Oracle Java は同時に利用することは

できません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

231

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セッ

トアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」「システム構成例について」ボタンは

グレー表示となっています

図 6-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 6-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

232

(5)「ControlCommand(NEC Storage Manager Agent Utility を含む)」を選択して「次へ」ボタン

をクリックします

既に同じバージョンの ControlCommand がインストールされている場合または利用できない

環境では選択できません

図 6-3 セットアップ内容の選択画面

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOralce JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

X は実際の値が表示されます

図 6-4-1 OpenJDK のインストール画面-1

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

233

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 6-4-2 OpenJDK のインストール画面-2

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

iSCSI 簡易設定ツールを利用する場合はOpenJDKまたは Oracle JREOracle JDK が必要で

すいずれかをインストールしてください

234

XYZ は実際の値が表示されます

図 6-4-3 OpenJDK のインストール画面-3

235

(7)旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility が既にインス

トールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックするとこれらのソフトウェアをアンインストールします画面の内

容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY は実際の値が表示されます

図 6-5 インストール状況画面

(8)「次へ」ボタンをクリックすると ControlCommand のセットアップが起動されます

図 6-6 ControlCommand のインストール画面

236

(9)ControlCommand のインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-7 インストール開始画面

(10)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 6-8 使用許諾確認画面

237

(11)ControlCommand の情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 6-9 情報確認画面

(12)ControlCommand のインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 6-10 インストール先の選択画面

238

(13)ControlCommand のプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「NEC Storage Manager

Agent Utility 」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-11 プログラムフォルダの選択画面

(14)ControlCommand をインストールします

図 6-12 ファイルコピー画面

239

(15)iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードを選択します

ControlCommand をインストール中に iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選

択する画面が表示される場合があります画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタン

をクリックしてください

図 6-13 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(16)ControlCommand のセットアップ完了画面です

画面の内容を従って「コンピュータを再起動しない」または「コンピューターを再起動する」

を選択して「完了」ボタンをクリックしてください

図 6-14 セットアップ完了画面

240

ControlCommand をインストールした後はホスト情報の収集登録およびボリューム対応表の作成

を行ってください詳細はControlCommand のインストールガイドを参照してください

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

ControlCommand を導入した場合ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定をジョブ

スケジュールソフトウェアに登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起動してくださ

612 A2700 を利用する場合

A2700 をご利用の場合以下の手順でインストールを実施します

はじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体を装填してください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セッ

トアップを起動してください

241

(3)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」「システム構成例について」ボタンは

グレー表示となっています

図 6-15 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(4)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-16 ディスクアレイの選択画面

242

(5)「ControlCommand(NEC Storage Manager Agent Utility を含み)のインストール」を選択して

「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの ControlCommand がインストールされている場合または利用できな

い環境では選択できません

図 6-17 セットアップ内容の選択画面

(6)旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility が既にインス

トールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックするとこれらのソフトウェアをアンインストールします画面の内

容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY は実際の値が表示されます

図 6-18 インストール状況画面

243

(7)「次へ」ボタンをクリックすると ControlCommand のセットアップが起動されます

図 6-19 ControlCommand のインストール画面

(8)ControlCommand のインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-20 インストール開始画面

244

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 6-21 使用許諾確認画面

(10)ControlCommand の情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 6-22 情報確認画面

245

(11)ControlCommand のインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 6-23 インストール先の選択画面

(12)ControlCommand のプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「NEC Storage Manager

Agent Utility」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-24 プログラムフォルダの選択画面

246

(13)ControlCommand をインストールします

図 6-25 ファイルコピー画面

(14)iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードを選択します

ControlCommand をインストール中に iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選

択する画面が表示される場合があります画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタン

をクリックしてください

図 6-26 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

247

(15)ControlCommand のセットアップ完了画面です

画面の内容を従って「コンピュータを再起動しない」または「コンピューターを再起動する」

を選択して「完了」ボタンをクリックしてください

図 6-27 セットアップ完了画面

ControlCommand をインストールした後はボリューム対応表の作成を行ってください詳細は

ControlCommand のインストールガイドを参照してください

248

62 アンインストール

Windows 環境においては以下の手順にしたがってControlCommand をアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)ControlCommand やボリューム対応表の一覧表示画面が起動されている場合

はすべて終了させてくださいまたイベントビューアの画面を開いている場合は終了させて

ください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「ControlCommand」を削除し

ます

Windows Server 2012 以降の場合はアンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」

のダイアログが表示される場合がありますので「続行」「許可」または「はい」を選択し

てアンインストールプログラムを実行してください

Server Core 環境の場合はアンインストールするバージョンの DVD 媒体をセットしてコマン

ドプロンプトから以下を実行してください

yenISMCCSyenWINDOWSyenSETUPEXE uninstall

なお以下のいずれかの状態でアンインストールを実施するとシステムの再起動を促すメッセー

ジが表示される場合がありますその場合は指示に従い再起動を行ってください

ControlCommand が起動中である

ボリューム対応表の一覧表示画面が起動中である

別のアプリケーションが ControlCommand のファイルを利用している最中である

63 アップデート

Windows 環境において旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility から

アップデートする場合は「iStorageManager セットアップ」のインストールで旧バージョンのアンイン

ストールをおこない本バージョンのインストールを行います手順は「61 インストール」を参照して

ください

同一バージョンのアップデートはアンインストールをおこなってからインストールを行います手順は

「61 インストール」「62 アンインストール」を参照してください

249

第7章 iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュールの

導入(Windows 版)

71 動作環境

表 7-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア ESMPROSM の推奨構成に準じる

動作OS Microsoft Windows Server 2019

Microsoft Windows Server 2016

Microsoft Windows 10

Microsoft Windows Server 2012

Microsoft Windows Server 2012 R2

Microsoft Windows 8

Microsoft Windows 81

メモリ ESMPROSM が推奨するメモリ容量 +1MB 以上

ディスク容量 ESMPROSM が推奨するディスク容量 +2MB 以上

必須ハードウェア M シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です

M シリーズとの連携に対応する ESMPROSM は Ver 542 以上です

250

72 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モ

ジュールのインストール

iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールはESMPROSA のイベントログ監

視機能により ESMPROSM へ送信された iSM のアラートをESMPROSM でディスクアレイのアラート

として受信表示するためのモジュールです

1 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインストールするために

はiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールより先にESMPROSM

がインストールされている必要があります

またESMPROSM をアンインストールする場合はESMPROSM のアンインストールに先立

ちiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールを先にアンインストール

してくださいなお先に ESMPROSM をアンインストールした場合iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュールが残った状態になりますのでアンインストールして

ください

2 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのアンインストール前に

「ESM Base Service」および「ESM Base Service」に依存するサービスを停止してください

3 インストールおよびアンインストールした後システムの再起動が必要となります

251

721 インストール

以下の手順にしたがってiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインス

トールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

(3)DVD 媒体の以下のプログラムを直接起動してください

yenESMPROyenWINDOWSyenSETUPEXE

起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合がありますので「続行」

「許可」または「はい」を選択して起動してください

(4)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 7-1 インストール開始画面

252

(5)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 7-2 使用許諾確認画面

(6)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインストールします

図 7-3 ファイルコピー画面

253

(7)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのセットアップ完了画面です

「完了」ボタンをクリックしてください

図 7-4 セットアップ完了画面

722 アンインストール

以下の手順にしたがってiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをアンイン

ストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュール」を削除します

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があ

りますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラムを

実行してください

723 アップデート

iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをアップデートをする場合はソフト

ウェアのアンインストールを行ってからソフトウェアのインストールを行います

手順は「722 アンインストール」「721 インストール」を参照してください

254

(このページは空白です)

255

第8章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Linux 版)

81 動作環境

表 8-1 動作環境(Linux 版)

対象ハードウェア

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

動作 OS

<M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ( 1)>

Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~79 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

(1) A3000 シリーズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI は

未サポートですCLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「ネットワーク初期設定ツールネットワー

ク設定コマンド」を参照してください

Red Hat Enterprise Linux Version 7 以降の環境では64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールが利用できます

64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールはRed Hat Enterprise Linux Version7

以降の対応となりますRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット

版 iSM ネットワーク設定ツールを利用してください

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

GUI を利用する場合以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されていますイン

ストール方法の詳細は「821 インストール」を参照してください

ディスク容量 10MB(15MB)以上

括弧内の数値は64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールのディスク容量です

必須ハードウェア iStorage M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

メモリ 66MB(80MB)以上

256

括弧内の数値は64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールを動作させるときに必

要なメモリ量です

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

1 iSM ネットワーク設定ツールを動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM ネット

ワーク設定ツール他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM ネットワーク設定ツールまたは他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

257

82 iSM ネットワーク設定ツールのインストール

iSM ネットワーク設定ツールはディスクアレイと LAN で接続された PC 上で動作しディスクアレイの

IP アドレスを設定するツールですiSM ネットワーク設定ツールはGUICLI を提供します

iSM ネットワーク設定ツールの GUI を利用する場合JRE または JDK のインストールを

行う必要があります

821 インストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM ネットワーク設定ツールをインストー

ルします

EM64T サーバ環境と 32bit 版 JRE または JDK を組み合わせて利用する場合ネットワーク

設定ツールの GUI を起動できるようにするため以下のパッケージを事前にインストールする必要が

あります

libXau-XXXXi686rpm

libxcb-XXXXi686rpm(Red Hat Enterprise Linux Version 6 以降のみ)

libX11-XXXXi686rpm

libXext-XXXXi686rpm

libXrender-XXXXi686rpm

libXi-XXXXi686rpm

libXtst- XXXXi686rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

258

EM64T サーバ環境で Red Hat Enterprise Linux Version 6 以降をご使用の場合以下のパッ

ケージを事前にインストールする必要があります

glibc-XXXXi686rpm

nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

libgcc-XXXXi686rpm

glibc-XXXXi686rpm と nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm は依存関係がありますので以

下のように同時にインストールしてください

binrpm ndashivh glibc-XXXXi686rpm nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXi686rpm

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

ネットワーク設定ツールはiStorage M シリーズの管理ポートと物理的に同じネットワーク

セグメントに接続されたマシン上で使用する必要があります

64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対

応となりますRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM ネットワーク設定ツー

ルを利用してください

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツー

ルをご使用の際は以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

259

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMnetconfigrpm を別サーバよりファイル転送して使

用してください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成 (例cdrom)

mount コマンドによりマウント

binmount -r devcdrom cdrom

(4)JRE をインストールします

すでにインストール済みの場合はインストール不要です

OpenJDKを利用する場合は購入された iStorageManager 製品の CDDVD媒体に格納されて い

る OpenJDK を利用してください媒体の「JRELINUX」フォルダに格納されていますので以

下の手順で実行してください

root 権限でログインします

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

cp cdromJRELINUXopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz tmp

パッケージをコピーしたディレクトリ上で tar 書庫ファイルを展開します

cd tmp

tar xvfz tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

optNECiSMOpenJDK に OpenJDK を展開します

mv tmpjdk-ltバージョンgt optNECiSMOpenJDK

rm tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

Java を利用するユーザでログインしbashrc ファイルの最下部に次の行を

追加します(Java を利用するユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用する場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集

します

Java を利用するユーザからログアウトし再ログインします

ログアウトせずに作業する場合環境変数を即時に有効にするために開いて

いる各シェル上で下記コマンドを実行して下さい

source ~bashrc

(etcbashrc を変更した場合は source etcbashrc)

(5)rpm コマンドを使用してインストールします

32 ビット版の iSM ネットワーク設定ツールをインストールする場合

binrpm -ivh cdromNETCONFIGLINUXiSMnetconfigrpm

64 ビット版の iSM ネットワーク設定ツールをインストールする場合

260

binrpm -ivh cdromNETCONFIGLINUXiSMnetconfig64rpm

(6)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です

Installation of iSMnetconfig was successful

(7)DVD 媒体をアンマウントします

binumount cdrom

822 アンインストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM ネットワーク設定ツールをアンインス

トールします

(1)root 権限でログインします

(2)iSM ネットワーク設定ツールが実行されていないことを確認します

実行されている場合終了を待ち合わせるか強制終了してください

(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

binrpm -e iSMnetconfig

(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です

Removal of iSMnetconfig was successful

OpenJDK をアンインストールする場合は以下の手順を実施します

root 権限でログインします

以下のディレクトリを削除します

rm -r optNECiSMOpenJDK

Java を利用していた各ユーザでログインします

bashrc ファイルの最下部に次の行を削除します(ユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用していた場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

環境変数の削除を直ちに反映させる場合

ログアウトし再ログインします

823 アップデート

iSM ネットワーク設定ツールをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行って

からソフトウェアのインストールを行います

手順は「821 インストール」「822 アンインストール」を参照してください

261

第9章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Windows

版)

91 動作環境

表 9-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア 下記 OS が動作するマシン

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

PCAT 互換機

iStorage NS シリーズ

動作OS <M シリーズA3000A5000 (1)>

Microsoft Windows 8 Pro (SP 無) (2)

Microsoft Windows 8 (SP 無) (2)

Microsoft Windows 81 Pro (SP 無) (2)

Microsoft Windows 81 (SP 無) (2)

Microsoft Windows 10 Home

Microsoft Windows 10 Pro

<M シリーズA3200A5200>

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition (SP 無) (2)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition (SP 無) (2)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(2)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition(2)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) A3000 シリーズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI

は未サポートですCLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「ネットワーク初期設定ツールネットワーク

設定コマンド」を参照してください

(2) Windows 更新プログラム KB2999226 を適用する必要があります

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2016 Hyper-VWindows

Server 2019 Hyper-V

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

262

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されています

OpenJDK はDVD 媒体を使ってインストールすることができます方法は本

書「iStorageManager のセットアップ」または「iSM セットアップのカスタムイ

ンストールによるインストール手順」を参照ください

ディスク容量 10MB 以上

必須ハードウェア iStorage M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

メモリ 66M

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

1 iSM ネットワーク設定ツールを動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM ネット

ワーク設定ツール他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM ネットワーク設定ツールまたは他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

263

92 iSM ネットワーク設定ツールのインストール

iSM ネットワーク設定ツールはディスクアレイと LAN で接続された PC 上で動作しディスクアレイの

IP アドレスを設定するツールですiSM ネットワーク設定ツールはGUICLI を提供します

iSM ネットワーク設定ツールをインストールした後以下のような場合システム管理者の

権限に昇格してから操作を行う必要があります

iSM ネットワーク設定ツールの機能を実行する場合

なおコマンドプロンプトを利用して本ソフトウェアのコマンドを実行する場合はコマンド

プロンプトを起動する際に「管理者として実行」を選択して起動してください

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場

合Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

264

921 インストール

はじめてご利用になる場合は「iStorageManager セットアップ」の最初の画面の「はじめにお読みく

ださい」を参照してください

本手順で OpenJDK を導入できますただしOpenJDK と Oracle Java は同時に利用することは

できません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

iSM ネットワーク設定ツールを利用する場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」または「はい」

を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

なおはじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

265

図 9-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

図 9-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

266

(5)「iSM ネットワーク設定ツールのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

図 9-3 セットアップ内容の選択画面

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

X は実際の値が表示されます

図 9-4 OpenJDK のインストール画面-1

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

267

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 9-5 OpenJDK のインストール画面-2

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示します

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

OpenJDK のインストールを開始します

XYZ は実際の値が表示されます

図 9-6 OpenJDK のインストール画面-3

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

268

(7)以前のバージョンの iSM ネットワーク設定ツールがインストールされている場合は以下の画面が

表示されます

XY は実際の値が表示されます

図 9-7 アンインストール確認画面

(8)iSM ネットワーク設定ツールのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 9-8 インストール開始画面

269

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボ

タンをクリックしてください同意しない場合は本ソフトウェアは使用できません

図 9-9 使用許諾確認画面

(10)iSM ネットワーク設定ツールの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

バージョンおよび年月は実際の値が表示されます

図 9-10 情報確認画面

270

(11)iSM ネットワーク設定ツールのインストール先を指定します

初めてインストールする場合やインストール情報を保存していない場合はインストール先フォル

ダの既定値は以下のようになります

32 ビット OS の場合 【システムドライブ】yenProgram FilesyenNECyeniSMnetconfig

64 ビット OS の場合 【システムドライブ】yenProgram Files (x86)yenNECyeniSMnetconfig

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 9-11 インストール先の選択画面

(12)iSM ネットワーク設定ツールのプログラムフォルダ名を指定します

初めてインストールする場合やインストール情報を保存していない場合はプログラムフォルダの

既定値は以下のようになります

iSM ネットワーク設定ツール

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM ネットワーク設定

ツール」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 9-12 プログラムフォルダの選択画面

271

(13)iSM ネットワーク設定ツールのモジュールをインストールします

図 9-13 ファイルコピー画面

(14)iSM ネットワーク設定ツールのインストールを完了します

「完了」ボタンをクリックしてください

図 9-14 インスト-ル完了画面

iSM ネットワーク設定ツールは Administrator 権限のあるユーザでのみ動作可能です

ネットワーク設定ツールはiStorage M シリーズの管理ポートと物理的に同じネットワーク

セグメントに接続されたマシン上で使用する必要があります

272

922 アンインストール

以下の手順にしたがってiSM ネットワーク設定ツールをアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)iSM ネットワーク設定ツールコマンドや iSM ネットワーク設定ツール GUI が起動されている場

合はすべて終了させてください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM ネットワーク設定

ツール」を削除します

Windows Server 2012 以降の場合はアンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」

のダイアログが表示される場合がありますので「続行」または「はい」を選択してアンイ

ンストールプログラムを実行してください

なお別のアプリケーションが iSM ネットワーク設定ツールのファイルを利用している最中に

iSM ネットワーク設定ツールをアンインストールするとシステムの再起動を促すメッセージが

表示される場合がありますその場合は指示に従い必ず再起動を行ってください

923 アップデート

iSM ネットワーク設定ツールを旧バージョンからアップデートする場合は「iStorageManager セット

アップ」のインストールで旧バージョンのアンインストールをおこない本バージョンのインストールを行

います手順は「921 インストール」を参照してください

273

第10章 iStorage ダッシュボードの導入

101 動作環境

iStorage ダッシュボード機能はiSM サーバ(Windows と Linux 版)にて提供します

動作環境のうち対象ハードウェアおよびディスク容量は iSM サーバと同一ですので「サーバの導入

(Linux 版)」と「サーバの導入(Windows 版)」を参照してくださいまたダッシュボード画面の表示

をサポートする OSWeb ブラウザはiSM クライアントと同一ですので「クライアントの導入」を参照

してください

その他iStorage ダッシュボードをインストールする OSメモリ使用量を以下に記載します

表 10-1 動作環境

動作 OS(Windows) Microsoft Windows 8 Pro(SP 無)

Microsoft Windows 8(SP 無)

Microsoft Windows 81 Pro(SP 無)

Microsoft Windows 81(SP 無)

Microsoft Windows 10(SP 無)

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition(SP 無)(1)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition(SP 無)(1)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(SP 無) (1)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition(SP 無) (1)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

動作 OS (Linux) Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~78 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

メモリ iSM サーバ必要メモリ+Apache 必要メモリ以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

iStorage ダッシュボード機能ではApache 2446 と PHP 7233 を使用します

274

102 インストール

iSM ダッシュボード機能はiStorageManager にダッシュボード画面を追加表示させるためのオプション

となりますダッシュボード画面ではiStorage および iStorage M シリーズ向け NAS オプションと NAS

オプション Ni の概要容量情報を一画面で提供しますまた iStorage 管理画面(iSM クライアント)およ

び NAS オプション管理画面(FileServicesManager)iStorage M シリーズ NAS オプション Ni の GUI

へ簡易に遷移することができます

補足Internet Explorer に関する事前設定

Internet Explorer からダッシュボード画面を使用する場合は事前に次の設定を実施してください

一度設定しておけば以降の起動時には再度設定は不要です

1 接続する iSM サーバを「信頼済みサイト」に設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択して

ください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「サイト」ボタンをクリックしてください

図 10-1 インターネット オプションの画面

(3)「次の Web サイトをゾーンに追加する」に接続する iSM サーバの URL

(例http[接続する iSM サーバ の IP アドレス(またはホスト名)])を入力し「追加」ボタ

ンをクリックしてください

「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックは外

してください

275

図 10-2 信頼済みサイトの設定画面

(4)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

2 「信頼済みサイト」のセキュリティレベルを設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックしてください

図 10-3 インターネット オプションの画面

(3)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「ActiveX コントロールとプラグインの実行」を「有

効にする」に設定してください

276

図 10-4 セキュリティの設定画面-1

(4)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「スクリプトを実行しても安全だとマークされてい

ない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」を「有効にする」に設定してくださ

図 10-5 セキュリティの設定画面-2

277

(5)「プライバシーの詳細設定」でCookie は以下のように設定してください

図 10-6 プライバシーの詳細設定

(6)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

「信頼済みサイト」の保護モードおよび拡張保護モードは有効にしないでください

1021 iSM サーバとの同時インストール

Windows への iSM サーバのインストール時に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」のチェッ

クを有効に設定した場合iSM サーバのインストールと同時に iStorage ダッシュボードもインストールさ

れますので個別の作業は不要です「103 環境設定」へお進みください

なおiStorage ダッシュボードの利用を行う前にiStorageDashboard のサービスの状態が開始になっ

ていることを確認してください開始していない場合は以下のバッチファイルを実行しサービスの起動を

行ってください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenstartbat

Linux への iSM サーバのインストールの場合は同時に iStorage ダッシュボードもインストールを行っ

てください個別の作業は不要です「103 環境設定」へお進みください

なおiStorage ダッシュボードの利用を行う前にiSMds のサービスの状態が開始になっていることを

確認してください開始していない場合は以下のコマンドを実行しサービスの起動を行ってください

service iSMds start

iStorage ダッシュボードへの性能情報の表示は既定値では表示されません性能情報の表示を行う場

合はiSM サーバの環境設定で性能情報を表示するよう設定を行ってください手順は「446 性能監視」

を参照してください

278

1022 個別インストール

以下の場合はiStorage ダッシュボードを個別にインストールする必要があります

Windows に iSM サーバのインストール時に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」のチェッ

クを無効にしており後から追加導入する場合

以下の手順でWindows に iStorage ダッシュボードを個別にインストールしてください

(1) iSM サーバをインストールしてください

(2) 以下のバッチファイルを実行してください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyendeployyeninstallbat (右クリックメニューより[管理

者として実行]を選択)

(3) iStorageDashboard のサービスを起動してください

Linux にてダッシュボードを利用する場合個別のインストール不可となります

iSM サーバのインストール時に同時にインストールを行ってください

1023 注意事項

ファイアウォール環境の場合はiStorageダッシュボードが使用するポートを開けてください

iStorage ダッシュボードが使用するポート番号の既定値は 8025 です

変更する場合はltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenApacheSvryenconfyenhttpdconf をエディ

タ等で編集することで変更ができます「Listen 8025」と記載されている箇所のポート番号を使用した

いポート番号に書き換えてください

Linux を利用している場合はldquooptiSMsvriSMdsApacheSvrconfhttpdconfldquoを修正してください

修正後に Apache のサービスを再起動する必要があります

Windows の場合は以下のバッチファイルを実行し再起動を行ってください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenrestartbat

Linux の場合は以下のコマンドを実行してください

service iSMds restart

279

103 環境設定

ダッシュボード機能のインストール後環境設定を実施する必要があります

環境設定は環境設定ファイルに必要な情報を登録することにより実施します

Windows の場合

環境設定ファイルはiSM サーバインストールフォルダの以下の場所にありますのでエディタ等で編

集してください

<iSM サーバインストールフォルダ>yeniSMdsyeniStorageDashboardyenapplicationyenconfigyends_confconf

上記「ds_confconf」が存在しない場合は同じフォルダに格納している「ds_confconfsample」を

「ds_confconf」にリネームしてください

Linux の場合

環境設定ファイルは以下の場所にありますのでエディタ等で編集してください

etciSMsvrds_confconf

上記「ds_confconf」が存在しない場合は

optiSMsvriSMdsiStorageDashboardapplicationconfigds_confconfsample を「ds_confconf」にリネー

ムしてetciSMsvr のフォルダへ移動してください

上記「ds_confconf」が存在する場合

optiSMsvriSMdsiStorageDashboardapplicationconfigds_confconf が既に利用している場合その

ファイルをetciSMsvr のフォルダへ移動してください

環境設定ファイルの記述形式について以下に示します

①FileServicesManager セクションltfsmgt

FileServicesManager の起動に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面より FileServicesManager を起動す

ることはできません

また複数登録することも可能ですltfsmgt~ltfsmgtのセクションを繰り返します

表 10-2 環境設定ファイルで設定する情報(FileServicesManager セクション)

パラメータ 値 内容

ip_addr IP アドレス FileServicesManager 起動時に URL に指定する

IP アドレスまたはホスト名を指定します

port_num ポート番号 FileServicesManager 起動時に URL に指定する

ポート番号を指定します

280

②NAS オプションセクションltnas_optiongt

NAS オプションの情報取得に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面に NAS オプションに関する情報は表示

されません

また複数登録することも可能ですltnas_optiongt~ltnas_optiongtのセクションを繰り返します

表 10-3 環境設定ファイルで設定する情報(NAS オプションセクション)

パラメータ 値 内容

num 通番 0 からの通番を指定してくださいNAS オプショ

ンを複数台指定することができます

ip_addr IP アドレス NAS オプション装置の各ノードに設定した管理

IP アドレスまたはホスト名を指定します1 台の

NAS オプションにつき 2 つまで指定できます

u

ser ユーザ ID NAS オプション装置に固定で登録されている

ユーザadmin(API の管理者アカウント)を指

定してください

iStorage ダッシュボードではNAS オプション

に関する情報を取得するためユーザーadmin

を使用します

password パスワード ユーザーadminのパスワードを指定します

NAS オプションに関する情報を取得するために

必要な情報となります

adminのパスワードを初期値より変更する場

合あらかじめ両ノードとも同じ文字列に変更し

てください

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化

したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

virtual_server Virtual Server 情報 Virtual Server を作成している場合その情報を

指 定 し ま す 複 数 作 成 し て い る 場 合 は

ltvirtual_servergt~ltvirtual_servergtをコピーし

複数指定してください

ltip_addrgtにはVirtual Server の管理 IP アドレ

スを指定します

ltusergtにはadminを指定してください

ltpasswordgtにはユーザーadminのパスワー

ドを指定します

③NAS オプション Ni セクションltnigt

NAS オプション Ni の情報取得に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面に NAS オプション Ni に関する情報は

表示されませんまたNAS オプション Ni の GUI へ遷移できません

また複数登録することも可能ですltnigt~ltnigtのセクションを繰り返します

281

表 10-4 環境設定ファイルで設定する情報(NAS オプション Ni セクション)

パラメータ 値 内容

ip_addr IP アドレス NAS オプション Ni の GUI 起動時に URL に指

定する IP アドレスを指定します

port_num ポート番号 NAS オプション Ni の GUI 起動時に URL に指

定するポート番号を指定します

user ユーザ ID NAS オプション Ni の GUI 起動時にユーザ名を

指定します(1)

password パスワード NAS オプション Ni の GUI 起動時にパスワード

を指定します(1)

System 管理者以外と設定する場合ダッシュボード画面で NAS オプション Ni に関する情報を

表示できません

環境設定ファイルの記載例を以下に示します

ltxml version=10 encoding=UTF-8gt

ltsystemsgt

ltfsmgt

ltip_addrgt127001ltip_addrgt

ltport_numgt23015ltport_numgt

ltfsmgt

ltnas_optiongt

ltnumgt0ltnumgt

ltip_addrgt19216811ltip_addrgt

ltip_addrgt19216812ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtadminltpasswordgt

ltnas_optiongt

ltnas_optiongt

ltnumgt1ltnumgt

ltip_addrgt192168110ltip_addrgt

ltip_addrgt192168111ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltip_addrgt192168101ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltvirtual_servergt

ltip_addrgt192168102ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltnas_optiongt

ltnigt

ltip_addrgt1921681010ltip_addrgt

ltport_numgt8443ltport_numgt

ltusergtsystemuserltusergt

ltpasswordgtsystempasswordltpasswordgt

ltnigt

ltsystemsgt

環境設定ファイルを更新した場合その後の iStorage ダッシュボードログイン時より適用されます

(Apache の再起動は不要です)

282

104 アンインストール

iSM ダッシュボード関連のファイル設定はiSM サーバのアンインストールにて同時に削除されます

ので個別の作業は不要ですiSM サーバのアンインストールを参照ください

105 アップデート

iSM ダッシュボードを旧バージョンからアップデートする場合は事前に iSM サーバのバージョン

アップを実施してくださいiSM ダッシュボードのバージョンアップの手順は以下の通りとなります

設定情報などは全て引継がれます

(1)iSM ダッシュボードを終了します

(2)iSM サーバのアップデート手順に従いiSM サーバのバージョンアップを実施します

(3)iSM サーバの再起動後iSM ダッシュボードのインストール手順に従いダッシュボードのイン

ストールおよび環境設定を実施します

これによりiSM ダッシュボードのバージョンアップが完了します

283

付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版)

(1)構文

iSMmknod

(2)説明

iSMmknod コマンドはiStorageManager で使用する SCSI パススルーデバイスドライバ形式の

スペシャルファイル(デバイスファイル)を作成しますそのディスクアレイ情報をディスクアレイ一覧ファ

イルに格納しますディスクアレイを FC 接続で管理する場合このコマンドを実行する必要があります

作成した SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイルはdevnec_iSMmkdl 配

下に格納されますFC 接続でディスクアレイを管理する場合は作成したディスクアレイ一覧ファイルを

参照しiStorageManager が管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイル名を iStorageManager

の環境定義ファイルに記述することが可能です

SCSI パススルーデバイスドライバの説明はscsi_ctl(7) を参照してください

セキュリティ保護のため iSMmknodコマンドまたは iSMvollistコマンドが作成するスペシャルファイル

(devnec_iSMmkdl 配下)はオーナーrootアクセス権 644 で作成されます

(3)診断

以下にiSMmknod コマンドが標準出力に通知するメッセージ一覧を示します

(a)処理経過メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す処理経過メッセージを標準出力に報告します

101 INFO Creating internal device files

[説明] 現在スペシャルファイル作成中であることを示します

102 INFO Creating device list file

[説明] 現在ディスクアレイ一覧ファイル作成中であることを示します

103 INFO iSMmknod ended normally

[説明] iSMmknod コマンドが正常終了したことを示します

(b)警告メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す警告メッセージを標準出力に報告します

iSMmknod コマンド実行後作成されたディスクアレイ一覧ファイルを参照し管理対象とするディ

スクアレイのスペシャルファイル名が存在しない場合は処置が必要です

201 WARNING Some devices are no longer responding

[説明] いくつかのデバイスは応答がありません

284

[処置] ディスクアレイの電源状態異常などが考えられます

ioscan -f -n -C disk コマンド( ioscan(1M)を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行った後でiSMmknod コマンドを再実行してください

202 WARNING Node of some devices locked

[説明] いくつかのデバイスはノードがロックされている状態にあります

[処置] しばらくしてからiSMmknod コマンドを再実行してください

203 WARNING Some devices are in invalid mode

[説明] いくつかのデバイスはエラー状態にあります

[処置] ioscan -f -n -C disk コマンド( ioscan(1M) を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行ってください

ディスクアレイとの接続状態が正常な状態になればiSMmknod コマンドを再実行して

ください

204 WARNING Some devices are in invalid(DIFF_HW) mode

[説明] いくつかのデバイスは見つかったソフトウェアが所定のものではない状態にあります

[処置] しばらくしてから iSMmknod コマンドを再実行してください

205 WARNING Cannot create special file for HW path [hard ware path]

[説明] 認識できないドライバ形式のスペシャルファイルを検出しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

206 WARNING Unknown device driver [driver name] (for [special file name])

[説明] 認識できないドライバ形式のスペシャルファイルを検出しました

システムのデバイスドライバが正しくインストールされていません

[処置] 正しくインストールした後iSMmknod コマンドを再実行してください

230 WARNING Cannot make perfect device list file

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイルはインストールさ

れていますがメモリ不足のためディスクアレイ一覧ファイルは不完全なものになっ

ています

[処置] 必要に応じてカーネルパラメータ(maxdsiz)の値を変更しiSMmknod コマンドを再

実行することにより正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成されます

231 WARNING Cannot recognize some special files

[説明] いくつかのスペシャルファイルは正常に認識できませんでした

この場合ディスクアレイ一覧ファイルにエラーになっているスペシャルファイルの行が

出力されます

[処置] iSMmknod コマンドを再実行することで正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成され

ます

285

(c)エラーメッセージ

iSMmknod コマンドは異常終了する場合以下に示すエラーメッセージを標準出力に報告します

301 ERROR You are not super-user

[説明] root 権限の特権がありません

[処置] root 権限で iSMmknod コマンドを再実行してください

302 ERROR iStorageManager is starting

[説明] iStorageManager が起動されています

[処置] iStorageManager 終了後iSMmknod コマンドを再実行してください

304 ERROR OS version is unknown

[説明] HP リリースレベルが 11 ではありません

[処置] HP リリースレベルが 11 の HP-UX OS マシンにより iSMmknod コマンドを再実行し

てください

305 ERROR Cannot move [file name] file

[説明] ファイルの移動でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

306 ERROR Cannot make [directory name] directory

[説明] ディレクトリの作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

307 ERROR No target device in this machine

[説明] iStorageManager 管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイルが見つかりませ

[処置] ioscan -f -n -C disk コマンド(ioscan(1M) を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態が正常な状態になれば

iSMmknod コマンドを再実行してください

310 ERROR Cannot make character device file [special file name]

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイル作成でエラーが発生

しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

311 ERROR Cannot get minor number of [special file name]

[説明] スペシャルファイルのマイナー番号取得に失敗しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

312 ERROR Cannot make internal device file for [special file name] because SCSI

pass-through driver for [WSIO | SIO] [SCSI pass-through driver name] was not

installed

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバがインストールされていません

[処置] SCSI パススルーデバイスドライバインストール後iSMmknod コマンドを再実

行してくださいインストール方法はscsi_pt(7) を参照してください

286

313 ERROR Necessary file doesnt exist in spite of the execution of iSMmknod

[説明] iSMmknod コマンドを実行するのに必要なファイルがありません

iStorageManager が正常にインストールされていません

[処置] iStorageManager インストール状態を確認後正常になれば iSMmknod コマンドを再

実行してください

317 ERROR iSMmknod or iSMvollist is already starting

[説明] iSMmknod または iSMvollist コマンドが既に起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

318 ERROR ControlCommand command is already starting

[説明] ControlCommand コマンドが起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

325 ERROROS name is unknown

[説明] OS 名が不明です

[処置] HP リリースレベルが 11 の HP-UX OS マシンにより iSMmknod を再実行してくださ

330 ERROR Cannot open device list file errno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

332 ERROR Cannot open temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

333 ERROR Cannot read temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

334 ERROR Out of memoryprocess=[nnnnnnnn]

[説明] メモリ不足が発生したため処理を続行できません

nnnnnnnn付加情報

[処置] カーネルパラメータ(maxdsiz)の値を変更しiSMmknod コマンドを再実行してくだ

さい

335 ERROR Cannot read device list fileerrno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルの読み込み処理(fgets)でエラーが発生しました

[処置] エラー番号により原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

287

(4)制約

iSMmknod コマンド実行において以下に示す処理は禁止されています

デバイスディレクトリにインストールされているスペシャルファイルの再命名

iStorageManager 起動中の実行

iSMvollist コマンド起動中の実行

ControlCommand コマンド起動中の実行

iSMmknod コマンドの 2 重起動

(5)ファイル

etciSMsvriSM_diskarraydevlist helliphellip ディスクアレイ一覧ファイル

etciSMsvriSMsvrconf helliphellip iStorageManager 環境定義ファイル

(6)参照

scsi_ctl(7) scsi_pt(7) ioscan(1M) iSMsvr(1M)

288

(このページは空白です)

289

付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版)

(1)構文

iSMmknod

(2)説明

iSMmknod コマンドはiSMServer 専用のスペシャルファイル(デバイスファイル)を作成しそのディ

スクアレイ情報をディスクアレイ一覧ファイルに格納しますディスクアレイを FC 接続で管理する場合

このコマンドを実行する必要があります

作成したスペシャルファイルは devnec_iSMmkdl 配下に格納されますFC 接続でディスクアレイ

を管理する場合は作成したディスクアレイ一覧ファイルを参照しiSMServer が管理対象とするディス

クアレイのスペシャルファイル名を iSMServer の環境定義ファイルに記述することが可能です

セキュリティ保護のため iSMmknod コマンドまたは iSMvollistコマンドが作成するスペシャルファイ

ル( devnec_iSMmkdl 配下)はオーナーrootアクセス権 644 で作成されます

(3)診断

以下にiSMmknod コマンドが標準出力に通知するメッセージ一覧を示します

(a)処理経過メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す処理経過メッセージを標準出力に報告します

101 INFO Creating internal device files

[説明] 現在スペシャルファイル作成中であることを示します

102 INFO Creating device list file

[説明] 現在ディスクアレイ一覧ファイル作成中であることを示します

103 INFO iSMmknod ended normally

[説明] iSMmknod コマンドが正常終了したことを示します

(b)警告メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す警告メッセージを標準出力に報告します

iSMmknod コマンド実行後作成されたディスクアレイ一覧ファイルを参照し管理対象とするディ

スクアレイのスペシャルファイル名が存在しない場合は処置が必要です

230 WARNING Cannot make perfect device list file

[説明] メモリ不足のためディスクアレイ一覧ファイルは不完全なものになっています

[処置] 必要に応じてシステム資源の制限値 (ulimit(1)) を変更し iSMmknod コマンドを再実

行することにより正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成されます

290

231 WARNING Cannot recognize some special files

[説明] いくつかのスペシャルファイルは正常に認識できませんでした

この場合ディスクアレイ一覧ファイルにエラーになっているスペシャルファイルの行が

出力されます

[処置] iSMmknod コマンドを再実行することで正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成され

ます

(c)エラーメッセージ

iSMmknod コマンドは異常終了する場合以下に示すエラーメッセージを標準出力に報告します

301 ERROR You are not super-user

[説明] root 権限の特権がありません

[処置] root 権限で iSMmknod コマンドを再実行してください

302 ERROR iSMServer is starting

[説明] iSMServer が起動されています

[処置] iSMServer 終了後iSMmknod コマンドを再実行してください

306 ERROR Cannot make [directory name] directory

[説明] ディレクトリの作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

307 ERROR No target device in this machine

[説明] iSMServer 管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイルが見つかりません

[処置] ディスクアレイの状態を確認し処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態

が正常な状態になれば iSMmknod コマンドを再実行してください

310 ERROR Cannot make character device file [special file name]

[説明] スペシャルファイル作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

311 ERROR Cannot get minor number of special file

[説明] スペシャルファイルのマイナー番号取得に失敗しました

[処置] ディスクアレイの状態を確認し処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態

が正常な状態になれば iSMmknod コマンドを再実行してください

313 ERROR Necessary file doesnt exist in spite of the execution of iSMmknod

[説明] iSMmknod コマンドを実行するのに必要なファイルがありません

iSMServer が正常にインストールされていません

[処置] iSMServer インストール状態を確認後正常になれば iSMmknod コマンドを再実行し

てください

317 ERROR iSMmknod or iSMvollist is already starting

[説明] iSMmknod または iSMvollist コマンドが既に起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

291

318 ERROR ControlCommand command is already starting

[説明] ControlCommand コマンドが起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

325 ERROROS name is unknown

[説明] OS 名が Linux ではありません

[処置] カーネルリリースが 24 以上の Linux OS マシンにより iSMmknod コマンドを再実行

してください

330 ERROR Cannot open device list file errno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

331 ERROR Cannot open procscsiscsi errno=[error number]

[説明] SCSI ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後 iSMmknod コマンドを再実行してください

332 ERROR Cannot open temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

333 ERROR Cannot read temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

334 ERROR Out of memoryprocess=[nnnnnnnn]

[説明] メモリ不足が発生したため処理を続行できません

nnnnnnnn付加情報

[処置] 必要に応じてシステム資源の制限値(ulimit(1))を変更しiSMmknod コマンドを再実行

してください

335 ERROR Cannot read device list fileerrno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルの読み込み処理(fgets)でエラーが発生しました

[処置] エラー番号により原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

336 ERROR Cannot open device directory errno=[error number]

[説明] デバイスディレクトリのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

337 ERROR Cannot read device directory errno=[error number]

[説明] デバイスディレクトリの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

292

(4)制約

iSMmknod コマンド実行において以下に示す処理は禁止されています

デバイスディレクトリにインストールされているスペシャルファイルの再命名

iSMServer 起動中の実行

iSMvollist コマンド起動中の実行

ControlCommand コマンド起動中の実行

iSMmknod コマンドの 2 重起動

(5)ファイル

etciSMsvriSM_diskarraydevlist helliphellip ディスクアレイ一覧ファイル

etciSMsvriSMsvrconf helliphellip iSMServer 環境定義ファイル

(6)参照

proc(5) scsi_info(8) sd(4) iSMsvr(8)

293

付録 C パスワード暗号化コマンド

環境定義ファイルの client セクションにてiSM クライアントの利用者を定義します定義済みの利用

者のみがiSM クライアントを iSM サーバに接続しディスクアレイについての情報を参照操作するこ

とが可能となりますこのとき利用者のパスワードも設定しますがこのパスワード値に暗号化した値を

記述することができますセキュリティ上暗号化した値を記述することを推奨します

パスワードの暗号値はパスワード暗号化コマンド iSMcipherpw を実行して求めます

(1)名称

iSMcipherpw - パスワードの暗号値を求める

(2)構文

iSMcipherpw パスワード値

(3)説明

iSMcipherpw コマンドはパラメータとして指定されたパスワード値の暗号値を標準出力に返します

返された暗号値はiSMsvrconf ファイルの client セクションの利用者情報のパスワードfile_transfer セ

クションの ftp 利用者名ftp 利用者のパスワードagent セクションのディスクアレイを監視する利用者

情報のパスワードに転記できます

なおパスワード値として設定できる値は58 文字以内の以下の値です

1 バイトの英数字記号(ただしrdquordquo(ダブルクォーテーション)は除く)rdquo rdquo(スペース)

また記号やスペースを用いた場合にはシェルのワイルドカードとして解釈されることもあるため

使用を避けるかrdquorsquordquo(シングルクォーテーション)またはrdquordquo(ダブルクォーテーション)でパスワード

値を囲むなどの処置が必要になります

(4)戻り値

0正常終了した場合

1パスワード値指定に誤りがあった場合標準出力にその旨を報告します

294

(5)使用例

gtiSMcipherpw iSM パスワードはiSM とします

Accepted password is iSM コマンドに受け付けられたパスワードです

Return value is CGGKCMDCEACBGB 報告されたこの値が暗号値です

この値をiSMsvrconf ファイルの利用者情報のパスワードに転記します

login = (iSM CGGKCMDCEACBGB L1)

(6)診断

iSMcipherpw はパスワード値指定に誤りがあった場合標準出力にて以下に示すエラーメッセージを

報告します

101 ERROR There is no password

[説明] パスワード値の指定がありません

[処置] パスワード値を指定してください

102 ERROR There are too many arguments

[説明] 引数の指定が多すぎます

[処置] 引数にはパスワード値を 1 つだけ指定してくださいまたrdquo rdquo(スペース)を用いる場合はrdquorsquordquo

(シングルクォーテーション)rdquordquo(ダブルクォーテーション)でパスワード値を囲むなど

の処置が必要になります

103 ERROR The length of the password is too long

[説明] パスワード値が長すぎます

[処置] 58 文字以内のパスワード値を指定してください

104 ERROR Inappropriate character is used for password

[説明] パスワード値に不適切な文字が用いられています

[処置] パスワード値として適切な文字を用いてください

105 ERROR As password it is inappropriate

[説明] パスワード値としては不適切ですrdquo rdquo(スペース)のみのパスワード値などが該当します

[処置] パスワード値として適切なものを指定してください

106ERROR System call error occurred function=fff errno=eee

[説明] システム関数でエラーが発生しました

fff システム関数名

eee エラー番号

[処置] システム関数名およびエラー番号を確認して対処を行いiSMcipherpw コマンドの再実行

をしてください

(7)参照

etciSMsvriSMsvrconf

295

付録 D iStorageManager 管理者設定コマンド

iSM サーバを root 権限以外で運用するためにはiStorageManager 管理者設定コマンド(iSMmkadm

コマンド)でiStorageManager 管理者(ユーザ名が iSMadm のユーザ)を登録しますこのコマンドに

よりiStorageManager 管理者を登録しディレクトリとファイルのオーナーを変更してiSM サーバの

運用ユーザの環境を整えます

登録した iStorageManager 管理者は次の用途で利用します

iSMsvr コマンドの利用可能な利用者でサーバの起動停止が可能です

iSM サーバの実行利用者です

構成設定コマンドの利用可能な利用者です(「iStorage シリーズ構成設定の手引」を参照してくだ

さい)

1 iSMmkadm コマンドはiSM サーバの起動前に実行してくださいiSM サーバ起動中は使用で

きません

2 iSMmkadm コマンドは常に root 権限で実行してください

3 SNMP トラップを受信する場合はiSM サーバを root 権限で運用しなければいけないためこ

のコマンドで iStorageManager 管理者の設定を行わないでください

4 iStorageManager 管理者名はiSMmkadm コマンドでのみ設定可能です

5 iSMmkadm コマンド以外で iStorageManager 管理者の登録を行わないでください

6 環境設定においてログファイル格納フォルダなどのフォルダ指定に既定値以外のフォルダを指

定している場合がありますその場合はそのディレクトリおよび配下のファイルに

iStorageManager 管理者のアクセス権(書き込みアクセス)をつけてください環境設定につい

ては「132 環境定義ファイル」を参照してください

7 このコマンドで iStorageManager 管理者の登録を行った後 iSMmknod コマンドまたは

iSMvollist コマンドを実行しスペシャルファイルを作成する場合がありますその場合は

devnec_iSMmkdl 配下のスペシャルファイルに iSMadm ユーザがアクセスできるように適切

なアクセス権(書き込み読み込みアクセス権)をつけてください

8 iSMmknod コマンドやiSMvollist コマンドの-r-nr-or オプションはroot 権限で実行する

必要がありますので各コマンドの説明を参照してください

9 構成設定(GUI)よりディスクアレイの IP アドレスを変更する場合はiSM サーバを root 権限

で運用する必要があります本コマンドで設定した iStorageManager 管理者では操作できませ

296

(1)iStorageManager 管理者の登録

画面の表示例(12)

iSMmkadm hellip①

Do you want to create user or delete user iSMadm (Create[1]Delete2) 1 hellip②

iStorageManager employed by new user iSMadm

Create new user iSMadm as following hellip③

(1)USER ID 109 (iSMadm)

(2)GROUP ID 20 (users)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 1 hellip④

Set USER ID 110 hellip⑤

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 20 (users)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 2 hellip⑥

Possible GROUP ID is following hellip⑦

root 0

other 1

bin 2

sys 3

adm 4

daemon 5

mail 6

lp 7

tty 10

297

画面の表示例(22)

nuucp 11

users 20

nogroup -2

Set GROUP ID 3 hellip⑧

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 3 (sys)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 3 hellip⑨

Set directory homeusersiSMadm hellip⑩

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 3 (sys)

(3)HOME DIRECTORY homeusersiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) y hellip⑪

Now setting done

Set password of iSMadm

Changing password for iSMadm

New password hellip⑫

Re-enter new password hellip⑬

Passwd successfully changed

Complete to create new user iSMadm hellip⑭

Complete to update directory or file access mode (iSMadm) hellip⑮

① iSMmkadm コマンド実行します

② 登録する場合はrsquo1rsquoを指定してください

③ iStorageManager 管理者であるiSMadm の登録予定の属性が表示されます

④ ユーザ ID を変更する場合はrsquo1rsquoを指定します

⑤ システムに登録されていないユーザ ID を設定します

指定したユーザ IDが既に使用されていればもう一度別のユーザ IDを入力するように求められます

⑥ グループ ID を変更する場合はrsquo2rsquoを指定してください

⑦ システムに登録されているグループ ID を表示します

⑧ 表示されたグループ ID から選択し指定します

⑨ ホームディレクトリを変更する場合はrsquo3rsquoを指定します

⑩ 変更するホームディレクトリのパスを指定します

既に存在しているディレクトリを入力した場合rsquoyrsquoを指定するとそのディレクトリに変更することが

できます

⑪ 表示内容で良い場合はrsquoyrsquoを指定します

⑫ iStorageManager 管理者の新しいパスワードを指定します

298

⑬ 再度パスワードの確認を求められるので同じパスワードを正確に入力してください

⑭ iStorageManager 管理者のシステム登録が正常に行われたことを示します

⑮ ディレクトリとファイルのオーナーがiStorageManager 管理者に正常に変更されたことを示します

以上のユーザ登録によりiSM サーバは iStorageManager 管理者で起動可能になります

(2)iStorageManager 管理者の削除

iSM サーバの運用利用者を root 権限に戻したい場合はiSMadm のユーザを削除してください

作業はroot 権限で行います

iSMmkadm hellip①

Do you want to create user or delete user iSMadm (Create[1]Delete2) 2 hellip②

Delete iSMadm from system really (y[n]) y hellip③

Complete to delete user iSMadm hellip④

Complete to update directory or file access mode (root) hellip⑤

① iSMmkadm コマンド実行します

② 削除する場合はrsquo2rsquoを指定します

③ 削除する場合はrsquoyrsquoを指定します

④ iStorageManager 管理者の削除が正常に行われたことを示します

⑤ ディレクトリとファイルのオーナー変更が正常に root 権限に戻されたことを示します

なおソフトウェアのインストールアンインストールなどの各種作業にあたっては以下の注意が必

要です

1 iSMmknod コマンド実行後にはiStorageManager 管理者の再登録(削除して登録)を行って

ください

2 iStorageManager のアンインストール前にiStorageManager 管理者の削除を行ってください

再インストールした後は再度 iStorageManager 管理者の登録を行ってください

299

付録 E 事象連携定義ファイル

ここでは連携定義ファイル(etciSMsvrmsgdrvconf)に設定可能な情報の説明をします

(1)連携定義ファイル

[SERVER]

SMTP=mailxxxcom

SMTP_PORT=25

POP=popxxxcom

POP_PORT=110

AUTH=POP_before_SMTP

USER=username

PASSWORD=password

MAIL_TEMPLATE=etciSMsvrmailtpl

[LIMIT]

MAIL=300

SHELL=30

[LINK00]

MSGID=ALL

LEVEL=ERR

MAIL=axxxcom

SHELL=usrbinerr

(2)パラメータ詳細

[SERVER] 各種共通定義

SMTP メールを送信する SMTP サーバを定義する(1つのみ)

SMTP_PORT SMTP のポート番号を 1~65535 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 25 を使用)

POP POP before SMTP 認証時に使用する POP サーバを定義する

(1つのみ)

AUTH=NONE または AUTH=SMTP-AUTH の場合は省略可能

POP_PORT POP のポート番号を 1~65535 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 110 を使用)

AUTH 認証方式(NONEPOP_before_SMTPSMTP-AUTH)を定義する

USER 認証用アカウントを定義する

AUTH=NONE の場合は省略可能

PASSWORD 認証用パスワード(パスワード暗号化)を定義する

AUTH=NONE の場合は省略可能

MAIL_TEMPLATE メールのテンプレートをファイルで指定する(先頭行はldquoFROMrdquo固定)

[LIMIT] 連携処理の上限値定義

MAIL メールの送信の上限値(回分)を 15~1200 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 300 を使用)

300

SHELL シェルの起動の上限値(回分)を 15~1200 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 30 を使用)

[LINKxx] 連携グループの定義(xx は 00~99 で指定する)

MSGID 連携対象メッセージを定義する

LEVEL 連携対象メッセージのレベルを定義する

MAIL 連携アクションの送り先のメールアドレスを定義する

SHELL 連携アクションのシェルファイル名を定義する

1 1 行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

2 行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定するとその行はコメントになります

3 先頭行に[SERVER]セクションを記述してください

4 [LINKxx]セクション(xx は 00~99 の範囲で指定可能)は連携グループを定義します連携

グループでは連携対象メッセージ(MSGID)とレベル(LEVEL)と連携アクション(SHELL

と MAIL)を指定します受け取ったメッセージが連携対象メッセージに指定したメッセージ番

号でありレベルに指定したメッセージレベルであった場合に連携アクションが実行されます

5 [LINKxx]セクションの MSGID には連携対象メッセージを定義しますメッセージ番号(5 桁の

数字(例02040))メッセージ番号範囲(メッセージ番号をrdquo-rdquo(ハイフン)で繋いだ範囲(例

10000-10999))機能単位で指定可能です機能単位では以下の指定が可能です

表 E-1 機能単位と連携対象メッセージ

機能単位 機能名 メッセージ番号BASE 基本制御 iSM01000~iSM04999

iSM07000~iSM07999

iSM11000~iSM11999

iSM14000~iSM17999

iSM23000~iSM23999

iSM24000~iSM24999

iSM28000~iSM28999

iSM29000~iSM29999

PERFORMANCE 性能 iSM08000~iSM09999

REPLICATION レプリケーション iSM10000~iSM10999

SNAPSHOT スナップショット iSM18000~iSM18999

ALL 全機能 全てのメッセージ

ALERT 保守メッセージ ALIVE通報の対象(ディスクアレイ装置の障害

通報機構が行うALIVE通報も含む)のメッセージ(メッセージの本文末尾にキーワードldquo[_ALERT_]rdquoが付加されている)です

6 [LINKxx]セクションの LEVEL にはレベルを定義しますERRWARNINGNOTICE INFO

と ALL(全レベル)を指定できます

301

7 [LINKxx]セクションの MAIL には連携対象のメッセージを受け取った場合のメールの送り

先のメールアドレスを定義しますメールアドレスは複数定義できますメールアドレスは同

一行に複数定義することも複数行に分けて定義することもできますメールアドレスはドメ

イン名を含んだ完全なものを記述してください

8 [LINKxx]セクションの SHELL には連携対象のメッセージを受け取った場合に起動するシェ

ルのファイル名を定義しますファイル名は複数定義できますファイル名は同一行に複数定

義することも複数行に分けて定義することもできますファイル名は絶対パスで記述してく

ださい特殊な記号を含むファイル名を二重引用符で囲って定義することもできますただ

しrdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)を含むファイル名を定義することはできませ

9 同一連携グループで連携アクションのメールアドレスとシェルファイル名はそれぞれ最大 10 ま

で定義できます

10 [LINKxx]セクションでMSGIDLEVELMAILSHELL の右辺の指定を同一行に複数定義

する場合rdquordquo(カンマ)で区切って定義しますまた複数行に分けて定義することも可能です

その場合には連続した行で定義する必要はありませんただし連続した行で定義した場合で

も左辺を省略することはできません

11 同一のメッセージが複数の連携グループで指定された場合指定された連携グループの連携アク

ションが実行されますただし同一のメッセージに対して同一の連携アクションが複数指定さ

れた場合は連携アクションは 1 回だけ実行されます

12 全てのメッセージが連携対象となることを避けるため同一の連携グループで MSGIDとLEVEL

の両方に ALL を定義することはできません

13 MAIL_TEMPLATE にはメールのヘッダ情報やメール本文が保存されているファイル名を定義

しますMAIL_TEMPLATE に記述するファイル名は絶対パスで記述してください特殊な記

号を含むファイル名を二重引用符で囲って定義することもできますただしrdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo

(終了括弧)rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)を含むファイル名を定義すること

はできません

14 連携を行わない場合定義ファイルの作成は不要です

15 連携制御ファイルにはVer34 までの定義である[LEVEL]セクションと HEADER の定義を指定

することが可能です既存のユーザをサポートするための機能であるため通常は[LINKxx]

セクションと MAIL_TEMPLATE の定義を使用してください

使用する場合は以下の点に注意してください

[LEVEL]セクションの定義は[LINKxx]セクションの定義と同時に行うことはでき

ません

HEADER はMAIL_TEMPLATE と同時に指定することはできません

302

(3)メールテンプレートファイル

メールテンプレートファイルは実際に送信するメールの雛型です最初の行に ldquoFROMrdquoを記述しメー

ルの送信者のメールアドレスを記述します送信先のメールアドレスが間違っている場合などにより

SMTP サーバでメールの送信が失敗すると送信者のメールアドレスに SMTP サーバのエラーメッセージ

が送信されることがあります2行目以降はメール本文としてそのまま送信されますが空行までがヘッダ

部空行以降がボディ部となりますまたボディ部にldquo$MSGrdquoの記述がある場合にはldquo$MSGrdquoを事象連

携の契機となった運用ログに出力されるメッセージに置換します

FROM iSMserverxxxcom

SUBJECT iSMserver error report

larr空行

This is the iSMserver at ドメイン名など

Error Reporting

$MSG rarr 事象連携の契機となった運用ログに出力される

メッセージがこの行に展開されます

1 ldquoFROMrdquoに記述するメールアドレスはドメイン名を含んだ完全なものを記述してください

2 ヘッダ部はRFC822 に沿った各種ヘッダ行の記述が可能です

3 ボディ部には自由な内容が記述できますが送信時にコード変換はしないので漢字を使う場合は

JIS コードで記述してください

4 メールテンプレートファイルはファイル全体の大きさを 1KB 以内で記述してくださいまた 1

行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

5 ある行のldquo$MSGrdquo部分のメッセージ内容への置換は最初に現れたldquo$MSGrdquoのみで行われますそ

のため 1 行に複数記述しても最初のもののみ置換されますただし複数行に記述したものは

それぞれ同じメッセージ内容に展開されます

(4)定義例

ERR のメッセージの場合はa さんにメールで通知しシェル(err)を起動します

保守メッセージの場合はa さんと b さんにメールで通知しシェル(alert)を起動します

クライアントの接続切断のメッセージ(iSM02040iSM02041)の場合はa さんにメールで通知す

るという定義の例を以下に紹介します

ヘッダ部

ボディ部

送信者のメールアドレスを記述します

303

連携定義ファイル(etciSMsvrmsgdrvconf)

[SERVER]

SMTP=mailxxxcom larrSMTP サーバの DNS 名または IP アドレス

SMTP_PORT=25 larrSMTP サーバのポート番号

POP=popxxxcom larrPOP サーバの DNS 名または IP アドレス

POP_PORT=110 larrPOP サーバのポート番号

AUTH=POP_before_SMTP larr認証方式(NONEPOP_before_SMTPSMTP-AUTH)

USER=username larr認証用アカウント

PASSWORD=password larr認証用パスワード

MAIL_TEMPLATE=etciSMsvrmailtpl larrメールの雛型を指定する(どこでも良い)

[LIMIT]

MAIL=300 larrメールの送信の上限値(回分)

SHELL=30 larrシェルの起動の上限値(回分)

[LINK00] larrERR の時の定義

MSGID=ALL

LEVEL=ERR

MAIL=axxxcom

SHELL=usrbinerr larr実行権が必要

[LINK01] larr保守メッセージの時の定義

MSGID=ALERT

LEVEL=ALL

MAIL=axxxcombxxxcom larr複数行記述可能複数アドレス記述可能

SHELL=usrbinalert

[LINK02] larrクライアント接続切断のメッセージの時の定義

MSGID=0204002041 larrldquo02040-02041rdquoでも指定可能

LEVEL=ALL

MAIL=axxxcom

304

メールテンプレートファイル(etciSMsvrmailtpl)

FROM iSMmsgdrvxxxcom larr差出人アドレス

SUBJECT iSMserver error report larrタイトル(何でも良いが漢字は不可)

larr空行

This is the iSMserver at iSMsystemxxxcom larrメール本文(何でも良い)

Error Reporting larrメール本文(何行書いても良いが全体で 1KB

以内とすること)

$MSG larr実際のメッセージ内容がこの行に挿入され

メールとして送信されます

このメールを見たら注意してください larrメール本文(漢字を書くときは JIS コードで

記述する)

305

付録 F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール

(1)動作環境

性能分析支援ツール(性能分析支援ツール画面アーカイバCSV 変換ツール編集ツール)の動作環

境はiSM クライアントの動作環境と同じになりますまた性能情報グラフ化ツールはiSM クライア

ントと Microsoftreg Excel20102013 がインストールされている PC で動作します利用方法については

電子マニュアル「性能監視機能利用の手引」(IS025)の「33 性能情報の分析支援」を参照してください

性能分析支援ツール画面の必要メモリは以下になります

表 F-1 必要メモリ量

性能分析支援ツール画面 35(31)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させたときに必要なメモリ量です

(2)導入方法

性能分析支援ツールおよび性能情報グラフ化ツールを利用する場合はDVD 媒体の以下のフォルダに

格納されているすべてのファイルを利用する PC の任意のフォルダへコピーします

DVD ドライブyenPERTOOLyenWINDOWS

コピーするファイルはすべて同一フォルダに格納してください

上記フォルダに格納されているファイルのうち性能分析支援ツールおよび性能情報グラフ化ツール

は以下になります

性能分析支援ツール画面iSMprfcomexe

アーカイバ iSMprfarcexe

CSV変換ツール iSMprfextexe

編集ツール iSMprfeditexe

性能情報グラフ化ツールiSMprfviewxls

Windows 版の iSM サーバをインストールするとiSM サーバのインストール先のフォルダに性能分

析支援ツールも合わせてインストールされます

306

(このページは空白です)

307

付録 G バックアップファイル

iSM サーバiSM クライアントで利用するファイルをバックアップしておくことでサーバの障害など

で再インストールが発生した場合でもバックアップファイルを利用することで iSM サーバiSM クライ

アントの動作環境を直ちに復旧することが可能になりますここではiSM サーバiSM クライアントで

バックアップしておくファイルについて説明します

(1)iSM サーバ

iSM サーバでは以下のファイルをバックアップしますなお性能関連ファイルなどiSM サーバ

起動中に情報を更新するものがありますので定期的なバックアップを推奨します

[1]環境定義ファイル

HP-UX 版Linux 版

etciSMsvr配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenconfyeniSMsvryen配下の全てのファイル

[2]運用ログファイル (必須ではありません)

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretclog配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenlogyen配下の全てのファイル

1 上記ファイルが存在しなくても iSM サーバの動作には影響ありませんが過去のログが参照

できなくなります

2 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[3]ライセンス情報ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcconfig配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenconfigyen配下の全てのファイル

[4]事象連携ファイル (事象連携機能を利用している場合)

HP-UX 版Linux 版

etciSMsvrmsgdrvconf ファイルに記述しているメールテンプレートファイルシェルファ

イル

Windows 版

インストール先のフォルダyenconfyeniSMsvryenmsgdrvconf ファイルに記述しているメールテ

ンプレートファイルバッチファイルまたは実行ファイル

308

[5]性能関連ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcmon配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenmonyen配下の全てのファイル

1 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[6]性能最適化関連ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcoptlog配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenoptlogyen配下の全てのファイル

1 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[7]パーティション管理ユーザ情報ファイル(パーティション管理ユーザを設定している場合)

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcmain配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenmainyen配下の全てのファイル

Windows 版においてインストール先のフォルダの確認方法は以下となります

(a)「スタート」rarr「すべてのプログラム」 rarr「iSM サーバ」にて「Read Me」を右クリックし

「プロパティ」を選択

Windows 8 以降Windows Server 2012 以降の場合「スタート」画面でアプリバーを表示

し「すべてのアプリ」をクリックしすべてのアプリにて「iSM サーバ」にて「Read Me」

を右クリックし画面下に「ファイルの場所を開く」をクリックします「Read Me」を右ク

リックし「プロパティ」を選択

(b)「リンク先」よりインストール先のフォルダを確認

(例) CyenProgram FilesyenNECyeniSMsvryenhelpyenreadmetxt

CyenProgram FilesyenNECyeniSMsvr がインストール先のフォルダになります

またiSM サーバが起動中の場合タイミングによりバックアップできないファイルがありますこ

の場合一旦 iSM サーバを停止することでバックアップは可能となります

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM サーバのインストール

(Windows 版の場合は前回と同じフォルダにインストールしてください)

(2)バックアップしたファイルで復旧

バックアップしたファイルのパスと同じパスにコピーしてください

309

(2)iSM クライアント(Web GUI)

iSM クライアント(Web GUI)では以下のファイルをバックアップしますiSM クライアント(Web

GUI)を起動している場合は終了させてください

[1]iSM クライアント(Web GUI)環境設定情報

環境設定情報は以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenUsersyenltOS ログオンユーザ名gtyenAppDatayenRoamingyenNEC

yen iSMClientyen (隠しフォルダになっています)

このフォルダおよびフォルダに格納されている全てのファイルを退避させてください

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM クライアント(Web GUI)環境設定情報を復旧

環境設定情報をバックアップ時と同じフォルダにコピーしてください

(3)iSM クライアント(Win GUI)

iSM クライアント(Win GUI)では以下のファイルをバックアップしますiSM クライアント(Win

GUI)を起動している場合は終了させてください

[1]iSM クライアント(Win GUI)のデスクトップアイコン

デスクトップアイコンは以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenUsersyenPublicyenDesktop (隠しフォルダになっています)

[2]iSM クライアント(Win GUI)のメニュー項目のアイコン

メニュー項目のアイコンは以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenProgramDatayenMicrosoftyenWindowsyenStart MenuyenPrograms

yen[iSM クライアント] (隠しフォルダになっています)

[iSM クライアント]の部分にはインストール時に指定したプログラム

フォルダ名(既定値iSM クライアント)が入ります

[3]iSM クライアント(Win GUI)環境設定情報

iSM クライアント(Win GUI)がインストールされていたフォルダにある設定ファイル(ini)

接続先を複数作成している場合インストールフォルダに[SGn](n は数値)という名前のフォルダ

が作成されていますこのフォルダおよびフォルダに格納されている全てのファイルも退避させ

てください

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM クライアント(Win GUI)のインストール

(前回と同じフォルダにインストールしてください)

(2)iSM クライアント(Win GUI)環境設定情報を復旧

310

環境設定情報および[SGn]フォルダを iSM クライアント(Win GUI)インストール先フォルダに

コピーしてください上書き確認メッセージが表示された場合はそのまま上書きコピーして

ください

(3)iSM クライアント(Win GUI)のメニュー項目のアイコンを復旧

メニュー項目のアイコンを以下のフォルダにコピーしてください

ltシステムドライブgtyenProgramDatayenMicrosoftyenWindowsyenStart MenuyenPrograms

yen[iSM クライアント] (隠しフォルダになっています)

[iSM クライアント]の部分にはインストール時に指定したプログラム

フォルダ名(既定値iSM クライアント)が入ります

(4)iSM クライアント(Win GUI)のデスクトップアイコンを復旧

デスクトップアイコンを以下のフォルダにコピーしてください

上書き確認メッセージが表示された場合はそのまま上書きコピーしてください

ltシステムドライブgtyenUsersyenPublicyenDesktop (隠しフォルダになっています)

311

付録 H ファイアウォールが導入されている環境 ファイアウォールが導入されている環境では以下のポートをあける必要があります

iSM クライアント(Web GUI)-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM クライアント(Web GUI)

ANY

iSM サーバ

8020TCP

8070TCP

ポート番号 80208070 は iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバへ接続時

に使用するポートですなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可能で

iSM クライアント(Win GUI)-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM クライアント(Win GUI)

ANY

iSM サーバ

8020TCP

ポート番号 8020 は iSM クライアント(Win GUI)から iSM サーバへ接続時に使用

するポートですなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可能です

ダッシュボード画面-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

ダッシュボード画面

ANY

iSM サーバ

8025TCP

ポート番号 8025はダッシュボード画面から iSMサーバへ接続時に使用するポート

ですなおポート番号の変更方法は 1023 章を参照してください

iSM サーバ-ディスクアレイ(iStorage)間

SOURCE DESTINATION

iSM サーバ

ANY

iStorage

2730TCP

80TCP(M シリーズの場合)

8020TCP(M12e 以降M120 以降M320 以

降M320F 以降M520 以降M720 以降

M720F 以降の M シリーズの場合)

iStorage

ANY

iSM サーバ

2730UDP

8020TCP(M シリーズの場合)

TCPIP 経由でディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側のポートまた

は 2730 をあける必要がありますポート番号 2730 は iSM サーバからディスクア

レイへの接続時に使用するポートですポート番号を変更することはできません

TCPIP 経由で M シリーズディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側の

ポート 2730 に加えてポート 80 をあける必要がありますポート番号 80 は障害

情報採取時に iSM サーバがディスクアレイに接続するために使用するポートで

すポート番号を変更することはできません

TCPIP 経由で M12e 以降M120 以降M320 以降M320F 以降M520 以降M720 以

降M720F 以降のMシリーズディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側

のポート 273080 に加えてポート 8020 をあける必要がありますポート番号

8020 は構成設定時に iSM サーバがディスクアレイに接続するために使用するポー

トですポート番号を変更することはできません

312

iStorageManager コマンドを使用して M シリーズディスクアレイのアップデート

を行う場合はiSM サーバ側の 8020(TCP)をあける必要がありますポート番号

を変更することはできません

ネットワーク設定ツール-ディスクアレイ(iStorage)間

SOURCE DESTINATION

ネットワーク設定ツール

2730UDP

iStorage

2730UDP

iStorage

2730UDP

ネットワーク設定ツール

2730UDP

M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズが対象ですただしA3000 シリー

ズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI は未サポートです

ネットワーク設定ツールを利用する場合はポート番号 2730(UDP)をあける必要

がありますポート番号 2730(UDP)はネットワーク設定ツールとディスクアレイ

への通信に使用するポートですポート番号は変更することはできません

iSM サーバ-メールサーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM サーバ

ANY

SMTP サーバ

25TCP

iSM サーバ

ANY

POP サーバ

110TCP

メール連携機能を利用する場合に必要なポートです利用しない場合は25TCP

110TCP は必要ありませんなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可

能です

POP サーバによる認証機能(POP before SMTP)を利用しない場合は110TCP

は必要ありません

313

付録 I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの構成設定においてLD セットに FC のパス情報とし

てWWPN(World Wide Port Name)を設定する作業がありますHost Bus Adapter Card に記載され

ている WWPN 値を参照しながら設定する方法もありますがM シリーズA3000 シリーズA5000 シリー

ズに接続するサーバ上でホスト情報の収集登録を行なうことによりWWPN 値をプログラムにより収

集させることが可能になり構成設定が簡易化できます

ホスト情報の収集登録は以下の手順で行います

業務サーバからホスト情報の収集を行います

詳細は「(1)ホスト情報の収集」を参照してください

ホスト情報の登録確認を行います

詳細は「(2)ホスト情報の登録と確認」を参照してください

(1)ホスト情報の収集

業務サーバ上でホスト情報を収集します

ホスト情報の収集方法には大きく分けて2つの方法がありシステムの構成により異なります

ホスト情報の自動収集

ディスクアレイを新規に導入しFCケーブルで接続するサーバとしてすべてWindowsの新規サー

バ(運用を開始していないサーバ)を導入する場合はiSM ホストエージェントサービスの機能を

利用してディスクアレイと Windows サーバ間の FC 接続パスを用いたホスト情報の自動収集が

可能です

M シリーズのディスクアレイと新規 Windows サーバについての手順は下記の「(1)-① 新規

Windows サーバにおけるホスト情報の自動収集」を参照してください

またディスクアレイを新規に導入しFC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続するサーバとし

てすべて Linux の新規サーバ(運用を開始していないサーバ)を導入する場合はディスクアレイ

を経由したホスト情報の収集を行うことが可能です

M シリーズのディスクアレイと新規 Linux サーバについての手順は下記の「(1)-②新規 Linux

サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集」を参照してください

なお新規サーバが Windows と Linux の混在環境の場合は「(1)-① 新規 Windows サーバ

におけるホスト情報の自動収集」の「2) iSM ホストエージェントサービスの再起動」を Windows

サーバで「(1)-②新規 Linux サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集」

の「2) ホスト認識用ボリュームのOS認識とホスト情報収集コマンドの実行」をLinuxサーバで各々

行なうことでホスト情報の収集を行なうことが可能です

(2)ホスト情報の登録と確認

(1)ホスト情報の収集

314

さらに上記環境に対してサーバを追加する場合ディスクアレイに接続する追加の新規サーバ(運

用を開始していないサーバ)が Windows または Linux のみでディスクアレイはSAN 構成上1

台のみで既存のサーバは全てこのディスクアレイ上の論理ディスクを利用している場合の条件を

満たせば追加サーバが Windows であれば「(1)-① 新規 Windows サーバにおけるホスト

情報の自動収集」が可能でありLinux であれば「(1)-②新規 Linux サーバにおけるホスト

情報のディスクアレイを経由した収集」が可能です

ただし本構成において FC ケーブルまたは SAS ケーブルを接続しない状態でホスト情報の収集

を行う場合は下記の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照して

ください

<FC ケーブルでの接続>

図 I-1 ホスト情報の自動収集またはディスクアレイを経由した収集が可能な構成(FC 接続)

新規 Windowsサーバ

新規 Windowsサーバ

SAN

新規ディスクアレイ 新規 Linux サーバ

新規 Linux サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

新規 Windows サーバ

新規 Linux サーバ

SAN

新規ディスクアレイ 追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

315

<SAS ケーブルでの接続>

図 I-2 ホスト情報の自動収集またはディスクアレイを経由した収集が可能な構成(SAS 接続)

新規 Linux サーバ 新規ディスクアレイ

新規 Linux サーバ

追加サーバ 既存ディスクアレイ

既存サーバ

316

ホスト情報収集コマンドによるファイル出力を利用したホスト情報の収集

以下の場合はホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を利用してファイル出力によ

るホスト情報の収集を行ってください

すでに運用を開始しているシステム(既存ディスクアレイや既存サーバがある環境)への新規ディ

スクアレイの設置

FC ケーブルで接続するサーバに Windows や Linux 以外のサーバが含まれる場合

SAS ケーブルで接続するサーバに Linux 以外のサーバが含まれる場合

複数のディスクアレイ構成やFC 接続されているがディスクアレイを利用していないサーバが

存在する環境への新規サーバ追加

ディスクアレイとサーバを FC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続しない状態でホスト情報の

収集を行う場合

これらの場合下記の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照して

ください

317

<FC ケーブルでの接続>

図 I-3 ファイル出力を利用したホスト情報の収集が必要となる構成(FC 接続)

新規 Windows Linux サーバ

WindowsLinux以外の新規サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

新規サーバ

既存サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

既存サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

新規サーバ

新規サーバ

SAN

新規ディスクアレイ 追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

FC 接続されるが

ディスクアレイ未使用

318

<SAS ケーブルでの接続>

図 I-4 ファイル出力を利用したホスト情報の収集が必要となる構成(SAS 接続)

新規サーバ

既存サーバ

新規ディスクアレイ 既存サーバ 新規ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

新規サーバ

新規サーバ

新規ディスクアレイ

追加サーバ

既存サーバ

既存ディスクアレイ

SAS 接続されるが

ディスクアレイ未使用

新規 Linux サーバ

Linux 以外の新規サーバ

新規ディスクアレイ

319

(1)-① 新規 Windows サーバにおけるホスト情報の自動収集

新規ディスクアレイと新規 Windows サーバの FC ケーブルの接続が正常であることを確認した後

以下の手順を実施してください

なおすでに新規ディスクアレイの論理ディスクが新規 Windows サーバから認識できている場

合では以下の 2)のみを実施してください

1) ホスト認識用ボリュームの有効化

ホスト認識用ボリュームの有効化の手順はマニュアル「iStorageManager Express 利用ガイ

ド」(IS053)の「1325 ホスト情報の取得」を参照してホスト認識用ボリュームの有効しま

2) iSM ホストエージェントサービスの再起動

iSM ホストエージェントサービス(NEC Storage Manager Host Agent)を再起動して 3 分間

以上待ちます

iSM ホストエージェントサービスの再起動はWindows の「コントロールパネル」にある「管

理ツール」の「サービス」から行います

3) ホスト認識用ボリュームの無効化

iSM クライアント(Web GUI)を起動後構成設定のメニューから「ディスクアレイ設定」を選

択し「特殊2」タブを表示します「ホスト認識用ボリュームの設定を有効にする」のチェッ

クボックスの選択を解除し「適用」ボタンを押してください

構成設定については「iStorage シリーズ構成設定の手引(GUI 編)」を参照してください

(1)-② 新規 Linux サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集

新規ディスクアレイと新規 Linux サーバの FC ケーブルまたは SAS ケーブルの接続が正常であ

ることを確認した後以下の手順を実施してください

なおすでに新規ディスクアレイの論理ディスクが新規 Linux サーバから認識できている場合で

は以下の 2)のみを実施してください

1) ホスト認識用ボリュームの有効化

ホスト認識用ボリュームの有効化の手順はマニュアル「iStorageManager Express 利用ガイ

ド」(IS053)の「1325 ホスト情報の取得」を参照してホスト認識用ボリュームの有効しま

2) ホスト認識用ボリュームの OS 認識とホスト情報収集コマンドの実行

a)ホスト認識用ボリュームを OS に認識させる

root 権限を持つユーザで以下のコマンドを実行します

RHEL の場合以下のコマンドを実行してください

echo 1 gt sysclassfc_hosthostissue_lip

なおhostにはHBA number を指定します

HBA number は以下で確認してください

ls sysclassfc_host

host0 host1

上記例では

320

echo 1 gt sysclassfc_hosthost0issue_lip

echo 1 gt sysclassfc_hosthost1issue_lip

となります

SLES の場合以下のコマンドを実行してください(FC 接続時のみサポート)

rescan-scsi-bussh -i

b)ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)の実行

コマンドラインからホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)を実行します-store オプ

ションでディスクアレイを経由するホスト情報の収集を指定します

なおホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)はroot 権限を持つユーザで実行してくだ

さい

iSMcc_hostinfo ndashstore

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)の実行後はメッセージ番号 iSM11770 が出力

されホスト情報の収集が成功したことを確認してください

3) ホスト認識用ボリュームの無効化

iSM クライアント(Web GUI)を起動後構成設定のメニューから「ディスクアレイ設定」を選

択し「特殊2」タブを表示します「ホスト認識用ボリュームの設定を有効にする」のチェッ

クボックスの選択を解除し「適用」ボタンを押してください

構成設定については「iStorage シリーズ構成設定の手引(GUI 編)」を参照してください

(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を利用して以下の手順を実施してください

1) ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)の実行

ホスト情報を収集する対象の業務サーバ上でコマンドプロンプト(Windows の場合)やコマ

ンドライン(HP-UXSolarisLinux の場合)からホスト情報収集コマンドを実行しますこ

のとき-export オプションにはホスト情報の出力先となるファイル(ホスト情報ファイル)

を指定します

なおホスト情報収集コマンドはWindows では Administrator 権限を持つユーザでまた

HP-UXSolarisLinux では root 権限を持つユーザで実行してください

業務サーバが Windows の場合の実行例

Dgt iSMcc_hostinfo -export ServerName

iSMcc_hostinfo Info iSM11700 Please wait a minute

iSMcc_hostinfo Info iSM11770 Host Information was exported successfu

lly (code=aaaa-bbbb-bbbb-bbbb) iSMcc_hostinfo Info iSM11100 Command has completed successfully

321

業務サーバがHP-UXSolarisLinux で動作している場合の実行例

iSMcc_hostinfo -export tmpServerName

iSMcc_hostinfo Info iSM11700 Please wait a minute

iSMcc_hostinfo Info iSM11770 Host Information was exported successfu

lly (code=aaaa-bbbb-bbbb-bbbb) iSMcc_hostinfo Info iSM11100 Command has completed successfully

ホスト情報収集コマンドの実行後メッセージ番号 iSM11770 が出力されてホスト情報の収集

が成功したことを確認してくださいなおメッセージ中の aaaa にはプロセス番号がbbbb

には保守用の内部コードが表示されます

2) ホスト情報ファイルの転送

その後ホスト情報収集コマンドを実行して出力したホスト情報ファイルはファイル転送や

USB メモリ等を利用してiSM サーバが動作している管理サーバ上に転送してください

既にディスクアレイ装置と接続ホスト情報の収集論理ディスク割り当てが行われている

環境でホスト情報を更新する場合(1)-③の手順に従ってホスト情報を再収集してください

(2)ホスト情報の登録と確認

ホスト情報の収集方法に応じて以下の手順を実施してください

Windows サーバでホスト情報の自動収集を行った場合あるいは Linux サーバでディスクを経由し

た収集を行なった場合

以下の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照しホスト情報が正しく登録されているこ

とを確認してください

もし10 分以上経過して情報再取得を押下してもホスト情報が収集されなかった場合は「(1)

-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」および以下の「(2)-① ホスト情報

ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照してホスト情報の登録を行ってくださいその後

「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照しホスト情報が正しく登録されていることを確

認してください

ホスト情報ファイルを利用してホスト情報の収集を行った場合

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)でホスト情報ファイルの出力を行っている場

合は以下の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照しホスト情

報の登録を行ってくださいその後以下の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照し

ホスト情報が正しく登録されていることを確認してください

(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録

ホスト情報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を利用して以下の手順を実施してください

322

1) ホスト情報の登録

iSM サーバが動作している管理サーバ上でコマンドプロンプト(Windows の場合)やコマ

ンドライン(HP-UXLinux の場合)からホスト情報登録コマンドを実行しますこのとき

-import オプションには業務サーバから転送してきたホスト情報ファイルを指定しますま

た-arrayname オプションには登録対象のディスクアレイのニックネーム指定します

なおホスト情報登録コマンドはWindows では Administrator 権限を持つユーザでまた

HP-UXLinux では root 権限を持つユーザで実行してくださいまたホスト情報の登録を

行う際には登録先となる対象ディスクアレイが iSM サーバから正常に監視されている必要が

あります

iSM サーバが Windows で動作している場合の実行例

Dgt iSMhoststore -import DServerName -arrayname StorageName

iSMhoststore 002 Host Information was imported successfully (Disk Array

=StorageName)

iSMhoststore 001 Command completed successfully

iSM サーバが HP-UXLinux で動作している場合の実行例

iSMhoststore -import tmpServerName -arrayname StorageName

iSMhoststore 002 Host Information was imported successfully (Disk Array

=StorageName)

iSMhoststore 001 Command completed successfully

ホスト情報登録コマンドの実行後メッセージ番号 002 が出力されてホスト情報の登録が成功

したことを確認してください

(2)-② 登録したホスト情報の確認

iSM クライアント(Web GUI)から以下の手順を実施してください

1) 接続ホスト関連情報一覧画面の確認

iSM クライアント(Web GUI)のメイン画面で対象ディスクアレイを選択し「接続ホスト」を

選択すると接続ホスト一覧が表示されますその中に当該業務サーバのホスト名を持つホ

スト情報が含まれていることを確認してください

図 I-5 接続ホスト関連情報一覧画面の確認例

323

2) 接続ホスト詳細情報画面(HBA 一覧)の確認

iSM クライアント(Web GUI)の接続ホスト一覧画面で確認したホスト情報を右クリックし

「プロパティ」を選択して接続ホスト詳細情報画面を開きます

接続ホスト詳細情報画面において「HBA 一覧」に当該業務サーバのホストバスアダプタの

FC ポートの情報(WWNNWWPN)が表示されていることを確認してください

3) 接続ホスト詳細情報画面(ディスクアレイ側ポート)の確認

接続ホスト詳細情報画面の「HBA 一覧」においてホストバスアダプタの FC ポートの情報

(WWNNWWPN)を選択した場合「ディスクアレイ側ポート」には選択した FC ポー

トに対応した接続先ディスクアレイのポート情報が表示されることを確認してください

図 I-6 接続ホスト詳細情報画面の確認例

324

接続ホスト詳細情報画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情

報が表示されない場合は以下の原因が考えられます

1 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)でホスト情報ファイルを利用してホスト情

報の収集を行った際に

ディスクアレイと業務サーバが FC ケーブルまたは SAS ケーブルで正しく接続されて

いなかった

業務サーバにおいてディスクアレイの論理ディスクが正しく認識できていなかった

この場合はディスクアレイと業務サーバを FC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続し業務サー

バから論理ディスクが認識できた後に以下の手順を実施してホスト情報を再度登録してください

1 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を実行しホスト情報ファイルを利用し

たホスト情報の収集を再度行います

上述の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照してください

2 ホスト情報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を実行し再出力したホスト情報ファイル

を利用してホスト情報を再登録します

上述の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照してください

3 接続ホスト詳細情報画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情報

が表示されることを確認します

2 Windows Server 2012 以降の Hyper-V 仮想ファイバーチャネルを使用する場合仮想マシンの接

続ホスト詳細画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情報が表示され

ませんが運用に支障はありません

325

クラスタを構成しているサーバなど複数の IP アドレスが業務サーバに設定されている場

合ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)や iSM ホストエージェントサービスで収集

されるサーバの IP アドレスはOS から優先的に返却される IP アドレスになります

ホスト情報として登録された IP アドレスが意図した IP アドレスになっていない場合は以下の手

順により別の IP アドレスで登録し直すことができますなお各コマンドの機能やホスト情報ファ

イルの詳細は電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)を参照してく

ださい

1 iSM ホストエージェントサービスを停止した後スタートアップの種類を「自動」から「手動」

に変更します(Windows の業務サーバの場合のみ実施します)

2 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)の-export オプションを用いてホスト

情報ファイルを出力します

3 出力したホスト情報ファイルをテキストエディタなどを利用して編集しIP アドレス(項目

名rdquoIPAddressrdquo)の値を更新しますこのときホスト情報として登録したい IP アドレスの値

を記載してください

4 更新したホスト情報ファイルを iSM サーバが動作しているサーバ上に転送したのちホスト情

報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を用いて登録します

その後iSM クライアント(Web GUI)の「接続ホスト関連情報一覧画面」で意図した IP アドレスが

登録されていることを確認してください

なおWindows の業務サーバにおいて複数のネットワークアダプタを実装しており複数の「接続」

の設定がある場合は「接続」の優先順序を変更することで意図した IP アドレスが収集できるよう

になりますただし「接続」の優先順序の変更は動作しているアプリケーションに影響を与える

場合があるためあらかじめシステムへの影響がないことを確認のうえ実施してください

「接続」の優先順序の変更方法

1 「コントロールパネル」の「ネットワーク接続」を開きます

2 「詳細設定」メニューから「詳細設定」を選択して起動します

3 「アダプタとバインド」タブの「接続」で優先したい IP アドレスの接続を一覧から選択し

矢印ボタンを使用して一覧の最上位に移動します

4 「OK」を選択して「詳細設定」を終了します

その後iSMホストエージェントサービスを再起動し3分以上が経過した後に iSMクライアント(Web

GUI)の「接続ホスト関連情報一覧画面」で意図した IP アドレスが登録されたことを確認してくだ

さい

326

(このページは空白です)

327

付録 J OpenJDK のインストール場所

OpenJDK を導入時のインストール場所設定は下記のとおりです

1以下のフォルダが作成されています

ProgramFilesNECiSMOpenJDK

2以下のシステム環境変数が設定されています

a システム環境変数(PATH)に以下のパスが追加されています

NECiSMOpenJDKPathbin

b 以下の環境変数を設定されています

KEY NECiSMOpenJDKPath

VALUE ProgramFilesNECiSMOpenJDK

3レジストリエディタで以下が設定されています

HKEY_CLASSES_ROOT

-jar 名前既定 種類REG_SZ データjarfile

-jarfile 名前既定 種類REG_SZ データExecutable Jar File

-shell

-open

-command 名前既定 種類REG_SZ データ

ltOpenJDK のインストールフォルダgtbinjavawexe -jar 1

328

(このページは空白です)

329

付録 K OpenJDK のアンインストール OpenJDK の自動手動アンインストール手順を以下に示します

Oracle Java が有効な環境で OpenJDK アンインストールツールを起動しないでください

OpenJDK アンインストール後にOracle Java も無効になります

動作させた場合「付録 L トラブルシューティング」に従い再度 Oracle Java を有効にします

OpenJDK をアンインストールする前にOpenJDK を使用しているアプリケーションを終了して

ください終了せずにアンインストールした場合正常終了しない可能性があります

K1 OpenJDK 自動アンインストール

OpenJDK アンインストールツール(OpenJDK_uninstallbat)を利用してOpenJDK を自動アンイン

ストールできます

OpenJDK アンインストールツールは装置に添付されている「 iStorageManager Express Setup and

Utility 」 または「 WebSAM iStorageManager Suite」(別売)に添付されている「WebSAM

iStorageManager」のインストール媒体に同梱しています

(1)アンインストール手順

1 Administrator 権限でログインします

2 媒体を OpenJDK をアンインストールするコンピュータの DVD ドライブにセットします

3 管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

JREUNINSTALLWINDOWS

4 以下のコマンドを実行してください

OpenJDK_uninstallbat

5アンインストールする場合「YEnter」を押下してください

6 「Uninstallation completed」が表示されたらアンインストール完了です

コマンドプロンプトを閉じてください

(2)異常発生時の対応

アンインストールが異常終了した場合下記のエラーメッセージが表示されます

[処置]を参照して対処してください

①Warn Failed to delete OpenJDK files and folder

Please try again after stopping the running applications that use OpenJDK

[説明]OpenJDK を使用しているフォルダ及びファイルの削除に失敗しました

[処置]OpenJDK を使用しているプログラムを終了し再度アンインストールしてください

②Warn Failed to ltaaaagt System call error [function=ltbbbbgt errno=ltcccgt]

330

[説明]システムコマンドでエラーが発生しました

aaahellipa delete OpenJDK files and folder

remove environment variables

remove registry

bbbb 関数名

ccc エラー番号

[処置]コマンドラインで出力されたメッセージ内容を採取し保守員に連絡してください

③Illegal option name[aaaa]

[説明]指定されたオプションに誤りがあります

aaaa 指定された未サポートのオプション名

[処置]指定したオプションを確認し再度実行してください

OpenJDK アンインストールツールは以下のコマンドを提供します

OpenJDK_uninstallbat -ver

保守員へ連絡する際本コマンドの実行結果をご提供ください

K2 OpenJDK 手動アンインストール

以下の手順でOpenJDK を手動アンインストールできます

1以下のフォルダを削除してください

ProgramFilesNECiSMOpenJDK

2以下のシステム環境変数を削除してください

a システム環境変数(PATH から以下を削除してください

NECiSMOpenJDKPathbin

b 以下の環境変数を削除してください

KEY NECiSMOpenJDKPath

VALUE ProgramFilesNECiSMOpenJDK

3以下のレジストリを削除してください

HKEY_CLASSES_ROOT

-jar 名前既定 種類REG_SZ データjarfile

-jarfile 名前既定 種類REG_SZ データExecutable Jar File

-shell

-open

-command 名前既定 種類REG_SZ データ

ltOpenJDK のインストールフォルダgtbinjavawexe -jar 1

331

付録 L トラブルシューティング

Q1iSM サーバのバージョンアップをおこなったのですがiSM クライアント(Web GUI)の起動が

できません

A1ファイアウォールを導入している環境においてiSM クライアント(Web GUI)で利用する

ポート番号(既定値8070)が解除されていませんiSM クライアント(Web GUI)では

8020(既定値)8070(既定値)の2つのポート番号を利用しますので両方が解除されて

いるか確認してください

Q2 iSM クライアント(Web GUI)の初期設定ウィザードのネットワーク設定で以下のメッセージが

出力されます

05068 「ネットワーク情報の設定に失敗しました」

A2iSM サーバの起動後に iSM サーバの環境設定で指定 IP アドレスを設定している可能性がありま

すiSM サーバの環境設定に設定されている IP アドレスを確認し必要ないものであれば削除し

て iSM サーバを再起動してください

Q3iSM クライアント(Web GUI)の初期設定ウィザードのネットワーク設定で以下のメッセージが

出力されます

25968 「指定された IP アドレスは既に iSM サーバに登録されているかネットワーク上の他

の機器で使用されています」

A3iSM サーバの環境設定に既に IP アドレスが設定されているかネットワーク上に指定 IP アドレ

スを使用する機器が存在している可能性があります

iSMサーバの環境設定に設定されている IPアドレスを確認し必要ないものであれば削除して iSM

サーバを再起動してくださいまたネットワーク上で使用されていない IP アドレスを指定して

ください

Q4Windows 版の iSM サーバにおいてiSM サーバのプロセスの CPU 負荷が高くなっていますが問

題ありませんか

A4ウィルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力に

よりファイルチェックが常時おこなわれる状態となりますそれにより CPU 負荷が高くなり動作

に影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合はCyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全てを

ウィルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

Q5JRE のインストール後最新版の Java の通知が来ますがアップデートしても問題ないですか

A5JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンがありますので最新のバージョンを

使用されることを推奨します

ただし弊社にて動作検証済の最新バージョンよりも新しい JRE 環境では動作確認を行っており

332

ませんので正常に動作しない場合があることをご認識ください

Q6構成設定の論理ディスク簡易設定(「論理ディスク簡易設定」画面)で「ホストの指定」にホス

トが表示されません

あるいはアクセスコントロールの LD セットとパス情報のリンク設定(「パス情報とのリンク」

画面)でパス情報選択域の「ホスト」にホストが表示されません

あるいは「接続ホスト関連情報一覧」画面にホストが表示されません

対処方法を教えてください

A6ホスト情報が正しく登録されていないことが考えられます

構成設定を一旦終了し以下について確認してください

(1)ディスクアレイおよび業務サーバの確認

対象のディスクアレイはFC 搭載の D シリーズである必要があります

対象のサーバにはNEC Storage Manager Agent Utilityまたは ControlCommand がインス

トールされている必要があります未インストールの場合はインストールしてください

対象のサーバ環境はNEC Storage Manager Agent Utilityまたは ControlCommand の動

作条件を満たしている必要がありますまた動作に際して追加のパッケージやパッチが必要

な場合はあらかじめこれらが適用されている必要があります動作環境および必要なパッ

ケージやパッチの詳細は各ソフトウェアのインストールガイドを参照してください

(2)登録されているホスト情報の確認

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照し

ホスト情報が正しく登録されていることを確認してください

ホスト情報が正しく登録できていない場合は以下の(3)について確認しホスト情報の収

集登録の作業を行ってください

(3)ホスト情報の収集登録

ホスト情報の収集登録を行っていない場合は「付録 I ホスト情報の収集登録」を参照し

てホスト情報の収集と登録の作業を行ってください

Windows サーバでホスト情報の自動収集を行っているまたは Windows サーバに論理ディス

クを割り付けたにもかかわらずホスト情報が正しく登録できていない場合は以下の手順を

実施してください

1) iSM ホストエージェントサービスの再起動

iSM ホストエージェントサービス(NEC Storage Manager Host Agent)を再起動して 3 分

間以上待ちますiSM ホストエージェントサービスの再起動はWindows の「コントロー

ルパネル」にある「管理ツール」の「サービス」から行います

2)ホスト情報の確認

再度上記(2)の手順を実施しホスト情報が正しく登録されていることを確認してくだ

さいこの手順を実施してもホスト情報が正しく登録できない場合は「付録 I ホスト情報

の収集登録」を参照して「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」

および「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」の作業を実施してく

ださい

333

ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集を行っているにもかかわらずホスト情報が

正しく登録できていない場合は以下の作業に漏れがないか確認し再度手順を実施してく

ださい

1) ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト

情報の収集」を参照して作業を実施してください

ホスト情報収集コマンドを実行して出力したホスト情報ファイルはファイル転送や USB

メモリ等を利用してiSM サーバが動作している管理サーバ上に転送した後以下の 2)の作

業を実施する必要があります

2) ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト

情報の登録」を参照して作業を実施してください

Q7OpenJDK導入後にOracle JavaをアンインストールしたところiSMクライアントが起動しな

くなりました

A7Oracle Javaのアンインストール時にOpenJDKの利用設定が消去された可能性があります

OpenJDKを有効にするため再度OpenJDKをインストールしてください

手順は「iStorageManagerセットアップ(Windows版)」の「カスタムインストール(Mシリー

ズ)」または「カスタムインストール(A2700)」を参照してください

Q8Oracle Javaを利用してiSMクライアントなどのJavaを利用するアプリケーションを利用してい

ましたOpenJDKアンインストールツールを実行したところアプリケーションを起動できな

くなりました

A8Oracle Javaが無効になっている可能性があります

Oracle Javaをアンインストールし再度インストールしてください

Q9OpenJDKのインストールアップデートを行ったところインストール失敗のダイアログが表示

されました対処方法を教えてください

A9OpenJDKを利用しているアプリケーションが起動しておりインストールに失敗した可能性が

あります

以下A~Cの手順を実施してください

A

1 OpenJDKを利用しているアプリケーションをすべて終了してください

iStorageManagerのソフトウェアではiSMクライアントネットワーク設定ツールiSCSI

簡易設定ツールでOpenJDKを利用します

2「iStorageManager Express Setup and Utility」または「WebSAM iStorageManager」

のインストール媒体からOpenJDKをカスタムインストールしてください

B

Aの作業でインストール失敗のダイアログが表示された場合以下を実施してください

334

1 タスクマネージャのパフォーマンスタブを開きリソースモニタをクリックしてください

2 リソースモニターのCPUタブ「関連付けられたハンドル」の右側のテキストボックスに

NECiSMOpenJDKを入力してください

3 一覧部の「ハンドル名」にProgramFilesyenNECiSMOpenJDK を含むプロセスの表示を

確認しますこのアプリケーションを終了させるため右クリック して「プロセスの終了」

を選択してください

OpenJDKを利用しているプロセスが複数存在する場合全て終了させてください

4 再度「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」を右クリックして削除してください

5 上記「A2」に従いOpenJDKのカスタムインストールを実施してください

C

上記「B4」の作業で「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」を削除できない場合以下を

実施してください

1 Windowsをセーフモードで起動してください

2 OpenJDKフォルダ(「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」)を手動削除してください

3 セーフモードから抜けてください

4 上記「A2」に従いOpenJDKのカスタムインストールを実施してください

Q10「iStorageManagerのセットアップ」を実施する際にiSMサーバ起動中の画面から進みません

対処方法を教えてください

A10iSMサーバが起動できない状態です

iStorageManagerセットアップを終了します手順は下記の通りです

「図3-25 iSMサーバ起動中」の「times」ボタンをクリックすると以下の画面を表示します

図 L- 1 iSM サーバ起動の中止

「はい」ボタンをクリックすると下記の画面が表示されます

335

図 L- 2 セットアップ完了画面(iSMサーバは起動されていません)

「完了」ボタンをクリックするとiSM のセットアップを終了します

iSM サーバの状態を確認し手動で iSM サーバの起動や iSM クライアント(Web GUI)の起動を実

施してください

iSM サーバの起動については電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」

(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してください

Q11iStorageダッシュボードからiSMクライアントが起動できませんまたPerforNaviメニューが

表示されません

A11Internet Explorerを利用する場合ActiveXの設定が必要です設定内容は本書「iStorageダッ

シュボードの導入 インストール」を参照ください設定後ブラウザを再起動してください

またブラウザ起動状態でJavaをインストールした場合も起動できない場合がありますブラ

ウザを再起動してください

Q12iStorageダッシュボードやiSMクライアントのダウンロード画面からiSMクライアントを起動で

きません

Edgeの場合下記のメッセージが表示されます

iSMクライアントのインストールパスが表示されます

336

Internet Explorerの場合上記メッセージは表示されません

A12Oracle JavaまたはOpenJDKのインストールパスが認識されていない可能性があります

インストールしていない場合Oracle JavaまたはOpenJDKをインストールしてくださいインストールし

た後ブラウザを再起動してください

インストール済みの場合ブラウザを再起動してください

  • WebSAM iStorageManager インストールガイド
    • はじめに
    • 目次
    • 序章 導入手順
    • 第1章 サーバの導入(HP-UX版)
      • 11 動作環境
      • 12 iSMサーバのインストール
        • 121 インストール
        • 122 アンインストール
        • 123 アップデート
          • 13 iSMサーバの環境設定
            • 131 ディスクアレイの監視方法の設定
            • 132 環境定義ファイル
              • 14 システムパラメータの設定
                • 第2章 サーバの導入(Linux版)
                  • 21動作環境
                  • 22 iSMサーバのインストール
                    • 221 インストール
                    • 222 アンインストール
                    • 223 アップデート
                      • 23 iSMサーバの環境設定
                        • 231 ディスクアレイの監視方法の設定
                        • 232 環境定義ファイル
                          • 24 システムパラメータの設定
                            • 第3章 iStorageManagerセットアップ(Windows版)
                              • 31 簡易インストール(Mシリーズ)
                                • 311 iStorageManagerのセットアップ
                                • 312 サーバのセットアップ
                                  • 32 カスタムインストール(Mシリーズ)
                                  • 33 カスタムインストール(A2700)
                                    • 第4章 サーバの導入(Windows版)
                                      • 41 動作環境
                                      • 42 iSMサーバのインストール
                                        • 421 インストール
                                          • 4211 MシリーズA3000シリーズA5000シリーズを利用する場合
                                          • 4212 A2700を利用する場合
                                            • 422 アンインストール
                                            • 423 アップデート
                                            • 424 サイレントインストール
                                            • 425 サイレントアンインストール
                                              • 43 iSMサーバの環境設定ウィザード
                                                • 431 ディスクアレイの設定
                                                • 432 利用者の設定
                                                • 433 iSMクライアント(GUI)接続先ポート番号の設定
                                                • 434 運用ログの設定
                                                • 435 設定内容の確認
                                                • 436 設定完了
                                                  • 44 iSMサーバの環境設定
                                                    • 441 ディスクアレイ
                                                    • 442 利用者
                                                    • 443 状態監視
                                                    • 444 サーバクライアント
                                                    • 445 事象連携
                                                    • 446 性能監視
                                                    • 447 性能最適化
                                                    • 448 レプリケーションスナップショット
                                                    • 449 データ改ざん防止
                                                    • 4410 監査ログ
                                                        • 第5章 クライアントの導入
                                                          • 51 クライアント提供形態
                                                          • 52 動作環境
                                                          • 53 インストールとセットアップ
                                                            • 531 iSMクライアントのインストール(Windows)
                                                              • 5311 事前のOSおよびJavaの設定
                                                              • 5312 iSMセットアップのカスタムインストールによるインストール手順
                                                              • 5313 サイレントインストール
                                                              • 5314 iSMサーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順
                                                              • 5315 iSMクライアント(Win GUI)のインストール
                                                                • 532 iSMクライアントのアンインストール(Windows)
                                                                  • 5321 iSMクライアント(Win GUI)のアンインストール
                                                                  • 5322 iSMクライアント(Web GUI)のアンインストール
                                                                  • 5323 iSMクライアント(Web GUI)のサイレントアンインストール
                                                                    • 533 iSMクライアントのアップデート
                                                                    • 534 iSMクライアントのインストール(Linux)
                                                                    • 535 iSMクライアントのアンインストール(Linux)
                                                                    • 536 iSMクライアントのアップデート(Linux)
                                                                      • 54 iSMクライアントの起動終了についての補足
                                                                        • 541 ショートカットの作成について
                                                                        • 542 Web iSMクライアントのダウンロード画面の起動
                                                                            • 第6章 ControlCommandの導入
                                                                              • 61 インストール
                                                                                • 611 Mシリーズを利用する場合
                                                                                • 612 A2700を利用する場合
                                                                                  • 62 アンインストール
                                                                                  • 63 アップデート
                                                                                    • 第7章 iStorage (Mシリーズ) ESMPROServerManager連携モジュールの導入(Windows版)
                                                                                      • 71 動作環境
                                                                                      • 72 iStorage (Mシリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストール
                                                                                        • 721 インストール
                                                                                        • 722 アンインストール
                                                                                        • 723 アップデート
                                                                                            • 第8章 iSMネットワーク設定ツールの導入(Linux版)
                                                                                              • 81 動作環境
                                                                                              • 82 iSMネットワーク設定ツールのインストール
                                                                                                • 821 インストール
                                                                                                • 822 アンインストール
                                                                                                • 823 アップデート
                                                                                                    • 第9章 iSMネットワーク設定ツールの導入(Windows版)
                                                                                                      • 91 動作環境
                                                                                                      • 92 iSMネットワーク設定ツールのインストール
                                                                                                        • 921 インストール
                                                                                                        • 922 アンインストール
                                                                                                        • 923 アップデート
                                                                                                            • 第10章 iStorageダッシュボードの導入
                                                                                                              • 101 動作環境
                                                                                                              • 102 インストール
                                                                                                                • 1021 iSMサーバとの同時インストール
                                                                                                                • 1022 個別インストール
                                                                                                                • 1023 注意事項
                                                                                                                  • 103 環境設定
                                                                                                                  • 104 アンインストール
                                                                                                                  • 105 アップデート
                                                                                                                    • 付録A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX版)
                                                                                                                    • 付録B スペシャルファイル作成コマンド(Linux版)
                                                                                                                    • 付録C パスワード暗号化コマンド
                                                                                                                    • 付録D iStorageManager管理者設定コマンド
                                                                                                                    • 付録E 事象連携定義ファイル
                                                                                                                    • 付録F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール
                                                                                                                    • 付録G バックアップファイル
                                                                                                                    • 付録H ファイアウォールが導入されている環境
                                                                                                                    • 付録I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化
                                                                                                                    • 付録J OpenJDKのインストール場所
                                                                                                                    • 付録K OpenJDKのアンインストール
                                                                                                                    • 付録L トラブルシューティング
Page 4: WebSAM iStorageManager インストールガイド

M シリーズ iStorage M シリーズ

M10 シリーズ iStorage M10 シリーズ

M100 シリーズ iStorage M100 シリーズ

M300 シリーズ iStorage M300 シリーズ

M500 シリーズ iStorage M500 シリーズ

M700 シリーズ iStorage M700 シリーズ

M5000 シリーズ iStorage M5000 シリーズ

A5000 iStorage A5000

A5200 iStorage A5200

A3000 iStorage A3000

A3200 iStorage A3200

A2700 iStorage A2700

A4900 iStorage A4900

(1) iStorage ControlCommand は次の 6 機能を統合した製品です

ReplicationControl

SnapControl

ReplicationControlDisasterRecovery

ProtectControl

PowerControl

NEC Storage Manager Agent Utility

(2)「ControlCommand」はNEC Storage Manager Agent Utility を含みます

4 本文中の以下の記述は以下の名称に対応しています

本文中の記述 対応する名称

JRE Java Runtime Environment

NET Framework Microsoft NET Framework

IIS Microsoft Internet Information Services

5 商標および登録商標

Microsoft Windows Windows Server Microsoft Edgeおよび Internet Explorer は米国 Microsoft

Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です

NET Framework は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または

商標です

HP-UX は米国における米国 Hewlett-Packard 社の登録商標です

UNIX はThe Open Group の米国ならびにその他の国における登録商標です

OracleSolarisおよび Java はOracle Corporation およびその子会社関連会社の米国およびそ

の他の国における登録商標です

Linux はLinus Torvalds 氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です

Red Hat は米国 Red Hat Inc の米国およびその他の国における商標または登録商標です

Veritas および Veritas Storage Foundation はSymantec Corporation の米国およびその他の国に

おける商標または登録商標です

その他記載されている製品名会社名等は各社の商標または登録商標です

6 本製品は以下の OSS を含んでいますライセンスの詳細については媒体に含まれるマニュアルの付録を参照

ください

Apache log4j (httploggingapacheorg)

flex (httpflexsourceforgenet)

OpenSSL (httpwwwopensslorg)

Cyrus SASL (httpcyrusimaporg)

Expect (httpexpectsourceforgenet)

Tcl (httpwwwtcltk)

PHP (httpwwwphpnet)

CodeIgniter (httpwwwcodeignitercom)

Flot (httpwwwflotchartsorg)

PuTTY (httpwwwchiarkgreenendorguk~sgtathamputtyindexhtml)

7 「JIS X 02081990」(以下JIS90)の文字セットに加えて「JIS X 02132004」(以下JIS2004)の文

字セットが採用され人名用漢字など表現できる文字が増加しますただし各画面の入力パス名コマン

ドパラメータは JIS90 の文字セットの範囲で指定してくださいまた構成設定の一括設定ファイル等の指

示ファイルの文字コードは ANSI で作成してください

8 本書でクライアント部は以下の2種類の GUI を提供します

Java で動作する GUI

Windows ベースの GUI

文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』後者

のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用します

9 「iSM クライアント(Web GUI)」とは「WebSAM iStorageManager」および「iStorageManager Express」

を利用するためにクライアント PC にインストールする Java アプリケーションです利用者に GUI による

監視と操作の手段を提供します

10 本書では特にご注意いただく内容を以下で示しております内容については必ずお守りください

この表示を無視して誤った取り扱いをすると設定済みの構成に影響がある場合があります

表示の種類

種 類 内 容

操作において特に注意が必要な内容を説明しています

操作における制限事項等の情報を説明しています

2001 年 1 月 初 版

2021 年 4 月 第 63 版

(このページは空白です)

目 次

序章 導入手順 1

第 1 章 サーバの導入(HP-UX 版) 5

11 動作環境 5

12 iSM サーバのインストール 6

121 インストール 6

122 アンインストール 7

123 アップデート 8

13 iSM サーバの環境設定 8

131 ディスクアレイの監視方法の設定 8

132 環境定義ファイル 10

14 システムパラメータの設定 46

第 2 章 サーバの導入(Linux 版) 51

21 動作環境 51

22 iSM サーバのインストール 53

221 インストール 53

222 アンインストール 56

223 アップデート 57

23 iSM サーバの環境設定 58

231 ディスクアレイの監視方法の設定 58

232 環境定義ファイル 60

24 システムパラメータの設定 94

第 3 章 iStorageManager セットアップ(Windows 版) 97

31 簡易インストール(M シリーズ) 98

311 iStorageManager のセットアップ 99

312 サーバのセットアップ 118

32 カスタムインストール(M シリーズ) 125

33 カスタムインストール(A2700) 128

第 4 章 サーバの導入(Windows 版) 133

41 動作環境 133

42 iSM サーバのインストール 135

421 インストール 135

4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する場合 136

4212 A2700 を利用する場合 145

422 アンインストール 155

423 アップデート 155

424 サイレントインストール 156

425 サイレントアンインストール 157

43 iSM サーバの環境設定ウィザード 157

431 ディスクアレイの設定 158

432 利用者の設定 162

433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定 165

434 運用ログの設定 166

435 設定内容の確認 168

436 設定完了 168

44 iSM サーバの環境設定 169

441 ディスクアレイ 170

442 利用者 175

443 状態監視 178

444 サーバクライアント 183

445 事象連携 185

446 性能監視 195

447 性能最適化 199

448 レプリケーションスナップショット 200

449 データ改ざん防止 202

4410 監査ログ 203

第 5 章 クライアントの導入 205

51 クライアント提供形態 205

52 動作環境 205

53 インストールとセットアップ 209

531 iSM クライアントのインストール(Windows) 209

5311 事前の OS および Java の設定 209

5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順 210

5313 サイレントインストール 218

5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順 219

5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール 220

532 iSM クライアントのアンインストール(Windows) 221

5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 221

5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 222

5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストール 222

533 iSM クライアントのアップデート 223

534 iSM クライアントのインストール(Linux) 224

535 iSM クライアントのアンインストール(Linux) 225

536 iSM クライアントのアップデート(Linux) 226

54 iSM クライアントの起動終了についての補足 227

541 ショートカットの作成について 227

542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動 227

第 6 章 ControlCommand の導入 229

61 インストール 230

611 M シリーズを利用する場合 230

612 A2700 を利用する場合 240

62 アンインストール 248

63 アップデート 248

第 7 章 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールの 導入

(Windows 版) 249

71 動作環境 249

72 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストール 250

721 インストール 251

722 アンインストール 253

723 アップデート 253

第 8 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Linux 版) 255

81 動作環境 255

82 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 257

821 インストール 257

822 アンインストール 260

823 アップデート 260

第 9 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版) 261

91 動作環境 261

92 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 263

921 インストール 264

922 アンインストール 272

923 アップデート 272

第 10 章 iStorage ダッシュボードの導入 273

101 動作環境 273

102 インストール 274

1021 iSM サーバとの同時インストール 277

1022 個別インストール 278

1023 注意事項 278

103 環境設定 279

104 アンインストール 282

105 アップデート 282

付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版) 283

付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版) 289

付録 C パスワード暗号化コマンド 293

付録 D iStorageManager 管理者設定コマンド 295

付録 E 事象連携定義ファイル 299

付録 F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール 305

付録 G バックアップファイル 307

付録 H ファイアウォールが導入されている環境 311

付録 I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化 313

付録 J OpenJDK のインストール場所 327

付録 K OpenJDK のアンインストール 329

付録 L トラブルシューティング 331

(このページは空白です)

1

序章 導入手順

ディスクアレイの設置が完了した後業務サーバからディスクアレイを利用するためには以下のよう

な導入作業が必要となります

以下に導入の流れを示します

ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定な

どの作業を行います

M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載

ディスクアレイを導入する場合はホスト情報の収集と登

録を行います

ディスクアレイの構成設定を行い論理ディスクを業務

サーバに割り付けます

業務サーバに割り付けた論理ディスクを業務サーバに認

識させます

業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成

します

以降の作業においてすでに保守員に依頼して実施済の作業については不要ですまだ実施

していない作業を追加で行ってください

(5)ボリュームの準備

(3)ディスクアレイの構成設定

(2)ホスト情報の収集と登録

(4)業務サーバからの接続確認

(1)ソフトウェアの導入と設定

2

推奨構成例を以下に示します

ソフトウェアのインストール先を以下に示します

ソフトウェア 業務サーバ 管理サーバ クライアントマシン

iSM サーバ times times

iSM クライアント times

ControlCommand times times

インストール必要

timesインストール不要

(1)ソフトウェアの導入と設定

ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定などの作業を行います

①iSM サーバと iSM クライアントの導入と設定

iSM サーバと iSM クライアントのインストールおよび環境設定を行います

HP-UXまたは Linux の環境に iSM サーバをインストールする場合は必要に応じて OS の

システムパラメータを変更する必要がありますインストール先の OS 環境に応じて本書の第1章

または第2章を参照してください

またiSM サーバの導入および設定の詳細についてはインストール先の OS 環境に応じて本書の

第1章から第4章を参照してくださいiSM クライアント導入および設定の詳細については第5章

を参照してください

iSM サーバ

LAN

SAN

FCEther

iSM クライアント

ControlCommand

管理サーバ

iStorage

業務サーバ

3

「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの iSM サーバと iSM クライア

ントをすでにインストールしている場合インストール作業は不要です

②ControlCommand の導入(すべての業務サーバ)

FC ケーブル(FC ポート搭載ディスクアレイの場合) SAS ケーブル(SAS ポート搭載ディスクアレイ

の場合)や LAN ケーブル(iSCSI ポート搭載ディスクアレイの場合)によってディスクアレイと接続

されるすべての業務サーバにControlCommand をインストールします業務サーバの OS 環境に応

じて本書の第6章を参照してください

なお各業務サーバではHBA(ホストバスアダプタ)や NIC(ネットワークインタフェースカード)

の取り付けおよびドライバやパス管理ソフトウェアのインストールを事前に実施しておく必要があ

ります

「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの ControlCommand をすでに

インストールしている業務サーバについてはインストール作業は不要です

(2)ホスト情報の収集と登録

本作業は必須ではありませんがM シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載

ディスクアレイを利用する場合はホスト情報を収集して登録することにより以下の操作が可能と

なります

ディスクアレイの構成設定においてアクセスコントロールの LD セットの設定を行う際に登

録したホスト情報を利用して設定を容易に行うことができます

iSM クライアント(Web GUI)の接続ホスト関連情報一覧画面に表示して接続ホストとして確

認管理することができます

M シリーズの FC 搭載ディスクアレイを導入する場合はControlCommand を導入したすべての業務

サーバでホスト情報の収集と登録を行います業務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照

してください

A2700 の iSCSI 専用ディスクアレイを導入する場合はこの作業は不要です以降の作業を実施してく

ださい

4

M シリーズのディスクアレイを導入する場合ディスクアレイの初期設定の際にすでにホ

スト情報の収集と登録の作業を行っている業務サーバについては本作業は不要です

(3)ディスクアレイの構成設定

ディスクアレイの構成設定を行い構築した論理ディスクを業務サーバに割り付けます

構築するプールやホットスペア論理ディスクの構成は運用に応じてあらかじめ設計しておく必要が

ありますまた以降の作業はiSM クライアントから構成設定を行います具体的な操作手順につい

ては電子マニュアル「iStorage シリーズ 構成設定の手引(GUI 編)」(IS007)または「構成設定の手引

(GUI 編)- M シリーズ」(IS051)を参照してください

A3000 シリーズA5000 シリーズの場合GUI 機能は未サポートですCLI のみサポートします

CLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「構

成設定」を参照してください

(4)業務サーバからの接続確認

ディスクアレイと業務サーバ間の FC ケーブル(FC 搭載ディスクアレイの場合)または LAN ケーブル

(iSCSI 搭載ディスクアレイの場合)が接続されていることを確認した後業務サーバを再起動し業務

サーバに割り付けた論理ディスクが業務サーバで認識できていることを確認します

(5)ボリュームの準備

業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成します

以下の作業は各業務サーバで行いますボリューム対応表の作成および更新の手順については業

務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照してください

①ボリューム対応表の作成

ボリューム対応表を作成して業務サーバのデバイス情報(ディスク番号やスペシャルファイル名)

と論理ディスクの対応関係を確認します

②ボリュームの作成

業務サーバに認識されている論理ディスクに対してファイルシステムの作成などを行います

③ボリューム対応表の更新

業務サーバが Windows の場合は作成したパーティションの情報やボリュームに割り当てたドライ

ブ文字などの情報をボリューム対応表に反映させるためにボリューム対応表を作成し直して更新し

ます

業務サーバが HP-UXSolarisLinux の場合はボリュームを作成した後にボリューム対応表を更

新する必要はありません

5

第1章 サーバの導入(HP-UX 版)

11 動作環境

表 1-1 動作環境(HP-UX 版)

対象ハードウェア NX7700i シリーズ

動作 OS HP-UX (IPF) 11i v3

メモリ OS 必要メモリ+49MB 以上 (NX7700i シリーズ)

ディスク容量 プログラム容量193MB (NX7700i シリーズ)

動作必要容量 14GB 以上 (NX7700i シリーズ)

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

図 1-1 システム構成イメージ(HP-UX 版)

iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます

ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の

ディレクトリを作成しldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってください

6

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ

スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM

サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を

きたす可能性があります

12 iSM サーバのインストール

121 インストール

以下の手順にしたがってHP-UX swinstall コマンドを使用して iSM サーバをインストールします

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrdep を別サーバよりファイル転送して使用して

ください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成(例cdrom)

mount コマンドによりマウント

usrsbinmount -o rr devdskctd cdrom

(4)次のコマンドを使用してswinstall コマンドを実行します

usrsbinswinstall

Software Selection ウィンドウおよび Specify Source ウィンドウが表示されます

(5)Specify Source ウィンドウの以下の項目を変更します

Source Host Name ドライブが接続されているサーバのホスト名

Source Depot Path cdromSERVERHPUXiSMsvrdep

上記はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合の例です

「OK」ボタンを選択しSoftware Selection ウィンドウに戻ります詳細については「Help」

ボタンを選択してください

Software Selection ウィンドウにはインストール可能なソフトウェアの一覧が表示されます

(6)NEC_iSM ソフトウェアを強調表示にします

(7)Actions メニューで Mark for Install を選択しインストールする製品として選択します

(8) Actions メニューで Install を選択し製品のインストールを監視して Install Analysis ウィンド

ウを開きます

(9)Status フィールドに Ready というメッセージが表示されたらInstall Analysis ウィンドウの

「OK」ボタンを選択しますこれによりソフトウェアのインストールを開始します

7

(10)ソフトウェアのインストール中はInstall Window ウィンドウに処理中のデータが表示されます

インストールが終わると Status フィールドに Completed と表示されます

(11)DVD 媒体をアンマウントします

usrsbinumount cdrom

またswinstall コマンドにオプションを指定することにより非対話形式でインストールすることも可

能です以下はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合です

usrsbinswinstall -s cdromSERVERHPUXiSMsvrdep -x source_type=tape NEC_iSM

続けて「13 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここではディスクアレイの

監視方法と環境定義ファイルへの登録内容を紹介しています

その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかHP-UX を再起動することによりiSM サーバが

起動します

なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル

「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ

122 アンインストール

以下の手順にしたがってHP-UX swremove コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールしま

(1)root 権限でログインします

(2)iSM サーバが起動されているか確認します

起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください

iSM クライアントが接続中の場合は切断されます

iSMsvr stop -e

(3)iStorageManager 管理者の登録がされているか次のコマンドにより確認します

usrbinlistusers | grep iSMadm

iSMadm iStorageManager

上記が出力された場合はiStorageManager 管理者設定コマンドで iStorageManager 管理者の削

除をおこなってください出力されない場合は続けて(4)の作業を実施します

iStorageManager 管理者設定コマンドについては「付録 D iStorageManager 管理者設定コマン

ド」を参照してください

(4)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

usrsbinswremove NEC_iSM

ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ

ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除

しませんまたソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し

8

ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク

ファイルは削除されません

1 iStorageManager 管理者設定を行って運用されている場合はアンインストール前に

iStorageManager 管理者の削除を必ず行ってください再インストールを行う場合は再インス

トール後iStorageManager 管理者を登録し直してください

上記作業を実施しなかった場合iStorageManager 起動時に以下のエラーになります

iSM01408 Rejected System function error (execl) errno=13

2 本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サー

バをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アド

レス)を削除してください

123 アップデート

iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからインストール

を行います

手順は「122 アンインストール」「121 インストール」を参照してください

13 iSM サーバの環境設定

131 ディスクアレイの監視方法の設定

ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま

ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します

(1)IP 接続

ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド

レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「132 環

境定義ファイル」を参照してください

(2)FC 接続

ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマンド

(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細について

は「付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版)」を参照してください

9

iSMmknod ①

101 INFO Creating internal device files ②

102 INFO Creating device list file ③

103 INFO iSMmknod ended normally ④

Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it

① iSMmknod 実行

② スペシャルファイル作成中のメッセージ

③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ

④ iSMmknod 正常終了のメッセージ

次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ

ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します

スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧

ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境

定義ファイルの指定方法については「132 環境定義ファイル」を参照してください

次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です

iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 110000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h FC-HW Path 8000 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc0t0d0 devnec_iSMmkdlc0t0d1 ④ devnec_iSMmkdlc0t0d2 devnec_iSMmkdlc0t0d3 +---------------------------------------------+ | HD01h Port No01h FC-HW Path 8100 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc1t0d0 devnec_iSMmkdlc1t0d1 devnec_iSMmkdlc1t0d2 devnec_iSMmkdlc1t0d3

① 作成された日時

② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」

③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「FC Card の HW パス8000」

④ ②の接続のスペシャルファイルリスト

⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号01h」「ホストディレクタの port

番号01h」「FC Card の HW パス8100」

⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています

ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき

る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する

にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指

定することが望ましいです

10

できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ

とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO

エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ

イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ

ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます

スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314

ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま

すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます

HP-UX 11i v3 では従来互換のスペシャルファイル(Legacy DSF)のみ使用可能です新

しくサポートされたスペシャルファイル(Persistent DSF)には対応していません

またマルチパス機構が有効となっている環境では従来のデバイスファイルを使用する場

合においてその名称(ctd)が示す接続経路以外のパスも利用されますこのため

「etciSMsvriSM_diskarraydevlist」中で報告するスペシャルファイルリストは実際の

ディスクアレイの HD+port+HBA の物理的な接続関係と異なる場合がありますただし

ディスクアレイの監視をおこなう場合障害時に OS がパス切り替えをおこなうため問題は

発生しませんスペシャルファイル名指定の監視は経路よりも論理ディスクの選択に留意

してください

132 環境定義ファイル

(1)サンプルファイル

iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ

イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してください

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可

能なサンプルファイル

全ての設定が可能なサンプルファイル

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズは全ての設定が可能なサンプルファイルを使

用します

なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています

11

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvreasy-Asample 英語

iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)

②全ての設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvrsample 英語

iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)

(2)必要最低限の設定

必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログファイルの設定

[1]ディスクアレイの設定

iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推

奨します

iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの

ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります

[2]利用者の設定

iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)

となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション

を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ

さい

[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください

12

[4]運用ログファイルの設定

iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog

ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を

確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してください

詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最

低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください

上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください

詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が

可能なサンプルファイルを参照してください

またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM

サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま

す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の

詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し

てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という

ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連

携定義ファイルとして設定してください

(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則

ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します

①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ

クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を

指示します

同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません

②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します

パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します

パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ

の値から構成されます

キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です

同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません

値は数値文字列またはキーワードを指定できます

数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます

文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます

<文字列の指定>

文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以

外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記

述意図と反して認識される場合がありますので注意してください

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)

(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます

13

文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙した

もの以外を記述できます

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)

rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)

rdquordquo(シャープ)

<パスの指定>

パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切

りにのみ使用します

英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)

(スラッシュ)

<パラメータの指定形式>

キーワードのみ

キーワードのみで構成されます

(例)auto_find_spf(値は指定しません)

キーワードとひとつの値

キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます

(例)file_size = 1(数値を指定します)

file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)

キーワードと複数の値(その1)

複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー

ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン

マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です

(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)

キーワードと複数の値(その2)

記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです

この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします

(例)login1=(JohnJohnpassL2)

複合型の値を持つキーワード

rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開

始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです

(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )

上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)

値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で

(例)ip = ( 19216801

19216802 )

14

③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー

タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)

をコメント行とすることができます

これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません

(例) agent section larr コメント行

[agent] larr コメント行ではない

(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報

ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします

iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です

① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の

みとなります

[agent]

[auto_find_spf]

[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]

[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]

[diskarray1 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray2 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray64 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

15

表 1-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[agent] エージェント管理セク

ション

エージェントセクションの開始を示します

auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ

りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監

視を行います

このパラメータを指定する場合「131 ディスク

アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明

するスペシャルファイルを事前に作成しておく必

要があります

本パラメータと diskarray パラメータの指定がど

ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが

ディスクアレイの監視はできません

snmp_port SNMP ポート番号

(数値 162)

SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ

を受信するポート番号として 162 を指定します

SNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ

り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな

ります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ

の監視は行えますネットワークセキュリティ攻

撃等を受け性能が劣化することがありますので受

信しない設定を推奨します

指定がない場合SNMP トラップは受信しません

なおiSMadm 利用者は 162 番のポートを使用す

ることはできませんので指定しないでくださ

い iSMadm 利用者については「付録 D

iStorageManager 管理者設定コマンド」を参照し

てください

remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ

クインターバル

(数値 1~60)

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した

後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

lan_path_check_interv

al

監視パスのチェックイ

ンターバル

(数値 3~60)

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を

チェックするインターバルを指定します

単位 分

既定値60

diskarray1

diskarray2

diskarray64

ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指

定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する

ことで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定

がどちらもない場合はiSM サーバは継続します

がディスクアレイの監視はできません

範囲1~64エントリ

diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は

省略可能です

16

ip IP アドレス

(文字列 255 文字以

内)

TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に

指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ

スト名で指定された IP アドレス(ポート番号

2730)へ接続し監視をおこないます

フローティング IPアドレスでディスクアレイを監

視できますがコントロールパス閉塞を検知でき

ないことがありますのでフローティング IP アド

レスを設定しないでください

SVP が 4 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ

(main sub sub sub)まで指定できます

SVP が 2 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ

(main sub)まで指定できます

SVP が 1 つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ

(main)のみ指定できます

type ディスクアレイの種別

(M)

ディスクアレイの種別を指定します

MM シリーズ A3000 シリーズおよび A5000

シリーズのディスクアレイ

Mシリーズ A3000シリーズおよびA5000シリー

ズディスクアレイを監視する場合指定してくだ

さい

file スペシャルファイル名

(文字列 128 文字以

内)

FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定

しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定

しますスペシャルファイルの参照方法は「131

ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接

続」を参照してください

1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8

つまで指定できます

SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採

取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく

ださい

17

② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します

[server]

[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]

表 1-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[server] server セクション server セクションの開始を示します

iSMsvr_name iSM サーバ名

(文字列 20 文字以内)

iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに

表示する iSM サーバ名を指定します

タイトルバーの表示を変更する場合は指定して

ください複数の iSM サーバで運用している場

合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル

バーから iSM サーバの識別が可能となりま

す大文字と小文字は区別されます

iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御

文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します

[client]

[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]

[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

18

表 1-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します

iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー

ト番号

(数値 1~65535)

iSM クライアントが接続する iSM サーバの

ポート番号を指定します

既定値8020

login1

login100

利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM

クライアントから iSM サーバに接続してディ

スクアレイについての情報を参照操作するた

めの認証を得るために用いられます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を

管理する利用者(ストレージグループ管理ユー

ザ)となります特定のストレージを管理する

利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー

ティションを管理する利用者(パーティション

管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してください

login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定

が可能です

設定がない場合はiSM サーバは継続します

がiSM クライアントからの iSM サーバへの接

続はできませんその旨を示した syslog が出力

されます

範囲1~100 entry (注)

利用者名

(文字列 20 文字以内)

利用者名を設定します大文字と小文字は区別

されます同一の利用者名で複数の利用者情報

を設定することはできません

省略はできません

パスワード

(文字列 14 文字以内)

利用者のパスワードを設定します大文字と小

文字は区別されます

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号

化したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

省略はできません

役割

(monitor

operator

administrator)

利用者に許可する操作についての役割を指定し

ますiSM クライアントから iSM サーバに接続

しディスクアレイについての情報を参照操

作する利用者に対し以下の 3 つの役割を用意

しています

上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)

では下位の役割の操作を全て行うことができま

す省略はできません

L1hellipmonitor

ディスクアレイの監視状態表示などの参

照が可能です

L2hellipoperator

レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator

ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントとは関係がないことに注意をしてください

19

④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します

[web]

[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]

[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]

[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]

表 1-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[web] web セクション web セクションの開始を示します

web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)接続先ポート番号

(数値 1~65535)

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ

ウザから iSM サーバに接続する時のポート番号

を指定します

既定値8070

web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)から iSM サーバに接続

する時の IP アドレス

ESMPRO 連携機能を利用し

ESMPROServerManager で iStorage M シリー

ズを監視する場合に設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウ

ザから iSMサーバに接続する時の IPアドレスを

指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス

は使用する可能です

IPv4 の IP アドレスとして127001

0000255255255255 は使用できません

IPv6 の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

0000000000 000000127001 或

いはff008で始まる IP アドレスは使用できま

せん

tls_version_disable default

10

11

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに

接続する時の TLS バージョン TLS10 と TLS11

を無効化するかどうかを指定します

本パラメータを指定しない場合default

を指定する場合と同等になります

defaultTLS10TLS11TLS12TLS13 で

通信可能です

10TLS バージョン 10 を無効化します10

を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で

11TLS バージョン 10 と 11 を無効化します

11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通信可

能です

既定値default

20

⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します

[resource]

[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]

[nickname_check]

[scheduled_report = yes | no ]

[scheduled_report_time = 時分]

表 1-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します

watch_interval 状態監視インターバル

(数値 1~3600)

ディスクアレイの状態を監視するインターバル

を指定します状態監視については電子マニュ

アル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)

の「13 状態監視」を参照してください

単位 秒

既定値15

capacity_watch_inte

rval

容量監視インターバル

(数値 5~1440)

以下の情報を監視するインターバルを指定しま

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールお

よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの

LD 容量クォータは状態監視インターバル

(watch_interval)で監視しますただし容量監

視インターバルが状態監視インターバルよりも

短い場合()は容量監視インターバルでも監視

可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監

視インターバルよりも長くなります

単位 分

既定値5

nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク

アレイに対して構成要素に付与された識別名

称の重複チェックを行う場合に指定します重

複チェックの対象となる識別名称は以下のとお

りです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起

動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行

いません

既定値重複チェックを行います

21

scheduled_report yes

no

監視しているディスクアレイ装置に関する障害

情報の定時通報を行うかを指定します規定値

では定時通報を行いません

yes

障害情報の定時通報を行います

no

障害情報の定時通報を行いません

既定値 no

scheduled_report_ti

me

時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障害

情報の定時通報を行う時刻を指定します

障害情報の定時通報を行う場合

(scheduled_report=yes)は本パラメータを

必ず設定してください

規定値は「指定なし(空白)」です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値指定なし(空白)

⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します

[log]

[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]

[modify_remote_notification_msg_to_warning]

22

表 1-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します

file_directory ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

運用ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「16 ログ出力」を参照してください

既定値optiSMsvretclog

file_size ログファイルのサイズ

(数値 1~10)

運用ログを出力するファイルのサイズの上限を

指定します

単位 MB

既定値1

modify_no_measure

s_msg_to_info

なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING

のメッセージについて種別を INFO に切り替

える場合に指定します種別の変更対象となる

メッセージは iSM04040 と iSM01006 です

指定がない場合は種別の切り替えは行いませ

modify_remote_notif

ication_msg_to_war

ning

なし HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソール

メッセージの監視)と連携する場合にのみ指定

してください種別が WARNING に変更される

メッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159

iSM07168iSM07169iSM07452

iSM07454iSM07459iSM07670iSM07671

指定をしない場合は種別の切り替えは行いま

せん

1 modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更される

ため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携

ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください

2 modify_remote_notification_msg_to_warning パラメータを指定する場合メッセージの種別が

変更するため事象連携機能で以下の対象メッセージの定義を行っている場合に連携ができなく

なる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169iSM07452iSM07454iSM07459

iSM07670iSM07671

3 対象メッセージの詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)

を参照してください

23

⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します

[performance]

[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]

[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]

[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]

[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]

[auto_archive_execution]

[auto_execution_time = 時分 ]

[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]

[auto_deletion_execution = (

[history_file = 保存期間 ][]

[primary_summarized_file = 保存期間 ][]

[secondary_summarized_file = 保存期間 ]

) ]

[performance_cooperation = yes | no ]

[keep_cooperation_term = 保存期間 ]

[performance_dashboard = yes | no ]

表 1-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します

monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ

ル格納場所

(文字列 255 文字以

内)

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま

す存在するディレクトリを絶対パスで指定し

ます詳細については電子マニュアル「性能

監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく

ださい

既定値optiSMsvretcmon

monitor_interval ロギングインターバ

(数値 1~60)

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出

力するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

display_refresh_rate 表示リフレッシュ

レート

(数値 1~6)

性能監視画面の数値表と時系列グラフについ

て一分間あたり何回データ更新を行うかを指

定します詳細については電子マニュアル「性

能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して

ください

単位 回数分

既定値1

threshold_monitor_interval しきい値監視イン

ターバル

(数値 1~60)

しきい値監視インターバルを指定します指定

がない場合は表示リフレッシュレートの間隔

でしきい値監視を行います

単位 分

既定値表示リフレッシュレート値

threshold_monitor_iops_bo

rder

最低入出力回数

(数値 1~120)

最低入出力回数を指定します

単位 回数分

既定値60

threshold_monitor_logging

_mode

なし しきい値監視インターバルをロギングイン

ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積

中のディスクアレイのみしきい値監視を行い

ます指定がない場合はthreshold_monitor_

interval に指定されたインターバルでしきい値

24

監視を行います

既定値threshold_monitor_interval に指定

されたインターバル

auto_adjust_monitor_inter

val

yes

no

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し

たインターバルで統計情報を出力できない場

合自動的に出力可能なインターバルに変更す

るかどうかを指定します指定がない場合は

yes を指定する場合と同じになります

yes指定なし

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ます

no

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ません

既定値yes

auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま

す指定がない場合は統計情報を自動的に集

約しません

既定値統計情報を自動的に集約しない

auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル

の削除を実行する時刻です自動集約と自動削

除を実行する場合のみ有効です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値0000

auto_start_monitor yes

succeed

no

iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な

ディスクアレイすべてについて統計情報の出

力を自動的に開始するか否かを設定しますパ

ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開

始しません

yes

iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始します

前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

succeed指定なし

iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始しませ

ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

no

統計情報の蓄積を自動的には開始しません

既定値yes

25

auto_deletion_execution 自動削除の実行と保

存期間

統計情報の保存期間を設定します保存期間を

過ぎたファイルは自動的に削除されます

統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二

次集約ファイルの保存期間を同時に指定する

場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場

合は統計情報は自動的に削除されません

既定値統計情報を自動的に削除する

history_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し

た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除

しますパラメータを省略した場合統計情報

履歴ファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

d 日

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

primary_summarized_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

一次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合一次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

secondary_summarized_fil

e

保存期間

lt数値gtlt単位gt

二次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合二次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設

26

定します

既定値1y

performance_cooperation yes

no

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的

に出力するかどうかを設定します本パラメー

タが省略されている場合はファイルを出力し

ません

yes

定期的に連携用のファイルを出力します

no

連携用のファイルを出力しません

既定値no

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

keep_cooperation_term 保存期間

(数値 1~7)

他機能(1)と連携するためのファイルを保存す

る期間です保存期間に指定した日数分のファ

イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ

れますパラメータを省略した場合既定値で

動作します

単位 日

既定値1

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

performance_dashboard yes

no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう

かを設定しますパラメータが省略されている

場合はダッシュボードに性能情報を表示しま

せん

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

規定値no

27

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対

しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行

なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の

rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してくださ

いrdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われな

い場合がありますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します

Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について

互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア

性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください

⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します

[config]

[no_clock_correction]

[allow_virtual_capacity_over_max_pd]

[no_auto_save_config]

表 1-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します

no_clock_correction

なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補

正しない場合に指定します

指定がない場合はディスクアレイ中の時刻

を自動補正します時刻の自動補正はサー

バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと

に行われます

allow_virtual_capac

ity_over_max_pd

なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること

を許可する場合に指定します指定がない場

合は仮想容量プールの容量を最大物理容量

までに限定しますシンプロビジョニング機

能を利用する場合にのみ有効となります

no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行

うかどうかを設定します既定値は指定なし

で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す

no_auto_save_config を指定すると自動保存

が行われなくなります

28

⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します

[optimizer]

[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]

[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]

表 1-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します

optlog_directory 性能最適化用ログファイル

の格納場所

(文字列 255 文字以内)

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定

します存在するディレクトリを絶対パスで指

定します

既定値optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval 論理ディスクの移動状況

チェックインターバル

(数値 5~30)

論理ディスクの移動状況をチェックするイン

ターバルを指定します

単位 秒

既定値10

⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します

[replication]

[no_state_monitor]

[no_replication_info_refresh]

[rc_port_no = ポート番号]

表 1-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[replication] レプリケーションセクショ

レプリケーションセクションの開始を示しま

no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ

マンドの操作による状態変化のメッセージを抑

止する場合に指定します

no_replication_info_

refresh

なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面

と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指

示で更新を行う場合に指定します

指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新

されます

ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ

フォート回線経由の場合は指定を行い定期

的な画面の更新を避けてください

詳しくは電子マニュアル「データレプリケー

ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回

線の説明を参照してください

rc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の ReplicationControl

のコマンド発行時に使用するポート番号を指定

します

既定値8030

29

⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します

[snapshot]

[sc_port_no = ポート番号]

表 1-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[snapshot] スナップショットセクショ

スナップショットセクションの開始を示しま

sc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の SnapControl のコマ

ンド発行時に使用するポート番号を指定しま

既定値8060

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション

のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します

⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します

[data_retention]

[protection_check_time = 時分]

[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]

[premonition_period = 期限切れ予告期間]

30

表 1-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[data_retention] データ改ざん防止セク

ション

データ改ざん防止セクションの開始を示しま

protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を

チェックする時刻を指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定

も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁

で指定してください

既定値0010

expiration_period 期限切れメッセージ出力

期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期限が切れ

た場合に出力する期限切れの通知メッセージ

の出力期間を指定します本パラメータに 0 を

指定された場合は期限切れメッセージは出力

されません

単 位日

既定値1

例3 日を指定した場合データ保護状態の

チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま

premonition_period 期限切れ予告期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期日が近づ

いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定

します

期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日

となります

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ

の予告は行いません

単 位日

既定値0

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護

状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー

ジを出力します

環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定

してください

client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)

web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)

replication セクションのポート番号(rc_port_no)

snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)

31

⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します

[fault_analysis]

[auto_start = yes]

表 1-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[fault_analysis] 障害解析機能に関する情

報 障害解析機能に関する情報を設定します

auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載

を削除すると拡張トレースが蓄積されないた

め「auto_start = yes」が記載されている場合

は変更しないで下さい

yes出力します

⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します

[auditlog]

[adtlog_function_enable = yes | no ]

[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]

[adtlog_keep_term = 保存期間]

32

表 1-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します

adtlog_function_ena

ble

監査ログ機能有効フラグ

yes

no

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを

出力するかどうかを指定します指定がない場

合はno を指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイル

を出力します

no指定なし

監査ログ機能を無効化し監査ログファイル

を出力しません

既定値no

adtlog_directory 監査ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

監査ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

監査ログについては電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください

既定値optiSMsvretcauditlog

adtlog_size 監査ログファイルのサイズ

(数値 1~100)

監査ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

adtlog_name 監査ログファイルのファイ

ル名

(文字列 20 文字以内)

監査ログファイルの名称を指定します本パラ

メータで指定した名称以降に監査ログの作成

年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期

(1m~60m1y~5y0)

監査ログファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ

ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ

ルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を

設定します

既定値3m(3 ヶ月)

33

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

(5)環境定義ファイルの設定例

以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrSJISsample)を元に作成した環境定義ファイル

の例を示します

環境定義ファイル

このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM

サーバの全てのパラメータを記述しています

本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての

設定をおこなうことができます

行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ

さい

agent セクション

監視するディスクアレイを設定します

ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します

IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ

の IP アドレスを指定してください

FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください

iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視

のみ可能です

初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は

後から設定をおこなうためここでは設定しないでください

[agent]

diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします

diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない

場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで

きません

範囲1~64 エントリ

ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP

アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます

SVPが 2つあるディスクアレイの場合

34

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)

まで指定できます

SVPが 1つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ

指定できます

M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス

を指定する可能です

M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定

してください

フローティング IP アドレスを設定しないでください

(文字列 255 文字以内)

type ディスクアレイの種別を指定します

IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズの

ディスクアレイを監視する場合必ず指定してください

その以外の場合は指定しないでください

M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの

ディスクアレイを示します

--------------D シリーズA2700A4900-----------------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

)

-----------------------------------------------------

----------MシリーズA3000シリーズA5000 シリーズ----

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

type = M

)

---------------------------------------------------

snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート

番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ

から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する

ディスクアレイの場合にのみ有効となります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま

すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ

とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場

合SNMP トラップは受信しません

(数値 162)

snmp_port = 162

remonitoring_interval

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の

ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1~60)

remonitoring_interval = 5

lan_path_check_interval

IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする

インターバルを指定します

単 位分

既定値60

(数値 3~60)

35

lan_path_check_interval = 60

auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続

のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本

パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は

iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません

auto_find_spf

file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます

スペシャルファイル名を絶対パスで指定します

(文字列 128 文字以内)

------ For HP-UX ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0

devnec_iSMmkdlc1t0d1 )

)

---------------------------------------------

------ For Solaris --------------------------

diskarray2 = (

file = ( devrdskc1t0d0s2

devrdskc1t0d1s2 )

)

---------------------------------------------

------ For Linux ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlsda

devnec_iSMmkdlsdb )

)

---------------------------------------------

server セクション

iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します

[server]

iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する

iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます

タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください

複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント

(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と

なります

(文字列 20 文字以内)

iSMsvr_name = iSMsvr

client セクション

iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する

利用者を設定します

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ

管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)

と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は

iSM クライアント(Web GUI)から設定してください

ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの

36

ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください

[client]

login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから

iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照

操作するための認証を得るために用いられます

範囲1~100 エントリ

username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます

(文字列 20 文字以内)

password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され

ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを

指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある

いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます

(文字列 14 文字以内)

L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します

iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ

いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割

を用意しています

L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの

参照が可能です

L2hellipoperator レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

login1 = (iSM iSM L1)

login2 = (username password L3)

iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま

既定値8020

(数値 1~65535)

iSMsvr_port = 8020

web セクション

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する際に指定するポート番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください

[web]

web_port_no iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時のポート番号を指定し

ます

既定値 8070

(数値 1~65535)

web_port_no = 8070

web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M

シリーズを監視する場合に設定が必要です

iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

IPアドレスを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です

IPv4の IP アドレスとして1270010000

255255255255 は使用できません

IPv6の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

37

0000000000000000127001 或いは

ff008で始まる IPアドレスは使用できません

web_ip_address = 192168010

tls_version_disable

iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS

バージョン無効化を設定します指定がない場合default

を指定する場合と同じになります

default

TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します

10

TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します

11

TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します

既定値default

tls_version_disable = default

resource セクション

iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[resource]

watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します

単 位秒

既定値15

(数値 1~3600)

watch_interval = 15

capacity_watch_interval

以下の情報を監視するインターバルを指定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク

の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視

インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視

インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い

場合()は容量監視インターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル

よりも長くなります

単 位分

既定値5

(数値 5~1440)

capacity_watch_interval = 5

nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成

要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

38

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および

ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複

チェックを行います本パラメータがない場合は重複

チェックを行いません

nickname_check

scheduled_report

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません

yes 定時通報を行います

no 定時通報を行いません

scheduled_report = no

scheduled_report_time

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行う時刻を指定します

定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と

なります

定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は

無効となります

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

scheduled_report_time = 0000

log セクション

iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します

iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨

しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用

ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の

容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する

必要があります

iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます

[log]

file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretclog

(文字列 255 文字以内)

file_directory = optiSMsvretclog

file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します

単 位MB

既定値1

(数値 1~10)

file_size = 1

modify_no_measures_msg_to_info

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ

て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対

象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場

39

合は種別の切り替えは行いません

modify_no_measures_msg_to_info

modify_remote_notification_msg_to_warning

HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)

と連携する場合にのみ指定してください

種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169

iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460

iSM07670iSM07671

指定がない場合は種別の切り替えは行いません

modify_remote_notification_msg_to_warning

performance セクション

iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します

性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は

必要に応じて設定を行ってください

[performance]

monitor_file_directory

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcmon

(文字列 255 文字以内)

monitor_file_directory = optiSMsvretcmon

monitor_interval

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1~60)

monitor_interval = 5

display_refresh_rate

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり

何回データ更新をおこなうかを指定します

単 位回数分

既定値1

(数値 1~6)

display_refresh_rate = 1

threshold_monitor_interval

しきい値監視インターバルを指定します

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

単 位分

既定値表示リフレッシュレート値

(数値 1~60)

threshold_monitor_interval = 1

threshold_monitor_iops_border

40

最低入出力回数を指定します

単 位回数分

既定値60

(数値 1~120)

threshold_monitor_iops_border = 60

auto_adjust_monitor_interval

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル

で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な

インターバルに変更するかどうかを指定します

yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します

「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の

みを指定します

no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません

auto_adjust_monitor_interval = yes

auto_archive_execution

統計情報を自動的に集約する場合に指定します

auto_archive_execution

auto_execution_time

集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する

時刻です

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

auto_execution_time = 0000

auto_start_monitor

統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します

yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用

できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積

を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄

積を停止したディスクアレイについてはその状態を

保持し蓄積を開始しません

succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた

なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ

蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい

たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄

積を開始しません

「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま

no 統計情報の蓄積を開始しません

auto_deletion_execution

統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル

は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約

ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合

はで区切ってください

history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた

統計情報履歴ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

d 日

m 月

y 年

41

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します

primary_summarized_file

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

secondary_summarized_file

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

--------------以下の設定を推奨します-------------

auto_start_monitor = yes

auto_deletion_execution = (

history_file = 1m

primary_summarized_file = 1m

secondary_summarized_file = 1y

)

-------------------------------------------------

threshold_monitor_logging_mode

しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定

にします

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

threshold_monitor_logging_mode

performance_dashboard

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します

本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに

性能情報を表示しません

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

既定値no

performance_dashboard = no

fault_analysis セクション

障害解析機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

42

設定は必要ありません

[fault_analysis]

auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると

拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が

記載されている場合は変更しないで下さい

yes 出力します

auto_start = yes

config セクション

構成設定機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[config]

no_clock_correction

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指

定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動

補正します

no_clock_correction

allow_virtual_capacity_over_max_pd

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に

指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大

物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用

する場合にのみ有効となります

allow_virtual_capacity_over_max_pd

no_auto_save_config

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し

ます既定値は指定なしで自動保存が行われます

no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく

なります

no_auto_save_config

optimizer セクション

iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します

性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合

も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ

りません

[optimizer]

optlog_directory

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

(文字列 255 文字以内)

optlog_directory = optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し

43

ます

単 位秒

既定値10

(数値 5~30)

prog_check_interval = 10

replication セクション

iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します

レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[replication]

no_state_monitor

ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ

る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します

no_state_monitor

no_replication_info_refresh

iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定

期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期

更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場

合は指定してください

低速回線については「データレプリケーション利用の手引

機能編」を参照してください

no_replication_info_refresh

rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す

るポート番号を指定します

既定値8030

(数値 1~65535)

rc_port_no = 8030

snapshot セクション

iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します

スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[snapshot]

sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する

ポート番号を指定します

既定値8060

(数値 1~65535)

sc_port_no = 8060

data_retention セクション

iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します

データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

44

[data_retention]

protection_check_time

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を

指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

既定値 0010

protection_check_time = 0010

expiration_period

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切

れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0

を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

単 位日

既定値1

(数値 0~255)

例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3

日間メッセージを出力します

expiration_period = 1

premonition_period

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ

単 位日前

既定値0

(数値 0~255)

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時

刻に期限切れの予告メッセージを出力します

premonition_period = 0

auditlog セクション

監査ログセクションの開始を示します

[auditlog]

adtlog_function_enable

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指

定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

no

監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

既定値no

adtlog_function_enable = no

adtlog_directory

監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを

絶対パスで指定します

(文字列 255 文字以内)

adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog

45

adtlog_size

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します

単位 MB

既定値1

(数値 1~100)

adtlog_size = 1

adtlog_name

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称

以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

(文字列 20 文字以内)

adtlog_name = auditlog

adtlog_keep_term

監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ

ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合

監査ログファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なります

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します

adtlog_keep_term = 3m

46

14 システムパラメータの設定

以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設

定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください

なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値(バージョンにより異なります)

を調べそれに加算した値で設定をしてください

(1)最大ファイルオープン数

以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください

表 1-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値

OS 名称 パラメータ名 必要量

HP-UX nfile

(既定値

11iv30 (無制限))

iStorageManager 固定値 160以上

クライアント接続ごと 16ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数 2台

必要量=160+16times32+19times2=710以上

HP-UX ninode

(既定値

11iv3

NX7700i シリーズ

は 8192 程度)

インストール先が HFS ファイルシステムの場合にnfile で指

定した値と同数を追加してください

HP-UX maxfiles

(既定値

11iv3

NX7700i シリーズ

は 2048)

iStorageManager 固定値 20以上

ディスクアレイ接続ごと 2ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 32台

必要量=20+2times32=84以上

47

(2)その他の設定要素

以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください

表 1-17 その他のシステムパラメータと設定値

OS 名称 パラメータ名 説明

HP-UX msgmnb

(既定値16384)

メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズ

の最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定

値を増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは

RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す

る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量

にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が

失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて

パラメータを増加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565

HP-UX msgtql

(既定値

11iv31024)

システム当たりの滞留メッセージ(ヘッダ)個数の最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス

間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定

値を増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは

RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す

る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量

にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が

失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて

パラメータを増加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times3

HP-UX semmni

(既定値

11iv32048)

システム当たりのセマフォセット(識別子)の最大数

iStorageManager は1つのセマフォセットを使用します

セマフォセットが不足している場合に設定値を増やしてくだ

さい

HP-UX semmns

(既定値

11iv34096)

システム当たりのセマフォの最大数

iStorageManager は1つのセマフォを使用します

セマフォが不足している場合に設定値を増やしてください

HP-UX nproc

(既定値4200)

システム当たりの最大プロセス数

iStorageManager 固定値 33以上

クライアント接続ごと 2ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 1ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数2台

必要量=33+2times32+1times2=99以上を追加

HP-UX maxdsiz

(既定値

11iv31G)

1つのプロセスが確保できるデータセグメントの上限値

構成表示コマンド(iSMview)は次のデータセグメント領域を

使用します

48

約 72Mbyte+((LD セット数divide3)times1Mbyte)

ただし(LD セット数divide3)は小数第 1 位で切り上げ

ディスクアレイに LD セットが多数存在する場合には設定値を

増やしてください

HP-UX max_thread_proc

(既定値

11iv3256)

1つのプロセスで作成できるスレッドの最大数

クライアント接続ごと4ずつ加算

例)クライアント接続台数32台

必要量=4times32=128以上を追加

HP-UX shmseg

(既定値

11iv3300)

1つのプロセスが確保できる共有メモリセグメントの上限値

共通

iStorageManager 固定値 9以上

ディスクアレイ接続ごと 4ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

スナップショットBV数合計200個

ボリュームのペア数合計 2000個

AT グループ数合計 50個

必要量=9+

4times2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

=20以上(既定値120以下なので変更不要)

ディスクアレイ接続台数が10台を超える場合は既定値以上

の値が必要でないか確認してください

HP-UX shmmni

注shmmin と間

違えないこと

(既定値

11iv3400)

システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディス

クアレイ情報の管理を行います

ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

共通

iStorageManager 固定値 12以上

ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算

PerforMate 利用時

PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算

PerforSurePerforOptimizer 利用時

PerforSure PerforOptimizer 使用ディスクアレイご

と 1ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと

(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

49

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)

スナップショット BV 数合計200個

ボリュームのペア数合計 2000個

AT グループ数合計 50個

必要量 = 12+

3times2+

2+2+2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

= 27以上を追加

各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ

リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください

50

(このページは空白です)

51

第2章 サーバの導入(Linux 版)

21 動作環境

表 2-1 動作環境(Linux 版)

対象ハードウェア

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

動作 OS

<M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>

Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~79 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7 以降の環境では64 ビット版 iSM サーバが利用できます

64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりま

すRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用し

てください

仮想化環境

55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運

用を推奨します

メモリ OS 必要メモリ+24(30)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバを動作させるときに必要なメモリ量です

ディスク容量

プログラム容量231(242)MB

括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバのプログラム容量です

動作必要容量 12GB 以上

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

VERITAS Volume Manager (VxVM )VERITAS File System (VxFS) に関しては

Linux ではRet Hat Enterprise Linux に対応しています

52

図 2-1 システム構成イメージ(Linux 版)

iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます

ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の

ディレクトリを作成しiSM サーバの場合はldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってくだ

さい

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ

スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM

サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を

きたす可能性があります

2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバ関連のフォルダファイ

ル作成が制限された場合iSM サーバが正常に動作できなくなりますので制限が行われないよ

うiSM サーバのインストールディレクトリ(optiSMsvr)および iSM サーバの配置ファイル

フォルダ(etciSMsvr)配下全てをウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてく

ださい

53

22 iSM サーバのインストール

221 インストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをインストールします

Red Hat Enterprise Linux Version 6(EM64T)以降の環境で 32 ビット版 iSM サーバをご使

用の場合以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

glibc-XXXXi686rpm

nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

libgcc-XXXXi686rpm

glibc-XXXXi686rpm と nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm は依存関係がありますので以

下のように同時にインストールしてください

binrpm ndashivh glibc-XXXXi686rpm nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXi686rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

iSMクライアントを Red Hat Enterprise Linux67 (EM64T)上で使用する場合はJREおよび Firefox

の導入の際にこれらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください

またiStorage ダッシュボードを Red Hat Enterprise Linux6(EM64T) 以降で使用する場合は以下

のパッケージを事前にインストールする必要があります

libuuid-XXXXi686rpm

zlib-XXXXi686rpm

xz-libs-XXXXi686rpm

libxml2-XXXXi686rpm

libstdc++-XXXXi686rpm

libcom_err-XXXXi686rpm

keyutils-libs-XXXXi686rpm

pcre-XXXXi686rpm

libselinux-XXXXi686rpm

krb5-libs-XXXXi686rpm

libidn-XXXXi686rpm

postgresql-libs-XXXXi686rpm

sqlite-XXXXi686rpm

54

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libxcrypt-XXXXi686rpm

これらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりますRed

Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用してください

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際は

以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際

はyum で perl をインストールする必要がありますOS 媒体を使用して yum リポジトリを設定

してインストールする場合下記の手順に従って実行しますサブスクリプションのアクティべート

がされyum を使ってパッケージをインストール可能な環境の場合手順の 4を直接に実行します

手順は下記の通りです

1OS 媒体をマウントします

例 mount devcdrom mnt

2etcyumreposd配下に repo ファイルを作成します

ファイル内容は以下です

例 vi etcyumreposdrhelrepo

[rhel]

name=rhel

baseurl=filemntBaseOS

enabled=1

gpgcheck=0

55

[rhelapp]

name=rhelapp

baseurl=filemntAppStream

enabled=1

gpgcheck=0

3yum を初期化します

以下のコマンドを実施します

yum clean all

yum makecache

4yum でインストールします

yum install perl -y

1 ESMPRO 連携機能を使用するためにはiStorageManager が動作するサーバに

ESMPROServerAgentService またはESMPROServerAgent(以降ESMPROSA とします)

がインストールされている必要があります詳細については電子マニュアル「iStorageManager

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

2 ESMPRO 連携機能はLinux 版 ESMPROSA が対応する機種にインストールされた

iStorageManager でのみサポートしますLinux 版 ESMPROSA が対応する機種については

ESMPROSA の製品情報で確認してください

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrrpm を別サーバよりファイル転送して使用して

ください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成 (例cdrom)

mount コマンドによりマウント

binmount -r devcdrom cdrom

(4)rpm コマンドを使用してインストールします

32 ビット版の iSM サーバをインストールする場合

binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvrrpm

64 ビット版の iSM サーバをインストールする場合

binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvr64rpm

(5)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です

56

Installation of iSMsvr was successful

(6)DVD 媒体をアンマウントします

binumount cdrom

続けて「23 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここでは環境定義ファイル

への登録内容を紹介しています

その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかLinux を再起動することによりiSM サーバが

起動します

なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル

「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ

222 アンインストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールします

(1)root 権限でログインします

(2)iSM サーバが起動されているか確認します

起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください

iSM クライアントが接続中の場合は切断されます

iSMsvr stop -e

(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

binrpm -e iSMsvr

(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です

Removal of iSMsvr was successful

ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ

ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除

しません

またソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し

ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク

ファイルは削除されません

本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの

iSM サーバをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定

(IP アドレス)を削除してください

57

chkcocnfig コマンドで iSM サーバの自動起動を無効にして運用していた場合は iSM サーバ

をアンインストールした後に下記ファイルが残存する場合があります

etcrc2dK07iSMsvr

etcrc3dK07iSMsvr

etcrc4dK07iSMsvr

etcrc5dK07iSMsvr

この場合iSM サーバを再インストールまたはアップデートした際に自動起動を正しく有効にするた

めアンインストール完了後に上記ファイルを削除してください

iSM サーバの再インストール後も自動起動を無効にして運用したい場合はインストール完了後に再

度 chkconfig コマンドで自動起動を無効化してください

また上記のファイルを残したまま iSM サーバを再インストールした場合には一度 chkconfig コマ

ンドで自動起動を有効化したのち再度無効化してください

223 アップデート

iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからソフトウェア

のインストールを行います

手順は「222 アンインストール」「221 インストール」を参照してください

58

23 iSM サーバの環境設定

231 ディスクアレイの監視方法の設定

ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし

M シリーズ A3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま

ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します

(1)IP 接続

ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド

レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「232 環

境定義ファイル」を参照してください

(2)FC 接続

ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマン

ド(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細については

「付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版)」を参照してください

iSMmknod ①

101 INFO Creating internal device files ②

102 INFO Creating device list file ③

103 INFO iSMmknod ended normally ④

Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it

① iSMmknod 実行

② スペシャルファイル作成中のメッセージ

③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ

④ iSMmknod 正常終了のメッセージ

次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ

ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します

スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧

ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境

定義ファイルの指定方法については「232 環境定義ファイル」を参照してください

次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です

59

iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 000000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 20001 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsda devnec_iSMmkdlsdb ④ devnec_iSMmkdlsdc devnec_iSMmkdlsdd +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 30001 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsde devnec_iSMmkdlsdf devnec_iSMmkdlsdg devnec_iSMmkdlsdh

① 作成された日時

② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」

③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「SCSI デバイスのアドレス20001」

④ ②の接続のスペシャルファイルリスト

⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port

番号00h」「SCSI デバイスのアドレス30001」

⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています

ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき

る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する

にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指

定することが望ましいです

できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ

とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO

エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ

イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ

ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます

スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314

ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま

すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます

60

232 環境定義ファイル

(1)サンプルファイル

iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ

イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してくださいまた以下のすべ

てのサンプルファイルはiSM クライアント(Web GUI)のみ利用可能な設定になっています

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可

能なサンプルファイル

全ての設定が可能なサンプルファイル

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズでは全ての設定が可能なサンプルファイルを

使用します

なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvreasy-Asample 英語

iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)

②全ての設定が可能なサンプルファイル

ファイル名 文字コード

iSMsvrsample 英語

iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)

iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)

iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)

(2)必要最低限の設定

必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます

①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログファイルの設定

[1]ディスクアレイの設定

iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推

奨します

iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの

ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります

61

[2]利用者の設定

iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)

となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション

を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ

さい

[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定します

ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください

[4]運用ログファイルの設定

iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog

ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を

確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してくだ

さい

詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最

低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください

上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください

詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が

可能なサンプルファイルを参照してください

またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM

サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま

す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の

詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し

てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という

ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連

携定義ファイルとして設定してください

(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則

ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します

①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ

クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を

指示します

同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません

62

②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します

パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します

パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ

の値から構成されます

キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です

同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません

値は数値文字列またはキーワードを指定できます

数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます

文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます

<文字列の指定>

文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以

外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記

述意図と反して認識される場合がありますので注意してください

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)

(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます

文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙したもの以

外を記述できます

タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)

rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)

rdquordquo(シャープ)

<パスの指定>

パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切

りにのみ使用します

英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)

(スラッシュ)

<パラメータの指定形式>

キーワードのみ

キーワードのみで構成されます

(例)auto_find_spf(値は指定しません)

キーワードとひとつの値

キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます

(例)file_size = 1(数値を指定します)

file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)

63

キーワードと複数の値(その1)

複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー

ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン

マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です

(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)

キーワードと複数の値(その2)

記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです

この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします

(例)login1=(JohnJohnpassL2)

複合型の値を持つキーワード

rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開

始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです

(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )

上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)

値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で

(例)ip = ( 19216801

19216802 )

③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー

タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)

をコメント行とすることができます

これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません

(例) agent section larr コメント行

[agent] larr コメント行ではない

(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報

ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします

iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です

① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の

みとなります

64

[agent]

[auto_find_spf]

[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]

[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]

[diskarray1 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ] ]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray2 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] ) [ [ type = M ]

]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

[diskarray64 = (

{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ]

]

| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }

)]

表 2-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[agent] エージェント管理セク

ション

エージェントセクションの開始を示します

auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ

りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監

視を行います

このパラメータを指定する場合「231 ディスク

アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明

するスペシャルファイルを事前に作成しておく必

要があります

本パラメータと diskarray パラメータの指定がど

ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが

ディスクアレイの監視はできません

snmp_port SNMP ポート番号

(数値 162)

SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ

を受信するポート番号として 162 を指定します

SNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ

り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな

ります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ

の監視は行えますネットワークセキュリティ攻

撃等を受け性能が劣化することがありますので受

信しない設定を推奨します指定がない場合

SNMP トラップは受信しません

remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ

クインターバル

(数値 1~60)

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した

後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを指定します

65

単位分 既定値5

lan_path_check_interv

al

監視パスのチェックイ

ンターバル

(数値 3~60)

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を

チェックするインターバルを指定します

単位分 既定値60

diskarray1

diskarray2

diskarray64

ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指

定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する

ことで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定

がどちらもない場合はiSM サーバは継続します

がディスクアレイの監視はできません

範囲1~64 エントリ

diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は

省略可能です

ip IP アドレス

(文字列 255 文字以

内)

TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に

指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ

スト名で指定された IP アドレスへ接続し監視を

おこないます

フローティング IPアドレスでディスクアレイを監

視できますがコントロールパス閉塞を検知でき

ないことがありますのでフローティング IP アド

レスを設定しないでください

SVP が 4 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ(main

sub sub sub)まで指定できます

SVP が 2 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ(main

sub)まで指定できます

SVP が 1 つあるディスクアレイの場合1 エント

リにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ(main)

のみ指定できます

type ディスクアレイの種別

(M)

ディスクアレイの種別を指定します

MM シリーズA3000 シリーズおよび A5000

シリーズのディスクアレイ

M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリー

ズのディスクアレイを監視する場合必ず M を指

定してくださいそれ以外の場合は指定しない

でください

file スペシャルファイル名

(文字列 128 文字以

内)

FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定

しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定

しますスペシャルファイルの参照方法は「231

ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接

続」を参照してください

1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8

つまで指定できます

(注) ディスクアレイを監視する利用者情報はOS のユーザアカウントclient セクションの利用者

情報とは関係がないことに注意をしてください

SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採

取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく

ださい

66

② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します

[server]

[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]

表 2-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[server] server セクション server セクションの開始を示します

iSMsvr_name iSM サーバ名

(文字列 20 文字以内)

iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに

表示する iSM サーバ名を指定します

タイトルバーの表示を変更する場合は指定して

ください複数の iSM サーバで運用している場

合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル

バーから iSM サーバの識別が可能となりま

す大文字と小文字は区別されます

iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御

文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します

[client]

[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]

[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]

表 2-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します

iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー

ト番号

(数値 1~65535)

iSM クライアントが接続する iSM サーバの

ポート番号を指定します

既定値8020

login1

login100

利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM

クライアントから iSM サーバに接続してディ

スクアレイについての情報を参照操作するた

めの認証を得るために用いられます

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を

管理する利用者(ストレージグループ管理ユー

ザ)となります特定のストレージを管理する

利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー

ティションを管理する利用者(パーティション

管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してください

login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定

が可能です

設定がない場合はiSM サーバは継続します

がiSM クライアントからの iSM サーバへの接

続はできませんその旨を示した syslog が出力

されます

範囲1~100 entry (注)

67

利用者名

(文字列 20 文字以内)

利用者名を設定します大文字と小文字は区別

されます同一の利用者名で複数の利用者情報

を設定することはできません

省略はできません

パスワード

(文字列 14 文字以内)

利用者のパスワードを設定します大文字と小

文字は区別されます

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号

化したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

省略はできません

役割

(monitor

operator

administrator)

利用者に許可する操作についての役割を設定し

ますiSM サーバではiSM クライアントから

iSM サーバに接続しディスクアレイについて

の情報を参照操作する利用者に対し以下の

3 つの役割を用意しています

上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)

では下位の役割の操作を全て行うことができま

す省略はできません

L1hellipmonitor

ディスクアレイの監視状態表示などの参

照が可能です

L2hellipoperator

レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator

ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションのディスクアレイを監視する利用者

情報(monitoring_user)とは関係がないことに注意をしてください

④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します

[web]

[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]

[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]

[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]

68

表 2-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[web] web セクション web セクションの開始を示します

web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)接続先ポート番号

(数値 1~65535)

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブ

ラウザから iSM サーバに接続する時のポート

番号を指定します

既定値8070

web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web

GUI)および Web ブラウザ

から iSM サーバに接続する

時の IP アドレス

ESMPRO 連 携 機 能 を 利 用 し

ESMPROServerManager で iStorage M シ

リーズを監視する場合に設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ

ウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレ

スを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス

は使用する可能です

IPv4 の IP アドレスとして 127001

0000255255255255 は使用できませ

IPv6 の IP アドレスとして00000000

00000001

000000255255255255

0000000000000000127001 或

いはff008で始まる IP アドレスは使用でき

ません

tls_version_disable default

10

11

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバ

に接続する時の TLS バージョン TLS10 と

TLS11 を無効化するかどうかを指定します

本パラメータを指定しない場合default

を指定する場合と同等になります

defaultTLS10TLS11TLS12TLS13

で通信可能です

10TLS バージョン 10 を無効化します10

を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で

11TLS バージョン 10 と 11 を無効化しま

す11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通

信可能です

既定値default

⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します

[resource]

[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]

[nickname_check]

[scheduled_report = yes | no ]

[scheduled_report_time = 時分]

表 2-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します

69

watch_interval 状態監視インターバル

(数値 1~3600)

ディスクアレイの状態を監視するインターバ

ルを指定します状態監視については電子マ

ニュアル「 iStorageManager 利用の手引」

(IS050)の「13 状態監視」を参照してくだ

さい

単位 秒

既定値15

capacity_watch_inte

rval

容量監視インターバル

(数値 5~1440)

以下の情報を監視するインターバルを指定し

ます

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールお

よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの

LD 容量クォータは状態監視インターバル

(watch_interval)で監視しますただし容量

監視インターバルが状態監視インターバルよ

りも短い場合()は容量監視インターバルでも

監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監

視インターバルよりも長くなります

単位 分

既定値5

nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク

アレイに対して構成要素に付与された識別名

称の重複チェックを行う場合に指定します重

複チェックの対象となる識別名称は以下のと

おりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起

動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行

いません

既定値重複チェックを行います

scheduled_report yes

no

監視しているディスクアレイ装置に関する障

害情報の定時通報を行うかを指定します規定

値では定時通報を行いません

yes

障害情報の定時通報を行います

no

障害情報の定時通報を行いません

既定値 no

scheduled_report_ti

me

時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障

害情報の定時通報を行う時刻を指定します

障害情報の定時通報を行う場合

(scheduled_report=yes)は本パラメータを

必ず設定してください

規定値は「指定なし(空白)」です

70

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値指定なし(空白)

⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します

[log]

[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]

表 2-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します

file_directory ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

運用ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「16 ログ出力」を参照してください

既定値optiSMsvretclog

file_size ログファイルのサイズ

(数値 1~10)

運用ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

modify_no_measure

s_msg_to_info

なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING

のメッセージについて種別を INFO に切り替

える場合に指定します種別の変更対象となる

メッセージは iSM04040 と iSM01006 です

指定がない場合は種別の切り替えは行いませ

modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更さ

れるため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携

ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください対

象メッセージ(iSM04040iSM01006)の詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハ

ンドブック」(IS010)を参照してください

71

⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します

[performance]

[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]

[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]

[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]

[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]

[auto_archive_execution]

[auto_execution_time = 時分 ]

[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]

[auto_deletion_execution = (

[history_file = 保存期間 ][]

[primary_summarized_file = 保存期間 ][]

[secondary_summarized_file = 保存期間 ]

) ]

[performance_cooperation = yes | no ]

[keep_cooperation_term = 保存期間 ] [performance_dashboard = yes | no ]

表 2-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します

monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ

ル格納場所

(文字列 255 文字以

内)

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま

す存在するディレクトリを絶対パスで指定し

ます詳細については電子マニュアル「性能

監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく

ださい

既定値optiSMsvretcmon

monitor_interval ロギングインターバ

(数値 1~60)

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出

力するインターバルを指定します

単位 分

既定値5

display_refresh_rate 表示リフレッシュ

レート

(数値 1~6)

性能監視画面の数値表と時系列グラフについ

て一分間あたり何回データ更新を行うかを指

定します詳細については電子マニュアル「性

能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して

ください

単位 回数分

既定値1

threshold_monitor_interval しきい値監視イン

ターバル

(数値 1~60)

しきい値監視インターバルを指定します指定

がない場合は表示リフレッシュレートの間隔

でしきい値監視を行います

単位 分

既定値表示リフレッシュレート値

threshold_monitor_iops_bo

rder

最低入出力回数

(数値 1~120)

最低入出力回数を指定します

単位 回数分

既定値60

threshold_monitor_logging

_mode

なし

しきい値監視インターバルをロギングイン

ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積

中のディスクアレイのみしきい値監視を行い

ます指定がない場合はthreshold_monitor_

interval に指定されたインターバルでしきい値

72

監視を行います

既定値threshold_monitor_interval に指定

されたインターバル

auto_adjust_monitor_inter

val

yes

no

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し

たインターバルで統計情報を出力できない場

合自動的に出力可能なインターバルに変更す

るかどうかを指定します指定がない場合は

yes を指定する場合と同じになります

yes指定なし

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ます

no

自動的に出力可能なインターバルに変更し

ません

既定値yes

auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま

す指定がない場合は統計情報を自動的に集

約しません

既定値統計情報を自動的に集約しない

auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル

の削除を実行する時刻です自動集約と自動削

除を実行する場合のみ有効です

00 ~ 23 の範囲で指定します

1 桁の指定も可能です

00 ~ 59 の範囲で指定します

必ず 2 桁で指定してください

既定値0000

auto_start_monitor yes

succeed

no

iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な

ディスクアレイすべてについて統計情報の出

力を自動的に開始するか否かを設定しますパ

ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開

始しません

yes

iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始します

前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

succeed指定なし

iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能

監視機能)が利用できるディスクアレイすべ

てについて統計情報の蓄積を開始しませ

ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた

ディスクアレイについては前回の状態を引

き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に

蓄積を停止していたディスクアレイについ

てはその状態を保持し蓄積を開始しませ

no

統計情報の蓄積を自動的には開始しません

既定値yes

73

auto_deletion_execution 自動削除の実行と保

存期間

統計情報の保存期間を設定します保存期間を

過ぎたファイルは自動的に削除されます

統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二

次集約ファイルの保存期間を同時に指定する

場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場

合は統計情報は自動的に削除されません

既定値統計情報を自動的に削除する

history_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し

た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除

しますパラメータを省略した場合統計情報

履歴ファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

d 日

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

d 1 ~ 366

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

primary_summarized_file 保存期間

lt数値gtlt単位gt

一次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合一次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を

設定します

既定値1m

secondary_summarized_fil

e

保存期間

lt数値gtlt単位gt

二次集約ファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ

ラメータを省略した場合二次集約ファイルを

削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m 月

y 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m 1 ~ 24

y 1 ~ 2

例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設

74

定します

既定値1y

performance_cooperation yes

no

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的

に出力するかどうかを設定します本パラメー

タが省略されている場合はファイルを出力し

ません

yes

定期的に連携用のファイルを出力します

no

連携用のファイルを出力しません

既定値no

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

keep_cooperation_term 保存期間

(数値 1~7)

他機能(1)と連携するためのファイルを保存す

る期間です保存期間に指定した日数分のファ

イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ

れますパラメータを省略した場合既定値で

動作します

単位 日

既定値1

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for

VMware vCenter Operations Analyzer for

VMware vRealize Operations

performance_dashboard yes

no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう

かを設定しますパラメータが省略されている

場合はダッシュボードに性能情報を表示しま

せん

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

規定値no

75

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対

しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行

なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の

rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してください

rdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があ

りますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します

Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について

互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア

性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください

4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴

ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ

スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し

てください

⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します

[config]

[no_clock_correction]

[allow_virtual_capacity_over_max_pd]

[no_auto_save_config]

76

表 2-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します

no_clock_correction

なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補

正しない場合に指定します

指定がない場合はディスクアレイ中の時刻

を自動補正します時刻の自動補正はサー

バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと

に行われます

allow_virtual_capac

ity_over_max_pd

なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること

を許可する場合に指定します指定がない場

合は仮想容量プールの容量を最大物理容量

までに限定しますシンプロビジョニング機

能を利用する場合にのみ有効となります

no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行

うかどうかを設定します既定値は指定なし

で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す

no_auto_save_config を指定すると自動保存

が行われなくなります

⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します

[optimizer]

[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]

[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]

表 2-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します

optlog_directory 性能最適化用ログファイル

の格納場所

(文字列 255 文字以内)

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定

します存在するディレクトリを絶対パスで

指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

prog_check_interval 論理ディスクの移動状況

チェックインターバル

(数値 5~30)

論理ディスクの移動状況をチェックするイン

ターバルを指定します

単位 秒

既定値10

⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します

[replication]

[no_state_monitor]

[no_replication_info_refresh]

[rc_port_no = ポート番号]

77

表 2-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[replication] レプリケーションセクショ

レプリケーションセクションの開始を示しま

no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ

マンドの操作による状態変化のメッセージを抑

止する場合に指定します

no_replication_info_

refresh

なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面

と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指

示で更新を行う場合に指定します

指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新

されます

ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ

フォート回線経由の場合は指定を行い定期

的な画面の更新を避けてください

詳しくは電子マニュアル「データレプリケー

ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回

線の説明を参照してください

rc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の ReplicationControl

のコマンド発行時に使用するポート番号を指定

します

既定値8030

⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します

[snapshot]

[sc_port_no = ポート番号]

表 2-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[snapshot] スナップショットセクショ

スナップショットセクションの開始を示しま

sc_port_no ポート番号

(数値 1~65535)

iStorageManager 経由の SnapControl のコマ

ンド発行時に使用するポート番号を指定しま

既定値8060

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション

のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します

78

⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します

[data_retention]

[protection_check_time = 時分]

[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]

[premonition_period = 期限切れ予告期間]

表 2-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[data_retention] データ改ざん防止セク

ション

データ改ざん防止セクションの開始を示しま

protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を

チェックする時刻を指定します

時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定

も可能です

分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁

で指定してください

既定値0010

expiration_period 期限切れメッセージ出力

期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期限が切れ

た場合に出力する期限切れの通知メッセージ

の出力期間を指定します本パラメータに 0 を

指定された場合は期限切れメッセージは出力

されません

単 位日

既定値1

例3 日を指定した場合データ保護状態の

チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま

premonition_period 期限切れ予告期間

(数値 0~255)

データ保護されたボリュームの保持期日が近づ

いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定

します

期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日

となります

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ

の予告は行いません

単 位日

既定値0

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護

状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー

ジを出力します

79

環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定

してください

client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)

web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)

replication セクションのポート番号(rc_port_no)

snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)

⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します

[fault_analysis]

[auto_start = yes]

表 2-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[fault_analysis] 障害解析機能に関する情

報 障害解析機能に関する情報を設定します

auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載

を削除すると拡張トレースが蓄積されないた

め「auto_start = yes」が記載されている場合

は変更しないで下さい

yes出力します

⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します

[auditlog]

[adtlog_function_enable = yes | no ]

[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]

[adtlog_keep_term = 保存期間]

80

表 2-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)

セクション名

パラメータ 値 内容

[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します

adtlog_function_ena

ble

監査ログ機能有効フラグ

yes

no

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを

出力するかどうかを指定します指定がない場

合はno を指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイル

を出力します

no指定なし

監査ログ機能を無効化し監査ログファイル

を出力しません

既定値no

adtlog_directory 監査ログファイル格納場所

(文字列 255 文字以内)

監査ログファイルの格納場所を指定します存

在するディレクトリを絶対パスで指定します

監査ログについては電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の

「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください

既定値optiSMsvretcauditlog

adtlog_size 監査ログファイルのサイズ

(数値 1~100)

監査ログを出力するファイルのサイズの上限

を指定します

単位 MB

既定値1

adtlog_name 監査ログファイルのファイ

ル名

(文字列 20 文字以内)

監査ログファイルの名称を指定します本パラ

メータで指定した名称以降に監査ログの作成

年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期

(1m~60m1y~5y0)

監査ログファイルの保存期間です指定した期

間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ

ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ

ルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます

(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なりま

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を

設定します

既定値3m(3 ヶ月)

81

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

(5)環境定義ファイルの設定例

以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrutf8sample)を元に作成した環境定義ファイルの

例を示します

環境定義ファイル

このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM

サーバの全てのパラメータを記述しています

本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての

設定をおこなうことができます

行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ

さい

agent セクション

監視するディスクアレイを設定します

ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します

IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ

の IP アドレスを指定してください

FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください

iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視

のみ可能です

初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は

後から設定をおこなうためここでは設定しないでください

[agent]

diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします

diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です

本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない

場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで

きません

範囲1〜64 エントリ

ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP

アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます

82

SVPが 2つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)

まで指定できます

SVPが 1つあるディスクアレイの場合

1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ

指定できます

M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス

を指定する可能です

M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定

してください

フローティング IP アドレスを設定しないでください

(文字列 255 文字以内)

type ディスクアレイの種別を指定します

IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズ

のディスクアレイを監視する場合必ず指定してください

その以外の場合は指定しないでください

M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの

ディスクアレイを示します

--------------D シリーズA2700A4900----------------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

)

---------------------------------------------------

---------------------------------------------------

-------M シリーズA3000 シリーズA5000シリーズ------

diskarray1 = (

ip = (19216801 19216802)

type = M

)

---------------------------------------------------

snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート

番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ

から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを

iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する

ディスクアレイの場合にのみ有効となります

SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま

すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ

とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場

合SNMP トラップは受信しません

(数値 162)

snmp_port = 162

remonitoring_interval

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の

ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1〜60)

remonitoring_interval = 5

lan_path_check_interval

IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする

インターバルを指定します

単 位分

既定値60

83

(数値 3〜60)

lan_path_check_interval = 60

auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続

のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本

パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は

iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません

auto_find_spf

file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します

1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます

スペシャルファイル名を絶対パスで指定します

(文字列 128 文字以内)

------ For HP-UX ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0

devnec_iSMmkdlc1t0d1 )

)

---------------------------------------------

------ For Solaris --------------------------

diskarray2 = (

file = ( devrdskc1t0d0s2

devrdskc1t0d1s2 )

)

---------------------------------------------

------ For Linux ----------------------------

diskarray2 = (

file = ( devnec_iSMmkdlsda

devnec_iSMmkdlsdb )

)

---------------------------------------------

server セクション

iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します

[server]

iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する

iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます

タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください

複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント

(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と

なります

(文字列 20 文字以内)

iSMsvr_name = iSMsvr

client セクション

iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する

利用者を設定します

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ

管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)

と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は

84

iSM クライアント(Web GUI)から設定してください

ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの

ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください

[client]

login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから

iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照

操作するための認証を得るために用いられます

範囲1〜100 エントリ

username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます

(文字列 20 文字以内)

password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され

ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを

指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある

いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます

(文字列 14 文字以内)

L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します

iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ

いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割

を用意しています

L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの

参照が可能です

L2hellipoperator レプリケーションスナップショット

性能監視性能最適化機能で運用に必要

な操作が可能です

L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて

の操作が可能です

login1 = (iSM iSM L1)

login2 = (username password L3)

iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま

既定値8020

(数値 1〜65535)

iSMsvr_port = 8020

web セクション

iSM クライアント(Web GUI) および Webブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番

号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください

[web]

web_port_no iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

ポート番号を指定します

既定値 8070

(数値 1〜65535)

web_port_no = 8070

web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M

シリーズを監視する場合に設定が必要です

iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の

IPアドレスを指定します

IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です

IPv4の IP アドレスとして1270010000

255255255255 は使用できません

85

IPv6の IP アドレスとして00000000

00000001000000255255255255

0000000000000000127001 或いは

ff008で始まる IPアドレスは使用できません

web_ip_address = 192168010

tls_version_disable

iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS

バージョン無効化を設定します指定がない場合default

を指定する場合と同じになります

default

TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します

10

TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します

11

TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します

既定値default

tls_version_disable = default

resource セクション

iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[resource]

watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します

単 位秒

既定値15

(数値 1〜3600)

watch_interval = 15

capacity_watch_interval

以下の情報を監視するインターバルを指定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク

の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視

インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視

インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い

場合()は容量監視インターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル

よりも長くなります

単 位分

既定値5

(数値 5〜1440)

capacity_watch_interval = 5

nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成

86

要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および

ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複

チェックを行います本パラメータがない場合は重複

チェックを行いません

nickname_check

scheduled_report

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません

yes 定時通報を行います

no 定時通報を行いません

scheduled_report = no

scheduled_report_time

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報

を行う時刻を指定します

定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と

なります

定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は

無効となります

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

scheduled_report_time = 0000

log セクション

iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します

iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨

しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用

ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の

容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する

必要があります

iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます

[log]

file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretclog

(文字列 255 文字以内)

file_directory = optiSMsvretclog

file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します

単 位MB

既定値1

(数値 1〜10)

file_size = 1

modify_no_measures_msg_to_info

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ

87

て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対

象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場

合は種別の切り替えは行いません

modify_no_measures_msg_to_info

modify_remote_notification_msg_to_warning

HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)

と連携する場合にのみ指定してください

種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります

iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169

iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460

iSM07670iSM07671

指定がない場合は種別の切り替えは行いません

modify_remote_notification_msg_to_warning

performance セクション

iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します

性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は

必要に応じて設定を行ってください

[performance]

monitor_file_directory

統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcmon

(文字列 255 文字以内)

monitor_file_directory = optiSMsvretcmon

monitor_interval

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する

インターバルを指定します

単 位分

既定値5

(数値 1〜60)

monitor_interval = 5

display_refresh_rate

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり

何回データ更新をおこなうかを指定します

単 位回数分

既定値1

(数値 1〜6)

display_refresh_rate = 1

threshold_monitor_interval

しきい値監視インターバルを指定します

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

単 位分

既定値表示リフレッシュレート値

(数値 1〜60)

threshold_monitor_interval = 1

88

threshold_monitor_iops_border

最低入出力回数を指定します

単 位回数分

既定値60

(数値 1〜120)

threshold_monitor_iops_border = 60

auto_adjust_monitor_interval

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル

で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な

インターバルに変更するかどうかを指定します

yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します

「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の

みを指定します

no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません

auto_adjust_monitor_interval = yes

auto_archive_execution

統計情報を自動的に集約する場合に指定します

auto_archive_execution

auto_execution_time

集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する

時刻です

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

auto_execution_time = 0000

auto_start_monitor

統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します

yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用

できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積

を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄

積を停止したディスクアレイについてはその状態を

保持し蓄積を開始しません

succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた

なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ

蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい

たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄

積を開始しません

「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま

no 統計情報の蓄積を開始しません

auto_deletion_execution

統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル

は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約

ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合

はで区切ってください

history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた

統計情報履歴ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

d 日

89

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

d 1 〜 366

m 1 〜 24

y 1 〜 2

例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します

primary_summarized_file

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 〜 24

y 1 〜 2

secondary_summarized_file

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次

集約ファイルを削除します

単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可

能です)

m 月

y 年

数値 単位の指定により設定可能な値が異なります

m 1 〜 24

y 1 〜 2

--------------以下の設定を推奨します-------------

auto_start_monitor = yes

auto_deletion_execution = (

history_file = 1m

primary_summarized_file = 1m

secondary_summarized_file = 1y

)

-------------------------------------------------

threshold_monitor_logging_mode

しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定

にします

threshold_monitor_logging_mode が指定された場合

threshold_monitor_interval が無効になります

threshold_monitor_logging_mode

performance_dashboard

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します

本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに

性能情報を表示しません

yes

ダッシュボードに性能情報を表示します

no

ダッシュボードに性能情報を表示しません

既定値no

performance_dashboard = no

fault_analysis セクション

90

障害解析機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[fault_analysis]

auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると

拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が

記載されている場合は変更しないで下さい

yes 出力します

auto_start = yes

config セクション

構成設定機能に関する情報を設定します

これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの

設定は必要ありません

[config]

no_clock_correction

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指

定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動

補正します

no_clock_correction

allow_virtual_capacity_over_max_pd

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に

指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大

物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用

する場合にのみ有効となります

allow_virtual_capacity_over_max_pd

no_auto_save_config

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し

ます既定値は指定なしで自動保存が行われます

no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく

なります

no_auto_save_config

optimizer セクション

iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します

性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合

も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ

りません

[optimizer]

optlog_directory

性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します

存在するディレクトリを絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcoptlog

(文字列 255 文字以内)

optlog_directory = optiSMsvretcoptlog

91

prog_check_interval

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し

ます

単 位秒

既定値10

(数値 5〜30)

prog_check_interval = 10

replication セクション

iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します

レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[replication]

no_state_monitor

ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ

る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します

no_state_monitor

no_replication_info_refresh

iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定

期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期

更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場

合は指定してください

低速回線については「データレプリケーション利用の手引

機能編」を参照してください

no_replication_info_refresh

rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す

るポート番号を指定します

既定値8030

(数値 1〜65535)

rc_port_no = 8030

snapshot セクション

iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します

スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

必要ありません

[snapshot]

sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する

ポート番号を指定します

既定値8060

(数値 1〜65535)

sc_port_no = 8060

data_retention セクション

iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します

データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す

る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は

92

必要ありません

[data_retention]

protection_check_time

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を

指定します

時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です

分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ

既定値 0010

protection_check_time = 0010

expiration_period

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切

れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0

を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

単 位日

既定値1

(数値 0〜255)

例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3

日間メッセージを出力します

expiration_period = 1

premonition_period

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します

本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ

単 位日前

既定値0

(数値 0〜255)

例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時

刻に期限切れの予告メッセージを出力します

premonition_period = 0

auditlog セクション

監査ログセクションの開始を示します

[auditlog]

adtlog_function_enable

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指

定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります

yes

監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

no

監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

既定値no

adtlog_function_enable = no

adtlog_directory

監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを

絶対パスで指定します

既定値optiSMsvretcauditlog

(文字列 255 文字以内)

93

adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog

adtlog_size

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します

単位 MB

既定値1

(数値 1~100)

adtlog_size = 1

adtlog_name

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称

以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します

既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

(文字列 20 文字以内)

adtlog_name = auditlog

adtlog_keep_term

監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ

ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合

監査ログファイルを削除しません

単位

数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)

m hellip 月

y hellip 年

数値

単位の指定により設定可能な値が異なります

m hellip 1~60

y hellip 1~5

例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します

adtlog_keep_term = 3m

94

24 システムパラメータの設定

以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設

定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください

なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値を調べそれに加算した値で設定

をしてください

(1)最大ファイルオープン数

以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください

なおRed Hat Enterprise Linux についてはバージョンによって既定値が異なります以下は

参考として Red Hat Enterprise Linux Version 8 の既定値を記載します

表 2-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値

OS 名称 パラメータ名 必要量

Linux fsfile-max

(RHEL8システムに

より異なりますので

現在値を参照してく

ださい)

iStorageManager 固定値 160以上

クライアント接続ごと 16ずつ加算

ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算

例)クライアント接続台数 32台

ディスクアレイ接続台数 2台

必要量=160+16times32+19times2=710以上

95

(2)その他の設定要素

以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください

表 2-20 その他のシステムパラメータと設定値

OS 名称 パラメータ名 説明

Linux kernelmsgmnb

(RHEL8 既定値

16384)

メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズの

最大

iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します

iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス間

でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定値を

増やしてください

iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは RANK

の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属する LD 全

てに関してメッセージが出力されるため同時に大量にメッセー

ジが出力されますその場合でもメッセージ出力が失敗しないよ

うにするためには以下を目安に余裕を持たせてパラメータを増

加させてください

(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565

Linux kernelshmmax

(RHEL8 既定値

1844674407369277

4399)

1つの共有メモリセグメントの最大サイズ

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

(単位バイト)

必要量=1700000+

1000times(監視するディスクアレイの内最も論理ディスク

数が多いディスクアレイの論理ディスク数)以上

例)1700000+1000times8192

=9892000以上

rarr10MBの10485760を指定

Linux kernelshmmni

(RHEL8 既定値

4096)

システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります

以下の値を参考に設定値を変更してください

以下の参考値より十分に大きい値を設定してください

共通

iStorageManager 固定値 12以上

ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算

PerforMate 利用時

PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算

PerforSurePerforOptimizer 利用時

PerforSure PerforOptimizer 使 用 デ ィ ス ク ア レ イ ご

と 1ずつ加算

DynamicSnapVolume 利用時

DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと

(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算

スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算

DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時

ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算

96

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時

AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算

例)ディスクアレイ接続台数 2台

( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume

DynamicDataReplication RemoteDataReplication

RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)

スナップショット BV 数合計200 個

ボリュームのペア数合計 2000 個

AT グループ数合計 50 個

必要量 = 12+

3times2+

2+2+2+

(200divide277)の切り上げ+

(2000divide4500)の切り上げ+

(50divide900)の切り上げ

= 27以上を追加

Linux kernelshmall

(RHEL8 既定値

1844674407369277

4399)

システム全体で作成できる共有メモリページの最大数

iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク

アレイ情報の管理を行います

以下の値を参考に設定値を変更してください

必要量=(iStorageManager で必要な kernelshmmax の値

divide4096)

timesiStorageManager で必要な kernelshmmni の値

上記の kernelshmmaxkernelshmmni の説明にある計算式

を参考にしてください

各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ

リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください

97

第3章 iStorageManager セットアップ(Windows 版)

この章ではWebSAM iStorageManager の DVD 媒体をセットした際に自動的に起動する「iStorageManager セッ

トアップ」について説明します「iStorageManager セットアップ」はWebSAM iStorageManager の DVD 媒体

に格納されている各種ソフトウェアのインストールおよび設定をウィザード形式でおこなう機能ですなお本機

能はWindows 版のソフトウェアのみに対応しています

「iStorageManager セットアップ」は以下の2つの機能を提供します

簡易インストール

カスタムインストール

簡易インストールはM シリーズの初期導入に必要なソフトウェアを簡単に導入できます詳細については「31

簡易インストール(M シリーズ)」を参照してくださいカスタムインストールは各種ソフトウェアの詳細な設定が

おこなえますなおA2700 の導入はカスタムインストールを選択してください詳細については「32 カスタ

ムインストール(M シリーズ)」または「34 カスタムインストール(A2700)」を参照してください

A3000 シリーズおよび A5000 シリーズの場合M シリーズと同様の手順に従ってソフトウェアを導入します詳

細については「31 簡易インストール(M シリーズ)」または「32 カスタムインストール(M シリーズ)」を参照してく

ださい

1 Administrator 権限でログインしてください

2 ターミナルサービスアプリケーションモードを利用している場合本プログラムを終了後インストール

先サーバのコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からインストールを実施してください

3 ご利用の環境によってはDVD 媒体セット時に自動起動しない場合がありますこの場合はDVD 媒体

の以下のプログラムを直接起動してください

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

4 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に導入する場合はM シリーズの導入を先に実施してくだ

さい残りのディスクアレイに対する設定は後から iSM サーバの環境設定で追加してください

5 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に監視している環境でソフトウェアのバージョンアップの

みを実施する場合カスタムインストール(M シリーズ)を選択してください

98

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場合

Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

31 簡易インストール(M シリーズ)

簡易インストール(M シリーズ)では次の二つのインストール方法を提供しています

iStorageManager のセットアップ

ディスクアレイを管理するサーバの構築をおこなう場合にご利用ください

サーバのセットアップ

サーバ(ホスト)情報を管理するユーティリティをインストールする場合にご利用ください

Oracle Java 実行環境が未インストールの状態で簡易インストールを実施するとOpenJDK が自動的にイン

ストールされ有効になります

Oracle Java を利用する場合以下いずれかの手順でセットアップしてください

A)事前に Oracle Java をインストールしてください

簡易インストールではOpenJDK のインストール確認が表示されます

「しない」を選択いただくことでOracle Java を継続利用できます

B)カスタムインストールで各種ソフトウェアをインストールしてください

別途 Oracle Java をインストールしてください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

99

311 iStorageManager のセットアップ

以下の手順にしたがってiStorageManager のセットアップをおこないます

本手順により以下のソフトウェアがインストールされます

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために

必要なソフトウェア

iSM クライアント(Web GUI)

ControlCommand

ネットワーク設定ツール

M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア

またiSM クライアント(Web GUI)による iSM サーバへの接続が可能です

100

1 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ

ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ

ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその

ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場

合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し

てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし

てください

2 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す

る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運

用中に問題となることがあります

1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です

2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です

3 iStorageManager は複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディ

スクアレイ装置を複数の iStorageManager から同時に監視することはできません複数の

iStorageManager から監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に

支障をきたす可能性があります

4 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力

によりファイルチェックが常時行われる状態となりますこれにより CPU 負荷が高くなり動作に

影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合CyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全てをウ

イルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

5 初期設定をおこなっていないディスクアレイはiSM サーバをインストールするサーバと同一

ネットワークに接続してください

6 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ

グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します

7 Server Core 環境の場合はiSM クライアント(Web GUI)は利用できません

8 iStorage ダッシュボードを合わせて導入する場合はカスタムインストールを選択してください

補足Web ブラウザに関する事前設定

【Internet Explorer の場合以降の手順を実施してください】

Web ブラウザで iSM サーバにアクセスすることでiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウ

ンロードインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動ができるページが表示されますこの

ページでの動作を保証するため事前に次の設定を実施してください

101

1 接続する iSM サーバを「信頼済みサイト」に設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「サイト」ボタンをクリックしてください

図 3-1 インターネット オプションの画面

(3)「次の Web サイトをゾーンに追加する」に接続する iSM サーバの URL(例接続する iSM

サーバの IP アドレス(またはホスト名))を入力し「追加」ボタンをクリックしてください

「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックは外

してください

図 3-2 信頼済みサイトの設定画面

102

(4)「閉じる」ボタンをクリックし画面を閉じてください

2 「信頼済みサイト」のセキュリティレベルを設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックしてください

図 3-3 インターネット オプションの画面

103

(3)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「ActiveX コントロールとプラグインの実行」を「有

効にする」に設定してください

図 3-4 セキュリティの設定画面-1

(4)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「スクリプトを実行しても安全だとマークされてい

ない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」を「有効にする」に設定してくださ

図 3-5 セキュリティの設定画面-2

104

(5)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

Internet Explorer Version7 以降をご使用の場合「信頼済みサイト」の保護モードおよび

拡張保護モードは有効にしないでください

以上で「Web ブラウザに関する事前設定」は完了です

iStorageManager のセットアップをおこなう場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-6 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

105

(4)簡易インストールの「iStorageManager のセットアップ」を選択して「次へ」ボタンを

クリックしてください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-7 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)

(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックして

ください

図 3-8 ソフトウェア確認画面

106

(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契

約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合

は本ソフトウェアは使用できません

図 3-9 使用許諾確認画面

(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場

合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください

図 3-10 インストール先の選択画面

107

Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します

表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック

してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ

さい

図 3-11 インストール先の選択画面(Server Core 環境)

(8)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に格

納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場

合はOpenJDK はインストールしません

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

108

XYZ は実際の値が表示されます

図 3-12 OpenJDK のインストール画面

(9)必要なソフトウェアをインストールします

既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画

面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ

ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません

インストール中は以下の画面を表示します

図 3-13 インストール実行中画面

またControlCommand をインストール中に

iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります

画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください

109

図 3-14 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(10)ネットワーク設定ツールの起動をおこないます

そのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 3-15 ネットワーク設定ツール起動画面

110

(11)ディスクアレイのネットワーク設定をおこないます

ディスクアレイに iSM サーバから監視するためのネットワークアドレスを設定します

インストールしたマシンと物理的に同一なネットワーク (ルータを越えない)にディスクアレイを

接続 (設置)されていることを確認してください

確認後インストールしたマシンと同一セグメントの IP アドレスを設定してください

図 3-16 ネットワーク設定ツール画面

設定するディスクアレイを選択して「設定」をクリックしてください

図 3-17 ネットワーク設定画面

111

設定するネットワークアドレスを入力して「設定」をクリックしてください

図 3-18 ネットワーク設定確認

設定するネットワークアドレスを確認し「設定」をクリックしてください

図 3-19 ネットワーク設定完了

ネットワーク設定が完了したら「OK」をクリックしてください

「図 3-15 ネットワーク設定ツール画面」が表示されるので「閉じる」をクリックしてください

112

(12)利用者の設定をおこないます

この利用者はiSM クライアントから iSM サーバに接続する際の利用者になります

必ず Administrator の利用者を設定してくださいなお既に Administrator が設定され

ている場合は「Administrator の設定」画面は表示しません

図 3-20 利用者の設定画面

図 3-21 設定完了画面

113

(13)ディスクアレイのタイムゾーン設定をおこないます

タイムゾーンの設定を行う場合は「する」を選択して「次へ」をクリックしてください

規定値は AsiaTokyo (GMT+9)です

設定する必要がない場合は「しない」を選択してください

図 3-22 タイムゾーンの設定確認画面

「する」を選択すると以下の画面が表示されます

設定するタイムゾーンを選択して「設定」ボタンをクリックしてください

図 3-23 タイムゾーンの設定画面

設定完了後「次へ」をクリックしてください

114

(14)必要なソフトウェアのインストールが完了しました

図 3-24 インストール完了画面

「iSM サーバを起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックしてくださいiSM サーバが起

動します

iSM サーバが起動中は以下の画面を表示しますiSM サーバの起動完了をお待ち下さい

図 3-25 iSM サーバ起動中

Server Core 環境の場合はここで完了となります

図 3-24 の選択肢の補足

何らかの理由でWindows を再起動したい場合は「今すぐコンピューターを再起動する」を選択

してくださいWindows を再起動後15の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示さ

れます

「後でコンピューターを再起動する」を選択した場合はiSM サーバは起動されませんコンピュー

ターの再起動を行ってください再起動後は前回と同じユーザでログインしてください15

の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示されます

115

(15)セットアップが完了しました

iSM サーバが正常に起動後あるいは Windows の再起動後以下の画面を表示します

ご利用の環境によっては再起動後画面が表示されない場合がありますのでその場合は

DVD 媒体の以下のプログラムを直接起動してください

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

図 3-26 セットアップ完了画面

「完了」ボタンをクリックすると自動的に iSM クライアント(Web GUI)を起動します

ログイン画面に12で設定した利用者名パスワードを入力してログインしてくださいログイ

ン後初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行してください初期設定ウィザードは

iSM クライアント(Web GUI)のメニューの[構築]-[初期設定]-[M シリーズ]から起動します初期設

定ウィザードについてはIS051 構成設定の手引(GUI 編)の「第 5 章 初期設定」を参照し

てください

「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

116

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

iSM サーバまたは ControlCommand を導入した場合iSM サーバコマンドまたは

ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定をジョブスケジュールソフトウェアに

登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起動してください

117

1 Internet Explorer において信頼済みサイトの設定およびセキュリティレベルの設定を行わずに

iSM サーバへ接続した場合以下のメッセージが表示され接続に失敗することがあります

本書「iStorageManager のセットアップ」の手順にしたがって設定内容を変更し再度接続してく

ださい

図 3-27 Web ブラウザの画面(設定未実施時)

2 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「警告 - セキュリティ」の画面が表示される場合があ

りますこのときは発行者が「NEC Corporation」であることを確認した上で「実行」ボタンを

クリックしてください

3 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「Windows セキュリティの重要な警告」の画面にて

「Internet Explorer」の機能がブロックされていると表示される場合がありますこのときは当該画

面でブロックを解除するかまたは事前にファイアウォールの設定で「Internet Explorer」のブロッ

クを解除しておいてください

4 ご使用の Internet Explorer の設定でプロキシサーバを経由する指定を行っていると接続に失

敗することがありますこの場合はWeb ブラウザの設定でプロキシの例外指定を行いiSM サー

バへの接続にはプロキシサーバを経由しない設定としてください

ただしiSM クライアント(Web GUI)を iSM サーバと同一コンピュータで利用する場合変更する

必要はありません

以下の手順で変更してください

1) 「コントロールパネル」から「インターネットオプション」-「接続」タブを選択し「LAN の設

定」でローカルエリアネットワークの設定画面を表示します

2) 「LAN にプロキシサーバーを使用する」にチェックが入ってない場合以降の確認は不要です

入っている場合「詳細設定」でプロキシの設定画面を表示します

3) 「次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない」へ接続するサーバのホスト名および IP ア

ドレスの両方を追加してください

4) 使用中の Web ブラウザを一旦すべて終了させたあと再起動してください

118

312 サーバのセットアップ

以下の手順にしたがってサーバのセットアップを実施します

本手順により以下のソフトウェアがインストールされます

OpenJDK

ControlCommand

なお接続されているすべてのサーバで以下を実施してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セット

アップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-28 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)簡易インストールの「サーバのセットアップ」を選択して「次へ」ボタンをクリックして

ください利用できない環境では選択できません

119

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-29 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)

(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックしてく

ださい

図 3-30 ソフトウェア確認画面

120

(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契

約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合

は本ソフトウェアは使用できません

図 3-31 使用許諾確認画面

(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場

合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください

図 3-32 インストール先の選択画面

121

Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します

表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック

してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ

さい

図 3-33 インストール先の選択画面(Server Core 環境)

122

(8)OpenJDK のインストーラを起動します

racle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に

格納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core

環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしません

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

XYZ は実際の値が表示されます

図 3-34 OpenJDK のインストール画面

(9)必要なソフトウェアをインストールします

既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画

面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ

ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません

インストール中は以下の画面を表示します

図 3-35 インストール実行中画面

123

またControlCommand をインストール中に

iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります

画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください

図 3-36 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(10)必要なソフトウェアのインストールが完了しました

「完了」ボタンをクリックすると Windows を再起動しなくて終了しますWindows を再

起動したい場合は「コンピューターを再起動する」をチェックして「完了」ボタンをクリック

してください

なお同じバージョンが既にインストールされていることから本手順でインストールをおこなっ

ていない場合は「コンピューターを再起動する」をチェックせずに完了してください

図 3-37 インストール完了画面

124

ControlCommand をインストールした後はホスト情報の収集登録およびボリューム対応表の作

成を行ってください詳細はControlCommand のインストールガイドを参照してください

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

ControlCommand を導入した場合ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定を

ジョブスケジュールソフトウェアに登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起

動してください

125

32 カスタムインストール(M シリーズ)

以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択

します

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために

必要なソフトウェア

ControlCommand

iSM クライアント(Web GUI)

ネットワーク設定ツール

M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア

カスタムインストールは以下の画面から選択します

(1)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-38 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

126

(2)カスタムインストールを選択してください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-39 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ

アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」ネットワーク設定ツールの

場合は「ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版)」を参照してくださいOpenJDK の場合は下記

を参照してください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

127

(3)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

図 3-40 セットアップ内容の選択画面

(4)OpenJDK のインストール画面を表示します

画面に従いOpenJDK をインストールしてください

OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください

iSM クライアント(Web GUI)

iSCSI 簡易設定ツール

iSM ネットワーク設定ツール

ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します

128

33 カスタムインストール(A2700)

以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択

します

iSM サーバ

OpenJDK

iSM クライアント(Web GUI)を利用するために必要なソフトウェア

ControlCommand

iSM クライアント(Web GUI)

カスタムインストールは以下の画面から選択します

(1)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 3-41 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズA2700)

129

(2)カスタムインストールを選択してください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 3-42 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ

アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」を参照してくださいOpenJDK

の場合下記を参照してください

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

130

(3)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

図 3-43 ディスクアレイの選択画面

(4)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

図3-44 セットアップ内容の選択画面

(5)OpenJDK のインストール画面を表示します

画面に従いOpenJDK をインストールしてください

131

OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください

iSM クライアント(Web GUI)

iSCSI 簡易設定ツール

iSM ネットワーク設定ツール

ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します

132

(このページは空白です)

133

第4章 サーバの導入(Windows 版)

41 動作環境

表 4-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

PCAT 互換機

iStorage NS シリーズ

動作OS <M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>

Microsoft Windows 8 Pro(SP 無)(3)

Microsoft Windows 8(SP 無)(3)

Microsoft Windows 81 Pro (3)

Microsoft Windows 81 (3)

Microsoft Windows 10 Home

Microsoft Windows 10 Pro

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition(SP 無)(1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition(SP 無)(1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1) (3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1) (3)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(2) (3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition (2) (3)

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition(2)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

(2) x64 に対応します

(3) Windows 更新プログラム KB2999226 を適用する必要があります

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2016 Hyper-VWindows Server

2019 Hyper-V

仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運

用を推奨します

メモリ OS 必要メモリ+146(396)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です

ディスク容量 プログラム容量308MB

動作必要容量 837MB 以上

必須ハードウェア iStorage シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報

134

についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

図 4-1 システム構成イメージ(Windows 版)

FC 経由でディスクアレイを管理する場合Express の周辺機器として Fibre Channel コントローラ

(Optical)Fibre Channel ケーブルおよび Fibre Channel コントローラのドライバが必要になります

また必要に応じて Fibre Channel ハブや Fibre Channel スイッチが必要となります

1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディスク

アレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM サーバから

監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障をきたす可能性が

あります

2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力

によりファイルチェックが常時行われる状態となりますそれにより CPU 負荷が高くなり動作に

影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合はCyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全て

をウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

135

42 iSM サーバのインストール

421 インストール

以下の手順にしたがってiSM サーバをインストールします

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

1 ESMPROServerManager(以降ESMPROSM とします)がインストールされているサーバに

iStorageManager をインストールする場合ESMPROSM との連携に関する設定を行う画面が表

示されるので必要に応じて設定してください詳細については電子マニュアル

「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

2 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ

ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ

ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその

ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場

合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し

てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし

てください

3 インストール先フォルダにはハードディスク上のシステムフォルダ(Winini ファイルのある

フォルダ)を選択することはできませんかつインストール先のフォルダ名に空白文字や特

殊文字(例えば()^yenltgt|など)を含めないでください

4 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す

る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運

用中に問題となることがあります

1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です

2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です本バージョ

ンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サーバをアンイン

ストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アドレス)を削除して

ください

5 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ

グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します

6 iSM サーバをインストールした後iStorageManager サービスが自動的に開始されます

136

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場

合Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する

場合 M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズを利用する場合は以下の手順でインストールを

実施します

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 4-2 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

137

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

4-3 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません

図 4-4 セットアップ内容の選択画面

138

(6)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の

内容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます

図 4-5 インストール状況画面

(7)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます

図 4-6 iSM サーバのインストール画面

139

(8)iSM サーバのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-7 インストール開始画面

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 4-8 使用許諾確認画面

140

(10)iSM サーバの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 4-9 情報確認画面

(11)iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 4-10 インストール先の選択画面

141

(12)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し

てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-11 プログラムフォルダの選択画面

(13)ESMPRO 連携の設定を行います

iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連

携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください

なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこと

ができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManager

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます

図 4-12 ESMPRO 連携設定ツールの画面

142

(14)iSM サーバのインストール準備完了を確認します

「インストール」ボタンをクリックしてください

図 4-13 インストール準備完了の画面

画面に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」項目が表示されますiStorage ダッシュボー

ドを合わせて導入する場合はチェックを有効にしてください

その他iStorage ダッシュボードの導入および環境設定についての詳細は第 10 章を参照してください

(15)iSM サーバのモジュールをインストールします

図 4-14 ファイルコピー画面

143

(16)iSM サーバの環境設定をおこないます

①新規インストールの場合は以下の画面を表示します

図 4-15 新規インストール時の環境設定選択画面

②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します

図 4-16 バージョンアップ時の環境設定選択画面

ここで M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの設定を追加または変更する場合は

「ウイザードで必要最低限の設定を行います」または「ダイアログですべての機能の設定をおこ

ないます」を選択してください新規インストールの場合で後から設定を行う場合は「後で設

定します」を選択してくださいiSM サーバをアップデートした場合で設定の追加または変更

が不要な場合は「設定を引き継ぎます」を選択してください

「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをおこ

なうため簡単に環境設定ができます詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザー

ド」を参照してください

144

「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます詳細について

は「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください

「後で設定します」を選択した場合

環境設定はおこないません

「設定を引き継ぎます」を選択した場合

環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます

(17)iSM サーバのインストールを完了します

iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ

さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ

アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参

照してください

「完了」ボタンをクリックしてください

図 4-17 インストール完了画面

145

4212 A2700 を利用する場合

A2700 を利用する場合は以下の手順でインストールを実施します

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また

は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

(3)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています

図 4-18 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズ A2700)

146

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して

ください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 4-19 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-20 ディスクアレイの選択画面

147

(6)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません

図 4-21 セットアップ内容の選択画面

(7)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の

内容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます

図 4-22 インストール状況画面

148

(8)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します

「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます

図 4-23 iSM サーバのインストール画面

(9)iSM サーバのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-24 インストール開始画面

149

(10)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 4-25 使用許諾確認画面

(11)iSM サーバの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 4-26 情報確認画面

150

(12)iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 4-27 インストール先の選択画面

(13)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し

てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-28 プログラムフォルダの選択画面

151

(14)ESMPRO 連携の設定を行います

iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連

携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください

なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこ

とができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManegar

利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください

「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます

図 4-29 ESMPRO 連携設定ツールの画面

(15)iSM サーバのモジュールをインストールします

図 4-30 ファイルコピー画面

152

(16)iSM サーバの環境設定をおこないます

①新規インストールの場合は以下の画面を表示します

図 4-31 新規インストール時の環境設定選択画面

②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します

図 4-32 バージョンアップ時の環境設定選択画面

「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをお

こなうため簡単に環境設定ができます

環境設定ウィザードでは以下の設定をおこないます

ディスクアレイの設定

利用者の設定

iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定

運用ログの設定

詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザード」を参照してください

153

図 4-33 環境設定ウィザード画面

「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合

環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます

環境設定では以下の設定をおこないます

ディスクアレイの設定

利用者の設定

状態監視機能の設定

サーバクライアントの設定

事象連携機能の設定

性能監視機能の設定

性能最適化機能の設定

レプリケーションスナップショット機能の設定

データ改ざん防止機能の設定

監査ログ機能の設定

154

詳細については「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください

図 4-34 環境設定画面

「後で設定します」を選択した場合

環境設定はおこないません

「設定を引き継ぎます」を選択した場合

環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます

(17)iSM サーバのインストールを完了します

「完了」ボタンをクリックしてください

図 4-35 インストール完了画面

155

iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ

さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ

アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参

照してください

422 アンインストール

以下の手順にしたがってiSM サーバをアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)サービスとイベントビューアの画面を閉じてください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM サーバ」を削除し

ます

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続

行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラムを実行してください

Server Core 環境の場合はアンインストールするバージョンの DVD 媒体をセットしてコマン

ドプロンプトから以下を実行してください

yenSERVERyenWINDOWSyenSETUPEXE uninstall

サービス iStorageManager が起動中であればサービス iStorageManager は自動停止されます

なおアンインストール後も環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル

性能統計情報集約ファイル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティショ

ン管理ユーザ情報ファイルは削除されません

423 アップデート

iSM サーバを旧バージョンからアップデートする場合は「iStorageManager セットアップ」のインス

トールで旧バージョンのアンインストールをおこない本バージョンのインストールを行います手順は

「421 インストール」を参照してください

iSM サーバを使用しているマシンにおいて OS を Windows 8 以降および Windows Server 2012 以降

にアップグレードする場合のみ必ず以下の手順にしたがってiSM サーバのアップデートを実施してく

ださい()

このアップデートはインストール済みの iSM サーバとアップデート後の iSM サーバのバージョンが

同じ場合でも必要です

(1) iSMサーバがインストールされているマシンのOSをWindows 8以降およびWindows Server

2012 以降にアップグレードします

(2) アップグレード完了後インストール済みの iSM サーバをアンインストールしてください(ア

ンインストール手順は「422 アンインストール」を参照してください)

156

(3) iSM サーバを再インストールしてください(インストール手順は「421 インストール」を参

照してください)

(4) iSM サーバの「インストール先フォルダyensbin」にある以下の5つのファイルのプロパティを表

示し「互換性」タブの「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて「OK」

ボタンを押してください

iSMalsetexe

iSMprfcomexe

iSMsetenvexe

iSMsetenvWzdexe

iSMsvmnuexe

424 サイレントインストール

以下の手順に従ってサイレントインストールための bat ファイルを使用して iSM サーバをインストー

ルします

ldquoyenSERVERyenWINDOWSrdquoディレクトリ下に格納されている bat ファイルを使用してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットします

(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げCD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenSERVERyenWINDOWS

(4)以下のコマンドを実行しインストールが実行されます

iSMsvrSilentSetup install -path installpath

説明

-path iSM サーバのインストール先を指定します

インストール先のパスに空白を含む場合は「ldquo rdquo」でパスを囲んでください

フルパスを指定してください

サイレントインストールの場合インストール先のパスの最後にyeniSMsvr フォルダを含めな

いことを推奨します

使用例

iSMsvrSilentSetup install -path ldquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo

続けて「44 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってください

157

425 サイレントアンインストール

iSM サーバのサイレントインストールはインストール媒体を使用して以下の手順で行います

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットします

(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenSERVERyenWINDOWS

(4)以下のコマンドを実行しアンインストールが実行されます

iSMsvrSilentSetup uninstall

43 iSM サーバの環境設定ウィザード

iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります

ここでは環境設定ウィザードでの設定方法について記述しますなお環境設定ウィザードでは必

要最低限の設定を順番におこなうため簡単に環境設定ができます

環境設定ウィザードはiSM サーバのインストール時「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows

8 以降Windows Server 2012 以降の場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプ

リ」をクリックしすべてのアプリにて「環境設定ウィザード」または「iSM サーバメニュー」の

「環境設定ウィザード」から起動しますServer Core 環境の場合はコマンドプロンプトから

「iSMsetenvWzd」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は環境設定ウィザード終了時

に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager を再起動してくだ

さい

「iSM サーバ」から「環境設定ウィザード」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアロ

グが表示される場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定ウィザード」を起動し

てください

なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません

158

431 ディスクアレイの設定

iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますディスクアレイの設定は省略できませんな

おディスクアレイの設定は IP 接続を推奨しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリー

ズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です設定後

「次へ」ボタンをクリックしてください

iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番

号が不明な場合一旦「FC 接続設定」ボタンの「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し次

の項目(「432 利用者の設定」)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決

まったタイミングで設定変更(再設定)を行ってください

フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない

ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください

図 4-36 ディスクアレイの設定画面

ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示しますディスクアレイを

FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリックし「FC 接続設定」から設定してください

② ③ ④

159

図 4-37 IP 接続設定画面

①ディスクアレイ一覧

現在設定されているディスクアレイを表示します

ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの

「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります

IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア

レイのシリーズ」に表示します

ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です

②「追加」ボタン

ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-38)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追

加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-39)か

ら行ってください

③「編集」ボタン

選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする

かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について

はIP 接続の場合は図 4-37FC 接続の場合は図 4-38 または図 4-39 を参照してください

160

④「削除」ボタン

選択したディスクアレイを削除します

⑤「FC 接続設定」ボタン

FC 接続設定画面(図 4-39)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行いま

図 4-38 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面

⑥ディスクアレイのシリーズ

ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ

ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です

M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します

A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください

A3000 シリーズと A5000 シリーズ M

A2700 と A4900 D

⑦メイン IP アドレス

IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定

が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ

制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

⑧サブ IP アドレス

SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます

⑥ ⑦

161

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

図 4-39 FC 接続設定画面

⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する

チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います

⑩「ディスク番号による指定」ボタン

FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス

クの追加画面(図 4-40)を表示します

ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです

通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ

の設定は不要です

図 4-40 ディスクアレイ追加(ディスク)画面

⑪ディスク

ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに

対して最大 8 個のディスクが登録できます

監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist

-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「 iStorageManager コマンドリ

ファレンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください

162

432 利用者の設定

iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省

略できません設定後「次へ」ボタンをクリックしてください

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな

ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)

から設定してくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアント(Web GUI)からパー

ティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名

は既に存在するユーザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM ク

ライアント(Web GUI)から確認できます

利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施

できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必

要があります

図 4-41 利用者設定画面

② ③ ④

163

iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator 設定画面を表示します

図 4-42 Administrator の設定画面

①利用者一覧

現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します

この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ

ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます

②「追加」ボタン

利用者追加画面(図 4-43)が表示され利用者の追加を行います

③「編集」ボタン

選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ

ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-43 を参照してください

④「削除」ボタン

選択した利用者を削除します

図 4-43 利用者追加画面

164

⑤利用者名

利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指

定できません

⑥パスワード

利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ

れます

なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で

きません

⑦役割

利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント

でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい

ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ

ます

monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します

operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で

運用に必要な操作を許可します

administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します

165

433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に必要なポート番号の設

定を行います設定後「次へ」ボタンをクリックしてください

図 4-44 クライアントの設定画面

①iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番

号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既定値として

8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

166

434 運用ログの設定

iSM サーバのメッセージを出力する運用ログの設定を行います

OS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する必要があります

図 4-45 運用ログの設定画面(Server Core 環境以外の場合)

図 4-46 運用ログの設定画面(Server Core 環境の場合)

①ログファイル格納フォルダ

iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを指定しますなおServer Core 環境の場

合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダを直接指定してください245

バイト以内での指定が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されてい

167

ます

フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します運

用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「16 ログ出力」を

参照してください

②ディスクの空き容量

ログファイル格納フォルダで指定されているドライブの空き容量を表示します

Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボタ

ンをクリックし空き容量を確認してください

③最大ログファイルサイズ

iSM サーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100 個のファ

イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1 から 10(100MB から 1000MB)の範囲

で設定可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内

で設定してください

168

435 設定内容の確認

設定した内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

「新しい設定を保存してもよろしいですか」のメッセージで「はい」をクリックすると設定完了画面

になります

図 4-47 設定内容の確認画面

436 設定完了

環境設定ウィザードでの設定はこれで終了です

図 4-48 設定完了画面

169

44 iSM サーバの環境設定

iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります

ここでは環境設定の設定方法について記述しますなお環境設定ではすべての設定ができます

環境設定は「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows 8 以降Windows Server 2012 以降の

場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプリ」をクリックしすべてのアプリにて

「環境設定」または「iSM サーバメニュー」の「環境設定」から起動しますServer Core 環境の場合

はコマンドプロンプトから「iSMsetenv」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は

「OK」ボタン実行時に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager

を再起動してください

「iSM サーバ」から「環境設定」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定」を起動してください

なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません

170

441 ディスクアレイ

iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますなおディスクアレイの設定は IP 接続を推奨

しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

のディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です

iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番

号が不明な場合一旦「FC 接続設定」の「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し他の項目

(「442 利用者」など)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決まったタ

イミングで設定変更(再設定)を行ってください

フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない

ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください

図 4-49 ディスクアレイ画面

② ③ ④

171

ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示します設定内容については

図 4-50 を参照してくださいディスクアレイを FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリッ

クし「FC 接続設定」から設定してください

図 4-50 IP 接続設定画面

①ディスクアレイ一覧

現在設定されているディスクアレイを表示します

ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの

「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります

IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア

レイのシリーズ」に表示します

ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です

②「追加」ボタン

ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-51)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追

加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-52)か

ら行ってください

⑥ ⑦

172

③「編集」ボタン

選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする

かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について

はIP 接続の場合は図 4-51FC 接続の場合は図 4-52 または図 4-53 を参照してください

④「削除」ボタン

選択したディスクアレイを削除します

⑤「FC 接続設定」ボタン

FC 接続設定画面(図 4-52)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行います

図 4-51 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面

⑥ディスクアレイのシリーズ

ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ

ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です

M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します

A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください

A3000 シリーズと A5000 シリーズ M

A2700 と A4900 D

173

⑦メイン IP アドレス

IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定

が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ

制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番

号は 2730)へ接続し監視をおこないます

⑧サブ IP アドレス

SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます

iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレスへ接続し

監視をおこないます

図 4-52 FC 接続設定画面

⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する

チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います

174

⑩「ディスク番号による指定」ボタン

FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス

クの追加画面(図 4-53)を表示します

ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです

通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ

の設定は不要です

図 4-53 ディスクアレイ追加(ディスク)画面

⑪ディスク

ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに

対して最大 8 個のディスクが登録できます

監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist

-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファ

レンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください

175

442 利用者

iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省

略できません

ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな

ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアントから設定し

てくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアントからパーティションを管理す

る利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名は既に存在するユー

ザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM クライアントから確認で

きます

利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施

できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必

要があります

図 4-54 利用者画面

iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator の設定画面を表示します設定

内容については図 4-56 を参照してください

② ③ ④

176

図 4-55 Administrator の設定画面

①利用者一覧

現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します

この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ

ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます

②「追加」ボタン

利用者追加画面(図 4-56)が表示され利用者の追加を行います

③「編集」ボタン

選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ

ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-56 を参照してください

④「削除」ボタン

選択した利用者を削除します

図 4-56 利用者追加画面

177

⑤利用者名

利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指

定できません

⑥パスワード

利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます

入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ

れます

なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で

きません

⑦役割

利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント

でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい

ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ

ます

monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します

operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で

運用に必要な操作を許可します

administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します

178

443 状態監視

状態監視情報運用ログ情報および構成設定情報の設定は以下の設定画面から行いますこれらの

情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません

図 4-57 状態監視画面(Server Core 環境以外の場合)

② ③

⑤ ⑥

179

図 4-58 状態監視画面(Server Core 環境の場合)

①監視インターバル

ディスクアレイの状態を監視するインターバルを設定します既定値として 15(秒)が設定されて

いますが変更する場合は 1 から 3600 の範囲内で指定します

状態監視については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「13 状態監

視」を参照してください

② 監視の再開可能チェックインターバル

障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後のディスクアレイの監視を自動再開すること

が可能かを判定するインターバルを設定します既定値として5(分)が設定されていますが変

更する場合は 1 から 60 の範囲内で指定します

③ 監視パスのチェックインターバル

IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックするインターバルを設定します既定値と

して60(分)が設定されていますが変更する場合は 3 から 60 の範囲内で指定します

② ③

④ ⑤ ⑥

180

④ 容量監視インターバル

以下の情報を監視するインターバルを設定します

1)シンプロビジョニング機能

プールおよび論理ディスクの割当済み容量

プールの実容量しきい値

プールの実容量しきい値(予告)

論理ディスクの LD 容量しきい値

2)スナップショット機能

スナップショット使用量

スナップショット使用量のしきい値

既定値として 5(分)が設定されていますが変更する場合は 5 から 1440 の範囲内で指定します

シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスクの容量不足論理ディスクの LD

容量クォータは状態を監視するインターバル(状態監視情報の「監視インターバル」)で監視します

ただし容量監視インターバルが状態を監視するインターバルよりも短い場合()は容量監視イン

ターバルでも監視可能です

()既定値では容量監視インターバルは状態を監視するインターバルよりも長くなります

⑤ SNMP トラップ受信

SNMP トラップの受信機能について選択しますSNMP トラップはディスクアレイから送信され

る情報でありハードウェアの状態遷移などを iSM サーバに通知するものです

TCPIP 接続により監視するディスクアレイの場合にのみ有効となります

しない SNMP トラップは受信しません

SNMP トラップサービスを使用する SNMP トラップサービスと連携して受信します

直接受信する iSMサーバ自身が 162番のポート番号を使用して受信します

1 「SNMP トラップサービスを使用する」を選択する場合にはSNMP Trap Service をインストー

ルしておく必要がありますまた「直接受信する」を選択した場合SNMP Trap Service の

ように SNMP トラップを採取するアプリケーションとはポートの競合が発生しますこのよ

うな場合には「直接受信する」を選択しないでください

2 SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えますネットワークセキュリティ

攻撃等を受け性能が劣化することがありますので受信しない設定を推奨します

181

⑥ ニックネームの重複チェック

iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成要素に付与された識別名称の重

複チェックを行うか否かを選択します

「する」を選択した場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全ての識別名

称の重複チェックを行います

重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです

ディスクアレイ名

本パラメータが指定された場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全

ての識別名称の重複チェックを行います

本パラメータがない場合は重複チェックを行いません

既定値重複チェックを行います

⑦障害情報の定時通報

監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報を行うかを設定します既定値では

定時通報を行いません(「しない」)

しない 定時通報実施時刻での設定値は無効となります

する 定時通報実施時刻での設定値が有効となります

定時通報実施時刻 定時通報を行う時刻を設定します定時通報する場合にのみ本パラメー

タでの設定値が有効となります定時通報しない(既定値)の場合は本パラメータでの設定値が設定

できません0000~2359(時分)の範囲で指定可能です既定値は GUI を起動させたrdquo現在時刻rdquo

を表示させます

⑧ログファイル格納フォルダ

iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを設定します245 バイト以内での指定

が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されています

フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します

なおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダ

を直接指定してください運用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」

(IS050)の「16 ログ出力」を参照してください

182

⑨ディスクの空き容量

OS のディスクの空き容量を表示します

Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボ

タンをクリックし空き容量を確認してください

⑩最大ログファイルサイズ

iSMサーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100個のファ

イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~10(100MB~1000MB)の範囲で設定

可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内で設定し

てください

⑪処置不要なメッセージの種別を INFO に変更

運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについて種別を INFO に切り替える

ことが可能です種別の変更対象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です

既定値は「しない」です

しない 従来通り WARNING とします

する 種別を WARNING から INFO に変更します

メッセージの種別を変更すると事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を

行っている場合に連携ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を

確認してください

⑫ ディスクアレイの時刻を自動補正

ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正するか否かを選択します既定値は「する」です

する ディスクアレイ中の時刻を自動補正します時刻の自動補正はサーバの起動時

およびサーバ起動後 24 時間ごとに行われます

しない ディスクアレイ中の時刻を自動補正しません

⑬ 仮想容量プールの最大物理容量超えを許可

仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可するか否かを選択します既定値は「しない」

です

シンプロビジョニング機能を利用する場合にのみ有効となります

しない 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可しません

する 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可します

183

⑭ 構成設定時の構成情報自動保存

構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うか否かを設定します既定値は「する」です

する 構成情報の自動保存が行われます

しない 構成情報の自動保存が行われません

444 サーバクライアント

サーバ情報とクライアント情報の設定は以下の設定画面から行います

図 4-59 サーバクライアント

①iSM サーバ名を設定

iSMサーバ名を iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する場合は「する」を選択し

iSM サーバ名を設定してください複数の iSM サーバを運用しておりひとつのマシンから複数の

iSM クライアント(Web GUI)を起動接続して運用する場合にタイトルバーによりどの iSM サーバ

に接続した iSM クライアントであるか識別が可能となります既定値は「しない」です

しない iSM サーバ名を表示しません

する 表示する iSM サーバ名を 20 文字以内で設定します

大文字と小文字は区別されます

184

iSM サーバ名に日本語半角カナ制御文字ファイル名として使用できない文字

(yenltgt|)および空白は使用できません

②iSM クライアント接続先ポート番号

iSM クライアントが接続する iSM サーバのポート番号を指定します既定値として 8020 が設定さ

れていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

③iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー

ト番号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既

定値として 8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

iSM クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

④iSM サーバに接続する時の IP アドレス

ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManagerで iStorage Mシリーズを監視する場合に

設定が必要です

iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定する IP ア

ドレスを設定します既定値は「指定しない」です

指定しない iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時

の IP アドレスを指定しません

指定する iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時

の IP アドレスを指定する場合にIPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのいずれか

を指定して IP アドレスを入力します

IPv4 アドレスとして1270010000255255255255は使用できません

IPv6 アドレスとして0000000000000001FF00----

0000002552552552550000000000000000127001は使用できません

185

⑤TLS バージョンの無効

iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS10 と TLS11 を無効化するかど

うかを指定します既定値は「設定しない」です

設定しない TLS10TLS11TLS12TLS13 で通信可能です

設定する

10 TLS バージョン 10 を無効化します10 を設定する場合TLS11~TLS13 で通信

可能です

1011TLS バージョン 10 と 11 を無効化します1011 を設定する場合TLS12~TLS13

で通信可能です

445 事象連携

事象連携機能の設定は以下の設定画面から行います事象連携機能を使用する場合は設定が必要です

図 4-60 事象連携画面

①連携一覧

現在設定されている事象連携定義を表示します

「対象」

定義されている事象連携対象メッセージの条件を表示します

② ③ ④ ⑤

186

ldquo(メッセージ範囲) AND (メッセージレベル)rdquoの形式で表示します

メッセージ範囲メッセージレベルについては図 4-60 を参照してください

「アクション定義」

定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を表示します

複数定義されている場合はldquo rdquoで区切られます

②「追加」ボタン

連携定義追加画面(図 4-61)が表示され事象連携定義の追加を行います

③「複製」ボタン

選択した事象連携定義の複製を定義します「複製」ボタンをクリックして連携の複製画面から既

に定義されている内容を変更して新規に定義します設定内容については図 4-61 を参照してくだ

さい

④「編集」ボタン

選択した事象連携定義の編集を行います事象連携定義を選択して「編集」ボタンをクリックする

か事象連携定義をダブルクリックして連携の編集画面から編集します設定内容については図

4-61 参照してください

⑤「削除」ボタン

選択した事象連携定義を削除します

⑥「メール設定」ボタン

メール送信を行う場合は「メール設定」ボタンをクリックしてメール設定画面(図 4-62)から設定

します

⑦「上限値設定」ボタン

事象連携動作の上限値を設定する場合は「上限値設定」ボタンをクリックして上限値設定画面(図

4-66)から設定します

⑧事象連携動作の適用

「適用」ボタンのクリックで現在の事象連携定義の内容で事象連携動作を変更しますiSM サー

バが動作中の場合は事象連携動作が即時に変更されますiSM サーバが動作していない場合は

事象連携動作に必要な情報のみ変更され次回の iSM サーバ起動時に有効となります

187

図 4-61 連携定義追加画面

①対象

事象連携対象のメッセージを定義します

メッセージ範囲とメッセージレベルで定義しメッセージ範囲とメッセージレベルとの AND 条件の

メッセージが事象連携対象となります

②メッセージ範囲

機能名とメッセージ ID で事象連携対象のメッセージを設定しますメッセージ範囲の設定は省略で

きません設定した機能名とメッセージ ID の全てが事象連携対象となりますメッセージ ID につ

いては電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)を参照してください

③機能名

機能名で事象連携対象のメッセージを設定します機能名を複数指定した場合は指定した機能の

すべてが対象となります

「すべて」

iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM04xxxiSM07xxxiSM08xxxiSM09xxxiSM10xxx

iSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxxiSM17xxxiSM18xxxiSM23xxxiSM24xxx

iSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID のすべてが対象となります

② ③

⑥ ⑦

⑩ ⑪

188

「基本制御」

iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM07xxxiSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxx

iSM17xxxiSM23xxxiSM24xxxiSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID が対象となりま

「レプリケーション」

iSM10xxx のメッセージ ID が対象となります

「スナップショット」

iSM18xxx のメッセージ ID が対象となります

「性能」

iSM08xxxiSM09xxx のメッセージ ID が対象となります

「保守」

ALIVE通報の対象(ディスクアレイ装置の障害通報機構が行うALIVE通報も含みます)のメッ

セージ(メッセージの本文末尾にキーワードrdquo[_ALERT_]rdquoが付加されている)が対象となり

ます

④メッセージ ID

メッセージ ID で事象連携動作の対象となるメッセージを設定しますメッセージ ID はiSMxxxxx

の xxxxx の部分を指定しますメッセージ ID はカンマを区切り文字として複数の記述が可能です

またハイフンを利用することで範囲指定も可能です(例010010100203001-03999)

⑤メッセージレベル

事象連携動作の対象となるメッセージレベルを設定しますメッセージレベルの省略はできません

なおメッセージ範囲で指定した条件はメッセージレベルの条件で絞り込まれます

「すべて」

ERRORWARNINGNOTICEINFO のメッセージすべてが対象となります

「ERROR」

ERROR のメッセージが対象となります

「WARNING」

WARNING のメッセージが対象となります

「NOTICE」

NOTICE のメッセージが対象となります

「INFO」

INFO のメッセージが対象となります

⑥定義

定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を定義します送信先のメールアド

レスを指定すると対象メッセージが出力されると指定したメールアドレスにメールを送信します

バッチファイルまたは実行ファイルを指定すると対象メッセージが出力されると指定したファイ

ルを実行します

189

⑦送信先のメールアドレス

送信先のメールアドレスを設定しますカンマを区切り文字として複数の記述が可能です

1つのメールアドレスは 320 文字以内で設定してください

⑧バッチファイルまたは実行ファイル

バッチファイルまたは実行ファイルを設定しますこの場合画面との対話が不要なファイルを指

定してくださいまたファイルを変更する場合は「参照」ボタンを利用して実際に存在するファ

イルを指定してくださいなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため

実際に存在するファイルを直接指定してくださいファイルは 259 文字以内で設定してください

⑨一覧

現在設定されている定義を表示します

⑩「追加」ボタン

「送信先のメールアドレス」または「バッチファイルまたは実行ファイル」に入力後「追加」

ボタンで指定を確定します確定すると「一覧」のアクション定義に表示します

⑪「編集」ボタン

「一覧」に表示されている定義の編集を行います「一覧」に表示されている定義を1つ選択し

「編集」ボタンで⑦または⑧に定義内容を表示します表示された内容を編集し「追加」ボタン

で編集内容を確定します

⑫「削除」ボタン

「一覧」に表示されている定義の削除を行います「一覧」に表示されている定義を1つまたは複

数選択し「削除」ボタンで「一覧」から削除します

190

図 4-62 メール設定画面

①認証

なし ユーザ認証を行いません

POP before SMTP POP before SMTP によるユーザ認証を行います

SMTP-AUTH SMTP Authentication によるユーザ認証を行います

② SMTP サーバ

メールを送信する SMTP サーバを 255 文字以内で設定します

③SMTP ポート

メールを送信する SMTP サーバのポート番号を設定します

1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 25 です

④POP サーバ

メール送信時の認証でアクセスする POP サーバを 255 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります

⑤POP ポート

メールを送信時の認証でアクセスする POP サーバのポート番号を設定します

1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 110 です

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります

⑥ユーザ名

認証用のユーザ名を 32 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquoSMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑩ ⑪

191

⑦パスワード

認証用のユーザ名のパスワードを 58 文字以内で設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑧パスワードの確認入力

確認のため「パスワード」と同じものを設定します

「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります

⑨送信元のメールアドレス

送信者のメールアドレスを設定します

送信先のメールアドレスが間違っているなどの理由によりSMTP サーバでメール送信が失敗する

場合がありますこの場合は送信者のメールアドレスに SMTP サーバのエラーメッセージが送信

されることがあります

⑩メールテンプレートファイル

メール送信時にメールの雛型となるテンプレートファイルのパスを 259 文字以内で指定します

なおファイルサイズは 1KB 以内にしてください

⑪ 「参照」ボタン

ファイルを選択する画面が表示されすでに存在するメールテンプレートファイルを指定できます

Server Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないためメールテンプレートファイルの

パスは直接指定してください

⑫ 「編集」ボタン

新しいメールテンプレートファイルを作成したりすでに作成されているメールテンプレートファ

イルを修正したりできます「メールテンプレートファイル」欄にパスを入力してから「編集」ボ

タンを選択するとメールテンプレートの設定画面(図 4-63)が表示されます内容を編集して

「上書き保存」ボタンまたは「新規保存」ボタンを選択します

192

図 4-63 メールテンプレートの設定画面

メールテンプレートは実際に送信するメールの雛形で「件名」「本文」「メールヘッダとし

て定義可能なその他の内容」の設定を行います

①件名

メールのタイトルを設定します

②本文

メールの本文を設定します

本文に設定した内容はそのまま送信されますなお本文にrdquo$MSGrdquoの記述がある場合にはrdquo$MSGrdquo

を事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージに置換します

定義例

This is the iSMserver at ドメイン名など

Error Reporting

$MSG larr事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージがこの行に展開されます

注意

1 本文には自由な内容が記述できますが送信時にコード変換はしないので漢字を使う場合は

JIS コードで記述してください

2 本文には 1 行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

3 ある行のrdquo$MSGrdquo部分のメッセージ内容への置換は最初に現れたrdquo$MSGrdquoのみで行われます

そのため1 行に複数記述しても最初のもののみ置換されますただし複数行に記述した

ものはそれぞれ同じメッセージ内容に展開されます

④ ⑤

193

③「その他のテンプレートの設定」ボタン

その他のテンプレートの設定画面(図 4-65)が表示されメールヘッダとして定義可能なその他の内

容について設定します

④「上書き保存」ボタン

現在設定されているメールテンプレートファイルが上書きされメール設定画面(図 4-62)に戻りま

⑤「新規保存」ボタン

表示されている内容でメールテンプレートファイルを新規に保存しメール設定画面(図 4-62)に戻

ります「メールテンプレートファイル」欄に新規に作成したファイルのパス名が表示されます

なおServer Core 環境の場合は名前を付けて保存画面(図 4-64)を表示しますメールテンプレー

トファイルを直接入力し「OK」ボタンをクリックしてください

図 4-64 名前を付けて保存画面(Server Core 環境の場合)

図 4-65 その他のテンプレートの設定画面

194

①テンプレート

メールヘッダとして定義可能(RFC822 に沿った記述)な内容を設定します

図 4-66 上限値設定画面

①メール送信

単位時間(1分間)あたりのメール送信処理の上限値を設定します15~1200 の範囲で設定可能で

既定値は300ですメールサーバなど外部のリソースに負荷をかける可能性があることを考慮して

値を設定してください

②バッチファイルまたはファイル実行

単位時間(1分間)あたりのバッチファイルまたはファイルの実行処理の上限値を設定します15

~1200 の範囲で設定可能で既定値は 30 ですiSM サーバが稼動しているサーバなどのリソース

に負荷をかける可能性があることを考慮して値を設定してください

195

446 性能監視

性能監視機能の設定は以下の画面から行います性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はあり

ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください

図 4-67 性能監視画面

①格納フォルダ

統計情報履歴ファイルの格納場所を設定します既定値はrdquo[インストール先フォルダ]yenetcyenmonrdquoで

す「参照」ボタンでフォルダを選択することができますなおServer Core 環境の場合は「参

照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設

定してください210 バイト以内での指定が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-

カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたはネットワークディレクトリを

指定した場合性能監視機能が正しく動作しない可能性があります

②ロギングインターバル

統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力するインターバルを設定します1~60(分)の範囲

で設定可能で既定値は 5(分)です

⑤ ⑥

⑦ ⑧

⑨ ⑩

196

③ロギングインターバルの自動調整

ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバルで統計情報を出力できない場合自

動的に出力可能なインターバルに変更する時に指定します

する ロギングインターバルの自動調整を行います(既定値)

しない ロギングインターバルの自動調整を行いません

④再起動時の出力継続

iSM サーバ起動時に PerforMate 利用可能なディスクアレイすべてについて統計情報の出力を自動

的に開始するか否かを設定します

する 前回の運転時に統計情報を蓄積していたディスクアレイについては前回の状態を

引き継ぎ蓄積を開始します(既定値)前回の運転時に蓄積を停止していたディ

スクアレイについてはその状態を保持し蓄積を開始しません

「初回起動時はすべてのディスクアレイについて出力を開始する」をチェックした

場合はiSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能監視機能)が利用できるディス

クアレイすべてについて統計情報の蓄積を開始します(既定値)ただしiSM

サーバをアップデートした場合は前回運転時の蓄積状態を保持します

しない 統計情報の出力を自動的には開始しません

⑤集約の自動実行

統計情報を自動的に集約します

しない 統計情報の自動集約を行いません(既定値)

する 統計情報の自動集約を行います

⑥保存期間の設定

統計情報の保存期間を設定します保存期間を過ぎたファイルは自動的に削除されます

⑦統計情報履歴ファイル

統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除します

1~366(日間)または1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ

月間)です

⑧一次集約ファイル

一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次集約ファイルを削除します

1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ月間)です

⑨二次集約ファイル

二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次集約ファイルを削除します

1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(年間)です

197

⑩時刻

集約の自動実行と保存期間の過ぎたファイルの削除を実行する時刻です既定値は 0000 です

「集約の自動実行」が「する」に設定されている場合と「保存期間の設定」で保存期間が設定さ

れている場合に有効です

⑪表示リフレッシュレート

性能監視画面の数値表と時系列グラフについて1 分間あたり何回データ更新を行うかを指定しま

す既定値には1(回分)が設定されていますが変更する場合は 1 から 6 の範囲内で指定しま

⑫監視インターバル

しきい値監視条件の監視インターバルを指定します既定値は表示リフレッシュレートの値です

表示リフレッシュレートと同じ しきい値監視インターバルを表示リフレッシュレートと同じ設

定にします(既定値)

ロギングインターバルと同じ しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設

定にします統計情報を蓄積中のディスクアレイのみしきい

値監視を行います

インターバル値 しきい値監視インターバルを直接指定します1~60(分)の範囲

で指定可能です

⑬最低入出力回数

しきい値監視条件の最低入出力回数を指定します

1~120(回分)の範囲で指定可能で既定値は 60(回分)です

⑭他機能と連携

他機能(1)と連携するためのファイルを定期的に出力するかどうかを設定します既定値は「しな

い」です

する 定期的に連携用のファイルを出力します

しない 連携用のファイルを出力しません(既定値)

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware

vRealize Operations

保存期間

他機能(1)と連携するために出力するファイルを保存する期間を指定します1~7(日)の範囲で設

定可能で既定値は 1 (日)です

(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware

vRealize Operations

198

⑮ダッシュボードに性能情報を表示

ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します既定値は「しない」です

する ダッシュボードに性能情報を表示します

しない ダッシュボードに性能情報を表示しません(既定値)

1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し

た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対し

ては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください

2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ

のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必

要ですシステム時刻を大幅に変更する場合には必要に応じて統計情報ファイルを退避してくだ

さい

3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました

ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義のロギングインター

バルの自動調整の設定をしないに変更してiSM サーバを再起動してくださいロギングイ

ンターバルに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があります

のでロギングインターバルの自動調整の設定はするを推奨します

4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴

ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ

スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し

てください

199

447 性能最適化

性能最適化機能の設定は以下の画面から行います性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要は

ありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要あり

ません

図 4-68 性能最適化画面

①ログファイル格納フォルダ

性能最適化用ログファイルの格納場所を設定します192 バイト以内で指定します

既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenoptlogが設定されていますフォルダを変更する場

合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定しますなおServer Core 環境

の場合は「参照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してくださいiSM サーバが

動作するコンピュータのロ-カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたは

ネットワークディレクトリを指定した場合性能最適化機能が正しく動作しない可能性があります

②論理ディスクの移動状況チェックインターバル

論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを設定します既定値として 10(秒)が設定

されています変更する場合は 5~30 の範囲で指定します

200

448 レプリケーションスナップショット

レプリケーション機能およびスナップショット機能の設定は以下の画面から行いますレプリケーショ

ン機能およびスナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合も既

定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません

図 4-69 レプリケーションスナップショット画面

①ポート番号

iStorageManager 経由の ReplicationControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指

定します1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8030 です

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号

201

②レプリケーション管理画面と接続画面の定期更新

iSM クライアントのレプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指示で

更新を行う場合に指定します既定値では画面は定期的に更新されますディスクレイ間の RDR

のリンクがベストエフォート回線経由の場合は「しない」を指定し定期的な画面の更新を避け

てください詳しくは電子マニュアル「データレプリケーション利用の手引 機能編」(IS015)

の低速回線の説明を参照してください

する レプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新します(既定値)

しない レプリケーション管理画面と接続画面は定期的に更新されません

③ポート番号

iStorageManager経由の SnapControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指定しま

す1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8060 です

既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号

サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号

レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号

④状態変化メッセージの抑止

ReplicationControl および SnapControl コマンドの操作による状態変化のメッセージを抑止します

しない 状態変化メッセージの抑止を行いません

する 状態変化メッセージの抑止を行います

iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はレプリケーション情報

のポート番号とスナップショット情報のポート番号を使用します

202

449 データ改ざん防止

データ改ざん防止機能の設定は以下の画面から行いますデータ改ざん防止機能を使用しない場合は設

定する必要はありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクショ

ンでの設定は必要ありません

図4-70 データ改ざん防止画面

①データ保護状態のチェック時刻

データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を指定します既定値は 0010 です

②データ保持期日の期限切れメッセージの出力期間

データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合に出力する期限切れの通知メッセージの出力

期間を指定します本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません

0~255 の範囲で指定可能で既定値は 1 です

③データ保持期限の期限切れの予告日

203

データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します本パラメータに 0 を指定された場合

は期限切れの予告は行いません0~255 の範囲で指定可能で既定値は 0 です

4410 監査ログ

監査ログ機能の設定は以下の画面から行います監査ログ機能を使用しない場合は設定する必要はあり

ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください

図4-71 監査ログ画面

①有効化

監査ログ機能の有効化無効化を設定します既定値は「無効」です

有効 監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します

無効 監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません

②監査ログファイル格納フォルダ

監査ログファイルの格納フォルダを設定します既定値はrdquo「インストール先フォルダ」yenetcyenauditlogrdquo

です「参照」ボタンでフォルダを選択することができます実際に存在するフォルダを設定してください

255 文字以内での指定が可能ですなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため

フォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設定してください255 バイト以内での指定

① ②

③ ④ ⑤

204

が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-カルフォルダを指定してくださいネットワークリ

ソースまたはネットワークディレクトリを指定した場合監査ログ機能が正しく動作しない可能性がありま

③監査ログファイル最大サイズ

監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します最大ファイルサイズを超えると新しいファイ

ルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~100(MB)の範囲で指定可能です既定値は 1(MB)

です

④監査ログファイル名

監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称以降に監査ログの作成年月日を付与

してファイルを作成します既定値では以下の名称となります

「auditlogYYYYMMDDlog」

大文字と小文字は区別されますファイル名に2バイト文字半角カナ制御文字ファイル名として使

用できない文字(ltgt|)および空白は使用できません

⑤保存期間

監査ログファイルの保存期間を設定します指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します1~5

(年間)または1~60(ヶ月間)の範囲で設定可能で既定値は 3 (ヶ月間)です[制限なし]を指定した

場合監査ログファイルを削除しません

「制限なし」

監査ログファイルを削除しません

「制限あり」

指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します

監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする

ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存

しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください

監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を

設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です

ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例

えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー

ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください

205

第5章 クライアントの導入

51 クライアント提供形態

iSM クライアントは管理サーバと LAN で接続された PC 上で動作し利用者に GUI による監視と操作の

手段を提供しますiSM クライアントは以下の 2 種類の GUI を提供します

Java で動作する GUI(iSM クライアント(Web GUI))

Windows ベースの GUI

iSM クライアント(Web GUI)からダウンロードされるインストーラで導入される Windows 実行ファ

イルにより起動する GUI のことを指します

本書では上記 2 種類の GUI についてそれぞれ導入方法を記載しています

なお文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』

後者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用しますレプリケーション機能など

一部のオプション機能を利用する環境では『iSM クライアント(Web GUI)』と『iSM クライアント(Win

GUI)』の両方を使用する構成となります

52 動作環境

(1)ネットワークの環境設定

iSM サーバと iSM クライアントとの間は TCPIP ソケット通信を用いるためマシンのネットワーク

環境定義において当該サーバとの TCPIP 接続環境を構築しておく必要があります

(2)動作環境

表 5-1 動作環境(iSM クライアント(Web GUI))

対象ハードウェア 下記 OS が動作するマシン

PCAT 互換機

Express5800 シリーズ

iStorage NS シリーズ

動作OS(Windows) Microsoft Windows 8 Pro (2)

Microsoft Windows 8 (2)

Microsoft Windows 81 Pro (2)

Microsoft Windows 81 (2)

Microsoft Windows 10 Home (2)

Microsoft Windows 10 Pro (2)

Microsoft Windows 10 Enterprise(2)

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)(3)

206

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)(3)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)(3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(3)

Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition(3)

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition (3)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

なおServer CoreMinimal Server Interface インストールオプションは

サポートしていません

(2) IA32 および x64 に対応します

(3) x64 に対応します

動作OS(Linux) Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux62~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~78 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65) 67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2012 R2 Hyper-VWindows

Server 2016 Hyper-VWindows Server 2019 Hyper-V

Web ブラウザ Microsoft Edge(バージョン 85 以降)

Microsoft Edge にて動作サポートする OS は以下のみとなります

Microsoft Windows10

Microsoft Windows Server 2016

Microsoft Windows Server 2019

Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

Microsoft Internet Explorer Version10~11

ただしWindows の各 OS でサポートされる最新バージョンの Internet Explorer

との組み合わせのみサポート対象となります

Version10 以降はデスクトップスタイルのみサポート

Internet Explorer 各バージョンの互換性モードエンタープライズモードを使

用した場合でも上記範囲内でのサポートとなります

Firefox 14161720222426283034384552 68 ESR

Red Hat Enterprise Linux 6 はVersion14 以降をサポート

Red Hat Enterprise Linux 7 はVersion34 以降をサポート

Red Hat Enterprise Linux 8 はVersion68 以降をサポート

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

サポートする Java と OS の組み合わせについては表 5-2 を参照してください

なお OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されています

OpenJDK はDVD 媒体を使ってインストールすることができます方法は本

書「iStorageManager のセットアップ」または「iSM セットアップのカスタムイ

ンストールによるインストール手順」を参照ください

メモリ 表 5-4表 5-5 を参照

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

207

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

表 5-2 動作環境(JRE と OS の組み合わせ)

OS

JRE8

(32 ビット版)

update25 以降

[update261]

update141 はサポー

ト対象外

JRE8

(64 ビット版)

update25 以降

[update261]

update141 はサポー

ト対象外

Oracle Java 11 以降

(64 ビット版)

OpenJDK 11 以降

(64 ビット版)

Windows 8 -

Windows 81 -

Windows 10 (update51 以降) -

Windows Server 2012 -

Windows Server 2012 R2 -

Windows Server 2016 (update111 以降) -

Windows Server 2019 (update221 以降) -

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 62~64

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 62~64

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 65~66

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 65~66

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 67

- -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 67

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 6

(IA32) 68~69

(update45 以降) - -

Red Hat Enterprise Linux 6

(EM64T) 68~69

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 7

(EM64T) 71~72

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 7

(EM64T) 73~78

- (update45 以降)

Red Hat Enterprise Linux 8

(EM64T) 81~82

- (update241 以降)

rdquordquoの組み合わせをサポートしますそれ以外の組み合わせでは使用しないでください

208

1 iSM クライアント(Web GUI)を動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM クライ

アント(Web GUI)他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM クライアント(Web GUI)または他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

表 5-3 iSM クライアントのメモリ使用量とディスク容量

メモリ 表 5-4表 5-5 を参照

ディスク容量 プログラム容量60MB

ログ出力のために最大 440MB を使用します

接続先 IP アドレスごとにiSM クライアントのログが保存されます

表 5-4 iSM クライアント(Web GUI)必要メモリ量

メイン画面(Web GUI) 82(110)MB 以上

表 5-5 iSM クライアント(Win GUI)必要メモリ量

レプリケーション画面 10(11)MB 以上

性能監視画面 15(16)MB 以上

性能最適化画面 13(14)MB 以上

スナップショット画面 8(13)MB 以上

データ改ざん防止管理画面 7(12)MB 以上

本メモリ量は iSM クライアント動作時に最低限必要なメモリ量です

iSM クライアント(Win GUI)の画面動作にはメイン画面(Web GUI)のメモリ量をプラスしてのメモ

リが必要になります

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です

209

53 インストールとセットアップ

531 iSM クライアントのインストール(Windows)

はじめてご利用になる場合は「iStorageManager セットアップ」の最初の画面の「はじめにお読みく

ださい」を参照してください

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合のものとな

ります

iSM クライアントのインストール方法には以下の 3 通りの方法があります

1) iSM セットアップのカスタムインストールから導入する方法

「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順」を参照ください

2) サイレントインストールで導入する方法

「サイレントインストール」を参照ください

3) 運用中の iSM サーバからインストーラをダウンロードする方法

「5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順してインストー

ルする手順」を参照ください

5311 事前の OS および Java の設定

Web ブラウザを利用してiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウンロードおよびインス

トール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動のため事前に設定を行ってください

設定内容は本書「iStorageManager のセットアップ ndash Web ブラウザに関する事前設定」を参照くださ

Windows で Oracle JDK11 以降をご利用の場合

iSM クライアント(Web GUI)をブラウザまたは NEC 他製品から起動するためには設定が必要です

「システム環境変数」-「Path」に Oracle JDK のインストールパスを指定しOS を再起動してくだ

さい

例CyenWINDOWSyensystem32CyenWINDOWSCyenProgram FilesyenJavayenjdk-11yenbin

Oracle JDK のバージョンアップ時には再設定が必要になる可能性があります

210

5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストー

ル手順

OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

iSM クライアントを利用する場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますなお「自動再生」のダイアログが

表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許

可」または「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

なおはじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 5-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

211

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

図 5-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(5)「iSM クライアントのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの iSM クライアントがインストールされている場合は選択できません

図 5-3 セットアップ内容の選択画面

212

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

X は実際の値が表示されます

図 5-4 OpenJDK のインストール画面-1

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 5-5 OpenJDK のインストール画面-2

213

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示します

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

OpenJDK のインストールを開始します

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

XYZ は実際の値が表示されます

図 5-6 OpenJDK のインストール画面-3

(7)「次へ」ボタンをクリックしてください

図 5-7 iSM クライアントのインストール画面

214

(8)iSM クライアントのインストーラが起動します

「iStorageManager Clinet V<バージョン番号>の InstallShield Wizard へようこそ」の画面が

表示されたら「次へ」を選択します

図 5-8 iSM クライアントのインストール確認画面

(9)iSM クライアントのインストール先を選択します

「インストール先のフォルダー」を変更する場合は「参照」を選択し「フォルダの選択」ダ

イアログでパスを選択します「次へ」を押して「インストール準備の完了」画面に進みます

図 5-9 iSM クライアントのインストール先選択画面

215

可能であればインストール先のフォルダ指定時にバージョン情報は変更しないようにインストール

してください(下記囲んだ部分がバージョン情報となります)

例) CyenyenNECyeniSMClient_for_iSMServeryenV102yen

既定のインストール先フォルダはバージョンごとに異なるフォルダになります

異なるバージョンの iSM クライアントを同一のフォルダにインストールした場合最後にインス

トールしたバージョンの iSM クライアントしか起動できなくなります

またその場合以下の状況になることがあります

iStorage ダッシュボードからの iSM クライアント起動ができない

Web ブラウザで iSM サーバに接続した画面からの iSM クライアント起動ができない

VMware vSphere Web Client Plug-in からの iSM クライアント起動ができない

同一フォルダにインストールされているかどうかは

下記の【インストール先フォルダの確認方法】で確認してください

同一フォルダにインストールされている場合は以下の 1~3 の手順でインストールしなおして

ください

1 インストール済みの iSM クライアントのバージョンをすべてアンインストールしてください

2 バージョンごとに異なるインストール先フォルダを指定してインストールしてください

(またはインストール先フォルダを既定値のまま変更せずにインストールしてください)

3 デスクトップやスタートメニューに残っている接続先 IP アドレス付きのショートカットは

削除するか下記の【IP アドレス付きショートカットの修復方法】で修復してください

【インストール先フォルダの確認方法】

以下の①~③の手順でインストール先フォルダを確認することができます

① デスクトップ上の iSM クライアントショートカットのプロパティ画面を表示します

② [ショートカット]タブを選択します

③ [作業フォルダー]に設定されているフォルダがインストール先フォルダです

【IP アドレス付きショートカットの修復方法】

以下の①~④の手順でデスクトップやスタートメニューのショートカットを修復することができます

① ショートカットのプロパティ画面を表示します

② [ショートカット]タブを選択します

③ [リンク先]に設定されている「iSMmnjar」へのパスを新しいインストール先フォルダに変更

します

④ [作業フォルダー]に設定されているフォルダを新しいインストール先フォルダに変更します

216

「インストール準備の完了」画面が表示されたら「インストール」を選択して iSM クライアン

トのインストールを開始します

図 5-10 iSM クライアントのインストール準備の完了画面

(10)iSM クライアントのインストールが完了しました

「InstallShield Wizard の完了」画面で「完了」ボタンをクリックするとiStorageManager セッ

トアップ画面に戻ります

図 5-11 iSM クライアントのインストール完了画面

iStorageManager セットアップの「iSM クライアントのインストール完了」画面で「完了」ボタ

ンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)が自動的に起動します

217

「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません

iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合はデスクトップ上にある「iSM V<バージョン番号

>」のショートカットをダブルクリックして起動します

iSM サーバにログイン後M シリーズの初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行し

てください初期設定ウィザードはiSM クライアント(Web GUI)のメニューの「構築」-「初

期設定」-「M シリーズ」 から起動します初期設定ウィザードについてはiSM クライアン

ト(Web GUI)のヘルプを参照してくださいD8 シリーズA シリーズの場合は初期設定ウィ

ザードを利用できません

図 5-12 iSM クライアントのインストール完了画面

218

5313 サイレントインストール (1) Administrator 権限でログインします

(2) CDDVD 媒体をセットしてください

(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して

iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される

場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します

(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します

「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」

または「はい」を選択します

(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenCLIENTyenWINDOWS

(6) 以下のコマンドでインストールを実行します

iSMClientSilentSetup install -path installpath

説明

-path iSM クライアントのインストール先をフルパスで指定します

パスに空白を含む場合は「rdquo rdquo」でパスを囲んでください

ここで指定したパスのサブフォルダldquoiSMClient_for_iSMServeryenVltバージョン番号

gtrdquo下に iSM クライアントがインストールされます

-path パラメータ省略時はProgram Files(64 ビット版では Program Files (x86))下

のサブフォルダldquoNECrdquoを指定したのと同じパスにインストールされます

使用例

iSMClientSilentSetup install -path rdquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo

219

5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストー

ルする手順 (1) Web ブラウザを起動しURL に「http[接続する iSM サーバの IP アドレス(またはホスト

名)][ iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]」を指定します

IPv6 形式で IP アドレスを入力する場合はIP アドレスを[ ]で囲んでください

下記の画面が表示されますので「Windows」ボタンをクリックしてインストーラをダウンロー

ドしてください

図 5-13 iSM クライアントのダウンロード画面

なお「Linux」ボタンをクリックすることでLinux 版のインストーラをダウンロードできま

(2) ダウンロードの保存先指定のダイアログが表示された場合はローカルディスク内のフォルダ

を保存先として指定します

(3) 指定した保存先のフォルダまたは Web ブラウザの既定のダウンロードフォルダに

iSMClientSetupexe が保存されますのでこの実行ファイルを管理者権限の有るユーザ

(Administrators グループに属するユーザ)にて実行します

インストーラの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があり

ますので「続行」「許可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行

してください

(4) iSM クライアントのインストーラが起動します

インストールの手順は本書「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手

順 (9)」以降の手順を参照ください

(5) デスクトップ上のショートカット「iSM_V<バージョン番号>」からiSM クライアントを起

動します

220

5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール

iSMクライアント(Win GUI)を使用する機能を実行した場合お使いのPCに iSMクライアント(Win

GUI)がインストールされていないかバージョンが古いときは iSM クライアント(Win GUI)のインストー

ル画面を表示しますiSM クライアント(Web GUI)の動作には iSM クライアント(Win GUI)のインストー

ルが必要となりますので「実行」ボタンをクリックしてインストーラを直接起動するか「保存」ボタン

をクリックして PC 側にダウンロードし完了後インストーラを実行してください(インストールプログラ

ムを起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許

可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行してください)

図 5-14 ファイルのダウンロード画面

1 管理者権限を持つアカウントでの操作ではない場合「実行」はできません「実行」した場合

図 5-15 の警告メッセージが表示されますファイルの「保存」を行ってから管理者権限を持つアカ

ウントで「実行」してください

図 5-15 ファイルのダウンロード時の警告画面

すぐにインストールしない場合は「キャンセル」ボタンをクリックしてくださいインストーラのダ

ウンロードを行わずに iSM クライアント(Web GUI)のメイン画面に表示が切り替わりますこの場合メ

イン画面上の監視画面および M シリーズ向けの構成設定画面のみ使用可能となります(iSM クライアン

ト(Win GUI)の機能(表 5-5)は使用できません)

221

なおiSM クライアント用アップデートモジュールが存在する場合上記画面にアップデートモジュー

ルのファイル名も表示されます「実行」ボタンをクリックした場合はインストール完了後自動的にアップ

デートモジュールが起動します「保存」ボタンをクリックした場合はインストーラアップデートモジュー

ルともにダウンロードされますので完了後両方とも実行してください(インストーラrarrアップデートモ

ジュールの順で実行してください)

532 iSM クライアントのアンインストール(Windows)

5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)からダウンロードした iSM クライアント(Win GUI)

をアンインストールします

(1) Administrator 権限でログインします

(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM クライアント」

を削除しますなおインストール先フォルダにある設定情報などは削除されませんので再

インストールも容易です

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が

ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ

ムを実行してください

(3) アンインストールの途中で「インストール情報の登録確認」メッセージボックスが表示されま

再インストール時に各種設定情報を引き継ぐ場合は「はい」ボタンをクリックしてください

各種設定情報を引き継ぐ必要がない場合は「いいえ」ボタンをクリックしてください

図 5-16 インストール情報の登録確認画面

222

5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)をアンインストールします

(1) Administrator 権限でログインします

(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iStorageManager Client

V<バージョン番号>」を削除します複数のバージョンの iSM クライアント(Web GUI)がイ

ンストールされている場合削除したいバージョンの番号がソフトウェア名に記載されている

ものを選択して削除します

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が

ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ

ムを実行してください

5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストー

ル iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストールはインストール媒体を使用して以下の手順

で行います

(1) Administrator 権限でログインします

(2) CDDVD 媒体をセットしてください

(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して

iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される

場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します

(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します

「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」

または「はい」を選択します

(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

yenCLIENTyenWINDOWS

(6) 以下のコマンドでアンインストールを実行します

iSMClientSilentSetup uninstall

223

533 iSM クライアントのアップデート

iSM クライアント(Web GUI)は同じバージョンの iSM サーバにログイン可能です接続する iSM サー

バをバージョンアップした場合iSM クライアント(Web GUI)もバージョンアップしてください

バージョンとはV XXYYZZZZ の YY までを指します

例えばiSM クライアント(Web GUI)V102 はiSM サーバ V103 とは接続できませんこの場合に

V103 の iSM クライアント(Web GUI)へのバージョンがアップが必要となります

バージョンアップの手順は以下の通りとなります本手順では同時に iSM クライアント(Win GUI)の

バージョンアップも行います

設定情報などは全て引継がれます

(1) iSM サーバに接続しiSM クライアント(Web GUI)をインストールします

手順は本書「iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順」のと

おりです

(2) iSM サーバへのログイン後iSM クライアント (Web GUI) 画面の iSM クライアント(Win

GUI)を使用する機能(レプリケーション機能など)をクリックするとiSM クライアント(Win

GUI)のインストール画面が表示されます「保存」ボタンをクリックしてダウンロードし 完

了後インストーラを実行してください

これによりiSM クライアントのバージョンアップが完了します

1 iStorageManager V101 を利用していた場合iSM クライアント(Web GUI)のアップデート後

も接続先の iSM サーバ(または M シリーズ装置内の iStorageManager Express)のJava Web

Start 機能による iSM クライアント(Web GUI)を起動をするショートカットはデスクトップ画

面上に残存します接続先が管理サーバ上にインストールした iSM サーバとなるショートカット

についてiSM サーバ側を V102 以降にアップデート済みの場合は手動でショートカットを削

除してください

2 V102 以降の iSM クライアント(Web GUI)は複数バージョンインストールできますiSM ク

ライアント(Web GUI)のインストール後以前のバージョン(V102 以前)の iSM クライアント

(Web GUI)は残ります

224

534 iSM クライアントのインストール(Linux)

以下にLinuxOS 上で iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合について説明します

JRE の導入

LinuxOS 上に JRE をインストールする必要がありますOpenJDK を利用する場合は以下の手順で導

入してください

1 クライアントマシンに root ユーザでログインします

2 媒体をクライアントマシンの DVD ドライブにセットします

3 以下の手順でインストール媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成します(例cdrom)

mkdir cdrom

mount コマンドを使用してインストール媒体をマウントします

mount ndashr devcdrom cdrom

4 OpenJDK をインストールします

OpenJDK は購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されています

媒体の「JRELINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください

root 権限でログインします

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

cp cdromJRELINUXopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz tmp

パッケージをコピーしたディレクトリ上で tar 書庫ファイルを展開します

cd tmp

tar xvfz tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

optNECiSMOpenJDK に OpenJDK を展開します

mv tmpjdk-ltバージョンgt optNECiSMOpenJDK

rm tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

Java を利用するユーザでログインしbashrc ファイルの最下部に次の行を

追加します(Java を利用するユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用する場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

Java を利用するユーザからログアウトし再ログインします

ログアウトせずに作業する場合環境変数を即時に有効にするために開いて

いる各シェル上で下記コマンドを実行して下さい

source ~bashrc

(etcbashrc を変更した場合は source etcbashrc)

225

5 iSM クライアントをインストールします

iSM クライアントのパッケージは購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されてい

ます

媒体の「CLIENTLINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

コピーしたパッケージを yum または rpm コマンドでインストールします

6 umount を使用してインストール媒体をアンマウントします

umount cdrom

iSM クライアントはGUI 画面のメニューの「アプリケーション」(英語表記の場合は「Applications」)

の中の「iSM_V<バージョン番号>」を選択して起動します

535 iSM クライアントのアンインストール(Linux)

iSM クライアントをアンインストールする場合yum または rpm コマンドを使用して以下のパッケージを

指定してアンインストールします

iSMClient_for_iSMServer_V<バージョン番号>-<バージョン番号>

OpenJDK をアンインストールする場合は以下の手順を実施します

root 権限でログインします

以下のディレクトリを削除します

rm -r optNECiSMOpenJDK

Java を利用していた各ユーザでログインします

bashrc ファイルの最下部に次の行を削除します(ユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用していた場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

環境変数の削除を直ちに反映させる場合

ログアウトし再ログインします

226

536 iSM クライアントのアップデート(Linux)

iSM クライアントのアップデートが必要となる方針は本書「iSM クライアントのアップデート」と同

様です

インストーラは接続する iSM サーバからダウンロードできます手順は本書「iSM サーバからインストー

ラをダウンロードしてインストールする手順」を参照ください

インストールの手順は本書「iSM クライアントのインストール(Linux)」を参照ください

設定情報などは全て引継がれます

227

54 iSM クライアントの起動終了についての補足

541 ショートカットの作成について

ショートカットから iSM クライアント(Web GUI)を起動することができます

ショートカットは2 種類存在します

1ショートカット名称「iSM Vxxx」

IP アドレスポート番号が未入力の状態で起動します

このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のインストール時に作られます

2名称「iSM Vxxx (IP アドレス)」

IP アドレスポート番号が入力された状態で起動します

このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のログインボタン押下時に作られますiSM クライア

ント(Web GUI)インストール時点では存在しません

上記のショートカットは2 箇所に作成されます

1スタートメニュー

2デスクトップ ()

Linux 版では「iSM Vxxx」のショートカットはデスクトップに作成されません

iSM クライアントをアンインストールした場合「iSM Vxxx (IP アドレス)」のショートカットは削除され

ません不要になった場合は手動で削除してください

542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動

Web iSM クライアントの起動は以下の方式から iSM クライアント(Web GUI)起動も可能です

Web ブラウザを起動(Internet Explorer 10 以降の場合はデスクトップ版を使用)しURL を以下の通り

入力してください

【iStorageManager Express 使用時】

ストレージ内 iSM サーバへ接続するためストレージの IP アドレス(フローティング IP アドレス

フローティング IP アドレス未設定時はコントローラに設定した IP アドレス)を入力してください

例http1921681120

【iStorageManager 使用時】

接続先 iSM サーバが動作する管理サーバの IP アドレス(ホスト名)とiSM サーバ環境設定にて設

定した「iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号」を入力してください

例http19216811218070

228

iSM サーバに接続後iSM クライアント(Web GUI)のインストーラダウンロード起動画面が表示され

ます画面の一番下の起動ボタンをクリックすることでインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)

が起動されます

1 Micrsoft Edge からiSM クライアントを起動する際起動確認のダイアログが表示されること

があります本ダイアログで「開く」をクリックすることでプログラムが起動します

本ダイアログ内の常に起動を許可するチェックボックスをオンにすることで次回以降

ダイアログが表示されなくなります

2 Internet Explorer を使用する場合事前に「311 iStorageManager のセットアップ」の「補足

Web ブラウザに関する事前設定」を実施してください一度設定しておけば以降の再度設定は

不要です

229

第6章 ControlCommand の導入

ControlCommand をインストールすることにより以下の機能が利用できます

ReplicationControl

ReplicationControlDisasterRecovery

SnapControl

ProtectControl

PowerControl

NEC Storage Manager Agent Utility

NEC Storage Manager Agent Utility は以下の機能を含みます

bull iSM ボリューム表示コマンド

bull ホストエージェント(ホスト情報収集コマンドiSM ホストエージェントサービス)

bull iSCSI 簡易設定ツール

bull iSM ホスト情報登録エージェント

Ver101 以降NEC Storage Manager Agent Utility の単体でのインストールは提供していませんNEC

Storage Manager Agent Utility をアップデートする場合は同等の機能を含む ControlCommand へアップ

デートしてください

ストレージ制御ソフトの無停止アップデートと無停止の保守交換作業において業務サーバ

にNEC Storage Manager Agent Utility 導入が必須となります

ControlCommand のインストールアップデートおよびアンインストール方法はインストール媒体

に添付されるインストールガイドを参照してください

表 6-1 ControlCommand のインストールガイド一覧

対象 OS インストールガイド

Windows() ISMCCSWINDOWSINSTALL_CCS_WNpdf

Linux ISMCCSLINUXINSTALL_CCS_LXpdf

HP-UX ISMCCSHPUXINSTALL_CCS_HPpdf

Solaris ISMCCSSOLARISINSTALL_CCS_CXpdf

Windows 版の ControlCommand のインストールは「iStorageManager セットアップ」から行うこと

を推奨します「iStorageManager セットアップ」を利用しない場合ControlCommand のインストールガ

イドを参考してください

「61 インストール」の手順にしたがってControlCommand(Windows 版)をインストールします

230

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

Windows Server 2012 R2 Hyper-V以降の仮想マシン上で ControlCommand を利用する場

合は仮想マシン運用前に1度だけホストマシン上で iSMpassthrough_enabler コマンドを実行し

てください仮想マシンを新たに追加した場合も本コマンドを実行する必要があります

iSMpassthrough_enabler コマンドに関しては電子マニュアル「ControlCommand コマンドリファ

レンス」(IS041)を参照してください

またiSMpassthrough_enabler コマンドはNET Framework 45 がインストールされた環境で動

作しますWindows Server 2012 R2 ServerCore インストールの環境では次のコマンドを実施した

後NET Framework 45 をインストールしてください

start w ocsetup NetFx2-ServerCore

start w ocsetup NetFx2-ServerCore-WOW64

61 インストール

Windows 環境に ControlCommand をインストールする場合は以降の手順に従ってください

611 M シリーズを利用する場合

M シリーズをご利用の場合以下の手順でインストールを実施します

はじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

本手順で OpenJDK を導入できますただしOpenJDK と Oracle Java は同時に利用することは

できません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

231

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セッ

トアップを起動してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」「システム構成例について」ボタンは

グレー表示となっています

図 6-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています

図 6-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

232

(5)「ControlCommand(NEC Storage Manager Agent Utility を含む)」を選択して「次へ」ボタン

をクリックします

既に同じバージョンの ControlCommand がインストールされている場合または利用できない

環境では選択できません

図 6-3 セットアップ内容の選択画面

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOralce JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

X は実際の値が表示されます

図 6-4-1 OpenJDK のインストール画面-1

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

233

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 6-4-2 OpenJDK のインストール画面-2

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場

合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

iSCSI 簡易設定ツールを利用する場合はOpenJDKまたは Oracle JREOracle JDK が必要で

すいずれかをインストールしてください

234

XYZ は実際の値が表示されます

図 6-4-3 OpenJDK のインストール画面-3

235

(7)旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility が既にインス

トールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックするとこれらのソフトウェアをアンインストールします画面の内

容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY は実際の値が表示されます

図 6-5 インストール状況画面

(8)「次へ」ボタンをクリックすると ControlCommand のセットアップが起動されます

図 6-6 ControlCommand のインストール画面

236

(9)ControlCommand のインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-7 インストール開始画面

(10)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 6-8 使用許諾確認画面

237

(11)ControlCommand の情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 6-9 情報確認画面

(12)ControlCommand のインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 6-10 インストール先の選択画面

238

(13)ControlCommand のプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「NEC Storage Manager

Agent Utility 」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-11 プログラムフォルダの選択画面

(14)ControlCommand をインストールします

図 6-12 ファイルコピー画面

239

(15)iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードを選択します

ControlCommand をインストール中に iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選

択する画面が表示される場合があります画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタン

をクリックしてください

図 6-13 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

(16)ControlCommand のセットアップ完了画面です

画面の内容を従って「コンピュータを再起動しない」または「コンピューターを再起動する」

を選択して「完了」ボタンをクリックしてください

図 6-14 セットアップ完了画面

240

ControlCommand をインストールした後はホスト情報の収集登録およびボリューム対応表の作成

を行ってください詳細はControlCommand のインストールガイドを参照してください

Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー

ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス

ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください

コマンドプロンプト

利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください

Windows のタスクスケジューラ

「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ

ジューラ」からタスクの再起動をしてください

各種ジョブスケジューリングソフトウェア

ControlCommand を導入した場合ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定をジョブ

スケジュールソフトウェアに登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起動してくださ

612 A2700 を利用する場合

A2700 をご利用の場合以下の手順でインストールを実施します

はじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体を装填してください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合

「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」

を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ

れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セッ

トアップを起動してください

241

(3)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」「システム構成例について」ボタンは

グレー表示となっています

図 6-15 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

(4)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-16 ディスクアレイの選択画面

242

(5)「ControlCommand(NEC Storage Manager Agent Utility を含み)のインストール」を選択して

「次へ」ボタンをクリックします

既に同じバージョンの ControlCommand がインストールされている場合または利用できな

い環境では選択できません

図 6-17 セットアップ内容の選択画面

(6)旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility が既にインス

トールされている場合は以下を表示します

「次へ」ボタンをクリックするとこれらのソフトウェアをアンインストールします画面の内

容に従ってアンインストールをおこなってください

XXXXXYYYYY は実際の値が表示されます

図 6-18 インストール状況画面

243

(7)「次へ」ボタンをクリックすると ControlCommand のセットアップが起動されます

図 6-19 ControlCommand のインストール画面

(8)ControlCommand のインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-20 インストール開始画面

244

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 6-21 使用許諾確認画面

(10)ControlCommand の情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

xxxxx は実際のバージョンが表示されます

図 6-22 情報確認画面

245

(11)ControlCommand のインストール先を指定します

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 6-23 インストール先の選択画面

(12)ControlCommand のプログラムフォルダ名を指定します

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「NEC Storage Manager

Agent Utility」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 6-24 プログラムフォルダの選択画面

246

(13)ControlCommand をインストールします

図 6-25 ファイルコピー画面

(14)iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードを選択します

ControlCommand をインストール中に iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選

択する画面が表示される場合があります画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタン

をクリックしてください

図 6-26 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面

247

(15)ControlCommand のセットアップ完了画面です

画面の内容を従って「コンピュータを再起動しない」または「コンピューターを再起動する」

を選択して「完了」ボタンをクリックしてください

図 6-27 セットアップ完了画面

ControlCommand をインストールした後はボリューム対応表の作成を行ってください詳細は

ControlCommand のインストールガイドを参照してください

248

62 アンインストール

Windows 環境においては以下の手順にしたがってControlCommand をアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)ControlCommand やボリューム対応表の一覧表示画面が起動されている場合

はすべて終了させてくださいまたイベントビューアの画面を開いている場合は終了させて

ください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「ControlCommand」を削除し

ます

Windows Server 2012 以降の場合はアンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」

のダイアログが表示される場合がありますので「続行」「許可」または「はい」を選択し

てアンインストールプログラムを実行してください

Server Core 環境の場合はアンインストールするバージョンの DVD 媒体をセットしてコマン

ドプロンプトから以下を実行してください

yenISMCCSyenWINDOWSyenSETUPEXE uninstall

なお以下のいずれかの状態でアンインストールを実施するとシステムの再起動を促すメッセー

ジが表示される場合がありますその場合は指示に従い再起動を行ってください

ControlCommand が起動中である

ボリューム対応表の一覧表示画面が起動中である

別のアプリケーションが ControlCommand のファイルを利用している最中である

63 アップデート

Windows 環境において旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility から

アップデートする場合は「iStorageManager セットアップ」のインストールで旧バージョンのアンイン

ストールをおこない本バージョンのインストールを行います手順は「61 インストール」を参照して

ください

同一バージョンのアップデートはアンインストールをおこなってからインストールを行います手順は

「61 インストール」「62 アンインストール」を参照してください

249

第7章 iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュールの

導入(Windows 版)

71 動作環境

表 7-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア ESMPROSM の推奨構成に準じる

動作OS Microsoft Windows Server 2019

Microsoft Windows Server 2016

Microsoft Windows 10

Microsoft Windows Server 2012

Microsoft Windows Server 2012 R2

Microsoft Windows 8

Microsoft Windows 81

メモリ ESMPROSM が推奨するメモリ容量 +1MB 以上

ディスク容量 ESMPROSM が推奨するディスク容量 +2MB 以上

必須ハードウェア M シリーズ

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です

M シリーズとの連携に対応する ESMPROSM は Ver 542 以上です

250

72 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モ

ジュールのインストール

iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールはESMPROSA のイベントログ監

視機能により ESMPROSM へ送信された iSM のアラートをESMPROSM でディスクアレイのアラート

として受信表示するためのモジュールです

1 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインストールするために

はiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールより先にESMPROSM

がインストールされている必要があります

またESMPROSM をアンインストールする場合はESMPROSM のアンインストールに先立

ちiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールを先にアンインストール

してくださいなお先に ESMPROSM をアンインストールした場合iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュールが残った状態になりますのでアンインストールして

ください

2 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのアンインストール前に

「ESM Base Service」および「ESM Base Service」に依存するサービスを停止してください

3 インストールおよびアンインストールした後システムの再起動が必要となります

251

721 インストール

以下の手順にしたがってiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインス

トールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

(3)DVD 媒体の以下のプログラムを直接起動してください

yenESMPROyenWINDOWSyenSETUPEXE

起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合がありますので「続行」

「許可」または「はい」を選択して起動してください

(4)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 7-1 インストール開始画面

252

(5)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ

ンをクリックしてください

図 7-2 使用許諾確認画面

(6)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをインストールします

図 7-3 ファイルコピー画面

253

(7)iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのセットアップ完了画面です

「完了」ボタンをクリックしてください

図 7-4 セットアップ完了画面

722 アンインストール

以下の手順にしたがってiStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをアンイン

ストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iStorage (M シリーズ)

ESMPROServerManager 連携モジュール」を削除します

アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があ

りますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラムを

実行してください

723 アップデート

iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールをアップデートをする場合はソフト

ウェアのアンインストールを行ってからソフトウェアのインストールを行います

手順は「722 アンインストール」「721 インストール」を参照してください

254

(このページは空白です)

255

第8章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Linux 版)

81 動作環境

表 8-1 動作環境(Linux 版)

対象ハードウェア

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

動作 OS

<M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ( 1)>

Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~79 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

(1) A3000 シリーズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI は

未サポートですCLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「ネットワーク初期設定ツールネットワー

ク設定コマンド」を参照してください

Red Hat Enterprise Linux Version 7 以降の環境では64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールが利用できます

64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールはRed Hat Enterprise Linux Version7

以降の対応となりますRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット

版 iSM ネットワーク設定ツールを利用してください

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

GUI を利用する場合以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されていますイン

ストール方法の詳細は「821 インストール」を参照してください

ディスク容量 10MB(15MB)以上

括弧内の数値は64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールのディスク容量です

必須ハードウェア iStorage M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

メモリ 66MB(80MB)以上

256

括弧内の数値は64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールを動作させるときに必

要なメモリ量です

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

1 iSM ネットワーク設定ツールを動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM ネット

ワーク設定ツール他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM ネットワーク設定ツールまたは他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

257

82 iSM ネットワーク設定ツールのインストール

iSM ネットワーク設定ツールはディスクアレイと LAN で接続された PC 上で動作しディスクアレイの

IP アドレスを設定するツールですiSM ネットワーク設定ツールはGUICLI を提供します

iSM ネットワーク設定ツールの GUI を利用する場合JRE または JDK のインストールを

行う必要があります

821 インストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM ネットワーク設定ツールをインストー

ルします

EM64T サーバ環境と 32bit 版 JRE または JDK を組み合わせて利用する場合ネットワーク

設定ツールの GUI を起動できるようにするため以下のパッケージを事前にインストールする必要が

あります

libXau-XXXXi686rpm

libxcb-XXXXi686rpm(Red Hat Enterprise Linux Version 6 以降のみ)

libX11-XXXXi686rpm

libXext-XXXXi686rpm

libXrender-XXXXi686rpm

libXi-XXXXi686rpm

libXtst- XXXXi686rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

258

EM64T サーバ環境で Red Hat Enterprise Linux Version 6 以降をご使用の場合以下のパッ

ケージを事前にインストールする必要があります

glibc-XXXXi686rpm

nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

libgcc-XXXXi686rpm

glibc-XXXXi686rpm と nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm は依存関係がありますので以

下のように同時にインストールしてください

binrpm ndashivh glibc-XXXXi686rpm nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm

Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ

を事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXi686rpm

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

XXXX は各パッケージのバージョンを示します

ネットワーク設定ツールはiStorage M シリーズの管理ポートと物理的に同じネットワーク

セグメントに接続されたマシン上で使用する必要があります

64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツールはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対

応となりますRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM ネットワーク設定ツー

ルを利用してください

Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM ネットワーク設定ツー

ルをご使用の際は以下のパッケージを事前にインストールする必要があります

libnsl-XXXXx86_64rpm

これらのパッケージは OS 媒体に含まれています

259

(1)root 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

DVD 媒体を利用できないサーバではiSMnetconfigrpm を別サーバよりファイル転送して使

用してください

(3)DVD 媒体をマウントします

マウントディレクトリを作成 (例cdrom)

mount コマンドによりマウント

binmount -r devcdrom cdrom

(4)JRE をインストールします

すでにインストール済みの場合はインストール不要です

OpenJDKを利用する場合は購入された iStorageManager 製品の CDDVD媒体に格納されて い

る OpenJDK を利用してください媒体の「JRELINUX」フォルダに格納されていますので以

下の手順で実行してください

root 権限でログインします

任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)

cp cdromJRELINUXopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz tmp

パッケージをコピーしたディレクトリ上で tar 書庫ファイルを展開します

cd tmp

tar xvfz tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

optNECiSMOpenJDK に OpenJDK を展開します

mv tmpjdk-ltバージョンgt optNECiSMOpenJDK

rm tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz

Java を利用するユーザでログインしbashrc ファイルの最下部に次の行を

追加します(Java を利用するユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用する場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集

します

Java を利用するユーザからログアウトし再ログインします

ログアウトせずに作業する場合環境変数を即時に有効にするために開いて

いる各シェル上で下記コマンドを実行して下さい

source ~bashrc

(etcbashrc を変更した場合は source etcbashrc)

(5)rpm コマンドを使用してインストールします

32 ビット版の iSM ネットワーク設定ツールをインストールする場合

binrpm -ivh cdromNETCONFIGLINUXiSMnetconfigrpm

64 ビット版の iSM ネットワーク設定ツールをインストールする場合

260

binrpm -ivh cdromNETCONFIGLINUXiSMnetconfig64rpm

(6)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です

Installation of iSMnetconfig was successful

(7)DVD 媒体をアンマウントします

binumount cdrom

822 アンインストール

以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM ネットワーク設定ツールをアンインス

トールします

(1)root 権限でログインします

(2)iSM ネットワーク設定ツールが実行されていないことを確認します

実行されている場合終了を待ち合わせるか強制終了してください

(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します

binrpm -e iSMnetconfig

(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です

Removal of iSMnetconfig was successful

OpenJDK をアンインストールする場合は以下の手順を実施します

root 権限でログインします

以下のディレクトリを削除します

rm -r optNECiSMOpenJDK

Java を利用していた各ユーザでログインします

bashrc ファイルの最下部に次の行を削除します(ユーザ単位)

export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK

export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH

補足

このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります

OpenJDK を全ユーザで使用していた場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します

環境変数の削除を直ちに反映させる場合

ログアウトし再ログインします

823 アップデート

iSM ネットワーク設定ツールをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行って

からソフトウェアのインストールを行います

手順は「821 インストール」「822 アンインストール」を参照してください

261

第9章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Windows

版)

91 動作環境

表 9-1 動作環境(Windows 版)

対象ハードウェア 下記 OS が動作するマシン

Express5800ラックサーバ

Express5800タワーサーバ

Express5800ブレードサーバ

Express5800ft サーバ

Express5800スケーラブル HA サーバ

NX7700x シリーズ

PCAT 互換機

iStorage NS シリーズ

動作OS <M シリーズA3000A5000 (1)>

Microsoft Windows 8 Pro (SP 無) (2)

Microsoft Windows 8 (SP 無) (2)

Microsoft Windows 81 Pro (SP 無) (2)

Microsoft Windows 81 (SP 無) (2)

Microsoft Windows 10 Home

Microsoft Windows 10 Pro

<M シリーズA3200A5200>

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition (SP 無) (2)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition (SP 無) (2)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(2)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition(2)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (SP 無)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) A3000 シリーズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI

は未サポートですCLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager

コマンドリファレンス」(IS052)の「ネットワーク初期設定ツールネットワーク

設定コマンド」を参照してください

(2) Windows 更新プログラム KB2999226 を適用する必要があります

仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere

65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)

Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2016 Hyper-VWindows

Server 2019 Hyper-V

JRE(Java Runtime

Environment)

JDK(Java

Development Kit)

以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります

([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)

Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]

Oracle Java 11 以降

OpenJDK 11 以降

262

上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作

確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります

また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して

おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません

Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます

OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されています

OpenJDK はDVD 媒体を使ってインストールすることができます方法は本

書「iStorageManager のセットアップ」または「iSM セットアップのカスタムイ

ンストールによるインストール手順」を参照ください

ディスク容量 10MB 以上

必須ハードウェア iStorage M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ

メモリ 66M

ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

1 iSM ネットワーク設定ツールを動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導

入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です

-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM ネット

ワーク設定ツール他製品ともにサポート対象であること

この条件に当てはまらない場合はiSM ネットワーク設定ツールまたは他製品を別マシンでの運

用とする必要があります

2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます

このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します

JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参

照してください

またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください

US-CERT(httpwwwus-certgov)

JVN(httpjvnjp)

My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)

263

92 iSM ネットワーク設定ツールのインストール

iSM ネットワーク設定ツールはディスクアレイと LAN で接続された PC 上で動作しディスクアレイの

IP アドレスを設定するツールですiSM ネットワーク設定ツールはGUICLI を提供します

iSM ネットワーク設定ツールをインストールした後以下のような場合システム管理者の

権限に昇格してから操作を行う必要があります

iSM ネットワーク設定ツールの機能を実行する場合

なおコマンドプロンプトを利用して本ソフトウェアのコマンドを実行する場合はコマンド

プロンプトを起動する際に「管理者として実行」を選択して起動してください

Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場

合Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります

264

921 インストール

はじめてご利用になる場合は「iStorageManager セットアップ」の最初の画面の「はじめにお読みく

ださい」を参照してください

本手順で OpenJDK を導入できますただしOpenJDK と Oracle Java は同時に利用することは

できません

OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください

OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます

この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です

本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です

iSM ネットワーク設定ツールを利用する場合は以下の手順に従ってインストールしてください

(1)Administrator 権限でログインします

(2)DVD 媒体をセットしてください

自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ

れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください

ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の

プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です

yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE

また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」または「はい」

を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください

なおはじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください

(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

265

図 9-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)

(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」

ボタンをクリックしてください

図 9-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)

266

(5)「iSM ネットワーク設定ツールのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします

図 9-3 セットアップ内容の選択画面

(6)OpenJDK のインストーラを起動します

Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示

しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ

X は実際の値が表示されます

図 9-4 OpenJDK のインストール画面-1

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

267

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します

図 9-5 OpenJDK のインストール画面-2

既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ

び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示します

インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください

OpenJDK のインストールを開始します

XYZ は実際の値が表示されます

図 9-6 OpenJDK のインストール画面-3

Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください

(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)

268

(7)以前のバージョンの iSM ネットワーク設定ツールがインストールされている場合は以下の画面が

表示されます

XY は実際の値が表示されます

図 9-7 アンインストール確認画面

(8)iSM ネットワーク設定ツールのインストールを開始します

「次へ」ボタンをクリックしてください

図 9-8 インストール開始画面

269

(9)使用許諾契約を表示します

内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボ

タンをクリックしてください同意しない場合は本ソフトウェアは使用できません

図 9-9 使用許諾確認画面

(10)iSM ネットワーク設定ツールの情報を表示します

内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください

バージョンおよび年月は実際の値が表示されます

図 9-10 情報確認画面

270

(11)iSM ネットワーク設定ツールのインストール先を指定します

初めてインストールする場合やインストール情報を保存していない場合はインストール先フォル

ダの既定値は以下のようになります

32 ビット OS の場合 【システムドライブ】yenProgram FilesyenNECyeniSMnetconfig

64 ビット OS の場合 【システムドライブ】yenProgram Files (x86)yenNECyeniSMnetconfig

インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の

フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ

図 9-11 インストール先の選択画面

(12)iSM ネットワーク設定ツールのプログラムフォルダ名を指定します

初めてインストールする場合やインストール情報を保存していない場合はプログラムフォルダの

既定値は以下のようになります

iSM ネットワーク設定ツール

プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM ネットワーク設定

ツール」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください

プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください

図 9-12 プログラムフォルダの選択画面

271

(13)iSM ネットワーク設定ツールのモジュールをインストールします

図 9-13 ファイルコピー画面

(14)iSM ネットワーク設定ツールのインストールを完了します

「完了」ボタンをクリックしてください

図 9-14 インスト-ル完了画面

iSM ネットワーク設定ツールは Administrator 権限のあるユーザでのみ動作可能です

ネットワーク設定ツールはiStorage M シリーズの管理ポートと物理的に同じネットワーク

セグメントに接続されたマシン上で使用する必要があります

272

922 アンインストール

以下の手順にしたがってiSM ネットワーク設定ツールをアンインストールします

(1)Administrator 権限でログインします

(2)iSM ネットワーク設定ツールコマンドや iSM ネットワーク設定ツール GUI が起動されている場

合はすべて終了させてください

(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM ネットワーク設定

ツール」を削除します

Windows Server 2012 以降の場合はアンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」

のダイアログが表示される場合がありますので「続行」または「はい」を選択してアンイ

ンストールプログラムを実行してください

なお別のアプリケーションが iSM ネットワーク設定ツールのファイルを利用している最中に

iSM ネットワーク設定ツールをアンインストールするとシステムの再起動を促すメッセージが

表示される場合がありますその場合は指示に従い必ず再起動を行ってください

923 アップデート

iSM ネットワーク設定ツールを旧バージョンからアップデートする場合は「iStorageManager セット

アップ」のインストールで旧バージョンのアンインストールをおこない本バージョンのインストールを行

います手順は「921 インストール」を参照してください

273

第10章 iStorage ダッシュボードの導入

101 動作環境

iStorage ダッシュボード機能はiSM サーバ(Windows と Linux 版)にて提供します

動作環境のうち対象ハードウェアおよびディスク容量は iSM サーバと同一ですので「サーバの導入

(Linux 版)」と「サーバの導入(Windows 版)」を参照してくださいまたダッシュボード画面の表示

をサポートする OSWeb ブラウザはiSM クライアントと同一ですので「クライアントの導入」を参照

してください

その他iStorage ダッシュボードをインストールする OSメモリ使用量を以下に記載します

表 10-1 動作環境

動作 OS(Windows) Microsoft Windows 8 Pro(SP 無)

Microsoft Windows 8(SP 無)

Microsoft Windows 81 Pro(SP 無)

Microsoft Windows 81(SP 無)

Microsoft Windows 10(SP 無)

Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition(SP 無)(1)

Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition(SP 無)(1)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(SP 無) (1)

Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition(SP 無) (1)

Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)

Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)

Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition

(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします

動作 OS (Linux) Red Hat Enterprise Linux Version 6

Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 7

Red Hat Enterprise Linux 71~78 (EM64T)

Red Hat Enterprise Linux Version 8

Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)

メモリ iSM サーバ必要メモリ+Apache 必要メモリ以上

上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については

PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております

iStorage ダッシュボード機能ではApache 2446 と PHP 7233 を使用します

274

102 インストール

iSM ダッシュボード機能はiStorageManager にダッシュボード画面を追加表示させるためのオプション

となりますダッシュボード画面ではiStorage および iStorage M シリーズ向け NAS オプションと NAS

オプション Ni の概要容量情報を一画面で提供しますまた iStorage 管理画面(iSM クライアント)およ

び NAS オプション管理画面(FileServicesManager)iStorage M シリーズ NAS オプション Ni の GUI

へ簡易に遷移することができます

補足Internet Explorer に関する事前設定

Internet Explorer からダッシュボード画面を使用する場合は事前に次の設定を実施してください

一度設定しておけば以降の起動時には再度設定は不要です

1 接続する iSM サーバを「信頼済みサイト」に設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択して

ください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「サイト」ボタンをクリックしてください

図 10-1 インターネット オプションの画面

(3)「次の Web サイトをゾーンに追加する」に接続する iSM サーバの URL

(例http[接続する iSM サーバ の IP アドレス(またはホスト名)])を入力し「追加」ボタ

ンをクリックしてください

「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックは外

してください

275

図 10-2 信頼済みサイトの設定画面

(4)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

2 「信頼済みサイト」のセキュリティレベルを設定してください

設定方法は以下の通りです

(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し

てください

(2)「信頼済みサイト」を選択し「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックしてください

図 10-3 インターネット オプションの画面

(3)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「ActiveX コントロールとプラグインの実行」を「有

効にする」に設定してください

276

図 10-4 セキュリティの設定画面-1

(4)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「スクリプトを実行しても安全だとマークされてい

ない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」を「有効にする」に設定してくださ

図 10-5 セキュリティの設定画面-2

277

(5)「プライバシーの詳細設定」でCookie は以下のように設定してください

図 10-6 プライバシーの詳細設定

(6)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください

「信頼済みサイト」の保護モードおよび拡張保護モードは有効にしないでください

1021 iSM サーバとの同時インストール

Windows への iSM サーバのインストール時に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」のチェッ

クを有効に設定した場合iSM サーバのインストールと同時に iStorage ダッシュボードもインストールさ

れますので個別の作業は不要です「103 環境設定」へお進みください

なおiStorage ダッシュボードの利用を行う前にiStorageDashboard のサービスの状態が開始になっ

ていることを確認してください開始していない場合は以下のバッチファイルを実行しサービスの起動を

行ってください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenstartbat

Linux への iSM サーバのインストールの場合は同時に iStorage ダッシュボードもインストールを行っ

てください個別の作業は不要です「103 環境設定」へお進みください

なおiStorage ダッシュボードの利用を行う前にiSMds のサービスの状態が開始になっていることを

確認してください開始していない場合は以下のコマンドを実行しサービスの起動を行ってください

service iSMds start

iStorage ダッシュボードへの性能情報の表示は既定値では表示されません性能情報の表示を行う場

合はiSM サーバの環境設定で性能情報を表示するよう設定を行ってください手順は「446 性能監視」

を参照してください

278

1022 個別インストール

以下の場合はiStorage ダッシュボードを個別にインストールする必要があります

Windows に iSM サーバのインストール時に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」のチェッ

クを無効にしており後から追加導入する場合

以下の手順でWindows に iStorage ダッシュボードを個別にインストールしてください

(1) iSM サーバをインストールしてください

(2) 以下のバッチファイルを実行してください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyendeployyeninstallbat (右クリックメニューより[管理

者として実行]を選択)

(3) iStorageDashboard のサービスを起動してください

Linux にてダッシュボードを利用する場合個別のインストール不可となります

iSM サーバのインストール時に同時にインストールを行ってください

1023 注意事項

ファイアウォール環境の場合はiStorageダッシュボードが使用するポートを開けてください

iStorage ダッシュボードが使用するポート番号の既定値は 8025 です

変更する場合はltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenApacheSvryenconfyenhttpdconf をエディ

タ等で編集することで変更ができます「Listen 8025」と記載されている箇所のポート番号を使用した

いポート番号に書き換えてください

Linux を利用している場合はldquooptiSMsvriSMdsApacheSvrconfhttpdconfldquoを修正してください

修正後に Apache のサービスを再起動する必要があります

Windows の場合は以下のバッチファイルを実行し再起動を行ってください

ltiSM サーバインストールフォルダgtyeniSMdsyenrestartbat

Linux の場合は以下のコマンドを実行してください

service iSMds restart

279

103 環境設定

ダッシュボード機能のインストール後環境設定を実施する必要があります

環境設定は環境設定ファイルに必要な情報を登録することにより実施します

Windows の場合

環境設定ファイルはiSM サーバインストールフォルダの以下の場所にありますのでエディタ等で編

集してください

<iSM サーバインストールフォルダ>yeniSMdsyeniStorageDashboardyenapplicationyenconfigyends_confconf

上記「ds_confconf」が存在しない場合は同じフォルダに格納している「ds_confconfsample」を

「ds_confconf」にリネームしてください

Linux の場合

環境設定ファイルは以下の場所にありますのでエディタ等で編集してください

etciSMsvrds_confconf

上記「ds_confconf」が存在しない場合は

optiSMsvriSMdsiStorageDashboardapplicationconfigds_confconfsample を「ds_confconf」にリネー

ムしてetciSMsvr のフォルダへ移動してください

上記「ds_confconf」が存在する場合

optiSMsvriSMdsiStorageDashboardapplicationconfigds_confconf が既に利用している場合その

ファイルをetciSMsvr のフォルダへ移動してください

環境設定ファイルの記述形式について以下に示します

①FileServicesManager セクションltfsmgt

FileServicesManager の起動に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面より FileServicesManager を起動す

ることはできません

また複数登録することも可能ですltfsmgt~ltfsmgtのセクションを繰り返します

表 10-2 環境設定ファイルで設定する情報(FileServicesManager セクション)

パラメータ 値 内容

ip_addr IP アドレス FileServicesManager 起動時に URL に指定する

IP アドレスまたはホスト名を指定します

port_num ポート番号 FileServicesManager 起動時に URL に指定する

ポート番号を指定します

280

②NAS オプションセクションltnas_optiongt

NAS オプションの情報取得に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面に NAS オプションに関する情報は表示

されません

また複数登録することも可能ですltnas_optiongt~ltnas_optiongtのセクションを繰り返します

表 10-3 環境設定ファイルで設定する情報(NAS オプションセクション)

パラメータ 値 内容

num 通番 0 からの通番を指定してくださいNAS オプショ

ンを複数台指定することができます

ip_addr IP アドレス NAS オプション装置の各ノードに設定した管理

IP アドレスまたはホスト名を指定します1 台の

NAS オプションにつき 2 つまで指定できます

u

ser ユーザ ID NAS オプション装置に固定で登録されている

ユーザadmin(API の管理者アカウント)を指

定してください

iStorage ダッシュボードではNAS オプション

に関する情報を取得するためユーザーadmin

を使用します

password パスワード ユーザーadminのパスワードを指定します

NAS オプションに関する情報を取得するために

必要な情報となります

adminのパスワードを初期値より変更する場

合あらかじめ両ノードとも同じ文字列に変更し

てください

パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化

したものを設定することも可能です

詳細については「付録 C パスワード暗号化コ

マンド」を参照してください

virtual_server Virtual Server 情報 Virtual Server を作成している場合その情報を

指 定 し ま す 複 数 作 成 し て い る 場 合 は

ltvirtual_servergt~ltvirtual_servergtをコピーし

複数指定してください

ltip_addrgtにはVirtual Server の管理 IP アドレ

スを指定します

ltusergtにはadminを指定してください

ltpasswordgtにはユーザーadminのパスワー

ドを指定します

③NAS オプション Ni セクションltnigt

NAS オプション Ni の情報取得に必要な情報を登録してください

省略することも可能です省略した場合ダッシュボード画面に NAS オプション Ni に関する情報は

表示されませんまたNAS オプション Ni の GUI へ遷移できません

また複数登録することも可能ですltnigt~ltnigtのセクションを繰り返します

281

表 10-4 環境設定ファイルで設定する情報(NAS オプション Ni セクション)

パラメータ 値 内容

ip_addr IP アドレス NAS オプション Ni の GUI 起動時に URL に指

定する IP アドレスを指定します

port_num ポート番号 NAS オプション Ni の GUI 起動時に URL に指

定するポート番号を指定します

user ユーザ ID NAS オプション Ni の GUI 起動時にユーザ名を

指定します(1)

password パスワード NAS オプション Ni の GUI 起動時にパスワード

を指定します(1)

System 管理者以外と設定する場合ダッシュボード画面で NAS オプション Ni に関する情報を

表示できません

環境設定ファイルの記載例を以下に示します

ltxml version=10 encoding=UTF-8gt

ltsystemsgt

ltfsmgt

ltip_addrgt127001ltip_addrgt

ltport_numgt23015ltport_numgt

ltfsmgt

ltnas_optiongt

ltnumgt0ltnumgt

ltip_addrgt19216811ltip_addrgt

ltip_addrgt19216812ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtadminltpasswordgt

ltnas_optiongt

ltnas_optiongt

ltnumgt1ltnumgt

ltip_addrgt192168110ltip_addrgt

ltip_addrgt192168111ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltip_addrgt192168101ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltvirtual_servergt

ltip_addrgt192168102ltip_addrgt

ltusergtadminltusergt

ltpasswordgtchang3meltpasswordgt

ltvirtual_servergt

ltnas_optiongt

ltnigt

ltip_addrgt1921681010ltip_addrgt

ltport_numgt8443ltport_numgt

ltusergtsystemuserltusergt

ltpasswordgtsystempasswordltpasswordgt

ltnigt

ltsystemsgt

環境設定ファイルを更新した場合その後の iStorage ダッシュボードログイン時より適用されます

(Apache の再起動は不要です)

282

104 アンインストール

iSM ダッシュボード関連のファイル設定はiSM サーバのアンインストールにて同時に削除されます

ので個別の作業は不要ですiSM サーバのアンインストールを参照ください

105 アップデート

iSM ダッシュボードを旧バージョンからアップデートする場合は事前に iSM サーバのバージョン

アップを実施してくださいiSM ダッシュボードのバージョンアップの手順は以下の通りとなります

設定情報などは全て引継がれます

(1)iSM ダッシュボードを終了します

(2)iSM サーバのアップデート手順に従いiSM サーバのバージョンアップを実施します

(3)iSM サーバの再起動後iSM ダッシュボードのインストール手順に従いダッシュボードのイン

ストールおよび環境設定を実施します

これによりiSM ダッシュボードのバージョンアップが完了します

283

付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版)

(1)構文

iSMmknod

(2)説明

iSMmknod コマンドはiStorageManager で使用する SCSI パススルーデバイスドライバ形式の

スペシャルファイル(デバイスファイル)を作成しますそのディスクアレイ情報をディスクアレイ一覧ファ

イルに格納しますディスクアレイを FC 接続で管理する場合このコマンドを実行する必要があります

作成した SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイルはdevnec_iSMmkdl 配

下に格納されますFC 接続でディスクアレイを管理する場合は作成したディスクアレイ一覧ファイルを

参照しiStorageManager が管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイル名を iStorageManager

の環境定義ファイルに記述することが可能です

SCSI パススルーデバイスドライバの説明はscsi_ctl(7) を参照してください

セキュリティ保護のため iSMmknodコマンドまたは iSMvollistコマンドが作成するスペシャルファイル

(devnec_iSMmkdl 配下)はオーナーrootアクセス権 644 で作成されます

(3)診断

以下にiSMmknod コマンドが標準出力に通知するメッセージ一覧を示します

(a)処理経過メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す処理経過メッセージを標準出力に報告します

101 INFO Creating internal device files

[説明] 現在スペシャルファイル作成中であることを示します

102 INFO Creating device list file

[説明] 現在ディスクアレイ一覧ファイル作成中であることを示します

103 INFO iSMmknod ended normally

[説明] iSMmknod コマンドが正常終了したことを示します

(b)警告メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す警告メッセージを標準出力に報告します

iSMmknod コマンド実行後作成されたディスクアレイ一覧ファイルを参照し管理対象とするディ

スクアレイのスペシャルファイル名が存在しない場合は処置が必要です

201 WARNING Some devices are no longer responding

[説明] いくつかのデバイスは応答がありません

284

[処置] ディスクアレイの電源状態異常などが考えられます

ioscan -f -n -C disk コマンド( ioscan(1M)を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行った後でiSMmknod コマンドを再実行してください

202 WARNING Node of some devices locked

[説明] いくつかのデバイスはノードがロックされている状態にあります

[処置] しばらくしてからiSMmknod コマンドを再実行してください

203 WARNING Some devices are in invalid mode

[説明] いくつかのデバイスはエラー状態にあります

[処置] ioscan -f -n -C disk コマンド( ioscan(1M) を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行ってください

ディスクアレイとの接続状態が正常な状態になればiSMmknod コマンドを再実行して

ください

204 WARNING Some devices are in invalid(DIFF_HW) mode

[説明] いくつかのデバイスは見つかったソフトウェアが所定のものではない状態にあります

[処置] しばらくしてから iSMmknod コマンドを再実行してください

205 WARNING Cannot create special file for HW path [hard ware path]

[説明] 認識できないドライバ形式のスペシャルファイルを検出しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

206 WARNING Unknown device driver [driver name] (for [special file name])

[説明] 認識できないドライバ形式のスペシャルファイルを検出しました

システムのデバイスドライバが正しくインストールされていません

[処置] 正しくインストールした後iSMmknod コマンドを再実行してください

230 WARNING Cannot make perfect device list file

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイルはインストールさ

れていますがメモリ不足のためディスクアレイ一覧ファイルは不完全なものになっ

ています

[処置] 必要に応じてカーネルパラメータ(maxdsiz)の値を変更しiSMmknod コマンドを再

実行することにより正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成されます

231 WARNING Cannot recognize some special files

[説明] いくつかのスペシャルファイルは正常に認識できませんでした

この場合ディスクアレイ一覧ファイルにエラーになっているスペシャルファイルの行が

出力されます

[処置] iSMmknod コマンドを再実行することで正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成され

ます

285

(c)エラーメッセージ

iSMmknod コマンドは異常終了する場合以下に示すエラーメッセージを標準出力に報告します

301 ERROR You are not super-user

[説明] root 権限の特権がありません

[処置] root 権限で iSMmknod コマンドを再実行してください

302 ERROR iStorageManager is starting

[説明] iStorageManager が起動されています

[処置] iStorageManager 終了後iSMmknod コマンドを再実行してください

304 ERROR OS version is unknown

[説明] HP リリースレベルが 11 ではありません

[処置] HP リリースレベルが 11 の HP-UX OS マシンにより iSMmknod コマンドを再実行し

てください

305 ERROR Cannot move [file name] file

[説明] ファイルの移動でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

306 ERROR Cannot make [directory name] directory

[説明] ディレクトリの作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

307 ERROR No target device in this machine

[説明] iStorageManager 管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイルが見つかりませ

[処置] ioscan -f -n -C disk コマンド(ioscan(1M) を参照)でディスクアレイの状態を確認し

処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態が正常な状態になれば

iSMmknod コマンドを再実行してください

310 ERROR Cannot make character device file [special file name]

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバ形式のスペシャルファイル作成でエラーが発生

しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

311 ERROR Cannot get minor number of [special file name]

[説明] スペシャルファイルのマイナー番号取得に失敗しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

312 ERROR Cannot make internal device file for [special file name] because SCSI

pass-through driver for [WSIO | SIO] [SCSI pass-through driver name] was not

installed

[説明] SCSI パススルーデバイスドライバがインストールされていません

[処置] SCSI パススルーデバイスドライバインストール後iSMmknod コマンドを再実

行してくださいインストール方法はscsi_pt(7) を参照してください

286

313 ERROR Necessary file doesnt exist in spite of the execution of iSMmknod

[説明] iSMmknod コマンドを実行するのに必要なファイルがありません

iStorageManager が正常にインストールされていません

[処置] iStorageManager インストール状態を確認後正常になれば iSMmknod コマンドを再

実行してください

317 ERROR iSMmknod or iSMvollist is already starting

[説明] iSMmknod または iSMvollist コマンドが既に起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

318 ERROR ControlCommand command is already starting

[説明] ControlCommand コマンドが起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

325 ERROROS name is unknown

[説明] OS 名が不明です

[処置] HP リリースレベルが 11 の HP-UX OS マシンにより iSMmknod を再実行してくださ

330 ERROR Cannot open device list file errno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

332 ERROR Cannot open temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

333 ERROR Cannot read temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

334 ERROR Out of memoryprocess=[nnnnnnnn]

[説明] メモリ不足が発生したため処理を続行できません

nnnnnnnn付加情報

[処置] カーネルパラメータ(maxdsiz)の値を変更しiSMmknod コマンドを再実行してくだ

さい

335 ERROR Cannot read device list fileerrno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルの読み込み処理(fgets)でエラーが発生しました

[処置] エラー番号により原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

287

(4)制約

iSMmknod コマンド実行において以下に示す処理は禁止されています

デバイスディレクトリにインストールされているスペシャルファイルの再命名

iStorageManager 起動中の実行

iSMvollist コマンド起動中の実行

ControlCommand コマンド起動中の実行

iSMmknod コマンドの 2 重起動

(5)ファイル

etciSMsvriSM_diskarraydevlist helliphellip ディスクアレイ一覧ファイル

etciSMsvriSMsvrconf helliphellip iStorageManager 環境定義ファイル

(6)参照

scsi_ctl(7) scsi_pt(7) ioscan(1M) iSMsvr(1M)

288

(このページは空白です)

289

付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版)

(1)構文

iSMmknod

(2)説明

iSMmknod コマンドはiSMServer 専用のスペシャルファイル(デバイスファイル)を作成しそのディ

スクアレイ情報をディスクアレイ一覧ファイルに格納しますディスクアレイを FC 接続で管理する場合

このコマンドを実行する必要があります

作成したスペシャルファイルは devnec_iSMmkdl 配下に格納されますFC 接続でディスクアレイ

を管理する場合は作成したディスクアレイ一覧ファイルを参照しiSMServer が管理対象とするディス

クアレイのスペシャルファイル名を iSMServer の環境定義ファイルに記述することが可能です

セキュリティ保護のため iSMmknod コマンドまたは iSMvollistコマンドが作成するスペシャルファイ

ル( devnec_iSMmkdl 配下)はオーナーrootアクセス権 644 で作成されます

(3)診断

以下にiSMmknod コマンドが標準出力に通知するメッセージ一覧を示します

(a)処理経過メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す処理経過メッセージを標準出力に報告します

101 INFO Creating internal device files

[説明] 現在スペシャルファイル作成中であることを示します

102 INFO Creating device list file

[説明] 現在ディスクアレイ一覧ファイル作成中であることを示します

103 INFO iSMmknod ended normally

[説明] iSMmknod コマンドが正常終了したことを示します

(b)警告メッセージ

iSMmknod コマンドは以下に示す警告メッセージを標準出力に報告します

iSMmknod コマンド実行後作成されたディスクアレイ一覧ファイルを参照し管理対象とするディ

スクアレイのスペシャルファイル名が存在しない場合は処置が必要です

230 WARNING Cannot make perfect device list file

[説明] メモリ不足のためディスクアレイ一覧ファイルは不完全なものになっています

[処置] 必要に応じてシステム資源の制限値 (ulimit(1)) を変更し iSMmknod コマンドを再実

行することにより正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成されます

290

231 WARNING Cannot recognize some special files

[説明] いくつかのスペシャルファイルは正常に認識できませんでした

この場合ディスクアレイ一覧ファイルにエラーになっているスペシャルファイルの行が

出力されます

[処置] iSMmknod コマンドを再実行することで正常なディスクアレイ一覧ファイルが作成され

ます

(c)エラーメッセージ

iSMmknod コマンドは異常終了する場合以下に示すエラーメッセージを標準出力に報告します

301 ERROR You are not super-user

[説明] root 権限の特権がありません

[処置] root 権限で iSMmknod コマンドを再実行してください

302 ERROR iSMServer is starting

[説明] iSMServer が起動されています

[処置] iSMServer 終了後iSMmknod コマンドを再実行してください

306 ERROR Cannot make [directory name] directory

[説明] ディレクトリの作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

307 ERROR No target device in this machine

[説明] iSMServer 管理対象とするディスクアレイのスペシャルファイルが見つかりません

[処置] ディスクアレイの状態を確認し処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態

が正常な状態になれば iSMmknod コマンドを再実行してください

310 ERROR Cannot make character device file [special file name]

[説明] スペシャルファイル作成でエラーが発生しました

[処置] 直前に出力されたメッセージを参照してください

311 ERROR Cannot get minor number of special file

[説明] スペシャルファイルのマイナー番号取得に失敗しました

[処置] ディスクアレイの状態を確認し処置を行ってくださいディスクアレイとの接続状態

が正常な状態になれば iSMmknod コマンドを再実行してください

313 ERROR Necessary file doesnt exist in spite of the execution of iSMmknod

[説明] iSMmknod コマンドを実行するのに必要なファイルがありません

iSMServer が正常にインストールされていません

[処置] iSMServer インストール状態を確認後正常になれば iSMmknod コマンドを再実行し

てください

317 ERROR iSMmknod or iSMvollist is already starting

[説明] iSMmknod または iSMvollist コマンドが既に起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

291

318 ERROR ControlCommand command is already starting

[説明] ControlCommand コマンドが起動されています

[処置] 上記コマンド終了後必要に応じて iSMmknod コマンドを再実行してください

325 ERROROS name is unknown

[説明] OS 名が Linux ではありません

[処置] カーネルリリースが 24 以上の Linux OS マシンにより iSMmknod コマンドを再実行

してください

330 ERROR Cannot open device list file errno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

331 ERROR Cannot open procscsiscsi errno=[error number]

[説明] SCSI ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後 iSMmknod コマンドを再実行してください

332 ERROR Cannot open temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

333 ERROR Cannot read temporary file errno=[error number]

[説明] 一時ファイルの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

334 ERROR Out of memoryprocess=[nnnnnnnn]

[説明] メモリ不足が発生したため処理を続行できません

nnnnnnnn付加情報

[処置] 必要に応じてシステム資源の制限値(ulimit(1))を変更しiSMmknod コマンドを再実行

してください

335 ERROR Cannot read device list fileerrno=[error number]

[説明] ディスクアレイ一覧ファイルの読み込み処理(fgets)でエラーが発生しました

[処置] エラー番号により原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

336 ERROR Cannot open device directory errno=[error number]

[説明] デバイスディレクトリのオープンでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

337 ERROR Cannot read device directory errno=[error number]

[説明] デバイスディレクトリの読み込みでエラーが発生しました

[処置] エラー番号より原因を究明後iSMmknod コマンドを再実行してください

292

(4)制約

iSMmknod コマンド実行において以下に示す処理は禁止されています

デバイスディレクトリにインストールされているスペシャルファイルの再命名

iSMServer 起動中の実行

iSMvollist コマンド起動中の実行

ControlCommand コマンド起動中の実行

iSMmknod コマンドの 2 重起動

(5)ファイル

etciSMsvriSM_diskarraydevlist helliphellip ディスクアレイ一覧ファイル

etciSMsvriSMsvrconf helliphellip iSMServer 環境定義ファイル

(6)参照

proc(5) scsi_info(8) sd(4) iSMsvr(8)

293

付録 C パスワード暗号化コマンド

環境定義ファイルの client セクションにてiSM クライアントの利用者を定義します定義済みの利用

者のみがiSM クライアントを iSM サーバに接続しディスクアレイについての情報を参照操作するこ

とが可能となりますこのとき利用者のパスワードも設定しますがこのパスワード値に暗号化した値を

記述することができますセキュリティ上暗号化した値を記述することを推奨します

パスワードの暗号値はパスワード暗号化コマンド iSMcipherpw を実行して求めます

(1)名称

iSMcipherpw - パスワードの暗号値を求める

(2)構文

iSMcipherpw パスワード値

(3)説明

iSMcipherpw コマンドはパラメータとして指定されたパスワード値の暗号値を標準出力に返します

返された暗号値はiSMsvrconf ファイルの client セクションの利用者情報のパスワードfile_transfer セ

クションの ftp 利用者名ftp 利用者のパスワードagent セクションのディスクアレイを監視する利用者

情報のパスワードに転記できます

なおパスワード値として設定できる値は58 文字以内の以下の値です

1 バイトの英数字記号(ただしrdquordquo(ダブルクォーテーション)は除く)rdquo rdquo(スペース)

また記号やスペースを用いた場合にはシェルのワイルドカードとして解釈されることもあるため

使用を避けるかrdquorsquordquo(シングルクォーテーション)またはrdquordquo(ダブルクォーテーション)でパスワード

値を囲むなどの処置が必要になります

(4)戻り値

0正常終了した場合

1パスワード値指定に誤りがあった場合標準出力にその旨を報告します

294

(5)使用例

gtiSMcipherpw iSM パスワードはiSM とします

Accepted password is iSM コマンドに受け付けられたパスワードです

Return value is CGGKCMDCEACBGB 報告されたこの値が暗号値です

この値をiSMsvrconf ファイルの利用者情報のパスワードに転記します

login = (iSM CGGKCMDCEACBGB L1)

(6)診断

iSMcipherpw はパスワード値指定に誤りがあった場合標準出力にて以下に示すエラーメッセージを

報告します

101 ERROR There is no password

[説明] パスワード値の指定がありません

[処置] パスワード値を指定してください

102 ERROR There are too many arguments

[説明] 引数の指定が多すぎます

[処置] 引数にはパスワード値を 1 つだけ指定してくださいまたrdquo rdquo(スペース)を用いる場合はrdquorsquordquo

(シングルクォーテーション)rdquordquo(ダブルクォーテーション)でパスワード値を囲むなど

の処置が必要になります

103 ERROR The length of the password is too long

[説明] パスワード値が長すぎます

[処置] 58 文字以内のパスワード値を指定してください

104 ERROR Inappropriate character is used for password

[説明] パスワード値に不適切な文字が用いられています

[処置] パスワード値として適切な文字を用いてください

105 ERROR As password it is inappropriate

[説明] パスワード値としては不適切ですrdquo rdquo(スペース)のみのパスワード値などが該当します

[処置] パスワード値として適切なものを指定してください

106ERROR System call error occurred function=fff errno=eee

[説明] システム関数でエラーが発生しました

fff システム関数名

eee エラー番号

[処置] システム関数名およびエラー番号を確認して対処を行いiSMcipherpw コマンドの再実行

をしてください

(7)参照

etciSMsvriSMsvrconf

295

付録 D iStorageManager 管理者設定コマンド

iSM サーバを root 権限以外で運用するためにはiStorageManager 管理者設定コマンド(iSMmkadm

コマンド)でiStorageManager 管理者(ユーザ名が iSMadm のユーザ)を登録しますこのコマンドに

よりiStorageManager 管理者を登録しディレクトリとファイルのオーナーを変更してiSM サーバの

運用ユーザの環境を整えます

登録した iStorageManager 管理者は次の用途で利用します

iSMsvr コマンドの利用可能な利用者でサーバの起動停止が可能です

iSM サーバの実行利用者です

構成設定コマンドの利用可能な利用者です(「iStorage シリーズ構成設定の手引」を参照してくだ

さい)

1 iSMmkadm コマンドはiSM サーバの起動前に実行してくださいiSM サーバ起動中は使用で

きません

2 iSMmkadm コマンドは常に root 権限で実行してください

3 SNMP トラップを受信する場合はiSM サーバを root 権限で運用しなければいけないためこ

のコマンドで iStorageManager 管理者の設定を行わないでください

4 iStorageManager 管理者名はiSMmkadm コマンドでのみ設定可能です

5 iSMmkadm コマンド以外で iStorageManager 管理者の登録を行わないでください

6 環境設定においてログファイル格納フォルダなどのフォルダ指定に既定値以外のフォルダを指

定している場合がありますその場合はそのディレクトリおよび配下のファイルに

iStorageManager 管理者のアクセス権(書き込みアクセス)をつけてください環境設定につい

ては「132 環境定義ファイル」を参照してください

7 このコマンドで iStorageManager 管理者の登録を行った後 iSMmknod コマンドまたは

iSMvollist コマンドを実行しスペシャルファイルを作成する場合がありますその場合は

devnec_iSMmkdl 配下のスペシャルファイルに iSMadm ユーザがアクセスできるように適切

なアクセス権(書き込み読み込みアクセス権)をつけてください

8 iSMmknod コマンドやiSMvollist コマンドの-r-nr-or オプションはroot 権限で実行する

必要がありますので各コマンドの説明を参照してください

9 構成設定(GUI)よりディスクアレイの IP アドレスを変更する場合はiSM サーバを root 権限

で運用する必要があります本コマンドで設定した iStorageManager 管理者では操作できませ

296

(1)iStorageManager 管理者の登録

画面の表示例(12)

iSMmkadm hellip①

Do you want to create user or delete user iSMadm (Create[1]Delete2) 1 hellip②

iStorageManager employed by new user iSMadm

Create new user iSMadm as following hellip③

(1)USER ID 109 (iSMadm)

(2)GROUP ID 20 (users)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 1 hellip④

Set USER ID 110 hellip⑤

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 20 (users)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 2 hellip⑥

Possible GROUP ID is following hellip⑦

root 0

other 1

bin 2

sys 3

adm 4

daemon 5

mail 6

lp 7

tty 10

297

画面の表示例(22)

nuucp 11

users 20

nogroup -2

Set GROUP ID 3 hellip⑧

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 3 (sys)

(3)HOME DIRECTORY homeiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) 3 hellip⑨

Set directory homeusersiSMadm hellip⑩

Create new user iSMadm as following

(1)USER ID 110 (iSMadm)

(2)GROUP ID 3 (sys)

(3)HOME DIRECTORY homeusersiSMadm

SHELL sbinsh

COMMENT iStorageManager

OK (y123q) y hellip⑪

Now setting done

Set password of iSMadm

Changing password for iSMadm

New password hellip⑫

Re-enter new password hellip⑬

Passwd successfully changed

Complete to create new user iSMadm hellip⑭

Complete to update directory or file access mode (iSMadm) hellip⑮

① iSMmkadm コマンド実行します

② 登録する場合はrsquo1rsquoを指定してください

③ iStorageManager 管理者であるiSMadm の登録予定の属性が表示されます

④ ユーザ ID を変更する場合はrsquo1rsquoを指定します

⑤ システムに登録されていないユーザ ID を設定します

指定したユーザ IDが既に使用されていればもう一度別のユーザ IDを入力するように求められます

⑥ グループ ID を変更する場合はrsquo2rsquoを指定してください

⑦ システムに登録されているグループ ID を表示します

⑧ 表示されたグループ ID から選択し指定します

⑨ ホームディレクトリを変更する場合はrsquo3rsquoを指定します

⑩ 変更するホームディレクトリのパスを指定します

既に存在しているディレクトリを入力した場合rsquoyrsquoを指定するとそのディレクトリに変更することが

できます

⑪ 表示内容で良い場合はrsquoyrsquoを指定します

⑫ iStorageManager 管理者の新しいパスワードを指定します

298

⑬ 再度パスワードの確認を求められるので同じパスワードを正確に入力してください

⑭ iStorageManager 管理者のシステム登録が正常に行われたことを示します

⑮ ディレクトリとファイルのオーナーがiStorageManager 管理者に正常に変更されたことを示します

以上のユーザ登録によりiSM サーバは iStorageManager 管理者で起動可能になります

(2)iStorageManager 管理者の削除

iSM サーバの運用利用者を root 権限に戻したい場合はiSMadm のユーザを削除してください

作業はroot 権限で行います

iSMmkadm hellip①

Do you want to create user or delete user iSMadm (Create[1]Delete2) 2 hellip②

Delete iSMadm from system really (y[n]) y hellip③

Complete to delete user iSMadm hellip④

Complete to update directory or file access mode (root) hellip⑤

① iSMmkadm コマンド実行します

② 削除する場合はrsquo2rsquoを指定します

③ 削除する場合はrsquoyrsquoを指定します

④ iStorageManager 管理者の削除が正常に行われたことを示します

⑤ ディレクトリとファイルのオーナー変更が正常に root 権限に戻されたことを示します

なおソフトウェアのインストールアンインストールなどの各種作業にあたっては以下の注意が必

要です

1 iSMmknod コマンド実行後にはiStorageManager 管理者の再登録(削除して登録)を行って

ください

2 iStorageManager のアンインストール前にiStorageManager 管理者の削除を行ってください

再インストールした後は再度 iStorageManager 管理者の登録を行ってください

299

付録 E 事象連携定義ファイル

ここでは連携定義ファイル(etciSMsvrmsgdrvconf)に設定可能な情報の説明をします

(1)連携定義ファイル

[SERVER]

SMTP=mailxxxcom

SMTP_PORT=25

POP=popxxxcom

POP_PORT=110

AUTH=POP_before_SMTP

USER=username

PASSWORD=password

MAIL_TEMPLATE=etciSMsvrmailtpl

[LIMIT]

MAIL=300

SHELL=30

[LINK00]

MSGID=ALL

LEVEL=ERR

MAIL=axxxcom

SHELL=usrbinerr

(2)パラメータ詳細

[SERVER] 各種共通定義

SMTP メールを送信する SMTP サーバを定義する(1つのみ)

SMTP_PORT SMTP のポート番号を 1~65535 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 25 を使用)

POP POP before SMTP 認証時に使用する POP サーバを定義する

(1つのみ)

AUTH=NONE または AUTH=SMTP-AUTH の場合は省略可能

POP_PORT POP のポート番号を 1~65535 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 110 を使用)

AUTH 認証方式(NONEPOP_before_SMTPSMTP-AUTH)を定義する

USER 認証用アカウントを定義する

AUTH=NONE の場合は省略可能

PASSWORD 認証用パスワード(パスワード暗号化)を定義する

AUTH=NONE の場合は省略可能

MAIL_TEMPLATE メールのテンプレートをファイルで指定する(先頭行はldquoFROMrdquo固定)

[LIMIT] 連携処理の上限値定義

MAIL メールの送信の上限値(回分)を 15~1200 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 300 を使用)

300

SHELL シェルの起動の上限値(回分)を 15~1200 で定義する

省略が可能(省略した場合は既定値として 30 を使用)

[LINKxx] 連携グループの定義(xx は 00~99 で指定する)

MSGID 連携対象メッセージを定義する

LEVEL 連携対象メッセージのレベルを定義する

MAIL 連携アクションの送り先のメールアドレスを定義する

SHELL 連携アクションのシェルファイル名を定義する

1 1 行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

2 行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定するとその行はコメントになります

3 先頭行に[SERVER]セクションを記述してください

4 [LINKxx]セクション(xx は 00~99 の範囲で指定可能)は連携グループを定義します連携

グループでは連携対象メッセージ(MSGID)とレベル(LEVEL)と連携アクション(SHELL

と MAIL)を指定します受け取ったメッセージが連携対象メッセージに指定したメッセージ番

号でありレベルに指定したメッセージレベルであった場合に連携アクションが実行されます

5 [LINKxx]セクションの MSGID には連携対象メッセージを定義しますメッセージ番号(5 桁の

数字(例02040))メッセージ番号範囲(メッセージ番号をrdquo-rdquo(ハイフン)で繋いだ範囲(例

10000-10999))機能単位で指定可能です機能単位では以下の指定が可能です

表 E-1 機能単位と連携対象メッセージ

機能単位 機能名 メッセージ番号BASE 基本制御 iSM01000~iSM04999

iSM07000~iSM07999

iSM11000~iSM11999

iSM14000~iSM17999

iSM23000~iSM23999

iSM24000~iSM24999

iSM28000~iSM28999

iSM29000~iSM29999

PERFORMANCE 性能 iSM08000~iSM09999

REPLICATION レプリケーション iSM10000~iSM10999

SNAPSHOT スナップショット iSM18000~iSM18999

ALL 全機能 全てのメッセージ

ALERT 保守メッセージ ALIVE通報の対象(ディスクアレイ装置の障害

通報機構が行うALIVE通報も含む)のメッセージ(メッセージの本文末尾にキーワードldquo[_ALERT_]rdquoが付加されている)です

6 [LINKxx]セクションの LEVEL にはレベルを定義しますERRWARNINGNOTICE INFO

と ALL(全レベル)を指定できます

301

7 [LINKxx]セクションの MAIL には連携対象のメッセージを受け取った場合のメールの送り

先のメールアドレスを定義しますメールアドレスは複数定義できますメールアドレスは同

一行に複数定義することも複数行に分けて定義することもできますメールアドレスはドメ

イン名を含んだ完全なものを記述してください

8 [LINKxx]セクションの SHELL には連携対象のメッセージを受け取った場合に起動するシェ

ルのファイル名を定義しますファイル名は複数定義できますファイル名は同一行に複数定

義することも複数行に分けて定義することもできますファイル名は絶対パスで記述してく

ださい特殊な記号を含むファイル名を二重引用符で囲って定義することもできますただ

しrdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)を含むファイル名を定義することはできませ

9 同一連携グループで連携アクションのメールアドレスとシェルファイル名はそれぞれ最大 10 ま

で定義できます

10 [LINKxx]セクションでMSGIDLEVELMAILSHELL の右辺の指定を同一行に複数定義

する場合rdquordquo(カンマ)で区切って定義しますまた複数行に分けて定義することも可能です

その場合には連続した行で定義する必要はありませんただし連続した行で定義した場合で

も左辺を省略することはできません

11 同一のメッセージが複数の連携グループで指定された場合指定された連携グループの連携アク

ションが実行されますただし同一のメッセージに対して同一の連携アクションが複数指定さ

れた場合は連携アクションは 1 回だけ実行されます

12 全てのメッセージが連携対象となることを避けるため同一の連携グループで MSGIDとLEVEL

の両方に ALL を定義することはできません

13 MAIL_TEMPLATE にはメールのヘッダ情報やメール本文が保存されているファイル名を定義

しますMAIL_TEMPLATE に記述するファイル名は絶対パスで記述してください特殊な記

号を含むファイル名を二重引用符で囲って定義することもできますただしrdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo

(終了括弧)rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)を含むファイル名を定義すること

はできません

14 連携を行わない場合定義ファイルの作成は不要です

15 連携制御ファイルにはVer34 までの定義である[LEVEL]セクションと HEADER の定義を指定

することが可能です既存のユーザをサポートするための機能であるため通常は[LINKxx]

セクションと MAIL_TEMPLATE の定義を使用してください

使用する場合は以下の点に注意してください

[LEVEL]セクションの定義は[LINKxx]セクションの定義と同時に行うことはでき

ません

HEADER はMAIL_TEMPLATE と同時に指定することはできません

302

(3)メールテンプレートファイル

メールテンプレートファイルは実際に送信するメールの雛型です最初の行に ldquoFROMrdquoを記述しメー

ルの送信者のメールアドレスを記述します送信先のメールアドレスが間違っている場合などにより

SMTP サーバでメールの送信が失敗すると送信者のメールアドレスに SMTP サーバのエラーメッセージ

が送信されることがあります2行目以降はメール本文としてそのまま送信されますが空行までがヘッダ

部空行以降がボディ部となりますまたボディ部にldquo$MSGrdquoの記述がある場合にはldquo$MSGrdquoを事象連

携の契機となった運用ログに出力されるメッセージに置換します

FROM iSMserverxxxcom

SUBJECT iSMserver error report

larr空行

This is the iSMserver at ドメイン名など

Error Reporting

$MSG rarr 事象連携の契機となった運用ログに出力される

メッセージがこの行に展開されます

1 ldquoFROMrdquoに記述するメールアドレスはドメイン名を含んだ完全なものを記述してください

2 ヘッダ部はRFC822 に沿った各種ヘッダ行の記述が可能です

3 ボディ部には自由な内容が記述できますが送信時にコード変換はしないので漢字を使う場合は

JIS コードで記述してください

4 メールテンプレートファイルはファイル全体の大きさを 1KB 以内で記述してくださいまた 1

行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください

5 ある行のldquo$MSGrdquo部分のメッセージ内容への置換は最初に現れたldquo$MSGrdquoのみで行われますそ

のため 1 行に複数記述しても最初のもののみ置換されますただし複数行に記述したものは

それぞれ同じメッセージ内容に展開されます

(4)定義例

ERR のメッセージの場合はa さんにメールで通知しシェル(err)を起動します

保守メッセージの場合はa さんと b さんにメールで通知しシェル(alert)を起動します

クライアントの接続切断のメッセージ(iSM02040iSM02041)の場合はa さんにメールで通知す

るという定義の例を以下に紹介します

ヘッダ部

ボディ部

送信者のメールアドレスを記述します

303

連携定義ファイル(etciSMsvrmsgdrvconf)

[SERVER]

SMTP=mailxxxcom larrSMTP サーバの DNS 名または IP アドレス

SMTP_PORT=25 larrSMTP サーバのポート番号

POP=popxxxcom larrPOP サーバの DNS 名または IP アドレス

POP_PORT=110 larrPOP サーバのポート番号

AUTH=POP_before_SMTP larr認証方式(NONEPOP_before_SMTPSMTP-AUTH)

USER=username larr認証用アカウント

PASSWORD=password larr認証用パスワード

MAIL_TEMPLATE=etciSMsvrmailtpl larrメールの雛型を指定する(どこでも良い)

[LIMIT]

MAIL=300 larrメールの送信の上限値(回分)

SHELL=30 larrシェルの起動の上限値(回分)

[LINK00] larrERR の時の定義

MSGID=ALL

LEVEL=ERR

MAIL=axxxcom

SHELL=usrbinerr larr実行権が必要

[LINK01] larr保守メッセージの時の定義

MSGID=ALERT

LEVEL=ALL

MAIL=axxxcombxxxcom larr複数行記述可能複数アドレス記述可能

SHELL=usrbinalert

[LINK02] larrクライアント接続切断のメッセージの時の定義

MSGID=0204002041 larrldquo02040-02041rdquoでも指定可能

LEVEL=ALL

MAIL=axxxcom

304

メールテンプレートファイル(etciSMsvrmailtpl)

FROM iSMmsgdrvxxxcom larr差出人アドレス

SUBJECT iSMserver error report larrタイトル(何でも良いが漢字は不可)

larr空行

This is the iSMserver at iSMsystemxxxcom larrメール本文(何でも良い)

Error Reporting larrメール本文(何行書いても良いが全体で 1KB

以内とすること)

$MSG larr実際のメッセージ内容がこの行に挿入され

メールとして送信されます

このメールを見たら注意してください larrメール本文(漢字を書くときは JIS コードで

記述する)

305

付録 F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール

(1)動作環境

性能分析支援ツール(性能分析支援ツール画面アーカイバCSV 変換ツール編集ツール)の動作環

境はiSM クライアントの動作環境と同じになりますまた性能情報グラフ化ツールはiSM クライア

ントと Microsoftreg Excel20102013 がインストールされている PC で動作します利用方法については

電子マニュアル「性能監視機能利用の手引」(IS025)の「33 性能情報の分析支援」を参照してください

性能分析支援ツール画面の必要メモリは以下になります

表 F-1 必要メモリ量

性能分析支援ツール画面 35(31)MB 以上

括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させたときに必要なメモリ量です

(2)導入方法

性能分析支援ツールおよび性能情報グラフ化ツールを利用する場合はDVD 媒体の以下のフォルダに

格納されているすべてのファイルを利用する PC の任意のフォルダへコピーします

DVD ドライブyenPERTOOLyenWINDOWS

コピーするファイルはすべて同一フォルダに格納してください

上記フォルダに格納されているファイルのうち性能分析支援ツールおよび性能情報グラフ化ツール

は以下になります

性能分析支援ツール画面iSMprfcomexe

アーカイバ iSMprfarcexe

CSV変換ツール iSMprfextexe

編集ツール iSMprfeditexe

性能情報グラフ化ツールiSMprfviewxls

Windows 版の iSM サーバをインストールするとiSM サーバのインストール先のフォルダに性能分

析支援ツールも合わせてインストールされます

306

(このページは空白です)

307

付録 G バックアップファイル

iSM サーバiSM クライアントで利用するファイルをバックアップしておくことでサーバの障害など

で再インストールが発生した場合でもバックアップファイルを利用することで iSM サーバiSM クライ

アントの動作環境を直ちに復旧することが可能になりますここではiSM サーバiSM クライアントで

バックアップしておくファイルについて説明します

(1)iSM サーバ

iSM サーバでは以下のファイルをバックアップしますなお性能関連ファイルなどiSM サーバ

起動中に情報を更新するものがありますので定期的なバックアップを推奨します

[1]環境定義ファイル

HP-UX 版Linux 版

etciSMsvr配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenconfyeniSMsvryen配下の全てのファイル

[2]運用ログファイル (必須ではありません)

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretclog配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenlogyen配下の全てのファイル

1 上記ファイルが存在しなくても iSM サーバの動作には影響ありませんが過去のログが参照

できなくなります

2 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[3]ライセンス情報ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcconfig配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenconfigyen配下の全てのファイル

[4]事象連携ファイル (事象連携機能を利用している場合)

HP-UX 版Linux 版

etciSMsvrmsgdrvconf ファイルに記述しているメールテンプレートファイルシェルファ

イル

Windows 版

インストール先のフォルダyenconfyeniSMsvryenmsgdrvconf ファイルに記述しているメールテ

ンプレートファイルバッチファイルまたは実行ファイル

308

[5]性能関連ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcmon配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenmonyen配下の全てのファイル

1 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[6]性能最適化関連ファイル

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcoptlog配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenoptlogyen配下の全てのファイル

1 iSM サーバの環境設定で格納先の変更ができます変更している場合は変更した格納先の

ファイルをバックアップしてください

[7]パーティション管理ユーザ情報ファイル(パーティション管理ユーザを設定している場合)

HP-UX 版Linux 版

optiSMsvretcmain配下の全てのファイル

Windows 版

インストール先のフォルダyenetcyenmainyen配下の全てのファイル

Windows 版においてインストール先のフォルダの確認方法は以下となります

(a)「スタート」rarr「すべてのプログラム」 rarr「iSM サーバ」にて「Read Me」を右クリックし

「プロパティ」を選択

Windows 8 以降Windows Server 2012 以降の場合「スタート」画面でアプリバーを表示

し「すべてのアプリ」をクリックしすべてのアプリにて「iSM サーバ」にて「Read Me」

を右クリックし画面下に「ファイルの場所を開く」をクリックします「Read Me」を右ク

リックし「プロパティ」を選択

(b)「リンク先」よりインストール先のフォルダを確認

(例) CyenProgram FilesyenNECyeniSMsvryenhelpyenreadmetxt

CyenProgram FilesyenNECyeniSMsvr がインストール先のフォルダになります

またiSM サーバが起動中の場合タイミングによりバックアップできないファイルがありますこ

の場合一旦 iSM サーバを停止することでバックアップは可能となります

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM サーバのインストール

(Windows 版の場合は前回と同じフォルダにインストールしてください)

(2)バックアップしたファイルで復旧

バックアップしたファイルのパスと同じパスにコピーしてください

309

(2)iSM クライアント(Web GUI)

iSM クライアント(Web GUI)では以下のファイルをバックアップしますiSM クライアント(Web

GUI)を起動している場合は終了させてください

[1]iSM クライアント(Web GUI)環境設定情報

環境設定情報は以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenUsersyenltOS ログオンユーザ名gtyenAppDatayenRoamingyenNEC

yen iSMClientyen (隠しフォルダになっています)

このフォルダおよびフォルダに格納されている全てのファイルを退避させてください

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM クライアント(Web GUI)環境設定情報を復旧

環境設定情報をバックアップ時と同じフォルダにコピーしてください

(3)iSM クライアント(Win GUI)

iSM クライアント(Win GUI)では以下のファイルをバックアップしますiSM クライアント(Win

GUI)を起動している場合は終了させてください

[1]iSM クライアント(Win GUI)のデスクトップアイコン

デスクトップアイコンは以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenUsersyenPublicyenDesktop (隠しフォルダになっています)

[2]iSM クライアント(Win GUI)のメニュー項目のアイコン

メニュー項目のアイコンは以下のフォルダに作成されています

ltシステムドライブgtyenProgramDatayenMicrosoftyenWindowsyenStart MenuyenPrograms

yen[iSM クライアント] (隠しフォルダになっています)

[iSM クライアント]の部分にはインストール時に指定したプログラム

フォルダ名(既定値iSM クライアント)が入ります

[3]iSM クライアント(Win GUI)環境設定情報

iSM クライアント(Win GUI)がインストールされていたフォルダにある設定ファイル(ini)

接続先を複数作成している場合インストールフォルダに[SGn](n は数値)という名前のフォルダ

が作成されていますこのフォルダおよびフォルダに格納されている全てのファイルも退避させ

てください

バックアップファイルを利用して復旧する場合の手順は以下になります

(1)iSM クライアント(Win GUI)のインストール

(前回と同じフォルダにインストールしてください)

(2)iSM クライアント(Win GUI)環境設定情報を復旧

310

環境設定情報および[SGn]フォルダを iSM クライアント(Win GUI)インストール先フォルダに

コピーしてください上書き確認メッセージが表示された場合はそのまま上書きコピーして

ください

(3)iSM クライアント(Win GUI)のメニュー項目のアイコンを復旧

メニュー項目のアイコンを以下のフォルダにコピーしてください

ltシステムドライブgtyenProgramDatayenMicrosoftyenWindowsyenStart MenuyenPrograms

yen[iSM クライアント] (隠しフォルダになっています)

[iSM クライアント]の部分にはインストール時に指定したプログラム

フォルダ名(既定値iSM クライアント)が入ります

(4)iSM クライアント(Win GUI)のデスクトップアイコンを復旧

デスクトップアイコンを以下のフォルダにコピーしてください

上書き確認メッセージが表示された場合はそのまま上書きコピーしてください

ltシステムドライブgtyenUsersyenPublicyenDesktop (隠しフォルダになっています)

311

付録 H ファイアウォールが導入されている環境 ファイアウォールが導入されている環境では以下のポートをあける必要があります

iSM クライアント(Web GUI)-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM クライアント(Web GUI)

ANY

iSM サーバ

8020TCP

8070TCP

ポート番号 80208070 は iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバへ接続時

に使用するポートですなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可能で

iSM クライアント(Win GUI)-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM クライアント(Win GUI)

ANY

iSM サーバ

8020TCP

ポート番号 8020 は iSM クライアント(Win GUI)から iSM サーバへ接続時に使用

するポートですなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可能です

ダッシュボード画面-iSM サーバ間

SOURCE DESTINATION

ダッシュボード画面

ANY

iSM サーバ

8025TCP

ポート番号 8025はダッシュボード画面から iSMサーバへ接続時に使用するポート

ですなおポート番号の変更方法は 1023 章を参照してください

iSM サーバ-ディスクアレイ(iStorage)間

SOURCE DESTINATION

iSM サーバ

ANY

iStorage

2730TCP

80TCP(M シリーズの場合)

8020TCP(M12e 以降M120 以降M320 以

降M320F 以降M520 以降M720 以降

M720F 以降の M シリーズの場合)

iStorage

ANY

iSM サーバ

2730UDP

8020TCP(M シリーズの場合)

TCPIP 経由でディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側のポートまた

は 2730 をあける必要がありますポート番号 2730 は iSM サーバからディスクア

レイへの接続時に使用するポートですポート番号を変更することはできません

TCPIP 経由で M シリーズディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側の

ポート 2730 に加えてポート 80 をあける必要がありますポート番号 80 は障害

情報採取時に iSM サーバがディスクアレイに接続するために使用するポートで

すポート番号を変更することはできません

TCPIP 経由で M12e 以降M120 以降M320 以降M320F 以降M520 以降M720 以

降M720F 以降のMシリーズディスクアレイを監視する場合はディスクアレイ側

のポート 273080 に加えてポート 8020 をあける必要がありますポート番号

8020 は構成設定時に iSM サーバがディスクアレイに接続するために使用するポー

トですポート番号を変更することはできません

312

iStorageManager コマンドを使用して M シリーズディスクアレイのアップデート

を行う場合はiSM サーバ側の 8020(TCP)をあける必要がありますポート番号

を変更することはできません

ネットワーク設定ツール-ディスクアレイ(iStorage)間

SOURCE DESTINATION

ネットワーク設定ツール

2730UDP

iStorage

2730UDP

iStorage

2730UDP

ネットワーク設定ツール

2730UDP

M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズが対象ですただしA3000 シリー

ズA5000 シリーズの場合CLI のみサポートしますGUI は未サポートです

ネットワーク設定ツールを利用する場合はポート番号 2730(UDP)をあける必要

がありますポート番号 2730(UDP)はネットワーク設定ツールとディスクアレイ

への通信に使用するポートですポート番号は変更することはできません

iSM サーバ-メールサーバ間

SOURCE DESTINATION

iSM サーバ

ANY

SMTP サーバ

25TCP

iSM サーバ

ANY

POP サーバ

110TCP

メール連携機能を利用する場合に必要なポートです利用しない場合は25TCP

110TCP は必要ありませんなおポート番号は iSM サーバの環境設定で変更可

能です

POP サーバによる認証機能(POP before SMTP)を利用しない場合は110TCP

は必要ありません

313

付録 I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの構成設定においてLD セットに FC のパス情報とし

てWWPN(World Wide Port Name)を設定する作業がありますHost Bus Adapter Card に記載され

ている WWPN 値を参照しながら設定する方法もありますがM シリーズA3000 シリーズA5000 シリー

ズに接続するサーバ上でホスト情報の収集登録を行なうことによりWWPN 値をプログラムにより収

集させることが可能になり構成設定が簡易化できます

ホスト情報の収集登録は以下の手順で行います

業務サーバからホスト情報の収集を行います

詳細は「(1)ホスト情報の収集」を参照してください

ホスト情報の登録確認を行います

詳細は「(2)ホスト情報の登録と確認」を参照してください

(1)ホスト情報の収集

業務サーバ上でホスト情報を収集します

ホスト情報の収集方法には大きく分けて2つの方法がありシステムの構成により異なります

ホスト情報の自動収集

ディスクアレイを新規に導入しFCケーブルで接続するサーバとしてすべてWindowsの新規サー

バ(運用を開始していないサーバ)を導入する場合はiSM ホストエージェントサービスの機能を

利用してディスクアレイと Windows サーバ間の FC 接続パスを用いたホスト情報の自動収集が

可能です

M シリーズのディスクアレイと新規 Windows サーバについての手順は下記の「(1)-① 新規

Windows サーバにおけるホスト情報の自動収集」を参照してください

またディスクアレイを新規に導入しFC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続するサーバとし

てすべて Linux の新規サーバ(運用を開始していないサーバ)を導入する場合はディスクアレイ

を経由したホスト情報の収集を行うことが可能です

M シリーズのディスクアレイと新規 Linux サーバについての手順は下記の「(1)-②新規 Linux

サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集」を参照してください

なお新規サーバが Windows と Linux の混在環境の場合は「(1)-① 新規 Windows サーバ

におけるホスト情報の自動収集」の「2) iSM ホストエージェントサービスの再起動」を Windows

サーバで「(1)-②新規 Linux サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集」

の「2) ホスト認識用ボリュームのOS認識とホスト情報収集コマンドの実行」をLinuxサーバで各々

行なうことでホスト情報の収集を行なうことが可能です

(2)ホスト情報の登録と確認

(1)ホスト情報の収集

314

さらに上記環境に対してサーバを追加する場合ディスクアレイに接続する追加の新規サーバ(運

用を開始していないサーバ)が Windows または Linux のみでディスクアレイはSAN 構成上1

台のみで既存のサーバは全てこのディスクアレイ上の論理ディスクを利用している場合の条件を

満たせば追加サーバが Windows であれば「(1)-① 新規 Windows サーバにおけるホスト

情報の自動収集」が可能でありLinux であれば「(1)-②新規 Linux サーバにおけるホスト

情報のディスクアレイを経由した収集」が可能です

ただし本構成において FC ケーブルまたは SAS ケーブルを接続しない状態でホスト情報の収集

を行う場合は下記の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照して

ください

<FC ケーブルでの接続>

図 I-1 ホスト情報の自動収集またはディスクアレイを経由した収集が可能な構成(FC 接続)

新規 Windowsサーバ

新規 Windowsサーバ

SAN

新規ディスクアレイ 新規 Linux サーバ

新規 Linux サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

新規 Windows サーバ

新規 Linux サーバ

SAN

新規ディスクアレイ 追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

315

<SAS ケーブルでの接続>

図 I-2 ホスト情報の自動収集またはディスクアレイを経由した収集が可能な構成(SAS 接続)

新規 Linux サーバ 新規ディスクアレイ

新規 Linux サーバ

追加サーバ 既存ディスクアレイ

既存サーバ

316

ホスト情報収集コマンドによるファイル出力を利用したホスト情報の収集

以下の場合はホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を利用してファイル出力によ

るホスト情報の収集を行ってください

すでに運用を開始しているシステム(既存ディスクアレイや既存サーバがある環境)への新規ディ

スクアレイの設置

FC ケーブルで接続するサーバに Windows や Linux 以外のサーバが含まれる場合

SAS ケーブルで接続するサーバに Linux 以外のサーバが含まれる場合

複数のディスクアレイ構成やFC 接続されているがディスクアレイを利用していないサーバが

存在する環境への新規サーバ追加

ディスクアレイとサーバを FC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続しない状態でホスト情報の

収集を行う場合

これらの場合下記の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照して

ください

317

<FC ケーブルでの接続>

図 I-3 ファイル出力を利用したホスト情報の収集が必要となる構成(FC 接続)

新規 Windows Linux サーバ

WindowsLinux以外の新規サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

新規サーバ

既存サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

既存サーバ

SAN

新規ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

新規サーバ

新規サーバ

SAN

新規ディスクアレイ 追加サーバ

既存サーバ

SAN

既存ディスクアレイ

FC 接続されるが

ディスクアレイ未使用

318

<SAS ケーブルでの接続>

図 I-4 ファイル出力を利用したホスト情報の収集が必要となる構成(SAS 接続)

新規サーバ

既存サーバ

新規ディスクアレイ 既存サーバ 新規ディスクアレイ

既存ディスクアレイ

新規サーバ

新規サーバ

新規ディスクアレイ

追加サーバ

既存サーバ

既存ディスクアレイ

SAS 接続されるが

ディスクアレイ未使用

新規 Linux サーバ

Linux 以外の新規サーバ

新規ディスクアレイ

319

(1)-① 新規 Windows サーバにおけるホスト情報の自動収集

新規ディスクアレイと新規 Windows サーバの FC ケーブルの接続が正常であることを確認した後

以下の手順を実施してください

なおすでに新規ディスクアレイの論理ディスクが新規 Windows サーバから認識できている場

合では以下の 2)のみを実施してください

1) ホスト認識用ボリュームの有効化

ホスト認識用ボリュームの有効化の手順はマニュアル「iStorageManager Express 利用ガイ

ド」(IS053)の「1325 ホスト情報の取得」を参照してホスト認識用ボリュームの有効しま

2) iSM ホストエージェントサービスの再起動

iSM ホストエージェントサービス(NEC Storage Manager Host Agent)を再起動して 3 分間

以上待ちます

iSM ホストエージェントサービスの再起動はWindows の「コントロールパネル」にある「管

理ツール」の「サービス」から行います

3) ホスト認識用ボリュームの無効化

iSM クライアント(Web GUI)を起動後構成設定のメニューから「ディスクアレイ設定」を選

択し「特殊2」タブを表示します「ホスト認識用ボリュームの設定を有効にする」のチェッ

クボックスの選択を解除し「適用」ボタンを押してください

構成設定については「iStorage シリーズ構成設定の手引(GUI 編)」を参照してください

(1)-② 新規 Linux サーバにおけるホスト情報のディスクアレイを経由した収集

新規ディスクアレイと新規 Linux サーバの FC ケーブルまたは SAS ケーブルの接続が正常であ

ることを確認した後以下の手順を実施してください

なおすでに新規ディスクアレイの論理ディスクが新規 Linux サーバから認識できている場合で

は以下の 2)のみを実施してください

1) ホスト認識用ボリュームの有効化

ホスト認識用ボリュームの有効化の手順はマニュアル「iStorageManager Express 利用ガイ

ド」(IS053)の「1325 ホスト情報の取得」を参照してホスト認識用ボリュームの有効しま

2) ホスト認識用ボリュームの OS 認識とホスト情報収集コマンドの実行

a)ホスト認識用ボリュームを OS に認識させる

root 権限を持つユーザで以下のコマンドを実行します

RHEL の場合以下のコマンドを実行してください

echo 1 gt sysclassfc_hosthostissue_lip

なおhostにはHBA number を指定します

HBA number は以下で確認してください

ls sysclassfc_host

host0 host1

上記例では

320

echo 1 gt sysclassfc_hosthost0issue_lip

echo 1 gt sysclassfc_hosthost1issue_lip

となります

SLES の場合以下のコマンドを実行してください(FC 接続時のみサポート)

rescan-scsi-bussh -i

b)ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)の実行

コマンドラインからホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)を実行します-store オプ

ションでディスクアレイを経由するホスト情報の収集を指定します

なおホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)はroot 権限を持つユーザで実行してくだ

さい

iSMcc_hostinfo ndashstore

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo)の実行後はメッセージ番号 iSM11770 が出力

されホスト情報の収集が成功したことを確認してください

3) ホスト認識用ボリュームの無効化

iSM クライアント(Web GUI)を起動後構成設定のメニューから「ディスクアレイ設定」を選

択し「特殊2」タブを表示します「ホスト認識用ボリュームの設定を有効にする」のチェッ

クボックスの選択を解除し「適用」ボタンを押してください

構成設定については「iStorage シリーズ構成設定の手引(GUI 編)」を参照してください

(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を利用して以下の手順を実施してください

1) ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)の実行

ホスト情報を収集する対象の業務サーバ上でコマンドプロンプト(Windows の場合)やコマ

ンドライン(HP-UXSolarisLinux の場合)からホスト情報収集コマンドを実行しますこ

のとき-export オプションにはホスト情報の出力先となるファイル(ホスト情報ファイル)

を指定します

なおホスト情報収集コマンドはWindows では Administrator 権限を持つユーザでまた

HP-UXSolarisLinux では root 権限を持つユーザで実行してください

業務サーバが Windows の場合の実行例

Dgt iSMcc_hostinfo -export ServerName

iSMcc_hostinfo Info iSM11700 Please wait a minute

iSMcc_hostinfo Info iSM11770 Host Information was exported successfu

lly (code=aaaa-bbbb-bbbb-bbbb) iSMcc_hostinfo Info iSM11100 Command has completed successfully

321

業務サーバがHP-UXSolarisLinux で動作している場合の実行例

iSMcc_hostinfo -export tmpServerName

iSMcc_hostinfo Info iSM11700 Please wait a minute

iSMcc_hostinfo Info iSM11770 Host Information was exported successfu

lly (code=aaaa-bbbb-bbbb-bbbb) iSMcc_hostinfo Info iSM11100 Command has completed successfully

ホスト情報収集コマンドの実行後メッセージ番号 iSM11770 が出力されてホスト情報の収集

が成功したことを確認してくださいなおメッセージ中の aaaa にはプロセス番号がbbbb

には保守用の内部コードが表示されます

2) ホスト情報ファイルの転送

その後ホスト情報収集コマンドを実行して出力したホスト情報ファイルはファイル転送や

USB メモリ等を利用してiSM サーバが動作している管理サーバ上に転送してください

既にディスクアレイ装置と接続ホスト情報の収集論理ディスク割り当てが行われている

環境でホスト情報を更新する場合(1)-③の手順に従ってホスト情報を再収集してください

(2)ホスト情報の登録と確認

ホスト情報の収集方法に応じて以下の手順を実施してください

Windows サーバでホスト情報の自動収集を行った場合あるいは Linux サーバでディスクを経由し

た収集を行なった場合

以下の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照しホスト情報が正しく登録されているこ

とを確認してください

もし10 分以上経過して情報再取得を押下してもホスト情報が収集されなかった場合は「(1)

-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」および以下の「(2)-① ホスト情報

ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照してホスト情報の登録を行ってくださいその後

「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照しホスト情報が正しく登録されていることを確

認してください

ホスト情報ファイルを利用してホスト情報の収集を行った場合

ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)でホスト情報ファイルの出力を行っている場

合は以下の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照しホスト情

報の登録を行ってくださいその後以下の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照し

ホスト情報が正しく登録されていることを確認してください

(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録

ホスト情報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を利用して以下の手順を実施してください

322

1) ホスト情報の登録

iSM サーバが動作している管理サーバ上でコマンドプロンプト(Windows の場合)やコマ

ンドライン(HP-UXLinux の場合)からホスト情報登録コマンドを実行しますこのとき

-import オプションには業務サーバから転送してきたホスト情報ファイルを指定しますま

た-arrayname オプションには登録対象のディスクアレイのニックネーム指定します

なおホスト情報登録コマンドはWindows では Administrator 権限を持つユーザでまた

HP-UXLinux では root 権限を持つユーザで実行してくださいまたホスト情報の登録を

行う際には登録先となる対象ディスクアレイが iSM サーバから正常に監視されている必要が

あります

iSM サーバが Windows で動作している場合の実行例

Dgt iSMhoststore -import DServerName -arrayname StorageName

iSMhoststore 002 Host Information was imported successfully (Disk Array

=StorageName)

iSMhoststore 001 Command completed successfully

iSM サーバが HP-UXLinux で動作している場合の実行例

iSMhoststore -import tmpServerName -arrayname StorageName

iSMhoststore 002 Host Information was imported successfully (Disk Array

=StorageName)

iSMhoststore 001 Command completed successfully

ホスト情報登録コマンドの実行後メッセージ番号 002 が出力されてホスト情報の登録が成功

したことを確認してください

(2)-② 登録したホスト情報の確認

iSM クライアント(Web GUI)から以下の手順を実施してください

1) 接続ホスト関連情報一覧画面の確認

iSM クライアント(Web GUI)のメイン画面で対象ディスクアレイを選択し「接続ホスト」を

選択すると接続ホスト一覧が表示されますその中に当該業務サーバのホスト名を持つホ

スト情報が含まれていることを確認してください

図 I-5 接続ホスト関連情報一覧画面の確認例

323

2) 接続ホスト詳細情報画面(HBA 一覧)の確認

iSM クライアント(Web GUI)の接続ホスト一覧画面で確認したホスト情報を右クリックし

「プロパティ」を選択して接続ホスト詳細情報画面を開きます

接続ホスト詳細情報画面において「HBA 一覧」に当該業務サーバのホストバスアダプタの

FC ポートの情報(WWNNWWPN)が表示されていることを確認してください

3) 接続ホスト詳細情報画面(ディスクアレイ側ポート)の確認

接続ホスト詳細情報画面の「HBA 一覧」においてホストバスアダプタの FC ポートの情報

(WWNNWWPN)を選択した場合「ディスクアレイ側ポート」には選択した FC ポー

トに対応した接続先ディスクアレイのポート情報が表示されることを確認してください

図 I-6 接続ホスト詳細情報画面の確認例

324

接続ホスト詳細情報画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情

報が表示されない場合は以下の原因が考えられます

1 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)でホスト情報ファイルを利用してホスト情

報の収集を行った際に

ディスクアレイと業務サーバが FC ケーブルまたは SAS ケーブルで正しく接続されて

いなかった

業務サーバにおいてディスクアレイの論理ディスクが正しく認識できていなかった

この場合はディスクアレイと業務サーバを FC ケーブルまたは SAS ケーブルで接続し業務サー

バから論理ディスクが認識できた後に以下の手順を実施してホスト情報を再度登録してください

1 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)を実行しホスト情報ファイルを利用し

たホスト情報の収集を再度行います

上述の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」を参照してください

2 ホスト情報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を実行し再出力したホスト情報ファイル

を利用してホスト情報を再登録します

上述の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」を参照してください

3 接続ホスト詳細情報画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情報

が表示されることを確認します

2 Windows Server 2012 以降の Hyper-V 仮想ファイバーチャネルを使用する場合仮想マシンの接

続ホスト詳細画面の「ディスクアレイ側ポート」に接続先ディスクアレイのポート情報が表示され

ませんが運用に支障はありません

325

クラスタを構成しているサーバなど複数の IP アドレスが業務サーバに設定されている場

合ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)や iSM ホストエージェントサービスで収集

されるサーバの IP アドレスはOS から優先的に返却される IP アドレスになります

ホスト情報として登録された IP アドレスが意図した IP アドレスになっていない場合は以下の手

順により別の IP アドレスで登録し直すことができますなお各コマンドの機能やホスト情報ファ

イルの詳細は電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)を参照してく

ださい

1 iSM ホストエージェントサービスを停止した後スタートアップの種類を「自動」から「手動」

に変更します(Windows の業務サーバの場合のみ実施します)

2 ホスト情報収集コマンド(iSMcc_hostinfo コマンド)の-export オプションを用いてホスト

情報ファイルを出力します

3 出力したホスト情報ファイルをテキストエディタなどを利用して編集しIP アドレス(項目

名rdquoIPAddressrdquo)の値を更新しますこのときホスト情報として登録したい IP アドレスの値

を記載してください

4 更新したホスト情報ファイルを iSM サーバが動作しているサーバ上に転送したのちホスト情

報登録コマンド(iSMhoststore コマンド)を用いて登録します

その後iSM クライアント(Web GUI)の「接続ホスト関連情報一覧画面」で意図した IP アドレスが

登録されていることを確認してください

なおWindows の業務サーバにおいて複数のネットワークアダプタを実装しており複数の「接続」

の設定がある場合は「接続」の優先順序を変更することで意図した IP アドレスが収集できるよう

になりますただし「接続」の優先順序の変更は動作しているアプリケーションに影響を与える

場合があるためあらかじめシステムへの影響がないことを確認のうえ実施してください

「接続」の優先順序の変更方法

1 「コントロールパネル」の「ネットワーク接続」を開きます

2 「詳細設定」メニューから「詳細設定」を選択して起動します

3 「アダプタとバインド」タブの「接続」で優先したい IP アドレスの接続を一覧から選択し

矢印ボタンを使用して一覧の最上位に移動します

4 「OK」を選択して「詳細設定」を終了します

その後iSMホストエージェントサービスを再起動し3分以上が経過した後に iSMクライアント(Web

GUI)の「接続ホスト関連情報一覧画面」で意図した IP アドレスが登録されたことを確認してくだ

さい

326

(このページは空白です)

327

付録 J OpenJDK のインストール場所

OpenJDK を導入時のインストール場所設定は下記のとおりです

1以下のフォルダが作成されています

ProgramFilesNECiSMOpenJDK

2以下のシステム環境変数が設定されています

a システム環境変数(PATH)に以下のパスが追加されています

NECiSMOpenJDKPathbin

b 以下の環境変数を設定されています

KEY NECiSMOpenJDKPath

VALUE ProgramFilesNECiSMOpenJDK

3レジストリエディタで以下が設定されています

HKEY_CLASSES_ROOT

-jar 名前既定 種類REG_SZ データjarfile

-jarfile 名前既定 種類REG_SZ データExecutable Jar File

-shell

-open

-command 名前既定 種類REG_SZ データ

ltOpenJDK のインストールフォルダgtbinjavawexe -jar 1

328

(このページは空白です)

329

付録 K OpenJDK のアンインストール OpenJDK の自動手動アンインストール手順を以下に示します

Oracle Java が有効な環境で OpenJDK アンインストールツールを起動しないでください

OpenJDK アンインストール後にOracle Java も無効になります

動作させた場合「付録 L トラブルシューティング」に従い再度 Oracle Java を有効にします

OpenJDK をアンインストールする前にOpenJDK を使用しているアプリケーションを終了して

ください終了せずにアンインストールした場合正常終了しない可能性があります

K1 OpenJDK 自動アンインストール

OpenJDK アンインストールツール(OpenJDK_uninstallbat)を利用してOpenJDK を自動アンイン

ストールできます

OpenJDK アンインストールツールは装置に添付されている「 iStorageManager Express Setup and

Utility 」 または「 WebSAM iStorageManager Suite」(別売)に添付されている「WebSAM

iStorageManager」のインストール媒体に同梱しています

(1)アンインストール手順

1 Administrator 権限でログインします

2 媒体を OpenJDK をアンインストールするコンピュータの DVD ドライブにセットします

3 管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します

JREUNINSTALLWINDOWS

4 以下のコマンドを実行してください

OpenJDK_uninstallbat

5アンインストールする場合「YEnter」を押下してください

6 「Uninstallation completed」が表示されたらアンインストール完了です

コマンドプロンプトを閉じてください

(2)異常発生時の対応

アンインストールが異常終了した場合下記のエラーメッセージが表示されます

[処置]を参照して対処してください

①Warn Failed to delete OpenJDK files and folder

Please try again after stopping the running applications that use OpenJDK

[説明]OpenJDK を使用しているフォルダ及びファイルの削除に失敗しました

[処置]OpenJDK を使用しているプログラムを終了し再度アンインストールしてください

②Warn Failed to ltaaaagt System call error [function=ltbbbbgt errno=ltcccgt]

330

[説明]システムコマンドでエラーが発生しました

aaahellipa delete OpenJDK files and folder

remove environment variables

remove registry

bbbb 関数名

ccc エラー番号

[処置]コマンドラインで出力されたメッセージ内容を採取し保守員に連絡してください

③Illegal option name[aaaa]

[説明]指定されたオプションに誤りがあります

aaaa 指定された未サポートのオプション名

[処置]指定したオプションを確認し再度実行してください

OpenJDK アンインストールツールは以下のコマンドを提供します

OpenJDK_uninstallbat -ver

保守員へ連絡する際本コマンドの実行結果をご提供ください

K2 OpenJDK 手動アンインストール

以下の手順でOpenJDK を手動アンインストールできます

1以下のフォルダを削除してください

ProgramFilesNECiSMOpenJDK

2以下のシステム環境変数を削除してください

a システム環境変数(PATH から以下を削除してください

NECiSMOpenJDKPathbin

b 以下の環境変数を削除してください

KEY NECiSMOpenJDKPath

VALUE ProgramFilesNECiSMOpenJDK

3以下のレジストリを削除してください

HKEY_CLASSES_ROOT

-jar 名前既定 種類REG_SZ データjarfile

-jarfile 名前既定 種類REG_SZ データExecutable Jar File

-shell

-open

-command 名前既定 種類REG_SZ データ

ltOpenJDK のインストールフォルダgtbinjavawexe -jar 1

331

付録 L トラブルシューティング

Q1iSM サーバのバージョンアップをおこなったのですがiSM クライアント(Web GUI)の起動が

できません

A1ファイアウォールを導入している環境においてiSM クライアント(Web GUI)で利用する

ポート番号(既定値8070)が解除されていませんiSM クライアント(Web GUI)では

8020(既定値)8070(既定値)の2つのポート番号を利用しますので両方が解除されて

いるか確認してください

Q2 iSM クライアント(Web GUI)の初期設定ウィザードのネットワーク設定で以下のメッセージが

出力されます

05068 「ネットワーク情報の設定に失敗しました」

A2iSM サーバの起動後に iSM サーバの環境設定で指定 IP アドレスを設定している可能性がありま

すiSM サーバの環境設定に設定されている IP アドレスを確認し必要ないものであれば削除し

て iSM サーバを再起動してください

Q3iSM クライアント(Web GUI)の初期設定ウィザードのネットワーク設定で以下のメッセージが

出力されます

25968 「指定された IP アドレスは既に iSM サーバに登録されているかネットワーク上の他

の機器で使用されています」

A3iSM サーバの環境設定に既に IP アドレスが設定されているかネットワーク上に指定 IP アドレ

スを使用する機器が存在している可能性があります

iSMサーバの環境設定に設定されている IPアドレスを確認し必要ないものであれば削除して iSM

サーバを再起動してくださいまたネットワーク上で使用されていない IP アドレスを指定して

ください

Q4Windows 版の iSM サーバにおいてiSM サーバのプロセスの CPU 負荷が高くなっていますが問

題ありませんか

A4ウィルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力に

よりファイルチェックが常時おこなわれる状態となりますそれにより CPU 負荷が高くなり動作

に影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram

FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合はCyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全てを

ウィルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください

Q5JRE のインストール後最新版の Java の通知が来ますがアップデートしても問題ないですか

A5JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンがありますので最新のバージョンを

使用されることを推奨します

ただし弊社にて動作検証済の最新バージョンよりも新しい JRE 環境では動作確認を行っており

332

ませんので正常に動作しない場合があることをご認識ください

Q6構成設定の論理ディスク簡易設定(「論理ディスク簡易設定」画面)で「ホストの指定」にホス

トが表示されません

あるいはアクセスコントロールの LD セットとパス情報のリンク設定(「パス情報とのリンク」

画面)でパス情報選択域の「ホスト」にホストが表示されません

あるいは「接続ホスト関連情報一覧」画面にホストが表示されません

対処方法を教えてください

A6ホスト情報が正しく登録されていないことが考えられます

構成設定を一旦終了し以下について確認してください

(1)ディスクアレイおよび業務サーバの確認

対象のディスクアレイはFC 搭載の D シリーズである必要があります

対象のサーバにはNEC Storage Manager Agent Utilityまたは ControlCommand がインス

トールされている必要があります未インストールの場合はインストールしてください

対象のサーバ環境はNEC Storage Manager Agent Utilityまたは ControlCommand の動

作条件を満たしている必要がありますまた動作に際して追加のパッケージやパッチが必要

な場合はあらかじめこれらが適用されている必要があります動作環境および必要なパッ

ケージやパッチの詳細は各ソフトウェアのインストールガイドを参照してください

(2)登録されているホスト情報の確認

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(2)-② 登録したホスト情報の確認」を参照し

ホスト情報が正しく登録されていることを確認してください

ホスト情報が正しく登録できていない場合は以下の(3)について確認しホスト情報の収

集登録の作業を行ってください

(3)ホスト情報の収集登録

ホスト情報の収集登録を行っていない場合は「付録 I ホスト情報の収集登録」を参照し

てホスト情報の収集と登録の作業を行ってください

Windows サーバでホスト情報の自動収集を行っているまたは Windows サーバに論理ディス

クを割り付けたにもかかわらずホスト情報が正しく登録できていない場合は以下の手順を

実施してください

1) iSM ホストエージェントサービスの再起動

iSM ホストエージェントサービス(NEC Storage Manager Host Agent)を再起動して 3 分

間以上待ちますiSM ホストエージェントサービスの再起動はWindows の「コントロー

ルパネル」にある「管理ツール」の「サービス」から行います

2)ホスト情報の確認

再度上記(2)の手順を実施しホスト情報が正しく登録されていることを確認してくだ

さいこの手順を実施してもホスト情報が正しく登録できない場合は「付録 I ホスト情報

の収集登録」を参照して「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集」

および「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録」の作業を実施してく

ださい

333

ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集を行っているにもかかわらずホスト情報が

正しく登録できていない場合は以下の作業に漏れがないか確認し再度手順を実施してく

ださい

1) ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の収集

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(1)-③ ホスト情報ファイルを利用したホスト

情報の収集」を参照して作業を実施してください

ホスト情報収集コマンドを実行して出力したホスト情報ファイルはファイル転送や USB

メモリ等を利用してiSM サーバが動作している管理サーバ上に転送した後以下の 2)の作

業を実施する必要があります

2) ホスト情報ファイルを利用したホスト情報の登録

「付録 I ホスト情報の収集登録」の「(2)-① ホスト情報ファイルを利用したホスト

情報の登録」を参照して作業を実施してください

Q7OpenJDK導入後にOracle JavaをアンインストールしたところiSMクライアントが起動しな

くなりました

A7Oracle Javaのアンインストール時にOpenJDKの利用設定が消去された可能性があります

OpenJDKを有効にするため再度OpenJDKをインストールしてください

手順は「iStorageManagerセットアップ(Windows版)」の「カスタムインストール(Mシリー

ズ)」または「カスタムインストール(A2700)」を参照してください

Q8Oracle Javaを利用してiSMクライアントなどのJavaを利用するアプリケーションを利用してい

ましたOpenJDKアンインストールツールを実行したところアプリケーションを起動できな

くなりました

A8Oracle Javaが無効になっている可能性があります

Oracle Javaをアンインストールし再度インストールしてください

Q9OpenJDKのインストールアップデートを行ったところインストール失敗のダイアログが表示

されました対処方法を教えてください

A9OpenJDKを利用しているアプリケーションが起動しておりインストールに失敗した可能性が

あります

以下A~Cの手順を実施してください

A

1 OpenJDKを利用しているアプリケーションをすべて終了してください

iStorageManagerのソフトウェアではiSMクライアントネットワーク設定ツールiSCSI

簡易設定ツールでOpenJDKを利用します

2「iStorageManager Express Setup and Utility」または「WebSAM iStorageManager」

のインストール媒体からOpenJDKをカスタムインストールしてください

B

Aの作業でインストール失敗のダイアログが表示された場合以下を実施してください

334

1 タスクマネージャのパフォーマンスタブを開きリソースモニタをクリックしてください

2 リソースモニターのCPUタブ「関連付けられたハンドル」の右側のテキストボックスに

NECiSMOpenJDKを入力してください

3 一覧部の「ハンドル名」にProgramFilesyenNECiSMOpenJDK を含むプロセスの表示を

確認しますこのアプリケーションを終了させるため右クリック して「プロセスの終了」

を選択してください

OpenJDKを利用しているプロセスが複数存在する場合全て終了させてください

4 再度「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」を右クリックして削除してください

5 上記「A2」に従いOpenJDKのカスタムインストールを実施してください

C

上記「B4」の作業で「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」を削除できない場合以下を

実施してください

1 Windowsをセーフモードで起動してください

2 OpenJDKフォルダ(「ProgramFilesyenNECiSMOpenJDK」)を手動削除してください

3 セーフモードから抜けてください

4 上記「A2」に従いOpenJDKのカスタムインストールを実施してください

Q10「iStorageManagerのセットアップ」を実施する際にiSMサーバ起動中の画面から進みません

対処方法を教えてください

A10iSMサーバが起動できない状態です

iStorageManagerセットアップを終了します手順は下記の通りです

「図3-25 iSMサーバ起動中」の「times」ボタンをクリックすると以下の画面を表示します

図 L- 1 iSM サーバ起動の中止

「はい」ボタンをクリックすると下記の画面が表示されます

335

図 L- 2 セットアップ完了画面(iSMサーバは起動されていません)

「完了」ボタンをクリックするとiSM のセットアップを終了します

iSM サーバの状態を確認し手動で iSM サーバの起動や iSM クライアント(Web GUI)の起動を実

施してください

iSM サーバの起動については電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」

(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してください

Q11iStorageダッシュボードからiSMクライアントが起動できませんまたPerforNaviメニューが

表示されません

A11Internet Explorerを利用する場合ActiveXの設定が必要です設定内容は本書「iStorageダッ

シュボードの導入 インストール」を参照ください設定後ブラウザを再起動してください

またブラウザ起動状態でJavaをインストールした場合も起動できない場合がありますブラ

ウザを再起動してください

Q12iStorageダッシュボードやiSMクライアントのダウンロード画面からiSMクライアントを起動で

きません

Edgeの場合下記のメッセージが表示されます

iSMクライアントのインストールパスが表示されます

336

Internet Explorerの場合上記メッセージは表示されません

A12Oracle JavaまたはOpenJDKのインストールパスが認識されていない可能性があります

インストールしていない場合Oracle JavaまたはOpenJDKをインストールしてくださいインストールし

た後ブラウザを再起動してください

インストール済みの場合ブラウザを再起動してください

  • WebSAM iStorageManager インストールガイド
    • はじめに
    • 目次
    • 序章 導入手順
    • 第1章 サーバの導入(HP-UX版)
      • 11 動作環境
      • 12 iSMサーバのインストール
        • 121 インストール
        • 122 アンインストール
        • 123 アップデート
          • 13 iSMサーバの環境設定
            • 131 ディスクアレイの監視方法の設定
            • 132 環境定義ファイル
              • 14 システムパラメータの設定
                • 第2章 サーバの導入(Linux版)
                  • 21動作環境
                  • 22 iSMサーバのインストール
                    • 221 インストール
                    • 222 アンインストール
                    • 223 アップデート
                      • 23 iSMサーバの環境設定
                        • 231 ディスクアレイの監視方法の設定
                        • 232 環境定義ファイル
                          • 24 システムパラメータの設定
                            • 第3章 iStorageManagerセットアップ(Windows版)
                              • 31 簡易インストール(Mシリーズ)
                                • 311 iStorageManagerのセットアップ
                                • 312 サーバのセットアップ
                                  • 32 カスタムインストール(Mシリーズ)
                                  • 33 カスタムインストール(A2700)
                                    • 第4章 サーバの導入(Windows版)
                                      • 41 動作環境
                                      • 42 iSMサーバのインストール
                                        • 421 インストール
                                          • 4211 MシリーズA3000シリーズA5000シリーズを利用する場合
                                          • 4212 A2700を利用する場合
                                            • 422 アンインストール
                                            • 423 アップデート
                                            • 424 サイレントインストール
                                            • 425 サイレントアンインストール
                                              • 43 iSMサーバの環境設定ウィザード
                                                • 431 ディスクアレイの設定
                                                • 432 利用者の設定
                                                • 433 iSMクライアント(GUI)接続先ポート番号の設定
                                                • 434 運用ログの設定
                                                • 435 設定内容の確認
                                                • 436 設定完了
                                                  • 44 iSMサーバの環境設定
                                                    • 441 ディスクアレイ
                                                    • 442 利用者
                                                    • 443 状態監視
                                                    • 444 サーバクライアント
                                                    • 445 事象連携
                                                    • 446 性能監視
                                                    • 447 性能最適化
                                                    • 448 レプリケーションスナップショット
                                                    • 449 データ改ざん防止
                                                    • 4410 監査ログ
                                                        • 第5章 クライアントの導入
                                                          • 51 クライアント提供形態
                                                          • 52 動作環境
                                                          • 53 インストールとセットアップ
                                                            • 531 iSMクライアントのインストール(Windows)
                                                              • 5311 事前のOSおよびJavaの設定
                                                              • 5312 iSMセットアップのカスタムインストールによるインストール手順
                                                              • 5313 サイレントインストール
                                                              • 5314 iSMサーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順
                                                              • 5315 iSMクライアント(Win GUI)のインストール
                                                                • 532 iSMクライアントのアンインストール(Windows)
                                                                  • 5321 iSMクライアント(Win GUI)のアンインストール
                                                                  • 5322 iSMクライアント(Web GUI)のアンインストール
                                                                  • 5323 iSMクライアント(Web GUI)のサイレントアンインストール
                                                                    • 533 iSMクライアントのアップデート
                                                                    • 534 iSMクライアントのインストール(Linux)
                                                                    • 535 iSMクライアントのアンインストール(Linux)
                                                                    • 536 iSMクライアントのアップデート(Linux)
                                                                      • 54 iSMクライアントの起動終了についての補足
                                                                        • 541 ショートカットの作成について
                                                                        • 542 Web iSMクライアントのダウンロード画面の起動
                                                                            • 第6章 ControlCommandの導入
                                                                              • 61 インストール
                                                                                • 611 Mシリーズを利用する場合
                                                                                • 612 A2700を利用する場合
                                                                                  • 62 アンインストール
                                                                                  • 63 アップデート
                                                                                    • 第7章 iStorage (Mシリーズ) ESMPROServerManager連携モジュールの導入(Windows版)
                                                                                      • 71 動作環境
                                                                                      • 72 iStorage (Mシリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストール
                                                                                        • 721 インストール
                                                                                        • 722 アンインストール
                                                                                        • 723 アップデート
                                                                                            • 第8章 iSMネットワーク設定ツールの導入(Linux版)
                                                                                              • 81 動作環境
                                                                                              • 82 iSMネットワーク設定ツールのインストール
                                                                                                • 821 インストール
                                                                                                • 822 アンインストール
                                                                                                • 823 アップデート
                                                                                                    • 第9章 iSMネットワーク設定ツールの導入(Windows版)
                                                                                                      • 91 動作環境
                                                                                                      • 92 iSMネットワーク設定ツールのインストール
                                                                                                        • 921 インストール
                                                                                                        • 922 アンインストール
                                                                                                        • 923 アップデート
                                                                                                            • 第10章 iStorageダッシュボードの導入
                                                                                                              • 101 動作環境
                                                                                                              • 102 インストール
                                                                                                                • 1021 iSMサーバとの同時インストール
                                                                                                                • 1022 個別インストール
                                                                                                                • 1023 注意事項
                                                                                                                  • 103 環境設定
                                                                                                                  • 104 アンインストール
                                                                                                                  • 105 アップデート
                                                                                                                    • 付録A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX版)
                                                                                                                    • 付録B スペシャルファイル作成コマンド(Linux版)
                                                                                                                    • 付録C パスワード暗号化コマンド
                                                                                                                    • 付録D iStorageManager管理者設定コマンド
                                                                                                                    • 付録E 事象連携定義ファイル
                                                                                                                    • 付録F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール
                                                                                                                    • 付録G バックアップファイル
                                                                                                                    • 付録H ファイアウォールが導入されている環境
                                                                                                                    • 付録I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化
                                                                                                                    • 付録J OpenJDKのインストール場所
                                                                                                                    • 付録K OpenJDKのアンインストール
                                                                                                                    • 付録L トラブルシューティング
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