WebSAM iStorageManager インストールガイド
Transcript of WebSAM iStorageManager インストールガイド
ISRXM01123-1
WebSAM iStorageManager インストールガイド
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はじめに
この度は弊社製品をお買い求めいただきましてありがとうございました
このインストールガイドではWebSAM iStorageManager のサーバ部(iSM サーバ)とクライアント部(iSM クライ
アント)および ControlCommand のインストールと環境設定に関して説明しています
機能の説明や操作方法に関してはDVD 媒体に電子マニュアルを格納していますのでそちらをご参照ください
注意
本製品はHP-UXSolarisLinuxWindows に対応しています
なお本バージョンの iSM サーバは Solaris に対応していません
それぞれインストール方法が異なりますのでお使いになる機種に合わせて本紙をお読みください
未サポートの iStorage が接続された環境で利用した場合正常に動作しませんご利用の環境をご確認の上適切
なバージョンを使用してください
備考
1 本書では以下のプログラムプロダクトによって実現される機能について説明しています
WebSAM iStorageManager および iStorage 基本制御
2 本書は以下のプログラムプロダクトバージョンに対応しています
WebSAM iStorageManager Ver123 以降
iStorage 基本制御 Ver123 以降
iStorage ControlCommand Ver123 以降
3 本文中の以下の記述は特に明示しない限り対応する製品名を意味します
本文中の記述 対応する製品名
iStorageManager WebSAM iStorageManager
PerforMate WebSAM Storage PerforMate
ControlCommand (2) iStorage ControlCommand (1)
ReplicationControl iStorage ControlCommand (1)
SnapControl iStorage ControlCommand (1)
NEC Storage Manager Agent Utility iStorage ControlCommand (1)
PerforSure iStorage PerforSure
PerforOptimizer iStorage PerforOptimizer
SigmaSystemCenter WebSAM SigmaSystemCenter
Analyzer for VMware vCenter
Operations
WebSAM Storage Analyzer for VMware vCenter
Operations
Analyzer for VMware vRealize
Operations
WebSAM Storage Analyzer for VMware vRealize
Operations
M シリーズ iStorage M シリーズ
M10 シリーズ iStorage M10 シリーズ
M100 シリーズ iStorage M100 シリーズ
M300 シリーズ iStorage M300 シリーズ
M500 シリーズ iStorage M500 シリーズ
M700 シリーズ iStorage M700 シリーズ
M5000 シリーズ iStorage M5000 シリーズ
A5000 iStorage A5000
A5200 iStorage A5200
A3000 iStorage A3000
A3200 iStorage A3200
A2700 iStorage A2700
A4900 iStorage A4900
(1) iStorage ControlCommand は次の 6 機能を統合した製品です
ReplicationControl
SnapControl
ReplicationControlDisasterRecovery
ProtectControl
PowerControl
NEC Storage Manager Agent Utility
(2)「ControlCommand」はNEC Storage Manager Agent Utility を含みます
4 本文中の以下の記述は以下の名称に対応しています
本文中の記述 対応する名称
JRE Java Runtime Environment
NET Framework Microsoft NET Framework
IIS Microsoft Internet Information Services
5 商標および登録商標
Microsoft Windows Windows Server Microsoft Edgeおよび Internet Explorer は米国 Microsoft
Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です
NET Framework は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または
商標です
HP-UX は米国における米国 Hewlett-Packard 社の登録商標です
UNIX はThe Open Group の米国ならびにその他の国における登録商標です
OracleSolarisおよび Java はOracle Corporation およびその子会社関連会社の米国およびそ
の他の国における登録商標です
Linux はLinus Torvalds 氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です
Red Hat は米国 Red Hat Inc の米国およびその他の国における商標または登録商標です
Veritas および Veritas Storage Foundation はSymantec Corporation の米国およびその他の国に
おける商標または登録商標です
その他記載されている製品名会社名等は各社の商標または登録商標です
6 本製品は以下の OSS を含んでいますライセンスの詳細については媒体に含まれるマニュアルの付録を参照
ください
Apache log4j (httploggingapacheorg)
flex (httpflexsourceforgenet)
OpenSSL (httpwwwopensslorg)
Cyrus SASL (httpcyrusimaporg)
Expect (httpexpectsourceforgenet)
Tcl (httpwwwtcltk)
PHP (httpwwwphpnet)
CodeIgniter (httpwwwcodeignitercom)
Flot (httpwwwflotchartsorg)
PuTTY (httpwwwchiarkgreenendorguk~sgtathamputtyindexhtml)
7 「JIS X 02081990」(以下JIS90)の文字セットに加えて「JIS X 02132004」(以下JIS2004)の文
字セットが採用され人名用漢字など表現できる文字が増加しますただし各画面の入力パス名コマン
ドパラメータは JIS90 の文字セットの範囲で指定してくださいまた構成設定の一括設定ファイル等の指
示ファイルの文字コードは ANSI で作成してください
8 本書でクライアント部は以下の2種類の GUI を提供します
Java で動作する GUI
Windows ベースの GUI
文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』後者
のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用します
9 「iSM クライアント(Web GUI)」とは「WebSAM iStorageManager」および「iStorageManager Express」
を利用するためにクライアント PC にインストールする Java アプリケーションです利用者に GUI による
監視と操作の手段を提供します
10 本書では特にご注意いただく内容を以下で示しております内容については必ずお守りください
この表示を無視して誤った取り扱いをすると設定済みの構成に影響がある場合があります
表示の種類
種 類 内 容
操作において特に注意が必要な内容を説明しています
操作における制限事項等の情報を説明しています
2001 年 1 月 初 版
2021 年 4 月 第 63 版
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目 次
序章 導入手順 1
第 1 章 サーバの導入(HP-UX 版) 5
11 動作環境 5
12 iSM サーバのインストール 6
121 インストール 6
122 アンインストール 7
123 アップデート 8
13 iSM サーバの環境設定 8
131 ディスクアレイの監視方法の設定 8
132 環境定義ファイル 10
14 システムパラメータの設定 46
第 2 章 サーバの導入(Linux 版) 51
21 動作環境 51
22 iSM サーバのインストール 53
221 インストール 53
222 アンインストール 56
223 アップデート 57
23 iSM サーバの環境設定 58
231 ディスクアレイの監視方法の設定 58
232 環境定義ファイル 60
24 システムパラメータの設定 94
第 3 章 iStorageManager セットアップ(Windows 版) 97
31 簡易インストール(M シリーズ) 98
311 iStorageManager のセットアップ 99
312 サーバのセットアップ 118
32 カスタムインストール(M シリーズ) 125
33 カスタムインストール(A2700) 128
第 4 章 サーバの導入(Windows 版) 133
41 動作環境 133
42 iSM サーバのインストール 135
421 インストール 135
4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する場合 136
4212 A2700 を利用する場合 145
422 アンインストール 155
423 アップデート 155
424 サイレントインストール 156
425 サイレントアンインストール 157
43 iSM サーバの環境設定ウィザード 157
431 ディスクアレイの設定 158
432 利用者の設定 162
433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定 165
434 運用ログの設定 166
435 設定内容の確認 168
436 設定完了 168
44 iSM サーバの環境設定 169
441 ディスクアレイ 170
442 利用者 175
443 状態監視 178
444 サーバクライアント 183
445 事象連携 185
446 性能監視 195
447 性能最適化 199
448 レプリケーションスナップショット 200
449 データ改ざん防止 202
4410 監査ログ 203
第 5 章 クライアントの導入 205
51 クライアント提供形態 205
52 動作環境 205
53 インストールとセットアップ 209
531 iSM クライアントのインストール(Windows) 209
5311 事前の OS および Java の設定 209
5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順 210
5313 サイレントインストール 218
5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順 219
5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール 220
532 iSM クライアントのアンインストール(Windows) 221
5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 221
5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 222
5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストール 222
533 iSM クライアントのアップデート 223
534 iSM クライアントのインストール(Linux) 224
535 iSM クライアントのアンインストール(Linux) 225
536 iSM クライアントのアップデート(Linux) 226
54 iSM クライアントの起動終了についての補足 227
541 ショートカットの作成について 227
542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動 227
第 6 章 ControlCommand の導入 229
61 インストール 230
611 M シリーズを利用する場合 230
612 A2700 を利用する場合 240
62 アンインストール 248
63 アップデート 248
第 7 章 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールの 導入
(Windows 版) 249
71 動作環境 249
72 iStorage (M シリーズ) ESMPROServerManager 連携モジュールのインストール 250
721 インストール 251
722 アンインストール 253
723 アップデート 253
第 8 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Linux 版) 255
81 動作環境 255
82 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 257
821 インストール 257
822 アンインストール 260
823 アップデート 260
第 9 章 iSM ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版) 261
91 動作環境 261
92 iSM ネットワーク設定ツールのインストール 263
921 インストール 264
922 アンインストール 272
923 アップデート 272
第 10 章 iStorage ダッシュボードの導入 273
101 動作環境 273
102 インストール 274
1021 iSM サーバとの同時インストール 277
1022 個別インストール 278
1023 注意事項 278
103 環境設定 279
104 アンインストール 282
105 アップデート 282
付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版) 283
付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版) 289
付録 C パスワード暗号化コマンド 293
付録 D iStorageManager 管理者設定コマンド 295
付録 E 事象連携定義ファイル 299
付録 F 性能分析支援ツール性能情報グラフ化ツール 305
付録 G バックアップファイル 307
付録 H ファイアウォールが導入されている環境 311
付録 I ホスト情報の収集登録による構成設定簡易化 313
付録 J OpenJDK のインストール場所 327
付録 K OpenJDK のアンインストール 329
付録 L トラブルシューティング 331
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1
序章 導入手順
ディスクアレイの設置が完了した後業務サーバからディスクアレイを利用するためには以下のよう
な導入作業が必要となります
以下に導入の流れを示します
ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定な
どの作業を行います
M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載
ディスクアレイを導入する場合はホスト情報の収集と登
録を行います
ディスクアレイの構成設定を行い論理ディスクを業務
サーバに割り付けます
業務サーバに割り付けた論理ディスクを業務サーバに認
識させます
業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成
します
以降の作業においてすでに保守員に依頼して実施済の作業については不要ですまだ実施
していない作業を追加で行ってください
(5)ボリュームの準備
(3)ディスクアレイの構成設定
(2)ホスト情報の収集と登録
(4)業務サーバからの接続確認
(1)ソフトウェアの導入と設定
2
推奨構成例を以下に示します
ソフトウェアのインストール先を以下に示します
ソフトウェア 業務サーバ 管理サーバ クライアントマシン
iSM サーバ times times
iSM クライアント times
ControlCommand times times
インストール必要
timesインストール不要
(1)ソフトウェアの導入と設定
ソフトウェアをインストールし必要に応じて環境設定などの作業を行います
①iSM サーバと iSM クライアントの導入と設定
iSM サーバと iSM クライアントのインストールおよび環境設定を行います
HP-UXまたは Linux の環境に iSM サーバをインストールする場合は必要に応じて OS の
システムパラメータを変更する必要がありますインストール先の OS 環境に応じて本書の第1章
または第2章を参照してください
またiSM サーバの導入および設定の詳細についてはインストール先の OS 環境に応じて本書の
第1章から第4章を参照してくださいiSM クライアント導入および設定の詳細については第5章
を参照してください
iSM サーバ
LAN
SAN
FCEther
iSM クライアント
ControlCommand
管理サーバ
iStorage
業務サーバ
3
「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの iSM サーバと iSM クライア
ントをすでにインストールしている場合インストール作業は不要です
②ControlCommand の導入(すべての業務サーバ)
FC ケーブル(FC ポート搭載ディスクアレイの場合) SAS ケーブル(SAS ポート搭載ディスクアレイ
の場合)や LAN ケーブル(iSCSI ポート搭載ディスクアレイの場合)によってディスクアレイと接続
されるすべての業務サーバにControlCommand をインストールします業務サーバの OS 環境に応
じて本書の第6章を参照してください
なお各業務サーバではHBA(ホストバスアダプタ)や NIC(ネットワークインタフェースカード)
の取り付けおよびドライバやパス管理ソフトウェアのインストールを事前に実施しておく必要があ
ります
「iStorageManager セットアップ」を利用して本バージョンの ControlCommand をすでに
インストールしている業務サーバについてはインストール作業は不要です
(2)ホスト情報の収集と登録
本作業は必須ではありませんがM シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズの FC 搭載
ディスクアレイを利用する場合はホスト情報を収集して登録することにより以下の操作が可能と
なります
ディスクアレイの構成設定においてアクセスコントロールの LD セットの設定を行う際に登
録したホスト情報を利用して設定を容易に行うことができます
iSM クライアント(Web GUI)の接続ホスト関連情報一覧画面に表示して接続ホストとして確
認管理することができます
M シリーズの FC 搭載ディスクアレイを導入する場合はControlCommand を導入したすべての業務
サーバでホスト情報の収集と登録を行います業務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照
してください
A2700 の iSCSI 専用ディスクアレイを導入する場合はこの作業は不要です以降の作業を実施してく
ださい
4
M シリーズのディスクアレイを導入する場合ディスクアレイの初期設定の際にすでにホ
スト情報の収集と登録の作業を行っている業務サーバについては本作業は不要です
(3)ディスクアレイの構成設定
ディスクアレイの構成設定を行い構築した論理ディスクを業務サーバに割り付けます
構築するプールやホットスペア論理ディスクの構成は運用に応じてあらかじめ設計しておく必要が
ありますまた以降の作業はiSM クライアントから構成設定を行います具体的な操作手順につい
ては電子マニュアル「iStorage シリーズ 構成設定の手引(GUI 編)」(IS007)または「構成設定の手引
(GUI 編)- M シリーズ」(IS051)を参照してください
A3000 シリーズA5000 シリーズの場合GUI 機能は未サポートですCLI のみサポートします
CLI の利用方法についてはマニュアル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「構
成設定」を参照してください
(4)業務サーバからの接続確認
ディスクアレイと業務サーバ間の FC ケーブル(FC 搭載ディスクアレイの場合)または LAN ケーブル
(iSCSI 搭載ディスクアレイの場合)が接続されていることを確認した後業務サーバを再起動し業務
サーバに割り付けた論理ディスクが業務サーバで認識できていることを確認します
(5)ボリュームの準備
業務サーバに割り付けた論理ディスクにボリュームを作成します
以下の作業は各業務サーバで行いますボリューム対応表の作成および更新の手順については業
務サーバの OS 環境に応じて本書の第6章を参照してください
①ボリューム対応表の作成
ボリューム対応表を作成して業務サーバのデバイス情報(ディスク番号やスペシャルファイル名)
と論理ディスクの対応関係を確認します
②ボリュームの作成
業務サーバに認識されている論理ディスクに対してファイルシステムの作成などを行います
③ボリューム対応表の更新
業務サーバが Windows の場合は作成したパーティションの情報やボリュームに割り当てたドライ
ブ文字などの情報をボリューム対応表に反映させるためにボリューム対応表を作成し直して更新し
ます
業務サーバが HP-UXSolarisLinux の場合はボリュームを作成した後にボリューム対応表を更
新する必要はありません
5
第1章 サーバの導入(HP-UX 版)
11 動作環境
表 1-1 動作環境(HP-UX 版)
対象ハードウェア NX7700i シリーズ
動作 OS HP-UX (IPF) 11i v3
メモリ OS 必要メモリ+49MB 以上 (NX7700i シリーズ)
ディスク容量 プログラム容量193MB (NX7700i シリーズ)
動作必要容量 14GB 以上 (NX7700i シリーズ)
必須ハードウェア iStorage シリーズ
上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報
についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております
図 1-1 システム構成イメージ(HP-UX 版)
iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます
ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の
ディレクトリを作成しldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってください
6
1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ
スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM
サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を
きたす可能性があります
12 iSM サーバのインストール
121 インストール
以下の手順にしたがってHP-UX swinstall コマンドを使用して iSM サーバをインストールします
(1)root 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットしてください
DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrdep を別サーバよりファイル転送して使用して
ください
(3)DVD 媒体をマウントします
マウントディレクトリを作成(例cdrom)
mount コマンドによりマウント
usrsbinmount -o rr devdskctd cdrom
(4)次のコマンドを使用してswinstall コマンドを実行します
usrsbinswinstall
Software Selection ウィンドウおよび Specify Source ウィンドウが表示されます
(5)Specify Source ウィンドウの以下の項目を変更します
Source Host Name ドライブが接続されているサーバのホスト名
Source Depot Path cdromSERVERHPUXiSMsvrdep
上記はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合の例です
「OK」ボタンを選択しSoftware Selection ウィンドウに戻ります詳細については「Help」
ボタンを選択してください
Software Selection ウィンドウにはインストール可能なソフトウェアの一覧が表示されます
(6)NEC_iSM ソフトウェアを強調表示にします
(7)Actions メニューで Mark for Install を選択しインストールする製品として選択します
(8) Actions メニューで Install を選択し製品のインストールを監視して Install Analysis ウィンド
ウを開きます
(9)Status フィールドに Ready というメッセージが表示されたらInstall Analysis ウィンドウの
「OK」ボタンを選択しますこれによりソフトウェアのインストールを開始します
7
(10)ソフトウェアのインストール中はInstall Window ウィンドウに処理中のデータが表示されます
インストールが終わると Status フィールドに Completed と表示されます
(11)DVD 媒体をアンマウントします
usrsbinumount cdrom
またswinstall コマンドにオプションを指定することにより非対話形式でインストールすることも可
能です以下はDVD 媒体のマウント先がcdrom の場合です
usrsbinswinstall -s cdromSERVERHPUXiSMsvrdep -x source_type=tape NEC_iSM
続けて「13 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここではディスクアレイの
監視方法と環境定義ファイルへの登録内容を紹介しています
その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかHP-UX を再起動することによりiSM サーバが
起動します
なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル
「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ
い
122 アンインストール
以下の手順にしたがってHP-UX swremove コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールしま
す
(1)root 権限でログインします
(2)iSM サーバが起動されているか確認します
起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください
iSM クライアントが接続中の場合は切断されます
iSMsvr stop -e
(3)iStorageManager 管理者の登録がされているか次のコマンドにより確認します
usrbinlistusers | grep iSMadm
iSMadm iStorageManager
上記が出力された場合はiStorageManager 管理者設定コマンドで iStorageManager 管理者の削
除をおこなってください出力されない場合は続けて(4)の作業を実施します
iStorageManager 管理者設定コマンドについては「付録 D iStorageManager 管理者設定コマン
ド」を参照してください
(4)次のコマンドによりソフトウェアを削除します
usrsbinswremove NEC_iSM
ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ
ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除
しませんまたソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し
8
ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク
ファイルは削除されません
1 iStorageManager 管理者設定を行って運用されている場合はアンインストール前に
iStorageManager 管理者の削除を必ず行ってください再インストールを行う場合は再インス
トール後iStorageManager 管理者を登録し直してください
上記作業を実施しなかった場合iStorageManager 起動時に以下のエラーになります
iSM01408 Rejected System function error (execl) errno=13
2 本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サー
バをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アド
レス)を削除してください
123 アップデート
iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからインストール
を行います
手順は「122 アンインストール」「121 インストール」を参照してください
13 iSM サーバの環境設定
131 ディスクアレイの監視方法の設定
ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし
M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま
す
ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します
(1)IP 接続
ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド
レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「132 環
境定義ファイル」を参照してください
(2)FC 接続
ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマンド
(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細について
は「付録 A スペシャルファイル作成コマンド(HP-UX 版)」を参照してください
9
iSMmknod ①
101 INFO Creating internal device files ②
102 INFO Creating device list file ③
103 INFO iSMmknod ended normally ④
Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it
① iSMmknod 実行
② スペシャルファイル作成中のメッセージ
③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ
④ iSMmknod 正常終了のメッセージ
次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ
ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します
スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧
ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境
定義ファイルの指定方法については「132 環境定義ファイル」を参照してください
次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です
iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 110000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h FC-HW Path 8000 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc0t0d0 devnec_iSMmkdlc0t0d1 ④ devnec_iSMmkdlc0t0d2 devnec_iSMmkdlc0t0d3 +---------------------------------------------+ | HD01h Port No01h FC-HW Path 8100 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlc1t0d0 devnec_iSMmkdlc1t0d1 devnec_iSMmkdlc1t0d2 devnec_iSMmkdlc1t0d3
① 作成された日時
② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」
③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port
番号00h」「FC Card の HW パス8000」
④ ②の接続のスペシャルファイルリスト
⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号01h」「ホストディレクタの port
番号01h」「FC Card の HW パス8100」
⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています
ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき
る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する
にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指
定することが望ましいです
10
できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ
とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO
エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ
イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ
ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます
スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager
コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314
ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま
すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます
HP-UX 11i v3 では従来互換のスペシャルファイル(Legacy DSF)のみ使用可能です新
しくサポートされたスペシャルファイル(Persistent DSF)には対応していません
またマルチパス機構が有効となっている環境では従来のデバイスファイルを使用する場
合においてその名称(ctd)が示す接続経路以外のパスも利用されますこのため
「etciSMsvriSM_diskarraydevlist」中で報告するスペシャルファイルリストは実際の
ディスクアレイの HD+port+HBA の物理的な接続関係と異なる場合がありますただし
ディスクアレイの監視をおこなう場合障害時に OS がパス切り替えをおこなうため問題は
発生しませんスペシャルファイル名指定の監視は経路よりも論理ディスクの選択に留意
してください
132 環境定義ファイル
(1)サンプルファイル
iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ
イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してください
A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可
能なサンプルファイル
全ての設定が可能なサンプルファイル
M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズは全ての設定が可能なサンプルファイルを使
用します
なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています
11
①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル
ファイル名 文字コード
iSMsvreasy-Asample 英語
iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)
iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)
iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)
②全ての設定が可能なサンプルファイル
ファイル名 文字コード
iSMsvrsample 英語
iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)
iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)
iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)
(2)必要最低限の設定
必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます
①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定
ディスクアレイの設定
利用者の設定
iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定
運用ログファイルの設定
[1]ディスクアレイの設定
iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推
奨します
iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの
ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります
[2]利用者の設定
iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます
ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)
となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション
を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ
さい
[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー
ト番号を設定します
ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください
12
[4]運用ログファイルの設定
iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog
ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を
確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してください
詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最
低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください
上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください
詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が
可能なサンプルファイルを参照してください
またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM
サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま
す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の
詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し
てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という
ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連
携定義ファイルとして設定してください
(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則
ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します
①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ
クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を
指示します
同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません
②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します
パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します
パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ
の値から構成されます
キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です
同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません
値は数値文字列またはキーワードを指定できます
数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます
文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます
<文字列の指定>
文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以
外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記
述意図と反して認識される場合がありますので注意してください
タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)
(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます
13
文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙した
もの以外を記述できます
タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)
rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)
rdquordquo(シャープ)
<パスの指定>
パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切
りにのみ使用します
英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)
(スラッシュ)
<パラメータの指定形式>
キーワードのみ
キーワードのみで構成されます
(例)auto_find_spf(値は指定しません)
キーワードとひとつの値
キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます
(例)file_size = 1(数値を指定します)
file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)
キーワードと複数の値(その1)
複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー
ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン
マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です
(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)
キーワードと複数の値(その2)
記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです
この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします
(例)login1=(JohnJohnpassL2)
複合型の値を持つキーワード
rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開
始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです
(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )
上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)
値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で
す
(例)ip = ( 19216801
19216802 )
14
③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー
タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)
をコメント行とすることができます
これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません
(例) agent section larr コメント行
[agent] larr コメント行ではない
(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報
ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします
iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です
① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します
M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の
みとなります
[agent]
[auto_find_spf]
[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]
[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]
[diskarray1 = (
{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]
| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }
)]
[diskarray2 = (
{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]
| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }
)]
[diskarray64 = (
{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ type = M ]
| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }
)]
15
表 1-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[agent] エージェント管理セク
ション
エージェントセクションの開始を示します
auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ
りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監
視を行います
このパラメータを指定する場合「131 ディスク
アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明
するスペシャルファイルを事前に作成しておく必
要があります
本パラメータと diskarray パラメータの指定がど
ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが
ディスクアレイの監視はできません
snmp_port SNMP ポート番号
(数値 162)
SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ
を受信するポート番号として 162 を指定します
SNMP トラップはディスクアレイから送信され
る情報でありハードウェアの状態遷移などを
iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ
り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな
ります
SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ
の監視は行えますネットワークセキュリティ攻
撃等を受け性能が劣化することがありますので受
信しない設定を推奨します
指定がない場合SNMP トラップは受信しません
なおiSMadm 利用者は 162 番のポートを使用す
ることはできませんので指定しないでくださ
い iSMadm 利用者については「付録 D
iStorageManager 管理者設定コマンド」を参照し
てください
remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ
クインターバル
(数値 1~60)
障害によりディスクアレイの監視を自動停止した
後のディスクアレイの監視を自動再開すること
が可能かを判定するインターバルを指定します
単位 分
既定値5
lan_path_check_interv
al
監視パスのチェックイ
ンターバル
(数値 3~60)
IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を
チェックするインターバルを指定します
単位 分
既定値60
diskarray1
diskarray2
diskarray64
ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指
定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する
ことで複数指定が可能です
本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定
がどちらもない場合はiSM サーバは継続します
がディスクアレイの監視はできません
範囲1~64エントリ
diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は
省略可能です
16
ip IP アドレス
(文字列 255 文字以
内)
TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に
指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ
スト名で指定された IP アドレス(ポート番号
2730)へ接続し監視をおこないます
フローティング IPアドレスでディスクアレイを監
視できますがコントロールパス閉塞を検知でき
ないことがありますのでフローティング IP アド
レスを設定しないでください
SVP が 4 つあるディスクアレイの場合
1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ
(main sub sub sub)まで指定できます
SVP が 2 つあるディスクアレイの場合
1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ
(main sub)まで指定できます
SVP が 1 つあるディスクアレイの場合
1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ
(main)のみ指定できます
type ディスクアレイの種別
(M)
ディスクアレイの種別を指定します
MM シリーズ A3000 シリーズおよび A5000
シリーズのディスクアレイ
Mシリーズ A3000シリーズおよびA5000シリー
ズディスクアレイを監視する場合指定してくだ
さい
file スペシャルファイル名
(文字列 128 文字以
内)
FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定
しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定
しますスペシャルファイルの参照方法は「131
ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接
続」を参照してください
1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8
つまで指定できます
SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採
取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく
ださい
17
② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します
[server]
[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]
表 1-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[server] server セクション server セクションの開始を示します
iSMsvr_name iSM サーバ名
(文字列 20 文字以内)
iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに
表示する iSM サーバ名を指定します
タイトルバーの表示を変更する場合は指定して
ください複数の iSM サーバで運用している場
合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル
バーから iSM サーバの識別が可能となりま
す大文字と小文字は区別されます
iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御
文字ファイル名として使用できない文字
(yenltgt|)および空白は使用できません
③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します
[client]
[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]
[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]
[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]
18
表 1-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します
iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー
ト番号
(数値 1~65535)
iSM クライアントが接続する iSM サーバの
ポート番号を指定します
既定値8020
login1
login100
利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM
クライアントから iSM サーバに接続してディ
スクアレイについての情報を参照操作するた
めの認証を得るために用いられます
ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を
管理する利用者(ストレージグループ管理ユー
ザ)となります特定のストレージを管理する
利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー
ティションを管理する利用者(パーティション
管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)
から設定してください
login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定
が可能です
設定がない場合はiSM サーバは継続します
がiSM クライアントからの iSM サーバへの接
続はできませんその旨を示した syslog が出力
されます
範囲1~100 entry (注)
利用者名
(文字列 20 文字以内)
利用者名を設定します大文字と小文字は区別
されます同一の利用者名で複数の利用者情報
を設定することはできません
省略はできません
パスワード
(文字列 14 文字以内)
利用者のパスワードを設定します大文字と小
文字は区別されます
パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号
化したものを設定することも可能です
詳細については「付録 C パスワード暗号化コ
マンド」を参照してください
省略はできません
役割
(monitor
operator
administrator)
利用者に許可する操作についての役割を指定し
ますiSM クライアントから iSM サーバに接続
しディスクアレイについての情報を参照操
作する利用者に対し以下の 3 つの役割を用意
しています
上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)
では下位の役割の操作を全て行うことができま
す省略はできません
L1hellipmonitor
ディスクアレイの監視状態表示などの参
照が可能です
L2hellipoperator
レプリケーションスナップショット
性能監視性能最適化機能で運用に必要
な操作が可能です
L3hellipadministrator
ディスクアレイの構成設定を含むすべて
の操作が可能です
(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントとは関係がないことに注意をしてください
19
④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します
[web]
[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]
[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]
[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]
表 1-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[web] web セクション web セクションの開始を示します
web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web
GUI)接続先ポート番号
(数値 1~65535)
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ
ウザから iSM サーバに接続する時のポート番号
を指定します
既定値8070
web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web
GUI)から iSM サーバに接続
する時の IP アドレス
ESMPRO 連携機能を利用し
ESMPROServerManager で iStorage M シリー
ズを監視する場合に設定が必要です
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウ
ザから iSMサーバに接続する時の IPアドレスを
指定します
IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス
は使用する可能です
IPv4 の IP アドレスとして127001
0000255255255255 は使用できません
IPv6 の IP アドレスとして00000000
00000001000000255255255255
0000000000 000000127001 或
いはff008で始まる IP アドレスは使用できま
せん
tls_version_disable default
10
11
iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに
接続する時の TLS バージョン TLS10 と TLS11
を無効化するかどうかを指定します
本パラメータを指定しない場合default
を指定する場合と同等になります
defaultTLS10TLS11TLS12TLS13 で
通信可能です
10TLS バージョン 10 を無効化します10
を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で
す
11TLS バージョン 10 と 11 を無効化します
11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通信可
能です
既定値default
20
⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します
[resource]
[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]
[nickname_check]
[scheduled_report = yes | no ]
[scheduled_report_time = 時分]
表 1-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します
watch_interval 状態監視インターバル
(数値 1~3600)
ディスクアレイの状態を監視するインターバル
を指定します状態監視については電子マニュ
アル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)
の「13 状態監視」を参照してください
単位 秒
既定値15
capacity_watch_inte
rval
容量監視インターバル
(数値 5~1440)
以下の情報を監視するインターバルを指定しま
す
1)シンプロビジョニング機能
プールおよび論理ディスクの割当済み容量
プールの実容量しきい値
プールの実容量しきい値(予告)
論理ディスクの LD 容量しきい値
2)スナップショット機能
スナップショット使用量
スナップショット使用量のしきい値
シンプロビジョニング機能においてプールお
よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの
LD 容量クォータは状態監視インターバル
(watch_interval)で監視しますただし容量監
視インターバルが状態監視インターバルよりも
短い場合()は容量監視インターバルでも監視
可能です
()既定値では容量監視インターバルは状態監
視インターバルよりも長くなります
単位 分
既定値5
nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク
アレイに対して構成要素に付与された識別名
称の重複チェックを行う場合に指定します重
複チェックの対象となる識別名称は以下のとお
りです
ディスクアレイ名
本パラメータが指定された場合iSM サーバ起
動時およびディスクアレイの監視再開時に全
ての識別名称の重複チェックを行います
本パラメータがない場合は重複チェックを行
いません
既定値重複チェックを行います
21
scheduled_report yes
no
監視しているディスクアレイ装置に関する障害
情報の定時通報を行うかを指定します規定値
では定時通報を行いません
yes
障害情報の定時通報を行います
no
障害情報の定時通報を行いません
既定値 no
scheduled_report_ti
me
時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障害
情報の定時通報を行う時刻を指定します
障害情報の定時通報を行う場合
(scheduled_report=yes)は本パラメータを
必ず設定してください
規定値は「指定なし(空白)」です
時
00 ~ 23 の範囲で指定します
1 桁の指定も可能です
分
00 ~ 59 の範囲で指定します
必ず 2 桁で指定してください
既定値指定なし(空白)
⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します
[log]
[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]
[modify_remote_notification_msg_to_warning]
22
表 1-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します
file_directory ログファイル格納場所
(文字列 255 文字以内)
運用ログファイルの格納場所を指定します存
在するディレクトリを絶対パスで指定します
運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル
「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の
「16 ログ出力」を参照してください
既定値optiSMsvretclog
file_size ログファイルのサイズ
(数値 1~10)
運用ログを出力するファイルのサイズの上限を
指定します
単位 MB
既定値1
modify_no_measure
s_msg_to_info
なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING
のメッセージについて種別を INFO に切り替
える場合に指定します種別の変更対象となる
メッセージは iSM04040 と iSM01006 です
指定がない場合は種別の切り替えは行いませ
ん
modify_remote_notif
ication_msg_to_war
ning
なし HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソール
メッセージの監視)と連携する場合にのみ指定
してください種別が WARNING に変更される
メッセージは以下になります
iSM07012iSM07154iSM07159
iSM07168iSM07169iSM07452
iSM07454iSM07459iSM07670iSM07671
指定をしない場合は種別の切り替えは行いま
せん
1 modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更される
ため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携
ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください
2 modify_remote_notification_msg_to_warning パラメータを指定する場合メッセージの種別が
変更するため事象連携機能で以下の対象メッセージの定義を行っている場合に連携ができなく
なる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください
iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169iSM07452iSM07454iSM07459
iSM07670iSM07671
3 対象メッセージの詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)
を参照してください
23
⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します
[performance]
[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]
[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]
[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]
[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]
[auto_archive_execution]
[auto_execution_time = 時分 ]
[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]
[auto_deletion_execution = (
[history_file = 保存期間 ][]
[primary_summarized_file = 保存期間 ][]
[secondary_summarized_file = 保存期間 ]
) ]
[performance_cooperation = yes | no ]
[keep_cooperation_term = 保存期間 ]
[performance_dashboard = yes | no ]
表 1-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します
monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ
ル格納場所
(文字列 255 文字以
内)
統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま
す存在するディレクトリを絶対パスで指定し
ます詳細については電子マニュアル「性能
監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく
ださい
既定値optiSMsvretcmon
monitor_interval ロギングインターバ
ル
(数値 1~60)
統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出
力するインターバルを指定します
単位 分
既定値5
display_refresh_rate 表示リフレッシュ
レート
(数値 1~6)
性能監視画面の数値表と時系列グラフについ
て一分間あたり何回データ更新を行うかを指
定します詳細については電子マニュアル「性
能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して
ください
単位 回数分
既定値1
threshold_monitor_interval しきい値監視イン
ターバル
(数値 1~60)
しきい値監視インターバルを指定します指定
がない場合は表示リフレッシュレートの間隔
でしきい値監視を行います
単位 分
既定値表示リフレッシュレート値
threshold_monitor_iops_bo
rder
最低入出力回数
(数値 1~120)
最低入出力回数を指定します
単位 回数分
既定値60
threshold_monitor_logging
_mode
なし しきい値監視インターバルをロギングイン
ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積
中のディスクアレイのみしきい値監視を行い
ます指定がない場合はthreshold_monitor_
interval に指定されたインターバルでしきい値
24
監視を行います
既定値threshold_monitor_interval に指定
されたインターバル
auto_adjust_monitor_inter
val
yes
no
ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し
たインターバルで統計情報を出力できない場
合自動的に出力可能なインターバルに変更す
るかどうかを指定します指定がない場合は
yes を指定する場合と同じになります
yes指定なし
自動的に出力可能なインターバルに変更し
ます
no
自動的に出力可能なインターバルに変更し
ません
既定値yes
auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま
す指定がない場合は統計情報を自動的に集
約しません
既定値統計情報を自動的に集約しない
auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル
の削除を実行する時刻です自動集約と自動削
除を実行する場合のみ有効です
時
00 ~ 23 の範囲で指定します
1 桁の指定も可能です
分
00 ~ 59 の範囲で指定します
必ず 2 桁で指定してください
既定値0000
auto_start_monitor yes
succeed
no
iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な
ディスクアレイすべてについて統計情報の出
力を自動的に開始するか否かを設定しますパ
ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開
始しません
yes
iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能
監視機能)が利用できるディスクアレイすべ
てについて統計情報の蓄積を開始します
前回の運転時に統計情報を蓄積していた
ディスクアレイについては前回の状態を引
き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に
蓄積を停止していたディスクアレイについ
てはその状態を保持し蓄積を開始しませ
ん
succeed指定なし
iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能
監視機能)が利用できるディスクアレイすべ
てについて統計情報の蓄積を開始しませ
ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた
ディスクアレイについては前回の状態を引
き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に
蓄積を停止していたディスクアレイについ
てはその状態を保持し蓄積を開始しませ
ん
no
統計情報の蓄積を自動的には開始しません
既定値yes
25
auto_deletion_execution 自動削除の実行と保
存期間
統計情報の保存期間を設定します保存期間を
過ぎたファイルは自動的に削除されます
統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二
次集約ファイルの保存期間を同時に指定する
場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場
合は統計情報は自動的に削除されません
既定値統計情報を自動的に削除する
history_file 保存期間
lt数値gtlt単位gt
統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し
た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除
しますパラメータを省略した場合統計情報
履歴ファイルを削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます
(大文字も指定可能です)
d 日
m 月
y 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なりま
す
d 1 ~ 366
m 1 ~ 24
y 1 ~ 2
例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を
設定します
既定値1m
primary_summarized_file 保存期間
lt数値gtlt単位gt
一次集約ファイルの保存期間です指定した期
間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ
ラメータを省略した場合一次集約ファイルを
削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます
(大文字も指定可能です)
m 月
y 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なりま
す
m 1 ~ 24
y 1 ~ 2
例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を
設定します
既定値1m
secondary_summarized_fil
e
保存期間
lt数値gtlt単位gt
二次集約ファイルの保存期間です指定した期
間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ
ラメータを省略した場合二次集約ファイルを
削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます
(大文字も指定可能です)
m 月
y 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なりま
す
m 1 ~ 24
y 1 ~ 2
例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設
26
定します
既定値1y
performance_cooperation yes
no
他機能(1)と連携するためのファイルを定期的
に出力するかどうかを設定します本パラメー
タが省略されている場合はファイルを出力し
ません
yes
定期的に連携用のファイルを出力します
no
連携用のファイルを出力しません
既定値no
(1) SigmaSystemCenter Analyzer for
VMware vCenter Operations Analyzer for
VMware vRealize Operations
keep_cooperation_term 保存期間
(数値 1~7)
他機能(1)と連携するためのファイルを保存す
る期間です保存期間に指定した日数分のファ
イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ
れますパラメータを省略した場合既定値で
動作します
単位 日
既定値1
(1) SigmaSystemCenter Analyzer for
VMware vCenter Operations Analyzer for
VMware vRealize Operations
performance_dashboard yes
no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう
かを設定しますパラメータが省略されている
場合はダッシュボードに性能情報を表示しま
せん
yes
ダッシュボードに性能情報を表示します
no
ダッシュボードに性能情報を表示しません
規定値no
27
1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し
た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対
しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください
2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ
のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必
要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行
なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください
3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました
ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の
rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してくださ
いrdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われな
い場合がありますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します
Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について
互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア
性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください
⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します
[config]
[no_clock_correction]
[allow_virtual_capacity_over_max_pd]
[no_auto_save_config]
表 1-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します
no_clock_correction
なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補
正しない場合に指定します
指定がない場合はディスクアレイ中の時刻
を自動補正します時刻の自動補正はサー
バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと
に行われます
allow_virtual_capac
ity_over_max_pd
なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること
を許可する場合に指定します指定がない場
合は仮想容量プールの容量を最大物理容量
までに限定しますシンプロビジョニング機
能を利用する場合にのみ有効となります
no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行
うかどうかを設定します既定値は指定なし
で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す
no_auto_save_config を指定すると自動保存
が行われなくなります
28
⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します
[optimizer]
[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]
[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]
表 1-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します
optlog_directory 性能最適化用ログファイル
の格納場所
(文字列 255 文字以内)
性能最適化用ログファイルの格納場所を指定
します存在するディレクトリを絶対パスで指
定します
既定値optiSMsvretcoptlog
prog_check_interval 論理ディスクの移動状況
チェックインターバル
(数値 5~30)
論理ディスクの移動状況をチェックするイン
ターバルを指定します
単位 秒
既定値10
⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します
[replication]
[no_state_monitor]
[no_replication_info_refresh]
[rc_port_no = ポート番号]
表 1-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[replication] レプリケーションセクショ
ン
レプリケーションセクションの開始を示しま
す
no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ
マンドの操作による状態変化のメッセージを抑
止する場合に指定します
no_replication_info_
refresh
なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面
と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指
示で更新を行う場合に指定します
指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新
されます
ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ
フォート回線経由の場合は指定を行い定期
的な画面の更新を避けてください
詳しくは電子マニュアル「データレプリケー
ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回
線の説明を参照してください
rc_port_no ポート番号
(数値 1~65535)
iStorageManager 経由の ReplicationControl
のコマンド発行時に使用するポート番号を指定
します
既定値8030
29
⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します
[snapshot]
[sc_port_no = ポート番号]
表 1-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[snapshot] スナップショットセクショ
ン
スナップショットセクションの開始を示しま
す
sc_port_no ポート番号
(数値 1~65535)
iStorageManager 経由の SnapControl のコマ
ンド発行時に使用するポート番号を指定しま
す
既定値8060
iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション
のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します
⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します
[data_retention]
[protection_check_time = 時分]
[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]
[premonition_period = 期限切れ予告期間]
30
表 1-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[data_retention] データ改ざん防止セク
ション
データ改ざん防止セクションの開始を示しま
す
protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を
チェックする時刻を指定します
時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定
も可能です
分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁
で指定してください
既定値0010
expiration_period 期限切れメッセージ出力
期間
(数値 0~255)
データ保護されたボリュームの保持期限が切れ
た場合に出力する期限切れの通知メッセージ
の出力期間を指定します本パラメータに 0 を
指定された場合は期限切れメッセージは出力
されません
単 位日
既定値1
例3 日を指定した場合データ保護状態の
チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま
す
premonition_period 期限切れ予告期間
(数値 0~255)
データ保護されたボリュームの保持期日が近づ
いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定
します
期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日
となります
本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ
の予告は行いません
単 位日
既定値0
例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護
状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー
ジを出力します
環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定
してください
client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)
web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)
replication セクションのポート番号(rc_port_no)
snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)
31
⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します
[fault_analysis]
[auto_start = yes]
表 1-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[fault_analysis] 障害解析機能に関する情
報 障害解析機能に関する情報を設定します
auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載
を削除すると拡張トレースが蓄積されないた
め「auto_start = yes」が記載されている場合
は変更しないで下さい
yes出力します
⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します
[auditlog]
[adtlog_function_enable = yes | no ]
[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]
[adtlog_keep_term = 保存期間]
32
表 1-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します
adtlog_function_ena
ble
監査ログ機能有効フラグ
yes
no
監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを
出力するかどうかを指定します指定がない場
合はno を指定する場合と同じになります
yes
監査ログ機能を有効化し監査ログファイル
を出力します
no指定なし
監査ログ機能を無効化し監査ログファイル
を出力しません
既定値no
adtlog_directory 監査ログファイル格納場所
(文字列 255 文字以内)
監査ログファイルの格納場所を指定します存
在するディレクトリを絶対パスで指定します
監査ログについては電子マニュアル
「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の
「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください
既定値optiSMsvretcauditlog
adtlog_size 監査ログファイルのサイズ
(数値 1~100)
監査ログを出力するファイルのサイズの上限
を指定します
単位 MB
既定値1
adtlog_name 監査ログファイルのファイ
ル名
(文字列 20 文字以内)
監査ログファイルの名称を指定します本パラ
メータで指定した名称以降に監査ログの作成
年月日を付与してファイルを作成します
既定値では以下の名称となります
「auditlogYYYYMMDDlog」
adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期
間
(1m~60m1y~5y0)
監査ログファイルの保存期間です指定した期
間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ
ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ
ルを削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます
(大文字も指定可能です)
m hellip 月
y hellip 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なりま
す
m hellip 1~60
y hellip 1~5
例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を
設定します
既定値3m(3 ヶ月)
33
監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする
ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存
しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください
監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を
設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です
ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例
えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー
ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください
(5)環境定義ファイルの設定例
以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrSJISsample)を元に作成した環境定義ファイル
の例を示します
環境定義ファイル
このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM
サーバの全てのパラメータを記述しています
本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての
設定をおこなうことができます
行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ
さい
agent セクション
監視するディスクアレイを設定します
ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します
IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ
の IP アドレスを指定してください
FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください
iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視
のみ可能です
初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は
後から設定をおこなうためここでは設定しないでください
[agent]
diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします
diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です
本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない
場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで
きません
範囲1~64 エントリ
ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します
iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP
アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます
SVPが 2つあるディスクアレイの場合
34
1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)
まで指定できます
SVPが 1つあるディスクアレイの場合
1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ
指定できます
M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス
を指定する可能です
M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定
してください
フローティング IP アドレスを設定しないでください
(文字列 255 文字以内)
type ディスクアレイの種別を指定します
IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズの
ディスクアレイを監視する場合必ず指定してください
その以外の場合は指定しないでください
M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの
ディスクアレイを示します
--------------D シリーズA2700A4900-----------------
diskarray1 = (
ip = (19216801 19216802)
)
-----------------------------------------------------
----------MシリーズA3000シリーズA5000 シリーズ----
diskarray1 = (
ip = (19216801 19216802)
type = M
)
---------------------------------------------------
snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート
番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ
から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを
iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する
ディスクアレイの場合にのみ有効となります
SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま
すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ
とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場
合SNMP トラップは受信しません
(数値 162)
snmp_port = 162
remonitoring_interval
障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の
ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する
インターバルを指定します
単 位分
既定値5
(数値 1~60)
remonitoring_interval = 5
lan_path_check_interval
IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする
インターバルを指定します
単 位分
既定値60
(数値 3~60)
35
lan_path_check_interval = 60
auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続
のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本
パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は
iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません
auto_find_spf
file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します
1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます
スペシャルファイル名を絶対パスで指定します
(文字列 128 文字以内)
------ For HP-UX ----------------------------
diskarray2 = (
file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0
devnec_iSMmkdlc1t0d1 )
)
---------------------------------------------
------ For Solaris --------------------------
diskarray2 = (
file = ( devrdskc1t0d0s2
devrdskc1t0d1s2 )
)
---------------------------------------------
------ For Linux ----------------------------
diskarray2 = (
file = ( devnec_iSMmkdlsda
devnec_iSMmkdlsdb )
)
---------------------------------------------
server セクション
iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します
[server]
iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する
iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます
タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください
複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント
(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と
なります
(文字列 20 文字以内)
iSMsvr_name = iSMsvr
client セクション
iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する
利用者を設定します
ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ
管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)
と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は
iSM クライアント(Web GUI)から設定してください
ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの
36
ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください
[client]
login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから
iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照
操作するための認証を得るために用いられます
範囲1~100 エントリ
username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます
(文字列 20 文字以内)
password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され
ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを
指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある
いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます
(文字列 14 文字以内)
L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します
iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ
いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割
を用意しています
L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの
参照が可能です
L2hellipoperator レプリケーションスナップショット
性能監視性能最適化機能で運用に必要
な操作が可能です
L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて
の操作が可能です
login1 = (iSM iSM L1)
login2 = (username password L3)
iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま
す
既定値8020
(数値 1~65535)
iSMsvr_port = 8020
web セクション
iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する際に指定するポート番号を設定します
ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください
[web]
web_port_no iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時のポート番号を指定し
ます
既定値 8070
(数値 1~65535)
web_port_no = 8070
web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M
シリーズを監視する場合に設定が必要です
iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の
IPアドレスを指定します
IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です
IPv4の IP アドレスとして1270010000
255255255255 は使用できません
IPv6の IP アドレスとして00000000
00000001000000255255255255
37
0000000000000000127001 或いは
ff008で始まる IPアドレスは使用できません
web_ip_address = 192168010
tls_version_disable
iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS
バージョン無効化を設定します指定がない場合default
を指定する場合と同じになります
default
TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します
10
TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します
11
TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します
既定値default
tls_version_disable = default
resource セクション
iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します
これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの
設定は必要ありません
[resource]
watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します
単 位秒
既定値15
(数値 1~3600)
watch_interval = 15
capacity_watch_interval
以下の情報を監視するインターバルを指定します
1)シンプロビジョニング機能
プールおよび論理ディスクの割当済み容量
プールの実容量しきい値
プールの実容量しきい値(予告)
論理ディスクの LD容量しきい値
2)スナップショット機能
スナップショット使用量
スナップショット使用量のしきい値
シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク
の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視
インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視
インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い
場合()は容量監視インターバルでも監視可能です
()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル
よりも長くなります
単 位分
既定値5
(数値 5~1440)
capacity_watch_interval = 5
nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成
要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します
重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです
38
ディスクアレイ名
本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および
ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複
チェックを行います本パラメータがない場合は重複
チェックを行いません
nickname_check
scheduled_report
監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報
を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません
yes 定時通報を行います
no 定時通報を行いません
scheduled_report = no
scheduled_report_time
監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報
を行う時刻を指定します
定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と
なります
定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は
無効となります
時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です
分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ
い
scheduled_report_time = 0000
log セクション
iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します
iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨
しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用
ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の
容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する
必要があります
iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます
[log]
file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します
存在するディレクトリを絶対パスで指定します
既定値optiSMsvretclog
(文字列 255 文字以内)
file_directory = optiSMsvretclog
file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します
単 位MB
既定値1
(数値 1~10)
file_size = 1
modify_no_measures_msg_to_info
運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ
て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対
象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場
39
合は種別の切り替えは行いません
modify_no_measures_msg_to_info
modify_remote_notification_msg_to_warning
HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)
と連携する場合にのみ指定してください
種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります
iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169
iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460
iSM07670iSM07671
指定がない場合は種別の切り替えは行いません
modify_remote_notification_msg_to_warning
performance セクション
iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します
性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は
必要に応じて設定を行ってください
[performance]
monitor_file_directory
統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します
存在するディレクトリを絶対パスで指定します
既定値optiSMsvretcmon
(文字列 255 文字以内)
monitor_file_directory = optiSMsvretcmon
monitor_interval
統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する
インターバルを指定します
単 位分
既定値5
(数値 1~60)
monitor_interval = 5
display_refresh_rate
性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり
何回データ更新をおこなうかを指定します
単 位回数分
既定値1
(数値 1~6)
display_refresh_rate = 1
threshold_monitor_interval
しきい値監視インターバルを指定します
threshold_monitor_logging_mode が指定された場合
threshold_monitor_interval が無効になります
単 位分
既定値表示リフレッシュレート値
(数値 1~60)
threshold_monitor_interval = 1
threshold_monitor_iops_border
40
最低入出力回数を指定します
単 位回数分
既定値60
(数値 1~120)
threshold_monitor_iops_border = 60
auto_adjust_monitor_interval
ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル
で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な
インターバルに変更するかどうかを指定します
yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します
「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の
みを指定します
no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません
auto_adjust_monitor_interval = yes
auto_archive_execution
統計情報を自動的に集約する場合に指定します
auto_archive_execution
auto_execution_time
集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する
時刻です
時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です
分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ
い
auto_execution_time = 0000
auto_start_monitor
統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します
yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用
できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積
を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄
積を停止したディスクアレイについてはその状態を
保持し蓄積を開始しません
succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた
なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ
蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい
たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄
積を開始しません
「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま
す
no 統計情報の蓄積を開始しません
auto_deletion_execution
統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル
は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約
ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合
はで区切ってください
history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた
統計情報履歴ファイルを削除します
単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可
能です)
d 日
m 月
y 年
41
数値 単位の指定により設定可能な値が異なります
d 1 ~ 366
m 1 ~ 24
y 1 ~ 2
例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します
primary_summarized_file
一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次
集約ファイルを削除します
単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可
能です)
m 月
y 年
数値 単位の指定により設定可能な値が異なります
m 1 ~ 24
y 1 ~ 2
secondary_summarized_file
二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次
集約ファイルを削除します
単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可
能です)
m 月
y 年
数値 単位の指定により設定可能な値が異なります
m 1 ~ 24
y 1 ~ 2
--------------以下の設定を推奨します-------------
auto_start_monitor = yes
auto_deletion_execution = (
history_file = 1m
primary_summarized_file = 1m
secondary_summarized_file = 1y
)
-------------------------------------------------
threshold_monitor_logging_mode
しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定
にします
threshold_monitor_logging_mode が指定された場合
threshold_monitor_interval が無効になります
threshold_monitor_logging_mode
performance_dashboard
ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します
本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに
性能情報を表示しません
yes
ダッシュボードに性能情報を表示します
no
ダッシュボードに性能情報を表示しません
既定値no
performance_dashboard = no
fault_analysis セクション
障害解析機能に関する情報を設定します
これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの
42
設定は必要ありません
[fault_analysis]
auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると
拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が
記載されている場合は変更しないで下さい
yes 出力します
auto_start = yes
config セクション
構成設定機能に関する情報を設定します
これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの
設定は必要ありません
[config]
no_clock_correction
ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指
定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動
補正します
no_clock_correction
allow_virtual_capacity_over_max_pd
仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に
指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大
物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用
する場合にのみ有効となります
allow_virtual_capacity_over_max_pd
no_auto_save_config
構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し
ます既定値は指定なしで自動保存が行われます
no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく
なります
no_auto_save_config
optimizer セクション
iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します
性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合
も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ
りません
[optimizer]
optlog_directory
性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します
存在するディレクトリを絶対パスで指定します
既定値optiSMsvretcoptlog
(文字列 255 文字以内)
optlog_directory = optiSMsvretcoptlog
prog_check_interval
論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し
43
ます
単 位秒
既定値10
(数値 5~30)
prog_check_interval = 10
replication セクション
iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します
レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す
る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は
必要ありません
[replication]
no_state_monitor
ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ
る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します
no_state_monitor
no_replication_info_refresh
iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定
期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期
更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場
合は指定してください
低速回線については「データレプリケーション利用の手引
機能編」を参照してください
no_replication_info_refresh
rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す
るポート番号を指定します
既定値8030
(数値 1~65535)
rc_port_no = 8030
snapshot セクション
iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します
スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す
る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は
必要ありません
[snapshot]
sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する
ポート番号を指定します
既定値8060
(数値 1~65535)
sc_port_no = 8060
data_retention セクション
iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します
データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す
る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は
必要ありません
44
[data_retention]
protection_check_time
データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を
指定します
時 00 ~ 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です
分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ
い
既定値 0010
protection_check_time = 0010
expiration_period
データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切
れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0
を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません
単 位日
既定値1
(数値 0~255)
例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3
日間メッセージを出力します
expiration_period = 1
premonition_period
データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します
本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ
ん
単 位日前
既定値0
(数値 0~255)
例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時
刻に期限切れの予告メッセージを出力します
premonition_period = 0
auditlog セクション
監査ログセクションの開始を示します
[auditlog]
adtlog_function_enable
監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指
定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります
yes
監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します
no
監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません
既定値no
adtlog_function_enable = no
adtlog_directory
監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを
絶対パスで指定します
(文字列 255 文字以内)
adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog
45
adtlog_size
監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します
単位 MB
既定値1
(数値 1~100)
adtlog_size = 1
adtlog_name
監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称
以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します
既定値では以下の名称となります
「auditlogYYYYMMDDlog」
(文字列 20 文字以内)
adtlog_name = auditlog
adtlog_keep_term
監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ
ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合
監査ログファイルを削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)
m hellip 月
y hellip 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なります
m hellip 1~60
y hellip 1~5
例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します
adtlog_keep_term = 3m
46
14 システムパラメータの設定
以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設
定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください
なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値(バージョンにより異なります)
を調べそれに加算した値で設定をしてください
(1)最大ファイルオープン数
以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください
表 1-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値
OS 名称 パラメータ名 必要量
HP-UX nfile
(既定値
11iv30 (無制限))
iStorageManager 固定値 160以上
クライアント接続ごと 16ずつ加算
ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算
例)クライアント接続台数 32台
ディスクアレイ接続台数 2台
必要量=160+16times32+19times2=710以上
HP-UX ninode
(既定値
11iv3
NX7700i シリーズ
は 8192 程度)
インストール先が HFS ファイルシステムの場合にnfile で指
定した値と同数を追加してください
HP-UX maxfiles
(既定値
11iv3
NX7700i シリーズ
は 2048)
iStorageManager 固定値 20以上
ディスクアレイ接続ごと 2ずつ加算
例)ディスクアレイ接続台数 32台
必要量=20+2times32=84以上
47
(2)その他の設定要素
以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください
表 1-17 その他のシステムパラメータと設定値
OS 名称 パラメータ名 説明
HP-UX msgmnb
(既定値16384)
メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズ
の最大
iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します
iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス
間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定
値を増やしてください
iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは
RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す
る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量
にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が
失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて
パラメータを増加させてください
(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565
HP-UX msgtql
(既定値
11iv31024)
システム当たりの滞留メッセージ(ヘッダ)個数の最大
iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します
iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス
間でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定
値を増やしてください
iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは
RANK の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属す
る LD 全てに関してメッセージが出力されるため同時に大量
にメッセージが出力されますその場合でもメッセージ出力が
失敗しないようにするためには以下を目安に余裕を持たせて
パラメータを増加させてください
(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times3
HP-UX semmni
(既定値
11iv32048)
システム当たりのセマフォセット(識別子)の最大数
iStorageManager は1つのセマフォセットを使用します
セマフォセットが不足している場合に設定値を増やしてくだ
さい
HP-UX semmns
(既定値
11iv34096)
システム当たりのセマフォの最大数
iStorageManager は1つのセマフォを使用します
セマフォが不足している場合に設定値を増やしてください
HP-UX nproc
(既定値4200)
システム当たりの最大プロセス数
iStorageManager 固定値 33以上
クライアント接続ごと 2ずつ加算
ディスクアレイ接続ごと 1ずつ加算
例)クライアント接続台数 32台
ディスクアレイ接続台数2台
必要量=33+2times32+1times2=99以上を追加
HP-UX maxdsiz
(既定値
11iv31G)
1つのプロセスが確保できるデータセグメントの上限値
構成表示コマンド(iSMview)は次のデータセグメント領域を
使用します
48
約 72Mbyte+((LD セット数divide3)times1Mbyte)
ただし(LD セット数divide3)は小数第 1 位で切り上げ
ディスクアレイに LD セットが多数存在する場合には設定値を
増やしてください
HP-UX max_thread_proc
(既定値
11iv3256)
1つのプロセスで作成できるスレッドの最大数
クライアント接続ごと4ずつ加算
例)クライアント接続台数32台
必要量=4times32=128以上を追加
HP-UX shmseg
(既定値
11iv3300)
1つのプロセスが確保できる共有メモリセグメントの上限値
共通
iStorageManager 固定値 9以上
ディスクアレイ接続ごと 4ずつ加算
DynamicSnapVolume 利用時
スナップショット BV 数合計が 277 個ごと1ずつ加算
DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時
ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算
RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時
AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算
例)ディスクアレイ接続台数 2台
スナップショットBV数合計200個
ボリュームのペア数合計 2000個
AT グループ数合計 50個
必要量=9+
4times2+
(200divide277)の切り上げ+
(2000divide4500)の切り上げ+
(50divide900)の切り上げ
=20以上(既定値120以下なので変更不要)
ディスクアレイ接続台数が10台を超える場合は既定値以上
の値が必要でないか確認してください
HP-UX shmmni
注shmmin と間
違えないこと
(既定値
11iv3400)
システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数
iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディス
クアレイ情報の管理を行います
ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります
以下の値を参考に設定値を変更してください
以下の参考値より十分に大きい値を設定してください
共通
iStorageManager 固定値 12以上
ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算
PerforMate 利用時
PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算
PerforSurePerforOptimizer 利用時
PerforSure PerforOptimizer 使用ディスクアレイご
と 1ずつ加算
DynamicSnapVolume 利用時
DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと
(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算
スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算
DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時
ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算
49
RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時
AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算
例)ディスクアレイ接続台数 2台
( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume
DynamicDataReplicationRemoteDataReplication
RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)
スナップショット BV 数合計200個
ボリュームのペア数合計 2000個
AT グループ数合計 50個
必要量 = 12+
3times2+
2+2+2+
(200divide277)の切り上げ+
(2000divide4500)の切り上げ+
(50divide900)の切り上げ
= 27以上を追加
各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ
リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください
50
(このページは空白です)
51
第2章 サーバの導入(Linux 版)
21 動作環境
表 2-1 動作環境(Linux 版)
対象ハードウェア
Express5800ラックサーバ
Express5800タワーサーバ
Express5800ブレードサーバ
Express5800ft サーバ
Express5800スケーラブル HA サーバ
NX7700x シリーズ
動作 OS
<M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>
Red Hat Enterprise Linux Version 6
Red Hat Enterprise Linux 61~610 (IA32EM64T)
Red Hat Enterprise Linux Version 7
Red Hat Enterprise Linux 71~79 (EM64T)
Red Hat Enterprise Linux Version 8
Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)
Red Hat Enterprise Linux Version 7 以降の環境では64 ビット版 iSM サーバが利用できます
64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりま
すRed Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用し
てください
仮想化環境
55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere
65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)
仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運
用を推奨します
メモリ OS 必要メモリ+24(30)MB 以上
括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバを動作させるときに必要なメモリ量です
ディスク容量
プログラム容量231(242)MB
括弧内の数値は64 ビット版 iSM サーバのプログラム容量です
動作必要容量 12GB 以上
必須ハードウェア iStorage シリーズ
上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報
についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております
VERITAS Volume Manager (VxVM )VERITAS File System (VxFS) に関しては
Linux ではRet Hat Enterprise Linux に対応しています
52
図 2-1 システム構成イメージ(Linux 版)
iSM サーバのパッケージはディレクトリldquooptrdquoおよびldquoetcrdquoの配下に展開しインストールされます
ldquooptrdquoパーティションの空き容量が不足する場合には他のパーティション上にパッケージ展開用の
ディレクトリを作成しiSM サーバの場合はldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクを張ってくだ
さい
1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1台のディ
スクアレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM
サーバから監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障を
きたす可能性があります
2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバ関連のフォルダファイ
ル作成が制限された場合iSM サーバが正常に動作できなくなりますので制限が行われないよ
うiSM サーバのインストールディレクトリ(optiSMsvr)および iSM サーバの配置ファイル
フォルダ(etciSMsvr)配下全てをウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてく
ださい
53
22 iSM サーバのインストール
221 インストール
以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをインストールします
Red Hat Enterprise Linux Version 6(EM64T)以降の環境で 32 ビット版 iSM サーバをご使
用の場合以下のパッケージを事前にインストールする必要があります
glibc-XXXXi686rpm
nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm
libgcc-XXXXi686rpm
glibc-XXXXi686rpm と nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm は依存関係がありますので以
下のように同時にインストールしてください
binrpm ndashivh glibc-XXXXi686rpm nss-softokn-freebl-XXXXi686rpm
Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ
を事前にインストールする必要があります
libnsl-XXXXi686rpm
これらのパッケージは OS 媒体に含まれています
iSMクライアントを Red Hat Enterprise Linux67 (EM64T)上で使用する場合はJREおよび Firefox
の導入の際にこれらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください
またiStorage ダッシュボードを Red Hat Enterprise Linux6(EM64T) 以降で使用する場合は以下
のパッケージを事前にインストールする必要があります
libuuid-XXXXi686rpm
zlib-XXXXi686rpm
xz-libs-XXXXi686rpm
libxml2-XXXXi686rpm
libstdc++-XXXXi686rpm
libcom_err-XXXXi686rpm
keyutils-libs-XXXXi686rpm
pcre-XXXXi686rpm
libselinux-XXXXi686rpm
krb5-libs-XXXXi686rpm
libidn-XXXXi686rpm
postgresql-libs-XXXXi686rpm
sqlite-XXXXi686rpm
54
Red Hat Enterprise Linux Version 8(EM64T)以降をご使用の場合加えて以下のパッケージ
を事前にインストールする必要があります
libxcrypt-XXXXi686rpm
これらと依存関係として提示された OS パッケージは全てインストールしてください
XXXX は各パッケージのバージョンを示します
64 ビット版 iSM サーバはRed Hat Enterprise Linux Version7 以降の対応となりますRed
Hat Enterprise Linux Version6 の場合は32 ビット版 iSM サーバを利用してください
Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際は
以下のパッケージを事前にインストールする必要があります
libnsl-XXXXx86_64rpm
これらのパッケージは OS 媒体に含まれています
Red Hat Enterprise Linux Version 8 以降の環境で 64 ビット版 iSM サーバをご使用の際
はyum で perl をインストールする必要がありますOS 媒体を使用して yum リポジトリを設定
してインストールする場合下記の手順に従って実行しますサブスクリプションのアクティべート
がされyum を使ってパッケージをインストール可能な環境の場合手順の 4を直接に実行します
手順は下記の通りです
1OS 媒体をマウントします
例 mount devcdrom mnt
2etcyumreposd配下に repo ファイルを作成します
ファイル内容は以下です
例 vi etcyumreposdrhelrepo
[rhel]
name=rhel
baseurl=filemntBaseOS
enabled=1
gpgcheck=0
55
[rhelapp]
name=rhelapp
baseurl=filemntAppStream
enabled=1
gpgcheck=0
3yum を初期化します
以下のコマンドを実施します
yum clean all
yum makecache
4yum でインストールします
yum install perl -y
1 ESMPRO 連携機能を使用するためにはiStorageManager が動作するサーバに
ESMPROServerAgentService またはESMPROServerAgent(以降ESMPROSA とします)
がインストールされている必要があります詳細については電子マニュアル「iStorageManager
利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください
2 ESMPRO 連携機能はLinux 版 ESMPROSA が対応する機種にインストールされた
iStorageManager でのみサポートしますLinux 版 ESMPROSA が対応する機種については
ESMPROSA の製品情報で確認してください
(1)root 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットしてください
DVD 媒体を利用できないサーバではiSMsvrrpm を別サーバよりファイル転送して使用して
ください
(3)DVD 媒体をマウントします
マウントディレクトリを作成 (例cdrom)
mount コマンドによりマウント
binmount -r devcdrom cdrom
(4)rpm コマンドを使用してインストールします
32 ビット版の iSM サーバをインストールする場合
binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvrrpm
64 ビット版の iSM サーバをインストールする場合
binrpm -ivh cdromSERVERLINUXiSMsvr64rpm
(5)以下のメッセージが出力されればインストールは完了です
56
Installation of iSMsvr was successful
(6)DVD 媒体をアンマウントします
binumount cdrom
続けて「23 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってくださいここでは環境定義ファイル
への登録内容を紹介しています
その後起動コマンド(iSMsvr start)を投入するかLinux を再起動することによりiSM サーバが
起動します
なおシステム再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュアル
「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参照してくださ
い
222 アンインストール
以下の手順にしたがってLinux rpm コマンドを使用して iSM サーバをアンインストールします
(1)root 権限でログインします
(2)iSM サーバが起動されているか確認します
起動されている場合次のコマンドにより iSM サーバを停止させてください
iSM クライアントが接続中の場合は切断されます
iSMsvr stop -e
(3)次のコマンドによりソフトウェアを削除します
binrpm -e iSMsvr
(4)以下のメッセージが出力されるとアンインストールは完了です
Removal of iSMsvr was successful
ただし環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル性能統計情報集約ファイ
ル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティション管理ユーザ情報ファイルは削除
しません
またソフトウェアのインストール時に他のパーティション上に展開用のディレクトリを作成し
ldquooptiSMsvrrdquoに対してシンボリックリンクをはっている場合はldquooptiSMsvrrdquoのシンボリックリンク
ファイルは削除されません
本バージョンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの
iSM サーバをアンインストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定
(IP アドレス)を削除してください
57
chkcocnfig コマンドで iSM サーバの自動起動を無効にして運用していた場合は iSM サーバ
をアンインストールした後に下記ファイルが残存する場合があります
etcrc2dK07iSMsvr
etcrc3dK07iSMsvr
etcrc4dK07iSMsvr
etcrc5dK07iSMsvr
この場合iSM サーバを再インストールまたはアップデートした際に自動起動を正しく有効にするた
めアンインストール完了後に上記ファイルを削除してください
iSM サーバの再インストール後も自動起動を無効にして運用したい場合はインストール完了後に再
度 chkconfig コマンドで自動起動を無効化してください
また上記のファイルを残したまま iSM サーバを再インストールした場合には一度 chkconfig コマ
ンドで自動起動を有効化したのち再度無効化してください
223 アップデート
iSM サーバをアップデートをする場合はソフトウェアのアンインストールを行ってからソフトウェア
のインストールを行います
手順は「222 アンインストール」「221 インストール」を参照してください
58
23 iSM サーバの環境設定
231 ディスクアレイの監視方法の設定
ディスクアレイの監視はIP 接続または FC(ファイバチャネル)接続で行うことができますただし
M シリーズ A3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの監視はIP 接続のみとなりま
す
ディスクアレイの監視方法は IP 接続を推奨します
(1)IP 接続
ディスクアレイを IP 接続で監視する場合はディスクアレイに設定されている IP アド
レスを環境定義ファイルに指定します環境定義ファイルの指定方法については「232 環
境定義ファイル」を参照してください
(2)FC 接続
ディスクアレイを FC 接続で監視する場合はroot 権限でスペシャルファイル作成コマン
ド(iSMmknod)を実行する必要がありますスペシャルファイル作成コマンドの詳細については
「付録 B スペシャルファイル作成コマンド(Linux 版)」を参照してください
iSMmknod ①
101 INFO Creating internal device files ②
102 INFO Creating device list file ③
103 INFO iSMmknod ended normally ④
Please refer to device list file(etciSMsvriSM_diskarraydevlist) and confirm it
① iSMmknod 実行
② スペシャルファイル作成中のメッセージ
③ ディスクアレイ一覧ファイル作成中のメッセージ
④ iSMmknod 正常終了のメッセージ
次にスペシャルファイルの自動検出によるディスクアレイの監視またはスペシャルファイ
ル名指定のディスクアレイの監視のどちらで行うかを設定します
スペシャルファイル名指定のディスクアレイの監視については作成されたディスクアレイ一覧
ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)を参照し環境定義ファイルに指定します環境
定義ファイルの指定方法については「232 環境定義ファイル」を参照してください
次はディスクアレイ一覧ファイル(etciSMsvriSM_diskarraydevlist)の例です
59
iSM_diskarraydevlist Created Sat Jan 1 000000 2000 ① +=================================================================+ PRODUCT NAMEiStorage S4000 SERIAL NUMBER1000000000000000 ② +=================================================================+ +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 20001 | ③ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsda devnec_iSMmkdlsdb ④ devnec_iSMmkdlsdc devnec_iSMmkdlsdd +---------------------------------------------+ | HD00h Port No00h SCSI address 30001 | ⑤ +---------------------------------------------+ devnec_iSMmkdlsde devnec_iSMmkdlsdf devnec_iSMmkdlsdg devnec_iSMmkdlsdh
① 作成された日時
② ディスクアレイの「プロダクト名iStorage S4000」「シリアル番号1000000000000000」
③ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port
番号00h」「SCSI デバイスのアドレス20001」
④ ②の接続のスペシャルファイルリスト
⑤ ディスクアレイの「ホストディレクタ(HD)番号00h」「ホストディレクタの port
番号00h」「SCSI デバイスのアドレス30001」
⑥ ②の接続のスペシャルファイルリストを示しています
ここで報告されるスペシャルファイルはiSM サーバをインストールしたサーバから参照でき
る論理ボリュームのパスを利用していますiSM サーバのコントロール用のパスとして使用する
にあたっては次の点に留意して適切なスペシャルファイルを環境定義ファイルに明示的に指
定することが望ましいです
できるだけ異なった複数の経路(サーバの FC カードディスクアレイのホストディレクタ
とポートが異なる)のスペシャルファイルを選択してくださいスペシャルファイルで IO
エラーを検出するとiSM サーバは環境定義ファイルに記述された残りのスペシャルファ
イルに切り替えてアクセスの継続を試みますこのスペシャルファイルが異なる経路であれ
ばFC カード障害やホストアダプタやポート障害時も監視を継続することができます
スペシャルファイルがどの論理ボリュームを指すかは電子マニュアル「iStorageManager
コマンドリファレンス」(IS052)の「8112 ボリューム対応表の作成表示」および「1314
ボリューム対応表の作成表示」で説明する iSMvollist コマンドの実行結果が参考になりま
すiSMvollist コマンドはiSMmknod の実行前に実行することができます
60
232 環境定義ファイル
(1)サンプルファイル
iSM サーバは以下の 2 種類のサンプルファイルを提供しています運用に応じて以下のサンプルファ
イルを参考にして環境定義ファイル(etciSMsvriSMsvrconf)を作成してくださいまた以下のすべ
てのサンプルファイルはiSM クライアント(Web GUI)のみ利用可能な設定になっています
A3000 シリーズおよび A5000 シリーズ以外の A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可
能なサンプルファイル
全ての設定が可能なサンプルファイル
M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズでは全ての設定が可能なサンプルファイルを
使用します
なおサンプルファイルはetciSMsvr 配下に文字コードごとに用意しています
①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定が可能なサンプルファイル
ファイル名 文字コード
iSMsvreasy-Asample 英語
iSMsvreasy-A-SJISsample 日本語(SJIS)
iSMsvreasy-A-eucJPsample 日本語(EUC)
iSMsvreasy-A-utf8sample 日本語(UTF8)
②全ての設定が可能なサンプルファイル
ファイル名 文字コード
iSMsvrsample 英語
iSMsvrSJISsample 日本語(SJIS)
iSMsvreucJPsample 日本語(EUC)
iSMsvrutf8sample 日本語(UTF8)
(2)必要最低限の設定
必要最低限の設定をおこなうサンプルファイルを利用すると以下の設定が行えます
①A シリーズのディスクアレイ用の必要最低限の設定
ディスクアレイの設定
利用者の設定
iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定
運用ログファイルの設定
[1]ディスクアレイの設定
iSM サーバで監視するディスクアレイの設定をおこないますディスクアレイの設定は IP 接続を推
奨します
iSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの
ディスクアレイの場合はIP 接続での監視のみとなります
61
[2]利用者の設定
iSM クライアントからの接続時に指定する利用者の設定をおこないます
ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)
となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパーティション
を管理する利用者(パーティション管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)から設定してくだ
さい
[3]iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー
ト番号を設定します
ポート番号が他のアプリケーションと競合する場合に変更してください
[4]運用ログファイルの設定
iSM サーバのメッセージは運用ログファイルに格納されます既定値でoptiSMsvretclog
ディレクトリ配下に 1(MB)のファイルを最大 100 ファイル作成しますディスクの空き容量を
確認し十分な空き容量がない場合は運用ログファイルの格納ディレクトリを変更してくだ
さい
詳細な設定方法については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または必要最
低限の設定が可能なサンプルファイルを参照してください
上記以外の設定を行う場合は全ての設定が可能なサンプルファイルを利用して設定を行ってください
詳細な設定については「(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報」または全ての設定が
可能なサンプルファイルを参照してください
またiSM サーバの定義ファイルとして事象連携定義ファイルがありますこのファイルではiSM
サーバが通知する各種メッセージの内容を元に通知メールやシェル起動というアクションの定義ができま
す指定方法については「付録 E 事象連携定義ファイル」を参照してくださいまた事象連携機能の
詳細については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「17 事象連携」を参照し
てくださいなお新規インストール直後はetciSMsvr 配下にmsgdrvsamplemailsample という
ファイルが作成されます指定をおこなう場合はmsgdrvconfmailtpl という名前に変更して事象連
携定義ファイルとして設定してください
(3)環境定義ファイル(iSMsvrconf)の記述規則
ここでは環境定義ファイルの記述規則を説明します
①セクション 環境定義ファイルの定義内容はセクションにより複数のブロックに分かれますセ
クション名を rdquo[rdquo(開始カギ括弧)と rdquo]rdquo(終了カギ括弧)で囲みセクションの開始を
指示します
同じセクション名は環境定義ファイル内に複数指定してはいけません
62
②パラメータ 各セクションごとの定義内容はパラメータで指示します
パラメータはセクションを指定した次の行以降から指定します
パラメータはパラメータの種別を識別するためのキーワードrdquo=rdquo(イコール)そ
の値から構成されます
キーワードは英数字rdquo_rdquo(アンダーバー)から構成される句です
同じキーワードは定められたセクション内に複数指定してはいけません
値は数値文字列またはキーワードを指定できます
数値の場合0 以上の整数を最大 9 桁まで指定できます
文字列には 1 バイト英数特殊文字を最大 1023 バイトまで指定できます
<文字列の指定>
文字列はrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲むことにより以下に列挙したもの以
外を記述できますrdquordquo(ダブルクォーテーション)で正しく囲んでいない場合記
述意図と反して認識される場合がありますので注意してください
タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)
(例)usrbinlsは usrbinls として認識されます
文字列をrdquordquo(ダブルクォーテーション)で囲まない場合以下に列挙したもの以
外を記述できます
タブ改行rdquordquo(ダブルクォーテーション)rdquordquo(カンマ)rdquo rdquo(スペース)
rdquordquo(セミコロン)rdquo(rdquo(開始括弧)rdquo)rdquo(終了括弧)rdquo=rdquo(イコール)
rdquordquo(シャープ)
<パスの指定>
パスは以下に列挙したもの以外は指定できません(スラッシュ)はパスの区切
りにのみ使用します
英数字rdquordquo(ピリオド)rdquo-rdquo(ハイフン)rdquo_rdquo(アンダーバー)
(スラッシュ)
<パラメータの指定形式>
キーワードのみ
キーワードのみで構成されます
(例)auto_find_spf(値は指定しません)
キーワードとひとつの値
キーワードとrdquo=rdquo(イコール)と値で構成されます
(例)file_size = 1(数値を指定します)
file_directory = optiSMsvretclog (文字列を指定します)
63
キーワードと複数の値(その1)
複数の値が指定可能な場合は値の前後は一つ以上のrdquordquo(カンマ)またはrdquo rdquo(スペー
ス)で区切りrdquo(rdquo(開始括弧) と rdquo)rdquo(終了括弧)で値全体を囲みますrdquordquo(カン
マ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします各値の順番は自由です
(例)file = ( devnec_iSMmkdlc21t0d1 devnec_iSMmkdlc17t0d0)
キーワードと複数の値(その2)
記述形式は(その 1)と同じですが値を記述する順番が決まっているものです
この場合値の数は固定ですrdquordquo(カンマ)はrdquo rdquo(スペース)と同等と見なします
(例)login1=(JohnJohnpassL2)
複合型の値を持つキーワード
rdquo(rdquo(開始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)で囲まれた中にさらにキーワード指定やrdquo(rdquo (開
始括弧)と rdquo)rdquo(終了括弧)があるものです
(例)diskarray=( ip = ( 19216801 19216802) )
上記で説明してきたパラメータの構成要素であるキーワードrdquo=rdquo(イコール)
値の前後には空白タブ改行を置くことができ複数行にわたる記述が可能で
す
(例)ip = ( 19216801
19216802 )
③コメント セクションの開始行とパラメータ行の間パラメータ行とパラメータ行の間(パラメー
タの内部ではない行)では行の先頭にrdquordquo(シャープ)を指定してその行(改行まで)
をコメント行とすることができます
これ以外のrdquordquo(シャープ)はコメント行の印としては扱いません
(例) agent section larr コメント行
[agent] larr コメント行ではない
(4)環境定義ファイル(iSMsvrconf)への設定情報
ここでは環境定義ファイルに設定可能な情報の説明をします
iSM サーバ起動中に環境定義ファイルを変更した場合はiSM サーバの再起動が必要です
① agent セクションエージェント管理に関する情報を定義します
M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイの場合はIP 接続での監視の
みとなります
64
[agent]
[auto_find_spf]
[snmp_port = ポート番号 ] [remonitoring_interval = 監視の再開可能チェックインターバル ]
[lan_path_check_interval = 監視パスのチェックインターバル ]
[diskarray1 = (
{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ] ]
| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }
)]
[diskarray2 = (
{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] ) [ [ type = M ]
]
| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }
)]
[diskarray64 = (
{ ip = ( IP アドレス [ IP アドレス ] [ IP アドレス ] [ IP アドレス ]) [ [ type = M ]
]
| file = ( スペシャル ファイル名 [ スペシャル ファイル名 ] ) }
)]
表 2-2 環境定義ファイルで設定する情報(agent セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[agent] エージェント管理セク
ション
エージェントセクションの開始を示します
auto_find_spf なし スペシャルファイルの自動検出を行うことによ
りFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監
視を行います
このパラメータを指定する場合「231 ディスク
アレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接続」で説明
するスペシャルファイルを事前に作成しておく必
要があります
本パラメータと diskarray パラメータの指定がど
ちらもない場合はiSM サーバは継続しますが
ディスクアレイの監視はできません
snmp_port SNMP ポート番号
(数値 162)
SNMP トラップを受信する場合SNMP トラップ
を受信するポート番号として 162 を指定します
SNMP トラップはディスクアレイから送信され
る情報でありハードウェアの状態遷移などを
iSM サーバに通知するものですTCPIP 接続によ
り監視するディスクアレイの場合にのみ有効とな
ります
SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイ
の監視は行えますネットワークセキュリティ攻
撃等を受け性能が劣化することがありますので受
信しない設定を推奨します指定がない場合
SNMP トラップは受信しません
remonitoring_interval 監視の再開可能チェッ
クインターバル
(数値 1~60)
障害によりディスクアレイの監視を自動停止した
後のディスクアレイの監視を自動再開すること
が可能かを判定するインターバルを指定します
65
単位分 既定値5
lan_path_check_interv
al
監視パスのチェックイ
ンターバル
(数値 3~60)
IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態を
チェックするインターバルを指定します
単位分 既定値60
diskarray1
diskarray2
diskarray64
ディスクアレイ情報 iSM サーバが監視対象とするディスクアレイの指
定をしますdiskarray(n)の(n)に数値を指定する
ことで複数指定が可能です
本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定
がどちらもない場合はiSM サーバは継続します
がディスクアレイの監視はできません
範囲1~64 エントリ
diskarray(n)の n に数値 1 を指定する場合n は
省略可能です
ip IP アドレス
(文字列 255 文字以
内)
TCPIP 接続でディスクアレイを監視する場合に
指定しますiSM サーバはIP アドレスまたはホ
スト名で指定された IP アドレスへ接続し監視を
おこないます
フローティング IPアドレスでディスクアレイを監
視できますがコントロールパス閉塞を検知でき
ないことがありますのでフローティング IP アド
レスを設定しないでください
SVP が 4 つあるディスクアレイの場合1 エント
リにつき IP アドレス(ホスト名)を 4 つ(main
sub sub sub)まで指定できます
SVP が 2 つあるディスクアレイの場合1 エント
リにつき IP アドレス(ホスト名)を 2 つ(main
sub)まで指定できます
SVP が 1 つあるディスクアレイの場合1 エント
リにつき IP アドレス(ホスト名)を 1 つ(main)
のみ指定できます
type ディスクアレイの種別
(M)
ディスクアレイの種別を指定します
MM シリーズA3000 シリーズおよび A5000
シリーズのディスクアレイ
M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリー
ズのディスクアレイを監視する場合必ず M を指
定してくださいそれ以外の場合は指定しない
でください
file スペシャルファイル名
(文字列 128 文字以
内)
FC 接続でディスクアレイを監視する場合に指定
しますスペシャルファイル名を絶対パスで指定
しますスペシャルファイルの参照方法は「231
ディスクアレイの監視方法の設定」の「(2)FC 接
続」を参照してください
1 エントリにつきスペシャルファイル名を最大 8
つまで指定できます
(注) ディスクアレイを監視する利用者情報はOS のユーザアカウントclient セクションの利用者
情報とは関係がないことに注意をしてください
SNMP ポート番号はOpen View Network Node Manager のように SNMP トラップを採
取するアプリケーションを使用する場合はポートの競合が発生しますので指定しないでく
ださい
66
② server セクションiSM サーバ名に関する情報を定義します
[server]
[iSMsvr_name = iSM サーバ名 ]
表 2-3 環境定義ファイルで設定する情報(server セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[server] server セクション server セクションの開始を示します
iSMsvr_name iSM サーバ名
(文字列 20 文字以内)
iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに
表示する iSM サーバ名を指定します
タイトルバーの表示を変更する場合は指定して
ください複数の iSM サーバで運用している場
合iSM クライアント(Web GUI)のタイトル
バーから iSM サーバの識別が可能となりま
す大文字と小文字は区別されます
iSM サーバ名に2バイト文字半角カナ制御
文字ファイル名として使用できない文字
(yenltgt|)および空白は使用できません
③ client セクションクライアント管理に関する情報を定義します
[client]
[iSMsvr_port = iSM クライアント接続先ポート番号 ]
[login1= ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]
[login100 = ( ユーザ名 パスワード L1 | L2 | L3 ) ]
表 2-4 環境定義ファイルで設定する情報(client セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[client] クライアント管理セクション クライアント セクションの開始を示します
iSMsvr_port iSM クライアント接続先ポー
ト番号
(数値 1~65535)
iSM クライアントが接続する iSM サーバの
ポート番号を指定します
既定値8020
login1
login100
利用者情報 利用者情報を設定します利用者情報はiSM
クライアントから iSM サーバに接続してディ
スクアレイについての情報を参照操作するた
めの認証を得るために用いられます
ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を
管理する利用者(ストレージグループ管理ユー
ザ)となります特定のストレージを管理する
利用者(ストレージ管理ユーザ)と特定のパー
ティションを管理する利用者(パーティション
管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)
から設定してください
login(n)の(n)に数値を設定することで複数設定
が可能です
設定がない場合はiSM サーバは継続します
がiSM クライアントからの iSM サーバへの接
続はできませんその旨を示した syslog が出力
されます
範囲1~100 entry (注)
67
利用者名
(文字列 20 文字以内)
利用者名を設定します大文字と小文字は区別
されます同一の利用者名で複数の利用者情報
を設定することはできません
省略はできません
パスワード
(文字列 14 文字以内)
利用者のパスワードを設定します大文字と小
文字は区別されます
パスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号
化したものを設定することも可能です
詳細については「付録 C パスワード暗号化コ
マンド」を参照してください
省略はできません
役割
(monitor
operator
administrator)
利用者に許可する操作についての役割を設定し
ますiSM サーバではiSM クライアントから
iSM サーバに接続しディスクアレイについて
の情報を参照操作する利用者に対し以下の
3 つの役割を用意しています
上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)
では下位の役割の操作を全て行うことができま
す省略はできません
L1hellipmonitor
ディスクアレイの監視状態表示などの参
照が可能です
L2hellipoperator
レプリケーションスナップショット
性能監視性能最適化機能で運用に必要
な操作が可能です
L3hellipadministrator
ディスクアレイの構成設定を含むすべて
の操作が可能です
(注) 利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションのディスクアレイを監視する利用者
情報(monitoring_user)とは関係がないことに注意をしてください
④ web セクションWeb 管理に関する情報を定義します
[web]
[web_port_no = iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]
[web_ip_address = iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレス]
[tls_version_disable = 10 | 11 | default ]
68
表 2-5 環境定義ファイルで設定する情報(web セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[web] web セクション web セクションの開始を示します
web_port_no iSM ク ラ イ ア ン ト (Web
GUI)接続先ポート番号
(数値 1~65535)
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブ
ラウザから iSM サーバに接続する時のポート
番号を指定します
既定値8070
web_ip_address iSM ク ラ イ ア ン ト (Web
GUI)および Web ブラウザ
から iSM サーバに接続する
時の IP アドレス
ESMPRO 連 携 機 能 を 利 用 し
ESMPROServerManager で iStorage M シ
リーズを監視する場合に設定が必要です
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラ
ウザから iSM サーバに接続する時の IP アドレ
スを指定します
IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IP アドレス
は使用する可能です
IPv4 の IP アドレスとして 127001
0000255255255255 は使用できませ
ん
IPv6 の IP アドレスとして00000000
00000001
000000255255255255
0000000000000000127001 或
いはff008で始まる IP アドレスは使用でき
ません
tls_version_disable default
10
11
iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバ
に接続する時の TLS バージョン TLS10 と
TLS11 を無効化するかどうかを指定します
本パラメータを指定しない場合default
を指定する場合と同等になります
defaultTLS10TLS11TLS12TLS13
で通信可能です
10TLS バージョン 10 を無効化します10
を設定する場合TLS11~TLS13 で通信可能で
す
11TLS バージョン 10 と 11 を無効化しま
す11 を設定する場合TLS12~TLS13 で通
信可能です
既定値default
⑤ resource セクション状態監視に関する情報を定義します
[resource]
[watch_interval = 状態監視インターバル ] [capacity_watch_interval = 容量監視インターバル]
[nickname_check]
[scheduled_report = yes | no ]
[scheduled_report_time = 時分]
表 2-6 環境定義ファイルで設定する情報(resource セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[resource] 状態監視セクション 状態監視セクションの開始を示します
69
watch_interval 状態監視インターバル
(数値 1~3600)
ディスクアレイの状態を監視するインターバ
ルを指定します状態監視については電子マ
ニュアル「 iStorageManager 利用の手引」
(IS050)の「13 状態監視」を参照してくだ
さい
単位 秒
既定値15
capacity_watch_inte
rval
容量監視インターバル
(数値 5~1440)
以下の情報を監視するインターバルを指定し
ます
1)シンプロビジョニング機能
プールおよび論理ディスクの割当済み容量
プールの実容量しきい値
プールの実容量しきい値(予告)
論理ディスクの LD 容量しきい値
2)スナップショット機能
スナップショット使用量
スナップショット使用量のしきい値
シンプロビジョニング機能においてプールお
よび論理ディスクの容量不足論理ディスクの
LD 容量クォータは状態監視インターバル
(watch_interval)で監視しますただし容量
監視インターバルが状態監視インターバルよ
りも短い場合()は容量監視インターバルでも
監視可能です
()既定値では容量監視インターバルは状態監
視インターバルよりも長くなります
単位 分
既定値5
nickname_check なし iStorageManager の全ての管理対象ディスク
アレイに対して構成要素に付与された識別名
称の重複チェックを行う場合に指定します重
複チェックの対象となる識別名称は以下のと
おりです
ディスクアレイ名
本パラメータが指定された場合iSM サーバ起
動時およびディスクアレイの監視再開時に全
ての識別名称の重複チェックを行います
本パラメータがない場合は重複チェックを行
いません
既定値重複チェックを行います
scheduled_report yes
no
監視しているディスクアレイ装置に関する障
害情報の定時通報を行うかを指定します規定
値では定時通報を行いません
yes
障害情報の定時通報を行います
no
障害情報の定時通報を行いません
既定値 no
scheduled_report_ti
me
時分 監視しているディスクアレイ装置に関する障
害情報の定時通報を行う時刻を指定します
障害情報の定時通報を行う場合
(scheduled_report=yes)は本パラメータを
必ず設定してください
規定値は「指定なし(空白)」です
時
70
00 ~ 23 の範囲で指定します
1 桁の指定も可能です
分
00 ~ 59 の範囲で指定します
必ず 2 桁で指定してください
既定値指定なし(空白)
⑥ log セクションログ管理に関する情報を定義します
[log]
[file_directory = ログファイル格納場所 ] [file_size = ログファイルのサイズ ] [modify_no_measures_msg_to_info]
表 2-7 環境定義ファイルで設定する情報(log セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[log] ログ管理セクション ログセクションの開始を示します
file_directory ログファイル格納場所
(文字列 255 文字以内)
運用ログファイルの格納場所を指定します存
在するディレクトリを絶対パスで指定します
運 用 ロ グ に つ い て は 電 子 マ ニ ュ ア ル
「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の
「16 ログ出力」を参照してください
既定値optiSMsvretclog
file_size ログファイルのサイズ
(数値 1~10)
運用ログを出力するファイルのサイズの上限
を指定します
単位 MB
既定値1
modify_no_measure
s_msg_to_info
なし 運用上注意を必須としない種別が WARNING
のメッセージについて種別を INFO に切り替
える場合に指定します種別の変更対象となる
メッセージは iSM04040 と iSM01006 です
指定がない場合は種別の切り替えは行いませ
ん
modify_no_measures_msg_to_info パラメータを指定する場合メッセージの種別が変更さ
れるため事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を行っている場合に連携
ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を確認してください対
象メッセージ(iSM04040iSM01006)の詳細は電子マニュアル「iStorageManager メッセージハ
ンドブック」(IS010)を参照してください
71
⑦ performance セクション性能監視に関する情報を定義します
[performance]
[monitor_file_directory = 統計情報履歴ファイル格納場所 ]
[monitor_interval = ロギングインターバル ] [display_refresh_rate = 表示リフレッシュレート ]
[threshold_monitor_interval = しきい値監視インターバル ] [threshold_monitor_iops_border = 最低入出力回数 ] [threshold_monitor_logging_mode]
[auto_adjust_monitor_interval [ = yes | no ] ]
[auto_archive_execution]
[auto_execution_time = 時分 ]
[auto_start_monitor [ = yes | succeed | no ] ]
[auto_deletion_execution = (
[history_file = 保存期間 ][]
[primary_summarized_file = 保存期間 ][]
[secondary_summarized_file = 保存期間 ]
) ]
[performance_cooperation = yes | no ]
[keep_cooperation_term = 保存期間 ] [performance_dashboard = yes | no ]
表 2-8 環境定義ファイルで設定する情報(performance セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[performance] 性能監視セクション 性能監視セクションの開始を示します
monitor_file_directory 統計情報履歴ファイ
ル格納場所
(文字列 255 文字以
内)
統計情報履歴ファイルの格納場所を指定しま
す存在するディレクトリを絶対パスで指定し
ます詳細については電子マニュアル「性能
監視機能利用の手引」(IS025)を参照してく
ださい
既定値optiSMsvretcmon
monitor_interval ロギングインターバ
ル
(数値 1~60)
統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出
力するインターバルを指定します
単位 分
既定値5
display_refresh_rate 表示リフレッシュ
レート
(数値 1~6)
性能監視画面の数値表と時系列グラフについ
て一分間あたり何回データ更新を行うかを指
定します詳細については電子マニュアル「性
能監視機能利用の手引」(IS025)を参照して
ください
単位 回数分
既定値1
threshold_monitor_interval しきい値監視イン
ターバル
(数値 1~60)
しきい値監視インターバルを指定します指定
がない場合は表示リフレッシュレートの間隔
でしきい値監視を行います
単位 分
既定値表示リフレッシュレート値
threshold_monitor_iops_bo
rder
最低入出力回数
(数値 1~120)
最低入出力回数を指定します
単位 回数分
既定値60
threshold_monitor_logging
_mode
なし
しきい値監視インターバルをロギングイン
ターバルと同じ設定にします統計情報を蓄積
中のディスクアレイのみしきい値監視を行い
ます指定がない場合はthreshold_monitor_
interval に指定されたインターバルでしきい値
72
監視を行います
既定値threshold_monitor_interval に指定
されたインターバル
auto_adjust_monitor_inter
val
yes
no
ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定し
たインターバルで統計情報を出力できない場
合自動的に出力可能なインターバルに変更す
るかどうかを指定します指定がない場合は
yes を指定する場合と同じになります
yes指定なし
自動的に出力可能なインターバルに変更し
ます
no
自動的に出力可能なインターバルに変更し
ません
既定値yes
auto_archive_execution なし 統計情報を自動的に集約する場合に指定しま
す指定がない場合は統計情報を自動的に集
約しません
既定値統計情報を自動的に集約しない
auto_execution_time 時分 集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイル
の削除を実行する時刻です自動集約と自動削
除を実行する場合のみ有効です
時
00 ~ 23 の範囲で指定します
1 桁の指定も可能です
分
00 ~ 59 の範囲で指定します
必ず 2 桁で指定してください
既定値0000
auto_start_monitor yes
succeed
no
iSM サーバ起動時に PerforMate を利用可能な
ディスクアレイすべてについて統計情報の出
力を自動的に開始するか否かを設定しますパ
ラメータを省略した場合統計情報の蓄積を開
始しません
yes
iSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能
監視機能)が利用できるディスクアレイすべ
てについて統計情報の蓄積を開始します
前回の運転時に統計情報を蓄積していた
ディスクアレイについては前回の状態を引
き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に
蓄積を停止していたディスクアレイについ
てはその状態を保持し蓄積を開始しませ
ん
succeed指定なし
iSM サーバ初回起動時はPerforMate(性能
監視機能)が利用できるディスクアレイすべ
てについて統計情報の蓄積を開始しませ
ん前回の運転時に統計情報を蓄積していた
ディスクアレイについては前回の状態を引
き継ぎ蓄積を開始します前回の運転時に
蓄積を停止していたディスクアレイについ
てはその状態を保持し蓄積を開始しませ
ん
no
統計情報の蓄積を自動的には開始しません
既定値yes
73
auto_deletion_execution 自動削除の実行と保
存期間
統計情報の保存期間を設定します保存期間を
過ぎたファイルは自動的に削除されます
統計情報履歴ファイル一次集約ファイル二
次集約ファイルの保存期間を同時に指定する
場合はrdquordquoで区切ってください指定が無い場
合は統計情報は自動的に削除されません
既定値統計情報を自動的に削除する
history_file 保存期間
lt数値gtlt単位gt
統計情報履歴ファイルの保存期間です指定し
た期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除
しますパラメータを省略した場合統計情報
履歴ファイルを削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます
(大文字も指定可能です)
d 日
m 月
y 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なりま
す
d 1 ~ 366
m 1 ~ 24
y 1 ~ 2
例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を
設定します
既定値1m
primary_summarized_file 保存期間
lt数値gtlt単位gt
一次集約ファイルの保存期間です指定した期
間を過ぎた一次集約ファイルを削除しますパ
ラメータを省略した場合一次集約ファイルを
削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます
(大文字も指定可能です)
m 月
y 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なりま
す
m 1 ~ 24
y 1 ~ 2
例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を
設定します
既定値1m
secondary_summarized_fil
e
保存期間
lt数値gtlt単位gt
二次集約ファイルの保存期間です指定した期
間を過ぎた二次集約ファイルを削除しますパ
ラメータを省略した場合二次集約ファイルを
削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます
(大文字も指定可能です)
m 月
y 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なりま
す
m 1 ~ 24
y 1 ~ 2
例1 年の保存期間を指定する場合は1y を設
74
定します
既定値1y
performance_cooperation yes
no
他機能(1)と連携するためのファイルを定期的
に出力するかどうかを設定します本パラメー
タが省略されている場合はファイルを出力し
ません
yes
定期的に連携用のファイルを出力します
no
連携用のファイルを出力しません
既定値no
(1) SigmaSystemCenter Analyzer for
VMware vCenter Operations Analyzer for
VMware vRealize Operations
keep_cooperation_term 保存期間
(数値 1~7)
他機能(1)と連携するためのファイルを保存す
る期間です保存期間に指定した日数分のファ
イルを保存し期間を過ぎたファイルは削除さ
れますパラメータを省略した場合既定値で
動作します
単位 日
既定値1
(1) SigmaSystemCenter Analyzer for
VMware vCenter Operations Analyzer for
VMware vRealize Operations
performance_dashboard yes
no ダッシュボードに性能情報を表示するかどう
かを設定しますパラメータが省略されている
場合はダッシュボードに性能情報を表示しま
せん
yes
ダッシュボードに性能情報を表示します
no
ダッシュボードに性能情報を表示しません
規定値no
75
1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し
た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対
しては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください
2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ
のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必
要ですシステム時刻を大幅に変更する場合にはiSM サーバを停止後にシステム時刻の変更を行
なって下さいその際必要に応じて統計情報ファイルを退避してください
3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました
ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義の
rdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定をrdquonordquoに変更してiSM サーバを再起動してください
rdquomonitor_intervalrdquoに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があ
りますのでrdquoauto_adjust_monitor_intervalrdquoの設定はrdquoyesrdquoを推奨します
Ver34 以前よりバージョンアップする場合はロギングインターバルの自動調整について
互換性に関する留意事項があります詳しくは電子マニュアル 「iStorage ソフトウェア
性能監視機能利用の手引」(IS025) を参照してください
4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴
ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ
スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し
てください
⑧ config セクション構成設定機能に関する情報を定義します
[config]
[no_clock_correction]
[allow_virtual_capacity_over_max_pd]
[no_auto_save_config]
76
表 2-9 環境定義ファイルで設定する情報(config セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[config] 装置コンフィグセクション コンフィグセクションの開始を示します
no_clock_correction
なし ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補
正しない場合に指定します
指定がない場合はディスクアレイ中の時刻
を自動補正します時刻の自動補正はサー
バの起動時およびサーバ起動後 24 時間ごと
に行われます
allow_virtual_capac
ity_over_max_pd
なし 仮想容量プールが最大物理容量を超えること
を許可する場合に指定します指定がない場
合は仮想容量プールの容量を最大物理容量
までに限定しますシンプロビジョニング機
能を利用する場合にのみ有効となります
no_auto_save_config なし 構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行
うかどうかを設定します既定値は指定なし
で 自 動 保 存 が 行 わ れ ま す
no_auto_save_config を指定すると自動保存
が行われなくなります
⑨ optimizer セクション性能最適化に関する情報を定義します
[optimizer]
[optlog_directory = 性能最適化用ログファイルの格納場所]
[prog_check_interval = 論理ディスクの移動状況チェックインターバル]
表 2-10 環境定義ファイルで設定する情報(optimizer セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[optimizer] 性能最適化セクション 性能最適化セクションの開始を示します
optlog_directory 性能最適化用ログファイル
の格納場所
(文字列 255 文字以内)
性能最適化用ログファイルの格納場所を指定
します存在するディレクトリを絶対パスで
指定します
既定値optiSMsvretcoptlog
prog_check_interval 論理ディスクの移動状況
チェックインターバル
(数値 5~30)
論理ディスクの移動状況をチェックするイン
ターバルを指定します
単位 秒
既定値10
⑩ replication セクションレプリケーションに関する情報を定義します
[replication]
[no_state_monitor]
[no_replication_info_refresh]
[rc_port_no = ポート番号]
77
表 2-11 環境定義ファイルで設定する情報(replication セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[replication] レプリケーションセクショ
ン
レプリケーションセクションの開始を示しま
す
no_state_monitor なし ReplicationControl コマンドSnapControl コ
マンドの操作による状態変化のメッセージを抑
止する場合に指定します
no_replication_info_
refresh
なし iSMクライアントのレプリケーション管理画面
と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指
示で更新を行う場合に指定します
指定がない場合(既定値)画面は定期的に更新
されます
ディスクレイ間の RDR のリンクがベストエ
フォート回線経由の場合は指定を行い定期
的な画面の更新を避けてください
詳しくは電子マニュアル「データレプリケー
ション利用の手引 機能編」(IS015)の低速回
線の説明を参照してください
rc_port_no ポート番号
(数値 1~65535)
iStorageManager 経由の ReplicationControl
のコマンド発行時に使用するポート番号を指定
します
既定値8030
⑪ snapshot セクションスナップショットに関する情報を定義します
[snapshot]
[sc_port_no = ポート番号]
表 2-12 環境定義ファイルで設定する情報(snapshot セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[snapshot] スナップショットセクショ
ン
スナップショットセクションの開始を示しま
す
sc_port_no ポート番号
(数値 1~65535)
iStorageManager 経由の SnapControl のコマ
ンド発行時に使用するポート番号を指定しま
す
既定値8060
iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はreplication セクション
のポート番号と snapshot セクションのポート番号を使用します
78
⑫ data_retention セクションiSM サーバのデータ改ざん防止機能の情報を定義します
[data_retention]
[protection_check_time = 時分]
[expiration_period = 期限切れメッセージ出力期間]
[premonition_period = 期限切れ予告期間]
表 2-13 環境定義ファイルで設定する情報(data_retention セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[data_retention] データ改ざん防止セク
ション
データ改ざん防止セクションの開始を示しま
す
protection_check_time 時分 データ保護されたボリュームの保護状態を
チェックする時刻を指定します
時 00 ~ 23 の範囲で指定します1 桁の指定
も可能です
分 00 ~ 59 の範囲で指定します必ず 2 桁
で指定してください
既定値0010
expiration_period 期限切れメッセージ出力
期間
(数値 0~255)
データ保護されたボリュームの保持期限が切れ
た場合に出力する期限切れの通知メッセージ
の出力期間を指定します本パラメータに 0 を
指定された場合は期限切れメッセージは出力
されません
単 位日
既定値1
例3 日を指定した場合データ保護状態の
チェック時刻毎に 3 日間メッセージを出力しま
す
premonition_period 期限切れ予告期間
(数値 0~255)
データ保護されたボリュームの保持期日が近づ
いたことを知らせる期限切れ予告期間を指定
します
期限切れ予告期間の最初の日が期限切れ予告日
となります
本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れ
の予告は行いません
単 位日
既定値0
例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護
状態のチェック時刻に期限切れの予告メッセー
ジを出力します
79
環境定義ファイルの以下のポート番号の既定値を変更する場合はそれぞれ異なる値を指定
してください
client セクションの iSM クライアント接続先ポート番号(iSMsvr_port)
web セクションの iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号(web_port_no)
replication セクションのポート番号(rc_port_no)
snapshot セクションのポート番号(sc_port_no)
⑬ fault_analysis セクション障害解析機能に関する情報を設定します
[fault_analysis]
[auto_start = yes]
表 2-14 環境定義ファイルで設定する情報(fault_analysis セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[fault_analysis] 障害解析機能に関する情
報 障害解析機能に関する情報を設定します
auto_start yes 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載
を削除すると拡張トレースが蓄積されないた
め「auto_start = yes」が記載されている場合
は変更しないで下さい
yes出力します
⑭ auditlog セクション監査ログ機能に関する情報を定義します
[auditlog]
[adtlog_function_enable = yes | no ]
[adtlog_directory = 監査ログファイル格納場所 ] [adtlog_size = 監査ログファイルのサイズ ] [adtlog_name = 監査ログファイル名]
[adtlog_keep_term = 保存期間]
80
表 2-15 環境定義ファイルで設定する情報(auditlog セクション)
セクション名
パラメータ 値 内容
[auditlog] 監査ログセクション 監査ログセクションの開始を示します
adtlog_function_ena
ble
監査ログ機能有効フラグ
yes
no
監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを
出力するかどうかを指定します指定がない場
合はno を指定する場合と同じになります
yes
監査ログ機能を有効化し監査ログファイル
を出力します
no指定なし
監査ログ機能を無効化し監査ログファイル
を出力しません
既定値no
adtlog_directory 監査ログファイル格納場所
(文字列 255 文字以内)
監査ログファイルの格納場所を指定します存
在するディレクトリを絶対パスで指定します
監査ログについては電子マニュアル
「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の
「第 I 編 監査ログ」の項を参照してください
既定値optiSMsvretcauditlog
adtlog_size 監査ログファイルのサイズ
(数値 1~100)
監査ログを出力するファイルのサイズの上限
を指定します
単位 MB
既定値1
adtlog_name 監査ログファイルのファイ
ル名
(文字列 20 文字以内)
監査ログファイルの名称を指定します本パラ
メータで指定した名称以降に監査ログの作成
年月日を付与してファイルを作成します
既定値では以下の名称となります
「auditlogYYYYMMDDlog」
adtlog_keep_term 監査ログファイルの保存期
間
(1m~60m1y~5y0)
監査ログファイルの保存期間です指定した期
間を過ぎた監査ログファイルを削除しますパ
ラメータにrdquo0rdquoを指定した場合監査ログファイ
ルを削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます
(大文字も指定可能です)
m hellip 月
y hellip 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なりま
す
m hellip 1~60
y hellip 1~5
例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を
設定します
既定値3m(3 ヶ月)
81
監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする
ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存
しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください
監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を
設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です
ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例
えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー
ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください
(5)環境定義ファイルの設定例
以下に全ての設定が可能なサンプルファイル(iSMsvrutf8sample)を元に作成した環境定義ファイルの
例を示します
環境定義ファイル
このファイルは iSM サーバ環境定義ファイルのサンプルですこのファイルに iSM
サーバの全てのパラメータを記述しています
本サンプルファイルをカスタマイズして使用することによりiSM サーバで全ての
設定をおこなうことができます
行の先頭のはコメント行です必要に応じてコメントを外して使用してくだ
さい
agent セクション
監視するディスクアレイを設定します
ディスクアレイの監視は IP接続を推奨します
IP 接続で監視する場合はSVP の LAN コネクタ
の IP アドレスを指定してください
FC 接続で監視する場合はauto_find_spfまたは fileに指定してください
iSCSI 専用ディスクアレイおよび M シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視
のみ可能です
初期設定をおこなっていない D1 シリーズD3 シリーズのディスクアレイの場合は
後から設定をおこなうためここでは設定しないでください
[agent]
diskarray(n) iSMサーバが監視対象とするディスクアレイの指定をします
diskarray(n)の(n)に数値を指定することで複数指定が可能です
本パラメータと auto_find_spf パラメータの指定がどちらもない
場合はiSM サーバは継続しますがディスクアレイの監視はで
きません
範囲1〜64 エントリ
ip IP接続でディスクアレイを監視する場合に指定します
iSMサーバはIP アドレスまたはホスト名で指定された IP
アドレス(ポート番号は 2730)へ接続し監視をおこないます
82
SVPが 2つあるディスクアレイの場合
1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 2 つ(main sub)
まで指定できます
SVPが 1つあるディスクアレイの場合
1 エントリにつき IP アドレス(ホスト名)が 1 つ(main)のみ
指定できます
M シリーズディスクアレイの場合IPv4 または IPv6の IP アドレス
を指定する可能です
M シリーズ以外ディスクアレイの場合IPv4 の IP アドレスを指定
してください
フローティング IP アドレスを設定しないでください
(文字列 255 文字以内)
type ディスクアレイの種別を指定します
IP接続で M シリーズA3000 シリーズ又は A5000シリーズ
のディスクアレイを監視する場合必ず指定してください
その以外の場合は指定しないでください
M M シリーズA3000 シリーズと A5000 シリーズの
ディスクアレイを示します
--------------D シリーズA2700A4900----------------
diskarray1 = (
ip = (19216801 19216802)
)
---------------------------------------------------
---------------------------------------------------
-------M シリーズA3000 シリーズA5000シリーズ------
diskarray1 = (
ip = (19216801 19216802)
type = M
)
---------------------------------------------------
snmp_port SNMP トラップを受信する場合SNMPトラップを受信するポート
番号として 162 を指定しますSNMP トラップはディスクアレイ
から送信される情報でありハードウェアの状態遷移などを
iSMサーバに通知するものですIP 接続により監視する
ディスクアレイの場合にのみ有効となります
SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えま
すネットワークセキュリティ攻撃等を受け性能が劣化するこ
とがありますので受信しない設定を推奨します指定がない場
合SNMP トラップは受信しません
(数値 162)
snmp_port = 162
remonitoring_interval
障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後の
ディスクアレイの監視を自動再開することが可能かを判定する
インターバルを指定します
単 位分
既定値5
(数値 1〜60)
remonitoring_interval = 5
lan_path_check_interval
IP接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックする
インターバルを指定します
単 位分
既定値60
83
(数値 3〜60)
lan_path_check_interval = 60
auto_find_spf スペシャルファイルの自動検出をおこなうことによりFC 接続
のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います本
パラメータと diskarray パラメータの指定がどちらもない場合は
iSMサーバは継続しますがディスクアレイの監視はできません
auto_find_spf
file FC接続でディスクアレイを監視する場合に指定します
1 エントリにつきスペシャルファイル名が 8 つまで指定できます
スペシャルファイル名を絶対パスで指定します
(文字列 128 文字以内)
------ For HP-UX ----------------------------
diskarray2 = (
file = ( devnec_iSMmkdlc1t0d0
devnec_iSMmkdlc1t0d1 )
)
---------------------------------------------
------ For Solaris --------------------------
diskarray2 = (
file = ( devrdskc1t0d0s2
devrdskc1t0d1s2 )
)
---------------------------------------------
------ For Linux ----------------------------
diskarray2 = (
file = ( devnec_iSMmkdlsda
devnec_iSMmkdlsdb )
)
---------------------------------------------
server セクション
iSM クライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する iSM サーバ名を設定します
[server]
iSMsvr_name iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する
iSMサーバ名を指定します大文字と小文字は区別されます
タイトルバーの表示を変更する場合は指定してください
複数の iSM サーバで運用している場合iSM クライアント
(Web GUI)のタイトルバーから iSMサーバの識別が可能と
なります
(文字列 20 文字以内)
iSMsvr_name = iSMsvr
client セクション
iSM サーバの利用者を設定しますiSM クライアントからの接続時に指定する
利用者を設定します
ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ
管理ユーザ)となります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)
と特定のパーティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)は
84
iSM クライアント(Web GUI)から設定してください
ここで設定する利用者情報はOS のユーザアカウントagent セクションの
ディスクアレイを監視する利用者情報とは関係がないことに注意をしてください
[client]
login(n) 利用者情報を指定します利用者情報はiSM クライアントから
iSMサーバに接続してディスクアレイについての情報を参照
操作するための認証を得るために用いられます
範囲1〜100 エントリ
username 利用者名を指定します大文字と小文字は区別されます
(文字列 20 文字以内)
password 利用者のパスワードを指定します大文字と小文字は区別され
ますパスワード値を iSMcipherpw コマンドで暗号化したものを
指定することも可能ですまたiSMsvr check -p コマンドある
いは iSMsvr start -pコマンドで自動的に暗号化もできます
(文字列 14 文字以内)
L3 利用者に許可する操作についての役割を指定します
iSMクライアントから iSM サーバに接続しディスクアレイにつ
いての情報を参照操作する利用者に対し以下の 3 つの役割
を用意しています
L1hellipmonitor ディスクアレイの監視状態表示などの
参照が可能です
L2hellipoperator レプリケーションスナップショット
性能監視性能最適化機能で運用に必要
な操作が可能です
L3hellipadministrator ディスクアレイの構成設定を含むすべて
の操作が可能です
login1 = (iSM iSM L1)
login2 = (username password L3)
iSMsvr_port iSMクライアントが接続する iSMサーバのポート番号を指定しま
す
既定値8020
(数値 1〜65535)
iSMsvr_port = 8020
web セクション
iSM クライアント(Web GUI) および Webブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番
号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください
[web]
web_port_no iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の
ポート番号を指定します
既定値 8070
(数値 1〜65535)
web_port_no = 8070
web_ip_address ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManager で iStorage M
シリーズを監視する場合に設定が必要です
iSMクライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時の
IPアドレスを指定します
IPv4 の IP アドレス或いは IPv6 の IPアドレスは使用する可能です
IPv4の IP アドレスとして1270010000
255255255255 は使用できません
85
IPv6の IP アドレスとして00000000
00000001000000255255255255
0000000000000000127001 或いは
ff008で始まる IPアドレスは使用できません
web_ip_address = 192168010
tls_version_disable
iSMクライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS
バージョン無効化を設定します指定がない場合default
を指定する場合と同じになります
default
TLS13TLS12TLS11TLS10 を利用します
10
TLS 10を無効してTLS13TLS12TLS11 を利用します
11
TLS 10TLS11 を無効してTLS13TLS12 を利用します
既定値default
tls_version_disable = default
resource セクション
iSM サーバの状態監視機能の環境を設定します
これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの
設定は必要ありません
[resource]
watch_interval ディスクアレイの状態を監視するインターバルを指定します
単 位秒
既定値15
(数値 1〜3600)
watch_interval = 15
capacity_watch_interval
以下の情報を監視するインターバルを指定します
1)シンプロビジョニング機能
プールおよび論理ディスクの割当済み容量
プールの実容量しきい値
プールの実容量しきい値(予告)
論理ディスクの LD容量しきい値
2)スナップショット機能
スナップショット使用量
スナップショット使用量のしきい値
シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスク
の容量不足論理ディスクの LD 容量クォータは状態監視
インターバル(watch_interval)で監視しますただし容量監視
インターバル(本パラメータ)が状態監視インターバルよりも短い
場合()は容量監視インターバルでも監視可能です
()既定値では容量監視インターバルは状態監視インターバル
よりも長くなります
単 位分
既定値5
(数値 5〜1440)
capacity_watch_interval = 5
nickname_check iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成
86
要素に付与された識別名称の重複チェックを行う場合に指定します
重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです
ディスクアレイ名
本パラメータが指定された場合iSMサーバ起動時および
ディスクアレイの監視再開時に全ての識別名称の重複
チェックを行います本パラメータがない場合は重複
チェックを行いません
nickname_check
scheduled_report
監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報
を行うかを設定します規定値では定時通報を行いません
yes 定時通報を行います
no 定時通報を行いません
scheduled_report = no
scheduled_report_time
監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報
を行う時刻を指定します
定時通報する場合にのみ本パラメータでの設定値が有効と
なります
定時通報しない(規定値)の場合は本パラメータでの設定値は
無効となります
時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です
分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ
い
scheduled_report_time = 0000
log セクション
iSM サーバの運用ログに関する情報を設定します
iSM サーバのメッセージは運用ログに出力されますこれらの情報は既定値を推奨
しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要ありません運用
ログは最大 100 ファイル作成するためファイルサイズ(既定値1MB)times100(MB)の
容量が必要ですOS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する
必要があります
iSMsvr check コマンドでディスクの容量が確認できます
[log]
file_directory 運用ログファイルの格納場所を指定します
存在するディレクトリを絶対パスで指定します
既定値optiSMsvretclog
(文字列 255 文字以内)
file_directory = optiSMsvretclog
file_size 運用ログを出力するファイルのサイズの上限値を指定します
単 位MB
既定値1
(数値 1〜10)
file_size = 1
modify_no_measures_msg_to_info
運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについ
87
て種別を INFO に切り替える場合に指定します種別の変更対
象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です指定がない場
合は種別の切り替えは行いません
modify_no_measures_msg_to_info
modify_remote_notification_msg_to_warning
HP-UX 上にてNX リモート通報(コンソールメッセージの監視)
と連携する場合にのみ指定してください
種別が WARNING に変更されるメッセージは以下になります
iSM07012iSM07154iSM07159iSM07168iSM07169
iSM07452iSM07454iSM07456iSM07459iSM07460
iSM07670iSM07671
指定がない場合は種別の切り替えは行いません
modify_remote_notification_msg_to_warning
performance セクション
iSM サーバの性能監視機能の環境を設定します
性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合は
必要に応じて設定を行ってください
[performance]
monitor_file_directory
統計情報履歴ファイルの格納場所を指定します
存在するディレクトリを絶対パスで指定します
既定値optiSMsvretcmon
(文字列 255 文字以内)
monitor_file_directory = optiSMsvretcmon
monitor_interval
統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力する
インターバルを指定します
単 位分
既定値5
(数値 1〜60)
monitor_interval = 5
display_refresh_rate
性能監視画面の数値表と時系列グラフについて一分間あたり
何回データ更新をおこなうかを指定します
単 位回数分
既定値1
(数値 1〜6)
display_refresh_rate = 1
threshold_monitor_interval
しきい値監視インターバルを指定します
threshold_monitor_logging_mode が指定された場合
threshold_monitor_interval が無効になります
単 位分
既定値表示リフレッシュレート値
(数値 1〜60)
threshold_monitor_interval = 1
88
threshold_monitor_iops_border
最低入出力回数を指定します
単 位回数分
既定値60
(数値 1〜120)
threshold_monitor_iops_border = 60
auto_adjust_monitor_interval
ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバル
で統計情報が出力できない場合自動的に出力可能な
インターバルに変更するかどうかを指定します
yesなし 自動的に出力可能なインターバルに変更します
「なし」の意味は auto_adjust_monitor_interval の
みを指定します
no 自動的に出力可能なインターバルに変更しません
auto_adjust_monitor_interval = yes
auto_archive_execution
統計情報を自動的に集約する場合に指定します
auto_archive_execution
auto_execution_time
集約の自動実行と保存期間を過ぎたファイルの削除を実行する
時刻です
時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です
分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ
い
auto_execution_time = 0000
auto_start_monitor
統計情報の蓄積を自動的に開始するか否かを指定します
yes iSM サーバ起動時に PerforMate(性能監視機能)が利用
できるディスクアレイすべてについて統計情報の蓄積
を開始しますただし前回の運転時に統計情報の蓄
積を停止したディスクアレイについてはその状態を
保持し蓄積を開始しません
succeed 前回の運転時に統計情報を蓄積していた
なし ディスクアレイについては前回の状態を引き継ぎ
蓄積を開始します前回の運転時に蓄積を停止してい
たディスクアレイについてはその状態を保持し蓄
積を開始しません
「なし」の意味は auto_start_monitor のみを指定しま
す
no 統計情報の蓄積を開始しません
auto_deletion_execution
統計情報の保存期間を指定します保存期間を過ぎたファイル
は自動的に削除されます統計情報履歴ファイル一次集約
ファイル二次集約ファイルの保存期間を同時に指定する場合
はで区切ってください
history_file 統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた
統計情報履歴ファイルを削除します
単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可
能です)
d 日
89
m 月
y 年
数値 単位の指定により設定可能な値が異なります
d 1 〜 366
m 1 〜 24
y 1 〜 2
例1 ヶ月の保存期間を指定する場合は1m を設定します
primary_summarized_file
一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次
集約ファイルを削除します
単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可
能です)
m 月
y 年
数値 単位の指定により設定可能な値が異なります
m 1 〜 24
y 1 〜 2
secondary_summarized_file
二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次
集約ファイルを削除します
単位 数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可
能です)
m 月
y 年
数値 単位の指定により設定可能な値が異なります
m 1 〜 24
y 1 〜 2
--------------以下の設定を推奨します-------------
auto_start_monitor = yes
auto_deletion_execution = (
history_file = 1m
primary_summarized_file = 1m
secondary_summarized_file = 1y
)
-------------------------------------------------
threshold_monitor_logging_mode
しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設定
にします
threshold_monitor_logging_mode が指定された場合
threshold_monitor_interval が無効になります
threshold_monitor_logging_mode
performance_dashboard
ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します
本パラメータが省略されている場合はダッシュボードに
性能情報を表示しません
yes
ダッシュボードに性能情報を表示します
no
ダッシュボードに性能情報を表示しません
既定値no
performance_dashboard = no
fault_analysis セクション
90
障害解析機能に関する情報を設定します
これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの
設定は必要ありません
[fault_analysis]
auto_start 拡張トレースの蓄積を行うか指定します記載を削除すると
拡張トレースが蓄積されないため「auto_start = yes」が
記載されている場合は変更しないで下さい
yes 出力します
auto_start = yes
config セクション
構成設定機能に関する情報を設定します
これらの情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの
設定は必要ありません
[config]
no_clock_correction
ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正しない場合に指
定します指定がない場合はディスクアレイ中の時刻を自動
補正します
no_clock_correction
allow_virtual_capacity_over_max_pd
仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可する場合に
指定します指定がない場合は仮想容量プールの容量を最大
物理容量までに限定しますシンプロビジョニング機能を利用
する場合にのみ有効となります
allow_virtual_capacity_over_max_pd
no_auto_save_config
構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うかどうかを設定し
ます既定値は指定なしで自動保存が行われます
no_auto_save_config を指定すると自動保存が行われなく
なります
no_auto_save_config
optimizer セクション
iSM サーバの性能最適化機能の環境を設定します
性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合
も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は必要あ
りません
[optimizer]
optlog_directory
性能最適化用ログファイルの格納場所を指定します
存在するディレクトリを絶対パスで指定します
既定値optiSMsvretcoptlog
(文字列 255 文字以内)
optlog_directory = optiSMsvretcoptlog
91
prog_check_interval
論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを指定し
ます
単 位秒
既定値10
(数値 5〜30)
prog_check_interval = 10
replication セクション
iSM サーバのレプリケーション機能の環境を設定します
レプリケーション機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す
る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は
必要ありません
[replication]
no_state_monitor
ReplicationControl コマンドSnapControl コマンドの操作によ
る状態変化のメッセージを抑止する場合に指定します
no_state_monitor
no_replication_info_refresh
iSMクライアント側のレプリケーション管理画面と接続画面の定
期更新を行わない場合に指定します指定がない場合は定期
更新を行いますディスクレイ間の RDR のリンクが低速回線の場
合は指定してください
低速回線については「データレプリケーション利用の手引
機能編」を参照してください
no_replication_info_refresh
rc_port_no iSMサーバ経由の ReplicationControl のコマンド発行時に使用す
るポート番号を指定します
既定値8030
(数値 1〜65535)
rc_port_no = 8030
snapshot セクション
iSM サーバのスナップショット機能の環境を設定します
スナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す
る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は
必要ありません
[snapshot]
sc_port_no iSMサーバ経由の SnapControl のコマンド発行時に使用する
ポート番号を指定します
既定値8060
(数値 1〜65535)
sc_port_no = 8060
data_retention セクション
iSM サーバのデータ改ざん防止機能の環境を設定します
データ改ざん防止機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用す
る場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクションでの設定は
92
必要ありません
[data_retention]
protection_check_time
データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を
指定します
時 00 〜 23 の範囲で指定します1桁の指定も可能です
分 00 〜 59 の範囲で指定します必ず 2 桁で指定してくださ
い
既定値 0010
protection_check_time = 0010
expiration_period
データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合期限切
れの通知メッセージの出力期間を指定します本パラメータに 0
を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません
単 位日
既定値1
(数値 0〜255)
例3 日を指定した場合データ保護状態のチェック時刻毎に 3
日間メッセージを出力します
expiration_period = 1
premonition_period
データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します
本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れの予告は行いませ
ん
単 位日前
既定値0
(数値 0〜255)
例3 日を指定した場合3 日前のデータ保護状態のチェック時
刻に期限切れの予告メッセージを出力します
premonition_period = 0
auditlog セクション
監査ログセクションの開始を示します
[auditlog]
adtlog_function_enable
監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力するかどうかを指
定します指定がない場合はnoを指定する場合と同じになります
yes
監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します
no
監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません
既定値no
adtlog_function_enable = no
adtlog_directory
監査ログファイルの格納場所を指定します存在するディレクトリを
絶対パスで指定します
既定値optiSMsvretcauditlog
(文字列 255 文字以内)
93
adtlog_directory = optiSMsvretcauditlog
adtlog_size
監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します
単位 MB
既定値1
(数値 1~100)
adtlog_size = 1
adtlog_name
監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称
以降に監査ログの作成年月日を付与してファイルを作成します
既定値では以下の名称となります
「auditlogYYYYMMDDlog」
(文字列 20 文字以内)
adtlog_name = auditlog
adtlog_keep_term
監査ログファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた監査ログ
ファイルを削除しますパラメータにrdquo0rdquoを指定した場合
監査ログファイルを削除しません
単位
数値の単位を示し以下を指定できます(大文字も指定可能です)
m hellip 月
y hellip 年
数値
単位の指定により設定可能な値が異なります
m hellip 1~60
y hellip 1~5
例3 ヶ月の保存期間を指定する場合は3m を設定します
adtlog_keep_term = 3m
94
24 システムパラメータの設定
以下にiStorageManager 運用に際してのシステムパラメータの設定を説明しますなおシステム設
定の詳細についてはご利用になられる OS で提供されている説明書などを参照してください
なお変更についてはシステムパラメータの現在値または既定値を調べそれに加算した値で設定
をしてください
(1)最大ファイルオープン数
以下を参考に設定とカーネル構成を行ってください
なおRed Hat Enterprise Linux についてはバージョンによって既定値が異なります以下は
参考として Red Hat Enterprise Linux Version 8 の既定値を記載します
表 2-16 システムパラメータ(最大ファイルオープン数)と設定値
OS 名称 パラメータ名 必要量
Linux fsfile-max
(RHEL8システムに
より異なりますので
現在値を参照してく
ださい)
iStorageManager 固定値 160以上
クライアント接続ごと 16ずつ加算
ディスクアレイ接続ごと 19ずつ加算
例)クライアント接続台数 32台
ディスクアレイ接続台数 2台
必要量=160+16times32+19times2=710以上
95
(2)その他の設定要素
以下を参考に必要に応じて設定とカーネル構成を行ってください
表 2-20 その他のシステムパラメータと設定値
OS 名称 パラメータ名 説明
Linux kernelmsgmnb
(RHEL8 既定値
16384)
メッセージキューID 当たりの滞留メッセージテキストサイズの
最大
iStorageManager は3つのメッセージキューを使用します
iStorageManager から出力されるメッセージが多くプロセス間
でのメッセージキューへの送信失敗が発生する場合に設定値を
増やしてください
iStorageManager ではPD 障害が発生してプールまたは RANK
の状態が変化するとそのプールまたは RANK に属する LD 全
てに関してメッセージが出力されるため同時に大量にメッセー
ジが出力されますその場合でもメッセージ出力が失敗しないよ
うにするためには以下を目安に余裕を持たせてパラメータを増
加させてください
(最も LD 数の多いプールまたは RANK の LD 数+2)times565
Linux kernelshmmax
(RHEL8 既定値
1844674407369277
4399)
1つの共有メモリセグメントの最大サイズ
iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク
アレイ情報の管理を行います
以下の値を参考に設定値を変更してください
以下の参考値より十分に大きい値を設定してください
(単位バイト)
必要量=1700000+
1000times(監視するディスクアレイの内最も論理ディスク
数が多いディスクアレイの論理ディスク数)以上
例)1700000+1000times8192
=9892000以上
rarr10MBの10485760を指定
Linux kernelshmmni
(RHEL8 既定値
4096)
システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数
iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク
アレイ情報の管理を行います
ディスクアレイ数が増えると足りなくなる場合があります
以下の値を参考に設定値を変更してください
以下の参考値より十分に大きい値を設定してください
共通
iStorageManager 固定値 12以上
ディスクアレイ接続ごと 3ずつ加算
PerforMate 利用時
PerforMate 使用ディスクアレイごと 1ずつ加算
PerforSurePerforOptimizer 利用時
PerforSure PerforOptimizer 使 用 デ ィ ス ク ア レ イ ご
と 1ずつ加算
DynamicSnapVolume 利用時
DynamicSnapVolume 使用ディスクアレイごと
(RDR 接続されたディスクアレイを含む) 1ずつ加算
スナップショット BV 数合計が 277 個ごと 1ずつ加算
DynamicDataReplicationRemoteDataReplication 利用時
ボリュームのペア数合計が 4500 個ごと 1ずつ加算
96
RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用時
AT グループ数合計が 900 個ごと 1ずつ加算
例)ディスクアレイ接続台数 2台
( PerforMate PerforSure DynamicSnapVolume
DynamicDataReplication RemoteDataReplication
RemoteDataReplicationDisasterRecovery 利用可能)
スナップショット BV 数合計200 個
ボリュームのペア数合計 2000 個
AT グループ数合計 50 個
必要量 = 12+
3times2+
2+2+2+
(200divide277)の切り上げ+
(2000divide4500)の切り上げ+
(50divide900)の切り上げ
= 27以上を追加
Linux kernelshmall
(RHEL8 既定値
1844674407369277
4399)
システム全体で作成できる共有メモリページの最大数
iStorageManager は共有メモリセグメントを使用してディスク
アレイ情報の管理を行います
以下の値を参考に設定値を変更してください
必要量=(iStorageManager で必要な kernelshmmax の値
divide4096)
timesiStorageManager で必要な kernelshmmni の値
上記の kernelshmmaxkernelshmmni の説明にある計算式
を参考にしてください
各システムパラメータはカーネルメモリを使用することがありますそのとき実装メモ
リ量に注意しカーネルメモリの不足がないよう設定してください
97
第3章 iStorageManager セットアップ(Windows 版)
この章ではWebSAM iStorageManager の DVD 媒体をセットした際に自動的に起動する「iStorageManager セッ
トアップ」について説明します「iStorageManager セットアップ」はWebSAM iStorageManager の DVD 媒体
に格納されている各種ソフトウェアのインストールおよび設定をウィザード形式でおこなう機能ですなお本機
能はWindows 版のソフトウェアのみに対応しています
「iStorageManager セットアップ」は以下の2つの機能を提供します
簡易インストール
カスタムインストール
簡易インストールはM シリーズの初期導入に必要なソフトウェアを簡単に導入できます詳細については「31
簡易インストール(M シリーズ)」を参照してくださいカスタムインストールは各種ソフトウェアの詳細な設定が
おこなえますなおA2700 の導入はカスタムインストールを選択してください詳細については「32 カスタ
ムインストール(M シリーズ)」または「34 カスタムインストール(A2700)」を参照してください
A3000 シリーズおよび A5000 シリーズの場合M シリーズと同様の手順に従ってソフトウェアを導入します詳
細については「31 簡易インストール(M シリーズ)」または「32 カスタムインストール(M シリーズ)」を参照してく
ださい
1 Administrator 権限でログインしてください
2 ターミナルサービスアプリケーションモードを利用している場合本プログラムを終了後インストール
先サーバのコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からインストールを実施してください
3 ご利用の環境によってはDVD 媒体セット時に自動起動しない場合がありますこの場合はDVD 媒体
の以下のプログラムを直接起動してください
yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE
4 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に導入する場合はM シリーズの導入を先に実施してくだ
さい残りのディスクアレイに対する設定は後から iSM サーバの環境設定で追加してください
5 M シリーズを含む複数のディスクアレイを同時に監視している環境でソフトウェアのバージョンアップの
みを実施する場合カスタムインストール(M シリーズ)を選択してください
98
Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場合
Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります
31 簡易インストール(M シリーズ)
簡易インストール(M シリーズ)では次の二つのインストール方法を提供しています
iStorageManager のセットアップ
ディスクアレイを管理するサーバの構築をおこなう場合にご利用ください
サーバのセットアップ
サーバ(ホスト)情報を管理するユーティリティをインストールする場合にご利用ください
Oracle Java 実行環境が未インストールの状態で簡易インストールを実施するとOpenJDK が自動的にイン
ストールされ有効になります
Oracle Java を利用する場合以下いずれかの手順でセットアップしてください
A)事前に Oracle Java をインストールしてください
簡易インストールではOpenJDK のインストール確認が表示されます
「しない」を選択いただくことでOracle Java を継続利用できます
B)カスタムインストールで各種ソフトウェアをインストールしてください
別途 Oracle Java をインストールしてください
OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません
OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください
OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます
この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です
99
311 iStorageManager のセットアップ
以下の手順にしたがってiStorageManager のセットアップをおこないます
本手順により以下のソフトウェアがインストールされます
iSM サーバ
OpenJDK
iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために
必要なソフトウェア
iSM クライアント(Web GUI)
ControlCommand
ネットワーク設定ツール
M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア
またiSM クライアント(Web GUI)による iSM サーバへの接続が可能です
100
1 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ
ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ
ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその
ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場
合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し
てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし
てください
2 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す
る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運
用中に問題となることがあります
1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です
2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です
3 iStorageManager は複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディ
スクアレイ装置を複数の iStorageManager から同時に監視することはできません複数の
iStorageManager から監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に
支障をきたす可能性があります
4 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力
によりファイルチェックが常時行われる状態となりますこれにより CPU 負荷が高くなり動作に
影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram
FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合CyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全てをウ
イルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください
5 初期設定をおこなっていないディスクアレイはiSM サーバをインストールするサーバと同一
ネットワークに接続してください
6 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ
グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します
7 Server Core 環境の場合はiSM クライアント(Web GUI)は利用できません
8 iStorage ダッシュボードを合わせて導入する場合はカスタムインストールを選択してください
補足Web ブラウザに関する事前設定
【Internet Explorer の場合以降の手順を実施してください】
Web ブラウザで iSM サーバにアクセスすることでiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウ
ンロードインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動ができるページが表示されますこの
ページでの動作を保証するため事前に次の設定を実施してください
101
1 接続する iSM サーバを「信頼済みサイト」に設定してください
設定方法は以下の通りです
(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し
てください
(2)「信頼済みサイト」を選択し「サイト」ボタンをクリックしてください
図 3-1 インターネット オプションの画面
(3)「次の Web サイトをゾーンに追加する」に接続する iSM サーバの URL(例接続する iSM
サーバの IP アドレス(またはホスト名))を入力し「追加」ボタンをクリックしてください
「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックは外
してください
図 3-2 信頼済みサイトの設定画面
102
(4)「閉じる」ボタンをクリックし画面を閉じてください
2 「信頼済みサイト」のセキュリティレベルを設定してください
設定方法は以下の通りです
(1)「コントロールパネル」から「インターネット オプション」-「セキュリティ」タブを選択し
てください
(2)「信頼済みサイト」を選択し「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックしてください
図 3-3 インターネット オプションの画面
103
(3)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「ActiveX コントロールとプラグインの実行」を「有
効にする」に設定してください
図 3-4 セキュリティの設定画面-1
(4)「ActiveX コントロールとプラグイン」-「スクリプトを実行しても安全だとマークされてい
ない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」を「有効にする」に設定してくださ
い
図 3-5 セキュリティの設定画面-2
104
(5)「OK」ボタンをクリックし画面を閉じてください
Internet Explorer Version7 以降をご使用の場合「信頼済みサイト」の保護モードおよび
拡張保護モードは有効にしないでください
以上で「Web ブラウザに関する事前設定」は完了です
iStorageManager のセットアップをおこなう場合は以下の手順に従ってインストールしてください
(1)Administrator 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットしてください
自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ
れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください
ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の
プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です
yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE
また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また
は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください
(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています
図 3-6 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)
105
(4)簡易インストールの「iStorageManager のセットアップ」を選択して「次へ」ボタンを
クリックしてください
Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています
図 3-7 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)
(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックして
ください
図 3-8 ソフトウェア確認画面
106
(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契
約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合
は本ソフトウェアは使用できません
図 3-9 使用許諾確認画面
(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場
合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場
合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください
図 3-10 インストール先の選択画面
107
Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します
表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック
してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ
さい
図 3-11 インストール先の選択画面(Server Core 環境)
(8)OpenJDK のインストーラを起動します
Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に格
納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場
合はOpenJDK はインストールしません
既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ
び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場
合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください
(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)
108
XYZ は実際の値が表示されます
図 3-12 OpenJDK のインストール画面
(9)必要なソフトウェアをインストールします
既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画
面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ
ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません
インストール中は以下の画面を表示します
図 3-13 インストール実行中画面
またControlCommand をインストール中に
iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります
画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください
109
図 3-14 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面
(10)ネットワーク設定ツールの起動をおこないます
そのまま「次へ」ボタンをクリックしてください
図 3-15 ネットワーク設定ツール起動画面
110
(11)ディスクアレイのネットワーク設定をおこないます
ディスクアレイに iSM サーバから監視するためのネットワークアドレスを設定します
インストールしたマシンと物理的に同一なネットワーク (ルータを越えない)にディスクアレイを
接続 (設置)されていることを確認してください
確認後インストールしたマシンと同一セグメントの IP アドレスを設定してください
図 3-16 ネットワーク設定ツール画面
設定するディスクアレイを選択して「設定」をクリックしてください
図 3-17 ネットワーク設定画面
111
設定するネットワークアドレスを入力して「設定」をクリックしてください
図 3-18 ネットワーク設定確認
設定するネットワークアドレスを確認し「設定」をクリックしてください
図 3-19 ネットワーク設定完了
ネットワーク設定が完了したら「OK」をクリックしてください
「図 3-15 ネットワーク設定ツール画面」が表示されるので「閉じる」をクリックしてください
112
(12)利用者の設定をおこないます
この利用者はiSM クライアントから iSM サーバに接続する際の利用者になります
必ず Administrator の利用者を設定してくださいなお既に Administrator が設定され
ている場合は「Administrator の設定」画面は表示しません
図 3-20 利用者の設定画面
図 3-21 設定完了画面
113
(13)ディスクアレイのタイムゾーン設定をおこないます
タイムゾーンの設定を行う場合は「する」を選択して「次へ」をクリックしてください
規定値は AsiaTokyo (GMT+9)です
設定する必要がない場合は「しない」を選択してください
図 3-22 タイムゾーンの設定確認画面
「する」を選択すると以下の画面が表示されます
設定するタイムゾーンを選択して「設定」ボタンをクリックしてください
図 3-23 タイムゾーンの設定画面
設定完了後「次へ」をクリックしてください
114
(14)必要なソフトウェアのインストールが完了しました
図 3-24 インストール完了画面
「iSM サーバを起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックしてくださいiSM サーバが起
動します
iSM サーバが起動中は以下の画面を表示しますiSM サーバの起動完了をお待ち下さい
図 3-25 iSM サーバ起動中
Server Core 環境の場合はここで完了となります
図 3-24 の選択肢の補足
何らかの理由でWindows を再起動したい場合は「今すぐコンピューターを再起動する」を選択
してくださいWindows を再起動後15の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示さ
れます
「後でコンピューターを再起動する」を選択した場合はiSM サーバは起動されませんコンピュー
ターの再起動を行ってください再起動後は前回と同じユーザでログインしてください15
の「セットアップ完了画面」-「図 3-26」が表示されます
115
(15)セットアップが完了しました
iSM サーバが正常に起動後あるいは Windows の再起動後以下の画面を表示します
ご利用の環境によっては再起動後画面が表示されない場合がありますのでその場合は
DVD 媒体の以下のプログラムを直接起動してください
yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE
また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また
は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください
図 3-26 セットアップ完了画面
「完了」ボタンをクリックすると自動的に iSM クライアント(Web GUI)を起動します
ログイン画面に12で設定した利用者名パスワードを入力してログインしてくださいログイ
ン後初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行してください初期設定ウィザードは
iSM クライアント(Web GUI)のメニューの[構築]-[初期設定]-[M シリーズ]から起動します初期設
定ウィザードについてはIS051 構成設定の手引(GUI 編)の「第 5 章 初期設定」を参照し
てください
「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません
Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー
ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス
ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください
コマンドプロンプト
利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください
Windows のタスクスケジューラ
「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ
ジューラ」からタスクの再起動をしてください
116
各種ジョブスケジューリングソフトウェア
iSM サーバまたは ControlCommand を導入した場合iSM サーバコマンドまたは
ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定をジョブスケジュールソフトウェアに
登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起動してください
117
1 Internet Explorer において信頼済みサイトの設定およびセキュリティレベルの設定を行わずに
iSM サーバへ接続した場合以下のメッセージが表示され接続に失敗することがあります
本書「iStorageManager のセットアップ」の手順にしたがって設定内容を変更し再度接続してく
ださい
図 3-27 Web ブラウザの画面(設定未実施時)
2 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「警告 - セキュリティ」の画面が表示される場合があ
りますこのときは発行者が「NEC Corporation」であることを確認した上で「実行」ボタンを
クリックしてください
3 iSM サーバへ Internet Explorer で接続時に「Windows セキュリティの重要な警告」の画面にて
「Internet Explorer」の機能がブロックされていると表示される場合がありますこのときは当該画
面でブロックを解除するかまたは事前にファイアウォールの設定で「Internet Explorer」のブロッ
クを解除しておいてください
4 ご使用の Internet Explorer の設定でプロキシサーバを経由する指定を行っていると接続に失
敗することがありますこの場合はWeb ブラウザの設定でプロキシの例外指定を行いiSM サー
バへの接続にはプロキシサーバを経由しない設定としてください
ただしiSM クライアント(Web GUI)を iSM サーバと同一コンピュータで利用する場合変更する
必要はありません
以下の手順で変更してください
1) 「コントロールパネル」から「インターネットオプション」-「接続」タブを選択し「LAN の設
定」でローカルエリアネットワークの設定画面を表示します
2) 「LAN にプロキシサーバーを使用する」にチェックが入ってない場合以降の確認は不要です
入っている場合「詳細設定」でプロキシの設定画面を表示します
3) 「次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない」へ接続するサーバのホスト名および IP ア
ドレスの両方を追加してください
4) 使用中の Web ブラウザを一旦すべて終了させたあと再起動してください
118
312 サーバのセットアップ
以下の手順にしたがってサーバのセットアップを実施します
本手順により以下のソフトウェアがインストールされます
OpenJDK
ControlCommand
なお接続されているすべてのサーバで以下を実施してください
(1)Administrator 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットしてください
自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合
「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」
を選択してください
ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の
プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です
yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE
またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ
れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セット
アップを起動してください
(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています
図 3-28 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)
(4)簡易インストールの「サーバのセットアップ」を選択して「次へ」ボタンをクリックして
ください利用できない環境では選択できません
119
Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています
図 3-29 iStorageManager の導入画面(簡易インストール)
(5)インストールするソフトウェアを表示します内容を確認して「次へ」ボタンをクリックしてく
ださい
図 3-30 ソフトウェア確認画面
120
(6)ソフトウェア使用許諾契約書を表示します必ず最後まで読み同意する場合は「使用許諾契
約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください同意しない場合
は本ソフトウェアは使用できません
図 3-31 使用許諾確認画面
(7)インストール先の選択をおこないます表示されているインストール先のフォルダで問題ない場
合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださいインストール先のフォルダを変更する場
合は「参照」ボタンをクリックし変更するフォルダを選択してください
図 3-32 インストール先の選択画面
121
Server Core 環境の場合は以下の画面を表示します
表示されているインストール先のフォルダで問題ない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック
してくださいインストール先のフォルダを変更する場合は存在するフォルダを指定してくだ
さい
図 3-33 インストール先の選択画面(Server Core 環境)
122
(8)OpenJDK のインストーラを起動します
racle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合はDVD 媒体に
格納している OpenJDK がインストールされますなおServer Core
環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしません
既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JRE Oracle JDK およ
び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場
合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください
(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)
XYZ は実際の値が表示されます
図 3-34 OpenJDK のインストール画面
(9)必要なソフトウェアをインストールします
既に旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合はインストール状況を表す画
面を表示します内容に従ってアンインストールを実施してくださいまた既に同じバージョ
ンのソフトウェアがインストールされている場合はインストールはおこないません
インストール中は以下の画面を表示します
図 3-35 インストール実行中画面
123
またControlCommand をインストール中に
iStorage ホスト情報登録エージェントの起動モードを選択する画面が表示される場合があります
画面の内容に従って「はい」または「いいえ」ボタンをクリックしてください
図 3-36 iStorage ホスト情報登録エージェント起動モードの選択画面
(10)必要なソフトウェアのインストールが完了しました
「完了」ボタンをクリックすると Windows を再起動しなくて終了しますWindows を再
起動したい場合は「コンピューターを再起動する」をチェックして「完了」ボタンをクリック
してください
なお同じバージョンが既にインストールされていることから本手順でインストールをおこなっ
ていない場合は「コンピューターを再起動する」をチェックせずに完了してください
図 3-37 インストール完了画面
124
ControlCommand をインストールした後はホスト情報の収集登録およびボリューム対応表の作
成を行ってください詳細はControlCommand のインストールガイドを参照してください
Windows の再起動を行わなかった場合インストールした実行ファイルのパス名を起動済のサー
ビスやプログラムなどに認識させるため起動済みのコマンドプロンプトWindows のタスクス
ケジューラ各種ジョブスケジューリングソフトウェアを以下の手順で再起動してください
コマンドプロンプト
利用中のコマンドプロンプトを停止し「管理者として実行」として再起動してください
Windows のタスクスケジューラ
「コントロールパネル」rarr「管理ツール」rarr「タスク スケジューラ」を開き「タスク スケ
ジューラ」からタスクの再起動をしてください
各種ジョブスケジューリングソフトウェア
ControlCommand を導入した場合ControlCommand に含まれるコマンドを利用する設定を
ジョブスケジュールソフトウェアに登録する前にジョブスケジューリングソフトウェアを再起
動してください
125
32 カスタムインストール(M シリーズ)
以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択
します
iSM サーバ
OpenJDK
iSM クライアント(Web GUI)ネットワーク設定ツールControlCommand を利用するために
必要なソフトウェア
ControlCommand
iSM クライアント(Web GUI)
ネットワーク設定ツール
M シリーズのディスクアレイの IP アドレスを設定するために必要なソフトウェア
カスタムインストールは以下の画面から選択します
(1)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています
図 3-38 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)
126
(2)カスタムインストールを選択してください
Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています
図 3-39 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)
iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ
アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」ネットワーク設定ツールの
場合は「ネットワーク設定ツールの導入(Windows 版)」を参照してくださいOpenJDK の場合は下記
を参照してください
OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません
OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください
OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます
この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です
127
(3)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします
Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません
図 3-40 セットアップ内容の選択画面
(4)OpenJDK のインストール画面を表示します
画面に従いOpenJDK をインストールしてください
OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください
iSM クライアント(Web GUI)
iSCSI 簡易設定ツール
iSM ネットワーク設定ツール
ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します
128
33 カスタムインストール(A2700)
以下のソフトウェアを詳細にインストールおよび設定をおこなう場合はカスタムインストールを選択
します
iSM サーバ
OpenJDK
iSM クライアント(Web GUI)を利用するために必要なソフトウェア
ControlCommand
iSM クライアント(Web GUI)
カスタムインストールは以下の画面から選択します
(1)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています
図 3-41 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズA2700)
129
(2)カスタムインストールを選択してください
Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています
図 3-42 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)
iSM サーバの場合は「第4章 サーバの導入(Windows 版)」iSM クライアントの場合は「クライ
アントの導入」ControlCommand の場合は「ControlCommand の導入」を参照してくださいOpenJDK
の場合下記を参照してください
OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません
OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください
OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます
この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です
130
(3)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックします
図 3-43 ディスクアレイの選択画面
(4)「OpenJDK のインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします
Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません
図3-44 セットアップ内容の選択画面
(5)OpenJDK のインストール画面を表示します
画面に従いOpenJDK をインストールしてください
131
OpenJDK をアップデートする場合以下のソフトを終了してください
iSM クライアント(Web GUI)
iSCSI 簡易設定ツール
iSM ネットワーク設定ツール
ソフト使用中の場合OpenJDK のインストールに失敗します
132
(このページは空白です)
133
第4章 サーバの導入(Windows 版)
41 動作環境
表 4-1 動作環境(Windows 版)
対象ハードウェア Express5800ラックサーバ
Express5800タワーサーバ
Express5800ブレードサーバ
Express5800ft サーバ
Express5800スケーラブル HA サーバ
NX7700x シリーズ
PCAT 互換機
iStorage NS シリーズ
動作OS <M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズ>
Microsoft Windows 8 Pro(SP 無)(3)
Microsoft Windows 8(SP 無)(3)
Microsoft Windows 81 Pro (3)
Microsoft Windows 81 (3)
Microsoft Windows 10 Home
Microsoft Windows 10 Pro
Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition(SP 無)(1) (3)
Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition(SP 無)(1) (3)
Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1) (3)
Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1) (3)
Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)
Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)
Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)
Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)
Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(2) (3)
Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition (2) (3)
Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition(2)
Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition
(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします
(2) x64 に対応します
(3) Windows 更新プログラム KB2999226 を適用する必要があります
仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere
65)67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)
Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2016 Hyper-VWindows Server
2019 Hyper-V
仮想マシンの障害によりディスクアレイの監視が止まるため物理マシン上での運
用を推奨します
メモリ OS 必要メモリ+146(396)MB 以上
括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です
ディスク容量 プログラム容量308MB
動作必要容量 837MB 以上
必須ハードウェア iStorage シリーズ
上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報
134
についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております
図 4-1 システム構成イメージ(Windows 版)
FC 経由でディスクアレイを管理する場合Express の周辺機器として Fibre Channel コントローラ
(Optical)Fibre Channel ケーブルおよび Fibre Channel コントローラのドライバが必要になります
また必要に応じて Fibre Channel ハブや Fibre Channel スイッチが必要となります
1 iSM サーバは複数のディスクアレイ装置を同時に監視することができますが1 台のディスク
アレイ装置は複数の iSM サーバから同時に監視することはできません複数の iSM サーバから
監視すると障害の二重通知や性能統計情報の矛盾などが発生し運用に支障をきたす可能性が
あります
2 ウイルススキャンのソフトウェアを導入している環境ではiSM サーバのトレースファイル出力
によりファイルチェックが常時行われる状態となりますそれにより CPU 負荷が高くなり動作に
影響がある場合がありますこの場合iSM サーバのインストールフォルダ(既定値CyenProgram
FilesyenNECyeniSMsvr (64 ビット版の場合はCyenProgram Files (x86)yenNECyeniSMsvr))配下全て
をウイルススキャンのソフトウェアでスキャン対象外にしてください
135
42 iSM サーバのインストール
421 インストール
以下の手順にしたがってiSM サーバをインストールします
本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です
1 ESMPROServerManager(以降ESMPROSM とします)がインストールされているサーバに
iStorageManager をインストールする場合ESMPROSM との連携に関する設定を行う画面が表
示されるので必要に応じて設定してください詳細については電子マニュアル
「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください
2 iStorageManager は動作時にインストール先フォルダへ多数のファイルを作成しますアンイ
ンストール時にはそれらを削除するためインストール先フォルダ配下のファイル(サブフォ
ルダ含む)をiSM サーバの設定ファイルなどを除いてすべて削除することにしていますその
ためインストール先フォルダには既定値を選択することを推奨します既定値以外にする場
合には新たにフォルダを作成するか他にファイルがないことが確認されたフォルダを選択し
てくださいまたインストール先フォルダ配下には大事なファイルなどは置かないようにし
てください
3 インストール先フォルダにはハードディスク上のシステムフォルダ(Winini ファイルのある
フォルダ)を選択することはできませんかつインストール先のフォルダ名に空白文字や特
殊文字(例えば()^yenltgt|など)を含めないでください
4 インストール先のディスクやフォルダにクォータ管理1やファイルスクリーニング2を適用す
る場合には適切なご利用をお願いしますこれらの使い方を誤った場合インストール中や運
用中に問題となることがあります
1 使用容量に制限をかけ設定した制限値以上は使用できないようにする機能です
2 特定のファイル名(拡張子)のファイルを保存させないようにする機能です本バージョ
ンのインストールと共にディスクアレイの交換を行う場合は旧バージョンの iSM サーバをアンイン
ストールする前にiSM サーバの環境設定で交換前のディスクアレイの設定(IP アドレス)を削除して
ください
5 Windows ファイアウォールが動作している環境の場合はインストール時に iSM サーバのプロ
グラムを例外として自動的に追加しますなおアンインストール時は例外から削除します
6 iSM サーバをインストールした後iStorageManager サービスが自動的に開始されます
136
Windows 8Windows 81Windows Server 2012Windows Server 2012 R2 をご使用の場
合Windows 更新プログラム KB2999226 を事前に適用する必要があります
4211 M シリーズA3000 シリーズA5000 シリーズを利用する
場合 M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズを利用する場合は以下の手順でインストールを
実施します
(1)Administrator 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットしてください
自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ
れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください
ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の
プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です
yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE
また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また
は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください
(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています
図 4-2 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)
(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」
ボタンをクリックしてください
137
Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています
4-3 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)
(5)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします
既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません
図 4-4 セットアップ内容の選択画面
138
(6)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します
「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の
内容に従ってアンインストールをおこなってください
XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます
図 4-5 インストール状況画面
(7)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します
「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます
図 4-6 iSM サーバのインストール画面
139
(8)iSM サーバのインストールを開始します
「次へ」ボタンをクリックしてください
図 4-7 インストール開始画面
(9)使用許諾契約を表示します
内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ
ンをクリックしてください
図 4-8 使用許諾確認画面
140
(10)iSM サーバの情報を表示します
内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください
xxxxx は実際のバージョンが表示されます
図 4-9 情報確認画面
(11)iSM サーバのインストール先を指定します
インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の
フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください
インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ
い
図 4-10 インストール先の選択画面
141
(12)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します
プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し
てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください
プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください
図 4-11 プログラムフォルダの選択画面
(13)ESMPRO 連携の設定を行います
iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連
携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください
なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこと
ができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManager
利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください
「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます
図 4-12 ESMPRO 連携設定ツールの画面
142
(14)iSM サーバのインストール準備完了を確認します
「インストール」ボタンをクリックしてください
図 4-13 インストール準備完了の画面
画面に「iStorage ダッシュボードを同時に導入する」項目が表示されますiStorage ダッシュボー
ドを合わせて導入する場合はチェックを有効にしてください
その他iStorage ダッシュボードの導入および環境設定についての詳細は第 10 章を参照してください
(15)iSM サーバのモジュールをインストールします
図 4-14 ファイルコピー画面
143
(16)iSM サーバの環境設定をおこないます
①新規インストールの場合は以下の画面を表示します
図 4-15 新規インストール時の環境設定選択画面
②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します
図 4-16 バージョンアップ時の環境設定選択画面
ここで M シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズの設定を追加または変更する場合は
「ウイザードで必要最低限の設定を行います」または「ダイアログですべての機能の設定をおこ
ないます」を選択してください新規インストールの場合で後から設定を行う場合は「後で設
定します」を選択してくださいiSM サーバをアップデートした場合で設定の追加または変更
が不要な場合は「設定を引き継ぎます」を選択してください
「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合
環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをおこ
なうため簡単に環境設定ができます詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザー
ド」を参照してください
144
「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合
環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます詳細について
は「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください
「後で設定します」を選択した場合
環境設定はおこないません
「設定を引き継ぎます」を選択した場合
環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます
(17)iSM サーバのインストールを完了します
iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ
さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ
アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参
照してください
「完了」ボタンをクリックしてください
図 4-17 インストール完了画面
145
4212 A2700 を利用する場合
A2700 を利用する場合は以下の手順でインストールを実施します
(1)Administrator 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットしてください
自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動します「自動再生」のダイアログが表示さ
れる場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください
ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の
プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です
yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE
また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続行」「許可」また
は「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください
(3)「D シリーズA2700 の構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」ボタンはグレー表示となっています
図 4-18 iStorageManager のセットアップ画面(D シリーズ A2700)
146
(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して
ください
Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています
図 4-19 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)
(5)「A2700」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
図 4-20 ディスクアレイの選択画面
147
(6)「iSM サーバのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします
既に同じバージョンの iSM サーバがインストールされている場合は選択できません
図 4-21 セットアップ内容の選択画面
(7)旧バージョンの iSM サーバが既にインストールされている場合は以下を表示します
「次へ」ボタンをクリックすると旧バージョンの iSM サーバをアンインストールします画面の
内容に従ってアンインストールをおこなってください
XXXXXYYYYY には実際のバージョンが表示されます
図 4-22 インストール状況画面
148
(8)iSM サーバのインストールをおこなう画面を表示します
「次へ」ボタンをクリックすると iSM サーバのセットアップが起動されます
図 4-23 iSM サーバのインストール画面
(9)iSM サーバのインストールを開始します
「次へ」ボタンをクリックしてください
図 4-24 インストール開始画面
149
(10)使用許諾契約を表示します
内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ
ンをクリックしてください
図 4-25 使用許諾確認画面
(11)iSM サーバの情報を表示します
内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください
xxxxx は実際のバージョンが表示されます
図 4-26 情報確認画面
150
(12)iSM サーバのインストール先を指定します
インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の
フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください
インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ
い
図 4-27 インストール先の選択画面
(13)iSM サーバのプログラムフォルダ名を指定します
プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「iSM サーバ」を変更し
てください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください
プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください
図 4-28 プログラムフォルダの選択画面
151
(14)ESMPRO 連携の設定を行います
iSMサーバのインストールより先にESMPROSMがインストールされている場合にESMPRO連
携設定ツールを起動しますのでESMPRO 連携の設定を行ってください
なおここで設定を行わなくてもインストール作業後に個別に ESMPRO 連携の設定を行うこ
とができますESMPRO 連携の設定に関する詳細については電子マニュアル「iStorageManegar
利用の手引」(IS050)の「18 ESMPRO 連携」を参照してください
「閉じる」ボタンをクリックすると次に進みます
図 4-29 ESMPRO 連携設定ツールの画面
(15)iSM サーバのモジュールをインストールします
図 4-30 ファイルコピー画面
152
(16)iSM サーバの環境設定をおこないます
①新規インストールの場合は以下の画面を表示します
図 4-31 新規インストール時の環境設定選択画面
②バージョンアップの場合は以下の画面を表示します
図 4-32 バージョンアップ時の環境設定選択画面
「ウィザードで必要最低限の設定をおこないます」を選択した場合
環境設定ウィザードが起動されます環境設定ウィザードでは必要最低限の設定だけをお
こなうため簡単に環境設定ができます
環境設定ウィザードでは以下の設定をおこないます
ディスクアレイの設定
利用者の設定
iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号の設定
運用ログの設定
詳細については「43 iSM サーバの環境設定ウィザード」を参照してください
153
図 4-33 環境設定ウィザード画面
「ダイアログですべての機能の設定をおこないます」を選択した場合
環境設定が起動されます環境設定ではすべての機能の設定をおこないます
環境設定では以下の設定をおこないます
ディスクアレイの設定
利用者の設定
状態監視機能の設定
サーバクライアントの設定
事象連携機能の設定
性能監視機能の設定
性能最適化機能の設定
レプリケーションスナップショット機能の設定
データ改ざん防止機能の設定
監査ログ機能の設定
154
詳細については「44 iSM サーバの環境設定」を参照してください
図 4-34 環境設定画面
「後で設定します」を選択した場合
環境設定はおこないません
「設定を引き継ぎます」を選択した場合
環境設定はおこないません前回設定した情報はすべて引き継がれます
(17)iSM サーバのインストールを完了します
「完了」ボタンをクリックしてください
図 4-35 インストール完了画面
155
iSM サーバのインストールをシステムに認識させるためにコンピュータの再起動を行ってくだ
さいなおコンピュータの再起動による iSM サーバの自動起動を避けたい場合は電子マニュ
アル「iStorageManager コマンドリファレンス」(IS052)の「iStorageManager の起動」を参
照してください
422 アンインストール
以下の手順にしたがってiSM サーバをアンインストールします
(1)Administrator 権限でログインします
(2)サービスとイベントビューアの画面を閉じてください
(3)「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM サーバ」を削除し
ます
アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合「続
行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラムを実行してください
Server Core 環境の場合はアンインストールするバージョンの DVD 媒体をセットしてコマン
ドプロンプトから以下を実行してください
yenSERVERyenWINDOWSyenSETUPEXE uninstall
サービス iStorageManager が起動中であればサービス iStorageManager は自動停止されます
なおアンインストール後も環境定義ファイル運用ログファイル性能統計情報履歴ファイル
性能統計情報集約ファイル性能最適化用ログファイルライセンス関連ファイルパーティショ
ン管理ユーザ情報ファイルは削除されません
423 アップデート
iSM サーバを旧バージョンからアップデートする場合は「iStorageManager セットアップ」のインス
トールで旧バージョンのアンインストールをおこない本バージョンのインストールを行います手順は
「421 インストール」を参照してください
iSM サーバを使用しているマシンにおいて OS を Windows 8 以降および Windows Server 2012 以降
にアップグレードする場合のみ必ず以下の手順にしたがってiSM サーバのアップデートを実施してく
ださい()
このアップデートはインストール済みの iSM サーバとアップデート後の iSM サーバのバージョンが
同じ場合でも必要です
(1) iSMサーバがインストールされているマシンのOSをWindows 8以降およびWindows Server
2012 以降にアップグレードします
(2) アップグレード完了後インストール済みの iSM サーバをアンインストールしてください(ア
ンインストール手順は「422 アンインストール」を参照してください)
156
(3) iSM サーバを再インストールしてください(インストール手順は「421 インストール」を参
照してください)
(4) iSM サーバの「インストール先フォルダyensbin」にある以下の5つのファイルのプロパティを表
示し「互換性」タブの「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて「OK」
ボタンを押してください
iSMalsetexe
iSMprfcomexe
iSMsetenvexe
iSMsetenvWzdexe
iSMsvmnuexe
424 サイレントインストール
以下の手順に従ってサイレントインストールための bat ファイルを使用して iSM サーバをインストー
ルします
ldquoyenSERVERyenWINDOWSrdquoディレクトリ下に格納されている bat ファイルを使用してください
(1)Administrator 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットします
(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げCD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します
yenSERVERyenWINDOWS
(4)以下のコマンドを実行しインストールが実行されます
iSMsvrSilentSetup install -path installpath
説明
-path iSM サーバのインストール先を指定します
インストール先のパスに空白を含む場合は「ldquo rdquo」でパスを囲んでください
フルパスを指定してください
サイレントインストールの場合インストール先のパスの最後にyeniSMsvr フォルダを含めな
いことを推奨します
使用例
iSMsvrSilentSetup install -path ldquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo
続けて「44 iSM サーバの環境設定」を参照して作業を行ってください
157
425 サイレントアンインストール
iSM サーバのサイレントインストールはインストール媒体を使用して以下の手順で行います
(1)Administrator 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットします
(3)管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します
yenSERVERyenWINDOWS
(4)以下のコマンドを実行しアンインストールが実行されます
iSMsvrSilentSetup uninstall
43 iSM サーバの環境設定ウィザード
iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります
ここでは環境設定ウィザードでの設定方法について記述しますなお環境設定ウィザードでは必
要最低限の設定を順番におこなうため簡単に環境設定ができます
環境設定ウィザードはiSM サーバのインストール時「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows
8 以降Windows Server 2012 以降の場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプ
リ」をクリックしすべてのアプリにて「環境設定ウィザード」または「iSM サーバメニュー」の
「環境設定ウィザード」から起動しますServer Core 環境の場合はコマンドプロンプトから
「iSMsetenvWzd」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は環境設定ウィザード終了時
に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager を再起動してくだ
さい
「iSM サーバ」から「環境設定ウィザード」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアロ
グが表示される場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定ウィザード」を起動し
てください
なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません
158
431 ディスクアレイの設定
iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますディスクアレイの設定は省略できませんな
おディスクアレイの設定は IP 接続を推奨しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリー
ズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズのディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です設定後
「次へ」ボタンをクリックしてください
iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番
号が不明な場合一旦「FC 接続設定」ボタンの「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し次
の項目(「432 利用者の設定」)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決
まったタイミングで設定変更(再設定)を行ってください
フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない
ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください
図 4-36 ディスクアレイの設定画面
ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示しますディスクアレイを
FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリックし「FC 接続設定」から設定してください
①
② ③ ④
⑤
159
図 4-37 IP 接続設定画面
①ディスクアレイ一覧
現在設定されているディスクアレイを表示します
ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの
「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります
IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア
レイのシリーズ」に表示します
ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です
②「追加」ボタン
ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-38)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追
加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-39)か
ら行ってください
③「編集」ボタン
選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする
かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について
はIP 接続の場合は図 4-37FC 接続の場合は図 4-38 または図 4-39 を参照してください
⑥
⑦
⑧
160
④「削除」ボタン
選択したディスクアレイを削除します
⑤「FC 接続設定」ボタン
FC 接続設定画面(図 4-39)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行いま
す
図 4-38 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面
⑥ディスクアレイのシリーズ
ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ
ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です
M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します
A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください
A3000 シリーズと A5000 シリーズ M
A2700 と A4900 D
⑦メイン IP アドレス
IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定
が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ
制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません
iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番
号は 2730)へ接続し監視をおこないます
⑧サブ IP アドレス
SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます
⑥ ⑦
⑧
161
iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番
号は 2730)へ接続し監視をおこないます
図 4-39 FC 接続設定画面
⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する
チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います
⑩「ディスク番号による指定」ボタン
FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス
クの追加画面(図 4-40)を表示します
ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです
通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ
の設定は不要です
図 4-40 ディスクアレイ追加(ディスク)画面
⑪ディスク
ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに
対して最大 8 個のディスクが登録できます
監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist
-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「 iStorageManager コマンドリ
ファレンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください
⑨
⑩
⑪
162
432 利用者の設定
iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省
略できません設定後「次へ」ボタンをクリックしてください
ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな
ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアント(Web GUI)
から設定してくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアント(Web GUI)からパー
ティションを管理する利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名
は既に存在するユーザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM ク
ライアント(Web GUI)から確認できます
利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施
できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必
要があります
図 4-41 利用者設定画面
①
② ③ ④
163
iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator 設定画面を表示します
図 4-42 Administrator の設定画面
①利用者一覧
現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します
この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ
ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます
②「追加」ボタン
利用者追加画面(図 4-43)が表示され利用者の追加を行います
③「編集」ボタン
選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ
ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-43 を参照してください
④「削除」ボタン
選択した利用者を削除します
図 4-43 利用者追加画面
⑤
⑥
⑤
⑥
⑦
164
⑤利用者名
利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます
なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指
定できません
⑥パスワード
利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます
入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ
れます
なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で
きません
⑦役割
利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント
でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい
ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ
ます
monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します
operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で
運用に必要な操作を許可します
administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します
165
433 iSM クライアント(GUI)接続先ポート番号の設定
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に必要なポート番号の設
定を行います設定後「次へ」ボタンをクリックしてください
図 4-44 クライアントの設定画面
①iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポート番
号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既定値として
8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します
①
166
434 運用ログの設定
iSM サーバのメッセージを出力する運用ログの設定を行います
OS のディスクの空き容量が不足している場合は設定を変更する必要があります
図 4-45 運用ログの設定画面(Server Core 環境以外の場合)
図 4-46 運用ログの設定画面(Server Core 環境の場合)
①ログファイル格納フォルダ
iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを指定しますなおServer Core 環境の場
合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダを直接指定してください245
バイト以内での指定が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されてい
①
②
③
①
②
③
167
ます
フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します運
用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「16 ログ出力」を
参照してください
②ディスクの空き容量
ログファイル格納フォルダで指定されているドライブの空き容量を表示します
Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボタ
ンをクリックし空き容量を確認してください
③最大ログファイルサイズ
iSM サーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100 個のファ
イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1 から 10(100MB から 1000MB)の範囲
で設定可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内
で設定してください
168
435 設定内容の確認
設定した内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください
「新しい設定を保存してもよろしいですか」のメッセージで「はい」をクリックすると設定完了画面
になります
図 4-47 設定内容の確認画面
436 設定完了
環境設定ウィザードでの設定はこれで終了です
図 4-48 設定完了画面
169
44 iSM サーバの環境設定
iSM サーバを起動するためには環境設定が必要になります
ここでは環境設定の設定方法について記述しますなお環境設定ではすべての設定ができます
環境設定は「スタート」rarr「すべてのプログラム」(Windows 8 以降Windows Server 2012 以降の
場合は「スタート」画面でアプリバーを表示し「すべてのアプリ」をクリックしすべてのアプリにて
「環境設定」または「iSM サーバメニュー」の「環境設定」から起動しますServer Core 環境の場合
はコマンドプロンプトから「iSMsetenv」コマンドを実行して起動します各画面で設定した情報は
「OK」ボタン実行時に保存します設定の変更を行った場合環境設定後にサービスから iStorageManager
を再起動してください
「iSM サーバ」から「環境設定」を起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ
れる場合「続行」「許可」または「はい」を選択して「環境設定」を起動してください
なおServer Core 環境の場合は「ヘルプ」ボタンが利用できません
170
441 ディスクアレイ
iSM サーバが監視するディスクアレイの設定を行いますなおディスクアレイの設定は IP 接続を推奨
しますiSCSI 接続による監視はできませんまたM シリーズA3000 シリーズおよび A5000 シリーズ
のディスクアレイは IP 接続による監視のみ可能です
iSM サーバ導入などディスクアレイがまだない状況またはディスクアレイの IP アドレスディスク番
号が不明な場合一旦「FC 接続設定」の「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」を選択し他の項目
(「442 利用者」など)の設定を行ってくださいその場合IP アドレスディスク番号が決まったタ
イミングで設定変更(再設定)を行ってください
フローティング IP アドレスでディスクアレイを監視できますがコントロールパス閉塞を検知できない
ことがありますのでフローティング IP アドレスを設定しないでください
図 4-49 ディスクアレイ画面
①
② ③ ④
⑤
171
ディスクアレイの設定が1つもない場合は以下の IP接続設定画面を表示します設定内容については
図 4-50 を参照してくださいディスクアレイを FC 接続で監視する場合は「キャンセル」ボタンをクリッ
クし「FC 接続設定」から設定してください
図 4-50 IP 接続設定画面
①ディスクアレイ一覧
現在設定されているディスクアレイを表示します
ディスク番号により指定されているディスクアレイを選択した場合ディスクアレイ一覧の列見出しの
「IP アドレスまたはホスト名」の部分は「ディスク」になります
IP 接続の場合にのみディスクアレイのシリーズはディスクアレイ一覧の列見出しの「ディスクア
レイのシリーズ」に表示します
ディスクアレイ一覧に設定できるディスクアレイの最大数は 32 です
②「追加」ボタン
ディスクアレイ追加画面(IP アドレス)(図 4-51)が表示されIP 接続で監視するディスクアレイの追
加を行いますFC 接続で監視するディスクアレイを追加する場合はFC 接続設定画面(図 4-52)か
ら行ってください
⑥ ⑦
⑧
172
③「編集」ボタン
選択したディスクアレイの編集を行いますディスクアレイを選択して「編集」ボタンをクリックする
かディスクアレイをダブルクリックしてディスクアレイ編集画面から編集します設定内容について
はIP 接続の場合は図 4-51FC 接続の場合は図 4-52 または図 4-53 を参照してください
④「削除」ボタン
選択したディスクアレイを削除します
⑤「FC 接続設定」ボタン
FC 接続設定画面(図 4-52)が表示されFC 接続でディスクアレイを監視する場合の設定を行います
図 4-51 ディスクアレイ追加(IP アドレス)画面
⑥ディスクアレイのシリーズ
ディスクアレイのシリーズを設定しますディスクアレイのシリーズは「M」を指定した場合はメイ
ン IP アドレスまたサブ IP アドレスは IPv6 アドレスでの設定が可能です
M M シリーズのディスクアレイを監視する場合に選択します
A シリーズを監視対象とする場合は以下の選択を行ってください
A3000 シリーズと A5000 シリーズ M
A2700 と A4900 D
⑦
⑧
⑥
173
⑦メイン IP アドレス
IPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名を指定しますIPv6 アドレスは 45 文字以内での設定
が可能ですホスト名は 255 文字以内での指定が可能ですなおホスト名には日本語半角カナ
制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指定できません
iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレス(ポート番
号は 2730)へ接続し監視をおこないます
⑧サブ IP アドレス
SVP が 2 つあるディスクアレイではIP アドレスが2つまで指定できます
iSM サーバはIPv4 アドレスIPv6 アドレスまたはホスト名で指定された IP アドレスへ接続し
監視をおこないます
図 4-52 FC 接続設定画面
⑨FC 接続ディスクアレイを自動検出する
チェックすることによりFC 接続のディスクアレイを自動的に検出し監視を行います
⑨
⑩
174
⑩「ディスク番号による指定」ボタン
FC 接続でディスクアレイの監視を行う場合は「ディスク番号による指定」ボタンを選択しディス
クの追加画面(図 4-53)を表示します
ディスク番号とはWindows が論理ディスクを管理するために割り振ったディスクの番号のことです
通常は「FC 接続ディスクアレイを自動検出する」をチェックしていれば自動的に検出されますのでこ
の設定は不要です
図 4-53 ディスクアレイ追加(ディスク)画面
⑪ディスク
ディスク番号を指定しますディスク番号は 0 から 9999 までの値で指定し1 つのディスクアレイに
対して最大 8 個のディスクが登録できます
監視するディスクアレイのディスク番号は事前に NEC Storage Manager Agent Utility(iSMvollist
-dl)を使用して調べてください詳細については電子マニュアル「iStorageManager コマンドリファ
レンス」(IS052)の「1314 ボリューム対応表の作成表示」を参照してください
⑪
175
442 利用者
iSM クライアントから iSM サーバに接続する際に指定する利用者の設定を行います利用者の設定は省
略できません
ここで設定する利用者は複数ストレージ全体を管理する利用者(ストレージグループ管理ユーザ)とな
ります特定のストレージを管理する利用者(ストレージ管理ユーザ)はiSM クライアントから設定し
てくださいパーティショニング機能を利用する場合はiSM クライアントからパーティションを管理す
る利用者(パーティション管理ユーザ)を設定してくださいここで設定する利用者名は既に存在するユー
ザの名前と異なるものを指定してください存在しているユーザの一覧はiSM クライアントから確認で
きます
利用者は利用者名パスワード役割から構成されており役割によって iSM クライアントから実施
できる操作が異なりますディスクアレイの構成を変更する場合はAdministrator の利用者を設定する必
要があります
図 4-54 利用者画面
iSM サーバの新規インストール時には自動的に以下の Administrator の設定画面を表示します設定
内容については図 4-56 を参照してください
①
② ③ ④
176
図 4-55 Administrator の設定画面
①利用者一覧
現在設定されている iSM サーバに接続可能な利用者を表示します
この利用者は iSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアントでディスクアレイについ
ての情報を表示操作するための認証を得るために用いられます
②「追加」ボタン
利用者追加画面(図 4-56)が表示され利用者の追加を行います
③「編集」ボタン
選択した利用者の編集を行います利用者を選択して「編集」ボタンをクリックするか利用者をダブ
ルクリックして利用者編集画面から編集します設定内容については図 4-56 を参照してください
④「削除」ボタン
選択した利用者を削除します
図 4-56 利用者追加画面
⑤
⑥
⑤
⑥
⑦
177
⑤利用者名
利用者名を 20 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます
なお利用者名には日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーションおよび空白文字は指
定できません
⑥パスワード
利用者のパスワードを 14 文字以内で指定します大文字と小文字は区別されます
入力した値は確認のため「パスワードの確認入力」にも入力します入力した値はldquordquoで表示さ
れます
なおパスワードには日本語半角カナ制御文字ダブルクォーテーション空白のみは指定で
きません
⑦役割
利用者へ許可する役割を設定しますiSM クライアントから iSM サーバに接続しiSM クライアント
でディスクアレイについての情報を参照操作する利用者に対して以下の 3 つの役割を用意してい
ます上位役割(administratorgtoperatorgtmonitor)では下位の役割の操作をすべて行うことができ
ます
monitor ディスクアレイの監視状態表示などの参照を許可します
operator レプリケーションスナップショット性能監視性能最適化機能で
運用に必要な操作を許可します
administratorディスクアレイの構成設定を含むすべての操作を許可します
178
443 状態監視
状態監視情報運用ログ情報および構成設定情報の設定は以下の設定画面から行いますこれらの
情報は既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません
図 4-57 状態監視画面(Server Core 環境以外の場合)
①
② ③
④
⑤ ⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
179
図 4-58 状態監視画面(Server Core 環境の場合)
①監視インターバル
ディスクアレイの状態を監視するインターバルを設定します既定値として 15(秒)が設定されて
いますが変更する場合は 1 から 3600 の範囲内で指定します
状態監視については電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」(IS050)の「13 状態監
視」を参照してください
② 監視の再開可能チェックインターバル
障害によりディスクアレイの監視を自動停止した後のディスクアレイの監視を自動再開すること
が可能かを判定するインターバルを設定します既定値として5(分)が設定されていますが変
更する場合は 1 から 60 の範囲内で指定します
③ 監視パスのチェックインターバル
IP 接続で監視する場合切り替えパスの状態をチェックするインターバルを設定します既定値と
して60(分)が設定されていますが変更する場合は 3 から 60 の範囲内で指定します
①
② ③
④ ⑤ ⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
180
④ 容量監視インターバル
以下の情報を監視するインターバルを設定します
1)シンプロビジョニング機能
プールおよび論理ディスクの割当済み容量
プールの実容量しきい値
プールの実容量しきい値(予告)
論理ディスクの LD 容量しきい値
2)スナップショット機能
スナップショット使用量
スナップショット使用量のしきい値
既定値として 5(分)が設定されていますが変更する場合は 5 から 1440 の範囲内で指定します
シンプロビジョニング機能においてプールおよび論理ディスクの容量不足論理ディスクの LD
容量クォータは状態を監視するインターバル(状態監視情報の「監視インターバル」)で監視します
ただし容量監視インターバルが状態を監視するインターバルよりも短い場合()は容量監視イン
ターバルでも監視可能です
()既定値では容量監視インターバルは状態を監視するインターバルよりも長くなります
⑤ SNMP トラップ受信
SNMP トラップの受信機能について選択しますSNMP トラップはディスクアレイから送信され
る情報でありハードウェアの状態遷移などを iSM サーバに通知するものです
TCPIP 接続により監視するディスクアレイの場合にのみ有効となります
しない SNMP トラップは受信しません
SNMP トラップサービスを使用する SNMP トラップサービスと連携して受信します
直接受信する iSMサーバ自身が 162番のポート番号を使用して受信します
1 「SNMP トラップサービスを使用する」を選択する場合にはSNMP Trap Service をインストー
ルしておく必要がありますまた「直接受信する」を選択した場合SNMP Trap Service の
ように SNMP トラップを採取するアプリケーションとはポートの競合が発生しますこのよ
うな場合には「直接受信する」を選択しないでください
2 SNMP トラップを受信しなくてもディスクアレイの監視は行えますネットワークセキュリティ
攻撃等を受け性能が劣化することがありますので受信しない設定を推奨します
181
⑥ ニックネームの重複チェック
iStorageManager の全ての管理対象ディスクアレイに対して構成要素に付与された識別名称の重
複チェックを行うか否かを選択します
「する」を選択した場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全ての識別名
称の重複チェックを行います
重複チェックの対象となる識別名称は以下のとおりです
ディスクアレイ名
本パラメータが指定された場合iSM サーバ起動時およびディスクアレイの監視再開時に全
ての識別名称の重複チェックを行います
本パラメータがない場合は重複チェックを行いません
既定値重複チェックを行います
⑦障害情報の定時通報
監視しているディスクアレイ装置に関する障害情報の定時通報を行うかを設定します既定値では
定時通報を行いません(「しない」)
しない 定時通報実施時刻での設定値は無効となります
する 定時通報実施時刻での設定値が有効となります
定時通報実施時刻 定時通報を行う時刻を設定します定時通報する場合にのみ本パラメー
タでの設定値が有効となります定時通報しない(既定値)の場合は本パラメータでの設定値が設定
できません0000~2359(時分)の範囲で指定可能です既定値は GUI を起動させたrdquo現在時刻rdquo
を表示させます
⑧ログファイル格納フォルダ
iSM サーバの運用ログを出力するファイルの格納フォルダを設定します245 バイト以内での指定
が可能です既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenlogが設定されています
フォルダを変更する場合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定します
なおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため実際に存在するフォルダ
を直接指定してください運用ログについては電子マニュアル「iStorageManager 利用の手引」
(IS050)の「16 ログ出力」を参照してください
182
⑨ディスクの空き容量
OS のディスクの空き容量を表示します
Server Core 環境でログファイル格納フォルダを変更した場合は「ディスクの空き容量更新」ボ
タンをクリックし空き容量を確認してください
⑩最大ログファイルサイズ
iSMサーバが採取する運用ログファイルの最大総サイズを設定します運用ログは最大 100個のファ
イルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~10(100MB~1000MB)の範囲で設定
可能で既定値は 1(100MB)ですなおディスクの空き容量に表示されているサイズ以内で設定し
てください
⑪処置不要なメッセージの種別を INFO に変更
運用上注意を必須としない種別が WARNING のメッセージについて種別を INFO に切り替える
ことが可能です種別の変更対象となるメッセージは iSM04040 と iSM01006 です
既定値は「しない」です
しない 従来通り WARNING とします
する 種別を WARNING から INFO に変更します
メッセージの種別を変更すると事象連携機能で対象メッセージ(iSM04040iSM01006)の定義を
行っている場合に連携ができなくなる可能性があります事象連携定義のメッセージレベルの設定を
確認してください
⑫ ディスクアレイの時刻を自動補正
ディスクアレイ中の時刻をサーバから自動補正するか否かを選択します既定値は「する」です
する ディスクアレイ中の時刻を自動補正します時刻の自動補正はサーバの起動時
およびサーバ起動後 24 時間ごとに行われます
しない ディスクアレイ中の時刻を自動補正しません
⑬ 仮想容量プールの最大物理容量超えを許可
仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可するか否かを選択します既定値は「しない」
です
シンプロビジョニング機能を利用する場合にのみ有効となります
しない 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可しません
する 仮想容量プールが最大物理容量を超えることを許可します
183
⑭ 構成設定時の構成情報自動保存
構成設定を行う際に構成情報の自動保存を行うか否かを設定します既定値は「する」です
する 構成情報の自動保存が行われます
しない 構成情報の自動保存が行われません
444 サーバクライアント
サーバ情報とクライアント情報の設定は以下の設定画面から行います
図 4-59 サーバクライアント
①iSM サーバ名を設定
iSMサーバ名を iSMクライアント(Web GUI)のタイトルバーに表示する場合は「する」を選択し
iSM サーバ名を設定してください複数の iSM サーバを運用しておりひとつのマシンから複数の
iSM クライアント(Web GUI)を起動接続して運用する場合にタイトルバーによりどの iSM サーバ
に接続した iSM クライアントであるか識別が可能となります既定値は「しない」です
しない iSM サーバ名を表示しません
する 表示する iSM サーバ名を 20 文字以内で設定します
大文字と小文字は区別されます
①
②
③
④
⑤
184
iSM サーバ名に日本語半角カナ制御文字ファイル名として使用できない文字
(yenltgt|)および空白は使用できません
②iSM クライアント接続先ポート番号
iSM クライアントが接続する iSM サーバのポート番号を指定します既定値として 8020 が設定さ
れていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します
既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください
サーバクライアント画面のクライアント情報で設定するポート番号
レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号
レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号
③iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定するポー
ト番号を設定しますポート番号が他のアプリケーションと競合する場合は変更してください既
定値として 8070 が設定されていますが変更する場合は 1 から 65535 の範囲内で指定します
既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください
iSM クライアント接続先ポート番号
レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号
レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号
④iSM サーバに接続する時の IP アドレス
ESMPRO連携機能を利用しESMPROServerManagerで iStorage Mシリーズを監視する場合に
設定が必要です
iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する際に指定する IP ア
ドレスを設定します既定値は「指定しない」です
指定しない iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時
の IP アドレスを指定しません
指定する iSM クライアント(Web GUI)および Web ブラウザから iSM サーバに接続する時
の IP アドレスを指定する場合にIPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのいずれか
を指定して IP アドレスを入力します
IPv4 アドレスとして1270010000255255255255は使用できません
IPv6 アドレスとして0000000000000001FF00----
0000002552552552550000000000000000127001は使用できません
185
⑤TLS バージョンの無効
iSM クライアント(Web GUI)から iSM サーバに接続する時TLS10 と TLS11 を無効化するかど
うかを指定します既定値は「設定しない」です
設定しない TLS10TLS11TLS12TLS13 で通信可能です
設定する
10 TLS バージョン 10 を無効化します10 を設定する場合TLS11~TLS13 で通信
可能です
1011TLS バージョン 10 と 11 を無効化します1011 を設定する場合TLS12~TLS13
で通信可能です
445 事象連携
事象連携機能の設定は以下の設定画面から行います事象連携機能を使用する場合は設定が必要です
図 4-60 事象連携画面
①連携一覧
現在設定されている事象連携定義を表示します
「対象」
定義されている事象連携対象メッセージの条件を表示します
①
② ③ ④ ⑤
⑥
⑦
⑧
186
ldquo(メッセージ範囲) AND (メッセージレベル)rdquoの形式で表示します
メッセージ範囲メッセージレベルについては図 4-60 を参照してください
「アクション定義」
定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を表示します
複数定義されている場合はldquo rdquoで区切られます
②「追加」ボタン
連携定義追加画面(図 4-61)が表示され事象連携定義の追加を行います
③「複製」ボタン
選択した事象連携定義の複製を定義します「複製」ボタンをクリックして連携の複製画面から既
に定義されている内容を変更して新規に定義します設定内容については図 4-61 を参照してくだ
さい
④「編集」ボタン
選択した事象連携定義の編集を行います事象連携定義を選択して「編集」ボタンをクリックする
か事象連携定義をダブルクリックして連携の編集画面から編集します設定内容については図
4-61 参照してください
⑤「削除」ボタン
選択した事象連携定義を削除します
⑥「メール設定」ボタン
メール送信を行う場合は「メール設定」ボタンをクリックしてメール設定画面(図 4-62)から設定
します
⑦「上限値設定」ボタン
事象連携動作の上限値を設定する場合は「上限値設定」ボタンをクリックして上限値設定画面(図
4-66)から設定します
⑧事象連携動作の適用
「適用」ボタンのクリックで現在の事象連携定義の内容で事象連携動作を変更しますiSM サー
バが動作中の場合は事象連携動作が即時に変更されますiSM サーバが動作していない場合は
事象連携動作に必要な情報のみ変更され次回の iSM サーバ起動時に有効となります
187
図 4-61 連携定義追加画面
①対象
事象連携対象のメッセージを定義します
メッセージ範囲とメッセージレベルで定義しメッセージ範囲とメッセージレベルとの AND 条件の
メッセージが事象連携対象となります
②メッセージ範囲
機能名とメッセージ ID で事象連携対象のメッセージを設定しますメッセージ範囲の設定は省略で
きません設定した機能名とメッセージ ID の全てが事象連携対象となりますメッセージ ID につ
いては電子マニュアル「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)を参照してください
③機能名
機能名で事象連携対象のメッセージを設定します機能名を複数指定した場合は指定した機能の
すべてが対象となります
「すべて」
iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM04xxxiSM07xxxiSM08xxxiSM09xxxiSM10xxx
iSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxxiSM17xxxiSM18xxxiSM23xxxiSM24xxx
iSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID のすべてが対象となります
①
② ③
④
⑤
⑥ ⑦
⑧
⑨
⑩ ⑪
⑫
188
「基本制御」
iSM01xxxiSM02xxxiSM03xxxiSM07xxxiSM11xxxiSM14xxxiSM15xxxiSM16xxx
iSM17xxxiSM23xxxiSM24xxxiSM28xxxiSM29xxx のメッセージ ID が対象となりま
す
「レプリケーション」
iSM10xxx のメッセージ ID が対象となります
「スナップショット」
iSM18xxx のメッセージ ID が対象となります
「性能」
iSM08xxxiSM09xxx のメッセージ ID が対象となります
「保守」
ALIVE通報の対象(ディスクアレイ装置の障害通報機構が行うALIVE通報も含みます)のメッ
セージ(メッセージの本文末尾にキーワードrdquo[_ALERT_]rdquoが付加されている)が対象となり
ます
④メッセージ ID
メッセージ ID で事象連携動作の対象となるメッセージを設定しますメッセージ ID はiSMxxxxx
の xxxxx の部分を指定しますメッセージ ID はカンマを区切り文字として複数の記述が可能です
またハイフンを利用することで範囲指定も可能です(例010010100203001-03999)
⑤メッセージレベル
事象連携動作の対象となるメッセージレベルを設定しますメッセージレベルの省略はできません
なおメッセージ範囲で指定した条件はメッセージレベルの条件で絞り込まれます
「すべて」
ERRORWARNINGNOTICEINFO のメッセージすべてが対象となります
「ERROR」
ERROR のメッセージが対象となります
「WARNING」
WARNING のメッセージが対象となります
「NOTICE」
NOTICE のメッセージが対象となります
「INFO」
INFO のメッセージが対象となります
⑥定義
定義されている事象連携対象メッセージに対する事象連携動作を定義します送信先のメールアド
レスを指定すると対象メッセージが出力されると指定したメールアドレスにメールを送信します
バッチファイルまたは実行ファイルを指定すると対象メッセージが出力されると指定したファイ
ルを実行します
189
⑦送信先のメールアドレス
送信先のメールアドレスを設定しますカンマを区切り文字として複数の記述が可能です
1つのメールアドレスは 320 文字以内で設定してください
⑧バッチファイルまたは実行ファイル
バッチファイルまたは実行ファイルを設定しますこの場合画面との対話が不要なファイルを指
定してくださいまたファイルを変更する場合は「参照」ボタンを利用して実際に存在するファ
イルを指定してくださいなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため
実際に存在するファイルを直接指定してくださいファイルは 259 文字以内で設定してください
⑨一覧
現在設定されている定義を表示します
⑩「追加」ボタン
「送信先のメールアドレス」または「バッチファイルまたは実行ファイル」に入力後「追加」
ボタンで指定を確定します確定すると「一覧」のアクション定義に表示します
⑪「編集」ボタン
「一覧」に表示されている定義の編集を行います「一覧」に表示されている定義を1つ選択し
「編集」ボタンで⑦または⑧に定義内容を表示します表示された内容を編集し「追加」ボタン
で編集内容を確定します
⑫「削除」ボタン
「一覧」に表示されている定義の削除を行います「一覧」に表示されている定義を1つまたは複
数選択し「削除」ボタンで「一覧」から削除します
190
図 4-62 メール設定画面
①認証
なし ユーザ認証を行いません
POP before SMTP POP before SMTP によるユーザ認証を行います
SMTP-AUTH SMTP Authentication によるユーザ認証を行います
② SMTP サーバ
メールを送信する SMTP サーバを 255 文字以内で設定します
③SMTP ポート
メールを送信する SMTP サーバのポート番号を設定します
1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 25 です
④POP サーバ
メール送信時の認証でアクセスする POP サーバを 255 文字以内で設定します
「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります
⑤POP ポート
メールを送信時の認証でアクセスする POP サーバのポート番号を設定します
1~65535 の範囲で設定可能で既定値は 110 です
「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoを設定した場合に有効になります
⑥ユーザ名
認証用のユーザ名を 32 文字以内で設定します
「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquoSMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります
⑧
⑨
⑩ ⑪
⑫
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
191
⑦パスワード
認証用のユーザ名のパスワードを 58 文字以内で設定します
「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります
⑧パスワードの確認入力
確認のため「パスワード」と同じものを設定します
「①認証」にrdquoPOP before SMTPrdquoまたはrdquo SMTP-AUTHrdquoを設定した場合に有効になります
⑨送信元のメールアドレス
送信者のメールアドレスを設定します
送信先のメールアドレスが間違っているなどの理由によりSMTP サーバでメール送信が失敗する
場合がありますこの場合は送信者のメールアドレスに SMTP サーバのエラーメッセージが送信
されることがあります
⑩メールテンプレートファイル
メール送信時にメールの雛型となるテンプレートファイルのパスを 259 文字以内で指定します
なおファイルサイズは 1KB 以内にしてください
⑪ 「参照」ボタン
ファイルを選択する画面が表示されすでに存在するメールテンプレートファイルを指定できます
Server Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないためメールテンプレートファイルの
パスは直接指定してください
⑫ 「編集」ボタン
新しいメールテンプレートファイルを作成したりすでに作成されているメールテンプレートファ
イルを修正したりできます「メールテンプレートファイル」欄にパスを入力してから「編集」ボ
タンを選択するとメールテンプレートの設定画面(図 4-63)が表示されます内容を編集して
「上書き保存」ボタンまたは「新規保存」ボタンを選択します
192
図 4-63 メールテンプレートの設定画面
メールテンプレートは実際に送信するメールの雛形で「件名」「本文」「メールヘッダとし
て定義可能なその他の内容」の設定を行います
①件名
メールのタイトルを設定します
②本文
メールの本文を設定します
本文に設定した内容はそのまま送信されますなお本文にrdquo$MSGrdquoの記述がある場合にはrdquo$MSGrdquo
を事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージに置換します
定義例
This is the iSMserver at ドメイン名など
Error Reporting
$MSG larr事象連携の契機となった運用ログに出力されるメッセージがこの行に展開されます
注意
1 本文には自由な内容が記述できますが送信時にコード変換はしないので漢字を使う場合は
JIS コードで記述してください
2 本文には 1 行を 512 バイト以内(空白タブ改行コードを含む)で記述してください
3 ある行のrdquo$MSGrdquo部分のメッセージ内容への置換は最初に現れたrdquo$MSGrdquoのみで行われます
そのため1 行に複数記述しても最初のもののみ置換されますただし複数行に記述した
ものはそれぞれ同じメッセージ内容に展開されます
①
②
④ ⑤
③
193
③「その他のテンプレートの設定」ボタン
その他のテンプレートの設定画面(図 4-65)が表示されメールヘッダとして定義可能なその他の内
容について設定します
④「上書き保存」ボタン
現在設定されているメールテンプレートファイルが上書きされメール設定画面(図 4-62)に戻りま
す
⑤「新規保存」ボタン
表示されている内容でメールテンプレートファイルを新規に保存しメール設定画面(図 4-62)に戻
ります「メールテンプレートファイル」欄に新規に作成したファイルのパス名が表示されます
なおServer Core 環境の場合は名前を付けて保存画面(図 4-64)を表示しますメールテンプレー
トファイルを直接入力し「OK」ボタンをクリックしてください
図 4-64 名前を付けて保存画面(Server Core 環境の場合)
図 4-65 その他のテンプレートの設定画面
①
194
①テンプレート
メールヘッダとして定義可能(RFC822 に沿った記述)な内容を設定します
図 4-66 上限値設定画面
①メール送信
単位時間(1分間)あたりのメール送信処理の上限値を設定します15~1200 の範囲で設定可能で
既定値は300ですメールサーバなど外部のリソースに負荷をかける可能性があることを考慮して
値を設定してください
②バッチファイルまたはファイル実行
単位時間(1分間)あたりのバッチファイルまたはファイルの実行処理の上限値を設定します15
~1200 の範囲で設定可能で既定値は 30 ですiSM サーバが稼動しているサーバなどのリソース
に負荷をかける可能性があることを考慮して値を設定してください
①
②
195
446 性能監視
性能監視機能の設定は以下の画面から行います性能監視機能を使用しない場合は設定する必要はあり
ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください
図 4-67 性能監視画面
①格納フォルダ
統計情報履歴ファイルの格納場所を設定します既定値はrdquo[インストール先フォルダ]yenetcyenmonrdquoで
す「参照」ボタンでフォルダを選択することができますなおServer Core 環境の場合は「参
照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設
定してください210 バイト以内での指定が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-
カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたはネットワークディレクトリを
指定した場合性能監視機能が正しく動作しない可能性があります
②ロギングインターバル
統計情報を収集し統計情報履歴ファイルへ出力するインターバルを設定します1~60(分)の範囲
で設定可能で既定値は 5(分)です
②
③
④
⑤ ⑥
⑦ ⑧
⑨ ⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
⑮
①
196
③ロギングインターバルの自動調整
ディスクアレイの構成要素が多すぎて指定したインターバルで統計情報を出力できない場合自
動的に出力可能なインターバルに変更する時に指定します
する ロギングインターバルの自動調整を行います(既定値)
しない ロギングインターバルの自動調整を行いません
④再起動時の出力継続
iSM サーバ起動時に PerforMate 利用可能なディスクアレイすべてについて統計情報の出力を自動
的に開始するか否かを設定します
する 前回の運転時に統計情報を蓄積していたディスクアレイについては前回の状態を
引き継ぎ蓄積を開始します(既定値)前回の運転時に蓄積を停止していたディ
スクアレイについてはその状態を保持し蓄積を開始しません
「初回起動時はすべてのディスクアレイについて出力を開始する」をチェックした
場合はiSM サーバ初回起動時にPerforMate(性能監視機能)が利用できるディス
クアレイすべてについて統計情報の蓄積を開始します(既定値)ただしiSM
サーバをアップデートした場合は前回運転時の蓄積状態を保持します
しない 統計情報の出力を自動的には開始しません
⑤集約の自動実行
統計情報を自動的に集約します
しない 統計情報の自動集約を行いません(既定値)
する 統計情報の自動集約を行います
⑥保存期間の設定
統計情報の保存期間を設定します保存期間を過ぎたファイルは自動的に削除されます
⑦統計情報履歴ファイル
統計情報履歴ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた統計情報履歴ファイルを削除します
1~366(日間)または1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ
月間)です
⑧一次集約ファイル
一次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた一次集約ファイルを削除します
1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(ヶ月間)です
⑨二次集約ファイル
二次集約ファイルの保存期間です指定した期間を過ぎた二次集約ファイルを削除します
1~24(ヶ月間)または1~2(年間)の指定が可能です推奨値は 1(年間)です
197
⑩時刻
集約の自動実行と保存期間の過ぎたファイルの削除を実行する時刻です既定値は 0000 です
「集約の自動実行」が「する」に設定されている場合と「保存期間の設定」で保存期間が設定さ
れている場合に有効です
⑪表示リフレッシュレート
性能監視画面の数値表と時系列グラフについて1 分間あたり何回データ更新を行うかを指定しま
す既定値には1(回分)が設定されていますが変更する場合は 1 から 6 の範囲内で指定しま
す
⑫監視インターバル
しきい値監視条件の監視インターバルを指定します既定値は表示リフレッシュレートの値です
表示リフレッシュレートと同じ しきい値監視インターバルを表示リフレッシュレートと同じ設
定にします(既定値)
ロギングインターバルと同じ しきい値監視インターバルをロギングインターバルと同じ設
定にします統計情報を蓄積中のディスクアレイのみしきい
値監視を行います
インターバル値 しきい値監視インターバルを直接指定します1~60(分)の範囲
で指定可能です
⑬最低入出力回数
しきい値監視条件の最低入出力回数を指定します
1~120(回分)の範囲で指定可能で既定値は 60(回分)です
⑭他機能と連携
他機能(1)と連携するためのファイルを定期的に出力するかどうかを設定します既定値は「しな
い」です
する 定期的に連携用のファイルを出力します
しない 連携用のファイルを出力しません(既定値)
(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware
vRealize Operations
保存期間
他機能(1)と連携するために出力するファイルを保存する期間を指定します1~7(日)の範囲で設
定可能で既定値は 1 (日)です
(1) SigmaSystemCenter Analyzer for VMware vCenter Operations Analyzer for VMware
vRealize Operations
198
⑮ダッシュボードに性能情報を表示
ダッシュボードに性能情報を表示するかどうかを設定します既定値は「しない」です
する ダッシュボードに性能情報を表示します
しない ダッシュボードに性能情報を表示しません(既定値)
1 集約の自動実行および保存期間を過ぎたファイルの削除はVer41 以降の iSM サーバが生成し
た統計情報ファイルを対象としますVer34 以前の iSM サーバが生成した統計情報ファイルに対し
ては集約削除は行われませんので必要に応じて集約削除を実行してください
2 統計情報ファイルが設定した保存期間を過ぎているか否かはiSM サーバが動作しているサーバ
のシステム時刻を基準に決定しますこのためシステム時刻を変更する場合には十分な注意が必
要ですシステム時刻を大幅に変更する場合には必要に応じて統計情報ファイルを退避してくだ
さい
3 Ver41 以降ロギングインターバルの自動調整を既定動作で行えるようにしました
ロギングインターバルの自動調整を行わない場合にはiSM サーバの環境定義のロギングインター
バルの自動調整の設定をしないに変更してiSM サーバを再起動してくださいロギングイ
ンターバルに適切な値が設定されていないと統計情報の出力が正しく行われない場合があります
のでロギングインターバルの自動調整の設定はするを推奨します
4 iStorage ダッシュボードに性能情報を表示する場合はダッシュボード用の情報を統計情報履歴
ファイルの格納場所に蓄積しますダッシュボード用の情報の蓄積に必要なディスク容量はディ
スクアレイ 1 台あたり最大で 500MB となりますので十分に余裕を持ったディスク容量を確保し
てください
199
447 性能最適化
性能最適化機能の設定は以下の画面から行います性能最適化機能を使用しない場合は設定する必要は
ありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要あり
ません
図 4-68 性能最適化画面
①ログファイル格納フォルダ
性能最適化用ログファイルの格納場所を設定します192 バイト以内で指定します
既定値として[インストール先フォルダ]yenetcyenoptlogが設定されていますフォルダを変更する場
合は「参照」ボタンを選択して実際に存在するフォルダを指定しますなおServer Core 環境
の場合は「参照」ボタンが利用できないためフォルダを直接指定してくださいiSM サーバが
動作するコンピュータのロ-カルディレクトリを指定してくださいネットワークリソースまたは
ネットワークディレクトリを指定した場合性能最適化機能が正しく動作しない可能性があります
②論理ディスクの移動状況チェックインターバル
論理ディスクの移動状況をチェックするインターバルを設定します既定値として 10(秒)が設定
されています変更する場合は 5~30 の範囲で指定します
①
②
200
448 レプリケーションスナップショット
レプリケーション機能およびスナップショット機能の設定は以下の画面から行いますレプリケーショ
ン機能およびスナップショット機能を使用しない場合は設定する必要はありませんまた使用する場合も既
定値を推奨しているため通常の運用ではこの画面での設定は必要ありません
図 4-69 レプリケーションスナップショット画面
①ポート番号
iStorageManager 経由の ReplicationControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指
定します1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8030 です
既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください
サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号
サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号
レプリケーションスナップショット画面のスナップショット情報で設定するポート番号
①
②
③
④
201
②レプリケーション管理画面と接続画面の定期更新
iSM クライアントのレプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新せずF5 キーの指示で
更新を行う場合に指定します既定値では画面は定期的に更新されますディスクレイ間の RDR
のリンクがベストエフォート回線経由の場合は「しない」を指定し定期的な画面の更新を避け
てください詳しくは電子マニュアル「データレプリケーション利用の手引 機能編」(IS015)
の低速回線の説明を参照してください
する レプリケーション管理画面と接続画面を定期的に更新します(既定値)
しない レプリケーション管理画面と接続画面は定期的に更新されません
③ポート番号
iStorageManager経由の SnapControl のコマンドを発行するときに使用するポート番号を指定しま
す1~65535 の範囲で指定可能で既定値は 8060 です
既定値を変更する場合は下記のポート番号と異なる値を設定してください
サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する iSM クライアント接続先ポート番号
サーバクライアント画面のクライアント情報で設定する Web クライアント接続先ポート番号
レプリケーションスナップショット画面のレプリケーション情報で設定するポート番号
④状態変化メッセージの抑止
ReplicationControl および SnapControl コマンドの操作による状態変化のメッセージを抑止します
しない 状態変化メッセージの抑止を行いません
する 状態変化メッセージの抑止を行います
iStorageManager 経由の SnapControl コマンドを使用する場合はレプリケーション情報
のポート番号とスナップショット情報のポート番号を使用します
202
449 データ改ざん防止
データ改ざん防止機能の設定は以下の画面から行いますデータ改ざん防止機能を使用しない場合は設
定する必要はありませんまた使用する場合も既定値を推奨しているため通常の運用ではこのセクショ
ンでの設定は必要ありません
図4-70 データ改ざん防止画面
①データ保護状態のチェック時刻
データ保護されたボリュームの保護状態をチェックする時刻を指定します既定値は 0010 です
②データ保持期日の期限切れメッセージの出力期間
データ保護されたボリュームの保持期限が切れた場合に出力する期限切れの通知メッセージの出力
期間を指定します本パラメータに 0 を指定された場合は期限切れメッセージは出力されません
0~255 の範囲で指定可能で既定値は 1 です
③データ保持期限の期限切れの予告日
①
②
③
203
データ保護されたボリュームの期限切れの予告日を指定します本パラメータに 0 を指定された場合
は期限切れの予告は行いません0~255 の範囲で指定可能で既定値は 0 です
4410 監査ログ
監査ログ機能の設定は以下の画面から行います監査ログ機能を使用しない場合は設定する必要はあり
ませんまた使用する場合は必要に応じて設定を行ってください
図4-71 監査ログ画面
①有効化
監査ログ機能の有効化無効化を設定します既定値は「無効」です
有効 監査ログ機能を有効化し監査ログファイルを出力します
無効 監査ログ機能を無効化し監査ログファイルを出力しません
②監査ログファイル格納フォルダ
監査ログファイルの格納フォルダを設定します既定値はrdquo「インストール先フォルダ」yenetcyenauditlogrdquo
です「参照」ボタンでフォルダを選択することができます実際に存在するフォルダを設定してください
255 文字以内での指定が可能ですなおServer Core 環境の場合は「参照」ボタンが利用できないため
フォルダを直接指定してください実際に存在するフォルダを設定してください255 バイト以内での指定
① ②
③ ④ ⑤
204
が可能ですiSM サーバが動作するコンピュータのロ-カルフォルダを指定してくださいネットワークリ
ソースまたはネットワークディレクトリを指定した場合監査ログ機能が正しく動作しない可能性がありま
す
③監査ログファイル最大サイズ
監査ログを出力するファイルのサイズの上限を指定します最大ファイルサイズを超えると新しいファイ
ルが作成されファイル名には順次番号が付加されます1~100(MB)の範囲で指定可能です既定値は 1(MB)
です
④監査ログファイル名
監査ログファイルの名称を指定します本パラメータで指定した名称以降に監査ログの作成年月日を付与
してファイルを作成します既定値では以下の名称となります
「auditlogYYYYMMDDlog」
大文字と小文字は区別されますファイル名に2バイト文字半角カナ制御文字ファイル名として使
用できない文字(ltgt|)および空白は使用できません
⑤保存期間
監査ログファイルの保存期間を設定します指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します1~5
(年間)または1~60(ヶ月間)の範囲で設定可能で既定値は 3 (ヶ月間)です[制限なし]を指定した
場合監査ログファイルを削除しません
「制限なし」
監査ログファイルを削除しません
「制限あり」
指定した期間を過ぎた監査ログファイルを削除します
監査ログは過去の一定期間内の操作結果発生した事象を必要な場合に追跡できるようにする
ため一般には長期間の保存を可能とする必要があります既定値では3 ヶ月間の監査ログを保存
しますが保存する期間は目的に応じて設定し直してください
監査ログ機能では保存期間を最短 1 ヶ月間から最長 5 年間まで指定可能ですまた保存期間を
設定せずにすべての監査ログを保存することも可能です
ただし長期間の監査ログを保持する場合は保存に必要なディスク容量にも注意が必要です例
えば監査ログファイル出力ディレクトリの設定により監査ログは iStorageManager をインストー
ルしたディスクとは別のディスクに格納するなど余裕を持ったディスク容量を確保してください
205
第5章 クライアントの導入
51 クライアント提供形態
iSM クライアントは管理サーバと LAN で接続された PC 上で動作し利用者に GUI による監視と操作の
手段を提供しますiSM クライアントは以下の 2 種類の GUI を提供します
Java で動作する GUI(iSM クライアント(Web GUI))
Windows ベースの GUI
iSM クライアント(Web GUI)からダウンロードされるインストーラで導入される Windows 実行ファ
イルにより起動する GUI のことを指します
本書では上記 2 種類の GUI についてそれぞれ導入方法を記載しています
なお文中特に区別する必要がある場合前者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Web GUI)』
後者のみをあらわす用語として『iSM クライアント(Win GUI)』を使用しますレプリケーション機能など
一部のオプション機能を利用する環境では『iSM クライアント(Web GUI)』と『iSM クライアント(Win
GUI)』の両方を使用する構成となります
52 動作環境
(1)ネットワークの環境設定
iSM サーバと iSM クライアントとの間は TCPIP ソケット通信を用いるためマシンのネットワーク
環境定義において当該サーバとの TCPIP 接続環境を構築しておく必要があります
(2)動作環境
表 5-1 動作環境(iSM クライアント(Web GUI))
対象ハードウェア 下記 OS が動作するマシン
PCAT 互換機
Express5800 シリーズ
iStorage NS シリーズ
動作OS(Windows) Microsoft Windows 8 Pro (2)
Microsoft Windows 8 (2)
Microsoft Windows 81 Pro (2)
Microsoft Windows 81 (2)
Microsoft Windows 10 Home (2)
Microsoft Windows 10 Pro (2)
Microsoft Windows 10 Enterprise(2)
Microsoft Windows Server 2012 Standard Edition (1)(3)
Microsoft Windows Server 2012 Datacenter Edition (1)(3)
Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition (1)(3)
Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (1)(3)
Microsoft Windows Server 2016 Standard Edition (1)(3)
206
Microsoft Windows Server 2016 Datacenter Edition (1)(3)
Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition (1)(3)
Microsoft Windows Server 2019 Datacenter Edition (1)(3)
Microsoft Windows Storage Server 2012 Standard Edition(3)
Microsoft Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition(3)
Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition (3)
Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition
(1) Hyper-V 機能未搭載の製品もサポートします
なおServer CoreMinimal Server Interface インストールオプションは
サポートしていません
(2) IA32 および x64 に対応します
(3) x64 に対応します
動作OS(Linux) Red Hat Enterprise Linux Version 6
Red Hat Enterprise Linux62~610 (IA32EM64T)
Red Hat Enterprise Linux Version 7
Red Hat Enterprise Linux 71~78 (EM64T)
Red Hat Enterprise Linux Version 8
Red Hat Enterprise Linux 81~82 (EM64T)
仮想化環境 55(VMware vSphere 55) 60(VMware vSphere 60) 65(VMware vSphere
65) 67(VMware vSphere 67)70(VMware vSphere 70)
Windows Server 2012 Hyper-VWindows Server 2012 R2 Hyper-VWindows
Server 2016 Hyper-VWindows Server 2019 Hyper-V
Web ブラウザ Microsoft Edge(バージョン 85 以降)
Microsoft Edge にて動作サポートする OS は以下のみとなります
Microsoft Windows10
Microsoft Windows Server 2016
Microsoft Windows Server 2019
Microsoft Windows Storage Server 2016 Standard Edition
Microsoft Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition
Microsoft Internet Explorer Version10~11
ただしWindows の各 OS でサポートされる最新バージョンの Internet Explorer
との組み合わせのみサポート対象となります
Version10 以降はデスクトップスタイルのみサポート
Internet Explorer 各バージョンの互換性モードエンタープライズモードを使
用した場合でも上記範囲内でのサポートとなります
Firefox 14161720222426283034384552 68 ESR
Red Hat Enterprise Linux 6 はVersion14 以降をサポート
Red Hat Enterprise Linux 7 はVersion34 以降をサポート
Red Hat Enterprise Linux 8 はVersion68 以降をサポート
JRE(Java Runtime
Environment)
JDK(Java
Development Kit)
以下のいずれかの JRE または JDK が必要になります
([ ]内は弊社動作検証済みの最新バージョンです)
Oracle Java 8 update25 およびそれ以降[update261]
Oracle Java 11 以降
OpenJDK 11 以降
上記動作検証済の最新バージョン(上記の[ ]内)よりも新しい JRE 環境では動作
確認を行っておりませんので正常に動作しない場合があります
また検証済最新バージョンについては弊社でテストを行なった結果を記載して
おりますがお客様の環境において正常動作を保証するものではありません
Oracle Java 11 は 64 ビット版のみ公開されます
サポートする Java と OS の組み合わせについては表 5-2 を参照してください
なお OpenJDK は WebSAM iStorageManager の DVD 媒体に格納されています
OpenJDK はDVD 媒体を使ってインストールすることができます方法は本
書「iStorageManager のセットアップ」または「iSM セットアップのカスタムイ
ンストールによるインストール手順」を参照ください
メモリ 表 5-4表 5-5 を参照
ディスプレイ XGA(解像度 1024times768)以上
207
上記は本バージョンの製品の初期出荷時点でサポートする動作環境です最新の情報については
PPサポートサービス(事前の登録が必要)により提供しております
表 5-2 動作環境(JRE と OS の組み合わせ)
OS
JRE8
(32 ビット版)
update25 以降
[update261]
update141 はサポー
ト対象外
JRE8
(64 ビット版)
update25 以降
[update261]
update141 はサポー
ト対象外
Oracle Java 11 以降
(64 ビット版)
OpenJDK 11 以降
(64 ビット版)
Windows 8 -
Windows 81 -
Windows 10 (update51 以降) -
Windows Server 2012 -
Windows Server 2012 R2 -
Windows Server 2016 (update111 以降) -
Windows Server 2019 (update221 以降) -
Red Hat Enterprise Linux 6
(IA32) 62~64
- -
Red Hat Enterprise Linux 6
(EM64T) 62~64
- -
Red Hat Enterprise Linux 6
(IA32) 65~66
- -
Red Hat Enterprise Linux 6
(EM64T) 65~66
- (update45 以降)
Red Hat Enterprise Linux 6
(IA32) 67
- -
Red Hat Enterprise Linux 6
(EM64T) 67
- (update45 以降)
Red Hat Enterprise Linux 6
(IA32) 68~69
(update45 以降) - -
Red Hat Enterprise Linux 6
(EM64T) 68~69
- (update45 以降)
Red Hat Enterprise Linux 7
(EM64T) 71~72
- (update45 以降)
Red Hat Enterprise Linux 7
(EM64T) 73~78
- (update45 以降)
Red Hat Enterprise Linux 8
(EM64T) 81~82
- (update241 以降)
rdquordquoの組み合わせをサポートしますそれ以外の組み合わせでは使用しないでください
208
1 iSM クライアント(Web GUI)を動作させる環境においてすでに JRE を使用して動作する製品が導
入されている場合以下の条件に合致するときのみ共存して運用可能です
-当該環境にインストールされている JRE のうち最も新しいバージョンのものがiSM クライ
アント(Web GUI)他製品ともにサポート対象であること
この条件に当てはまらない場合はiSM クライアント(Web GUI)または他製品を別マシンでの運
用とする必要があります
2 サポートしている JRE にはセキュリティ脆弱性が報告されているバージョンが含まれます
このためこれらの JRE のうち最新のバージョンを使用されることを推奨します
JRE の最新サポート状況についてはPPサポートサービス(事前の登録が必要)のページを参
照してください
またセキュリティ脆弱性の詳細については以下のページを参照してください
US-CERT(httpwwwus-certgov)
JVN(httpjvnjp)
My Oracle Support(httpssupportoraclecomCSPuiflashhtml)
表 5-3 iSM クライアントのメモリ使用量とディスク容量
メモリ 表 5-4表 5-5 を参照
ディスク容量 プログラム容量60MB
ログ出力のために最大 440MB を使用します
接続先 IP アドレスごとにiSM クライアントのログが保存されます
表 5-4 iSM クライアント(Web GUI)必要メモリ量
メイン画面(Web GUI) 82(110)MB 以上
表 5-5 iSM クライアント(Win GUI)必要メモリ量
レプリケーション画面 10(11)MB 以上
性能監視画面 15(16)MB 以上
性能最適化画面 13(14)MB 以上
スナップショット画面 8(13)MB 以上
データ改ざん防止管理画面 7(12)MB 以上
本メモリ量は iSM クライアント動作時に最低限必要なメモリ量です
iSM クライアント(Win GUI)の画面動作にはメイン画面(Web GUI)のメモリ量をプラスしてのメモ
リが必要になります
括弧内の数値は64 ビット版の OS 上で動作させるときに必要なメモリ量です
209
53 インストールとセットアップ
531 iSM クライアントのインストール(Windows)
はじめてご利用になる場合は「iStorageManager セットアップ」の最初の画面の「はじめにお読みく
ださい」を参照してください
本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合のものとな
ります
iSM クライアントのインストール方法には以下の 3 通りの方法があります
1) iSM セットアップのカスタムインストールから導入する方法
「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手順」を参照ください
2) サイレントインストールで導入する方法
「サイレントインストール」を参照ください
3) 運用中の iSM サーバからインストーラをダウンロードする方法
「5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順してインストー
ルする手順」を参照ください
5311 事前の OS および Java の設定
Web ブラウザを利用してiSM クライアント(Web GUI)のインストーラのダウンロードおよびインス
トール済みの iSM クライアント(Web GUI)の起動のため事前に設定を行ってください
設定内容は本書「iStorageManager のセットアップ ndash Web ブラウザに関する事前設定」を参照くださ
い
Windows で Oracle JDK11 以降をご利用の場合
iSM クライアント(Web GUI)をブラウザまたは NEC 他製品から起動するためには設定が必要です
「システム環境変数」-「Path」に Oracle JDK のインストールパスを指定しOS を再起動してくだ
さい
例CyenWINDOWSyensystem32CyenWINDOWSCyenProgram FilesyenJavayenjdk-11yenbin
Oracle JDK のバージョンアップ時には再設定が必要になる可能性があります
210
5312 iSM セットアップのカスタムインストールによるインストー
ル手順
OpenJDK と Oracle Java は同時に利用することはできません
OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください
OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます
この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です
iSM クライアントを利用する場合は以下の手順に従ってインストールしてください
(1)Administrator 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットしてください
自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますなお「自動再生」のダイアログが
表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」を選択してください
ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の
プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です
yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE
また「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許
可」または「はい」を選択してiStorageManaer セットアップを起動してください
なおはじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください
(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
図 5-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)
211
(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」
ボタンをクリックしてください
図 5-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)
(5)「iSM クライアントのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします
既に同じバージョンの iSM クライアントがインストールされている場合は選択できません
図 5-3 セットアップ内容の選択画面
212
(6)OpenJDK のインストーラを起動します
Oracle JREOracle JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示
しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ
ん
Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください
(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)
X は実際の値が表示されます
図 5-4 OpenJDK のインストール画面-1
インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Server Core 環境と 32 ビットの環境の場合は選択できません
下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します
図 5-5 OpenJDK のインストール画面-2
213
既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ
び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示します
インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
OpenJDK のインストールを開始します
Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください
(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)
XYZ は実際の値が表示されます
図 5-6 OpenJDK のインストール画面-3
(7)「次へ」ボタンをクリックしてください
図 5-7 iSM クライアントのインストール画面
214
(8)iSM クライアントのインストーラが起動します
「iStorageManager Clinet V<バージョン番号>の InstallShield Wizard へようこそ」の画面が
表示されたら「次へ」を選択します
図 5-8 iSM クライアントのインストール確認画面
(9)iSM クライアントのインストール先を選択します
「インストール先のフォルダー」を変更する場合は「参照」を選択し「フォルダの選択」ダ
イアログでパスを選択します「次へ」を押して「インストール準備の完了」画面に進みます
図 5-9 iSM クライアントのインストール先選択画面
215
可能であればインストール先のフォルダ指定時にバージョン情報は変更しないようにインストール
してください(下記囲んだ部分がバージョン情報となります)
例) CyenyenNECyeniSMClient_for_iSMServeryenV102yen
既定のインストール先フォルダはバージョンごとに異なるフォルダになります
異なるバージョンの iSM クライアントを同一のフォルダにインストールした場合最後にインス
トールしたバージョンの iSM クライアントしか起動できなくなります
またその場合以下の状況になることがあります
iStorage ダッシュボードからの iSM クライアント起動ができない
Web ブラウザで iSM サーバに接続した画面からの iSM クライアント起動ができない
VMware vSphere Web Client Plug-in からの iSM クライアント起動ができない
同一フォルダにインストールされているかどうかは
下記の【インストール先フォルダの確認方法】で確認してください
同一フォルダにインストールされている場合は以下の 1~3 の手順でインストールしなおして
ください
1 インストール済みの iSM クライアントのバージョンをすべてアンインストールしてください
2 バージョンごとに異なるインストール先フォルダを指定してインストールしてください
(またはインストール先フォルダを既定値のまま変更せずにインストールしてください)
3 デスクトップやスタートメニューに残っている接続先 IP アドレス付きのショートカットは
削除するか下記の【IP アドレス付きショートカットの修復方法】で修復してください
【インストール先フォルダの確認方法】
以下の①~③の手順でインストール先フォルダを確認することができます
① デスクトップ上の iSM クライアントショートカットのプロパティ画面を表示します
② [ショートカット]タブを選択します
③ [作業フォルダー]に設定されているフォルダがインストール先フォルダです
【IP アドレス付きショートカットの修復方法】
以下の①~④の手順でデスクトップやスタートメニューのショートカットを修復することができます
① ショートカットのプロパティ画面を表示します
② [ショートカット]タブを選択します
③ [リンク先]に設定されている「iSMmnjar」へのパスを新しいインストール先フォルダに変更
します
④ [作業フォルダー]に設定されているフォルダを新しいインストール先フォルダに変更します
216
「インストール準備の完了」画面が表示されたら「インストール」を選択して iSM クライアン
トのインストールを開始します
図 5-10 iSM クライアントのインストール準備の完了画面
(10)iSM クライアントのインストールが完了しました
「InstallShield Wizard の完了」画面で「完了」ボタンをクリックするとiStorageManager セッ
トアップ画面に戻ります
図 5-11 iSM クライアントのインストール完了画面
iStorageManager セットアップの「iSM クライアントのインストール完了」画面で「完了」ボタ
ンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)が自動的に起動します
217
「キャンセル」ボタンをクリックするとiSM クライアント(Web GUI)の起動はおこないません
iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合はデスクトップ上にある「iSM V<バージョン番号
>」のショートカットをダブルクリックして起動します
iSM サーバにログイン後M シリーズの初期設定を行う場合は初期設定ウィザードを実行し
てください初期設定ウィザードはiSM クライアント(Web GUI)のメニューの「構築」-「初
期設定」-「M シリーズ」 から起動します初期設定ウィザードについてはiSM クライアン
ト(Web GUI)のヘルプを参照してくださいD8 シリーズA シリーズの場合は初期設定ウィ
ザードを利用できません
図 5-12 iSM クライアントのインストール完了画面
218
5313 サイレントインストール (1) Administrator 権限でログインします
(2) CDDVD 媒体をセットしてください
(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して
iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される
場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します
(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します
「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」
または「はい」を選択します
(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します
yenCLIENTyenWINDOWS
(6) 以下のコマンドでインストールを実行します
iSMClientSilentSetup install -path installpath
説明
-path iSM クライアントのインストール先をフルパスで指定します
パスに空白を含む場合は「rdquo rdquo」でパスを囲んでください
ここで指定したパスのサブフォルダldquoiSMClient_for_iSMServeryenVltバージョン番号
gtrdquo下に iSM クライアントがインストールされます
-path パラメータ省略時はProgram Files(64 ビット版では Program Files (x86))下
のサブフォルダldquoNECrdquoを指定したのと同じパスにインストールされます
使用例
iSMClientSilentSetup install -path rdquoCyenProgram Files (x86)yenNECrdquo
219
5314 iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストー
ルする手順 (1) Web ブラウザを起動しURL に「http[接続する iSM サーバの IP アドレス(またはホスト
名)][ iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号]」を指定します
IPv6 形式で IP アドレスを入力する場合はIP アドレスを[ ]で囲んでください
下記の画面が表示されますので「Windows」ボタンをクリックしてインストーラをダウンロー
ドしてください
図 5-13 iSM クライアントのダウンロード画面
なお「Linux」ボタンをクリックすることでLinux 版のインストーラをダウンロードできま
す
(2) ダウンロードの保存先指定のダイアログが表示された場合はローカルディスク内のフォルダ
を保存先として指定します
(3) 指定した保存先のフォルダまたは Web ブラウザの既定のダウンロードフォルダに
iSMClientSetupexe が保存されますのでこの実行ファイルを管理者権限の有るユーザ
(Administrators グループに属するユーザ)にて実行します
インストーラの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があり
ますので「続行」「許可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行
してください
(4) iSM クライアントのインストーラが起動します
インストールの手順は本書「iSM セットアップのカスタムインストールによるインストール手
順 (9)」以降の手順を参照ください
(5) デスクトップ上のショートカット「iSM_V<バージョン番号>」からiSM クライアントを起
動します
220
5315 iSM クライアント(Win GUI)のインストール
iSMクライアント(Win GUI)を使用する機能を実行した場合お使いのPCに iSMクライアント(Win
GUI)がインストールされていないかバージョンが古いときは iSM クライアント(Win GUI)のインストー
ル画面を表示しますiSM クライアント(Web GUI)の動作には iSM クライアント(Win GUI)のインストー
ルが必要となりますので「実行」ボタンをクリックしてインストーラを直接起動するか「保存」ボタン
をクリックして PC 側にダウンロードし完了後インストーラを実行してください(インストールプログラ
ムを起動すると「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許
可」または「はい」を選択してインストールプログラムを実行してください)
図 5-14 ファイルのダウンロード画面
1 管理者権限を持つアカウントでの操作ではない場合「実行」はできません「実行」した場合
図 5-15 の警告メッセージが表示されますファイルの「保存」を行ってから管理者権限を持つアカ
ウントで「実行」してください
図 5-15 ファイルのダウンロード時の警告画面
すぐにインストールしない場合は「キャンセル」ボタンをクリックしてくださいインストーラのダ
ウンロードを行わずに iSM クライアント(Web GUI)のメイン画面に表示が切り替わりますこの場合メ
イン画面上の監視画面および M シリーズ向けの構成設定画面のみ使用可能となります(iSM クライアン
ト(Win GUI)の機能(表 5-5)は使用できません)
221
なおiSM クライアント用アップデートモジュールが存在する場合上記画面にアップデートモジュー
ルのファイル名も表示されます「実行」ボタンをクリックした場合はインストール完了後自動的にアップ
デートモジュールが起動します「保存」ボタンをクリックした場合はインストーラアップデートモジュー
ルともにダウンロードされますので完了後両方とも実行してください(インストーラrarrアップデートモ
ジュールの順で実行してください)
532 iSM クライアントのアンインストール(Windows)
5321 iSM クライアント(Win GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)からダウンロードした iSM クライアント(Win GUI)
をアンインストールします
(1) Administrator 権限でログインします
(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iSM クライアント」
を削除しますなおインストール先フォルダにある設定情報などは削除されませんので再
インストールも容易です
アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が
ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ
ムを実行してください
(3) アンインストールの途中で「インストール情報の登録確認」メッセージボックスが表示されま
す
再インストール時に各種設定情報を引き継ぐ場合は「はい」ボタンをクリックしてください
各種設定情報を引き継ぐ必要がない場合は「いいえ」ボタンをクリックしてください
図 5-16 インストール情報の登録確認画面
222
5322 iSM クライアント(Web GUI)のアンインストール 以下の手順にしたがってiSM クライアント(Web GUI)をアンインストールします
(1) Administrator 権限でログインします
(2) 「コントロールパネル」の「プログラムと機能」によりソフトウェア「iStorageManager Client
V<バージョン番号>」を削除します複数のバージョンの iSM クライアント(Web GUI)がイ
ンストールされている場合削除したいバージョンの番号がソフトウェア名に記載されている
ものを選択して削除します
アンインストールの起動時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合が
ありますので「続行」「許可」または「はい」を選択してアンインストールプログラ
ムを実行してください
5323 iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストー
ル iSM クライアント(Web GUI)のサイレントアンインストールはインストール媒体を使用して以下の手順
で行います
(1) Administrator 権限でログインします
(2) CDDVD 媒体をセットしてください
(3) 自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動する場合は「キャンセル」を選択して
iStorageManager セットアップを終了しますなお「自動再生」のダイアログが表示される
場合も「キャンセル」を選択して iStorageManager セットアップの起動を中止します
(4) コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動します
「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示される場合があります「続行」「許可」
または「はい」を選択します
(5) CDDVD ドライブ内の以下のフォルダへ移動します
yenCLIENTyenWINDOWS
(6) 以下のコマンドでアンインストールを実行します
iSMClientSilentSetup uninstall
223
533 iSM クライアントのアップデート
iSM クライアント(Web GUI)は同じバージョンの iSM サーバにログイン可能です接続する iSM サー
バをバージョンアップした場合iSM クライアント(Web GUI)もバージョンアップしてください
バージョンとはV XXYYZZZZ の YY までを指します
例えばiSM クライアント(Web GUI)V102 はiSM サーバ V103 とは接続できませんこの場合に
V103 の iSM クライアント(Web GUI)へのバージョンがアップが必要となります
バージョンアップの手順は以下の通りとなります本手順では同時に iSM クライアント(Win GUI)の
バージョンアップも行います
設定情報などは全て引継がれます
(1) iSM サーバに接続しiSM クライアント(Web GUI)をインストールします
手順は本書「iSM サーバからインストーラをダウンロードしてインストールする手順」のと
おりです
(2) iSM サーバへのログイン後iSM クライアント (Web GUI) 画面の iSM クライアント(Win
GUI)を使用する機能(レプリケーション機能など)をクリックするとiSM クライアント(Win
GUI)のインストール画面が表示されます「保存」ボタンをクリックしてダウンロードし 完
了後インストーラを実行してください
これによりiSM クライアントのバージョンアップが完了します
1 iStorageManager V101 を利用していた場合iSM クライアント(Web GUI)のアップデート後
も接続先の iSM サーバ(または M シリーズ装置内の iStorageManager Express)のJava Web
Start 機能による iSM クライアント(Web GUI)を起動をするショートカットはデスクトップ画
面上に残存します接続先が管理サーバ上にインストールした iSM サーバとなるショートカット
についてiSM サーバ側を V102 以降にアップデート済みの場合は手動でショートカットを削
除してください
2 V102 以降の iSM クライアント(Web GUI)は複数バージョンインストールできますiSM ク
ライアント(Web GUI)のインストール後以前のバージョン(V102 以前)の iSM クライアント
(Web GUI)は残ります
224
534 iSM クライアントのインストール(Linux)
以下にLinuxOS 上で iSM クライアント(Web GUI)を利用する場合について説明します
JRE の導入
LinuxOS 上に JRE をインストールする必要がありますOpenJDK を利用する場合は以下の手順で導
入してください
1 クライアントマシンに root ユーザでログインします
2 媒体をクライアントマシンの DVD ドライブにセットします
3 以下の手順でインストール媒体をマウントします
マウントディレクトリを作成します(例cdrom)
mkdir cdrom
mount コマンドを使用してインストール媒体をマウントします
mount ndashr devcdrom cdrom
4 OpenJDK をインストールします
OpenJDK は購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されています
媒体の「JRELINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください
root 権限でログインします
任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)
cp cdromJRELINUXopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz tmp
パッケージをコピーしたディレクトリ上で tar 書庫ファイルを展開します
cd tmp
tar xvfz tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz
optNECiSMOpenJDK に OpenJDK を展開します
mv tmpjdk-ltバージョンgt optNECiSMOpenJDK
rm tmpopenjdk-ltバージョンgt-linux-ltビットgt_bintargz
Java を利用するユーザでログインしbashrc ファイルの最下部に次の行を
追加します(Java を利用するユーザ単位)
export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK
export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH
補足
このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります
OpenJDK を全ユーザで使用する場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します
Java を利用するユーザからログアウトし再ログインします
ログアウトせずに作業する場合環境変数を即時に有効にするために開いて
いる各シェル上で下記コマンドを実行して下さい
source ~bashrc
(etcbashrc を変更した場合は source etcbashrc)
225
5 iSM クライアントをインストールします
iSM クライアントのパッケージは購入された iStorageManager 製品の CDDVD 媒体に格納されてい
ます
媒体の「CLIENTLINUX」フォルダに格納されていますので以下の手順で実行してください
任意のディレクトリにパッケージをコピーします(例tmp)
コピーしたパッケージを yum または rpm コマンドでインストールします
6 umount を使用してインストール媒体をアンマウントします
umount cdrom
iSM クライアントはGUI 画面のメニューの「アプリケーション」(英語表記の場合は「Applications」)
の中の「iSM_V<バージョン番号>」を選択して起動します
535 iSM クライアントのアンインストール(Linux)
iSM クライアントをアンインストールする場合yum または rpm コマンドを使用して以下のパッケージを
指定してアンインストールします
iSMClient_for_iSMServer_V<バージョン番号>-<バージョン番号>
OpenJDK をアンインストールする場合は以下の手順を実施します
root 権限でログインします
以下のディレクトリを削除します
rm -r optNECiSMOpenJDK
Java を利用していた各ユーザでログインします
bashrc ファイルの最下部に次の行を削除します(ユーザ単位)
export JAVA_HOME=optNECiSMOpenJDK
export PATH=$JAVA_HOMEbin$PATH
補足
このファイルのフルパスは homeltusernamegtbashrc になります
OpenJDK を全ユーザで使用していた場合bathrc ではなくetcbashrc を root 権限で編集します
環境変数の削除を直ちに反映させる場合
ログアウトし再ログインします
226
536 iSM クライアントのアップデート(Linux)
iSM クライアントのアップデートが必要となる方針は本書「iSM クライアントのアップデート」と同
様です
インストーラは接続する iSM サーバからダウンロードできます手順は本書「iSM サーバからインストー
ラをダウンロードしてインストールする手順」を参照ください
インストールの手順は本書「iSM クライアントのインストール(Linux)」を参照ください
設定情報などは全て引継がれます
227
54 iSM クライアントの起動終了についての補足
541 ショートカットの作成について
ショートカットから iSM クライアント(Web GUI)を起動することができます
ショートカットは2 種類存在します
1ショートカット名称「iSM Vxxx」
IP アドレスポート番号が未入力の状態で起動します
このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のインストール時に作られます
2名称「iSM Vxxx (IP アドレス)」
IP アドレスポート番号が入力された状態で起動します
このショートカットはiSM クライアント(Web GUI)のログインボタン押下時に作られますiSM クライア
ント(Web GUI)インストール時点では存在しません
上記のショートカットは2 箇所に作成されます
1スタートメニュー
2デスクトップ ()
Linux 版では「iSM Vxxx」のショートカットはデスクトップに作成されません
iSM クライアントをアンインストールした場合「iSM Vxxx (IP アドレス)」のショートカットは削除され
ません不要になった場合は手動で削除してください
542 Web iSM クライアントのダウンロード画面の起動
Web iSM クライアントの起動は以下の方式から iSM クライアント(Web GUI)起動も可能です
Web ブラウザを起動(Internet Explorer 10 以降の場合はデスクトップ版を使用)しURL を以下の通り
入力してください
【iStorageManager Express 使用時】
ストレージ内 iSM サーバへ接続するためストレージの IP アドレス(フローティング IP アドレス
フローティング IP アドレス未設定時はコントローラに設定した IP アドレス)を入力してください
例http1921681120
【iStorageManager 使用時】
接続先 iSM サーバが動作する管理サーバの IP アドレス(ホスト名)とiSM サーバ環境設定にて設
定した「iSM クライアント(Web GUI)接続先ポート番号」を入力してください
例http19216811218070
228
iSM サーバに接続後iSM クライアント(Web GUI)のインストーラダウンロード起動画面が表示され
ます画面の一番下の起動ボタンをクリックすることでインストール済みの iSM クライアント(Web GUI)
が起動されます
1 Micrsoft Edge からiSM クライアントを起動する際起動確認のダイアログが表示されること
があります本ダイアログで「開く」をクリックすることでプログラムが起動します
本ダイアログ内の常に起動を許可するチェックボックスをオンにすることで次回以降
ダイアログが表示されなくなります
2 Internet Explorer を使用する場合事前に「311 iStorageManager のセットアップ」の「補足
Web ブラウザに関する事前設定」を実施してください一度設定しておけば以降の再度設定は
不要です
229
第6章 ControlCommand の導入
ControlCommand をインストールすることにより以下の機能が利用できます
ReplicationControl
ReplicationControlDisasterRecovery
SnapControl
ProtectControl
PowerControl
NEC Storage Manager Agent Utility
NEC Storage Manager Agent Utility は以下の機能を含みます
bull iSM ボリューム表示コマンド
bull ホストエージェント(ホスト情報収集コマンドiSM ホストエージェントサービス)
bull iSCSI 簡易設定ツール
bull iSM ホスト情報登録エージェント
Ver101 以降NEC Storage Manager Agent Utility の単体でのインストールは提供していませんNEC
Storage Manager Agent Utility をアップデートする場合は同等の機能を含む ControlCommand へアップ
デートしてください
ストレージ制御ソフトの無停止アップデートと無停止の保守交換作業において業務サーバ
にNEC Storage Manager Agent Utility 導入が必須となります
ControlCommand のインストールアップデートおよびアンインストール方法はインストール媒体
に添付されるインストールガイドを参照してください
表 6-1 ControlCommand のインストールガイド一覧
対象 OS インストールガイド
Windows() ISMCCSWINDOWSINSTALL_CCS_WNpdf
Linux ISMCCSLINUXINSTALL_CCS_LXpdf
HP-UX ISMCCSHPUXINSTALL_CCS_HPpdf
Solaris ISMCCSSOLARISINSTALL_CCS_CXpdf
Windows 版の ControlCommand のインストールは「iStorageManager セットアップ」から行うこと
を推奨します「iStorageManager セットアップ」を利用しない場合ControlCommand のインストールガ
イドを参考してください
「61 インストール」の手順にしたがってControlCommand(Windows 版)をインストールします
230
本手順は「iStorageManager セットアップ」で「カスタムインストール」を選択した場合です
Windows Server 2012 R2 Hyper-V以降の仮想マシン上で ControlCommand を利用する場
合は仮想マシン運用前に1度だけホストマシン上で iSMpassthrough_enabler コマンドを実行し
てください仮想マシンを新たに追加した場合も本コマンドを実行する必要があります
iSMpassthrough_enabler コマンドに関しては電子マニュアル「ControlCommand コマンドリファ
レンス」(IS041)を参照してください
またiSMpassthrough_enabler コマンドはNET Framework 45 がインストールされた環境で動
作しますWindows Server 2012 R2 ServerCore インストールの環境では次のコマンドを実施した
後NET Framework 45 をインストールしてください
start w ocsetup NetFx2-ServerCore
start w ocsetup NetFx2-ServerCore-WOW64
61 インストール
Windows 環境に ControlCommand をインストールする場合は以降の手順に従ってください
611 M シリーズを利用する場合
M シリーズをご利用の場合以下の手順でインストールを実施します
はじめてご利用になる場合は「はじめにお読みください」を参照してください
本手順で OpenJDK を導入できますただしOpenJDK と Oracle Java は同時に利用することは
できません
OpenJDK をご利用の場合事前に Oracle Java をアンインストールしてください
OpenJDK は iStorageManager 専用のパスにインストールされます
この OpenJDK は iStorageManager 製品でのみ利用可能です
(1)Administrator 権限でログインします
(2)DVD 媒体をセットしてください
231
自動的に「iStorageManager セットアップ」が起動しますWindows Server 2012 以降の場合
「自動再生」のダイアログが表示される場合がありますこの場合「ISMSETUPEXE の実行」
を選択してください
ご利用の環境によっては自動で起動しない場合がありますのでその場合は DVD 媒体の以下の
プログラムを直接起動してくださいまたログイン前に DVD 媒体をセットした場合も同様です
yenINSTALLyenWINDOWSyenISMSETUPEXE
またWindows Server 2012 以降の場合は「ユーザー アカウント制御」のダイアログが表示さ
れる場合があります「続行」「許可」または「はい」を選択してiStorageManaer セッ
トアップを起動してください
(3)「M シリーズの構築」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Server Core 環境の場合は「はじめにお読みください」「システム構成例について」ボタンは
グレー表示となっています
図 6-1 iStorageManager のセットアップ画面(M シリーズ)
(4)カスタムインストールの「iStorageManagerサーバのセットアップ」を選択して「次へ」
ボタンをクリックしてください
Server Core 環境の場合は「システム構成例について」ボタンはグレー表示となっています
図 6-2 iStorageManager の導入画面(カスタムインストール)
232
(5)「ControlCommand(NEC Storage Manager Agent Utility を含む)」を選択して「次へ」ボタン
をクリックします
既に同じバージョンの ControlCommand がインストールされている場合または利用できない
環境では選択できません
図 6-3 セットアップ内容の選択画面
(6)OpenJDK のインストーラを起動します
Oracle JREOralce JDK および OpenJDK がインストールされていない場合は以下を表示
しますなおServer Core 環境と 32 ビットの環境の場合はOpenJDK はインストールしませ
ん
X は実際の値が表示されます
図 6-4-1 OpenJDK のインストール画面-1
Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください
(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)
233
インストールをおこなう場合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
下記の画面で OpenJDK のインストールを開始します
図 6-4-2 OpenJDK のインストール画面-2
既に DVD 媒体に格納している OpenJDK より古いバージョンの Oracle JREOracle JDK およ
び OpenJDK がインストールされている場合は以下を表示しますインストールをおこなう場
合は「する」を選択して「次へ」ボタンをクリックしてください
Oracle JRE およびOracle JDK を利用される場合は「しない」を選択してください
(「する」を選択するとOpenJDK が有効になります)
iSCSI 簡易設定ツールを利用する場合はOpenJDKまたは Oracle JREOracle JDK が必要で
すいずれかをインストールしてください
234
XYZ は実際の値が表示されます
図 6-4-3 OpenJDK のインストール画面-3
235
(7)旧バージョンの ControlCommand または NEC Storage Manager Agent Utility が既にインス
トールされている場合は以下を表示します
「次へ」ボタンをクリックするとこれらのソフトウェアをアンインストールします画面の内
容に従ってアンインストールをおこなってください
XXXXXYYYYY は実際の値が表示されます
図 6-5 インストール状況画面
(8)「次へ」ボタンをクリックすると ControlCommand のセットアップが起動されます
図 6-6 ControlCommand のインストール画面
236
(9)ControlCommand のインストールを開始します
「次へ」ボタンをクリックしてください
図 6-7 インストール開始画面
(10)使用許諾契約を表示します
内容を確認し同意する場合は「使用許諾契約の全条項に同意します」を選択して「次へ」ボタ
ンをクリックしてください
図 6-8 使用許諾確認画面
237
(11)ControlCommand の情報を表示します
内容を確認し「次へ」ボタンをクリックしてください
xxxxx は実際のバージョンが表示されます
図 6-9 情報確認画面
(12)ControlCommand のインストール先を指定します
インストール先のフォルダを変更する場合は「参照」ボタンをクリックしインストール先の
フォルダを変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください
インストール先のフォルダを変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてくださ
い
図 6-10 インストール先の選択画面
238
(13)ControlCommand のプログラムフォルダ名を指定します
プログラムフォルダ名を変更する場合はプログラムフォルダ欄にある「NEC Storage Manager
Agent Utility 」を変更してください変更後「次へ」ボタンをクリックしてください
プログラムフォルダ名を変更しない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリックしてください
図 6-11 プログラムフォルダの選択画面
(14)ControlCommand をインストールします
図 6-12 ファイルコピー画面