Vol.4 ケミルミ検出 <Clarityシリーズ> Sept...Sept Western Blotting Newsletter Vol.4...
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Puri�ed IKB alpha, pg 700470310 210 140 90 60 40 30
Clarity Max
G社同等品S
G社同等品P
T社同等品F
T社同等品D
A
Clarity Max
G社同等品ST社同等品F
Sig
nal-
to-n
oise
rat
io
25
20
15
10
5
040 30
Protein per well, pg
B
ND
希釈倍率
T社同等品Plus T社同等品DClarity
1 1/2 1/4 1 1/2 1/41 1/2 1/4
A B
Pea
k in
tens
ity
200
150
100
50
010.0 5.0 2.5
Total protein load, µg
T社同等品PlusClarityT社同等品D
(お客様ご提供データ)
Puri�ed IKB alpha, ng 5.3 3.6 2.4 1.6 1.1 0.70 0.47 0.31 0.21 0.14 0.092 0.062 0.041
Clarity
Clarity Max
2018.Sept
Western Blotting Newsletter
Vol.4高いコストパフォーマンスで確実なケミルミ検出 <Clarityシリーズ>
ウェスタンブロッティングにおける化学発光検出は、CCDカメラやX線フィルムを用い低バックグラウンドな高感度検出が可能です。そのため多くの研究者に認知され、現在ではウェスタンブロッティング検出法のファーストチョイスとして利用されています。高感度検出が可能な化学発光検出法のもう一つのメリットとして、使用する検出試薬を使い分けることで比較的自由に検出感度を調節できる点があります。
現在バイオ・ラッドでは、化学発光検出用試薬としてClarity Western ECLシリーズを販売しています。Clarityシリーズは、高感度検出用としてClarityWesternECL Substrate、超高感度検出用としてClarity Max Western ECL Substrateの2種類がラインアップされており、目的に応じた選択が可能です(表1参照)。
Clarityシリーズは、Mid-fg~Low-fgまでの感度レンジをカバーしており、ターゲットの検出感度に応じて使い分けることが可能です。以下にClarity MaxおよびClarityを用いた際の検出感度の違いを示します。Clarity MaxはClarityと比べ高感度検出が可能ですが、バックグラウンドも高くなりやすい傾向があり、短時間の露光に向いた検出試薬です。一方、Clarityはバックグラウンドが上がりにくく、長時間露光にも対応する検出試薬です。
Clarityシリーズは他社同等製品と比べ、高感度検出を可能にします。以下に他社同等製品との比較結果を示します。
ウェスタンブロッティングの検出では、発光基質のコストは概算で全体のコストの30%近くかかります。Clarityシリーズは他社同等製品と比べてコストパフォーマンスが高く、コスト削減を可能にします。以下に他社同等製品とのコストの比較例を示します。
より確実なウェスタンブロッティングのためのソリューション
超高感度検出用 高感度検出用Clarity Max
Western ECL Substrate
Low-fgレベル
約2時間
¥38,000(100 ml)
室温
デジタルイメージング(CCDカメラ等)、X線フィルム
ニトロセルロース、PVDF、低蛍光PVDF
製品名
感度
発光時間
保存温度
対応検出法
対応メンブレン
価格
Clarity Western ECL Substrate
Mid-fgレベル
約24時間
¥20,000(200 ml)
ミニゲル1枚分のランニングコスト(¥)
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000
T社 同等製品D
T社 同等製品Plus
G社 同等製品P
Clarity(200 ml)
Clarity(500 ml)
T社 同等製品F
G社 同等製品S
Clarity Max
4,026
2,490
2,124
600
480
ミニゲル1枚分のランニングコスト(¥)
4,206
3,000
2,280
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000
幅広い検出感度に対応
高感度検出を可能にするClarityシリーズ
優れたコストパフォーマンス
Clarity MaxおよびClarityの感度比較例図1
Clarityシリーズの比較表1
Clarity Western ECL Substrate(高感度検出用)の場合図5
Clarity Max Western ECL Substrate(超高感度検出用)の場合図4
Clarity Western ECL Substrate(高感度検出用)図3
Clarity Max Western ECL Substrate(超高感度検出用)図2
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バイオ・ラッド ラボラトリーズ 株式会社 取扱店
ライフサイエンス www.bio-rad.com本 社 〒140-0002 東京都品川区東品川 2-2-24 TEL:03-6361-7000大阪営業所 〒532-0025 大阪市淀川区新北野 1-14-11 TEL:06-6308-6568福岡営業所 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東 2-5-28 TEL:092-475-4856 ※学術的お問い合わせは TEL:03-6404-0331
※価格(税抜き)、仕様は2018年9月現在のもので、予告なく変更することがあります。※本カタログに記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
C11742L 1809a
※対象製品は予告なしに変更されることがございますのでご注意ください
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Hot News
ウェスタンブロッティング関連試薬の評価用サンプルをウェブサイトからお申し込みいただけます。今回ご紹介のClarityシリーズもお申し込みいただけます!!!
Technical Tips for Western Blotting
■ ゲル関連・プレキャストゲル・自作用アクリルアミド溶液キット
■ 1次抗体・PrecisionAb抗体
■ 化学発光用検出試薬・Clarity Western ECL Substrate・Clarity Max Western ECL Substrate
■ 免疫沈降関連製品・SureBeads(免沈用磁気ビーズ)・TidyBlot(免沈サンプルに最適な2次抗体)
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化学発光で検出した時に、想定したよりもシグナルが全体的に弱く(図A)、結局SDS-PAGEから実験のやり直しをせざるを得ないといったことは
ありませんか?シグナルが弱かった場合、抗体の希釈倍率や洗浄の条件など、さらなる条件検討が必要な場合もあります。ウェスタンブロッ
ティングの条件検討だけで、時間やコストがかさんでしまうことも多いかと思います。このような条件検討の回数を減らすためにも、Clarity
Maxのような超高感度化学発光基質を使用することは有効です。
しかし、初めから高感度の基質を使用して、バンドのシグナルがSaturateしてしまっても、解析をすることができません。このようなシグナル強
度の予測ができない時、感度の違う2種類の化学発光基質を併用することで、作成したメンブレンを無駄なく使用することができます。
下図の例は、ClarityとClarity Maxを連続使用することで、1枚のメンブレンを感度の異なる基質に変えることでシグナルを強くした例です。
Clarityで検出した画像(図A)では、非常にシグナル強度が弱かったメンブレンに、Clarity Maxを追加で反応させて検出した結果、解析に
充分なシグナル強度を得ることができました(図C)。Clarity Maxだけを反応させて検出した画像(図B)と比べても遜色なく、高い感度で検出
されています。
ただし、Clarityのような化学発光基質は塩基性のため、基質に長時間浸けた状態で置いておくとHRP酵素が失活してしまい、シグナル強度が
落ちる可能性があります。メンブレンをTBSなどに置換したり、短時間で検出をしたりなど注意が必要です。
このように、感度の異なる化学発光基質を併用することで、1枚のメンブレンを有効に使って、条件検討の回数を減らすことができ、さらに冷却
CCDカメラで撮影することによって、露光時間の最適化も短時間で済ませることができます。
プレシジョンPlusスタンダードの希釈系列を作成してSDS-PAGEを行い、ブロッティング後のメンブレンにストレプタクチン-HRPを反応させた後、Clarity/Clarity Maxにて検出。すべてChemiDoc XRS Plusにて、5秒間露出撮影。
https://info.bio-rad.com/wb-sample-request.htmlお申し込みはウェブから!!!
対象製品※
ClarityとClarity Maxの連続使用例 *印のバンド強度(ImageLabソフトウェアで解析・バックグラウンド補正済)
*410,214 *6,118,566 *6,904,447
A B C Clarity Clarity Max Clarityで検出後、Clarity Max