Vol 天童市学童保育連絡協議会 の岡村美由紀さんに話を聞く...

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20 51 26 弘前公園樹木医に学ぶ 青森へ単独視察 指導員の支援拡充へ 県政報告 もりや仙一郎事務所 ご意見を募集しております。 FAX・メール・ブログで 頂けると幸いです。 ☎023-651-5539 FAX023-651-5549 〒994-0013 天童市老野森 3 丁目 4-17 もりや仙一郎 検索 http://www.10016.jp/ 友達登録をお願い致します。 QR コードでアクセス こうして欲しい! ココが問題! 改善して欲しい… など 13 中部 小学校 福祉 センター 中部 公民館 野川びっくり さん ストー電機さん もりや事務所 2Fになります 新ホームページ Vol.40 もりや仙一郎便り発行所/もりや仙一郎事務所 発行責任者/森谷仙一郎 この欄のご意見・ご質問などは、上記の、発行所までお寄せ下さい。 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ▲天童市学童保育連絡協議会 の岡村美由紀さんに話を聞く 弘前特有のりんご剪定と桜の剪定 「桜切る馬鹿」という言葉がありますが、 桜は切り口から腐食しやすいということで、 あまり切らないというのが当たり前と思っ ていました。しかし、弘前公園は冬に剪定、 春は防除、そして花後の施肥にいたるまで、 まるで“りんご農家”の管理作業と同じで ありました。小林さんは「毎年、全国から 弘前公園の桜を楽しみにしてこられる人が いるから守らなければいけない」と樹木管 理を徹底しておられます。同園は桜2600本、 観光客は年間400万人にも上ります。この 大きな数字が小林さんにとって責任と意欲 を持たせ続けているのだなと感じました。 ▲大勢の先生方から説明を受ける 学童保育 11 (月刊紙)第458号 2013年 (平成25年)6 月 9 日 日曜日

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Page 1: Vol 天童市学童保育連絡協議会 の岡村美由紀さんに話を聞く 寂しい舞鶴山山頂 弘前公園を小林さんと視察 弘前特有のりんご剪定と桜の剪定

言えます。障がいを持つ

子どもたちが安心して利

用できるような施設と指

導員の処遇改善に重点が

置かれています。

 

障がい児の受け入れに

関しては指導員を加配す

ることができる経費を施

設に対して給付します。

これにより、施設・親御

さんの負担増加を抑えま

す。(対象となる障がい

の区分が各市町村におい

て違うようなので、統一

しなければなりません)

 

県では本年度の山形県

放課後子どもプラン推進

事業で、障がい児の受け

入れ、指導員の資格取得・

 

雇用・収入不安を要因とする共働き世代の増加と

ひとり親の増加で、学童保育数が右肩上がりの状況

です。天童市内20ヵ所の学童保育施設の統計をみる

と、約800人の児童が利用。今後も増加傾向が続

くと見られ、施設や指導員の確保に努めなければな

りません。

処遇改善などの支援策に

1億2700万円の予算

を計上しました。

 

主にソフト面の予算と

 

次に、指導員の

処遇改善として月

1万5千円の上乗

せ給付が行われま

す。指導員の給与

水準が低いのはこ

れまでも議論にな

っておりました。

勤続年数が長いベ

テランでも賃金が

上がることが少なく、安

心して長く働ける状況に

ありません。指導員の安

定確保のためにも賃金へ

の支援は重要です。そも

そも、働く親の支援のた

めにできた学童保育です

が、指導員が働くうえで

不遇な状況にあるのは見

過ごせません。現在では

保育時間が延びるなど、

開設当初の昭和51年とは

状況がまるで違います。

 

天童に住む皆さんは市

内の学童保育施設をご利

 

春の訪れを感じる桜の

開花。山形市の霞城公園、

天童市の舞鶴山公園など

では花見やお祭りが行わ

れ、人出で賑わいをみせ

ます。

 

ところがことし、天童

市の舞鶴山山頂や市内の

いたるところで、桜が五

分咲きだったり、ひどい

ところではチラホラとし

か咲かないという事案が

発生しました。皆様の地

域でも「ウソから食われ

た」などと話題になった

のではないでしょうか。

 

人間将棋の舞台で、花

見スポットでもある舞鶴

山山頂ですが、ことしの

桜はさみしい限りであり

ました。観光地としても

痛手です。とても「桜を

見にいらしてください」

と言えるものではありま

せんでした。

 

そんな折、NHKで、

弘前公園の桜を管理して

いる樹木医・小林勝さん

が大胆に桜を剪定してい

る番組予告がありまし

た。その予告を見ただけ

でも樹木医が関わる仕事

ぶりがいかに大切かとい

うのが感じ取れました。

天童市には樹木管理は行

うも、「樹木医」の常駐

はいません。私はさっそ

く小林さんに視察依頼を

行い、5月8日弘前市環

境部公園緑地課で会う約

束をしました。

 

小林さんは市役所入所

以来、公園緑地課に勤務

しています。職員の大半

は人事異動で職場が変わ

るものの、小林さんは常

駐。私も、その種のエキ

スパートの人事は適材適

所であると考えます。責

任を持たせて成果と効果

が現れるまで、長い期間

働いて頂くのです。例え

ば、観光・福祉・建設分

野などが該当します。

 

舞鶴山麓にはおおよそ

5億9千万円の大事業で

ある親水空間の工事が進

んでおりますが、これを

契機に天童市のシンボル

舞鶴山をさらに輝かせた

い。桜の名所としても一

層の観光地化、誘客に力

を入れなければなりませ

ん。ことしのような桜で

は訪れた方ががっかりし

てしまいます。樹木の管

理、景観の維持を徹底し

て頂きたいです。また、

親水空間と山頂を目指す

参道前に公園事務所や案

内所も併設するのが理想

です。

用かと思いますが、実は、

天童市の施設は他市町村

と比べて、とても充実し

ているのをご存知でしょ

うか。施設は広く清潔で、

小学校区すべてに設置さ

れております。緻密なネ

ットワークが形成された

天童の学童保育は誇れる

ものであります。

 

各運営協議会の皆様に

は常日頃の運営に敬意を

表します。学童保育指導

員という“仕事”の大切

さは今後ますます重要に

なってくるでしょう。今

回の放課後子どもプラン

推進事業をさらにブラッ

シュアップさせ、利用者

と指導員の環境をより良

い方向に整えなければな

りません。

 

私も皆様の声を県政に

伝えて参ります。

 

山形県では、県内の特

別支援学校再編整備を行

うこととしており、いま

着々と議論が交わされて

おります。先立って当県

政報告でご紹介しました

が、天童市の津山小学校

に特別支援学校の併設が

決定しました。障がいを

持つ子どもたちと、その

親御さんの負担軽減とよ

り良い学びの場を実現し

ていくためにも、ハード

とソフト面でサポートの

充実を図っていかなけれ

ばなりません。私も先進

的な取り組みをしている

学校や市・県に視察に出

かけ、情報収集に取り組

んでいる次第です。少し

でも良いものは我が山形

県にも取り入れていこう

と考えています。

 

障がいを持つ子

どもの支援策と言

っても様々ありま

す。忘れてはいけ

ないのが子どもた

ちはいずれ成長

し、誰もが社会の

一員となることで

す。子どものうち

は親御さんや先

生、地域など周り

の人間が助けてくれるこ

とが大半ですが、成長す

るにつれ、その支援も弱

まります。社会への適応

能力と、家庭・職業生活

する力を身につけなけれ

ばなりません。

 

去る3月26日、茨城県

にある結城特別支援学校

に単独視察に伺いまし

た。就労支援に力を入れ

ている学校で一度視察し

たいと思っていました。

 

同校は小中高等部に分

かれており、緻密なカリ

キュラムや行事のもと生

徒たちが毎日、活発に学

んでいます。授業内容を

聞くと、高等部の実習は、

農業・工芸・木工などの

分野で“企業”と連携し

てキャリア教育を実践し

ているというのです。生

徒が企業に赴き、直に仕

事に触れて基礎知識と作

業工程を学びます。その

後、学校に持ち帰り繰り

返し訓練を行い、問題点

を確かめます。企業で働

く生徒を見て、学校側は

その生徒の能力・適性を

判断できるほか、企業に

とってはマッチングを図

ることもできるというメ

リットがあります。繰り

返し訓練を行うことで、

応用にも慣れ、自信と働

く意欲をも育てるという

ことでした。この企業と

連携した教育環境はデュ

アルシステムと呼ばれ、

取り入れた同校の離職率

はわずか3%ほど。しか

も年々、就職者が増えて

いるというのです。

 

そして、卒業後も生徒

と学校は関わりを持ち続

け、就職定着支援を3年

間行うという徹底ぶりで

す。障がい者授産施設だ

けではすぐに定員が一杯

になってしまいます。山

形県でもこうした民間企

業への橋渡し的な教育を

するべきであります。今

後はこの視察をもとに、

県と議論して行きたいと

思っております。

 

皆様のご意見もお寄せ

下さい。

弘前公園樹木医に学ぶ

青森へ単独視察 指導員の支援拡充へ

県政報告

も り や 仙 一 郎 事 務 所ご意見を募集しております。FAX・メール・ブログで

頂けると幸いです。

☎023-651-5539 FAX023-651-5549〒994-0013 天童市老野森 3丁目4-17

もりや仙一郎 検索http://www.10016.jp/

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こうして欲しい! ココが問題! 改善して欲しい…など

至13号線

至市役所

至寒河江

中部小学校

福祉センター

中部公民館

野川びっくり市さん

●ストー電機さん

もりや事務所2Fになります

新ホームページ

Vol.40

企業と連携、就職者増に

専門職のエキスパートは

適材適所で設置を

特別支援学校の就労支援

茨 城

もりや仙一郎便り発行所/もりや仙一郎事務所 発行責任者/森谷仙一郎 この欄のご意見・ご質問などは、上記の、発行所までお寄せ下さい。

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▲天童市学童保育連絡協議会の岡村美由紀さんに話を聞く

寂しい舞鶴山山頂

弘前公園を小林さんと視察

弘前特有のりんご剪定と桜の剪定 「桜切る馬鹿」という言葉がありますが、桜は切り口から腐食しやすいということで、あまり切らないというのが当たり前と思っていました。しかし、弘前公園は冬に剪定、春は防除、そして花後の施肥にいたるまで、まるで“りんご農家”の管理作業と同じでありました。小林さんは「毎年、全国から弘前公園の桜を楽しみにしてこられる人がいるから守らなければいけない」と樹木管理を徹底しておられます。同園は桜2600本、観光客は年間400万人にも上ります。この大きな数字が小林さんにとって責任と意欲を持たせ続けているのだなと感じました。

▲大勢の先生方から説明を受ける

学童保育

〈11〉 (月刊紙)第458号2013年(平成25年)6 月 9 日� 日曜日