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Tシリーズ コアルーター - Juniper Networks · ター、t4000...
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DATASHEET
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製品説明 コアネットワークには、フォワーディング、制御、サービスの各プレーンに優れた拡張性が求められます。共通の IP/MPLS上で多彩なサービスのパケットを運ぶ以上、マルチサービスを配信するコア部分には安定性、信頼性、可用性、柔軟性に優れたアーキテクチャが欠かせません。堅牢なインフラを構築できれば、SLA(サービス品質保証契約)を厳格に適用できるだけでなく、設備投資と運用費を削減できます。ジュニパーネットワークス Tシリーズ コアルーターは、マルチサービスコアに求められる特長、機能、拡張性、柔軟性、および可用性の要件を満たしています。Tシリーズ コアルーターは、マルチサービスコアに求められる特長、機能、拡張性、柔軟性、および可用性の要件をサポートしています。Tシリーズ コアルーターの製品ラインアップは、T640コアルーター、T1600コアルーター、T4000コアルーターで構成されています。Tシリーズのマルチシャーシソリューションとして提供されるジュニパーネットワークス TXマトリクスおよび TXマトリクスプラスシャーシは、拡張やシステム容量の追加に応じてコアルーターを相互接続します。Tシリーズ コアルーターはハイエンドのコアネットワークで必要とされる特長や機能、拡張性を備えており、現在および将来のニーズに対応します。
図 1:Tシリーズ コアルーターの各システムのラインレートポート密度
製品概要
現代のネットワークで接続された世界は通信基盤に依存しており、またサービスプロバイダはこれまでにない柔軟性と拡張性に優れた新しいソリューションを求めています。ネットワークが浸透した企業を取り巻く環境では、接続性の品質が企業の業績に大きな影響を与えています。通信事業者は、こうした動向を収益機会に変え、従来の収益源を補う新しい方法を探し、代替サービスを開発することで、急速に変化するネットワーク環境に対応した新しいビジネスモデルを確立しなければなりません。
ジュニパーネットワークス Tシリーズ コアルーターは、こうした新たな課題を克服するために、柔軟かつ拡張性に優れた斬新なソリューションを提供します。TXマトリクスプラスで構成される Tシリーズプラットフォームは、従来のシステム資産を最大限に保護すると同時に、稼働中のシステムを随時拡張するアップグレードパスを提供し、640Gbps のシングルシャーシシステムから 22Tbpsのマルチシャーシシステムに至るまで、さまざまな規模のシステムに対応します。将来的な 64Tbps以上の拡張を考慮したアーキテクチャにより、Tシリーズは世界でも最高水準の柔軟性を発揮するルーティングシステムとして、変化し続けるビジネスニーズに適合する拡張性に優れたネットワークの構築に取り組むお客様を支援します。
Tシリーズ コアルーター
T640 ポート40 10Gbps8 40Gbps
T1600 ポート80 10Gbps16 40Gbps8 100Gbps
TX Matrix ポート160 10Gbps32 40Gbps
TX Matrix Plus ポート832 10Gbps64 40Gbps64 100Gbps
T4000 ポート208 10Gbps16 40Gbps16 100Gbps
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表 1:ジュニパーネットワークス Tシリーズ シングルシャーシの拡張特性
プラットフォーム スループット ラックスペース 10ギガビットイーサネット密度 完全な冗長構成 マルチシャーシ対応 T640 640Gbps 1/2ラック
(19インチ)40 ○ ○
T1600 1.6Tbps 1/2ラック (19インチ)
80(ラインレート)160(超過)
○ ○
T4000 4Tbps 1/2ラック (19インチ)
208(ラインレート)384(超過)
○ ○
T640ルーティングプラットフォーム T640ルーティングノードは、19インチのハーフラックサイズでマルチシャーシに対応し、競合製品と比較にならないコンパクトな筐体でありながら、卓越した拡張性とパフォーマンスを両立したコアルーティング環境を実現します。スロット 8個の伝送容量は、現在と将来のネットワーク環境に応じて、それぞれ 40Gbpsまで拡張できます。
T640は、8個の OC-768c/STM-256ポート、40個の 10-Gbpsポート(10 GbEまたは OC-192/STM-64)、128個の OC-48c/STM-16ポートをそれぞれ搭載できます。さらに、業界最多の 320ポートの 1-GbEを収容し、毎秒 7億 7,000万個のパケットを処理できるように最大伝送容量 640Gbpsを実現しています。柔軟性をさらに増して高速ルーティングとアクセスアグリゲーションを単一のプラットフォームで実現できるように、T640は低速インタフェースもサポートしています。
T1600ルーティングプラットフォーム T1600ルーティングプラットフォームは、19インチのハーフラックサイズでマルチシャーシに対応し、競合製品に比べて、半分以下のシャーシサイズで抜群の拡張性と性能を誇ります。また、T1600では、各スロットで100Gbps(半二重で 200Gbps)をサポートし、最大 1.6Tbps(テラビット /秒)で毎秒 19億 2,000万個のパケットを転送することで、業界最高クラスの伝送容量、柔軟性、運用性を達成しています。
Tシリーズ ルーティングプラットフォームは、ネットワーク要件に合わせて素早くアップグレードできます。電源モジュールとスイッチファブリックを交換するだけで、T640を T1600にアップグレードできます。T1600にアップグレードすると、わずか 40%の電力で伝送容量を 2倍以上に拡張できます。
パケットフォワーディングとスイッチングの機能を組み合わせた T1600は、スロット当たり 100Gbpsの伝送容量をサポートします。現在のインタフェースは、最大 8個の 100GbEポート、16個の OC-768c/STM-256ポート、64個の OC-192/STM-64ポート、または 80/160個の 10GbE(ラインレート /超過)を使用できます。高速コアルーティングと専用のアクセスアグリゲーションを単一のプラットフォームで実現できるように、T1600も低速インタフェースをサポートし、柔軟性をさらに増しています。
T4000ルーティングプラットフォーム ジュニパーネットワークス T4000コアルーターは Tシリーズ製品で最大の容量を持つハーフラックルーターであり、ジュニパーネットワークスの技術革新と投資保護の実績をさらに発展させます。T4000システムは、スロット当たりの処理能力を既存の T1600システムの 100Gbpsから260Gbpsへと 2倍以上に拡張しますが、消費電力はたったの 25%しか増加しません。既存の T640および T1600システムは稼働中に T4000システムへのアップグレードが可能であり、Tシリーズのインストールベースで最大限の投資保護を実現します。
フル実装の T4000システムは、10GbEインタフェースのポートを最大208個、100GbEインタフェースのポートを最大 16個までサポート可能であり、最高密度のラインレートを誇る IP/MPLSルーティングシステムを実現します。「成長に応じた投資(pay-as-you-grow)」モデルにより、サービスプロバイダは稼働中のシステムの移行を実施し、単一の T4000を 4Tbpsシャーシから TXマトリクスプラスによるマルチシャーシ構成に拡張して、最大 16Tbps2までサポート可能になります。T4000は信頼性と柔軟性に優れたハイパフォーマンスなアーキテクチャを提供する真のマルチサービスコアシステムであり、一般的な IP/MPLSインフラストラクチャ上で広範なサービスを実現します。
Tシリーズ ルーターは、サービスプロバイダによるマルチサービス配信および IPサービスのための厳格な QoSの提供とSLAへの適合を実現します。さらに、ジュニパーネットワークスの卓越した IP/MPLS機能は、主力サービスのサービスレベルとパフォーマンスを確実に維持しながら、既存のネットワーク資産の長寿命化を可能にします。多種多様なアプリケーションのインターネットトラフィックの絶え間ない成長に合わせて拡大しなければならないルーテッドインフラストラクチャの構築には、Tシリーズが最適です。また、Tシリーズ ルーターの容量ベースの電力消費量は業界最小です。
アーキテクチャと主要コンポーネントジュニパーネットワークス Tシリーズ ルーターの特長は、今日のコア帯域幅要件の大幅な増加に対処するためにサービスプロバイダが必要とする機能そのものです。具体例としては、MPLS DiffServ(Differentiated Services)-TE、P2MP LSP(Point-to-MultiPoint Label-Switched Path)、ノンストップルーティング、統合型 ISSU(In-Service Software Upgrade)、階層型 MPLS、ジュニパーネットワークス JCS12001制御システムおよびジュニパーネットワークス Junos® SDKによるサービス提供が挙げられます。
Tシリーズのプラットフォームは、IPサービス配信に厳格な QoS(サービス品質)制御とSLAを実現します。ジュニパーネットワークスの卓越したIP/MPLS機能により、収益源となる主力サービスのサービスレベルとパフォーマンスをしっかりと維持しながら、既存のネットワーク資産の長寿命化を図ることができます。
1 詳細については、JCS1200のデータシート(www.juniper.net/us/en/local/pdf/datasheets/1000218-en.pdf)を参照してください。2 T4000シングルシャーシシステムを TXマトリクスプラス構成のマルチシャーシシステムにアップグレードする場合の詳細については、ジュニパーネットワークスの技術マニュアルを参照してください。
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Tシリーズ マルチシャーシシステム ジュニパーネットワークス TXマトリクスプラスは、中心に位置するスイッチング /ルーティングノードに複数の LCC(Line-Card Chassis:ラインカードシャーシ)を相互接続してマルチシャーシ Tシリーズシステムを構築します。拡張 SIB(Switch Interface Board:スイッチインタフェースボード)により、TXマトリクスプラスは 4台の T4000、8台の T1600、またはハイブリッド構成の T4000および T1600 LCCを相互接続できます(図2を参照)。表 2に、TXマトリクスプラスシステムの各種組み合わせを示します。
SIB-TXP-F13/SIB-TXP-F2を搭載した TXマトリクスプラスシステムは、稼働中に拡張 SIB(SIB-TXP-3D-F13および SIB-TXP-3D-F2S)にアップグレードすることで、さらに大容量のマルチシャーシシステムを構築できます。3マルチシャーシ内の T1600および T4000 LCCの構成次第では、このアップグレードによってシステム容量を 2倍以上に拡張できます。マルチシャーシ TXマトリクスプラスの各種構成については、図 2を参照してください。この結果、システム容量の増加と同時に、キャリアクラスの信頼性に基づく拡張が実現し、ノンブロッキング帯域幅とポート密度の拡張オプションを利用して、帯域幅やサービスに関連するニーズの増大に対処することが可能になります。
図 2:TXマトリクスプラス SFCとT4000/T1600 LCCによるマルチシャーシシステム構成
832 10GbE (ラインレート)1536 10GbE (超過)
4xT4000
640 10GbE (ラインレート)1280 10GbE (超過)
8xT1600
688 10GbE (ラインレート)1344 10GbE (超過)
6xT1600 +1xT4000
736 10GbE (ラインレート)1408 10GbE (超過)
4xT1600 +2xT4000
784 10GbE (ラインレート)1472 10GbE (超過)
2xT1600 +3xT4000
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表 2:拡張スイッチファブリックカードによるTシリーズのマルチシャーシ構成プラットフォーム システムスループット ラックスペース 10GbE密度 完全な冗長構成
1TXマトリクスプラス、T4000×4 16Tbps 3ラック(TXマトリクスプラス用 23インチラッ
ク×1、T4000用 19インチラック×2)832(ラインレート)1,536(超過)
○
TXマトリクスプラス、T1600×8 12.8Tbps 5ラック(TXマトリクスプラス用 23インチラック×1、T1600用 19インチラック×4)
640(ラインレート)1,280(超過)
○
TXマトリクスプラス、 T1600×6とT4000×1
13.6Tbps 4.5ラック(TXマトリクスプラス用 23インチラック×1、T1600用 19インチラック×3、T4000用ハーフラック×1)
688(ラインレート)1,344(超過)
○
TXマトリクスプラス、 T1600×4とT4000×2
14.4Tbps 4ラック(TXマトリクスプラス用 23インチラック×1、T1600およびT4000用 19インチラック×3)
736(ラインレート)1,408(超過)
○
TXマトリクスプラス、 T1600×2とT4000×3
15.2Tbps 3.5ラック(TXマトリクスプラス用 23インチラック×1、T1600および T4000用 19インチラック×2.5)
784(ラインレート)1,472(超過)
○
3 アップグレードの手順と詳細については、ジュニパーネットワークスの技術マニュアルを参照してください。
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拡張 SIBを搭載した TXマトリクスプラスは、LCCによる SFCファブリックの相互接続用に標準ベースの CXPプラガブル光インタフェースモジュールを新たにサポートしています。また、設置やメンテナンスの利便性を考慮して光インタフェースとケーブルを 1つにパッケージ化した AOC(Active Optical Cable:アクティブ光ケーブル)をオプションとしてサポートしています。
ジュニパーネットワークスは、2004年に導入された TXマトリクスマルチシャーシシステムと、2009年に導入された TXマトリクスプラスマルチシャーシシステムのサポートに積極的に取り組んでいます。サポート対象の構成については、表 3を参照してください。
表 3:T640マルチシャーシ用の TXマトリクスとTXマトリクスプラスのシステム容量(T1600×4の場合)プラットフォーム システムスループット ラックスペース 10GbE密度 完全な冗長構成
TXマトリクスプラス、T1600×4 6.4Tbps 3ラック(TXマトリクスプラス用 23インチラック×1、T1600用 19インチラック× 2)
320(ラインレート)640(超過)
○
TXマトリクス、T640×4 2.5Tbps 3ラック 160 ○
Tシリーズマルチシャーシシステムは拡張性に優れた構成を特長として、機器寿命の延長と同時に、資本支出(CapEx)コストの削減を実現します。単一障害点のない設計に加えて、他のジュニパーネットワークスのルーティングプラットフォームと共通のシステム設計、強力なジュニパーネットワークス Junos OSを活用することで、システムの中核を担うスイッチングステージプラットフォームとして、高度なシステム可用性の実現を追求します。
特長・メリットコアネットワークは、次世代ネットワークやマルチプレイ導入の中核を担います。メトロネットワーク上に分散したコンテンツの増加に伴い、コアネットワークは 99.999%の信頼度に基づく高速な転送と同時に、多機能なサービスの提供を求められています。TXマトリクスプラスで構成される Tシリーズプラットフォームは、ノンストップ稼働の超大容量コアという、業界でも最上級のコアルーティングオプションを提供します。Junos OS機能は、コンテンツ集約型のコンシューマ /ビジネストラフィックを搬送するバックボーンネットワークに適した最高レベルの障害許容力、ハイパフォーマンス、柔軟なアプリケーションを提供します。
Tシリーズのアーキテクチャでは、パフォーマンスを犠牲にすることなく、Junos OSのあらゆる機能やサービスを多数のインタフェースで操作することができます。すべてのプラットフォームは、大量のフィルタリスト(ファイアウォールのフィルタルールとして追加できる数万にも及ぶ単語)やDoS攻撃から防御するためのレートリミット機能によってセキュリティが強化されています。ディープパケットクラス分け機能、フィルタリング、きめ細かいキューイングなど、一貫性のあるハードウェアベースの QoS機能を大規模環境で幅広いインタフェース速度に対応させて実装できます。
Junos OSは、運用の簡素化と効率化を求めるサービスプロバイダの厳格な要件を満たすよう設計されています。Junos OSのモジュラー型アーキテクチャは、プロセスリスタート、GRES(Graceful Routing Engine Switchover:グレースフルルーティングエンジンスイッチオーバー)、稼働中のソフトウェアアップグレードといった機能により、ネットワークのアップタイムの最大化に貢献します。ハードウェアについては、ルーティングエンジン、コントロールボード、SIB(Switch Interface Board:スイッチインタフェースボード)、PEM(Power Entry Module:電源モジュール)など、主要なコンポーネントはすべて冗長化されています。
業界で最も多岐にわたるソフトウェアサービスに支えられ、Tシリーズコアルーターは、卓越した柔軟性と拡張性を備えた独自のパケット処理を実現する IP/MPLS環境に最適化されたハードウェアを基盤に設計されています。多彩で拡張性のある音声伝送、動画配信、マルチキャストレプリケーション、トラフィック制御、ATMベースからMPLSへの移行、および IP伝送とピアリングなどを実現できる堅牢な QoSを実装できます。
ジュニパーネットワークスのコアソリューションは、ジュニパーネットワークスMシリーズ マルチサービスエッジルーター間で移植可能な PICを採用し、最高レベルの投資保護を実現します。これには、M40e、M120、M320マルチサービスエッジルーターと、T640、T1600、T4000マルチシャーシシステムが含まれます。PICは、SONET/SDH、ATM、GbE、DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)から高度なセキュリティサービスに至るまで、広範なインタフェースタイプ(DS3から100GbEに至る速度レンジ)をサポートします。高密度な GbEや 10GbE構成(単一の T4000スロット内に 12×10GbEのタイプ 5 PICを 2枚搭載)から、40Gbpsおよび 100Gbps(単一の T4000スロット内に 1×100GbEのタイプ 5 PICを 2枚搭載)の高速トランクアプリケーションに至るまで、Tシリーズ ルーターは 16テラビット領域までのあらゆるコアアプリケーションの要求を満たします。OC-768cと 100GbEは、イントラPOP(アクセスポイント)に理想的なオプションです。4ポートOC-192は、40Gbpsへの逆多重化機能を搭載しており、最大 80Kmの伝送距離までアクセスポイント間をリンクします。
Junos OSを利用することで、サービスプロバイダは、頻繁にソフトウェアリリースをハードウェアに適用させる複雑でコストのかかる作業を軽減しながら、運用の複雑さからも解放され、優れた機能を享受できます。世界の大手サービスプロバイダで Junos OSがすでに採用されていますが、あらゆるインタフェースにサービスをすばやく拡張できるその性能を活かして、新しいサービスをすばやく展開しながら、同時に管理や運用の簡易化に成功しています。Tシリーズ ルーターのアーキテクチャの特長の 1つとして、稼働中のハードウェアアップグレードが可能であることが挙げられます。これは、図 3に示す T640から T1600への移行、図 4に示す T640/T1600から T4000への移行、あるいは T1600から TXマトリクスプラスで構成されたより大規模な仮想化システムへの移行で行われます。
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表 4:Tシリーズの特長・メリット
特長 機能の説明 利点
マルチテラビット容量と拡張性の高いマルチシャーシ
単一のシャーシで、T4000は4Tbpsまで、T1600は 1.6Tbpsまで拡張可能です。TXマトリクスプラスは、1システムで 4台の T4000を使用して、最高 16Tbpsシステムまで段階的に拡張できます。プロバイダの業務拡大に伴ってシステムを拡張可能なアーキテクチャがすでに実装されています。
Tシリーズの拡張性と高密度性によって、サービスプロバイダはネットワークにシステムを追加することなくキャパシティのみを拡張できます。マルチシャーシアーキテクチャにより、ネットワーク構成要素は集約され、運用管理性の向上が実現します。
高可用性のハードウェア Tシリーズ ルーターには、単一障害点がありません。ルーティングエンジン、コントロールボード、スイッチインタフェースボード、電源機器モジュール、および内部制御プレーンの冗長化がコンポーネントレベルで実現できます。
コアルーティングでは、1つのルーティングノードの損失が広範な領域にわたるサービス停止につながることもあるため、高可用性と運用の継続性が不可欠です。
高可用性のソフトウェア ノンストップのアクティブルーティング(統合型 ISSU)および Junoscriptコミットスクリプトにより、メンテナンス時やトポロジ変更時の継続運用が実現します。
コアネットワークにおける高可用性の実現には、計画的なダウンタイムの削減が必要です。運用ネットワークの可用性の向上、ネットワーク安定性の向上、運用 /操作の簡易化、および運用リスクの低減などのメリットがあります。
プログラム可能な ASICベースのパケットフォワーディングエンジン(PFE)による卓越したパケット処理
ジュニパーのプログラム可能な ASICにより、パケット処理用の包括的なハードウェアベースシステムが提供されます。ノンブロッキングの転送パスを確保するために、ASIC間のすべてのチャネルがオーバーサイズの専用パスで構築されます。ファイアウォール機能は、数万ものフィルタルールや単語を追加でき、複数合致や複数条件の指定も可能です。
極めて細かい QoS設定、高度なフィルタベース転送、フローベースの監視、DDoS攻撃の防御などの機能が提供されます。競合する他のコアルーティング製品では、パフォーマンスを低下させない範囲でファイアウォールにフィルタルールとして追加できる単語数は、ジュニパーのルーターの数分の 1とわずかです。
多彩なインタフェース Tシリーズのインタフェースは、SONET/SDH用の DS3からOC-768、イーサネット用の 1GbEから 100GbEに至る範囲をサポートします。ジュニパーは、コアルーティングプラットフォームにおいて最も多様なインタフェースを提供しています。このインタフェースの多様性は、オプティカルとカッパーの双方において、業界で他に類を見ないものです。
従来の異種混合ネットワークで提供されていた機能を組み合わせることでネットワークは簡潔化され、統合型ネットワークに置き換えられるオーバーレイネットワークのサービス構築上のメリットを引き継ぎます。
拡張性のある仮想化 仮想化機能には、JCS1200との併用によるハードウェアでの論理ルーティングがあります。これは、制御プレーンと転送プレーンを分離し、別々のプラットフォームでホスティングすることで、制御プレーンの拡張性をさらに高めるものです。論理ルーターを使用することで、アプリケーション、構成、プロトコル、およびルーティングテーブルは、単一の論理ルーターに割り当てられます。ジュニパーの最先端の論理ルーティングは、共有アップリンクをサポートする実装としては唯一のものです。
プロバイダはこれらの機能を活用して、ネットワーク階層を単一の可用性の高いルーターに統合、またはマルチシャーシルーターを使った中・大規模 POPでのサービス拡張を実現することで、設備投資をコントロールできるようになります。
モジュール型で豊富な機能を備えた強固なソフトウェア
Junos OSの各リリースは、ジュニパーネットワークスのすべてのルーティングプラットフォームと機能セットに対して一貫して動作します。Junos OSはモジュール型設計が採用され、実装されました。コアルーターには、P2MP MPLS、MPLS VPN、IPv6プロバイダエッジなど、多数のユニークな特長を備えた機能があります。
Junos OSの各プロセスは保護メモリ内で実行されるため、システムクラッシュを防ぎ、アプリケーション間の相互干渉を回避します。Junos OSは、業界で最も幅広い機能と、最も安定したネットワーク運用システムを提供します。
光トランスポートとの統合 サポートされる PICは、 10Gbpsでの OTN G.709、 10GbE Tunable DWDM、OC-768、4ポートOC-192、40GbE、お よ び 100GbE で す。GMPLS(Generalized MPLS)は、Ethernet OAM(Operation、Administration、Maintenance)機能の標準化に伴って継続的に強化されています。
光トランスポート技術をルーターに統合することで、新しいサービスをすばやくロールアウトするための柔軟性の高い管理が行え、トポロジ変更に迅速に応答するレイヤー 3インテリジェンスも維持できます。
図 3:T640からT1600への稼働中ハードウェアアップグレード 図 4:T640/T1600からT4000システムへの 稼働中ハードウェアアップグレード
3. フェイスパネルを交換する。
2. スイッチ・インタフェース・ボード を交換する。• シャーシ当たりスイッチ・インタフェー ス・ボードを5台まで搭載可能。4台が 現用系。• スイッチ・インタフェース・ボードを無効 化し、交換して、有効化する。• この手順を4回繰り返す。
1. 電源モジュールを交換する。• シャーシ当たり2台の電源モジュールを 搭載可能。1台が現用系。• 無効化して、1台目の電源モジュールを オフにする。
稼働中ハードウェアアップグレードを実行する4つの簡単な手順:1. 電源モジュール(PEM)をアップグレードする。
2. スイッチインタフェースボード(SIB)をアップグレードする。
3. 新しいフェイスパネルを取り付ける。
4. ファンをアップグレードする。
T640またはT1600 T4000
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製品オプション表 5には、T640、T1600、T4000、TXマトリクスの各プラットフォームを構成する主要コンポーネントオプション(PIC、FPC、SIB、ルーティングエンジン、コントロールボード)が示されています。
表 5:Tシリーズの主要コンポーネントオプション
特長 機能の説明 利点
PIC 光学的伝送(光ファイバ)と電気的伝送の両インタフェースを幅広くサポートします。対応 PIC一覧は、Tシリーズ用PIC&FPCデータシートをご覧ください。
使用可能な PIC の詳細については、『PIC Guides』を参照してください。http://www.juniper.net/techpubs/hardware/t-series.html
FPC パケット転送エンジンを収容する役割を担い、PIC装着用スロットを搭載しています。Tシリーズ用「エンハンスト FPC」は、従来の FPCの機能を余すところなく受け継ぎ、新たにスタティックRAM(SRAM)メモリを追加して拡張性を高めるとともに、きめ細かい CoS(Class Of Service)機能を実現しています。FPCには 5つのタイプがあります。ご利用になるPICタイプによって、対応するFPCが異なります。
• Type-1 FPC、速度は全二重 4Gbps(T640/T1600ルーター)
• Type-2 FPC、速度は全二重 16Gbps(T640/T1600ルーター)
• Type-3 FPC、速度は全二重 40Gbps(T640/T1600ルーター)
• Type-4 FPC、速度は全二重 40Gbps(T640/T1600ルーター)
• T1600 Type-4 FPCは速度 100Gbps(全二重)であり、タイプ 4 PIC 2枚をサポートします。
• T4000 Type-5 FPCは速度 260Gbps(全二重)であり、タイプ 5 PIC 2枚をサポートします。
SIB スイッチファブリックシリコンを収容し、FPC間の相互接続を実現します。
Tシリーズは、ファブリックプレーンの 4+1冗長構成により、高い障害許容力を発揮するよう設計されています。各 Tシリーズルーターは、万一、複数の SIBで故障が発生した場合でも、パフォーマンスの再調整により、影響を最小限に抑制するよう設計されています。
ルーティングエンジン ルーティングテーブルの管理、ルーティングプロトコルの制御を担います。また、プラットフォームのインタフェース、シャーシ用コンポーネント、システム管理、ユーザーによるプラットフォームへのアクセスなど、Junos OS の各種制御プロセスも管理します。
Tシリーズ製品でサポートされているルーティングエンジン は、RE-A-2000、RE- DUO-C1800-8G-BB、RE-DUO-1800-16G-BB、RE-DUO-C2600-16G-BB で す。仕様の詳細については、下記の「ルーティングエンジンオプション」を参照してください。
コントロールボード(CB) ルーティングエンジンと連係して、電源、温度、冷却ファン、システムリセットなどの制御・監視機能を実現します。
T640 T4000 TX Matrix TX Matrix PlusT1600
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仕様
T640 T1600* T4000 TX Matrix TX Matrix Plus
寸法・電源仕様外形寸法(幅×高さ×奥行き)
44.27×95.12×78.74 cm(17.43×37.45×31インチ )
44.27×95.12×78.74 cm(17.43×37.45×31インチ )
44.27×95.12×78.74cm(17.43×37.45×31インチ)
44.27×113×76.2 cm(17.43×44.5×30インチ )
54.4×132×91.9 cm (21.4×52×36.2インチ )
最大重量 256.28kg / 565lb 274.88kg / 606lb 274.88kg/606lb 218kg / 480lb 420Kg / 925lb
マウント方式 前面または中央ラックマウント
前面または中央ラックマウント
前面または中央ラックマウント
前面または中央ラックマウント
前面または中央ラックマウント
システム電力(定格) 7,296W152A(DC-48V)Delta:28.3A(最大AC240V)(ライン間)Delta:34A(最小AC200V)(ライン間)Wye:16.4A(最大AC415V)(ライン間)Wye:20A(最小AC346V)(ライン間)
8,352W174A(DC-48V)Delta:28.3A(最大AC240V)(ライン間)Delta:34A(最小AC200V)(ライン間)Wye:16.4A(最大AC415V)(ライン間)Wye:20A(最小AC346V)(ライン間)
最大電力 9,840W(DC-48V):
9,840Wおよび最大容量としてPEM PWR-T-6-60-DC 1台当たりの最大電力306A(DC-48V)
4,560W95A(DC-48V)
9,200W192A(DC-48V)
スタンドアロン SIB ○ ○ ○ ― ―
マトリクス対応 SIB ○ ○ ○ ○ ○
環境条件温度 0~ 40℃ (32~ 104° F)
最大高度 3,048m(10,000 ft)まで性能劣化なし
相対湿度 5~ 90%(ただし、結露しないこと)
耐震性 Telcordia Zone4規格に適合
準拠規格安全規格 • CAN/CSA-C22.2 No. 60950-00/UL 60950 – Third Edition, Safety of Information Technology
Equipment• EN 60825-1 Safety of Laser Products – Part 1: Equipment Classifi cation, Requirements and User’ s
Guide• EN 60825-2 Safety of Laser Products – Part 2: Safety of Optical Fibre Communications Systems• EN 60950 Safety of Information Technology Equipment
EMC • AS/NZS 3548 Class A(オーストラリア・ニュージーランド)、BSMI Class A(台湾)、EN 55022 Class A emissions(欧州)、FCC Class A(米国)、VCCI Class A(日本)
イミュニティ • EN 61000-3-2 電源高調波、EN 61000-4-2 ESD、EN 61000-4-3 放射無線周波電磁界、EN 61000-4-4 EFT、EN 61000-4-5 サージ、EN 61000-4-6 無線周波数伝導妨害、EN 61000-4- 11 電圧ディップ・瞬時停電
NEBS すべての Tシリーズ プラットフォームおよびコンポーネントは、NEBS基準に準拠しています。• GR-63-CoRE:NEBS, Physical Protection(環境パラメータを含む)• GR-1089-CORE: EMC and Electrical Safety for Network Telecommunications Equipment• SR-3580 NEBS Criteria Levels(レベル 3 準拠)
ETSI TS-300386-2 Telecommunication Network Equipment Electromagnetic 準拠
* ATISおよびジュニパーの ECR(Energy Consumption Rating)に基づいた T1600のエネルギー消費量の実測値は、5,640Wです。詳細については、www.juniper.netの「Energy Efficiency for Network Equipment」を、また ECRの測定方法については、www.ecrinitiative.orgをご覧ください。
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Copyright© 2012, Juniper Networks, Inc. All rights reserved.Juniper Networks、Junos、NetScreen、ScreenOS、Juniper Networksロゴは、米国およびその他の国におけるJuniper Networks, Inc.の登録商標または商標です。また、その他記載されているすべての商標、サービスマーク、登録商標、登録サービスマークは、各所有者に所有権があります。ジュニパーネットワークスは、本資料の記載内容に誤りがあった場合、一切責任を負いません。ジュニパーネットワークスは、本発行物を予告なく変更、修正、転載、または改訂する権利を有します。
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電話 35-31-8903-600FAX 35-31-8903-601
1000051-010 JP Sep 2012
ルーティングエンジンオプションRE-A-2000 • TXマトリクス( 冗長構成必須)、T1600/T640
• CPU:2 GHz Celeron プロセッサ、256KB 2次キャッシュ搭載• メモリ:4GB DRAM、内部フラッシュディスク:1GB コンパクトフラッシュドライブ• ハードディスク:40GB IDE HDD、USBポート• 10/100BASE-Tを自動的に認識するイーサネットポート(RJ-45、アウトバンド管理用)• 2×RS-232非同期シリアルポート(DB9コネクタ、コンソールとリモート管理用)
RE- DUO-C1800-8G-BB • TXマトリクスプラスラインカードシャーシ(LCC)、T1600、T4000対応• デュアルプロセッサ(1.8GHz Intel Celeron)• 8GB DRAM DIMM、4GBコンパクトフラッシュドライブ、4GB USB• 前面差込みスロット:2×64GB SSDハードドライブ
RE-DUO-C1800-16G-BB • TXマトリクスプラス LCC、T1600、T4000対応• デュアルプロセッサ(1.8GHz Intel Celeron)• 16GB DRAM DIMM、4GBコンパクトフラッシュドライブ、4GB USB• 前面差し込みスロット:2×64GB SSDハードドライブ
RE-DUO-C2600-16G-BB • TXマトリクスプラス対応• デュアルプロセッサ(2.66GHz Intel Celeron)• 16GB DRAM DIMM、前面差込み 4GBコンパクトフラッシュドライブ、4GB USB• 前面差込みスロット:2×64GB SSDハードドライブ
ジュニパーネットワークスのサービスとサポートジュニパーネットワークスは、高性能な製品によってサービスとサポートをもたらすリーダーであり、高性能ネットワークの促進や拡張、最適化の実現に向けたサービスを提供しています。これらのサービスでは、オンラインで迅速に収益創出能力を提供することにより、生産性の向上や、新しいビジネスモデルおよびベンチャー事業の迅速な展開を可能にします。また、ネットワークを最適化することで、必要な性能レベルや信頼性、可用性を維持し、オペレーショナルエクセレンス(卓越した運用)を保証しています。
詳細については、http://www.juniper.net/jp/jp/products-services/をご参照ください。
ジュニパーネットワークスについてジュニパーネットワークスはネットワーク革新に邁進し続けています。デバイスからデータセンター、コンシューマからクラウドにわたり、ネットワークのエクスペリエンスと経済性を一変させる、画期的なソフトウェア、シリコン、およびシステムを提供しています。ジュニパーネットワークスは、世界中で顧客およびパートナーにサービスを提供しています。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下の URLでご覧になれます。
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仕様 (続き)