RNA 精製・解析ツール セレクションガイド · 2 卓越した信頼性...
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RNA 精製・解析ツール セレクションガイドproduced by RNAエキスパート Ambion®
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2
卓越した信頼性 RNAエキスパート Ambion®
Ambion®の製品ラインは、20年以上にわたって蓄積された、RNAに関する傑出した専門知識に裏打ちされています。お客様の研究を効率化する革新的なキットや専門ツールは、品質の高い結果をもたらすことに、常に貢献しています。
• インタクトなRNAを最高純度で提供
• 最少量のサンプルからでも高いRNA収量を実現
• あらゆる種類のサンプルやアプリケーションに特化した最先端のテクノロジー
Confidence comes naturally
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目 次
4 製品セレクションガイド
6 Total RNAの精製
12 mRNAの精製
14 遺伝子発現解析
18 miRNAの精製・解析
20 RNaseをコントロール
22 RNAの定量
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 3RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 3 12/09/14 13:5412/09/14 13:54
4
PureLink® RNA Mini Kit
1–50サンプル(Low-Middle Throughput)
17サンプル以上(High Throughput)
MagMAX™-96 Total RNA Isolation
Kit
PureLink® Pro 96 Total RNA Purification
Kit
16サンプル以下(Low Throughput)
MagMAX™ FFPE Total Nucleic Acid
Isolation Kit
RecoverAll™
Total Nucleic
Acid Isolation
Kit for
FFPE
24サンプル以上(High Throughput)
一般的 な
製品セレクションガイドあらゆる種類のサンプルに対応できるRNA精製キット、試薬
Ambion®の広範囲にわたるRNA精製キットをご選択頂ければ、原核生物、酵母、昆虫、植物または哺乳類細胞など、ほとんどすべてのサンプルからRNAの精製が可能です。RT-PCR、qPCR、マイクロアレイプロファイリング、そしてRNAシーケンスなどのダウンストリームのあらゆる研究アプリケーションで精度の高い実験結果を確実にする上で、分解のないインタクトなRNAを高収量・高純度で調整することはとても重要です。
Web ページ:Total RNA purifi cation (P6)www.lifetechnologies.com/totalrna
miRNA solutions (P18)www.lifetechnologies.com/mirvana
Cells-to-CT™ kits (P14)
www.lifetechnologies.com/cellstoct
NEW Single Cell-to-CT™ kits (P17)
www.lifetechnologies.com/sc2ct
RNA purifi cation products selection guide www.lifetechnologies.com/rnaselection
Ambion® Technical Resourceswww.lifetechnologies.com/rnaexperts
For every application, sample and RNA type www.lifetechnologies.com/rnapreps
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5
LCM
FFPE
PureLink® RNA Micro Kit
TRIzol® Plus RNA Purification
System
MagMAX™ Total Nucleic Acid Isolation Kit
Cells-to-CT™ kits
MagMAX™-96 Total RNA Isolation
Kit
PureLink® Pro 96 Total RNA Purification
Kit
MagMAX™ -96 for
Microarrays Total RNA
Isolation Kit
PureLink® Pro 96
Total RNA Purification Kit
PureLink® RNA Mini Kit
TRIzol® Plus RNA Purification
System
LeukoLOCK™
Kit
TRIzol® LSReagent
MagMAX™
forStabilized
Blood Tubeskits
StabilizedBlood-to-CT
™
kits
Tempus®
kits
PureLink®
Total RNABlood Kit
mirVana™ miRNA Isolation
Kit
MagMAX™-96Blood RNA Isolation Kit
リアルタイムPCRにのみ使用?
ラージスケール(3 mL以上)
スモールスケール(500 µL以下)
全血
Tempus® tubes
血液細胞内RNAの安定化、または安定化済血液サンプル
白血球
1–50サンプル(Low-Middle Throughput)
Single
Cell-to-CT™ Kit
Single
Cell-to-CT™
Kit
Single cell
スタート[サンプルタイプ
の選択]
24サンプル以上(High Throughput)
24サンプル以上(High Throughput)
抽出困難な組織(24サンプル以上)
的 な組織
スモールRNA
凍結or新鮮血
組織 細胞
血液
細菌or酵母
1–50サンプル(Low Throughput)
複数細胞10~105 cells
24サンプル以上(High Throughput)
1–50サンプル(Low-Middle Throughput)
いいえ : リアルタイムPCR又は他のアプリケーションで使用
はい : リアルタイムPCRのみ使用
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6
SPIN
SPIN
1 4
5
3
2
サンプルをRNA溶解液に溶解後ホモジナイズします
カートリッジを3回洗浄します
エタノールを加え、よく混和します
RNAをリカバリーチューブに回収します
サンプルをRNAスピンカートリッジに加えます
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
1,000
25 100 200
Tissue (mg)
PureLink® RNA Mini Kit
Q社 RNA Mini KitQiagen RNeasy ® RNA Midi KitQ社 RNA Midi Kit
RN
A (µ
g)
PureLink® テクノロジーはグアニジン・イソチオシアネートによる細胞溶解と、シリカメンブレンのスピンカラムによる精製スピードや純度、容易さを組み合わせたものです。このキットでは危険なフェノール・クロロホルム抽出、手間のかかる塩化セシウム遠心分離、塩化リチウムまたはアルコールによる沈殿を必要とせず、約20分のシンプルなプロトコールでRNAを得られます。精製された高品質のRNAは、ゲノムDNAのコンタミを最小限にした状態で得られ、RT-PCRやqPCR、ノーザンブロッティング、cDNA合成、ヌクレアーゼ保護アッセイなどのダウンストリームのアプリケーションですぐに使用することができます。
本キットはMini Kitで他社のMidi Kitレベルのサンプルを処理可能で、高収量のTotal RNAを回収することができます(図2、表3)。
細胞や組織からのシンプルなTotal RNA精製PureLink® RNA Mini Kitは動物や植物、酵母、細菌、血液を含む広範囲の細胞や組織からTotal RNAを迅速に精製するために設計されたキットです(表1)。PureLink® RNA Mini Kitは独自のシリカベースのスピンカラムシステム(図1)を用いることで、フェノール等の危険な試薬を必要とせずに、高品質のRNAを他社のキットよりもはるかに高い収量で抽出します。RNAはRNaseフリー水に溶出されるので、ダウンストリームのほとんどのアプリケーションですぐに使用することができます。
• 約20分で高品質のRNAを精製
• 危険な、あるいは毒性のある化学物質を未使用
• 最大1,000 µgのRNA収量
• 精製した高品質・高純度のRNAは、様々なダウンストリームの用途に使用可能
図 1 標準スピンカラムテクノロジーを利用した PureLink® RNA Mini Kit
Total RNAの精製PureLink® RNA Mini Kit
表1 PureLink® RNA Mini Kitに適合したサンプルサイズ
サンプルタイプ サンプル量
動植物細胞 最大108細胞
動物組織 最大200 mg
植物組織 最大250 mg
全血 最大0.2 ml
酵母細胞 最大5 x 108細胞
細菌細胞 最大109細胞
図 2 PureLink® RNA Mini Kit: 200 mg以下のスタートサンプルからの高収量PureLink® RNA Mini KitおよびQ社 Kit(Mini、Midi)を用いて、25 mg、100 mg、200 mgのラット肝臓組織からRNAを精製し(製造元のプロトコールに従って)、Total RNAの収量の比較を行ったところ、PureLink® RNA Mini Kitは Q社のMidi Kit以上の収量が得られた。
PureLink® RNA Mini Kitについての詳細は下記のウェブサイトをご覧ください。www.lfetechnologies.com/rnamini
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7
02468
101214161820
Liver Spleen Kidney Brain Heart Testes
Rat Tissue
Tota
l RN
A Yi
eld
(ug)
Sample 1
Sample 2
Sample 3
図 3 PureLink ™ RNA Micro Kitにより、 5mg の凍結されたラット組織からRNA精製RNA は 10μl に溶出された。RNA 収量は、260nm で吸光測定。
表3 PureLink® シリーズの優れたパフォーマンス
仕様 PureLink® RNA Mini Kit Q社 Mini Kit Q社 Midi Kit PureLink® RNA Micro Kit Q社 Micro Kit
サンプルサイズ最大200 mgの組織最大5 x 107細胞
0.5~30 mgの組織最大107細胞
20~250 mgの組織5 x 106~1 x 108細胞
5 mg以下の組織5 x 106未満の細胞
5 mg未満の組織5 x 105未満の細胞
結合能 1,000 µg 100 µg 1,000 µg 100 µg 45 µg
プロトコール時間 20分 20分 60分 15分 30~40分
溶出容量 30~100 µL 30~100 µL 300~500 µL 10~12 µL 10~14 µL
Ordering information
製品名 サイズ 製品番号
PureLink® RNA Mini Kit 10 preps 12183-020
50 preps 12183-018A
250 preps 12183-025
PureLink® RNA Micro Kit 50 preps 12183-016
PureLink® RNA Micro Kit
少量サンプルからトータルRNAを効率的に精製PureLink® RNA Micro Kitは、LCMやFACSでソートされた細胞などの少量サンプルからトータルRNAを効率的に精製できるシステムです。TRIzol® Reagentを組み合わせれば、最大10 mgまでの組織にも対応可能です。
• 15分で最大100 µgのRNA収量
• 少量のサンプルからTotal RNAを回収可能
• 85%以上の回収率表2 PureLink® RNA Micro Kit 様々なサンプルでの使用例
サンプルタイプ サンプル量 収 量
動物細胞 Cells HeLa 5 × 105細胞 7.5 µg
HEK293 5 × 105細胞 10 µg
動物組織 Rat liver 5 mg 17 µg
Rat brain 5 mg 2 µg
Rat spleen 5 mg 13.1 µg
Rat heart 5 mg 1.8 µg
Rat testes 5 mg 7.1 μg
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詳細については以下のウェブサイトをご覧ください。www.lifetechnologies.com/trizol
最も信頼され文献にも多数引用されている試薬TRIzol® Reagentsはフェノールとグアニジン・イソチオシアネートの調製済み単相溶液で、DNA・タンパク質フリーなTotal RNAの精製に適しています(表4)。この製品はChomczynski とSacchiによって開発されたシングルステップRNA精製法に改良を加えた方法に基づいており、約1時間で抽出が完了します。
TRIzol® Reagentsはスタートサンプルの種類を問わず高品質でインタクトなRNA精製試薬として最も信頼され、数千もの研究文献で引用されています。
• 実績も多く信頼して使用できるRNA精製試薬
• 抽出困難なサンプルに対しても優れた溶解能を発揮
• 組織や細胞、血清、ウイルス、細菌それぞれに至適化された組成
TRIzol® Reagentsを用いたRNA精製法は、ヒト、動物、植物、または細菌由来の少量の組織(50~100 mg)や細胞(5 x106)、ならびに大量の組織(1 g以上)や細胞(>107)に対して優れたパフォーマンスを発揮します。またTRIzol® Reagentのシンプルさは、多数のサンプルを同時に処理することを可能にします。全体の手順は約1時間で完了し、TRIzol® Reagentで精製したTotal RNAにはタンパク質とDNAの混入がありません。
Total RNAの精製TRIzol® Reagents
表4 TRIzol® Reagentsシリーズ
サンプルの種類 製品名 サンプル量
組織・細胞 TRIzol® 100 mgの組織または107細胞あたり試薬1 mL
血清やウイルス調製液などの溶液 TRIzol® LS 5 x 106細胞あたり試薬0.75 mL
細菌 TRIzol® Max Bacterial RNA Isolation Kit
108の細菌細胞あたりMax Bacterial Enhancement Reagent 0.2 mL + TRIzol® Reagent 1 mL
有機溶媒を用いた抽出を行うケース近年、RNA精製用の手順の多くはシリカベースのスピンカラム法を利用しているため、有機溶媒による抽出操作を含みません。シリカベースのスピンカラム法は安全、迅速で簡単ですが、有機溶媒による抽出操作を取り入れた方法は、シリカベースのスピンカラム法のみの場合と比べていくつかの重要なメリットがあります。これは脾臓や膵臓などの抽出困難な組織や RNaseを多く含む組織を扱う場合に特にあてはまります。
有機溶媒による抽出のメリット• ヌクレアーゼの恒久的な不活化有機溶媒フリーのグアニジン溶解液中では、RNaseは再活性化されることがあります。
• 迅速で効率的なタンパク質の除去• 脂肪などの生体分子の除去• スケールアップが容易に可能
抽出困難な組織RNA抽出困難な組織とは、高純度で分解のないインタクトな RNAの回収が難しい組織やホモジナイズが難しい組織のことです。これらには内在性RNaseを多く含む組織(脾臓や膵臓)、固く繊維を多く含む組織(結合組織、骨、歯、および固い腫瘍)、および脂肪を多く含む組織(脳や脂肪組織)が含まれます。
Ordering information
製品名 サイズ 製品番号
TRIzol® Reagent 100 mL 15596-026
200 mL 15596-018
TRIzol® LS Reagent 100 mL 10296-010
200 mL 10296-028
TRIzol® Max Bacterial RNA Isolation kit TRIzol® Reagent 100mL + Enhancement Reagent 20mL 16096-020
TRIzol® Reagent 200mL + Enhancement Reagent 40mL 16096-040
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9
SPIN SPINTRIzol®試薬中でサンプルを
ホモジナイズする
クロロホルムを加え遠心分離
エタノールを加えてよく混ぜる
RNAスピンカートリッジにサンプルを加える
RNaseフリー水を加えて新しいチューブに
RNAを溶出する
洗浄
RNAを含む水層を新しいチューブに移す
1
10
100
1,000
1 10 100 1,000
Starting material(mg)
Tota
l RN
A収量(μ
g)
Q社 Mini Kit
TRIzol® Plus RNA Purification System
高感度を必要とするアプリケーションのためのRNA精製TRIzol® Plus RNA Purifi cation Systemは、TRIzol® Reagentの優れた溶解能と、PureLink® RNA Mini Kitのシリカスピンカラムフォーマットの容易さとスピードをカップリングさせたキットです(図4)。
TRIzol® Plus RNA Purifi cation Systemは、繊維質または脂肪組織、植物といった抽出困難なサンプルからでも、約1時間の操作で分解のないインタクトなRNAを高純度・高収量で提供できます(図5、表5)。高純度に精製されたTotal RNAはマイクロアレイ解析あるいはqPCRなどの高感度を必要とする遺伝子発現研究におけるアプリケーションに適しています。
• スピンカラム方式により最大1,000 µgのTotal RNAの精製が可能
• RNA抽出困難な組織も含めた全ての細胞、組織に使用可能
• 面倒なエタノール沈殿の操作を省略
TRIzol® Plus RNA Purification System
図 4 最適化されたプロトコールTRIzol® Reagentは細胞を溶解して細胞成分を可溶化する一方で RNAの完全性を維持します。クロロホルム抽出に続く遠心分離により、溶解物を RNAを含む水相と有機相に分離し、水相はエタノールとの混和後に RNA結合用 PureLink® RNAミニカラムに移します。夾雑物は徹底的な洗浄によって効率的に除去し、高純度の RNAを RNaseフリー水に溶出します。
図 5 TRIzol® Plus RNA Purifi cation Systemは他社のキットよりも高い収量を提供しますラット肝臓組織をサンプルとしてスタートサンプル量を振って、TRIzol® Plus RNA Purifi cation SystemとQ社キットの Total RNA回収能の比較を行いました。TRIzol® Plus Systemはカラムの最大結合能 1,000 µgまで RNAを回収できましたが、Q社キットは 1/10程度で回収量が頭打ちとなりました。
表5 TRIzol® Plus RNA Purifi cation System 仕様比較
仕様 TRIzol® Plus RNA Purifi cation System Q社 Reagent+ Mini Kit
キット内容 TRIzol® Reagent 100 mL + スピンカラム50個 Q社Reagent 200 mL + スピンカラム50個
サンプルサイズ 最大200 mgの組織または108細胞 最大30 mgの組織または107細胞
サンプルの種類 あらゆる種類のサンプル、特に抽出困難なサンプル 脂肪を多く含む組織(脳、脂肪組織)
結合能 1,000 µg 100 µg
処理時間 45分 45分
溶出容量(サンプルサイズによります) 最少30 µL 30~100 µL
Ordering information
製品名 サイズ 製品番号
TRIzol® Plus RNA Purifi cation System 50 preps 12183-555
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10
4. RNAを溶出
3. 洗浄
サンプル
1. 細胞を溶解
2. RNAに結合
ΔRn
Cycle
0
0.01
0.1
1
10
Cell #
Slope = -3.7 ±0.1R2 = 0.996
20
25
30
35
C t
40
103 104 105 106
20 30 40
高収量で不純物の少ない核酸抽出細胞や組織由来の核酸、ならびに細胞フリーのサンプル由来のウイルスRNAの単離において、磁気ビーズは多くの利点があります。MagMAXTMキットファミリーは、種々なアプリケーションに対応し、ご利用になるサンプルに適したキットを提供します。MagMAXTMキットは96ウェルフォーマット(図6)で利用でき、より高いスループットを可能にします。
• シリカベースのスピンカラム法よりも効率的にRNAに結合
• より高く、より安定したRNA収量
• 磁気ビーズテクノロジーにより、フィルターの目詰まりを排除
• わずか20~50 µLのヌクレアーゼフリー水にRNAを溶出可能
図7は、MagMAXTMキットの105にわたるダイナミックレンジでの高い再現性を伴うRNA精製能力を示しています。効率的な磁気ビーズテクノロジーと低溶出容量により、精製とその後のリアルタイムRT-PCR解析がわずか100個の細胞から可能となっています。
Total RNAの精製MagMAX™ purification systems
図 6 The MagMAX ™ Isolation Kit プロトコール
図 7 広範囲の細胞数からの Total RNAの回収MagMAXTM-96 Total RNA Isolation Kitを用い 100~ 2 x 106個の細胞(K562)からRNAを回収しました。操作は 8反復(n=8)で行い、それぞれ溶出容量の 4%分を qRT-PCR(10 µL反応系)に添加し、ヒトRNA Polymerase II mRNAの検出を行いました。各細胞数インプットにおける 8反復(n=8)の Ct値の CVは 3%未満でした。
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表6 MagMAXTM Kits: 磁気ビーズを利用した核酸精製
遺伝子発現:細胞・組織
MagMAX™-96 Total RNA Isolation Kit MagMAX™-96 for Microarrays Total RNA Isolation Kit
細胞 最大2 x 106細胞 最大5 x 107細胞
組織 動物:最大5 mgの組織植物:最大10 mgの組織 (ただし、Plant RNA Isolation Aid 使用のこと)
最大100 mgの組織
特長 • gDNAの除去目的でTURBO DNaseTM添加 • マイクロアレイ等の厳密なダウンストリームアプリケーション用に有機溶媒抽出を採用
• 抽出困難なサンプルまたは大容量サンプルに最適
• 代替プロトコールの使用でmiRNAも精製可能
フォーマット 96ウェルプレート 96ウェルプレート
技術的な資料、ビデオ、ソフトウェアのダウンロードは、以下のウェブサイトでご覧ください。www.lifetechnologies.com/magmax
病原体の検出:ウイルス、細菌、細胞フリー培地、および血液
MagMAX™-96 Viral RNA Isolation Kit MagMAX™ Total Nucleic Acid Isolation Kit MagMAX™-96 Blood RNA Isolation Kit
ウイルス(RNA・DNA)
50–400 µLまでのサンプル 175 µLまでの液体サンプル300 mgまでの固体サンプル
50 µLまでの全血サンプル
細菌(RNA・DNA)
175 µLまでの液体サンプル300 mgまでの固体サンプル
特長 • 低濃度のウイルスを扱う際に最適
• DNAも精製可能• ジルコニアビーズを使った破砕により溶解困難な病原体も溶解
• 多様なサンプルマトリックスに適合
• gDNAも精製可能
• 血中または乳中の病原体(ウイルスおよびある種の細菌)の検出用
• 50 µLの少量全血から利用可能
フォーマット チューブ(50回分)または96ウェルプレートの二種類
シングルチューブ 96ウェルプレート
Ordering information
製品名 サイズ 製品番号
MagMAX ™ -96 Total RNA Isolation Kit 96 rxns AM1830
MagMAX ™ -96 for Microarrays Total RNA Isolation Kit 96 rxns AM1839
MagMAX ™ -96 Viral RNA Isolation Kit 50 rxns AM1939
96 rxns AM1836
5 x 96 rxns AMB18365
MagMAX ™ Total Nucleic Acid Isolation Kit 100 rxns AM1840
MagMAX ™ -96 Blood RNA Isolation Kit 96 rxns AM1837
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Total RNAからの濃縮とサンプルからの直接精製細胞中に存在するTotal RNAからmRNAだけを分離することは困難を伴うことがあります。種々のサンプルから最適な結果を得るために、ライフテクノロジーズではmRNA精製用に二種類のアプローチを提供しています。
1 調整済のTotal RNAプールからmRNAを濃縮回収 高感度な解析が可能に
2 サンプルから直接mRNAを精製Total RNA精製ステップをスキップし、より短時間でmRNAを精製
また、ライフテクノロジーズでは四種の異なるテクノロジー(オリゴ(dT)セルロース/スピンカラム法、オリゴ(dT)/磁気ビーズ法、コーティング済みプレート、化学的方法)を提供しており、表7にはそれぞれの用途にあったmRNA精製の製品を示しています。
オリゴ(dT)セルロース/スピンカラム法• Poly(A)PuristTM KitならびにMicroPoly(A)PuristTM Kit
rRNAを効率的に除去し、mRNAを濃縮するキットです。1回の精製(約2時間)で十分なクオリティーのmRNAが回収できます。
• FastTrack® 2.0 mRNA Isolation Kit 細胞や組織からの直接のmRNAの精製、あるいはTotal RNAからのmRNAの濃縮を可能にします。FastTrack® 2.0 mRNA Iso-lation Kitは少ない細胞や組織から直接mRNAを精製、あるいは微量なTotal RNAからのmRNAの濃縮に適しています。
オリゴ(dT)/磁気ビーズ法• Poly(A)PuristTM MAG Kit Poly(A)PuristTM Kitと同じハイブリダイゼーションならびに洗浄液を採用していますが、磁気ビーズの容易さ、スピード、ならびにスケーラビリティが新たに加わりました。プロトコールはたった45分です。また当キットでは8回分のラージスケール濃縮反応(最大1 mgのTotal RNAインプット)または80回分のスモールスケール濃縮反応(最小30 µgのTotal RNAインプット)が行えます。
mRNAの精製様々なアプローチとテクノロジー
表7 mRNA精製用のアプローチとテクノロジー
スピンカラム法 磁気ビーズ法 プレートフォーマット 化学的方法
Total RNA抽出後効果的にmRNAを濃縮
• Poly(A)Purist™ • MicroPoly(A)Purist™
• Poly (A) Purist™ MAG • Dynabeads® mRNA
Purifi cation
• MICROBExpress™ Bacterial mRNA Enrichment
サンプルから直接mRNAを精製
• FastTrack® 2.0 mRNA Isolation
• Dynabeads® mRNA DIRECT™
• FastTrack® MAG
• mRNA Catcher™ PLUS
新しい試薬と至適化されたプロトコールを組み合わせたオリゴ(dT)セルロースを、簡単なスピンカラム方式で使用することにより効率的なPoly(A)RNAの選別を促進します
カラム方式に類似していますが、磁気ビーズとの組み合わせでより高度で迅速な処理とより高いスループットを可能にしています
96ウェルプレートの特許表面処理によりmRNAの精製を容易にし、自動化にも適しています
精製された細菌のTotal RNAから95%以上のrRNAの除去を可能にする新しいテクノロジー
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Ordering information
製品名 サイズ 製品番号
Poly(A)Purist ™ Kit 6rxns AM1916
MicroPoly(A)Purist ™ Kit 20rxns AM1919
FastTrack® 2.0 mRNA Isolation Kit 6rxns K1593-02
18rxns K1593-03
Poly(A)Purist ™ MAG Kit 1 kit AM1922
Dynabeads® mRNA Purifi cation Kit 2mL 610-06
Dynabeads® mRNA DIRECT ™ Kit 5mL 610-11
10mL 610-12
Dynabeads® mRNA DIRECT ™ Micro Kit 2mL 610-21
FastTrack® MAG 96 mRNA Isolation Kit 2 × 96 preps K1580-96
FastTrack® MAG Maxi mRNA Isolation Kit 6 preps K1580-02
FastTrack® MAG Micro mRNA Isolation Kit 12 preps K1580-01
mRNA Catcher ™ PLUS Kit 1 x 96 preps K1570-02
10 x 96 preps K1570-03
MICROBExpress ™ Bacterial mRNA Enrichment Kit 20rxns AM1905
• Dynabeads® mRNA Purifi cation Kit for mRNA Purifi cation from Total RNA Preps 精製されたTotal RNAからmRNAを通常15分で濃縮します。また、最小5 µLでビーズからmRNAを溶出したり、あるいは溶出せずに直接ビーズ上でcDNAの合成を行うといった柔軟性を可能にしています。
• Dynabeads® mRNA DIRECTTM 各種サンプルの15分での溶解・濃縮が可能です。このメソッドには最小5 µLでビーズからmRNAを溶出したり、あるいは溶出せずに直接ビーズ上でcDNAの合成を行うオプションが含まれます。
• FastTrack® MAG Kit 細胞、組織からの溶解・mRNA濃縮またはTotal RNAからの濃縮のみの操作をオリゴ(dT)磁気ビーズ法によりサポートしています。FastTrack® MAG Micro mRNA Isolation Kitはより少ないインプット(50 mg未満のTotal RNAや106未満の細胞、50 mg未満の組織)用に、一方FastTrack® MAG Maxi mRNA Isolation Kitはより大きなインプット(2,000 µg未満のTotal RNAや5 x 107未満の細胞、500 mg未満の組織)用に至適化されています。
プレートフォーマット• mRNA CatcherTM PLUS Kit 100 ng~100 µgのTotal RNA、100個~106個の哺乳類細胞、最大4 mgの組織、または40 µLの全血を処理することが可能で、ウェルあたりの結合能は80 ngを超えます。
化学的方法• MICROBExpressTM Bacterial mRNA Enrichment 細菌のmRNAは真核細胞のmRNAに見られるポリAテールを欠いているため、ごく最近まで細菌からmRNAを単離することは実質不可能でした。しかし、このキットは大腸菌や他の細菌のTotal RNAから16Sと23SのrRNAを95%以上除去する新しいテクノロジーを採用し、mRNAの単離を可能にしています。
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Cells-to-CTTM Kitsは培養細胞を迅速かつ容易に処理してリアルタイムRT-PCRの結果に導きます。画期的な細胞溶解とRNA安定化テクノロジーによりRNA精製の必要性はなくなり、サンプルを培養プレート(96または384ウエル)内で直接処理できますので、取り扱いが容易で、サンプルのロスまたは分注のミスの可能性を最小限に
します。その結果、より高い感度と再現性をもたらします(図11、次頁)。また、Cells-to-CTTM Kitsはサンプル調製だけでなく、至適化された逆転写試薬やTaqMan®またはSYBR® GreenベースのPCRマスターミックスを含むキットとして、完全にワークフロー化されています(表8)。
遺伝子発現解析Cells-to-CT™ kits
表8 Cell-to-CTTM Kitsシリーズ
TaqMan® Gene Expression Cells-to-CT
™ KitTaqMan® PreAmp Cells-to-CT™ Kit
TaqMan® Fast Cells-to-CT™ Kit
Application 遺伝子発現解析 遺伝子発現解析 遺伝子発現解析
(Kit付属の)PCR master mix TaqMan® Gene Expression Master Mix
TaqMan® PreAmp Reagents、 TaqMan® Gene Expression Master Mix
TaqMan® Fast Universal PCR Master Mix
結果を得るまでの時間 サンプル調製:7分逆転写反応:60分標準リアルタイムPCR:90分
サンプル調製:7分逆転写反応:60分プレ増幅と標準リアルタイムPCR:150分
サンプル調製:7分逆転写反応:60分ファストリアルタイムPCR:35分
インプット細胞量 10~100,000細胞 10~100,000細胞 10~100,000細胞
特長 • siRNA誘導遺伝子ノックダウンスクリーニングや薬剤処理などさまざまな条件下で発現が変動する遺伝子のスクリーニング、ならびに標準的な遺伝子発現アプリケーションに最適
• 添付のPre-PCR試薬により微量サンプルに最適となっています
• Pre-PCR反応によって最大100遺伝子を同時増幅可能で、バイアスを伴わずに均一に最大64倍まで増幅します
• FastモードでのリアルタイムPCR反応が可能。標準リアルタイムPCR反応時間の40%まで時間短縮(注:Fastモード用の機器が必要です)
RNA精製不要なリアルタイムRT-PCRのためのオールインワンシステム
Ordering information
製品名 サイズ 製品番号
TaqMan® Gene Expression Cells-to-CT™ Kit 40rxns(100PCRs) 4399002
100rxns(500PCRs) AM1728
400rxns(2,000PCRs) AM1729
TaqMan® PreAmp Cells-to-CT™ Kit 40rxns(500PCRs) 4387299
TaqMan® Fast Cells-to-CT™ Kit 100rxns(500PCRs) 4399003
TaqMan® MicroRNA Cells-to-CT™ Kit 100rxns(500PCRs) 4391848
Power SYBR® Green Cells-to-CT™ Kit 40rxns(100PCRs) 4402953
100rxns(500PCRs) 4402954
400rxns(2,000PCRs) 4402955
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TaqMan® MicroRNA Cells-to-CT™ Kit
Power SYBR® Green Cells-to-CT™ Kit
Fast SYBR® Green Cells-to-CT™ Kit
Stabilized Blood-to-CT™ Single Cell-to-CT™
miRNA 解析 遺伝子発現解析 遺伝子発現解析 遺伝子発現解析 遺伝子発現解析
TaqMan® Universal PCR Master Mix
Power SYBR® Green PCR Master Mix
Fast SYBR® Green Master Mix
— TaqMan® Gene Expression Master Mix
サンプル調製:10分逆転写反応:60分標準リアルタイムPCR:90分
サンプル調製:7分逆転写反応:60分標準リアルタイムPCR:90分
サンプル調製:7分逆転写反応:60分ファストリアルタイムPCR:35分
サンプル調製:60分以内 サンプル調整:7分
10~100,000細胞 10~100,000細胞 10~100,000細胞 500 µLの安定化した血液サンプル
1~10細胞
• TaqMan® Micro RNA Assaysと組み合わせて使用すれば、より優れた結果が得られます
• 広範囲のプライマーセットで検証済み
• FastモードでのリアルタイムPCR反応が可能。標準リアルタイムPCR反応時間の40%まで時間短縮(注:Fastモード用の機器が必要です)
• Total RNA(miRNAを含む)を精製せずに安定化した血液サンプル(PAXgene®またはTempusTM Blood RNA Tubes)から検出します
• 単一細胞からのリアルタイムRT-PCR用にあらかじめ至適化されたワークフロー
• 単一細胞の解析のための最大限の感度
• 代替法に比べてより優れたパフォーマンスと再現性
1 細胞をPBSで洗浄2 溶解液を加え、混和後5分間インキュベート3 停止液を加え、混和後2分間インキュベート
1 溶解物とRTマスターミックスを混和2 RTサーマルサイクラーで65分間のランを行います
1 リアルタイムPCRマスターミックスとcDNAを混和2 標準あるいはファストリアルタイムPCR装置内で PCRのランを行います
5'
5'
5'3'
3'3'
cDNA5'3'
mRNART primer
7–10 min total
5x
1. 細胞溶解 2. 逆転写(RT) 3. リアルタイムPCR
図 8 Cells-to-CTTM Kitプロトコール
Cells-to-CT™ familyについてのテクニカルノート、技術的な資料、ビデオなどは、下記ウェブサイトをご覧ください。www.lifetechnologies.com/cellstoct
Ordering information
製品名 サイズ 製品番号
Fast SYBR® Green Cells-to-CT™ Kit 100rxns(500PCRs) 4402956
400rxns(2,000PCRs) 4402957
Stabilized Blood-to-CT™ Nucleic Acid Preparation Kit
for qPCR (PAXgene® or Tempus ™ Blood RNA Tubes)50rxns 4449079
Stabilized Blood-to-CT™ Nucleic Acid Preparation Kit
for qPCR (PAXgene® Blood RNA Tubes)200rxns 4449082
Stabilized Blood-to-CT™ Nucleic Acid Preparation Kit
for qPCR (Tempus ™ Blood RNA Tubes)200rxns 4449080
Ambion® Single Cell-to-CT™ Kit 50rxns 4458237
400rxns 4458236
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31
33
10E2 10E3 10E4 10E5
対数(溶解反応あたりの細胞数)
C t
精製RNA傾き=-3.69、R2 = 1.00
TaqMan® Gene Expression Cells-to-CTTM Kit傾き=-3.36、R2 = 0.99
A社傾き=-3.89、R2 = 1.00
Q社傾き=-3.96、R2 = 0.99
Cells-to-CT™ CTs
Purified RNA CTs
Cells-to-CT™ LysatePurified RNA
CT Value
Log (# of cells per preparation)Panel A. 18S rRNA
Cells-to-CT™ LysatePurified RNA
CT Value
Log (# of cells per preparation)Panel C. ACTB
Cells-to-CT™ LysatePurified RNA
CT Value
Log (# of cells per preparation)Panel B. GAPDH
図 11 TaqMan® Gene Expression Cells-to-CTTM Kitと他社製品の感度の比較
Hela細胞(100~10,000)から従来のRNA精製法、TaqMan® Gene Expression Cells-to-CTTM Kitのプロトコー
ル、または Q社および A社の他の細胞溶解法を用いて RNAを調製しました。逆転写反応は各キットで推奨される最大量のサンプルインプットを含み、リアルタイム PCRは PPIAに対する TaqMan® Gene Expression Assayを用いて 3反復で行いました。結果、Cells-to-CT
TM Kitでは、他社の細胞溶解法の Kitと比較し、はるかに高い感度を示し、精製 RNAを用いた場合とほぼ同等のパフォーマンスを示しました。また微量細胞のレンジ(10~ 100細胞)では精製 RNAより高感度でばらつきの少ない結果を示しています。
遺伝子発現解析Cells-to-CT™ kits
RNA精製と同等の性能Cells-to-CTキットに採用されている逆転写酵素は、きょう雑物の多い細胞ライセートのままでも効率よく反応するように最適化されています。Cells-to-CTのワークフロー(図8)を用いれば、リアルタイムRT-PCRのもつ感度や特異性を失うことなく、精製RNAサンプルを用いる場合と同等の性能が得られます(図9)。
また精製工程におけるRNAの品質や収量へのバイアスが無いため、安定した再現性のあるデータが得られます(図10)。
図 9 Cells-to-CT™ Kitで調製したライセートを使ったリアルタイム RT-PCRの再現性
HeLa細胞から精製したトータル RNAと、Cell-to-CT Kitで調製したライセートを用いて、128種類の TaqMan® Gene Expression Assaysで増幅して比較しました。Cell-to-CT Kitで調製したライセートから得られた CT値は、精製RNAから得られた数値とほぼ同じでした。このデータから、Cell-to-CT Kitを用いた方法は、従来の精製RNAからのリアルタイム RT-PCRと同等の良好な結果が得られる事が確認されました。
図 10 Cells-to-CT™ Kitによる細胞ライセートは精製したRNAよりむしろ良いパフォーマンス
を示す10 ~ 100,000個の HeLa細胞由来の ライセート、あるいは精製した RNAを逆転写し、Taq-Man® Gene Expression Master Mix と混合し、TaqMan® Human Endogenous Control Ar-raysで検証しました。 Panel A~Cは、Endogenous Control Arrays に搭載されている 16遺伝子のうち、3つの遺伝子での結果を示しています。
ビデオ「Ambion® Cells-to-CTTM で短時間にリアルタイム定量PCRへ!」も是非ご覧ください。アクセスはこちらから⇒
またはYouTubeで「Ambion Cells」で検索
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従来の精製法やボイル法と比較し、単一細胞解析の感度と再現性に優れています
図 14 従来の精製やボイル法より優れています10細胞をサンプルとし、以下の方法で細胞を調製しました。
1. Single Cell Lysis Bufferで溶解(25℃で 5分)2. PBS中で凍結 /融解を 5回処理3. PBSまたは RTバッファー中でボイル(95 ℃で 10分)
各ライセートを逆転写で cDNAを調製し、さらに 14サイクルの Pre-Amplifi cation処理、 B2M、GAPDH、HPRT1、TGFB1のアッセイを行いました。生物学的レプリケートを 5個設定し、平均の CT値を示しています。
Single Cell-to-CT™ Kitの優れた感度と再現性
図 13 Single Cell-to-CT™ Kitの感度と再現性
100細胞サンプル コントロールと比較すると、単一細胞相当のサンプルでは、理想的な直線性と感度を示しています(6.8の CT差)。個々の単一細胞は固有の細胞多様性と生物学的変化により大きな変動性を示します。
単一細胞解析のためのツール多くの細胞からの遺伝子発現結果では、単一細胞内に生じる微妙で重要な変化までの探求には限界があります。一方では生物システムの複雑さをより理解するためには、単一細胞解析を行なわなければなりません。
Ambion® Single Cell-to-CT™ Kitは、1-10細胞の遺伝子発現解析用の完全に検証されたワークフローです(図12)。
• 細胞サンプルからリアルタイムRT-PCR解析までわずか5ステップで完了できるシンプルなプロトコール
• 単一細胞解析で最大の感度(図13)
• 従来の精製法やボイル法より優れた感度と再現性(図14)
Single Cell-to-CT™ Kit
図 12 Ambion® Single Cell-to-CT™ Kit プロトコール
1. 10μlの Single Cell Solutionに 1‐10細胞を加えます。2. 室温で 5分インキュベートします。
1. 1μlの Stop Solutionを加えます。2. 室温で 2分インキュベートします。
1. 4-5μlの RT Mixを加えます。2. 25℃で 10分、42℃で 60分、 85℃で 5分インキュベートします。
1. 11μlの PreAmp Mixを加えます。2. 95℃で 10分の後、95℃で 15秒、 60℃で 4分で PCRをおこないます。
1. Preamplifiedした産物を 1:20 で希釈しリアルタイム PCRを おこないます。
1. 細胞溶解 2. 反応停止 3. 逆転写(RT) 4. プレ増幅 5. リアルタイムPCR
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miRNAおよびSmall RNAの効率的な抽出マイクロRNA(miRNA)は、進化的に保存された短いnon-codingのRNA(~22塩基)で、発生、細胞増殖、分化、ならびに細胞周期において重要な調節因子として働くことが報告されています。mRNA回収用に開発されたシリカベースのスピンカラム法では、miRNAなどのSmall RNAを効率的に回収できません。そのためmiRNA回収には、特別に最適化された方法を用いる必要があります。
ライフテクノロジーズのmiRNA回収用に開発された精製キットおよび細胞溶解からリアルタイムRT-PCRによる解析用システム・解析キット(表9)を用いた場合、以下のメリットが得られます。
• 低分子RNA(200 nt未満)の定量的回収
• 操作によるバイアスなくSmall RNAを回収
• 用いるサンプルタイプによって至適化された製品を選択可能
miRNAの精製・解析miRNA 解析ツール
mirVana™ miRNA Isolation Kit
• 低分子RNAを含むTotal RNAの効率的な精製用、ならびにダウンストリームでの解析における感度の向上のための低分子RNA(200 nt未満)の濃縮用。迅速で容易な手順はmiRNA、siRNA、shRNA、ならびにsnRNAの解析に最適で、あらゆる種類の細胞および組織に適合します。
表9 各種サンプルからのmiRNA精製キット
mirVana™ miRNA Isolation Kit mirVana™ PARIS™ Kit
サンプルの種類低分子 RNAおよびmiRNAを含む Total RNA
ü ü
DNA
タンパク質 ü
テクノロジー 迅速な酸性フェノール・クロロホルム抽出とシリカベースのスピンカラムによる精製
細胞破砕バッファーと酸性フェノールクロロホルム抽出法ならびにシリカベースのスピンカラムによる精製の組み合わせ
インプットサンプル量 103~107細胞または0.5~250 mgの組織 100~ 107の培養細胞または最大100 mgの組織
特長 • miRNAプロファイリング実験や他の遺伝子発現アプリケーションに最適
• 培養細胞や組織(高濃度のリボヌクレアーゼが存在する組織を含む)からの迅速で容易な低分子RNAの精製
• シンプルに30分間で済む手順
• mRNA 、miRNA、およびsiRNAをタンパク質レベルと関連付けるのに最適
• オプションに含まれる低分子RNAの濃縮操作によりダウンストリームでの解析における感度の向上が可能
• 血清・血しょうなどの液体サンプルからのSmall RNAの精製も可能
Ordering information
製品名 サイズ 製品番号
mirVana ™ miRNA Isolation Kit 40 rxns AM1560
mirVana ™ PARIS ™ Kit 40 rxns AM1556
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TaqMan® MicroRNA Cells-to-CT™ Kit
• RNA精製を行わない培養細胞から直接miRNAの発現解析が可能。プロトコールには10~100,000個の培養細胞から始める簡単な10分間のサンプル調製手順が採用されています。キットにはリアルタイムRT-PCR用試薬も含まれ、TaqMan® MicroRNA Assays(別売り)での解析用に検証されたシステムです。
RecoverAll™ Total Nucleic Acid Isolation Kit for FFPE Tissues
• FFPE組織からのマイクロRNAを含む全核酸の精製用。RNAの精製にovernightのProteinaseK処理は不要。(一日で脱パラフィン処理からリアルタイムRT-PCRまでの処理を行うことができます。)未固定組織の50%以上の収量が可能です。
MagMAX™-96 for Microarrays Total RNA Isolation Kit
TaqMan® MicroRNA Cells-to-CT™ Kit RecoverAll™ Total Nucleic Acid Isolation Kit for FFPE Tissues
ü ü ü
ü
有機溶媒試薬による細胞の溶解とその後の磁気ビーズによる精製
Cells-to-CTTM Kitによる細胞溶解とオプションとし
てDNase処理脱パラフィン、プロテアーゼ消化、およびグラスファイバーフィルターによる精製
最大5 x 106 細胞または最大100 mgの組織 10~100,000細胞 最大4枚の20 µm厚切片
• 高度で一貫した結果
• ハイスループットに適したRNAの精製
• 競合キットに比べてより少ない操作時間
• 低分子RNAの回収用に改良されたプロトコール
• リアルタイムRT-PCR用
• TaqMan® MicroRNA Assaysとの併用でより優れた結果
• FFPE組織からのマイクロRNAを含む全核酸の精製用に至適化
• RNAの分離にovernightのProteinasek処理は不要。(一日で脱パラフィン処理からRT-PCRまでの処理を行うことが可能)未固定組織の50%以上の収量が可能
• リアルタイムRT-PCRおよびPCR、変異スクリーニングおよびマイクロアレイ解析用
Ordering information
製品名 サイズ 製品番号
MagMAX ™ -96 for Microarrays Total RNA Isolation Kit 96 rxns AM1839
TaqMan® MicroRNA Cells-to-CT™ Kit 100 rxns (500 PCRs) 4391848
400 rxns (2,000 PCRs) 4391996
RecoverAll ™ Total Nucleic Acid Isolation Kit for FFPE Tissues 40 rxns AM1975
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Ambion® RNA Essentials ProductsRNaseをコントロール
Ordering information製品名 サイズ 製品番号
Conical Tubes (15 mL) (racked) 500 tubes AM12500
Conical Tubes (50 mL) (racked) 200 tubes AM12501
Nuclease-Free Water (not DEPC-treated) (1 x 500 mL)
500 mL AM9930
DEPC-Treated Water (1 x 100 mL) 100 mL AM9915G
RNase-free Tip と Tube
RNase-free Microfuge Tubes 1,000 本 x 0.5 mL AM12300
RNase-free Microfuge Tubes 500 本 x 1.5 mL AM12400
RNase-free Microfuge Tubes 500 本 x 2.0 mL AM12425
Non-stick RNase-free Microfuge Tubes 500 本 x 0.5 mL AM12350
Non-stick RNase-free Microfuge Tubes 250 本 x 1.5 mL AM12450
Non-stick RNase-free Microfuge Tubes 250 本 x 2.0 mL AM12475
Elution Tubes 100 本 x 2.0 mL AM12480
RNase-free Tips, 200 μL Size 10 箱 (8 x 12 本/箱)
AM12650
RNase-free Tips, 1000 μL Size 10 箱 (100 本/箱)
AM12660
Barrier (Filter) Tips, 1 mL Size 10 箱 (100 本/箱)
AM12665
Barrier (Filter) Tips, 200 μL Size 10 箱 (8 x 12 本/箱)
AM12655
Barrier (Filter) Tips, 100 μL Size 10 箱 (8 x 12 本/箱)
AM12648
Barrier (Filter) Tips, 20 μL Size 10 箱 (8 x 12 本/箱)
AM12645
Barrier (Filter) Tips, 10 μL Size-Pipetman®
10 箱 (8 x 12 本/箱)
AM12640
Barrier (Filter) Tips, 10 μL Size-Eppendorf®
10 箱 (8 x 12 本/箱)
AM12635
Thin-walled, Dome Cap, RNase-free PCR Tubes
1,000 本 x 0.5 mL AM12250
Thin-walled, Frosted Lid, RNase-free PCR Tubes
1,000 本 x 0.5 mL AM12275
Thin-walled, Frosted Lid, RNase-free PCR Tubes
1,000 本 x 0.2 mL AM12225
RNaseZap® Solution
RNaseZap® Solution (1 bottle) 250 mL AM9780
RNaseZap® Solution (6 bottles) 6 x 250 mL AM9782
RNaseZap® Solution (1 box) 4 L AM9784
RNaseZap® Wipe
RNaseZap® Wipes 100 枚 AM9786
RNaseZap® Wipes Refill 3 x 100 枚 AM9788
どこにでも存在する頑強なRNase対策RNaseは非常に安定したタンパク質で、凍結・解凍のサイクルの繰り返しやオートクレーブ処理後でも活性を保持しています。その結果、機器や実験台の表面や溶液からRNaseを除去するには強力な化学的方法が必要になります。RNAの精製を確実に行うには以下の三つの方法が有効です。
1 常にRNaseフリーのチップ、チューブ、および溶液を使用する
2 精製を開始する前に全ての表面の除染を行う
3 内在性RNaseからサンプルを守る
厳密なテストに裏打ちされた品質ライフテクノロジーズのさまざまな種類のチップとチューブは、それぞれのロットごとに感度の高いテストを行ない、RNaseとDNaseのコンタミが存在しない状態、nuclease-freeであることが保証されています。nucleaseのコンタミを確かめるために、各ロットから抜き出した複数のマイクロチューブにRIで標識したRNAを入れ、37℃で14~16時間インキュベートした後、これらを電気泳動して、オートラジオグラフィーで分析しています。これらの全てのチューブは高温のウォーターバスで使用してもキャップが開いてしまうことがありません。
表面の除染RNAの精製を始める前にベンチトップやピペット、ガラス器具など、ベンチトップ装置を含む全ての表面を表面除染剤で処理する必要があります。ライフテクノロジーズでは、RNaseZap® Solution、RNaseZap® Wipes、ElectroZapTM Solution、ならびにRNase AWAY® Reagentなどの表面除染用製品を提供しています。これらは実験室のあらゆる表面からRNaseのコンタミネーションを除去するのに効果があることが証明されています。
RNaseZap® SolutionはRNaseを不活性化する三種の異なる化学薬剤を組み合わせたものです。処理する表面にスプレーし、ヌクレアーゼフリー水でリンスするだけで簡単にRNaseを除去できます。ウェットティッシュタイプで便利なRNaseZap® Wipesもあります。
l/
Hin
d III
Mar
kers
コントロール
製品
A
製品
B
RN
aseZ
ap®
28S rRNA
18S rRNA
RNase汚染除去用の製品比較結果
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室温で一週間
4°Cで一ヶ月間
37°Cで一日
– p53
– GAPDH
– p53
– GAPDH
肝臓 脾臓 腎臓 肝臓 脾臓 腎臓 肝臓 脾臓 腎臓
図 15 RNAlater® 溶液で処理した組織由来の RNAのノーザンブロット切り離した組織を約5倍量のRNAlater® 溶液に室温で浸漬し、一部を37℃で一日、室温(25℃)で一週間、または 4℃で一ヶ月間保存しました。(上部パネルのゲルの)p53および GAPDHのプローブとのハイブリダイゼーションを行ったノーザンブロッティングの結果は、RNAlater®
溶液で処理し異なる温度で保存した組織(下部パネル)から単離した RNAの完全性を示しています。組織には高い内在性 RNase濃度で知られる脾臓が含まれていることに注目してください。
内在性RNaseに対する防御(RNA安定化)遺伝子発現解析を行う上では、高品質でインタクトなRNAを得ることは基本的なステップですが、しばしば最もクリティカルなステップでもあります。高品質のRNAを精製するには、組織は採取直後に処理して瞬間凍結するか、適切な保存用試薬中に処理し、サンプル中のRNAをインタクトな状態で安定化させて保存する必要があります。
ライフテクノロジーズでは採取時や採取後のRNAの完全性を安定化させ保存することに特化してデザインされた製品も提供しています。
RNAlater® : 組織中のRNAを安定化• サンプル収集が簡単: RNaseを迅速に不活化し、組織や細胞内のRNAを安定化
• 37℃で1日、25℃で1週間、4℃で1ヶ月、-20℃なら長期間RNAが安定
• 液体窒素などでのサンプル凍結が不要
RNAlater®-ICE : 凍結保存した組織中のRNAを安定化• RNAを分解させずに凍結組織を解凍
• 凍結組織を新鮮な組織サンプルと同様な処理が可能(液体窒素中での粉砕は不要)
• RNA分離前に室温で簡単に分割、計量ができる
• フリーザーの故障や停電から組織サンプルを保護
RNA Storange Solution : RNA保存用溶液• 0.1mµ EDTA、TE Bufferよりも安定性が向上
さまざまなアプリケーションに使えるRNAlater® SolutionRNAlater Solutionは、さまざまな哺乳動物組織、血液、植物、バクテリア、Xenopus、魚類、Drosophilaでテストされています。RNAlater Solutionは、以下の目的に適しています。
• RNaseを多量に含む組織におけるRNAの保護
• 経時変化をみる為にさまざまなタイムポイントで収集したサンプルをまとめて処理する場合
• 後日マイクロダイセクション処理するための組織保存
• 動物の臓器などを切り分けるのに時間がかかる場合のRNAの安定化
• すぐにRNA分離できない場所でのサンプル収集
• 一晩かかる、室温や氷上でのサンプル輸送
製品名 サイズ 製品番号
RNAlater® Solution
RNAlater® Solution 100 mL AM7020
RNAlater® Solution 500 mL AM7021
RNAlater® Solution 50 x 1.5 mL AM7022
RNAlater® Solution 20 x 5 mL AM7023
RNAlater® Solution 250 mL AM7024
RNAlater®-ICE Solution
RNAlater® -ICE Solution 25 mL AM7030
RNAlater® -ICE Solution 10 × 25 mL 4427575
RNA Strage Solution
THE RNA Strange Solution 10 tubes AM7000
THE RNA Strange Solution 50 mL AM7001
ご存知ですか? RNAlater® Solutionは、次のようなところでも活躍しています:• スペースシャトルで無重力条件化で植物と動物の成長に関する研究のため宇宙と地球の間を行き来しました。
• 温泉から採取される環境サンプルのcDNAライブラリー作成のため中国に送られました。
• テロメアの長さを測定する老化関連研究に用いられています。
• 科学者がスキューバダイビング時に携帯し、サンゴ礁から採取したRNAの保存に使用しました。
• 診療所では、患者の組織や血液のサンプルから得られたRNAを保存するため、病院では外科生検サンプルからRNAを回収するために使用されています。
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RNAの定量Qubit® 2.0 Fluorometer
少量サンプルや高度なワークフローの実験にQubit®2.0 Fluorometerは、高感度、高精度の測定が可能で、少量の貴重なサンプルや高度なワークフローの実験をサポートします。
• 貴重で実験処理が難しいサンプル。低濃度で少量のDNA、RNA、タンパク質測定
• 高額なダウンストリームの実験。正確な測定を必要とするシーケンシング、リアルタイムRT-PCR(qPCR)
• 成果まで長期間必要なトランスフェクション
• 複雑なサンプル準備を必要とするレーザーマイクロダイセクション
Qubit® 2.0 Fluorometerは、専用に設計されたMolecular Probes®
の色素を用いた蛍光定量テクノロジーを利用しています。これらの蛍光色素は特異的な標的分子に結合したときにのみ蛍光シグナルを発し、遊離のヌクレオチドあるいは分解した核酸の存在下においても同様です。Qubit®の蛍光による定量は、DNAとRNAの最も特異的で感度の高い定量を低濃度においても可能にします。
• 高い特異性 Qubit®の蛍光による定量(図17)では、DNA、RNAあるいはタンパク質に結合した時にのみ蛍光を発する色素を含んだQubit®
アッセイ試薬(表10)が使用されます。
• 高感度 Qubit®アッセイキットは、単一の被検体の非常に低いインプットレベル(10 pg/µL DNAおよび12.5 µg/mLタンパク質)でも高い感度を示します
• シンプル 直感的なフォーマットで、定量結果をさらに容易に、より早く得られます。
図 16 The Qubit® Fluorometric Quantitation System
図 17 Qubit®2.0 Fluorometerの精度実験0.01から 10ng/μLに希釈された 10 replicates of lambda DNAを Qubit® DNA HS Assay kitを使用し標準的なプロトコールに従ってアッセイしQubit® 2.0 Fluorometerで測定しました。その結果を同様のサンプルを測定した汎用 Spectrophotometerと比較しました。
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Ordering information製品名 サイズ 製品番号
Qubit® 2.0 Fluorometer — Q32866
Qubit® 2.0 Quantitation Starter Kit 1 Kit Q32871
Qubit® 2.0 Quantitation Lab Starter Kit 1 Kit Q32872
Qubit® dsDNA BR Assay Kit 100 assays Q32850
500 assays Q32853
Qubit® dsDNA HS Assay Kit 100 assays Q32851
500 assays Q32854
Qubit® ssDNA Assay Kit 100 assays Q10212
Qubit® RNA Assay Kit 100 assays Q32852
500 assays Q32855
Qubit® RNA BR Assay Kit 100 assays Q10210
500 assays Q10211
Qubit® Protein Assay Kit 100 assays Q33211
500 assays Q33212
Qubit® Assay Tubes 500 tubes Q32856
Qubit®各製品の詳細は、以下のウェブサイトからご覧ください。www.lifetechnologies.com/qubit
表10 Qubit®アッセイキットのアッセイ範囲
キット アッセイ範囲 スタートサンプル濃度
Qubit® dsDNA HS Assay 0.2–100 ng 10 pg ~ 100 ng/µL
Qubit® dsDNA BR Assay 2–1,000 ng 100 pg ~ 1 µg/µL
Qubit® ssDNA Assay 1–200 ng 50 pg ~ 200 ng/µL
Qubit® RNA Assay 5–100 ng 250 pg ~ 100 ng/µL
Qubit® RNA BR Assay 20–1,000 ng 1 ng ~ 1 µg/µL
Qubit® Protein Assay* 0.25–5 µg 12.5 µg ~ 5 mg/mL* Qubit® Protein Assayはあらゆる還元試薬と適合性があります。 0.01% SDS(サンプル中濃度1%(アッセイに2 µLのサンプルを使用する場合))とは適合性がありますが、他の界面活性剤とは適合しません。
Qubit®2.0Fluorometerにて定量
すべてのアッセイチューブを 2-3 秒ボルテックスします。
室温で 2分(Protein Assayは 15分)インキュベートします。
Qubit®2.0でチューブを測定します。®
®
図 18 Qubit®アッセイキットプロトコール
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