1

2

フェリシモでは、お客さまをはじめ、関係するすべての人 と々の

「ともにしあわせになるしあわせ」を社会文化活動の基本としています。

そして、［環境保全］、［健康支援］、［自立支援］、［こども支援］、

［平和創造］、［文化創造］の6つの領域を意識してそれぞれの活動を進めています。

この報告書では、主に2007年度の活動の中から［教育支援］を加えた

7つの領域に沿っていくつかの活動を特集しています。後半ではフェリシモの全活動をご報告しています。

INDEX

基金拠出を行った活動

基金以外の活動

2007年度の基金拠出をもって終了した活動

新設した基金のため、2008年2月末日時点では、まだ基金の拠出がありません。*

人々に届いた気持ちはしあわせな未来へ続いていきます。

フェリシモが行う社会文化活動は多岐にわたります。

そしてその活動は、基金の拠出だけに重きを置くのではなく、

現地の人々の自立的な発展を目指しています。

「あなたたちの支援にとても感謝しています。

　そして、これからの責任は私たちにあるのです。」

インドの植林プロジェクトの現場で出会った

クミルマリ村の村議会議員さんは力強く、言いました。

彼の言葉にあるように、お互いが高い意識を持って

発展しあっていくことが、何より私たちの願っているかたちです。

ひとりひとりのやさしい気持ちを、

世界の人々とともにはぐくみ、

地球規模のしあわせな未来づくりへつなげていきたい。

フェリシモは、お客さまをはじめ、関係するすべての人々との

「ともにしあわせになるしあわせ」をめざしています。

参加のご案内

全活動のご報告

基金総額

P

P

P

22

24

30

株主優待ハッピーサンタクロース株主優待ハッピーサンタクロース

フェリシモ文学賞フェリシモ文学賞

フェリシモしあわせの学校フェリシモしあわせの学校

フェリシモクチュリエ大賞フェリシモクチュリエ大賞

フェリシモ生活雑貨大賞フェリシモ生活雑貨大賞

デザイン２１デザイン２１

チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクトチャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト

はな・はな・みどり基金はな・はな・みどり基金

アノ：ネ親子基金アノ：ネ親子基金

神戸学校神戸学校

フェリシモハッピートイズ プロジェクトフェリシモハッピートイズ プロジェクト

フェリシモの森基金フェリシモの森基金

フェリシモ 地球村の基金フェリシモ 地球村の基金

アルモンド基金アルモンド基金

フェリシモ アクティビティーズフェリシモ アクティビティーズ

トリビュート21基金トリビュート21基金

サンタブック基金サンタブック基金

mama.f スマイリー基金mama.f スマイリー基金

フェリシモこども基金フェリシモこども基金

その他商品付き基金その他商品付き基金

メリーで社会貢献メリーで社会貢献

収集ボランティア収集ボランティア*

*

環境保全

健康支援

教育支援

自立支援

こども支援

平和創造

文化創造

P

P

P

P

P

P

PP

4

8

1212

1414

1616

1818

2020

みどりをふたたび

いのちをまもる

せかいをひろげる

みんなかがやく

ゆめをはぐくむ

きぼうへつなぐ

みらいをつくる

フェリシモの森基金を通じて、2007年度はインドの163の村で約177万本の木を植えることができました。

4 5タゴール協会 : コルカタに本部を置き、インド東部の3州（ジャルカント州、オリッサ州、西ベンガル州）にわたって活動を続けている農村開発支援の非営利団体です。

小さな苗木も５年たてば立派な木に生長し、少しずつでもちゃんと実をつけるようになります。

みどりをふたたび

インドでの森づくりから学び、そして未来を託す。

• フェリシモの森基金

• アルモンド基金

• その他商品付き基金

• メリーで社会貢献

• はな・はな・みどり基金

• アノ：ネ親子基金

　　環境保全

持続可能な活動をめざして。農村自立のために、収益につながる樹木を植える

森づくりへの理解が深まっても、住民たち

の生活が豊かだと言えるようになるまでに

は遠い道のりがあります。こうした活動が、

日本からの支援がなくてもなり得ていける

ように、住民主体による持続可能な活動

になることが重要です。そこで、緑化を目

的とした植林のほか、1997年からは住

民たちの自立を促すよう、収益につなが

る樹木を選んで植えていくことにしました。

例えば、オリッサ州ヒンドゥー地域では、カ

シューナッツやマンゴーなど果物の生る

木を植えています。カシューナッツは平均

して４年目で実をつけるようになります。最

初は１本の木で４～５キロほどの収穫し

かありませんが、20年後にはその10倍の

収穫になります。住民たちは自ら木を管理

し、収穫の20%をタゴール協会に返しま

す。タゴール協会ではこうした収入を未

来のプロジェクトに生かしていくことができ

るようになります。

植林から4年目のカシューナッツの木。既に実をつけています。

災害を防ぐ森をめざして。マングローブの植林による土壌育成

ガンジス川河口に位置する西ベンガル州

スンダルバン地区では、マングローブの植

林を進めています。地球温暖化が進み、

海面が上昇し、海岸線はかつてないほど

危うくなっています。マングローブを植えると

海岸線が広がり、多様な野生生物が生

息するばかりではなく、土壌も育成します。

植えていない地域と比較するとその違いが

はっきりと見えてきます。また、数年にわたり

マングローブを植え続けることで海面と居

住地の距離を広げていきます。この地域で

は、女性たちの生活向上に貢献するさまざ

まな自立のためのプログラムが進んでいる

ため女性たちは自立意識や向上心をはっ

きりと持ち、グループを組んで植林活動を

進め、大きな成果を出していました。 複数年にわたって、マングローブ植林を続けています。手前の小さな苗木は2007年に植えられました。

フェリシモのインドでの森づくりのうち、1999年から2003年にかけてみなさまにご案内した毎月プレゼント植林コースと、1997年ならびに現在までのフェリシモの森基金によって、累計約1,677万本の木を植えています。

2006年度の活動報告「植林から6年目に、ジャルバグダ村に野生の象たちが戻ってきた」話の続報です。2007年暮れと2008年初め、再び象たちが現れたそうです。最初、象たちが村に現れた時、住民たちに危害を加えないようにと心配した政府は、森に火をつけ、象たちを保護区へと追い返そうとしたのですが、森の恵みを理解していた住民たちは必死で火を消したそうです。その後、象が頻繁に現れたことを受けて、今では逆にツーリズムの地としてはどうかという提案が政府からあがっているそうです。フェリシモの森づくりは観光を第一目的にしているものではありませんが、自然回復が村に新しい課題をもたらしたことも事実です。村を訪れた時、村長が「森をつくったことによって、吹く風が変わったことを実感できるだろう。私たちは自分たちができることをやっていくだけだ。」と熱く住民によびかけていたのが印象的でした。（フェリシモスタッフ）

今年も今年も象たちが象たちがやってきましたやってきました

*1

荒廃した土地の緑化をめざして。村人たちが中心となる森づくり

インド東部の農村地域は、社会的基盤

の整備が遅れており、原住民が暮らす地

域ではガスはもちろんのこと水道もありませ

ん。そのため人々は現在も生活のために

薪などで火をおこす必要があります。かつ

ては地域の村々が小さな林を持っていま

したが、人口が増加するに従って、食糧

の確保が急がれ、生活に必要な薪、枝、

草などを持つ林や森がどんどん伐採さ

れ、伐採されたまま、かろうじて生えてきた

木や草までも、自分たちや家畜のために

使い切ってしまいました。豊かな森林を持

つ国であったため、人々は木を植えるとい

う概念が希薄だったからです。そのため

緑化の第一歩は住民に植林の意義と必

要性、経済的効果を説明するところから

はじまりました。この活動は植林開始当時

からさまざまな場所で行っており、2007年

度も395ヵ所で11,259人の住民が参加し

ました。また、緑化を早く進めるため、生長

の早いアカシア系の樹木を中心に選んで

植林を進めてきました。緑化は、土地の荒

廃をくいとめ、土壌を良くし、乾燥した土地

の気候へも影響を及ぼします。ある村で

は「風が変わった」と言われています。ま

た、生長した樹木は火を起すのに必要な

たくさんの落ち葉を落とします。また、9ヵ月

間も乾期が訪れるインドでは、植林した後

の木々を維持、保護していくことも重要で

す。それに種拾い、苗木の育成、植林は、

住民たちの仕事にもつながります。人々の

生活に直結した森づくりは住民たちに森

の必要性を実感させ、積極的に森づくり

に関わるようになります。15年にわたる活

動によって、理解が深まり、今では自ら率

先して木を植える村も出ています。

上／1997年に、アカシア系の樹木を植えたプーダント村。現在では、すっかり森はよみがえり、地域の人々が集う市が開かれていました。下／森に落ち葉を拾いに来た女性たち。樹木は生長すると、たくさんの落ち葉を落とします。この森がよみがえったことで、ひとつの村がその恩恵を受けています。

経済的に貧しい地域は経済の発展とそれによる生活の安定がなによりの優先課題

です。そのため地下資源や森林資源などの換金化に頼らざるを得ないのが現状で

す。インドも森林面積7,000万ヘクタールの多くが人的伐採によって荒廃の状態にあ

りました。一度、伐採された森林は住民や動物による被害や乾季のため自力で再生さ

れることがほとんどありません。森林の喪失は耕作地の荒廃につながります。フェリシ

モでは、現地NGOタゴール協会とともに、1993年よりインド東部において森づくりを

進めてきました。対象地域はインドでも最も貧しい地域です。これまでの活動を振り返

りながら、2007年度の活動をご紹介します。

* 1

76

第15回　長崎県島原市　2000年

ウメ、ヒメシシャラ、ヤマボウシなど約100本を植樹

植栽してから7年が経過しました。2007年も春と秋に下刈りを実施し、森の景観整備に努めました。全体的に少しずつですが確実に生長しており、今より更に力強い生長を期待しながら、森の手入れをしていきたいと思います。木々の樹高につい

ては、平均的にヒメシャラ4.6m、ヤマボウシ4.3m、サルスベリ3.7m、エゴノキ3.8m、ヤブツバキ4.3mほどでした。幹などはまだまだ生長が見込めそうです。（島原市役所　池田さま）

第25回　長野県黒姫　2004-2006年

トチやブナ、ナラなど3年間で計3,000本を植樹

毎年冬季の雪害による被害が多数出ていましたが、今冬は積雪量が大変少なかったため、春先の調査では幹折れなどの被害はほとんど見られませんでした。また、ネズミによる食害もほとんどなく、積雪が少なかったことと苗木が生長したこともあり、ウサギが先端をかじる被害もほとんど見られず順調に生長していることが確認できます。2007年春には1~3期の植栽木で枯れてしまった場所へ、約100本の捕植を行いました。カツラの木がとても良好に育っています。（C.W.ニコル・アファンの森財団　石井さま）

CCC自然・文化創造会議／工場 : 日頃自然の中でものを書き、自然環境の破壊に胸を痛めている作家たちが集まり、自然保護と回復の為に働くグループです。WWFジャパン（世界自然保護基金ジャパン） : 100を超える国々で活動する世界最大の民間自然保護団体。WWFネットワークの一員です。

以前から環境のことに興味を持っていました。この植樹のことは長女が学校で聞いてきて、ぜひ行きたいというので参加しました。これから植えた木の生長が楽しみです。（砺波市の森づくりに親子４人で参加した貝淵さま）

国内でも新しいフェリシモの森が誕生しました 国内に広がるフェリシモの森。各地ですくすくと森が成長しています

※ フェリシモでは、このほか海外でも　 森づくりを進めています。

足尾銅山周辺を再び緑に（栃木県日光市）

台風被害を受けた森の再生に（富山県砺波市）

海を育てる森づくり（石川県輪島市）

32ヵ所目のフェリシモの森は、公害問題

で知られ、自然が一時全く破壊されてし

まった足尾銅山跡地周辺地域に誕生し

ました。渡良瀬川源流が首都圏の水が

めとなるため、現在、周辺の緑化が急ピッ

チで進められています。しかし、シカによっ

て苗木が食べられてしまう被害が発生

し、シカの保護か緑化作業優先か議論

が巻き起こっています。今回は事前に植

生調査を行い、シカの食害を受けにくい

樹種を一時的に植林し、その生長を待っ

て周囲の自然に合う樹種に転換していく

CCC自然・文化創造会議/工場の計画

を支援しました。2007年度は70名のボラ

ンティアによってアセビやヤシャブシなど計

3,000本を植樹しました。この地域には3年

間で計18,000本を植樹する予定です。

地球上各地で、自然破壊や野生動物の絶滅が叫ばれています。例えば、日本に

おいても沖縄では、多くの生き物の命を支えているサンゴ礁が環境に配慮しないさ

まざまな開発行為により破壊され、失われています。WWFジャパンでは2000年春

より石垣島白保のサンゴ礁を保全するために、サンゴ礁保護研究センター「しらほ

サンゴ村」を設立し、地元の人 と々ともにサンゴ礁の保全活動と持続的な海の資

源利用に取り組んでいます。フェリシモでは、メリーで社会貢献やアルモンド基金な

どを通じて、WWFジャパンの活動を支援しています。

毎年、台風などの自然災害は日本各地

に大きな被害をもたらしています。33ヵ所

目のフェリシモの森は、2004年の台風で

倒木の被害を受けた砺波市の市有林

に誕生しました。10月には市民参加の植

樹祭が行われ、市内の小学校の緑の少

年団や一般市民、約150名が参加し、配

られた苗木をひとつずつ丁寧に植えてい

きました。針葉樹と広葉樹を取り入れた

混合林の自然の森づくりをめざし、スギ、

エドヒガンザクラ、エゴノキなど計2,550本

を植樹しました。砺波市の花木であるエド

ヒガンザクラは主に西日本に自生する野

生の桜で、雪の多い北陸の山中に自生

するのは珍しいそうですが、砺波市内で

は200本以上も自生し、中には樹齢数百

年になる木もあるそうです。

34ヵ所目のフェリシモの森は石川県輪島

市に生まれました。開拓のために表土を

削られ、その後特有の赤土のため自然

緑化が進まず取り残されたままになってい

た地域に、広葉樹を植え、水源涵かんよう

養の

森の回復をめざしています。11月には市

民参加の植樹祭が行われ、市内4つの

小学校の緑の少年団や一般参加まで

約70名が参加し、トチノキ、ムクノキ、イヌ

ツゲなど計1,200本が植えられました。輪

島市では、2002年より海を育てる森づくり

として、水源の川上に位置する地域に植

樹を行っています。今回植えた地域は、

海までわずか10kmほどの地域。豊かな

森がやがて豊かな海を育んでいくことを

期待する森づくりでした。

第3回　岡山県津山市　1993年

スギとケヤキ約12,000本を植樹

2007年は9月に入ってからも暑い日が続きました。そのせいか、昨年よりも遅くに調査に入ったのにもかかわらず、落葉していない木がたくさん残っていて写真を撮るのに一苦労でした。それと樹高が高くなったのでどうしても撮影位置を遠くにしないと全体が入らなくなってきました。苦労は増えるけど、植えた木が大きくなっているのはうれしいことです。樹高はスギで12mを超える木も出てきました。ケヤキは8mとスギに比べると少し劣りますが、ゆっくりと確実に生長を続けています。（岡山森林管理所　伊藤さま）

2007年10月報告

2007年11月報告

2007年7月報告

2007年6月撮影 2007年10月撮影 2007年11月撮影

©WWF ジャパン

そのほか環境活動のご紹介 自然環境の保全と野生動物の保護

みんなのきもちみんなのきもち*2

*3

2007年9月報告第29回　三重県熊野市　2006年

ウバメガシやトチノキ、ケヤキ、ホオノキなど約3,700本を植樹

2006年4月に植栽して以来、年2回程度の整備や草刈を行っています。2007年4月にも、ボランティアグループ「熊野古道くまの」と近畿大学工業高等専門学校の新入生が協力して現地の草刈を行いました。南斜面で下草の生長も早く急な地形のため作業が困難ですが、全体的には枯れてしまった苗木も少なく、雑木も新たに伸びて天然更新が進むなど、良い里山になりつつあり、今後が楽しみです。（熊野市役所　矢賀さま）

フェリシモの森基金を通じて、これまでに国内に29の森が生まれました。

* 2

* 3

東京都日の出町

2000

北海道北見市

1997

岩手県宮古市

1995

群馬県みなかみ町2003

長野県長野市1992

富山県砺波市

2007

岐阜県美濃加茂市2004

愛知県岡崎市2002

兵庫県養父市1996

島根県吉賀町2002

山口県山陽小野田市1998

高知県津野町、四万十市1996

大分県竹田市2001

宮崎県諸塚村

1998宮崎県都農町2002

鹿児島県志布志市

2004

熊本県南関町

1996

三重県松阪市

2000

奈良県吉野町

1995

石川県輪島市2007

青森県白神山地

2004

兵庫県六甲山

2005

香川県豊島2001

栃木県日光市2007-2009（予定）

福島県南相馬市1996

8 9ハンガー・フリー・ワールド : 飢餓のない世界を創るために活動する国際協力NGO。開発発展途上国を中心に世界5ヵ国で、栄養改善や保健衛生などの活動を行っています。幼い難民を考える会 : カンボジアで保育・織物支援を行う国際協力NGOです。世界の医療団 : 世界各地に医療・保健衛生分野の専門ボランティアを派遣し、人道医療支援に取り組む国際NGOです。AMDA社会開発機構 : 開発途上国において、 生計、健康、生活環境の向上を通じて貧困からの脱出を願う人 と々ともに、 社会開発を中心とした国際協力の活動を実施する国際NPOです。国際医療ボランティア組織AMDAが実施してきた活動のうち、中長期の社会開発事業を継承し、2007年8月に発足しました。

フェリシモで好きな買い物をすることで増えるメリーで「何か」できるのなら……と思いました。うちのこどもも5歳。同じ空の下で暮らしている遠い国のママやこどもたちが流す涙が少しでもなくなりますように。（福岡県 Sさま）

1,500人以上の栄養不良児がいる地域で、その10人に1人に、栄養改善の機会を提供することができました

❶ 40km以上離れた村から搬送されてくるこどもたちもおり、保健センターが周知されてきたことが伺われます。今では、入院棟も整備され、緊急を要するケースにも対応できるようになりました。❷ 保健センターがカバーしている地域の11の村に出向いて、こどもたちの健康診断を行っています。2007年8月にバイクを導入したことから、1ヵ月に1度の頻度で実施できるようになりました。毎回40～80人のこどもたちが診察を受けにやってきます。1度の検診で、1／3のこどもたちが栄養不良と診断されたこともありました。❸ こどもの診断が始まる前に、お母さんたちに向けた保健指導の時間があります。HIV／AIDS（エイズ）の予防や、予防接種についてトピックはさまざまです。また、ミレット（あわ・ひえ類の穀物）をベースにした栄養粥

がゆ

の提供も継続して行いました。

©小林正典 ©難民を助ける会

©世界の医療団 ©AMDA社会開発機構

• フェリシモ 地球村の基金

• アルモンド基金

• mama.f スマイリー基金

• メリーで社会貢献

　　健康支援

世界の貧困人口は1990年の12億5,000万人から2004年の9億8,000万人に減少

したものの、世界の6人に1人が1日1ドル未満で生活しています。5歳未満のこどもたち

のうち、南アジアでは2人に1人、南アフリカや東南アジアでは3人に1人が、標準体重

に満たないのです。

いのちをまもる

極度の貧困や飢餓を撲滅しよう。

ブルキナファソのこどものうち3人に1人が

栄養不良の状態にあるといわれています。

クブリ郡国営保健センター（CREN）が

対象とする11ヵ村には5歳未満児が約

4,500人いるので、約1,500人が常に栄養

不良状態にあることになります。これらのこど

もたちの栄養状態を改善し、病気にかか

りにくい身体をつくること、そして、こどもたち

の発育の鍵を握るお母さんたちに正しい

衛生管理や保健の知識を身につけてもら

うことをめざす、ハンガー・フリー・ワールドの

活動にメリーで社会貢献を通じて支援を

行っています。2006年10月から進めている

この活動を通じて、保健センターで毎週

水曜日に行う定期診断に来るこどもの数

が153人になりました。また2年間で栄養

状態が改善されたこどもは57人になりまし

た。今後は、栄養不良から併発するさま

ざまな病気を抱えたこどもたちの診断に際

し、必要に応じて安価で血液検査を実施

できるように25km離れたワガドゥグ市内

の病院と提携するなど検討しています。

1日1ドル未満で生活する人口の割合（2004年）

標準体重に満たない5歳未満のこどもの割合（2005年）

カンボジアのこども給食支援

mama.f スマイリー基金より、幼い難民を考える会が進めるカンボ

ジアのこども給食事業を支援しました。カンボジアの農村部での食

事はお粥かゆ

と少数のおかずが一般的ですが、幼いこどもたちに必要

な栄養、特に動物性

たんぱく質が不足し

がちです。保育所に

通うこどもたち約100

人の一年分の給食

を支援することができ

ました。

スーダンのマラリア対策支援

mama.f スマイリー基金より、難民を助ける会（18ページ参照）が進

めるスーダンのマラリア対策を支援しました。21年間にわたる内戦

によって社会的基盤が破壊された東エクアトリア州カエポ南部に

おいて、特に5歳未

満のこどものいる家庭

を中心に約2,500世

帯に蚊帳を配布し、

蚊帳の使用方法や

効果を説明しました。

ニジェールのプライマリーヘルスケア支援

フェリシモ 地球村の基金より、世界の医療団が進めるニジェー

ルの5歳以下の乳幼児とその母親に対するプライマリーヘルス

ケア（基礎的医療）を支援しました。干ばつによる飢餓と伝染病

の危機により、人口の30%にあたる360万人が死に瀕していて、

その内8 0万人は5

歳未満の乳幼児で

す。5歳未満のこども

たち約5,420人分の

抗マラリア剤を提供

することができました。

ホンジュラスのエイズ予防活動支援

メリーで社会貢献より、南アフリカ、ホンジュラスなどでのHIV/

AIDS（エイズ）対策活動を支援しました。ホンジュラスではHIV

感染率が高く、特に青少年の感染が大きな問題となっています。

そこで、AMDA社会開発機構が進める10代のこどもたちへ青

少年育成とエイズ

予防教育の活動を

支援。エイズの予防

についての意識を

高めるためのイベント

パンフレットを作成す

ることができました。

2015年までに極度の貧困をなくそうと、各国が約束した「ミレニアム開発目標（MDGs）」。いま世界では、MDGsの8つの目標にもとづいてそれぞれの問題への取り組みが行われています。2007年に国連が発行したMDGsレポートから抜粋して、世界の貧困問題の現状を見てみましょう。

ミレニアム開発目標からいのちを守ることを考える • 国連ミレニアム開発目標

極度の貧困や飢餓の撲滅1

2015年までに、国連とその189の加盟国

すべては以下を実現することを誓約して

います。

初等教育の完全普及の達成

ジェンダーの平等の推進と女性の地位の向上

乳幼児死亡率の削減

妊産婦の健康の改善

HIV/AIDS、マラリア、その他の疾病の蔓延防止

環境の持続可能性の確保

開発のためのグローバル・パートナーシップの推進

2

3

5

4

6

7

8

出典 : 『millennium Development Goals Report 2007』（国際連合、2007）

46%

29%

28%

8%

7%

7%

7%

南アジア

サハラ以南アフリカ

東南アジア

北アフリカ

中南米•カリブ海

西アジア

東アジア

41.1%

29.5%

9.9%

8.7%

6.8%

3.8%

1.4%

0.7%

0.6%

サハラ以南アフリカ

南アジア

東アジア

中南米•カリブ海

東南アジア

西アジア

北アフリカ

東欧•南欧の移行国

CIS

1

2

3

みんなのきもちみんなのきもち*4

*5

*6

*7

©ハンガー・フリー・ワールド

* 4

* 5

* 6

* 7

10 11JEN（ジェン） : 世界各地で紛争や自然災害などにより厳しい状況にある人々に、心のケアと自立に向けて、きめ細やかな支援活動を行う国際協力NGOです。シェア＝国際保健協力市民の会 : すべての人々が心身ともに健康で暮らせる社会が実現することをめざして活動する保健医療専門のNGOです。ドイツ国際平和村 : 紛争地域や危機にひんした地域のこどもたちへの医療援助を行うため、ドイツの市民によって設立された団体です。Kumudini Welfare Trust of Bengal : バングラデシュの女性の教育と自立をサポートし、社会的地位を向上させることを目的に1930年に創設された組織です。

私の娘は現在、白血病の治療中です。初発で今回は抗がん剤のみで治療を終了できる予定ですが、もし万が一再発した時は移植の必要があるそうです。同じ病院にも長期にわたってドナーを待っているお友だちもいます。私にとっては骨髄移植はごく身近な問題なのです。ドナー登録がもっともっと増えて一人でも多くの患者さんが救われることを願ってやみません。（愛知県 まーりんさま）

紛争地域のこどもたちへの医療支援

5年目を迎えたドイツ国際平和村への支援

2003年よりメリーで社会貢献を通じて、

戦争や危機にひんした地域のこどもたち

に進んだ医療を提供したいと、ドイツ国際

平和村の活動を支援しています。ドイツ

国際平和村では、2007年、合計15ヵ国

1,186人のこどもたち（ドイツへ来て治療を

受けたこどもたちのほか、診察し薬を渡す

など現地で支援したこどもたちの数も含

む）に医療支援を行いました。

アフガニスタンからやってきたセファトゥラくんは、おじさんに連れられてカブールの現地パートナー団体のオフィスに来ました。そして2007年8月22日、ほかの傷づいたこどもたちとともに平和村のチャーター機に乗って渡独しました。彼は、右足膝下と足に内的要因の骨髄炎症を患っていました。清潔な水が飲めないことや栄養状態や、衛生環境が悪いなどのさまざまな理由が重なって、既に骨髄にたまった膿が外に出ようとして形成されるろう管がいくつも見受けられるほど重い症状でした。チャーター機が到着したデュッセルドルフ空港から、救急隊によってドイツ南部にある平和村協力病院へ運

ばれ入院。8月29日から10月25日の間に合計8回の手術を受けました。右足は切断が必要かもという話が出ていましたが、切断しなくても大丈夫でした。帰国が近づいた2月7日は、補強のための金具を取り出す手術をして、14日に退院することができました。底が４センチ厚い整形靴、靴の中敷（両足）、中敷の予備、軟膏が渡され、松葉杖で帰国しました。アフガニスタンでも引き続き松葉杖を使って歩くトレーニングをし、松葉杖なしで歩けるようになることをめざしています。今も元気に過ごしていることを願っています。（ドイツ国際平和村 中岡さまより）

人々の健康を守るため、各地の保健衛生、環境改善の活動を支援しました

スーダンの学校衛生改善支援

東ティモールの学校保健プロジェクト支援

ホンジュラスの保健ボランティア育成プロジェクト支援

フェリシモ 地球村の基金より、スーダンと

インドネシアの衛生環境の改善活動とし

てトイレの設置を支援しました。スーダン

ではJENが進める学校衛生改善事業

を支援。内戦により社会的基盤が破壊

され、特に帰還民の受け入れ地域では

衛生環境の悪化によりコレラが発生し、

環境の改善が急務となっていました。そこ

でトイレが設置されていないテレケカ郡の

生徒数479人の小学校にトイレを設置し

ました。トイレを設置することで、学校周辺

の水や土壌の不衛生な状態を改善し、

こどもたちの間で発生する水因性の病気

の発生を押さえることができます。なお、施

設完成後も適切な形で維持・管理される

よう教師や保護者を中心とする管理委

員会を設置しました。

フェリシモ 地球村の基金より、シェア＝国際

保健協力市民の会が進める東ティモール

の学校保健プロジェクトを支援しました。国

家として独立して間もない東ティモールの農

村山岳地域では、医療サービスへのアクセ

スも悪く、住民が健康の重要性を意識し、

病気を予防することが重要です。そこで、教

育省、保健省と協力し、“栄養ゲーム”と呼

ばれる独自の保健教育教材を開発、エルメ

ラ県内すべての小学校に配布しました。栄

養ゲームは、身体をつくるもの（タンパク質）、

からだの調子を整えるもの（ビタミン、ミネラ

ル）、エネルギーとなるもの（炭水化物）の3

つの食品群の関係を、東ティモールで見ら

れる食品の絵を使って理解を深めていくとい

うもので、こどもたち自身が栄養素のバランス

をとることの重要性を理解することをめざして

います。

フェリシモ 地球村の基金より、AMDA

社会開発機構（8ページ参照）が進めるホ

ンジュラスの保健ボランティア育成プロ

ジェクトを支援しました。中米で最も貧し

い国のひとつであるホンジュラスでは保

健省を中心とした公的保健サービスが

提供されていますが、農村地域にまで行

き届いていないのが現状です。こうした状

況では住民自身の力が不可欠になって

います。農村地域の住民からなる保健ボ

ランティアを育成し、彼らが中心となって

ファーストエイド（救命救急処置）が行え

るように研修を実施したり、救急処置に

必要な機材の提供を行いました。

災害発生時の緊急支援

バングラデシュのサイクロン災害被災地への緊急支援

2007年11月、風速240kmの暴風雨をともなうサイクロンがバ

ングラデシュ東南部の海岸を襲撃しました。その犠牲者は約

3,000人にのぼり、約30万人が住む場所を奪われました。フェリシ

ドイツ国際平和村の報告より ： アフガニスタンのセファトゥラくんの話

帰国の日。オレンジのジャンパーを着て、松葉杖をついているのがセファトゥラくんです。©ドイツ国際平和村

ホンジュラスでは保健ボランティアが協力し、予防接種プログラムも行われています。©AMDA社会開発機構

東ティモールのエルメラ県のすべての学校に配布された教材。東ティモールで見られる食品の絵を、３つの食品群に分類していくものです。©シェア

©Kumudini Welfare Trust of Bengal

©ドイツ国際平和村

国内の医療活動支援

骨髄バンク・さい帯血バンクへの支援

メリーで社会貢献より、骨髄バンクならびに日本さい帯血バンク

ネットワークへの支援を行いました。骨髄バンクは、白血病などの

血液難病に苦しむ人たちを救済するために善意からの骨髄提

供を仲介、推進しています。さい帯血バンクネットワークは、骨髄

の代わりに移植が可能であるさい帯血（母親と胎児を結ぶさい

帯と胎盤に含まれる血液のこと）の善意からの提供を仲介、推

進しています。いずれの活動もたくさんの人々に協力してもらうこと

が、移植の可能性を広げることにつながります。フェリシモからの

基金はこれらの活動を広く社会に広めていくための普及啓蒙活

動に使われています。

スーダンの支援対象となったSt .Stephen小学校では、68％のこどもたちが月に一度下痢の症状で苦しんでいました。©JEN

みんなのきもちみんなのきもち*8

*9

*10

*11

モ 地球村の基金より、Kumudini

Welfare Trust of Bengalが進

める被災地救援活動を支援し、被

災者たちが最低限の生活を維持す

るための食糧や衣料品、医薬品、

飲料水など約200世帯分を提供しま

した。

* 8

* 9

* 10

* 11

12 13日本ユネスコ協会連盟 : ユネスコ（国際連合教育科学文化機関）憲章の精神にのっとり、民間のユネスコ運動を展開する全国ユネスコ協会の連盟体です。世界寺子屋運動、世界遺産活動、国際交流活動などに取り組んでいます。シャンティ国際ボランティア会 : 世界の人々と「共に生き、共に学ぶ」ことを通じて、心の平安に根ざした平和の社会づくりをめざし、アジアのこどもたちの教育、文化の支援活動に取り組む団体です。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン : こどもの権利の実現を目標に活動する、国連に公式承認された、こどものための民間の国際援助団体です。

教授法研修に参加する前までは、私はいつも授業を独占し話す側の立場にいました。そのため、生徒たちはいつも“観客”のような立場でした。生徒たちに発言の機会を設けるようなこともしていませんでした。しかし、3月の教授法研修では、こどもの主体性を重んじた授業方法やグループワークの手法を学びました。これからは生徒たちがより積極的にそれぞれの意見を交換できる授業空間を作っていきたいと考えています。（パヤンバグ村 男性職員）先生は授業前に必ず宿題チェックと前回の授業内容の復習をしてくれます。僕たち生徒の健康状態にも気を配ってくれるようになりました。算数の授業では、生徒同士がペアになり、問題を解き合うゲームもします。また、僕たちが問題を解けなかったり間違ったときには、先生はその問題内容に似た別の問いを出して、解答方法をきちんと教えてくれるようになりました（ラガキ村 男子生徒）※ 2006年度のフェリシモ地球村の基金「アフガニスタン教員研修事業」の報告より

学ぶことはこどもたちの将来に大きな影響を及ぼします。国連ミレニアム開発目標（9ページ参照）のひとつにも

「初等教育の完全普及の達成」が掲げられていますが、さまざまな理由から学ぶチャンスを得られないこどもたちがいます。

学ぶチャンスに恵まれなかった大人たちに読み書きや簡単な計算ができるように学びの場=寺子屋を提供することは、

安定した仕事に就ける可能性を育みます。寺子屋は、勉強だけでなく生活に役立つ技術や知識を学ぶ場にもなるのです。

こどもたちに学びの場を提供しよう

大人たちが仕事につけるように

最近まで女の子が学ぶことは禁じられていました（アフガニスタン）

言葉の問題から、学ぶことをあきらめていました（ラオス•ベトナム）

難民キャンプでは学びの機会が限られています（ミャンマー）

タリバン政権下では女性たちの地位は低

く、女の子たちも教育機会が与えられま

せんでしたが、少しずつ現地は変わりつ

つあります。フェリシモこども基金を通じて、

2003年より日本ユネスコ協会連盟の活

動を支援しています。パルワン県センジット

ダラ村も女の子たちが学ぶ場はありませ

んでしたが、2007年、ようやく寺子屋が2

軒完成し、女の子たちは大喜びです。ま

た、今まで女子教育に積極的でなかった

親たちも安心してこどもたちを寺子屋に送

り出しています。

少数民族のこどもたちは自らの言語で話

をするため、その国の共有語を話すこと

ができません。そのため学校に入っても言

葉がわからず、やめてしまうことも多くありま

す。フェリシモ 地球村の基金を通じて、ラ

オスとベトナムの少数民族のこどもたちの

教育活動を支援しました。ラオスでは少

数民族のこどもたちがラオス語の授業を

理解し、小学校を卒業できるように、紙芝

居や地図などの補助教材を開発、配布

するシャンティ国際ボランティア会の活動

を支援しました。

ミャンマーでは紛争や人権弾圧から逃

れ、数万人がタイ国境の難民キャンプで

暮らしています。キャンプには小学校から

高校までありますが、知識伝達・暗記中心

の教え方で、創造性や感受性の発達を

促す教育ではありません。そのため、文化

的アイデンティティの喪失も危惧されてい

ます。フェリシモ 地球村の基金を通じて、

シャンティ国際ボランティア会が行うキャン

プ内での図書館活動を支援しました。読

み聞かせやイベントなどコミュニケーション力

や思考力を高める活動を行っています。

世界に広がる「寺子屋」は、未来につながる扉でした

日本ユネスコ協会連盟では、アフガニスタ

ン、インド、カンボジア、ネパール、ラオスで

世界寺子屋運動を展開しています。2002

年からインドのゴカック地域の45村で展開

していた寺子屋運動は、5ヵ年の第一期

事業が終了し、フォローアップ事業に移りま

した。現在、村人たちが主体となって、自

立的に寺子屋の運営をはじめています。

また、村の女性たちが中心となって研修

を実施し、小口融資の有効的な活用法

など女性たちの生活向上に役立つ実用

的な知識を学んでいます。フェリシモでは、

フェリシモ アクティビティーズの商品付き

基金や書き損じはがきの収集を通じて、こ

の世界寺子屋運動を支援しています。

開発途上国では、先生自身も学ぶ機会が限られています。

そんな先生たち自身の学習機会を作ることが、こどもたちの可能性を開くことにつながります。

先生はこどもたちを未来へと導くサンタクロース

先生が抱える問題をともに学ぶ支援へ

モンゴルでは2006年に体罰を禁止する条

項が盛り込まれた教育法に改訂されたに

もかかわらず、こどものしつけという名目の

もと体罰が広く行われています。フェリシモ

地球村の基金を通じて、セーブ・ザ・チルド

レン・ジャパンが進めるモンゴルの教育法

冊子の開発普及事業を支援しました。体

罰に拠らない教育手法のカリキュラムを開

発し、その普及を行います。また、サンタブッ

ク基金と株主優待ハッピーサンタクロース

から、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが進

める教員サポート事業に寄付しました。こど

もの権利に対する理解不足、女性教員

不足などの課題を抱えるアフガニスタンで

の活用を予定しています。

©日本ユネスコ協会連盟 ©シャンティ国際ボランティア会 ©シャンティ国際ボランティア会

©日本ユネスコ協会連盟 ©セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

©日本ユネスコ協会連盟

• フェリシモ 地球村の基金

• アルモンド基金

• フェリシモ アクティビティーズ

• トリビュート21基金

• サンタブック基金

• フェリシモこども基金

• その他商品付き基金

• メリーで社会貢献

• 収集ボランティア

• 株主優待ハッピーサンタクロース

　　教育支援

ユネスコの推計によると、世界には読み書きができない大人（非識字者）が7億7,400万

人いるとされています。さらに、学校に通えないこどもの数は約7,200万人にのぼります。

貧困によってこどもの頃から働くことを余儀なくされていたり、宗教や戦争などさまざまな

理由から学ぶ機会が持てなかった人々です。

フェリシモでは教育という問題を3つの視点で

とらえ、支援活動を進めてきました。

せかいをひろげる

こどもも、おとなも、先生も。みんな学びたい。

みんなのきもちみんなのきもち*12

*13

*14

©シャンティ国際ボランティア会

* 12

* 13

* 14

14 15ピース ウィンズ・ジャパン : 紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人びとに対して支援活動を行うNGO。日本に本部を置き、世界各地で活動しています。日本カトリック信徒宣教者会 : キリスト教の信徒によるグループで、広くアジア・太平洋地域にボランティアを派遣しています。

はじめはお客さまを待たせないように、そしてきれいにロッティを焼くのに苦労しました。今はだいぶ慣れてきて、焦がさず短時間で作れるようになりうれしいです。屋台の仕事も大変ですが、ゴミ集積場で働くよりも毎日充実しています。お客さまがおいしいといってくださるのが何よりもうれしいです。お金を貯めて田舎の両親に送金していきたいと思っています。（カンボジア屋台プロジェクト レム・サロンさん）

技術を身につけるアンゴラ帰還民のための裁縫教室

アンゴラでは、2002年まで約30年間にわ

たって続いた内戦により、45万人以上の

人々が隣国に逃げ難民となりました。内戦

終結から5年が経過し、そのうちの約41万

人が帰還したと言われていますが、帰還民

が直面する現実の生活は厳しく、特に言語

の問題で職にもつけず、社会的経済的に

厳しい状況があります。フェリシモ 地球村

の基金を通じて、難民を助ける会（18ページ

参照）が進める帰還民の女性たちの自立プ

ロジェクトを支援しました。現地で活動する

帰還民自身のグループと共同で、服の縫

製に必要な技術を身に付けられるコースを

設置。卒業後も継続的に服を製作、販売

することで収入を得、家族やその地域の生

活向上に貢献することをめざしていきます。

女性グループがひとつの組織として自立できるように

独立してまだ5年しか経ていない東ティ

モールは、アジア最貧国のひとつであり、

社会における女性たちの立場もまだまだ

低いという現実があります。フェリシモ 地

球村基金を通じて、ピース ウィンズ・ジャ

パンが進める女性たちの社会へのより積

極的な参画を促すための活動を支援し

ました。当初の予定では、コーヒー生産

者の世帯の女性グループに対して、食

品加工技術のトレーニング、加工食品の

販売を通したマネジメント技術、公衆衛

生や栄養に関する基礎的なトレーニング

を行う計画でしたが、加工技術を学ぶ

意欲は高いものの、女性たちの組織への

オーナーシップ意識、組織に対する理解

が予想より低いことがわかりました。そのた

め、組織づくりや意識改革を目的とした

勉強会と、衛生管理研修や在庫管理に

関する必要な計算力に重点を置いて研

修を実施しています。

©難民を助ける会

©日本カトリック信徒宣教者会

©ピース ウィンズ・ジャパン

貧困からの自立に向けて、各地でさまざまな取り組みがなされています。

例えば、読み書きや簡単な計算ができることで販売などの仕事に就くことができます。

裁縫やコンピュータなどの技術や知識で手に職をつけることができます。

自宅で野菜を育てたり、家畜を飼うなどして生計を立てることもあります。

事業を行うために、小口融資について学ぶことも重要です。

こうした活動は成果が見えやすいため、現地の人々に未来への希望を与えています。

みんなかがやく自立への課題。

• フェリシモ 地球村の基金

• フェリシモ アクティビティーズ

• メリーで社会貢献

• チャレンジド・クリエイティブ・

プロジェクト

　　自立支援

ゴミ集積場の住民たちの共同組合カンボジアの屋台プロジェクト

プノンペン市郊外のゴミ集積場で生計を立てていた人々が新たな職につけるようにと、

2006年度、フェリシモ 地球村の基金から、日本カトリック信徒宣教者会が進める

屋台プロジェクトに支援を行いました。その報告が届きましたので一部ご紹介します。

装飾しました。第1グループによって7台の屋台を製作し、販売がは

じまりました。働く日数や時間、場所などはすべて販売メンバーに任

せています。ゴミの収集で生計を立てていた当時の収入は1日1～

4ドルでしたが、屋台での収入は1日3ドルから、売上が伸びた日に

は約6ドルになります。参加者は期待していた以上に頑張って働い

ています。屋台で得た収入をお酒やギャンブルに使われてはプロ

ジェクトの意味を失うので、貯金に余裕がある人は、協同組合の

マイクロクレジットに1日0.5ドルから1ドル貯金するようにしました。事

業開始に必要な屋台制作費や販売用具、備品、また最初の研

修費用、開発経費、材料費など基金から充当しましたが、事業開

始以降の材料費や活動に関わる協同組合メンバーの収入分は

売上から賄まかな

うようにしています。第1グループが起動にのりはじめた

ので、第2グループの準備も2007年12月か

らはじまっています。第1グループのリーダー

が、第2グループを指導しています。

（日本カトリック信徒宣教者会 浅野さま）

屋台プロジェクトは協同組合を設置し、お菓子の屋台販売を中

心に彼らの自立をめざす活動です。まず、対象となる家庭を一軒

一軒訪問し、プロジェクトの趣旨や内容、ルールなどを説明し、協

同組合のメンバーを募りました。参加希望者の連帯感や意識向

上をはかるため何度も集会を行いましたが、残念ながら出席者は

全体の1/3程度の集会が続きました。そこで、参加意識の高いメン

バーを第1グループとして具体的な話し合いを進めました。全体集

会を通じて、自分たちの協同組合の名称を「プチュアップ クディ

サンクム」と名づけました。これはこのプロジェクトの参加者が「未

来に希望をつないでいく」ことができるようにという願いが込められて

います。また、話し合いに加えて、食品衛生や身だしなみ、接客など

の研修も実施しました。首都に出向いて調べた結果、屋台販売す

るお菓子をクレープ状のお菓子「ロッティ」に決め、作り方を学び、

1ヵ月間練習しました。実地研修を兼ねて付近の工場前に出向

き、労働者の方々を対象に無料試食会なども行い、回を重ねるご

とにロッティ作りのコツをつかみ、接客技術も向上しました。屋台は

協同組合のイメージカラーとなったオレンジ色を基調にカラフルに

2006年度の支援活動の

報告が届きました！

みんなのちからみんなのちから*15

*16

* 15

* 16

16 17ACE（エース） : 「すべてのこどもが笑顔でいられる社会」をめざして、困難な状況にある海外のこどもたちを直接支援する国際協力事業と啓発・開発教育、提言活動を行っています。ユネスコ本部 : 国連機関のひとつであり、2007年10月現在193ヵ国が加盟している。パリに本部を置き教育・科学・文化にわたる幅広い活動を通じてその使命を果たしています。ザ・チルドレン・オブ・セブ・ファウンデーション : さまざまな理由で孤児になったフィリピンのストリートチルドレンの救済を目的に設立された民間団体で、こどもたちに衣食住をはじめ、教育、医療などの総合的な支援を行っています。メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン : 難病と闘うこどもたちのそれぞれ違う夢を手作りでかなえていく活動を行っています。

このたびは「ハッピーねこちゃん」をお贈りいただき、ありがとうございました。こどもたちは「ワーかわいい、きれい!　目がボタンでできている!」などと口々に感激の言葉でやさしく抱っこしてくれました。そして、お粗末ですが、返事を書きました。みなさんのあたたかい気持ちをいっぱい抱きしめて、これからの冬（雪で外に出ることができません）遊ばせていただきたいと思います。ボランティアの方々に感謝申し上げます。（なかよし保育園 内山さま）

5ヵ所目はエルサレムに。ドリームセンタープロジェクト報告

貧困や内戦などの影響を受けて、こどもた

ちが豊かな感性を育む機会が与えられな

い地域があります。フェリシモではユネスコ

本部とともに開発途上国のこどもたちを対

象にそうした機会を提供するドリームセン

タープロジェクトを進めています。5ヵ所目の

ドリームセンターはイスラエルとパレスチナ

双方の対立が続くエルサレムで誕生しま

した。そこでは、占領と紛争が長期化して

おり、こどもたちの成長にも大きな影響を及

ぼしています。現地NGOのソーシャル・セン

ターを中心に、旧市街地ある4つの施設と

連動した課外活動として、こどもたちの社会

的役割向上を推進することを目的に運営し

ています。若者たちとともに、革新的で形式

にとらわれない教育プログラムを開発、推進

し、彼らの潜在的な能力を引き出すことを

めざすほか、活動を通じて、麻薬や家庭内

暴力など若者たちが抱える問題の解決に

焦点をあてた講義も行っています。

難病と闘うこどもたち13人のゆめがかたちに

「恐竜の骨格標本が見たい」。それは、脳

腫瘍と闘い、つらい治療を経てやっと学校

に復帰できた悠也くんの夢でした。訪れた

博物館では館を挙げての大歓迎！ 学芸

員さんからのサプライズプレゼントもあり、

悠也くんの目も輝きました。大きなティラノザ

ウルスの標本に見入ったり、それまでに用

意してきた質問を学芸員さんにするなど、

元気に過ごしました。このように、メリーで社

会貢献やアルモンド基金を通じて、メイク・

ア・ウィッシュ オブ ジャパンが進めるこども

たちの夢の実現の活動を応援することが

できました。悠也くんをはじめ、美智子ちゃ

んの「自分がデザインした服でファッション

ショーをしたい」、愛ちゃんの「うさぎを飼っ

てえさをあげたい」、仁一郎くんの「憧れの

ヒーローになりたい」など、2007年度は13

人の夢をかなえています。

©メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン

柏崎市立田尻保育園

©ACE

©ACE

災害被災地でもこどもたちは笑顔です。ハッピートイズ寄贈

全国の方々が手づくりされたぬいぐるみ

を国内外のこどもたちに贈るフェリシモ

ハッピートイズプロジェクト（22ページ参照）。

2007年は、3月に大きな地震があった

石川県の輪島市門前町と穴水町の保

育所に、また7月に地震があった新潟県

の中越地域の柏崎市、刈羽村の幼稚

園、保育園などにも贈りました。寄贈先か

らは、お手紙やぬいぐるみと同じくらい、

輝いているこどもたちの笑顔の写真など

が届いています。

こどもにやさしい村をつくる

mama.f スマイリー基金を通じて、ACE

が進めるインドでの「こどもにやさしい村」

プロジェクトを支援しました。インドの首都

デリーから車で6～7時間離れた農村地

帯にある人口2,000人の村での児童労

働をなくす活動です。児童労働とは、15歳

（義務教育終了年齢）未満のこどもが就

労することにより教育の機会が妨げられた

り、危険有害労働に従事することにより、

身体的、精神的、社会的、道徳的に、健

康な成長を妨げられることです。国際労働

機関2006年度の報告によると、現在の世

界の児童労働者は2億1,800万人、世界

のこどもの7人に1人といわれています。プロ

ジェクトでは村の中で働くこどもたちを特定

し、労働から解放するよう親を説得し、学

校に通えるように支援を行います。村全体

のこどもの権利や教育に対する関心を高

め、「こどもにやさしい村」に変えようという

計画です。今回の支援で、18ヵ月間のこ

の村での活動全体を応援することができ

ます。

• フェリシモ 地球村の基金• アルモンド基金• フェリシモ アクティビティーズ• トリビュート21基金• mama.f スマイリー基金• フェリシモこども基金• その他商品付き基金• メリーで社会貢献• 収集ボランティア• 神戸学校• フェリシモハッピートイズ プロジェクト• 株主優待ハッピーサンタクロース

　　こども支援

さまざまな社会的な問題は、こどもたちを巻き込んでいるため、こども支援の活動も多岐

にわたります。どんな状況であれ、未来を担うこどもたちの健やかな成長はもっとも大切な

ことであり、こどもたちが持つ無限の可能性はまた、未来のこどもたちを育てる力になる

のです。ひとりでも多くのこどもたちに笑顔が生まれますように。ここでは、こどもたちへの

支援活動の一部をご紹介します。

ゆめをはぐくむこどもたちの笑顔のために。

みんなのきもちみんなのきもち*17

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*19

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エルサレムのドリームセンター

* 17

* 18

* 20

美しい貝細工の商品でストリートチルドレンの救済を応援

フェリシモ アクティビティーズの基金付き

商品を通じて、フィリピンのストリートチル

ドレンの救済活動を行うザ・チルドレン・

オブ・セブ・ファウンデーションを支援して

います。団体の2006年度の報告によれ

ば、年間で540人のこどもたちを保護し、

そのうちの約半分のこどもたちを家族のも

とに返すことができたそうです。このほか、

こどもたちに対して、教育プログラムやサ

マーキャンプなどの活動を行っています。

©ザ・チルドレン・オブ・セブ・ファウンデーション

* 19

18 19

フェリシモでは、フェリシモ 地球村の基金をはじめ、メリーで社会貢献、

アルモンド基金など、みなさまからお寄せいただいたさまざまな基金を通じて、

難民を助ける会の地雷廃絶活動を支援しています。

カンボジアでは約20年間続いた内戦中、紛争4派によって大量の地雷が埋設され、世界で最も地雷埋設密度の高い国と言われています。また現在、地雷と同じぐらいの被害を出している不発弾はベトナム戦争の際、米軍によって大量に落とされたものです。こうした問題への世界の関心は比較的高く、それだけにいつの間にかメディアからの情報だけで何でも判断している自分に気づきました。そこで、真の現状を知るために、急きょカンボジアを訪れました。しかし、そこは悲劇の国ではなく“笑顔の国”だったのです。この人々の表情を曇らせてはいけない、本気でそう感じました。私たちが現実的に自分の手で地雷除去はできなくとも、地雷を許さない気持ちを持ち続け、願うことはできる。強い信念のもと、地雷問題に正面から向き合う人 を々応援することで、地雷はきっとなくすことができる。いや、絶対なくさなければならない……。自分の手に輝く黒いアルモンドリングに強く誓う旅になりました。（フェリシモ アルモンドリング担当）

難民を助ける会 : 難民や避難民に限らず、障害を持つ人々の自立や緊急時の支援など多彩な活動をする国際NGO。日本に本部を置き、世界各地で活躍しています。対人地雷の廃絶とその被害者たちへの支援活動に力を入れています。The Halo Trust（ヘイロートラスト） : イギリスに本部を置き、世界中で地雷や不発弾などの撤去を専門的に進めている国際NGO。

2007年 9月、六本木ヒルズアリーナで行われたチャリティーイベントにおいて、フェリシモから難民を助ける会に対して、 2007年度前半に集まったメリーで社会貢献ならびにアルモンド基金の寄付目録の贈呈を行いました。

地雷及び不発弾除去の支援 地雷回避のための教育 地雷被害者を含む障害を持つ人々への支援

地雷や不発弾の被害にあわないための

もっとも有効な活動はそれらを取り除くこ

とです。世界には80以上の国と地域が

地雷の問題を抱えていると言われていま

す。難民を助ける会では協力団体であ

るThe Halo Trustを通じて、アフガニ

スタンにおける地雷・不発弾除去活動

を行っています。2007年度はアフガニス

タン北東部のバグラン州、バルーク州、

タカール州での除去活動費用の一部

を支援しました。2007年4月～12月末日

までに、難民を助ける会の支援全体で

11,129個の不発弾を除去し、89,29,650

㎡（東京ドーム約191個分）の土地が安

全になりました。

すべての地雷や不発弾を取り除ければよ

いのですが、実際にはきわめて多くの時間

と労力を必要とします。人々が地雷の被

害にあわないために有効なのが、地雷回

避教育です。どのような行動をとれば地

雷の被害にあわないようにできるのか、そ

の国の実情に合わせてさまざまな教材を

作成し、こどもや字が読めない人でも内容

を理解してもらえるように工夫しています。

2007年度はアフガニスタンで行っている

地雷回避教育チームの活動費用の一

部を支援しました。2007年7月～12月にカ

ブール州やバーミヤン州他で594回のべ

27,455人に教育を実施しました。ポスター

や映像を使って教育を行うことでこどもた

ちにも大変好評です。

すべての地雷を取り除いても、今後世界

中で地雷が使われなくなっても、既に被害

にあっている方はたくさんいます。そうした

人々に対して車椅子の製造・配布やリハ

ビリテーション、障害者の方への職業訓

練などを行っています。障害を持つ人々の

経済的・社会的・精神的自立を通して、

彼らが平等に参加できる社会の実現を

目指しています。2007年度はカンボジア

で難民を助ける会の協力団体が実施す

る職業訓練校の運営の一部を支援しま

した。2007年度は12月に36人が職業訓

練課程を修了しました。卒業後は職業訓

練で身につけたテレビやラジオの修理、縫

製の技術を活用して生計を立てていくこと

が期待されています。

❶ 世界中には無数の地雷が未処理のまま地面に眠っていて、30分に1人がその被害にあっていると言われています。©The Halo Trust

❷ カンボジアの職業訓練校で電子機器修理コースで学ぶニウルさんは、地雷により片足を失いました。©難民を助ける会

❸ 地雷回避教育では、地雷の種類などを示したポスターを見せながら、地雷の危険を訴えます。©難民を助ける会

しあわせな想いが募る しあわせな想いが募る アルモンドリング アルモンドリング （ブラックチタンコーティング） （ブラックチタンコーティング）

きぼうへつなぐ

地雷という負の遺産に対してできること。

地雷対策に対して、1998年より累計21,491,939円を寄付することができました。これは例えば、アフガニスタンにおいて約42万人分の地雷回避教育教材に相当します。

紛争に使われる兵器である地雷は、その「無差別性」「半永久性」「非人道性」ゆえに、悪魔の兵器と言われています。地雷には対人地雷と対戦車（車両）地雷の二種類があります。

「地雷」とは何か?

［ 無差別性 ］地雷は紛争等で相手の兵士を傷つけるだけではなく、戦争に関係ないこどもも、市民も、家畜でさえも被害にあうことがあります。アフガニスタンでは2006年に地雷・不発弾の被害者の内、93.84%が民間人であり、さらにその被害者の58.91%がこどもであるとの報告が出ています。［ 半永久性 ］一度埋められた地雷は誰かが踏むか、取り除かない限り、半永久的に稼動を続けます。地雷被害者の中

には、第二次世界大戦中に埋められた地雷で被害にあった人もいます。［ 非人道性 ］対人地雷は、人を殺すことを目的に作られてはいません。対人地雷は、人を傷つけることを目的に作られており、火薬の量も調整されています。これは、地雷で傷ついた敵方の兵士に加えて、傷ついた兵士を救護するためにさらに複数の敵方の兵力を割かせることを目的にしていると言われています。 ©The Halo Trust

• フェリシモ 地球村の基金

• アルモンド基金

• メリーで社会貢献

　　平和創造

©難民を助ける会

対人地雷廃絶のため、1997年にカナダのオタワにて対人地雷全面禁止条約（オタワ

条約）が署名されて10年。オタワ条約では締約国が対人地雷の使用、貯蔵、生産及び

移譲を禁止し、持っている対人地雷を廃棄することが明記されていますが、オタワ条約

署名式から10年以上が経つ今でも、世界で地雷による被害はまだ続いています。2007年、さまざまな基金を通じて、難民を助ける会の進める地雷対策活動を支援しました。こ

こでは、難民を助ける会からの報告を中心にご紹介します。

3

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みんなのきもちみんなのきもち*21

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* 22

デザイン21ソーシャルデザインネットワークhttp://www.design21sdn.com/

“デザインの力でしあわせな未来をつくる”をテーマにしたインターネット上のコミュニティー「デザイン21　ソーシャルデザインネットワーク」。デザインの力で社会をより良く変えていきたいと願う個人・団体であれば、誰でも全世界からインターネットを通じて参画できます。現在11,000人を超えるデザイナーやクリエイターが国境を超えて登録しています。

毎月の魅力的なトークライブの様子はウェブサイトでもお楽しみいただけます。http://www.felissimo.co.jp/kobe/

20 21もともと私は“検定”というものに興味がありました。そこで、いつも利用しているしあわせの学校の検定を受けてみることに……。受けたのは家事のきほん検定です。「主婦としての自分は大丈夫なのかな？」という単純な動機からはじめたのですが、とうとう1級に合格！　検定を受け出してからちょっとだけ日常生活に変化が起こりました。検定にはおそうじに関する項目もあったのですが、おそうじの最中に「あ、下から拭かないといけなかった」とか、「やっぱり重曹を使うとキレイに汚れが落ちるんだ」とか、ハッとさせられることがあるんです。自分の知識の確認にもなります。ほかにも、マナーのきほん検定やきれいのきほん検定、インテリアのきほん検定、保存食検定を受け、1級を取得しました。ちなみに、いま、My検定をつくろうと頑張っています！仕事でアロマテラピーの教室を開いていることもあり、アロマテラピー８級の検定問題をつくるのに悪戦苦闘中です。（滋賀県 奥山弓子さま）

• 神戸学校

• フェリシモ文学賞

• フェリシモしあわせの学校

• フェリシモクチュリエ大賞

• フェリシモ生活雑貨大賞

• デザイン２１ ソーシャルデザインネットワーク

　　文化創造

私たちの人生、日々の暮らしにおいて、ひとつの“きっかけ”が、未来を変えることがありま

す。ひとりひとりが、文化や未来の担い手であることを実感し、行動に移していくことが

しあわせな社会をつくる第一歩だと考えています。例えばそれは誰かの言葉からはじまる

かもしれない。自分の行動がつながるものかもしれない。得意を生かして広がるかもしれな

い。フェリシモは、そんなひとりひとりが文化の担い手となる“きっかけ”を提供しています。

みらいをつくる

私たちの生き方、暮らし方が未来をつくる。

ほかにもこんなステージがあります。

フェリシモクチュリエ大賞

フェリシモ生活雑貨大賞http://www.felissimo.co.jp/kraso/zakka/

ふとした瞬間にひらめく「こんなものがあったら便利！」とか「こんな雑貨があったらもっと楽しいだろうなぁ」という暮らしのアイデアを募集する「フェリシモ生活雑貨大賞」。素敵なアイデアは商品化して、たくさんの方々の生活を楽しく快適にしています。

毎月1回、テーマにふさわしいゲストを神戸にお招きしてレクチャーや

ワークショップを開催する「神戸学校」。第一線で活躍されるさまざ

まな方々から生の声を聞くことができるメッセージライブとして、2007年

度も12名のゲストにお越しいただきました。なお、2007年度は約1,852

名の方に参加いただき、集まった参加料は全額、あしなが育英会の

神戸レインボーハウスの運営に寄付しました。

みんなのきもちみんなのきもちしあわせの学校に関連して

内海 重典／紫 とも（演出家・宝塚歌劇団名誉理事／女優・元宝塚歌劇団）　スチュアート バクスター（Jリーグ ヴィッセル神戸監督）　秀香（ファッションプレゼンター・元トップモデル）　山本 益博（料理評論家）　吉田 順一（神戸大学経営学部教授）　寺門 孝之（画家）　香山 リカ（臨床医）　ヴァレリオ フェスティ（ルミナリエ アートディレクター）　嶋本 昭三（前衛美術家・宝塚造形芸術大学教授・日本障害者芸術文化協会会長）　桐島 洋子（作家）　とよだ みき（ガーデンデザイナー）　菱沼 良樹（ファッションデザイナー）　稲本 正（オークヴィレッジ代表・木工作家）　大西 一平（元神戸製鋼ラグビー部キャプテン）　ハギワラ トシコ（フードコーディネーター・イラストレーター）　黒田 征太郎（イラストレーター）　ガエルオスタン（世界の医療団 日本代表）　王 龍宝（上海医薬大学癌科主治医師・日本東洋医学センター専門講師）　渡辺 貞夫（音楽家）　ひびの こづえ（コスチュームアーティスト）　龍村 仁（映画監督）　わかぎ ゑふ（女優・エッセイスト）　永田 萠（絵本作家）　中村 由利子（作曲家 ・ピアニスト）　桐島 ローランド（フォトグラファー）　矢島 タケシ（ファッションデザイナー）　原田 大三郎（コンピューターグラフィックアーティスト）　志村 季世恵（バースセラピスト・整体療術師）　浮島 智子（劇団「夢」サーカス主宰 ）　喜納 昌吉（歌手）　坂 茂（建築家）　鈴木 光司（作家）　横尾 忠則 ／ 貴城 けい（画家 ／ 宝塚歌劇団）　重田 ひとみ（エリート ジャパン社長）　武藤 政彦（ムットーニ）（アーティスト）　野田 知佑／藤門 弘（エッセイスト（両氏とも））　川瀬 敏郎（花人）　パトリス ジュリアン（ライフコーディネーター）　河原 日出子（ファッションアドバイザー）　中島 らも（作家）　フランソワーズ モレシャン（ライフスタイルコーディネーター）　蔦谷 喜一（ぬりえ作家）　野坂 昭如（作家）　五味 太郎（絵本作家）　林 敏之（元神戸製鋼ラグビー部主将 元日

本代表）　山田 五郎（編集者・評論家）　宮森 隆行（ヘア＆メイクアップアーティスト）　星川 淳（作家・翻訳家）　野中 ともよ（ジャーナリスト）　日比野 克彦（アーティスト）　堀江 謙一（海洋冒険家）　C.W.ニコル（作家）　今森 光彦（写真家）　マウリツィオ ガランテ（ファッションデザイナー）　井筒 和幸（映画監督）　岩合 光昭（ネイチャーフォトグラファー）　平松 洋子（フードジャーナリスト・エッセイスト）　マーサ スチュワート（MSO社CEO（最高経営責任者）兼会

長）　宇土 巻子（料理研究家・エッセイスト）　福田 繁雄（アーティスト・グラフィックデザイナー）青木 和子（刺しゅう作家）　中山 庸子（エッセイスト・イラストレーター）　庄野 真代（歌手）かづき れいこ（フェイシャルセラピスト）　西山 浩平（エレファントデザイン株式会社 代表取締役）

八谷 和彦（メディアアーティスト）　アンヌ ヴァレリー（ジャーナリスト・デザイナー）　皆川 明（ファッションデザイナー）　ロドニー アラン グリーンブラット（アーティスト・絵本作家）　MAYA MAXX（画家）　雅姫（モデル）　クニ河内／野田美佳（音楽家／マリンバ奏者）　宇津木 えり（『FRABOIS』ファッションデザイナー）　有元 葉子（料理研究家）　中村 征夫（水中

ひとりひとりが主役となる未来と社会のしあわせづくりを目標に。

暮らしを学ぶ フェリシモしあわせの学校

生活者による、生活者のための生活文学を応援する

第11回を迎えた フェリシモ文学賞

暮らしの中での学びはさまざまあり、学校を

卒業しても生涯続きます。フェリシモはひと

りひとりの暮らしの中での学びを応援する

「しあわせの学校」をウェブサイト中心に

運営しています。暮らしのテーマにそってさ

まざまな講師による講座や検定を通じ、毎

日少しずつ取り組める学びの生活にスポッ

トをあてた“暮らしサイズ”の自分磨きを応

援します。その成果はひとりひとりを勇気づ

け、自らスクールを開催するスターも誕生し

ています。2007年度はその世界を更に広

げて、たくさんの方々が自分の暮らしの得

意や上手を生かして、気軽に教える側とし

て活躍できるステージも広がりました。フェリシモしあわせの学校では会員登録（無料）いただくと、自分が学んだ軌跡が記録できるマイページを持つことができます。http://shiawase.felissimo.co.jp/

大賞を含む優秀作品を掲載した『第11回フェリシモ文学賞作品集　むすぶ』は全国書店にて2008年6月10日発売。http://www.felissimo.co.jp/bungaku/

生活者ひとりひとりの表現していく機会を

支援するという立場から、1981年「フェリシ

モ仲間の本」というシリーズが誕生します。

毎年１つのテーマのもと、全国の方々から

アイデアやエッセイ、イラスト、物語などを

募集し、1冊の本に編集、全国の書店で

発売していました。「生活者ひとりひとりの

表現する機会を支援する」ことを目標に、

1997年リニューアルし誕生したのが「フェ

リシモ文学賞」でした。しあわせな生活に

つながるキーワードをテーマに、毎日の暮

らしの中に息づく何気ないワンシーンから

広がっていく“生活文学”として広く作品

を募集し、世代や性別を超えて、毎年多

数の作品が全国から寄せられています。

第11回を迎えた2007年度のテーマは「む

すぶ」。894作品の応募の中から、大賞に

東京都の田辺十子さまの『あかいゴム』

が、優秀賞には大阪府の北村佳澄さまの

『蝶の影』と神奈川県の松下雛子さまの

『雲のサーフィン』が選ばれました。

※ ウェブサイトは英語で運営しています

※ 肩書きは出演当時のものです。※　　　　　　内は2007年度の出演者です。　　　　　

* 23

［ これまでのゲスト ］

これまで130回開催。

神戸学校

あしなが育英会 : 病気や災害、自死（自殺）で親を亡くしたこどもたちを物心両面で支える民間非営利団体です。阪神・淡路大震災をきっかけに、神戸に震災遺児たちのケア施設、神戸レインボーハウスを設立しました。現在、レインボーハウスでは、震災に限らず、さまざまな遺児たちを受け入れています。

*23

畠山 美香さまのアイデアに共感し、フェリシモと一緒に完成させた、脱ぎ着が簡単なこども用ゴムベルト

http://www.fel issimo.co. jp/couturier/community/prize.cfm/

お客さまとの手づくりを通した出会いを発掘するプロジェクト「フェリシモ　クチュリエ大賞」。忘れらない思い出やドキドキ・ワクワクする気持ちなど、なにげない毎日の暮らしのひとこまを、参加キットをもとに手づくりの作品にしていただきます。

写真家）　高見 映（俳優）　小泉 武夫（東京農業大学教授･農学博士）　土佐 信道（明和電機（アーティスト）代表取締役社長）毛利 衛（宇宙飛行士）　城 みさを（さをり創始者・手織適塾「さをり」主宰）　荒木 経惟（写真家）　ナガオカケンメイ（D ＆ Department プロジェクト代表取締役）

こぐれひでこ（イラストレーター）　熊井 明子（作家・ポプリ研究家）　西本 智実（ロシア ボリ

ショイ交響楽団ミレニウム首席指揮者）　内田 繁（インテリアデザイナー）　安床 由紀夫（グッドスケート株式会社 代表取締役社長）　谷川 俊太郎／園田 恵子（詩人（両氏とも））　三林 京子（女優・落語家）　椎名 誠（作家）　島尾 伸三（写真家）　玉岡 かおる（作家）　竹中 ナミ（社会福祉法人プロップ・ステーション理事長）　都築 響一（編集者・評論家）　高橋 歩（自由人）熊谷 真菜（生活文化研究家・タコヤキスト）　リチャード ハッテン（デザイナー）　上大岡 トメ（イラストレーター）　安藤 忠雄（建築家）　セキユリヲ（デザイナー）　豊竹咲甫大夫（人形浄瑠璃文楽座　太夫）　兵庫県立高砂高校ジャズバンド部と米田先生　香瑠鼓（振付家・アーティスト）　吉谷 桂子（園芸研究家）　橋爪 紳也（大阪市立大学大学院文学研究科・アジア都市文化学 助教授）　藤 浩志（美術家）　おおたうに（イラストレーター）　北川 一成（GRAPH代

表・グラフィックデザイナー）　増浦 行仁（写真家）　林家 花丸（落語家）　高橋 智隆（ロボガレージ代表・ロボットクリエイター）　坂本 廣子（食育・料理研究家）　AHN MIKA（モデル）　松永 貴志（ピアニスト）　やなせたかし（漫画家）　浅葉 克己（アートディレクター）　江 弘毅（編集者・著述者）　向井 万起男（医師・慶應義塾大学医学部助教授）　藤原 和博（杉並区立和田中学校校長）　服部 一成（アートディレクター・グラフィックデザイナー）　山口 とも（日本廃品打楽器協会会長 打楽器奏者・写真家）　市川 準（映画監督・CM演出家）　旭堂 南鱗（講談師）　藤沢 久美（シンクタンク ソフィアバンク副代表）　束芋（美術家）　桐山 秀樹（ノンフィクション作家）　今中 博之（アトリエインカーブ　エグゼクティブディレクター）　小山 進（「エス・コヤマ」代表・パティシエ）　宮西 達也（絵本作家）

GOOD DESIGNAWARD 2007

22 23

あなたからはじまり、まわりの誰かにひろがっていくこともあります。ハッピートイズに寄せられたお声から紹介します。

今回、初の参加となりました。私がちくちく好きで、ママ友達と手芸クラブを発足。ぶきっちょながらも、ちくちくを楽しむをもっとうに自由気ままにやっています。そして、今回このプロジェクトをみんなに話したら、みんな参加希望となりました。１針１針、喜ぶこどもの笑顔を思い浮かべながら作りました。私の作ったねずみは「つぶちゃん」です。どうかこどもたちにつぶちゃんを届けてあげてください。来年もまたエントリーさせてもらいます。（神奈川県　ひっつじさま）

このぬいぐるみは小５の娘がつくりました。ハッピートイズプロジェクトの話をしたら「作ってみたい！」と言って学校から帰って、宿題の合間、習い事、遊びなどでギリギリになりましたが、なんとか一人で作りあげました。所々下手な所もありますが、娘が心を込めて一生懸命作った「愛花」です。受け取ってくれた人が喜んでくれたらうれしいです。今度は2歳の妹のために作る！とはりきっています。（福岡県　M.Eさま）

フェリシモの森基金、フェリシモ 地球村の基金はフェリシモコレクションと一緒にお申し込みいただくことができます。お申し込みに関しての詳細は、右記URLトップページから「初めての方へ」　http://www.felissimo.co.jp/その他については、毎月フェリシモコレクションとともご案内するカタログ等をご覧ください。

毎月１口１００円で参加できる基金のほか、基金が付いた商

品や、お買い物ポイントで申し込める社会貢献プログラムがあ

ります。集まった基金はさまざまな活動に寄付しています。

お買い物を通じて社会的に弱い立場にいる人 を々応援すること

ができます。開発途上国の産業やチャレンジド（※）ひとりひとりの

個性を生かした製品づくりにより、彼らの自立を支援しています。

日常の生活の中で集められる収集ボランティアを推進していま

す。ベルマークや書き損じはがきなどもみんなで集めれば大き

な力となってさまざまな活動を応援ができます。

カタログ『ecolor［エコラ］』では、チャレンジドの人々の手しごとの魅力を生かした商品シリーズ「アトリエメイド」を案内しています。中でも人気の高いのがハンドペイントを生かしたバッグや小物のシリーズです。染工房NOBBYさんの技術が他のアトリエの職人さんにも広がっています。なお、商品づくりには、デザイナーやメーカーも協力しています。

最新情報はウェブサイトをご覧ください。ecolor［エコラ］ http://www.felissimo.co.jp/ecolor/

代表的なブランド

ひとりひとりの趣味や個性を発揮して、参加できるステージがあ

ります。それは自分だけでなく、誰かにメッセージを贈ることにも

つながっています。

全国のお客さまに思い出の布や毛糸を使って、手づくりのぬいぐるみ“ハッピートイズ”を作っていただくプロジェクト。毎年テーマとキャラクターを発表、同時に参加キットの販売を開始します。ハッピートイズは、クリスマスシーズンに神戸を中心に各地で展示し、その後、国内外のこどもたちに寄贈しています。参加キットは型紙（パッチワークの場合）と作り方、参加タグがついて1セット500円で販売しています。ほかにも、製作に必要な材料がすべて揃った材料付きキットも販売しています。最新情報はウェブサイトをご覧ください。　http://www.felissimo.co.jp/toys/

代表的なプロジェクト

フェリシモ ハッピートイズ プロジェクト アトリエメイド

*

*

代表的な２つの基金

フェリシモの森基金

*

**

*

収集ボランティア

ベルマーク運動ベルマーク運動とは、ベルマーク教育助成財団、協賛企業、学校PTAの３者が、こどもたちの教育環境を整えるために進めているボランティア活動です。協賛企業の対象商品についているベルマークを集めることで、どなたでも参加いただけます。フェリシモに寄せられたベルマークは、お手伝いくださっているボランティアの方の手によって、仕分け・集計いただき寄贈しています。なお、ベルマーク運動は学校単位で参加するしくみであり、フェリシモは直接学校に、それぞれ１校あたり約５万点（約５万円に相当）ずつ寄贈しています。

100円基金でしあわせな社会づくりに

参加したり

さまざまなテーマの基金が付いた商品を購入して参加したり

お買い物ポイントでの参加もあります

世界でたったひとつのぬいぐるみをつくります

お披露目。クリスマスにはたくさんの人々に心あたたまる展示を楽しんでいただきます

そして、さまざまな地域のこどもたちにそのぬいぐるみが

プレゼントされます

ベルマークは暮らしの中のあちらこちらに

存在します

家族やまわりのみんなに呼びかけて

ひとりひとりの「少しずつ」がやがてたくさんの可能性に

集まったベルマークは、学校のこどもたちのために

使われます

※ ほかにも書き損じハガキの収集があります。※ チャレンジドとは、「挑戦というチャンスを与え　 られた人」という意味を込めて障害を持ちなが　 ら、社会参加をしようとする人々のことです。

100

チェレンジドや開発途上国の人々の自立を応援します

ほかにも生産メーカーさんやデザイナーさんの

協力で商品がより魅力的に

誰かとハッピーになる。そんな企画や商品を

みなさんにご提案していきます

*

この報告書で、収集ボランティアのことを初めて知りました。ベルマークやはがきなどはかんたんに参加できるのにと思いました。自分がよく見てなかったからかもしれませんが、もっとアピールしても良いかと思います。きっと参加してくれる人が増えると思います。（2006年度版　フェリシモ社会文化活動報告書アンケートより）

この報告書に紹介している活動は、ひとりひとりの力によって支えられています。

あなたにも、私たちにもはじめられることがあります。 ひとりひとりの思いや行動が、やがて大きなしあわせの力になるのです。

あなたにできること、はじめませんか。

フェリシモ社会文化活動

参加のご案内

みんなのきもちみんなのきもち

基金で直接、誰かを応援したい

A 個性を発揮して、私らしく誰かを応援したい

B お買い物を通して、誰かを応援したい

C ふだんの“こつこつ”で誰かを応援したい

D

掲載番号385／案内番号022-01フェリシモコレクション番号TN-667-821月１口100円

全額それぞれの基金として運用されます。この基金は、フェリシモの各種プレゼント・キャンペーンの対象外です。次月ご注文期限内にご連絡がない場合は、次月も自動的に継続となります。

フェリシモ 地球村の基金 掲載番号385／案内番号022-02フェリシモコレクション番号TN-771-122月１口100円

*

2524

たくさんのご協力、ご参加、本当にありがとうございました。

ここにご報告させていただくのは、基金活動をはじめとするフェリシモの2007年度の全活動です。

はじめはひとりから、小さなことも、集まれば大きな夢の力になります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

南アフリカの農村地域において、ボランティアによ

る在宅介護や予防啓発活動、家庭菜園トレーニング

など、住民参加型HIV/AIDS 予防啓発及び陽性者支

援強化プロジェクトを支援しました。

（助成団体：日本国際ボランティアセンター）

大地震の影響により保健衛生環境が十分に復旧し

ているとはいえないインドネシアのニアス島におい

て、地域保健活動の改善事業を支援。また、対象地

域12村約2,400世帯に対して医薬品を提供しまし

た。（助成団体：AMDA）

ベトナムの農村部において、未就学年齢のこどもと

その保護者、妊産婦を対象に、栄養改善と幼稚園や

保育所の環境づくりや保護者に対しての養育法の研

修などの活動を支援しました。

（助成団体：セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン）

東ティモールにおいて、公衆衛生や栄養、食品加工

技術のトレーニングなど、コーヒー生産者組合の女

性グループの経済的自立と社会への積極的な参画

をめざす活動を支援しました。

（助成団体：ピース　ウィンズ・ジャパン）

ミャンマーとタイの国境にある難民キャンプにおい

て、こどもたちの創造性や感受性の発達を促すこと

をめざした図書館活動推進事業を支援しました。　

（助成団体：シャンティ国際ボランティア会）

東ティモールにおいて、教育省、保健省と協力し、

栄養ゲームと呼ばれる独自の保健教育教材を開発

し、エルメラ県内の68の小学校に配布する学校保

健プロジェクトを支援しました。

（助成団体：シェア＝国際保健協力市民の会）

ホンジュラスの農村部において、保健環境改善をめ

ざした保健ボランティアによるファーストエイド（救

命救急処置）能力向上プロジェクトを支援しました。

（助成団体：AMDA社会開発機構）

アンゴラにおいて、帰還民の女性たちの自立を支援

するための職業訓練の機会を提供する自立支援事

業を支援しました。

（助成団体：難民を助ける会）

ラオスの中でも少数民族の多いサワラン県におい

て、中退や退学などこどもたちの教育に影響を及ぼ

す言語の問題を教員自身が理解し、教育に生かせ

ることをめざす教育事業を支援しました。

（助成団体：シャンティ国際ボランティア会）

ニジェールのケイタ地区において、5歳以下の乳幼

児、妊婦及び母親のプライマリーヘルスケア（基礎

的医療）を支援しました。無料診療に使われる抗マ

ラリア剤の購入に活用されました。

（助成団体：メドゥサン・デュ・モンド・ジャポン）

バングラデシュにおいて、2007年11月に発生した

サイクロン災害被災地への緊急支援を行いました。

被災者たちが最低限の生活を維持するために、約

200世帯分の米やじゃがいもなどの食糧、衣類、医

薬品、飲料水などを提供しました。

（助成団体：Kumudini Welfare Trust of Bengal）

モンゴルにおいて、社会的に問題となっている公立

学校での体罰削減のための改訂教育法冊子開発お

よび普及事業を支援しました。

（助成団体：セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン）

スーダンにおいて、帰還民受け入れ地域にある学校

にトイレを提供し、学校周辺の水や土壌の不衛生な

状態の改善をめざす学校衛生改善事業に支援しま

した。

（助成団体：JEN）

11番目の森づくりの延長事業として、インド東部の

ジャルカント州、オリッサ州、西ベンガル州にアカシ

ア系樹木や実なる樹木など、新たに約177万本を植

林しました。この植林事業は2007年より新たに3ヵ

年の計画で支援していく予定であり、2007年度が初

年度となっています。

（拠出先：タゴール協会）

32番目の森づくりとして、栃木県日光市にアセビ、

レンゲツツジ、ヤシャブシ計3,000本を植樹しまし

た。今回の植樹地は公害問題で知られ、自然が一時

破壊されてしまった「足尾銅山」周辺地域です。こ

の植林事業は2007年より新たに3ヵ年の計画で支援

していく予定であり、2007年度が初年度となってい

ます。

（拠出先：CCC自然・文化創造会議/工場）

33番目の森づくりとして、富山県砺波市に針葉樹

と広葉樹を取り入れた混合林の自然の森づくりを

めざして、スギ、エドヒガンザクラ、エゴノキなど計

2,550本を植林しました。今回の植樹地は、2004

年１０月の台風で倒木の被害を受けた市有林です。

（拠出先：砺波市）

※基金の拠出は2008年度になりますが、2007年度の実施事業のため、ここに紹介します。

34番目の森づくりとして、石川県輪島市にトチノキ、

ムクノキ、イヌツゲなど計1,200本を植樹しました。

開拓のために表土を削られ、特有の赤土のため自

然緑化がなかなか進まない地域であり、広葉樹を植

えることで水源涵かんよう

養の森の回復をめざしています。

毎月一口100円の寄付による参加をいただき、

集まった基金で、国内外での森づくりを進めています。フェリシモの森基金

2007年度は、次の3事業に総額27,219,268円を拠出しました。

TOTALフェリシモの森基金スタート以来、集まった基

金は累計で３億円を超え、国内外34ヵ所で約

1,008万本の植林が実現しています。

ユネスコ本部へ寄付し、開発途上国のこどもたちに

アートやスポーツなどの機会を提供する「ドリーム

センタープロジェクト」を支援しています。

メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンへ寄付し、難

病と闘う国内のこどもたちの夢の実現を支援してい

ます。

難民を助ける会ならびにThe Halo Trustへ寄付し、

地雷廃絶のためのさまざまな活動に活用されてい

ます。

ハンガー・フリー・ワールドへ寄付し、ブルキナファソ

のこどもたちの学校給食事業に活用されています。

デザインで世界をしあわせに導く……フェリシモとユネスコ共催のオンラ

インコミュニティ「DESIGN21 : ソーシャルデザインネットワーク」から生ま

れたチャリティーリングシリーズを基金付きで販売しています。アルモンド基金

ユネスコ寺子屋基金として、日本ユネスコ協会連盟

へ寄付し、読み書きできないこどもや大人への識字

教育などの教育支援を支援しています。

ADEHPRIへ寄付し、ペルーの貧困地域の農民への

技術指導や栄養指導などの自立支援に活用されて

います。

ザ チルドレン オブ セブ ファウンデーションへ寄付

し、フィリピン・セブ島のストリートチルドレンとなっ

たこどもたちの衣食住、教育、医療などの総合的な

支援に活用されています。

カタログ『ecolor［エコラ］』（旧『sorae［空へ］』）に掲載のフェリシモ アクティビティーズの

商品の一部を基金付きで販売しています。フェリシモアクティビティーズ

2007年度は、3団体に総額4,347,067円を拠出しました。

2007年度は、４団体に総額8,286,594円を拠出しました。

フェリシモ地球村の基金

2007年度は、次の13事業に総額11,410,000円を拠出しました。

TOTAL

毎月一口100円の寄付による参加をいただき、集まった基金で、

貧困からの自立、自然災害などからの救済、復興の応援など、

世界各地で進められている活動を支援します。

地球村基金1口（100円）は、ニジェールのこどもたち（体重が15kg未満）の抗マラリア剤2人分になります。（2007年度実績より算出）

*

アルモンドリングシリーズは、ウェブサイトに

てお申し込みいただけます。

http://www.prima-life.jp/ring21/

*

フェリシモ アクティビティーズの商品は、ウェ

ブサイトにてお申し込みいただけます。

http://www.felissimo.co.jp/ecolor/

*

フェリシモ 地球村の基金スタート以来、集まっ

た基金は累計で２億円を超え、世界45ヵ国112

の活動を支援することができました。

フェリシモ社会文化活動

2007年度 全活動のご報告

フェリシモ 地球村の基金は、フェリシモコレクションとともにお申し込みいただけます。（22ページ参照）

*

フェリシモの森基金は、フェリシモコレクション

とともにお申し込みいただけます。（22ページ

参照）

*

*

©メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン ©難民を助ける会 ©ハンガー・フリー・ワールド

26 27

フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー JAPANが進

めるカンボジアのアンコール小児病院の活動に寄付

し、深刻な栄養失調と診断されたこども約10人分の

1ヵ月間の入院治療費をまかないました。

ACEが進める「こどもにやさしい村」プロジェクトに

寄付し、インドの農村地帯にある人口約2,000人の

村での児童労働をなくす活動を支援しました。

フェリシモこども基金

TOTALNUSY ラブ＆ピースシリーズを含むフェリシモ

こども基金は、2001年のスタート以来累計で

4,950万円を超え、世界4ヵ国でこどもたちを支

援することができました。

NUSY ラブ＆ピースシリーズは、ウェブサイト

でお申し込みいただけます。

http://www.felissimo.co.jp/nusy/nusy911/

日本ユネスコ協会連盟では、アフガニスタンでの学校再建や女子学校の運営などの教育支援に活用されます。

2001年に起きた米国同時多発テロ事件をきっかけに、こどもたちにしあわせな未来を残

そうとメッセージを発信して基金もできるnusy ラブ&ピースメッセージTシャツを発売し、

集まった基金を世界のこどもたちのための活動に寄付しています。

2007年度は、日本ユネスコ協会連盟に総額1,794,130円を拠出しました。

〈 お詫びと訂正 〉2006年度の報告書において、基金額累計に一部間違いがあ

りました。2006年度末時点で のNUSY ラブ＆ピースシリー

ズの基金を含むフェリシモこども基金累計は4,770万円を超

えています。ここに訂正するとともに、ご迷惑をおかけしたみ

なさまにお詫び申し上げます。

こどもを持つプランナーmama.f の

「世界中すべてのこどもたちが健康で、

楽しい毎日が過ごせるように」という思いから、

基金付きで商品を販売しています。

ユネスコ本部　　

ＮＰＯファミリーハウス

Change Foundation

Lower East Side Needle Exchange Program

The Nepalese Youth Opportunity Foundation

MOTTAINAIキャンペーン事務局

日本漫画家協会

Operation Smile

国境なき医師団日本

世界の医療団

NDI

日本自然保護協会

Northern Alaska Enviromental Center

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

The Ruth Asawa Fund

日本文化伝統産業近代化促進協議会

全国盲導犬施設連合会

インド・パキスタン青少年と平和交流をすすめる会

Association Dessine l'espoir

難民を助ける会

International Rett Syndrome Association

スクール・エイド・ジャパン

アンコール・フレンズ基金

アニマルレフュージ関西

2006県点連　発泡印刷やまゆりの会

Heartlink International

ほしづきの里

４つ葉プロジェクト

Saint Mary's Refuge in Philadelphia, PA.

2006年度発表のプレート販売で集まった基金を、ユネスコ本部をはじめとする29の団体に寄付しました。

「世界のこどもたちにしあわせを贈るプレート」として各界で活躍する著名人がデザイン

したトリビュート21プレートを基金付きで販売しています。トリビュート21基金

2007年度は、総額2,559,445円を拠出しました。

TOTALトリビュート21基金は、1996年のスタート以来

累計で9,590万円を超え、ユネスコ本部をはじ

め117の団体に寄付しました。

※今回の報告対象期間外となりますが、2007年度

発表のプレートで集まった基金は、2008年3月末

締めで計算し、ユネスコ本部をはじめとする20の

団体に対して2008年4月に寄付しました。

　その総額は1,377,160円でした。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付し、

開発途上国の学校の先生のための教育活動に活用されています。

カタログ『SantaBook2007［サンタブック2007］』の

掲載商品を基金付きで販売しました。※旅行・保険など一部の商品を除きます。

未来をつくるサンタブック基金

2007年度は、2,217,427円を拠出しました。

カタログ『SantaBook2007［サンタブック2007］』の販売受付は終了しています。

その他基金付き商品の販売による基金

グリーン関連の商品（ウォールデンクラブ）を基金付きで販売、集まった基金143,458円を国土緑化推進機構に寄付しました。

難民を助ける会が進めるスーダンのマラリア対策活

動に寄付し、こどものいる200世帯の家庭に対して

蚊帳を配布しました。

幼い難民を考える会が進めるカンボジアのこども給

食活動に寄付し、200人のこどもたちに対して、1年

間分の栄養ある給食を贈りました。

mama. fスマイリー基金

TOTALmama.f スマイリー基金は、2003年のスタート

以来累計で1,010万円を超え、世界9ヵ国でこど

もたちを支援することができました。

これまで寄付した基金と併せて、学校林をはじめ、国内の学校での森林環境教育事業「実践こども森林広場」に活用されています。

フェアを誓うTシャツを基金付きで販売、集まった基金24,800円をユネスコ本部に寄付しました。

開発途上国のこどもたちにアートやスポーツなどの機会を提供する「ドリームセンタープロジェクト」に活用されています。

このほか、既にカタログ等で非掲載となっている基金付き商品の基金、総額84,974円を6団体に寄付しました。

寄付団体：セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、日本ユネスコ協会連盟、Operation Smile、ひと粒の真珠、WWFジャパン、C.W.ニコル アファンの森財団

2007年度は、４事業に総額2,400,000円を拠出しました。

トリビュート21プレートは、ウェブサイトにて

お申し込みいただけます。

http://www.felissimo.co.jp/ t21/

*

*

mama.f スマイリー基金付き商品は、年2回発

行する年間予約カタログおよび、mama.f 商品

のカタログにてご案内しています。なお、これ

らのカタログは、会員の方にコレクションとと

もにお送りしています（すべての方にお届けし

ているわけではありません）。

*

*

©セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

2928

「自然環境の保全と野生動物の保護活動支援」で

は、WWFジャパンに寄付しました。サンゴ礁の保全

など自然保全活動に活用されています。

「ブルキナファソのこどもたちへの栄養改善事業支

援」では、ハンガー・フリー・ワールドに寄付しまし

た。西アフリカの国、ブルキナファソの乳幼児妊産婦

栄養改善事業に活用されています。

「紛争地域のこどもたちへの医療活動支援」では、ド

イツ国際平和村に寄付しました。海外から受け入れ

たこどもたちを海外で治療したり、現地での医療支援

を行いました。

「スリランカ津波こども教育基金支援」では、スリラ

ンカ教育支援会に寄付しました。津波で被害を受け

たこどもたちの奨学金に活用されています。

※ この支援は2007年度をもって終了しました。

「国内の難病と闘うこどもの夢をかなえる支援」で

は、メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンに寄付し

ました。メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンでは、

2007年度は120人のこどもたちの夢を叶えることが

できました。

「HIV（ヒト免疫不全ウィルス）/AIDS対策活動支援」

では、国境なき医師団、AMDA社会開発機構、日本

国際ボランティアセンターに寄付しました。開発途上

国の人々へのエイズ治療薬の提供、南米でのエイズ

予防のための教育プログラムの実施、南アフリカの

エイズ感染者とその家族への生活支援に活用されて

います。

「地雷廃絶活動支援」では、難民を助ける会に寄付

しました。地雷回避教育や地雷被害者の自立支援活

動に活用されています。また基金の一部は、イギリス

のThe Halo Trustを通じて、地雷除去活動にも活用さ

れています。

「盲導犬育成支援」では、全国盲導犬施設連合会

を通じて、全国8ヵ所の盲導犬育成施設に寄付しま

した。それぞれの施設で盲導犬の育成や活動の啓

蒙、また引退した盲導犬たちの支援に活用されて

います。

「国内医療支援」では、骨髄バンクならびにさい帯血

バンクネットワークに寄付しました。いずれも血液難

病の患者さんを救うため、その活動を広く社会に普

及する事業に活用されています。

※今回の報告対象期間外となりますが、「動物た

ちの保護と飼い主探し支援」については2008

年1月末締めで計算し、国内の13の団体に対

して2008年3月に寄付しました。寄付総額は

3,200,000円でした。

寄付先 ：

ライフボート友の会 ／ アニマルレフュージ関西 ／

ペット里親会 ／ 動物たちを守る会ケルビム ／ 日本

アニマルトラスト ／ 動物いのちの会いわて ／ PAK

保健所の犬・猫を救う会 ／ 保健所の成犬・猫の譲

渡を推進する会 ／ どうぶつ福祉の会AWS（アウス）

／ 日本ドッグホーム協会 ／ 北九州ノアハウス ／ 人

と犬猫との共生を考える　ハッピーテール ／ トータ

ル・サポート

メリーで社会貢献

2007年度は、次の活動に総額8,927,640円を拠出しました。

TOTALメリーで社会貢献は、2002年のスタート以来

累計で約6,344万円を、それぞれの活動に寄付

することができました。

フェリシモが発行するお買い物ポイント“フェリシモメリー”で

プレゼントを選ぶ代わりに、社会性ある活動に寄付するプログラムです。

集まったメリーの相当額をそれぞれの活動に寄付しています。

収集ボランティアによる支援活動

ベルマークならびに書き損じはがきを、全国のお客さまよりお送りいただき、

各種支援活動に生かしています。

2007年度は、集まった書き損じはがき1,377枚を切手に交換し、その金額に相当する56,860円を、日本ユネスコ協会連盟の世界寺子屋運動に寄付しました。

2007年度、神戸学校は全12回開催しました。

神戸学校

2007年度は、次の活動で集まった基金総額469,200円をあしなが育英会 神戸レインボーハウスに寄付しました。

TOTAL神戸学校の参加料による寄付は、2000年の基

金スタート以来累計で926万円を超え、これま

でに桃柿育英会ならびにあしなが育英会神戸レ

インボーハウスに寄付することができました。

毎月1回、テーマにふさわしいゲストを神戸にお招きしてレクチャーやワークショップを開

催する神戸学校は、集まった参加料を基金として、全額を寄付しています。

2007年度ゲスト

• 向井万起男さん（医師・慶應義塾大学医学部助教授）

• 藤原和博さん（杉並区立和田中学校校長）

• 服部一成さん（アートディレクター・グラフィックデザイナー）

• 山口ともさん（日本廃品打楽器協会会長・打楽器奏者・写真家）

• 市川準さん（映画監督）　

• 旭堂南鱗さん（講談師）

• 藤沢久美さん（シンクタンク・ソフィアバンク副代表）

• 束芋さん（美術家）

• 桐山秀樹さん（ノンフィクション作家）

• 今中博之さん（アトリエ インカーブエグゼクティブディレクター）

• 小山進さん（「エス コヤマ」代表・パティシエ）

• 宮西達也さん（絵本作家）

※ 2007年度のベルマーク寄贈はありませんでした。現在、寄贈先を調整中です。

※ ベルマークならびに書き損じはがきなどの収集による寄付の金額は、本報告書30ページの基金総額報告に

　 は含まれておりません。

フェリシモハッピートイズ プロジェクト

全国のお客さまに思い出の布や毛糸を使って毎年新しいテーマとともに発表される

キャラクターぬいぐるみ“ハッピートイズ”を手作りしていただくプロジェクト。

誕生したハッピートイズは笑顔の親善大使として国内外のこどもたちに寄贈しています。

2007年度は、2006年度に誕生したハッピーねこちゃん計235個を国内の災害被災地のこどもたちに寄贈しました。

＜寄贈先＞

輪島市立松風台保育所

くしひ保育所

柏崎中央幼稚園

柏崎市立半田保育園

柏崎市立田尻保育園

こみの保育園

社会福祉法人 なかよし保育園

柏崎市立比角保育園

米山台保育園

刈羽村立こがね保育所

刈羽村立いなほ保育所

株主優待ハッピーサンタクロース

フェリシモの株を100株以上所有される株主のみなさまに対する株主優待として、

プレゼントを選ぶ代わりに、開発途上国の学校の先生のための教育活動を

支援いただくコースです。ご支持いただいた件数の相当額を寄付しています。

2007年度は、171,000円を寄付しました。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付し、開発途上国の学校の先生のための教育活動に活用されています。

TOTALフェリシモ ハッピートイズ プロジェクトでは、

1997年のスタート以来、25,000個を超える

ハッピートイズが誕生し、日本を含む31ヵ国の

こどもたちへ寄贈しています。

メリーで社会貢献は、フェリシモコレクション

のお買い物でお贈りする「フェリシモメリー

（mr）」にてお引き換えいただくことができ

ます。

メリーで社会貢献は、ウェブサイトにてお申し

込みください。

なお、最新情報は随時ウェブサイトにてご確認

ください。

http://www.felissimo.co.jp/merry/

*

フェリシモ ハッピートイズ プロジェクトの情

報はウェブサイトにてご案内しています。な

お、新しいキャラクターは毎年初夏に発表し

ています。最新情報はウェブサイトをご確認く

ださい。

http://www.felissimo.co.jp/toys/

*

神戸学校は毎月開催しています。最新情報は

ウェブサイトにてご確認ください。

http://www.felissimo.co.jp /kobe/

*

例えば「ブルキナファソのこどもたちへの栄養改善事業支援」では1,500メリーでこどもたちのお粥2杯分になります。（2007年度実績より算出）

*

ベルマークならびに書き損じはがきを

フェリシモまでお送りください。

＜送り先＞

〒650-0035　神戸市中央区浪花町59

フェリシモ基金事務局　宛

*

※2007年度は、新たに3,795個の元気なねずみくんが誕生しました。

　これらのぬいぐるみは、2008年度に国内外へ寄贈を進めていく予定です。

*

30 31

2007年度基金総額2007年3月～2008年2月

本報告書に報告しています活動は、みなさまからお寄せいただきました基金と、

お客さま、お取引先さま、株主のみなさま、従業員、そして、

活動に関わるすべての人々によって支えられています。

本当にありがとうございます。

ひとりひとりの力は小さくても、それぞれの思いを重ねることで、

たくさんの夢を実現しています。

これからも、みなさまの思いを生かした活動を展開していきたいと考えています。

なお、フェリシモでは、おひとりおひとりのお気持ちを

「全額、直接的な支援活動に生かす」を原則とし、報告書発行などの

広報活動や基金事務局の運営費用等はフェリシモが負担しています。

フェリシモの基金活動ならびにさまざまな社会文化活動について、

ご意見、ご提案をお寄せください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

フェリシモの基金活動について

フェリシモの活動についてのご意見、

ご提案は随時受け付けています。

http://www.felissimo.co.jp/otayori/

特定非営利活動法人AMDA

特定非営利活動法人幼い難民を考える会

特定非営利活動法人シェア＝国際保健協力市民の会

特定非営利活動法人ピース ウィンズ・ジャパン

あしなが育英会

ADEHPRI

財団法人日本骨髄移植推進財団

日本さい帯血バンクネットワーク

特定非営利活動法人国境なき医師団日本

スリランカ教育支援会

NPOファミリーハウス

MOTTAINAIキャンペーン事務局

社団法人日本漫画家協会

Change Foundation

Lower East Side Needle Exchange Program

The Nepalese Youth Opportunity Foundation

Operation Smile

NDI

財団法人日本自然保護協会

Northern Alaska Enviromental Center

The Ruth Asawa Fund

日本文化伝統近代化促進協議会

インドパキスタン青少年と平和交流をすすめる会

特定非営利活動法人ひと粒の真珠

Association Dessine l'espoir

International Rett Syndrome Association

特定非営利活動法人スクール・エイド・ジャパン

アンコール・フレンズ基金

特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西

財団法人C.W.二コル・アファンの森財団

県点連　発泡印刷やまゆりの会

４つ葉プロジェクト

社会福祉法人ほしづきの里

Heartlink International

Saint Mary's Refuge in Philadelphia, PA.

（以上、基金拠出金額順）

報告書本文中では、法人格を省略して紹介させて

いただきました。

団体名称は、基金拠出時のものです。

タゴール協会

メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン

社団法人日本ユネスコ協会連盟

特定非営利活動法人難民を助ける会

社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

社団法人国土緑化推進機構

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド

ユネスコ本部

Kumudini Welfare Trust of Bengal

全国盲導犬施設連合会

社団法人シャンティ国際ボランティア会

ドイツ国際平和村

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター

特定非営利活動法人AMDA社会開発機構

特定非営利活動法人世界の医療団

CCC自然・文化創造会議／工場

特定非営利活動法人ジェン

財団法人WWFジャパン

ザ・チルドレン・オブ・セブ・ファウンデーション

特定非営利活動法人ACE

特定非営利活動法人フレンズ・ウィズアウト・

ア・ボーダーJAPAN

青印（ ）は、2007年度の支援地域です。

赤印（ ）は、そのほかに、過去のフェリシモでの支援実績のある地域です。

基金拠出先での活用地域がまだ決定でない場合は含みません。

地図内の印はその国の首都付近に置いており、具体的な支援地域とは異なります。

〈お詫びと訂正〉2006年度の報告書において、基金ならびにハッピートイズの寄贈先の地図表記に誤りが

　　　　　　　 ありました。このたびはそれを正しく反映し、過去の支援地域として表記しております。

　　　　　　　 ここに訂正するとともに、ご迷惑をおかけしたみなさまにお詫び申し上げます。

フェリシモの社会文化活動の最新情報をお届けします。

〈 フェリシモ 社会文化活動メールマガジン発行のお知らせ 〉登録いただくと、本報告書にて報告している社会文化活動の情報を、メールマガジン形式で随時お届けします。メールマガジンのお申し込みは、フェリシモ 社会文化活動ページにて受け付けています。

http : //www. fe l i ss imo . co . jp / k ik in /

（なお、書き損じはがきによる支援金額は含まれておりません）

（2008年2月末現在）

みなさまからお寄せいただいた基金の収支をご報告します。

期首残高

収入

支出

期末残高

￥

￥

￥

￥

128,078,520

60,466,046

70,055,003

118,489,563

2007年度基金拠出先一覧

すべての基金ならびにハッピートイズの寄贈先です。

2007年度は、日本を含め世界22ヵ国で支援活動を行いました。

2007年度

フェリシモ 社会文化活動報告書

発行元 ：

発　行 ：

フェリシモ基金事務局

株式会社フェリシモ

〒 650-0035 神戸市中央区浪花町59番地

TEL. 078-325-5700（平日9：30～17：30）

FAX. 0120-055-827（フリーファックス）

2008年5月

本報告書は、2008年4月現在の情報をもとに作成し

ています。

本報告書は、ウェブサイト上でPDFデータでもご覧

いただけます。

フェリシモ 社会文化活動ページ

http://www.felissimo.co.jp/kikin/

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