加古川西市民病院

加古川東市民病院

新病院

周辺を入れると人口約50万の

病院紹介

委員会構成

委員会メンバー 医師、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、管理栄養士、歯科技工士、放射線技師、医事課、 システムエンジニア

委員会内のチーム編成 教育チーム バリアンスチーム コストチーム アウトカムチーム

組織名

構成員

役割

１ クリニカルパス推進委員会 各科・各部門の職員 クリニカルパス運用に関する決定機関 ＷＧからの提案を協議・決定する

２ ワーキンググループ（ＷＧ） クリニカルパス推進委員会の委員より委員長が指名する

各チームの活動内容を取りまとめクリニカルパス推進委員会へ協議内容を提案する

３ 教育研修チーム クリニカルパス推進委員会の委員よりWGメンバーが指名する

パス大会の開催・新人職員やコメディカルスタッフへの研修、学会発表の推奨を行う

４ バリアンス分析

チーム クリニカルパス推進委員会の委員よりWGメンバーが指名する

バリアンス評価で得られた情報を活かし改善が必要な業務、不要な業務・検査・薬剤などについての見直しを行う

５ コスト評価チーム クリニカルパス推進委員会の委員よりWGメンバーが指名する

パスに関わる原価計算を行い、収支面からの パス評価を追う

６ アウトカムチーム クリニカルパス推進委員会の委員よりWGメンバーが指名する

東西で使用されているアウトカムを抽出し、 統合までに整備する

クリニカルパス推進委員会

ワーキンググループ

教育研修チーム

組織の構成（組織構成図）

アウトカムチーム バリアンス分析チーム コストチーム

各チームの活動内容

教育チーム：クリニカルパス大会を1回/年開催する 研修会を1回/年開催する 学会に参加し委員会へ情報伝達する バリアンスチーム：各科で1年間追跡するパスを決定し、毎月委 員会で各パスで発生したバリアンスの件数と 内容・パスの評価率を伝達・検討する アウトカムチーム：東西の病院で使用しているパスに 使用しているアウトカムを1年後の 病院合併までに統一する コストチーム：パスにかかる備品や人件費の概算を計算する 改善点を提示し委員会全体で話し合う

1. 研修会前後意識調査アンケート （回答率54／74名 73％） ２．アンケート結果をもとにクリニカルパス勉強会を行う 勉強会内容 ・クリニカルパスとは ・電子カルテでのクリニカルパスの見方 ・模造紙を用いた各部門からのパスへの介入方法 ・グループワーク ・質疑応答

医事・コメディカルスタッフへの 働きかけ

勉強会の内容

0

20

40

60

80

100

2

44 54

38 52

10 0

パスを見たことがありますか

閲覧方法は理解できましたか ％

0

20

40

60

80

100

0

22 4 0

56 46 50

22

パスを知っていますか

どういったものか理解できましたか

％

02468

101214161820

1

6

3 4

16

12

4

1

4 3

経験年数 人

アンケート結果（勉強会前後比較）

0

20

40

60

80

100

0

24

76 60

40

0 0

パスを使ったことがありますか

使用目的を理解できましたか ％

0

20

40

60

80

100

15

48 31

6 0

グループワークの内容は

理解できましたか

％

0

20

40

60

80

100

2

94

4 6

81

13

パスを見る機会があれば見ようと

思いますか

パスへの介入を求められたとき意

見をパス委員へ伝えますか ％

アンケート結果（勉強会前後比較）

アンケート結果（一部抜粋）

パスの見方がわかったので、今後自部署がどんなふうにパスの中に入っているのか確認できる

アウトカム・バリアンス評価をした結果を見てみたいと思います

難しいイメージだったパスが、身近なものに感じた 相談したい内容など、委員会に意見を伝えても良い という事がわかった 各部門の関わりについて、もう少し時間をとってほしい

各部門からのパス介入内容

栄養室 医事課 ： 栄養指導をパスに取り入れる 薬剤部 診療部 ： 手術患者のARB／ACE阻害薬の 当日中止指示 薬剤部 ： パスの抗生剤使用方法について 半減期・耐性菌など考慮した抗生剤指示について 2回／日×3日間⇒3回／日×2日間の提示あり リハビリ 診療部 ： パスにリハビリ処方を組込む 看護部⇒バリアンスチームへ： CAGパスとPCIパスの上腕穿刺の 安静解除時間変更

ま と め

今後・・・ 研修会後のアンケートで80％が「今後パス委員へ 意見を伝えていく」と回答あり 継続的にパスを理解する機会や意見討議ができる 流れを作りパス活動参加を働きかける

コメディカルスタッフや医事課スタッフへ パス介入の方法を伝える事でパスへの関心が 高まり、改善に向けての各部門からの意見が 上がるようになった。