第12 回熊本画像情報システム懇談会 様向け

リマージュジャパン株式会社

上級医療情報技師 杉原弘恭

製品のお問い合わせは03-5771-7181

sugihara@rimage.co.jp

ＰＤＩ・ＩＲＷＦの解説

Agenda

• 会社紹介

• PDIとは？

• IRWFとは？

• PDI導入のメリット

• ディスクインポートにおける問題点

• PDIチェック制度について

• 最後に

会社概要

リマージュジャパン株式会社

住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-4-8 ウインドビル 2F

TEL/FAX 03-5771-7181 / 03-5771-7158

Webサイト http://www.rimage.com/

事業内容 CD-R/DVD-Rのパブリッシング及び

デュプリケーションシステムの輸入販売、サポート

本社所在地 米国・ミネソタ州・ミネアポリス

設立 1987年(創業19年）

年商 130億円/2007年実績

株式 米ナスダック “RIMG”

拠点 米ミネアポリス（本社）

リマージュヨーロッパ

リマージュジャパン株式会社

実績 業界トップマーケットシェアを保持

世界初の「中間転写方式熱転写CD-R/DVD-R表面印刷技術」を開発

リマージュコーポレーション売り上げ推移(億円）

本社マネジメントチーム本社マネジメントチーム

0

20

40

60

80

100

120

140

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007

会社沿革

1987 1995 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006

■フロッピーディスク自動発行装置を開発

■ソフトウエア会社、電話会社へ供給

■会社設立

■世界初 CD専用プリンタ開発

■CD-R自動発行装置を商品化

■金融機関、学校、電話会社、政府へ供給

■世界初 フルカラーCD/DVD専用プリンタ開発

■フルカラー印刷対応ディスク発行装置を商品化

■サムネイルフォトディスクなど新分野の開拓開始

■インクジェットプリンタ搭載モデルを開発

■デスクトップ型モデルを商品化

■Disc lab™ 商品化

■フォト業界向け出荷開始

■医療向けに供給開始

■音楽向けに供給開始

■リマージュジャパン設立

■映像向け供給開始

●フロッピーディスク

●4X CDR ●16X CDR ●24X CDR ●40X CDR

●4X DVDR ●4X DVDR

●48X CDR

●8X DVDR ●16X DVDR

●Blu-ray

リマージュ製品の応用分野

• 金融機関・手形交換所（小切手のイメージ保管）

• 学校・教育機関（ビデオを使った教育、テキスト配布）

• ソフトウエア・機器メーカー（ソフト発行）

• 医療機関（医療画像の配布、電子紹介状、バックアップソリューション）

• 官公庁・オフィス（データ長期保存）

• リテール関連

– サムネイル付きフォトディスク

– フォトDVD– カスタム音楽CD– ビデオ映像販売

（海外の事例も含む）

Rimage装置 九州での納入実績【福岡県】

九州厚生年金病院

九州大学病院

直方中央病院

北九州市立医療センター

遠賀中間医師会病院

福岡和白病院

小倉記念病院

聖マリア病院

済生会福岡総合病院

北九州市立八幡病院

新日鉄八幡記念病院

福岡原三診病院

九州労災病院

福岡東医療センター

新小文字病院

【長崎県】

長崎県済生会病院

長崎大学附属病院

佐世保市保険所

【熊本県】

熊本赤十字病院

熊本機能病院

【沖縄県】

琉球大学病院

【大分県】

大分大学病院

大分赤十字病院

九州大学別府先進医療センター

【宮崎県】

県立延岡病院

県立日南病院

【鹿児島県】

川内市医師会立市民病院

鹿児島大学病院

合計28施設

Agenda

• 会社紹介

• PDIとは？• IRWFとは？

• PDI導入のメリット

• ディスクインポートにおける問題点

• PDIチェック制度について

• 最後に

Portable Data for Imaging- PDI -

目的

• 患者個人の記録を部門間や施設間でのデータ交換のため

• ネットワークの無い場所（例えば手術室など）でのデータ参照のため

可搬媒体（リムーバブルメディア）を用いて、DICOMお

よびその他のデータを交換する。

IHE-J ベンダーワークショップ2006資料よりIHE-J 技術検討委員会田中利夫様（東芝メディカルシステムズ株式会社）資料より

PDI メディア

• DICOM General Purpose CD-R に準拠

• Webコンテンツを含むことがある（オプション）

• その他の非DICOMデータやアプリケーション

• ソフト（ビューア等）を含めることも可能（オプション）

データ構造

IHE-J ベンダーワークショップ2006資料より

特に注意すべき点

• ISO 9660 Level 1 に完全準拠のこと。– ディレクトリ名は、8文字以内

– ファイル名は、8文字以内+ 拡張子3文字以内

– （ただし、DICOMファイルは拡張子なし: .dcmなどは×）

– ディレクトリ名，ファイル名に使える文字は、英大文字

– （’A’-’Z’）、数字（’0’-’9’）、アンダースコア（’_’）のみ

– ディレクトリの階層はルートを含め8階層まで

• パケットライトは禁止

IHE-J ベンダーワークショップ2006資料より

セキュリティ及びプライバシー側面

•• 自動起動は望まない自動起動は望まない

•• （制限された）利用者特権の下で操作する。（制限された）利用者特権の下で操作する。

•• 媒体が使用されるコンピュータにソフトウェアをインストールする必要が媒体が使用されるコンピュータにソフトウェアをインストールする必要がない。ない。

•• ログ監査機能ログ監査機能

•• 鍵のかからない情報（例えば紙の記録）であると考えることが望ましい。鍵のかからない情報（例えば紙の記録）であると考えることが望ましい。• そのような媒体は適切なサイト方針に従って扱うことが望ましい• （例えば、他の患者のデータを含むディスクを患者に与えない。部外者などに持ち去

られる場所にディスクを放置しない）

•• ユースケースの多くの場合、多数の患者のデータを単一の媒体に入ユースケースの多くの場合、多数の患者のデータを単一の媒体に入れることは、セキュリティ及びプライバシーの理由から適切ではなれることは、セキュリティ及びプライバシーの理由から適切ではない。い。

Agenda

• 会社紹介

• PDIとは？

• IRWFとは？• PDI導入のメリット

• ディスクインポートにおける問題点

• PDIチェック制度について

• 最後に

Import Reconciliation Workflow- IRWF -

目的

• 他施設から持ち込まれた可搬媒体（CD, フィルムなど）内のデータを、自施設のシステムにインポート（取り込み）する。

– インポートの手段は問わない。

– インポート後、患者情報やオーダ関連情報を（必要に応じ）書き換え、自施設内で運用できるようにする。

– 変更されたオリジナルの情報は保持される。

IHE-J ベンダーワークショップ2006資料より

アクターとトランザクション

（注）Importer は、[Rad-5]か[ITI-21]のうち、少なくと

も一方をサポートすること。

Scheduled ImportUnscheduled Import

オリジナル情報の保持

• インポート後に変更されたオリジナル情報は、Original Attribute Sequence に保持される。

• Original Attribute Sequence は、CP-526 にてDICOM規格化済み。

• DICOMオブジェクトがインポートされる度に、新たなOriginal Attribute Sequence が追加される。

• ハードコピー（フィルム、紙など）をデジタイズした場合には、オリジナル情報はマニュアルで入力されるかもしれない。

PDI / IRWF参考資料

• IHE Radiology Technical Framework:– http://www.ihe.net/Technical_Framework/index.cfm– 2006 Supplements for Trial Implementation:– Import Reconciliation Workflow (IRWF) Integration Profile

• IHE Vendor Workshop 2006 資料:– http://www.ihe.net/Events/iheworkshop_2006.cfm– Import Reconciliation Workflow Profile– Cynthia A. Levy, Cedara Software

Agenda

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• PDIとは？

• IRWFとは？

• PDI導入のメリット• ディスクインポートにおける問題点

• PDIチェック制度について

• 最後に

PDI導入の為のメリット

• 患者紹介をフイルムではなくディスクで行っても大丈夫？– IHE-J PDI規格の確立

• ディスクを手作業で作成しています。個人情報保護は大丈夫？– 患者情報の保護とセキュリティ対策

• 病院の収益にメリットはありますか？– フイルムコストとの比較– 持ち出しフイルムの削減によるメリット

• 他院から患者がCDを持参してこられた。データを取り込みできますか？– 他院データの取り込みによる診断精度の向上– 過去参照データとして他院撮影データの利用

• 患者サービスは向上しますか？– 患者様へのサービス向上

• IHE PDI規格というものが確立されているので大丈夫です。

– IHEとは医療連携のための情報統合化プロジェクトであり、様々な診療情報を共通規格で相

互（院内・院外問わず）にやり取りを行うことを推奨する団体です。

– IHEの中で、PDI（Portable Data for Imaging）という規格が確立され、患者情報をディスク（CD）により院外とやり取りをする方法が確立されています。

– そのため、最近ではフイルムではなく、CDによる患者情報の相互交換が様々な病院で導入

が始まりました。

–IHEが情報交換のガイドラインを作成し、全国どこでも画

像が共通で扱えるような規格を策定しいる団体です。–CDに画像データとビューワーを同梱させる

–フイルム袋の代わりなので暗号化はしない

–などの規格を作成

患者紹介時にフイルムではなくディスクで行っても大丈夫なの？

ちなみにIHEとは

• CDを作成するようになると、どうしても個人情報保護法を意識する必要があります。

• 個人情報保護の観点から下記の2点の不安があります。

– 患者情報を誤って配布してしまう。（他の人のデータと取り違える）

– 学会発表用などのときに誤ってインターネットなどに情報が流出してしまう。

• 個人情報保護法は罰則法案の為、上記で問題があった場合には、病院として責任を取る必要があります。

ディスクを手作業で作成しています。個人情報保護は大丈夫？

•• まずディスク作成時に中の患者情報（画像データ）と、印刷されるまずディスク作成時に中の患者情報（画像データ）と、印刷される患者情報がマッチしていないといけないので、自動化装置が必要で患者情報がマッチしていないといけないので、自動化装置が必要です。す。

•• 学会発表などの時には、システムから出す際に匿名化をする機構を学会発表などの時には、システムから出す際に匿名化をする機構を持たせ、かつ誰が、どの患者データをいつ作成し、匿名化をしたか持たせ、かつ誰が、どの患者データをいつ作成し、匿名化をしたかをログで確認できるようにする必要があります。をログで確認できるようにする必要があります。

院内医師の研究用

学会発表時には匿名化された安全なディスクを発行できる。

システム管理者

操作のログが残る為、個人情報保護法のガイドラインに沿って運用できる。ログCDのバックアップも可能

個人情報保護の為に何ができますか？

診療情報提供料（Ⅰ） 250点 （＋退院時加算200点）

別の保険医療機関での受診の必要性を認め、患者の同意を得て、

診療状況を示す文書を添えて患者の紹介を行なった場合に算定。患者の退院時に、診療状況を示す文書に、退院後の治療計画、検査結果及び画像診断の写し等を添付した場合には、200点の加算ができる。

≪こんな所に紹介状を作成した場合でも算定できます≫市町村・指定居宅介護支援事業者等・在宅患者訪問薬剤管理指導を行っている保険薬局・精神障害者社会復帰指節等・介護老人福祉施設（例外あり）・老人性認知症センター

診療情報提供料（Ⅱ） 500点

治療法の選択等に関して第3者の意見を求める患者からの要望を受けて、診療方針を記載した文書等を患者に提供することを通じて患者の紹介を行なった場合に算定できる。（セカンドオピニオンを希望する患者に対して算定できる）

同一患者に対して同一月内に同じ病院の異なる診療科に紹介状を出す場合例えば同じ病院の放射線科と内科に紹介状を出した場合、診療情報提供料（Ⅰ）は「紹介先保険医療機関ごとに患者１人につき１回に限り算定する」という規定があるため1回しか算定できません。

現在、患者紹介時には、診療情報提供料が査定できます。しかし、下記はいずれもフィルム代やCD代などの費用はコスト（持ち出し）となります！

病院の収益にメリットはありますか？

フィルム発行枚数／日

フィルムコスト／日

フィルム枚数／月

フィルムコスト／月

フィルム枚数／年

フィルムコスト／年

フィルム枚数／5年間

フィルムコスト／5年間

50 14,000 1,000 280,000 12,000 3,360,000 60,000 16,800,000

CD発行枚数／日 ディスクコスト／日

ディスク枚数／月

ディスクコスト／月

ディスク枚数／年

ディスクコスト／年

ディスク枚数／5年間

ディスクコスト／5年間

5 500 100 10,000 1,200 120,000 6,000 600,000

差額 13,500 270,000 3,240,000 16,200,000

フィルムのコストとの比較も計算しました。セカンドオピニオンまたは、他院紹介で診療情報提供料として包括で請求の場合は、フィルムコスト削減が大きく病院経営に寄与すると思います。

フィルムコストを1枚仮に280円と設定し、1人あたりフィルムは10枚、ディスクは1枚100円、1人あたりCD1枚として計算した場合です。月稼動は実働20日で計算しています。

診療情報提供料に含まれる、フィルムコストは病院様持ち出しの場合の計算ですから、その差額を計算しました。

１年間で、300万円以上のコスト差額が出ます！

実際にはすべてのクリニック様がCDのみで紹介できるわけではありませんが、出来るだけCDのみで紹介させていただくようにお願いをすることで、CDのみで紹介できる相手先を増やすことが出来ると思われます。

１年間で、300万円以上のコスト差額が出ます！

フイルムコストとディスクコストを比較してみました。

• CD自動発行装置は、ディスク発行機能とともに、ディスク取込機能も有します。

• 先にあげたPDI規格の確立により、他院からも患者紹介がCDで来るケースが増えて

います。

• これらの他院から来るCDもサーバに取り込むことにより、過去参照データとして利

用できるようになりますので、診断精度の向上につながります。

当然、CDのままでは院内に一ヶ所にしか画像は存在せず、

各診療場所において速やかに画像を参照することが出来なくなります。（過去画像も含めて）院内サーバに取り込むことにより、過去比較も含めて画像診断の精度が向上します。

他院から届いたCDを患者IDなどを当院のも

のに変更し、サーバに取り込んで、過去データとして使用することができるようになります。

他院から患者様がCDを持ってこられた。

この他院からのディスクを取り込めますか？

• キレイな仕上がりの患者紹介ディスクを発行できます。

– 患者様へは非常に綺麗なディスクをお渡しすることが出来るようになります。患者様の手から各医院様へ、またこのような評判は人から人へと伝わります。

• フィルム価格より安く提供できます。

– フイルム価格よりも安価で提供できますので、患者様負担も少なくなります。

• 重いフイルムを搬送しなくてすみます。

– 実際の搬送も大きなフイルム袋に比べて軽くて負担が少ないです。

CDによる患者紹介は、

持ち運び・価格・綺麗なデザインと、すべてにおいて患者様サービスの向上につながります。

患者サービスは向上できますか？

PDI導入時の各種機能のメリット

DICOM Servers

Medical Disc System for Media

Gateway

CT, MRI, CR, etc.

3D Workstation

他院からのCDによる画像データ持込をサーバへ取り込み

匿名化による

研究会目的の利用

照会先医院

患者様

システム管理者

ログ監視機能

他院からのCD取り込み時にDICOM 患者IDを変更

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• IRWFとは？

• PDI導入のメリット

• ディスクインポートにおける問題点• PDIチェック制度について

• 最後に

ディスクインポートにおける問題点

PMIインポータで画像が取り込めない問題

– ディスクをハードウエアで認識しない

• 【原因】特殊なパケットライトを使用しているディスク– 【対策】作成元（PMC）の施設に対してPDI準拠をしてもらう

ようにお願いする

• 【原因】ディスク書込み時のエラーで正常に書き込まれていないディスク– 【対策】作成元（PMC）の施設に対して再作成を依頼する

PMIインポータで画像が取り込めない問題

• 画像データが取り込めない– 【原因】DICOM DIRの情報が間違っている（作成したPMCのソフトウエアのバグが原因）

• 【対策】作成元（PMC）の施設に対して、問題の情報を提供し、PMCメーカーへ対策を講じてもらうように依頼を行う

» 時間や費用がかかるケースが多く、また自施設の話ではない為、関与することが難しく、相手先の施設と、PMCメーカーのやり取りに依存するケースが多い

– 【原因】DICOMファイルが同梱されていない（DICOM part10ではない方法で作成されている）• 【対策】作成元（PMC）の施設に対してPDI準拠をしてもらうようにお願いする• 【対策】PMIで非DICOM画像をDICOMへコンバートできる機能が実装されているシ

ステムであれば、DICOMへコンバートし、DICOMタグ情報を作成してサーバへ転送を行う

– 【原因】PMIで対応していないSOPクラスが格納されている– 解説：比較的新しいSOPクラス（ES、IVUSなど）は対応されていないPMIシス

テムが多い。システム納入時期によっては、最新バージョンでない為に対応できないケースも多い

• 【対策】PMI提供メーカーへ対応してもらうように依頼をする– メーカーによっては対応に費用・時間のかかる場合があります

PMIから画像サーバへ画像が取り込めない問題（PMIでインポート成功後）

• 画像サーバが受信できないケース– 【原因】画像サーバが対応していないSOPクラスの画像

• 画像サーバの納入時期によっては対応してないSOPクラスの画像を扱うケースが多く、メーカーによってはバージョンアップなどができずに、比較的新しいSOPクラスに関しては受信できないケースがある

– 【対策】サーバメーカーへ対応してもらうように依頼をする

– メーカーによっては対応に費用・時間のかかる場合があります

• 画像サーバが対応していないTransfer Syntaxの画像• 画像サーバによっては、Transfer SyntaxをImplicit Little Endianにしな

いと、未登録モダリティは受信できないケースがあります。

– このようなサーバの場合、PDIでは基本的にExplicitで格納されている為、受信エラーになります

• 【対策】登録をすれば受信できるケースはありますが、毎回違う施設からCDが送信されて、受信できないたびに画像サーバSEが作業を実施するのは現実的ではないケースがあります

PMIから画像サーバへ画像が取り込めない問題（PMIでインポート成功後）

• 画像サーバで受信を拒否するDICOMヘッダー情報があるケース

– DICOM画像ヘッダー情報内のプライベートタグに情報が格納されているものに対して受信時にエラーを起こし、正常受信できないケースがある

– 【対策】画像サーバ側で対応を依頼するか、PMIのシステムによってはプライベートタグを削除したり、SOPクラスまで含めてSC（セカンダリキャプチャ）に変換できるシステムなどがありますが、この場合は本来格納されているDICOMヘッダー情報を削除してしまう為に、本当に運用に問題がないかの確認が必要になります

• 画像サーバが複数あり、サーバ間で転送に失敗するケース

– 【原因】最初の画像サーバは問題なく受信しても、二番目以降の画像サーバに、上記にあるようなTransfer Syntaxの問題や、SOPクラスの問題がある場合に発生するケースがあります

– 【対策】受信できないサーバメーカーに対応を依頼する

画像サーバへ画像転送は可能だが、運用的に問題があるケース

• 1枚のディスクに複数検査がある場合のインポートフロー（MWM使用時）

– カルテと連携させるために、オーダーリングで「CD持込」オーダーを出し、RIS経由でDICOM MWMで連携させることができるケースがあります。

– その場合に、1オーダー＝1アクセッションNo.になるために、1対１であればそれほど問題はないのですが、1オーダー＝複数検査の場合に複数検査が同一アクセッションNo.になることにより、画像サーバ側で不具合になる場合があります

• 画像サーバによっては、複数の検査が同一の検査種別に変換されてしまうケースがあります（最初の検査と同一に変換されてしまう）

• 画像サーバによっては、最初の検査以外の検査がカルテから連携参照できないケースがあります

画像サーバへ画像転送は可能だが、運用的に問題があるケース

• 過去に取込んだ事のある画像が再度送信されてくるケース

– 1度、ある施設から2検査ほど1枚のCDで送られてきて、その1年後に同一患者が紹介されてきたときに、前回取込んだ画像を含み5検査が入ったCDを持参してこられたケースがありました

• この場合、画像サーバによっては同一の検査を何度も登録して同じ画像が複数保持されるケースがあり、参照時に問題や誤認を生じるケースがあります

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• IRWFとは？

• PDI導入のメリット

• ディスクインポートにおける問題点

• PDIチェック制度について• 最後に

PDIPDIチェック制度についてチェック制度について

PDI PDI --Portable Data for ImagingPortable Data for Imaging--相互参照を保証するための取り組み相互参照を保証するための取り組み

IHE-J PDIチェック制度検討委員会

現状の問題と原因現状の問題と原因

•• 他施設から画像他施設から画像CDCDを受け取ったが自施設に取り込めない・・・原因は？を受け取ったが自施設に取り込めない・・・原因は？

–– PDIPDIに準拠していない（ベンダーの仕様）に準拠していない（ベンダーの仕様）

専用ビューアを提供し、コンテンツは独自仕様としている。専用ビューアを提供し、コンテンツは独自仕様としている。

–– PDIPDIに準拠しているつもり（ベンダーの解釈・実装に準拠しているつもり（ベンダーの解釈・実装誤り）誤り）

格納している画像ファイルが格納している画像ファイルがDICOMDICOM形式であればよい等の誤解釈。形式であればよい等の誤解釈。

4141

問題を解消するための枠組み問題を解消するための枠組み

•• 画像画像CDCD提供元施設（側ベンダー）提供元施設（側ベンダー）

–– PDIPDI準拠準拠であることをであることを保証保証する。する。

–– PDIPDI準拠保証を、準拠保証を、保証書保証書の添付およびの添付およびCDCDにに適合ロゴ適合ロゴを付ける等の目にを付ける等の目に見える形で明示する。見える形で明示する。

•• 画像画像CDCD受取施設受取施設

–– PDIPDI準拠が保証された準拠が保証されたCDCDである場合は自施設内の運用に沿って取り込である場合は自施設内の運用に沿って取り込みなどを行う。みなどを行う。

–– PDIPDI準拠保証がない場合は準拠保証がない場合はCDCD提供元が指定する方法を用いて参照・取提供元が指定する方法を用いて参照・取り込みを行う。り込みを行う。

4242

ユーティリティを利用した運用形態ユーティリティを利用した運用形態

チェック結果レポート（=保証

書）

医療施設 A医療施設 A 医療施設 B医療施設 B

PDIチェック用

ユーティリティ

PDIチェック用

ユーティリティ

PDIチェック用

ユーティリティ

PDIチェック用

ユーティリティ

安心・安全に情報提供内容の保証レーベル印刷の自動化レーベル上のロゴによるPDI適合宣

言

レーベル上のロゴによる安全確認→ ワークフローの単純化

院内PC上での参照院内PACSへの取込

チェック結果レポートの参照、ユーティリティの再実行→ 問題発生時の早期原因究明・解決

4343

ユーティリティの機能構成図ユーティリティの機能構成図

PDIチェック用

ユーティリティ

環境設定情報ファイル

OR

PDI メディア

PDI同等構成の

ディレクトリ

チェック結果レポートファイル(html)

1. PDIのコンテンツチェッ

ク2. チェック結果レポート印

刷3. CDレーベル印刷4. CDライタ・プリンタ専用

ハードとの接続・連携

CDライタ＆レー

ベル印刷専用機器への接続・連携

PCに接続されたCDレーベルプリ

ンタでの印刷

チェック結果レポート保存・印刷

当該医療機関、プリンタ設定内容等の各種環境設定情報

専用ハード連携データファイル群

4444

最後に最後に

画像だけでいいんですか？

ご清聴ありがとうございました。

http://www.rimage.co.jp