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LMガイド セパレート形 CATALOG No.240 HR

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LMガイドセパレート形

CATALOG No.240

HR

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1

セパレート形LMガイド HR

エンドプレート

LMブロック

ボール

保持プレート

LMレール

エンドシール

45゚

45゚ 断面図

HR形の構造

LMレールとLMブロックに精密研削加工された2条列の転動面を、ボールが転動し、LMブロックに組込まれたエン

ドプレートにより、ボール列を循環させています。LMブロックは、保持プレートでボールを保持しているので、ボー

ルが脱落しません。

LMレールを転がる2条列のボールが、それぞれの転動面と45°に接触するアンギュラコンタクト構造のため、同じ

平面に1セット(同一平面に使用されるLMレール2本とLMブロックを組合わせた場合)組付けると、4方向(ラジア

ル方向、逆ラジアル方向、横方向)に同一の荷重を負荷させることができます。しかも、断面高さが低いため、コン

パクトで安定した直線案内機構が得られます。

すきま調整が比較的容易なうえ、取付誤差吸収能力にも優れています。

● 簡単な取付けクロスローラーガイドに比べ、すきま調整や精度出しが容易です。

● 自動調整能力2軸の平行度やレベルが悪い場合でも、サーキュラーアーク溝の

正面組合わせ(DFセット)による自動調整能力効果により、予圧

を与えても取付誤差を吸収し、スムーズな動作が得られます。

● 4方向等荷重タイプ2軸平行に取付けて使用すれば、LMブロックに作用する4方向(ラ

ジアル方向、逆ラジアル方向、横方向)に対して同一定格荷重になる

よう各ボール列が接触角45°で配置されているので、あらゆる取付

姿勢での使用が可能です。

● クロスローラーガイドに近似した断面寸法HR形は、リテーナの移動しない無限運動タイプなので、クロスロ

ーラーガイドのようなケージのずれがありません。また、HR形の

断面寸法はクロスローラーガイドと近似しているため置換えが可

能です。

● ステンレス鋼製もありますLMブロック、LMレール、ボールをステンレス鋼にて対応するこ

とができます。

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2

HR OutlineHR 製品概要

HR-T超重荷重形 HR形と同一断面形状でLMブロック全長(L)を長くし、定格荷重を増加させたタイプです。

L

HR重荷重形 LMブロックは上下どちらからでも取付けが可能です。

薄形・高剛性、省スペース構造で、クロスローラーガイドとの置き換えも可能です。

ステンレス鋼製も標準化されています。

主な用途 放電加工機XYZ軸/精密テーブル/NC旋盤XZ軸/組立てロボット/搬送装置

/マシニングセンタ/ワイヤカット放電加工機/工具交換装置/木工機

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※1 HR形寸法表p11~ 各方向の定格荷重

HR形は、1セット組込むことによりラジア

ル方向・逆ラジアル方向・横方向すべての方

向の荷重を負荷できます。

また1セット組込むことにより基本定格荷重は4方向(ラジアル方向・逆ラジアル方向・横方向)とも同等となります。HR形寸法表中※1に記載されている基本定格荷重は右図のLMブロック1個のラジアル方向の値を示します。

PE :等価荷重 (N)

・ラジアル方向

・逆ラジアル方向

・横方向

PR :ラジアル荷重 (N)

PL :逆ラジアル荷重 (N)

PT :横方向荷重 (N)

PE=PR(PL)+ PT1 2

等価荷重HR形のLMブロックが各方向の荷重を同時

に負荷する場合の等価荷重は、次式により求

められます。

2C2C0

2C2C0

2C2C0

2C2C0

PL PR

PT PT横方向 横方向

逆ラジアル方向 ラジアル方向

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HR OUTLINE製品概要

※1 基本動定格荷重(C)

一群の同じMガイドを同じ条件で個々に運動させた時、定格寿命(L)が50kmとなるような方向と大きさの変動しない荷重をいいます。

寿命

●定格寿命一群の同じLMガイドを同じ条件で個々に運動させ

たとき、そのうちの90%がフレーキング(金属表面

のうろこ状のはく離)をおこすことなく到達できる

総走行距離をいいます。

●寿命時間定格寿命(L)が求められると、ストローク長さと往

復回数が一定の場合、寿命時間は右式により求め

られます。

LMガイドの寿命は同じように製作されたものを同一運転条件で使用しても、バラツキがあり

ます。このためLMガイドの寿命を求める目安として、次のように定義された定格寿命を使用し

ます。

L :定格寿命 (km)C :基本動定格荷重※1 (N)PC:計算荷重 (N)

fH :硬さ係数 (図1)fT :温度係数 (図2)fC :接触係数 (表1)fW :荷重係数 (表2)

L = ( · )3 50CPC

fH · fT · fC

fW

Lh =L 106

2 RS n1 60

1.00.90.80.70.60.50.40.30.20.1

60 50 40 30 20 10転動面硬さ(HRC)

硬さ係数 fH

0.8

0.9

1.0

0.7

0.6

0.5

100 150 200転動面温度(℃)

温度係数 fT

表1 接触係数(fC)

図1 図2

表2 荷重係数(fW)

密着時のブロック数

2345

6以上通常使用

接触係数 fC

0.810.720.660.610.61

微速の場合V≦0.25m/s

低速の場合0.25<V≦1m/s

中速の場合1<V≦2m/s

高速の場合V>2m/s

1.0~1.2

1.2~1.5

1.5~2.0

2.0~3.5

振動・衝撃 速度(V) fW

Lh :寿命時間 (h)Rs :ストローク長さ (mm)n1 :毎分往復回数 (min-1)

■fH:硬さ係数LMガイドの負荷能力を十分発揮させるためには、転動面の硬さをHRC58~64とする必要があります。この硬さより低い場合、基本動定格荷重および基本静定格荷重が低下しますので、それぞれに硬さ係数(fH)を乗じます。通常、LMガイドは十分な硬さが確保されているのでfH=1.0になります。

■fC:接触係数LMブロックを密着状態で使用する場合では、モーメント荷重や取付面精度が影響し均一な荷重分布を得ることが難しいため、複数のブロックを密着使用する場合は表1の接触係数を基本定格荷重(C)、(C0)に乗じてください。注)大型の装置に不均一な荷重分布が予想される場合は表1の接触係数を考慮してください。

■fT:温度係数ボールリテーナ入りLMガイドの使用温度は通常80℃以下のため、fT=1.0になります。

■fW:荷重係数一般的に往復運動をする機械は運転中に振動や衝撃を伴うものが多く、特に高速運転時に発生する振動や、常時繰返される起動停止時の衝撃などのすべてを正確に求めることは困難です。したがって、速度・振動の影響が大きい場合は、経験的に得られた表2の荷重係数を基本動定格荷重(C)に除してください。

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すきま調整例

21

調整ねじ使用通常の場合は、調整ねじでLMブロックを

押します。

テーパギブ使用高精度、高剛性を必要とする場合、

テーパギブ1、2を使用します。

偏心ピン使用偏心ピンですきま調整するタイプも

製作します。

すきま調整ねじは、LMブロック側面の中央部を押すように設計してください。

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HR形の精度は、下表に示すように形番ごとに定

められています。

6

※1 走り平行度

LMレールを基準ベース面にボルトで締付けた状態で、LMブロックをLMレールの全長にわたり走行させたときの、LMブロックとLMレール基準面部同士の平行度誤差。

※2 高さMのペア相互差

同一平面上に組み合わされる各々のLMブロックの、高さ(M)寸法の、最小値と最大値の差。

※3 幅W2のペア相互差

1本のLMレールに組合わされる各々のLMブロックとLMレール間の幅(W2)寸法の、最大値と最小値の差。

HR OUTLINE製品概要

精度規格HR形の精度は、走り平行度※1、高さ・幅の寸法許容差、1軸に数個のLMブロックを使用する場

合や、同一平面上に数軸取付ける場合に必要となる高さ・幅のペア相互差※2,※3を各形番ごとに規

定しています。

M

A

B

W0

精度規格

項目

高さMの寸法許容差

高さMのペア相互差注1)

総幅W0の寸法許容差

総幅W0のペア相互差注2)

□A □B 面に対する転動面の平行度

並級

無記号

上級

H

精密級

P

�C(下図による)

超精密級

SP

超超精密級

UP

単位:mm

±0.05

 0.02

 0.015

±0.025

 0.01

 0.01

±0.015

 0.005

±0.05

 0.005

±0.01

 0.003

 0.003

±0.1

0.03

    ±0.1

 0.03

注1)高さMのペア相互差は、同一平面に使用される1セットに対して適用されます。注2)総幅W0のペア相互差は、1本のLMレールに組合わせるLMブロックについて適用されます。注3)精密級以上の総幅W0の寸法許容差およびペア相互差は、1セットの内の基準側にのみ適用されます。基準側には製造番号末尾には「KB」

とマーキングされています。

50

40

30

20

10

01000 2000 3000 4000 5000

並級

H

PSPUP

LMレール長さ(mm)

走り平行度

C(μm)

HR形LMレール長さと走り平行度

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LMブロックとLMレールの取付面には、通常、組付け易さや高精度な位置合わせを可能にする

ため側面に突きあてを設けます。

取付面のすみは、LMブロックやLMレールの面取りと干渉しないように逃げをつけるか、すみの半径r以下

に加工してください。

r

r

r

r

H2

H1

取付面の肩の高さとすみの半径

7

呼び形番 すみの半径r(最大)

LMレール部の肩の高さH1

LMブロック部の肩の高さH2

単位:mm

918

1123

1530

2042

2555

3065

3575

4085

50105

60125

0.3

0.5

0.5

0.5

1.0

1.0

1.0

1.5

1.5

1.5

5

6

8

11

13

16

18

21

26

31

6

7

10

15

18

20

26

30

32

40

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P

8

HR OUTLINE製品概要

2軸の平行度誤差許容値通常の使用では寿命に影響をおよぼさない2軸の

平行度誤差許容値(P)を各形番毎に示します。

呼び形番 C0すきま

918

1123

1530

2042

2555

3065

3575

4085

50105

60125

14

20

22

24

30

38

50

C1すきま

7

8

12

15

24

26

28

35

42

55

普通すきま

10

14

18

20

35

38

42

50

55

65

単位:μm

500

S

2軸の上下レベル誤差許容値表中の値は、軸間距離500mmあたりの2軸の上下

レベル誤差許容量を示し、軸間距離に比例します。

呼び形番 C0すきま

918

1123

1530

2042

2555

3065

3575

4085

50105

60125

50

85

95

100

120

140

170

C1すきま

15

20

60

60

100

110

120

150

175

200

普通すきま

45

50

90

90

150

165

175

210

245

280

単位:μm

500

S

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クロスローラーガイドとの比較形番LMガイドHR形は、クロスローラーガイドと近似した断面寸法になっています。

HR形

クロスローラーガイド

18

8.5

HR918

11

23

HR1123

15

30

HR1530

20

42

HR2042

8

18

VR3

11

VR4

22

15

30

VR6

20

40

VR9

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HR OUTLINE製品概要

25

55

HR2555

35

75

HR3575

40

85

HR4085

28

58

VR12

36

VR15

71

40

83

VR18

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HR/HR-T/HR-M/HR-TM TYPEHR形/HR-T形/HR-M形/HR-TM形 寸法表

■ 呼び形番の構成例 2 HR2555 UU M +1000L P M

z1軸に組合わせるLMブロックの個数 x呼び形番 c防じん用部品記号 P. 17参照 vLMブロックがステンレス鋼bLMレール長さ(mm表示) n精度記号 P. 6参照 mLMレールがステンレス鋼

z mnbvx c

HR918,918M形

注 記号MはLMブロック、LMレール、ボールの材質にステンレス鋼を使用しているので、耐食性、耐環境性に優れています。

注 HR形の1セットとは同一平面に使用されるLMレール2本とLMブロックを組合わせた状態をいいます。

W0

W4

W1

A

W

T M1

B1

(K) M

L1

L

C

φd1

φd2

φd

F

h

2-S

呼び形番

外形寸法 LMブロック寸法

W W0

長さ

L B1 C H S h2 L1 T K

給脂穴

d D1

HR 918HR 918MHR 1123HR 1123MHR 1530HR 1530MHR 2042HR 2042MHR 2042THR 2042TMHR 2555HR 2555MHR 2555THR 2555TM

高さ

M

8.5

11.0

15.0

20.0

20.0

25.0

25.0

11.4

13.7

19.2

26.3

26.3

33.3

33.3

45.0

52.0

69.0

91.6

110.7

121.0

146.6

5.5

7.0

10.0

13.0

13.0

16.0

16.0

18

23

30

42

42

55

55

15

15

20

35

50

45

72

M3

M3

M4

M6

M6

M8

M8

2.55

3.30

5.30

5.30

6.80

6.80

3.0

3.5

5.5

5.5

7.0

7.0

25.0

30.0

40.0

56.6

75.7

80.0

105.4

7.5

9.5

13.0

17.5

17.5

22.5

22.5

8

10

14

19

19

24

24

1.5

2.0

2.0

3.0

3.0

3.0

3.0

5.0

6.5

10.0

10.0

11.0

11.0

MB

MA

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12

C

W0

W1

W4

A

W

φd1

φD1

L1L

φd2

φd

(φH 通シ)

F

2-S

h2

TM1

B1

(K) M

h

注 MC方向のモーメントは2軸並列使用することで負荷することができますが、2軸間距離に依存するためここでは省略します。

静的許容モーメント*:1セット組み込んだ時の静的許容モーメント値

W1 W4 A

高さ

M1

ピッチ

F d1×d2×h

C

kN

C0

kN

基本定格荷重LMレール寸法 静的許容モーメント kN・m * 質 量

6.7

9.5

10.7

15.6

15.6

22.0

22.0

3.5

5.0

6.0

8.0

8.0

10.0

10.0

8.7

11.6

13.5

19.5

19.5

27.0

27.0

6.5

8.0

11.0

14.5

14.5

18.0

18.0

25

40

60

60

60

80

80

3×5.5×3

3.5×6×4.5

3.5×6×4.5

6×9.5×8.5

6×9.5×8.5

9×14×12

9×14×12

1.57

2.35

4.31

9.90

13.6

18.6

25.1

3.04

4.31

7.65

17.2

22.9

30.5

40.8

0.0229

0.0414

0.0982

0.308

0.53

0.783

1.33

0.17

0.272

0.641

1.91

2.99

4.41

6.95

0.0229

0.0414

0.0982

0.308

0.53

0.783

1.33

0.17

0.272

0.641

1.91

2.99

4.41

6.95

0.01

0.03

0.08

0.13

0.26

0.43

0.5

0.3

0.5

1

1.8

1.8

3.2

3.2

単位:mm

MA

1個 2個密着

MB

1個 2個密着

LMブロック

kg

LMレール

kg/m

HR1123~2555M/T/TM形

MA

MB

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HR/HR-T/HR-M/HR-TM TYPEHR形/HR-T形/HR-M形/HR-TM形 寸法表

■ 呼び形番の構成例 2 HR4085T UU +1500L P

z1軸に組合わせるLMブロックの個数 x呼び形番 c防じん用部品記号 P. 17参照 vLMレール長さ(mm表示)b精度記号 P.6参照

z bvx c

呼び形番

外形寸法 LMブロック寸法

W W0

長さ

L B1 C H S h2 L1 T K

給脂穴

d D1

HR 3065HR 3065THR 3575HR 3575THR 4085HR 4085THR 50105HR 50105T

HR 60125

高さ

M

30

35

40

50

60

40.3

44.9

50.4

63.4

74.4

145173.5154.8182.5177.8215.9227274.5

329

50.080.060.092.570.0

11085.0

130

160

90.0118.5103.8131.5120.8158.9150.0197.5

236.0

19.0

21.5

24.0

30.0

35.0

65

75

85

105

125

M10

M12

M14

M16

M20

8.6

10.5

12.5

14.5

18.0

9.0

12.0

13.0

15.5

18.0

27.5

32.0

36.0

45.0

55.0

29

34

38

48

58

4

4

4

5

5

14

18

20

23

26

注 HR形の1セットとは同一平面に使用されるLMレール2本とLMブロックを組合わせた状態をいいます。

W0

W1

W4

A

W

T (K) M MB

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14

W1 W4 A

高さ

M1

ピッチ

F d1×d2×h

C

kN

C0

kN

基本定格荷重LMレール寸法 静的許容モーメント kN・m * 質 量

25

30.5

35

42

51

12

14.5

16

20

25

31.5

37

42.5

51.5

65.5

22.5

26

29

37

45

80

105

120

150

180

9×14×12

11×17.5×14

14×20×17

18×26×22

22×32×25

24.232.13040.244.159.570.796

141

38.651.647.863.668.691.7

107143

206

1.111.891.532.592.644.485.158.74

14.3

6.7210.48.84

13.514.42328.945.7

79.6

1.111.891.532.592.644.485.158.74

14.3

6.7210.48.84

13.514.42328.945.7

79.6

0.70.91.051.41.531.73.063.5

7.5

4.6

6.4

8

12.1

19.3

単位:mm

MA

1個 2個密着

MB

1個 2個密着

LMブロック

kg

LMレール

kg/m

注 MC方向のモーメントは2軸並列使用することで負荷することができますが、2軸間距離に依存するためここでは省略します。

静的許容モーメント*:1セット組み込んだ時の静的許容モーメント値

φd1

φD1

L1

L

φd2

φd

(φH 通シ)

F

M1

h2

2-S

C

B1

h

MA

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LMレール標準長さと最大長さHR

HR形のLMレール標準長さと最大長さを表に示します。最大長さがこれを超える場合には、つなぎ方式で製作しま

すので、THKにお問い合わせください。

特殊長さをご指定される場合のG寸法は、表中の寸法を推奨します。G寸法が長くなりますと取付後、その部分が

不安定な傾向になり、精度上悪影響を及ぼすことがあります。

G F

L0

G

HR形LMレール標準長さと最大長さ 単位:mm

注1)最大長さにつきましては、精度等級により異なりますので、THKにお問い合わせください。注2)つなぎ方式が不可能で、上記最大長さ以上が必要な場合は、THKにお問い合わせください。

呼び形番

標準ピッチF 25 40 60 60 80 80 120 150 18010510 15 20 20 20 20 30 35 4522.5

300 500 1600 2200 2600 3000 3000 3000 30003000G

最大長さ

HR 918

70120220295

HR 1123

110230310390

HR 1530

160280340460580

HR 2042

220280340460640

HR 2555

280440600760

10001240

HR 3065

280440600760

10001240

HR 3575

570885

1200162020402460

HR 4085

78010201260150019802580

HR 50105

1270157020202620

HR 60125

1530189022502610

LMレール標準長さ.

(LO)

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HR OPTIONSオプション

HRには防じんのための関連部品をご用意してあります。用途・設置箇所によってお選びください。

エンドシール 1

LMレール取付穴専用キャップC形 2

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耐摩耗性に優れた特殊合成ゴム製のエンドシールが用意されています。

防じん用部品が必要な場合は表2に示す記号で指示してください。なお、防じん用部品の適応形番および防じん用部品取付後のLMブロック全長寸法(L寸法)については、表3を参照してください。

エンドシール

直動システムに異物が侵入すると、異常摩耗や早期寿命の原因となるため、異物の侵入を防止する必要があります。したがって、異物の侵入が考えられる場合は、雰囲気条件にあった効果的な密封装置や防じん装置を選定することが重要です。

防じん用部品

z シール

・シール抵抗値HR…UU形シールの、潤滑剤が塗布された状態における、LMブロック1個あたりのシール抵抗の最大値は、表1の値を参考にしてください。

表2 HR形の防じん用部品記号

LMガイドのLMレール取付穴に切粉や異物が詰まるとLMブロック内部に侵入する可能性がありますので、そのような場合にはLMレール取付穴を専用キャップでふさぎ、LMレール上面と同一面にして異物の侵入を防ぐことができます。

LMレール取付穴専用キャップC形は、耐油性および耐摩耗性に優れた特殊合成樹脂を使用していますので、十分な耐久性を持っています。ご注文の際は表のCキャップ形番でご指示ください。

x LMレール取付穴専用キャップC形LMレール取付穴専用キャップC形LMレール取付穴への切削屑の侵入を防ぎます。

D

H

記号

UU

防じん用部品エンドシール付き

防じん方法

呼び形番Cキャップ

形番

使用

ボルト

主要寸法 mm

D H

1123

1530

2042

2555

3065

3575

4085

50105

C 3 M 3 6.3 1.2

C 3 M 3 6.3 1.2

C 5 M 5 9.8 2.4

C 8 M 8 14.4 3.7

C 8 M 8 14.4 3.7

C10 M10 18.0 3.7

C12 M12 20.5 4.7

C16 M16 26.5 5.7

エンドシール粉じんがある箇所に使用

1

2

表3 HR形防じん用部品取付後のLMブロック全長(L寸法) 単位:mm

呼び形番

35753575T40854085T5010550105T60125

UU

154.8182.5177.8215.9227.0274.5329.0

呼び形番9181123153020422042T25552555T30653065T

UU

45.052.069.091.6

110.7121.0146.4145.0173.5

表1 HR…UU形シール抵抗最大値呼び形番

9181123153020422555306535754085

5010560125

シール抵抗値0.50.71.02.02.93.43.94.45.99.8

単位:N

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潤滑テーブル

給脂穴加工例

LMブロック上面中央部には、グリース潤滑用の給脂穴が設けてあり

ますので、右図のようにテーブルに給脂穴をあけて、グリースニップ

ルなどを取付けてください。油による潤滑の場合は、経路の確認が

必要ですので、THKにご相談ください。

通常、すきま調整を行う側のLMブロックの取付けは、図1のように

LMブロックに設けられたねじ穴を利用して固定します。

この場合、ボルト穴d1、D1は調整代分だけ大きめに加工する必要が

あります。

また、構造上どうしても図2のような取付方法になる場合には、この

LMブロックの取付ボルトは、図3に示すような専用取付ボルトが必

要になりますので、ご指定ください。

D1

d1

図1

R

Sd

LH

D

図3

図2

専用取付ボルト

呼び形番

B 3

B 5

B 6

B 8

B10

B12

B14

B16

S

M3

M5

M6

M8

M10

M12

M14

M16

d

2.4

4.1

4.9

6.6

8.3

10.1

11.8

13.8

D

5.5

8.5

10.0

13.0

16.0

18.0

21.0

24.0

H

3

5

6

8

10

12

14

16

L

17

22

28

34

39

45

55

66

R

5

7

9

12

15

18

21

24

適用形番

HR 1530

HR 2042

HR 2555

HR 3065

HR 3575

HR 4085

HR 50105

HR 60125

単位:mm

専用取付ボルト専用取付ボルト

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ご使用上の注意●取扱上の注意・各部を分解しますと、ごみの侵入や各部の組み立て精度を悪くする原因になりますので、分解は行わないでください。

・LMブロックおよびLMレールを傾けますと、自重で落下する場合がありますので、ご注意ください。

・LMガイドを落下させたり、叩いたりすると破損することがありますので、ご注意ください。また、衝撃を与えた場合、外観に破損が見られなくとも機能の損失が考えられますので、ご注意ください。

●潤滑について・防錆油をよく拭き取り、潤滑剤を封入してからお使いください。

・性状の異なる潤滑剤を混合しての使用は避けてください。

・常に振動が作用する箇所、クリーンルーム、真空、低温・高温など特殊環境下での使用は、通常の潤滑剤を使用できない場合がありますので、THKにお問い合わせください。

・特殊な潤滑剤を使用される場合は、THKにお問い合わせください。

・油潤滑にて使用される場合、LMブロックの取付姿勢によっては、潤滑油が行き渡らないことがありますので、THKにお問い合わせください。

・給脂間隔は使用条件により異なりますので、THKにお問い合わせください。

●使用上の注意・異物が侵入すると、ボール循環部品の破損や機能の損失を引き起こしますので、ごみ、切り粉など異物の侵入は防止してください。

・クーラントがLMブロック内部に侵入するような環境下で使用される場合は、クーラントの種類によって製品の機能に支障をきたす場合がありますので、THKにお問い合わせください。

・80℃を超えての使用は避けてください。80℃を超えて使用されたい場合は、THKにお問い合わせください。

・ごみ、切り粉などの異物が付着した場合は、洗浄した後、潤滑剤を再封入してください。使用する洗浄液の種類は、THKにお問い合わせください。

・LMガイドを逆さ吊り状態で使用される場合では、事故等によりエンドプレートが破損しますと、ボールが脱落し、LMレールからLMブロックが外れて落下する恐れがあります。このような使用では、落下防止の安全機構を追加する等の対処をお願いします。

・常に振動が作用する箇所、クリーンルーム、真空、低温・高温などの特殊環境下で使用される場合は、THKにお問い合わせください。

・LMブロックを一度LMレールから抜いて再度組付ける場合は、組付けを容易にするためのLMブロック抜き取り/挿入治具がありますので、THKにお問い合わせください。

●保管・LMガイドは、弊社の梱包および荷姿で、高温、低温、多湿を避け、水平な状態で保管してください。

LMガイド HR

●「LMガイド」「ボールリテーナ」「 」「QZ」はTHK株式会社の登録商標です。®

無断転載を禁ずる

●写真と実際の製品とでは異なる場合があります。

●改良のため予告なしに外観、仕様等変更することがありますので、ご採用の時は事前にお問合わせください。

●カタログの制作には慎重を期しておりますが、誤字・脱字等により生じた損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。

●弊社製品・技術の輸出及び輸出の為の販売につきましては、外国為替及び外国貿易法、及びその他の法令の遵守を基本方針としております。

尚、弊社製品の単品での輸出については、予めご相談ください。

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