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14 映像情報メディカル 2013年1月 IMAGE PREVIEW P.20 〜 25 参照 肝腫瘍の Dual Energy Imaging 河野雄輝ほか 図 2 Dual Energy CTより作成されたヨード密度画像 ヨード密度画像をカラーマップ表示させることで、肝細胞癌の動脈相での造 影効果が強調され肝内の淡い造影効果(矢印)がより明瞭に描出されている。 図5 Spectral HU Curveによる塩水と糖水の弁別 塩水、糖水ともにほぼ同じ CT 値を示し、視覚的にも区別できないが、関心領域 内を設定し X 線エネルギーごとの CT 値変化をみると明らかに違う挙動をしめす ことから、これらの物質を区別できる。 図6 Scatter plotを用いた物質弁別 関心領域内の情報より、縦軸を CT 値、横軸を水の密度とした場合、CT 値はほぼ同じであるが水の 密度値が違うことから、これらの物質を分別することが可能となる。

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14 映像情報メディカル 2013年1月

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P.20 〜 25参照

肝腫瘍の Dual Energy Imaging河野雄輝ほか

図2 Dual Energy CTより作成されたヨード密度画像ヨード密度画像をカラーマップ表示させることで、肝細胞癌の動脈相での造影効果が強調され肝内の淡い造影効果(矢印)がより明瞭に描出されている。

図5 Spectral HU Curveによる塩水と糖水の弁別塩水、糖水ともにほぼ同じCT値を示し、視覚的にも区別できないが、関心領域内を設定しX線エネルギーごとのCT値変化をみると明らかに違う挙動をしめすことから、これらの物質を区別できる。

図6 Scatter plotを用いた物質弁別関心領域内の情報より、縦軸をCT値、横軸を水の密度とした場合、CT値はほぼ同じであるが水の密度値が違うことから、これらの物質を分別することが可能となる。

Vol.45 No.1 15

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図2a 図2b

P.26 〜 31参照

腹部 Perfusion CT吉川 武ほか

図1 TIPS閉塞後にPTAが施行された例のPerfusion mapわれわれの使用する解析ソフトウェア上での表示(いずれもCT画像とのfusion)。肝実質全体に肝動脈血流比が高値を示している。a左:動脈血流量 a右:門脈血流量b左:肝動脈血流比 b右:平均通過時間

図1a図1b

図2 直腸癌例のPerfusion mapa:動脈血流量  b:平均通過時間(いずれもCT画像とのfusion)腫瘍に一致して動脈血流量および平均通過時間が高値を示している。

図3 前立腺肥大例のPerfusion map動脈血流量、CT画像とのfusion。内腺領域の動脈血流量が増加している。

16 映像情報メディカル 2013年1月

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P.48 〜 52参照

肝線維化診断 update:MRI を用いたアプローチ-エラストグラフィだけじゃない!-本杉宇太郎

図1a 図1b 図1c図1d 図1e 図1f

図2a 図2b 図2c図2d 図2e 図2f

図1 23歳女性 正常肝a:造影後門脈相T1強調像。左葉辺縁は鋭角で、門脈周囲に拡大はない。b:ADCマップ:ADC値 1 .05 mm2 /s  c:Dマップ:D値 0 .90 mm2 /sd:D*マップ:D*値 98 .4 mm2 /s     e:fマップ:f 値 14 .6%f:MRエラストグラフィ:1.4 kPa

図2 74歳男性 肝硬変a:造影後門脈相 T1強調像。左葉辺縁は鈍化し右葉の委縮がある門脈周囲が拡大し、肝と門脈の間に隙間がみえる。b:ADCマップ:ADC値 0 .93 mm2 /s  c:Dマップ:D値 0 .65 mm2 /sd:D*マップ:D*値 11 .4 mm2 /s     e:fマップ:f 値 25 .3%f:MRエラストグラフィ:4.4 kPa

Vol.45 No.1 17

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P.59 〜 66参照

本邦における CT colonography の現状と将来展望三宅基隆ほか

図1 大腸画像診断に用いる各種の診断画像典型的な2型進行大腸癌。各種再構成画像を利用して診断を行う。a:大腸内視鏡画像  b:仮想内視鏡画像  c:仮想注腸画像d:任意多断面変換画像  e:仮想大腸展開像

図1a 図1b 図1c図1d 図1e

図3 CTC検査で偶発的に発見された大腸以外の悪性腫瘍

(万願寺総合健診センターのご厚意による)a、b:貧血の原因精査で行われたCTCにて、胃癌(矢印)が発見された。c:スクリーニングで行われたCTC(腹臥位)で、肺癌が検出された。仰臥位では撮像範囲外であった。d:スクリーニングで行われたCTCにて、会陰部の脂肪肉腫が検出された(矢印)。

図3a 図3b図3c 図3d

18 映像情報メディカル 2013年1月

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図4 腸管嚢腫状気腫症a:上行結腸に粘膜下腫瘤様の隆起性病変が複数個認められる。b:仮想内視鏡画像でも同様の所見を認める。c:断面を見ると内部に含気を認め、腸管嚢腫状気腫症と診断できる。d:a ~ cとは別症例。腹腔内遊離ガスを認める。腸管壁内ガスも伴っており、腸管嚢腫状気腫症の可能性が示唆される。検査中、検査後ともに痛みを訴えることなく無症状であった。

(万願寺総合健診センターのご厚意による)

図4a 図4b図4c 図4d

図5a 図5b図5c 図5d

図5 表面型病変におけるCADの検出a:内視鏡画像:10mm大の表面型病変(IIa+IIc)。b:仮想内視鏡画像:CADにより1個のmarking(丸印)がなされている。c:内視鏡画像:30mm大の表面型病変(IIa+IIc)。d:仮想内視鏡画像:わずかな半月ひだの変形として描出されている(矢印)が、CADによるmarkingは認めない。表面型病変に対する検出能の限界を示す1例といえる。

図6 AZE VirtualPlace (株式会社AZE)仮想内視鏡画像、仮想注腸画像、仮想大腸展開像、任意多断面変換画像、cube viewなど各種診断画像が効率的に配置されている。