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1 1 Graphtec Pro Studio 導入操作説明書 Graphtec Pro Studio の導入時の操作方法について以下に説明します。 なお Graphtec Pro Studio のインストール方法については別途資料を参照してください。 事前にプロッターと PC の接続を行い、メディアのセットを行ってください。 1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい Graphtec Pro Studio を立ち上げます。 最初にデザインページが開きますので、「デザインセントラル」より「A4」を選択し、方向 は、縦を選択します。 ※右側のクラウドページの表示を無くしたい場合は、「画面」より“クラウドページ”をク リックすると表示しなくなります。 「デザインセントラル」が表示されていない場合は、 「画面」より“デザインセントラル” をクリックすると表示されます。 用紙サイズが表示されていない場合は、「ファイル」より「書類設定」をクリックしま す。 ②デザインページにグリッドを表示させるには、「画面」⇒「表示」⇒「グリッドを表示」をク リックします。

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Graphtec Pro Studio 導入操作説明書

Graphtec Pro Studio の導入時の操作方法について以下に説明します。 なお Graphtec Pro Studio のインストール方法については別途資料を参照してください。 事前にプロッターと PC の接続を行い、メディアのセットを行ってください。

1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい

①Graphtec Pro Studio を立ち上げます。 最初にデザインページが開きますので、「デザインセントラル」より「A4」を選択し、方向

は、縦を選択します。

※右側のクラウドページの表示を無くしたい場合は、「画面」より“クラウドページ”をク

リックすると表示しなくなります。 「デザインセントラル」が表示されていない場合は、「画面」より“デザインセントラル”

をクリックすると表示されます。 用紙サイズが表示されていない場合は、「ファイル」より「書類設定…」をクリックしま

す。

②デザインページにグリッドを表示させるには、「画面」⇒「表示」⇒「グリッドを表示」をク

リックします。

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③グリッドの間隔指定や、グリッドを線で表示するか点で表示するか、図形をグリッドに吸着

させるかの設定は、「画面」から「定規とグリッド…」をクリックして「定規とグリッドの設

定」を開いて設定します。

④「テキスト」⇒「フォント」よりフォントの種類を選択します。例として“HG 丸ゴシック

M-PRO”に設定し、「サイズ」から「その他…」を選択し、“40mm”に設定します。 縦書きの文字に設定するには、「テキストツール」のアイコン を長押しするとテキストの形

状設定のアイコンが表示されます。その中の「縦書きテキストツール」のアイコン をクリ

ックすると縦書き文字設定がされます。横書きの場合は「テキストツール(T)」のアイコン

をクリックします。

⑤縦書きの場合は、画面左端にある「縦書きテキストツール」のアイコン をクリックし、横

書きの場合は「テキストツール(T)」のアイコン をクリックして文字の入力指定を行います。

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⑥ワークスペース内の文字の入力位置をクリック してカットしたい文字を入力します。

※ここでは、日本語の全角文字を任意で入力してください。 テキストの位置を移動したい場合は選択ツールで

文字をクリックしてドラッグすることで移動する

ことができます。 文字をカットした後にカス取り(文字の周りの 不要な部分を取り除くこと)用の枠のカットを 行いたい場合は、後述の「カット・プロット」 画面内で設定が可能です。

⑦プロッターに出力するには、「カット・プロット」のアイコン をクリックします。 「プロダクションマネージャの選択」が立ち上がったら[OK]を押してください。

※「プロダクションマネージャの選択」は表示されない場合もあります。

⑧「カット・プロット」の画面が立ち上がります。

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⑨「カット・プロット」画面の「一般 」の中の「サイズの取得 」をクリックした時、「メ

ディアサイズ」が「ユーザー定義」に変わり、プロッターにセットされている用紙幅、長さ

(ロールメディアの場合は、プロッターに設定されているページ長さ)が表示されます。 フラットベッドタイプでは、プロッターの最大のカットサイズが表示されます。 メディアサイズを変更したいときには、「メディア」の中の下矢印をクリックしてメディアサ

イズを選択します。定型サイズ以外の場合は、“ユーザー定義”を選択し、サイズを入力しま

す。

※“カッターがサイズ取得に応答しません”が表示された時は、プロッターと PC が正し

く接続されていません。プロッターの電源が入っていて接続されているか確認してくだ

さい。

⑩「オプション」タブより「カス取り枠」にチェックを入れると文字の周りに枠がカットされ

ます。「パネルマージン」は、文字と枠との間隔を指定します。 例では、「カス取り枠」にチェックし、「パネルマージン」に 5mm を設定しています。 ※他のカス取り線の設定については、後述します。

⑪「オプション」タブの中の「ドライバオプション」の「パス#x」が“なし”になっている場

合は、プロッター自体に設定されているカット条件でカットされます。 ※「ドライバオプション」を有効にする方法については後述します。

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⑫[送信]をクリックすることで上部の“ジョブ”の中にジョブ名と“ステータス”に“カッ

ト中…”の表示が出てカット動作が始まります。 ※[ファイル保存]をクリックすると“xpf”の拡張子が付いたファイルが作成されま

すが、これは FCX2000 シリーズで USB メモリからオフライン出力するためのファ

イルになります。 ・下記「Graphtec Pro Studio Production Manager」が同時に開きますが、通常は、送信さ

れたジョブが表示され、カットが終了するとジョブは削除されます。(送信モードの設定

により保留状態にもなります。)

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2.補足説明

2-1.一般設定

①「一般 」の中の「位置」の値を設定することでプロッター上のカット位置を変更できます。 位置の中の「対話形式 」をチェックした状態で、プレビュー上のオブジェクトの右下の位

置を変更するとプロッターのカッターの先端が同期して動きます。 「プレビュー 」をチェックすると、オブジェクトの周囲の 4 点の位置にプロッターのカッ

ターの先端が順番に移動して最大に動く位置の確認ができます。 「ジョブサイズ」は、カットするデータサイズで「メディアに合わせる」をチェックすると、

「メディアサイズ」で設定された大きさに合わせてカットされます。 「コピー数」は、オブジェクトを指定された個数にコピーしてカットします。オブジェクト

とオブジェクトの間隔は、「水平間隔 」と「縦方向の間隔 」で設定されます。

②「一般 」画面左下の「配置 」は、プロッター上のカット位置を変更できます。 初期状態では、「右下 」にセットされていますが、それ以外の配置を選択することでプレビ

ューにそれぞれ設定したカット位置が表示されます。また、プレビュー上の図形をクリック

してドラッグすることで、任意の位置にカット位置を変更できます。 「回転 」の設定によりプロッター上で図形が回転します。 「反転 」をクリックすることにより が に換わり、ミラーイメージ(裏書)でのカッ

トがされます。 「選択範囲のみ 」は、デザインページで選択されたオブジェクトがあると選択可能になり

ます。選択したオブジェクトのみカットしたいときに、このアイコンをクリックしますと、

選択されたオブジェクトのみプレビューに表示されカットされます。

③「ジョブの繰り返し」は、同じデータを設定回数送信します。このチェックを入れた場合は、

同じデータを繰り返し送信します。同じデータが再度送られるので、プロッター上で同じ所

を切らないようにするため、「ジョブの繰り返し」にチェックを入れると、「オプション 」

の中の「プロット後メディアを送る」に自動的にチェックが入り、ロールのメディアを使用

している時にはメディアを送ってカットします。 シートのメディアの場合は、メディアの交換メッセージが表示され、メディアを交換してか

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らカットが始まります。

④「送信モード」は、“即送信”、“リストに保留”、“ファイル保存”があり、“即送信”はプロ

ッターに直ぐにデータが送られます。“リストに保留”は、「Graphtec Pro Studio Production Manager」に保留され、後から出力が可能になります。 “ファイル保存”は、“plt”の拡張子でファイルが保存され、後から Graphtec Pro Studio Production Manager」上の“ジョブの追加”で開いて出力可能になります。

2-2.オプション設定

①「オプション 」タブより「カス取り枠」、「垂直方向カス取り線」、「水平方向特別カス取り

線」、「垂直方向特別カス取り線」、「水平方向カス取り線」にチェックを入れると文字の周り

や文字の区切りにカス取り線を入れてカス取りをし易くします。

・「カス取り枠」にチェックし、「パネルマージン」に 5mm を設定した場合 ・「カス取り枠」と「垂直方向カス取り線」にチェックした場合 ・「カス取り枠」と「水平方向特別カス取り線」にチェックした場合

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・「カス取り枠」と「垂直方向特別カス取り線」にチェックした場合 ・「カス取り枠」と「水平方向カス取り線」にチェックした場合(文字入力は 2 列にしてあ

ります。)

②「イージーウィード」にチェックすると、“カス取りマージン”で指定されたマージンを取っ

て文字の一個ごとにカス取り枠がカットされます。 “グループとテキストの周囲に”をチェックすると“カス取りマージン”で指定されたマー

ジンを取って文字全体にカス取り枠がカットされます。

③「ドライバオプション」の“パス#x”が“なし”になっている場合は、プロッターに設定さ

れているカット条件でカットされます。 「一時停止」が になっている場合は、描画カラーに表示されたリストを上から順に連続し

てカットを行いますが、 の場合は、描画カラーごとカットが一時停止します。 と でカットする順番を入れ替えることができます。

“描画カラー”のカットマーク をクリックすると の表示になりカットしなくなります。

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ドライバオプションを有効にしてカット条件を設定するには、[編集…]をクリックして“パ

ス#x”を“なし”以外に設定します。パスの回数を指定すると、その回数で同じ図形を繰り

返しカットします。(“パス#1”、“パス#2”・・・と増えます。) 「全ての色に同じカット条件を適用する」にチェックすると、全ての色のパスに同じカット

条件が適用されます。「全ての繰り返しパスに同じカット条件を適用する」にチェックすると、

パスが複数個ある場合に同じカット条件が適用されます。

④[編集…]をクリックすると下記画面が立ち上がり、プルダウンより設定したいコンディシ

ョン No.(#1~#8)を選択します。または、既に登録されているコンディション設定を選択し

ます。 ※デフォルトでは、#1~#8 の番号がプロッターの“Condition No.”と同じになっています。

⑤“条件”は、設定したいプロッターの“Condition No.”を指定します。 “速度”、“加速度”、“カット圧”のチェックを入れると、値が設定できますが、チェックを

入れない場合は、プロッター本体に設定されている値が有効になります。

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“線の種類”は、実線や波線等の線種指定ができます。実線以外を設定しますと“ピッチサ

イズ”が指定できます。 [適用(A)]で設定した値は保持されますが、新たに名前を付けて登録したい場合は[保存…]

をクリックします。 [書き出し…]をクリックすると、表示されているコンディションの設定内容を“xml”形

式のファイルとして保存することができます。 [読み込み…]をクリックすると保存したコンディションの設定内容を読み込むことができ

ます。

⑥「プロット後メディアを送る」のチェックを入れると、ロールメディアを使用している場合

は、オブジェクトのサイズ+“追加送り”の指定長さ分メディアが送られます。 シートメディアの場合はメディアの交換メッセージが出ます。 フラットベッドタイプのプロッターでは、退避モードになりカッターが右上に移動します。

2-3.詳細設定

①「詳細 」タブより「線のアウトライン化」をチェックすると、線の幅を認識して線の周り

をカットします。太い線の形でカットしたい場合にチェックしますが、細い線や文字の場合

にチェックすると 2 重にカットされます。 「重なり認識」は、図形と図形が重なっている場合に重なった部分をカットしたくないとき

にチェックします。例えば長方形と長方形がクロスしている場合は、クロスしている部分は

カットされず、十字の形でカットされます。

②「円のカット向き:」は、円のカット方向を“変更しない”、“時計周り”、“反時計周り”より

選択できます。

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3.画像データからアウトラインを抽出してロゴのカットを行いたい

Graphtec Pro Studio の設定は、前述「1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい」の①

から②までの設定を行ってください。 以降の説明は、ロゴの画像データから自動的にアウトラインを抽出してロゴのカットを行う方法

について説明します。

①「ファイル(F)」から「開く…」を選択します。

②「ファイルの種類(T)」に「全てのファイル形式」を選択し、開きたい画像ファイルを選択し

[OK]をクリックします。

③画像のファイルが貼り付きますが、サイズの調整は、画像の周りに表示される 8 個の四角の

コントロールハンドルをクリックしてドラッグすることで調整できます。

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④「自動トレース」のアイコン をクリックし、「デザインセントラル」でトレースの設定を調

整します。(通常はデフォルトの設定のままで良いです。) 画像データ全体をクリック&ドラッグするだけでトレースがされてパスが作成されます。 一個の文字を選択してクリックすると選択した文字のみトレースされます。

※コーナーが鋭角に出ない場合は、「デザインセントラル」の「コーナー:」の設定を“高”

か“最高”にしてください。

⑤画像データをクリックしてドラッグするとベクターデータと分れますので、画像データが不

要であれば、これを削除します。

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※ドラッグせずにベクターデータのみ表示したい場合は、「画面」⇒「ビットマップのプレ

ビュー」をクリックします。これで画像データは表示されず、ベクターデータのみ表示

されます。 ⑥カットの方法は、前述「1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい」の⑦以降と同じに

なりますので参照してください。

4.画像データの印刷に合わせてシールをカットしたい

Graphtec Pro Studio の設定は、前述「1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい」の①

から②までの設定を行ってください。 以降の説明は、画像データから自動的にアウトラインを作成し、位置あわせマーク(トンボ)

を使って印刷された画像データの周りをカットする方法について説明します。 1)画像データからカットデータを作成するまで ①「ファイル(F)」から「開く…」を選択します。

②「ファイルの種類(T)」に「全てのファイル形式」を選択し、開きたい画像ファイルを選択し、

[OK]をクリックします。

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③画像のファイルが貼り付きますが、サイズの調整は、画像の周りに表示される 8 個の四角

のコントロールハンドルをクリックしてドラッグすることで調整できます。

④輪郭カットを行うために画像の周りの空白部分を透明にします。「ビットマップ」より「透明

にする…」を選択します。

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⑤空白部分をクリックし、「類似したものの選択」ボタンをクリック後、「確定 」をクリック

すると空白部分が透明になります。

⑥「特殊効果」より「輪郭カット…」をクリックします。 「デザインセントラル」の“オフセット”で輪郭のマージンを設定します。“輪郭の色”で輪

郭の色を設定し、「確定 」をクリックします。

⑦トンボを作成するために「長方形ツール」を使って図形全体を囲む長方形を作成します。 “べた塗り”の場合は、“ワイヤフレーム”にチェックし、長方形の枠のみにします。

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※長方形を作成するときにメディアの端からのマージンが必要です。 グリットローリングタイプのプロッターの場合、プロッターにメディアをセットした時

のトンボ読み取りに必要なマージンは、下記のようになります。例では余裕を見て、左:

20.0mm、右:20.0mm、上:35.0m、下:15.0mm に設定します。 フラットベッドタイプのプロッターでは、メディアの端から 4 方向とも 10mm 以上のマ

ージンを取ってください。

⑧「特殊効果」から「長方形をトンボに変換…」を選択します。

⑨長方形の四隅にトンボが作成されます。確定するには、「デザインセントラル」の「確定 」

をクリックします。

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※「デザインセントラル」よりトンボパターンの選択が可能です。(通常は、“Graphtec 4点トンボ タイプ 2”を選択します。)

[オプション]をクリックすると「Graphtec マークオプション」が表示され、トンボの

長さ、太さが選択できます。

⑩「プリント」アイコン をクリックします。

⑪「プリント」画面が立ち上がります。印刷するプリンタを選択し、「拡大・縮小」は“拡大・

縮小”を選択し、100%のままにします。また、「位置」も“変更しない”を選択します。 設定が終了したら[OK]をクリックすることで印刷されます。

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※印刷が終ってからトンボを含めた図形を変更しますとカット位置がずれますので、変

更した場合は再度プリントし直す必要があります。

2)印刷したシールのセットとカットまで

①「輪郭のカット」のアイコン をクリックします。

②「輪郭のカット」の画面が立ち上がります。

③「一般 」の中の「サイズの取得 」をクリックした時、「メディアサイズ」が「ユーザー定

義」に変わり、プロッターにセットされている用紙幅、長さ(ロールメディアの場合は、プ

ロッターに設定されているページ長さ)が表示されます。 フラットベッドタイプでは、プロッターの最大のカットサイズが表示されます。 メディアサイズを変更したいときには、「メディア」の中の下矢印をクリックしてメディアサ

イズを選択します。定型サイズ以外の場合は、“ユーザー定義”を選択し、サイズを入力しま

す。

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※“カッターがサイズ取得に応答しません”が表示された時は、プロッターと PC が正し

く接続されていません。プロッターの電源が入っていて接続されているか確認してく

ださい。 「一般 」画面左下にある「回転 」の設定によりプロッター上で図形が回転します。

プロッターにセットされたメディアの向きに合わせてください。 他の設定については、前述「1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい」の⑩

以降を参照してください。

④印刷されたシールの向きを合わせてプロッターにセットします。 グリットローリングタイプのプロッターの場合、図のようにプッシュローラがトンボの線の

上に乗らないようにプッシュローラの位置を調整してセットします。メディアをロード後、

ポジションキーでカッターの先端を図のようにトンボの内側に移動させてセットします。

⑤[送信]をクリックすると下記メッセージが表示されますので、プロッターのメディアセッ

トに問題無いことを確認して[OK]をクリックします。 プロッターにデータが送信され、右下のトンボから順にトンボを検出して行き、全部のトン

ボが正常に読み取れれば画像の周りのアウトラインがカットされます。 (フラットベッドタイプのプロッターでは、盤面に向かって左下からトンボの読み取りが開

始されます。)

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※「トンボ検出エラー」が発生した場合は、読み取り開始位置が間違っていないか、左右、

前後の用紙端からトンボまでの距離が規定のマージンであるか調べてください。 グリットローリングタイプのプロッターの場合、規定のマージンになっていても奥側で

「トンボ検出エラー」になる場合は、メディアが上側に反り上がっていないか確認して

ください。メディアが反り上がっている場合は、実際のシート長さより短くカット範囲

が読み取られてしまいますので「トンボ検出エラー」が発生します。 以上