シャトルロック製作手順10.pdfOtto Bock Japan K.K. | Prosthetics-4 - 5 -1....

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シャトルロック製作手順  6A30=10 ー 義肢製作施設用 ー

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シャトルロック製作手順  6A30=10

ー 義肢製作施設用 ー

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使用する材料/工具・PVA バッグ(99B81)

・ナイグラスストッキネット(623T9)

・C-オルソクリル(617H55)

・カーボンファイバーシート(616G12)

・ファイバーグラスストッキネット(616G13=8)

・グラスファイバーマット(616G4)

・PVC 両面テープ(616F10)

・プラスチリン粘土(636K6)

・プラスタバンド(636K8)

・ロックタイト

6A30=10 構成内容①シャトルロック本体

②ロックピン(6Y13=1)

③ラチェットユニット(6A52)

④ダミーセット(5X125)

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製作方法

1.陽性モデルに本体固定用ダミーを木ネジ4本を使って取

付けます。

2.ピンの位置が断端の長軸に来るように取付けてください。

PVAバッグ (99B81) をかぶせて、 ダミーの中心部の突

起部で縛ります。

その際、 下図のように PVA バッグの遠位部分を引

張って細くしておくと、 ダミー部分にしわが寄りにくくな

ります。

1. 本体の取付け

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3.ラチェットユニット取付け穴にダミー ( 小 ) を取付けます。

取付け穴のネジ部分に樹脂が入り込まないようにシリコー

ングリスなどの離型剤を塗ります。

4.8mm 六角穴付ボルトを使用し、 下の写真のダミーととも 

  にシャトルロック本体を陽性モデルに取付けます。

5.ラチェットユニット取付け穴が所定の位置に来るようにして

ください。

ダミーの穴 ( 本体固定用とラチェットロック ) に樹脂が入り

込まないようにプラスタバンド (636K8) またはプラスチリン

粘土 (636K6) を詰めてください。

プラスタバンド (636K8)

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1.必要に応じて、 一層目にダクロンフェルト (616G6) をかぶ

せます。 ダクロンフェルトはライター等の火によって溶着で

きるため、 縫い目の無い美しいソケットに仕上がります。

2.ナイグラスストッキネット (623T9) を二層かぶせます。

先端は縫わずに折返してください。

3.必要に応じてカーボンファイバーシート (616G12) を左図

のように貼り補強します。

その上にファイバーグラスストッキネット (616G13) あるい

  はカーボンファイバーストッキネット (616G15) を適宜かぶ

  せます。 最後に再びナイグラスストッキネット (623T9) を

  二層かぶせ、 PVA バッグをかぶせます。

製作方法

2. 積層作業

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1.カーボン繊維を使用した場合は、 繊維に浸透しやすい 

  C- オルソクリル注型用樹脂 (617H55) を使用します。  

  樹脂に硬化剤パウダー (617P37) を 2-3% 混合します。

製作方法

3. ラミネーション

2.樹脂が硬化した後、 本体固定ボルトを取外すためにダ 

  ミーの頭が出るまでソケット遠位部を削ります。

3.ラチェットロック用ダミーの頭が出るまで削ります。

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2.本体固定用ボルトとダミーを取外します

1.ラチェットロック用ダミーを緩めて、 樹脂が流れ込んでい 

  ないか確認します

  問題なければダミー ( 大 ) に付替えます。

製作方法

4. ダミーの取外し

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1.ダミー取外し後の穴をテープでふさぎます

2.接着を良くするために表面をサンドペーパーで荒らします

製作方法

5. 発泡樹脂成形

3.発泡樹脂等で支持部を作ります。

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1. ソケット取付けブロック (5R1) やラミネーションアンカー  

  (4R43/4R111=N) を使用し、 足部とソケットを連結しま 

  す。

2. ソケットの適合とアライメントが良好であれば、 外観を整え

  発泡樹脂部分をカーボンで補強します。

  その上に必要枚数の積層材をかぶせます。

3. 樹脂を注型します。

4. 外装の樹脂を注型し、 硬化したらラチェットユニットを取 

  付けます。 その際にネジ部に付着したグリース類をふき 

  取り、 ロックタイトをネジ部に塗布し締め付けてください。

  取付作業には、肉厚の薄い 17mm のレンチ (709S7=17)

  を使用してください。アダプター、足部を取付けて完成です。

製作方法

6. 仮合せ~完成

  その後、 試歩行し、 アライメントを決定します。

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