Itakura Seminar 下野ゼミ Shimono Seminar 企業とのコラボやグ … · このような企業の活動を幅 広く分析できる会計やファイナンスの専門知識
業務システムと業務知識 - cs.shinshu-u.ac.jp · 規模による会社の分類...
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業務システムと業務知識
Joel の5つの世界
パッケージ インターナル
組み込み ゲーム
使い捨て
特定の環境で動作するシステム
ハードウェア、ソフトウェア、使用する人
が限定できる。
受託開発業務システム
何を作るのか?
どうやって作るのか?
Webサービス化に伴い、パッケージ化している。ASP、SaaS
情報系 基幹系
業務システムの種類
人事管理(ヒト)
企業活動における主要資源の管理
企業活動における情報共有
メール
グループウェア
CRM(顧客管理)
PLM(製品管理)
プラント保全(製造装置管理)
ロジスティクス管理(モノ)
会計管理(カネ)
ファイル共有プロジェクト管理
境界はあいまい定形 非定形
規模による会社の分類
中小企業 資本金の額が3億円以下、かつ従業員数が300人以下
(中小企業基本法の第二条)
大企業 中小企業でない企業
中堅企業 大企業のうち、資本金10億円未満の企業
業種により多少異なる年商による分類もある
基幹業務システムからみる企業の取引
基幹業務システム
● 企業内の資源管理(ERP:Enterprise Resource Planning)
● 企業間の資源管理(SCM:サプライチェーン・マネジメント)
● 金(会計管理)、モノ(ロジスティクス管理)、人(人事管理)
現金取引(小売業)
客 店
現金
商品
月次業務
日常業務
信用取引(掛け取引)得意先 企業
銀行振込、手形
商品
受注注文書発注
出荷仕入
請求書 請求書発行請求書照合
入金支払
仕入先企業
締め処理一ヶ月分を
まとめて請求する
月末、25日20日、15日、
10日・・・
複式簿記
現金商品5万円
3/5 借方 貸方
商品 5万円 現金 5万円
小遣い帳、現金出納帳などの
補助簿。収入と支出を記録する
仕訳帳
現金
借方 貸方
3/ 5 商品 5万円3/20 売掛金 5万円
総勘定元帳
コンピュータを使えば、総勘定元帳は、自動生成できる。
資産の動きに注目。現金という箱から5万円を借り、商品という箱に5万円を貸す
貸方、借方?
単式簿記
借方
左
増える(プラス)
貸方
右
減る(マイナス)
財務諸表
借方 貸方
貸借対照表
損益計算書
資産 負債、資本
費用 売上
現預金
売掛金買掛金
売上
仕入
販管費
商品(在庫)利益
資産の増加を利益と考える
会計から見た企業取引(購買)借方 貸方
貸借対照表
損益計算書
資産 負債、資本
費用 売上
現預金
売掛金 買掛金
売上
仕入
販管費
商品(在庫)利益
買掛金商品
現預金買掛金
発注
仕入
請求書照合
支払商品:買値5万円
借方 貸方5万円
借方 貸方5万円
発生主義のため注文時の
仕訳は起きない
会計から見た企業取引(販売)
受注
出荷
請求書発行
入金
借方 貸方
貸借対照表
損益計算書
資産 負債、資本
費用 売上
現預金
売掛金買掛金
売上仕入
販管費
商品(在庫) 利益
売上売掛金
現預金 売掛金
発生主義のため注文時の
仕訳は起きない
商品仕入
商品:買値(原価)5万円、売値8万円
8万円
5万円
差額3万円の利益
会計から見た企業取引(棚卸)借方 貸方
貸借対照表
損益計算書
資産 負債、資本
費用 売上
現預金
売掛金 買掛金
売上
販管費
商品(在庫) 利益
購入時に仕入に計上する
仕入
棚卸により資産を計上する
業務システムに求められるもの、できること
重要
複雑
金を出しても欲しい!
面倒な仕事
繰り返し実行
覚えておくこと
要求と実現性の間で開発者とユーザーが苦しむ
自動化神話
鉄腕アトムやドラえもんが部下だったら?
必ずしもコンピュータが得意なこととは限らない
受託開発
受託開発と自社開発
ユーザー企業(顧客、部署)
SI er
協力企業(下請、外注)
自社開発
受託開発
コンピュータシステムが欲しい
社内システム部
社内開発
システムインテグレーター( SIer、 ITゼネコン)
メーカー系・ユーザー系・独立系
システムエンジニアとプログラマ
顧客(ユーザー)
プログラマ(PG)
システムエンジニア(SE)営業
主に上流工程を担当 ヒアリング、見積 要求定義 概要設計 開発、テスト管理 運用管理
主に下流工程を担当 概要設計 詳細設計 プログラムの開発 テストエンジニア
インフラエンジニアWebデザイナー
営業活動を担当 ヒアリング、見積 契約 障害窓口
ウォーターフォール開発
概要設計
要件定義
詳細設計
プログラミング(開発)
テスト
手戻りをしない
プロトタイプ開発で小さく開発(リリース)し、大きくしていく
スパイラルモデル
リリース
詳細設計
アジャイル開発
概要設計(アーキテクチャ)
●プログラミング
テスト
要件定義
フェーズの区別がない
適宜リリース
リリース
完全なドキュメントより動くソフトウェアペアプログラミングテストファースト開発へのユーザーの参加
適宜見直し
スケジュール
見積もり
開発
導入 保守
契約 カットオーバー(納期)
引き上げ
契約前から開発は始まる 納期は
終わりじゃない2~3カ月で落ち着き始める
人月計算
スケジュール
見積もり
開発
導入 保守
契約 カットオーバー(納期)
引き上げ
プロトタイプ開発 開発&導入 保守
仕様書の課題
プログラマ(PG)
システムエンジニア(SE)
仕様書
プログラム
不具合の修正プログラムは直したけど、仕様書はそのまま。
仕様書を見ても分からない
仕様書=設計図。だけど、プログラムも文書・・・顧客(ユーザー)
プログラマへの指示書
顧客との合意事項 作成
開発
プログラムの自動生成
プログラムも文書と考えるなら、プログラムを見ればいい。わかりやすいプログラムの書き方
コンサルウェアのカスタマイズ
顧客によるテスト
仕様書
要件定義
テスト
テスト体制がない
ビジネスロジックは、ユーザーが確認するしか無い
ユニットテスト
テストとは、仕様書と実際の動作の整合性の確認
プログラム
最低限の動作を保証する
ユーザーの開発への参加
開発の早いうちにビジネスロジックを確認する。
エンドユーザーコンピューティング
システム
「 Excel」システムに対する知識、技能が必要
システムの専門家ではなく、システムサービス利用者が直接的・主体的にコンピュータを操作したり、システムの構築に関与し、経営や業務に役立てること。
エンジニアの業務への参加 継続的なシステムの改修
開発時の機能では不十分になる
エンジニアに求められるもの
業務知識
開発技術(コンピュータの知識)
対人技術(コミュニケーション)
プロジェクト管理
受託開発は無くなる?田中克己の針路 IT - 受託ソフト開発会社は、もう終わり!: ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20120530/399413/?ST=ittrend&r4
「受託ソフト開発会社は生き残れない。当社だって、変わらなければ生き残れない」。 NTTデータの山下徹社長は2012年 5月 21日、野村総合研究所( NRI)と共催した「 ITと新社会デザインフォーラム 2012」の記者会見で、こんな爆弾発言をした。実は、 5月 8日の同社 11年度決算説明会でも、「受託ソフト開発に寿命が来ており、(いずれ)なくなる」との見解を明らかにしている。
内製化サービスのプロダクト化
コンピュータリソースの増大により開発が容易になってきているOS、データベース、フレームワーク、Webの発達スマートフォン、タブレットなど小型コンピュータの発達