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議案第3・議案第4

議案第2

平成27年度

事 業 報 告 書 

社 会 福 祉 法 人

く さ の み 福 祉 会

目   次

 

        

 

        

組織図                   P. 1

        

法人全体重点課題(総括)           P. 2

 

        

Ⅰ.総務部                   P. 7

        

Ⅱ.通所事業部   

         ・くさのみ作業所            P. 9 

・ピクトハウス             P.19

        

Ⅲ.生活事業部 

・グループホーム         P.31

・ショートステイ            P.37

        

Ⅳ.地域生活支援部 

・相談支援事業所くさのみ          P.39

        

         ・広島西こども発達支援センターくれよん

・地域相談支援センターくれよん      P.42

         

・発達支援教室くれよん串戸・阿品・地御前 P.53

        

 ・放課後対策事業及びいきいき活動事業   P.62

      

平成27年度法人全体重点課題(総括)

1.利用者、家族、地域のニーズを踏まえながら、情勢変化に対応した事業の展開、課題解

決に向けて

(1)日中活動における利用者支援の拡充及び第三作業所に向けた取り組み

  ①くさのみ作業所において、定員超過の中ではあったが、廿日市特別支援学校高等部卒業生の利用希望を受け、新規受け入れ(2名)を行った。

②定員超過という現状を踏まえ、第三作業所の開設に向けて、将来構想委員会や管理職会議などにおいて内部での検討を行い、新規建設の方向で取り組むよう考えている。そのためには、土地の確保が大きな課題であり、今後、市とも連携を図りながら土地の確保に向け取り組んでいく必要がある。

③利用者の中には、加齢などに伴い生活習慣病の方も増えてきており、毎日、朝の体操に加え昼のウォーキングの実施、各班の活動においても身体を動かすことを意識した取り組みを行った。また、定期でのスポーツ活動や県立リハPT巡回を活用した体操教室など、利用者の身体状況の把握やケア方法の習得を進めるとともに活動内容の充実を図った。給食提供する中での食事量の調整、食事バランスなどにも配慮し栄養管理にも努めた。

 今後、健康管理に重点をおいた活動がより重要になってくる。

(2)グループホーム、ショートステイ事業の運営

①利用者、家族のニーズを踏まえ、可能な範囲で金曜日開所を行うことにより、グループホーム、ショートステイ施設の開所日数の増加を図った。

②新たな常勤職員も増員し職員体制の改善を図った。引き続き、勤務体制の見直しなども行い、365日開所に向けた検討、準備を進めていく。

(3)新たな療育拠点施設(児童発達支援センター)の整備

広島市西部こども療育センター「なぎさ園」において、廿日市市民の新規利用ができなくなったことを踏まえ、廿日市市との連携のもと、四季が丘11丁目の市有地を借用し、新たな療育拠点施設「広島西こども発達支援センターくれよん」を整備した。(社会福祉施設等施設整備費国庫補助制度などの活用)念願であった毎日通所できる場が実現した。

2.障がいのある人たちの地域生活を支えるネットワーク活動

(1)「はつかいち福祉ねっと」活動の充実、強化

   今年度は、昨年度策定された「第3次廿日市市障がい者計画・第4期廿日市市障がい福祉計画(以下「計画」という。)」のPDCAサイクルによる推進初年度であった。「はつかいち福祉ねっと」では、部会・ワーキング(16種類)による地域課題解決に向けた取り組みを行うとともに、計画推進の一翼を担うべく「自分たちのニーズが、計画にどう位置づけられているか」、「行政では、どう課題解決に向けて取り組んでいるか」、「計画策定後に新たな課題は出ていないか」、「自分たちで取り組めることは何か」などの協議検討作業を行った。

(2)市内の障がい者団体など当事者からの要望を取りまとめ、今年度も、それを基に共同で市とも話し合いを進め、実状を伝えながら改善に向け取り組んだ。

(3)家族会、保護者会にも適宜職員が出席し、連携強化を図るとともに、地元町内会や小中学校など地域との交流活動や連携に向けた取り組み(まちづくり活動や学校行事への参加、職場体験の受入れなど)を積極的に行った。

(4)看護大学や看護専門学校、福祉系大学などの実習生を積極的に受け入れ、地域貢献の役割を担うとともに、理解者、支援者の輪を広げた。

3.職員の資質向上

(1)新人研修、法人全体会議や職場の会議など、機会あるごとに、本法人の歩みを踏まえた理念の

内容や意義の浸透を図り、理念実現に向け実践することのできる職員集団を目指した。

(2)日々の実践を踏まえながら、各事業所におけるミーティングやケア会議などにおいて、利用者を中心に据えた支援のあり方などを確認、情報共有するなど、常に問題意識を持ち、課題解決、改善に向け取り組めるよう、共に学び、共に育ち合える職員集団づくりに努めた。

(3)組織の見直しの検討や職員研修(職場内外含め)の積極的実施、参加により、職員の資質や人権意識の向上に努めた。今年度は、新たに法人内の全体研修として6回シリーズで「職場実践研修」を実施し、利用者支援における専門性の向上に努めた。

    

4.法人事業運営の充実

 (1)中長期計画の策定

    安定かつ前進していける法人経営を目指し、将来構想委員会や管理職会議において中長期計画(5年)の策定に取り組んだ。財源面(収入面)や経営面を考慮しながら具体化を図っていく必要がある。     

 (2)防災体制の充実

    今年度も、災害時に備えて非常食を購入し備蓄を進めた。また、廿日市市と連携する中で、災害時の「福祉避難所」としての指定(くさのみ作業所、ハートインハウス)を受けており、一定の役割が担えるよう今後、法人内部で情報共有するとともに、対応手順などについて協議し周知を図っていきたい。

(3)虐待防止、危機管理体制の強化

     虐待防止や危機管理体制の充実を図るため、「安全衛生委員会」を設置し、危機管理マニュアルの内容見直しやヒヤリハット活動を行った。今後、フローチャートの作成やヒヤリハット活動を通じた安全対策について、定期的に検証、確認、改善に向けた取り組みを行う。

(4)ホームページの改善

     ホームページの作成ソフトの変更により、内容変更が職員でも容易に行うことができるようになった。広報委員会の所属職員で更新作業を行った。くさのみ福祉会の動きやイベント情報、課題である人材確保のための求人案内など、魅力ある法人情報の発信に努めた。福祉職場での人材確保が困難な中、新規採用職員採用においてホームページでの情報発信は、かなりの効果があった。 

(5)30周年記念事業の取り組み

    本法人設立の原点であるくさのみ作業所が、無認可作業所としてスタートして今年1月に30年の節目を迎えた。行事研修委員会の中に「30周年記念行事準備委員会」を設置、記念行事開催(平成28年11月27日、さくらぴあ大ホールで開催予定)に向けて準備を進めた。

 

平成27年度委員会活動(各事業所ごとに担当者を選出) 

委 員 会 名

委員数

開催数

主 な 取 り 組 み

将来構想委員会

10

毎月1回

・5か年計画の作成(課題の整理など)

・各事業部の活動概要、取り組みの情報共有

・福祉情勢、決算書の見方などの勉強会

広報委員会

7

毎月1回

・広報紙「くさのみだより(※年3回発行)」の編集会議

・法人ホームページリニューアル、公開と更新管理など

安全衛生委員会

8

毎月1回

・危機管理マニュアルの見直し。

・ヒヤリハット報告書を作成し安全管理の

 意識向上に努めた。

行事研修委員会

13

毎月1回

・30周年記念事業実施に向けた協議

5.障害者権利条約内容の実現に向けての運動

  障害者権利条約に謳われている「全ての障がい者が他の者と平等の選択の機会をもって地域社会で生活する平等の権利」を具体化するためには、解決・改善すべき課題は残されている。所得保障や65歳問題(介護保険優先原則)、報酬体系を含めた福祉関連予算増額の問題など権利条約の内容にそった法律改正や制度の改善を求め、今年度も、他の作業所、諸団体とも連携し、地域住民のご協力をいただきながら署名活動を行い、国会請願活動にも参加した。

(参 考)

くさのみ福祉会 専門委員会の設置要綱

(目 的)

第1条 くさのみ福祉会(以下「福祉会」という。)の業務運営にかかる諸課題について、専門委

員会を設置することにより、課題解決を図り、業務の円滑化、計画的執行を目指す。

(設 置)

第2条 次のとおり、専門委員会を設置する。

(1)将来構想委員会(中長期計画委員会)

(2)安全衛生委員会

(3)広報委員会

(4)行事研修委員会(30周年記念行事準備)

(所掌事項)

第3条 専門委員会の所掌事項は、次のとおりとする。

(1)将来構想委員会(中長期計画委員会)

    福祉会の中長期(3~5年)の事業展開、施設整備、改修計画などを策定する。

(2)安全衛生委員会

    リスク管理、虐待防止などマニュアル作成を行うとともに、現場での事故報告や実状など定期的な確認も行い、リスク回避や軽減、虐待の未然防止に努める。

(3)広報委員会

    くさのみだよりの編集及びホームページの編集、管理を行う。

(4)行事研修委員会(30周年記念行事準備)

     くさのみ30周年記念行事の行事案の検討を行い、開催に向けた準備を行う。

(構 成)

第4条 各委員会は、福祉会各事業部の正規職員で構成する。

2 正規職員は、いずれかの委員会に所属し、活動する。

3 各委員会にリーダーを置くこととし、副部長が分担しリーダーを担当する。

4 各委員会に責任者を置くこととし、管理職が分担し責任者を担当する。

(委員会の開催)

第5条 各委員会は、少なくとも2カ月に1回は定例会議を開催する。

2 課題解決(改善)に向け必要な場合は、適宜、会議を開催する。

3 各委員会の進行状況の確認などは、管理職(副部長も含む。)会議において行う。

(報 告)

第6条 各委員会での協議事項などは、必要に応じ理事会に報告し、審議を行う。

附 則

この要綱は、平成27年4月1日から施行する。

[役員会などの開催状況]

理 事 会

開催年月日

出席者数

決議・協議事項

平成27年4月30日

9名

監事

2名

・児童発達支援センター建設に係る借り入れについて

平成27年5月26日

8名

監事

2名

・平成26年度補正予算について

・平成26年度事業報告について

・平成26年度決算報告について

平成27年8月18日

9名

監事

1名

・入札方法(指名競合入札)の決定及び指名業者の選定について

・補正予算について

平成27年10月27日

7名

監事

2名

・平成27年度半期の執行状況について

・寄付金報告

・児童発達支援センターの工事の進捗状況について

・専門委員会の活動状況について

・グループにおける医療対応について

・入院時、通院時の費用設定について

・職員の定年について

平成27年12月 21日

7名

監事

2名

・就業規則の変更について

・特定個人情報等取扱規程について

平成28年 1月28日

7名

監事

1名

・児童発達支援センター空調設備工事請負契約の締結について

・就業規則などの改正について

平成28年 3月22日

6名

監事

2名

・経理規程の一部改正について

・年度末手当の支給について

・土地などの寄付について

平成28年 3月26日

7名

監事

2名

・平成27年度 補正予算について

・平成28年度 事業計画について

・平成28年度 収支予算について

評 議 員

開催年月日

出席

者数

決議・協議事項

平成27年5月26日

14名

監事

2名

・平成26年度補正予算について

・平成26年度事業報告について

・平成26年度決算報告について、

平成27年8月 18日

17名

監事

2名

・入札方法(指名競合入札)の決定及び指名業者の選定について

・補正予算について

平成28年3月26日

12名

監事

2名

・平成27年度補正予算について

・平成28年度事業計画について

・平成28年度収支予算について

Ⅰ. 総務部

  

   所在地  廿日市市串戸五丁目3-22

   責任者  川本義弘

   職員現員  4名(常勤2名、非常勤2名)

          ※非常勤は週5日勤務

  

  方針

(1)くさのみ福祉会全体の運営が円滑に行われるよう努める。

(2)コンプライアンスを実践した法人運営に努める。

(3)新会計基準に則り、正確・明瞭・合理的な会計処理を行う。

(4)利用者と関係者一人ひとりが大切にされる事業体として民主的な運営を目指す。

   

1.今年度のテーマ

「情勢変化に対応できる組織、職員体制の整備」

2.主な業務内容

(1)法人運営(事業計画、予算執行管理、法人規定など)の総括に関すること。

(2)理事会、評議員会に関すること。

(3)文書の管理に関すること。

(4)社会福祉事業・公益事業の会計処理に関すること。

(5)給付費、利用料などの請求事務に関すること。

(6)人事管理に関すること。

(7)職員の給与、勤務時間その他の労働条件に関すること。

(8)職員の健康管理、福利厚生などに関すること。

(9)職員研修に関すること。

  3.平成27年度の主な取り組み内容

(1)公金を扱うにふさわしい適正な資金計画、運用を行い、社会福祉事業・公益事業における会計処理、請求事務など適切な事務処理に努めた。

(2)法制度改正の動きがある中、研修に参加するなどにより情報の入手に努め、職員間での情報共有を図り適切な事務処理に努めた。

(3)平成28年1月からのマイナンバー制度導入に伴い、特定個人情報等取扱規程を制定し情報収集における適正な管理に努めた。

(4)今後の給与体系のあり方を検討し、給料表の構造及び手当の支給内容の見直しを行うこととした。(実施は平成28年度で)

(5)職員の健康診断を実施し、健康管理に努めるとともにソウェルクラブ(福利厚生センター)を活用し福利厚生事業を実施した。

(6)法人全職員を対象に6回シリーズで職場実践研修を実施し、職員の資質向上に努めた。

会議・研修

 〔法人内部〕

開催日

名称

参加人数

内    容

5/15(金)

新人研修

22名

くさのみ福祉会について

6/20(土)

法人全体職員会議

110名

情勢、重点課題、職員として心構え

6回

(6/20~11/20)

職場実践研修

延475名

講師:特別支援教育士スーパーバイザー

 竹 内 吉 和 先生 

 7/10(金)

12/18(金)

正規職員会議

30名

情勢、委員会設置に向けて

毎月1回

総務会議

7名

会計報告、情報共有

    

 〔外 部〕

開催日

研修名

会    場

参加人数

 7/23(木)

社会保険・労務保険の実務研修

県社会福祉会館

1人

7/24(金)

7/25(土)

視察研修

よさのうみ福祉会

7人

10/22(木)

障害者差別解消法講演会

県庁講堂

1人

10/22(木)

10/23(金)

社会福祉法人会計実務研修

県立広島大学

1人

11/13(金)

11/14(土)

事務担当者・管理者研修

中野サンプラザ

2人

 1/20(水)

広島県障害者虐待防止・権利擁護研修

東区民文化センター

1人

12/3(木)

地域づくりフォーラム

エソール広島

1人

12/8(火)

経営目線を持った決算書の読み方研修

県社会福祉会館

1人

 2/23(火)

社会福祉法人制度改革対応セミナー

メルパルク広島

2人

 3/18(火)

指定障害福祉サービス事業者等集団指導研修

東区民文化センター

2人

Ⅱ.通所事業部

 

くさのみ作業所

事業概要

事業種別 生活介護事業利用定員 40名

所在地 廿日市市串戸五丁目3-22

管理者 川本 義弘

職員現員 現場職員   33名(常勤13名(うち看護師1名)・非常勤20名)

                  ※非常勤は週3~5日勤務

                  ※兼務職員は主たる所属で整理。以下各事業部同様。

      厨 房     4名(常勤1名・非常勤3名)※勤務は3名体制

運営方針

(1)一人ひとりが大切にされ、自己肯定感の持てる取り組みを進める。

(2)生きがいをもって働き暮せる取り組みを進める。

(3)お互いを認め合い育ちあう集団づくりを進める。

(4)豊かに安心して暮せるよう地域づくり、地域との連携を進める。

利用実績 

登録者数

55人

一日平均利用者数

48.35人

1.今年度のテーマ

「健康面を意識した取り組み」

         

2.日課

時  間

内   容

9:30~10:00

通所受け入れ

10:00~10:10

朝の会、ラジオ体操

10:10~10:15

グループ別ミーティング

10:15~12:00

午前の作業、活動

12:00~12:30

発表、片付け、給食配膳、移動など

12:30~13:25

昼食、休憩

13:25~13:30

音楽ウォーキング

13:30~13:35

グループ別ミーティング

13:35~15:00

午後の作業、活動

15:00~15:40

発表、片付け、移動など

15:40~16:00

終わりの会

*第1・3・5金曜日及び土曜日(月1~2回)は半日開所

3.取り組み内容

(1)日中活動支援

①作業

一人ひとりが大切にされ、自己肯定感の持てる取り組みを進めた。

手工芸品作業

〔方   針〕創造性、個性を活かした製品づくり、季節感のある製品や宮島など地域を意識した製品の幅を広げていく。

〔内   容〕陶芸、さをり織り、紙製品、革製品、小物など

〔場   所〕くさのみ作業所内

支援目標(キーワード)

取組内容

作業内容の工夫

・アート、リラク、手作りなど複数のグループが連携したくさのみ製品が増え、完成した喜びと新商品づくりへの意識が高まった。地域への納品を定期的に行い、実際の展示、販売の場面に立ち会うことでものづくり意識に繋がった。

意欲の向上

・展示会などの出品や見学に積極的に参加。ものづくりへの意欲を高めることができた。

製品の質の向上

・専門家の指導や陶芸サロンで一般の受講生と一緒にものづくりに取り組むことで新たな刺激と質の向上に繋がった。

リサイクル作業

〔方   針〕見通しの持ちやすい作業の中で、自分の役割と協働を意識して取り組む。

〔内   容〕ダンボールなど古紙、アルミ缶回収、アルミ缶整理など

〔場   所〕宮島サービスエリア、ビッグ、企業、金剛寺小、個人など

支援目標(キーワード)

取組内容

作業内容の工夫

・作業終了後にグループでの終わりの会を実施。その日の作業の成果(換金したお金など)をみんなで確認することでグループとしての意識が高まり、作業意欲に繋げることができた。

・アルミ缶潰しを午前の作業に取り入れるなど、グループを分け小集団化することで、しっかり作業に関われて体を動かす機会を意識的に作った。

週課、日課の明確化

・朝のグループミーティングでホワイトボードを使ってその日の作業内容を説明、確認。視覚的かつ丁寧な説明をすることで見通しをもって自ら行動できる場面が多くみられるようになった。

栽培作業

〔方   針〕外での開放感のある環境で一人ひとりのペース、見通し、集団への関わりを大切にしていく。販売などを通して地域との交流を深めていく。

〔内   容〕原木しいたけ、畑

〔場   所〕大野地域、原

支援目標(キーワード)

取組内容

作業内容の工夫

・作業に継続して取り組むことが難しい方に、本人の作業に入るタイミングの配慮、声かけの仕方、視覚的工夫(集団での活動の様子が見れる、原木を意識できる環境)を行うことで、自主的に行動できる場面が増えてきた。

集団づくり

・グループでの朝のミーティング、終わりの挨拶には必ず出席すること、活動内容の確認、報告を行うことでグループでの活動意識を高めることにができた。

食品加工作業

〔方   針〕作業内容を工夫しながら生産性を高め、季節感のある製品、地元の農産物を活かした製品を作る。

〔内   容〕焼菓子、和菓子など

〔場   所〕くさのみ作業所内

支援目標(キーワード)

取組内容

作業内容の工夫

・ホワイトボードに「注文票を貼る(クッキー種類、個数を確認)」、「不足している生地を書く」(紅茶クッキー生地1など)」など視覚的に伝えるよう工夫した。作業を始める前にしっかり確認することで、作業に対する自主性と積極性に繋がった。

生産性

・注文が多い時には個々の得意な作業を中心に役割分担し、大量注文に対応することができた。

新商品

・バレンタインデー、ホワイトデーなど、イベントに合わせた企画商品を検討、作成、販売した。

下請作業

〔方   針〕工程を分化し、一人ひとりに合った作業を工夫していく。

〔内   容〕建築資材の組立、プラスチック容器の組立

〔場   所〕くさのみ作業所内

支援目標(キーワード)

取組内容

作業内容の工夫

・同じ下請けを複数のグループが分かれて取り組むことで、「完成に向けてみんなで頑張っていこう」という意識が自然と生まれ、また、大量注文に対しても対応できるようになった。

・「1日何個完成する」と表示をし、視覚的に分かりやすい工夫をすることで作業に対する意識が高まった。

協働作業

・プラダンのテープ貼りでは同じ部屋・空間で作業することで、「自分もやってみたい、もっとうまくやりたい」など互いに意識され、作業への意欲に繋がった。

自販機・売店事業

〔方   針〕商品の管理、作業方法、接客など、作業に必要なスキルを身につけられるように支援していく。

〔内   容〕清涼飲料水の補充・ゴミ分別・整理、売店運営

〔場   所〕自販機…市役所1階(2か所)・宮内市民センター、売店…市役所7階

支援目標(キーワード)

取組内容

技術向上

・缶飲料の商品入れ替え時にパソコンで商品の写真をコピーして自販機に貼り付けるなどの作業を一緒に行うことで、作業の幅を増やし、また、補充ミスを少なくする工夫をした。

接客マナー

・売店では開店の準備(品出し、掃除、弁当の計算など)から作業として関わる取り組みを始めた。関わる時間が増えたことで接客に対する意識も高くなり、挨拶もしっかりできている。

委託事業

〔方   針〕用具、清掃方法などを工夫し、作業に意欲的に取り組める環境を作る。地域との交流を大切にしていく。

〔内   容〕公園内の清掃、ゴミ分別・回収

〔場   所〕阿品公園、宮園公園

支援目標(キーワード)

取組内容

作業内容の工夫

・収集したゴミを種類別(ビン、缶、ペットボトルなど)に分別する時に役割を決めて行ったが、まだ見通しがもちにくい方は意欲的に取り組むことが難しい面があった。一人ひとりに合った作業内容と分かりやすい工夫が必要である。

・公園内をウォーキングしながらゴミ収集することで、作業をしながら意識的に体を動かす取り組みを行った。

地域交流

・作業中「こんにちは」と挨拶をすると「ごくろうさまです」、「お世話になります」など地域の方からも声をかけてもらい、作業意欲の向上や地域理解に繋がっている。

②販売活動

自分が作った製品などの販売、地域の方との交流を通して意欲に繋げた。

□委託販売(食品、手工芸品)

    場所(宮島の旅館、お土産店(船附物産店、グランドホテル有もと、岩惣、宮島はつかいち観

光体験インフォメーション)、アルカディアビレッジ、カフェマイセン、CONPAC、

コーヒーショップあんず、ハクナマタタ、フォトスタジオハシモト、フェルダーシェフ、

ふれ愛プラザ、ミュゼグランベル

ひろしま夢ぷらざ廿日市フェア9月

廿日市高齢者ケアセンター「はつかいちふれあい文化祭」11月

□対面販売(食品、手工芸品)

場所(福祉売店)

□仕入販売  きょうされん物品販売など

 ・夏 季(6~8月)食品、日用品 ・冬 季(10~12月)カレンダー

□地域イベント

開催日

名称

開催日

名称

5

17(日)

光の園バザー

11

1(日)

原市民センターまつり

7

25(土)

四季が丘地区夏祭り

8(日)

あいプラザまつり

8

30(日)

くさのみまつり

生涯学習フェスタ

10

24(土)

のさかふれあいフェスティバル

25(日)

マリア教会バザー

31(土)

はつようまつり

③行事

 利用者の思いを大切にしながら企画した。

開催日

名称

開催日

名称

5

8(金)

新緑ハイキング

12

15(火)

クリスマス会

6

24(水)

はばたこう交流会

1

5(火)

新年互礼会

8

30(日)

くさのみまつり

10

2(金)~3(土)

一泊旅行

16(金)~17(土)

・通所式(4月1日)新規利用者2名

④余暇的活動

 ゆったりとした環境の中で一人ひとりの楽しみづくりを企画した。

〔土曜クラブ〕

開催日

内容

開催日

内容

4

18

カラオケ大会

11

7

料理企画(蒸しパン作り)

5

9

映画上映会

21

くじ引き、旅行&映画上映会

23

ミニ運動会&金剛寺小運動会参加

12

12

スポーツ・ゲーム(輪投げなど)&スポーツ体験会参加

7

18

夏まつり企画(ストラックアウト、かき氷など)

26

創作企画(お正月寄せ植え作り)

8

1

くさのみまつりステージ練習

1

9

カラオケ大会

22

くさのみまつりステージ練習

23

ジェンバ演奏会

9

5

くさのみまつりDVD上映会

2

6

ミニ運動会

19

カラオケ大会

3

26

縁日企画(的当て、ボーリング、くじ引きなど)

10

31

創作企画(写真立てのフレームを飾ろう)

〔グループ活動、わくわく金曜日、班別レクリエーションなど〕

名称

内容

開催頻度

グループ活動

創作、音楽、料理など

随時

班別レクリエーション

太鼓、ゲーム、紙芝居など

毎月第2金曜日午後

わくわく金曜日

歌、踊り、音楽、楽器演奏、映画会など

毎月第4金曜日午後

ゆるゆるビクス

軽運動

6/12

⑤自治会活動

行事、研修参加など利用者が主体的に関わっていけるよう支援した。

名称

内容

場所

備考

担当者会議

お花見・旅行・クリスマス会の行事企画、工賃検討など

くさのみ作業所

随時

代表者会議

(利用者代表の会)

行事・工賃など担当決め、学習など

くさのみ作業所

月1回

あゆみの会

(利用者全体の会)

担当者会議、代表者会議からの提案、報告、確認など

くさのみ作業所

月1回

⑥健康管理、給食

医療など専門機関と連携しながら、利用者の健康状態を把握し必要な支援につなげた。また加齢、高

齢に伴う身体機能の低下に配慮を行った。

〔機能訓練〕 理学療法士による側弯などの傾斜角計測、各関節のストレッチ、血圧、脈拍の測定

       及び作業姿勢などのアドバイスを頂く。1回につき2~3人(10人でローテーショ

ン)毎週月曜日の午前週1回1時間実施した。

〔運  動〕 健康並びに心身のリフレッシュ、運動不足改善のため、ゆるゆるビクスの軽体操、土曜

クラブのスポーツ企画、運動会を実施した。朝のラジオ体操、昼のウォーキングについ

ては毎日実施した。

〔健康診断〕 アマノリハビリテーション病院で利用者全員を対象に血液検査やレントゲン、問診など、

年1回実施した。また、体調不良の方への家族、医療機関との連携を迅速に行った。

〔感染予防〕 感染予防に関する研修会への参加、施設内での研修を実施した。

〔衛生管理〕 建物内の清掃、消毒を行うとともに手洗いを周知。

〔給  食〕 個々に合った食事(アレルギー、カロリー、軟米、きざみ、配膳方法)に配慮し、

また、季節感を感じられるメニューを提供した。体調不良や食事が食べられない時は、

調理方法や量などの調整を随時行った。

⑦家族との連携

・連絡帳、電話、訪問、家族会などを通して利用者家族と情報提供や情報交換を密に行った。

・たより、通信の発行などで活動状況を伝えた。

⑧個別支援計画(生活介護計画)の作成

・利用者本人、家族の思いや願いなどを丁寧に聴き取り、ニーズに合った課題と目標を設定した個

別支援計画書(生活介護計画)を作成した。

・半期、年度末評価を行い、支援の見直しを行った。

⑨第三作業所開設に向けて

・串戸ビル、原作業場を活用しながら、活動内容の検討を進めた。

・土地、建物などの検討を進めた。

(2)地域とのつながり、他機関との連携

①実習、見学、ボランティアの受け入れ

学校関係などの実習、見学及び地域のボランティアの受け入れを行った。 

〔実習〕 

所属

実人員

延べ日数

備考

山陽看護専門学校

42人

42日

日赤看護大学

36人

79日

日赤看護実習施設連絡会(7/29)

日赤看護実習施設反省会(11/8)

岩国YMCA専門学校

7人

7日

岩国YMCA事前打ち合わせ(7/8)

文教女子大学

1人

24日

(前期6/10~6/25)

前期事前訪問(5/29)

(後期11/6~11/20)

後期事前訪問(10/30)

文教実習協力施設連絡会(5/16)

広島国際大学

2人

48日

(8/18~9/18)

事前訪問(7/24)

国際大学実習懇談会(11/17)

トリニティ専門学校

2人

48日

(11/16~12/16)

事前訪問11/4

野坂中学校(職場体験)

3人

6日

野坂中実習事前訪問(6/25)

友和の里

2人

2日

福祉施設職員相互研修

望海の里

1人

1日

福祉施設職員相互研修

〔見学・体験〕

実施日

所属

人数

備考

5

21(木)

金剛寺小学校体験交流

21人

小6生徒、教諭

7

6(月)

廿日市特別支援学校PTA

6人

12

8(火)

廿日市特別支援学校見学、体験

23人

中3生徒、教諭

1

27(水)

野坂中学校職場訪問

6人

中1生徒

2

3(水)

ライフサポートいつかいち(ファニー)

3人

紙漉き見学

②障がいのある方の理解を深めていく。

〔作品展示・ステージ〕

実施日

名称

場所

6

8(月)~7/17(金)

廿日市市信用金庫展示

廿日市市信用金庫宮内支店

7

3(金)~9/4(金)

福祉就労ワーキング・事業所リレー展示

市役所1階ロビー

11(土) ~13(月)

さをりピースウェーブ2015

旧日本銀行広島支店(袋町)

11

3(火)~8(金)

あいサポート展

広島県立美術館

14(土)~21(土)

はつかいちふれあい文化祭

廿日市高齢者ケアセンター

17(火)~20(金)

きらっと光るさをり織り展

ドコモ広島大手町ビル

12

9(水)~11(金)

障がい者週間プロジェクト展示

ゆめタウン2階市民ホール

〔陶芸サロン〕

実施日

名称

場所

基本毎月第3金曜日

陶芸サロン

くさのみ作業所(年10回)

③他機関との連携

はつかいち福祉ねっと、他事業所と連携し、情報交換や課題解決に向け取り組んだ。

〔はつかいち福祉ねっと〕担当別に1~2名職員参加

参加会議名

開催頻度

参加会議名

開催頻度

知的障がい部会   

毎月第2水曜日

部会代表者会議

9/24、12/10のみ参加

相談支援部会

毎月第3火曜日

特別支援学校卒業生ワーキング

8/24のみ参加

福祉就労ワーキング

偶数月第1木曜日

ねっと全体会

年2回(7月、2月)

権利擁護部会

6/12のみ参加

〔その他〕

実施日

内容

備考

2

12(金)

宮島工業高校生徒製作アルミ缶潰し機贈呈

高3生徒約10名で製作

④地域交流

地域行事への参加、展示

開催日

内容

場所

備考

5

23(土)

金剛寺小学校運動会

金剛寺小学校

利用者7名、職員3名

2

12(金)

金剛寺小学校6年生卒業記念陶板作り

金剛寺小学校

利用者1名、職員1名

⑤防災、減災

 ・火災時を想定した避難訓練や消火訓練を行った。

 ・食料、飲料水などの備蓄を行った。

□避難訓練

開催日

内容

場所

9

24(木)

消火、通報、避難訓練

くさのみ作業所

11

18(水)

消火、通報、避難訓練

串戸ビル

2

4(木)

消火、通報、避難訓練

くさのみ作業所

2

4(木)

消火、通報、避難訓練

串戸ビル

□災害備蓄状況

備蓄品

対応人数

備考

飲料水

60人分/3日分

2ℓ×96本、500ml×336本(1人あたり1日2ℓ)

食糧(えいようかん)

100人分/1食分

5本入り10箱2セット(計100個)(1本60g)

食糧(マジックライス)牛飯

40人分/1食分

冷水での対応可能(1袋100g)

食糧(マジックライス)白米

50人分/1食分

冷水での対応可能(1袋100g)

食糧(マジックライス)

ドライカレー

60人分/1食分

冷水での対応可能(1袋100g)

食糧(マジックライス)

5種類

63人分/1食分

冷水での対応可能(1袋100g)

食糧(缶詰パン)

72人分/1食分

(1缶100g)

食糧(缶詰パン)

72人分/1食分

72缶(1缶2個入り)

食糧(サバイバルフード)

クラッカー

60人分/2食分

867g×6缶(1枚13g)

食糧(サバイバルフード)

野菜シチュー

冷水での対応可能(3缶60食分)

食糧(サバイバルフード)

チキンシチュー

冷水での対応可能(3缶60食分)

食糧(ビスコ)

60人分/1食分

5枚入り6袋10セット

(3)職員の資質向上

 ①研修

施設内外の研修に参加し、職員全体で情報共有。職員の資質の向上に努めた。

〔研修〕 

開催日

研修名

会場

参加人数

5

20(水)

障がいのある人たちの地域生活を考えるつどい

南区民文化センター

1人

7

15(水)

安全運転管理者講習

運転免許センター

1人

8

6(木)

組織管理運営基礎研修(会計編)

広島県社会福祉会館

1人

24(月)・25(火)

相談支援従事者初任者研修

広島国際会議場

1人

9

3(木)・4(金)

OJTスキルアップ講習会

KKRホテル広島

1人

10(木)・11(金)

日中活動支援部会施設長等研究会議

アパホテル&リゾート東京ベイ幕張

1人

25(金)

苦情対応セミナー

広島興銀ビル

1人

ストレスマネジメント研修

広島県社会福祉会館

1人

10

6(火)

福祉施設間相互研修

広島ひかり園

1人

11

18(水)

「食品表示法」対策セミナー

広島県社会福祉会館

1人

19(木)

サービス管理責任者研修

西区民文化センター

1人

25(水)

感染予防研修

市立大野市民センター

2人

26(木)

ストレスマネジメント研修(管理編)

広島県社会福祉会館

1人

27(金)

新人職員基礎研修

広島県健康福祉センター

1人

12

21(月)・22(火)

サービス管理責任者研修

広島県県立総合体育館

1人

1

20(水)

広島県障害者虐待防止・権利擁護研修

東区民文化センター

1人

29(金)

就労支援ネットワーク全体会

あいプラザ

1人

2

6(土)

廿日市市民活動ネットワーク登録団体代表者研修会

廿日市市民活動センター

1人

11(木・祝)

障がい福祉関係者基礎力アップ研修

あいプラザ

2人

18(木)

廿日市市域における権利擁護の取り組みについて

あいプラザ

1人

3

18(金)

指定障害福祉サービス事業者等集団指導研修

東区民文化センター

1人

28(月)

可部つちくれの家、ホーム視察

可部つちくれの家ホーム

2人

②会議

ミーティング、定例会議などを通して支援の方向性を確認、共有し意識統一を図る。また、専門性、人権意識などを高め、課題把握や情報共有、ケース会議などを通してより良い支援に繋げた。また、新人職員育成のために担当者を設け、新人の面談や研修機会の提供、担当者同士の情報交換などを行った。

〔作業所内〕

会議名

開催頻度

会議名

開催頻度

ミーティング

毎日(朝・夕)

現場全体会議

毎月第3金曜日

常勤職員会議

毎月第1月曜日

正職会議

年2回

パートスタッフ会議

毎月第1金曜日

ケース会議

随時

〔法人内〕

会議名

開催頻度

会議名

開催頻度

ホームとの共同会議

毎月1回

原作業場担当職員会議

毎月第3火曜日

新人担当会議

毎月第3水曜日

Ⅱ.通所事業部

ピクトハウス

事業概要

事業種別  多機能型「生活介護事業」、「就労継続支援事業B型」

利用定員  30名(生活介護15名・就労B型15名)

所 在 地  廿日市市平良二丁目5-28

  管理者  椿 京子

  職員現員  現場職員  17名

(常勤7名・非常勤10名(うち看護師2名))

運転手2名(非常勤) 事務職1名(常勤) ※非常勤は週1~5日勤務

運営方針

(1)一人ひとりが大切にされ、自己肯定感の持てる取り組みを進める。

(2)生きがいをもって働き暮せる取り組みを進める。

(3)お互いを認め合い育ちあう集団づくりを進める。

(4)豊かに安心して暮せるよう地域づくり、地域との連携を進める。

利用実績 

生活介護

登録者数

14人

一日平均利用者数

10.3人

就労継続支援B型

登録者数

12人

一日平均利用者数

11.6人

1.今年度のテーマ

「利用者個々の加齢状況やニーズに合った作業内容の模索と再検討」

2.日課 

時間

内容

9:30~10:00

通所受け入れ

10:00~10:15

朝の会

10:15~12:00

午前の作業、活動

12:00~12:30

片付け、給食配膳、移動など

12:30~13:20

昼食、休憩

13:20~13:30

ラジオ体操

13:30~15:00

午後の作業、活動

15:00~15:20

休憩、片付け

15:20~16:00

終わりの会、掃除など

*第2金曜日及び隔週土曜日は半日開所

3.取り組み内容

(1)日中活動支援

①作業

自己肯定感を大切にしながら、見通しとやりがいと達成感の持てる取り組みを進めた。

食品加工作業

〔方   針〕利用者主体の作業構成を軸にしながら、それぞれやりがいと達成感を感じられるよう支援する。また季節商品の製造販売を通じて作業に対して意欲的に取り組めるよう努める。

〔内   容〕焼菓子(ケーキ・クッキー)、パンなど

〔場   所〕ピクトハウス内

支援目標(キーワード)

取組内容

販 売

・販売に携わる利用者個々の状況に合わせ、挨拶・お礼・商品や代金の受け渡し、計算などを主体的に関われるよう意識して取り組み、社会性の向上を図った。

季節商品・新商品開発

・継続して取り組んだが、まず第一に既存商品のラベル表示について、食品表示法に準じた形での整理と検討を進めた。

・主体性を持って自分の担当作業に責任を持てるよう支援した。

大量商品の受注

・秋季の保育園、小学校、JAまつりなどにて大口発注あり。

・パン作りの利用者を中心に、それぞれの役割を持ちながら連携が取れた。

手工芸品作業

〔方   針〕創造性、感性、集団を活かした製品づくり、季節感のある製品や顧客ニーズを意識した製品の幅を広げていく。

〔内   容〕木工、さをり織り、ビーズ製品、小物など  *作品展出展、見学など

〔場   所〕ピクトハウス内、原作業場内

支援目標(キーワード)

取組内容

研修や店舗見学の取入れ

・例年同様「SEIKO展」や「Peace Wave」の見学に参加した。外部の人の織りに触れることは刺激になった。また、近隣の店舗や雑貨屋に商品包装や陳列方法の見学を行った。

新商品開発・販売方法検討

・利用者の意見を取り入れ、本人主体のデザインでポーチや携帯ケース、キーホルダーなどを作成した。その製品を利用者本人が購入・使用することで、次への意欲や満足感につながっている。

集団作り

・準備と片付けを含む工程を分業し意識的に取り組んだところ、利用者同士で得手不得手を補い合う場面が見られた。工程によっては自信をつけ、責任感を持って自発的な発信をしてきた利用者もいた。

リサイクル活動

〔方   針〕見通しの持ちやすい作業の中で自分の役割と協働を意識して取り組む。地域との交流を大切にしていく。

〔内   容〕アルミ缶・段ボール回収(※12月で終了)、仕分け、納品など

〔場   所〕企業(株式会社コウキ、安田金属)、個人宅など

支援目標(キーワード)

取組内容

回収先の拡充

・回収先拡充に向けた営業活動までには至らなかった。

作業内容の工夫

・長年の作業の反復により、作業認識の難しさはなくなってきた。

・編成によっては、作業空間を分けるなどの配慮を要する場合もあったが、基本的には声かけのみの支援により、集団として作業できた。

農園芸作業

〔方   針〕外での開放感のある環境で一人ひとりのペース、見通し、集団への関わりを大切にしていく。販売などを通して地域との交流を深めていく。

〔内   容〕畑作業

〔場   所〕ピクトハウス内、原作業場内

支援目標(キーワード)

取組内容

販売先の拡充

・原の収穫物の状況により、販売は職員と保護者が主な顧客だったが、まつりやイベントに合わせて販売した。

・ピクト敷地内での収穫物は、レクや日中活動の際に調理も活動として行い、体感できる作業となっている。

作業内容の工夫

・自転車小屋の軒下を活用し、雨天時でもポットの土入れなどの作業を行ったほか、原作業場では、着物ほどき(ハギレ作り、くるみボタン)、アルミ缶つぶし、紙漉き用牛乳パック解体などを作業として準備して悪天候時に対応した。

収穫物の安定化

・季節に合わせた発芽率の高い作物の選定は出来たが、季節に準じての植栽にはいたらなかった。

下請作業

〔方   針〕工程を分化し、利用者個々の特性に合った作業内容の工夫と、やりがいと見通しを持てるよう支援する。

〔内   容〕紙タグの輪ゴム通し(中村酸素)商工チラシ封入作業(廿日市商工会議所)

〔場   所〕ピクトハウス内

支援目標(キーワード)

取組内容

作業内容と道具の工夫

・タグ作りは、それぞれ仕上がりイメージを持ちながら作業を進めることができた。また工程が短く見通しが立ちやすいため、作業自体を楽しみにしている利用者もいる。

・チラシ封入作業の依頼は年間約5回で、毎回冊子の封入枚数が違うが、作業工程や仕上がりについて概ね理解はしており、状況や編成に応じた作業分担や連携を取った。

作業の安定供給

・輪ゴムを使用するため、在庫が劣化してしまう事が多々あるため、作業量とペース配分は慎重かつ計画的に行った。定期的に業者に連絡を入れてはいるが、年間を通じて需要は停滞気味であり、そのため受注も少ない状況が続いている。

・チラシ封入作業については、ピクト主体ではないこともあり、発注から納品までの期間が短く、発注が突然入ることもあるが、それに合わせる形で対応した。

②販売活動

 対面販売を通じて労働意欲の向上や、接客を通じて社会性の向上を目的として取り組んだ。

□委託販売(食品、手工芸品)

 場所(コーヒーショップあんず、サンチェリー、福祉相談センターきらりあ、市役所売店、

カフェプラザ、アマノリハビリテーション病院、長谷川医院、美容室ペーパームーン

ヴィラみずほ、旬彩市場、ギャラリーカフェ、沙羅の森、インフォ表参道)

□対面販売(食品、手工芸品)

場所(保育園(旧廿日市市、佐伯区内)、福祉売店、JA五日市、コーヒーショップあんず)

□仕入販売  きょうされん物品販売など

 ・夏季(6~8月)食品、日用品 ・冬季(10~12月)食品、カレンダー

・春季(2~4月)食品、日用品

□地域イベント 

開催日

名称

開催日

名称

5

3(日)

FF・さをり体験&販売

10

24(土)

マリア教会バザー

16(土)

平良市民センターまつり

25(日)

日赤看護大学学園祭

17(日)

光の園バザー

31(日)

はつようまつり

6

13(土)

廿日市西高校文化祭

11

8(日)

あいプラザまつり

7

25(土)

四季が丘地区夏祭り

生涯学習フェスタ

8

1(土)

平良地区夏祭り

15(日)

JAまつり

30(日)

くさのみまつり

14~21

あじな文化フェスタ

9

6(日)

廿障協スポーツ大会

③行事 

四季に応じた行事を通じて、季節感を体感できるよう取り組んだ。

開催日

名称

開催日

名称

4

2(木)

お花見

12

20(日)

クリスマス会

8

30(日)

くさのみまつり

1

4(月)

新年互礼会

9

6(日)

廿障協スポーツ大会

2

3(水)

節分豆まき

10

2(金)~ 3(土)

一泊旅行

3

24(木)

ボランティアさん感謝の集い

(その他) 誕生日会(毎月第4火曜)

④余暇活動

普段の作業時とは違った環境や人と触れ合う中で、一人ひとりの楽しみづくりを企画した。

〔土曜レク〕

開催日

内容

開催日

内容

4

11

アルバム制作、給料支給式

10

17

スライドショー

5

25

室内遊び、サッカー観戦

11

14

アルバム制作、給料支給式

9

調理、給料支給式

28

室内制作

6

23

工場見学

12

5

室内制作、給料支給式

13

調理、給料支給式

1

16

もちつき大会

7

27

買い物

23

カローリング大会

11

そうめん流し、給料支給式

2

13

調理、給料支給式

8

25

アルバム制作

27

アルバム制作

8

調理、給料支給式

3

12

サッカー観戦、給料支給式

9

12

旅行しおり作り、給料支給式

26

ランチバイキング

19

旅行しおり作り

〔ドレミの会〕

開催日

内容

開催日

内容

4

28(火)

スタッフミーティング

9

5(土)

カラオケ(ビリーザキッド五日市店)

5

9(土)

農作業(原作業場)

11

19(木)

冬企画検討会議

6

2(火)

若手スタッフミーティング

1

17(日)

そば打ち

12(金)

年度内企画検討全体会議

2

27(土)

鍋パーティー

7

4(土)

土師ダムサイクリング

⑤自治会活動

行事、研修参加など利用者が主体的に関わっていけるよう支援した。

名称

内容

場所

備考

担当者会議

行事担当決めなど

お花見・旅行・クリスマス会

ピクトハウス

随時

⑥健康管理

医療など専門機関と連携しながら、利用者の健康状態を把握し必要な支援につなげた。また加齢、高齢に伴う身体機能の低下に配慮を行った。

〔機能訓練〕 理学療法士による側弯などの傾斜角計測、各関節のストレッチ、血圧、脈拍の測定などを行った。1回につき3人(5人でローテーション)週1回1.5時間実施した。

〔体操教室〕 加齢に伴う体力能力の低下が著しい利用者を対象にした運動機会の提供と身体状況の把握を行った。あいプラザにて月1回(利用者5人)1.5時間実施した。

〔スポーツ〕 心身のリフレッシュを図るために、サンチェリー内アリーナやプール、市内の公園を活用して、1回につき4~6人(1人あたり月2~3回)週2回2時間実施した。

〔PT巡回〕「広島県障害児など療育支援事業」による、広島県障害者リハビリテーションセンター理学療法士による巡回。1回につき2~3人を対象に身体の状況に添ったリハビリメニューの助言などを受けた(不定期実施)

〔健康診断〕 アマノリハビリテーション病院で利用者全員を対象に血液検査やレントゲン、問診

など、年1回実施した。

⑦家族との連携

利用者家族との連携を密にして日々の支援に活かしていく。

・連絡帳、電話、訪問、家族会などで情報提供や情報交換を行い連携を図った。

・たよりを発行し、活動状況を伝えた。

⑧個別支援計画の作成

・利用者本人、家族の思いや願いなどを丁寧に聴き取り、ニーズに合った課題と目標を設定した個別支援計画書の作成に努めた。

・個別支援計画を職員間で周知を図り、日中支援に反映した。

⑨第三作業所開設に向けて

・原作業場を活用しながら、活動内容の検討を進めた。

・土地、建物について協議を進めた。

(2)地域とのつながり、他機関との連携

①実習、見学、ボランティアの受け入れ

学校関係などの実習、見学及び地域のボランティアの受け入れを積極的に行った。

〔実習〕 

所属

実人員

延べ日数

備考

日赤看護大学

36人

79日

日赤看護実習施設連絡会(7/29)

岩国YMCA専門学校

5人

5日

七尾中学校

3人

12日

七尾中実習事前打合わせ(8/3)

友和の里

3人

3日

福祉施設職員相互研修

岩国短期大学

1人

10日

岩国短大実習事前打合せ(8/3)

文教女子大学

1人

1日

〔見学・体験〕 

実施日

所属

人数

備考

4

14(火)

就業・生活支援センターもみじ

2人

6

15(月)

廿日市特別支援学校

15人

高2生徒、教諭

7

9(木)

廿日市特別支援学校PTA

4人

②障がいのある方の理解を深めていく。 

〔作品展示・ステージ〕

実施日

名称

場所

3~4月

福祉就労ワーキング・事業所リレー展示

市役所1階ロビー

7

11(土) ~13(月)

さをりピースウェーブ2015

旧日本銀行広島支店(袋町)

SEIKO展

広島市まちづくり

市民交流プラザ(幟町)

11

14(土)~21(土)

はつかいちふれあい文化祭

廿日市高齢者ケアセンター

12

9(水)~11(金)

障がい者週間プロジェクト展示

ゆめタウン2階市民ホール

③他機関との連携

はつかいち福祉ねっとや他事業所と連携し、情報交換や課題解決に向けて取り組んだ。

〔はつかいち福祉ねっと〕担当別に1~2名職員参加

参加会議名

開催頻度

参加会議名

開催頻度

知的障がい部会   

毎月第2水曜日

福祉就労ワーキング

偶数月第1木曜日

相談支援部会

毎月第4火曜日

ねっと全体会

年2回(7月、2月)

④防災、減災

火災時を想定した避難訓練や消火訓練を実施した。

□避難訓練

開催日

内容

場所

11

11(水)

避難、消火、通報訓練

施設内及び駐車場

3

16(水)

避難、消火、通報訓練

施設内及び駐車場

(3)職員の資質向上

①研修

施設内外の研修に参加し、職員全体で情報共有。職員の資質の向上に努めた。

〔研修〕 

開催日

研修名

会場

参加人数

6

7(日)

さをり研修

横川さをり広島

1人

8

6(木)

組織管理運営基礎研修(会計編)

広島県社会福祉会館

1人

11

18(水)

食品表示法対策セミナー

広島県社会福祉会館

2人

25(水)

感染予防研修

廿日市市立大野市民センター

1人

1

20(水)

広島県障害者虐待防止・権利擁護研修

広島市東区民文化センター

2人

2

11(木)

障がい福祉関係者基礎力アップ研修

あいプラザ

2人

3

18(金)

指定障害福祉サービス事業者など集団指導研修

広島市東区民文化センター

1人

②会議

ミーティング、定例会議などを通して支援の方向性を確認、共有し意識統一を図った。また、専門性、人権意識などを高め、課題把握や情報共有、ケース会議などを通してより良い支援に繋げていけるよう努めた。

〔作業所内〕

会議名

開催頻度

会議名

開催頻度

ミーティング

毎日(朝・夕)

正職会議

不定期

現場全体会議

毎月第2金曜日

ケース会議

随時

常勤職員会議

毎月末(不定期)

〔法人内〕

会議名

開催頻度

会議名

開催頻度

ホームとの共同会議

毎月1回

原作業場担当職員会議

Ⅱ.通所事業部

ピクトハウス(夢工房)

事業概要

事業種別  就労継続支援B型

利用定員  10名  

所在地  廿日市市玖島4340-5

 管理者  椿 京子

職員現員  現場職員 3名(常勤1名・非常勤2名)

         ※非常勤は週4日勤務

運営方針

 (1)一人ひとりが大切にされ、自己肯定感の持てる取り組みを進める。

 (2)生きがいをもって働き暮せる取り組みを進める。

(3)お互いを認め合い育ちあう集団づくりを進める。

(4)豊かに安心して暮せるよう地域づくり、地域との連携を進める。

利用実績 

就労継続支援B型

登録者数

10人

一日平均利用者数

7.06人

1.今年度のテーマ

「心と体の健康維持に努め、利用者にとって意義のある仕事づくりに取り組む。」

2.日課

時間

内容

9:00~10:00

作業開始

10:00~10:15

お茶タイム(1日の作業確認)

10:15~12:00

午前の作業、活動(昼食の配膳を含む)

12:00~13:00

昼食、休憩

13:00~14:30

午後の作業、活動(掃除を含む)

14:30~15:00

お茶タイム(一日の振り返り、語らい)

*店舗営業時間は11:00~15:00(毎週月曜定休日)

      *火曜日午前中は、佐伯総合スポーツ公園で運動

3.取り組み内容

(1)日中活動支援

①作業

作業を通して、利用者が楽しさや成長する自分を感じられるよう支援した。

食品加工作業

〔方   針〕利用者一人ひとりが仕事の楽しさや厳しさを無理のないペースで体験でき、やりがいを感じられるよう、個々に合わせた支援方法を職員間で共有、実践する。

〔内   容〕パン・焼菓子・もちなど

〔場   所〕夢工房内

支援目標(キーワード)

取 組 内 容

作業内容の検討

・利用者と意見交換をしながら常に検討した。

・利用者一人ひとりが作業の意味を理解でき、納得した上で作業に取り組めるよう工夫した。

商品開発

・利用者と意見交換、試作を行った。

・地域の方からの指導を受けるには至らなかった。

集団づくり

作業工程を分化することで利用者が共同で作業する機会を多く作り、仲間同士のコミュニケーションの場、助け合いの場を積極的に設けた。

環境整備

利用者一人ひとりの特性を考慮し、誰にとっても利用しやすい場づくりを検討し、取り入れた。材料・道具の保管方法とレイアウトの検討を図った。

②販売活動

対面販売を通じて労働意欲の向上や、接客を通じて社会性の向上を目的として取り組んだ。

    □対面販売

     場所(夢工房店舗・広島ひかり園・廿日市市役所売店・コーヒーショップあんず・湯来保養園・廿日市特別支援学校・地域の児童館、保育園、サロン会場、個人など)

    □地域イベント

開催日

名  称

場  所

6 

7(日)

玖島市民センター祭り

玖島市民センター

8 

30(日)

くさのみまつり

くさのみ作業所

9

20(日)

広島ひかり園ふれあい祭り

広島ひかり園

10

25(日)

心と心のハーモニーフェスタ

佐伯文化センター

31(土)

はつようまつり

廿日市特別支援学校

③行事・余暇活動

利用者が主体となり企画し、取り組んでいくことで、達成感や自己肯定感を得られるように取り組んだ。

開催日

内容

開催日

内容

4

8

昼食会(誕生日会)

12

9

昼食会

5

13

昼食会(誕生日会)

20

クリスマス会

6

10

昼食会(誕生日会)

30

忘年会

7

8

昼食会(誕生日会)

1

13

昼食会(新年会)

8

12

昼食会(夏のお疲れ様会)

2

3

節分豆まき

9

9

買い物、昼食会(外食)

10

昼食会(誕生日会)

10

14

昼食会

3

9

昼食会(誕生日会)

④健康管理

保護者並びに医療など専門機関などと連携しながら、利用者の健康状態を把握することに努めた。加齢、高齢に伴う身体機能の低下に配慮し、運動する機会を作り取り組んだ。

   〔スポーツ〕・機能訓練、体力づくり、また心身のリフレッシュを図るために、佐伯総合スポーツ公園や利用して、1回につき3~4人(1人当たり月2~3回)週1回2時間実施した。

・周辺地域でウォーキングを週1回1時間実施した。

   〔健康診断〕アマノリハビリテーション病院で利用者全員を対象に血液検査や問診など、年1回実施した。

⑤家族との連携

利用者家族との連携を密にして日々の支援に活かしていくよう努めた。

・連絡帳、電話、訪問、家族会などで情報提供や情報交換を行い連携を図った。

・たより、通信の発行などにより、活動状況を伝えるには至らなかった。

⑥個別支援計画の作成

・利用者本人・家族の思いや願いなどを丁寧に聴き取り、ニーズに合った課題と目標を設定した個別支援計画書の作成に努めた。

・個別支援計画を職員間で周知を図り、日中支援に反映した。

(2)地域とのつながり、他機関との連携

①実習、見学、ボランティアの受け入れ

学校関係などの実習、見学及び地域のボランティアの受け入れを行った。 

〔実 習〕 

所属

実人員

延べ日数

備考

7

友和の里

1人

1日

福祉施設職員相互研修

8

友和の里

1人

1日

福祉施設職員相互研修

②障がいのある方の理解を深めていく

販売、展示、ステージ発表を実施した。

〔作品展示・ステージ〕

実施日

名称

場所

10

25(日)

心と心のハーモニーフェスタ・作品展示

佐伯文化センター

心と心のハーモニーフェスタ・こぶしの花コンサート

佐伯文化センター

③他機関との連携

はつかいち福祉ねっと、他事業所と連携し、情報交換や課題解決に向け取り組んだ。

 

 ④地域交流

地域行事への参加を積極的に行った。

⑤防災、減災

   火災時並びに大雨による土砂災害時を想定した避難訓練や消火訓練を実施した。

開催日

内容

場所

11

11(水)

避難、消火、通報訓練

施設内及び駐車場

(3)職員の質の向上

①研修

 施設内外の研修に参加し、職員全体で情報共有。職員の資質の向上に努めた。

〔研 修〕 

開催日

研修名

会場

参加人数

11

25(水)

感染予防研修

廿日市市立大野市民センター

1人

②会議

ミーティング、定例会議などを通して、支援の方向性を確認、共有し意識統一を図った。また、

専門性、人権意識などを高め、課題把握や情報共有、ケース会議などを通してより良い支援に繋

げていけるよう努めた。

〔作業所内〕

会議名

開催頻度

ミーティング

毎月第1・第3水曜日

正職会議

不定期

ケース会議

随時

〔法人内〕

会議名

開催頻度

ホームとの共同会議

毎月1回

Ⅲ.生活事業部

共同生活援助事業(グループホ-ム)

事業概要

事業種別 共同生活援助事業

   管 理 者 椿 京子、児島 澄江 

職員現員 世話人     15名(常勤9名、非常勤6名)

     生活支援員   29名(常勤3名・非常勤26名)

※調理員3名兼務

                ※非常勤は週1~4日勤務

       

運営方針

(1)グループホームで暮らす利用者一人ひとりが尊重され、それぞれの力が発揮できるよう

安心、安全なホームを目指していく。

(2)地域の中での生活を意識し、社会貢献できるホームを目指す。

(3)質の高い支援ができる職員集団を目指し、研修、学習、事例検討を重ねる。

名称

定員

利用者数

所在地

ムックハウス

ムックハウス

7

7

廿日市市宮園八丁目7-1  

L&B

3

3

廿日市市宮園九丁目12-11

ホープ

4

4

廿日市市阿品台五丁目5-14

ハートインハウス

8

8

廿日市市阿品一丁目13-5

SAIさん家

SAIさん家 

4

2

廿日市市峠1463-3

ケアホーム串戸

4

4

廿日市市串戸二丁目16-17

ケアホーム佐方

2

2

廿日市市佐方三丁目6-8

さくら木荘

4

4

廿日市市住吉一丁目2-35

 〔延べ利用日数(前年度との比較)〕

事業種別

平成26年度

平成27年度

比較

グループホーム

9,086

9,098

+12

1.今年度のテーマ 

「安心、安全なホームの暮らし」

2.日課

時間

内容

16:30~17:00

帰ホーム

17:00~19:00

手洗い、お茶、入浴、家事、掃除など

19:00~22:00

夕食、入浴、テレビ、語らい、自由時間

22:00~ 6:00

就寝

6:00~ 7:00

起床

7:00~ 9:00

朝食、整容行為 準備

9:00~ 9:30

出勤

3.取り組み内容

(1)利用者の生活能力に合った暮らしの支援

項目

       取組内容

1 利用者主体の個別な支援を常に目指す。

個別な支援については、月2回の定例会議にて

常に協議を行った。個別対応を念頭において支援できるよう努力した。

2 ホームは家庭に代わる場所であり、心身ともにリラックスし、ゆったりと生活できるような雰囲気を作る。

雰囲気作りはできたか検証した。声掛けの仕方、方法などを工夫する事で生活に変化がみられる利用者もいる。個別対応に関する情報を共有し、ゆったりと生活できるホーム作りを目指した。

職員が生活の中心にならないように留意した。

3 家族の高齢化などにより、ホームの役割も増えてきている。(通院、買物など)そのことを踏まえ、業務分担のバランスにも留意する。

ムックハウスグループでは現在3名の利用者に対して通院、散髪、買い物などの支援を職員がしている。今後もニーズが増えていくことが予想され、その為の職員体制も課題となっている。

SAIさん家グループでは4名のメンバーに対してニーズがあり、ガイドヘルパーの制度も活用しながら支援した。

4 共同生活の中で利用者が互いを意識し、高めあえる環境を整える。

障害種別やこだわりの差により、共同生活が困難になる場合もあるが、おおむね良好な関係で暮らせている。共同生活の中で育っていく生活力も、積み上がっている実感がある。      

5 健康面の変化を見逃さず、関係者との連携を行う。また、昼間の活動場所(作業所など)との連携を密にして、情報を共有する。

体調不良の際など、家族と作業所に連絡し、情報の共有に努めた。

通院が必要な場合は、職員が同行するなどの対応を行い、健康回復に努めた。

6 利用者の多くは、40歳を超えている。利用者の加齢に伴う心身の変化も課題となる。身体面、精神面、行動面の変化を見逃さず対応する。

健康面の変化も加齢の視点を持って支援するようになった。今まで元気に過ごしてきた利用者も健康面での変化が見られるようになっている。

階段の昇降が難しいなどの体力低下が現れている利用者もいる。部屋を交代するなど、生活環境を見直す意見も出ている。

作業所を休んだ際には、可能な範囲で日中支援を行った。

7 それぞれのホームにおいて、過不足のない職員を配置し、適正なホーム運営を目指す

ホームのニーズに応じて人員を配置しているが、不規則勤務による体調不良も多く、職員募集しても思うように集まらないなどの課題がある。泊まり業務を伴う勤務は体調不良になりやすい。職員の健康維持が大きな課題となっている。

(2)施設整備に力を入れる。

項目

取組内容

1 ホームの老朽化などによる整備が必要になっている。また、室内を整え家具や寝具などの備品を整備するなど、快適なホームを目指し豊かな環境を整えていく。

必要な備品は速やかに配置できるように努力した。

2 ホームの増加に伴い、拠点となる事務所を設置する必要がある。ハートインハウス1階の仮眠室を事務所に作り変える計画がある。ネット環境も含めて、整備していく。

ハートインハウス内の仮眠室を改造して事務所を設置した。

ネット環境を整え、事務作業を行える環境にした。

(3)開所日数を増やす。

項目

取組内容

1 金曜日に開所していないホームは、少しずつ金曜日開所日数を増やす。

L&Bは、毎週金曜日開所となった。ホープは隔週で金曜日開所、ハートは月1回金曜日開所した。

2 介護力の低下などにより、家族から開所日数増の希望も増えており、祝日や休日の開所も増えてきた。急なニーズにも応えられる人的整備が必要となっている。

祝日や休日の対応も出来る限り対応した。人的整備は少しずつ行っているが、継続的な検討が必要となっている。

(4)地域交流を深める。

項目

取組内容

1 地域の祭りや市民運動会、町内清掃や町内会会議などに積極的に参加する。

各ホーム担当者が中心となり、地域交流は意識して行った。

さくら木荘では今年も地区運動会や夏まつりに参加した。

② ホームによっては、町内会活動への参加も頻繁になり町内会役員などの任務も要請されている。可能な範囲で対応する。

無理なく出来る範囲で参加した。今年度、災害時要援護者申請を提出した。

地域の方から町内清掃、まつりに積極的に参加されることを評価された。

(5)家族との連携の強化

項目

取組内容

1 各ホーム家族会を定期的に開催し、状況報告と目標・課題の共有を図る

2~3ヶ月に1回の家族会は継続して行っている。家族と職員との交流の場になっている。

家族と情報共有する事で、利用者の生活環境は豊かになっている。                      

2 伝えるべきことが発生した場合には、速やかに連絡を取るなど連絡を密にし、信頼しあえる関係を築いていく。

健康の問題やトラブルが発生した場合は、担当者から管理者へ速やかに連絡し、家族との連絡も密に行った。

3 今まで家族が行っていた医療機関への対応(受診、通院)や買い物などが困難になってきている家族も増えている。個々の状況にあわせ支援する。

支援度が低下した家族においては、必要に応じて職員が対応した。

(6)危機管理体制を充実させる。

項目

取組内容

1 グループホームでの火災被害のニュースが相次いでいる。火元の安全確認の徹底や消防訓練を行うとともに、万一の場合の移動しにくい利用者の安全な誘導方法など協議、確認しておく。

年2回の消防訓練を行った。また、災害に備えて利用者一人ひとりの救援シミュレーションを職員間で共有した。しかし、少人数での職員対応になるので要援護者申請も提出している。

さくら木荘では要援護者人数が第三者にも分かるようボードを準備した。

2 現時点では、基準に適応した防火機器(通報装置、スプリンクラー、防火カーテンなど)は設置しているが、法改正に伴う基準の見直しを踏まえ、防火対策の充実を図る。

消防法改正に伴うスプリンクラー設置義務のあるホームについて、見積書を徴取し、今後、補助金申請を行う予定である。

借家の場合の設置については、検討課題となっている。

③ 手洗いの励行など衛生管理や感染防止に努め、ノロウイルスやインフルエンザなどの発生を抑えるとともに、発生した場合の対応方法の確認、実習や衛生物品の事前準備を怠りなく行う。

感染症に伴う汚物処理についての実地研修を行うなど、不測の事態にも慌てず安全に行動できるよう努めた。

④ 深夜の急病などの緊急事態に備えて、連絡体制を整える。

ホーム担当者や管理者との連絡体制はできている。

(7)余暇活動の充実

項目

取組内容

1 休日の日中活動やその他余暇支援にガイドヘルパー制度を活用する。

主に、休日の昼間に利用している。

本人のニーズに合わせ、ガイドヘルパー制度を活用した。

② 平日の習い事やスポーツ活動にもガイドヘルパー制度を活用する。

平日夕方のスポーツ支援や音楽の習い事に利用した。その時の様子もヘルパーから報告を受けるなど情報を共有した。

また、一般就労しているメンバーの帰宅時間が早くなり、ガイドヘルパーを利用した。

③ ハンドベル発表や、障害者福祉協会「もみじ会」参加など、当事者の集いにも積極的に参加していく。

ハンドベルの発表の依頼が少なかった。

利用者の誕生日会は随時行った。可能な範囲で外食なども楽しんだ。

(8)職員の資質向上と健康管理

項目

取組内容

1 外部研修、内部研修ともに積極的に参加する。そこで得た知識を職員間で共有し、日々の業務に反映する。 

外部研修は順番で参加できるように配慮した。

内部研修はなるべく参加できるように日程を調整した。研修内容は会議で共有した。

2 福祉全般に関する新鮮な情報を取り入れ、意識の向上を図る。

新しい情報を共有し、意識の向上を図った。

3 ケース会議を行い、利用者を多面的に見た支援ができるよう努める。

必要に応じてケース会議を行った。

4 不規則な勤務状況により、職員の健康管理が課題となっている。ホームも増えて、支援度の高い利用者も増えた。夜間の少人数での支援業務を過度の負担なく行えるよう配慮する。

勤務の不規則さからの健康管理は、毎年の課題である。ショート併設の場合などは過不足なく人的配置をした。

5 職員の世代交代も課題となっている。スムーズに移行できるように、人材確保に努める。

今年度正規職員を1名増員した。

6 メンタルヘルスの調査依頼を受けている。現状を把握して、メンタル面での健康にも留意していく。

心身共に健康が一番の課題である。相談、交代、フォローなどその都度配慮した。

〔研修〕 

開催日

研修名

会場

参加人数

9

18(金)・19(土)

強度行動障害養成研修(基礎)

広島市安芸区民文化センター

1人

11

18(水)・20(金)

強度行動障害養成研修(実践)

広島市安芸区民文化センター

2人

25(水)

感染予防研修

廿日市市立大野市民センター

1人

1

16(土)

学習交流会

夢トピア

5人

20(水)

虐待防止法権利擁護研修

広島市東区民文化センター