金沢大学 FD 活動報告書 - Kanazawa...

96
金沢大学 FD 活動報告書 平成 30 年度

Transcript of 金沢大学 FD 活動報告書 - Kanazawa...

金沢大学

FD 活動報告書

平成 30 年度

<目次>

1 平成 30年度 全学 FD活動概要 1

1-1 本学 FD 活動の概要 2

1-2 各部局等からの回答をもとにした点検 4

1-3 FD 委員会の活動 11

1-4 <ピックアップ>特色ある FD 活動 15

1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動 18

2 各部局等の FD 活動 25

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況 26

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況 34

2-3 照会事項3 成績評価基準等の作成・検証状況 45

2-4 照会事項4 FD 研修会の実施状況 49

2-5 照会事項5 その他の活動状況 54

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく

教育課程・教育内容・教育方法の検証 59

2-7 照会事項7 自己評価及び総評 70

3 各部局等の BSD 活動 75

3-1 照会事項1 BSD 研修会の実施状況 76

3-2 照会事項2 その他の活動状況 81

3-3 照会事項3 自己評価及び総評 82

4 資料編 83

4-1 金沢大学 FD 委員会規程 84

4-2 金沢大学におけるFD活動指針 86

4-3 金沢大学履修規程 88

4-4 金沢大学シラバス様式 92

4-5 平成 30 年度金沢大学 FD 委員会名簿 95

1 平成 30 年度 全学 FD 活動概要

1

1-1 本学 FD活動の概要

1-1 本学 FD活動の概要

本学では平成 20 年度,「金沢大学 FD 委員会規程」(後掲:5 資料編)に基づき,教育企

画会議に全学の FD 委員会を設置した。

FD 委員会は,平成 20 年度に「金沢大学における FD 活動指針」(後掲:5 資料編)をま

とめた。同指針はFD活動が継続的かつ実質的に改善するために,FD活動をいわゆるPDCAサイクルの中に位置づけている(図 1)。その一環として FD 委員会は各部局等が毎年度作

成する報告書に基づき,当該年度の全学における FD 活動に関する報告書(「年度報告書」)

を作成することとした。この規定に基づいて作成したものが本報告書である。

本報告書では,各部局等が平成 30 年度の活動に対して行った自己評価のみならず,令和

元年度における改善に向けての取組み予定についてもまとめている。これらの点について

他部局等の状況を相互に確認し,FD 活動を相互に促進しあうことで,本学全体の FD 活動

が継続的かつ実質的に改善することが期待できる。

図 1 金沢大学における FD活動

FD(ファカルティ・ディベロップメント)とは,

授業の内容・方法の改善等による教育の質の向上並びに学生の心身の保護とキャリア

形成を促進する等の学生支援を図るための教員及び部局等の研究,研修等の自発的取組

みをいう。(同指針第 2)

2

1-1 本学 FD活動の概要

なお同指針の特徴の 1 つとして,授業の内容や方法の改善に関することにとどまらず,

学生の心身の保護とキャリア形成を促進する等,学生支援に関する活動をも FD 活動の中に

含めている点が挙げられる。この点に関連して,本学では教育企画会議学生生活委員会を

中心に「学生支援・学習支援」に資する目的で『教職員必携 学生サポートガイドブック』

を毎年度,見直しを行い,アカンサスポータルに掲載するとともに,関係教職員にエッセ

ンシャル版パンフレットを配布している(図 2)。その内容は学生相談,留学生支援,就職

支援,障がい学生支援等,多岐にわたっており,教職員は本冊子を有効に活用することに

より,学生が抱えた問題を早期に解決し,すべての学生が「充実した学生生活」が送れる

ように,学生支援に努めている。

また教員の FD 活動支援や学生支援の分野で,職員の果たすべき役割はより一層大きくな

りつつある。こうした現状に鑑み,職員の SD(スタッフ・ディベロップメント)及び BSD (バックアップ・スタッフ・ディベロップメント)活動についての指針を盛り込んでいる

ことも同指針の特徴の1つである。

ところで同指針では,国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門が FD 及び BSD 活動に

対して必要な支援を行うことを定めている(第 8)。国際基幹教育院 高等教育開発・支援部

門が平成 30 年度に行った FD・BSD 活動及び他部局等の FD・BSD 活動に対して行った支

援の内容については 1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動においてのべる。

図 2 教職員必携学生サポートガイドブック

3

1-2 各部局等からの回答をもとにした点検

1-2 各部局等からの回答をもとにした点検

本学は,金沢大学学則第3条において,「教育研究水準の向上を図り,本学の目的及び

社会的使命を達成するため,教育研究活動等の状況について自ら点検及び評価(以下「自己

点検評価」という。)並びに授業の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研

究を行う」と定めている。また,「金沢大学におけるFD活動指針」(以下,FD活動指針)

においては,研修及び研究につけ加えて,「改善に向けての取組みを,計画・実践・評価・

改善のサイクルの中に位置づけ,より組織的かつ継続的に行うことにより,実質的な改善

へと繋げて」いくとしている。

これらの指針を受けて,第3期中期計画では,「教育研究の質保証及び適切な大学運営を

行うために第2期中期目標期間に構築した自己点検評価を中心とする PDCA サイクルをよ

り効果的に機能させる」ために,「本学の諸活動に関する自己点検・評価について,実施方

法等を不断に見直すこと」が目標とされた。平成30年度計画においては,「平成28年度に

見直した実施方法や評価項目に基づき,基本データ分析による自己点検・ 評価を実施する」

としている。全学及び各部局は,これら学則,FD活動指針,第3期中期計画等に基づくFD活動を推進している。

計画・実践・評価・改善のサイクルとは,学類,研究科ごとに,①学位授与方針(ディ

プロマ・ポリシー)を定め,卒業時における到達目標を明確にする,②ディプロマ・ポリシ

ーに沿ってカリキュラムを体系化し,各授業科目の役割をマップ及びツリーという形で可視

化する,③各授業科目のカリキュラム上の位置付け,教育内容・方法・到達基準をシラバス

で学生に伝達する,④授業科目及び教育プログラムの達成状況を,成績分布・授業評価アン

ケート・学修ポートフォリオ・卒業生アンケートで確認する,⑤それらの分析結果に基づい

て,各授業科目の教育内容・方法の改善,教育プログラムを行い,部局におけるカリキュラ

ム(マップ及びツリー)を再検証するというものである。平成30年度は,各部局のFD活動

を確認するため,7件の事項について照会した。その回答を点検した結果について,以下に

述べる。

実 践

アクティブ・ラー

ニング等の教育方

法は,シラバスに

記載され,学生と

教員とが共有す

る。

計 画

卒業・修了時まで

に獲得させる知

識・能力を学修成

果として設定し,

各教員が学修目標

を明示する。

評 価

構造化された授業

科目群の各学習目

標の達成度の累積

によって学修成果

の達成度を評価す

る。

改 善

各授業科目の内

容・方法の改善に

留まらず,組織と

して計画内容の検

証・修正を行う。

点 検

4

1-2 各部局等からの回答をもとにした点検

【照会事項1 シラバス記載要領の作成状況】

★シラバスの記載は全部局で周知がされており,独自に詳細なシラバス記載要領を作成してい

る部局もある。アクティブ・ラーニング,英文シラバスに関する記載も充実してきており,今

後は入力状況の把握や内容充実のための第三者によるチェック・レビューが重要となる。

シラバス記載に関しては,平成 26 年度の機関別認証評価において,内容の記載が不十分

なシラバスがあるという指摘があり,平成 27 年 1 月 20 日に教育担当理事より,「シラバ

ス記載内容の改善について(依頼)」という通知があった。本照会事項もこの通知を参考

にしている。通知内容は以下の通りである。

1 平成27年度シラバスの次の項目が全て適切に記載されているか確認してください。 「授

業の主題」,「授業の目標」,「学生の学習目標」,「授業の概要」,「評価の方法」,

「評価の割合」

2 シラバス記載項目のうち,「授業の概要」については,授業毎の概要を必ず記載してく ださい(全15回の授業であれば,15回それぞれの回の概要を記載)。

3 「授業の概要」等に単位の実質化のために必要な授業時間外における学習内容(予習・ 復習)を具体的に記載してください。

4 アクティブ・ラーニングの手法を取り入れる場合は,その内容(ディスカッション,課 題解決型学習,小テスト等)を記載してください。

5 和文・英文を併記してください。

シラバスの記載については,全部局で周知を行っている。シラバス記載要領を,独自に

作成していると回答している部局は 4 割である。薬学類・創薬科学類では,詳細なシラバ

ス作成要領を作成しており,シラバスが「薬学教育第三者評価」に対応するためであるこ

とを明記している。

シラバス,アクティブ・ラーニング,英文シラバスに関して点検を行なっている部局は

それぞれ,4 割,4 割,5 割である。これらの重要性に関しては,すべての部局が認識して

いるが,現段階では教員個人への周知がほとんどである。今後は,入力状況の把握や内容

充実のための第三者によるチェック・レビューが必要である。

要領作成 シラバス点検 AL 点検 英文点検

部局数 12 11 12 14 割合 43% 39% 43% 50%

なお,平成31年3月に実施されたAP事業自己点検評価において,不完全なシラバスが見

受けられた。これには,学務システムの変更や,科目名の変更,クォーター制度の導入に

伴う科目の分割などが関係していると考えられるが,各部局においては,即急に,シラバ

ス入力状況を把握する体制の構築が必要である。

5

1-2 各部局等からの回答をもとにした点検

【照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況】

★授業評価アンケート・卒業生アンケート調査は全部局で実施しており,Webによるアンケート

の実施が普及した。授業参観に加え,授業評価アンケート・卒業生アンケート結果を踏まえた

改善策や対応を公表する体制が整っている部局もあり,授業方法の改善が期待される。

ビデオ録画を含めて授業参観を実施しているのは,28部局中15部局である(54%)。ま

た,実施している部局も,その実施数は限定的である。現在,授業参観は,多くの場合,

ALAの活用や授業の英語化などに積極的な一部の模範となるような授業を参観しているが,

授業参観の本来の趣旨は,すべての教員が授業に対して,他の教員からのフィードバック

を受け,教育についての対話を促進し,各教員が授業に対して省察を深めることである。 授業評価アンケート・卒業生アンケート調査は全部局で実施している。今後は,自由記

述において課題が指摘された場合の対応方法,経年変化を含むアンケート結果の詳細な分

析が課題である。なお,オンライン調査による回答率の低さをあげている部局があるが,

国際基幹教育院では,講義の最後に時間を取り,その場で,授業評価アンケートを実施す

ることにより回答率9割を達成している。 理工学域においては,JABEE対応のため,リフレクション・ペーパー作成と保管,国際

基幹教育院においては,系長・部門長による,授業評価アンケート結果のチェックを行っ

ている。薬学類・創薬科学類・教職実践研究科は,学生に対して,改善結果を公表してお

り,医学類・国際機構では,科目責任者やプログラム・コーディネーターが,チェックや

対応を行っている。国際基幹教育院外国語教育部門では,授業評価アンケートの結果を受

けて,一部の科目ではコーディネーターが当該教員と面談し,授業方法・成績評価方法改

善の取り組みを依頼している。 授業評価アンケートについては,回答した学生に納得の得られるよう,分かりやすい分

析結果を示すこと,改善結果をきちんと公表することが必要である。授業評価アンケート

は,教員個人に対するフィードバックだけではなく,組織的教育改善に取り組むための手

がかりである。卒業生アンケートについても,結果を受けてどのような改善がなされたか,

改善結果の公表が必要である。 FDは,ほぼすべての部局で実施している。その内容は,ポートフォリオ作成,英語化,

授業開発,アクティブ・ラーニング,実験科目の検討,JABEE,反転授業など多岐にわた

っている。国際学類・医学類・国際基幹教育院では,学生からの意見を聴取する機会を設

けている。新学術創成研究科・医薬保健学総合研究科・先進予防医学研究科・法務研究科

では,他大学との合同FDも開催しており,教職実践研究科は,学類と合同FDを実施してい

る。国際基幹教育院外国語教育部門では,EAP科目で,共通教材を含む「教員マニュアル」

を作成し,ビデオ教材も開発している。先進予防医学研究科では,共用VOD教材を英語化

した。これらの活動は,成果物を生み出すとともに,教員間に協力関係を築いており,最

も効果的なFDである。 【照会事項3 成績評価基準等の作成・検証状況】

6

1-2 各部局等からの回答をもとにした点検

★成績評価基準の明確化及び説明責任の重要性から,第三者による評価の検証,記録の保管及

び学生に対する情報開示を行っている部局がある。今後は成績評価基準のシラバス掲載を徹底

し,成績分布の全学公開を計画する。

成績評価基準の作成状況については,ルーブリックを活用している部局が 9 部局である

(32%)。講義内容が知識・理解中心で,ペーパーテストによって成績評価を行なっている

科目については,依然としてルーブリックに対する抵抗感が見られるが,評価基準の明確

化・説明責任という観点から,今後,シラバスへの記載率を高める必要がある。 成績評価基準の検証については,法学類・物質化学類・環境デザイン学類・医学類・法

務研究科・教職実践研究科・医薬保健学総合研究科・国際基幹教育院外国語教育部門にお

いて,第三者による評価の検証,記録の保管及び学生に対する情報開示を行っている。成

績分布については,今後,全学的に公開する計画である。 【照会事項4 FD研修会の実施状況】 ★FD 研修会はほぼすべての部局で実施しており,全学的に共有できる内容のものから,分野に

特化した分野別 FD 活動など内容は多岐にわたっている。今後も活発な FD 活動が期待できる。

ほぼすべての部局で実施しており,複数回開催している部局も多い。トピックは,アク

ティブ・ラーニング,初年次教育,オンライン教育,メンタルヘルス,ルーブリック,ア

カンサスポータル,JABEE,反転授業,ハラスメント,大学院生の就職,留学生対応,授

業評価アンケート,共同研究,日本語教育,短期留学生,学域 GS 言語科目など多岐にわた

っている。これらの FD の中には,全学的に共有できるものもあり,国際基幹教育院・高等

教育開発・支援部門による整理や体系化も考えられる。医学類における OSCE 対策,チュ

ートリアル教育,医薬保健学総合研究科におけるセミナーは,分野に特化した分野別 FD で

ある。 国際基幹教育院外国語教育部門では,EAP の担当教員を対象としたワークショップを年

2 回開催しているほか,EMI についての研究,TOEIC スコアの分析,成績評価,教材開発

など,教育方法に直接関連するトピックが外国語教育に即して取り上げており,他部局に

とって大いに参考となる。

【照会事項5 その他の活動状況】 ★FD 活動に加え,アクティブ・ラーニングや ALA 制度の活用も積極的に行われている。他大学

や外部機関との連携も活発化しており,FD 活動の枠を超えた教育改善活動がなされている。

教育改善活動の事例として,AP 事業の一環である,アクティブ・ラーニング,ALA の

活用,パイロット授業,授業カタログをあげている部局が多い。また,JABEE,共用試験,

学外講習会,他大学との合同 FD,UD シンポジウムなど,他大学や外部機関との連携も行

7

1-2 各部局等からの回答をもとにした点検

われている。学生からの意見聴取に積極的なのは,経済学類・物質化学類・人間社会環境

研究科・薬学類・創薬科学類である。

【照会事項6 学修成果に関するアンケート結果に基づく教育課程・教育内容・教育方法

の検証】

★アンケートの結果から,学生のコミュニケーション能力・問題解決能力の欠如が浮き彫りと

なった。アクティブ・ラーニングを活用するほか,初年次教育から卒業教育までの学士教育課

程を通して,学生の積極性・自信・コミュニケーション能力・問題解決能力の育成に取組む。

いずれの部局においても,コミュニケーション能力の育成,問題解決能力の育成が課題

である。また,学校教育学類・物質化学類・数物科学類・保健学類では,学生の自信のな

さを指摘している。これらの解決策と考えられているのがアクティブ・ラーニングである。

ただし,積極性・自信・コミュニケーション能力・問題解決能力の育成は,講義科目のみ

で身に付くものではなく,初年次教育,実験・実習,自由研究,卒業研究を含む学士課程

教育全体での課題である。

国際学類は,週 2 回の授業によるクォーター制によって,授業外学習時間を長くしよう

としている。これは,クォーター制度本来の趣旨に沿うものである。数物科学類は,基礎

的分野の理解に関して,学生の自己評価が低いという課題を抱えており,アクティブ・ラ

ーニングに解決策を求めようとしている。医学類は,Post-CC OSCE によって,教育方法

や成績評価の改善に取り組んでおり,資質・能力マッピング(コンピテンシー)の観点か

ら,カリキュラム改革を行なっている。これらは,国際認証への対応でもある。薬学類・

創薬科学類では,反転授業に適した科目の選定を行っている。また,GPA の経年分析によ

って,学生の学修成果が向上していることを確認した。教職実践研究科では,年 4 回のア

ンケートを実施し,対応策を協議したのち,その結果を学生に通知している。

【照会事項 7 自己評価及び総評】

★授業の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研究は,部局ごとに多数取り組む

ことができている。改善に向けての取組みに対する達成状況は,部局によって異なるが,計画・

実践・評価・改善のサイクルをより組織的かつ継続的に実行できるよう,成果の共有を図る。

【これまでの成果】

シラバス・ピアレビューを隔年実施(学校教育学類)

ALA の活用(数物科学類・自然システム学類) パイロット授業(電子情報学類)

JABEE 認定(環境デザイン学類) アクティブ・ラーニング研修会(医学類)

チュートリアル教育・OSCE・CBT・国際認証(医学類)

8

1-2 各部局等からの回答をもとにした点検

授業評価アンケートに対する学生へのフィードバック(薬学類・創薬科学類)

共用 VOD 教材の英語化(先進予防医学研究科) 授業の英語化(国際基幹教育院・GS 教育部門) 授業デザイン設計研究(国際基幹教育院・GS 教育部門) 授業参観・FD 研究・共通ビデオ教材・ルーブリック・教員マニュアル(国際基幹教育院・ 外国語教育部門)

【今後の課題】

ALA の導入(人文学類・物質化学類) 授業評価アンケートに対する組織的対応(人文学類)

組織的な教育改善(国際学類)

授業評価アンケートの回収率(機械工学類)

アクティブ・ラーニングの効果検証(保健学類)

以上のことから,本学においては,「授業の内容及び方法の改善を図るための組織的な

研修及び研究を行う」ことは十分に実施されたと判断できる。ただし,「改善に向けての

取組みを,計画・実践・評価・改善のサイクルの中に位置づけ,より組織的かつ継続的に

行うことにより,実質的な改善へと繋げる」ことについては,部局によって達成状況が異

なる。JABEE,国際認証,分野別認証など,対外的な認証評価を取り入れている部局は,

教育改善活動に対して,積極的であり,かつ成果も上がっている。最後に,アクティブ・

ラーニング,授業評価アンケート,授業参観,IR,FD 報告書について,いくつかのコメン

トをしたい。

【アクティブ・ラーニング】

AP 事業によって,教育改善が推進されアクティブ・ラーニング・アドバイザー,FD リ

ーダー,授業カタログ,パイロット授業が浸透したことは,大きな成果であり,FD に対す

る波及効果は極めて大きい。ただし,本 AP 事業は,令和元年をもって終了することが決定

しており,学内予算による事業の継続・発展が喫緊の課題である。

【授業評価アンケート】

授業評価アンケートについては,教員個人へのフィードバックが中心で,部局による組

織的な教育改善は進んでいない。教育改善が進んでいるのは,科目責任者やプログラム・

コーディネーターを設置している部局である。この問題は,教育や教員管理に関して,部

局長の権限と責任が明確でないことも一因であると思われる。現在,国際基幹教育院・高

等教育開発・支援部門では,令和 2 年度より,授業評価アンケート項目の見直しと結果表

示のための学務システムの改修を検討している。各部局への波及を経て,それにより,教

員個人へのフィードバックの工夫,部局ごとの評価や経年変化が容易に分析できる機能を

追加する予定である。

9

1-2 各部局等からの回答をもとにした点検

【授業参観】

授業参観については,上述したように,限定された科目において実施している。授業参

観が広く浸透しない理由として,授業参観を教員評価の一環ととらえている教員や,授業

を教員個人の私的な空間であると考えている教員の意識が考えられる。これは,シラバス

に対するピアレビューへの抵抗にも共通することであるが,教育改善を組織的に進めるた

めには,公開性を高め,授業内容・授業方法について,率直な意見交換ができる環境作り

が必要である。平成 30 年度国際基幹教育院における,学生との懇談会から明らかになった

ことは,学生が評価するのは,授業に対して熱心で,学生の理解度に関心を払う教員であ

り,芸術的な授業を行ったり,学生を楽しませるような教員ではない。

【IR】 近年,全学的な教育データ収集は,具体的な教育改善を実現することが難しく,部局別

の分散型 IR が有効であることが指摘されている。確かに,授業評価アンケートや卒業生ア

ンケートの分析については,科目や専門分野の特性を配慮する必要があり,全学一律の評

価をすることができない。ただし,分散型 IR の問題点は,すでに多くの労務を抱えている

部局に対して,更なる負担を強いることでもある。この問題に対して,特効薬は存在しな

いが,授業評価アンケート分析が容易となる学務システムの導入や,評価の簡素化,部局

間でのベスト・プラクティスの共有など,地道な努力が必要である。

【FD 報告書】 IR に関連して,本報告書の作成についても,部局の負担は大きい。今後は,項目チェッ

クやデータの提供を中心に,成果と課題を簡単に記述するなどの工夫が必要である。先日,

学長との懇談で,評価や報告のために時間を使うことの問題点について指摘があり,求め

られているのは,実質的な教育改善,学生が達成感を得られる教育の実現であるという意

見があった。その意味でも FD の目的は,評価対応ではなく,学生からの意見の聴取,授業

参観,教員間における教育についての対話の促進である。

10

1-3 FD委員会の活動

1-3 FD委員会の活動

平成 30年度における活動

平成 30 年 4 月 4 日 (水) 平成 30 年度全学 FD 研修会 ~新任教員を中心として~開催

平成 30 年 8 月 27 日 (月) 第 1 回 FD 委員会開催

平成 30 年 9 月 28 日 (金) 第 2 回 FD 委員会開催(書面附議)

平成 30 年 11 月 29 日 (木) 「全学 FD・SD 研修・FD ワークショップ パフォーマンス評価とルーブリック」開催

平成 30 年 12 月 6 日 (木) 第 3 回 FD 委員会開催

平成 31 年 2 月 20 日 (水) 第 4 回 FD 委員会開催

平成 31 年 3 月 5 日 ~3 月 7 日

(火) ~

(木) 英語による授業担当者のための FD 研修会

平成 31 年 3 月 27 日 (水) 教育実践報告会「英語による授業における 授業設計の取組事例」開催

● FD 委員会の協議・報告事項及び議事要旨については下記にて公開している。 https://www2.adm.kanazawa-u.ac.jp/kaigi/gakusei/02/index.htm(学内限定) ● 各研修会(英語による授業担当者のための FD 研修会は除く。)の動画又は資料につい

ては本学ポータルサイト(アカンサスポータル)にて公開しているので,教職員は随時

閲覧可能である。 【研修会】

「平成 30年度全学 FD研修会~新任教員を中心として~」

主 催 教育企画会議 FD 委員会 日 時 平成 30 年 4 月 4 日(水) 13 時 30 分~16 時 00 分 会 場 総合教育 2 号館 D10 講義室 対 象 前年度研修会(平成 29 年 4 月 5 日開催)以降に本学に採用された教員を主

とし,関心のある教員や学生系職員の参加も可能 参 加 者 58 名 概 要 新任の教員を主な対象とする全学の研修会は,平成 20 年度から毎年度開催

している。従来は,「教養教育担当に関する初任者研修」(共通教育機構が実

施,平成 16~18 年度),「新任教員等研修会(兼共通教育担当に関する研修

会(初任者対象))」(教育担当理事と共通教育機構長の連名で実施,平成 19年度)として開催されてきた。 本研修会の目的は,本学の教育及び学生支援等の現状を把握することで,教

育体制全般に対する理解を深めることである。

11

1-3 FD委員会の活動

プログラム (1)本学における FD について (吉永 契一郎 国際基幹教育院高等教育開発・支援系長)

(2)入試状況及び学生募集活動について (尾島 恭子 学長補佐(学生募集・入試改革担当))

(3)就職状況と支援への取り組みについて (山本 均 就職支援室長)

(4)学生の心のケア及び学生相談について (足立 由美 保健管理センター准教授)

(5)アカンサスポータルについて (森 祥寛 総合メディア基盤センター助教)

「全学 FD・SD研修・FDワークショップ パフォーマンス評価とルーブリック」

主 催 教育企画会議 FD 委員会,大学教育再生加速プログラム検討委員会, 国際基幹教育院スキルアップセンター

後 援 国際基幹教育院高等教育開発・支援部門 日 時 平成 30 年 11 月 29 日(木) 15 時 00 分~17 時 30 分 会 場 総合教育 1 号館 E1 教室 参 加 者 6 名 概 要 本研修会は,学生のアクティブ・ラーニングを促す効果的な授業を設計する

ために必要な能力を身につけることを目的として実施するものである。 アクティブ・ラーニングによる学修成果の評価のために,知識や技能を統合

して使いこなすことを求めるパフォーマンス課題,作題の意図に基づいた評

価項目とその達成度ごとの記述(ルーブリック案)について考える。参加者

が自身の担当する授業の設計を持ちより,他の参加者と議論することを通し

て改善するという参加型のワークショップ形式である。 プログラム ワークショップ「パフォーマンス評価とルーブリック」

(ファシリテーター:西山 宣昭 国際基幹教育院高等教育開発・支援部門 教授)

12

1-3 FD委員会の活動

「英語による授業担当者のための FD研修会」

主 催 授業科目英語化に関する WG,国際基幹教育院スキルアップセンター 後 援 教育企画会議 FD 委員会 概 要 本研修会は,英語での授業実施に向けた導入の位置付けとして,英語で教え

るために必要な英語表現,スキル,手法を学ぶことに特化した内容を実施す

るものである。 日 時 平成 31 年 3 月 5 日(火)

9 時 00 分~16 時 30 分 平成 31 年 3 月 6 日(水) 9 時 00 分~16 時 30 分

平成 31 年 3 月 7 日(木) 9 時 00 分~16 時 30 分

会 場 総合教育講義棟 A1 講義室

総合教育講義棟 A1 講義室

総合教育講義棟 A1 講義室

参 加 者 12 名 15 名 11 名 受講コース 講義とプレゼン

テーション(導入) 発音と Global

Englishes ゼミとディス

カッショングループ

平成 30年度教育実践報告会

主 催 教育企画会議教務委員会,教育企画会議 FD 委員会,大学教育再生加速プロ

グラム検討委員会,国際基幹教育院スキルアップセンター 後 援 国際基幹教育院高等教育開発・支援部門

13

1-3 FD委員会の活動

日 時 平成 31 年 3 月 27 日(水) 13 時 30 分~15 時 30 分 会 場 総合メディア基盤センター 多目的室 参 加 者 24 名 概 要 中期計画【8-1】の平成 30 年度計画「◆英語による授業を拡大するとともに,

英語による授業の教育効果を検証する。◆学士課程専門教育において,英語

による授業科目のみで構成される教育プログラムを拡大するとともに,学士

課程共通教育において,英語による授業科目の履修のみで単位修得要件を充

たす教育プログラムの開発を検討する。」取組み等の一環として,英語によ

る授業における教育方法の工夫や課題などを全学で共有するとともに,各部

局におけるより一層の取組みを促す。 プログラム <英語による授業>

・英語プログラムの現状・課題・展望 (古泉 達矢 国際学類 准教授)

・電子情報学類における授業英語化の現状 (南保 英孝 電子情報学類 准教授)

・機械工学系教員による授業の英語化の現状と課題 (多田 幸生 機械工学類 教授) (兵頭 政春 機械工学類 教授)

・数式を多用する講義の英語化について (瀧 健太郎 自然システム学類 准教授)

・全体討論

14

1-4 <ピックアップ>特色ある FD活動

1-4 <ピックアップ>特色ある FD活動

平成 30 年度における全学及び各部局等の FD 活動は種々実施され,全学の FD 研修会(後

掲:1-4)及び各部局等の FD 研修会(後掲:3-4)も多数実施した。

その中で,特色ある FD 活動を 1 つピックアップして,全学の FD 研修会を紹介する。

「英語による授業担当者のための FD研修会」(3月)

1.概要

主 催 授業科目英語化に関する WG,国際基幹教育院スキルアップセンター

後 援 教育企画会議 FD 委員会

趣 旨 本学の需要にマッチした,英語で教えるために必要な英語表現・スキル・手

法を学ぶことに特化した短期集中型の研修プログラムを,British Councilへの委託により実施する。

対 象 全学

2.プログラム

受講テーマ 講義とプレゼン

テーション(導入)

発音と Global Englishes

ゼミとディス

カッショングループ

日 時 平成 31 年 3 月 5 日(火) 平成 31 年 3 月 6 日(水) 平成 31 年 3 月 7 日(木) 9 時 00 分~16 時 30 分

会 場 総合教育講義棟 A1 講義室

参 加 者 12 名 15 名 11 名

授業の概要 英語での講義やプレ

ゼンテーションを行

うにあたり,明確で論

理的,かつ分かりやす

い英語の表現を学ぶ。

また,学生の理解を助

ける効果的なビジュ

アル,声,ボディーラ

ンゲージの使い方を

学ぶ。

日本人学習者が間違い

やすい英語の発音の特

徴に関する認識を高め,

Global Englishes (世

界中で使われている

様々な種類の英語)を聞

き取る練習をし,異なる

発音の特徴の分析方法

を理解する。

英語でゼミやグループ

での議論で進行をコン

トロールし,参加するす

べての学生の意見をき

ちんと汲み取れるよう

にする。各学生にフィー

ドバックする際,的確な

表現を用い,効果的にア

ドバイスする方法を身

につける。

15

1-4 <ピックアップ>特色ある FD活動

プログラム

9:00-10:30 プレゼンテーションの

準備と構成

リスニング,英語の発音

の特徴を認識する

主導しコントロールす

10:45-12:15 プレゼンテーションを

より良く行う方法

英語の発音の特徴の

分析及び練習

クラスルームマネジメ

ント

13:15-14:45 ビジュアルを使う 日本人学習者にとって

難しい点

焦点を保つ

15:00-16:30 実際にプレゼンテーシ

ョンを行う

Global Englishes の

聞き取り

1対 1の指導

3.アンケート結果(抜粋)

●平成 31年 3 月 5日(火)講義とプレゼンテーション(導入)

●平成 31年 3 月 6日(水)発音と Global Englishes

16

1-4 <ピックアップ>特色ある FD活動

平成 31年 3月 7日(木)ゼミとディスカッショングループ

4.まとめ

本研修会は,平成 29 年 9 月に実施した英語での授業実施に向けた導入研修を,より発展

的な研修内容に改めて,実施したものである。アンケート結果にもある通り,レベル,ボ

リューム,ニーズ等いずれも概ね適切であり,英語スキルが上がったと回答した教員が多

く見られた。研修内容が好評であったことから,次年度研修会に繋げていく。

17

1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動

1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動

【部門の活動指針】 国際基幹教育院高等教育開発・支援部門は,金沢大学国際基幹教育院規程第 13 条第 1 項

において同規程第 3 条第 1 項 9 号「教育方法,教育システム及び教育支援に関する研究開

発並びに教育に係る質保証システムの研究開発」に係る業務を担当する。 より具体的な業務については, (1) 学習成果達成度の分析に関すること (2) 教学情報の分析に関すること (3) 教育プログラムの研究,検証及び改善支援に関すること (4) 教育方法・教育支援方法の研究,検証及び改善支援に関すること (5) 学習支援・学生支援方法の研究,検証及び改善支援に関すること (6) その他内部質保証マネジメントに関すること についての研究開発を行うとともに,「本学の教育方法,教育システム及び教育に係る質保

証システムに関する提言を行う(金沢大学国際基幹教育院高等教育開発・支援部門細則第 3 条)。」 これらに基づき,高等教育開発・支援系/部門は,本学における教育の企画・実践・評価・

改善に直接的に関わるとともに,関係部署への支援を行っている。 【平成 30 年度の活動】 平成 30 年度においては,本部門の規程・細則に基づく FD・SD 活動を,大学教育再生

加速プログラム(AP 事業),教育関係共同利用拠点,スーパー・グローバル大学創成支援

事業(SGU),大学コンソーシアム石川教職員研修専門部会とともに実施した。 ①全学 FD 全学 FD 研修会(初任者研修)(4 月 4 日)70 名 ルーブリック説明会(5 月,6 月) ブリティッシュ・カウンシルによる教員向け英語研修(3 月 5 日〜7 日)38 名 教育実践報告会(3 月 27 日)24 名

②部門の企画による FD 山川修(福井県立大学・学術教養センター教授)SD 研究会 7 名 船橋伸一(富山大学・アドミッションセンター・副センター長)「アドミッション・セ

ンターの役割と運営」(12 月 5 日)7 名 嶌田敏行(茨城大学・全学教育機構准教授)「IR による FD の展開」(3 月 1 日)7 名 第 1 回スキルアップ・センター研究会「これからの FD」(10 月 19 日)7 名 第 2 回スキルアップ・センター研究会「学生との懇談」(11 月 22 日)10 名

18

1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動

③学内 FD 研修担当(FD ランチョン・FD ワークショップを除く) 杉森公一,アクティブラーニングアドバイザー研修・報告会担当 4 月・5 月・10 月・

11 月 杉森公一,金沢大学医学類アクティブラーニング FD 研修会(1)(4 月 9 日) 杉森公一,金沢大学医学類アクティブラーニング FD 研修会(2)(5 月 14 日) 杉森公一,金沢大学医学類アクティブラーニング FD 研修会(3)(6 月 11 日) 杉森公一,金沢大学医学類アクティブラーニング FD 研修会(4)(7 月 9 日) 杉森公一,金沢大学附属病院看護部研修・ファシリテーター(共同 柳原清子先生)(6

月 5 日) John Augeri "Re-Inventing Learning Environment in University Education" AP 事

業 アクティブラーニング FD 研修会(7 月 30 日) 河内真美,金沢大学医学類アクティブラーニング FD 研修会(5)(9 月 10 日) 西山宣昭,薬学類・創薬科学類 FD 研修会「薬学・医学分野での反転授業事例紹介―授

業内外のデザインと学習効果―」(12 月 2 日) 西山宣昭,医学系 FD 研修会「医薬分野での反転授業事例紹介」(12 月 10 日) 西山宣昭,学校教育学類 FD 研修会「学生の学修をどう評価するか」(1 月 8 日) ④大学教育再生加速プログラム(AP 事業)による研修(FD ランチョン 21 回・FD ワーク

ショップ 9 回,延べ参加者数 215 名) 杉森公一「アクティブ・ラーニング入門」(5 月 23 日)16 名 杉森公一「アクティブ・ラーニング型授業の設計」(5 月 28 日)7 名 杉森公一「アクティブ・ラーニングの技法(クリッカー)」(6 月 6 日)9 名 河内真美「アクティブ・ラーニングの技法(書く・話す)」(6 月 13 日)12 名 牛島顕「WebWork を用いた授業実践」(6 月 20 日)13 名 杉森公一「反転授業」(6 月 27 日)10 名 杉森公一「反転授業ビデオの作製」(6 月 28 日)5 名 河内真美「ALA ともに教える授業」(7 月 4 日)12 名 杉森公一「ピア・インストラクション」(7 月 5 日)4 名 杉森公一「講義法:大人数講義におけるラーニング」(7 月 11 日)9 名 冨永良史「ファシリテーションの基本」(7 月 12 日)6 名 河内真美「グループ学習」(7 月 18 日)8 名 河内真美「学生の学修をどう評価するか」(7 月 25 日)12 名 河内真美「パフォーマンス課題の評価法」(7 月 26 日)4 名 杉森公一「反転授業ビデオの作製」(7 月 27 日)3 名 冨永良史「ファシリテーションの実際」(8 月 9 日)9 名 堀井祐介「WebClass の使い方」(10 月 17 日)11 名 吉永契一郎「アクティブ・ラーニング入門」(10 月 24 日)6 名 河内真美「アクティブ・ラーニング型授業の設計」(10 月 29 日)2 名 堀井祐介「アクティブ・ラーニングの技法(クリッカー)」(11 月 7 日)2 名

19

1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動

渡辺達雄「アクティブ・ラーニングの技法(書く・話す)」(11 月 14 日)10 名 渡辺達雄「グループ学習」(11 月 21 日)7 名 西山宣昭「学生の学修をどう評価するか」(11 月 28 日)9 名 西山宣昭「パフォーマンス評価とルーブリック」(11 月 29 日)5 名 橋洋平「アクティブ・ラーニングを支える図書館リソース」(12 月 5 日)5 名 河内真美「講義法:大人数講義におけるアクティブ・ラーニング」(1 月 16 日)6 名 河内真美「PBL」(1 月 30 日)3 名 河内真美「ALA とともに教える授業」(2 月 6 日)2 名 堀井祐介「学修ポートフォリオ・学修カルテ」(2 月 14 日)4 名 ⑤文部科学省教育関係共同利用拠点による研修(学外者を含む) ALA コーディネーター研修「アクティブ・ラーニングについて共に考える」(5 月 24

日)12 名 金沢大学・山形大学・大正大学合同シンポジウム「大学組織変革は誰がいかに担うの

か?―「チェンジ・エージェント」の提案(6 月 8 日)113 名 ALA コーディネーター研修「アクティブ・ラーニングについて共に考える」(6 月 14

日)9 名 ALA コーディネーター研修「(合宿型)ピアチューター制度の設計」(6 月 22 日〜23

日)のべ 22 名 SD リーダー養成プログラム「優しさ育成 SD プログラム」(デイタイム型研修)(6 月

23 日)18 名 University Development シンポジウム「大学職員 3.0 キャリアの振り返りから探る大

学の今後 10 年」(12 月 22 日)29 名 廣内大輔(岐阜大学・教育推進・学生支援機構准教授)「アクティブ・ラーニングの実

現を目指した環境整備」(2 月 20 日)23 名 佐渡島紗織(早稲田大学・国際教養学部教授)「大学におけるライティング支援」(2 月

27 日)30 名 小野和宏(新潟大学・歯学部教授)「知識とコンピテンシーは二項対立的なものなのか」

(3 月 1 日)16 名 船橋伸一(富山大学・アドミッションセンター・副センター長)「アドミッション・セ

ンターの役割と可能性」(3 月 13 日)12 名 University Development シンポジウム「トップと学ぶ大学の動かし方」(3 月 21 日)

37 名 ⑥学外での活動 杉森公一,大東文化大学「ナンバリング,アセスメント,ルーブリックに関する研修

会」(6 月 25 日) 杉森公一,石川県教育総合研修センター「深い学びを実現する高校理科の授業づくり」

(7 月 2 日)

20

1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動

杉森公一,学研高大教育フォーラム「キャリアと学びを社会にどうつなぐか」「大学の

部・レクチャー3 アクティブラーニングがつなぎ・むすぶ学びの地平」(8 月 3 日・4日)

西山宣昭,大学コンソーシアム石川 FD・SD 研修会「アクティブ・ラーニングについ

て共に考える」(11 月 15 日) 西山宣昭,大学コンソーシアム石川 FD・SD 研修会「アクティブ・ラーニング型授業

のデザイン」(12 月 20 日) 西山宣昭,第 6 回金沢大学・石川県立大学合同ワークショップ「アクティブ・ラーニ

ングを活用した自然科学教育プログラムのモデル開発」(12 月 20 日) 【平成 30 年度研究成果】 「論文 6 件」 吉永契一郎・斉藤準・磯田正美・野口範子・細川敏幸(2019)「現代のリベラルアーツ

としての理数工系科目(STEM)の開発と教育実践のために」『大学教育学会誌』Vol. 40, No. 2, 85-88.

吉永契一郎・鈴木久男・斉藤準(2019)「海外の研究大学における物理教育の現状と課

題」『大学の物理教育』Vol.25, No. 1, 43-46. 堀井祐介「 "The 15th Enhancement Conference, ""Evaluation, Evidence and

Enhancement: Inspiring Staff and Students”参加報告 Learning Analytics(LA)につ

いて」,『e-Learning 教育研究』第 13 号,pp.50-52. 堀井祐介「ヨーロッパにおける大学評価の最新動向」,『大学評価研究 第 17 号』,

pp.25-31. 堀井祐介「北欧神話文献データベースでの中動態の使われ方」,『IDUN -北欧研究-

23』,pp. 147-157. 杉森公一,河内真美,宮本知加子,田尻慎太郎,山本啓一「<ラウンドテーブル報告

>アクティブ・ラーニングを支援する学生アドバイザーの制度・研修・効果」,大学教

育学会誌,40(2), 107-111 (2019).

「学会発表 7 件」 吉永契一郎「STEM 分野におけるアクティブ・ラーニングの国際比較」,日本高等教育

学会第 21 回大会自由研究発表(6 月 2 日) 吉永契一郎「2018 年度 AAAS 大会報告」大学教育学会第 40 回大会ラウンドテーブル

(6 月 9 日) Keiichiro Yoshinaga, “Performance or Engagement: The Issues of STEM education

in East Asia and the United States,” GHEF, Kuala Lumpur. 堀井祐介,河内真美ほか「アクティブラーニングを支援する学生アドバイザーの制度・

研修・効果に関する実証的研究」,大学教育学会課題研究集会課題研究シンポジウム III,(12 月 2 日)

河内真美,杉森公一「アクティブラーニングを支援する学生アドバイザーの制度・研

21

1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動

修・効果」共同企画者・司会者,大学教育学会第 40 回ラウンドテーブル(6 月 9 日)

井上咲希,松田淑子,中野正俊,杉森公一,風間重利「アクティブ・ラーニング型授

業における学生アドバイザーの効果」大学教育学会第 40 回自由研究発表(6 月 10 日) 松田淑子,井上咲希,中野正俊,杉森公一,風間重利「探究的な学びでつなぐ高大接

続プログラムの開発 -高大接続ラウンドテーブルの設計と意義-」大学教育学会第 40 回

自由研究発表(6 月 10 日) 井上咲希,松田淑子,中野正俊,杉森公一,風間重利「探究的な学びでつくる高大接

続プログラムの実践とその考察」大学教育学会第 40 回自由研究発表(6 月 10 日) 杉森公一「AI 時代の教育と学会の役割」,電子情報通信学会総合大会,シンポジウム企

画・オーガナイザー・座長(3 月 19 日)

「外部資金獲得 4 件」 ① 科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究「物理教育におけるアクティブ・ラーニングの国際

比較研究」(研究代表者:吉永契一郎),平成 28 年〜30 年度 ② 科学研究費補助金 基盤研究(C)「省察的教育実践を促す対話型教育開発のアクション

リサーチ」(研究代表者:杉森公一),平成 30 年〜32 年度 ③ 科学研究費補助金 若手研究(B)「1940 年〜70 年代におけるユネスコのリテラシー戦略

の特質と変容に関する研究」(研究代表者:河内真美),平成 28 年〜31 年度 ④ 科学研究費補助金 若手研究(B)「発達障害のある大学生のタイム・マネジメントを支

援するアプリケーションの開発」(研究代表者:濱田里羽),平成 29 年〜32 年度

22

1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動

文部科学省教育関係共同利用拠点の概要 拠点の名称「教育改善・大学の組織開発を支える研修人材育成拠点」 【目的・概要】 ファシリテーション技術の習得・向上を共通の核とした,FD 及び SD に関する研修プロ

グラムの実施等により,能動的な学修(アクティブ・ラーニング)を支援する学生アドバ

イザー(ALA: Active Learning Advisor)を養成できる研修担当者及び自律的な組織開発を

実現する SD リーダーを育成する。 【共同利用の概要】

課題名 概要

1

学生アドバイザ

ー・コーディネ

ーター研修

(FDAL)

広く参加者を募り,学生がより主体的に学ぶことのできるアクティ

ブ・ラーニングを実現する上で欠くことのできない学生アドバイザ

ー(ALA)を育成できるコーディネーター教職員養成のための FD研修を行った。SDLP との合同研修により,ファシリテーション力

を身につけた。

2

SD リーダー 研修(SDLP)

広く参加者を募り,SD 研修プログラムを企画・実施することができ,

自律的な大学の組織開発を実現する能力,ファシリテーション能

力・ケース作成能力を備えたリーダー育成研修を行う。FDAL との

合同研修により,ファシリテーション力を身につけた。

3 他大学等での

FD・SD 研修派

北陸三県を中心とした他大学・学協会・拠点研修修了者等の求めに

応じ,実地とオンラインを組み合わせたアクティブ・ラーニング FD研修,ケースメソッド SD 研修を担当した。

4

FD リーダー 研修(学内)

平成 30 年度金沢大学新規 FD リーダーに対し,学生アドバイザー

(ALA)の役割等を理解してもらうための基礎的な研修を実施した。

SD リーダー研修の一環として事務職員の参加を可能とし,学外者へ

の公開も行った。

5

SD リーダー認

定制度の整備,

アセスメントツ

ールの開発

平成 30 年度金沢大学新規 FD リーダーに対し,学生アドバイザー

(ALA)の役割等を理解してもらうための基礎的な研修を実施した。

SD リーダー研修の一環として事務職員の参加を可能とし,学外者へ

の公開も行った。

6

3大学合同 UDシンポジウム

(金沢大学・山

形大学・大正大

学)

金沢大学・山形大学・大正大学で FD・SD に関する合同 UD シンポ

ジウムを開催して,FD・SD に関する啓発活動を行うとともに,拠

点事業の周知・広報を行った。また,拠点認定を受けている金沢大

学と山形大学の拠点間のネットワーク強化を行った。

7 国際化対応研修

開発 金沢大学での留学生アドバイザー活用(ALA)の知見をもとにした

研修開発,米国タフツ大学との連携による研修プログラム共同開発

及び事例調査を行った。

23

1-5 国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門の活動

【共同利用状況】

区分 平成 30 年度

利用機関数 利用人数 延べ人数 学内(法人内) 4 38 89 国立大学 26 46 56 公立大学 7 7 7 私立大学 95 137 151 大学共同利用機関法人 3 4 4 民間・独立行政法人等 8 8 14 外国の研究機関 0 0 0 (うち大学院生) 0 0 0 合計 143 240 321 【特色ある取組等】

金沢大学は文部科学省の大学教育再生加速プログラム(AP 事業)採択校としてアクティ

ブ・ラーニングに係る多様な取組を展開しており,その成果を拠点の取組に反映させるこ

とが期待される。また,石川県は大学コンソーシアム石川による大学間連携が進んでおり,

当該枠組みを利用した大学・短大・高等専門学校等への効果的な展開が期待できる。大学

教育学会課題研究(国内 7 大学参加,平成 30〜32 年度)に採択されており,学生アドバイ

ザーの効果検証を進めている。

24

2 各部局等の FD活動

25

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況

金沢大学では,全学統一の様式(後掲:5 資料編「金沢大学シラバス様式」参照)を用いて,シ

ラバスを作成している。

【検証事項 1】平成 30年度の実施状況について

1)シラバス記載要領の作成状況

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎ 「人文学類 2019 シラバス入稿について」を作成し,全教員に配布するとともに,メーリングリスト上でシラバス記載上の注意点を周知した。

法学類 ◎ 例年通り,シラバスを適切に表記するよう,学類会議で随時協議を重ねた。

経済学類 ◎ 教務委員会が,経済学類構成員の全シラバスをチェックし,該当教員に改善を指示した。その結果,改善を確認できた。また,パイロット授業提供科目の一部でも実施した。

学校教育学類 ※ 昨年度改訂した「学校教育学類シラバス作成要領」を使用した。

地域創造学類 〇 パイロット授業提供科目の一部で実施した。それ以外の科目のシラバス記載要領の作成は行っていない。

国際学類 ◎

教務・学生生活委員会及び学務係において「シラバス Web 入稿要領 2018(国際学類)」を作成し,シラバス入稿時に各教員に配信することにより,各項目の漏れなき記載及び外国語化を徹底した。

数物科学類 数物科学専攻

※ 学類独自の記載要領はないが,学務係の記載要領に従っている。

物質化学類 物質化学専攻

◎ 各教員がシラバスを確認し,改善に努めた。

機械工学類 機械科学専攻

× 学類独自の記載要領は作成していないが,シラバス作成の際の要点を学類会議等で周知した。

フロンティア工学類 ※ 学類独自の記載要領はないが,学務係の記載要領に従っている。今後,必要かどうかを検討する。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

〇 教務委員の指導の下,ルーブリック作成例の周知を行った。

環境デザイン学類 (地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

× シラバスは形式が決まっており,記載要領を作成する必要性はない。来年度も実施の予定はない。

自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻 ×

コースにより事情が異なるため,授業録画配信システムの利用も含め,引き続き検討する。生命理工学類の教員の大多数が自然システム学類からの構成員であることから,自然システム学類の分についても生命理工内の会議において取り上げて行く。また,教員の多くが重複しているので,自然システム学類のものを引き継ぐ形で,生命理工学類でも FD 活動を継続する予定である。

26

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

医学類 ◎ 「平成27年 1月 20日付シラバス記載内容の改善について(依頼)」の記載事項を元に,独自の科目別カリキュラム評価チェックシートを作成してある。

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

◎ 1 月に各教員にシラバスの作成を依頼する際に,記載要領を添付した。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) ※

保健学類独自の記載要領はなく,全学統一のシラバス様式を用い,各教員にシラバス作成を依頼している。

人間社会環境研究科 〇 依頼文書に必須事項とその説明を記した作成要項を付した。

新学術創成研究科 〇

共同開講科目については,開講元部局が定めた方針に従っている。研究科独自開講科目の記載要領は作成していないが,今後,シラバス記載上の注意点を各教員へ通知する事を検討している。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

◎ 研究科独自のシラバス記載要領は作成していないが,Web シラバス入稿マニュアルのほか,記載上の留意点に従って作成するよう依頼した。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

◎ 研究科独自のシラバス記載要領は作成していないが,Web シラバス入稿マニュアルのほか,記載上の留意点に従って作成するよう依頼した。

法務研究科 ◎ 詳細なシラバス作成要領を作成している。

教職実践研究科 ◎ 教職大学院新設時に文部科学省へ提出したシラバス(統一した記載方法)を配付し,これに準じてシラバスを記載するよう依頼した。

国際基幹教育院 GS 教育部門

◎ シラバス入稿依頼の際,記載要領を添付し,和英併記とすること,アクティブ・ラーニング型の授業構成をできるだけ多く取り入れること等を各教員へ通知した。

国際基幹教育院 外国語教育部門

◎ シラバス入稿依頼の際,記載要領を添付し,和英併記とすること,アクティブ・ラーニング型の授業構成をできるだけ多く取り入れること等を各教員へ通知した。

国際基幹教育院 国際教育部門

◎ シラバス入稿依頼の際,記載要領を添付し,和英併記とすること,アクティブ・ラーニング型の授業構成をできるだけ多く取り入れること等を各教員へ通知した。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

◎ シラバス入稿依頼の際,記載要領を添付し,和英併記とすること,アクティブ・ラーニング型の授業構成をできるだけ多く取り入れること等を各教員へ通知した。

総合メディア基盤センター ― 総合メディア基盤センターとして入力するべきシラバスはなかったので作成する必要がなかった。次年度も同様の予定である。

国際機構 ◎ シラバス入稿依頼の際,記載要領を添付し,和英併記とすること,アクティブ・ラーニング型の授業構成をできるだけ多く取り入れること等を各教員へ通知した。

27

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況

2)シラバス点検状況①(「授業の概要」に授業毎の概要の記載・授業時間外における学修内容の記

載)

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎ 教務委員会により,15 回の授業のテーマやそのために予習しておくべき事柄,課題等について記述しているかを点検した。

法学類 ◎ FD 委員が確認を行った。

経済学類 ◎ 学類会議で記載項目の徹底を各教員に求め,改善に努めた。

学校教育学類 × 令和元年度に,2〜4 年生対応のカリキュラム及び 1 年生対応の新カリキュラムに基づき点検を実施する。

地域創造学類 〇 パイロット授業提供科目の一部で実施した。その他の科目は未実施であり,これから数年間をかけて着実に進展させる計画である。

国際学類 ◎ 教務・学生生活委員会が主体となり,シラバス記載事項を綿密に点検し,不十分な場合には各教員に改善を要請した。

数物科学類 数物科学専攻

新たにクォーター化された 3 年生の科目を除き新規開講科目はなく,これらの科目は既存の科目を引き継いで実施されている。それらの科目のシラバス点検は前年度に実施済みであるため今年度は実施しなかったが,今後は新規開講科目を重点的にシラバスの点検を行っていく。

物質化学類 物質化学専攻

◎ 「授業の概要」に授業毎の概要を記載した。

機械工学類 機械科学専攻

〇 一斉点検は行っていないが,学類会議やコース会議にて記載を周知した。来年度は会議等でシラバス記載方法を周知するとともに,10 月頃に一斉点検を行う。

フロンティア工学類 〇

教育方法改善委員がシラバスの記載内容を点検した。授業毎の概要は約 74%,時間外の学習内容は約 54%の科目が記載している。授業毎の概要は「〇〇(2 回)」といった形式を含めると約 97%が記載している。時間外の学習内容の記載率が低いこと,記載場所がまちまちであることについては,今後改善方法を検討する。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

× 教務委員と協力し,令和 2 年 2 月までに学類及び専攻内の科目のシラバスを点検する。

環境デザイン学類 (地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

◎ 「授業の概要」に授業毎の概要を記載しているか点検した。

自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻 ×

コースにより事情が異なるため,授業録画配信システムの利用も含め,引き続き検討する。生命理工学類の教員の大多数が自然システム学類からの構成員であることから,自然システム学類の分についても生命理工内の会議において取り上げて行く。また,教員の多くが重複しているので,自然システム学類のものを引き継ぐ形で,生命理工学類でも FD 活動を継続する予定である。

医学類 〇 科目別カリキュラム評価チェックシートを使用して,カリキュラム評価委員会委員によるシラバスのチェックを行った。

28

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

〇 1 月に各教員にシラバスの作成を依頼する際に,記載要領を添付し,記載方法を明示したうえで,各自点検を行った。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) 〇

記載内容は周知しており,各教員がシラバス入稿時に確認を行った。

人間社会環境研究科 ◎ 入力要項に基づき,前期課程各専攻長・後期課程各コース長又は各専攻・コースの教務委員会等が点検を行った。必須事項で入力が無いものについては,入力を依頼した。

新学術創成研究科 〇 共同開講科目については,開講元部局で定められた方針に従っている。研究科独自開講科目のシラバスの点検方法の在り方等について,今後検討していく。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

〇 担当教員が点検を行った。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

〇 担当教員が点検を行った。

法務研究科 ◎ 各教員は作成要領に従った記載をしたかのチェックシートを提出することになっており,分野ごとの教員間でのチェック,教務・学生委員会によるチェックを行った。

教職実践研究科 ◎ シラバスの記入状況を教務・FD 委員会が確認した。

国際基幹教育院 GS 教育部門

◎ GS 科目企画部会委員が各群の科目(自身の科目は他の教員に依頼)を点検し,点検結果を企画部会長あてに報告した。

国際基幹教育院 外国語教育部門

◎ 基本的にすべてのシラバスについて点検し,記載を徹底した。ただし,学類からの開放科目については,特に加筆修正を求めることはしていない。

国際基幹教育院 国際教育部門

多くの科目において授業ごとの概要の記載,授業時間外における学習内容の記載があるが,授業科目によっては一部記述が足りないものがあった。学期開始前に行う教務委員会及び担当教員の打ち合わせ会議においてこの件を周知し,シラバス改善の徹底を図る。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

◎ 部門内でシラバスの記述を点検した。

総合メディア基盤センター ― 総合メディア基盤センターとして入力するべきシラバスはなかったので作成する必要がなかった。次年度も同様の予定である。

国際機構 〇

多くの科目において授業ごとの概要の記載,授業時間外における学習内容の記載があるが,授業科目によっては一部記述が足りないものがあった。学期開始前に行う教務委員会及び担当教員の打ち合わせ会議においてこの件を周知し,シラバス改善の徹底を図る。

29

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況

3)シラバス点検状況②(アクティブ・ラーニング(AL)型の授業の構成)

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎ 「人文学類 2019 シラバス入稿について」において,本学のAL 推進方針を説明し,AL 型の授業構成を要請した。

法学類 ◎ FD 委員が確認を行った。

経済学類 〇 教材を用いたアクティブ・ラーニングを今年度より開始した。 経済学類 FD 研修会で,次年度開講科目で AL 型授業実施に向けて議論し,令和元年度から実施する。

学校教育学類 × 令和元年度に,2〜4 年生対応のカリキュラム及び 1 年生対応の新カリキュラムに基づき点検を実施する。

地域創造学類 〇 パイロット授業提供科目の一部で実施した。その他の科目は未実施であり,これから数年間をかけて着実に進展させる計画である。

国際学類 ◎

教務・学生生活委員会が主体となり,アクティブ・ラーニング型授業に関し,その実施の手順等がシラバス上に具体的に記述されているか確認し,不十分なものについては各教員に,個別に修正を提案した。

数物科学類 数物科学専攻

新たにクォーター化された 3 年生の科目を除き新規開講科目はなく,これらの科目は既存の科目を引き継いで実施されている。以上のことから,新規で開講された AL 型授業がなく,昨年度点検を行った時点から変更箇所がなかったため,今年度は実施しなかった。

物質化学類 物質化学専攻

〇 専門基礎科目(必修,選択必修 A-D)は,全てアクティブ・ラーニング科目となるため,その他履修上の注意事項や学習上の助言/Others 欄に必用事項を記入することを周知した。

機械工学類 機械科学専攻

※ おおむね前年度に終了している。改組に伴い新規に立ち上げた科目については随時点検を行う。

フロンティア工学類 〇

教育方法改善委員がシラバスの記載内容を点検した。約 80%の科目に,演習を実施,ミニッツペーパーを利用等,何らかの記載がある。実施内容を記載していない科目がある可能性があるので,今後周知等の対応を検討する。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

× 新たにアクティブ・ラーニングを導入した科目についてシラバスを点検する。

環境デザイン学類 (地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

× Web シラバスにはアクティブ・ラーニングについて記載する欄がないため,実施しなかった。したがって,来年度も実施の予定はない。

自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻 ×

コースにより事情が異なるため,授業録画配信システムの利用も含め,引き続き検討する。生命理工学類の教員の大多数が自然システム学類からの構成員であることから,自然システム学類の分についても生命理工内の会議において取り上げて行く。また,教員の多くが重複しているので,自然システム学類のものを引き継ぐ形で,生命理工学類でも FD 活動を継続する予定である。

医学類 〇 科目別カリキュラム評価チェックシートを使用して,カリキュラム評価委員会委員によるシラバスのチェックを行った。

30

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

〇 1月に各教員にシラバスの作成を依頼する際に,記載要領を添付し,記載方法を明示したうえで,各自点検を行った。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) 〇

各教員がシラバス入稿時に確認を行い,具体的な表記に努めた。

人間社会環境研究科 ◎ 入力要項に基づき,前期課程各専攻長・後期課程各コース長又は各専攻・コースの教務委員会等が点検を行った。記載が無いものについては,入力を依頼した。

新学術創成研究科 〇 共同開講科目については,開講元部局で定められた方針に従っている。研究科独自開講科目のシラバスの点検方法の在り方等について今後検討していく。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

〇 担当教員が点検を行った。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

〇 担当教員が点検を行った。

法務研究科 ◎ 各教員は作成要領に従った記載をしたかのチェックシートを提出することになっており,分野ごとの教員間でのチェック,教務・学生委員会によるチェックを行った。

教職実践研究科 ◎ アクティブ・ラーニング型の授業構成について,教務・FD 委員会において確認した。

国際基幹教育院 GS 教育部門 ◎

GS 科目企画部会委員が各群の科目(自身の科目は他の教員に依頼)を点検し,点検結果を企画部会長宛てに報告した。

国際基幹教育院 外国語教育部門

◎ シラバス内容を点検し,アクティブ・ラーニングの形態を具体的に書き加えられる場合は書き加えた。

国際基幹教育院 国際教育部門

◎ 本部門が提供している授業の性質により,基本的にすべてアクティブ・ラーニングを取り入れている。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

◎ 部門内でシラバスの記述を点検した。

総合メディア基盤センター ― 総合メディア基盤センターとして入力するべきシラバスはなかったので作成する必要がなかった。次年度も同様の予定である。

国際機構 ◎ 提供している授業の性質により,基本的にすべてアクティブ・ラーニングを取り入れている。

31

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況

4)シラバスの点検状況③(和英併記)

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎ 「人文学類 2019 シラバス入稿について」において,シラバスの和英併記を要請し,英訳サービスについて案内及び和英表記を点検した。

法学類 ◎ FD 委員が確認を行った。

経済学類 ◎ 学類 FD 委員会をシラバスの点検に合わせて実施し,改善を確認できた。

学校教育学類 × 2〜4 年生対応のカリキュラム及び 1 年生対応の新カリキュラムに基づき,点検を実施する。

地域創造学類 〇 パイロット授業提供科目の一部で実施した。その他の科目は未実施であり,これから数年間をかけて着実に進展させる計画である。

国際学類 ◎ 教務・学生生活委員会が主体となり,各教員のシラバス原稿に,十分な和英表記がなされているかチェックを加え,不十分なものがある場合には改善を要請した。

数物科学類 数物科学専攻

※ 前年度に実施済みであるため,今年度は実施しなかった。

物質化学類 物質化学専攻

〇 英語併記しているかの点検を行った。

機械工学類 機械科学専攻

※ おおむね前年度に終了している。改組に伴い新規に立ち上げた科目については随時点検を行う。

フロンティア工学類 〇

教育方法改善委員がシラバスの記載内容を点検した。約 88%の科目が日英両方を作成しており,英語版の記載内容が日本語よりも簡素な科目を含めると,大半の科目が日英版をそろえている。公開ボタンの押し忘れの可能性もあるので,今後対応を検討する。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

× 和英併記の案内のみで点検作業はしていない。すでに,ほぼ和英併記となっているが,引き続き教務委員と協力し,令和 2 年 2 月までに和英併記の徹底を図る。

環境デザイン学類 (地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

◎ 英語併記しているか点検した。

自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻 ×

コースにより事情が異なるため,授業録画配信システムの利用も含め,引き続き検討する。生命理工学類の教員の大多数が自然システム学類からの構成員であることから,自然システム学類の分についても生命理工内の会議において取り上げて行く。また,教員の多くが重複しているので,自然システム学類のものを引き継ぐ形で,生命理工学類でも FD 活動を継続する予定である。

医学類 〇 科目別カリキュラム評価チェックシートを使用して,カリキュラム評価委員会委員によるシラバスのチェックを行った。

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

〇 1月に各教員にシラバスの作成を依頼する際に,記載要領を添付し,記載方法を明示したうえで,各自点検を行った。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) 〇

和英併記については周知しており,各教員がシラバス入稿時に確認を行った。

32

2-1 照会事項1 シラバス記載要領の作成状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容,×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人間社会環境研究科 ◎ 入力要項に基づき,前期課程各専攻長・後期課程各コース長又は各専攻・コースの教務委員会等が点検を行った。記載が無いものについては,入力を依頼した。

新学術創成研究科 〇 共同開講科目については,開講元部局が定めた方針に従っている。研究科独自開講科目のシラバスの点検方法の在り方等について今後検討していく。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

〇 日本語用のページに併記したため,来年度はページ分けを行う。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

◎ 和英それぞれのページに当該言語により掲載した。

法務研究科 × 和英併記が必要か否かを,法務研究科の特殊性を踏まえて検討していく予定である。

教職実践研究科 ◎ シラバスの和英併記について,教務・FD 委員会が確認した。

国際基幹教育院 GS 教育部門 ◎

GS 科目企画部会委員が各群の科目(自身の科目は他の教員に依頼)を点検し,点検結果を企画部会長宛てに報告した。

国際基幹教育院 外国語教育部門

点検は実施しているが,言語科目の特性上,一律に和英併記とはしていない。GS 言語科目(TOEIC 準備,EAP)では,再履修者対象科目を除き,英語による共通シラバスとなっており,日本語併記は行っていない。初習言語科目では,英語以外に,当該言語による表記も可としている。

国際基幹教育院 国際教育部門

◎ 従来より,シラバスは和英表記となっている。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

◎ 部門内で,シラバスの記述を点検した。

総合メディア基盤センター ―

総合メディア基盤センターとして入力するべきシラバスはなかったので作成する必要がなかった。次年度も同様の予定である。

国際機構 ◎ 従来より,シラバスは和英表記となっている。

33

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

【検証事項 1】平成 30年度の実施状況について

1)教員相互の授業参観・授業評価

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎

大学教育再生加速プログラムのパイロット授業に選定された授業と英語による授業を対象に公開授業を実施した。見学者からのコメントと授業担当者による応答を集約し,その結果を学類教員で共有して,今後の授業方法の改善に役立てるように努めた。

法学類 ◎ 期間を定めずいつでも相互に参観できる制度になっている。現時点では回数等の集計までは行っていないので,この点について今後の検討課題とする予定である。

経済学類 × 教員数の減少,多忙化に伴い,実施が難しい状況にある。今後検討したいが,最優先事項ではない。

学校教育学類 ◎

平成 31 年 1 月 11 日に,理科教育専修の「理科授業研究Ⅱ」(担当理科教育専修全員)を対象に研究授業及び授業整理会を行った。指定討論者として兵地梓氏(附属中学校)をお招きし,計 10 名の参加があった。年度末に作成及び公開している学類 FD・カリキュラム委員会活動報告書に詳細を記載し,各教員が自身の授業改善に役立てることができるよう手立てを講じた。

地域創造学類 〇

地域創造学の授業録画を実施した。録画した授業の一部で文字起こしを行い,担当教員にフィードバックさせて改善に取り組んだ。実際の授業参観見学も来年度以降に着手する計画である。

国際学類 ◎ LA と ALA・FD 研修会の一環として,これらを実施している教員の授業を実地及びビデオにより参観した。

数物科学類 数物科学専攻

〇 集中講義・特別講義では,他の教員の授業を参観できる体制になっている。

物質化学類 物質化学専攻

× 令和 2 年 1 月までに授業参観・評価の実施検討を継続する。

機械工学類 機械科学専攻

× 来年度に複数の科目を選定し、授業参観を実施する。

フロンティア工学類 ×

大きな組織替えがあった直後で,フロンティア工学類の講義がまだないため,実施できていない。令和 2 年度には 3 年次までの講義が開講されるため,令和 2 年度までの授業評価アンケートで評価の高い授業を参考に,令和 3 年度以降に授業参観の実施などを検討する。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

× 令和 2 年 1 月までに授業評価アンケートの評価が高い講義の参観を検討する。

環境デザイン学類工学類(地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

× 実施を検討する。

自然システム学類 (生命理工学類)

× コースにより事情が異なるため,授業録画配信システムの利用も含め,引き続き検討する。生命理工学類の専門科目の講

34

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

自然システム学専攻 義は令和元年度より開始するので,来年度や再来年度に 3 年生・4 年生の講義が出そろった段階で,どのように実施するかの検討を行い,学類内での調整を行う。

医学類 〇 カリキュラム評価委員会委員による科目別カリキュラム評価において対象科目について実施した。

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

× 部局内で取り上げたことはあるが,すでに他の多くの事項について実施しており現時点では実施していない。今後の実施については,引き続き検討を行う。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) 〇

一部の教員により,授業公開の案内があり,関連講義担当者による見学を行った。

人間社会環境研究科 × 院生による授業評価アンケートを参考に,評価が低い科目に関して,担当者の同意を得たうえで参観させていただく等,今後実施を検討する。

新学術創成研究科 〇 共同開講科目については,開講元部局で定められた方針に従っている。研究科独自開講科目の教員相互の授業参観の在り方等について今後検討していく。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

〇 「Up-to -date セミナー」において,他の教員の授業を聴講し,相互理解を深めた。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

〇 金沢大学,千葉大学及び長崎大学の教員の連携を要する授業科目については,内容に係る綿密な打合せを行ったうえ,実施した。

法務研究科 ◎ 前期・後期とも専任教員はいつでも授業参観ができることとなっており,少なくとも 2 科目について授業参観報告書を作成して,FD 委員会に提出することになっている。

教職実践研究科 ◎

全ての授業が複数教員によるものであるため,学生の省察シート(振り返りシート)なども参考にして,必要に応じて,教員間で日常的に意見交換を行った。また,非担当の授業参観も任意で行い,教務 FD 委員会において授業内容の共有及び評価を実施した。

国際基幹教育院 GS 教育部門

全 GS 科目において授業開催の情報をポータル(google spreadsheet)で共有し,相互の授業見学を促進した。年間で5 件の授業相互見学を実施し,各参観について簡単な報告書も作成した。また,GS 教育系の情報交換会等において,いくつかの GS 科目について英語での授業の実施方式や授業内容について情報交換,意見交換を行った。

国際基幹教育院 外国語教育部門

GS 言語科目 TOEIC 準備コースでは第 2 クォーターと第 4 クォーターに各 1 時限の授業を公開し,計 9 名が参観した。EAPコースでは,第 1 クォーターに 14 時限の授業を公開し,毎回平均 2 名が参観した。初習言語科目では,フランス語で第 3クォーターに 1 時限の授業を公開し,1 名が参観した。

国際基幹教育院 国際教育部門

◎ FD 強化週間において実施した。(平成 30 年 12 月 10 日~14日)

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

◎ オムニバス授業「大学・学問論」を共同で担当し,同時に授業参観を実施した。

総合メディア基盤センター 〇 情報処理基礎の総合メディア基盤センター担当回(1 回目~3回目)については,原則どこに誰が参観に行っても良いこととした。

国際機構 ◎ FD 強化週間において実施した。(平成 30 年 12 月 10 日~14 日)

35

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

2)学生による授業評価アンケート

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎ 各学期末に Web アンケートを利用して実施した。

法学類 ◎ 毎学期末に授業評価アンケートを実施している。

経済学類 ◎ アンケート結果は,各教員のアカンサスポータルに集計結果が報告される仕組みとなっている。各教員はそれに基づき,次年度の授業改善に役立てている。

学校教育学類 ◎ クォーター毎に年 4 回,Web 調査による授業評価アンケートを行った。

地域創造学類 〇 地域創造学などで実施した。その他の科目は未実施であり,これから数年間をかけて着実に進展させる計画である。

国際学類 ◎

前期・後期のそれぞれにつき実施している。各設問による点検内容につき,概してポジティブな数値が検出されているが,予習・復習時間についてのみネガティブな数値となっている。これについては今後対策の検討が必要である。

数物科学類 数物科学専攻

◎ 理工学域及び自然科学研究科の科目を対象に,出席状況,目標・ポイントの明示,説明の仕方,授業理解度及び満足度等の質問項目で実施した。

物質化学類 物質化学専攻

◎ 理工学域及び自然科学研究科の科目を対象に,出席状況,目標・ポイントの明示,説明の仕方,授業理解度及び満足度等の質問項目で実施した。

機械工学類 機械科学専攻

◎ 学類会議にてアンケート実施について周知した。また,回答率向上のための具体的な方法を伝達した。

フロンティア工学類 ※ フロンティア工学類の講義はまだないため,実施していないが,旧学類の科目は実施している。フロンティア工学類の授業に関しては来年度から実施する。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

◎ 学務情報サービスのアンケート機能を使って実施した。

環境デザイン学類工学類(地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

◎ 学務情報サービスのアンケート機能を使って実施した。

自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻 ◎

理工学域及び自然科学研究科の科目を対象に,出席状況,目標・ポイントの明示,説明の仕方,授業理解度及び満足度等の質問項目で実施した。

医学類 ◎ 従来の紙による回答方式から,Web 上での回答方式に変更して,授業評価アンケートを実施した。

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

◎ すべての講義(学類の科目については,受講者数 20 名以下の科目等一部科目を除く)で実施した。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) ◎

実施はしたが,前年度と比較した回答(回収)率は大学院課程においては改善し,学士課程ではいずれも半数を超えていない。

人間社会環境研究科 ◎ クォーター毎に実施した。

新学術創成研究科 〇 共同開講科目については,学生による授業評価アンケートを行った。研究科独自開講科目の授業評価アンケートは令和元

36

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

年度から実施予定。 医薬保健学総合研究科

(修士課程・医学博士課程) ◎

必修科目において実施した。授業評価アンケートは,グラフにまとめ,掲示板で公表した。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

◎ 受講者 10 名以上の授業で実施。授業評価アンケートはグラフにまとめ,掲示板で公表した。

法務研究科 ◎ 前期・後期とも授業の最終回に 10 分程度の時間を取って,学生に記載させ,学生の代表が学務係に提出することとなっており,欠席者を除きほぼ 100%の回収率となっている。

教職実践研究科 ◎ 前期中間,前期終了時,後期中間,後期終了時と年間 4 回のアンケートを実施した。回答率はいずれも 100%となっている。

国際基幹教育院 GS 教育部門

◎ アカンサスポータルを利用し実施した。

国際基幹教育院 外国語教育部門

アカンサスポータルを利用し実施。内容については別紙のとおり。一部の科目では,自由記述欄の内容によってはコーディネーターが当該教員と面談し,授業方法・成績評価方法改善の取り組みを依頼した。具体的な提案・指示によって,改善されつつある。

国際基幹教育院 国際教育部門

◎ アカンサスポータルを利用し実施した。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

◎ アカンサスポータルを利用し実施した。

総合メディア基盤センター ― 所属の学生がいないため該当しない。

国際機構 ◎ アカンサスポータルを利用し実施した。

37

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

3)平成 30年度卒業生に対するアンケート

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎ 学位記授与式の日に卒業生を対象に Web アンケートを実施した。

法学類 ◎ 毎年,卒業生に対するアンケートを実施している。

経済学類 ◎ 学位記授与式の日に卒業生を対象に Web アンケートを実施し,高い回答率を得た。

学校教育学類 ◎

学位記授与式の日に卒業生を対象に Web アンケートを実施した。全学で実施している学修成果の自己評価に加え,学校教育学類独自の調査項目を設け,「教師になるためのノート」,教育実践演習 A の評価及び進路についての調査を行った。

地域創造学類 ◎ 学位記授与式の日に卒業生を対象に Web アンケートを実施した。

国際学類 ◎ 学位記授与式の日に卒業生を対象に Web アンケートを実施した。全般に満足度は高いといえる。

数物科学類 数物科学専攻

◎ 学位記授与式の日にアカンサスポータルを利用した卒業生・修了生学修到達度アンケートを実施した。

物質化学類 物質化学専攻

アンケート結果を教員間で共有し,その内容について討議した。また,アンケートで学生の満足度の低い項目について精査し,翌年度の卒業研究指導では重要な解決課題として改善に取り組むようにした。平成 30 年度は,積極的に実験や文献調査に取り組めたと考える学生が増えた。

機械工学類 機械科学専攻

◎ 回答率向上のため学位記授与式の日に Web アンケートを実施した。

フロンティア工学類 - 卒業者がいないため該当しない。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

◎ 学位記授与式の日に全体で実施しているので,学類・専攻独自では実施していない。

環境デザイン学類工学類 環境デザイン学専攻

◎ Web アンケートを実施した。

自然システム学類 自然システム学専攻

※ 自然システム学類では,全学的なアンケートを実施していた。令和元年度も継続する。生命理工学類は卒業生がいないので該当しない。

医学類 ◎ Web 上での回答方式による授業評価アンケートを実施した。

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

◎ 卒業時に学習の達成度に関するアンケートを実施した。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) ◎ 前年度と比較した回答(回収)率は改善した。

人間社会環境研究科 ◎ 学位記伝達式にて実施した。

38

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

新学術創成研究科 ― 修了者がいないため該当しない。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

◎ 紙媒体による修了生アンケート(学修成果自己評価アンケート)を実施した。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

― 修了者がいないため該当しない。

法務研究科 ◎ 修了生アンケートを実施している。

教職実践研究科 ◎ アンケート内容・項目について,教務・FD 委員会で検討を加え,修了時就学成果アンケートを 2 月 9 日に実施した。回収率は 100%となっている。

国際基幹教育院 GS 教育部門 ― 卒業者がいないため該当しない。

国際基幹教育院 外国語教育部門

― 卒業者がいないため該当しない。

国際基幹教育院 国際教育部門

― 卒業者がいないため該当しない。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

― 卒業者がいないため該当しない。

総合メディア基盤センター ― 所属の学生がいないため該当しない。

国際機構 × 日本在住の学生を対象に実施を検討している。

39

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

4)その他,授業方法改善のための取組み

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎ 日常的に教員間で活発に意見交換を行っている。人文学類 FD研修会を開催するとともに,FD リーダーを中心に全学・学域FD 研修会に参加した。

法学類 ◎ 科目担当者打ち合せやポートフォリオ作成等。

経済学類 ◎ FD 研修で英語化教育の市販教材に関する説明,討論を行い,それに基づいて,教員間で問題点,改善点を共有した。

学校教育学類 ◎ 附属学校園連携 GP を得て,学校インターンシップの授業開発を行った。

地域創造学類 × 現時点で未検討。3 年後以内に作業達成を目指す。

国際学類 ◎ 平成 31 年 12 月 18 日に国際学類ランチタイム懇談会を実施し,授業内容や実施方法,カリキュラム全般等につき学生の生の声を幅広く聴取した。

数物科学類 数物科学専攻

◎ 複数の科目でアクティブ・ラーニング・アドバイザー(ALA)制度を利用した。

物質化学類 物質化学専攻

◎ 教員には具体的な実験作業について指導を強化するように促した。

機械工学類 機械科学専攻

◎ 実験系科目において授業実施状況,評価方法,問題点等について共有した。

フロンティア工学類 ※ フロンティア工学類の講義はまだないので,新学類としての活動はこれからである。旧学類(機械工学類,電子情報学類,自然システム学類)での FD 活動は継続している。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

◎ 学類独自の通知システムを用い,科目単位の速やかな成績通知等のフィードバックを可能としている。

環境デザイン学類工学類(地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

◎ 環境デザイン学類 JABEE ワーキングで様々な教育方法改善に取り組んだ。

自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻 ×

自然システム学類としての会議がなくなってしまったため周知出来なかった。生命理工学類の教員の大多数が自然システム学類からの構成員であることから,自然システム学類の分についても生命理工内の会議において取り上げて行く。また,教員の多くが重複しているので,自然システム学類のものを引き継ぐ形で生命理工学類でも FD 活動を継続する予定である。

医学類 〇

カリキュラム評価委員会での評価結果を科目責任者にフィードバックし,科目責任者から改善等の意見を聴取した。また,カリキュラム委員会を開催し,学生から改善のための意見を学年代表を通して直接聴取した。

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

◎ 国際基幹教育院から講師を招き,反転授業に係る FD 研修会を実施した。

保健学類 保健学専攻

〇 教員相互の授業公開の実施により,主にアクティブ・ラーニング型の授業の一定の理解はできた。

40

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

(博士前期・後期課程)

人間社会環境研究科 〇 FD 活動を通じ,留学生対応・論文指導の充実の観点を中心に,

各授業の充実・各授業間の連携を心がけるようにした。

新学術創成研究科 ◎ 北陸先端科学技術大学院大学との合同 FD 研修会を行い,講義の改善点を議論し,次年度に対応することとした。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

◎ 「超少子高齢化地域での先進的がん医療人養成」・「北陸認知症プロフェッショナル医養成プラン」教育コースや先進予防医学研究科の FD 講習会に積極的に参加した。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

〇 金沢大学,千葉大学及び長崎大学が合同で FD 講演会を実施した。

法務研究科 ◎

北陸三県の弁護士による授業参観が,前期・後期にそれぞれ 2週間程度の期間で行っている。通常,授業参観の最終日に意見交換会を開催することとしている。意見交換会に学生の参加も認め,教員・支援弁護士・学生の三者により活発な意見交換がなされている。千葉大学法科大学院との合同 FD 研修会も開催している。

教職実践研究科 ◎ 教務・FD 委員会を年間 18 回開催し,種々の FD 課題について検討を行った。また,学類との合同 FD 研修会を開催した。

国際基幹教育院 GS 教育部門 ◎

各クォーターにアカンサスポータル上で随時「授業改善のための学生アンケート(自由記述)」を実施した。記述内容は授業担当教員がポータルから確認でき,授業期間中に学生の意見を授業に反映することが可能である。

国際基幹教育院 外国語教育部門

GS 言語科目 TOEIC 準備コースでは,TOEIC テストの結果に基づいて,習熟度別の三つのレベルのクラス数の割合を修正した。EAP コースでは教員マニュアル(122 ページ)を作成し,共通で使えるハンドアウトやワークシートをマニュアルに含めるとともに,そのデジタル版を希望者に配付した。また,「平成 30 年度授業用教材作成支援」の採択を受けて,EAP III と EAP IV で使用する,剽窃と引用に関する共通ビデオ教材を作成し,アカンサスポータルより配信した。初習言語科目では,同教材作成支援の採択を受けて,「フランス語初習者用聞き取り教材」を作成し,平成 31 年 4 月より配信を開始した。また,中国語 A 統一教材『アカンサス実用基礎中国語』(音声オンライン配信,巻末ドリル附属)を作成し,令和 2 年度より一斉使用開始の予定である。

国際基幹教育院 国際教育部門

◎ 従来から学期開始前・学期終了後に授業担当者の全体会議を行い,授業改善に向けた話し合いや打ち合わせをしている。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

◎ スキル・アップ・センターの研修として,学生との懇談会を開催し,学生の意見を聴取した。

総合メディア基盤センター ◎ 年度末に次年度の情報処理基礎の総合メディア基盤センター担当回について講習会を行った。

国際機構 ◎ 従来から学期開始前・学期終了後に授業担当者の全体会議を行うなど,頻繁に授業改善に向けた話し合いや打ち合わせをしている。

41

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

【検証事項 2】授業評価アンケートを実施している場合,授業評価アンケート結果を授業方法の改善

にどのように活用したかについて

部局名 活用内容

人文学類

個別授業の「授業評価アンケート」の結果は各教員が確認し,「リフレクションペーパー」を作成し,翌年の授業に活用するなどの方法で授業改善に取り組んできたが,学類としての組織的対応には至っていない。そこで,次年度からは授業評価アンケートの集計結果をホームページで公開し,学類として授業改善に取り組むこととした。また,人間社会学域全体の問題として,一昨年度に Web アンケートを導入してからアンケートの回答率が著しく低下しており(平成 30 年度の第 4クォーターは人間社会学域全体で 10.2%), Web アンケートへの協力の呼びかけを各授業で積極的に行うこととした。

法学類 教員が次回以降の授業改善に活用している。

経済学類 次年度以降,授業評価アンケート結果について,Web サイトなどで公開することを検討する。

学校教育学類 次年度以降,授業評価アンケート結果について,Web サイトなどで公開することを検討すると共に,各教員にリフレクションペーパーの作成及び保管の周知・依頼する。

地域創造学類 特に活用していない。今後の活用方法について FD 委員ならび FD リーダーを中心に学類全体で検討する予定である。

国際学類 学類会議で結果を回覧のうえ討論し,それを踏まえて問題点の析出に努めた。特に文書化はしていない。

数物科学類 数物科学専攻

授業評価アンケート結果について,理工学域 Web サイトにて公表している。授業評価アンケートに対する教員の対応策の文書化については,各教員にリフレクションペーパーの作成及び保管を理工学域から要請している。

物質化学類 物質化学専攻

授業評価アンケート結果について,理工学域 Web サイトにて公表している。授業評価アンケートに対する教員の対応策の文書化については,各教員にリフレクションペーパーの作成及び保管を理工学域から要請している。

機械工学類 機械科学専攻

学類会議にて学類全体の授業アンケート結果について説明し,担当科目のアンケートと比較し,今後の授業改善に有効活用するよう周知した。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

授業評価アンケート結果について,理工学域 Web サイトにて公表している。授業評価アンケートに対する教員の対応策の文書化については,各教員にリフレクションペーパーの作成及び保管を理工学域から要請している。

環境デザイン学類 (地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

アンケート結果やリフレクションペーパーは JABEE 資料として,環境デザイン学類 JABEE 室にて一括保管し,環境デザイン教員間で共有している。

自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻

授業評価アンケート結果について,理工学域 Web サイトにて公表している。授業評価アンケートに対する教員の対応策の文書化については,各教員にリフレクションペーパーの作成及び保管が理工学域として要請している。

医学類

授業評価アンケートは科目責任者にフィードバックしている。また,カリキュラム評価の指標資料の1つとして利用している。カリキュラム評価委員会の科目別カリキュラム評価結果は,その結果を科目責任者にフィードバックするだけでなく,科目責任者から結果に対する意見も聴取している。

42

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

部局名 活用内容

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

学生からの講義評価表を各教員にフィードバックし,必要に応じて対応・改善内容について薬学類・創薬科学類 Web サイトで学生に開示した。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程)

授業評価アンケートは,科目責任者にフィードバックした。科拡大会議等でこれの活用について繰り返し周知する。

人間社会環境研究科 授業科目等に問題があるという回答がなかったため,授業方法の改善等は行わなかった。アンケート結果は必修科目のあり方等カリキュラムの見直しに活用した。

新学術創成研究科

平成 30 年度に授業評価アンケートを行った共同開講科目については,各部局が定めた方針に従い,対応を行っている。令和元年度以降は,研究科独自開講科目のアンケートを実施し,アンケート結果を研究科会議において公表し,授業改善につなげる事を検討している。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

昨年に引き続き,シラバスの記載について留意事項及び入力例を担当教員に配付し,シラバス記載内容の改善を図った。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

対面講義及び共用 VOD 教材更新時にアンケート結果を踏まえて内容を検討した。

法務研究科

授業評価アンケートの集計結果については全ての専任教員に配布して,学生にも公表している。集計結果については FD 委員会において検討し,改善すべき点などがある場合には,FD 研修会の議題とすることがある。

教職実践研究科

授業評価アンケートは年間 4 回実施し,その結果を基に,授業改善方策・対応策について,教務・FD 委員会で意見交換を行った。さらに,文書や口頭で,その都度学生に教員の対応を知らせ,指導に活かすよう努めた。アンケート結果は「金沢大学大学院教職実践研究科平成 30年度 FD 活動報告書(全 160 頁)にまとめた。

国際基幹教育院 GS 教育部門

国際基幹教育院 Web サイトに授業改善のためのヒントとともに,アンケート集計結果を公表したほか,授業評価アンケートの自由記述の内容を分類し,その結果を国際基幹教育院 Web サイトに公表した。 授業担当教員及び国際基幹教育院長以外に,GS 教育,外国語教育及び高等教育開発・支援の系長・部門長等の予め指定した教員にもアンケート結果を開示し,各科目の問題等を系・部門で共有した。

国際基幹教育院 外国語教育部門

国際基幹教育院 Web サイトに授業改善のためのヒントとともに,アンケート集計結果を公表したほか,授業評価アンケートの自由記述の内容を分類し,その結果を国際基幹教育院 Web サイトに公表した。 授業担当教員及び国際基幹教育院長以外に,GS 教育,外国語教育及び高等教育開発・支援の系長・部門長等の予め指定した教員にもアンケート結果を開示し,各科目の問題等を系・部門で共有した。

国際基幹教育院 国際教育部門

国際基幹教育院 Web サイトに授業改善のためのヒントとともに,アンケート集計結果を公表したほか,授業評価アンケートの自由記述の内容を分類し,その結果を国際基幹教育院 Web サイトに公表した。 授業担当教員及び国際基幹教育院長以外に,GS 教育,外国語教育及び高等教育開発・支援の系長・部門長等の予め指定した教員にもアンケート結果を開示し,各科目の問題等を系・部門で共有した。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

国際基幹教育院 Web サイトに授業改善のためのヒントとともに,アンケート集計結果を公表したほか,授業評価アンケートの自由記述の内容を分類し,その結果を国際基幹教育院 Web サイトに公表した。 授業担当教員及び国際基幹教育院長以外に,GS 教育,外国語教育及び高等教育開発・支援の系長・部門長等の予め指定した教員にもアンケート結果を開示し,各科目の問題等を系・部門で共有した。

43

2-2 照会事項2 授業方法改善のための取組み等の実施状況

部局名 活用内容

総合メディア基盤センター 総合メディア基盤センターは該当しないため,アンケートを実施していない。

国際機構

授業アンケートは平成 30 年度より国際機構のシステムからアカンサスポータルでのアンケートに切り替えた。アンケートの結果は学期開始時の授業担当者全体会議においてプログラムコーディネーターが各担当者に通知し,必要に応じ担当者間での問題の共有や担当者への改善の要請を行っている。アンケート全体のまとめ及び公表については今後の課題とする。

44

2-3 照会事項3 成績評価基準等の作成・検証状況

2-3 照会事項3 成績評価基準等の作成・検証状況

【検証事項 1】平成 30年度の実施状況について

1)成績評価基準等の作成状況

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎ 全教員が最低 1 科目についてルーブリックを作成した。

法学類 ◎ 全科目につき採点の要点や試験の講評等を作成している。

経済学類 〇 シラバス記載の時に,ルーブリックの記入を指示した。

学校教育学類 〇 平成 12 年度作成のカリキュラムマップについて,その後の開設科目の変更等を踏まえた改訂を行った。

地域創造学類 ◎ 学類内でルーブリックのプロトタイプを作成した。

国際学類 ◎ 一部の科目についてはルーブリック作成を試みるとともに,その他の科目についても,シラバス記載の成績評価基準の具体化,可視化に留意している。

数物科学類 数物科学専攻

×

学類として成績評価基準等の作成は行っていないが,充実化されたシラバスにより評価基準の厳格化が実質的にこれまでは行われてきた。ルーブリックの導入に伴い,教務委員などと協力をして,各科目へのルーブリック導入を推進する。

物質化学類 物質化学専攻

応用化学コースでは JABEE 認定に見合うだけの基準を標準化して,実験・実習以外の科目については出席点を成績評価に含めず,60 点以上を合格としている。専門科目担当教員全員がそれぞれ 1 科目のルーブリックを作成した。

機械工学類 機械科学専攻

〇 学内で開催された説明会や 3 学類合同 FD 研修会でルーブリックに関する理解を深め,成績評価基準を整備しつつある。

フロンティア工学類 〇 学類の講義はまだないため,今年度の基準はない。次年度のシラバスには,多くの科目で成績評価基準をシラバスに明記する。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

〇 教務委員の指導の下,一部科目のルーブリック作成を行った。

環境デザイン学類 (地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

× シラバス記載通りに成績を評価している。

自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻 ※

成績評価基準をシラバス等に明記するとともに,いくつかの授業科目において解答例の提示や説明,答案の返却あるいはアカンサスポータルへの採点結果の開示を実施している。

医学類 ◎

個々の授業の成績評価については,シラバスで公表。医学類全体の単位修得条件,進級要件,卒業判定について「医学類履修・学生生活の手引」という冊子に掲載して学生に配布した。

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

〇 シラバスに成績評価の方法,割合を記載した。

45

2-3 照会事項3 成績評価基準等の作成・検証状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) ×

成績評価はシラバスに記載されている。学生には保健学類の手引により,単位修得について周知している。

人間社会環境研究科 〇 全学基準をシラバスチェックの際に活用し,各科目の成績評価基準を検証するとともに,可視化に努めた。

新学術創成研究科 〇 共同開講科目については,開講元部局で定められた方針に従っている。研究科独自開講科目の成績評価基準等の作成の在り方等について今後検討していく。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

◎ 各授業科目の成績評価基準等についてはシラバスで公表。修士課程及び医学博士課程の単位修得条件,修了要件等は各課程において手引き(冊子)に掲載し,学生に配付した。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

◎ 各授業科目の成績評価基準等については,シラバスで公表。単位修得条件,修了要件等は手引き(冊子)に掲載し,学生に配付した。

法務研究科 ◎ 厳格な成績評価基準を定めている。

教職実践研究科 ※ シラバスに沿った「学生に対する評価」の徹底を図った。

国際基幹教育院 GS 教育部門

厳格・公正な成績評価記述の策定方針に従い,各科目について成績評価の基準となるルーブリックを作成した。作成したルーブリックは Web シラバスに明記した。また,総合教育部の発足に伴い全科目について素点による成績評価を実施した。

国際基幹教育院 外国語教育部門

GS 言語科目 TOEIC 準備コースでは,平成 28 年度より使用している既存の成績評価基準を使用したが,新たにルーブリックを和文と英文で作成した。EAP コースでは,コースルーブリックを作成し,中間試験及び期末試験の成績評価採点表(各項目の点数の付け方を細かく記載したもの)を改訂してマニュアルに掲載した。初習言語科目では,言語ごとに成績評価基準の検討を行っており,既存の基準を見直して使用することも妨げていない。具体的な取り組みとして,評価基準のわかりにくいネイティブ教員によるコミュニケーションの授業において,スピーチの評価に際し,「発音の正しさ」「流暢さ」「内容の充実度」など,詳細な項目を設けた基準を作成し,学生に明示した例もある。

国際基幹教育院 国際教育部門

◎ 従来より,シラバスに成績評価基準を明記している。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

◎ すべてのシラバスに成績評価基準を掲載した。

総合メディア基盤センター ― 情報処理基礎の総合メディア基盤センター担当回は合否判定なので,成績評価はしていない。次年度も同様の予定である。

国際機構 ◎ 従来より,シラバスに成績評価基準を明記している。

46

2-3 照会事項3 成績評価基準等の作成・検証状況

2)成績評価基準又は成績評価方法の検証状況

実施状況 ◎:実施した,〇:一部実施した,×:実施しなかった,※:既存のものを使用した

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

人文学類 ◎ 全教員が作成したルーブリックを学類長に提出し,学類長とFD 委員長で点検を行った。

法学類 ◎ 全科目につき作成した採点の要点や試験の講評等を公開し検証している。

経済学類 〇 成績評価項目の記載をチェックした。

学校教育学類 × 成績評価に関する全学的な動向を踏まえながら,実施する。

地域創造学類 〇 パイロット授業提供科目の一部で成績評価基準又は成績評価方法に関する内容のふりかえりを実施した。

国際学類 ◎ 教務・学生生活委員会が主幹となり,シラバス記載の成績評価基準を精査し,あまりに漠然としたものについては各教員に修正を提案した。

数物科学類 数物科学専攻

◎ 充実化したシラバスを公開することで,教員相互の検証が実質的に行われている。

物質化学類 物質化学専攻

主要科目については成績評価エビデンスとして答案のコピーを収集し,試験実施の厳密化を推進している。専門科目から 4科目をパイロット授業に選定し,授業カタログの作成・公開を通じて成績評価の基準や分布,問題点を検証した。

機械工学類 機械科学専攻

〇 ルーブリックが作成された科目については検証を行った。

フロンティア工学類 × 学類の講義がまだないため,実施結果の検証が不可能。次年度に検討を行う。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

× シラバス記載の成績評価基準等の検証方法について検討し,可能な科目から実施していく。

環境デザイン学類 (地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

◎ JABEE 資料として,出欠情報・テスト答案・成績計算のエビデンスを JABEE 室に保管し,環境デザイン学類教員が相互に検証できるようになっている。

自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻 ×

自然システム学類としての会議がなくなってしまったため検討出来なかった。生命理工内では検討していきたい。

医学類 〇 科目別カリキュラム評価チェックシートを使用して,カリキュラム評価委員会委員による成績評価についてのチェックを行った。

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

〇 シラバスに目標達成度を評価するための指標が適切に設定されているかを確認し,学修成果の獲得に係る判断基準を示した。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) 〇

前年度の成績標語分布の確認により,特に問題となる科目はなく前年度同様に実施した。

人間社会環境研究科 〇

成績評価基準についてはシラバスチェックの際に確認した。成績評価方法については,成績分布状況を長期的に見て,今後検討する。例えば,少人数授業とは云え,数年連続して全員に C を与えている科目があれば検討する。

47

2-3 照会事項3 成績評価基準等の作成・検証状況

部局名 実施 状況

◎,○及び※の場合は,実施状況・内容, ×の場合は来年度の実施に向けた検討状況

新学術創成研究科 〇 共同開講科目については,開講元部局で定められた方針に従っている。研究科独自開講科目の成績評価基準又は成績評価方法の検証の在り方等について,今後検討していく。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

〇 各単位認定教員が担当授業科目の検証を行った。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

◎ 初開講の授業科目について,金沢大学,千葉大学及び長崎大学の担当教員により検証を行った。

法務研究科 ◎ 各教員は成績報告の際,定期試験の解答例,採点基準,成績分布を提出する。これらは学生に開示した。

教職実践研究科 〇

専門研究 I・II など,主として指導する学生を決めて指導に当たっている授業科目については,各指導教員が付けた成績の妥当性を検証するため,再評価を全教員で行う。そうでない授業科目については,各講義の担当教員(複数)で,評価の客観性・妥当性を確認し,評価方法を検証するとともに,客観性のある評価となるよう活かした。

国際基幹教育院 GS 教育部門

成績評価結果の分布について系・部門会議及び GS 教育系情報交換会などで議論を行った。分布の分類分けを行うとともに,GS 部門としての規範的な分布の在り方を策定すべく検討を進めた。

国際基幹教育院 外国語教育部門

GS 言語科目 TOEIC 準備コースでは,S/A/B/C の成績の割合を前年度と比較し,より適切な成績評価基準を検討した。EAPコースでは,問題のある答案や不正行為が疑われる答案を複数の教員で読み,教員間で成績のつけ方を確認する場を設定した。初習言語科目では,言語ごとに,授業評価アンケートの結果,初習言語 B/C の履修状況,夏季語学研修の参加状況,長期派遣留学の申請状況などにも鑑み,年度ごとに検証を行っている。また,科目担当者間で成績評価のしかたや成績評価の分布について情報を共有し,成績評価の諸問題について議論する研究会も実施した。

国際基幹教育院 国際教育部門

◎ 成績評価基準のルーブリック化に向けて検討を行い,同時にこれまでの成績評価方法についての検証を行った。

国際基幹教育院 高等教育開発・支援部門

◎ 成績分布の状況を調査し,極端な偏りについて,部門で議論した。

総合メディア基盤センター ― 情報処理基礎の総合メディア基盤センター担当回は合否判定なので,成績評価はしていない。次年度も同様の予定である。

国際機構 ◎ 成績評価基準のルーブリック化に向けて検討を行い,同時にこれまでの成績評価方法についての検証を行った。

48

2-4 照会事項4 FD研修会の実施状況

2-4 照会事項4 FD研修会の実施状況

FD 研修会のうち,大学教育再生加速プログラム(AP)事業又はスーパーグローバル大学創成支

援(SGU)事業に関係する内容の研修会は,各欄に○を記載する。

部局名 実施

回数 名称 開催日 概要

参加人数

(概数) 備考 AP SGU

人文学類 1

「アクティブ・ラ

ーニング・アドバ

イザー(ALA)の

活用について」

1 月 23 日

国際機関教育院の担当者が ALAの概要を説明し,これまでに人文

学類で ALA を導入した授業を行

っている教員の実践報告

40 名

大学教育

再生加速

プログラ

ム検討委

員会共催

法学類 1 科目打合 3 月 5 日

特に初年次科目を中心に科目担

当者が参集し,各担当部分の相互

理解とそれらの有機的一体的運

用を図った

20 名

経済学類 2

今後の図書室の在

り方についての意

見交換 7 月 12 日

今後の図書室の利用方法案に関

するプレゼンと図書ワーキング

グループで行われた議論の共有

及び意見交換

20 名 FD 委員

会主催

学域 GS 言語の現

状,これからにつ

いて 11 月 15 日

オンライン学習教材の紹介,学域

GS 言語の現状,これからについ

て教員全体で討論 20 名 FD 委員

会主催

学校教育 学類 2

学類 GS 英語科目

の概要について 9 月 13 日 学類 GS 言語科目担当者による

授業概要説明と課題等の検討 31 名 〇

学生の学修をどう

評価するか 1 月 10 日 全学 AP 検討委員の西山教授に

よる学生の学修評価の基礎の講

演と意見交換 40 名 〇

地域創造 学類 0 ― ― ― ― ― ― ―

国際学類 3

第 1 回 FD 研修会 7 月 24 日 学生のメンタル・ヘルス問題に関

する意見交換 13 名

国際学類ランチタ

イム懇談会 12 月 18 日 国際学類の学生生活全般につき

学生の生の声を聴取 30 名

第 2 回 FD 研修会 2 月 12 日 国際学類学生教育におけるアク

ティブ・ラーニングの深化 12 名 〇

理工学域

自然科学研

究科

7

理工学域・自然科

学研究科第 11 回

新任教員研修会 5 月 7 日 初任者に向けた教育組織,教育方

法についての講演等 24 名

物質化学類応用化

学コース FD 研修

会 9 月 11 日 講義の進め方とその工夫と問題

点について講演等 18 名

物質化学類化学コ

ース FD 7 月 18 日 ルーブリックの作成法 22 名 化学コー

ス教室会

議で実施

物質化学類化学コ

ース FD 10 月 17 日 色覚に障害のある学生に対する

授業での配慮について 21 名

化学コー

ス教室会

議で実施

環境デザイン学

類・FD シンポジ

ウム 10 月 29 日 JABEE への取り組み,建築受験

資格などについて理解を深めた 26 名

3 学類(機械工

学・フロンティア

工学・電子情報通

信学)合同 FD 研

1 月 8 日

アカンサスポータルの使い方 (成績情報の収集方法,成績情報

の収集方),ルーブリックについ

て機械工学類,電子情報通信学

70 名

49

2-4 照会事項4 FD研修会の実施状況

部局名 実施

回数 名称 開催日 概要

参加人数

(概数) 備考 AP SGU

修会 類,フロンティア工学類の 3 学類

合同で FD 研修会を開催し,Web Class を用いた成績情報の収集

方法とポートフォリオ機能の作

成方法,ルーブリックの作り方な

どを学習

理工学域・自然科

学研究科第 11 回

FDシンポジウム 3 月 14 日 メインテーマ:「国際化する学生

指導」講演及びワークショップ 98 名

講演 98名,ワー

クショッ

プ 40 名

医学類 17

統合臨床試験問題

作成説明会 4 月 26 日 統合臨床試験問題作成のための

説明会 21 名 医学類教

育委員会

CBT 問題作成ブ

ラッシュアップ 4 月 12 日 4 月 13 日

共用試験 CBT 問題のブラッシュ

アップ 19 名 医学類教

育委員会

基礎系チューター

説明会

10 月 16 日 11 月 1 日 11 月 6 日

チュートリアル教育を行うため

の研修会 45 名 医学類教

育委員会

OSCE ステーショ

ン責任者会議 11 月 6 日 OSCE ステーション毎の説明会

実施の説明及び OSCE の事前打

合せ 8 名 医学類教

育委員会

臨時 FD 講習会 12 月 13 日 クリッカーの活用・使用方法につ

いての講習会 9 名

医学教育

研究セン

ター 〇 〇

臨床系チューター

説明会 1 月 16 日 チュートリアル教育を行うため

の研修会 19 名 医学類教

育委員会

医学類 FD 研修会

(全 11 回) 4 月~3 月

国際基幹教育院から講師を招く

等,アクティブ・ラーニングの手

法を中心に教育方法を学ぶため

の研修会

延べ 68 名

医学類教

育委員会 〇 〇

薬学類 創薬科学類 創薬科学 専攻

薬学専攻

2

薬学系新任教員

教務関連研修会 4 月 24 日

教務全般の説明(カリキュラムに

ついて,履修について,成績判定

について,アカンサスポータルの

運用について,授業アンケートに

ついて,アドバイザー制度につい

て),アカンサスポータルについ

て,FD について

2 名

ICT 教育

推進室の

協力を得

〇 〇

薬学系(学類・大

学院研究教育)FD研修会

12 月 3 日 「反転授業について」(スモール

グループディスカッション,全体

討議) 51 名

全教員に

参加義務

を課して

いる

〇 〇

保健学類 保健学専攻 (博士前

期・後期課

程)

2

第 1 回 FD 研修会 10 月 3 日

演題:ハラスメント防止研修会~

ハラスメント予防するコミュニ

ティをつくるために~(保健学

系・津田朗子教授)

61 名

第 2 回 FD 研修会

(つるまセミナー

共同企画) 12 月 5 日 演題:保健学研究統合部門につい

て(保健学系・川井惠一教授) 57 名

保健学系

科研費獲

得等研究

活性化推

進委員会

人間社会環

境研究科 2

人間社会環境研究

科講演会 6 月 6 日 文系大学院生の進路・就職につい

て 12 名

人間社会環境研究

科 FD 研修会 1 月 21 日 留学生担当教員による留学生の

現状報告,問題の共有等 21 名

新学術創成 1 融合科学共同専攻 2 月 22 日 修士課程のカリキュラムを再確 20 名 北陸先端

50

2-4 照会事項4 FD研修会の実施状況

部局名 実施

回数 名称 開催日 概要

参加人数

(概数) 備考 AP SGU

研究科 FD 研修会 認するとともに,次年度に向けた

ラボローテーションなどの改善

点などについて意見交換

科学技術

大学院大

学との合

同開催

医薬保健学

総合研究科 (修士課

程・医学博

士課程)

12

先進予防医学共同

専攻(共同大学院)(博士課程) 3 大学合同 FD 講

演会

1 月 30 日 学外講師による講演会を実施 32 名

システム

(blackboard)を用

いて長崎

大学から

2大学へ

発信

医学類FD研修会

(全 11 回) 4 月~3 月

国際基幹教育院から講師を招く

等,アクティブ・ラーニングの手

法を中心に教育方法を学ぶため

の研修会

延べ 68 名

医学類教

育委員会 〇 〇

先進予防医

学 研 究 科

(医学博士

課程)

1

先進予防医学共同

専攻(共同大学院)

(博士課程) 金沢大学,千葉大

学及び長崎大学合

同 FD 講演会

1 月 30 日 学外講師による講演会を実施 32 名

システム

(blackboard)を用

いて長崎

大学から

金沢大学

及び千葉

大学へ発

法務研究科 2

前期 FD 研修会 9 月 25 日

授業アンケートを踏まえて,自習 室の割り振りについて,法学入 門,「基礎演習(仮称)」内容につ いて

13 名

後期 FD 研修会 3 月 19 日 学生のレベルと授業での工夫に

ついて,学生の学習意欲・自主性 について

10 名

教職実践 研究科 2

FD 研修会 9 月 13 日 学校教育学類と合同実施の FD 研修会

10 名

FD 研修会 1 月 10 日 学校教育学類と合同実施の FD 研修会

10 名

国際基幹 教育院

GS 教育 部門

10

第 1 回 GS 教育系

情報交換会 5 月 24 日 GS 教育系構成員による共同研

究の在り方について検討 3 名 〇 〇

第 2 回 GS 教育系

情報交換会 6 月 28 日

学生の学修評価の在り方につい

ての議論,学術研究に関する情報

提供(個々の研究テーマの紹介な

ど)

11 名 〇 〇

第 3 回 GS 教育系

情報交換会 7 月 26 日

個別の研究課題についての情報

交換を実施。「AI」をキーワード

にした,系全体を包括する研究グ

ループを立ち上げる構想を策定

し,系全体を包含する「AI と人

間社会の未来」との仮題を得た。

GS をどのようにキーワードに

組み込むかについてはさらに検

討課題とした

14 名 〇 〇

第 4 回 GS 教育系

情報交換会 9 月 27 日 「危機管理」に関する能力を学生

に授業を通してどう付与できる

か(防災教育の観点) 6 名 〇 〇

第 5 回 GS 教育系 10 月 18 日 トップダウン型及びボトムアッ 9 名 〇 〇

51

2-4 照会事項4 FD研修会の実施状況

部局名 実施

回数 名称 開催日 概要

参加人数

(概数) 備考 AP SGU

情報交換会 プ型主要研究課題への対応方針

の検討。授業中,学生の救急看護

が必要となったケースの検討・議

論(教員がとるべき措置,とるべ

きではない措置,女子学生に対す

る男性教員の対応等)。 第 6 回 GS 教育系

情報交換会 11 月 22 日 GS 教育系における共同研究の

在り方 10 名 〇 〇

第 7 回 GS 教育系

情報交換会 12 月 20 日 GS 教育系における共同研究の

在り方及び研究成果の産業化に

関する考え方 9 名 〇 〇

第 8 回 GS 教育系

情報交換会 1 月 24 日 GS 教育系における学術研究の

在り方,短期間での学術生産につ

いての議論 5 名 〇 〇

第 9 回 GS 教育系

情報交換会 2 月 28 日 GS 教育系における共同研究の

在り方 10 名 〇 〇

第10回GS教育系

情報交換会 3 月 28 日 産学連携の在り方について 6 名 〇 〇

国際基幹 教育院

外国語教育

部門

6

第 1 回 FD 研究会 6 月 18 日

「EAP ワークショップ 1」(Web Class の使い方と EAP III/IV で

使用する教材に関するディスカ

ッション)

10 名 英語によ

る実施 〇 〇

FD/SD 講演会 11 月 9 日

「Supporting the Transition from EFL to EMI: Recommendations for Language Teaching Programs (外国語としての英語から授業

媒体としての英語への移行をい

かにサポートするか:語学教育に

対する提言)」

15 名

講師:

Howard Brown 氏

(新潟県

立大学教

授),英語

による実

〇 〇

第 2 回 FD 研究会 12 月 11 日

「TOEIC スコアから見る金沢大

学 1年生の英語力とTOEIC準備

科目」,「効果的な TOEIC 問題作

成 〜問題作成で internal logicを学ぶ〜」

10 名 〇 〇

第 3 回 FD 研究会 12 月 20 日 「初習言語科目における望まし

い成績評価のあり方について」 11 名 〇 〇

第 4 回 FD 研究会 2 月 15 日

「EAP ワークショップ 2」(MoodleとWeb Classの使い方

と次年度の EAP シラバスの変更

点の説明)

17 名 英語によ

る実施 〇 〇

第 5 回 FD 研究会 2 月 15 日 「フランス語学習の円滑なスタ

ートのために——初習者向け教材

作成に関する報告」 8 名 〇 〇

国際基幹 教育院

国際教育 部門

4

講演会:「『なに』

から『なぜ』へ-

社会を構築する日

本語教育-」

11 月 10 日

早稲田大学名誉教授の細川英雄

氏を講師に迎え,現在の日本語教

育の直面する課題について認識

を深めた

40 名

FD セミナー:「ブ

ラジル人中級日本

語学習者の読解困

難点-読解プロセ

ス研究からの視

座」

11 月 30 日

ブラジリア大学准教授の向井裕

樹氏を講師に迎え,ブラジル人中

級日本語学習者の抱える読解の

問題点について理解を深めた

15 名

52

2-4 照会事項4 FD研修会の実施状況

部局名 実施

回数 名称 開催日 概要

参加人数

(概数) 備考 AP SGU

国際機構 FD 強化

週間 12 月 10 日~ 12 月 14 日

国際機構の常勤・非常勤講師が総

合に授業参観を行い,教育能力の

向上を図った 30 名

研修会:「ファース

トステップを始め

とする受け入れ・

派遣プログラムの

カリキュラムデザ

イン-大阪大学の

事例紹介-

2 月 13 日

大阪大学から村岡貴子教授を迎

え,国際機構の新しい業務である

超短期プログラムの開発につい

て大阪大学の事例を聞き参加者

で討論した

15 名

国際基幹 教育院

高等教育 開発・支援

部門

40

全学 FD 研修会 4 月 4 日 「金沢大学の FD」について 58 名

国際基幹教育院

FD 7 月 17 日 2 月 21 日 実践報告会

各 30 名

2 月は英

語による

実施

スキルアップセン

ター研修会 10 月 19 日 11 月 22 日 FD 検討会・学生との懇談会

各 12 名

部門研究会 12 月 5 日 3 月 1 日

「アドミッション・オフィスの役

割」・IR 研究会 各

8 名

ブリティッシュ・

カウンシル英語研

修会

3 月 5 日~ 3 月 7 日 教員の為の英語研修プログラム 38 名 〇

教育実践報告会 3 月 27 日 「英語による授業」における授業

改善等の事例の共有 24 名 〇 〇

全学 FD 研修会 4 月 4 日 新任の教員を主な対象とする全

学の研修会 58 名

FD ランチョン 通年 授業設計・アクティブ・ラーニン

グ・学習支援・評価法 延べ

170 名 21 回 〇

FD ワークショッ

プ 通年 延べ 45 名 9 回 〇

総合メディ

ア基盤セン

ター 1 情報処理基礎の教

員向け説明会 3 月 29 日 情報処理基礎の総合メディア基

盤センター担当回の授業内容に

ついて説明及び意見交換 9 名

国際機構 4

講演会:「『なに』

から『なぜ』へ-

社会を構築する日

本語教育-」

11 月 10 日

早稲田大学名誉教授の細川英雄

氏を講師に迎え,現在の日本語教

育の直面する課題について認識

を深めた

40 名

FD セミナー:「ブ

ラジル人中級日本

語学習者の読解困

難点-読解プロセ

ス研究からの視

座」

11 月 30 日

ブラジリア大学准教授の向井裕

樹氏を講師に迎え,ブラジル人中

級日本語学習者の抱える読解の

問題点について理解を深めた

15 名

国際機構 FD 強化

週間 12 月 10 日~ 12 月 14 日

国際機構の常勤・非常勤講師が総

合に授業参観を行い、教育能力の

向上を図った 30 名

研修会:「ファース

トステップを始め

とする受け入れ・

派遣プログラムの

カリキュラムデザ

イン-大阪大学の

事例紹介-

2 月 13 日

大阪大学から村岡貴子教授を迎

え,国際機構の新しい業務である

超短期プログラムの開発につい

て大阪大学の事例を聞き参加者

で討論した

15 名

53

2-5 照会事項5 その他の活動状況

2-5 照会事項5 その他の活動状況

その他の FD 活動について記載する。

[人間社会学域]

○人文学類

人文学類 FD 公開授業の実施などを通して,アクティブ・ラーニング(AL)だけでなく, 英語による授業の方法や問題について,教員相互での情報交換・意見交換を行っている。と

りわけ,メーリングリストを通じて見学者と授業担当者との意見のやり取りを全教員で共有

することで,公開授業の成果を各自の授業における問題点の発見や改善に活かすことができ

ている。 ○法学類

特になし。

○経済学類

以下の FD 活動を実施した。

・経済学類 ゼミナール大会 企画・運営

・教員と学生懇談会 企画・運営

・大学教育再生加速プログラム検討委員会からのパイロット授業選定と支援

・教育企画会議専門委員会(FD 委員会)参加

・経済学特別講義 1 業務分担

○学校教育学類

附属学校園連携 GP(学長トップダウン型)として「学類教員と附属学校園教員による学

類授業の共同開発」が採択され,1 年生対応の新カリキュラムにある新設開講科目「学校イ

ンターンシップ」の学校教育学類教員と附属学校園教員との共同開発(協力学生によるイン

ターンシップの試行を含む)を行った。

○地域創造学類

特になし。

○国際学類

アクティブ・ラーニング実施授業の総括としての,当該授業成果発表会の公開授業を実施

した。また,学生の国際的視野を広げるための,海外研究者や他大学研究者を講師とした「国

際学セミナー」を随時実施した。

54

2-5 照会事項5 その他の活動状況

[理工学域・自然科学研究科]

○数物科学類・数物科学専攻

定期的に行われる教員会議において,アクティブ・ラーニング・アドバイザー(ALA)な

どの制度を周知し,活用を促した。

○物質化学類・物質化学専攻 物質化学類及び専攻では独自に以下の FD 活動を行っている。 ・卒業研究の自己評価を学生及び教員の立場からそれぞれ年1回実施し,卒業研究の充実

に配慮。 ・学生からの意見を直接吸い上げるため,「ひと言ボックス」の設置と運用。

○機械工学類・機械科学専攻

3 学類合同 FD 研修会を開催し,各教員の授業方法改善を推進している。また,ALA 制度

についても説明を行い,積極的な ALA 導入を推奨した。

○フロンティア工学類

3 学類合同 FD 研修会を開催し,各教員の授業方法改善を推進している。また,ALA 制度

についても説明を行い,積極的な ALA 導入を推奨した。

また,系会議での呼びかけなどを行っており,来年度から新規開講される科目でアクティ

ブ・ラーニング・アドバイザー制度を利用するものがある。

○電子情報学類・電子情報通信学類・電子情報科学専攻 3 学類合同 FD 研修会を開催し,各教員の授業方法改善を推進している。また,ALA 制度

についても説明を行い,積極的な ALA 導入を推奨した。 また,学類独自の通知システムを用意しており,アカンサスポータルとは別に,個別科目

の成績やレポート提出状況などの早期通知や資料の配布,コメントが可能となっている。こ

れにより学生へのフィードバックをより円滑に行うことが可能である。ただし,Web Classと二種類あることが問題であるため,教員は Web Class への移行を推奨している。

○環境デザイン学類・地球社会基盤学類・環境デザイン学専攻 平成 30 年度は JABEE 資格認定の継続受審年度にあたったため,その受審にむけて毎月ワー

キングを開き,様々な準備を行う中でFD 活動・教育方法改善活動を活発に行った。また,地球

社会基盤学類の立ち上げのために様々な準備活動を行った。

○自然システム学類・生命理工学類・自然システム学専攻

学類会議やメーリングリストを通じた FD 関連情報の配信を行い,リフレクションペーパ

ーや授業カタログ,授業ポートフォリオの作成による振り返りと授業方法改善の啓発を実行

した。

55

2-5 照会事項5 その他の活動状況

[医薬保健学域]

○医学類

以下の説明会等に教員が参加した。 ・社団法人 医療系大学間試験実施評価機構

共用試験医学系 OSCE 全国説明会及び Post-CC OSCE 進捗状況報告会(5 月)2 名 ・社団法人 医療系大学間試験実施評価機構 OSCE 評価者認定講習会(5 月,6 月,8 月)13 名 ・社団法人 医療系大学間試験実施評価機構 共用試験医学系 CBT 専門部会(6 月,7 月)2 名 ・公益財団法人医学教育振興財団 第 30 回医学教育指導者フォーラム(7 月)1 名 ・文部科学省

医学・歯学教育指導者のためのワークショップ(7 月)1 名

○薬学類・創薬科学類,創薬科学専攻,薬学専攻

薬学教育の充実のため,以下のワークショップ等に教員が参加した。 ・文部科学省 薬学教育指導者のためのワークショップ(8 月)1 名 ・日本薬学会 第 4 回若手薬学教育者のためのアドバンストワークショップ(10 月)1 名 ・日本薬学会「平成 25 年度改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムの実施状況に関する調

査研究」ワークショップ(2 月)1 名 共用試験の円滑な実施及び質の向上のため,以下の説明会等に教員が参加した。

・平成 30 年度薬学共用試験 OSCE 実施説明会(4 月)1 名 ・平成 30 年度薬学共用試験 CBT 実施及びモニター説明会(6 月)3 名 ・平成 30 年度薬学共用試験 OSCE 評価者養成伝達講習会(7 月)3 名 ・平成 30 年度薬学共用試験 OSCE モニター説明会(9 月)2 名

○保健学類,保健学専攻(博士前期・後期課程)

特になし。

[人間社会環境研究科]

5 月 10 日に研究科長と院生との懇談会を開催し,アンケートに出ない要望を収集した。

[新学術創成研究科]

特になし。

56

2-5 照会事項5 その他の活動状況

[医薬保健学総合研究科]

○修士課程・医学博士課程

修士課程において,昨年度に引き続き,修了要件に必要な授業科目を英語により開講した

ほか,医学博士課程においても英語による授業科目数を増やした。

また,以下の説明会等に教員が参加した。 ・文部科学省・がんプロフェッショナル養成プラン

「超少子高齢化地域での先進的がん医療人養成」FD 講演会(5 月)36 名,(7 月)23 名,

(9 月)63 名,(10 月)31 名,(11 月)40 名,98 名,(12 月)14 名,(2 月)6 名 ・文部科学省・がんプロフェッショナル養成プラン

「超少子高齢化地域での先進的がん医療人養成」FD 研修会(6 月)67 名,(12 月)30 名,

(3 月)46 名 ・北陸認知症プロフェッショナル医養成プラン FD 講演会(10 月)47 名,(11 月)47 名

[先進予防医学研究科]

○医学博士課程

共用 VOD 教材の英語化に当たり,教材の作成方法を見直した。角間キャンパスの防音室

で音声収録していたものを自室で Microsoft PowerPoint により音声収録する等,教員の作業

負担を軽減することができた。 [法務研究科]

千葉大学との合同 FD 研修会 2 回,教員・弁護士・学生参加による合同意見交換会 2 回を

実施した。

[教職実践研究科]

7 月に附属学校園と教職大学院との連絡会を開催し,附属 5 校園の校園長との間で教職大

学院フォーラムにおける附属学校園との協働の可能性等について話し合った。12 月に 1 期生

修了生の勤務校を訪問し,修了生の活動状況について管理職から聴き取り調査を行った。2月には学校実習 II の連携協力校へ出掛け,学校長と学校実習Ⅱを中心に連携の在り方につい

て意見交換及び評価を行った。それらの結果は,教務・FD 委員会で取り上げ,今後の改善

に活かした。

[国際基幹教育院]

○GS教育部門

国際基幹教育院の組織と活動に関する研修,クリッカーを活用した授業実施の研修,英語

授業の実施方法に関する発表と討議等,スキルアップセンターとの連携のもとで実施した。

57

2-5 照会事項5 その他の活動状況

○外国語教育部門

特になし。

○国際教育部門

従来通り,学期開始前・学期終了後の授業担当者による全体会議を行った。これはその学

期の授業の改善を図る FD 活動の取り組みの一環である。

○高等教育開発・支援部門

教育関係共同利用拠点として,以下の研修を実施した。うち,金沢商工会議所,一橋講堂,

キャンパスプラザ京都では,全国から参加者を得た。(FD/UD 研修 7 回 90 名,SD/UD 研修

7 回 201 名)

[総合メディア基盤センター]

特になし。

[国際機構]

従来通り,学期開始前・学期終了後の授業担当者による全体会議を行った。これはその学

期の授業の改善を図る FD 活動の取り組みの一環である。

58

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

本学では学域・学類・研究科のカリキュラム・授業科目の内容・教育方法の

検証及び改善に資することを目的として,達成されるべき学修成果に関するア

ンケートの集計結果に基づき,学類において下記事項についての検証を行っ

た。ここにその検証内容について取りまとめる。

【検証事項1】

昨年度の報告書に記載された「平成 30 年度に行われる教育方法の改善な

ど教員の教育能力の向上のための組織的取組の計画」が,実際に今年度実行

されたかどうかを記載してください。

【検証事項2】

授業評価アンケート及び平成 30 年度卒業生に対するアンケートといった

各種アンケートの集計結果等を踏まえ,令和元年度に行われる教育方法の改

善など教員の教育能力の向上のための組織的取組の計画について,具体的に

記載してください。

[人間社会学域]

○人文学類

【検証事項1】

アクティブ・ラーニング型授業の導入に関しては,パイロット授業をはじめ

として多くの教員が積極的に取り組んでおり,その成果やノウハウはこれまで

の FD 研修会でも報告している。しかしながら,ALA(アクティブ・ラーニン

グ・アドバイザー)の導入に関しては今年度の実績がなかった点は反省点であ

る。そのため,今年度末に開催された FD 研修会では ALA 活用を促進するよ

うに啓発に努めた。 また,授業当たりの予習復習時間の少なさについては,シラバスに「全体で

30 時間(セメスター科目は 60 時間)の授業時間外学習が期待されている」旨

を含めた記述を加えることを必須とするほか,授業中にもその旨を学生に周知

するなどして改善の努力を行った。成績評価基準及び方法については,今年度

より全教員が最低 1 科目のルーブリックを作成し,今後,順次その取り組みを

拡大していく予定である。

【検証事項2】

平成 30 年度の卒業生アンケートの結果を見ると,学修成果を問う学類共通

項目(Q1-Q10)については Q5 を除くすべての項目で「1.そう(身につけた

59

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

と)思う」「2.ややそう思う」の合計が 80%以上を占めており,人文学類の卒

業生が総合的に見て高いレベルを達成していることがわかる。ただし,Q5「プ

レゼンテーションの能力を磨くことができた」が全体で 66%にとどまったこと

は今後の課題であり,学生のプレゼンテーション能力をさらに高める努力が必

要と思われる。この点はアクティブ・ラーニングの積極的な導入や公開授業の

有効な活用などを通じて,令和元年度の FD の課題として取り上げる予定であ

る。

また,各コースが定める学修成果についても,ほとんどの項目で「1.十分に

達成している」「2.ある程度達成している」の合計が 80%以上を占めている

が,一部で達成度が十分でない項目については各コースで対策を検討するよう

に FD 委員会より依頼する予定である。

○法学類

【検証事項1】

学類教育の質向上をもたらす法務研究科との連携強化を行ってきた。

【検証事項2】

就職・進学等に要する知識・能力の修得により資するべく,現在実施中の法

務研との連携強化の着実な実施を図るとともに,法律実務にも結びつき得る教

育内容の具体化を検討する。

○経済学類

【検証事項1】

アンケート結果を見る限り,特段問題視すべき項目は見当たらなかった。今

後,全体的に教育レベルを高めるよう努力していく。

【検証事項2】

前年度卒業生アンケートから「社会人に必要なコミュニケーション能力,IT能力,プレゼンテーション能力,ディベート能力を身につける」の点で課題が

あることが判明した。それを踏まえて,経済学類の教員がアクティブ・ラーニ

ングを積極的に実施した。その結果,今年度の卒業生アンケートではそれらの

項目について改善を確認できた。

○学校教育学類

【検証事項1】

昨年度の卒業生アンケートにおける「(3)学校教育・学校組織とそれを取

り巻く現代社会と世界の諸問題について,理解し判断することができる」,

「(4)自己の教員としての資質を省察し,個性的な教員としての自己形成を

60

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

目指すことができる。」,「(5)取得する教員免許の校種における教育内

容・教育方法の特性を理解し,校種に応じた児童生徒等の理解と支援を行うこ とができる。」の各学習成果の達成状況が他項目に比べ相対的に低かったこと を踏まえ,(3)〜(5)の向上を目指し,附属学校園連携 GP による学校イン

ターンシップのカリキュラム開発及び,FD 研修会,FD 研究授業における,学

類 GP 言語科目,学生の学習評価,専修教員全員で取り組む教材研究と授業作

りの演習科目についての情報提供と教員間の意見交換を行った。 【検証事項2】

学校教育学類卒業生の学修成果の達成については,ほぼ問題はないと判断さ

れる。しかし,敢えて指摘するならば,本学類の学修目標の「(3)学校教

育・学校組織とそれを取り巻く 現代社会と世界の諸問題について,理解し判

断することができる」の卒業生アンケートの達成度自己評価が比較的低く,か

つ学類 4 年生の授業科目成績が昨年度に比べわずかだが低下してること,

「(4)自己の教員としての資質を省察し,個性的な教員としての自己像を目

指すことができる」の卒業生アンケートの達成度自己評価が比較的低いこと

や,卒業生アンケートの学類独自の質問項目の中のなるためノートの取組状況

があまり良くない,教員以外の進路となったものが比較的多いという結果が得

られたことから,昨年度に継続して附属学校園連携 GP による学校インターン

シップ開発や FD 研修会,FD 研究授業において,上記の改善に向けた取組を

行うほか,なるためノート改善の基礎資料となる使用実態や改善に関する調査

を実施することとした。 ○地域創造学類

【検証事項1】

ルーブリックのプロトタイプ作成以外は実行しなかった。それ以外が実行さ

れなかった理由は FD 委員長の力量不足を主要因とし,地域創造学類の教員の

数が少ないことが要因だと考えられる。

【検証事項2】

Q1 に関して,全体的に回答率が低く,コース間での回答率の差異が目立

つ。最も回答率が高い「福祉マネジメントコース」は 53.13%であるのに対し

て,最も回答率が低い「環境共生コース」は 9.38%である。なぜこうした差異

が発生するのか不明であり,来年度以降の検討課題としたい。Q2 に関して,

選択した進路は別に調査しているので特記することはないが重複項目が必須入

力であることはアンケート設計上の問題があると考える。Q4 について 2019 年

4 月からの生活予定地は出身市町村内が 50%,出身都道府県が 12.5%と地元志

向が強いことをデータが示している。具体的には石川県が多い。Q6 の質問項

目は意図が不明である。なぜなら,ハンドブックやホームページに記載してい

る「地域創造力」という言葉を聞いたことがあるかどうかを質問で聞くこと自

61

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

体がナンセンスだと言わざる得ないからである。Q7 の「地域を創造する力」

が修得できたという質問に 78.13%が「少し修得できた」とあり,これは実際

に授業で学んだ内容と「地域を創造する力」との関連が理解できていない卒業

生が多いという解釈がありうる。地域創造学類が提供する各授業において「地

域を創造する力」と授業内容をリンクさせることを各教員に求める対応を検討

したい。Q8~15 にかけて,個別の学修成果は「ある程度達成している」がど

の質問でも高い。「十分に達成している」のパーセンテージを高めるように各

授業内容を改善する必要があり,来年度以降の検討課題としたい。Q16~22 は

自由回答によるものだが,フィールドワーク・まちづくりインターンシップ・

社会福祉士実習等の地域創造学類の特色ある取り組みが印象に残っているよう

であり,これらの点は継続する価値があることが示されていると考える。これ

らを踏まえて,今後は設問の見直しを行う計画である。

○国際学類

【検証事項1】

授業評価アンケート・卒業生アンケートの分析と考察はまだ完了していな

い。近年教務係の再編のため,国際学類を専管する事務職員が廃止され,事務

方の引継ぎが万全ではなく,情報の集計作業が遅れたためである。また,本件

につき事務方と学類 FD 委員会の相互連絡の不十分であった。先日開催の FD研修会における検討事項も踏まえ,取りまとめ作業実施のプロセスの再構築を

行う予定である。

【検証事項2】

国際学類は語学を学ぶ学類という印象が学生間では強いようであるが,語学

を使って何をするのか,目的意識を強く持たせることが肝要である。そうした

ことが留学体験の実質化や,学生自身のキャリアパス形成意識の強化につなが

る。アンケートで露呈した,予習・復習時間の乏しさも,こうした語学以外の

知識の習得に対する目的意識の低さが原因となっていると考える。アクティ

ブ・ラーニングの一層の導入や,一週間に 2 回の授業を実施するクォーター制

の実質化を活用し,学生の学習の自発的な取組を促進していく予定である。

[理工学域・自然科学研究科]

○数物科学類・数物科学専攻

【検証事項1】

学類生の問題解決能力の到達度を上げるべきであるという卒業生アンケート

の分析に基づき,少人数授業でのアクティブ・ラーニングやゼミにおける指導

教員との議論を通して,学類生が問題解決能力の習得をできるような環境を整

62

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

えた。具体的には,数学コースのリフレッシュルームにグループワーク用の機

材(移動式ホワイトボードなど)を導入した。

【検証事項2】 平成 30 年度卒業生に対するアンケートでは,各コースの基礎的分野の理解

度に関する質問への達成度自己評価が比較的低い。授業方法については各教員

が常に改善を試みていると考えるが,ティーチング・アシスタント(TA)やア

クティブ・ラーニング・アドバイザー(ALA)の効果的かつ効率的な運用を,

今後も検討していきたい。 ○物質化学類・物質化学専攻

【検証事項1】

理工学域や全学において実施される FD 活動への参加,月例会議における授

業評価法や改善策に関する話し合い(コース内での FD 研修会)を継続するこ

とで,FD 活動の意義を再認識し,更なる改善への取り組みを意識するよう促

した。 【検証事項2】 「将来,独自に問題解決に取り組む自信がつきましたか」について,平成 30

年度卒業生による達成度自己評価が比較的低いことから,卒業研究をはじめと

する研究室での教育とともに,授業科目における能動的学修を促す教育方法の

拡充が必要と考えられる。この点については,令和元年度の FD の課題として

取り上げ,教育方法に関する情報共有,ワークショップ等の実施を通してアク

ティブ・ラーニングを促す授業設計についての検討など,教員の教育能力の向

上に向けた対応をとる。

○機械工学類・機械科学専攻

【検証事項1】

改組に伴う科目変更,講義内容変更が続いているため完全な検証は行われて

いないが,分野毎の検討を行い当該分野に関わるカリキュラム改革方針などを

検討した。また,学類会議にてアクティブ・ラーニングの積極的導入を促した

ほか,授業アンケート回答率向上のための具体的手法を周知した。

【検証事項2】

学類生については,機械工学の基礎的分野に関しては「ある程度達成」以上

の評価が多いが,応用分野に関しては「あまり達成していない」の評価が若干

増える傾向が見られた。機械系では網羅すべき分野が広いため,学類の教育課

程では応用分野に十分な時間を割けないのが現状である。学類の講義でも応用

63

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

分野に触れるような工夫が求められる。しかし,修士課程修了者では基礎的分

野だけでなく応用分野でも「十分に達成している」の評価が多くなったため,

大学院講義,研究指導により教育効果が高まることが分かる。

○フロンティア工学類

【検証事項1】

講義が実施されておらず,検証対象がないため,次年度から検討を行う。

【検証事項2】 まだ,学類未配属の 1 年生しか在籍していないため,新学類の講義や卒業生

に対するアンケートは実施していない。授業評価アンケートは来年度から開講

される講義に対して実施を行う。卒業生に対するアンケートについては最初の

卒業生に対する実施を検討している。 ○電子情報学類・電子情報通信学類・電子情報科学専攻 【検証事項1】 ルーブリックの作成,成績基準の明確化に関しては教務委員,FD 研修会等

で充分周知されたが,課題としてあげていた理解度の向上に関しては具体的な

取り組みを実施できなかった。 【検証事項2】 学類:いずれのコースにおいても,一部の質問項目で,「あまり達成してい

ない」の回答が約 20%を超える項目が見られた。原因や対策について,今後系

会議などでの検討を行いたい。 専攻:半数以上の学生が「ある程度達成している」と回答しているが(4)

については「あまり達成していない」と回答している学生が多い。ディスカッ

ションや英語を取り入れた授業の拡充を検討したい。

○環境デザイン学類・地球社会基盤学類・環境デザイン学専攻

【検証事項1】

教育方法改善について学類 WG を毎月開催して検討を行い,JABEE の受審

に向けて様々な準備を行う中で FD 活動・教育方法改善活動を活発に行った。

【検証事項2】

「ある程度達成している」が回答の半数以上を占めており,概ね悪くない評

価である。

64

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

○自然システム学類・生命理工学類・自然システム学専攻

【検証事項1】

ALA 採用科目の拡充など AL 対応講義数は順調に増加しており,学習成果達

成度の満足度の向上につながっている。また,卒業研究や課題研究をはじめと する研究室での教育とともに,能動的な学習に加え,課題解決型学習(PBL)を促す教育方法の拡充については,引き続き FD の課題として取り上げ,教育 方法に関する情報共有等を通して能動的学習を促す授業設計についての検討な

ど,教員の教育能力の向上への取り組みを実行した。

【検証事項2】

「ある程度達成している」が回答の 7 割以上を占めており,おおむね満足でき

る状況にあると考える。しかし,回答数が非常に少なく,有効な結論として評

価できるかは不明であり,来年度のアンケートの回答率向上について,理工・

教育方法改善委員会のほか,学類においても検討する。

[医薬保健学域]

○医学類

【検証事項1】

平成 30 年度は医療系大学間共用試験実施評価機構課題のトライアルに参加

する形で Post-CC (臨床実習後)OSCE を実施し,医学類生の臨床実習後の

成果や成績評価方法の検証を行った。一方,平成 28 年度入学生から開始の国

際基準に対応した臨床実習内容検討のためのカリキュラム評価委員会臨床系ワ

ーキンググループを設置し,診療参加型臨床実習(案)を昨年度から引き続き

検討した。 また,医学類で扱う資質・能力マッピング(コンピテンシー)を定め,カリ

キュラム評価委員会を開き,科目別カリキュラム評価を行うとともに,教員と

学生及び医学教育分野別評価基準で定義されている教育の関係者代表を交えた

カリキュラム委員会を開催し,カリキュラム改善の検討を行った。また,アク

ティブ・ラーニングの活用など,教育方法の改善のため,国際基幹教育院の教

員や医学教育研究センターによる全 11 回の FD 講習会を保健学類も対象に含

めて実施した。

【検証事項2】

科学的根拠に基づく医療の評価と検証の必要性の理解,地域における医療・

保健・福祉等との連携の理解の面で,平成 30 年度卒業生の達成度自己評価が

比較的低い傾向となった。このことから,受動的な座学ではなく,学生が自ら

進んで学修するようにアクティブ・ラーニングによる能動的学習の手法が有効

な一つとして考える。そのため,平成 30 年度に実施した FD 講習会を令和元

65

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

年度も継続して実施し,より多くの教員に対して教育方法を学ぶ機会を提供

し,教員の教育能力向上に向けた対応を取るようにする。

○薬学類・創薬科学類,薬学専攻・創薬科学専攻

【検証事項1】

(薬学類・創薬科学類) 将来の進路が明確で意欲のある優秀な人材を発掘し,進路に特化した高度な

教育を早期から行うため,平成 30 年度入試から導入した新たな AO 入試合格

者 4 名の「早期ラボ・ローテーション」を実施中であり,早期からの研究力の

涵養を促している。また,一般入試合格者 1 名が博士一貫プログラム生として

「早期ラボ・ローテーション」に参加しており,他の学生への波及効果が出つ

つあることを確信している。

(薬学専攻・創薬科学専攻) 博士前期課程創薬科学専攻において,最先端研究トピックスを国内外の第一

線研究者を招いたセミナー及び最先端実験技術の紹介等のカリキュラムを実施

している。平成 29 年度に引き続き,平成 30 年度も大学院進学者のモチベーシ

ョンを上げるべく,薬学系独自の奨学金制度により,創薬科学専攻(博士前期

課程)特別選抜による入学者,博士課程及び博士後期課程在学者への支援を行

った。

【検証事項2】

教員の能力向上と新しい教育手法の紹介として,薬学 FD 研修会では「薬学

における反転授業のメリット,デメリット」を 51 名の薬学教員がスモールグ

ループに分かれて議論した。議論から見出されてきた学生の評価基準の設定,

成績の二極化等の問題点が生じる恐れのある授業については導入にデメリット

が大きいと考えられるが,適用可能な,あるいはすでに実施している個々の授

業・演習には引き続き反転授業を取り入れ,教育方法の向上に努めることとし

た。 平成 30 年度薬学類,創薬科学類の学生を対象とした学修成果ごとの授業科

目の成績データ」に基づき,学修成果達成度把握のための分析を行ったところ

薬学類では,各学修成果に対応する授業科目群の成績評価の平均が 2.8-3.5(成

績評定;S:4 A:3 B:2 C:1 不可:0 合:1 否:0),創薬科学類では 2.0-3.0 であり,

両学類とも B 判定以上の学修成果達成度が確認された。また,薬学類について

は 3 年次と 4 年次の成績評価の平均値の比較,創薬科学類については 2 年次と

3 年次の成績評価の平均値の比較から,一部の学修成果については,学年進行

に伴う学修成果達成度の有意な上昇が確認できる一方,有意な減少は確認でき

66

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

なかった。以上より,両学類のカリキュラムは適切であり,学修成果の達成に

十分に効果的であると考える。

○保健学類,保健学専攻(博士前期・後期課程)

【検証事項1】

平成 29 年度のアンケート結果を踏まえ,学生が予習復習を自発的に行う仕

掛けを模索する取組み,各教員の教育力向上に向けての取組み及びアクティ

ブ・ラーニング・アドバイザー(ALA)の活用の仕方などを研修会等を通じ行

うこととした。アクティブ・ラーニング型授業を主体的に行う教員の授業公開

(一部)などの取り組みから,授業形態の工夫に対する理解を得ている。国家

試験合格率の向上(100%)に向けた取り組みは 5 専攻において行った。

【検証事項2】

卒業時・修了時の達成度の自己評価において,学士課程においては専攻によ

り傾向が異なり「あまり達成していない」,「全く達成していない」の回答が

3 割を超える回答が散見した。大学院課程では後期課程では達成度は高く,前

期課程では若干名の「あまり到達していない」の回答がある。 前期課程は学士課程からの進学者があり,臨床での実践力においての自信の

なさが伺える。臨床実践力を包含した教育について各教員が意識を高める必要

がある。 学士課程において,卒業時の達成度の向上のため,アクティブ・ラーニング

等の取り組みは引き続き行うが,アクティブ・ラーニングによって学生が得た

能力の評価について考える必要があり,どのように評価するかについての知見

を広げる機会(研修会等)を得る。また,回答(回収)率との関連もあると思

われ,学生への回答協力を呼びかける。

[人間社会環境研究科]

【検証事項1】

予定通りアンケートを行い,その結果を踏まえ,FD 研修会を開催した。FD研修会において,留学生対応・英語授業に若干問題があることが分かったの

で,各授業(論文指導を含む)等で,その点に留意することとした。前期課程

学生の投稿促進については,論文発表会への参加を促進するに留まったので,

次年度も研究科の体制を整えることを続ける。

【検証事項2】

アンケート結果及び懇談会での挙がった意見を踏まえ,FD 研修会を通て,

留学生対応や論文指導の充実といった点を中心に各授業の充実,各授業間の連

携に努める。

67

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

[医薬保健学総合研究科]

○修士課程・医学博士課程

【検証事項1】

修士課程及び医学博士課程では,担当教員が医学類及び先進予防医学研究科

とほとんど同じであることから,共催で FD 研修会を実施している。必要に

応じて全学の研修会への参加,外部講師の招へいなどによる医学教育の改革と

いった FD 活動を実施した。今年度のアンケート結果では,学生の授業に対す

る満足度は高く,一定の成果を上げることができたと考える。

【検証事項2】

アンケート結果では,学生自身の達成度に係る自己評価は概ね高く,大学院

教育にも満足している者が多かった。特に,基礎研究における手技や知識の修

得及び他分野の教員とのディスカッションを有意義だったと答えた学生が多か

ったが,その一方で,国際学会発表のための英語教育など,さらに実践的な指

導を求める声も少なくなかった。今後も授業科目やセミナーにおいて,学生の

研究者としての能力向上を図るため,担当教員は FD 研修会等により教育能力

を向上していくこととする。

[法務研究科]

【検証事項1】

年間 4 回のアンケートを実施し,アンケート結果は全教員で共有した。ま

た,アンケート結果への速やかな対応,学生への返答,教員間での問題点の検

討を行った。学内での FD 研修会,弁護士との意見交換会,他大学との合同

FD 研修会を行った。

【検証事項2】

アンケート結果は全教員で共有し,アンケート結果への速やかな対応,学生

への返答を行う。また,学内での FD 研修会,弁護士との意見交換会,他大学

との合同 FD 研修会も継続して開催する。 令和元年度から実施される新カリキュラムでは,運用状況を確認し,問題点

があれば速やかに検討することとする。なお,時間割や CAP 上の問題には,

既に対応している。

[教職実践研究科]

【検証事項1】

年間計 4 回のアンケートを実施した。アンケート結果は即座に全教員に配付 され,研究科運営及び全教員が担当する総合科目と学校実習科目については, その対応策を教務・FD 委員会で協議し,その結果を紙面及び口頭で学生に伝

え,学生との意思疎通を図った。アンケートをセメスター終了後だけでなく中

68

2-6 照会事項6 学修成果に関するアンケート結果等に基づく教育課程・

教育内容・教育方法の検証

間時点でも実施することにより,学生の声に即応する対応・改善を行った。

【検証事項2】

本学附属学校園で実施される「学校実習 I」では,附属指導教員と実習院生

の間で情報交流・意思疎通が十分できていない状況があるため,それらの改善

策を立て,実行する。

69

2-7 照会事項7 自己評価及び総評

2-7 照会事項7 自己評価及び総評

平成 30年度 FD活動の自己評価及び総評

評価 4:大いに評価できる, 3:概ね評価できる, 2:あまり評価できない, 1:ほとんど評価できない

部局名 自己 評価

総評

人文学類 3

シラバス記載要領の作成や授業方法改善のための取組み,成

績評価基準等の作成・検証,FD 研修会など照会事項のほとん

どについては着実に実施しており,全般的に平成 30 年度の

FD 活動については概ね評価できる。人文学類では少人数の演

習や実習の授業が多く,それらの FD 活動についてはこれま

では教員個人に任せがちであったが,平成 30 年度は公開授業

やシラバスの検証,成績評価基準等の作成など学類として組

織的に対応できた点は評価できる。ただし,ALA(アクティ

ブ・ラーニング・アドバイザー)の導入実績がなかったこと,

授業評価アンケート結果に対する組織的対応が不十分だった

ことは反省点の一つであり,令和元年度の FD 活動の課題と

して取り上げたい。

法学類 3 従来からの取組の確実な実施はもとより,当学類は法務研と

の連携強化を行っていることもあり,教育の質向上の取り組

みは従来にもまして進展中といえる。

経済学類 4

学類の第 1 回 FD 研修会では,経済学類内の図書館の運営,

環境整備に関する教員同士が忌憚のない意見交換を行った。

また,第 2 回 FD 研修会では,経済学類の GS 言語科目の検

討,オンライン学習の説明,質疑を行い,今年度はその討論,

意見を取り入れた GS 言語科目を新しく立ち上げ,現在実施

中である。また,今年度末に来年度の取り組みに関する評価,

学生の意見等を聞く機会を設けて,改良を進める予定である。

学校教育学類 3

平成 30 年度は 2 回の FD 研修会,1 回の FD 研究授業を当初

計画通り実施したことに加え,附属学校園連携 GP による学

校インターンシップ開発という当初計画になかった新規の事

業への取組みも行った。シラバスの整備及び成績評価規準等

の作成については,カリキュラムマップの改訂は行ったもの

の,昨年度大規模なシラバスのピアレビューを実施済みでか

つ,次年度より新カリキュラムに移行することが分かってい

たこともあり,本年度はシラバスのピアレビューは実施され

なかった。シラバスのピアレビューについては,新カリキュ

ラムが開始される次年度に実施する予定である。なお,本学

類の FD 活動は,学校教育学類 FD・カリキュラム委員会活動

報告書として学類のサイトにおいて学内公開した。

地域創造学類 2 総じて時間がなく十分に実効的な FD 活動を行うことができ

なった。理由は FD 委員長の力量不足を主要因とし,地域創

造学類の教員の数が少ないことが要因だと考える。

国際学類 3

FD 研修会による教員間の相互啓発,アクティブ・ラーニング

型授業の実施,ALA の導入,英語化の推進など国際学類にお

いては特に若手教員が軸となって FD 活動が着実に前進して

いる。今後は各教員の個別散発的な活動としてではなく,学

類全体の教育の改善としてFD活動を展開する必要性がある。

70

2-7 照会事項7 自己評価及び総評

部局名 自己 評価

総評

数物科学類 数物科学専攻

3 アクティブ・ラーニング・アドバイザー制度の申請が毎学期

一定数あることから,この制度が教員の間で定着し,活用方

法の理解が深まってきたものと考える。

物質化学類 物質化学専攻

3

物質化学類では継続的にコース独自の FD 研修会を行ってい

るが,教員による自身の授業への取組を紹介してもらい,そ

の優れた点と問題点をコース全体で討論する取組をはじめ,

教育方法改善に向けて十分な努力を行った。また,本実施に

より,教員個々の FD の意識向上に繋がっている。加えて,

理工学域や全学において実施される FD 活動への参加,月例

会議における授業評価法や改善策に関する話し合いを継続す

ることで,FD 活動への意識の共有化や改善に取り組んでき

た。ALA については導入が不十分であり,専門基礎科目等に

対し ALA 導入を促進する。クォーター制科目の実施状況を考

慮しながら,アクティブ・ラーニングの導入や,授業の英語

化に関する FD 活動を進めることで,より一層の授業改善を

目指す。

機械工学類 機械科学専攻

3

今後は各科目のルーブリックを整備し,適正な成績評価が求

められるようになるが,今年度に実施されたルーブリック説

明会,3 学類合同 FD 研修会を通じ,上記に関する理解が進ん

だ。また,学修アンケートもおおむね良好な結果であったこ

とから,基本的にこれまでの講義体系,講義内容を踏襲して

いくことで問題ないと考えられるが,PDAC サイクルの実施

により講義を改善することが必要である。一部の講義におい

て授業アンケートの回答率が低いケースが伺えたため,回答

率向上のための検討を行う。

フロンティア工学類 3

来年度から新規開講される新学類の講義科目について,シラ

バスにより,アクティブ・ラーニングの導入,成績評価基準

の公表,英語シラバスの作成などが概ね適切に行われること

が予想される。

電子情報学類 (電子情報通信学類) 電子情報科学専攻

3

アクティブ・ラーニングに関しては,パイロット授業を担当

した教員数が増えてきており,教員の経験やスキルについて

は向上しているが,実施状況の把握は完全にはできていない。

次年度も引き続きシラバス等を通じて確認を進めていく。ま

た,3 学類合同の FD 研修会にて,LMS,ポートフォリオの

使い方を周知し,学生の成績確認や指導についての方法を習

得した。学類独自のシステムと合わせて,学生への的確なフ

ィードバック方法を検討していく。

環境デザイン学類 (地球社会基盤学類) 環境デザイン学専攻

3

平成 30年度は JABEE資格認定の継続受審年度にあたったた

め,その受審にむけて毎月ワーキングを開き,様々な準備を

行う中で,FD 活動・教育方法改善活動を活発に行った。とく

にシラバス記載内容の点検,成績評価基準及び方法の明示,

エビデンスの整理などは,体系的に行った。さらに,学類の

シラバスの体系化など,教育方法の体系化に関しての濃密な

議論と整理を行った。結果,JABEE 資格の継続が確認できた。 自然システム学類 (生命理工学類)

自然システム学専攻 3

ALA 採用科目の拡充及び AL 授業の実質化を継続しており,

学類会議やメーリングリストを通じて情報交換することによ

り各コースで組織的な FD 活動を継続しながら,教育方法の

71

2-7 照会事項7 自己評価及び総評

部局名 自己 評価

総評

改善及び工夫を学類教員全員で共有できるよう努力してい

る。さらに,学生の状況に対応したアドバイス教員の配置及

びアドバイス教員との面談を記録しながら,確実に実施して

おり,特に学生の学業のみならず精神面でのケアを継続して

実施している。

医学類 4

国際基幹教育院と共催でアクティブ・ラーニングの研修会を

宝町キャンパスで定期的に実施することができたほか,チュ

ートリアル教育のチューター研修会を毎年開催することによ

り,教員のチュートリアル教育に対する理解が深まっている。

また,OSCE ステーション責任者会議は,責任者に対する説

明・打合せを行った後,各責任者がそれぞれのステーション

の担当教員へ説明を行う方式をとっており,多人数の担当教

員への説明が効率的に行われている。「CBT 問題作成説明会」

の開催では,CBT 問題作成に対する理解が深まった。 国際認証に対応した新カリキュラムが平成 28 年度から開始

されているが,昨年度に続きカリキュラム評価委員会を開催

して科目別カリキュラム評価を行ったほか,カリキュラム委

員会も開催することができ,新カリキュラムの構築・改善

(PDCA サイクル)の体制を確立することができた。

薬学類・創薬科学類 創薬科学専攻,薬学専攻

3

金沢大学の方針に従った FD 活動を平成 30 年度も実施した。

薬学系では毎年,全教員を対象とする薬学系 FD 研修会を開

催するとともに,新任教員を対象とした研修会を独自に開催

することで,教育研究の質の向上と教務内容全般の確認作業

を行っている。本年度も 12 月に FD 研修会を開催し,公務欠

席者を除けば,100%の出席率であった。本年度の FD 研修会

においては,「反転授業について」をテーマに,教員間で討論

を行った。 平成 25 年度から実施している学生からのアンケートに対す

る教員側からのフィードバックを継続しており,アンケート

に書かれた内容とそれに対する教員側の回答とを当該委員会

で検討のうえ,薬学類・創薬科学類ウェブサイトに掲載した。

今後もこうしたシステムの運用や情報のフィードバックによ

り,教育方法のさらなる改善を行うこととしている。

保健学類 保健学専攻

(博士前期・後期課程) 3

今年度は,FD の研修会は 2 回行い,1 件はコンプライアンス

に関する研修会,もう 1 件は研究力に関する研修会であった。

ハラスメント等の重大なコンプライアンス違反はなく,成果

の浸透がうかがえる。研究力に関しては 5 専攻横断型の保健

学の強みを生かす取り組みを行うベースが確認され,教員間

のみならず大学院生の研究指導にも生かされるものと考え

る。また,教育力の推進においては,アクティブ・ラーニン

グを主体的に行う教員による,授業展開のノウハウを得て,

一定の理解が得られ,各教員の取り組みも行っている。 しかしながら,アクティブ・ラーニングにより,学生がどの

ような能力を得,高い自己評価につながるのかを検証するこ

とが必要であると考える。これはすなわち,医療人を育成す

る保健学において命題の一つである国家試験合格率の向上に

つながることであり,どのような教育が有効であるかを検討

72

2-7 照会事項7 自己評価及び総評

部局名 自己 評価

総評

するためにも必要である。

人間社会環境研究科 3 アンケートを踏まえた FD 研修会が行われたことは評価され

る。留学生対応とこれと並行する院生研究室整備については

依然課題が残るため,引き続き検討を続ける必要がある。

新学術創成研究科 3

設置当初から計画していた 2 大学合同による共同専攻に特化

した FD 研修会を開催し,当初の目標を果たせた。 他研究科との共同開講授業が多いことから,シラバスの確認

などは,開講元の部局の方針に従うことになるが,共同専攻

独自で開講している科目については,今後必要に応じて検討

を進めることとする。

医薬保健学総合研究科 (修士課程・医学博士課程)

3

医学類との共催により,学外から講師を招いて講演会を開催

し,医学教育に関して教職員の理解を深めることができた。 また,文部科学省・課題解決型高度医療人材養成プログラム

「北陸認知症プロフェッショナル医養成プラン(認プロ)」及

び文部科学省・多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人

材(がんプロフェッショナル)」養成プラン(北信がんプロ)

において,FD 講演会等を開催し,各事業に関して教職員の理

解を深めることができた。 修士課程においては,学生,教員,事務担当者の三者間の連

絡手段としてアカンサスポータル等を活用し,学生や教員が

効率よく情報収集できる体制を持続した。 事務担当者から外国人留学生へのメールや窓口対応は,必要

に応じて英語で行い,学生の利便性を維持できた。

先進予防医学研究科 (医学博士課程)

3

先進予防医学共同専攻(共同大学院)(博士課程)の修了要件の

授業科目をすべて開講することができた。また,昨年度に引

き続き共用 VOD 教材の英語化を進めた。今年度は教材の作成

方法を見直し,教員の作業負担を軽減することができた。

法務研究科 4 組織的・継続的に,可能な限りの取り組みを行っている。

教職実践研究科 4 令和元年度に受審する認証評価に向けて,教職実践研究科の

全教員で種々の観点から自己評価活動を行ったことは大いに

評価できる。

国際基幹教育院 GS 教育部門

3

今年度予定した FD 活動は概ね実施した。特にアクティブ・

ラーニング及び英語による授業の推進については,GS 科目の

教材の英語化を継続的に進めるとともに,主要研究課題【国

基 G1】「GS 科目の効果的授業デザイン設計に関する研究」に

おいても前年からの検討を引き継いで実施,検討した。

国際基幹教育院 外国語教育部門

4

GS 言語科目(TOEIC 準備,EAP)・初習言語科目とも,授業

方法の改善や,成績評価基準の作成・検証について,これま

での FD 活動の成果をふまえた実質的な取り組みを行うこと

ができた。授業方法の改善については,授業参観や FD 研究

会をとおして,授業実践のグットプラクティスや問題点を共

有し,教員間で授業内容にばらつきが出ないような工夫を行

った。また,LMS ツールなどの情報を共有したり,共通試験

や Web Class 上におく共通ビデオ教材や共通音声教材等を作

成し,学生の学びに寄与する活動を行った。成績評価につい

73

2-7 照会事項7 自己評価及び総評

部局名 自己 評価

総評

ては,これまでの評価基準の再検討を行い,新たにルーブリ

ックを作成するなど,より厳格・公正な成績評価のための取

り組みを進めた。EAP コースでは教員マニュアルを充実させ,

成績評価のしかたを確認できる体制を構築した。

国際基幹教育院 国際教育部門

4

従来からの FD 活動をしっかり継続し,シラバス,成績評価

基準,教育内容等において改善を図った。特に今年度は,ル

ーブリック化に向け成績評価基準の見直しを行い,さらに令

和元年からの新業務に備えた授業内容の見直し及びそのため

の研修会開催など,様々な FD 活動を行った。 国際基幹教育院

高等教育開発・支援部門 4 FD 活動は十分に定着しており,外部への発信も行なってい

る。今後は,教育の質の保証に踏み込むことが望まれる。

総合メディア基盤センター 3

総合メディア基盤センターの活動についての調査項目として

多くは記載しにくい項目である。記載できるものについては

当初の計画に沿って行うことができたので,おおむね評価で

きるとした。

国際機構 4

従来からの FD 活動を着実に継続し,シラバス,成績評価基

準,教育内容等において改善を図った。特に今年度は,ルー

ブリック化に向け成績評価基準の見直しを行い,さらに令和

元年からの新業務に備えた授業内容の見直し及びそのための

研修会開催など,様々な FD 活動を行った。

74

3 各部局等の BSD活動

75

3-1 照会事項1 BSD研修会の実施状況

部局 実施

回数 名称 内容

参加人数

(概数) 備考

学生部

(学務課)

6

平成 30年度北陸地区部

課長研究会

学生指導(学生支援を含む)業務の充実

発展を図るために,当面する諸問題につ

いて協議検討し,併せて学生指導に関す

る研究を行う。

1 名 研修会全体

25 名

平成 30年度東海・北陸地

区学生指導研修会

学生指導業務を適正かつ円滑に処理する

ために必要な基本的知識等を習得するこ

とにより,学生指導職員としての資質の

向上を図る。

4 名 研修会全体

71 名

平成 30 年度東海・北陸・

近畿地区学生指導研修会

北陸地区研修会

学生指導業務を適正かつ円滑に処理する

ために必要な基本的知識等を習得するこ

とにより,学生指導職員としての資質の

向上を図る。

2 名 研修会全体 20 名

(学生支援課) 自殺防止のための研修会

ゲートキーパーとして自殺の危険を抱え

た人に気づき,適切にかかわることがで

きるようになることを目的に実施。

47 名

講師:愛知教育

大学健康支援

センター田中

生雅教授

(基幹教育

支援課) 学生相談担当者研修会

なんでも相談室の基本方針,ハラスメン

ト相談への対応,共通教育のカリキュラ

ムや履修登録の方法等の説明や学生から

相談を受ける時の基本的な態度について

参加者同士でのロールプレイを実施し

た。

33 名

(入試課) 2018 年度構造化面接研

令和 3 年度入試から導入される新特別入

試を全学で実施するため及び入学者選抜

をより向上させるため,入学試験の面接

員となる教員を主な対象として,面接実

施の基礎的な知識及び質問の方法等を習

得させることを目的に研修会を開催。

35 名

人間社会系

事務部

学生課

2

講演:文系大学院生の進

路・就職について

文系大学院生の就職活動の状況及び志望

先との接点の模索等について紹介,説明。 15 名

参加者内訳(学

生 10 名,教員

2名,職員3名)

研修会:留学生の指導に

ついて

留学生の現状に関する情報共有,各種ト

ラブルとその対処方法等。 24 名

参加者内訳(教

員 21 名,職員

3 名)

理工系事務部

学生課 1

理工学域・自然科学研究

科 第 11 回 FD シンポジ

ウム

教職員を対象とし,「国際化する学生指

導」をメインテーマとした講演及びワー

クショップを実施。

98 名

ほか総合技術

部及び理工系

事務部学生課

職員 6名出席

医薬保健系

事務部

保健学支援課

2

第 1 回 FD 研修会 保健学系・津田朗子教授(演題:ハラス

メント防止研修会~ハラスメント予防す

るコミュニティをつくるために~)

2 名

第 2 回 FD 研修会(つる

まセミナー共同企画) 保健学系・川井惠一教授(演題:保健学

研究統合部門について) 2 名

保健学系科研

費獲得等研究

活性化推進委

員会

国際部

留学企画課 6

国立大学法人留学生セン

ター等留学生指導担当研

究協議会

留学生受け入れ政策をめぐる現状と今後

の課題等説明 1 名 東京大学主催

大学国際交流・管理者向

け危機管理セミナー

大学国際交流・管理者向け危機管理の概

要 1 名 日本アイラッ

ク主催

留学生事業に関する業務

等説明会 留学生事業に関する業務全般について説

明 2 名 文部科学省主

平成30年度第2回国立大

学法人留学生指導研究協留学生活の多面的な支援について協議 1 名 大阪大学主催

76

3-1 照会事項1 BSD研修会の実施状況

部局 実施

回数 名称 内容

参加人数

(概数) 備考

議会 国際機構 FD 研修会「フ

ァーストステップを始め

とする受け入れ・派遣プ

ログラムのカリキュラム

デザイン-大阪大学の事

例紹介-」

留学生受入れ・派遣プログラムのデザイ

ン等について他大学の事例研究 6 名 本学国際機構

主催

留学帰国生の就職活動支

援研修 留学帰国生の就職活動支援の概要 1 名

スタディアブ

ロードファウ

ンデーション

日本事務局主

77

3-1 照会事項1 BSD研修会の実施状況

(参考)

名称 内容 参加人数

(概数) 備考

事務局

平成 30 年度国立大学法人金

沢大学初任者研修

事務・技術系の初任職員に対して,本学の基本的

事項について講義,見学体験等の多様なプログラ

ムを提供し,「金沢大学職員」としての基礎的な

能力を身につけさせることにより,今後の大学事

務執行の円滑化を図る。

13 名

平成 30 年度北陸地区国立大

学法人等初任者研修

新たに採用された事務系・技術系職員に対し,国

立大学法人等事務に関する基礎的知識を修得さ

せ,事務能率の増進を図ることを目的とする。

13 名

文章作成力研修(基礎編)

役所の重要な業務である文章の作成について,県

民に分かりやすく,かつ,適切な文書を作成する

ための着眼点,組み立て方や効果的な表現方法を

習得する。

2 名 石川県

政策形成研修

多様な行政需要へ適切に対応するために必要な,

問題を深く考察し,新たな視点や柔軟な発想によ

って政策案を企画,これを効果的に提案していく

能力を養成する。

1 名 石川県

情報システム統一研修(平成

30 年度第 1/四半期)情報シス

テム入門(共通キャリア・ス

キルフレームワーク レベル

1)

職員が最低限備えておくべき,情報技術に関する

基礎的な事項を習得する。 1 名 総務省

情報システム統一研修(平成

30 年度第 1/四半期)データ分

析技法(マクロ・VBA の基礎)

行政施策の企画・立案・評価を支援するため,

Excel のマクロ機能や VBA を利用することで,

定型業務をより効率的に行うための知識・手法を

習得する。

1 名 総務省

情報システム統一研修(平成

30 年度第 1/四半期) Excel VBA を活用した業務効

率化(法令協議連絡調整事務

編)

行政施策の企画・立案・評価を支援するため,法

令協議連絡調整業務の効率化を例として,Excel及び Excel VBA の活用方法を学び,業務効率化

のための知識・手法を習得する。

1 名 総務省

情報システム統一研修(平成

30 年度第 1/四半期)

電子政府実現に向けた取組み等情報システムの

プロジェクトに携わる職員に必要な基礎知識を

習得する。

1 名 総務省

情報システム統一研修(平成

30 年度第 1/四半期) セキュリティマネジメントを中心とした情報セ

キュリティの知識や技術を習得する。 1 名 総務省

第 19 回国公私立大学医学

部・歯学部教務事務職員研修

医学・歯学教育の改革がこれまでにないスピード

で行われている現状を踏まえて,医学・歯学教育

に関する現状と教務事務に関する理解を深め,医

学部・歯学部の教務事務職員としての資質の向上

を図るとともに,各国公私立大学における円滑な

教務事務の進展に寄与することを目的とする。

1 名 岐阜大学

仕事効率化研修

組織における業務の役割を理解し,個人として果

たすべき役割やできることを知り,時間生産性を

職場全体で向上させる業務改善方法を習得する。

6 名 石川県

平成 30 年度国立大学法人等

部課長級研修

国立大学法人等の部長級,課長級職員を対象に,

大学運営の基本的知識の修得と幹部職員として

の能力の向上を図る。

2 名 国立大学協会

平成 30 年度東海・北陸地区

国立大学法人等技術職員合

同研修(生物・生命コース)

東海・北陸地区の国立大学法人等の技術職員に対

し,その職務遂行に必要な基本的,一般的知識及

び専門的知識,技術等を修得させ,技術職員とし

ての資質の向上を図るとともに技術職員相互の

交流に寄与することを目的とする。

1 名

国立大学協会及び

北陸地区国立大学

法人等の共催

78

3-1 照会事項1 BSD研修会の実施状況

名称 内容 参加人数

(概数) 備考

平成 30 年度異業種交流研修

多様な分野や立場で勤務する受講者が,グループ

討議等を通じ,各々が直面している課題や組織の

枠を超えた発想を共有することにより,新たな人

的ネットワークや地域資源の活用を構築するこ

とをめざす。

1 名 金沢市

行政クレーム対応研修

行政クレームへの対処法を学ぶとともに,円滑な

県民対応に資するコミュニケーション能力の向

上を図る。 8 名 石川県

文章作成力研修(基礎編)

役所の重要な業務である文章の作成について,県

民に分かりやすく,かつ,適切な文書を作成する

ための着眼点,組み立て方や効果的な表現方法を

習得する。

5 名 石川県

平成 30 年度金沢大学職員ビ

ジネス英語研修

平成 26 年度に採択された「スーパーグローバル

大学創成支援事業」の一環として,本学における

教育研究の国際化・グローバル化に対応するため

の事務職員の英語力強化(英検 2 級(TOEIC600点)以上)を目指し,さらに,本学が海外展開し

ていくために求められる国際対応力を備えた事

務職員の養成を図る。

35 名

説明力向上研修(スピーチ

編)

TPO をわきまえた会話術や聞き手を引き付ける

表現方法を身に付け,相手に説明する話し方の基

礎を習得する。 4 名

石川県自治研修セ

ンター

情報システム統一研修(平成

30 年度 第 2/四半期) 第 5 回

情報システム新任者

各府省の橋渡し人材の育成及び一般職員の情報

リテラシー向上等を目的とする。 1 名 総務省

第 8 回 国立六大学事務職員

研修会

千葉大学,新潟大学,金沢大学,岡山大学,長崎

大学及び熊本大学の国立六大学の事務職員が,国

立六大学連携コンソーシアムの趣旨を踏まえ,そ

の具体的な連携・協力の推進や,大学間の垣根を

越えた職員同士のネットワークの構築などを目

的とする。

5 名 新潟大学

平成 30 年度東海・北陸地区

国立大学法人等会計事務職

員研修

東海・北陸地区国立大学法人等の事務職員に対し

て,国立大学法人会計基準等に関する知識を習得

させ,かつ,国立大学法人等職員として必要とな

る見識を研修することにより,各職員の資質の向

上を図ることを目的とする。

9 名 富山大学

第 56 回政府関係法人会計事

務職員研修

政府関係法人の会計事務に従事する職員に対し,

予算決算及び会計事務に関する必要な知識を修

得させることを目的とする。

1 名 文部科学省

平成 30 年度国立大学法人金

沢大学主任研修(民間派遣)

金沢大学の事務職員及び技術職員に対して,従来

の思考や慣行にとらわれずに,幅広い視野や柔軟

な発想で主体的に大学改革や業務改革等にあた

る能力を育成するため,職員を民間企業に派遣し

て,機動的・能率的な業務の進め方や発想方法等

を理解させることを目的とする。

8 名 北國銀行

平成 30 年度北陸地区国立大

学法人等新任係長・専門職員

研修

北陸地区国立大学法人等の係長・専門職員として

の心構え及び職務遂行に必要な基本的,一般的知

識を修得させるとともに,係長・専門職員として

の能力及び識見を確立させ,国立大学法人等の管

理運営の重要な担い手としての資質向上を図る

ことを目的とする。

10 名 福井大学

平成 30年度北陸地区国立大

学法人等中堅職員研修

北陸地区国立大学法人等の中堅職員に対し,役割

認識と職務に必要な知識及び能力を付与するこ

とにより,職務遂行能力の増進を図ることを目的

14 名

79

3-1 照会事項1 BSD研修会の実施状況

名称 内容 参加人数

(概数) 備考

とする。

文書作成力研修(応用編) 読み手にとって明快で分かりやすい文書作成の

基準や心得などを習得し,事例と演習を通して文

章表現力の向上を図る。 3 名 石川県

平成 30 年度北陸地区国立大

学法人等リーダーシップ研

北陸地区の国立大学法人,独立行政法人国立高等

専門学校機構及び独立行政法人国立青少年教育

振興機構の機関の管理職員に対し,立場と役割を

認識し,能力及び識見を確立させ,職員としての

資質向上を図ることを目的とする。

9 名 富山大学

平成 30年度国立大学病院医

事系事務職員初期研修会

国立大学病院に初めて勤務する医事系職員に対

して,病院事務の基幹の一つである診療報酬に関

する知識と実務を備えさせる。

1 名

全国国立大学病院

事務部長会議

一般社団法人国立

大学附属病院長会

議事務局

平成 30年度 大学病院等患者

相談担当者研修会

各大学病院等で実際に患者相談に従事する者を

中心に,患者・家族支援を目的とした医療対話推

進業務のみならず,苦情や暴言・暴力への対応を

含めた,より広義の患者対応スキルの習得を目的

とする。

1 名 全国国立大学病院

事務部長会議

平成 30年度北陸地区国立大

学法人等人事労務研修

北陸地区国立大学法人等の職員に,労働基準法等

人事労務に必要な知識を習得・理解させることを

目的とする。

3 名 北陸先端科学技

術大学院大学

説明力向上研修(実践編)

県民や上司などに対して,正確で分かりやすく説

明するために必要なスキルやコツなどを実践的

な演習を通して習得する。

3 名 石川県

平成 30年度国立大学法人等

若手職員勉強会

国立大学法人等の継続的な発展に貢献する若手

職員の力量向上。 2 名

一般社団法人国立

大学協会

データの見方・活かし方研修 ビッグデータをはじめとする統計データ等を理

解・分析する力を養い,その活用方法を習得する。 1 名 石川県

平成 30年度国立大学病院事

務専門研修

国立大学病院において,部下の育成及び指導・監

督する立場にある者に対し,中間管理職としての

資質の向上を目指し,職場の問題を解決するため

の思考法及び上司・同僚・部下・後輩,その他の

関係者を巻き込み成果を上げるために必要なリ

ーダーシップを習得することを目的とする。

1 名

全国国立大学病院

事務部長会議

一般社団法人国立

大学附属病院長会

議事務局

図解表現力向上研修

「図解で考え表現する」ことの有効性を学び,「誰

からも分かりやすい」「誰もが納得する」資料の

作成技術を習得する。

4 名 石川県

メンタル力向上研修

心の調節力を高め,職務遂行上の適度なストレス

と上手に付き合うための知恵を学び,生き生きと

活動するためのセルフケアの向上を図る。

5 名 石川県

80

3-2 照会事項2 その他の活動状況

[学生部]

平成 31 年 3 月に対応が必要な事象があったため,学生 2 人に対応した個別の対策チーム

会議をそれぞれ開催した。(学生支援課) 平成 31 年 1 月 8 日「平成 31 年度金沢大学入学者選抜試験事務担当者打合せ会」を開催し,

入試担当者 49 名が参加した。(入試課)

[人間社会系事務部学生課]

特になし。

[理工系事務部学生課]

平成 30 年 11 月 22 日開催「自殺防止のための研修会」(主催:教育企画会議)に理工系事 務部学生課から担当職員 1 名が出席し,学生の自殺防止対策について学んだ。

[医薬保健系事務部学生課]

医学類 FD 研修会(国際認証関係)を教員とともに受講している。

[医薬保健系事務部薬学・がん研支援課] 当課独自での BSD 活動は実施していないものの,必要に応じて総務部職員課や学生部等の

主催する BSD に参加する形をとっているほか,「研修」という形式にまでは至らないものの,

各自 OJT で専門家らにその都度アドバイスを求め,その内容を業務の参考とし,部署内での

共有に努めている。

[医薬保健系事務部保健学支援課]

特になし。 [国際機構支援室]

特になし。

81

3-3 照会事項3 自己評価及び総評

自己評価及び総評

評価 4:大いに評価できる, 3:概ね評価できる, 2:あまり評価できない, 1:ほとんど評価できない

部局名 自己 評価

総評

学生部 学務課

3 外部機関が主催する研修会に参加した。直面の課題や必要な

知識等について,各大学の取組や考え方の意見交換を通して,

本学の対応の参考となる。

学生部 学生支援課

3

対応が必要であることを踏まえ,防止研修会を開催し,啓発

を行うとともに,学内に KUGS サポートネットワーク本部会

議を設け,会議を実施するなど,全学に対してサポート体制

の構築状況を説明した。

学生部 入試課

3

外部機関が主催する研修会に参加するとともに,入学者選抜

試験の事務担当者向けに打合せ会を開催し,入学者選抜業務

全般について理解を深めた。直面の課題や必要な知識等に対

応するために独自に研修会の開催が必要か否か引き続き検討

する。

学生部 基幹教育支援課

3

「学生相談担当者研修会」は,「なんでも相談室」で学生から

の相談を受ける教員を対象に開催しているが,相談員となる

メンバーが毎年変わるため継続した開催が必要と思われる。

次年度も引き続き対象者に向けて実施する予定である。

人間社会系事務部 学生課

2

講演,研修会は大学院生,教員向けであったが,職員にとっ

ても貴重な機会であった。一方,職員の参加が少なかったた

め,引き続き,積極的に参加するよう促し,参加者が増える

よう,時期や周知方法を検討する。

理工系事務部 学生課

3

留学生の増加に伴って発生している文化や言語の違いによる

問題事例やメンタルに問題を抱える学生,自殺念慮の学生に

対して,的確な対応ができるよう積極的に研修を受講し,学

生支援の知識を深めることができた。

医薬保健系事務部 学生課

2 地区事務部単体で BSD 活動を実施することは,講師の問題等

もあり難しいため,職員の研修としては,大学全体の研修や

他大学合同研修,外部機関主催の研修に参加している。

医薬保健系事務部 保健学支援課

3

今年度は,FD 研修会を 2 回行い,1 件はコンプライアンスに

関する研修会,もう 1 件は研究力に関する研修会であった。

これらの研修会を通じ,コンプライアンス順守や各教員の研

究力・教育力の推進における取組の認識と理解を深めること

に貢献できた。引き続き定期的に FD 研修会を実施するとと

もに,本学や外部で実施される研修会へ可能な限り参加する。

医薬保健系事務部 薬学・がん研支援課

3

「研修」という形式にまでは至らないものの,各自 OJT で専

門家らにその都度アドバイスを求め,その内容を業務の参考

としており,そうした経験について課内での共有に努めてい

る点は,評価できる。

国際部留学企画課 3

留学生支援を図るため,文部科学省主催の「留学生事業に関

する業務等説明会」等,外部が主催する担当者説明会や研修

会に積極的に参加したほか,本学教員組織が主催する FD に

も参加した。

82

4 資料編

83

4-1 金沢大学 FD委員会規程

4-1

金沢大学FD委員会規程 (平成 20年 4月 1日規程第 1031号)

(設置) 第 1条 金沢大学教育企画会議に,国立大学法人金沢大学基幹会議規程第 22条第 1項の

規定に基づき,金沢大学FD委員会(以下「委員会」という。)を置く。 (目的)

第 2条 委員会は,本学及び本学の教員が,教育の質的向上を図るために組織的に取り

組む活動を推進する事項について審議することを目的とする。

(審議事項) 第 3条 委員会は,次に掲げる事項を審議する。

(1) 教育方法等の調査・検討に関すること。

(2) 研修会等の実施に関すること。

(3) 各部局が実施する活動への支援に関すること。

(4) その他全学的な連絡・調整に関すること。

(組織)第 4条 委員会は,次の各号に掲げる委員をもって組織する。

(1) 教育担当理事が指名する学長補佐 1人

(2) 各学域を担当する教員から選出された者 各 2人

(3) 各研究科を担当する教員から選出された者 各 1人

(4) 国際基幹教育院に所属する教員から選出された者 2人(うち 1人は高等教育開

発・支援系から選出する。)

(5) 学生部長

(6) その他委員長が必要と認めた者 若干人

(任期)第 5条 前条第 1号から第 4号及び第 6号の委員の任期は 1年とし,再任を妨げない。 2 前項の委員に欠員が生じた場合の補欠の委員の任期は,前任者の残任期間とする。

(委員長) 第 6条 委員会に委員長を置き,第 4条第 1号の委員をもって充てる。 2 委員長は,委員会の会議を招集し,その議長となる。 3 委員長に事故があるときは,委員長があらかじめ指名した委員がその職務を代行する。

(会議) 第 7条 会議は,委員の過半数が出席しなければ開くことができない。 2 議事は,出席した委員の過半数をもって決し,可否同数のときは,議長の決するとこ

ろによる。

(委員以外の者の出席)

84

4-1 金沢大学 FD委員会規程

第 8条 委員長は,必要があると認めたときは,委員以外の者を会議に出席させ,意見

を聴くことができる。

(ワーキンググループ等) 第 9条 委員会に,専門的事項を審議するため,ワーキンググループ等必要な下部組織

を置くことができる。

(事務) 第 10条 委員会の事務は,学生部学務課において処理する。

(雑則) 第 11条 この規程に定めるもののほか,委員会の運営に関し必要な事項は,委員会が別

に定める。

附 則

この規程は,平成 20年 4月 1日から施行する。

附 則

この規程は,平成 26年 4月 1日から施行する。

附 則

この規程は,平成 26年 4月 1日から施行する。

附 則

この規程は,平成 28年 4月 1日から施行する。

附 則

この規程は,平成 29年 4月 1日から施行する。

85

4-2 金沢大学における FD活動指針

4-2 金沢大学におけるFD活動指針

平成21年3月9日 FD委員会承認

平成21年4月10日 教育企画会議承認

平成26年9月12日 教育企画会議改正

平成28年7月26日 FD委員会改正

平成29年3月10日 教育企画会議改正

本学は、社会の信頼に応える学士課程並びに大学院課程教育を実現するために、社会的要請

に的確に対応し、本学が掲げる教育研究上の目的に根ざした人間を育成することができるよう

に、質の高い教育を実施する責務を負っている。

金沢大学学則第3条において、本学は、教育水準の向上を図り、本学の目的及び社会的使命

を達成するため、自ら授業の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研究を行うこ

とを定めている。もとより、授業の内容及び方法の改善は、各教員や部局等において地道に積

み重ねられてきたものであるが、今後は、それらの改善に向けての取組みを、計画・実践・評

価・改善のサイクルの中に位置づけ、より組織的かつ継続的に行うことにより、実質的な改善

へと繋げていかなければならない。

本指針に基づき、本学のFD及びSD活動がますます活発となり、一層本学の教育の質の向

上及び学生支援の推進に繋がることを期待する。

(目的)

第1 この指針は、金沢大学におけるFD及びSD活動についての基本的事項を定め、授業の

内容や方法の改善、教職員による様々な学生支援及びそのための研究・教育に関する研修

についての取組みを明らかにすることにより、本学の教職員及び部局等のFD及びSD活

動を推進し、もって教育の質の向上を図り、学生支援の円滑な遂行を図ることを目的とす

る。

(定義)

第2 この指針において、「FD」(ファカルティ・ディベロップメント)とは、授業の内容・

方法の改善等による教育の質の向上並びに学生の心身の保護とキャリア形成を促進する等

の学生支援を図るための教員及び部局等の研究、研修等の自発的取組みをいう。

2 この指針において、「SD」(スタッフ・ディベロップメント)とは、教育研究活動等の

適切かつ効率的な運営を図るために必要な知識及び技能の習得並びに能力及び資質の向上

を図るための教職員の研修等の自発的取組みをいう。

3 この指針において、「BSD(バックアップ・スタッフ・ディベロップメント)」とは、

SD活動のうち、教員のFD活動を支援すること、学生の心身の健康を保護すること、及

びキャリア形成を促進する等の学生支援を図るための職員の研修等の自発的取組みをいう。 4 この指針において、「教職員」とは、本学の常勤及び非常勤の教職員をいう。

86

4-2 金沢大学における FD活動指針

5 この指針において、「部局等」とは、教職員個人を除き、学域・学類(学部及び学科が

ある場合はそれを含む。)・研究科・センター等、FD活動に関して、組織的取組みを実施

する主体をいう。

(教職員及び部局等の責務)

第3 本学の教員は、金沢大学学則第3条(自己点検評価及び研修等)及び金沢大学大学院学

則第21条(授業の方法等)に基づき、個人として、積極的にFD活動に取り組むととも

に、職務上必要に応じて、SD活動に取り組む。

2 本学の職員は、職務上必要に応じて、SD活動に取り組む。

3 部局等は、教員のFD活動を促進するために、組織的に授業の内容・方法の改善及び学

生支援のための取組みや研修の計画を策定するとともに、その実施内容等を点検し、報告

書を毎年度作成する。

(FD委員会の業務)

第4 FD委員会は、金沢大学FD委員会規程第3条に基づき、本学におけるFD及びBSD

活動並びに本指針に関する事項を審議する。

2 FD委員会は、全学におけるFD活動に関する状況等を把握するとともに、それらの情

報が全学的に共有されるよう努める。

3 FD委員会は、部局等の作成した報告書に基づき、当該年度の全学におけるFD活動に

関する報告書(以下、「年度報告書」という。)を作成し、それを教育企画会議に報告する。

(FD委員会委員長による改善の措置等)

第5 FD委員会委員長は、部局等のFD活動の改善に必要と認めた場合、FD委員会の議に

基づいて、改善のための適切な措置等を講ずるとともに、それを教育企画会議に報告する。

(年度報告書の公開)

第6 FD委員会委員長は、年度報告書を公表する。

(部局等の改善に向けての取組み)

第7 部局等は、自らFD活動の実施に努めるとともに、その活動内容等について、継続的に

改善に努める。

2 部局等は、優れたFD活動を行っている教員への表彰や、研修会参加についての証明書

発行等の、FD活動推進のための取組みを行うことができる。

(FD活動等への支援)

第8 国際基幹教育院高等教育開発・支援部門は、FD及びBSD活動に対して、必要な支援

を行う。

87

4-3 金沢大学履修規程

4-3 金沢大学履修規程 (平成 20年 4月 1日規程第 1079号)

(趣旨)

第 1条 この規程は,金沢大学学則第 49条第 3項の規定に基づき,授業科目の履修につ

いて必要な事項を定めるものとする。

(授業科目と履修方法)

第 2条 授業科目は,共通教育科目(「金沢大学<グローバル>スタンダード」を基軸と

した,学士課程教育の基盤をなす授業科目をいう。)及び専門教育科目(学域に係る専門

の学芸を教授することを目的とする授業科目をいう。)に区分する。

2 履修方法については,国際基幹教育院及び各学域において別に定める。

第 3条 共通教育科目は,「導入科目」,「GS科目」,「GS言語科目」,「基礎科

目」,「初習言語科目」及び「自由履修科目」に区分する。

2 専門教育科目は,「学域GS科目」,「学域GS言語科目」,「専門基礎科目」及び

「専門科目」に区分する。

(基幹教育特設プログラム)

第 4条 特定の分野の学習を目的として,共通教育科目及び各学類が提供する専門教育科

目から編成する教育プログラム(以下「基幹教育特設プログラム」という。)を開設し,

その学習成果を認定することができるものとする。

2 基幹教育特設プログラムにおいて,所定の単位を修得した者には,共通教育委員会の

議を経て,国際基幹教育院長が修了を認定する。

3 前 2項の教育課程等については,国際基幹教育院において別に定める。

(副専攻)

第 5条 学生が所属する学域,学類並びにコース及び専攻に係る分野以外の分野又は課題

に関する教育課程(以下「副専攻」という。)を開設し,その学習成果を認定することが

できるものとする。

2 副専攻において,所定の単位を修得した者には,当該学生が所属する学域の教育研究

会議の議を経て,学域長が修了を認定する。

3 前 2項の教育課程等については,各学域において別に定める。

(教育職員免許状の取得に関する授業科目)

第 6条 教育職員免許状を取得しようとする者は,別に定める「教職に関する科目」,

「教科に関する科目」,「教科又は教職に関する科目」及び「特別支援教育に関する

科目」の単位を修得しなければならない。

(受講者の抽選・選抜)

第 7条 一部の授業科目については,選抜試験又は抽選等で受講者を選定することがある。

88

4-3 金沢大学履修規程

2 前項の授業科目及び受講者の適正人数は,国際基幹教育院及び各学域において指示す

るものとする。

(履修手続)

第 8条 学生は,履修を希望する授業科目について,別に定める履修登録期間に履修登録

手続により学域長に願い出,許可を受けなければならない。

2 学生は,履修登録期間後に履修を希望する授業科目の確認を行い,変更する場合は確

認・変更期間内に手続を行わなければならない。

3 履修登録手続をしていない授業科目については,履修することができない。履修登録

手続に不備又は誤りがあった場合も同様とする。

4 やむを得ない理由により,所定の期間内に履修登録手続を行うことができない場合は,

その理由を付して学域長に届け出なければならない。

(履修登録の制限)

第 9条 各学期又は各クォーターに履修登録できる単位数の上限は,各学域で別に定める。

(履修許可の取消し)

第 10条 履修を許可された後においても,本規程に違反して履修登録したことが判明し

た場合には履修の許可を取り消すことがある。

(単位認定対象資格)

第 11条 次に掲げる各号のいずれかに該当する学生は,単位認定を受ける資格がないも

のとする。

(1) 当該授業科目の履修登録をしていない者

(2) 授業出席回数が国際基幹教育院及び各学域で定める出席すべき授業回数に満たな

い者

(3) 休学及び停学中の者

(不正行為)

第 12条 試験等における不正行為については,金沢大学学生懲戒規程の定めるところに

よる。

(単位確定時期)

第 13条 単位確定の時期は,次の各号に掲げる時期とする。

(1) 前期開講授業科目は,9月末日とし,後期開講授業科目は,3月末日とする。

(2) 前号の規定にかかわらず,卒業者については学位授与の日をもって単位確定の時

期とする。

(成績の評価)

第 14条 授業科目の成績は,次の各号に掲げる基準によるものとする。

評語 英訳(証明書)評語 判定 学修達成度

(1) S AA 合格 90%以上

(2) A A 合格 80%以上 90%未満

89

4-3 金沢大学履修規程

(3) B B 合格 70%以上 80%未満

(4) C C 合格 60%以上 70%未満

(5) 合 P:Pass 合格 60%以上

(6) 認定 CF:Certify 合格 60%以上

(7) 不可 不合格 60%未満

(8) 否 不合格 60%未満

(9) 放棄 不合格

2 「合」及び「否」の評語は,一定水準の成績達成を目的とした授業科目において使用

するものとする。

3 「認定」の評語は,本学の開講科目以外の授業科目及び外部試験等の結果により,評

価する授業科目において使用するものとする。ただし,単位互換協定書その他により

定めがある場合は,この限りでない。

4 単位認定を保留とする場合の基準及び保留後の成績評価方法については,国際基幹教

育院及び各学域において別に定める。

5 成績通知表には,第 1項の評語を用いる。

6 成績証明書には,判定が合格となった授業科目のみ記載し,第 1項の評語を用いる。

ただし,認定は「認」と表示する。

(総合成績評価)

第 15条 前条の成績の評価に対して次の各号に掲げるグレード・ポイント(以下「GP」と

いう。)を設定し,不合格の授業科目を含めて,履修科目のグレード・ポイントの平均

(グレード・ポイント・アベレージ(以下「GPA」という。)を算出し,総合成績評価を行

う。

評語 GP

(1) S 4点

(2) A 3点

(3) B 2点

(4) C 1点

(5) 合 対象外

(6) 認定 対象外

(7) 不可 0点

(8) 否 対象外

(9) 放棄 0点

2 単位認定が保留となった授業科目の GPは,0点とする。

3 GPAを算出する基準は,次のとおりとする。

GPA=(授業科目で得た GP×その授業科目の単位数)の総和/(履修登録した授業科目

の単位数の総和)

90

4-3 金沢大学履修規程

4 成績証明書には,GPAは明記しない。

5 GPAにおける保留授業科目は,履修登録した授業科目の単位数の総和に含める。

6 再履修の取扱いについては,国際基幹教育院及び各学域において別に定める。

7 GPA対象外授業科目は,次のとおりとする。

(1) 共通教育科目

「導入科目」,「いしかわシティカレッジの他大学提供科目」,「放送大学の授

業科目」,「入学前の既修得単位を認定した授業科目」及び「外部試験によって

「認定」の評語で単位認定した授業科目」

(2) 前号以外の共通教育科目については,各学域において別に定める。

(3) 専門教育科目については,各学域において別に定める。

(成績評価の疑義申し立て)

第 16条 成績の評価に対する疑義申し立てについては,「成績評価への疑義申し出に対

する対応についての申し合わせ」による。

附 則

この規程は,平成 20年 4月 1日から施行し,平成 20年度入学者から適用する。

附 則

この規程は,平成 21年 4月 1日から施行し,平成 21年度入学者から適用する。

附 則

この規程は,平成 23年 4月 1日から施行する。

附 則

この規程は,平成 26年 4月 1日から施行する。

附 則

1 この規程は,平成 28年 4月 1日から施行し,平成 28年度入学生から適用する。

2 平成 28年 3月 31日に在学する者については,なお従前の例による。ただし,第 4条

第 2項に定める共通教育特設プログラムの修了認定は,国際基幹教育院長が行うもの

とする。

91

4-4 金沢大学シラバス様式

○○学域 ○○学類

授業科目名[英文名] / Course Title担当教員名[ローマ字表記] / Instructor科目ナンバー / Numbering Code時間割番号 /  科目区分 / Course Number Category講義形態 /  対象学生 / Lecture Form Assigned Year適正人数 /  開講学期 / Class Size Semester曜日・時限 /  単位数 / Day ・Period Creditキーワード /Keywords

※成績評価:

特記事項 / Special note

履修条件 / Prerequisites

適正人数と受講者の調整方法 / Method for adjusting class size

関連科目 / Related Courses

カリキュラムの中の位置づけ(関連科目、履修条件等) / Relations with the Other Courses in the Curriculum

テキスト・教材・参考書等 / Teaching Materials

その他履修上の注意事項や学習上の助言 / Others

オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等) / Consultation Time

授業の目標 / Objective

学生の学習目標 / Learning Outcomes

授業の概要 / Outline

評価の割合 / Grading Criteria

「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)

次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。

「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、

「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、

授業の主題 / Topic

金沢大学シラバス様式

評価の方法 / Grading Method

92

4-4

4-5 平成30年度金沢大学FD委員会名簿

事務担当:学生部学務課教務係

任期H30.4.1~H31.3.31

部 局 等 職 名 氏 名 電 話 連絡先メールアドレス 備考

委員長 学長補佐 森 雅秀 5313 [email protected]教育担当理事が指名する学長補佐

委 員 人間社会学域 教授 小林 宏明 5513 [email protected]

委 員 人間社会学域 教授 寒河江 雅彦 5439 [email protected]

委 員 理工学域 教授 水野 元博 5686 [email protected]

委 員 理工学域 教授 秋田 純一 4864 [email protected]

委 員 医薬保健学域 教授 吉田 栄人 4463 [email protected]

委 員 医薬保健学域 教授 大桑 麻由美 2573 [email protected]

委 員 人間社会環境研究科 教授 清水 邦彦 5835 [email protected]

委 員 法務研究科 准教授 宮本 誠子 5379 [email protected]

委 員 自然科学研究科 教授 五十嵐 心一 6364 [email protected]

委 員 医薬保健学総合研究科 教授 塚 正彦 2222 [email protected]

委 員 先進予防医学研究科 教授 田嶋 敦 2715 [email protected]

委 員 新学術創成研究科 准教授 小川 数馬 4460 [email protected]

委 員 教職実践研究科 教授 松本 謙一 5407 [email protected]

委 員 国際基幹教育院 教授 西山 宣昭 5862 [email protected]

委 員 国際基幹教育院 准教授 河内 幾帆 5811 [email protected]

委 員 事務局学生部 学生部長 西尾 茂 5151 [email protected] 職名指定

平成30年度 FD委員会

各学域を担当する教員から選出された者各2人

各研究科を担当する教員から選出された者 各1人

国際基幹教育院に所属する教員から選出された者 2人(うち1人は高等教育開発・支援系から選出する。)

93

4-5 

表紙の写真は,平成30年度に実施した

『輝く金沢大学フォトコンテスト』の

作品からピックアップしたものです。

平成30年度

金沢大学における FD 活動に関する報告書

令和元年10月発行

編集・発行 金沢大学 FD 委員会

〒920-1192 金沢市角間町

℡:076-264-5155(学生部学務課)