Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題...

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Corporate Report 2016

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Page 1: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

Contents

Corporate Report 2016

トップメッセージ

マルハンの歩み

会社概要

マルハンイズム

重点課題❶お客様との関わり

重点課題❷地域社会との関わり

重点課題❸環境との関わり

重点課題❹お取引先との関わり

重点課題❺従業員との関わり

ダイバーシティへの取り組み

重点課題❻依存問題との関わり

組織統治

代表者経歴

主要財務情報

全店舗網

P.1

P.3

P.4

P.6

P.9

P.11

P.13

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特集

Page 2: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

トップメッセージ

代表取締役社長

人 生 にヨロコビを 。1957年、株式会社マルハンは夢・希望・ロマンを持って創業しました。京都の田舎町に開

店した名曲喫茶を始まりとして、マルハンが積み重ねてきた59年の歴史には、数々の苦難

と努力がありました。マルハンが新卒採用をスタートした25年前のパチンコ業界はサービ

ス業と呼ぶには程遠いもので、「接客」の概念すら存在していない時代でした。「パチンコは

サービス業である」という思いのもと「業界を変える」挑戦はスタートしました。現在のマル

ハンがあるのは、「パチンコはサービス業である」「業界を変える」という思いに共感して入

社してくれた全ての社員と、日々支えてくださるお取引先様、そして何よりご愛顧くださる

お客様によるものと感謝しております。

業界環境の変化により、昨今のパチンコ業界は厳しい環境にさらされていますが、マルハ

ンは今も成長を続けています。パチンコ業のサービスレベルは25年前とは比較にならな

いほど質が高まりましたが、マルハンはこれからも、よりお客様が満足する方法は何かを

考えた「トータルクオリティーサービス」を提供し、世界レベルのエンターテイメント企業を

目指して幅広い挑戦を続けます。そしてマルハンに関わる全ての人たちに、これまで以上

に「マルハンがあって良かった」と言っていただける会社となるため、私たちは社業を通じ

て社会に寄与し、人々の「人生にヨロコビを」提供し続けてまいります。

1 MARUHAN Corporate Report 2016

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トップメッセージ

代表取締役社長

人 生 にヨロコビを 。1957年、株式会社マルハンは夢・希望・ロマンを持って創業しました。京都の田舎町に開

店した名曲喫茶を始まりとして、マルハンが積み重ねてきた59年の歴史には、数々の苦難

と努力がありました。マルハンが新卒採用をスタートした25年前のパチンコ業界はサービ

ス業と呼ぶには程遠いもので、「接客」の概念すら存在していない時代でした。「パチンコは

サービス業である」という思いのもと「業界を変える」挑戦はスタートしました。現在のマル

ハンがあるのは、「パチンコはサービス業である」「業界を変える」という思いに共感して入

社してくれた全ての社員と、日々支えてくださるお取引先様、そして何よりご愛顧くださる

お客様によるものと感謝しております。

業界環境の変化により、昨今のパチンコ業界は厳しい環境にさらされていますが、マルハ

ンは今も成長を続けています。パチンコ業のサービスレベルは25年前とは比較にならな

いほど質が高まりましたが、マルハンはこれからも、よりお客様が満足する方法は何かを

考えた「トータルクオリティーサービス」を提供し、世界レベルのエンターテイメント企業を

目指して幅広い挑戦を続けます。そしてマルハンに関わる全ての人たちに、これまで以上

に「マルハンがあって良かった」と言っていただける会社となるため、私たちは社業を通じ

て社会に寄与し、人々の「人生にヨロコビを」提供し続けてまいります。

2MARUHAN Corporate Report 2016

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マルハンの歩み

1957 /5創業

ボウリングブーム

事業失敗

京都の北端、丹後半島の田舎町 京都府中郡峰山町(現・京都府京丹後市)に名曲喫茶

「るーちぇ」としてマルハンが産声を上げる。この席数24席の小さな喫茶店が、現会長 韓昌祐、弱冠26歳の門出であった。

1958 /4義兄から譲り受けたパチンコ店を「峰山カジノ店」として開業。「目標は神戸にあるような鉄鋼会社。いつか必ず、誰もが知るような一流会社になってみせる」という夢を語り、周囲を驚かせた。

1967 /12ボウリング業界にいち早く可能性を見いだした韓昌祐は、兵庫県豊岡市にボウリング場「豊岡ボウル」オープン。ブームに乗って事業の拡大へと着手した。

1972 /12個人経営から会社組織に変更、峰山町に「西原産業株式会社」を設立。

1973ボウリングブームの終焉とともに経営は悪化の一途をたどり、約60億円(当時)の負債だけが残された。しかし、韓昌祐は「自分を信用してくれた仲間、融資してくれた銀行の方々を裏切ることはできない」とこの苦境に立ち向かった。

1988 /10社名を「株式会社マルハンコーポレーション」に変更。本社を京都市上京区に移転。

1992 /4業界に接客の概念すら存在していない時代、現社長の韓裕を中心に「パチンコはサービス業である」という思いのもと、「業界を変える」という挑戦がスタート。業界の常識を打ち破るサービスマナーモデル店 マルハン草薙アピア店をオープンし、業界に大きな変革を起こす。

郊外型パチンコ店へシフト

業界を変える 売上1兆円達成

マルハンイズムプロジェクト発足

100店舗達成

200店舗達成

300店舗達成

マルハンジャパン銀行設立

1995 /7平成7年7月7日、「接客サービス=おもてなし」を重視したマルハンパチンコタワー渋谷がオープン。日本経済新聞社「1995年優秀先端事業所賞」を受賞するなど各界から高評価を受けた。

1997 /7急成長によって拡大する組織の心を一つにするため、マルハンが目指す姿を確認し合うプロジェクトを立ち上げた。全従業員が延べ550日もの間、膝を突き合わせて議論を重ね、その思いが「マルハンイズム」として制定された。

1999 /10社名を「株式会社マルハン」に変更し、コーポレートシンボルも改新。

2000 /12東京・池袋に映画館 新文芸坐をオープン。

2002 /2パチンコ店100店舗となる、マルハン網走店がグランドオープン。

2005 /1業界初となる売上高1兆円を達成。なお2009年には売上高2兆円を突破。業界2位を倍以上引き離す圧倒的な強さで業界をけん引し続けている。

「チャレンジ2020」を掲げ『開拓者としての新たなる挑戦』を目標に、パチンコ事業の革新、パチンコ事業以外の領域の拡大、CSR活動の拡充を3つの柱に、さらなる飛躍を目指す。

2006 /8パチンコ店200店舗となる、マルハン浜田店がグランドオープン。

2008 /5アセアン地域への優れた銀行サービス提供を目指し、カンボジア(プノンペン)に同国初の日系商業銀行マルハンジャパン銀行(現・サタパナ銀行)をオープン。次いで2013年にはラオス(ヴィエンチャン)にマルハンジャパン銀行ラオスを開業。

Harvest Garden オープン

2012 /4エンターテイメントとしてのパチンコの新しい価値を創造するべく、パチンコをする人もしない人もともに楽しめる場としてデリ&ビュッフェを融合させた複合施設 Harvest Gardenおよびマルハン千葉北店をオープン。

太平洋クラブの経営権を取得

チャレンジ2020の実現へ

2014 /3

2014 /4

太平洋クラブ 御殿場コースをはじめとする17の名門コースを保有するゴルフ場 「太平洋クラブ」の経営権を取得。サービス業としてのノウハウや人材の投入により、新たな価値創造を目指す。

パチンコ店300店舗となる、マルハン赤塚店がグランドオープン。

2020

1975 /12マルハン姫路店・神戸店オープン。借金返済に明け暮れるなか、高度経済成長によるマイカーブームの到来を知り、郊外型パチンコ店事業に舵を切ることで業績回復の一歩を踏み出す。これがパチンコ店「マルハン」誕生の瞬間であった。

創業から59年。業界のリーディングカンパニーから、世界レベルのエンターテイメント企業へ

2016 /4マルハンジャパン銀行が子会社である大手マイクロファイナンス機関 サタパナ社と統合し、新生サタパナ銀行が営業開始。カンボジア全土に160の拠点を持つカンボジア第2位の商業銀行なる。

マルハンパチンコタワー渋谷オープン

2002 /10東京丸の内1丁目に東京本社新設。東京本社・京都本社の2本社制がスタート。

マルハン草薙アピア店

豊岡ボウル場

マルハンパチンコタワー渋谷

マルハン浜田店

マルハン千葉北店

マルハンジャパン銀行本店(現・サタパナ銀行本店)

太平洋クラブ 御殿場コース

京都本社

静清フレンドボウル名曲喫茶「るーちぇ」

西原産業(株)本社

社名を「株式会社マルハン」へ

新文芸坐

マルハン網走店

マルハン赤塚店

サタパナ銀行開業式典

イズムプロジェクト

日本経済新聞

東京本社

3 MARUHAN Corporate Report 2016

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マルハンの歩み

1957 /5創業

ボウリングブーム

事業失敗

京都の北端、丹後半島の田舎町 京都府中郡峰山町(現・京都府京丹後市)に名曲喫茶

「るーちぇ」としてマルハンが産声を上げる。この席数24席の小さな喫茶店が、現会長 韓昌祐、弱冠26歳の門出であった。

1958 /4義兄から譲り受けたパチンコ店を「峰山カジノ店」として開業。「目標は神戸にあるような鉄鋼会社。いつか必ず、誰もが知るような一流会社になってみせる」という夢を語り、周囲を驚かせた。

1967 /12ボウリング業界にいち早く可能性を見いだした韓昌祐は、兵庫県豊岡市にボウリング場「豊岡ボウル」オープン。ブームに乗って事業の拡大へと着手した。

1972 /12個人経営から会社組織に変更、峰山町に「西原産業株式会社」を設立。

1973ボウリングブームの終焉とともに経営は悪化の一途をたどり、約60億円(当時)の負債だけが残された。しかし、韓昌祐は「自分を信用してくれた仲間、融資してくれた銀行の方々を裏切ることはできない」とこの苦境に立ち向かった。

1988 /10社名を「株式会社マルハンコーポレーション」に変更。本社を京都市上京区に移転。

1992 /4業界に接客の概念すら存在していない時代、現社長の韓裕を中心に「パチンコはサービス業である」という思いのもと、「業界を変える」という挑戦がスタート。業界の常識を打ち破るサービスマナーモデル店 マルハン草薙アピア店をオープンし、業界に大きな変革を起こす。

郊外型パチンコ店へシフト

業界を変える 売上1兆円達成

マルハンイズムプロジェクト発足

100店舗達成

200店舗達成

300店舗達成

マルハンジャパン銀行設立

1995 /7平成7年7月7日、「接客サービス=おもてなし」を重視したマルハンパチンコタワー渋谷がオープン。日本経済新聞社「1995年優秀先端事業所賞」を受賞するなど各界から高評価を受けた。

1997 /7急成長によって拡大する組織の心を一つにするため、マルハンが目指す姿を確認し合うプロジェクトを立ち上げた。全従業員が延べ550日もの間、膝を突き合わせて議論を重ね、その思いが「マルハンイズム」として制定された。

1999 /10社名を「株式会社マルハン」に変更し、コーポレートシンボルも改新。

2000 /12東京・池袋に映画館 新文芸坐をオープン。

2002 /2パチンコ店100店舗となる、マルハン網走店がグランドオープン。

2005 /1業界初となる売上高1兆円を達成。なお2009年には売上高2兆円を突破。業界2位を倍以上引き離す圧倒的な強さで業界をけん引し続けている。

「チャレンジ2020」を掲げ『開拓者としての新たなる挑戦』を目標に、パチンコ事業の革新、パチンコ事業以外の領域の拡大、CSR活動の拡充を3つの柱に、さらなる飛躍を目指す。

2006 /8パチンコ店200店舗となる、マルハン浜田店がグランドオープン。

2008 /5アセアン地域への優れた銀行サービス提供を目指し、カンボジア(プノンペン)に同国初の日系商業銀行マルハンジャパン銀行(現・サタパナ銀行)をオープン。次いで2013年にはラオス(ヴィエンチャン)にマルハンジャパン銀行ラオスを開業。

Harvest Garden オープン

2012 /4エンターテイメントとしてのパチンコの新しい価値を創造するべく、パチンコをする人もしない人もともに楽しめる場としてデリ&ビュッフェを融合させた複合施設 Harvest Gardenおよびマルハン千葉北店をオープン。

太平洋クラブの経営権を取得

チャレンジ2020の実現へ

2014 /3

2014 /4

太平洋クラブ 御殿場コースをはじめとする17の名門コースを保有するゴルフ場 「太平洋クラブ」の経営権を取得。サービス業としてのノウハウや人材の投入により、新たな価値創造を目指す。

パチンコ店300店舗となる、マルハン赤塚店がグランドオープン。

2020

1975 /12マルハン姫路店・神戸店オープン。借金返済に明け暮れるなか、高度経済成長によるマイカーブームの到来を知り、郊外型パチンコ店事業に舵を切ることで業績回復の一歩を踏み出す。これがパチンコ店「マルハン」誕生の瞬間であった。

創業から59年。業界のリーディングカンパニーから、世界レベルのエンターテイメント企業へ

2016 /4マルハンジャパン銀行が子会社である大手マイクロファイナンス機関 サタパナ社と統合し、新生サタパナ銀行が営業開始。カンボジア全土に160の拠点を持つカンボジア第2位の商業銀行なる。

マルハンパチンコタワー渋谷オープン

2002 /10東京丸の内1丁目に東京本社新設。東京本社・京都本社の2本社制がスタート。

マルハン草薙アピア店

豊岡ボウル場

マルハンパチンコタワー渋谷

マルハン浜田店

マルハン千葉北店

マルハンジャパン銀行本店(現・サタパナ銀行本店)

太平洋クラブ 御殿場コース

京都本社

静清フレンドボウル名曲喫茶「るーちぇ」

西原産業(株)本社

社名を「株式会社マルハン」へ

新文芸坐

マルハン網走店

マルハン赤塚店

サタパナ銀行開業式典

イズムプロジェクト

日本経済新聞

東京本社

4MARUHAN Corporate Report 2016

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会社概要

グループ会社

社名

東京本社

京都本社

創業

設立

資本金

売上高

経常利益

営業店舗数

従業員数

事業内容

株式会社マルハン

〒100-6228東京都千代田区丸の内1丁目11-1パシフィックセンチュリープレイス丸の内28階TEL:03-5221-7777(代) FAX:03-5221-7171

〒602-0822京都市上京区出町今出川上る青龍町231TEL:075-252-0011(代) FAX:075-252-0018

1957年5月

1972年12月

100億円

1兆8,988億円(連結)

405億円(連結)

パチンコホール:315店舗ボウリング場・アミューズメント施設・その他:8店舗

12,482名(パート・アルバイト含む)

パチンコ、ボウリング、ゴルフ練習場、アミューズメント、シネマなどの遊技場ほかレジャーに関する業務の経営。

株式会社エムエムインターナショナル株式会社マルハンダイニング株式会社太平洋クラブマルハンベンチャーパートナーズマルハンカンボジアコーポレーションサタパナ銀行(Sathapana Bank Plc.)マルハンインベストメントアジアマルハンジャパン銀行ラオスマルハンミャンマーコーポレーションマルハンコーポレーショングアム など

代表取締役 会長 韓 昌祐代表取締役 副会長 鈴木 嘉和代表取締役 社長 韓 裕取締役 韓 俊取締役 副社長 韓 浩専務取締役 藤原 清之常務取締役 韓 健取締役 松田 昌益取締役 藤田 進取締役 三上 秀樹取締役 韓 祥子独立社外取締役 石村 満監査役 吉識 至孝

三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、静岡銀行

グループ会社

役員

主要取引銀行

マルハンイズム

マルハンイズムとは、マルハンが目指すもの、マルハンらしさを表したもので、マルハンが大切にしている考え方をまとめたも

のです。組織の成長はもちろん、全てのスタッフが幸福感を得るには各人が夢や思いを共有し、目的意識を持って関わることが

大切と考え、事業が急成長を始めた1997年、当時在籍していた社員・アルバイトスタッフを含む1,000名以上が参画し、仕事へ

の意識や考え方、目指す方向の共有を目的に550日に渡って熱い議論を重ね、完成させました。

経営理念~人生にヨロコビを~

(マルハンの存在意義 最上位の価値観)

「創意と工夫」 「誠意と努力」 「信用と奉仕」

企業姿勢(対社会 企業全体の取り組み姿勢)

● 企業責任と社会貢献私たちは社会の持つさまざまな問題に真摯に取り組み、「良き企業市民」としての責務を果たします。私たちは地域市民のコミュニティーセンターとして、地域社会との「共感・信頼」を実現します。

● 業界を変える私たちは道を切り開くパイオニアとして常に新たなチャレンジを続け、業界のリーダーとして業界そのものを広く社会に認められる存在へと変えていきます。

私たちは「安心」により支えられた「刺激」と「やすらぎ」が生む「小さな感動」の積み重ねにより、マルハンが目指す「エンターテイメント」を実現していきます。

提供価値(対顧客 お客様に提供したい価値)

組織理念(対企業 企業が組織としてありたい姿)

● 共感参画型組織  ~夢を語り、自ら参画せよ~● 挑戦し続ける組織 ~失敗や変化を恐れず挑戦せよ~●チームマルハン  ~IではなくWeで考えよ~

ビジョン(経営理念に基づき目指す企業像)

●パチンコ業界でES・CS※日本一になる●あらゆるサービス業の中でトップクラスのサービスを提供する ● 世界レベルのエンターテイメント企業になる

※ES(Employee Satisfaction):従業員満足 CS(Customer Satisfaction):顧客満足

●判断基準はお客様 ●マルハンファンの創造 ●ベストの追求~感動創造~●依存ではなく自立

行動指針(従業員一人一人の行動規範)

社訓(心構え)

私たちは社業を通じ、人々に生きる喜びと安らぎの場を提供し、心身のリフレッシュと明日への仕事の糧となることを念願し、幸せで希望に満ちた明るく楽しい社会づくりに貢献します。

● 1+1は3以上 ●プラスのストローク● 正しいことは正しい

2016年3月現在

マルハン併設の飲食店を中心としながら、TOKYO発のスペシャルティコーヒー専門店「Scrop COFFEE ROASTERS」、家族連れでも楽しめるデリ&ビュッフェレストラン「Harvest Garden」など、さまざまな飲食サービスを提供しています。

株式会社マルハンダイニング(飲食事業)

国内で17ゴルフコースを運営し、幅広い分野でゴルフ界に貢献するリーディングカンパニーです。日本を代表するインターナショナルプロゴルフトーナメント

「三井住友VISA太平洋マスターズ」は太平洋クラブ御殿場コースで開催され、世界のトッププロにも絶賛されています。

株式会社太平洋クラブ(ゴルフ事業)

銀行サービスの提供や日本からの投資促進を通じてカンボジアの発展に寄与すべく、2008年に、同国初の日系商業銀行マルハンジャパン銀行を開業。2016年4月、子会社の大手マイクロファイナンス機関サタパナ社と統合した、新生サタパナ銀行はカンボジア全土に160の拠点を持つカンボジア第2位の商業銀行です。

サタパナ銀行(銀行事業)

エンターテイメント~小さな感動の積み重ね~

マルハングループの清掃事業、施設・設備管理事業、不動産事業だけでなく、総合建物管理のオペレーター企業を目指して、不動産の賃貸・売買・管理から、清掃・設備保守管理などのビルメンテナンス事業までを行っています。

株式会社エムエムインターナショナル(ビルメンテナンス事業)

5 MARUHAN Corporate Report 2016

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会社概要

グループ会社

社名

東京本社

京都本社

創業

設立

資本金

売上高

経常利益

営業店舗数

従業員数

事業内容

株式会社マルハン

〒100-6228東京都千代田区丸の内1丁目11-1パシフィックセンチュリープレイス丸の内28階TEL:03-5221-7777(代) FAX:03-5221-7171

〒602-0822京都市上京区出町今出川上る青龍町231TEL:075-252-0011(代) FAX:075-252-0018

1957年5月

1972年12月

100億円

1兆8,988億円(連結)

405億円(連結)

パチンコホール:315店舗ボウリング場・アミューズメント施設・その他:8店舗

12,482名(パート・アルバイト含む)

パチンコ、ボウリング、ゴルフ練習場、アミューズメント、シネマなどの遊技場ほかレジャーに関する業務の経営。

株式会社エムエムインターナショナル株式会社マルハンダイニング株式会社太平洋クラブマルハンベンチャーパートナーズマルハンカンボジアコーポレーションサタパナ銀行(Sathapana Bank Plc.)マルハンインベストメントアジアマルハンジャパン銀行ラオスマルハンミャンマーコーポレーションマルハンコーポレーショングアム など

代表取締役 会長 韓 昌祐代表取締役 副会長 鈴木 嘉和代表取締役 社長 韓 裕取締役 韓 俊取締役 副社長 韓 浩専務取締役 藤原 清之常務取締役 韓 健取締役 松田 昌益取締役 藤田 進取締役 三上 秀樹取締役 韓 祥子独立社外取締役 石村 満監査役 吉識 至孝

三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、静岡銀行

グループ会社

役員

主要取引銀行

マルハンイズム

マルハンイズムとは、マルハンが目指すもの、マルハンらしさを表したもので、マルハンが大切にしている考え方をまとめたも

のです。組織の成長はもちろん、全てのスタッフが幸福感を得るには各人が夢や思いを共有し、目的意識を持って関わることが

大切と考え、事業が急成長を始めた1997年、当時在籍していた社員・アルバイトスタッフを含む1,000名以上が参画し、仕事へ

の意識や考え方、目指す方向の共有を目的に550日に渡って熱い議論を重ね、完成させました。

経営理念~人生にヨロコビを~

(マルハンの存在意義 最上位の価値観)

「創意と工夫」 「誠意と努力」 「信用と奉仕」

企業姿勢(対社会 企業全体の取り組み姿勢)

● 企業責任と社会貢献私たちは社会の持つさまざまな問題に真摯に取り組み、「良き企業市民」としての責務を果たします。私たちは地域市民のコミュニティーセンターとして、地域社会との「共感・信頼」を実現します。

● 業界を変える私たちは道を切り開くパイオニアとして常に新たなチャレンジを続け、業界のリーダーとして業界そのものを広く社会に認められる存在へと変えていきます。

私たちは「安心」により支えられた「刺激」と「やすらぎ」が生む「小さな感動」の積み重ねにより、マルハンが目指す「エンターテイメント」を実現していきます。

提供価値(対顧客 お客様に提供したい価値)

組織理念(対企業 企業が組織としてありたい姿)

● 共感参画型組織  ~夢を語り、自ら参画せよ~● 挑戦し続ける組織 ~失敗や変化を恐れず挑戦せよ~●チームマルハン  ~IではなくWeで考えよ~

ビジョン(経営理念に基づき目指す企業像)

●パチンコ業界でES・CS※日本一になる●あらゆるサービス業の中でトップクラスのサービスを提供する ● 世界レベルのエンターテイメント企業になる

※ES(Employee Satisfaction):従業員満足 CS(Customer Satisfaction):顧客満足

●判断基準はお客様 ●マルハンファンの創造 ●ベストの追求~感動創造~●依存ではなく自立

行動指針(従業員一人一人の行動規範)

社訓(心構え)

私たちは社業を通じ、人々に生きる喜びと安らぎの場を提供し、心身のリフレッシュと明日への仕事の糧となることを念願し、幸せで希望に満ちた明るく楽しい社会づくりに貢献します。

● 1+1は3以上 ●プラスのストローク● 正しいことは正しい

2016年3月現在

マルハン併設の飲食店を中心としながら、TOKYO発のスペシャルティコーヒー専門店「Scrop COFFEE ROASTERS」、家族連れでも楽しめるデリ&ビュッフェレストラン「Harvest Garden」など、さまざまな飲食サービスを提供しています。

株式会社マルハンダイニング(飲食事業)

国内で17ゴルフコースを運営し、幅広い分野でゴルフ界に貢献するリーディングカンパニーです。日本を代表するインターナショナルプロゴルフトーナメント

「三井住友VISA太平洋マスターズ」は太平洋クラブ御殿場コースで開催され、世界のトッププロにも絶賛されています。

株式会社太平洋クラブ(ゴルフ事業)

銀行サービスの提供や日本からの投資促進を通じてカンボジアの発展に寄与すべく、2008年に、同国初の日系商業銀行マルハンジャパン銀行を開業。2016年4月、子会社の大手マイクロファイナンス機関サタパナ社と統合した、新生サタパナ銀行はカンボジア全土に160の拠点を持つカンボジア第2位の商業銀行です。

サタパナ銀行(銀行事業)

エンターテイメント~小さな感動の積み重ね~

マルハングループの清掃事業、施設・設備管理事業、不動産事業だけでなく、総合建物管理のオペレーター企業を目指して、不動産の賃貸・売買・管理から、清掃・設備保守管理などのビルメンテナンス事業までを行っています。

株式会社エムエムインターナショナル(ビルメンテナンス事業)

6MARUHAN Corporate Report 2016

Page 8: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

現在、パチンコ業界は大きな変革の時期を迎えています。私たちはこの変化に適応し、進化し続けなければなりません。現状を否定し、既成概念にとらわれない挑戦を重ねることで、私たちにしかできない新たな価値を創造し、パチンコ業界のダイナミックな変革を実現します。

パチンコ事業領域で進化を遂げる

重点課題  お客様との関わりパチンコ・パチスロをはじめとした娯楽の提供を通じ、お客様の余暇の充実とリフレッシュの役割を担う

重点課題  地域社会との関わり自らが社会を構築する一員であることを意識し、地域活動への参画や支援を通じて良き企業市民として社会への責務を果たす

重点課題  環境との関わり【居心地のいいホール空間の創造】をテーマに、地球環境・店内環境・労働環境のいずれにもより良い影響を与える活動をする

重点課題  お取引先との関わりお客様に楽しんでいただくため、相互に意見を出し合い、より良い設備の開発やトライアルなどに力を合わせて取り組む

重点課題  従業員との関わり「パチンコ業界でES・CS日本一になる」というビジョンに向けて、従業員が安心して活き活きと働ける仕組みを構築する

重点課題  依存問題との関わりパチンコホール企業の責務として、一部のお客様がパチンコに依存していることが社会的に問題視されていることにしっかりと向き合い、依存の未然防止などお客様を守る活動に積極的に取り組んでいく

“チャレンジ2020”はマルハンイズム・ビジョンを実現するために

マルハングループが2020年度にあるべき姿を示したものです。

3カ年計画を策定するに当たって、「次の10年を見据えなければ、

夢もチャレンジも何もない会社ができてしまう」という危機感から、

経営チームの意志を込めて2010年に打ち出しました。

CSRを重要テーマとして積極的な活動を推進する

中期経営計画 ー チャレンジ2020 ー

中期経営計画

チャレンジ2020

経営理念の実現

業界の売上トップ企業である当社は、パチンコ業界が抱える問題に率先して取り組み、一つひとつの問題に真っ向から対峙します。『業界を変える真のリーダー』として、心の豊かさを追求する活動に積極的に参画、支援します。

現代社会におけるさまざまな課題解決に向け、企業は経済的責任だけでなく自らの社会的責任

(CSR)を果たすことが必要不可欠です。当社はパチンコ業界の売上トップ企業として、他社の模範

となる自覚を持ってさまざまなCSR活動に取り組んでいます。

マルハンイズムの最上位にあるのは「人生にヨロコビを」という経営理念であり、社業を通じて明る

く楽しい社会づくりに貢献することが私たちの使命です。しかしその全てはお客様をはじめとする

ステークホルダーの皆様のご支持と関わりにより成り立つものです。当社に関わる全ての方々の

「人生にヨロコビを」届けるため、私たちは下記6項目をCSR重点課題として定めています。

CSR重点課題

1

P.9

P.11

P.13

P.15

P.17

P.21

2

3

4

5

6

パチンコ事業で培った組織力・人材力、オペレーション力を活かし、「サービスレジャー産業の総合オペレーター企業」を目指します。新しい業態・サービス・商品の開発を行いながら、パチンコホール事業に次ぐ第二、第三の柱となる事業を育成し確立します。

パチンコホール事業以外で売上1,000億円を達成する

3

3ヵ年ごとの経営計画

マルハンイズム“さらなる未来へ”

マルハンイズムとCSR

7 MARUHAN Corporate Report 2016

Page 9: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

現在、パチンコ業界は大きな変革の時期を迎えています。私たちはこの変化に適応し、進化し続けなければなりません。現状を否定し、既成概念にとらわれない挑戦を重ねることで、私たちにしかできない新たな価値を創造し、パチンコ業界のダイナミックな変革を実現します。

パチンコ事業領域で進化を遂げる

重点課題  お客様との関わりパチンコ・パチスロをはじめとした娯楽の提供を通じ、お客様の余暇の充実とリフレッシュの役割を担う

重点課題  地域社会との関わり自らが社会を構築する一員であることを意識し、地域活動への参画や支援を通じて良き企業市民として社会への責務を果たす

重点課題  環境との関わり【居心地のいいホール空間の創造】をテーマに、地球環境・店内環境・労働環境のいずれにもより良い影響を与える活動をする

重点課題  お取引先との関わりお客様に楽しんでいただくため、相互に意見を出し合い、より良い設備の開発やトライアルなどに力を合わせて取り組む

重点課題  従業員との関わり「パチンコ業界でES・CS日本一になる」というビジョンに向けて、従業員が安心して活き活きと働ける仕組みを構築する

重点課題  依存問題との関わりパチンコホール企業の責務として、一部のお客様がパチンコに依存していることが社会的に問題視されていることにしっかりと向き合い、依存の未然防止などお客様を守る活動に積極的に取り組んでいく

“チャレンジ2020”はマルハンイズム・ビジョンを実現するために

マルハングループが2020年度にあるべき姿を示したものです。

3カ年計画を策定するに当たって、「次の10年を見据えなければ、

夢もチャレンジも何もない会社ができてしまう」という危機感から、

経営チームの意志を込めて2010年に打ち出しました。

CSRを重要テーマとして積極的な活動を推進する

中期経営計画 ー チャレンジ2020 ー

中期経営計画

チャレンジ2020

経営理念の実現

業界の売上トップ企業である当社は、パチンコ業界が抱える問題に率先して取り組み、一つひとつの問題に真っ向から対峙します。『業界を変える真のリーダー』として、心の豊かさを追求する活動に積極的に参画、支援します。

現代社会におけるさまざまな課題解決に向け、企業は経済的責任だけでなく自らの社会的責任

(CSR)を果たすことが必要不可欠です。当社はパチンコ業界の売上トップ企業として、他社の模範

となる自覚を持ってさまざまなCSR活動に取り組んでいます。

マルハンイズムの最上位にあるのは「人生にヨロコビを」という経営理念であり、社業を通じて明る

く楽しい社会づくりに貢献することが私たちの使命です。しかしその全てはお客様をはじめとする

ステークホルダーの皆様のご支持と関わりにより成り立つものです。当社に関わる全ての方々の

「人生にヨロコビを」届けるため、私たちは下記6項目をCSR重点課題として定めています。

CSR重点課題

1

P.9

P.11

P.13

P.15

P.17

P.21

2

3

4

5

6

パチンコ事業で培った組織力・人材力、オペレーション力を活かし、「サービスレジャー産業の総合オペレーター企業」を目指します。新しい業態・サービス・商品の開発を行いながら、パチンコホール事業に次ぐ第二、第三の柱となる事業を育成し確立します。

パチンコホール事業以外で売上1,000億円を達成する

3

3ヵ年ごとの経営計画

マルハンイズム“さらなる未来へ”

マルハンイズムとCSR

8MARUHAN Corporate Report 2016

Page 10: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

刺激とは第一にパチンコの遊技特性が重要なポイントとな

りますが、機種構成や新台入替、豊富な賞品の取りそろえ、

店内装飾など、お客様にドキドキ・ワクワクを感じていただけ

る雰囲気づくりを心掛けています。

エンターテイメント=小さな感動の積み重ね私たちは「安心」により支えられた「刺激」と「やすらぎ」が生む小さな感動の積み重ねにより、マルハンが目指す「エンターテイメント」を実現していきます。

ex:店内の雰囲気づくり・機種構成・賞品の取りそろえなど

ex:トータルクオリティサービスの追求・セキュリティチェック・クリーンチェック・お客様ホットラインなど

ex: スーパースター制度など

「非日常性」であり、「スリル」と「チャンス」です。それらは私たちの手による「演出」から生まれます。

ホッとできる「日常性」です。それらはお客様同士、お客様とスタッフとの「ふれあい」「出会い」が創り出す「店の空気」から生まれます。

「安心」とは

「刺激」とは 「やすらぎ」とは

3つの「不」を解消することです。「不正」「不快」「不備」をなくし、顧客満足の土台を整えることです。

やすらぎ

安 心

2016年度 受付件数

お客様との関わりマルハン流の大衆エンターテイメントは、一人ひとりのお客様に感じていただく小さな感動の積み重ねにより実現すると考えています。「安心して通えるお店であること」を大前提に、私たちは小さくてもいつも新しい感動がある店舗を目指し、日々お客様にヨロコビを提供しています。

1重点課題

店内の雰囲気づくり

『清掃を通して職場と心を磨く』(クリーンマインド)をテーマ

に一人ひとりが職場の5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)に取

り組んでいます。半年に一回行われるクリーンチェックでは、

遊技スペースはも

ちろんのことゴミ置

き場や外周まで、

22項目を入念に

チェックして診断し

ています。

クリーンチェック

店舗スタッフに直接話しにくいケースを想定して、「お客様

ホットライン」を設けています。お電話やメールで頂いたご意

見・ご要望は担当者から各店舗・関連部署へとフィードバッ

クされ、より良い店舗づくりへつなげています。

お客様ホットライン

全てのお客様にいつでも平等に安心してご遊技いただける

よう、各店舗の巡回と調査、防犯カメラの設置、従業員教育

によって、不正や置き引きなどの犯罪の早期発見、未然防止

に取り組み、お客様の守りを徹底しています。

セキュリティチェック

社員・アルバイトを問わず、そのお店でもっとも印象に残った

スタッフに、お客様やお店の仲間が投票できる制度です。月

間でもっとも投票数が多かったスタッフは「スーパースター」

として表彰され、さらにスーパースターに7回選出された

スタッフは「スターセブン」として表彰されます。

スーパースター制度

電話

メール

手紙

合計

1,918件

1,616件

11件

3,545件

(前年度比 116件増)

(前年度比 500件増)

(前年度比 8件増)

(前年度比 624件増)

ホットラインの情報の流れ

お客様からの声 フィードバック

ホットライン担当者

店舗からお客様へ改善

9 MARUHAN Corporate Report 2016

Page 11: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

刺激とは第一にパチンコの遊技特性が重要なポイントとな

りますが、機種構成や新台入替、豊富な賞品の取りそろえ、

店内装飾など、お客様にドキドキ・ワクワクを感じていただけ

る雰囲気づくりを心掛けています。

エンターテイメント=小さな感動の積み重ね私たちは「安心」により支えられた「刺激」と「やすらぎ」が生む小さな感動の積み重ねにより、マルハンが目指す「エンターテイメント」を実現していきます。

ex:店内の雰囲気づくり・機種構成・賞品の取りそろえなど

ex:トータルクオリティサービスの追求・セキュリティチェック・クリーンチェック・お客様ホットラインなど

ex: スーパースター制度など

「非日常性」であり、「スリル」と「チャンス」です。それらは私たちの手による「演出」から生まれます。

ホッとできる「日常性」です。それらはお客様同士、お客様とスタッフとの「ふれあい」「出会い」が創り出す「店の空気」から生まれます。

「安心」とは

「刺激」とは 「やすらぎ」とは

3つの「不」を解消することです。「不正」「不快」「不備」をなくし、顧客満足の土台を整えることです。

やすらぎ

安 心

2016年度 受付件数

お客様との関わりマルハン流の大衆エンターテイメントは、一人ひとりのお客様に感じていただく小さな感動の積み重ねにより実現すると考えています。「安心して通えるお店であること」を大前提に、私たちは小さくてもいつも新しい感動がある店舗を目指し、日々お客様にヨロコビを提供しています。

1重点課題

店内の雰囲気づくり

『清掃を通して職場と心を磨く』(クリーンマインド)をテーマ

に一人ひとりが職場の5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)に取

り組んでいます。半年に一回行われるクリーンチェックでは、

遊技スペースはも

ちろんのことゴミ置

き場や外周まで、

22項目を入念に

チェックして診断し

ています。

クリーンチェック

店舗スタッフに直接話しにくいケースを想定して、「お客様

ホットライン」を設けています。お電話やメールで頂いたご意

見・ご要望は担当者から各店舗・関連部署へとフィードバッ

クされ、より良い店舗づくりへつなげています。

お客様ホットライン

全てのお客様にいつでも平等に安心してご遊技いただける

よう、各店舗の巡回と調査、防犯カメラの設置、従業員教育

によって、不正や置き引きなどの犯罪の早期発見、未然防止

に取り組み、お客様の守りを徹底しています。

セキュリティチェック

社員・アルバイトを問わず、そのお店でもっとも印象に残った

スタッフに、お客様やお店の仲間が投票できる制度です。月

間でもっとも投票数が多かったスタッフは「スーパースター」

として表彰され、さらにスーパースターに7回選出された

スタッフは「スターセブン」として表彰されます。

スーパースター制度

電話

メール

手紙

合計

1,918件

1,616件

11件

3,545件

(前年度比 116件増)

(前年度比 500件増)

(前年度比 8件増)

(前年度比 624件増)

ホットラインの情報の流れ

お客様からの声 フィードバック

ホットライン担当者

店舗からお客様へ改善

重点課題

1

重点課題

2

重点課題

3

重点課題

4

重点課題

5

重点課題

6

10MARUHAN Corporate Report 2016

Page 12: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

私たちは良き企業市民として社会への責務を果たすべく、自らが社会を構成する一員であることを意識しています。当店をご利用にならない皆様にも「マルハンがあって良かった」と思っていただけるよう、地域社会活動への参画や、文化芸術・スポーツへの協賛、日韓交流・国際支援などさまざまな社会貢献活動に努めています。

地域社会との関わり2重点課題

店舗所在地域において地域清掃活動、地域イベントへの参加、地元商店街との協働など、近隣の方々と一緒に、地域のための活動に取り組んでいます。

地域社会貢献

地域清掃福祉施設でのイベント参画・端玉お菓子の寄付

基本姿勢

重点分野

挑戦  育成  継続

地域社会貢献

創業50周年を機に従業員参画型の社会貢献活動として献血に取り組み始めました。2015年度は全国の店舗や事業所で466名が参画しました。

献血活動

健康・生活環境

プルタブを集めて車椅子と交換し、寄贈する活動は今年で11年目となります。2015年度は3,225kgのプルタブが集まり、会社購入分と合わせ全41台を全国の福祉団体へ寄贈しました。これまでに寄贈した車椅子は累計302台となりました。

プルタブ収集による車椅子寄贈 秋田竿灯まつり

峰山町マルハンカップ少年野球大会

大道芸ワールドカップin静岡

過酷な練習の上に創り上げられる美しい演技で観客を魅了するフィギュアスケートは、多くの方々に筋書きのないヨロコビと感動を与えると考え、2008年から継続してこれらの大会に協賛しています。

国際スケート連盟グランプリファイナル2015・世界選手権2015

日韓の新しい才能の発掘と両国の未来を担う人材育成のために、日韓に関わる文化・芸術・歴史・社会・スポーツ・国際交流の分野の学術研究、創作活動、啓蒙活動、実践活動に対して、助成支援をしています。

マルハンの従業員が社会のためにできることとして、2010年よりマルハン従業員自販機募金を行っています。これは、事業所バックヤードにある従業員用飲料自販機の売上1本当たり10円を積み立てて、従業員からの申請に基づき国内外のNPO・NGO・福祉団体等に寄付するものです。

公益財団法人韓昌祐・哲文化財団

韓昌祐 祥子 教育文化財団

マルハンユニオン(労働組合)による従業員募金活動

電動車椅子サッカーは老若男女を問わず、障がいの種類や程度の違いを越えて一緒に戦うことのできるスポーツです。2015年度も日本電動車椅子サッカー協会のグランドパートナーとして活動を支援しました。

日本電動車椅子サッカー協会

スポーツ

芸術・文化

日韓交流・国際支援

音楽の力によって心豊かな社会づくりに貢献している公益財団法人『東京フィルハーモニー交響楽団』の活動に賛同し、2005年度よりオフィシャル・サプライヤーとして支援しています。

東京フィルハーモニー交響楽団

社会貢献理念

健康・生活環境スポーツ 芸術・文化 日韓交流・国際支援

韓国の泗川にて「泗川を教育と文化の都市に」という目標のもと、市内の小中高校を対象に奨学事業、教育環境改善事業、読書奨励事業、そして地域コミュニティーにおける文化活動支援事業を行っています。

サチョン

計10件3,646万円を寄付しました。

2015年度寄付実績

団体活動資金

長野県神城断層地震災害義援金

根室市高潮災害義援金

ネパール大地震災害復興支援金

認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク

長野県白馬村

北海道根室市

日本赤十字社

特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム

茨城県常総市

日本赤十字社茨城県支部

日本赤十字社栃木県支部

日本赤十字社宮城県支部

中央共同募金会

50万円

50万円

100万円

250万円

250万円

200万円

200万円

150万円

100万円

2,296万円

東日本豪雨災害義援金

地域福祉への寄付

11 MARUHAN Corporate Report 2016

Page 13: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

私たちは良き企業市民として社会への責務を果たすべく、自らが社会を構成する一員であることを意識しています。当店をご利用にならない皆様にも「マルハンがあって良かった」と思っていただけるよう、地域社会活動への参画や、文化芸術・スポーツへの協賛、日韓交流・国際支援などさまざまな社会貢献活動に努めています。

地域社会との関わり2重点課題

店舗所在地域において地域清掃活動、地域イベントへの参加、地元商店街との協働など、近隣の方々と一緒に、地域のための活動に取り組んでいます。

地域社会貢献

地域清掃福祉施設でのイベント参画・端玉お菓子の寄付

基本姿勢

重点分野

挑戦  育成  継続

地域社会貢献

創業50周年を機に従業員参画型の社会貢献活動として献血に取り組み始めました。2015年度は全国の店舗や事業所で466名が参画しました。

献血活動

健康・生活環境

プルタブを集めて車椅子と交換し、寄贈する活動は今年で11年目となります。2015年度は3,225kgのプルタブが集まり、会社購入分と合わせ全41台を全国の福祉団体へ寄贈しました。これまでに寄贈した車椅子は累計302台となりました。

プルタブ収集による車椅子寄贈 秋田竿灯まつり

峰山町マルハンカップ少年野球大会

大道芸ワールドカップin静岡

過酷な練習の上に創り上げられる美しい演技で観客を魅了するフィギュアスケートは、多くの方々に筋書きのないヨロコビと感動を与えると考え、2008年から継続してこれらの大会に協賛しています。

国際スケート連盟グランプリファイナル2015・世界選手権2015

日韓の新しい才能の発掘と両国の未来を担う人材育成のために、日韓に関わる文化・芸術・歴史・社会・スポーツ・国際交流の分野の学術研究、創作活動、啓蒙活動、実践活動に対して、助成支援をしています。

マルハンの従業員が社会のためにできることとして、2010年よりマルハン従業員自販機募金を行っています。これは、事業所バックヤードにある従業員用飲料自販機の売上1本当たり10円を積み立てて、従業員からの申請に基づき国内外のNPO・NGO・福祉団体等に寄付するものです。

公益財団法人韓昌祐・哲文化財団

韓昌祐 祥子 教育文化財団

マルハンユニオン(労働組合)による従業員募金活動

電動車椅子サッカーは老若男女を問わず、障がいの種類や程度の違いを越えて一緒に戦うことのできるスポーツです。2015年度も日本電動車椅子サッカー協会のグランドパートナーとして活動を支援しました。

日本電動車椅子サッカー協会

スポーツ

芸術・文化

日韓交流・国際支援

音楽の力によって心豊かな社会づくりに貢献している公益財団法人『東京フィルハーモニー交響楽団』の活動に賛同し、2005年度よりオフィシャル・サプライヤーとして支援しています。

東京フィルハーモニー交響楽団

社会貢献理念

健康・生活環境スポーツ 芸術・文化 日韓交流・国際支援

韓国の泗川にて「泗川を教育と文化の都市に」という目標のもと、市内の小中高校を対象に奨学事業、教育環境改善事業、読書奨励事業、そして地域コミュニティーにおける文化活動支援事業を行っています。

サチョン

計10件3,646万円を寄付しました。

2015年度寄付実績

団体活動資金

長野県神城断層地震災害義援金

根室市高潮災害義援金

ネパール大地震災害復興支援金

認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク

長野県白馬村

北海道根室市

日本赤十字社

特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム

茨城県常総市

日本赤十字社茨城県支部

日本赤十字社栃木県支部

日本赤十字社宮城県支部

中央共同募金会

50万円

50万円

100万円

250万円

250万円

200万円

200万円

150万円

100万円

2,296万円

東日本豪雨災害義援金

地域福祉への寄付

重点課題

1

重点課題

2

重点課題

3

重点課題

4

重点課題

5

重点課題

6

12MARUHAN Corporate Report 2016

Page 14: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

環境負荷の低減と【居心地のいいホール空間の創造】をテーマとして改善施策に積極的に取り組んでいます。

環境との関わり3重点課題

節電

エネルギー使用量を計る原単位をKwh/m(営業面積1㎡当

たりの使用電力量)と定め、2007年度より省エネ活動に取

り組んでいます。2015年度には二酸化炭素15%削減を5カ

年計画で達成、その後も前年度比3%以上の削減を継続し

て達成しています。

主な省エネ活動の取り組み

2015年度 

空気対策

環境省主催『環境 人づくり企業大賞2015』奨励賞を受賞~社員一人ひとりが主体的に取り組むことで、省エネを企業風土に~

当社では「教育の仕組み化」と「電力の見える化」により、全社員が省エネ活動の目的を知り、社員一人ひとりが主体的に省エネ活動に取り組むことで、省エネを企業風土として根付かせています。アルバイトを含む全社員の環境意識向上に取り組んでいる点が評価され、環境省および環境人材育成コンソーシアム(EcoLeaD)が主催する『環境 人づくり企業大賞2015』で奨励賞を受賞しました。当社はこれまでにも、2009年『平成20年度省エネルギー優秀事例全国大会 ㈶省エネルギーセンター会長賞』、2010年『平成22年度地球温暖化防止活動 環境大臣賞』、2013年『平成24年度省エネ大賞 省エネルギーセンター会長賞』、2015年

『奈良県省エネ節電所エコチャレンジ 最優秀賞』を受賞しています。

3.4%

TOPICS

2014年度 2013年度 

削減実績(前年度比)

5.8% 3.2 % 3%

※分煙の種類が異なっても、禁煙エリアでの浮遊粉塵量はいずれも「構築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管理法)」で定められている0.15mg/m3以下を確保しています。

愛煙家の方、非喫煙者の方、双方にとって快適な遊技空間を

ご提供できるよう、さまざまな空気対策を行っています。

喫煙店舗●分煙ボード設置による対応

台と台の間に分煙ボード

を設置し、喫煙時の煙が

隣の席に流れないように

しています。

●空気清浄機設置による対策

空気清浄機による効果で空気浄化し、タバコの付着臭を

分解・除去しています。

●仕切りによる分煙店舗 (千葉北店、上小田井駅前店)

ガラスや壁で喫煙ゾーン・禁煙ゾーンを分けています。

●気流による分煙店舗(川越店、千葉みなと店、前橋インター店、亀有店)

 空調による気圧差で喫煙ゾーン・禁煙ゾーンを分けています。

禁煙・分煙店舗●全席禁煙店舗 (昭島店、なんば新館、梅田店)

店内に喫煙所を設け、遊技空間での喫煙は禁止しています。

削減目標

2016年度 

項目

節水

節電

メイン照明のLED化空調室外機へのRO水散水システム空調室外機薬品洗浄従業員教育

プラズマクラスターの検証/導入分煙設備の検証/導入換気制御システムの検証/導入

ホールで会話ができる音の演出

空気対策

騒音対策

課題に対する対応 目標値 進捗

節水器具による水道使用量削減

電気使用量▲3%

▲3%

検証継続

90dB以下

LED化を210店舗で実施電気使用量▲3.2%

2013年度132店舗でトライアル実施2014年10月活動を一時中止中

プラズマクラスターを239店舗で導入

節水器具を290店舗に設置水道使用量▲6%

13 MARUHAN Corporate Report 2016

Page 15: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

環境負荷の低減と【居心地のいいホール空間の創造】をテーマとして改善施策に積極的に取り組んでいます。

環境との関わり3重点課題

節電

エネルギー使用量を計る原単位をKwh/m(営業面積1㎡当

たりの使用電力量)と定め、2007年度より省エネ活動に取

り組んでいます。2015年度には二酸化炭素15%削減を5カ

年計画で達成、その後も前年度比3%以上の削減を継続し

て達成しています。

主な省エネ活動の取り組み

2015年度 

空気対策

環境省主催『環境 人づくり企業大賞2015』奨励賞を受賞~社員一人ひとりが主体的に取り組むことで、省エネを企業風土に~

当社では「教育の仕組み化」と「電力の見える化」により、全社員が省エネ活動の目的を知り、社員一人ひとりが主体的に省エネ活動に取り組むことで、省エネを企業風土として根付かせています。アルバイトを含む全社員の環境意識向上に取り組んでいる点が評価され、環境省および環境人材育成コンソーシアム(EcoLeaD)が主催する『環境 人づくり企業大賞2015』で奨励賞を受賞しました。当社はこれまでにも、2009年『平成20年度省エネルギー優秀事例全国大会 ㈶省エネルギーセンター会長賞』、2010年『平成22年度地球温暖化防止活動 環境大臣賞』、2013年『平成24年度省エネ大賞 省エネルギーセンター会長賞』、2015年

『奈良県省エネ節電所エコチャレンジ 最優秀賞』を受賞しています。

3.4%

TOPICS

2014年度 2013年度 

削減実績(前年度比)

5.8% 3.2 % 3%

※分煙の種類が異なっても、禁煙エリアでの浮遊粉塵量はいずれも「構築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管理法)」で定められている0.15mg/m3以下を確保しています。

愛煙家の方、非喫煙者の方、双方にとって快適な遊技空間を

ご提供できるよう、さまざまな空気対策を行っています。

喫煙店舗●分煙ボード設置による対応

台と台の間に分煙ボード

を設置し、喫煙時の煙が

隣の席に流れないように

しています。

●空気清浄機設置による対策

空気清浄機による効果で空気浄化し、タバコの付着臭を

分解・除去しています。

●仕切りによる分煙店舗 (千葉北店、上小田井駅前店)

ガラスや壁で喫煙ゾーン・禁煙ゾーンを分けています。

●気流による分煙店舗(川越店、千葉みなと店、前橋インター店、亀有店)

 空調による気圧差で喫煙ゾーン・禁煙ゾーンを分けています。

禁煙・分煙店舗●全席禁煙店舗 (昭島店、なんば新館、梅田店)

店内に喫煙所を設け、遊技空間での喫煙は禁止しています。

削減目標

2016年度 

項目

節水

節電

メイン照明のLED化空調室外機へのRO水散水システム空調室外機薬品洗浄従業員教育

プラズマクラスターの検証/導入分煙設備の検証/導入換気制御システムの検証/導入

ホールで会話ができる音の演出

空気対策

騒音対策

課題に対する対応 目標値 進捗

節水器具による水道使用量削減

電気使用量▲3%

▲3%

検証継続

90dB以下

LED化を210店舗で実施電気使用量▲3.2%

2013年度132店舗でトライアル実施2014年10月活動を一時中止中

プラズマクラスターを239店舗で導入

節水器具を290店舗に設置水道使用量▲6%

重点課題

1

重点課題

2

重点課題

3

重点課題

4

重点課題

5

重点課題

6

14MARUHAN Corporate Report 2016

Page 16: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

お取引先との関わり事業活動を支えてくださるお取引先とは、お客様に楽しんでいただきたいという気持ちをともにし、相互に意見を出しあって、よりよい設備の開発を行ったり、新製品のトライアルを行ったりしています。

41

重点課題

市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体との関わりを防止するため、当社では新規お取引先との取引

開始時に反社会的勢力との関連の有無を確認しています。また、反社会的勢力への対応に関する統轄部署として保安部を設置

しており、関連情報を一元的に管理しています。

当社ではお取引先様とともに、お互いの事業の発展だけでな

く、社会課題の解決にも貢献していきたいと考え、お互いの

強みを活かした協働を意識しています。

健全な取引の土台づくり

年に1度、お取引先の皆様との交流会を実施しています。2015年度取引

先交流会(2016年3月25日ベルサール八重洲)は、100社118名の方々

にご参加いただき、次年度以降の課題や今後の方針についてご説明を行

いました。当社との関係構築だけでなく、お取引先同士の横のつながりも

深めていただいています。

取引先交流会

アビックス株式会社様『大型LEDビジョンの有効活用』

マルハン都筑店・梅田店などでは自社所有の屋外大型

LEDビジョンを利用して、店舗情報の発信を行っています。

しかしLEDビジョンの普及過多、情報内容の同一化、ウェブ

サービス・スマートフォンの普及により、今後のLEDビジョン

の活用方法に対して課題を抱えておりました。

そこでアビックス株式会社様との協働により、大型LEDビ

ジョンを活用した『地域のオリジナルコンテンツや地域情報

の発信』を開始いたしました。地元商店の紹介や地域のイベ

ント情報、学校活動の報告などを放映し、地域住民の方が関

心を持つコンテンツに仕上げることで視聴率は向上。自社

所有LEDビジョンが地域も活用できる有名な情報発信ツー

ルとなりました。またLEDビジョンと並行して『地域SNS

(Facebook)』を立ち上げ、LEDビジョンへの更なる関心を

集めています。

協働施策の実施

施策紹介

アビックス株式会社

熊﨑 友久4億7,948万円7836(2005年 JASDAQ上場)

代表取締役社長 兼 CEO資本金証券コード事業内容

〒220-8129神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1-1横浜ランドマークタワー29F

本社所在地

■ 情報機器事業● LED表示機(ハード)の開発及びエンドユーザー・代理店への販売●モジュール(構成部材)の開発及びシステムメーカーへの販売 ■ 運営事業● 映像コンテンツ、メンテナンス、レンタル方式のエンドユーザーへのサービス提供

株式会社ジェッター

大宅 高敏 6,000万円

代表取締役資本金事業内容

〒859-6134長崎県佐世保市江迎町田ノ元265番地40

本社所在地

● 遊技場向け各種省力機器システム商品の開発/製造/販売

株式会社ジェッター様『環境に配慮した吸殻回収システム』

2008年より「居心地のいいホール空間の創造」をテーマ

に、ECO活動・環境改善に取り組んでまいりました。パチンコ

ホールでは一般的に各遊技台に灰皿が設置されており、たば

この吸殻を効率的に回収するために、当社では多くの店舗で

自動回収装置を導入しています。自動回収装置は、灰皿の中

の吸殻をチェーンなどによって一カ所に集め、水を溜めた回

収ボックスに落として消火する仕組みです。自動回収装置は

画期的な製品ですが、消火に生じる汚水が課題となっていま

した。また、汚水は固めて廃棄する必要があるため、その作業

に要する工数と、1日に数回必要となる回収ボックスの交換

作業も課題でした。

そこで汚水がほとんど発生しない、新しい吸殻回収シス

テム『ダブルリンクライン』を株式会社ジェッター様と共同

開発、マルハン高城店でのフィールドテストを経て完成しま

した。この製品は、吸殻を回収するチェーンに薄く水を張っ

て消火する仕組みとなっているため、吸殻投入後すぐに火

が消え安全です。また、汚水がほとんど発生しないだけで

2施策紹介

ダブルリンクライン

今では運営費を上回る広告収入を得られるようになっただ

けでなく、地域に根付いたパチンコホールとしての認知獲得も

実現しました。パチンコ

に興味のない方がマル

ハンを知るツールとな

り、パチンコの枠を超え

たコミュニティ創造に

役立っています。

なく、営業中に回収ボックスを交換する必要がありません。

これにより作業工数も大幅に削減できるようになりました。

現在、マルハンでは半数以上の店舗に導入しており、

また順次導入しております。

汚水排出量

約99%削減

社長

15 MARUHAN Corporate Report 2016

Page 17: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

お取引先との関わり事業活動を支えてくださるお取引先とは、お客様に楽しんでいただきたいという気持ちをともにし、相互に意見を出しあって、よりよい設備の開発を行ったり、新製品のトライアルを行ったりしています。

41

重点課題

市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体との関わりを防止するため、当社では新規お取引先との取引

開始時に反社会的勢力との関連の有無を確認しています。また、反社会的勢力への対応に関する統轄部署として保安部を設置

しており、関連情報を一元的に管理しています。

当社ではお取引先様とともに、お互いの事業の発展だけでな

く、社会課題の解決にも貢献していきたいと考え、お互いの

強みを活かした協働を意識しています。

健全な取引の土台づくり

年に1度、お取引先の皆様との交流会を実施しています。2015年度取引

先交流会(2016年3月25日ベルサール八重洲)は、100社118名の方々

にご参加いただき、次年度以降の課題や今後の方針についてご説明を行

いました。当社との関係構築だけでなく、お取引先同士の横のつながりも

深めていただいています。

取引先交流会

アビックス株式会社様『大型LEDビジョンの有効活用』

マルハン都筑店・梅田店などでは自社所有の屋外大型

LEDビジョンを利用して、店舗情報の発信を行っています。

しかしLEDビジョンの普及過多、情報内容の同一化、ウェブ

サービス・スマートフォンの普及により、今後のLEDビジョン

の活用方法に対して課題を抱えておりました。

そこでアビックス株式会社様との協働により、大型LEDビ

ジョンを活用した『地域のオリジナルコンテンツや地域情報

の発信』を開始いたしました。地元商店の紹介や地域のイベ

ント情報、学校活動の報告などを放映し、地域住民の方が関

心を持つコンテンツに仕上げることで視聴率は向上。自社

所有LEDビジョンが地域も活用できる有名な情報発信ツー

ルとなりました。またLEDビジョンと並行して『地域SNS

(Facebook)』を立ち上げ、LEDビジョンへの更なる関心を

集めています。

協働施策の実施

施策紹介

アビックス株式会社

熊﨑 友久4億7,948万円7836(2005年 JASDAQ上場)

代表取締役社長 兼 CEO資本金証券コード事業内容

〒220-8129神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1-1横浜ランドマークタワー29F

本社所在地

■ 情報機器事業● LED表示機(ハード)の開発及びエンドユーザー・代理店への販売●モジュール(構成部材)の開発及びシステムメーカーへの販売 ■ 運営事業● 映像コンテンツ、メンテナンス、レンタル方式のエンドユーザーへのサービス提供

株式会社ジェッター

大宅 高敏 6,000万円

代表取締役資本金事業内容

〒859-6134長崎県佐世保市江迎町田ノ元265番地40

本社所在地

● 遊技場向け各種省力機器システム商品の開発/製造/販売

株式会社ジェッター様『環境に配慮した吸殻回収システム』

2008年より「居心地のいいホール空間の創造」をテーマ

に、ECO活動・環境改善に取り組んでまいりました。パチンコ

ホールでは一般的に各遊技台に灰皿が設置されており、たば

この吸殻を効率的に回収するために、当社では多くの店舗で

自動回収装置を導入しています。自動回収装置は、灰皿の中

の吸殻をチェーンなどによって一カ所に集め、水を溜めた回

収ボックスに落として消火する仕組みです。自動回収装置は

画期的な製品ですが、消火に生じる汚水が課題となっていま

した。また、汚水は固めて廃棄する必要があるため、その作業

に要する工数と、1日に数回必要となる回収ボックスの交換

作業も課題でした。

そこで汚水がほとんど発生しない、新しい吸殻回収シス

テム『ダブルリンクライン』を株式会社ジェッター様と共同

開発、マルハン高城店でのフィールドテストを経て完成しま

した。この製品は、吸殻を回収するチェーンに薄く水を張っ

て消火する仕組みとなっているため、吸殻投入後すぐに火

が消え安全です。また、汚水がほとんど発生しないだけで

2施策紹介

ダブルリンクライン

今では運営費を上回る広告収入を得られるようになっただ

けでなく、地域に根付いたパチンコホールとしての認知獲得も

実現しました。パチンコ

に興味のない方がマル

ハンを知るツールとな

り、パチンコの枠を超え

たコミュニティ創造に

役立っています。

なく、営業中に回収ボックスを交換する必要がありません。

これにより作業工数も大幅に削減できるようになりました。

現在、マルハンでは半数以上の店舗に導入しており、

また順次導入しております。

汚水排出量

約99%削減

社長

重点課題1

重点課題2

重点課題3

重点課題4

重点課題5

重点課題6

16MARUHAN Corporate Report 2016

Page 18: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

「パチンコ業界でES・CS日本一になる」というビジョンに向けて、従業員が安心して活き活きと働けるような仕組みづくりを行っています。

従業員との関わり5重点課題

2015年度 総エピソード数 426件

雇用率推進

障がい者雇用

事業所所在地域において障がい者の方々の活躍の場を提

供するため、障がい者雇用を実施しています。2015年度の

雇用率は1.97%と、法定雇用率を若干下回りましたが、今

健康管理

後も雇用促進を図り、障がい者の方々が安心して働ける職

場を提供していきます。

「人生にヨロコビを」を経営理念に掲げる企業として、疾病予防と

健康保持・増進への取り組みを通じ、豊かな人生の構築と会社の

健全な発展に努め、幸せで健康に満ちた明るく楽しい社会づくり

に貢献します。

イズムの芽制度仲間がマルハンイズムを体現していると感じる瞬間を「芽」とし

てとらえ、そのエピソードを共有する制度です。投稿されたエピ

ソードは毎日全店舗の朝礼で共有され、全国で働く仲間たちに

影響の輪を広げることでマルハンらしさを見失わず、また新た

な「芽」の誕生を促すという好循環を生み出しています。

また毎年行われるイズムの殿堂審査会では、寄稿されたエピ

ソードの中から殿堂入りエピソードを選び、殿堂入りしたエピ

ソードはポスター化や映像化し、マルハンの歴史として語り継

がれます。

●健康診断の実施(年1~2回)

生活習慣病の予防・改善のアドバイス、禁煙講習の実施、健

康ニュースの発信などで社員の健康維持・増進を支援して

います。また病気や怪我を抱えたスタッフも安心して働ける

よう、本人や役職者へのサポートを行っています。

●ストレスチェックの実施(年1回)

外部EAP(従業員支援プログラム)に匿名で相談できる体制

を整えています。早期発見と早期治療(二次予防)で、メンタ

ルヘルス失調による休職の抑制や予防につなげています。

●安全衛生委員会

労働安全衛生法に基づき、従業員が50名以上となる事業所

62カ所において、安全衛生委員会を毎月開催しています。

委員会では、産業医同席のもと働きやすい環境のための討

議を行っています。

中標津店

富士宮駅南店・中原店

深谷店

上小田井駅前店

堺遠里小野店

187

40

2.18

147

34

2.01

220

83

1.97

障がい者在籍者数(人)

うち重度障がい者数(人)

雇用率(%)

2014年3月 2016年3月2015年3月

殿堂入りエピソード 主人公

相手の立場になって物事を考える※

マルハンがくれた宝物

気持ちのチカラ

安全第一!マルジャン見守り隊

成長に肩書は関係ない

店舗に携帯電話をお忘れになったお客様。しかしお客様は入

院を控えており、いつ携帯電話を取りに戻れるか分からない

とのこと。「明日、大事な電話がかかってくるのだけど・・・間に

合わないけど郵送で送ってください」。その声に悔しさと悲し

さを感じたスタッフは、店長の「相手の立場になって考えると

は? マルハンの社員として、人として、どう動かなければいけな

いのか」の言葉に背中を押され、中標津町から90km以上離れ

た釧路市の病院までお客様に携帯電話を届けに向かった。

●健康意識向上への取り組み●女性の健康への取り組み●生活習慣の改善への取り組み●家族の健康への取り組み●からだの健康への取り組み●安全な職場環境形成への取り組み●メンタルヘルスへの取り組み

マルハン健康宣言

「健康で人生にヨロコビを!」

7つの方針

スローガン

永岡真理(電動車椅子サッカー選手)

人事部 障がい者スポーツ推進担当狩野亮

(チェアスキー選手) ※『相手の立場になって物事を考える』主人公:中標津店店長とスタッフの皆さん

17 MARUHAN Corporate Report 2016

Page 19: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

「パチンコ業界でES・CS日本一になる」というビジョンに向けて、従業員が安心して活き活きと働けるような仕組みづくりを行っています。

従業員との関わり5重点課題

2015年度 総エピソード数 426件

雇用率推進

障がい者雇用

事業所所在地域において障がい者の方々の活躍の場を提

供するため、障がい者雇用を実施しています。2015年度の

雇用率は1.97%と、法定雇用率を若干下回りましたが、今

健康管理

後も雇用促進を図り、障がい者の方々が安心して働ける職

場を提供していきます。

「人生にヨロコビを」を経営理念に掲げる企業として、疾病予防と

健康保持・増進への取り組みを通じ、豊かな人生の構築と会社の

健全な発展に努め、幸せで健康に満ちた明るく楽しい社会づくり

に貢献します。

イズムの芽制度仲間がマルハンイズムを体現していると感じる瞬間を「芽」とし

てとらえ、そのエピソードを共有する制度です。投稿されたエピ

ソードは毎日全店舗の朝礼で共有され、全国で働く仲間たちに

影響の輪を広げることでマルハンらしさを見失わず、また新た

な「芽」の誕生を促すという好循環を生み出しています。

また毎年行われるイズムの殿堂審査会では、寄稿されたエピ

ソードの中から殿堂入りエピソードを選び、殿堂入りしたエピ

ソードはポスター化や映像化し、マルハンの歴史として語り継

がれます。

●健康診断の実施(年1~2回)

生活習慣病の予防・改善のアドバイス、禁煙講習の実施、健

康ニュースの発信などで社員の健康維持・増進を支援して

います。また病気や怪我を抱えたスタッフも安心して働ける

よう、本人や役職者へのサポートを行っています。

●ストレスチェックの実施(年1回)

外部EAP(従業員支援プログラム)に匿名で相談できる体制

を整えています。早期発見と早期治療(二次予防)で、メンタ

ルヘルス失調による休職の抑制や予防につなげています。

●安全衛生委員会

労働安全衛生法に基づき、従業員が50名以上となる事業所

62カ所において、安全衛生委員会を毎月開催しています。

委員会では、産業医同席のもと働きやすい環境のための討

議を行っています。

中標津店

富士宮駅南店・中原店

深谷店

上小田井駅前店

堺遠里小野店

187

40

2.18

147

34

2.01

220

83

1.97

障がい者在籍者数(人)

うち重度障がい者数(人)

雇用率(%)

2014年3月 2016年3月2015年3月

殿堂入りエピソード 主人公

相手の立場になって物事を考える※

マルハンがくれた宝物

気持ちのチカラ

安全第一!マルジャン見守り隊

成長に肩書は関係ない

店舗に携帯電話をお忘れになったお客様。しかしお客様は入

院を控えており、いつ携帯電話を取りに戻れるか分からない

とのこと。「明日、大事な電話がかかってくるのだけど・・・間に

合わないけど郵送で送ってください」。その声に悔しさと悲し

さを感じたスタッフは、店長の「相手の立場になって考えると

は? マルハンの社員として、人として、どう動かなければいけな

いのか」の言葉に背中を押され、中標津町から90km以上離れ

た釧路市の病院までお客様に携帯電話を届けに向かった。

●健康意識向上への取り組み●女性の健康への取り組み●生活習慣の改善への取り組み●家族の健康への取り組み●からだの健康への取り組み●安全な職場環境形成への取り組み●メンタルヘルスへの取り組み

マルハン健康宣言

「健康で人生にヨロコビを!」

7つの方針

スローガン

永岡真理(電動車椅子サッカー選手)

人事部 障がい者スポーツ推進担当狩野亮

(チェアスキー選手) ※『相手の立場になって物事を考える』主人公:中標津店店長とスタッフの皆さん

重点課題1

重点課題2

重点課題3

重点課題4

重点課題5

重点課題6

18MARUHAN Corporate Report 2016

Page 20: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

従業員個人と企業の幸せが経営理念の実現へとつながると考え、マルハンはダイバーシティを経営課題としてとらえています。ダイバーシティ全社共通方針を「ダイバーシティで、ヨロコビを。」とし、3つの指針として「女性活躍推進」「働く環境整備」「ダイバーシティの全社浸透」を重点課題としています。

女性活躍推進

女性管理職比率目標の設定2015年7月、2020年に女性管理職比率を5%とする数値目

標を発表しました。女性社員を含む全ての従業員が、おのおの

の個性と能力を活かし活躍できる環境づくりを促進し、さらな

る制度の拡充をいたします。また、組織運営や意思決定に多

様な社員が参画することで新たな価値の創出を図ります。

ワーク・ライフ・バランスへの取り組み

女性役職者創出研修の開催女性はライフイベントによる変化で、キャリアビジョンを描く

のに迷いが生じがちです。自身のキャリアビジョンを見つめ

なおし、不安を取り除くため、2015年度から女性役職者創

出研修をスタートしました。上位職を希望する女性従業員を

対象に、ダイバーシティの理解、プライベートを含めたライフ

ビジョンの明確化、スキル補完を半年かけて行っています。

第一次行動計画(2011年12月1日~2013年3月31日)

●正社員の転宅を伴う移動範囲を自己選択できる制度の導入(2011年度)●妊娠中および出産後1年以内の女性正社員が転宅転勤移動を制限可能とする●妊娠・出産・育児に関する社内制度について従業員へ周知○2012年度 ガイドブック作成

第二次行動計画(2013年4月1日~2016年3月31日)

●妊娠時の休業制度の拡充・導入○ハローベイビー休暇の導入(2013年度)

●育児休業取得後も継続して休むことができる制度の拡充・導入○育児休業プラス入園支援休暇の導入(2013年度)

●休業取得者(妊娠・出産・育児)のための相談窓口を案内・周知

第三次行動計画(2016年4月1日~2019年3月31日)

●希望する労働者に対する勤務地等の限定制度の推進●育児等による退職者についての再雇用制度の実施●固定的な性別役割分担意識の是正のための情報提供

ハローベイビー休暇妊娠をした従業員が、産休取得可能期間以前に安心して休むことができます。期間:申請手続き完了後の取得開始日~産休開始前日まで

(続けて産休~育休の取得が可能)

育児休業プラス入園支援休暇育児休業終了後も子どもが保育園に入園できない場合、期間を延長して休むことができます。期間:育児休業の延長期間終了後(1歳6カ月まで)~子どもが2歳になるまで

妊娠・出産・育児支援制度当社は「子育てサポート企業」として、厚生労働省より2013年に続き二度目の認定を受けています。

ダイバーシティへの取り組み

と考えています。制度の拡充を図る一方で、逆に女性のス

テップアップの妨げになる制度などはできるだけ取り除いて

いきたいです。

渋谷:制度のみならず、従業員のこれまでの考え方も見直

す必要があると思います。結婚や子育てをしながら笑顔で

働ける環境を作るには、男性の理解と協力は必須です。全

社にダイバーシティの意識が浸透していれば、必ず女性が

活躍できる環境が整ってくると思います。

長野:女性だけでなく、今後は男性の育児休業取得や親

の介護休業取得なども増えていくでしょうし、時短勤務へ

の理解や店長を複数態勢にするなど、働き方に合わせた勤

務体系や組織体制が必要ですね。個々に合わせた、より

柔軟に働ける環境を整えることが大切です。

宮垣:男女ともにモチベーション高く働ける環境を生み出

したいですね。全ての従業員が活躍できる環境をつくるに

はダイバーシティへの共感がもっと必要だと感じます。

※くるみんマーク厚生労働省が「子育てサポート企業」として認定した企業に付与するマーク。二度目の認定であることから「くるみんマーク」の星の数が2個となっています。

特集

西日本営業部 部長 

宮垣 道輝1996年入社。2006年より関西営業部長となり、2013年7月より現職。

東海第二営業部 部長 

長野 牧1996年入社。2011年より関西でエリア長、2014年からは関東でもエリア長を務め、2015年2月より現職。

人事部 次長 

武田 幸久1997年入社。2005年からは関西や中国・四国のエリア長を担い、2010年より現職。

人材開発部 チーフ 

渋谷 恵香2001年入社。2009年厚別店にて店長。2015年より現職。

ダイバーシティでマルハンを未来へ運ぶ

2015年度制度利用実績

0

4

0

1

0

30

35

0

11

0

7

0

241

259

1

24

0

14

3

347

389

0

0

0

1

0

7

8

男性

女性

男性

女性

男性

女性

正社員

契約社員

時給者

合計

性別 ハローベイビー休暇 産休(法定) 育休(法定)育休プラス区分

宮垣:これまでのような偏った人材のみでの運営では、売上

低下や業界の縮小を食い止められないかもしれません。

そんな危機感を持っている企業は他業種を含め増加して

いますね。

長野:強い組織を作るには多様な人材の活躍が欠かせな

いです。パチンコ遊技人口が女性3割と言われる今、特に

女性の力が必要と考えます。

武田:店舗巡回をした際、お店の取り組みや改善箇所を共

有していたのですが、共有された内容に即反応して改善して

くれたり、+αでさらに良い取り組みにしてくれたのは女性が多

かったです。男性にはない発想力に何度も驚かされました。

渋谷:今後はもっと意識的に女性を増やさなければなりま

せん。増やすだけではなく採用した後の教育も重要になっ

てくると思います。

武田:女性は特に結婚や出産、育児といったライフイベン

トに深く関わるため、それらに適した制度の構築が必要だ

※2015年8月 社内報LUCEから一部抜粋

※2015/4/1~2016/3/31(退職者含む)

TOPICS

19 MARUHAN Corporate Report 2016

Page 21: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

従業員個人と企業の幸せが経営理念の実現へとつながると考え、マルハンはダイバーシティを経営課題としてとらえています。ダイバーシティ全社共通方針を「ダイバーシティで、ヨロコビを。」とし、3つの指針として「女性活躍推進」「働く環境整備」「ダイバーシティの全社浸透」を重点課題としています。

女性活躍推進

女性管理職比率目標の設定2015年7月、2020年に女性管理職比率を5%とする数値目

標を発表しました。女性社員を含む全ての従業員が、おのおの

の個性と能力を活かし活躍できる環境づくりを促進し、さらな

る制度の拡充をいたします。また、組織運営や意思決定に多

様な社員が参画することで新たな価値の創出を図ります。

ワーク・ライフ・バランスへの取り組み

女性役職者創出研修の開催女性はライフイベントによる変化で、キャリアビジョンを描く

のに迷いが生じがちです。自身のキャリアビジョンを見つめ

なおし、不安を取り除くため、2015年度から女性役職者創

出研修をスタートしました。上位職を希望する女性従業員を

対象に、ダイバーシティの理解、プライベートを含めたライフ

ビジョンの明確化、スキル補完を半年かけて行っています。

第一次行動計画(2011年12月1日~2013年3月31日)

●正社員の転宅を伴う移動範囲を自己選択できる制度の導入(2011年度)●妊娠中および出産後1年以内の女性正社員が転宅転勤移動を制限可能とする●妊娠・出産・育児に関する社内制度について従業員へ周知○2012年度 ガイドブック作成

第二次行動計画(2013年4月1日~2016年3月31日)

●妊娠時の休業制度の拡充・導入○ハローベイビー休暇の導入(2013年度)

●育児休業取得後も継続して休むことができる制度の拡充・導入○育児休業プラス入園支援休暇の導入(2013年度)

●休業取得者(妊娠・出産・育児)のための相談窓口を案内・周知

第三次行動計画(2016年4月1日~2019年3月31日)

●希望する労働者に対する勤務地等の限定制度の推進●育児等による退職者についての再雇用制度の実施●固定的な性別役割分担意識の是正のための情報提供

ハローベイビー休暇妊娠をした従業員が、産休取得可能期間以前に安心して休むことができます。期間:申請手続き完了後の取得開始日~産休開始前日まで

(続けて産休~育休の取得が可能)

育児休業プラス入園支援休暇育児休業終了後も子どもが保育園に入園できない場合、期間を延長して休むことができます。期間:育児休業の延長期間終了後(1歳6カ月まで)~子どもが2歳になるまで

妊娠・出産・育児支援制度当社は「子育てサポート企業」として、厚生労働省より2013年に続き二度目の認定を受けています。

ダイバーシティへの取り組み

と考えています。制度の拡充を図る一方で、逆に女性のス

テップアップの妨げになる制度などはできるだけ取り除いて

いきたいです。

渋谷:制度のみならず、従業員のこれまでの考え方も見直

す必要があると思います。結婚や子育てをしながら笑顔で

働ける環境を作るには、男性の理解と協力は必須です。全

社にダイバーシティの意識が浸透していれば、必ず女性が

活躍できる環境が整ってくると思います。

長野:女性だけでなく、今後は男性の育児休業取得や親

の介護休業取得なども増えていくでしょうし、時短勤務へ

の理解や店長を複数態勢にするなど、働き方に合わせた勤

務体系や組織体制が必要ですね。個々に合わせた、より

柔軟に働ける環境を整えることが大切です。

宮垣:男女ともにモチベーション高く働ける環境を生み出

したいですね。全ての従業員が活躍できる環境をつくるに

はダイバーシティへの共感がもっと必要だと感じます。

※くるみんマーク厚生労働省が「子育てサポート企業」として認定した企業に付与するマーク。二度目の認定であることから「くるみんマーク」の星の数が2個となっています。

特集

西日本営業部 部長 

宮垣 道輝1996年入社。2006年より関西営業部長となり、2013年7月より現職。

東海第二営業部 部長 

長野 牧1996年入社。2011年より関西でエリア長、2014年からは関東でもエリア長を務め、2015年2月より現職。

人事部 次長 

武田 幸久1997年入社。2005年からは関西や中国・四国のエリア長を担い、2010年より現職。

人材開発部 チーフ 

渋谷 恵香2001年入社。2009年厚別店にて店長。2015年より現職。

ダイバーシティでマルハンを未来へ運ぶ

2015年度制度利用実績

0

4

0

1

0

30

35

0

11

0

7

0

241

259

1

24

0

14

3

347

389

0

0

0

1

0

7

8

男性

女性

男性

女性

男性

女性

正社員

契約社員

時給者

合計

性別 ハローベイビー休暇 産休(法定) 育休(法定)育休プラス区分

宮垣:これまでのような偏った人材のみでの運営では、売上

低下や業界の縮小を食い止められないかもしれません。

そんな危機感を持っている企業は他業種を含め増加して

いますね。

長野:強い組織を作るには多様な人材の活躍が欠かせな

いです。パチンコ遊技人口が女性3割と言われる今、特に

女性の力が必要と考えます。

武田:店舗巡回をした際、お店の取り組みや改善箇所を共

有していたのですが、共有された内容に即反応して改善して

くれたり、+αでさらに良い取り組みにしてくれたのは女性が多

かったです。男性にはない発想力に何度も驚かされました。

渋谷:今後はもっと意識的に女性を増やさなければなりま

せん。増やすだけではなく採用した後の教育も重要になっ

てくると思います。

武田:女性は特に結婚や出産、育児といったライフイベン

トに深く関わるため、それらに適した制度の構築が必要だ

※2015年8月 社内報LUCEから一部抜粋

※2015/4/1~2016/3/31(退職者含む)

TOPICS

重点課題1

重点課題2

重点課題3

重点課題4

重点課題5

重点課題6

20MARUHAN Corporate Report 2016

Page 22: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

組織統治

依存問題との関わり6重点課題

大山店でトライアルを実施しています。

お客様や社会により信頼される企業となり、事業を継続的に営んでいくための取り組みを行っています。

ガバナンス体制

マルハンでは最大限の透明性、厳格な内部管理体制、許可

営業に伴うリスクの最小化を維持する経営体制の構築を

図っています。業務遂行においては、法令、規則を遵守し、

経営陣は業務上発生し得る各種リスクとその影響を把握し

ています。

全営業所にはその店舗に起こり得る可能性のある災害情報

を記した店舗リスクカルテ、津波・避難ルートマップを用意し

ており、有事の際には、東京本社に設置される災害対策本部

にて、速やかに店舗の被害状況、収集した情報の確認・共有

と、初動対応が行える体制を整えています。全事業所にて年

2回以上、防災訓練も実施しています。東日本大震災以降

は、想定範囲をさらに広げた訓練を行うため、地域消防署と

連携した大規模地震訓練を実施しています。

2015年度はいわき店・小名浜店、仙台新港店の2カ所で近

隣の複数店舗と合同にて大規模地震訓練を実施し、合わせ

て120名以上のスタッフが参画、津波に対するシミュレー

ションを行いました。これらを通じて、大規模地震の際にお客

様と自分たち自身を守る対策を講じています。

災害に備える取り組み

ガバナンス体制図

株主総会

取締役

業務監査部

スタッフ・事業部門

経営・監督

業務執行

監査役 監査法人

選任・解任 選任・解任 選任・解任

監査 監査

監査

監査

監督

監査・監査意見

監督

連携

一部のお客様がパチンコ・パチスロに依存し、社会的問題となっていることは、エンターテイメントを提供する立場として憂慮すべき状態であり、社会からさらなる取り組みの強化を業界全体に求められていると認識しています。パチンコホール企業の責務として、当社はこの問題にしっかりと向き合い、依存の未然防止などお客様を守る活動に積極的に取り組んでいます。

依存には「集中・熱中」といった良い面もありますが、その度合いを自分でコントロールできなくなると「中毒・のめり込み」といった

悪い面が出てきます。また、依存する対象も人それぞれです。当社は2010年より、複雑な現象である依存に関する研究に「依存

学」として取り組んでいるNPO法人依存学推進協議会を通じ、依存に関する共同研究等を継続して行っています。

依存に関する研究支援

大切なお客様を守ることを目的に、パチンコ業界全体で『依存問題対応ガイドライン』を策定しています。当社は一般社団法人 日本遊技関

連事業協会が主催する「依存問題プロジェクトチーム」を通じて、このガイドラインのアップデートや効果的な施策検討に参画しています。

日遊協 依存問題プロジェクトチームへの参画

『依存問題対応ガイドライン』に沿った施策の実施例

●新聞の折り込み広告・テレビCMに共通標語を入れる

共通標語:『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。

のめり込みに注意しましょう。』

社会に向けた取り組み お客様に向けた取り組み

●依存問題相談窓口の告知ポスター・ステッカーの掲示

依存に関する電話相談を行う『認定NPO法人リカバリーサポート・

ネットワーク』のご案内ポスターとステッカーを店舗に掲示し、

依存に苦しむお客様やそのご家族に相談窓口をご紹介しています。

●自己申告プログラムの活用

会員カードをお持ちのお客様から1日の

遊技金額上限を申告いただくと、その上

限金額を超えて遊技された場合に、次回

来店時に店舗スタッフよりその旨をお知

らせする仕組みです。CMでの対応

MARUHAN Corporate Report 201621

Page 23: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

組織統治

依存問題との関わり6重点課題

大山店でトライアルを実施しています。

お客様や社会により信頼される企業となり、事業を継続的に営んでいくための取り組みを行っています。

ガバナンス体制

マルハンでは最大限の透明性、厳格な内部管理体制、許可

営業に伴うリスクの最小化を維持する経営体制の構築を

図っています。業務遂行においては、法令、規則を遵守し、

経営陣は業務上発生し得る各種リスクとその影響を把握し

ています。

全営業所にはその店舗に起こり得る可能性のある災害情報

を記した店舗リスクカルテ、津波・避難ルートマップを用意し

ており、有事の際には、東京本社に設置される災害対策本部

にて、速やかに店舗の被害状況、収集した情報の確認・共有

と、初動対応が行える体制を整えています。全事業所にて年

2回以上、防災訓練も実施しています。東日本大震災以降

は、想定範囲をさらに広げた訓練を行うため、地域消防署と

連携した大規模地震訓練を実施しています。

2015年度はいわき店・小名浜店、仙台新港店の2カ所で近

隣の複数店舗と合同にて大規模地震訓練を実施し、合わせ

て120名以上のスタッフが参画、津波に対するシミュレー

ションを行いました。これらを通じて、大規模地震の際にお客

様と自分たち自身を守る対策を講じています。

災害に備える取り組み

ガバナンス体制図

株主総会

取締役

業務監査部

スタッフ・事業部門

経営・監督

業務執行

監査役 監査法人

選任・解任 選任・解任 選任・解任

監査 監査

監査

監査

監督

監査・監査意見

監督

連携

一部のお客様がパチンコ・パチスロに依存し、社会的問題となっていることは、エンターテイメントを提供する立場として憂慮すべき状態であり、社会からさらなる取り組みの強化を業界全体に求められていると認識しています。パチンコホール企業の責務として、当社はこの問題にしっかりと向き合い、依存の未然防止などお客様を守る活動に積極的に取り組んでいます。

依存には「集中・熱中」といった良い面もありますが、その度合いを自分でコントロールできなくなると「中毒・のめり込み」といった

悪い面が出てきます。また、依存する対象も人それぞれです。当社は2010年より、複雑な現象である依存に関する研究に「依存

学」として取り組んでいるNPO法人依存学推進協議会を通じ、依存に関する共同研究等を継続して行っています。

依存に関する研究支援

大切なお客様を守ることを目的に、パチンコ業界全体で『依存問題対応ガイドライン』を策定しています。当社は一般社団法人 日本遊技関

連事業協会が主催する「依存問題プロジェクトチーム」を通じて、このガイドラインのアップデートや効果的な施策検討に参画しています。

日遊協 依存問題プロジェクトチームへの参画

『依存問題対応ガイドライン』に沿った施策の実施例

●新聞の折り込み広告・テレビCMに共通標語を入れる

共通標語:『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。

のめり込みに注意しましょう。』

社会に向けた取り組み お客様に向けた取り組み

●依存問題相談窓口の告知ポスター・ステッカーの掲示

依存に関する電話相談を行う『認定NPO法人リカバリーサポート・

ネットワーク』のご案内ポスターとステッカーを店舗に掲示し、

依存に苦しむお客様やそのご家族に相談窓口をご紹介しています。

●自己申告プログラムの活用

会員カードをお持ちのお客様から1日の

遊技金額上限を申告いただくと、その上

限金額を超えて遊技された場合に、次回

来店時に店舗スタッフよりその旨をお知

らせする仕組みです。CMでの対応

重点課題1

重点課題2

重点課題3

重点課題4

重点課題5

重点課題6

22MARUHAN Corporate Report 2016

Page 24: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

法令等遵守体制 ❶コンプライアンスポリシー法令等の遵守を徹底し、業務の適法性とともに適切性を確保するために、最適なコンプライアンスを実現することを最優先とする企業文化の構築に取り組んでいます。2006年の取締役会で決定した「内部統制システム構築に関する基本事項」のもと、役員・顧問および社員の行動指針となる「企業憲章」を策定し、役員・顧問および社員がこれを充分に理解し、遵守することについて毎年点検を行い、同憲章等に基づいた業務運営を行うことを確認しています。また、会社が遵守すべきさまざまな法令諸規則等に関するリスクを評価し、リスクの顕在化を防止するための枠組みとして「倫理規程」を制定し、この規程の基本姿勢のもとコンプライアンスに関する詳細な手順書として「コンプライアンスマニュアル」を制定しています。

❷コンプライアンス体制 取締役会は、法令遵守態勢をはじめとする内部統制に関する適切性・実効性の検証を、監査役・業務監査部に委任するとともに、法務担当役員をコンプライアンス統括責任者に任命し、コンプライアンスに関する全社的な態勢整備と適切な運営を 確保する体制としています。法務担当役員が所管する法務部は、法務・コンプライアンスに関する統轄部署として具体的な法令等遵守態勢の整備・拡充と個別の業務内容について法務・コンプライアンスの観点から確認・検証を行なうとともに、コンプライアンスマニュアルの制定・改定等を行なっています。また、全社を対象にアンケート方式のコンプライアンスチェックを行い、法令遵守状況の確認・徹底を通じて企業全体でのコンプライアンス態勢の確立を目指しています。コンプライアンス統轄責任者のもと、全ての店舗・所管部に「コンプライアンス担当者」を配置し、社員のコンプライアンスに関わる報告・相談等への対応や検証を行なっています。

コンプライアンスの推進

❸コンプライアンス浸透・定着のための 各種研修・啓蒙活動の実施 パチンコホール業が対象となる風俗営業等の規制および業務の適正化等に関する法律(風適法)はもちろん、それ以外の法律についても知識を深められるよう、必修研修にて各段階に応じたコンプライアンス研修を実施、店長会議やコンプライアンスリスク分科会などさまざまな場面でコンプライアンスの重要性を周知徹底を図っています。 また、毎月1回、身近で重要なテーマに絞った「コンプライアンス教育実施簿」による教育を実施しています。

コンプライアンスホットライン(内部通報制度)の運用 クリーン・オープン・フェアな企業文化の醸成と、適正な職場環境の維持・向上を目的として、全ての役員・顧問および社員が報告できる通報制度として「コンプライアンスホットライン」・「社外相談窓口」を設けています。相談者および通報者のプライバシーに十分に配慮して調査やヒアリングを行い、コンプライアンスに関する問題を早期発見・解決し、改善及び再発防止に努めています。

コンプライアンス体制図

従業員等

業務責任者 ・職務権限委譲者・部門責任者(コンプライアンス担当者)

サポート部署・法務部・総務部・保安部

・遊技機戦略部・人事部

経営・監督責任 取締役会

顧問弁護士(外部)

統括責任者 法務担当役員

監査法人(外部)

代表者経歴

1931年2月15日 韓国慶尚南道三千浦生まれ1947年10月(16歳) 来日法政大学 卒業

代表取締役会長

韓 昌祐

1942年6月4日生

代表取締役副会長

鈴木 嘉和1963年4月17日生

現役職

公益財団法人 韓昌祐・哲 文化財団 理事長京都ユネスコ協会 理事国際ロータリークラブ第2650地区・京都平安ロータリークラブ会員公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団 理事日韓親善協会中央会 名誉顧問公益財団法人 日本国際連合協会 理事

韓国内役職

社団法人世界韓人商工人総連合会 会長財団法人 韓昌祐 祥子 教育文化財団 会長広域豆満江開発計画(GTI)国際貿易投資博覧会 組織委員長江原道 名誉知事 受賞歴1972年 6月 日本国内閣総理大臣より紺綬褒章を受章

1987年 12月 韓国政府より体育勲章「青龍章」(勲一等)を受勲

1994年 3月 天皇、皇后両陛下による大韓民国大統領・金泳三閣下ならびに 同令夫人のための宮中晩餐会に招かれる

1995年 2月 韓国政府より国民勲章「無窮花章」(勲一等)を受勲

1995年 6月 マルハン創業の地、京都府峰山町より名誉町民の顕彰を受ける

1998年 3月 韓国・KBS放送主催「第6回海外同胞賞」を受賞

1999年 11月 日本国政府より勲三等「瑞宝章」を受勲

2004年 2月 マーシャル諸島共和国政府より最高功労勲章を受勲

2008年 4月 天皇、皇后両陛下による春の園遊会に招かれる

2008年 5月 カンボジア王国勲章 第1等綬大十字章を受章

2010年 10月 韓国泗川(サチョン)市より第1号市民大賞を受賞

2010年 12月 韓国経済新聞社主催「今年のCEO大賞」特別賞を受賞

2016年 8月 日本国内閣総理大臣より紺綬褒章を受章

略歴

1957年 5月 創業

1972年 12月 現在の株式会社マルハンを設立 代表取締役社長就任

1999年 5月 代表取締役会長就任(現任)

略歴

1961年 4月 ナショナル証券株式会社入社

1964年 7月 マルハン入社

1972年 12月 取締役就任

1975年 12月 常務取締役就任

1988年 10月 代表取締役副社長就任

1999年 5月 代表取締役社長就任

2008年 6月 代表取締役副会長就任(現任)

略歴

1988年 4月 株式会社地産入社

1990年 2月 マルハン入社

1992年 2月 取締役静岡営業本部長就任

2001年 10月 取締役営業統括本部長就任

2005年 4月 常務取締役営業本部長就任

2006年 4月 代表取締役副社長就任

2008年 6月 代表取締役社長就任(現任)

代表取締役社長

韓 裕

相談 報告

報告

報告指示 助言

助言指示

指示

助言

監査・指示

相談

相談 相談

相談相談相談

情報提供・指示

報告監督責任者 監査役業務監査部

MARUHAN Corporate Report 201623

Page 25: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

法令等遵守体制 ❶コンプライアンスポリシー法令等の遵守を徹底し、業務の適法性とともに適切性を確保するために、最適なコンプライアンスを実現することを最優先とする企業文化の構築に取り組んでいます。2006年の取締役会で決定した「内部統制システム構築に関する基本事項」のもと、役員・顧問および社員の行動指針となる「企業憲章」を策定し、役員・顧問および社員がこれを充分に理解し、遵守することについて毎年点検を行い、同憲章等に基づいた業務運営を行うことを確認しています。また、会社が遵守すべきさまざまな法令諸規則等に関するリスクを評価し、リスクの顕在化を防止するための枠組みとして「倫理規程」を制定し、この規程の基本姿勢のもとコンプライアンスに関する詳細な手順書として「コンプライアンスマニュアル」を制定しています。

❷コンプライアンス体制 取締役会は、法令遵守態勢をはじめとする内部統制に関する適切性・実効性の検証を、監査役・業務監査部に委任するとともに、法務担当役員をコンプライアンス統括責任者に任命し、コンプライアンスに関する全社的な態勢整備と適切な運営を 確保する体制としています。法務担当役員が所管する法務部は、法務・コンプライアンスに関する統轄部署として具体的な法令等遵守態勢の整備・拡充と個別の業務内容について法務・コンプライアンスの観点から確認・検証を行なうとともに、コンプライアンスマニュアルの制定・改定等を行なっています。また、全社を対象にアンケート方式のコンプライアンスチェックを行い、法令遵守状況の確認・徹底を通じて企業全体でのコンプライアンス態勢の確立を目指しています。コンプライアンス統轄責任者のもと、全ての店舗・所管部に「コンプライアンス担当者」を配置し、社員のコンプライアンスに関わる報告・相談等への対応や検証を行なっています。

コンプライアンスの推進

❸コンプライアンス浸透・定着のための 各種研修・啓蒙活動の実施 パチンコホール業が対象となる風俗営業等の規制および業務の適正化等に関する法律(風適法)はもちろん、それ以外の法律についても知識を深められるよう、必修研修にて各段階に応じたコンプライアンス研修を実施、店長会議やコンプライアンスリスク分科会などさまざまな場面でコンプライアンスの重要性を周知徹底を図っています。 また、毎月1回、身近で重要なテーマに絞った「コンプライアンス教育実施簿」による教育を実施しています。

コンプライアンスホットライン(内部通報制度)の運用 クリーン・オープン・フェアな企業文化の醸成と、適正な職場環境の維持・向上を目的として、全ての役員・顧問および社員が報告できる通報制度として「コンプライアンスホットライン」・「社外相談窓口」を設けています。相談者および通報者のプライバシーに十分に配慮して調査やヒアリングを行い、コンプライアンスに関する問題を早期発見・解決し、改善及び再発防止に努めています。

コンプライアンス体制図

従業員等

業務責任者 ・職務権限委譲者・部門責任者(コンプライアンス担当者)

サポート部署・法務部・総務部・保安部

・遊技機戦略部・人事部

経営・監督責任 取締役会

顧問弁護士(外部)

統括責任者 法務担当役員

監査法人(外部)

代表者経歴

1931年2月15日 韓国慶尚南道三千浦生まれ1947年10月(16歳) 来日法政大学 卒業

代表取締役会長

韓 昌祐

1942年6月4日生

代表取締役副会長

鈴木 嘉和1963年4月17日生

現役職

公益財団法人 韓昌祐・哲 文化財団 理事長京都ユネスコ協会 理事国際ロータリークラブ第2650地区・京都平安ロータリークラブ会員公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団 理事日韓親善協会中央会 名誉顧問公益財団法人 日本国際連合協会 理事

韓国内役職

社団法人世界韓人商工人総連合会 会長財団法人 韓昌祐 祥子 教育文化財団 会長広域豆満江開発計画(GTI)国際貿易投資博覧会 組織委員長江原道 名誉知事 受賞歴1972年 6月 日本国内閣総理大臣より紺綬褒章を受章

1987年 12月 韓国政府より体育勲章「青龍章」(勲一等)を受勲

1994年 3月 天皇、皇后両陛下による大韓民国大統領・金泳三閣下ならびに 同令夫人のための宮中晩餐会に招かれる

1995年 2月 韓国政府より国民勲章「無窮花章」(勲一等)を受勲

1995年 6月 マルハン創業の地、京都府峰山町より名誉町民の顕彰を受ける

1998年 3月 韓国・KBS放送主催「第6回海外同胞賞」を受賞

1999年 11月 日本国政府より勲三等「瑞宝章」を受勲

2004年 2月 マーシャル諸島共和国政府より最高功労勲章を受勲

2008年 4月 天皇、皇后両陛下による春の園遊会に招かれる

2008年 5月 カンボジア王国勲章 第1等綬大十字章を受章

2010年 10月 韓国泗川(サチョン)市より第1号市民大賞を受賞

2010年 12月 韓国経済新聞社主催「今年のCEO大賞」特別賞を受賞

2016年 8月 日本国内閣総理大臣より紺綬褒章を受章

略歴

1957年 5月 創業

1972年 12月 現在の株式会社マルハンを設立 代表取締役社長就任

1999年 5月 代表取締役会長就任(現任)

略歴

1961年 4月 ナショナル証券株式会社入社

1964年 7月 マルハン入社

1972年 12月 取締役就任

1975年 12月 常務取締役就任

1988年 10月 代表取締役副社長就任

1999年 5月 代表取締役社長就任

2008年 6月 代表取締役副会長就任(現任)

略歴

1988年 4月 株式会社地産入社

1990年 2月 マルハン入社

1992年 2月 取締役静岡営業本部長就任

2001年 10月 取締役営業統括本部長就任

2005年 4月 常務取締役営業本部長就任

2006年 4月 代表取締役副社長就任

2008年 6月 代表取締役社長就任(現任)

代表取締役社長

韓 裕

相談 報告

報告

報告指示 助言

助言指示

指示

助言

監査・指示

相談

相談 相談

相談相談相談

情報提供・指示

報告監督責任者 監査役業務監査部

MARUHAN Corporate Report 2016 24

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店舗数推移

(単位:億円)

(店舗) (人)

(単位:億円)

2012 2013 2014 2015

2012 2013 2014 20153月期 3月期 3月期 3月期

3月期 3月期 3月期 3月期3月期 3月期 3月期 3月期

3月期 3月期 3月期 3月期2012 2013 2014 2015

2012 2013 2014 2015

20,79121,368 21,116

19,782

20163月期

18,988

売上高推移(連結)

(2016年3月期) (2016年3月期)

(2016年3月期) (2016年3月期)

経常利益推移(連結)

従業員数推移

0

200

400

600

800

521

424

605637

3月期2016

405

5,00

10,00

15,00

20,00

22,00

(ホール事業のみ)

273286

299308

20163月期

315

0

4,000

6,000

8,000

(パート・アルバイト含む)

13,000 12,427

10,000

12,000

13,001

11,82711,482

3月期2016

12,482

0

140

160

200

220

320

240

260

280

300

主要財務情報 全店舗網

報告の範囲 対象期間:2015年4月~ 2016年3月 対象範囲:株式会社マルハン単体の活動

対象読者 お客様やお取引先、マルハン社員、マルハン事業所のある地域の方々、他企業のCSRご担当者など、マルハンと関わりのある全ての方々を想定しています。

編集方針

パチンコホール

59店舗 21店舗

25

2

1兆8,988億円

315店舗 12,482人

405億円

店舗

7店舗

L&A(レジャー&アミューズメント)

パチンコホールL&A(レジャー&アミューズメント)

※2016年3月現在

パチンコホールパチンコホール

パチンコホール

パチンコホール

パチンコホール パチンコホール

パチンコホール パチンコホール

発行日 2016年9月 次回発行予定 2017年7月

L&A

1店舗39店舗

73店舗

50店舗8店舗

店舗

L&A

3店舗

L&A

2店舗

L&A

近畿

近畿

北陸・甲信越

北陸・甲信越

九州

九州

中国

中国

四国

四国

東海

東海

関東関東

東北

東北

北海道

33店舗

パチンコホール

北海道

お問い合わせ先 株式会社マルハン 経営企画部 〒100-6228 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内28階 TEL:03-5221-7004 FAX:03-5221-7174

315店舗

8店舗

MARUHAN Corporate Report 201625

Page 27: Corporate Report 2016 · 重点課題 地域社会との関わり 重点課題 環境との関わり 重点課題 お取引先との関わり 重点課題 従業員との関わり

店舗数推移

(単位:億円)

(店舗) (人)

(単位:億円)

2012 2013 2014 2015

2012 2013 2014 20153月期 3月期 3月期 3月期

3月期 3月期 3月期 3月期3月期 3月期 3月期 3月期

3月期 3月期 3月期 3月期2012 2013 2014 2015

2012 2013 2014 2015

20,79121,368 21,116

19,782

20163月期

18,988

売上高推移(連結)

(2016年3月期) (2016年3月期)

(2016年3月期) (2016年3月期)

経常利益推移(連結)

従業員数推移

0

200

400

600

800

521

424

605637

3月期2016

405

5,00

10,00

15,00

20,00

22,00

(ホール事業のみ)

273286

299308

20163月期

315

0

4,000

6,000

8,000

(パート・アルバイト含む)

13,000 12,427

10,000

12,000

13,001

11,82711,482

3月期2016

12,482

0

140

160

200

220

320

240

260

280

300

主要財務情報 全店舗網

報告の範囲 対象期間:2015年4月~ 2016年3月 対象範囲:株式会社マルハン単体の活動

対象読者 お客様やお取引先、マルハン社員、マルハン事業所のある地域の方々、他企業のCSRご担当者など、マルハンと関わりのある全ての方々を想定しています。

編集方針

パチンコホール

59店舗 21店舗

25

2

1兆8,988億円

315店舗 12,482人

405億円

店舗

7店舗

L&A(レジャー&アミューズメント)

パチンコホールL&A(レジャー&アミューズメント)

※2016年3月現在

パチンコホールパチンコホール

パチンコホール

パチンコホール

パチンコホール パチンコホール

パチンコホール パチンコホール

発行日 2016年9月 次回発行予定 2017年7月

L&A

1店舗39店舗

73店舗

50店舗8店舗

店舗

L&A

3店舗

L&A

2店舗

L&A

近畿

近畿

北陸・甲信越

北陸・甲信越

九州

九州

中国

中国

四国

四国

東海

東海

関東関東

東北

東北

北海道

33店舗

パチンコホール

北海道

お問い合わせ先 株式会社マルハン 経営企画部 〒100-6228 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内28階 TEL:03-5221-7004 FAX:03-5221-7174

315店舗

8店舗

MARUHAN Corporate Report 2016 26

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Contents

Corporate Report 2016

トップメッセージ

マルハンの歩み

会社概要

マルハンイズム

重点課題❶お客様との関わり

重点課題❷地域社会との関わり

重点課題❸環境との関わり

重点課題❹お取引先との関わり

重点課題❺従業員との関わり

ダイバーシティへの取り組み

重点課題❻依存問題との関わり

組織統治

代表者経歴

主要財務情報

全店舗網

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