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Copyright ©2011 NORITZ Corporation.All Rights Reserved. ノーリツのブランド活動 2012年9月15日 株式会社ノーリツ ブランドマネジメントG 松崎 努 【常盤塾発表資料】 Copyright ©2011 NORITZ Corporation.All Rights Reserved. はじめに 問題意識 1. モノづくりも大切だが、課題を解決することのほうが大切 で、 新しい生態系をつくることが大切。土俵は違うところにある (出所:ドミニク・デュルパン『なぜ、日本企業はグローバル化できないのか』) 2. 企業が社会に生きる意味とは。自社のビジョンとマーケ ティングを再度見直し、共感を得ること で再構成する必要 があるのではないか。“社会の気持ち”にいいこと。 ★国内市場減少の要因 (弊社ブランド重視の背景) 差異化→新製品、モデルチェンジの繰り返し、ブランド数増加、発売当初半年ヒット (流通型)結果、売上伸び悩みの繰り返し(2001年以降) ※エコポイント、補助金頼みの販売・・・環境製品、新エネ事業 消費者は「モノ」としての製品を欲しがっていない、目新しさだけでは駄目、 「モノ」のスペックで表現できない価値をつくる必要がある。 Copyright ©2011 NORITZ Corporation.All Rights Reserved. ★本日の内容 1. ノーリツの会社概要、創業の歴史 2. Vプラン16/私の担当課題 3. 風呂のおき場所 Copyright ©2011 NORITZ Corporation.All Rights Reserved. 会社概要 会社概要 会社概要

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ノーリツのブランド活動

2012年9月15日

株式会社ノーリツ

ブランドマネジメントG 松崎 努

【常盤塾発表資料】

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はじめに 問題意識

1. モノづくりも大切だが、課題を解決することのほうが大切で、新しい生態系をつくることが大切。土俵は違うところにある(出所:ドミニク・デュルパン『なぜ、日本企業はグローバル化できないのか』)

2. 企業が社会に生きる意味とは。自社のビジョンとマーケティングを再度見直し、共感を得ることで再構成する必要があるのではないか。“社会の気持ち”にいいこと。

★国内市場減少の要因 (弊社ブランド重視の背景)

差異化→新製品、モデルチェンジの繰り返し、ブランド数増加、発売当初半年ヒット

(流通型)結果、売上伸び悩みの繰り返し(2001年以降)

※エコポイント、補助金頼みの販売・・・環境製品、新エネ事業

消費者は「モノ」としての製品を欲しがっていない、目新しさだけでは駄目、

「モノ」のスペックで表現できない価値をつくる必要がある。

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★本日の内容

1. ノーリツの会社概要、創業の歴史

2. Vプラン16/私の担当課題

3. 風呂のおき場所

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会社概要会社概要会社概要

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会社の概要5

設立設立 昭和昭和2626年年33月月1010日日

本社所在地本社所在地 兵庫県神戸市中央区江戸町兵庫県神戸市中央区江戸町

資本金資本金 201億67百万円201億67百万円

従業員数従業員数 単体単体2,2,938938名(連結名(連結5,5195,519名)名)

連結子会社連結子会社 国内13社国内13社 海外6社海外6社

連結売上高連結売上高 1,843億円(2011年)1,843億円(2011年)

社名社名 株式会社ノーリツ株式会社ノーリツ

生産拠点生産拠点 国内5拠点国内5拠点 海外1拠点海外1拠点

営業拠点営業拠点 国内68拠点国内68拠点

2012年3月末現在

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創業の原点・企業理念

創業の原点 『お風呂は人を幸せにする』

当社の歴史は、1951年に能率風呂工業を創設したことに始まる。創業者の太田は、海軍兵学校時代の厳しい訓練の日々で、風呂は唯一のやすらぎの場所だったことを思い出し、人々に疲れた体や心を癒すことができるものを提供したいという思いから風呂釜の製造を開始した。

企業理念 『お湯と健康 愛とやすらぎ

豊かな暮しをつくる ノーリツ』

企業理念は、1984年に制定。株式市場に上場するタイミングであったことと、住空間に事業を拡大することを予定していた、いわば「第2の創業期」と呼べる時期であった。心の豊かさあふれる暮しを提供するという理念に込められた想いは、変わる事のない普遍的なものである。

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風呂は幸福への道(1951~1961)• 太田敏郎と植松清次の出会い、専売特許能率風呂が大ヒット• 1951年能率風呂工業設立

7 ノーリツの歴史①

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• 人との出会い、チームプレー(文化、技術、PR)

太田と植松のツーショット

(運命の出会い)

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上場企業への道のり(1962~1980)• マジコン、ユービック、ユラージ、ユコア、GT(1+1=3 複合)• 浴槽開発の失敗、ソーラー参入の拡大と落とし穴

9 ノーリツの歴史②

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成功の光と影

• 対立(管理vs.開発)(営業vs.開発)• 浴槽開発の失敗で1962年社長解任・1980年再登板• マンション、ソーラーブーム

ユービック

100V導入

キッチン組込給湯器

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システム商品への挑戦(1981~2001)

• 1984年CI導入、上場

• 湯まわり設備企業、NOVANO展開、Kohler&Miele 提携

11 ノーリツの歴史③

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現在標準化されているシステムは当社初が多い

• 全自動温水給湯システム• 多機能シャワーシステム(タワー)• 半身浴浴槽• ミストサウナ付浴室暖房乾燥機• テレビリモコン• 自動洗浄浴槽(おそうじ浴槽)• 非増改築型システムバス(グラシオ)

しかし、お風呂の価値につながっていない

2000年以降、選び方が変わってきた

経営陣は新製品開発への思い入れが強い

(現実とのギャップ)

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新エネ&グローバルが成長の柱(2001年~現在)

• 2001年創造21計画、湯生活満足企業を目指しCS強化、ファンドと対決

• 2009年Vプラン16、「エコ*リラ*キレイ」

13 ノーリツの歴史④

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当社の事業領域(国内事業) ①14■エネルギー・ベストミックス機器と湯まわり生活設備機器

温水空調分野

新エネルギー分野

住設システム分野

厨房分野

ガス・石油給湯器 温水床暖房 ガスファンヒータ浴室暖房乾燥機

太陽光発電 太陽熱利用給湯システム 排熱利用給湯暖房ユニット

洗面化粧台 システムバス システムキッチン 浴室TV

ガスコンロ 食洗乾燥機 レンジフード

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浴室暖房乾燥機浴室暖房乾燥機

暖房端末暖房端末温水床暖房温水床暖房

太陽光発電太陽光発電

パワコンパワコン

エコウィルエコウィル

燃料電池燃料電池

給湯

太陽熱温水器太陽熱温水器

太陽熱利用給湯システム太陽熱利用給湯システム

高効率給湯器高効率給湯器

高効率コンロ高効率コンロ

システムバスシステムバス

システムキッチンシステムキッチン洗面化粧台洗面化粧台

当社の事業領域(国内事業) ②

■湯まわり軸のネットワーク商品・サービス関連事業

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当社の事業領域(海外事業)16■高性能なガス給湯器で、お湯のある幸せを世界へ

【【販売ネットワーク販売ネットワーク】】 中国・香港・台湾・韓国・北米・ブラジル・豪州・中国・香港・台湾・韓国・北米・ブラジル・豪州・EUEU

【【海外商品海外商品】】 ガス給湯器・ガスコンロガス給湯器・ガスコンロ

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7%

93%

43

71

87

3847

8

0

20

40

60

80

100

09年 10年 11年

■事業別売上

業績推移17■連結売上高,営業利益率 ■連結営業利益,当期利益

単位:億円

1,694

1,751

1,843

1,500

1,600

1,700

1,800

1,900

09年 10年 11年

2.5%

4.2% 4.7%

1.0%

2.0%

3.0%

4.0%

5.0%

売上高

営業利益率

単位:億円

営業利益

当期利益

国内事業(1,704億円)

海外事業(138億円)

2011年実績

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まとめ

1. 幸せって何?人それぞれ違う、事業領域でくくる

2. 新製品が命 独創へのこだわり2000年以上の停滞からブランド意識の向上

3. 人とのつながり資源も何もない!身の丈、交流、知恵

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(2016年をゴールとした経営計画)

・Victory(勝利、勝ち抜く)・Value(価値、新しい価値を提供)・Vitality(活力、グループの活性化)

中期経営計画中期経営計画中期経営計画

Vプラン16VVプラン16プラン16

※2011年は創業60周年

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現社長のこだわり宣言(想い)20■社員を元気に!(投資:TVCM、IT、新事業)

新製品に拘る(研究開発部門の活性化)新製品に拘る(研究開発部門の活性化)1

権限委譲(方針展開と意思決定のスピード化)権限委譲(方針展開と意思決定のスピード化)2

・環境機器開発センターの新設

・職場懇談会(COM支援金)

・新エネルギー分野参入技術・事業への自信喪失

新製品(技術)による自信回復

いきすぎたトップダウン

権限委譲による現場力復活・ビジョンCafé

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グループビジョンとブランドメッセージ21

新しい幸せを、わかすこと。

■人と地球・従業員・お客さま・世界の人々

人と地球の笑顔に向けて、暮しの感動を追求するノーリツグループ

創業の原点・企業理念はそのままに、

「お湯を超えていくノーリツグループ」を目指す

■地球にやさしい暮しをあたりまえにする “エコ”

■住まいをまるごと居心地よくする “リラ”

■心身ともに美しく、健やかにする “キレイ”

【ブランドメッセージ】

【グループビジョン】

■笑顔環境、安全、快適、健康、美容

Ecology _ Relax _ Clean&Beauty

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「強いチーム」の実現「強いチーム」の実現

「強い連携」の実現「強い連携」の実現

Vプラン16基本方針22

■基本方針

1.経営基盤の安定と持続的成長を実現する2.従業員が自信と誇りをもてるNRグループにする

「強いブランド」の実現「強いブランド」の実現

「成長戦略」の実現「成長戦略」の実現

成長に向けチームワークで挑戦

成長に向けチームワークで挑戦

グループでバリューチェーンを改革

グループでバリューチェーンを改革

お客さまとのコミュニケーション強化

お客さまとのコミュニケーション強化

国内の成長海外の成長

国内の成長海外の成長

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新しい幸せを、新しい幸せを、わかすこと。わかすこと。

成長戦略の実現23

新製品にこだわり国内・海外で成長を図る

■国

内温

水の

成長

(Cデ

ファクト化)

■■JSと厨房はシナジー効果とリテールシフトでボトムアップ2011 2013 2016

■グローバ

ル市

(発展

と飛躍

■新

エネ

拡大

(持続

的成

長)

環境・安全市場の拡大+お客さま価値の創造Copyright ©2011 NORITZ Corporation.All Rights Reserved.

ノーリツの目指すブランド像

• 消費者にとって身近な存在である

(親しみ、興味、好感をもたれる)

• 活力がある、常に新しい話題(商品・サービス)を提供できる

• 社員が自信と誇りを持てる

24 強いブランドの実現①

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強いブランドの実現②25

30代の企業認知度向上ES向上

ブランド構築は、まず社内の人づくりが基本!エコ*リラ*キレイをコンセプトに社内浸透を展開

・幸せわかし隊・ビジョンCafe・3つの笑顔PJ

「社内をわかす」活動

【統一感のあるブランディング】

・HP、カタログ

・ショールーム

TV-CM展開

両輪

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強いブランドの実現③26

企業認知度

業容認知度

80.3%34.2%

84.0%42.0%

テーマ 2011実績 2012目標

+3.7+7.8

増減ファンづくり

人づくり

コトづくり

社内浸透の継続(幸せわかし隊、3つの笑顔PJ、ビジョンCafe)

CS向上CSCS向上向上ブランドJPN調査

商品プロモーション 広告

・C52(温水)

・ダブルソーラー(新エネ)

・ゆるる(浴室)

SRWeb

イベント

TV-CM雑 誌

+ +

人づくりの継続とコトづくり強化

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強い連携の実現27

グループ全体で企業力をアップする

グループ外

【ものづくり部門】生産技術・品質管理

NR

グループ会社

グループ会社

双方向の人材交流により企業力の最大化を行う

【本社部門】財務・IT

【販売部門】営業・アフターサービス

グループ再編により企業力の最大化を行う

NET統合

ハーマン営業統合

エレクトロニクス分野の開発強化

国内営業パワーの最大化

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強いチームの実現28

自立と相互支援による強いチームづくりを推進する

■個人の成長

■風土づくり

・階層別・職種別研修・部門長・所課長研修・新人事制度(人事考課制度等)・次世代経営者育成

・幸せわかし隊(部門間交流)・職場懇談会・リーダーミーティング(課長職交流)・ビタミンWスクエア(女性の活躍推進)・ビジョンCafé(社長と語る会)

52

54

56

58

60

62

64

'2009 '2010 '2011 2012目標

55.8

58.659.6

62

54.2

56.457.3

60

お互いに協力している 自分自身は成長できる

そう思う(%) 全社社員満足度調査

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2012コトづくり2012コトづくり2012コトづくり

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アクションプラン2012

社員の自信と誇り

高品質なサービス

提供のしくみづくり

業容認知の拡大

目的目的

人づくり拡大 ブランド浸透

①グローバル/グループ会社

②幸せわかし隊/部門長cafe

コトづくり加速

①広告・PR一体化

+CSR連携

②価値創造のしくみづくり

(CM商品・顧客満足度調査)

ファン交流開始

①SNSページ、イベント強化

②共創型プロジェクト

ワークショップ、コンテスト

内容内容

ワクワク指数(ES調査7月)

先行=café開催件数

CM商品満足度(総合CS調査)

顧客の声の活用運用度(やる気を生む組織調査・9月)

先行=コトシート作成数

企業認知、業容認知、

好感度(ブランドジャパン・10月)

先行=電通リサーチ、VR

評価指標(定量評価)評価指標(定量評価)

社内浸透

社内・

社外

社外

対象

づくり

コト

づくり

ファンづくり

テーマ

全社方針=ブランドマーケティングの継続と展開全社方針=ブランドマーケティングの継続と展開※コトづくりとは、マーケティングの4P&広告を駆使して、お客さまに対してよりよい商品・サービスを提供する価値伝達活動のことです。

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30代女性をコアとした

オールターゲット(流通・御得意先・取引先)■NOVANO会・協力会■グループ会社

営業/プロモーション

ショールームブランドサイト

ecorelakirei.com

ホームページ

TVCM(年3回)

新聞広告 雑誌広告

②動画コンテンツ強化■ノーリツチャンネル

PR

■ショールーム、研究開発、製造部員紹介

■社長インタビュー

①ソーシャル化■CMギャラリー■スチームペイント■社員エコリラリレー

3つの笑顔PJ

ブランドマーケティング全体像

好感

幸せわかし隊ビジョンcafé

■ブランドミーティング、方針展開

興味

認知

屋外広告

③イベント

■食育■浴育□エコ育協力

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マーケティング課題

1. 潜在顧客(不明確なニーズ 新興/成熟市場)

2. 情緒的価値(顧客インサイト)

3. 自分ごと化(ユーザー・エデュケーション)

興味喚起 理解共感 行動喚起 体験拡散

顧客にニーズを気づかせることが重要=面白い!と思うストーリー

まずは、共感しやすい社会テーマで製品を軸に企業活動の内容理解を深める その上で

自社にしか出来ない価値をどう打ち出していくかを考える

顧客インサイトの理解

フォーカステーマで

すべては追わない

社員参加型の作戦企画

(顧客も巻き込みたい)

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①広告・PR一体化①広告・PR一体化・・TVCMTVCM・・3育推進3育推進営業営業(食育*浴育*エコ育)(食育*浴育*エコ育)

・・VIVI(カタログ、店頭販促、取説/グループ名刺)

・ありがとう・ありがとうををわかすSRわかすSR(情緒的価値提案)(情緒的価値提案)

・パートナー人材・パートナー人材育成育成((流通提案力強化流通提案力強化))

・・CSR(社員の環境活動、ワークショップ)CSR(社員の環境活動、ワークショップ)

②②『『暮しに暮しにうれしい驚きをうれしい驚きを、、ノーリツからノーリツから』』の実現の実現

・価値創造・価値創造((共創型イベント、ストーリー共創型イベント、ストーリー))

“コトづくり”加速“コトづくり”加速

営業営業 広告広告 商品商品×× ××

商企

研開11~13 14~16 (年)

技術進化の方向性

技術進化の方向性

小型化小型化

新デザイン新デザイン

高品質高品質

高機能高機能

利便性利便性安全性安全性

情緒的価値情緒的価値の創造の創造

共用化共用化

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ポイント)顧客起点発想、自分ごと化

CSRCSR広報広報

++

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太陽光を何に変えようプロジェクト

④太陽光を何に変えようコンテスト

④太陽光を何に変えようコンテスト

③太陽光を感じる親子ワークショップ

③太陽光を感じる親子ワークショップ

①ソーラー・ストーリー・森の貯金箱・CSR

・ダブルソーラー

①ソーラー・ストーリー・森の貯金箱・CSR

・ダブルソーラー

②広告

太陽光を何に変えようCM

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まとめ

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グローバル

グローバルミーティング&メッセージ展開

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美国

中国

(基本は同じ)

活動の共通化

香港

ブランドメッセージ

(社外)

←英語版

(国際本部)

『新しい幸せを、

わかすこと。』

ビジョン

(社内)

ノーリツグループの想い(理念)想い

ことばの共通化

国際事業ノーリツグループ

コトづくりコトづくり情緒的価値(営業情緒的価値(営業 ** 開発開発 * * 広告)広告)

ファンづくりファンづくり共感、成功体験の共有共感、成功体験の共有

ブランドづくり

人づくり人づくりやる気と誇らしさやる気と誇らしさ

【マネジメント】

①コト・エリア責任

現地化

②人・本部責任

標準化

・社内SNS・WEBTV・合同会議

(情報共有)

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風呂のおき場所風呂のおき場所風呂のおき場所

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仕組み革新の基本発想(嶋口に加筆)

幸福(健康、リラクゼーション、コミュニケーション、解放)

⇒心地よさ、快適性

(癒し、元気、プライベート、美容)、エコ(省エネ)

身体の洗浄/心の洗浄お風呂

コミュニケーション(集い)

楽しい、会話が弾む

はなうたキッチン(仕事完了)

調理(美味しい)

美的、清潔、

収納

厨房・機器(コンロ、

システムキッチン)

アクセサリー、ステイタス時間を知らせる腕時計

観光記念輸送手段人力車

意味創造(新発想=コト)

機能(不易:本質目的=モノ)

形態(流行:追求手段)

情緒的価値(目的や選ばれ方の違いで意味も変化)

システム空間(部屋)としての価値追求

入浴方法と効果

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“風呂のおき場所”の変遷

・エコジョーズ

(高効率)

・エコフィール

・エコウィル

・環境対応Q21(低NOx、GP)

・多機能リモコン

(浴室TV、通話)

・双方向通信

・床暖房

・コンパクト給湯器(ユコア)

・遠隔追焚付

給湯器(GT)

・全自動給湯器(オートユラージ)

・暖房追焚付

給湯機(GTH)

・ガス瞬間

貯湯給湯器

(ユービック)

・瞬間給湯付

風呂釜

(ユラージ)

・ガス風呂釜

(GS釜)

・浴室内操作

(マジコン)

・石油給湯器

・流し台ガス

給湯器

・さめない

タイル風呂

(能率風呂)

ノーリツ

Cディファクト化

(CO2削減)

HEMS

省エネ・創エネ

蓄エネ

★健康(抗疲労)

(体験型)SR

業容拡大

グローバル化

環境対応Q21

自動化

コンパクト化

システム化

給湯化

複合化

ガス化技術変化

・熱源一体型

ソーラーシステム

・太陽光発電

・ダブルソーラー

・ドライホット

・グラシオ

・UD、ミスト

半身浴、寝浴、

自動洗浄浴槽

・システムバス

・多機能シャワー

(シャワータワー)

・ワールプール

・サウナ

・太陽熱

温水システム

Rショック

京都議定書

国内人口減

新興国台頭

少子高齢化

バブル崩壊

インターネット

グローバル化

消費税導入

バブル景気

世界不況

オイルショック

高度成長戦後復興社会変化

00年~90年80年70年60年50年

39

今、エコ×●●●な時代へ、その先?

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入浴における健康マーケティングの取り組み

疲労させない

疲労を和らげる

抗・疲労(抗老化)

家事軽減

ユニバーサルデザイン

(姿勢保持)

リフレッシュ(交感神経系)

リラックス(副交感神経系)

自動化(労働・作業量)

くつろぎ度(アミラーゼ活性)

エネルギー代謝(発汗量)

癒し(心拍変動、血流量)

※お客さまにとっては、日常生活の中での入浴の制約条件として、時間という要素の影響が大きい(当社調査)。

疲労を測る見える化

(健康維持管理)

心地よい浴室環境

温熱・断熱(VAS)

疲労度(心拍変動、ATMT)

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入浴スタイルの分類と機能提案

リフレッシュ

リラックス

神経刺激軸

スローファスト時間軸(温まり感)マイクロ

バブル機能

+軟水・アロマ機能

保湿浴(シャワー)

全身浴あつめ

半身浴ぬるめ保湿浴

(ミスト機能)

寝浴ぬるめ

ジェット

サウナ

暖房乾燥

高温浴(42℃)では、抗酸化防止機能が低下

低温浴ではHSP増加、免疫機能が上昇

長時間の保湿浴では、角層の水分量は過剰、角層細胞間脂質が蒸発⇒保湿入り入浴剤要

同 皮膚表面から汗や水蒸気が排出され、気化熱が奪われる⇒エネルギー消費

【高温・短時間】

【低温・長時間】

【シャワー・中間】

気分転換

瞑想・癒し

美容

温浴効果

【低温・短時間】

旋回速は34,000回転/毎分

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体の芯まで温まり体の芯まで温まり湯冷めしにくい湯冷めしにくい

マイクロバブル浴

普通浴

マイクロバブル浴は血行を良くし、カラダの働きを正常化させると同時に、入浴中はもちろん入浴後も湯冷めしにくくなります。

■効能

温水機器GT-MBシリーズの効果

N=10、温水温度40℃ 入浴時間:10分で、入浴前後の体温をサーモビュワーで測定。

半身浴の実験は他の条件と全く異なる時季に行われたものであり、一般論としての半身浴の効果を示したものとなります。

マイクロバブル浴は、半身浴で得られる温浴効果同程度を、半分の時間で得ることが可能

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まとめ

•市場細分化から、社会的な共通の価値へ

•ニーズの変化:ハコ(インフラ、機能:風呂から湯)

→人間欲求(自分、家族の快適:空間・生理)

→社会的な共通価値(大きなもの)

エコなら納得? 本質的部分の見極め

•選び方の軸の変化 男性:モノ消費 女性:コト消費

女性は自分仕様、使い分け(商品CMへの反応の差)

“ノーリツだったらいい、失敗はない”

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所感~ご意見をふまえて~

1. 安梅先生の心理学~Why?(なぜやるのか)>What?(何が出来るのか)~はまさに腹落ち

2. グローバルに通用した“SONYブランド”の凄さ上海市場で給湯器シェア1位でも、製品単価・好感度はAOスミスの後塵、技術面の評価は◎、利益面は×貢献につながっていない サニタリーもKOHLERに、厨房もシーメンスという欧米に負ける現実を“モノづくり”日本の限界を現場で痛感上海市場で勝てているのは、製品・サービスではなく総合的なマーケティング力に負っている(ex.キャノン、ダイキン工業、ヤクルト、ユニチャーム)

3. ノーリツ版失われた10年モノが出ていないわけではないが、業界共通のブランドやOEM依存が強まったことが要因グローバルは日本製品で攻めて失敗! 国内市場は電化陣営に部品供給で収益確保

4. 当社の強みは環境機器開発家庭内のお湯もお風呂もエネルギー(熱、電気、ガス)も一括でマネジメントできること製品開発のストーリーはここから出発 ただし、外からの目線で取り組む

5. 業界のコトづくりネガティブに話した補助金もエコポイントも、業界全体のコトづくりであり、住宅関連の需要が決まっており、情報の非対称性のある市場で製品を普及させるには必要不可欠

6. 伝え方の革新 五感で伝えるブランド(音・ロゴ・意識)、リアル体験をビジネスへ7. 侮れないソーシャルメディアの力

結局買う側次第、共有価値を見出せるかが鍵“宣伝でビジネスに変化を起こせる” といったSONYの河野氏の意見に共感する一方、常に変化する価値観の真ん中にいることを重点に消費者から企業の押しが強いものは見抜かれることを肝に銘じる

8. アイデアこそ共感の源消費者との共有価値をつくるには、環境や社会問題への思いやりが重要 →取り組み強化

9. 風呂のおき場所?モノづくり側はプロ意識と情報量を持って、様々な企画をするが、伝わる部分は少ない特にBtoBtoCの場合はなおさら 例えば、健康ニーズを伝える媒体に流通がなりえない社員自らがブランドを背負って、人々に文化的な影響を及ぼす価値(=3育)を推奨していくことで突破口を図る

10. 『マーケティング3.0』は非常によく出来た内容だと改めて実感

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