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新産業の創出に向けた取組> 1 知的財産の活用

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<新産業の創出に向けた取組>

1

知的財産の活用

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1 青森県知的財産支援センターの体制 青森県では、県内事業者の知的財産に関する相談窓口を整備するため、県の知財関係部門と(一社)青森県発明

協会が一体となった総合相談窓口「青森県知的財産支援センター」を開設し、 関係機関との緊密な連携のもとワンストップでの相談対応を実施。

2 青森県知的財産支援センターの支援内容 (1)青森県知的財産支援センター窓口における相談対応 当センターには窓口支援担当者を3名配置し※、 事業者の経営における知的財産の課題解決に向けたアドバイスのほか、 県や国、関係機関の支援制度の紹介などを実施。 (※1)窓口支援担当者3名のうち、1名は青森県発明協会が直接雇用、 2名は(公社)発明推進協会が雇用し、青森県発明協会に配置。

(2)県や関係機関の施策を活用した知的財産の創造、保護及び活用の支援 ○知的財産に関する普及活動 (人財育成講座、産業財産権基礎講座、著作権セミナー) ○知財経営の導入促進に向けた支援 ○技術移転の促進・特許流通の支援 ○農林水産分野における知財を活用した新事業創出の支援 ○知的財産を活用した地域資源のブランド力向上に向けた支援 ○海外展開(グローバル展開)に対応した知的財産の支援

(3)知的財産保護の支援 ・著作権に関する相談対応 ・海外(中国等)での商標侵害等に対する相談対応 ・知的財産の侵害に対する相談

2

青森県知的財産支援センター概要

外部専門家 ○弁理士、弁護士 ○知財活用MP

青森県 知財担当職員

(3名)

センター長

(一社)青森県発明協会

事務局員

(2名)

窓口支援担当者

(3名)

知財活用支援CD

(1名)

科学発明推進員

(1名)

注)CDはコーディネーター、 MPはマッチングプランナーの略

知財情報員

(1名)

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知財の普及

新商品開発

技術力・モノ

人 財

Ⅰ-1 戦略的知財経営導入促進事業(知財経営モデル6社支援)

農林水産分野 の地域資源の 掘り起し

Ⅰ-3 農林水産業の6次産業化知財活用促進事業 Ⅲ-3 地域資源バリューアップ推進事業

Ⅲ-1 知財活用人財育成強化推進事業(知識習得の講習会) Ⅲ-2 知的財産課題解決支援事業(講師派遣) Ⅱ-2 知財カフェ開催事業:セミナー&交流会を定期開催 Ⅱ-3 知財専門家(弁理士)による無料相談

知的財産権取得

特許等取得調査費等のための補助金

今後の支援方針 これまでの支援

知財セミナーの充実

知財セミナーの充実、相談拠点の拡充

資金支援 Ⅱ-4 先行技術調査等補助金 その他 海外補助金(国)

知財経営支援

Ⅰ-2 知財流通促進事業:流通支援、大学生の商品企画提案 Ⅱ-1 マッチングメイク事業:知財マッチングの場の提供(青森市) Ⅳ 知財技術・デザイン導入加速化事業 知財活用マッチングプランナー1名、知財活用支援コーディネーター1名配置

特許流通及び公設試等の技術移転促進

知財経営のビジネスモデル創出

地域資源のブランド化・地域団体商標制度の活用

地域資源のブランド化

地域団体商標制度の活用

食産業に関わる事業者支援

中小企業の経営力強化

販売促進

特許技術の マッチングフェア開催

知的財産支援センターの取組及び27年度における実施事業

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・県内企業の戦略的な知財経営の導入にむけた知財経営セミナーの開催、知財経営実践モデル企業の創出。 ・県内企業の開放特許等活用による製品、技術開発の支援。 ・農林水産業6次産業計画認定事業者及び支援団体に対する知財知識習得機会の提供、支援機関相互のネットワーク構築

27年度の事業計画4-1 あおもり知的財産戦略推進事業(H26~H27)( 9,568千円)〈重点・継続〉

1 戦略的知財経営導入促進事業 (2,124千円)

2 知財流通促進事業 (6,882千円) 【委託】(一社)青森県発明協会

○知財経営戦略の構築及び実践に取り組むモデル企業を6社創出し、県内事業者に普及する。(平成26年度から継続) ○県内企業に対する知財経営の普及啓発を促進するためのセミナー(成果報告会)を開催する。 (1)知財経営戦略の構築及び実践モデル企業の創出 支援機関 平成28年2月頃まで (2)知財経営戦略セミナー及びワークショップの開催 地域 青森市内で開催予定 時期 平成27年3月予定 参加 企業、大学等研究機関、支援機関等 50名程度

○知財流通支援人財を1名配置し、開放特許等を活用した製品や技術開発等を支援 ○学生による知財活用商品のアイデア企画、商品化を支援

3 農林水産業6次産業化知財活用促進事業 (562千円)

6次産業計画認定事業者等の知財活用による商品力強化を促進するため、認定事業者及び支援団体の知財知識の習得を図るとともに、支援機関相互のネットワークを構築する。 (1)6次産業化知財活用支援事業 (2)地域知財情報ネットワーク促進事業

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県内企業の知財を核とした知的資産の戦略的な活用による知財経営の導入を促進するため、知財経営に関する知識普及を図るとともに、知財戦略を切り口に、研究開発戦略、事業戦略とリンクしながら、知財経営戦略の構築及び実践に取り組むモデル企業の創出を行う。

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27年度の事業計画4-1-1 戦略的知財経営導入促進事業(あおもり知財戦略推進事業) (H26~27) (2,124千円)〈重点、継続〉

1 知財経営戦略の構築及び実践モデル企業の創出(1,915千円) 専門家チーム(弁理士、中小企業診断士、県職員等)が、知財経営戦略の構築及び実践モデル企業を育成し、 支援内容に関する報告書を取りまとめ、知財経営戦略セミナーで公表する。 (1)企業選定 (㉖) (2)育成活動(訪問指導)(㉖~㉗) (3)報告書の作成 (㉗)

2 知財経営戦略セミナーの開催(209千円) 県内中小企業の経営者等を対象とした成果報告会を実施する。 ○時期 平成28年3月 ○会場 青森市

(1)企業選定 (H26)

(2)訪問指導 (H26-H27)

(3)報告書作成 (H27)

専門家 チーム

知財戦略

知財経営戦略

研究開発 戦略

事業戦略

知財を核とした知的資産 の戦略的な活用戦略

知財経営戦略の構築、実践

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県内製造業による大学・研究機関等の開放特許等を活用した製品や商品開発を推進するため、 知財情報員1名を配置する。また、知財シーズ集を作成し、開放特許等の流通を促進する。

1.知財流通支援人財設置事業

開放特許等の技術を取り入れた新事業創出を支援するため、 専門家等の助言を参考にして学生による企画提案を行い、 企業による事業化の可能性を検討する。

(1)学生の公募(6チーム程度)

(2)勉強会の開催

(3)企業調査活動の実施

(4)ワーキング作業(専門家等による指導)

(5)公開プレゼン発表会及び活動費助成

(6)企画提案の取りまとめ(成果報告書の作成と普及啓発への活用)

2.知財流通学生人財活用事業

県内製造業の大学・試験研究機関等の開放特許等を活用した製品開発や技術開発による新事業創出を推進するため、知財流通人財を配置し、開放特許等の技術移転促進、学生人財を活用した新商品開発支援等に取り組み、知財の流通、移転の更なる活性化を図る。(青森県発明協会委託事業)

27年度の事業計画4-1-2 知財流通促進事業(あおもり知財戦略推進事業) (H26~27) (6,882千円)〈重点、継続〉

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大学等 研究機関

大企業、大学等

大企業

県内企業

財団 青森県発明協会

知財 CD

財団 CD 大学等研究機関の

知財等情報の共有

大学等研究機関との 知財ネットワークの構築 開放特許等の流通を支援

県内企業による知財を 活用した新事業創出を支援

支援機関 連携

開放特許等の流通、移転

知財カフェ (企業間交流の機会)

企業 企業

企業

県内企業による知財を活用した新事業創出

大学生による事業企画提案

経営支援

知財情報員 (知財流通AP)

補助金活用 ・企業単独 20万円 ・大学連携 50万円 補助率1/2

27年度の事業計画4-1-3 知財流通促進事業 県内における開放特許等活用の支援スキーム

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○6次産業事業者等(認定事業者及び今後6次化に取り組む事業者等)を対象とした 『農林水産業6次産業化知財活用講習会』及び『無料相談会』を県内2カ所で開催

1.6次産業化知財活用支援事業

○地域の支援団体※2の指導員等を対象とした『地域知財研修会』を県内2カ所で開催 ※2 市町村、商工会議所、商工会、農協、漁協等の団体 ○地域の支援団体相互のネットワークを構築するために『農林水産業6次産業化地域知財ネットワーク連 携会議』を年2回開催

2.地域知財情報ネットワーク促進事業

国や県で推進している農林水産業の6次産業化の取り組みを知財の視点から支援するため、6次産業事業者や支援団体向けに知財講習会等を開催する。また、知財の課題を知的財産支援センターと地域が迅速に情報共有できる体制を構築するために事業者等を支援している団体を対象に連携会議を開催する。

27年度の事業計画4-1-4 農林水産業6次産業化知財活用促進事業 (あおもり知財戦略推進事業) (H26~27) (562千円)〈重点、継続〉

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知財センター 知財知識を もった指導員

支援団体との連携強化、情報共有

地域の 6次産業事業者

知財の視点をもった経営指導 知財の課題解決の実施

知財の活用、トラブル防止

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27年度の事業計画4-2 知的財産総合活用促進事業(H27~H29)(6,299千円)〈一般政策、新規〉

・複雑化する課題などに迅速に対応できる、弁理士等派遣による現地ミニ研修会の開催

・知的財産に係る複雑化する課題や多様化する相談者ニーズに柔軟に対応するため、弁理士等の知的財産専門家の現地派遣に よる適切な助言及び研修等による迅速な課題解決を支援。 ・「知の時代」を担う中小企業等における人財育成の強化を図るため、ものづくり産業に貢献する知的財産権制度の基礎知識 から活用方法まで習得できる知財総合講座をはじめとする各種講座を開設。 ・地域資源のブランド化に意欲的な団体に対して弁理士等を派遣し、地域資源の新たな価値創造に向けて、知的財産権の取得 や効果的な活用を支援。

1.知的財産課題解決支援事業 【500千円】

・知財総合講座実施による知財人財の育成 ・知財情報検索講座及び特許出願チャレンジ講座実施による知財担当者能力のスキルアップ

2.知財活用人財育成強化推進事業 【4,344千円】

・知財活用による地域資源の付加価値向上と新たな価値創造に向けた弁理士によるアドバイス支援 ・事業実施団体による成果報告セミナーの開催

3.知財活用地域資源バリューアップ推進事業 【1,455千円】

地域資源

知財活用による ブラッシュアップ ブ

ランド化

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27年度の事業計画4-3 知的財産事業展開促進事業(H26~H28)(7,309千円)(一般政策、継続)

未利用特許や開放特許の活用を促進して新事業を創出するためのマッチングイベントを県内で開催し、特許流通の啓発と県内中小企業のニーズに合わせた県内外の開放特許シーズの情報提供及びマッチング支援を実施。 ≪特許技術マッチングフェア≫ ○青森市内で開催予定(12月予定) ○対象:企業、大学、公設試、支援機関等の経営者や技術者、支援者等60名程

・農林水産分野を含めた事業者の知財ニーズと企業、大学公設試験研究機関等の知財や技術シーズのマッチング機会を設ける。 ・知財の高度な課題に対応するため、知財専門家による相談会を各地で開催。 ・県内中小企業者が、知財活用による技術等の開発に必要な準備調査等を行うための補助事業を実施。

1.マッチングメイク事業

事業者による事業化案件の掘り起こしを継続的に支援するため、専門家による講習会、 テーマに基づくディスカッションサロン及び交流会で構成される定期的な交流機会として、「知財カフェ」を開催。 ○県内3地域程度を選定し、実施(計15回開催) ○対象:企業、大学公設試、支援機関等 20名程

2.知財カフェ開催事業((一社)青森県発明協会委託事業)

専門性が高い相談内容に対応するため、弁理士による無料相談会を開催。 ○黒石市、今別町、七戸町、三戸町で計40回開催。

3.弁理士による無料相談会開催事業((一社)青森県発明協会委託事業)

県内中小企業者による特許等(特許、実用新案、意匠)を活用した事業の実現可能性調査、市場調査に要する経費を補助。 ○補助額 ①中小企業単独の場合 200千円(補助率1/2)、②大学との連携の場合※ 500千円(補助率1/2) ※大学との連携のもと開放特許等の活用による事業展開を目指す場合 補助交付限度 ○対象経費 旅費、委託料(実現可能性調査、市場化調査、試作実験・性能試験・安全性試験(分析測定))、謝金、原材料・加工費・外注費

4.知財事業展開促進事業費補助事業

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知財情報員 (県費)

知財知識の 普及啓発

県内 中小企業

青森県知的財産支援センター

○特許技術ライセンス ○ノウハウ供与 ○共同開発 など

○県知的財産支援センターに「知財活用マッチングプランナー」1名と「知財活用情報員」1名を配置し、県内中小企業による県内外大企業等の知財技術活用を支援する。

○また、「知財デザインアドバイザー」を県内中小企業に派遣し、商品開発における知的財産 とブランディング、デザインの取り組みを支援する。

○地域企業との知財技術シーズニーズ マッチングをプランニング ○知財流通支援人財とともに マッチング支援 ○知財技術シーズの情報収集、 データベース整備

連携

金融機関

連携支援 (経営や資金)

特許庁委託事業

○知財活用マッチング プランナー(1名) ○知財活用支援 コーディネーター(1名)

知財デザイン支援 ・知的財産(意匠等) ・ブランディング ・デザイン

知財総合支援窓口 窓口支援担当者

知財デザイン アドバイザー

県内外 大企業、大学等

知財活用地域創生事業 10,250千円 (一社)青森県発明協会に業務委託 1 知財活用地域プランニング事業

8,885千円 (1)知財活用マッチングプランナー

配置事業(8,293千円) (2)金融機関知財ビジネスマッチング (460千円) (3)知財活用アンケート調査事業

(132千円) 2 知財デザイン支援事業 1,365千円

27年度の事業計画4-4 知財技術・デザイン導入加速化事業(H27~)(10,250千円)(交付金、新規)

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民間主導による地域ぐるみでの創造性育成活動が持続的に続けられるよう活動資金の確保など推進体制の検討と環境整備に取り組む。 (1)地域検討会の実施 ・有識者、地域企業、学校関係者等による検討会開催 (3地域) ・活動周知及び活動資金募集に係る説明活動の実施 (2) 支援企業等の表彰 ・創造性育成活動貢献企業の表彰実施

27年度の事業計画4-5 みんなで育む子どもの創造する科学推進事業(H26~H27)(2,824千円)〈重点、継続〉

地域ぐるみで持続的な子どもの創造性育成活動に取り組める環境づくりを進めるため、人財バンクの整備、指導人財の育成及び活動資金の確保などに向けた推進体制の検討・整備に取り組む。

地域ぐるみで子どもの創造性育成活動に取り組む環境づくりを進めるため、 (一社)青森県発明協会に対し、以下の事業実施を補助する。

(1)人財バンク整備運営支援 ・科学指導を行える人財を集めたバンクを県発明協会に整備

(2)指導者人財の育成支援 ・バンク登録人財や登録意思のある人財等を対象とした研修会を 県内3地域で実施

(3)指導人財の派遣 ・学校や地域団体等からの要請に応じてバンク指導者を派遣

1.創造性育成活動支援事業(定額補助) 【1,774千円】

2.推進体制の検討・整備(県) 【1,050千円】

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27年度の事業計画4-6 創造性豊かな産業人財育成事業(H26~H28)(5,815千円)〈一般政策、継続〉

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(事業概要) 本県の将来の産業振興を担うものづくりの人財育成を図るため、子どもの創造性育成活動を行う地域の団体等に対する発明くふう展の開催や創造性育成活動の支援、科学の夢絵画展の開催、科学やものづくりへの関心を高めるためのサイエンス体験を実施する。

1.創造する科学の楽しみ活動促進事業

3.サイエンス体験事業

青少年の創造性育成活動を行う地域団体等に対し、くふう展等の地区展開催や、創造性育成のための活動を対象に、活動費の一部を助成するため、補助金を交付する。

小中学生親子を対象に科学やものづくりへの関心を高めるためのサイエンス体験と科学工作教室・競技大会を実施する。 (1)サイエンス体験 大学等による科学体験ブース及び少年少女発明クラブ活動PRブースなど親子対象の科学体験を実施する。 (2)科学工作教室及び競技大会 クラス別の科学工作教室を実施し、その工作物を使った競技会を実施する。

2.夢の作品展開催事業 子どもの創造性や科学的な素養を育成するため、県内の小・中学生から未来の科学で実現したい夢を描いた絵画や、独創的なものづくり作品を募集し、その創作物の発表の場として展覧会を開催する。 (1)創造性育成作品展開催支援(補助) 創意工夫した工作物を募集し展示・表彰するため、発明くふう展を開催する。 (2)創造する科学の夢作品展開催支援(委託) 未来の科学の夢を描いた絵画展を開催する。

2,276千円

2.784千円

755千円

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特許・実用

39%

意匠

10%

商標

40%

著作権

4%

その他

7%

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26年度の事業実績4 知的財産支援センターの利用状況について

表2 相談内容(センター内+現地の合計)

1 相談件数 ・相談件数は2,737件(2月末累計)で、前年度(2,427件)と比べ113%と増加。(表1) ・内訳では、センター内での相談件数が増加し、現地での相談件数が減少した。 ・常勤窓口相談員の増加及び企業等の現場での相談対応がメール対応に移行してきたものと考えられる。(表1)

表1 センターで取り扱った相談件数

図1 相談内容(センター内+現地の合計) ※「その他」:育成者権、講習会等を含む。

面談 電話 メール 小計① 訪問講師派遣

研修開催小計②

510 1049 455 2,014 705 18 723 2,737

前年度 436 891 316 1,643 781 3 784 2,427

増減率 117% 118% 144% 123% 90% 600% 92% 113%

項目

センター内の相談件数 現地での相談件数 総計

(①+②)

件数

特許・実用 意匠 商標 著作権 その他 計

1,250 304 1,260 135 212 3,161

前年度 1,100 278 1,205 150 138 2,871

増減率 114% 109% 105% 90% 154% 110%

項目

件数

2 相談内容 ・相談内容では、商標が1,260件と、全体の相談件数の40%を占め、 次いで、特許・実用新案39%、意匠10%の順となっている。(表2、図2) ・主に特許に関する相談が増加してきており、26年度から配置した知財流通支援人財が 大企業等の特許活用を推進してたことが背景にあると考えられる。(表2)

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1 知財経営戦略セミナー(キックオフセミナー) 県内中小企業に対する知財経営の有用性を普及し、 知財経営の導入意欲を高めるため、専門家による講習会 及びワークショップを実施した。 【開催概要】 開催日 平成26年7月23日(水) 会場 青森国際ホテル3階「孔雀の間」 参加者 32名 (講演及びワークショップ)攻めと守りの知的資産経営 (講師)西原国際特許事務所 所長・弁理士 西原 広徳 氏

26年度の事業実績4-1-1 戦略的知財経営導入促進事業(あおもり知的財産戦略推進事業)

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2 知財戦略的活用モデル企業育成活動及び育成活動報告書の取りまとめ 事業戦略や研究開発戦略と、知的財産の活用をリンクさせた“知財経営戦略”の構築に取り組む実践モデル企業6社を選定し、 弁理士、中小企業診断士による「知財経営実践支援チーム」による支援を実施した。

【専門家チームによる支援スキーム】

企業名 所在地 業種

Mizuiro㈱ 青森市 サービス(商品企画、製造販売、デザイン)

㈱コーア 弘前市 製造(切削加工、表面処理(めっき))

㈱サン・コンピュータ 八戸市 IT(システム開発)

㈱今井産業 平川市 商業(建材卸売)

㈱小坂工務店 三沢市 建設業(建築)

東和電機工業㈱ 藤崎町 製造(配電盤、電機機械類)

【モデル企業】

講演 ワークショップ

知財経営による競争力

Step1

現状分析他

Step3

戦略策定 Step2

戦略的な知財活用の検討

Step4

実践

知財経営の導入

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26年度の事業実績4-1-2 知財流通促進事業(あおもり知的財産戦略推進事業)

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知財流通支援プロデューサー及び知財流通支援コーディネーターが県内企業と大企業、大学研究機関等との連携による新事業創出を支援するため、県内企業のニーズ発掘、大企業等のシーズ情報収集、県内企業と大企業等との知財マッチングに取り組んだ。 1 県内企業のニーズ発掘 (ヒアリング調査実施企業数 48社)

県内企業のニーズ(技術的課題)を掘り起こすため、48社のヒヤリング調査を行った。

2 大企業等のシーズ情報収集 (収集した知財技術シーズ 107件)

平成26年8月開催の「知財ビジネスマッチング情報交換会」(京都市)や訪問調査等を通じて、大企業や大学研究機関等が持つ知財技術シーズの情報収集を行った。

3 県内企業と大企業等との知財マッチング (マッチング支援案件数12案件、うち成約2案件)

県内企業の技術的課題を解決するため、知財技術シーズのマッチング支援を行った。

県内企業 大手企業・ 大学・公設試

知財流通支援PD 知財流通支援CD

シーズ収集 ニーズ発掘

マッチング支援

流通支援活動スキーム

実施風景(富士通)

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2 大手企業の技術を活用した大学生によるビジネスアイデアコンテスト 県内中小企業等に対して、各学生チームは企画提案のプレゼンを行うとともに、 プレゼン発表優秀チームの表彰を行った。

【開催概要】 ・開催日 平成26年12月4日 ・会場 青森国際ホテル 3階 「萬葉の間」 ・参加者 60名

【優秀チーム】 ・青森大学チーム → 12月6日の全国大会(主催:西武信用金庫、共催:富士通㈱)に出場

26年度の事業実績4-1-3 知財流通学生人財活用事業(あおもり知的財産戦略推進事業)

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1 実施概要

大手企業等が保有する特許等の活用を促進させ、県内中小企業等における新事業の創出を図ることを目的に、 柔軟な発想力を持つ学生人財が富士通株式会社の開放特許から新製品等のアイデアを県内中小企業等に企画提案をした。

県内企業 企画提案

中小企業等訪問

中間 プレゼン 発表会

発想力、 企画提案力

勉強会

キックオフ 説明会

【学生チームによる取組スキーム】

大学チーム 企画提案の概要

青森公立大学チーム チタンアパタイト技術を用いた枕カバー等

青森大学チーム チタンアパタイト技術を用いたハンガー

青森中央学院大学チーム FP-Code技術を用いた脱出ゲーム

八戸工業大学チーム チタンアパタイト技術を用いた食器セット

呉世貞氏(弘前大学) FP-Code技術を用いたお土産用タンブラー

【参加学生チームと提案概要】

<新産業の創出に向けた取組 知的財産の活用>

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26年度の事業実績4-1-4 農林水産業6次産業化知財活用促進事業(あおもり知的財産戦略推進事業)

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国や県で推進している農林水産業の6次産業化の取り組みを知財の視点から支援するため、6次産業事業者※1や支援団体※2向けに講習会等を開催した。講習会では、特に販売やブランド戦略について関連の強い「商標」を重点テーマとした。 また、知財の課題を知的財産支援センターと地域が迅速に情報共有できる体制を構築するために事業者等を支援している団体を対象に連携会議を開催した。 ○6次産業事業者等を対象とした『農林水産業6次産業化知財活用講習会』及び 『無料相談会』の開催 県内3地域(東青、西北、上北)で開催し、15名参加、相談件数5件 ○地域の支援団体の職員等を対象とした『地域知財研修会』の開催 県内3地域(東青、西北、上北)で開催し、14団体17名参加 ※地域の6次産業事業者等の商標出願について支援団体から相談有り ○地域の支援団体相互のネットワークを構築するために中南・西北地域を対象に 『農林水産業6次産業化地域知財ネットワーク連携会議』を開催 11団体(市町村:4、商工:5、農林水産:2)、13名参加

<新産業の創出に向けた取組 知的財産の活用>

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26年度の事業実績4-2-1 知的財産総合活用推進事業

1 知的財産課題解決支援事業 ・複雑化する課題及び多様化するニーズに、迅速かつ柔軟に対応できる弁理士等専門家を企業、 学校、公設試、商工会などに現地派遣し、ミニ研修会等により課題解決に取り組んだ。(12件) ・主な課題としては、知的財産権制度の基礎知識、商標権制度の活用、知財戦略の基礎知識など に対応した。

2 知財活用人財育成強化推進事業 中小企業等の知財担当者を養成するため、各種講座を開催し、知的財産の管理及び活用に必要な 知識及び技術を習得した。

3 知財活用地域資源バリューアップ推進事業 知的財産を活用した地域資源のブランド化を図るため3団体が地域団体商標等の出願に向けた体制 づくりや使用規定の策定等に取り組んだ。

【地域団体商標】 青森の黒にんにく

(青森県黒にんにく協会) H26.9.6出願

【地域団体商標】 津軽の桃

(津軽みらい農協) 出願予定

【地域団体商標】 あおもり藍

(あおもり藍産業組合) H27.1.26出願

講座名 受講 者数

講座名 受講 者数

知財総合講座初級(県内2カ所) 16名 特許出願書類作成講座(県内2カ所) 26名

知財総合講座中級(県内2カ所) 23名 意匠権・デザイン講座(県内1カ所) 41名

知財情報検索技術講座(県内3カ所、各2コース) 52名 ー ー

<新産業の創出に向けた取組 知的財産の活用>

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26年度の事業実績4-3-1 知的財産展開力創出事業

1 マッチングメイク事業 県内事業者の知財活用の意識を高めるため、知財総合イベント「あおもりビジネスアイデア・技術シーズ交流会2014」を開催。

知財活用意識の普及啓発、技術シーズやビジネスアイデアのマッチング支援効果を高めるため、各種催事を複合的に実施。

【開催概要】 ○日時 平成26年12月4日(木)午後1時~午後6時 ○会場 青森国際ホテル (主)3階「萬葉の間」 (副)5階「金扇の間」「銀扇の間」 ○来場 県内事業者、大企業・大学等研究機関、支援機関、行政等 ○参加 140名 ○主催 青森県 (共催)青森県発明協会 ○後援 東北経済産業局、青森市、ジェトロ青森、青森県商工会議所連合会、青森県商工会連合会、 青森県商工団体中央会、21あおもり産業総合支援センター、青森県工業会、青森県産業技術センター ○催事 大企業の技術シーズプレゼン・個別マッチング、富士通の技術を活用した大学生によるビジネスアイデアコンテスト 知財ビジネスセミナー、専門家による個別相談コーナー、県内企業の知財活用事例展示及びプレゼンテーション

(1)大企業(NHKエンジニアリングシステム及び富士通) の技術シーズプレゼン及び個別マッチング ①(一財)NHKエンジニアリングシステム 特許部 チーフ・エンジニア 本間 真一 氏 ・組音声バランス客観評価技術 ・話速変換技術 ・やさしい日本語への書き換え支援技術 ・データベース中の画像要素を用いた要求画像の描画による画像検索技術 ・映像シーン検索技術 ②富士通㈱ ネットワークビジネスグループ ネットワークビジネス戦略室 データセンターネットワーク推進室 池田 栄次 氏 ・家畜用鼻輪に関わる生体情報センシング技術 ・印刷画像へのコード埋め込み技術 ・無線タグを用いた省電力データ管理技術 ほか 実施風景(NHKエンジニアリングシステム)

<新産業の創出に向けた取組 知的財産の活用>

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26年度の事業実績4-3-2 知的財産展開力創出事業

1 マッチングメイク事業

(2)知財ビジネスセミナー、専門家による個別相談コーナー ビジネスアイデアの発想を支援するため、テーマを定め、 県内において商品開発支援の豊富な実績を有する専門家や ソフトウェア産業においてプログラマーとして従事してきた 経験を有する弁理士から事例を交えてのセミナー及び意見交換 を実施した。 ・「新しいアイデアを活かした商品づくり」 ケイシグナル 代表 加藤 哲也 氏 ・「ソフトウェア産業に知ってほしい知財知識」 西原国際特許事務所 所長弁理士 西原 広徳 氏

ソフトウェア産業に知ってほしい知財知識 新しいアイデアを活かした商品づくり

(3)県内企業の知財活用事例展示及びプレゼンテーション 特許権や商標権の活用による製品や技術開発に取り組んでいる 県内の12企業・団体等の製品展示及び企業PRを実施した。 ≪展示企業≫ ①㈲アイビー、②㈲伊藤鉄工、 ③犬のファッション店Baju-Anjing、 ④上北建設㈱、⑤㈱タカシン、⑥㈲中ペン塗装店、 ⑦めじゃー倶楽部・つしま印刷、 ⑧ハウス工房 蔵(くら)、⑨雪庇落とし本舗、 ⑩協同組合青森県黒にんにく協会、 ⑪十和田湖増殖漁業協同組合、 ⑫ゆかい村鮟鱇ブランド化戦略会議 参加者との情報交換など

<新産業の創出に向けた取組 知的財産の活用>

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26年度の事業実績4-3-3 知的財産展開力創出事業

2 知財カフェ開催事業 事業者による事業化案件の掘り起こしを継続的に支援するため、専門家による講習会、テーマに基づくディスカッションサロン 及び交流会で構成される定期的な交流機会として、「知財カフェ」を開催。

開催地 実施回数 テーマ、内容

青森市 4回 JQAプログラム①、シナリオプランニング②、ビジネス創出(③~④)

弘前市 4回 デザインと知的財産(①~③)、知財技術の導入と技術開発に必要な契約等(④)

八戸市 3回 技術戦略(①~②)、知財技術の導入と技術開発に必要な契約等(③)

五所川原市 3回 ノウハウ管理とシークレット戦略(①~③)

三沢市 1回 知財技術の導入と技術開発に必要な契約等(①)

3 弁理士による無料相談会開催事業 専門性が高い相談内容に対応するため、 知財専門家(弁理士)による無料相談会を開催 (計40回)。

開催地 実施回数 相談件数

五所川原市 12回 17件

十和田市 6回 8件

むつ市 6回 9件

平川市 12回 24件

鰺ヶ沢町 4回 4件

4 知的財産事業展開促進事業費補助金 特許、実用新案、意匠を活用した事業化を支援するため、14事業者の実現可能性調査又は市場調査に要する経費を 補助した。その結果、14事業者のうち3事業者が特許等の出願を行い、7事業者が特許出願予定となっている。 【補助交付限度額】中小企業者単独の事業の場合:200千円(補助率1/2) 大学等の特許等を活用し、大学等との共同調査事業の場合:500千円(補助率1/2)

<新産業の創出に向けた取組 知的財産の活用>

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26年度の事業実績4-4 著作権適正利用の啓発

○ 平成26年度「著作権の基礎知識習得のための講習会」

県による著作権侵害を防止するため、著作権に関する基礎知識の習得、不適正利用事例及び損害賠償事例の紹介により、職務における著作権の保護と適正な利用に関する理解を深めた。

・日時 1回目:平成26年5月27日(火) 10:00~12:00

2回目:平成26年5月27日(火) 14:00~16:00

3回目:平成26年5月28日(水) 10:00~12:00

・場所 県庁西棟8階 中会議室

・主催 青森県

・参加 県職員121名(1回目45名、2回目34名、3回目42名)

・講師 一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会 事業統括部 法務担当マネージャ 中川 文憲 氏

・内容 著作権に関する基礎知識 / 著作物のビジネス利用 / 不正利用及び損害賠償等の事例 / 質疑応答

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●制度の概要 平成18年度から、農林水産物、伝統工芸品やサービスに関して、地域ブランドとして多く使用されている「地名」と「商品又は役務」を組み合わせた商標登録を、一定の範囲で認められる「地域団体商標制度」がスタートした。 平成26年度に制度改正が行われ、平成26年8月1日から商工会、商工会議所及びNPO法人も登録主体に追加された。(それまでは、農協、漁協などの事業協同組合のみとなっていた。) 本県では平成27年1月末現在で、7件が商標登録となっている。 (全国)出願数累計1,080件 商標登録件数570件

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26年度の事業実績4-5 地域団体商標制度の活用

【本県の登録状況】 ・H18.10 たっこにんにく(八戸農協) ・H19. 5 大間まぐろ(大間漁協) ・H19. 4 嶽きみ(つがる弘前農協) ・H24. 8 野辺地葉つきこかぶ(ゆうき青森農協、全農) ・H24. 6 大鰐温泉もやし(プロジェクトおおわに事業協同組合) ・H26. 9 風間浦鮟鱇(下風呂漁協、易国間漁協、蛇浦漁協) ・H27. 1 十和田湖ひめます(十和田湖増殖漁協)

【現在の出願状況】 H25. 8 横浜なまこ(横浜町漁協) H26. 9 青森の黒にんにく(青森県黒にんにく協会) H27. 1 あおもり藍(あおもり藍産業協同組合)

●登録の効果 ・他の地域産品との差別化や模倣品の排除・抑止 ・品質の保証や広告・宣伝マークなどとしての使用 ・地域ブランドの保護、商品の付加価値向上、地域産業の競争力強化 など

<新産業の創出に向けた取組 知的財産の活用>

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26年度の事業実績4-6 子どもの未来の夢応援事業

創造する楽しみを体験!

①少年少女発明クラブ活動 支援地域の活動拠点である県内13 (全国第2位の数)の少年少女発明 クラブの活動事業を支援。

④サイエンス体験事業 ・弘前大学、八戸工業大学、八戸工専、原燃テクノロジーセンターの協力により、三沢航空科学館において親子で科学を楽しむ「科学体験ブース」を開催。 ・同日、科学工作教室を開催し、作成した工作物による競技大会を開催。

③科学の夢絵画作品展

県内小・中学生から科学の夢(絵画)を募集し、優秀作品を県内大型量販店で展示。 優秀作品100点を全国展に出展。 全国展で11点が受賞!

②創造性育成作品展(発明くふう展) 小中学生と一般から募集した 独創的な工作物を展示。 優秀作品22点を全国展に出展。 全国展で6点が受賞!

青森県発明くふう展

青森県知事賞:蚊はNO!ハーブうちわ

青森県科学の夢絵画展

科学の夢大賞:いろ色ペン

<新産業の創出に向けた取組 知的財産の活用>