2018 corporate profile - SMBCコンシューマーファ …...CORPORATE PROFILE 2019...

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www.smbc-cf.com 2019.7 〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目12番15号 TEL.03-3543-7360 (広報CSR部) あ な た の「い ま」へ 、ま っすぐ 。 CORPORATE PROFILE 2019

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2019.7

〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目12番15号TEL.03-3543-7360 (広報CSR部)

あなたの「いま」へ、まっすぐ。

CORPORATE PROFILE 2019

Page 2: 2018 corporate profile - SMBCコンシューマーファ …...CORPORATE PROFILE 2019 代表取締役社長 当社は1962年3月の設立以来、生活や暮らしの変化に合わせて、利便性・安全性の

代表取締役社長

 当社は1962年3月の設立以来、生活や暮らしの変化に合わせて、利便性・安全性の

高い個人向けローン商品を開発するとともに、各種ご相談・ご契約の受付体制の

整備を行うなど、お客さまの多様な資金ニーズに迅速にお応えできる消費者金融

サービスを提供してまいりました。

 創立50周年を迎えた2012年 4月1日、当社はSMBCグループの一員となり、

同年7月1日にはプロミス株式会社から「SMBC コンシューマーファイナンス株式会社」

へと社名を変更しました。そして、SMBCグループにおけるコンシューマーファイナンス

事業の中核会社として、三井住友銀行などのグループ各社と連携をしながら、更なる

成長に向け金融事業(直接融資)をはじめ保証事業、海外事業、債権管理事業の

強化に取り組んでまいりました。

 近年、技術革新スピードの加速や金融分野における異業種の参入など当社を取り

巻く環境は目まぐるしく変化しています。こうした環境認識を踏まえ、2019年度は

デジタルトランスフォーメーションをテーマに、「変革への挑戦」の年と位置付け、事業

環境の変化を見据えた先進的なサービスの提供やビジネスモデルの再構築に取り

組んでまいります。具体的には、顧客体験価値(CX)の変革に繋がる、お客さまの

行動変化に対応したサービスを提供しサービスの質を高めること、競争力の維持・

向上に資するビジネスプロセスの変革やビジネスモデルの再構築を行い業務の

質を高めること、そして、SMBCグループ経営の高度化に対応した経営管理体制の

強化により経営の質を高めることに取り組んでまいります。

 当社の考えるコンシューマーファイナンスとは、お客さまが安心してお金を借りる

ことができるサービスを安定的かつ継続的に提供することです。お客さまの安心を

大切にしたサービスの向上に取り組み、社会的責任(CSR)を担う企業市民として

健全なコンシューマーファイナンス市場の育成に努めるとともに、地域社会との

コミュニケーションを大切にしながら活気ある社会と笑顔で元気な人々の暮らしの

実現に貢献してまいります。そして「お客さまから最高の信頼を得られるグローバルな

コンシューマーファイナンスカンパニー」を目指してまいります。

私たちの目指す

コンシューマーファイナンスとは

お客さまから最高の信頼を得られる

グローバルなコンシューマーファイナンスカンパニーを目指す

私たちは約束します。

お客様ひとりひとりの思いと、

まっすぐ向き合うことを。

受けとめた思いに、まっすぐこたえることを。

必要や大切は、ひとりひとり違うから、

答えも、きっと、ひとつではないはず。

あたらしいベンリと、

あたたかいサービスで、

あなたを、そっと、応援します。

毎日に。人生に。

私たちだから、できることを。

あなたの「いま」へ、まっすぐ。

将来ビジョン

スローガン

ステートメント

トップメッセージT O P M E S S A G E

1 2

会社概要

トップメッセージ

事業概要

SMBCグループ

CS/CSR/職場環境

コーポレート・ガバナンス

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SMBCグループでは、2017年 4月から新たなグループ経営体制をスタートさせ、グループ一体でのお客さま対応力の

更なる強化に向け、事業部門制を導入しました。また、2018年4月には、グループのマスターブランドを「SMBC」と

定め、新たなグループ呼称およびグループロゴの設定に加え、グループ各社の社名ロゴを統一するなど、グループ各社と

ともにグループブランドの浸透、ブランド価値の向上に努めています。

変化の激しい環境の中で、多様化するお客さまのニーズに応えるため、これまで以上にグループの力を結集し、お客さまへ

より質の高い最適な金融商品・サービスの提供に取り組んでいきます。また、当社はリテール事業部門の一員として、

三井住友銀行などのグループ各社との連携を通じ、グループ一体での戦略推進や収益力の強化を図っていきます。

SMBCグループでは、海外を含めた全てのSMBC

グループの従業員が、多様なバックグラウンドと

専門性を活かしながらベクトルを合わせて働くこと

ができるよう、共有すべき価値観・行動指針を

5つのキーワードで表現した「Five Values」を定め、

「Customer First」(常にお客さま本位で考え行動

する)をその最上位に掲げています。

SMBCグループの一員として SMBCグループ共通の価値観・行動指針

SMBCグループ一覧S M B C G R O U P C O M P A N I E S

S M B C G r o u p N e x t S t a g e

国際事業部門世界に広がる拠点ネットワークとSMBCグループ各社の強みを活かしたグローバルベースでの総合金融サービスの提供により、お客さまの海外ビジネスに更なる付加価値を提供していきます。

リテール事業部門お客さま視点であらゆる金融ニーズに応え、個人および中小企業のお客さまに向けてのサービスを展開しています。

市場事業部門外国為替・デリバティブ・債券・株式などの市場性商品を通じたソリューション提供やバランスシートにおける流動性リスクや金利リスクの総合的な管理を行っています。

ホールセール事業部門大企業・中堅企業のお客さまと絶えずリレーションを保ちながら、抱える経営課題を様々な金融ソリューションを通じて解決し、顧客企業の事業拡大や企業価値の向上に貢献していきます。

グループ一覧

… 常にお客さま本位で考え行動する

… 先を読み新たな価値を創造する

… 迅速な意思決定と業務遂行を実現する

… あらゆる面で質を追求する

… チーム一丸となって最良の結果を出す

Five Values・ Customer First

・ Proactive and Innovative

・ Speed

・ Quality

・ Team SMFG

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CS/CSR/職場環境

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当社 の事業 展開

当社は「庶民金融の理想を追求し、その限界に挑戦する」

という創業の精神のもと、時代の変化やお客さまのニーズ

に基づいたサービスの提供に努めてきました。

1962年3月20日大阪市都島区にプロミスの前身となる

「関西金融」を設立し、翌1963年2月には「関西プロミ

ス」に社名を変更しました。また同年4月1日、現在のリ

ボルビング方式の前身となった約束手形の形式を模し

た小切手帳を用いた金融システムを導入し、無担保小口

貸付に特化した消費者金融業を開業しました。当時、

個人を対象とした金融が質草(担保)をとる質屋などに限

られていたのに対し、連帯保証人や物的担保をとるので

はなく、お客さまが限度額の範囲内でお借入れ・ご返済

をいつでも自由に繰り返し行える新しい消費者金融シス

テムであり、画期的な仕組みでした。

創業から20年を経て、1983年8月には業界に先駆けて

「自動与信システム」を導入しました。「自動与信システム」

とは、創業以来、蓄積してきたお客さまの属性や取引

データをもとに、審査時に聴取したお客さまの情報と

信用情報機関への照会で得た情報から与信額を自動で

設定できるシステムのことです。 これにより与信の平準化を

図り、当時400店舗にもおよぶ各支店の支店長がスピーディ

かつ正確な与信決定ができるよう統計学的裏付のある

統制の取れた与信システムとして確立されました。

自動与信システムは、随時見直しをし、経営環境を踏まえた

与信提供を行うため、レベルアップに取り組んでいます。

また、国内だけではなく海外でも関連する法令などに

合致し、お客さまに適正な限度額が算出できる与信

システムを構築しています。

当社の事業展開において要となっているのは、与信ノウハウ

です。ご契約時の審査のみならず、ご契約後も定期的に

信用情報機関への照会を行い、変化するお客さまの

状況を把握するとともに、一つひとつのお取引を確認

しながら無理なくお取引いただけるようにしています。

消費者金融事業の特性は4つの「S」(Speed /迅速性、

Simple /利便性、Secret /秘匿性、Safety /安全性)

で表現され、当社はこの「4S」に基づきお客さまが安心

してお金を借りることができるサービスの提供を行って

きました。消費者金融事業で培った「4S」を強みとした

ビジネスモデルと与信ノウハウを活かして、金融機関との

保証業務提携の推進、台湾・香港・タイ・中国本土で

の海外事業の展開、サービサー事業の推進など、事業の

拡大を図っています。

当社は消費者金融のパイオニアとして、安全性、利便性

の向上に向けたサービスの開発や提供に取り組み続け

るとともに、ノウハウを活かした各事業の推進により

多様なお客さまの資金ニーズにお応えしていきます。

着実な前進と、更なるチャレンジ

事業概要B U S I N E S S O U T L I N E

自動与信自動与信システムの構成要素

お客さま情報(年齢・職業など)

JICC 日本信用情報機構

個人信用情報(借入状況・返済履歴など)

取引情報

信用情報機関

個人信用情報の提供

CIC シー・アイ・シー

金融事業

保証事業

海外事業

債権管理事業

個人信用情報の照会・登録

貸金業法消費者金融のパイオニアとして [与信システムの概要]

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当社が展開する「PROMISE」では、個人のお客さまの様々な

お借入ニーズにお応えする「フリーキャッシング(リボル

ビング・ローン)」を中心に、自営者の資金ニーズにお応え

する「自営者カードローン」、お客さまのお借入れに対する

返済負担の軽減を目的とした「おまとめローン」などの

商品を提供しています。2017年10月には、プロミス

公式アプリをプラットフォームとして、お申込み・ご契約・

入出金などの一連の取引ができる総合サービス「アプリ

ローン」の提供を開始しました。

また、お客さまの資金ニーズにスピーディーにお応えする

ため、セブン銀行 ATMでカードを使わず入出金ができる

「スマホ ATM 取引」の導入や、全国銀行データ通信シス

テムの稼動時間拡大に伴い、プロミスの振込貸付における

原則24時間365日の「即時着金」を可能としました。

その他にも、AI 技術を活用した「自動Q&Aチャット

サービス」を開始し、当社のWebサイトに加え、2018年

10月には新たに開設したLINE公式アカウントでもお客さま

からのお問合せにお応えするなど、お客さまへ利便性

の高いサービスの提供に努めています。

2019年3月末現在でプロミスのお客さまは140万人となり、

営業貸付金残高は7,700億円を超えました。

2017年12月に「モビット」から社名を変更した子会社の

「株式会社SMBC モビット」では、プロミスと同様に個人

向けの無担保・無保証による小口資金の融資を行って

おり、インターネットやローン契約機を中心とした受付

◎お客さまの利便性を高めるサービス

当社は、お客さまの「いつでもどこでも、便利に安心して

利用したい」というニーズに速やかにお応えするため

に、様々なチャネルネットワークを整備しています。

全国に18店舗(2019 年3月末現在)あるお客様サー

ビスプラザでは店頭窓口や電話により当社のお客さま

や地域の方々に対して、お借入れ・ご返済・その他お金

に関するご相談をはじめ、お客さまに応じた家計診断など

のサービスを行っています。

東京、大阪、福岡の3カ所に拠点を置くお客様サービスセ

ンターでは、自動契約機や、インターネット、電話といっ

た非対面チャネルを通して、お申込みの受付・審査、

◎お客さまのニーズに応じて選べるチャネル展開

チャネルを展開しています。インターネットの会員専用

サービスである「My モビ」では、お客さまがカードを使用

せずパソコンやモバイルなどでお取引の状況確認や、各種

お手続きができる仕組みになっています。2018年12月

には、お客さまへのご案内がLINEで確認できるLINE IDとの

連携を開始するなど、インターネットを利用したサービスの

充実を図っています。

また、2018年4月にはカードローン、クレジットカード、

Tカードの機能を一枚に集約した「Tカード プラス(SMBC

モビット next)」を発行し、お客さまへより一層価値ある

サービスの提供に努めています。

2019年3月末現在でお客さまは47万人、営業貸付金

残高は2,600億円を超えるなど順調に推移しています。

お借入れ・ご返済に関するご相談、各種ご案内を行って

います。お客さまのお取引に関する情報を一元的に把握

し、各種対応を行うことで、安心してお取引いただける

仕組みを構築しています。お客様サービスセンターで

は、2013年以降毎年連続でコンタクトセンター業務の

国際的な品質保証規格「COPC®※」の認証を取得し、

応対品質向上に努めています。

※COPC®CX 規格CSP 版 Release6.0a。コンタクトセンター業務に特化して、お客さま満足度の向上と効率の良いオペレーションを実現するために策定されたグローバル基準の品質保証規格であり、特にお客さま対応のパフォーマンスにおいて、その指標を優秀なレベルで達成し、維持することができたコンタクトセンターに対して認証されます

お客さま

お客様サービスプラザ(対面)

お借入れ ご返済 契約内容変更 会員サービスご利用お申込み・ご契約

2017年に開始したプロミス公式アプリ「アプリローン」は、セブン銀行ATMで24時間365日お取引が行える「カードレス取引」や三井住友VISAプリペイドへチャージ(入金)できる「キャッシュレス取引」を搭載しています。アプリローン開始から1周年を迎えた2018 年10月には、新たに「指」「顔」「声」といった生体認証によるログイン機能を追加し、サービスの利便性を高める一方で本人確認時のセキュリティ強化も実現しています。

2018年8月、プロミスの自動契約機で本人確認を行う方法の一つとして「顔認証システム」を導入しました。新たな技術を活用した「顔認証システム」では、ご契約時に自動契約機のカメラでお客さまの顔を速やかに読み取り、運転免許証などの顔写真と照合し本人を正確に識別することで、よりスムーズな本人確認を実現しています。また、「なりすまし契約」などの本人確認を巡るトラブルの防止にも繋がり、お客さまに安心・安全にご利用いただくためのセキュリティ強化が可能となりました。

B U S I N E S S O U T L I N E

金融事業

金融事業では、個人のお客さまに対して無担保・無保証による

小口資金の融資を行っています。

より多くのお客さまによりよいサービスを

アプリローン開始1周年!プロミス公式アプリへ生体認証機能を導入

プロミスの自動契約機で顔認証システムを導入

郵 送自動契約機(無人店舗)インターネット電 話

1,765

423

1,690

1,3421,302

388

10,137

2,520

7,617

9,805

2,312

7,493

■プロミス ■SMBCモビット ■プロミス ■SMBCモビット

[営業貸付金残高](億円)[会員数](千人)

10,481

2,695

7,786

1,875

471

1,404

事務センター(非対面)

お客様サービスセンター(非対面)

2018年3月2017年3月 2018年3月2017年3月 2019年3月2019年3月

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当社は、これまで培ってきた与信・債権管理などのノウハウを

活かし、保証事業を展開しています。 保証事業では、提携

金融機関にお客さまが個人向け無担保ローンのお申込みを

した際、金融機関における申込審査ののち当社が保証

会社として保証審査を行い、その結果を踏まえて金融機関

がお客さまに融資を行っています。お客さまのご返済が

難しくなった場合には当社が金融機関に対してお客さま

に代わり弁済を行う仕組みとなっています。

2003年4月にスタートした保証事業は、2005年に

グループ会社である三井住友銀行との保証提携を経て、

現在、全国各地の金融機関と保証提携を行っています。

2019年3月末現在で保証提携先は187先となり、保証

残高は1兆 2,000億円を超えています。

東京と福岡にある当社の保証センターは、提携金融機関

が提供する個人向け無担保ローンの保証審査や受付業務

の受託などを行っています。2018年10月には、BPO業務※1

を行う保証センターとして国内初となる国際的な品質

保証規格「COPC®※2」の認証を取得しました。提携金融

機関ごとに商品性や受付チャネルが多種多様である中、

保証センターの社員はそれぞれの特徴を理解した上で、

◎ノウハウを活かした保証事業の広がり 提携金融機関とその先のお客さまへ迅速かつ正確に応対を

行うなど、応対品質向上に努めています。

また、2005年に開設された「三井住友銀行カードローン

プラザ」をはじめ、当社が提携している複数の金融機関に

対しても当社社員が出向し、コールセンターの設立支援や

運営支援を行うなど、ノウハウを活かしたコールセンター

の協働運営を行っています。

今後も適正な与信管理を行いながら、金融機関の特性や

ニーズに応じた商品開発、営業プロモーションも含めた

企画・提案を行い、幅広いお客さまの資金ニーズにお応え

していきます。

[全国の提携先]

保証提携先

6979354

銀  行

信用金庫

信用組合

そ の 他

187保証

保証センター(東京)

保証センター(福岡)

B U S I N E S S O U T L I N E

保証事業

保証事業では銀行や信用金庫などと提携し、金融機関が

取り扱う個人向け無担保ローンの保証業務を行っています。

幅広い資金ニーズにお応えするサービスを

[幅広いニーズに応じたサポート]

各種サポート

提携金融機関

保証事業部

商品開発

プロモーション支援

システム提供

受付業務

保証審査

事務処理

保証センター(東京・福岡)

融資

資金需要者

※1 Business Process Outsourcing。外部企業より一連の業務プロセスを継続的  に受託すること

※2 COPC®CX規格 CSP版 Release6.0a。コンタクトセンター業務に特化して、お客  さま満足度の向上と効率の良いオペレーションを実現するために策定されたグロー  バル基準の品質保証規格であり、特にお客さま対応のパフォーマンスにおいて、  その指標を優秀なレベルで達成し、維持することができたコンタクトセンター  に対して認証されます

[保証残高](億円)

12,117 12,588

6,499

2017年3月 2018年3月

5,618 6,162

6,426

12,357

2019年3月

6,179

6,178

■三井住友銀行向け ■その他金融機関向けお申込み

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当社は国内で培ってきた与信、債権管理、業務運営、マーケ

ティングなどのノウハウを活かし、台湾、香港、タイ、中国

本土に現地法人を設立し、事業を展開しています。

当社の海外事業は1989年に台湾で始まり、1992年に

当社初の海外における消費者金融業の現地法人として

プロミス香港を設立しました。

プロミス香港では、日本国内と同様に個人のお客さまに

対し無担保・無保証による小口資金の融資を行っており、

香港全土に有人店舗を26店舗展開しています。また、

近年はインターネットを通じた取引ニーズが高まっており、

インターネットからの申込機能を強化するため、2014年

11月にWeb 完結を導入するなど、お客さまのニーズを

いち早く掴み、利便性の高いサービスを提供できるように

努めています。2017年2月に設立25周年を迎えた香港

の業績は安定的に推移しており、営業貸付金残高は

430億円となりました(2019年3月末現在)。

2004年にはプロミス香港で培ってきた実績をもとに、

タイにプロミスタイランドを設立しました。タイ全土に

有人店舗を1店舗、簡易受付店舗※を81カ所に展開し、

テレビCMとインターネット広告による営業プロモーション

の強化に取り組みながら、身近なパーソナルローン会社を

目指しています。2005年の開業から14年を迎える現在

では、35万人を超えるお客さまにご利用いただいいており、

◎アジアで広がる消費者金融サービス 着実に営業基盤を拡大しています。※お申込み~ご契約、ご返済も含め一連の手続きを行うことができる有人店舗に対し、 簡易受付店舗ではお客さまの申込受付を行っています

中国本土では、プロミス香港およびプロミスタイランド

での業歴を経て、7都市(深圳、瀋陽、天津、重慶、成都、武漢、上海)に現地法人を設立しています。中国では

「博民快易貸」というサービスブランドを使用し、営業担当

による地域ネットワーク開拓とオンラインプラットフォーム

を通じた本人認証、契約書面のデジタル化などによる

顧客利便性向上に努め、業容を拡大しています。

中国事業の強化に向け、その地域のお客さまに選ばれる

サービスの提供を目指しています。

[海外拠点図]

プロミス瀋陽

プロミス天津

プロミス上海

プロミス資産管理

プロミス香港

良京實業

プロミス重慶

プロミスタイランド

プロミス武漢

 

中国

タイ

香港

台湾

プロミス深圳 事務センター

B U S I N E S S O U T L I N E

海外事業

海外事業では、香港、タイ、中国本土にて消費者金融事業を、

台湾にてサービサー事業を行っています。

グローバルに安心できる金融サービスを

香港・路面店舗重慶・店舗外観

プロミス成都

タイ・ショッピングセンター内店舗

プロミス深圳

[営業貸付金残高](億円)

2017年3月 2018年3月

■ 香港 ■ タイ ■ 中国本土

1,008

368

312

919

274

277

368

328

2019年3月

1,090

430

324

337

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与信管理と並んで大きな強みである債権管理のノウハウ

が当社の各事業を支えています。

当社の債権管理業務は管理センター、カウンセリング

センターおよび子会社のアビリオ債権回収が行っており、

それぞれが連携しながら最適な債権管理体制の構築を

目指しています。

「管理センター」は、お客さまへの各種ご案内やご返済に

関するご相談などの対応を行っています(金融事業の長期

延滞債権や保証事業の求償債権の管理・回収、和解利息

返還請求対応、法的対応など)。また、債権管理業務で

培ったノウハウを活かし、2018年4月に東京・大阪・福岡

の3カ所を拠点に「カウンセリングセンター」を新設し、お客

さまに寄り添った返済相談に特化する相談体制を構築

しました。 カウンセリングセンターでは、ご返済に関し、

お客さまが専門的な知識を持った社員と相談できる窓口と

して返済相談専用コール⦆を開設し、お客さまの支援に取り

組んでいます。お客さまとの会話を通じてご返済に関する

悩みに真正面から向き合い⦆、お客さまの状況やニーズを

把握した上で、解決に向けたご提案やご案内を行っています。

当社はお客さまの支援を通じて、お客さまから最高の信頼

を得られる、“真の返済相談”を追求しています。

アビリオ債権回収では、全国の金融機関などから小口・

大口債権を受託または買い取り、債権の管理・回収を

行うサービサー事業を展開しています。現在、銀行、信用

◎各事業を支える債権管理体制

[債権管理体制]

金庫をはじめとした2,100先を超える金融機関などとの

取引実績を有するとともに、全国5カ所の営業拠点を通じた

幅広いネットワークを持ち、事業活動を展開しています。

債権管理事業

管理センター

カウンセリングセンターアビリオ債権回収

保証事業

金融事業

債権の管理・回収 返済相談

お客さま

[アイデアの提案から実現するまでの流れ]

現在当社のホームページでは、「お客さまの声」がサービス向上に繋がった事例を紹介しています

当社は、お申込みからお借入れまでをスマートフォンで

完結できる「アプリローン」やコンビニエンスストアでの

入金受付代行サービスの提供など、創業以来、お客さま

の立場に立った対応を徹底し、CS向上に努めてきました。

2019年度は『一人ひとりのお客さまに適確に対応できる

態勢を確立し、 顧客ロイヤルティの獲得・向上を目指す』

との方針を掲げています。顧客ロイヤルティの獲得・向上

に繋がる顧客体験価値(CX)への取り組みを強化し、

全社一体となった実効性のあるCS活動を推進して

いきます。

2017年度から各部署にCSリーダーを設置しています。

CSリーダーは各部署において、日々の業務に根ざした

CS活動を推進し、その活動を組織横断的に発信する

役割を担っています。また、CSリーダー間の情報共有

や意見交換を通じて把握した情報や参考事例を各

部署のCS活動に取り入れ、浸透させていくことで、

CS意識の底上げを図り、実効性のあるCS活動の推進

に繋がるように取り組んでいます。CSリーダーを設置

することにより、組織全体のCS意識と取り組みが常に

共有し合える態勢を強化しています。

お客さま満足を追求したサービス向上への取り組み

CSリーダーの設置

お客さま満足を追求したサービス向上への取り組みに

ついては、2015年1月よりWeb社内報に「CSルーム」を

開設し、CS向上に繋がるアイデアや取り組み、お客さま

からいただいた「声」を掲載しています。社員により提案

されたアイデアは、社長を委員長とした経営会議メンバー

などで構成する「CS向上委員会」で協議され、システム

変更などのサービス向上や業務改善に向けた取り組み

へ反映しています。また、提案者を集めて、選ばれた

アイデアについての意見交換会やCSアカデミー※を

開催することで、より一層のCS向上意識に繋げています。

※異業種のCS活動や意識を学び、日常業務からは得られない新たな気付きや 自己課題を認識し、更なるCS 向上意識の浸透を図ることを目的としたセミナー

お客さま満足に向けた社内活動

Web社内報(CSルーム)

CS向上委員会(経営陣参加)

アイデアの実現/フィードバック

CS推進部

CSC O R P O R A T E A C T I V I T I E S

アイデアの提案

社 員

いつでも問い合わせができると助かる。

休日や夜遅くでも、お釣りが受け取れれば、使いやすくなりますね。

AIチャットサービスを導入し、いつでもホームページ上で“プーちゃん”が案内してくれるようになりました。

セブン-イレブンのレジや、nanacoへのチャージなどでお釣りの返金ができるようになりました。※ご利用には一定の条件がございます。

B U S I N E S S O U T L I N E

債権管理事業

債権管理事業では、債権の管理回収業務および子会社の

アビリオ債権回収によるサービサー事業を行っています。

ノウハウを活かして各事業の強化を

お客さまの声

お客さまの声

改善しました

改善しました

(2018年3月~実施)

(2018年10月~実施)

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CS/CSR/職場環境

コーポレート・ガバナンス

Page 9: 2018 corporate profile - SMBCコンシューマーファ …...CORPORATE PROFILE 2019 代表取締役社長 当社は1962年3月の設立以来、生活や暮らしの変化に合わせて、利便性・安全性の

お金に関する知識や判断力(金融リテラシー)を身に付けることは、私たちが

経済的に自立し、安心して暮らしていくために必要であり、政府による積極

的な取り組みが行われています。2013年、金融庁 金融経済教育研究会が

「最低限身に付けるべき金融リテラシー」の中で生活設計の重要性や社会的

責任について理解し、社会人として自立するための基礎的な能力を養う

「金融経済教育」を推進することを公表しています。さらに、金融リテラシーを

効率的・効果的に身に付けていくために、年齢・分野別の教育内容について

体系的にとりまとめた「金融リテラシー・マップ」により、金融経済教育の

意義・目的や今後の進め方などが示されました。

当社では、全国18カ所にあるお客様サービスプラザが主体となり、未来を

担う学生や地域の方々がお金に関する正しい知識を習得するとともに、

適切な判断ができるよう支援すべくPROMISE 金融経済教育セミナーを

2011年より開始し、のべ88万人を超える方々にご参加いただいています。

CSRC O R P O R A T E A C T I V I T I E S

金融リテラシー向上への取り組み

お客様サービスプラザとは

[お客様サービスプラザHP]http://www.promise-plaza.com/

地域のコミュニケーション拠点として社会やお客さまのニーズを感じ取り、それらにお応えするための地域に根ざした活動を

行っています。家計診断などのサービスの提供や、未来を担う学生や地域の方々に向けたお金に関する知識・判断力の習得支援、

また、地域の活性化に向けた積極的な取り組みを通して、社会とともに持続的に発展していくことを目指しています。

健全なコンシューマーファイナンス市場の形成

活気ある社会と笑顔で元気な人々の暮らしの実現

地球にやさしい事業活動の推進

当社のCSRとは、SMBCグループの一員として、安定した経営基盤の確立とコンプライアンスを徹底し、従業員一人ひとりが、あら

ゆるステークホルダーの課題解決に向けて「私たちだからできることは何か」を考え抜き、社会全体の持続的な発展に貢献して

いくことです。CSRの実践に向けた重要課題として「健全なコンシューマーファイナンス市場の形成」「活気ある社会と笑顔で元気

な人々の暮らしの実現」「地球にやさしい事業活動の推進」を設定しています。

当社のCSRについて

近年、加速度的にSDGsの重要性が増し、各国や各企業がSDGs達成に向けた取り組みを始めていますが、当社においても

全従業員向けのSDGs勉強会を実施し、2019年度SDGs計画の策定を行い、計画実行に向けた取り組みに着手しました。

今後もSMBCグループ一体となり、SDGs計画に基づいた事業を通じたCSR活動を推進していきます。

SDGs※への取り組み

※2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標

各部署にCSR推進リーダーを設置し、CSR推進リーダーから自部署メンバーへ環境負荷軽減の取り組みや

ごみ分別の徹底などの情報発信、CSR活動やEMS活動への参加呼びかけを行っています。

CSR推進リーダー選任による推進体制

「約束(プロミス)エッセー大賞」(主催:産経新聞社)に継続して協賛してい

ます。近年では、学生をはじめ幅広い年齢層の方々から6,000作品に

およぶご応募をいただき、2018年度には、地域や若者の活性化により貢献

するために「プロミス お客様サービスプラザ賞」を新設しました。

文化的な教育活動の支援

従業員が社会貢献をより身近に考え参加できる仕組みとして、社内募金制度

「約束の杜」※を通じ、未来を担う子どもたちのための児童養護施設助成事業

(全国児童養護施設協議会)や児童自立生活援助事業(全国自立援助ホーム

協議会)、聴導犬育成事業(社会福祉法人日本聴導犬協会)への支援、また、

売上の一部が日本聴導犬協会の支援になる「寄付型自動販売機」を社内

(東京、大阪、福岡)に設置し、継続的な支援活動を行っています。その他、

拠点周辺の清掃活動やSMBCグループのボランティア活動への参加など、

従業員による主体的な活動を継続的に実施しています。

当社は、2014年10月に環境方針を策定し、環境マネジメント

システムを構築しました。持続可能な社会の実現のため、

エコルールを通じた省エネルギー、省資源などへの取り組み

を継続しています。 また、デジタライゼーションによるお客さま

の利便性向上とともに、Web明細の普及、アプリローンの

積極的な展開によるカードレス取引の推進といった事業を

通じた環境への貢献に取り組んでいます。

社会貢献活動

※従業員が寄付先と月々の寄付金額を決定するマッチングギフト制度。従業員の給与から天引きで集めた  募金額に会社からも一定額を加えた総額を寄付先の団体へ寄付

15 16

会社概要

トップメッセージ

事業概要

SMBCグループ

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当社および当社グループ各社を取り巻く様々なリスクを

適切に管理・コントロールし、当社の組織運営の健全性

および適切性を維持し、継続的に企業価値を向上させる

べく、経営陣の積極的な関与のもとリスク管理態勢の

強化に取り組んでいます。

当社は、リスク管理委員会を設け、リスクを一元的に

把握し適切に対応するとともに、リスクが顕在化した場

合に全社横断的に機動的な対応を実施することにより、

健全な経営の維持、管理を図る態勢を整備しています。

また、リスクセンシティブな経営管理体制構築の一環

として、SMBCグループ共通の枠組みであるリスクアペ

タイト・フレームワークを段階的に導入し、経営管理体制

の高度化を推進しています。

リスク管理

コンプライアンス

当社では、反社会的勢力に対する基本方針※を定め、

反社会的勢力との関係を遮断する態勢を整備し、当社

に対する公共の信頼の維持および適切な業務運営の

確保に取り組んでいます。

※「反社会的勢力排除規程」を制定し、基本方針を宣言しています

反社会的勢力への対応

当社では災害発生時などの緊急時に迅速かつ適切

な対応を行うため、緊急時対策に関する規程類を整備

しています。また、災害時における業務継続あるいは

早期復旧を図るため、「業務継続計画」を制定して

おり、毎年実施している「BCP訓練」では大規模災害

(地震など)が発生した際の初動対応をはじめとする

各種訓練を実施し、そこで明らかになった課題などに

対する改善策を検討しながら、緊急時対策態勢の

整備を行っています。

BCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)

当社は、コンプライアンスの徹底を経営の最重要課題の

一つと位置付け、単に法令などの遵守に留まらず、社会

規範を含む、広く社会から支持される行動を確保するこ

ととし、社内規程や組織体制の整備、社内教育や継続的

な啓蒙活動を通じ、コンプライアンス態勢の充実と強化

に取り組んでいます。

組織体制としては、コンプライアンス統括部署である

リスク統轄部をはじめ、各事業部門においてはコンプライ

アンス推進部署、各部署においてはコンプライアンス

オフィサーが適切な法令等遵守態勢を維持するために活動

しています。また、これらの態勢および活動について、

独立的な立場から監査部、海外監査部および検査部が

定期的に監査を行い、適切性の検証を行っています。

また、法令などに違反する行為を早期に発見・是正する

ことにより、自浄作用を高めることを目的として、社内外

コーポレート・ガバナンスC O R P O R A T E G O V E R N A N C E

当社では、FATF※などの国際機関や関係国の要請、国内

および各国の法令などに基づき、マネー・ローンダリング

やテロ資金供与に関する規制違反を防止し、適切な

業務運営の確保に努めています。

※金融活動作業部会(Financial Action Task Force の略)

マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与への対策

に相談窓口を設置し、公益通報者保護法を踏まえた内部

通報体制の充実を図っています。

当社は、従業員を「人財」と位置付け、教育、処遇、

福利厚生という3つの観点から様々な制度を設け、

一人ひとりの能力を最大限に発揮できる職場環境

づくりを推進しています。人財育成においては「成長

を支援する」という考えのもと、社員教育に積極的

に取り組んでいます。そして『内外環境の変化・動向

から「今何が必要か」を察知し、「何をすべきか」を

熟考し、新たな価値創造に向けて、変革に挑戦

できる』人財の育成に取り組んでいます。

当社では、性別、年齢、国籍、障がいの有無、雇用形態などを

問わず、従業員一人ひとりが能力を発揮でき、働きがいを感じ

られるような職場環境の構築を目指しています。2016年4月

には採用・教育・ダイバーシティなどに関する機能を集約

した人財開発室にダイバーシティ推進グループを設置し、

ダイバーシティの理解浸透と更なる推進に取り組んでいます。

ダイバーシティ推進と働き方改革の実現に向け、「多種多様な

人財が活躍できる環境を構築する」を方針とし、様々な

施策を展開しています。例えば、時間や場所などの働き方の

選択ができる人事制度の導入のみならず、各部署のダイバー

シティ推進担当者が連携し、社員の意識改革や活躍の場の

整備といった取り組みを実施しています。こうした取り組みを

通じて、性別や世代を超えた多くの人財が仕事へのやりがい

や成長意欲を持ちながら働ける環境の構築を目指しています。

また、グローバル展開を行っている当社においては、語学習得

支援や国内外の社員に向けたトレーニー制度などを通じ、

グローバル人財の育成にも取り組んでいます。

今後も様々な価値観を持つ人財が働きやすい職場環境づくり

を行うことで、お客さまの多様なニーズを把握し、的確に応

えられるサービスの提供を目指していきます。

当社では、お客さま満足度の向上だけでなく、従業員満足度

の高い職場環境の実現に向けた取り組みを行っています。地域

限定職の導入や時短勤務の選択、産休・育休取得者に対する

情報提供や、復職に向けた支援セミナーの開催など、社員の

ライフイベントと仕事の両立支援を通じ、ワークライフバランス

の実現にも取り組んでいます。また、自己研鑽に励みたい社員

に向けて、貸金業務取扱主任者をはじめとする資格取得や、

スキル向上を支援する通信講座を導入しています。

さらに、福利厚生においては、それぞれのライフスタイルの変化

に合わせて利用できるカフェテリアプラン※1を導入するなど、

福利厚生メニューの量・質の充実を図っています。

EAP※2 体制の強化に向けては休職・復職対応、メンタルヘルス

教育の企画・推進、産業医・産業保健スタッフとの連携体制

の充実、保健室の設置、安全衛生委員会の開催など、多様な

活動を展開しています。

※1 加入対象となる社員に毎年ポイントを付与し、付与されたポイントの範囲内であらかじめ定められた  メニューを選択利用できる福利厚生の運用方式 ※2 従業員支援プログラム(Employee Assistance Programの略)

従業員に対する考え方ダイバーシティへの取り組み

従業員満足度向上に向けた取り組み

職場環境C O R P O R A T E A C T I V I T I E S

当社および当社グループ各社が信頼される企業市民として社会と共存共栄していくためには、コーポレート・ガバナンス

の強化が必要不可欠と考えています。そのため、コンプライアンス(倫理・法令遵守)を柱として、経営機能の強化並びに

内部統制・監査体制の整備を行うとともに、企業情報の迅速かつ公正な開示により、経営の効率性・健全性・透明性の

更なる向上に努めています。

コーポレート・ガバナンスに対する基本的な考え方

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●役員一覧

●組織図

金子 良平代表取締役社長 最高執行役員

内藤 良太取締役 常務執行役員

北角 誠英取締役 常務執行役員

伊大知 達也取締役 常務執行役員

中山 裕之取締役 常務執行役員

企画調査室

総合企画部

※2

管理センター

保証センター

監査部

海外監査部

※1 ※4※3

カウンセリングセンター

お客様サービスセンター

お客様サービスプラザ

金融営業推進部

金融事業部

内部管理室

検査部

事務統括部

基盤システム部

システム開発二部

システム開発一部

システム企画部

与信企画部

リスク統轄部

株主総会

取締役会

社 長

監査役

監査役室

中国業務室

海外事業部

お客様相談室

CS推進部

管財室

総務部

人財開発室

人事部

広報CSR部

内部統制室

経理部

債権管理事業部

保証事業部

事務センター

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社

(SMBC Consumer Finance Co., Ltd.)

1962年(昭和37年)3月20日

140,737百万円

株式会社三井住友フィナンシャルグループ 100%

〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目12番15号

TEL.03-3543-7100(代)

貸金業・保証業

関東財務局長(12)第 00615号

2,252名 ( 男性 1,255名、女性 997名)

平均年齢 40.9歳

951店 (有人店舗18店、自動契約機店舗(無人)933店)

日本貸金業協会

(社)日本クレジット協会

(社)日本経済団体連合会

商 号

設 立

資本金

株 主

本社所在地

事業内容

登録番号

従業員

店 舗

加盟団体

※本社所在地 : 歌舞伎座タワー(22 階~29 階) 協力 : 松竹(株)・(株)歌舞伎座

(2019年3月末現在)

…大阪市に関西金融設立

…関西プロミスに商号変更

…PC(プロミスチェック)システムによる消費者金融業を開始

…東京プロミスが発足、東京進出を果たす

…関西プロミスと東京プロミスが合併、社名をプロミストラストに変更

…業界初のコンピュータシステム稼動

…プロミスに商号変更

…業界初の自動与信システム稼動

…貸金業規制法に基づく貸金業者の登録を完了

…台湾にて良京實業を開業

…香港にて PROMISE(HONG KONG)を開業

  当社初の海外での消費者金融業進出

…日本証券業協会に株式を店頭登録

…東京証券取引所の市場第二部に上場

…IT事業を行う子会社ネットフューチャーを設立

…東京証券取引所の市場第一部に上場

…三和銀行(現 三菱 UFJ 銀行)、アプラス、

 プロミスとの合弁会社モビット(現 SMBCモビット)を設立

 (同年9月営業開始)

…パル債権回収(現 アビリオ債権回収)設立

…三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMFG)と

 広範な業務提携および資本提携で合意(契約締結は同年9月)

…三井住友銀行の100%子会社であったアットローンを

 当社の連結子会社へ変更

…タイにて PROMISE(THAILAND)を開業

…三洋信販を買収

…中国・深圳市にて PROMISE(SHENZHEN)を開業

…三洋信販を吸収合併

…アットローンを吸収合併

…中国・瀋陽市にて PROMISE(SHENYANG)を開業

…SMFGによる当社の連結子会社化

…上場廃止

…SMFGによるプロミスの完全子会社化

…プロミスをSMBCコンシューマーファイナンスに商号変更

…中国・深圳市にて Promise Consulting Service(Shenzhen)を開業

…中国・天津市にて PROMISE(TIANJIN)を開業

…中国・重慶市にて PROMISE(CHONGQING)を開業

…中国・成都市にて PROMISE(CHENGDU)を開業

…中国・武漢市にて PROMISE(WUHAN) を開業

…モビットを完全子会社化

…中国・上海市にて PROMISE(SHANGHAI)を開業

…台湾にて普羅米斯資産管理を開業

…ネットフューチャーを吸収合併

…モビットをSMBCモビットに商号変更

●会社沿革

会社概要C O R P O R A T E I N F O R M A T I O N

1962年3月

1963年2月

4月

1969年1月

1974年1月

6月

1980年1月

1983年8月

1984年 1月

1989年 9月

1992年7月

1993年 9月

1994年12月

1996年 5月

9月

2000年 5月

2001年 3月

2004 年6月

2005年 1月

10月

2007年 9月

2010年 7月

10月

2011年 4月

5月

12月

2012年3月

4月

7月

8月

2013年 3月

    9月

    12月

    12月

2014年 3月

10月

2015年 4月

2016年 10月

2017年 12月

海外事業部門

債権管理事業部門

コーポレート部門

金融事業部門

保証事業部門

取締役 田村 直樹

常勤監査役 小野 保子

常勤監査役 中山 孝一

監査役 森川 禎一

取締役 執行役員 小川 雅史

取締役 執行役員 渕上 哲二

※1 東日本・西日本お客様サービスセンターの2センター※2 札幌・仙台・大宮・千葉・新橋・新宿・横浜・金沢・名古屋・京都・梅田・なんば・神戸・広島・松山・福岡・鹿児島・那覇お客様サービスプラザの18 プラザ※3 管理第一・管理第二センターの2センター※4 保証センター(東京・福岡)の2センター

取締役 執行役員 舩津 典

吉永 健二郎執行役員

執行役員 乾 勝治

執行役員 市川 英雄

加藤 博史執行役員

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社 名 設 立 事業内容

連結業績ハイライトF I N A N C I A L H I G H L I G H T S

グループ会社一覧G R O U P C O M P A N I E S

2000年5月

1999年3月

1992年2月

1989年8月

2014年4月

2004年3月

2007年5月

2010年12月

2012年7月

2012年12月

2013年8月

2013年11月

2013年11月

2014年5月

消費者金融業

債権管理回収業

消費者金融業

債権管理回収業

債権管理受託回収業

消費者金融業

小額貸付事業(消費者金融業)

小額貸付事業(消費者金融業)

業務受託・システム開発/運用

小額貸付事業(消費者金融業)

小額貸付事業(消費者金融業)

小額貸付事業(消費者金融業)

小額貸付事業(消費者金融業)

小額貸付事業(消費者金融業)

株式会社 SMBCモビット

アビリオ債権回収株式会社

PROMISE(HONG KONG)CO.,LTD.

良京實業股份有限公司

普羅米斯資産管理股份有限公司

PROMISE(THAILAND)CO.,LTD.

PROMISE(SHENZHEN)CO.,LTD.

PROMISE(SHENYANG)CO.,LTD.

Promise Consulting Service(Shenzhen)Co.,Ltd.

PROMISE(TIANJIN)CO.,LTD.

PROMISE(CHONGQING)CO.,LTD.

PROMISE(CHENGDU)CO.,LTD.

PROMISE(WUHAN)CO.,LTD.

PROMISE(SHANGHAI)CO.,LTD.

(億円)

●営業収益

(億円)

(億円)

●営業貸付金残高

(億円)

(億円)(億円/%)

●経常利益/当期純利益 ●総資産

●純資産/自己資本比率

2018年3月 2019年3月 2018年3月 2019年3月

2018年3月 2019年3月 2018年3月 2019年3月

2018年3月 2019年3月 2018年3月 2019年3月

13,340

2017年3月 2017年3月

2017年3月

2017年3月

2,588 10,746

12,438

8,059

●有利子負債

2,818 11,571

8,363

462

3,323

450

2017年3月

674

1,113

■純資産 ■自己資本比率

■経常利益 ■当期純利益

2017年3月

8,462

2,5992,841

12,901

11,1562,737

359245

24.920.9 22.0

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