2009 Summer Lt
Transcript of 2009 Summer Lt
Velocityを実践して失敗した中内 章一
告知
• toRuby (とちぎRuby)
• Ruby会議2009で、イベントやります。
• タイムテーブルには出てません。
中内 章一
• グループリーダー
• 5人以上10人以下
• 仕事取りと進行役
• コードは書いてない
• 購入しました
• 人に借りずに、、、
ヘビ~~~~
• 字が細かくて辛い(不惑の40代)
• 気合いが感じられる
本の中の
• Velocityに興味を持った。
今日は
• Velocityをチームで実践した話
• 残念ながら、使えなかった
• プラクティス寿命
• 計れそう
計画ゲーム
• 2週間に一度、実施するようにした
• かれこれ、3アイテムx3イテレーション
計画の視点
• わからないことを、わかるようにする
• 見積もりの幅が狭くなる感じ
見積もりの幅
• “Velocity”という言葉
で、さっそく
• 終わったタスクのVelocityを出してみた
• 見積もり(ポイント)と、実際にかかった日数から出した
• 1ポイントとは、1日でできる量
うちのNさん
• 30代前半
• うちに来て、3年近く
• 1ポイント消化に3日間
計画時に
• 「Nさんは1日に0.3ポイントくらいですね」
• 顔が曇るNさん
• しまった、と思ったがもう遅い
でも、正確な見積もり?
• 3回の計画で、3回とも1ポイント/3日
• 「毎度、0.3ポイントなんて、ちょー正確な見積もりじゃないですか」
0
1
1 2 3 4 5
Nさんには
• 取り繕っているだけ、、、
Nさんの気持ち
• 1point/1day以下だった、マイナスの感情
• でも2point/1dayでも同じこと
• 「これまでは・・・ですよね」
そもそも
• 何のために見積もりを出してるんだろう?
• 顧客提示のための基礎資料
あとどのくらい? を知る
• 今ある問題をどう解決する、ということだけ
• 過去を見てわかるものではない
• Velocity、使い道が無い
似たものに
• バーンダウンチャート
バーンダウンチャート
• 明確になった不明点の数分、減ることになる
• その減った分の時間推移
• 良い見える化のツール
しかし、、、
• 過去のトレンドを見てしまいたくなる
• そこから着地点を探したり
• 昨日の予想と今日のが違うと、、、
うちのグループでは
• バーンダウンチャート、やめました
• メンバー → 「なんのためのチャート?」
どちらも使い続けると
• メンバーの信頼を失いかねない
やってみてわかったこと
• 時間あたりに嫌われる量と
• 長続きするかどうか(寿命)には
• 相関がありそう
うまくいかないプラクティス
• 顔が曇ったり
• やる理由を言えない
Velocity
• 3イテレーションで一人に嫌われた
バーンダウンチャート
• 5イテレーション目で一人
• 6イテレーション目で一人
なんとなく、
• Velocityの方が長寿?
グラフでわかるように
• 右に下降しているものは
• 遅かれ早かれ、使われなくなる
• トレンドなんてどうでもよくて、
臭いを嗅ぎ分ける
• やる前でも
• やった後でも
• 変な臭いに瞬時に気付ける感覚を持つ
それを養うには
• やっている人が困ると自分も困る立場
• その経験
• コンテキスト??
結論は
• ソフト開発もプロセス検討も
• やったその場
• 近い将来
• 見つけて行くもの、嗅ぎ分けるもの
今日は
• Velocityを導入して、うまくいかなかった
• Velocityって必要なの?
• 要らないものには傾向がある
• 実際やってみないとダメ
toRuby
• 7月17日、Ruby会議2009で勉強会
• Ruby会議のタイムテーブルには載ってない!!
• 8~9月、拡大版toRubyを開催予定
• 那須方面でプログラミングまだな人!!