Post on 30-Jun-2015
自社オリジナルERPサービス
「CAM MACS」をデータセンターからAWSに移行した話
第9回JAWS-UG福岡セミナー + e-ZUKA Tech Night Vol.15
2013/08/01
自己紹介
名前: 松崎 学
所属: 株式会社キャム http://www.cam-net.co.jp/
(SaaSでERPサービスを提供中)
Twitter: matsumana
最近のお仕事:Javaプログラマ、サーバエンジニア
最近の興味: Perl, Ruby, Python, JavaSE8, JavaEE7, Haskell, Erlang
Fluentd, Riak, Hadoop, Asakusa Framework, AWS
ERPって何?企業には様々な部署や業務がありますが、それらを統合管理して、経営を支援するためのシステムだと思ってもらえば
良いと思います。マスタやデータも全て統合管理されます。
例えば、販売管理システムで売上登録すれば財務システムにも仕訳データが出来たりします。
弊社のサービス範囲
受発注
購買債務
販売債権
製造
物流在庫
原価計算
財務会計
管理会計
工事・保守管理
CRM
店舗管理
などなど(順次拡大中)
弊社サービスが止まるとどうなるのか?
お客様の業務が停止する
受注登録できない
発注できない
商品が出荷できない
仕入先への支払ができない
などなど
例えば
サービス停止は絶対に許されない
2007年11月からデータセンターで運用開始
2013年06月からAWSで運用開始
現在、数社稼働しています
2012年11月にまずは社内サーバをAWSへ移行しました
データセンターで稼働中の分も今後全てAWSへ移行
なぜデータセンターからAWSに移行したのか?
何が問題だったのか?
弊社の受注が好調でサーバ増強が間に合わない\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
ITインフラエンジニア不足
LBなどの設定変更が夜間の一発本番(検証機なし)
ハードウェアの老朽化による故障が増えてきた
お客様が増える毎にサービス時間が伸びていき、深夜のメンテ可能時間が足りなくなってきた。
スイッチ、LBの性能不足への懸念
次世代インフラの要件
安く(インフラ費用増 = 弊社の利益減)
現状のインフラと同等の処理速度(レスポンスが悪くなるとお客様から電話が・・・)
将来的にサーバ台数は数百台となる事は確実
インフラの作業の省力化Chef, Vagrant, serverspec, Fluentd, GrowthForecast
構成図https://cacoo.com/diagrams/
XWZhxYkAmhQbkpo9
構成図の補足説明
ELBは使ってません(DNSラウンドロビン)
業務系なので、急激なアクセス増加はない。ApacheでリバースプロキシしていてELBに切り替える必要性が今のところなかった。
基本的に構成はそのまま踏襲(Multi-AZにしたくらい)
EC2インスタンス障害時は前日のスナップショットから戻す
サーバの追加は、さらのAMI+Chefで構築(CDPのStampパターンは数が増えると破綻しそう)
弊社ではエンジニアを大絶賛募集中です!ご興味があればぜひよろしくお願いしますm(_ _)m
詳しくは「CAM MACS」で検索してください。